JP2003135750A - 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

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JP2003135750A
JP2003135750A JP2001337504A JP2001337504A JP2003135750A JP 2003135750 A JP2003135750 A JP 2003135750A JP 2001337504 A JP2001337504 A JP 2001337504A JP 2001337504 A JP2001337504 A JP 2001337504A JP 2003135750 A JP2003135750 A JP 2003135750A
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JP2001337504A
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Yasuhiro Kamitaka
康博 上高
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にはない斬新な表示手法を実現すること
により、遊技離れに歯止めをかけることができる遊技機
を実現する。 【解決手段】 太陽B11が、前回の抽選結果を示す確
定図柄C10を口の中に吸い込んで画面上から消失さ
せ、太陽がB11〜B15に示すように表情を様々に変
化させる。これを見た遊技者は、太陽が今回の抽選結果
を表示する準備をしていると認識する。そして、所定時
間経過後に、太陽B11の口から今回の抽選結果を示す
特別図柄G10が出現し、その特別図柄G10は、太陽
B11の口から遠ざかるにつれて次第に大きくなり、最
大になったところで、画面の下部に確定図柄G13とし
て確定表示される。この確定図柄G13を見た遊技者
は、今回の抽選結果が大当りかハズレかを知ることがで
きる。つまり、従来のように、数字を表現した特別図柄
が高速で変動することにより、一種の模様が形成され、
背景画像との間に一体感がなくなり、画面に違和感が生
じるということがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技状態が遊技者に
有利な状態に変化するか否かの抽選結果を画像により表
示する遊技機、その遊技機をコンピュータにより機能さ
せるためのコンピュータプログラムおよびそのコンピュ
ータプログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機として、たとえば
図33ないし図35に示すパチンコ機が知られている。
図33は、そのパチンコ機の正面説明図である。図34
および図35は、図33に示すパチンコ機に備えられた
図柄表示装置により表示される画面の説明図である。図
34(A)は、前回の抽選結果が表示された状態を示す
説明図であり、図34(B)は、特別図柄が高速で変動
している状態を模式的に示す説明図であり、図34
(C)は、左停止図柄が表示された状態を示す説明図で
ある。図35は、図34の続きを示す説明図である。図
35(D)は、リーチの状態を示す説明図であり、図3
5(E)は、大当り図柄が表示された状態を示す説明図
である。
【0003】図34(A)に示すように、パチンコ機5
00に備えられた図柄表示装置504の画面には、前回
の抽選結果を示す3つの停止図柄Z1と、それらの背景
に表示された背景画像Y1とが表示されている。図に示
す例では、ビルディング群を模した背景画像Y1が表示
されている。そして、操作ハンドル501を操作して発
射された遊技球が、第1種始動口502、あるいは、両
翼を開放した普通電動役物503に入賞すると、図34
(B)に示すように、図柄表示装置504が画面上の横
方向3個所(左表示領域、中表示領域および右表示領
域)において複数の図柄(たとえば、0〜9)を上から
下へ高速でスクロール表示(以下、変動表示ともいう)
する。図34(B)において下向きの矢印は、図柄が上
から下へ高速で変動表示されていることを示す。なお、
高速変動とは、図柄を認識できない程度の速度での変動
をいう。そして、所定時間経過すると、図34(C)に
示すように、画面上の左表示領域における変動速度が低
下した後、所定の図柄で停止する。図に示す例では図柄
「7」で停止している。さらに所定時間経過すると、図
35(D)に示すように、画面上の右表示領域における
変動速度が低下した後、所定の図柄で停止する。図に示
す例では図柄「7」で停止し、リーチ状態になってお
り、飛行機を模した演出画像Y2が表示されている。そ
してさらに所定時間経過すると、図35(E)に示すよ
うに、画面上の中表示領域における変動速度が低下した
後、所定の図柄で停止する。図に示す例では図柄「7」
で停止し、大当り図柄が表示されており、自動車を模し
た演出画像Y3が表示されている。
【0004】ここで、図35(E)に示すように、3つ
の停止図柄が大当り図柄(たとえば、図に示すように7
77)の場合に大当りが発生し、扉式の開閉部材505
が開作動し、大入賞口506が形成される。そして、大
入賞口506に遊技球が入賞すると、入賞球1個に付
き、所定個数(たとえば、15個)の賞球が上受け皿5
08に払出される。また、大入賞口506に入賞した入
賞球の数が所定数(たとえば、10個)に達するか、あ
るいは、大入賞口506が開口してから所定時間(たと
えば、30秒)経過するか、いずれかの条件が満たされ
ると、開閉部材505が閉作動し、大入賞口506が閉
口する。さらに、大入賞口506に入賞した遊技球が大
入賞口506の内部に設けられた特定領域507を通過
すると、大入賞口506が連続して開口する権利が発生
する。このように、大入賞口506が開口してから閉口
するまでを1ラウンドとし、遊技球が特定領域507を
通過することを条件として、複数のラウンド(たとえ
ば、16ラウンド)の遊技を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から上記
パチンコ機500のように、変動表示されている特別図
柄と、背景画像や演出画像とを組み合わせて表示すると
いう表示手法を長年にわたって採用しているため、その
表示手法に遊技者が飽きてきており、遊技離れが生じて
いるという問題がある。また、従来のパチンコ機では、
図柄を高速変動すると、その変動表示部分は一種の模様
になってしまうため、背景画像Y1や演出画像Y2,Y
3との一体感がなくなり、画面全体に違和感を生じてし
まうという問題もある。
【0006】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、従来にはない斬新な表示手法
を実現することにより、遊技離れに歯止めをかけること
ができる遊技機を実現することを目的とする。また、画
面全体に違和感を生じることのなり遊技機を実現するこ
とをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1ないし請求項
8に記載の発明では、遊技状態が遊技者に有利な遊技状
態に変化するか否かを抽選する抽選手段と、この抽選手
段による抽選結果に対応する画像を複数の画像から選択
して表示する画像表示手段とを備えており、前記画像表
示手段は、前記複数の画像のいずれかを用いた表示をし
ていない状態において、前記画像を表示する準備をして
いることを表現する動画を表示した後に前記抽選結果に
対応する画像を表示するという技術的手段を用いる。
【0008】つまり、従来では、抽選結果の表示に用い
る複数の画像(たとえば、数字を表した画像)を変動表
示した後に、抽選結果を示す画像を停止表示する手法を
長年にわたって採用しており、遊技者に飽きが到来して
いるが、請求項1に記載の発明のように、抽選結果の表
示に用いるいずれの画像をも表示しないで、抽選結果に
対応する画像を表示する準備をしていることを表現する
動画(たとえば、物語性のあるアニメーション)を表示
し、その後に抽選結果に対応する画像(たとえば、数字
を表した画像)を表示することにより、従来にはない斬
新な画像の演出を行うことができる。したがって、従来
の遊技機の演出内容に飽きている遊技者も、新鮮味のあ
る面白い遊技を行うことができるため、遊技離れに歯止
めをかけることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記画像表示手段は、前記動画と
関連のある背景画像を前記動画の背景に表示するという
技術的手段を用いる。
【0010】つまり、従来では、抽選結果に用いる複数
の画像(たとえば、数字を表した画像)を変動表示し、
その背景に前記複数の画像とは関連のない背景画像を表
示すると、変動表示している複数の画像と、背景画像と
の間に違和感が生じているが、請求項2に記載の発明の
ように、抽選結果の表示に用いるいずれの画像をも表示
しないで、抽選結果に対応する画像を表示する準備をし
ていることを表現する動画を表示し、その動画と関連の
