JP2003136508A - チョップカッター - Google Patents
チョップカッターInfo
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- JP2003136508A JP2003136508A JP2001333246A JP2001333246A JP2003136508A JP 2003136508 A JP2003136508 A JP 2003136508A JP 2001333246 A JP2001333246 A JP 2001333246A JP 2001333246 A JP2001333246 A JP 2001333246A JP 2003136508 A JP2003136508 A JP 2003136508A
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- raw meat
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ハンド部22aを下方向へ下げ始める
と、回動軸32を中心に握り部22も下方向へ回動を始
める。それにより、軸受22bの連結部材33が引かれ
て、長孔24a,25aの上方に待機していた上下軸3
1が下方向に引かれ、上下軸31に固着された爪部材2
1が下降していき、肉原木Mに突刺されて保持歯26と
により確実に突刺される。 【課題】 爪部材の爪先は円弧状にではなく、上下方向
に動き、肉原木の端部が小さかったり丸い形状の肉原木
であっても、爪先が滑らずに刺さり、爪部材の表側部分
が肉原木を切断部の方向へ押し出すことがない。
と、回動軸32を中心に握り部22も下方向へ回動を始
める。それにより、軸受22bの連結部材33が引かれ
て、長孔24a,25aの上方に待機していた上下軸3
1が下方向に引かれ、上下軸31に固着された爪部材2
1が下降していき、肉原木Mに突刺されて保持歯26と
により確実に突刺される。 【課題】 爪部材の爪先は円弧状にではなく、上下方向
に動き、肉原木の端部が小さかったり丸い形状の肉原木
であっても、爪先が滑らずに刺さり、爪部材の表側部分
が肉原木を切断部の方向へ押し出すことがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉原木に当接する
当接板と、当接した肉原木に突刺する爪部材と、該爪部
材を回動させて肉原木に押圧させる握り部とを備える把
持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾
玉状刃物により所望厚みの肉片を切断するチョップカッ
ターに関する。
当接板と、当接した肉原木に突刺する爪部材と、該爪部
材を回動させて肉原木に押圧させる握り部とを備える把
持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾
玉状刃物により所望厚みの肉片を切断するチョップカッ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からチョップカッターは、肉原木に
当接する当接板と、当接した肉原木に突刺する爪部材
と、該爪部材を回動させて肉原木に押圧させる握り部と
を備える把持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向へ搬
送し、所望厚みに該勾玉状刃物により切断するチョップ
カッターが知られる。
当接する当接板と、当接した肉原木に突刺する爪部材
と、該爪部材を回動させて肉原木に押圧させる握り部と
を備える把持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向へ搬
送し、所望厚みに該勾玉状刃物により切断するチョップ
カッターが知られる。
【0003】このチョップカッターの爪部材は、肉原木
に突刺する爪部材の基端が回動自在に基枠に軸支され、
それと同軸のカムに、操作部のハンドル基端に設けられ
たカムが噛み合わせられて、ハンドルを下方向に回動さ
せると爪部材も下方向へ回動するように構成されてい
る。そして、利用者の経験則から得られる個々の要望に
合わせて、肉原木に突刺しやすい爪部材の形状や回動角
度を細かく調整していた。
に突刺する爪部材の基端が回動自在に基枠に軸支され、
それと同軸のカムに、操作部のハンドル基端に設けられ
たカムが噛み合わせられて、ハンドルを下方向に回動さ
せると爪部材も下方向へ回動するように構成されてい
る。そして、利用者の経験則から得られる個々の要望に
合わせて、肉原木に突刺しやすい爪部材の形状や回動角
度を細かく調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記チ
ョップカッターの爪部材は回動されて、爪先を円弧状に
