JP2003136372A - 工具寸法の自動計測方法及び装置 - Google Patents
工具寸法の自動計測方法及び装置Info
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- JP2003136372A JP2003136372A JP2002023181A JP2002023181A JP2003136372A JP 2003136372 A JP2003136372 A JP 2003136372A JP 2002023181 A JP2002023181 A JP 2002023181A JP 2002023181 A JP2002023181 A JP 2002023181A JP 2003136372 A JP2003136372 A JP 2003136372A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工具径を計測する第1計測センサ及び計測指
定位置との距離を計測する第2計測センサを移動させず
工具交換動作内の工具通過経路上で工具径及び工具長の
両方の計測が行える方法及び装置を提供する。 【解決手段】 工具ポット3内の次工具T2と主軸2の
使用済工具T1とを工具交換アーム5で把持し、工具ポ
ット3と主軸2から下方に抜き出す。この途中で次工具
T2の先端を横位置の第1計測センサ9が検知したとき
の工具交換アーム5の計測指定位置5cと下位置の第2
計測センサ10との距離L1を計測する。工具交換アー
ム5を更に下降させ、次工具T2の工具ホルダのシャン
クTocの基準径doを第1計測センサ9が検知したと
きの工具交換アーム5の計測指定位置5cと第2計測セ
ンサ10との距離L2を計測し、距離L1と距離L2か
ら工具長Lを算出する。
定位置との距離を計測する第2計測センサを移動させず
工具交換動作内の工具通過経路上で工具径及び工具長の
両方の計測が行える方法及び装置を提供する。 【解決手段】 工具ポット3内の次工具T2と主軸2の
使用済工具T1とを工具交換アーム5で把持し、工具ポ
ット3と主軸2から下方に抜き出す。この途中で次工具
T2の先端を横位置の第1計測センサ9が検知したとき
の工具交換アーム5の計測指定位置5cと下位置の第2
計測センサ10との距離L1を計測する。工具交換アー
ム5を更に下降させ、次工具T2の工具ホルダのシャン
クTocの基準径doを第1計測センサ9が検知したと
きの工具交換アーム5の計測指定位置5cと第2計測セ
ンサ10との距離L2を計測し、距離L1と距離L2か
ら工具長Lを算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御工作機械特
にマシニングセンタ,複合加工機において工具交換アー
ムによりマガジン或いはサブアームの工具ポットから取
り出した工具寸法を自動計測する方法と装置に関するも
のである。
にマシニングセンタ,複合加工機において工具交換アー
ムによりマガジン或いはサブアームの工具ポットから取
り出した工具寸法を自動計測する方法と装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】〔第1の従来技術〕立形マシニングセン
タの主軸に装着した工具の工具長を自動計測する方法と
して図10,図11に示すものが知られている。先ず主
軸101に工具長が既知の基準工具T10を装着して、
テーブル102の所定位置に取着されているタッチセン
サ103の真上に主軸101を位置決めする。主軸10
1を軸線方向に下降させて基準工具T10の先端をタッ
チセンサ103に接触させ、このときの主軸101の下
降移動距離Z0を検出する。
タの主軸に装着した工具の工具長を自動計測する方法と
して図10,図11に示すものが知られている。先ず主
軸101に工具長が既知の基準工具T10を装着して、
テーブル102の所定位置に取着されているタッチセン
サ103の真上に主軸101を位置決めする。主軸10
1を軸線方向に下降させて基準工具T10の先端をタッ
チセンサ103に接触させ、このときの主軸101の下
降移動距離Z0を検出する。
【0003】次に主軸101を上昇させ基準工具T10
を工具長が未知の被測定工具T11と交換して再び主軸
101を下降させる。そして被測定工具T11の先端が
タッチセンサ103に接触したときの主軸101の下降
移動距離Z1を検出する。この操作によって被測定工具
長=基準工具長−(Z1−Z0)を算出することが出来
る。
を工具長が未知の被測定工具T11と交換して再び主軸
101を下降させる。そして被測定工具T11の先端が
タッチセンサ103に接触したときの主軸101の下降
移動距離Z1を検出する。この操作によって被測定工具
長=基準工具長−(Z1−Z0)を算出することが出来
る。
【0004】〔第2の従来技術〕自動工具交換装置によ
る工具交換時の工具旋回移動途中において工具の欠損を
検出するものとして特開平11−90786号公報が知
られている。これは図12に示すように主軸110の側
部に工具折損検出装置111を設けている。工具交換装
置の交換アーム112にて主軸110に装着されていた
使用済工具T13と新しい工具T14とを交換するた
め、交換アーム112を180度旋回させる。このとき
新しい工具T14の先端tが通過する旋回軌跡R上に工
具折損検出装置111の接触片113を位置させてお
く。交換アーム112の旋回時に新しい工具T14の先
端tが接触片113に接触してON信号を発すれば、新
しい工具T14は正規の長さを有していて、折損してい
ないことが検知される。もし新しい工具T14の先端が
接触片113と接触せず、接触片113がOFFのまま
であれば新しい工具T14は折損していると判断され
る。
る工具交換時の工具旋回移動途中において工具の欠損を
検出するものとして特開平11−90786号公報が知
られている。これは図12に示すように主軸110の側
部に工具折損検出装置111を設けている。工具交換装
置の交換アーム112にて主軸110に装着されていた
使用済工具T13と新しい工具T14とを交換するた
め、交換アーム112を180度旋回させる。このとき
新しい工具T14の先端tが通過する旋回軌跡R上に工
具折損検出装置111の接触片113を位置させてお
く。交換アーム112の旋回時に新しい工具T14の先
端tが接触片113に接触してON信号を発すれば、新
しい工具T14は正規の長さを有していて、折損してい
ないことが検知される。もし新しい工具T14の先端が
接触片113と接触せず、接触片113がOFFのまま
であれば新しい工具T14は折損していると判断され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた第
1の従来技術は、主軸に基準工具を装着してタッチセン
サに接触するまでの移動距離と、主軸に被測定工具を装
着してタッチセンサに接触するまでの移動距離とから被
測定工具の工具長を算出するものである。そのため基準
工具を必要とし、主軸に基準工具と被測定工具とを装着
替えして、全ての被測定工具をタッチセンサの位置まで
移動する必要があり、これらは切削行為とは別の計測行
為となるため、煩雑で計測に時間を要し非切削時間を増
大させるという問題を有していた。
1の従来技術は、主軸に基準工具を装着してタッチセン
サに接触するまでの移動距離と、主軸に被測定工具を装
着してタッチセンサに接触するまでの移動距離とから被
測定工具の工具長を算出するものである。そのため基準
工具を必要とし、主軸に基準工具と被測定工具とを装着
替えして、全ての被測定工具をタッチセンサの位置まで
移動する必要があり、これらは切削行為とは別の計測行
為となるため、煩雑で計測に時間を要し非切削時間を増
大させるという問題を有していた。
【0006】第2の従来技術は交換アームの旋回軌跡の
途中に接触片を設けていて、計測には通常の工具交換時
間以外の時間を要さない。しかし各被測定工具に応じた
位置に接触片を移動させる必要があり、煩雑であるとい
う問題を有していた。また接触片を移動させるためにボ
ールねじやエンコーダ付モータを備えた折損検出装置を
設ける必要があり、設置スペースを要し、高価になると
いう問題を有していた。また第1の従来技術、第2の従
来技術は共に工具長のみを検知するものであり、工具径
に関しては全く考慮されていないという問題を有してい
た。
途中に接触片を設けていて、計測には通常の工具交換時
間以外の時間を要さない。しかし各被測定工具に応じた
位置に接触片を移動させる必要があり、煩雑であるとい
う問題を有していた。また接触片を移動させるためにボ
ールねじやエンコーダ付モータを備えた折損検出装置を
設ける必要があり、設置スペースを要し、高価になると
いう問題を有していた。また第1の従来技術、第2の従
来技術は共に工具長のみを検知するものであり、工具径
に関しては全く考慮されていないという問題を有してい
た。
【0007】本発明は従来技術の有するこのような問題
に鑑みなされたものであり、その目的とするところ、そ
の1は工具径を計測する第1計測センサおよび距離を計
測する第2計測センサを設けたことであり、これらのセ
ンサの適切な配置により第1,第2の計測センサを移動
させることなく、工具の交換動作内の工具通過経路上で
工具径および工具長を自動計測する方法および装置を提
供しようとするものである。その2は前記第2計測セン
サに替えて工具交換アームの軸方向位置をエンコーダで
第1計測センサによる工具の径方向の計測と同期して位
置座標を読み出して数値制御装置で演算処理し、前記そ