ある背景画像を動画の背景に表示することにより、動画
と背景画像との間に一体感が生まれるため、画面全体に
違和感が生じることがない。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の遊技機において、前記画像表示手段
は、前記動画を表示する際に前回の抽選結果に対応する
画像を所定時間表示するという技術的手段を用いる。
【0012】つまり、画像を表示する際に前回の抽選結
果に対応する画像を所定時間表示することにより、遊技
者は、前回の抽選結果を知ることができる。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項2また
は請求項3に記載の遊技機において、前記画像表示手段
は、前記前回の抽選結果に対応する画像が前記動画の中
に吸収されて消失する態様を表示した後に、前記動画に
より、前記画像を表示する準備をしていることを表現す
るという技術的手段を用いる。
【0014】つまり、前回の抽選結果に対応する画像が
前記動画の中に吸収されて消失する態様を表示した後
に、前記動画により、前記画像を表示する準備をしてい
ることを表現することができるため、従来のように、前
回の抽選結果を示す画像が停止表示された状態から、抽
選結果に用いる複数の画像を変動表示した後に、今回の
抽選結果に対応する画像を表示する遊技機にはない新鮮
味のある遊技を行うことができる。また、前回の抽選結
果を示す画像を吸収した動画が、抽選結果に対応する画
像を表示する準備をしている動画であることが分かる。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記画像表示手段は、複数の抽選結果にそれぞれ対応する
複数の画像の表示をする準備をしていることを表現する
複数の動画を表示するという技術的手段を用いる。
【0016】つまり、複数の抽選結果にそれぞれ対応す
る複数の画像の表示をする準備をしていることを表現す
る複数の動画を表示することができるため、遊技者は、
表示されている複数の動画を見ることにより、複数の抽
選が行われ、その結果を表示する準備がされていること
を知ることができる。また、複数の動画を平行して表示
することができるため、動画を1つずつ表示する場合よ
りも動画の総合的な表示時間を短縮することができる。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記動画は、前記抽選結果を示唆する動きをするという技
術的手段を用いる。
【0018】つまり、動画は、抽選結果を示唆する動き
をすることができるため、遊技者は、動画の動きを見る
ことにより、抽選結果を推定することができる。
【0019】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記画像表示手段は、前記抽選結果に対応して異なる動画
を表示するという技術的手段を用いる。
【0020】つまり、抽選結果に対応して異なる動画を
表示することができるため、遊技者は、動画の種類を識
別することにより、抽選結果を推定することができる。
【0021】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記画像表示手段は、前記画像を複数表示する場合は、そ
の画像を1つずつ表示するという技術的手段を用いる。
【0022】つまり、抽選結果に対応する画像を複数表
示する場合は、その画像を1つずつ表示することができ
るため、遊技者は、画像が1つずつ表示される度に、一
体どのような画像が揃うのであろうか、ハラハラドキド
キしたスリルのある遊技を行うことができる。また、画
像を3つ表示することにより、抽選結果を表示する場合
において、遊技者に有利な遊技状態に変化するという抽
選結果に対応する画像を構成する2つの画像と同一の画
像を表示することにより、いわゆるリーチの状態を実現
することができる。
【0023】請求項9に記載の発明では、遊技状態が遊
技者に有利な遊技状態に変化するか否かを抽選する抽選
手段と、この抽選手段による抽選結果に対応する画像を
複数の画像から選択して表示する画像表示手段とを備え
た遊技機をコンピュータにより機能させるためのコンピ
ュータプログラムであって、前記画像表示手段を機能さ
せるためのコンピュータが、前記複数の画像のいずれか
を用いた表示をしていない状態において、前記画像を表
示する準備をしていることを表現する動画を表示した後
に前記抽選結果に対応する画像を表示する表示処理を含
む処理を実行するためのコンピュータプログラムという
技術的手段を用いる。
【0024】つまり、請求項1に記載の遊技機は、たと
えば、後述する発明の実施の形態に記載するように、パ
チンコ機(遊技機)に内蔵されたCPU(コンピュー
タ)により機能するため、上記コンピュータプログラム
をROMなどの記録媒体に記録しておき、その記録され
たコンピュータプログラムを上記CPUが実行すること
により、上記遊技機を機能させることができる。
【0025】請求項10に記載の発明では、遊技状態が
遊技者に有利な遊技状態に変化するか否かを抽選する抽
選手段と、この抽選手段による抽選結果に対応する画像
を複数の画像から選択して表示する画像表示手段とを備
えた遊技機をコンピュータにより機能させるためのコン
ピュータプログラムが記録された記録媒体であって、前
記画像表示手段を機能させるためのコンピュータが、前
記複数の画像のいずれかを用いた表示をしていない状態
において、前記画像を表示する準備をしていることを表
現する動画を表示した後に前記抽選結果に対応する画像
を表示する表示処理を含む処理を実行するためのコンピ
ュータプログラムが記録された記録媒体という技術的手
段を用いる。
【0026】つまり、コンピュータを用いることにより
機能する遊技機は、たとえば、後述する発明の実施の形
態に記載するように、パチンコ機(遊技機)に設けられ
たROMなどの記録媒体に記録されたコンピュータプロ
グラムをCPU(コンピュータ)が実行することにより
機能するため、上記記録媒体を使用することにより、請
求項1に記載の遊技機を実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、この発明
に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明す
る。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に
係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明
する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説
明図である。パチンコ機1には、前枠2がヒンジ8を回
動軸として開閉可能に備えられており、その前枠2に
は、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2
の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が
設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設
けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤
5へ発射する発射モータ(図3において符号15eで示
す)を操作するための発射ハンドル15aが回動可能に
取付けられている。ガラス枠4の下方には、賞球や貸球
が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、
この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸
球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくた
めの上受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下
方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球
や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6か
ら排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成さ
れている。排出口7aの排出側には、その排出口7aか
ら排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が
設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ
9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7b
が設けられている。
【0028】[遊技盤5の主要構成]次に、遊技盤5の
主要構成について、それを示す図2を参照して説明す
る。遊技盤5の略中央には、センターケース30が備え