動かすために、肉原木の端部が小さかったり丸い形状で
あったりすると爪先が滑って刺さらずに、爪部材の凸状
に形成された表側部分が肉原木を切断部の方向へ押し出
してしまうことがある。
ョップカッターの爪部材は回動されて、爪先を円弧状に
動かすために、肉原木の端部が小さかったり丸い形状で
あったりすると爪先が滑って刺さらずに、爪部材の凸状
に形成された表側部分が肉原木を切断部の方向へ押し出
してしまうことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題に解
決するために鑑みてなされたものであり、請求項1に係
る発明は、肉原木に当接する当接板と、当接した肉原木
に突刺する爪部材と、該爪部材を肉原木に手動又は駆動
装置により押圧する加圧部とを備える把持部を有して、
肉原木を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾玉状刃物により
所望厚みの肉片を切断するチョップカッターにおいて、
該加圧部により押圧された該爪部材の爪先が、刃物側へ
の搬送方向に対し直交方向へ移動して肉原木に垂直に突
刺されることを特徴とするチョップカッターである。こ
れにより、爪部材の爪先は、肉原木の搬送方向に対して
垂直に移動して肉の上を滑らずに的確に突刺して肉原木
を保持できるので、従来のように突刺できないことや、
爪部材の表側部分で肉原木を押し払うことが無い。特
に、加圧部が流動体ポンプ、例えばエアシリンダ装置の
ような場合、ピストンの移動方向が直線上であるので、
爪部材の刃先の移動方向と同軸に流動体ポンプを取り付
け、又はリンク部材を介して刃物側への搬送方向と平行
に若しくは把持部内への収納効率が高い角度に、流動体
ポンプを取り付けることができる。これにより、肉原木
を載置台に載せて固定させる作業が自動化できるので、
複数の肉原木の交換を自動化したチョップカッターが提
供できる。
決するために鑑みてなされたものであり、請求項1に係
る発明は、肉原木に当接する当接板と、当接した肉原木
に突刺する爪部材と、該爪部材を肉原木に手動又は駆動
装置により押圧する加圧部とを備える把持部を有して、
肉原木を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾玉状刃物により
所望厚みの肉片を切断するチョップカッターにおいて、
該加圧部により押圧された該爪部材の爪先が、刃物側へ
の搬送方向に対し直交方向へ移動して肉原木に垂直に突
刺されることを特徴とするチョップカッターである。こ
れにより、爪部材の爪先は、肉原木の搬送方向に対して
垂直に移動して肉の上を滑らずに的確に突刺して肉原木
を保持できるので、従来のように突刺できないことや、
爪部材の表側部分で肉原木を押し払うことが無い。特
に、加圧部が流動体ポンプ、例えばエアシリンダ装置の
ような場合、ピストンの移動方向が直線上であるので、
爪部材の刃先の移動方向と同軸に流動体ポンプを取り付
け、又はリンク部材を介して刃物側への搬送方向と平行
に若しくは把持部内への収納効率が高い角度に、流動体
ポンプを取り付けることができる。これにより、肉原木
を載置台に載せて固定させる作業が自動化できるので、
複数の肉原木の交換を自動化したチョップカッターが提
供できる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、加圧部が手
動による握り部となったチョップカッターであって、肉
原木に当接する当接板と、当接した肉原木に突刺する爪
部材と、該爪部材を回動させて肉原木に押圧させる握り
部とを備える把持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向
へ搬送し、該勾玉状刃物により所望厚みの肉片を切断す
るチョップカッターにおいて、該爪部材を固定する枢軸
を上下方向へ摺動可能に取り付けるとともに、該枢軸に
基端を固定された連結部材の先端を該握り部に軸支させ
たことを特徴とするチョップカッターである。これによ
り、爪部材の爪先は、手動固定であっても肉原木の搬送
方向に対して垂直に移動して肉の上を滑らずに的確に且
つ十分な押圧力で突刺して肉原木を保持できるので、従
来のように突刺できないことや、爪部材の表側部分で肉
原木を押し払うことが無い。特に、爪部材を固定する枢
軸を、基枠側板に設けた長孔に上下方向へ摺動可能に取
り付けるとともに、該枢軸に基端を固定された連結部材
の先端を該握り部の回動中心の近傍に軸支させることに
より、構造が簡単で清掃も簡単なチョップカッターを提
供できる。
動による握り部となったチョップカッターであって、肉
原木に当接する当接板と、当接した肉原木に突刺する爪
部材と、該爪部材を回動させて肉原木に押圧させる握り
部とを備える把持部を有して、肉原木を勾玉状刃物方向