の1と同じく工具の交換動作内の工具通過経路上で工具
径および工具長を自動計測する方法および装置を提供し
ようとするものである。
に鑑みなされたものであり、その目的とするところ、そ
の1は工具径を計測する第1計測センサおよび距離を計
測する第2計測センサを設けたことであり、これらのセ
ンサの適切な配置により第1,第2の計測センサを移動
させることなく、工具の交換動作内の工具通過経路上で
工具径および工具長を自動計測する方法および装置を提
供しようとするものである。その2は前記第2計測セン
サに替えて工具交換アームの軸方向位置をエンコーダで
第1計測センサによる工具の径方向の計測と同期して位
置座標を読み出して数値制御装置で演算処理し、前記そ
の1と同じく工具の交換動作内の工具通過経路上で工具
径および工具長を自動計測する方法および装置を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明の方法は、工具を工具交換
アームで把持して工具ポットから抜き出す動作中に工具
長を計測する工具寸法の自動計測方法であって、前記工
具交換アームに把持された工具が工具交換アームの抜き
出し移動の途中で前記刃先と対面する固定位置に配設さ
れた非接触式の第1計測センサの前を前記工具の先端が
通過する時点における前記工具交換アーム上の計測指定
位置とこの計測指定位置に対面する固定位置に配設され
た非接触式の第2計測センサとの距離L1を計測記憶
し、前記工具交換アームの引き続く移動の途中で径方向
計測指定位置を前記第1計測センサが検知した時点にお
ける前記計測指定位置と前記第2計測センサとの距離L
2を計測し、記憶された前記距離L1と前記距離L2か
ら工具長Lを算出して工具長を検知するものである。
に請求項1に記載された発明の方法は、工具を工具交換
アームで把持して工具ポットから抜き出す動作中に工具
長を計測する工具寸法の自動計測方法であって、前記工
具交換アームに把持された工具が工具交換アームの抜き
出し移動の途中で前記刃先と対面する固定位置に配設さ
れた非接触式の第1計測センサの前を前記工具の先端が
通過する時点における前記工具交換アーム上の計測指定
位置とこの計測指定位置に対面する固定位置に配設され
た非接触式の第2計測センサとの距離L1を計測記憶
し、前記工具交換アームの引き続く移動の途中で径方向
計測指定位置を前記第1計測センサが検知した時点にお
ける前記計測指定位置と前記第2計測センサとの距離L
2を計測し、記憶された前記距離L1と前記距離L2か
ら工具長Lを算出して工具長を検知するものである。
【0009】請求項1の方法によれば、工具交換アーム
に工具を把持して工具ポットから抜き出す動作中に固定
位置の第1計測センサが工具の先端切刃を検知した時点
で固定位置の第2計測センサから工具交換アームの計測
指定位置までの距離を計測する。続いての工具交換アー
ムの動作中に第1計測センサが工具ホルダのシャンクの
基準径を計測した時点で第2計測センサから工具交換ア
ームの計測指定位置までの距離を計測するようになし
た。従って第1計測センサと第2計測センサとを移動さ
せる必要がなく、これらの計測センサを移動させる駆動
装置に不要となる。また工具ポットから工具を抜き出す
動作中に計測を行うので、計測のための動きを別途行う
必要がなく、工具交換時間を長びかせることがないた
め、非加工時間が短縮でき省エネルギー化の効果を有す
る。
に工具を把持して工具ポットから抜き出す動作中に固定
位置の第1計測センサが工具の先端切刃を検知した時点
で固定位置の第2計測センサから工具交換アームの計測
指定位置までの距離を計測する。続いての工具交換アー
ムの動作中に第1計測センサが工具ホルダのシャンクの
基準径を計測した時点で第2計測センサから工具交換ア
ームの計測指定位置までの距離を計測するようになし
た。従って第1計測センサと第2計測センサとを移動さ
せる必要がなく、これらの計測センサを移動させる駆動
装置に不要となる。また工具ポットから工具を抜き出す
動作中に計測を行うので、計測のための動きを別途行う
必要がなく、工具交換時間を長びかせることがないた
め、非加工時間が短縮でき省エネルギー化の効果を有す
る。
【0010】請求項2に記載された発明の方法は、工具
ホルダの工具交換アームによる把持部に刻設されたキー
溝の位置に対し一個の刃先を定角度位置に位置させた工
具の前記切刃が前記第1計測センサ前を通過するとき工
具を前記第1計測センサにて計測記憶して工具径を検知
するようになしたものである。
ホルダの工具交換アームによる把持部に刻設されたキー
溝の位置に対し一個の刃先を定角度位置に位置させた工
具の前記切刃が前記第1計測センサ前を通過するとき工
具を前記第1計測センサにて計測記憶して工具径を検知
するようになしたものである。
【0011】請求項2の発明の方法によれば、第1計測
センサの前を切刃が通過する時点で第2計測センサを作
動させる信号を出力するとともに工具径を計測すること
ができるので、工具径計測センサを特別設ける必要がな
く効率的である。
センサの前を切刃が通過する時点で第2計測センサを作
動させる信号を出力するとともに工具径を計測すること
ができるので、工具径計測センサを特別設ける必要がな
く効率的である。
【0012】また請求項3に記載された発明の装置は、
数値制御装置により制御される工作機械の主軸に装着さ
れる工具を工具交換アームで把持して工具ポットから抜
き出す動作中に工具径と工具長とを計測する工具寸法の
自動計測装置であって、前記工具交換アームに把持され
た工具の抜き出し移動の途中位置の固定位置に配設され
前記工具の径を計測し信号を出力する非接触式の第1計
測センサと、前記工具交換アームに把持された工具の抜
き出し移動の途中位置であって前記工具交換アームの軸
方向計測指定位置までの距離を計測すべく前記計測指定
位置の直下の対面位置の固定位置に配設された非接触式
の第2計測センサとを有し、前記数値制御装置には前記
第1計測センサが前記工具の先端を検知した時点におけ
る前記第2計測センサから前記工具交換アームの計測指
定位置までの距離L1を記憶する回路と、前記第1計測
センサが前記工具ホルダのシャンクの基準径を計測した
時点における前記第2計測センサから前記工具交換アー
ムの計測指定位置までの距離L2と前記記憶回路に記憶
された前記距離L1とから前記工具の工具長Lを演算す
る回路が少なくとも内蔵されているものとする。
数値制御装置により制御される工作機械の主軸に装着さ
れる工具を工具交換アームで把持して工具ポットから抜
き出す動作中に工具径と工具長とを計測する工具寸法の
自動計測装置であって、前記工具交換アームに把持され
た工具の抜き出し移動の途中位置の固定位置に配設され
前記工具の径を計測し信号を出力する非接触式の第1計
測センサと、前記工具交換アームに把持された工具の抜
き出し移動の途中位置であって前記工具交換アームの軸
方向計測指定位置までの距離を計測すべく前記計測指定
位置の直下の対面位置の固定位置に配設された非接触式
の第2計測センサとを有し、前記数値制御装置には前記
第1計測センサが前記工具の先端を検知した時点におけ
る前記第2計測センサから前記工具交換アームの計測指
定位置までの距離L1を記憶する回路と、前記第1計測
センサが前記工具ホルダのシャンクの基準径を計測した
時点における前記第2計測センサから前記工具交換アー
ムの計測指定位置までの距離L2と前記記憶回路に記憶
された前記距離L1とから前記工具の工具長Lを演算す
る回路が少なくとも内蔵されているものとする。
【0013】請求項3の発明の装置によれば、工具交換
位置に割り出された工具ポットの下部の固定位置に第1
計測センサと第2計測センサとを配設するのみであるた
め、省スペースで安価な装置となすことが出来た。
位置に割り出された工具ポットの下部の固定位置に第1
計測センサと第2計測センサとを配設するのみであるた
め、省スペースで安価な装置となすことが出来た。
【0014】請求項4に記載された発明の方法は、工具
を工具交換アームで把持して工具ポットから抜き出す動
作中に工具を計測する工具寸法の自動計測方法であっ
て、前記工具の軸方向移動の途中で工具径Dを非接触式
の第1計測センサで計測し、前記工具交換アームの軸方
向移動時の位置座標L3をエンコーダで読み出し、前記
工具径Dと前記位置座標L3とを記憶し、前記工具の更
なる軸方向移動途中に前記第1計測センサで前記工具の
基準径doを検知し、前記基準径doを検知した時の前
記工具交換アームの軸方向移動時の位置座標L4を読み
取り、前記位置座標L3と前記位置座標L4とから工具
長Lを算出させてなり、工具の交換動作中に工具径Dの
計測と工具長Lの算出とを行うものである。
を工具交換アームで把持して工具ポットから抜き出す動
作中に工具を計測する工具寸法の自動計測方法であっ
て、前記工具の軸方向移動の途中で工具径Dを非接触式
の第1計測センサで計測し、前記工具交換アームの軸方
向移動時の位置座標L3をエンコーダで読み出し、前記
工具径Dと前記位置座標L3とを記憶し、前記工具の更
なる軸方向移動途中に前記第1計測センサで前記工具の
基準径doを検知し、前記基準径doを検知した時の前
記工具交換アームの軸方向移動時の位置座標L4を読み
取り、前記位置座標L3と前記位置座標L4とから工具
長Lを算出させてなり、工具の交換動作中に工具径Dの
計測と工具長Lの算出とを行うものである。
【0015】請求項4に記載された発明の方法によれ
ば、工具交換アームの抜き差し方向の座標位置を数値制