られている。センターケース30には、天入賞口31
と、特別図柄制御装置32と、特別図柄制御装置32の
始動可能な回数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)
を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LE
D35とが備えられている。特別図柄制御装置32は、
大当りかハズレかの抽選結果に対応する画像を表示する
準備をしていることを表現する動画、その背景画像、演
出画像などを液晶で表示する。遊技盤5の斜め左下に
は、3個のLEDからなる普通図柄表示装置33が設け
られており、遊技盤5の斜め右下には、普通図柄表示装
置33の始動可能な回数(以下、普通図柄始動記憶数と
称する)を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶
表示LED34が設けられている。センターケース30
の右側には、普通図柄表示装置33を作動させるための
普通図柄作動右ゲート26が設けられており、左側には
同機能の普通図柄作動左ゲート27が設けられている。
普通図柄作動右ゲート26の下方には、右袖入賞口22
が設けられており、普通図柄作動左ゲート27の下方に
は、左袖入賞口23が設けられている。センターケース
30の下方には、特別図柄制御装置32を作動させる機
能を有する第1種始動口28が設けられており、その第
1種始動口28の下方には、開閉可能な両翼を備えた普
通電動役物29が設けられている。両翼を開放した普通
電動役物29は、第1種始動口28と同じ機能を有す
る。普通電動役物29の下方には、特別図柄制御装置3
2により確定表示された図柄(以下、確定図柄という)
が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40
が設けられている。なお、上記の確定表示とは、最終的
に確定した特別図柄を表示したという意味であり、確定
表示の態様には、特別図柄が完全に停止した状態の他、
完全に停止しないで上下または左右に振動するなど、所
定の動きを伴っている状態などが含まれる。
【0029】この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に大入賞口を開口する開閉部材41が開閉可能に取付
けられており、この開閉部材41の右側には、右下入賞
口24設けられており、左側には左下入賞口25が設け
られている。また、開閉部材41の内部には、大入賞口
を連続して開放する機能を有する特定領域と、この特定
領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図
3に符号53で示す)と、大入賞口に入賞した遊技球の
数をカウントする大入賞口スイッチ(図3に符号64で
示す)とが設けられている。また、遊技盤5には、発射
された遊技球を遊技領域へ案内するレール13が取付け
られており、そのレール13により、円形の遊技領域が
形成されている。そのレール13の上方部分により遊技
領域と画された外側であって、遊技盤5の上方の左右角
部には、コーナー飾り11が取付けられている。コーナ
ー飾り11の内側には、計16個のLEDが、円形の遊
技領域が形成する円弧に対応するように配置されてい
る。その他、遊技盤5には、LEDにより装飾された装
飾風車21,21、普通の風車12,12と、サイド飾
り20,20と、入賞しなかった遊技球をアウト球とし
て回収するアウト口14とが設けられている。また、遊
技盤5には、多くの釘15が打ち込まれており、遊技盤
5に発射された遊技球は、釘15の間を乱舞しながら落
下する。
【0030】[パチンコ機1の電気的構成]次に、パチ
ンコ機1の電気的構成についてそれをブロックで示す図
3を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板10
0が設けられており、この主基板100には、マイクロ
プロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッ
サ110には、大当りかハズレかの判定や画像制御な
ど、遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、
このメインCPU112が各種制御を実行するための各
種制御プログラムや図11に示す各種のテーブルが記録
されたROM114と、遊技球が第1種始動口28を通
過したことの検出結果などの遊技中に発生する各種デー
タ、ROM114から読出された制御プログラムなどを
一時的に格納するRAM116とが搭載されている。主
基板100には、次に記載するものが電気的に接続され
ている。遊技球が第1種始動口28を通過したことを検
出する第1種始動口スイッチ28a、特別図柄制御装置
32、ランプ制御装置300、電源基板80、賞球の払
出しなどを制御する払出制御基盤200、遊技中の効果
音などを制御する音声制御装置79、入賞や大当りなど
に関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設
けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊
技枠情報端子基板72、盤面中継基板51、遊技枠中継
基板73である。
【0031】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種デ
ータを一時的に格納するRAM216とが搭載されてい
る。また、払出制御基盤200には、電源基板80、発
射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板1
5c、遊技枠情報端子基板72および払出中継基板75
が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15c
には、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15e
へ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接
続されている。
【0032】遊技枠中継基板73には、満杯検出スイッ
チ77、賞球切れスイッチ71およびセンサ中継基板7
4が電気的に接続されている。センサ中継基板74は、
賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,
62bおよび払出中継基板75と電気的に接続されてい
る。払出中継基板75には、貸球切れスイッチ76、賞
球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に
接続されている。盤面中継基板51には、次に記載する
ものが電気的に接続されている。普通図柄作動右ゲート
26を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ26
a、普通図柄作動左ゲート27を通過した遊技球を検出
する左ゲートスイッチ27a、右袖入賞口22に入賞し
た遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ22a、左袖入
賞口23に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッ
チ23a、天入賞口31に入賞した遊技球を検出する天
入賞口スイッチ31a、右下入賞口24に入賞した遊技
球を検出する右下入賞口スイッチ24a、左下入賞口2
5に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ25
a、普通図柄表示装置33および大入賞口中継基板70
である。大入賞口中継基板70には、開閉部材41を開
閉するための大入賞口ソレノイド59、普通電動役物2
9の両翼を開閉するための普通電動役物ソレノイド29
a、特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイ
ッチ53、大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞
口スイッチ64が電気的に接続されている。電源基板8
0は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源78
から電源の供給を受け、各基板および装置へ必要電源を
供給する。
【0033】[特別図柄制御装置32の電気的構成]次
に、特別図柄制御装置32の主な電気的構成について図
4および図5を参照して説明する。図4は特別図柄制御
装置32の主な電気的構成をブロックで示す説明図であ
り、図5は図4に示すキャラクタROM32iに記録さ
れている主なキャラクタを示す説明図である。特別図柄
制御装置32は、特別図柄表示器32a、液晶インバー
タ基板32b、液晶アナログ基板32cおよび特別図柄
制御基板32dを備える。特別図柄制御基板32dに搭
載されたサブCPU32eは、主基板100からライン