へ搬送し、該勾玉状刃物により所望厚みの肉片を切断す
るチョップカッターにおいて、該爪部材を固定する枢軸
を上下方向へ摺動可能に取り付けるとともに、該枢軸に
基端を固定された連結部材の先端を該握り部に軸支させ
たことを特徴とするチョップカッターである。これによ
り、爪部材の爪先は、手動固定であっても肉原木の搬送
方向に対して垂直に移動して肉の上を滑らずに的確に且
つ十分な押圧力で突刺して肉原木を保持できるので、従
来のように突刺できないことや、爪部材の表側部分で肉
原木を押し払うことが無い。特に、爪部材を固定する枢
軸を、基枠側板に設けた長孔に上下方向へ摺動可能に取
り付けるとともに、該枢軸に基端を固定された連結部材
の先端を該握り部の回動中心の近傍に軸支させることに
より、構造が簡単で清掃も簡単なチョップカッターを提
供できる。
【0007】また、請求項3に係る発明は、チョップカ
ッターの当接板を、肉原木搬送方向に対し移動可能にす
るとともに、任意位置で固定可能としたチョップカッタ
ーである。これにより、当接板に接触する肉原木の端部
が丸みを帯びているような場合でも、爪部材の爪先を突
刺する位置を深くするために当接板の位置を把持部側に
寄せることにより、突刺位置をより平らで容易にさせる
位置に変更できる。爪部材は単に回動するだけの従来の
ようなチョップカッターでも良いが、請求項2に係るチ
ョップカッターのような爪先が垂直に移動する把持部
と、移動できる当接板との組合せにより、爪部材の掛か
りが悪い時に、肉原木の端部を切断する作業をすること
なく、当接板の調整により爪部材の掛かり易い肉原木の
位置を調整できる。
ッターの当接板を、肉原木搬送方向に対し移動可能にす
るとともに、任意位置で固定可能としたチョップカッタ
ーである。これにより、当接板に接触する肉原木の端部
が丸みを帯びているような場合でも、爪部材の爪先を突
刺する位置を深くするために当接板の位置を把持部側に
寄せることにより、突刺位置をより平らで容易にさせる
位置に変更できる。爪部材は単に回動するだけの従来の
ようなチョップカッターでも良いが、請求項2に係るチ
ョップカッターのような爪先が垂直に移動する把持部
と、移動できる当接板との組合せにより、爪部材の掛か
りが悪い時に、肉原木の端部を切断する作業をすること
なく、当接板の調整により爪部材の掛かり易い肉原木の
位置を調整できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。ここで、図1は本発明に係るチョップカ
ッターの概要を示す説明図である。10は本発明に係る
チョップカッターであって、該チョップカッター10に
は、回転しながら肉原木Mの端部から所定幅に切り落と
していく勾玉状刃物11と、該刃物11の横に開口し、
肉原木を載置する溝形状の載置台12と、肉原木の後端
を挟持して刃物方向に押し出す把持部13と、刃物11
により切り落とされた肉片を集め、ベルトコンベヤーな
どと連結される取り出し口14と、設定値を入力できる
操作盤15とを備えている。そして、把持部13は、肉
原木Mの後端部に当接する当接板20と、当接した肉原
木Mに上方から突刺する爪部材21と、その爪部材21
を回動させて肉原木に押圧させる加圧部としての握り部
22と、肉原木Mが当たっても内部機構を保護する爪部
材カバー23とを備え、内蔵された搬送部材に連結され
た把持部13は、肉原木Mを勾玉状刃物11の方向へ搬
送することができる。そして、チョップカッター10の
回転に同期させて、載置台12の上に置かれた肉原木M
を把持部13が所望厚み分、取り出し口14から押し出
すことにより、肉原木Mから肉片がチョップカッター1
0で切り落とされ、ベルトコンベヤ上に回収されてい
く。勾玉状刃物11や、載置台12、取り出し口14に
は衛生面と安全面を配慮したカバー11a、12a、1
4aが各々取り付けられ、清掃が行いやすいように、蓋
や、カバー自体が大きく開口するための機構が備えられ
ている。
図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。ここで、図1は本発明に係るチョップカ
ッターの概要を示す説明図である。10は本発明に係る
チョップカッターであって、該チョップカッター10に
は、回転しながら肉原木Mの端部から所定幅に切り落と
していく勾玉状刃物11と、該刃物11の横に開口し、
肉原木を載置する溝形状の載置台12と、肉原木の後端
を挟持して刃物方向に押し出す把持部13と、刃物11
により切り落とされた肉片を集め、ベルトコンベヤーな
どと連結される取り出し口14と、設定値を入力できる
操作盤15とを備えている。そして、把持部13は、肉
原木Mの後端部に当接する当接板20と、当接した肉原
木Mに上方から突刺する爪部材21と、その爪部材21
を回動させて肉原木に押圧させる加圧部としての握り部