御装置に読み出し、工具長の計測の方法については計測
センサによる直接計測とせず、固設された第1計測セン
サによる工具径Dとシャンク部の基準径doの計測時の
工具交換アームのそれぞれの位置座標L3とL4を軸方
向位置として読み出し記憶し、これらより数値制御装置
で演算させて工具長Lを求めるものである。従って計測
は第1計測センサのみで行うもので演算処理は数値制御
装置にて行うようにしたので計測とデータ処理が簡略化
できる。
ば、工具交換アームの抜き差し方向の座標位置を数値制
御装置に読み出し、工具長の計測の方法については計測
センサによる直接計測とせず、固設された第1計測セン
サによる工具径Dとシャンク部の基準径doの計測時の
工具交換アームのそれぞれの位置座標L3とL4を軸方
向位置として読み出し記憶し、これらより数値制御装置
で演算させて工具長Lを求めるものである。従って計測
は第1計測センサのみで行うもので演算処理は数値制御
装置にて行うようにしたので計測とデータ処理が簡略化
できる。
【0016】請求項5に記載された発明の装置は、工具
を工具交換アームで把持して工具ポットから抜き出す動
作中に工具を計測する工具寸法の自動計測装置であっ
て、前記工具の抜き出し移動の途中位置で前記工具の工
具径を計測し信号を出力するように設けられた非接触式
の第1計測センサと、軸方向駆動手段に併設され前記工
具交換アームの軸方向移動時の位置座標を数値制御装置
に読み出すエンコーダと、計測した前記工具径Dとこの
計測時に前記エンコーダで読み出した軸方向位置座標L
3を記憶する手段と、前記第1計測センサで基準径do
を検知した時に前記エンコーダで読み取った位置座標L
4と前記位置座標L3とから工具長Lを求める演算手段
とを含んでなり、工具の交換動作中に工具径Dの計測と
工具長Lの算出とを行うものである。
を工具交換アームで把持して工具ポットから抜き出す動
作中に工具を計測する工具寸法の自動計測装置であっ
て、前記工具の抜き出し移動の途中位置で前記工具の工
具径を計測し信号を出力するように設けられた非接触式
の第1計測センサと、軸方向駆動手段に併設され前記工
具交換アームの軸方向移動時の位置座標を数値制御装置
に読み出すエンコーダと、計測した前記工具径Dとこの
計測時に前記エンコーダで読み出した軸方向位置座標L
3を記憶する手段と、前記第1計測センサで基準径do
を検知した時に前記エンコーダで読み取った位置座標L
4と前記位置座標L3とから工具長Lを求める演算手段
とを含んでなり、工具の交換動作中に工具径Dの計測と
工具長Lの算出とを行うものである。
【0017】請求項5に記載された発明の装置によれ
ば、第1計測センサで工具径を計測して工具径Dを求
め、このDと工具のシャンク部の基準径doから工具長
方向の工具の位置座標をエンコーダにより数値制御装置
に読み込み,演算により工具長Lを決定するようにした
ものである。工具長Lを決定するために工具の抜き差し
方向の外方に計測センサを設け、計測センサの支持部材
も必要となる。本発明の自動計測装置の場合は、このよ
うな付帯装置は一切必要でなく、工具交換アームの交換
動作の過程で工具径Dの計測、工具長Lの算出が可能で
ある。
ば、第1計測センサで工具径を計測して工具径Dを求
め、このDと工具のシャンク部の基準径doから工具長
方向の工具の位置座標をエンコーダにより数値制御装置
に読み込み,演算により工具長Lを決定するようにした
ものである。工具長Lを決定するために工具の抜き差し
方向の外方に計測センサを設け、計測センサの支持部材
も必要となる。本発明の自動計測装置の場合は、このよ
うな付帯装置は一切必要でなく、工具交換アームの交換
動作の過程で工具径Dの計測、工具長Lの算出が可能で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】回転工具を工具主軸に装着して切
削加工を行う場合、切削時に回転伝達を確実に行わせる
ために、回転工具と工具主軸とをキーにて結合させるこ
とが行われている。マシニングセンタでは主軸先端面に
キーを取り付け、工具ホルダToの交換アーム把持部分
Toaにこのキーと係合するキー溝Tobを設けてい
る。本発明では工具ホルダToに設けたキー溝Tobの
位置に対し、定角度位置に工具の切刃の一個の刃先T2
aがくるよう工具ホルダToに刃具を予め取り付けた工
具を用いる。そしてこの工具をマガジン内の各工具ポッ
ト3に装着収納する。尚工具がドリルの場合にはランド
と円錐形の底面との交点である角(すみ)の一つが工具
ホルダToのキー溝Tobの位置に対し定角度位置にく
るよう工具ホルダToに取り付ける。
削加工を行う場合、切削時に回転伝達を確実に行わせる
ために、回転工具と工具主軸とをキーにて結合させるこ
とが行われている。マシニングセンタでは主軸先端面に
キーを取り付け、工具ホルダToの交換アーム把持部分
Toaにこのキーと係合するキー溝Tobを設けてい
る。本発明では工具ホルダToに設けたキー溝Tobの
位置に対し、定角度位置に工具の切刃の一個の刃先T2
aがくるよう工具ホルダToに刃具を予め取り付けた工
具を用いる。そしてこの工具をマガジン内の各工具ポッ
ト3に装着収納する。尚工具がドリルの場合にはランド
と円錐形の底面との交点である角(すみ)の一つが工具
ホルダToのキー溝Tobの位置に対し定角度位置にく
るよう工具ホルダToに取り付ける。
【0019】以下本発明の実施の形態を図面にもとづい
て説明する。 〔実施例1〕図1は数値制御による立形マシニングセン
タにおいて自動工具交換装置の工具交換アームが主軸内
工具と工具ポット内工具とを把持した状態を示す説明図
である。立形マシニングセンタの主軸頭1に回転可能に
軸承された立主軸2は下端に使用済工具T1を装着して
いる。また図示しない工具マガジンでは次工具T2が工
具ポット3に装着された状態で工具交換位置に割り出し
位置決めされている。工具交換のため所定位置に位置決
めされた主軸2の軸心線と工具交換位置に割り出された
工具ポット3の軸心線との中間位置に旋回軸4を有する
工具交換アーム5が自動工具交換装置の本体6に旋回且
つ昇降可能に取着されている。
て説明する。 〔実施例1〕図1は数値制御による立形マシニングセン
タにおいて自動工具交換装置の工具交換アームが主軸内
工具と工具ポット内工具とを把持した状態を示す説明図
である。立形マシニングセンタの主軸頭1に回転可能に
軸承された立主軸2は下端に使用済工具T1を装着して
いる。また図示しない工具マガジンでは次工具T2が工
具ポット3に装着された状態で工具交換位置に割り出し
位置決めされている。工具交換のため所定位置に位置決
めされた主軸2の軸心線と工具交換位置に割り出された
工具ポット3の軸心線との中間位置に旋回軸4を有する
工具交換アーム5が自動工具交換装置の本体6に旋回且
つ昇降可能に取着されている。
【0020】工具交換アーム5はツインアーム形で使用
済工具T1と次工具T2とに達する腕5a,5bを旋回
軸4の軸線に対称に左右に備えている。そして両腕5
a,5bの各先端には工具把持用のグリッパ7,8を備
えている。各工具ホルダToの交換アーム把持部Toa
に刻設したキー溝Tobに対し定角度位置に一個の刃先
T2aがくるよう各工具ホルダToに取り付けられてそ
れぞれの工具が工具ポット3に収納されている。そして
グリッパ7,8はそれぞれの工具を把持したとき工具の
キー溝Tobと係合するキー状の突出部7a,8aを有
しているので、それぞれの工具を把持した時点で工具の
キー溝Tobとグリッパの突出部7a,8aとが係合さ
れ、工具交換アーム5に対しそれぞれの工具の刃先T2
aが一定方向にくるようになる。
済工具T1と次工具T2とに達する腕5a,5bを旋回
軸4の軸線に対称に左右に備えている。そして両腕5
a,5bの各先端には工具把持用のグリッパ7,8を備
えている。各工具ホルダToの交換アーム把持部Toa
に刻設したキー溝Tobに対し定角度位置に一個の刃先
T2aがくるよう各工具ホルダToに取り付けられてそ
れぞれの工具が工具ポット3に収納されている。そして
グリッパ7,8はそれぞれの工具を把持したとき工具の
キー溝Tobと係合するキー状の突出部7a,8aを有
しているので、それぞれの工具を把持した時点で工具の
キー溝Tobとグリッパの突出部7a,8aとが係合さ
れ、工具交換アーム5に対しそれぞれの工具の刃先T2
aが一定方向にくるようになる。
【0021】また、この立形マシニングセンタにおいて
使用する最長工具が工具ポット3に装着されて工具交換
位置に割り出し位置決めされた状態で、最長工具の先端
よりも下方の位置であって、且つ工具ポット3の中心か
ら最大径位置の半径以上離れて、グリッパ7,8に把持
された工具の前記一個の刃先T2aと対面する固定位置
に工具径を計測する非接触式の第1計測センサ9が設け
られている。しかもこの固定位置は両端に工具を把持し
た工具交換アーム5が旋回昇降する際に邪魔にならない
位置である。尚、本実施例では第1計測センサ9は工具
交換アーム5が旋回する領域の外側で工具の一個の刃先
T2aと対面する位置1個所に設けられるものとする。
使用する最長工具が工具ポット3に装着されて工具交換
位置に割り出し位置決めされた状態で、最長工具の先端
よりも下方の位置であって、且つ工具ポット3の中心か
ら最大径位置の半径以上離れて、グリッパ7,8に把持
された工具の前記一個の刃先T2aと対面する固定位置
に工具径を計測する非接触式の第1計測センサ9が設け
られている。しかもこの固定位置は両端に工具を把持し
た工具交換アーム5が旋回昇降する際に邪魔にならない