100aを介して送出されてきた画像制御コマンドを受
信するとともに、その受信した画像制御コマンドの内容
をROM32fに記録されたコンピュータプログラムに
従って解析する。
【0034】続いてサブCPU32eは、その解析結果
をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32g
へ送出し、VDP32gは、キャラクタROM32iか
ら上記解析結果に対応したキャラクタや特別図柄などを
読出す。図5に示すように、キャラクタROM32iに
は、後述する画面(図7ないし図9)を表示するための
複数の形態の特別図柄、複数の表情の太陽、複数の形態
のペンギン、複数の形態のイルカ、複数の形態のシロク
マ、複数の形態のアザラシ、フラミンゴ、熱帯魚などを
模した複数のキャラクタ、背景画像H1を表示するため
の画像データなどが記録されている。また、VDP32
gは、キャラクタROM32iから読出した特別図柄や
キャラクタなどのドットのアドレス、表示色などを上記
解析結果に基づいて演算し、その演算結果を内蔵のパレ
ットRAM32hに一時的に格納する。続いてVDP3
2gは、パレットRAM32hに格納されている演算結
果に基づいてRGB信号を液晶アナログ基板32cへ送
出する。続いて液晶アナログ基板32cは、取込んだR
GB信号の色補正および輝度調整を行い、その信号を液
晶インバータ基板32bへ送出する。液晶インバータ基
板32bは、バックライト電源の役割を果たし、取込ん
だ信号を昇圧(たとえば、12Vから600V)し、特
別図柄表示器32aへ送出する。そして特別図柄表示器
32aは、取込んだ信号に対応する液晶ドットをスイッ
チングして表示する。これにより、特別図柄の変動表
示、確定図柄の表示、背景画像などの表示などを行う。
なお、この実施形態では、特別図柄表示器32aは、T
FT(Thin Film Transistor)を画素駆動素子とするア
クティブマトリックス方式の液晶表示装置である。
【0035】[特別図柄制御装置32の表示内容]次
に、特別図柄制御装置32の表示内容について図6ない
し図10を参照して説明する。図6(1)〜(15)
は、特別図柄の消失から出現までの過程を示す説明図で
ある。図7(A)〜(D)は、前回の抽選結果が消失す
る過程を示す説明図である。図8(E)〜(H)は、今
回の抽選結果を表示する準備をしている状態を示す説明
図である。図9(I)〜(L)は、今回の抽選結果が出
現する過程を示す説明図である。図10は、演出画像、
前回の確定図柄、準備中画像および今回の確定図柄の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。なお、
以下の説明では、同一の数字を示す特別図柄が3つ揃っ
た場合を大当とし、揃わなかった場合をハズレとする。
また、前回の抽選結果を示す特別図柄を前回の確定図
柄、今回の抽選結果を示す特別図柄を今回の確定図柄、
今回の抽選結果を表示する準備をしていることを表現し
ている画像を準備中画像、演出を行う画像を演出画像と
それぞれ称する。
【0036】(前回の抽選結果の消失)図7(A)に示
すように、特別図柄制御装置32の画面には、空、海お
よび砂浜を表現した背景画像H1が表示されており、海
岸の部分には、3つの特別図柄「123」からなる前回
の確定図柄C10が表示されている。その確定図柄C1
0を見ることにより、遊技者は、前回の抽選結果を知る
ことができる。また、背景画像H1の空の部分には、準
備中画像としての擬人化された太陽(以下、準備中画像
ともいう)B10と、演出画像としての空飛ぶペンギン
(以下、演出画像ともいう)A10とが表示されてい
る。図示したペンギンA10は、動画の1コマであり、
実際には、ペンギンが飛行している動画が表示される。
また、太陽B10も表情の変化する太陽を表現した動画
の1コマであるが、この段階では、動き出していない。
そして、遊技球が第1種始動口28に入賞すると、図7
(B)に示すように、太陽B10は、口を開けて笑った
表情の太陽B11に変化し、前回の確定図柄C10は、
太陽B11の口に向かって移動を開始するとともに(図
10のt1)、太陽B11の口に近づくにしたがって大
きさが小さくなるような形態の確定図柄C11、C1
2、C13に変化する。つまり、図6(2)〜(6)に
示すように、確定図柄C10が、太陽B11の口に吸い
込まれて行く演出画面が表示される。この演出画面を見
ることにより、遊技者は、抽選が開始されたことを知る
ことができる(なお、コンピュータ処理上は、遊技球が
第1種始動口28を通過したときに抽選結果は出てい
る)。そして最終的に前回の確定図柄は、太陽B11の
口の中に総て吸い込まれて画面上から消失する(図10
のt2)。また、空を飛んでいたペンギンA10は、羽
根を広げて着地態勢に入ったペンギンA11、羽根を広
げた状態から羽根を上に挙げた状態のペンギンA12に
変化し、さらに、羽根を下げて着地態勢に入った状態を
表現したペンギンA13に変化する。なお、図面の都合
上、確定図柄が太陽の口に吸い込まれる様子やペンギン
が着地する様子は、主なタイミングのときの画面しか図
示していないが、実際には、テレビのアニメーションの
ように滑らかな動きをする。
【0037】(抽選結果を表示する準備)3つの特別図
柄を吸い込んだ準備中画像としての太陽は、図6(7)
〜(10)、図8(E)〜(H)において、B12〜B
15で示すように、その表情を笑顔、横目でにらむ表
情、無表情などの複数種類の変化を開始する(図10の
t2)。これにより、遊技者は、前回の確定図柄を吸い
込んだ太陽の中で特別図柄が変動している、つまり今回
の抽選結果を表示する準備をしていると認識することが
できる。また、ペンギンは、A14〜A16で示すよう
に砂浜に着地した後に羽根を上方に広げて空を仰ぐ形態
に変化する。さらに、図8(E)に示すように、流氷に
乗ったシロクマ(以下、演出画像ともいう)E10と、
海上をジャンプする2頭のイルカ(以下、演出画像とも
いう)D10とによる演出画像が表示される。やがてシ
ロクマは、E11、E12で示すように、左回転して海
中に姿を消し、イルカは、着水した後、海中に姿を消
す。また、演出画像として、流氷に乗ったアザラシ(以
下、演出画像ともいう)F10が仰向けの恰好で海上に
浮上する(図8(H))。このように、抽選結果を表示
する準備をしている期間では、空、海および砂浜からな
る背景画像H1と関連のある太陽を表現した準備中画像
と、海と関連のあるペンギンやシロクマなどを表現した
演出画像とを一体的に表示し、従来のように、特別図柄
そのものを変動表示しないため、画面全体に違和感のな
い楽しい演出を行うことができる。
【0038】(今回の抽選結果の出現)図6(11)、
図9(I)に示すように、太陽の表情の変化が停止する
と、口を開けて笑う太陽B11が表示され、その太陽B
11の口の中から、今回の抽選結果を示す特別図柄G1
0が出現する(図10のt3)。図6(11)〜(1
4)に示すように、特別図柄G10は、G11、G12
というように、太陽B11の口から遠ざかるにつれて大
きく成長し、最大に成長すると、図9(L)に示すよう
に、確定図柄G13として砂浜に確定表示される(図1
0のt4)。これにより、今回の確定図柄G13を見た
遊技者は、今回の抽選結果が大当りかハズレかを認識す
ることができる。また、演出画像としてのペンギンは、
上に挙げた右の羽根にハートを乗せて、そのハートを吹
いて飛ばすような形態のペンギンA17に変化し、今回
の確定図柄G13が表示されたときには、ペンギンA1
7は、空を飛ぶペンギンA10に変化する。また、流氷
に乗ったアザラシF10は、海上にて流氷上で起立した
形態のアザラシF11に変化し、海上をジャンプする態
勢にあるイルカD13が表示される。なお、図9に示す
例では、今回の確定図柄として大当り図柄「777」が
確定表示されている。
【0039】[大当りカウンタおよびテーブル]次に、
ROM32f(図4)に格納されている大当りカウンタ
およびテーブルについて図11を参照して説明する。図
11(A)は抽選に用いる大当りカウンタの説明図であ
り、図11(B)は大当り図柄の決定に用いる大当り図
柄テーブルの説明図であり、図11(C)はハズレ図柄
の決定に用いるハズレ図柄テーブルの説明図であり、図
11(D)は大当りの場合に画像制御内容の決定に用い
る画像制御内容テーブルの説明図であり、図11(E)
はハズレの場合に画像制御内容の決定に用いる画像制御
内容テーブルの説明図である。
【0040】図11(A)に示すように大当りカウンタ
Ct1は、複数の数値、この実施形態では「0」〜「2
55」の計256の数値をカウントし、1割込み処理毎
に初期値を「1」ずつ更新する。そして、メインCPU
112(図3)は、大当りかハズレかの抽選を行うタイ
ミングになったときに大当りカウンタCt1のカウント
値を1つ取得する。図11(B)に示すように大当り図
柄テーブルTb1は、複数の乱数、この実施形態では
「0」〜「9」の計10の乱数と、複数の特別図柄、こ
の実施形態では「0」〜「9」の計10の特別図柄とを