22と、肉原木Mが当たっても内部機構を保護する爪部
材カバー23とを備え、内蔵された搬送部材に連結され
た把持部13は、肉原木Mを勾玉状刃物11の方向へ搬
送することができる。そして、チョップカッター10の
回転に同期させて、載置台12の上に置かれた肉原木M
を把持部13が所望厚み分、取り出し口14から押し出
すことにより、肉原木Mから肉片がチョップカッター1
0で切り落とされ、ベルトコンベヤ上に回収されてい
く。勾玉状刃物11や、載置台12、取り出し口14に
は衛生面と安全面を配慮したカバー11a、12a、1
4aが各々取り付けられ、清掃が行いやすいように、蓋
や、カバー自体が大きく開口するための機構が備えられ
ている。
【0009】図2はチョップカッターの肉原木Mを保持
する把持部13の平面図(a)と、そのA−A線におけ
る断面図(b)である。把持部13は、左右の側板2
4,25と、先端に肉原木Mに下方から突刺する保持歯
26を列設した底板27と、平面図には図示を省力さ
れ、後方へ握り部22の保持部材28を設けた天板29
とで基枠が構成され、底板27の横には、連結されて搬
送される把持部13の自重を支え、載置台12を回動す
る車輪30が取り付けられている。先端を鉤状とした爪
部材21の基端は上下軸31に固定され、上下軸31の
両端は側板24,25に上下方向へ穿設された長孔24
a,25aに上下動可能に取り付けられている。一方、
先端に作業員が手にするハンド部22aを備えた握り部
22の基端は回動軸32に固定され、回動軸32の両端
は軸受32aを介して側板24,25の内面に取り付け
られている。また、握り部22の基端側には、回動軸3
2の軸中心と平行な軸受22bが取り付けられ、その軸
受22bには連結棒材33aが嵌挿され、その両端に、
基端を上下軸31に固着された2本の連結部材33の先
端がボルトにより固定されている。
する把持部13の平面図(a)と、そのA−A線におけ
る断面図(b)である。把持部13は、左右の側板2
4,25と、先端に肉原木Mに下方から突刺する保持歯
26を列設した底板27と、平面図には図示を省力さ
れ、後方へ握り部22の保持部材28を設けた天板29
とで基枠が構成され、底板27の横には、連結されて搬
送される把持部13の自重を支え、載置台12を回動す
る車輪30が取り付けられている。先端を鉤状とした爪
部材21の基端は上下軸31に固定され、上下軸31の
両端は側板24,25に上下方向へ穿設された長孔24
a,25aに上下動可能に取り付けられている。一方、
先端に作業員が手にするハンド部22aを備えた握り部
22の基端は回動軸32に固定され、回動軸32の両端
は軸受32aを介して側板24,25の内面に取り付け
られている。また、握り部22の基端側には、回動軸3
2の軸中心と平行な軸受22bが取り付けられ、その軸
受22bには連結棒材33aが嵌挿され、その両端に、
基端を上下軸31に固着された2本の連結部材33の先
端がボルトにより固定されている。
【0010】次に、図2(b)に2点鎖線で示す肉原木
に対し爪部材の開放状態から、実線で示す肉原木固定状
態までを説明する。作業員が肉原木Mを一端が保持歯2
6に突刺するように載置台12に載置し、ハンド部22
aを下方向へ下げ始めると、回動軸32を中心に握り部
22も下方向へ回動を始める。それにより、軸受22b
の連結部材33が引かれて、長孔24a,25aの上方
に待機していた上下軸31が下方向に引かれ、上下軸3
1に固着された爪部材21が下降していき、肉原木Mに
突刺されて保持歯26とにより確実に突刺される。この
場合、爪部材21の軌跡は長孔24a,25aの長手方
向と同じになり、肉原木Mに対して垂直に突刺されてい
くので、従来のように爪先が肉表面を滑りにくく、確実
に上下方向から突刺が行われる。ここで、垂直とは90
度に限定するものではなく、機械的又は組み立て誤差に
よりほぼ90度の場合も含み、軌跡についても幾何学的
直線だけではなく、ほぼ直線状の場合も含んでいる。ま
た、軸受22bの回動距離に対し上下軸31の移動距離
が大きいリンク構造となっているので、小さい力でも肉
原木の固定が行えるので、非力な女性や年配の方でも作
業が行える。一方、(b)正面図に実線で示す突刺位置
において、回動軸32とハンドル部22aとを結ぶ線よ
り上方に連結棒材33aが位置し、また、連結棒材33
aより連結部材33の先にある上下軸31が上方に位置
するので、突刺状態を開放しようと握り部22を上方向
に作業員が持ち上げると、既に説明した手順とは逆に動
作することが可能となり突刺状態を開放することがで
き、最後にV字状に折り曲げた保持部材28に握り部2
2を係合させて保持させる。この保持部材28について
は、握り部22が自重で降下しないように支える構造の
ものでよく、他に鉤状ピンで係合させたり、2部材間に
握り部22を挟持させたり、長孔24aの上方に嵌挿し