位置である。尚、本実施例では第1計測センサ9は工具
交換アーム5が旋回する領域の外側で工具の一個の刃先
T2aと対面する位置1個所に設けられるものとする。
【0022】更に工具ポット3内の次工具T2を把持し
た状態の工具交換アーム5の腕5bの直下には、工具交
換アーム5の計測指定位置5cとの距離を計測する非接
触式の第2計測センサ10が工具交換アーム5の旋回軸
4に平行に工具交換アーム5の旋回及び昇降の邪魔にな
らない固定位置に配設されている。尚、上記の非接触式
の第1計測センサ9及び非接触式の第2計測センサ10
としては、例えばKEYENCE社製CCDレーザ変位
センサLKが用いられる。このものはセンサから物体ま
での距離を計測するものである。工具径に関してはセン
サから対面している一個の刃先までの距離を計測するこ
とになる。工具ポットの中心からセンサまでの距離は既
知であって、この既知の距離から計測値を差し引くと工
具の半径を知ることが出来る。従って工具直径を求める
ことが出来る。そこで本明細書では、センサにより工具
径を計測する、と表現する。
た状態の工具交換アーム5の腕5bの直下には、工具交
換アーム5の計測指定位置5cとの距離を計測する非接
触式の第2計測センサ10が工具交換アーム5の旋回軸
4に平行に工具交換アーム5の旋回及び昇降の邪魔にな
らない固定位置に配設されている。尚、上記の非接触式
の第1計測センサ9及び非接触式の第2計測センサ10
としては、例えばKEYENCE社製CCDレーザ変位
センサLKが用いられる。このものはセンサから物体ま
での距離を計測するものである。工具径に関してはセン
サから対面している一個の刃先までの距離を計測するこ
とになる。工具ポットの中心からセンサまでの距離は既
知であって、この既知の距離から計測値を差し引くと工
具の半径を知ることが出来る。従って工具直径を求める
ことが出来る。そこで本明細書では、センサにより工具
径を計測する、と表現する。
【0023】工具交換アーム5による使用済工具T1と
次工具T2との交換時、後述の図4に示す数値制御装置
20から工具交換指令が出されたあと、次工具T2が図
1に示す正面フライスのように工具先端が工具最大径で
ある工具の場合には図3のフローチャートに示す順序で
作動して次工具T2の工具径Dと工具長Lが求められ
る。また、次工具T2がドリルのように工具先端と工具
最大径の位置とが一致しない工具の場合には図3のフロ
ーチャートに示す順序に一部修正を加えた順序で作動し
て次工具T2の工具径Dと工具長Lが求められる。修正
部分については後述する。
次工具T2との交換時、後述の図4に示す数値制御装置
20から工具交換指令が出されたあと、次工具T2が図
1に示す正面フライスのように工具先端が工具最大径で
ある工具の場合には図3のフローチャートに示す順序で
作動して次工具T2の工具径Dと工具長Lが求められ
る。また、次工具T2がドリルのように工具先端と工具
最大径の位置とが一致しない工具の場合には図3のフロ
ーチャートに示す順序に一部修正を加えた順序で作動し
て次工具T2の工具径Dと工具長Lが求められる。修正
部分については後述する。
【0024】次工具T2が図1に示す正面フライスのよ
うに工具先端が工具最大径である工具の場合の自動計測
手順を図3のフローチャートにもとづいて説明する。ス
テップS1において、後述の図4に示す数値制御装置2
0から工具交換指令が出される。ステップS2におい
て、主軸2が使用済工具T1を装着した状態で主軸ヘッ
ド1により工具交換位置へ移動される。同時に図示しな
い工具マガジンでは次工具T2を装着している工具ポッ
ト3が工具交換位置に割り出される。
うに工具先端が工具最大径である工具の場合の自動計測
手順を図3のフローチャートにもとづいて説明する。ス
テップS1において、後述の図4に示す数値制御装置2
0から工具交換指令が出される。ステップS2におい
て、主軸2が使用済工具T1を装着した状態で主軸ヘッ
ド1により工具交換位置へ移動される。同時に図示しな
い工具マガジンでは次工具T2を装着している工具ポッ
ト3が工具交換位置に割り出される。
【0025】ステップS3において、工具交換アーム5
が旋回して両端のグリッパ7,8にてそれぞれ使用済工
具T1、次工具T2を把持する。ステップS4で工具交
換アーム5が下降移動を開始し、主軸2及び工具ポット
3から使用済工具T1と次工具T2を抜き出す。ステッ
プS5において、次工具T2の切刃T2aが第1計測セ
ンサ9の前面を通過したとき、その検知信号を指令回路
25に送り、指令回路25から距離計測指令信号を第2
計測センサ10に送る。そして工具径を計測する必要が
あるときは同時に最大径寸法Dを計測し、この値Dを数
値制御装置20内の記憶回路21に記憶する。距離計測
指令信号を受けると直ちに第2計測センサ10が工具交
換アーム5の腕5a又は5bの予め決められた計測指定
位置5cまでの距離L1を計測し〔図5〕、数値制御装
置20内の記憶回路21に記憶する。
が旋回して両端のグリッパ7,8にてそれぞれ使用済工
具T1、次工具T2を把持する。ステップS4で工具交
換アーム5が下降移動を開始し、主軸2及び工具ポット
3から使用済工具T1と次工具T2を抜き出す。ステッ
プS5において、次工具T2の切刃T2aが第1計測セ
ンサ9の前面を通過したとき、その検知信号を指令回路
25に送り、指令回路25から距離計測指令信号を第2
計測センサ10に送る。そして工具径を計測する必要が
あるときは同時に最大径寸法Dを計測し、この値Dを数
値制御装置20内の記憶回路21に記憶する。距離計測
指令信号を受けると直ちに第2計測センサ10が工具交
換アーム5の腕5a又は5bの予め決められた計測指定
位置5cまでの距離L1を計測し〔図5〕、数値制御装
置20内の記憶回路21に記憶する。
【0026】ステップS6において、第1計測センサ9
が引き続き下降している工具交換アーム5が把持してい
る工具ホルダのシャンクTocの数値制御装置20内の
記憶回路21に予め記憶しているゲージ面T2bの基準
径doと同一寸法の径を計測したとき、第2計測センサ
10が工具交換アーム5の計測指定位置5cまでの距離
L2を計測する〔図6〕。なおこの自動工具交換装置で
使用する工具ホルダは全てシャンク部が同一寸法であ
る。そして第1計測センサ9と第2計測センサ10は固
定位置に取り付けられているため、正規の距離L2oは
全ての工具に対して同一距離となるべきである。
が引き続き下降している工具交換アーム5が把持してい
る工具ホルダのシャンクTocの数値制御装置20内の
記憶回路21に予め記憶しているゲージ面T2bの基準
径doと同一寸法の径を計測したとき、第2計測センサ
10が工具交換アーム5の計測指定位置5cまでの距離
L2を計測する〔図6〕。なおこの自動工具交換装置で
使用する工具ホルダは全てシャンク部が同一寸法であ
る。そして第1計測センサ9と第2計測センサ10は固
定位置に取り付けられているため、正規の距離L2oは
全ての工具に対して同一距離となるべきである。
【0027】この正規の距離L2oを数値制御装置20
内の記憶回路21に予め記憶させておく。そして正規の
距離L2oに対し許容設定値αを設け、L2o±αを記
憶回路21に記憶しておく。実際には工具交換アーム5
により工具を把持したとき、工具交換アーム5と工具の
ゲージ面との距離は加工誤差等によりばらつきが生じる
ため、計測する距離L2は正規の距離L2oと一致せず
近似した値となる。もしばらつきが生じないならばステ
ップS5において、距離L1を計測した時点でL1−L
2=Lの演算を行い工具長Lを求めることが出来る。
内の記憶回路21に予め記憶させておく。そして正規の
距離L2oに対し許容設定値αを設け、L2o±αを記
憶回路21に記憶しておく。実際には工具交換アーム5
により工具を把持したとき、工具交換アーム5と工具の
ゲージ面との距離は加工誤差等によりばらつきが生じる
ため、計測する距離L2は正規の距離L2oと一致せず
近似した値となる。もしばらつきが生じないならばステ
ップS5において、距離L1を計測した時点でL1−L
2=Lの演算を行い工具長Lを求めることが出来る。
【0028】ステップS7において、ステップS6で計
測した距離L2が数値制御装置20内の記憶回路21に
予め記憶している距離L2o±α以内かどうか判定す
る。計測した距離L2が正規の距離L2oに対し設定さ
れた許容値±αを含むL2o±α以内の近似値以外のの
場合には、ゲージ面T2bの基準径do位置とは別位置
において基準径doと同一寸法を第1計測センサ9が計
測したとして、ステップS6に戻り交換アーム5を再下
降させて、正規の位置にあるゲージ面T2bの基準径d
oを計測するまでこの操作を繰り返す。
測した距離L2が数値制御装置20内の記憶回路21に
予め記憶している距離L2o±α以内かどうか判定す
る。計測した距離L2が正規の距離L2oに対し設定さ
れた許容値±αを含むL2o±α以内の近似値以外のの
場合には、ゲージ面T2bの基準径do位置とは別位置
において基準径doと同一寸法を第1計測センサ9が計
測したとして、ステップS6に戻り交換アーム5を再下
降させて、正規の位置にあるゲージ面T2bの基準径d
oを計測するまでこの操作を繰り返す。
【0029】ステップS8において、ステップS7にお
ける判定で計測した距離L2が正規の距離L2oに対し
設定された許容値±αを含むL2o±α以内の近似値の
場合には、第1計測センサ9が正規のゲージ面T2bの
基準径doを計測したとして、計測した距離L2を数値
制御装置20内の演算回路24に送る。そしてステップ