対応付けて構成される。そして、メインCPU112
は、大当り図柄を決定するタイミングになったときに
「0」〜「9」の乱数から1つの乱数を無作為に選択
し、その選択した乱数に対応付けられている同一の特別
図柄を3つ揃えて大当り図柄に決定する。図11(C)
に示すようにハズレ図柄テーブルTb2は、複数の乱
数、この実施形態では「0」〜「9」の計10の乱数
と、複数の特別図柄、この実施形態では「0」〜「9」
の計10の特別図柄とを対応付けて構成される。そし
て、メインCPU112は、ハズレ図柄を決定するタイ
ミングになったときに「0」〜「9」の乱数から1つの
乱数を無作為に選択し、その選択した乱数に対応付けら
れている特別図柄をハズレ図柄に決定する。メインCP
U112は、その決定を3回実行し、3つのハズレ図柄
を決定する。
【0041】図11(D)に示すように画像制御内容テ
ーブル(大当り用)Tb3は、複数の乱数、この実施形
態では、「0」〜「99」の計100の乱数と、複数の
画像制御内容番号、この実施形態では、「0」〜「9
9」の計100番とを対応付けて構成される。ROM3
2fには、画像制御内容番号0〜99に対応する画像制
御内容を実行するための画像制御プログラムが格納され
ている。そして、メインCPU112は、抽選結果が大
当りであった場合に、「0」〜「99」の乱数から1つ
の乱数を無作為に選択し、その選択した乱数に対応付け
られている画像制御内容番号に対応する画像制御プログ
ラムをROM32fから読出し、それを実行することに
より特別図柄制御装置32の画像制御を行う。たとえ
ば、前述の図7ないし図9に示した画面の表示内容は、
上記100番の中の1つに対応する画像制御プログラム
の実行によるものである。図11(E)に示すように画
像制御内容テーブル(ハズレ用)Tb4は、複数の乱
数、この実施形態では、「0」〜「99」の計100の
乱数と、複数の画像制御内容番号、この実施形態では
「0」〜「99」の計100番とを対応付けて構成され
る。ROM32fには、画像制御内容番号0〜99に対
応する画像制御内容を実行するための画像制御プログラ
ムが格納されている。そして、メインCPU112は、
抽選結果が大当りであった場合に、「0」〜「99」の
乱数から1つの乱数を無作為に選択し、その選択した乱
数に対応付けられている画像制御内容番号に対応する画
像制御プログラムをROM32fから読出し、それを実
行することにより特別図柄制御装置32の画像制御を行
う。
【0042】[主な遊技の流れ]次に、主な遊技の流れ
について図12ないし図14を参照して説明する。図1
2はメインCPU112が実行する特別図柄処理の流れ
を示すフローチャートである。図13はメインCPU1
12が図12のS16において実行する大当り判定処理
の流れを示すフローチャートである。図14はサブCP
U32eが実行する画像表示の流れを示すフローチャー
トである。
【0043】(特別図柄処理)遊技球が第1種始動口2
8を通過すると、メインCPU112は、第1種始動口
スイッチ28aと接続されている入力ポートの電圧変化
に基づいて、遊技球の通過を検出し、その検出タイミン
グにおける大当りカウンタCt1(図11(A))のカ
ウント値を1つ取得し、それをRAM116に一時的に
格納する。メインCPU112は、表示開始を指示する
コマンドを送信したが、表示終了を指示するコマンドを
未送信であるか否かに基いて、特別図柄制御装置32に
対する画像制御中であるか否かを判定し(図12のステ
ップ(以下、Sという)S10)、処理中でないと判定
すると(S10:No)、特別図柄始動記憶数U1が
「1」以上であるか否かを判定する(S12)。続いて
メインCPU112は、特別図柄始動記憶数U1が
「1」以上であると判定すると(S12:Yes)、特
別図柄始動記憶数U1から「1」を減算し(S14)、
大当り判定処理を行う(S16)。
【0044】メインCPU112は、RAM116に格
納されているカウント値を読出し(図13のS18)、
ROM114に予め記憶されている大当りカウント値
(たとえば「7」)を参照し(S20)、S18におい
て読出したカウント値が大当りカウント値と同一である
か否かにより、大当りかハズレかを判定する(S2
2)。ここで大当りと判定すると(S22:Yes)、
大当り図柄テーブルTb1(図11(B))を用いて大
当り図柄を決定し(S24)、その大当り図柄を確定図
柄に設定し(S26)、画像制御内容テーブルTb3
(図11(D))を用いて画像制御内容を決定する(S
28)。また、メインCPU112は、ハズレと判定し
た場合は(S22:No)、ハズレ図柄テーブルTb2
(図11(C))を用いてハズレ図柄を決定し(S3
0)、そのハズレ図柄を確定図柄に設定し(S32)、
画像制御内容テーブルTb4(図11(E))を用いて
画像制御内容を決定する(S34)。
【0045】そしてメインCPU112は、S26にお
いて決定した確定図柄およびS28において決定した画
像制御内容、あるいは、S32において決定した確定図
柄およびS34において決定した画像制御内容をRAM
116に一時的に記憶し(図8のS36)、画像の表示
開始を指示する表示開始コマンドを作成し(図12のS
38)、その表示開始コマンドを特別図柄制御装置32
へ送信する(S40)。その送信する表示開始コマンド
には、S36においてRAM116に記憶した画像制御
内容が含まれる。
【0046】(画像表示)一方、サブCPU32eは、
メインCPU112から送信されてくるコマンドの受信
チェックを行い(図14のS50)、コマンドを受信し
たか否かを判定する(S52)。ここで、コマンドを受
信したと判定すると(S52:Yes)、その受信した
コマンドを解析し(S54)、受信したコマンドが表示
開始コマンドであるか否かを判定する(S56)。ここ
で、表示開始コマンドであると判定すると(S56:Y
es)、表示開始コマンドに基づいた画像を表示中であ
るか否かを判定し(S58)、表示中でない場合は(S
58:No)、受信した表示開始コマンドに含まれる画
像制御内容番号に対応する画像制御プログラムをROM
32fから読出し、その画像制御プログラムに基いて図
12ないし図14に示した表示を開始する(S60)。
一方、メインCPU112は、確定図柄を表示するタイ
ミングになったか否かを判定し(図12のS42)、確
定図柄を表示するタイミングになったと判定すると(S
42:Yes)、表示の終了を指示する表示終了コマン
ドを特別図柄制御装置32へ送信する(S44)。そし
て、サブCPU32eは、メインCPU112から送信
されてきた表示終了コマンドを受信すると(図14のS
56:No、S62:Yes)、今回の抽選結果を示す
確定図柄を確定表示し、演出画像や準備中画像などの画
像表示を終了する(S64)。
【0047】[第1実施形態の効果] (1)以上のように、第1実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0048】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、太陽を表現した準備中画像B12〜
B15と、イルカを表現した演出画像D10,D12,
流氷に乗ったシロクマを表現した演出画像E10〜E1
2,流氷に乗ったアザラシを表現した演出画像F10と
は、一般的に関連のあるものとして認識されているもの
であるため、各画像間に一体感を生まれ、画面全体に違
和感が生じることがない。 (3)また、準備中画像が動き始める前に、前回の確定
図柄C10を所定時間表示するため、遊技者は、前回の
抽選結果を知ることができる。 (4)さらに、準備中画像である太陽が前回の確定図柄
C10を吸収した後に、表情を変化させて動くため、そ
の準備中画像が今回の確定図柄を表示する準備をしてい
る動画であることが分かる。
【0049】(変形例) (1)準備中画像としての太陽の外形形状を変化させる
ことにより、今回の確定図柄の表示を準備していること
を表現することもできる。 (2)準備中画像としての太陽を移動させることによ
り、今回の確定図柄の表示を準備していることを表現す
ることもできる。 (3)図15(A)は第1実施形態の変形例を示す説明
図であるが、図示のように、太陽B20が前回の確定図
柄C30の総てを一気に吸い込む表現をすることもでき
る。また、太陽が今回の確定図柄の総てを一気に吐き出
す表現をすることもできる。 (4)図15(A)に示すように、太陽が前回の確定図
柄の方向に移動して確定図柄を吸い込む表現をすること
もできる。
【0050】(5)図15(B)、(C)は第1実施形
態の変形例を示す説明図であるが、図示のように、太陽
から吐き出された今回の確定図柄の2つが同一の確定図
柄「7」になった場合、つまりリーチになった場合は、
3つ目の確定図柄を吐き出す際に、確定表示されている
確定図柄「7」に近い図柄「6」を少し吐き出して、再
度吸い込み、最終的に3つ目の確定図柄として図柄
「7」を吐き出したりする演出を行うこともできる。つ
まり、リーチになったときの演出を行うことができる。
なお、図15に示されている図柄は一例である。また、