て上下軸31の下降を抑制したり、爪部材カバー23の
間に嵌挿して爪部材21の下降を抑制したりする構造で
もよい。
に対し爪部材の開放状態から、実線で示す肉原木固定状
態までを説明する。作業員が肉原木Mを一端が保持歯2
6に突刺するように載置台12に載置し、ハンド部22
aを下方向へ下げ始めると、回動軸32を中心に握り部
22も下方向へ回動を始める。それにより、軸受22b
の連結部材33が引かれて、長孔24a,25aの上方
に待機していた上下軸31が下方向に引かれ、上下軸3
1に固着された爪部材21が下降していき、肉原木Mに
突刺されて保持歯26とにより確実に突刺される。この
場合、爪部材21の軌跡は長孔24a,25aの長手方
向と同じになり、肉原木Mに対して垂直に突刺されてい
くので、従来のように爪先が肉表面を滑りにくく、確実
に上下方向から突刺が行われる。ここで、垂直とは90
度に限定するものではなく、機械的又は組み立て誤差に
よりほぼ90度の場合も含み、軌跡についても幾何学的
直線だけではなく、ほぼ直線状の場合も含んでいる。ま
た、軸受22bの回動距離に対し上下軸31の移動距離
が大きいリンク構造となっているので、小さい力でも肉
原木の固定が行えるので、非力な女性や年配の方でも作
業が行える。一方、(b)正面図に実線で示す突刺位置
において、回動軸32とハンドル部22aとを結ぶ線よ
り上方に連結棒材33aが位置し、また、連結棒材33
aより連結部材33の先にある上下軸31が上方に位置
するので、突刺状態を開放しようと握り部22を上方向
に作業員が持ち上げると、既に説明した手順とは逆に動
作することが可能となり突刺状態を開放することがで
き、最後にV字状に折り曲げた保持部材28に握り部2
2を係合させて保持させる。この保持部材28について
は、握り部22が自重で降下しないように支える構造の
ものでよく、他に鉤状ピンで係合させたり、2部材間に
握り部22を挟持させたり、長孔24aの上方に嵌挿し
て上下軸31の下降を抑制したり、爪部材カバー23の
間に嵌挿して爪部材21の下降を抑制したりする構造で
もよい。
【0011】当接板20は、平面ではコ字状に形成さ
れ、折り曲げた両端部が左右の側板24,25の外側に
嵌められ、その両端に穿設された長孔20aを挿通して
ボルト20bが側板24,25に螺着されているので、
肉原木搬送方向に対し移動可能にするとともに、ボルト
20bを緩め当接板20を移動させてボルト20bを締
め直すことにより任意位置における固定が可能となっ
た。これにより、当接板に接触する肉原木の端部が丸み
を帯びているような場合でも、爪部材21の爪先を突刺
する位置を深くするために当接板20の位置を把持部側
に寄せることにより、突刺位置をより平らで容易にさせ
る位置に変更できる。特に、爪先が垂直に移動する把持
部と、移動できる当接板との組合せにより、従来は爪部
材の掛かりが悪い端部形状の肉原木であっても、肉原木
を降ろして端部を切断し直して整形する作業を必要とせ
ず、当接板の位置調整により上下動する爪部材の掛かり
易い肉原木の位置を簡単に調整できる。
れ、折り曲げた両端部が左右の側板24,25の外側に
嵌められ、その両端に穿設された長孔20aを挿通して
ボルト20bが側板24,25に螺着されているので、
肉原木搬送方向に対し移動可能にするとともに、ボルト
20bを緩め当接板20を移動させてボルト20bを締
め直すことにより任意位置における固定が可能となっ
た。これにより、当接板に接触する肉原木の端部が丸み
を帯びているような場合でも、爪部材21の爪先を突刺
する位置を深くするために当接板20の位置を把持部側
に寄せることにより、突刺位置をより平らで容易にさせ
る位置に変更できる。特に、爪先が垂直に移動する把持
部と、移動できる当接板との組合せにより、従来は爪部
材の掛かりが悪い端部形状の肉原木であっても、肉原木
を降ろして端部を切断し直して整形する作業を必要とせ
ず、当接板の位置調整により上下動する爪部材の掛かり
易い肉原木の位置を簡単に調整できる。
【0012】爪部材カバー23は、爪部材21の上方
に、且つ爪部材21,21同士の間に取り付けられ、両
端は側板24,25等の上辺に架設されている。これに
より、肉原木Mを載置台12に置く時に、誤って端部が
爪部材21に当たってしまい爪部材21が破損すること
を防ぐことができる。なお、爪部材カバー23は側板2
4,25の間に設けられているが、平面図(a)では部
分破断して図示を省略している。34は駆動連結部材で
あって、内蔵された搬送部材に連結されて、把持部13
をチョップカッター10の回転に同期させて押し出し、
把持部13が挟持した肉原木Mを所望厚み分、取り出し
口14で切り落とすことになる。
に、且つ爪部材21,21同士の間に取り付けられ、両
端は側板24,25等の上辺に架設されている。これに