S5で数値制御装置20内の記憶回路21に記憶した距
離L1と、計測距離L2とにより工具長L=L1−L2
を数値制御装置20内の演算回路24にて演算し計測を
完了する。
ける判定で計測した距離L2が正規の距離L2oに対し
設定された許容値±αを含むL2o±α以内の近似値の
場合には、第1計測センサ9が正規のゲージ面T2bの
基準径doを計測したとして、計測した距離L2を数値
制御装置20内の演算回路24に送る。そしてステップ
S5で数値制御装置20内の記憶回路21に記憶した距
離L1と、計測距離L2とにより工具長L=L1−L2
を数値制御装置20内の演算回路24にて演算し計測を
完了する。
【0030】次に次工具T2が図1に示す正面フライス
のように工具先端が工具最大径である工具の場合におけ
る図3のフローチャートの手順を実施する装置を図4に
示すブロック線図にもとづいて説明する。
のように工具先端が工具最大径である工具の場合におけ
る図3のフローチャートの手順を実施する装置を図4に
示すブロック線図にもとづいて説明する。
【0031】工具T1,T2を把持した工具交換アーム
5は数値制御装置20の指令にて下降を開始する。第1
計測センサ9は工具交換アーム5に把持された次工具T
2の先端を検知した信号を数値制御装置20内の指令回
路25に送り、指令回路25から第2計測センサ10に
距離計測指令を送る。同時に第1計測センサ9は次工具
T2の最大径Dを計測し、この値Dを記憶回路21に記
憶する。
5は数値制御装置20の指令にて下降を開始する。第1
計測センサ9は工具交換アーム5に把持された次工具T
2の先端を検知した信号を数値制御装置20内の指令回
路25に送り、指令回路25から第2計測センサ10に
距離計測指令を送る。同時に第1計測センサ9は次工具
T2の最大径Dを計測し、この値Dを記憶回路21に記
憶する。
【0032】更に、第1計測センサ9は次工具T2の各
部分の径dを連続して計測し、その値を第1比較回路2
2に送る。第1比較回路22では第1計測センサ9から
送られてくる次工具T2の各部分の径dと予め記憶され
記憶回路21から送られた工具ホルダToのシャンク基
準径doとを比較して一致したとき信号を指令回路25
に送り、指令回路25から第2計測センサ10に距離計
測指令を送る。第2計測センサ10は工具交換アーム5
の計測指定位置までの距離L1を計測し、記憶回路21
に記憶する。また、第2計測センサ10では指令回路2
5から第1計測センサ9の計測値の径dと基準径doと
の一致信号を受けたとき工具交換アーム5の計測指定位
置までの距離L2を計測し、第2比較回路23に送る。
部分の径dを連続して計測し、その値を第1比較回路2
2に送る。第1比較回路22では第1計測センサ9から
送られてくる次工具T2の各部分の径dと予め記憶され
記憶回路21から送られた工具ホルダToのシャンク基
準径doとを比較して一致したとき信号を指令回路25
に送り、指令回路25から第2計測センサ10に距離計
測指令を送る。第2計測センサ10は工具交換アーム5
の計測指定位置までの距離L1を計測し、記憶回路21
に記憶する。また、第2計測センサ10では指令回路2
5から第1計測センサ9の計測値の径dと基準径doと
の一致信号を受けたとき工具交換アーム5の計測指定位
置までの距離L2を計測し、第2比較回路23に送る。
【0033】第2比較回路23では第2計測センサ10
から送られてくる計測された距離L2と記憶回路21か
ら送られた正規の距離L2oに対し設定された許容値±
αを含むL2o±αとを比較し、計測された距離L2が
L2o±αの近似値以内のとき計測した距離L2を演算
回路24に送る。演算回路24では第2比較回路23か
ら送られた距離L2と記憶回路21から送られた距離L
1で工具長L=L1−L2を演算する。
から送られてくる計測された距離L2と記憶回路21か
ら送られた正規の距離L2oに対し設定された許容値±
αを含むL2o±αとを比較し、計測された距離L2が
L2o±αの近似値以内のとき計測した距離L2を演算
回路24に送る。演算回路24では第2比較回路23か
ら送られた距離L2と記憶回路21から送られた距離L
1で工具長L=L1−L2を演算する。
【0034】次に次工具T2がドリルのように工具先端
と工具最大径とが異なる個所にある工具の場合の自動計
測手順を図3のフローチャートにもとづいて修正を加え
て説明する。
と工具最大径とが異なる個所にある工具の場合の自動計
測手順を図3のフローチャートにもとづいて修正を加え
て説明する。
【0035】ドリルのような工具の場合、図3のフロー
チャートにおいて、ステップS1からステップS4まで
とステップS6からステップS8までは表面フライスの
ような工具の場合と全く同一である。そしてステップS
5において第1計測センサ9が次工具T2の先端位置を
検知し、その信号で第2計測センサ10が工具交換アー
ム5の計測指定位置5までの距離L1を計測して記憶回
路21に記憶させる点も同一である。
チャートにおいて、ステップS1からステップS4まで
とステップS6からステップS8までは表面フライスの
ような工具の場合と全く同一である。そしてステップS
5において第1計測センサ9が次工具T2の先端位置を
検知し、その信号で第2計測センサ10が工具交換アー
ム5の計測指定位置5までの距離L1を計測して記憶回
路21に記憶させる点も同一である。
【0036】しかし、正面フライスのような工具の場
合、このステップS5において第1計測センサ9が次工
具T2の先端位置を検知すると同時に、次工具T2の最
大径寸法Dを計測する。これに対しドリルのような工具
の場合には図3のステップS6までの間に別ステップを
設ける必要がある。そしてこの別ステップにおいて工具
交換アーム5を続けて下降させながら、第1計測センサ
9によって連続して次工具T2の切刃部分の径を計測す
る。そして第1計測センサ9により計測される時々刻々
のデータは数値制御装置20に送られてチェックされ、
時々刻々のデータのうち最大値を最大工具径寸法Dとす
る。そしてこの寸法Dは記憶回路21に記憶される。そ
の後は図3のステップS6以下の手順が順次行われる。
合、このステップS5において第1計測センサ9が次工
具T2の先端位置を検知すると同時に、次工具T2の最
大径寸法Dを計測する。これに対しドリルのような工具
の場合には図3のステップS6までの間に別ステップを
設ける必要がある。そしてこの別ステップにおいて工具
交換アーム5を続けて下降させながら、第1計測センサ
9によって連続して次工具T2の切刃部分の径を計測す
る。そして第1計測センサ9により計測される時々刻々
のデータは数値制御装置20に送られてチェックされ、
時々刻々のデータのうち最大値を最大工具径寸法Dとす
る。そしてこの寸法Dは記憶回路21に記憶される。そ
の後は図3のステップS6以下の手順が順次行われる。
【0037】尚、上記の実施の形態では工具ホルダシャ
ンク上の基準径を径方向の計測指定位置として計測して
いるが、径と軸方向の値が精度良く確保されており既知
となっているものであれば他の部分を計測しても良く、
例えば工具交換アーム上の特定の位置や、工具ネルダの
工具交換アームに把持されるV溝部など適宜選択可能で
ある。
ンク上の基準径を径方向の計測指定位置として計測して
いるが、径と軸方向の値が精度良く確保されており既知
となっているものであれば他の部分を計測しても良く、
例えば工具交換アーム上の特定の位置や、工具ネルダの
工具交換アームに把持されるV溝部など適宜選択可能で
ある。
【0038】〔実施例2〕次に実施例2について説明す
る。実施例2は工具ホルダの交換アーム把持部に刻設さ
れたキー溝に対し定角度位置に一個の刃先がくるよう工
具ホルダに刃具を取り付けた工具以外の工具について工
具径を計測する場合に用いられる。
る。実施例2は工具ホルダの交換アーム把持部に刻設さ
れたキー溝に対し定角度位置に一個の刃先がくるよう工
具ホルダに刃具を取り付けた工具以外の工具について工
具径を計測する場合に用いられる。
【0039】最長工具が工具ポットに装着されて工具交
換位置に割り出し位置決めされた状態で、最長工具の先
端よりも下方の位置に二つのセンサ支持体が設けられて
いる。この二つのセンサ支持体は最大径工具の直径以上
離れた対称位置にあって、工具ポットの中心を中心とし
た円弧状の案内面を有している。そして各案内面に沿っ
て円周方向に移動且つクランプ可能に二つの第1計測セ
ンサが取り付けられている。計測に際しては工具ポット
に装着されている工具の刃先の二つと対面するように二
つの第1計測センサをそれぞれ支持体上で案内面に沿っ
て円周方向に移動させてクランプする。
換位置に割り出し位置決めされた状態で、最長工具の先
端よりも下方の位置に二つのセンサ支持体が設けられて
いる。この二つのセンサ支持体は最大径工具の直径以上
離れた対称位置にあって、工具ポットの中心を中心とし
た円弧状の案内面を有している。そして各案内面に沿っ
て円周方向に移動且つクランプ可能に二つの第1計測セ
ンサが取り付けられている。計測に際しては工具ポット
に装着されている工具の刃先の二つと対面するように二
つの第1計測センサをそれぞれ支持体上で案内面に沿っ
て円周方向に移動させてクランプする。
【0040】そして工具ポットから工具が下降移動する
途中で二つの第1計測センサによってそれぞれ単独で工
具の最大半径を計測する。その後二つの第1計測センサ
の計測値から平均値を求め2倍して実際の工具直径とす
る。尚、実施例2においては基準径doの計測完了後、
180度旋回時に工具交換アームの中心側に配設されて