このように今回の確定図柄を1つずつ表示する機能を備
えた特別図柄制御装置32が、請求項8に記載の画像表
示手段に対応し、その特別図柄制御装置32を備えたパ
チンコ機1が請求項8に係る遊技機に対応する。 (6)前回の確定図柄を太陽の背面に消えて行くように
表現することもできる。また、太陽を前回の確定図柄の
方向に移動させて、太陽の背面に確定図柄を隠すことも
できる。 (7)太陽が前回の確定図柄を吸い込むときの吸い込む
速度を次第に速くしたり途中で吸い込みを中断したりす
る表現をすることもできる。また、太陽が今回の確定図
柄を吐き出すときの吐き出す速度を次第に遅くしたり途
中で吐き出しを中断したりする表現をすることもでき
る。 (8)前回の確定図柄の確定表示位置と、今回の確定図
柄の確定表示位置とを異ならせることもできる。たとえ
ば、前回の確定図柄を背景画像H1の砂浜に確定表示
し、今回の確定図柄を背景画像H1の海上に表示する。
また、その逆でもよい。
【0051】<第2実施形態>次に、この発明の第2実
施形態について図16ないし図19を参照して説明す
る。図16(1)〜(9)は、特別図柄の消失から出現
までの過程を示す説明図である。図17(A)〜(D)
は、前回の抽選結果が消失する過程を示す説明図であ
る。図18(E)〜(G)は、今回の抽選結果を表示す
る準備をしている状態を示す説明図である。図19
(H)〜(K)は、今回の抽選結果が出現する過程を示
す説明図である。この実施形態のパチンコ機は、3つの
準備中画像がそれぞれ前回の確定図柄を1図柄ずつ吸い
込んで消失させ、3つの準備中画像がそれぞれ今回の確
定図柄を1図柄ずつ吐き出して出現させることを特徴と
する。なお、特別図柄制御装置32の表示内容以外は、
第1実施形態と同一であるため、その部分の説明を省略
する。また、同一の画像については第1実施形態と同一
の符号を用いる。
【0052】(前回の抽選結果の消失)図17(A)に
示すように、背景画像H1の海上(空中)には、特別図
柄「123」からなる前回の確定図柄C14が確定表示
されている。また、砂浜には、くちばしを上に向けた形
態の3羽のペンギン(以下、準備中画像ともいう)J1
0,J20,J30が表示されており、海上には、流氷
に乗ったシロクマE10が表示されている。前回の確定
図柄C14は、C15,C16,C17で示すように次
第に大きさが小さくなり、前回の確定図柄「1」はペン
ギンJ11の口に、前回の確定図柄「2」はペンギンJ
21の口に、前回の確定図柄「2」はペンギンJ31の
口にそれぞれ吸い込まれて行く。この演出画面を見るこ
とにより、遊技者は、抽選が開始されたことを知ること
ができる(なお、コンピュータ処理上は、遊技球が第1
種始動口28を通過したときに抽選結果は出ている)。
そして最終的に前回の確定図柄は、各ペンギンの口の中
に総て吸い込まれて画面上から消失する(図16
(5))。また、シロクマE10は、画面上を右から左
へ移動する。なお、図面の都合上、確定図柄がペンギン
の口に吸い込まれる様子やシロクマが移動する様子は、
主なタイミングのときの画面しか図示していないが、実
際には、テレビのアニメーションのように滑らかな動き
をする。
【0053】(抽選結果を表示する準備)そして、図1
8(A)に示すように、前回の確定図柄を吸い込んだ3
羽のペンギンJ11,J21,J31は、隊列を組んで
砂浜を行進するペンギンJ12,J22,J32にそれ
ぞれ変化し、さらに各ペンギンは、図18(F)に示す
ように、歩いている途中で止まった形態のペンギンJ1
3,J23,J33にそれぞれ変化する。また、各ペン
ギンは、画面の右端にて右の羽根を斜め下方に差し出す
形態のペンギンJ14,J24,J34にそれぞれ変化
する。これにより、遊技者は、前回の確定図柄を吸い込
んだ各ペンギンの中で特別図柄がそれぞれ変動してい
る、つまり今回の抽選結果を表示する準備をしていると
認識することができる。このように、抽選結果を表示す
る準備をしている期間では、空、海および砂浜からなる
背景画像H1と関連のあるペンギンを表現した準備中画
像と、海と関連のあるシロクマを表現した演出画像とを
一体的に表示し、従来のように、特別図柄そのものを変
動表示しないため、画面全体に違和感のない楽しい演出
を行うことができる。
【0054】(今回の抽選結果の出現)各ペンギンの行
進が中止すると、各ペンギンは、図16(6)、図19
(H)に示すように、羽根を斜め下方に広げてくちばし
を斜め上方に向けて開けた形態のペンギンJ15,J2
5,J35にそれぞれ変化する。そして、各ペンギンの
口の中から、今回の抽選結果を示す特別図柄G14が出
現する。図16(6)〜(8)に示すように、特別図柄
G14は、G15、G16というように、各ペンギンの
口から遠ざかるにつれて大きく成長し、最大に成長する
と、図19(K)に示すように、確定図柄G17として
画面の左端に縦方向に確定表示される。そして、3つの
確定図柄が表示されると、各ペンギンは、羽根を広げて
飛び上がった形態のペンギンJ16,J26,J36に
それぞれ変化する。これにより、今回の確定図柄G17
を見た遊技者は、今回の抽選結果が大当りかハズレかを
認識することができる。なお、図19に示す例では、今
回の確定図柄としてハズレ図柄「767」が確定表示さ
れている。
【0055】[第2実施形態の効果] (1)以上のように、第2実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0056】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、ペンギンを表現した準備中画像J1
0〜J16,J20〜J26,J30〜J36と、流氷
に乗ったシロクマを表現した演出画像E10とは、一般
的に関連のあるものとして認識されたものであるため、
各画像間に一体感を生まれ、画面全体に違和感が生じる
ことがない。 (3)また、準備中画像が動き始める前に、前回の確定
図柄C14を所定時間表示するため、遊技者は、前回の
抽選結果を知ることができる。 (4)さらに、準備中画像であるペンギンが前回の確定
図柄C14を吸収した後に、画面上を動き回るため、そ
の準備中画像が今回の確定図柄を表示する準備をしてい
る動画であることが分かる。
【0057】(変形例) (1)準備中画像としてのペンギンの表情を変化させる
ことにより、今回の確定図柄の表示を準備していること
を表現することもできる。 (2)準備中画像としてのペンギンが前回の確定図柄の
方向に移動して確定図柄を吸い込む表現をすることもで
きる。 (3)ペンギンが前回の確定図柄を吸い込むときの吸い
込む速度を次第に速くしたり途中で吸い込みを中断した
りする表現をすることもできる。また、ペンギンが今回
の確定図柄を吐き出すときの吐き出す速度を次第に遅く
したり途中で吐き出しを中断したりする表現をすること
もできる。 (4)前回の確定図柄の確定表示位置と、今回の確定図
柄の確定表示位置とを同一にすることもできる。また、
たとえば、前回の確定図柄を画面の左端に縦方向に確定
表示し、今回の確定図柄を背景画像H1の海上に表示す
ることもできる。 (5)準備中画像としての2羽のペンギンがそれぞれ今
回の確定図柄を1つずつ吐き出すことにより、今回の確
定図柄が2つ確定表示された場合に、その2つの確定図
柄が同一である場合、つまりリーチになった場合は、残
る1羽のペンギンが3つ目の今回の確定図柄を吐き出す
タイミングを遅らせ、先に確定表示されている確定図柄
に近い確定図柄を少し吐き出して再度吸い込んだりする
などのリーチの演出を行うこともできる。なお、このよ
うに今回の確定図柄を1つずつ表示する機能を備えた特
別図柄制御装置32が、請求項8に記載の画像表示手段
に対応し、その特別図柄制御装置32を備えたパチンコ
機1が請求項8に係る遊技機に対応する。
【0058】<第3実施形態>次に、この発明の第3実
施形態について図20ないし図23を参照して説明す
る。図20(A)〜(D)は、前回の抽選結果が消失す
る過程を示す説明図である。図21(E)〜(H)は、
今回の抽選結果を表示する準備をしている状態を示す説
明図である。図22(I)〜(L)は、大当りの今回の
抽選結果が出現する過程を示す説明図である。図23
(A)〜(D)は、ハズレの今回の抽選結果が出現する
過程を示す説明図である。この実施形態のパチンコ機
は、今回の抽選結果が大当りかハズレかにより、準備中
画像の表示形態が異なることを特徴とする。なお、特別
図柄制御装置32の表示内容以外は、第1実施形態と同
一であるため、その部分の説明を省略する。また、同一
の画像については第1実施形態と同一の符号を用いる。
【0059】(前回の抽選結果の消失)図20(A)に
示すように、背景画像H1の砂浜には、特別図柄「12
3」からなる前回の確定図柄C18が確定表示されてい
る。また、背景画像H1には、空を飛ぶペンギン(以
下、準備中画像ともいう)L10と、太陽(以下、演出
画像ともいう)M10とが表示されている。前回の確定
図柄C18は、C19,C20,C21で示すように次
第に大きさが小さくなり、空を飛ぶペンギンL10の口