より、肉原木Mを載置台12に置く時に、誤って端部が
爪部材21に当たってしまい爪部材21が破損すること
を防ぐことができる。なお、爪部材カバー23は側板2
4,25の間に設けられているが、平面図(a)では部
分破断して図示を省略している。34は駆動連結部材で
あって、内蔵された搬送部材に連結されて、把持部13
をチョップカッター10の回転に同期させて押し出し、
把持部13が挟持した肉原木Mを所望厚み分、取り出し
口14で切り落とすことになる。
【0013】
【発明の効果】詳述したように請求項1に係る本発明に
よれば、チョップカッターの加圧部により押圧された該
爪部材の爪先が、刃物側への搬送方向に対し直交して移
動して肉原木に垂直に突刺されることにより、爪部材の
爪先は、肉原木の搬送方向に対して垂直に移動して肉の
上を滑らずに的確に突刺して肉原木を保持できるので、
従来のように突刺できないことや、爪部材の背部分で肉
原木を押し払うことが無い。
よれば、チョップカッターの加圧部により押圧された該
爪部材の爪先が、刃物側への搬送方向に対し直交して移
動して肉原木に垂直に突刺されることにより、爪部材の
爪先は、肉原木の搬送方向に対して垂直に移動して肉の
上を滑らずに的確に突刺して肉原木を保持できるので、
従来のように突刺できないことや、爪部材の背部分で肉
原木を押し払うことが無い。
【0014】また、請求項2に係る発明は、チョップカ
ッターの爪部材を固定する枢軸を上下方向へ摺動可能に
取り付けるとともに、枢軸に基端を固定された連結部材
の先端を該握り部に軸支させたことにより、爪部材の爪
先は、肉原木の搬送方向に対して垂直に移動して肉の上
を滑らずに的確に且つ十分な押圧力で突刺して肉原木を
保持できるので、従来のように突刺できないことや、爪
部材の表側部分で肉原木を押し払うことが無い。
ッターの爪部材を固定する枢軸を上下方向へ摺動可能に
取り付けるとともに、枢軸に基端を固定された連結部材
の先端を該握り部に軸支させたことにより、爪部材の爪
先は、肉原木の搬送方向に対して垂直に移動して肉の上
を滑らずに的確に且つ十分な押圧力で突刺して肉原木を
保持できるので、従来のように突刺できないことや、爪
部材の表側部分で肉原木を押し払うことが無い。
【0015】更に、請求項3に係る発明は、チョップカ
ッターの当接板を、肉原木搬送方向に対し移動可能にす
るとともに、任意位置で固定可能としたことにより、当
接板に接触する肉原木の端部が丸みを帯びているような
場合でも、爪部材の爪先を突刺する位置を深くするため
に当接板の位置を把持部側に寄せることにより、突刺位
置をより平らで容易にさせる位置に変更できる。爪部材
は単に回動するだけでも良いが、爪先が垂直に移動する
把持部と、移動できる当接板との組合せにより、爪部材
の掛かりが悪い時に、肉原木の端部を切断する作業をす
ることなく、当接板の調整により爪部材の掛かり易い肉
原木の位置を調整できる。
ッターの当接板を、肉原木搬送方向に対し移動可能にす
るとともに、任意位置で固定可能としたことにより、当
接板に接触する肉原木の端部が丸みを帯びているような
場合でも、爪部材の爪先を突刺する位置を深くするため
に当接板の位置を把持部側に寄せることにより、突刺位
置をより平らで容易にさせる位置に変更できる。爪部材
は単に回動するだけでも良いが、爪先が垂直に移動する
把持部と、移動できる当接板との組合せにより、爪部材
の掛かりが悪い時に、肉原木の端部を切断する作業をす
ることなく、当接板の調整により爪部材の掛かり易い肉
原木の位置を調整できる。
【図1】本発明に係るチョップカッターの概要を示す説
明図である。
明図である。
【図2】把持部の説明図である。
10・・チョップカッター、11・・勾玉状刃物、12
・・載置台、13・・把持部、14・・取り出し口、1
1a,12a,14a・・カバー、15・・操作盤、2
0・・当接板、21・・爪部材、22・・握り部、22
a・・ハンドル部、22b・・軸受、23・・爪部材カ
バー、24,25・・側板、24a,25a・・長孔、
26・・保持歯、27・・底板、28・・保持部材、2
9・・天板、30・・車輪、31・・上下軸、32・・
回動軸、33・・連結部材、33a・・連結棒材、34
・・駆動連結部材、M・・肉原木。
・・載置台、13・・把持部、14・・取り出し口、1
1a,12a,14a・・カバー、15・・操作盤、2
0・・当接板、21・・爪部材、22・・握り部、22
a・・ハンドル部、22b・・軸受、23・・爪部材カ
バー、24,25・・側板、24a,25a・・長孔、
26・・保持歯、27・・底板、28・・保持部材、2
9・・天板、30・・車輪、31・・上下軸、32・・
回動軸、33・・連結部材、33a・・連結棒材、34
・・駆動連結部材、M・・肉原木。
Claims (3)
- 【請求項1】 肉原木に当接する当接板と、当接した肉