いる第1計測センサと工具交換アームとが干渉すること
を避けるため、工具交換アームはL2より更に下降させ
られる。その後180度旋回と上昇により工具交換が行
われる。
途中で二つの第1計測センサによってそれぞれ単独で工
具の最大半径を計測する。その後二つの第1計測センサ
の計測値から平均値を求め2倍して実際の工具直径とす
る。尚、実施例2においては基準径doの計測完了後、
180度旋回時に工具交換アームの中心側に配設されて
いる第1計測センサと工具交換アームとが干渉すること
を避けるため、工具交換アームはL2より更に下降させ
られる。その後180度旋回と上昇により工具交換が行
われる。
【0041】〔実施例3〕実施例1において図1,図2
にもとづいて説明した工具交換アームの軸方向の動きを
利用した工具長,工具径の計測に係わる工具交換アーム
部分の構成は大部分が共通であり詳細な説明は省略す
る。ここでは本実施例の説明用図面図7乃至図9におい
て相違点を取り上げ詳細な説明をする。
にもとづいて説明した工具交換アームの軸方向の動きを
利用した工具長,工具径の計測に係わる工具交換アーム
部分の構成は大部分が共通であり詳細な説明は省略す
る。ここでは本実施例の説明用図面図7乃至図9におい
て相違点を取り上げ詳細な説明をする。
【0042】図7は工具寸法を自動計測する方法のフロ
ーチャート、図8は図7のフローチャートの手順を実施
する装置のブロック線図、図9(a)は第1計測センサ
が工具径Dを計測し、エンコーダが位置座標L3を読み
取る状態を示す状態説明図である。図9(b)は、第1
計測センサが移動する工具の径dを計測しながら記憶さ
れた基準径doに達したときにエンコーダが位置座標L
4を読み取る状態を示す状態説明図である。
ーチャート、図8は図7のフローチャートの手順を実施
する装置のブロック線図、図9(a)は第1計測センサ
が工具径Dを計測し、エンコーダが位置座標L3を読み
取る状態を示す状態説明図である。図9(b)は、第1
計測センサが移動する工具の径dを計測しながら記憶さ
れた基準径doに達したときにエンコーダが位置座標L
4を読み取る状態を示す状態説明図である。
【0043】図7に基づき本願発明の工具寸法を自動計
測する方法の手順を説明する〔符号は図1を参照〕。ス
テップS1において、数値制御装置20から工具交換指
令が出される。この結果ステップS2において、使用済
工具T1が装着された主軸1は工具交換位置に移動し同
時に次工具T2が装着された工具ポット3が工具マガジ
ンにおいて工具交換位置に割り出される。ステップS3
において、工具交換アーム5が旋回して両端のグリッパ
7,8にてそれぞれ使用済工具T1,次工具T2を把持
する。
測する方法の手順を説明する〔符号は図1を参照〕。ス
テップS1において、数値制御装置20から工具交換指
令が出される。この結果ステップS2において、使用済
工具T1が装着された主軸1は工具交換位置に移動し同
時に次工具T2が装着された工具ポット3が工具マガジ
ンにおいて工具交換位置に割り出される。ステップS3
において、工具交換アーム5が旋回して両端のグリッパ
7,8にてそれぞれ使用済工具T1,次工具T2を把持
する。
【0044】ステップS4で工具交換アーム5が下降移
動を開始し、主軸2および工具ポット3から使用済工具
T1と次工具T2を抜き出す。ステップS1乃至ステッ
プS4は、図3で説明したものと共通であるが、図3と
図7の自動計測方法の相違点はステップS5以降で明確
に現れる。即ち、図3のフローチャートに図示する計測
方法では、工具径と工具長を計測するために第1計測セ
ンサと第2計測センサを用いている。図7のフローチャ
ートに図示する計測方法では工具径Dの計測は第1計測
センサを用いるが工具長Lは工具の抜き方向の位置座標
をエンコーダから数値制御装置に読み出して演算して求
めている点で相違する。
動を開始し、主軸2および工具ポット3から使用済工具
T1と次工具T2を抜き出す。ステップS1乃至ステッ
プS4は、図3で説明したものと共通であるが、図3と
図7の自動計測方法の相違点はステップS5以降で明確
に現れる。即ち、図3のフローチャートに図示する計測
方法では、工具径と工具長を計測するために第1計測セ
ンサと第2計測センサを用いている。図7のフローチャ
ートに図示する計測方法では工具径Dの計測は第1計測
センサを用いるが工具長Lは工具の抜き方向の位置座標
をエンコーダから数値制御装置に読み出して演算して求
めている点で相違する。
【0045】ステップS5において、工具T2の降下に
つれて第1計測センサは刃先を検知し工具径Dを計測す
る。同時に工具径D計測時の位置座標L3を読み取って
記憶する。ステップS6において引き続き降下中の工具
T2は径dが第1計測センサで計測される。ステップS
7において、径dは記憶された工具基準径doと対比さ
れd=doになるまで計測は継続される。ステップS8
において、d=doとなったときの位置座標L4xを読
み取り記憶される。
つれて第1計測センサは刃先を検知し工具径Dを計測す
る。同時に工具径D計測時の位置座標L3を読み取って
記憶する。ステップS6において引き続き降下中の工具
T2は径dが第1計測センサで計測される。ステップS
7において、径dは記憶された工具基準径doと対比さ
れd=doになるまで計測は継続される。ステップS8
において、d=doとなったときの位置座標L4xを読
み取り記憶される。
【0046】ステップS9において、工具基準径doに
対応する基準座標L4oは記憶されていることをふま
え、径dがdoに達したときに読み取った位置座標L4
とL4oとの差が設定許容値α以下であるかを判定す
る。この条件を満足する場合には、ステップS10にお
いてL4xを位置座標L4として記憶する。ステップS
11において、次工具T2の工具長Lを|L3−L4|
の演算により求めて工具長Lの工具自動計測を終了す
る。
対応する基準座標L4oは記憶されていることをふま
え、径dがdoに達したときに読み取った位置座標L4
とL4oとの差が設定許容値α以下であるかを判定す
る。この条件を満足する場合には、ステップS10にお
いてL4xを位置座標L4として記憶する。ステップS
11において、次工具T2の工具長Lを|L3−L4|
の演算により求めて工具長Lの工具自動計測を終了す
る。
【0047】次に、次工具T2が図1に示す正面フライ
スのように工具先端が工具最大径である場合における図
7のフローチャートの手順を実施する装置を図8に示す
ブロック線図と図9(a)(b)の状態説明図にもとづ
いて説明する。実施例1で説明した図4のブロック線図
に対し相違する点は第2計測センサ10に替えて交換ア
ームの軸方向位置読み取り装置としてエンコーダ11が
設けられている点である。
スのように工具先端が工具最大径である場合における図
7のフローチャートの手順を実施する装置を図8に示す
ブロック線図と図9(a)(b)の状態説明図にもとづ
いて説明する。実施例1で説明した図4のブロック線図
に対し相違する点は第2計測センサ10に替えて交換ア
ームの軸方向位置読み取り装置としてエンコーダ11が
設けられている点である。
【0048】工具T1,T2を把持した工具交換アーム
5は数値制御装置20の指令にて降下を開始する。第1
計測センサ9は降下する次工具T2の刃先の先端を検知
した信号を指令回路25に送る。指令回路25はエンコ
ーダ11に位置読み取り指令を送り刃先の位置座標L3
を読み取り記憶回路21に記憶する。同時に第1計測セ
ンサ9は次工具T2の最大の工具刃先径すなわち工具径
Dを計測し、この工具径Dを記憶回路21に記憶する。
引き続き、第1計測センサ9は次工具T2の外形各部分
の径dを連続して計測しその値を第1比較回路22に送
る。
5は数値制御装置20の指令にて降下を開始する。第1
計測センサ9は降下する次工具T2の刃先の先端を検知
した信号を指令回路25に送る。指令回路25はエンコ
ーダ11に位置読み取り指令を送り刃先の位置座標L3
を読み取り記憶回路21に記憶する。同時に第1計測セ
ンサ9は次工具T2の最大の工具刃先径すなわち工具径
Dを計測し、この工具径Dを記憶回路21に記憶する。
引き続き、第1計測センサ9は次工具T2の外形各部分
の径dを連続して計測しその値を第1比較回路22に送
る。
【0049】第1比較回路22では、記憶回路21に予
め記憶されている工具ホルダToのシャンクの工具基準
径doと計測中の径dとを比較してdoとdが一致した
とき指令回路25に信号を送ってエンコーダ11にその
時の位置座標L4xの読み取りを指令する。位置座標L
4xは第2比較回路23に送られ記憶回路21に予め記
憶されていた正規の位置座標L4oと比較される。L4
x−L4oの差が設定された許容値±αの範囲内であれ
ば演算回路24において|L3−L4|を演算し工具長
Lが自動演算されることとなる。
め記憶されている工具ホルダToのシャンクの工具基準
径doと計測中の径dとを比較してdoとdが一致した
とき指令回路25に信号を送ってエンコーダ11にその
時の位置座標L4xの読み取りを指令する。位置座標L
4xは第2比較回路23に送られ記憶回路21に予め記
憶されていた正規の位置座標L4oと比較される。L4
x−L4oの差が設定された許容値±αの範囲内であれ
ば演算回路24において|L3−L4|を演算し工具長
Lが自動演算されることとなる。
【0050】次に交換アームの軸方向位置読み取り装置
のエンコーダ11の作用について説明する。エンコーダ
11としてはロータリエンコーダ12やリニアエンコー