に吸い込まれて行く。この演出画面を見ることにより、
遊技者は、抽選が開始されたことを知ることができる
(なお、コンピュータ処理上は、遊技球が第1種始動口
28を通過したときに抽選結果は出ている)。そして最
終的に前回の確定図柄は、ペンギンL10の口の中に総
て吸い込まれて画面上から消失する。なお、図面の都合
上、確定図柄がペンギンの口に吸い込まれる様子は、主
なタイミングのときの画面しか図示していないが、実際
には、テレビのアニメーションのように滑らかな動きを
する。
【0060】(抽選結果を表示する準備)そして、図2
1(A)に示すように、前回の確定図柄を吸い込んだペ
ンギンL10は、飛行高度を下げることにより大きく見
えるペンギンL11に変化する。このとき、演出画像と
して流氷に乗ったシロクマE10が登場する。そして、
空を飛んでいたペンギンL11は、L12,L13,L
14で示すように、羽根を上げて着地態勢に入り、羽根
を下ろして着地する。このように、前回の確定図柄を吸
い込んだペンギンが動くため、遊技者は、ペンギンの中
で特別図柄が変動している、つまり今回の抽選結果を表
示する準備をしていると認識することができる。また、
シロクマE10は、左に4分の1回転したシロクマE1
1に変化し、演出画像として海上をジャンプするイルカ
D10,D12が登場する。このように、抽選結果を表
示する準備をしている期間では、空、海および砂浜から
なる背景画像H1と関連のあるペンギンを表現した準備
中画像と、空と関連のある太陽を表現した演出画像と、
海と関連のあるシロクマやペンギンとを一体的に表示
し、従来のように、特別図柄そのものを変動表示しない
ため、画面全体に違和感のない楽しい演出を行うことが
できる。
【0061】(大当りの今回の抽選結果の出現)砂浜に
着地したペンギンは、図22(I)に示すように、羽根
を斜め上方に広げてくちばしを斜め上方に向けて開け、
着地成功を喜ぶ形態のペンギンL15に変化し、さら
に、右の羽根を上げてくちばしを斜め上方に向けて開け
た形態のペンギンL16に変化する。このとき、着地成
功を喜ぶ形態のペンギンL15を見た遊技者は、大当り
の発生を予感することができる。そして、ペンギンL1
6の口の中から、今回の抽選結果を示す特別図柄G18
が出現する。このとき、太陽M10は、笑顔の太陽M1
1に変化し、大当りの特別図柄が出現したことを祝う演
出を行う。また、流氷に乗ったアザラシF10が海上に
横向きに出現する。特別図柄G18は、G19で示すよ
うに、ペンギンの口から遠ざかるにつれて大きく成長
し、最大に成長すると、図22(L)に示すように、大
当りの確定図柄G20として画面の上部に横方向に確定
表示される。このとき、ペンギンL16は、喜びを表現
した形態のペンギンL17に変化し、大当りの発生を祝
う演出を行う。これにより、今回の確定図柄G20を見
た遊技者は、今回の抽選結果が大当りであることを認識
することができる。なお、図22に示す例では、今回の
確定図柄として大当り図柄「777」が確定表示されて
いる。
【0062】(ハズレの今回の抽選結果の出現)図23
(A)に示すように、砂浜には、着地に失敗したペンギ
ンが転んで仰向けになっている形態のペンギンL18が
表示されている。そして、ペンギンL18は、着地失敗
を悲しむ表現をしているペンギンL19に変化する(図
23(B))。このとき、着地失敗を悲しむ表現をして
いるペンギンL19を見た遊技者は、ハズレを予感する
ことができる。そして、右手を上げたペンギンL20の
口の中から、今回の抽選結果を示す特別図柄G21が出
現する。このとき、太陽M10は、泣き顔の太陽M12
に変化し、ハズレの特別図柄が出現したことを悲しむ演
出を行う。また、流氷上で起立したアザラシF11と、
海上にジャンプしようとしているイルカD14とが出現
する。特別図柄G21は、ペンギンL20の口から遠ざ
かるにつれて大きく成長し、最大に成長すると、図23
(D)に示すように、ハズレの確定図柄G22として画
面の上部に横方向に確定表示される。このとき、ペンギ
ンL20は、うつむいて悲しみを表現する形態のペンギ
ンL21に変化し、ハズレを悲しむ演出を行う。これに
より、今回の確定図柄G22を見た遊技者は、今回の抽
選結果がハズレであることを認識することができる。な
お、図23に示す例では、今回の確定図柄としてハズレ
図柄「789」が確定表示されている。
【0063】[第3実施形態の効果] (1)以上のように、第3実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0064】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、ペンギンを表現した準備中画像L1
0〜L21と、太陽を表現した演出画像M10〜M12
と、流氷に乗ったシロクマを表現した演出画像E10,
E11と、流氷に乗ったアザラシを表現した演出画像F
10,F1と、イルカを表現した演出画像D10〜D1
4とは、一般的に関連のあるものとして認識されたもの
であるため、各画像間に一体感を生まれ、画面全体に違
和感が生じることがない。 (3)また、準備中画像が動き始める前に、前回の確定
図柄C18を所定時間表示するため、遊技者は、前回の
抽選結果を知ることができる。 (4)さらに、準備中画像であるペンギンが前回の確定
図柄C18を吸収した後に、画面上を動き回るため、そ
の準備中画像が今回の確定図柄を表示する準備をしてい
る動画であることが分かる。
【0065】(5)準備中画像としてのペンギンが大当
りの場合は着地に成功して喜びを表現する形態に変化
し、ハズレの場合は着地に失敗して悲しみを表現する形
態に変化するため、つまり、今回の確定図柄が出現する
前に、ペンギンは、抽選結果を示唆する動きをするた
め、遊技者は、その動きを見ることにより、抽選結果を
推定することができる。 (6)演出画像としての太陽が大当りの場合は笑顔に変
化し、ハズレの場合は泣き顔に変化するため、つまり、
太陽は抽選結果に対応した動きをするため、遊技者は、
その動きの種類を識別することにより、抽選結果を推定
することができる。
【0066】(変形例) (1)準備中画像としてのペンギンの表情を変化させる
ことにより、今回の確定図柄の表示を準備していること
を表現することもできる。 (2)準備中画像としてのペンギンが前回の確定図柄の
方向に移動して確定図柄を吸い込む表現をすることもで
きる。 (3)ペンギンが前回の確定図柄を吸い込むときの吸い
込む速度を次第に速くしたり途中で吸い込みを中断した
りする表現をすることもできる。また、ペンギンが今回
の確定図柄を吐き出すときの吐き出す速度を次第に遅く
したり途中で吐き出しを中断したりする表現をすること
もできる。 (4)前回の確定図柄の確定表示位置と、今回の確定図
柄の確定表示位置とを同一にすることもできる。また、
たとえば、前回の確定図柄を画面の上部に確定表示し、
今回の確定図柄を画面の下部に表示することもできる。
【0067】(5)準備中画像としての1羽のペンギン
あるいは太陽が確定図柄を1つずつ吐き出すことによ
り、確定図柄が2つ確定表示され、その2つの確定図柄
が同一である場合、つまりリーチになった場合は、3つ
目の確定図柄を吐き出すタイミングを遅らせ、先に確定
表示されている確定図柄に近い確定図柄を少し吐き出し
て再度吸い込んだりするなどのリーチの演出を行うこと
もできる。なお、このように確定図柄を1つずつ表示す
る機能を備えた特別図柄制御装置32が、請求項8に記
載の画像表示手段に対応し、その特別図柄制御装置32
を備えたパチンコ機1が請求項8に係る遊技機に対応す
る。 (6)大当り図柄の種類が、特定図柄(たとえば、77
7などの奇数図柄)であった場合は、その大当りの遊技
が終了した次の遊技が、大当りの発生する確率の高い遊
技状態、つまり確変になるパチンコ機が知られている。
そこで、今回の抽選により大当りが発生した場合に、そ
の大当り図柄が特定図柄であるかそれ以外の図柄(通常
図柄)であるかにより、準備中画像または演出画像の動
きを変えたり、画像の種類自体を変えたりすることもで
きる。これによれば、遊技者は、画像の動きまたは種類
を識別することにより、今回の抽選結果を推定すること
ができる。また、現在の遊技状態が、確変であるか否か
により、準備中画像または演出画像の種類を異ならせる
こともできる。
【0068】<第4実施形態>次に、この発明の第4実
施形態について図24ないし図26を参照して説明す
る。図24(A)は、前回の抽選結果が表示された状態
を示す説明図であり、図24(B)は、前回の抽選結果
が消失する過程を示す説明図であり、図24(C)は、
第1回目の抽選結果を表示する準備をしている状態を示
す説明図であり、図24(D)は、第2回目の抽選が開
始されることを知らせる停止図柄が表示された状態を示
す説明図である。図25(E)は、図24(D)に表示
された停止図柄が消失する過程を示す説明図であり、図
25(F)は、第2回目の抽選結果を表示する準備をし
ている状態を示す説明図であり、図25(G)は、第1
回目の抽選結果が出現する過程を示す説明図であり、図