原木に突刺する爪部材と、該爪部材を肉原木に押圧する
加圧部とを備える把持部を有して、肉原木を勾玉状刃物
方向へ搬送し、該勾玉状刃物により所望厚みの肉片を切
断するチョップカッターにおいて、 該加圧部により押圧された該爪部材の爪先が、刃物側へ
の搬送方向に対し直交方向へ移動して肉原木に垂直に突
刺されることを特徴とするチョップカッター。 - 【請求項2】 肉原木に当接する当接板と、当接した肉
原木に突刺する爪部材と、該爪部材を回動させて肉原木
に押圧させる握り部とを備える把持部を有して、肉原木
を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾玉状刃物により所望厚
みの肉片を切断するチョップカッターにおいて、 該爪部材を固定する枢軸を上下方向へ摺動可能に取り付
けるとともに、該枢軸に基端を固定された連結部材の先
端を該握り部に軸支させたことを特徴とするチョップカ
ッター。 - 【請求項3】 肉原木に当接する当接板と、当接した肉
原木に突刺する爪部材と、該爪部材を回動させて肉原木
に押圧させる握り部とを備える把持部を有して、肉原木
を勾玉状刃物方向へ搬送し、該勾玉状刃物により所望厚
みの肉片を切断するチョップカッターにおいて、 該当接板を、肉原木搬送方向に対し移動可能にするとと
もに、任意位置で固定可能とした請求項1記載のチョッ
プカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001333246A JP2003136508A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | チョップカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001333246A JP2003136508A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | チョップカッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003136508A true JP2003136508A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19148547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001333246A Pending JP2003136508A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | チョップカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003136508A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005193369A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-07-21 | Watanabe Foodmach Co Ltd | チョップカッター |
JP2006187869A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Watanabe Foodmach Co Ltd | チョップカッター |
CN113478603A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-10-08 | 马鞍山市中泰机械刀片有限公司 | 一种木材刨片机端刀安装用防位置偏移分切切刀 |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001333246A patent/JP2003136508A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005193369A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-07-21 | Watanabe Foodmach Co Ltd | チョップカッター |
JP2006187869A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Watanabe Foodmach Co Ltd | チョップカッター |
CN113478603A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-10-08 | 马鞍山市中泰机械刀片有限公司 | 一种木材刨片机端刀安装用防位置偏移分切切刀 |
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