ダ13がある。図9(a)において、工具交換アーム5
の旋回軸4は、工具の抜き差し方向にロータリエンコー
ダ12を設けたサーボモータ6により駆動されるか、ま
たは制御モータとリニアエンコーダ13により絶対位置
を検出し数値制御装置に位置座標が読みだし可能にされ
ている。主軸頭1の主軸2に把持されていた使用済工具
T1と工具ポット3に準備された次工具T2とを把持す
る工具交換アーム5が工具の抜き方向に降下開始し、次
工具T2の刃先を第1計測センサ9が検出したとき工具
刃先の位置座標L3をエンコーダ11で読み取って数値
制御装置に記憶させる。
のエンコーダ11の作用について説明する。エンコーダ
11としてはロータリエンコーダ12やリニアエンコー
ダ13がある。図9(a)において、工具交換アーム5
の旋回軸4は、工具の抜き差し方向にロータリエンコー
ダ12を設けたサーボモータ6により駆動されるか、ま
たは制御モータとリニアエンコーダ13により絶対位置
を検出し数値制御装置に位置座標が読みだし可能にされ
ている。主軸頭1の主軸2に把持されていた使用済工具
T1と工具ポット3に準備された次工具T2とを把持す
る工具交換アーム5が工具の抜き方向に降下開始し、次
工具T2の刃先を第1計測センサ9が検出したとき工具
刃先の位置座標L3をエンコーダ11で読み取って数値
制御装置に記憶させる。
【0051】図9(b)において、工具交換アーム5が
引き続き降下を続け、次工具T2のシャンクの基準面S
の径dを第1計測センサ9が検知したときの位置座標L
4xを軸方向の位置検出で読み取る。径dの検知完了は
d−do=0(doは基準径の記憶値)で確認する。位
置座標L4xの適正の是非は|L4x−L4o|<α
(L4o,αは記憶値)で確認する。
引き続き降下を続け、次工具T2のシャンクの基準面S
の径dを第1計測センサ9が検知したときの位置座標L
4xを軸方向の位置検出で読み取る。径dの検知完了は
d−do=0(doは基準径の記憶値)で確認する。位
置座標L4xの適正の是非は|L4x−L4o|<α
(L4o,αは記憶値)で確認する。
【0052】
【発明の効果】本発明の方法及び装置は上述のように構
成されているので、次に記載する効果を奏する。
成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0053】請求項1の方法は工具交換アームに工具を
把持して工具ポットから抜き出す動作中に横位置の第1
計測センサが工具の先端を検知した時点で下位置の第2
計測センサから工具交換アームの計測指定位置までの距
離を計測する。続いての工具交換アームの抜き出す動作
中に第1計測センサが工具ホルダのシャンクの基準径の
ような径方向計測指定位置を計測した時点で第2計測セ
ンサから工具交換アームの計測指定位置までの距離を計
測するようになした。このように工具ポットから工具を
抜き出す動作中に計測を行うので、計測のための動きを
別途行う必要がなく、工具交換時間を長びかせることが
ないため、非加工時間が短縮でき省エネルギー化の効果
を有する。
把持して工具ポットから抜き出す動作中に横位置の第1
計測センサが工具の先端を検知した時点で下位置の第2
計測センサから工具交換アームの計測指定位置までの距
離を計測する。続いての工具交換アームの抜き出す動作
中に第1計測センサが工具ホルダのシャンクの基準径の
ような径方向計測指定位置を計測した時点で第2計測セ
ンサから工具交換アームの計測指定位置までの距離を計
測するようになした。このように工具ポットから工具を
抜き出す動作中に計測を行うので、計測のための動きを
別途行う必要がなく、工具交換時間を長びかせることが
ないため、非加工時間が短縮でき省エネルギー化の効果
を有する。
【0054】請求項2の方法は、第2計測センサの計測
のための信号を出力する第1計測センサにて工具径を計
測するようになしたので工具径計測用のセンサを必要と
せず計測装置を簡素化出来る。
のための信号を出力する第1計測センサにて工具径を計
測するようになしたので工具径計測用のセンサを必要と
せず計測装置を簡素化出来る。
【0055】請求項3の装置は、工具交換位置に割り出
された工具ポットの下部の固定位置に第1計測センサと
第2計測センサとを配設するのみであるため、省スペー
スで安価な装置となすことが出来る。
された工具ポットの下部の固定位置に第1計測センサと
第2計測センサとを配設するのみであるため、省スペー
スで安価な装置となすことが出来る。
【0056】請求項4の方法は、第2計測センサで工具
交換アームの基準面までの距離を計測する代わりに、工
具交換アームの工具抜き差し方向送り装置に設けた絶対
位置読み取り装置例えばロータリエンコーダまたはリニ
アエンコーダで位置を読み取るようにしたものである。
この方法によれば第1計測センサで工具径Dを計測しシ
ャンク部の基準径doを検知して、そのときの抜き差し
方向のそれぞれの位置座標を前記エンコーダで読み取っ
て数値制御装置に記憶させ工具長を演算させている。こ
のため計測センサが一個でよく計測データと読み取りデ
ータの処理が数値制御装置上で容易であるという効果を
有する。
交換アームの基準面までの距離を計測する代わりに、工
具交換アームの工具抜き差し方向送り装置に設けた絶対
位置読み取り装置例えばロータリエンコーダまたはリニ
アエンコーダで位置を読み取るようにしたものである。
この方法によれば第1計測センサで工具径Dを計測しシ
ャンク部の基準径doを検知して、そのときの抜き差し
方向のそれぞれの位置座標を前記エンコーダで読み取っ
て数値制御装置に記憶させ工具長を演算させている。こ
のため計測センサが一個でよく計測データと読み取りデ
ータの処理が数値制御装置上で容易であるという効果を
有する。
【0057】請求項5の装置は、工具径を外側から計測
する固定の第1計測センサの設置のみで良い。工具の抜
き差し方向に計測センサを設けて工具長計測を行うとき
は計測前後に計測センサを移動させるための装置が必要
で自動計測を行うためには駆動装置が必要な場合があ
る。本発明の自動計測装置では、工具交換動作中に工具
径の計測と工具長の算出が可能であるため非切削時間の
短縮,省スペース,省エネルギー化の効果を有する。更
に、工具長を直接計測するための距離計測センサが不要
となり一層省スペース化などの効果を有する。
する固定の第1計測センサの設置のみで良い。工具の抜
き差し方向に計測センサを設けて工具長計測を行うとき
は計測前後に計測センサを移動させるための装置が必要
で自動計測を行うためには駆動装置が必要な場合があ
る。本発明の自動計測装置では、工具交換動作中に工具
径の計測と工具長の算出が可能であるため非切削時間の
短縮,省スペース,省エネルギー化の効果を有する。更
に、工具長を直接計測するための距離計測センサが不要
となり一層省スペース化などの効果を有する。
【図1】工具交換アームが主軸内の使用済工具と工具ポ
ット内の次工具とを把持した状態を示す説明図である。
ット内の次工具とを把持した状態を示す説明図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】正面フライスのような工具の寸法を自動計測す
る手順を示したフローチャートである。
る手順を示したフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートの手順を実施する装置と
してのブロック線図である。
してのブロック線図である。
【図5】第1計測センサが工具の下端を検知し、第2計
測センサが工具交換アームの計測指定位置までの距離を
計測している状態を示す説明図である。
測センサが工具交換アームの計測指定位置までの距離を
計測している状態を示す説明図である。
【図6】第1計測センサが工具シャンクの基準径を計測
し第2計測センサが工具交換アームの計測指定位置まで
の距離を計測している状態を示す説明図である。
し第2計測センサが工具交換アームの計測指定位置まで
の距離を計測している状態を示す説明図である。
【図7】工具寸法を自動計測する方法のフローチャート
である。
である。
【図8】図7のフローチャトの手順を実施する装置のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
【図9】(a)は第1計測センサが工具刃先を検知して
工具径Dを計測し、エンコーダにより工具刃先の位置座
標L3を読み取る状態を示す状態説明図、(b)は第1
計測センサが径dを計測しながら工具基準面の基準径d
oに達した時にエンコーダで位置座標L4を読み取る状
態を示す状態説明図である。
工具径Dを計測し、エンコーダにより工具刃先の位置座
標L3を読み取る状態を示す状態説明図、(b)は第1
計測センサが径dを計測しながら工具基準面の基準径d
oに達した時にエンコーダで位置座標L4を読み取る状
態を示す状態説明図である。
【図10】第1の従来技術の説明図である。
【図11】第1の従来技術の説明図である。
【図12】第2の従来技術の説明図である。
1 主軸 2 立主軸
3 工具ポット 4 旋回軸
5 工具交換アーム 7,8 グリッパ
5c 計測指定位置 9 第1計測センサ
10 第2計測センサ 11 エンコーダ
12 ロータリエンコーダ
13 リニアエンコーダ
20 数値制御装置 21 記憶回路
22 第1比較回路 23 第2比較回路
24 演算回路 To 工具ホルダ
Toa 把持部 Tob キー溝
Toc,T2a 工具ホルダのシャンク
T1 使用済工具 T2 次工具
T2a 刃先 D 工具径
L 工具長 L1,L2 距離
L3,L4 位置座標 do 基準径
Claims (5)
- 【請求項1】 工具を工具交換アームで把持して工具ポ
ットから抜き出す動作中に工具長を計測する工具寸法の
自動計測方法であって、前記工具交換アームに把持され
た工具が工具交換アームの抜き出し移動の途中で前記刃
先と対面する固定位置に配設された非接触式の第1計測
センサの前を前記工具の先端が通過する時点における前
記工具交換アーム上の計測指定位置とこの計測指定位置
に対面する固定位置に配設された非接触式の第2計測セ
ンサとの距離L1を計測記憶し、前記工具交換アームの
引き続く移動の途中で径方向計測指定位置を前記第1計
測センサが検知した時点における前記計測指定位置と前
記第2計測センサとの距離L2を計測し、記憶された前
記距離L1と前記距離L2から工具長Lを算出して工具
長を検知することを特徴とする工具寸法の自動計測方
法。 - 【請求項2】 工具ホルダの工具交換アームによる把持
部に刻設されたキー溝の位置に対し一個の刃先を定角度
位置に位置させた工具の前記切刃が前記第1計測センサ
前を通過するとき工具を前記第1計測センサにて計測記
憶して工具径を検知するようになした請求項1に記載の
工具寸法の自動計測方法。 - 【請求項3】 数値制御装置により制御される工作機械
の主軸に装着される工具を工具交換アームで把持して工
具ポットから抜き出す動作中に工具径と工具長とを計測
する工具寸法の自動計測装置であって、前記工具交換ア
ームに把持された工具の抜き出し移動の途中位置の固定
位置に配設され前記工具の径を計測し信号を出力する非
接触式の第1計測センサと、前記工具交換アームに把持
された工具の抜き出し移動の途中位置であって前記工具
交換アームの軸方向計測指定位置までの距離を計測すべ
く前記計測指定位置の直下の対面位置の固定位置に配設
された非接触式の第2計測センサとを有し、前記数値制
御装置には前記第1計測センサが前記工具の先端を検知
した時点における前記第2計測センサから前記工具交換
アームの計測指定位置までの距離L1を記憶する回路
と、前記第1計測センサが前記工具ホルダのシャンクの
基準径を計測した時点における前記第2計測センサから
前記工具交換アームの計測指定位置までの距離L2と前
記記憶回路に記憶された前記距離L1とから前記工具の
工具長Lを演算する回路が少なくとも内蔵されているこ
とを特徴とする工具寸法の自動計測装置。 - 【請求項4】 工具を工具交換アームで把持して工具ポ
ットから抜き出す動作中に工具を計測する工具寸法の自
動計測方法であって、前記工具の軸方向移動の途中で工
具径Dを非接触式の第1計測センサで計測し、前記工具
交換アームの軸方向移動時の位置座標L3をエンコーダ
で読み出し、前記工具径Dと前記位置座標L3とを記憶
し、前記工具の更なる軸方向移動途中に前記第1計測セ
ンサで前記工具の基準径doを検知し、前記基準径do
を検知した時の前記工具交換アームの軸方向移動時の位
置座標L4を読み取り、前記位置座標L3と前記位置座
標L4とから工具長Lを算出させてなり、工具の交換動
作中に工具径Dの計測と工具長Lの算出とを行うことを
特徴とする工具の自動計測方法。 - 【請求項5】 工具を工具交換アームで把持して工具ポ
ットから抜き出す動作中に工具を計測する工具寸法の自
動計測装置であって、前記工具の抜き出し移動の途中位
置で前記工具の工具径を計測し信号を出力するように設
けられた非接触式の第1計測センサと、軸方向駆動手段
に併設され前記工具交換アームの軸方向移動時の位置座
標を数値制御装置に読み出すエンコーダと、計測した前
記工具径Dとこの計測時に前記エンコーダで読み出した
軸方向位置座標L3を記憶する手段と、前記第1計測セ
ンサで基準径doを検知した時に前記エンコーダで読み
取った位置座標L4と前記位置座標L3とから工具長L
を求める演算手段とを含んでなり、工具の交換動作中に
工具径Dの計測と工具長Lの算出とを行うことを特徴と
する工具寸法の自動計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023181A JP2003136372A (ja) | 2001-08-20 | 2002-01-31 | 工具寸法の自動計測方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248836 | 2001-08-20 | ||
JP2001-248836 | 2001-08-20 | ||
JP2002023181A JP2003136372A (ja) | 2001-08-20 | 2002-01-31 | 工具寸法の自動計測方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003136372A true JP2003136372A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=26620650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002023181A Pending JP2003136372A (ja) | 2001-08-20 | 2002-01-31 | 工具寸法の自動計測方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003136372A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007130702A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Brother Ind Ltd | 工作機械及びその工具交換方法 |
WO2008136556A1 (en) * | 2007-05-04 | 2008-11-13 | Sinjin M.T.Tech Co., Ltd. | Apparatus and method for measuring length of cutting tool |
JP2010234522A (ja) * | 2010-07-26 | 2010-10-21 | Meisan Kk | 丸刃を使用するシヤーカット型スリッターのラップ量調整方法および装置 |
CN102126164A (zh) * | 2011-03-25 | 2011-07-20 | 上海交通大学 | 加工中心换刀误差检测预警装置 |
CN104128832A (zh) * | 2013-04-30 | 2014-11-05 | Dmg森精机株式会社 | 工具交换方法及工具机 |
CN106624939A (zh) * | 2016-03-10 | 2017-05-10 | 上海大侨誉远精密机械有限公司 | 一种倾斜式换刀臂 |
CN108927672A (zh) * | 2017-05-27 | 2018-12-04 | 贺尔碧格(上海)有限公司 | 一种刀具装夹及定位尺寸测量装置及夹装定位方法 |
JP2019051587A (ja) * | 2017-09-18 | 2019-04-04 | デッケル マホ プフロンテン ゲーエムベーハーDECKEL MAHO Pfronten GmbH | 工作機械で工具を交換および挿入すなわち取り付けるためのシステムおよびこのシステムを有する工作機械 |
CN109900216A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-06-18 | 博澳精密工业(大连)有限公司 | 一种刀柄直径非接触测量检具 |
JP2021062454A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | ファナック株式会社 | 工作機械 |
CN114440811A (zh) * | 2020-11-02 | 2022-05-06 | 矽磐微电子(重庆)有限公司 | 刀片的测量方法及测量装置 |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002023181A patent/JP2003136372A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019051587A (ja) * | 2017-09-18 | 2019-04-04 | デッケル マホ プフロンテン ゲーエムベーハーDECKEL MAHO Pfronten GmbH | 工作機械で工具を交換および挿入すなわち取り付けるためのシステムおよびこのシステムを有する工作機械 |
CN109900216A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-06-18 | 博澳精密工业(大连)有限公司 | 一种刀柄直径非接触测量检具 |
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JP7339117B2 (ja) | 2019-10-16 | 2023-09-05 | ファナック株式会社 | 工作機械 |
CN114440811A (zh) * | 2020-11-02 | 2022-05-06 | 矽磐微电子(重庆)有限公司 | 刀片的测量方法及测量装置 |
CN114440811B (zh) * | 2020-11-02 | 2023-05-26 | 矽磐微电子(重庆)有限公司 | 刀片的测量方法及测量装置 |
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