25(H)は、第1回目の抽選結果が確定表示された状
態を示す説明図である。図26(I)は、第2回目の抽
選結果を表示する準備をしている状態を示す説明図であ
り、図26(J)は、第2回目の抽選結果が出現する過
程を示す説明図であり、図26(K)は、第2回目の抽
選結果が確定表示された状態を示す説明図である。この
実施形態のパチンコ機は、複数の抽選を同時に行うこと
ができることを特徴とする。なお、特別図柄制御装置3
2の表示内容以外は、第1実施形態と同一であるため、
その部分の説明を省略する。また、同一の画像について
は第1実施形態と同一の符号を用いる。
【0069】(前回の抽選結果の消失)図24(A)に
示すように、背景画像H1の空には、特別図柄「12
3」からなる前回の確定図柄C22が確定表示されてい
る。また、背景画像H1の空には、太陽(以下、準備中
画像ともいう)B10が表示されており、砂浜には、ペ
ンギン(以下、演出画像ともいう)N10と、画面の左
を向いているフラミンゴ(以下、演出画像ともいう)P
10とが表示されており、海上には、流氷に乗ったシロ
クマ(以下、演出画像ともいう)E10が表示されてい
る。前回の確定図柄C23は、C23で示すように次第
に大きさが小さくなり、口を開けて笑う表情に変化した
太陽B11の口に吸い込まれて行く。この演出画面を見
ることにより、遊技者は、抽選が開始されたことを知る
ことができる(なお、コンピュータ処理上は、遊技球が
第1種始動口28を通過したときに抽選結果は出てい
る)。また、ペンギンN10は、羽根を広げて飛び上が
った形態のペンギンN11に変化し、シロクマE10は
画面の左方向へ移動する。そして最終的に前回の確定図
柄は、太陽B11の口の中に総て吸い込まれて画面上か
ら消失する。なお、図面の都合上、確定図柄が太陽の口
に吸い込まれる様子は、主なタイミングのときの画面し
か図示していないが、実際には、テレビのアニメーショ
ンのように滑らかな動きをする。
【0070】(第1回目の抽選結果を表示する準備)前
回の確定図柄を吸い込んだ太陽は、第1実施形態におい
て図6(7)〜(10)に示したように表情を様々に変
化させる(B12,B13)。また、ペンギンは、羽根
を上方に伸ばした形態のペンギンN12などに変化し、
フラミンゴは、画面の右を向いている形態のフラミンゴ
P11などに変化する。このように、前回の確定図柄を
吸い込んだ太陽の表情が変化するため、遊技者は、太陽
の中で特別図柄が変動している、つまり今回(第1回
目)の抽選結果を表示する準備をしていると認識するこ
とができる。このように、抽選結果を表示する準備をし
ている期間では、背景画像H1の空と関連のある太陽を
表現した準備中画像と、海と関連のあるペンギンを表現
した演出画像と、海と関連のあるシロクマやフラミンゴ
とを一体的に表示し、従来のように、特別図柄そのもの
を変動表示しないため、画面全体に違和感のない楽しい
演出を行うことができる。
【0071】(第2回目の抽選の開始)そして、第1回
目の抽選結果を表示する準備をしている途中で、遊技球
が第1種始動口28に入賞すると、図24(D)に示す
ように、空の中に所定の確定図柄C24(図に示す例で
は「456」)が表示される。これにより、所定の確定
図柄を見た遊技者は、今回、遊技球が第1種始動口28
を通過したことに基づいた第2回目の抽選が開始された
ことを認識することができる。また、太陽は表情を変化
させ(B13)、ペンギンは形態を変化させ(N1
3)、シロクマE10は左方向へ移動している。そし
て、図25(E)に示すように、砂浜で羽根を斜め上方
に広げ、口を開けて天を仰いだ形態のペンギンN14が
表示され、所定の確定図柄はC25で示すように、ペン
ギンN14の口に近づくにつれて大きさを小さくして行
き、最終的にペンギンN14の口の中に総て吸い込ま
れ、画面上から消失する。そして、所定の確定図柄C2
5を吸い込んだペンギンは、N15,N11,N16,
N17(図25(F)〜図26(I))で示すように、
砂浜から飛び立って空を飛行し、再び砂浜に着地すると
いう動作などを行う。これにより、ペンギンの動きを見
た遊技者は、ペンギンの中で特別図柄の変動が行われて
いる、つまり第2回目の抽選が行われていることを認識
する。なお、所定の確定図柄を吸い込んだペンギンは、
演出画像から準備中画像に変化することになる。このと
き、画面には、新たな演出画像としての熱帯魚が登場し
て空中を泳ぎ、その泳ぐ方向により、右向きの熱帯魚Q
10、左向きの熱帯魚Q11などに変化する。また、太
陽はB15,B11,B10というように表情を様々に
変化させ、シロクマE10へ画面右方向へ移動する。以
上のように、前回の確定図柄を吸い込んだ太陽が表情を
変化させ、その途中で遊技球が第1種始動口28を通過
したときに表示された所定の確定図柄を吸い込んだペン
ギンが動き回るというように、抽選結果を表示する準備
は、第1回目の抽選と第2回目の抽選とでは、異なる準
備中画像により行われるため、遊技者は、準備中画像の
種類を識別することにより、何回目の抽選の結果を準備
は、どの準備中画像により表現されているかを容易に認
識することができる。
【0072】(第1回目の抽選結果の出現)図25
(G)に示すように、第1回目および第2回目の抽選結
果を表示する準備をしている画面が表示されている状態
において、口を開けて笑う太陽B11の口の中から第1
回目の抽選結果を示す特別図柄G23が出現する。特別
図柄G23は、太陽B11の口から遠ざかるにつれて大
きく成長し、最大に成長すると、図25(H)に示すよ
うに、第1回目の抽選結果を示す確定図柄G24として
画面の下部に横方向に確定表示される。これにより、確
定図柄G24を見た遊技者は、第1回目の抽選結果を認
識することができる。なお、図25(H)に示す例で
は、第1回目の抽選結果を示す確定図柄としてハズレ図
柄「676」が確定表示されている。
【0073】(第2回目の抽選結果の出現)図26
(J)に示すように、第2回目の抽選結果を表示する準
備をしている画面が表示されている状態において、砂浜
で羽根を斜め上方に広げ、口を開けて天を仰いだ形態の
ペンギンN18が表示され、その口の中から第2回目の
抽選結果を示す特別図柄G25が出現する。特別図柄G
25は、ペンギンN18の口から遠ざかるにつれて大き
く成長し、最大に成長すると、図26(K)に示すよう
に、第2回目の抽選結果を示す確定図柄G26として画
面の上部に横方向に確定表示される。これにより、確定
図柄G26を見た遊技者は、第2回目の抽選結果を認識
することができる。なお、図26(K)に示す例では、
第2回目の抽選結果を示す確定図柄として大当り図柄
「777」が確定表示されている。
【0074】[第4実施形態の効果] (1)以上のように、第4実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0075】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、太陽を表現した準備中画像B10〜
B15と、ペンギンを表現した演出画像(準備中画像)
N10〜N19と、流氷に乗ったシロクマを表現した演
出画像E10と、砂浜に立つフラミンゴP10,P11
と、空を泳ぐ熱帯魚Q10,Q11とは、一般的に関連
のあるものとして認識されたものであるため、各画像間
に一体感を生まれ、画面全体に違和感が生じることがな
い。 (3)また、準備中画像が動き始める前に、前回の確定
図柄C22を所定時間表示するため、遊技者は、前回の
抽選結果を知ることができる。 (4)さらに、準備中画像である太陽が前回の確定図柄
C22を吸収した後に、表情を様々に変化させるため、
その準備中画像が第1回目の抽選結果に対応する確定図
柄を表示する準備をしている動画であることが分かる。
また、第1回目の抽選結果を準備している途中で表示さ
れた所定の確定図柄をペンギンが吸収し、そのペンギン
が飛び回るため、第2回目の抽選が開始され、その結果
の表示をペンギンが準備していることが分かる。また、
複数の準備中画像を同時に表示することができるため、
確定図柄の消失から抽選結果の出現までに要する時間を
短縮することができる。
【0076】(変形例) (1)上記実施形態では、準備中画像を2つ表示する場
合を説明したが、特別図柄始動記憶数に対応して準備中
画像を3つ以上表示することもできる。たとえば、フラ
ミンゴ、熱帯魚、シロクマなどを準備中画像に設定して
もよい。 (2)準備中画像が演出画像に接触することにより、そ
の演出画像が準備中画像に変化するように表現すること
もできる。この場合、最初の準備中画像は演出画像に接
触後、動きを停止した方が、現在どれが準備中画像であ
るか認識し易い。 (3)準備中画像としてのペンギンの表情を変化させる
ことにより、確定図柄の表示を準備していることを表現
することもできる。 (4)準備中画像としての太陽またはペンギンが確定図
柄の方向に移動して確定図柄を吸い込む表現をすること
もできる。
【0077】(5)太陽またはペンギンが確定図柄を吸
い込むときの吸い込む速度を次第に速くしたり途中で吸
い込みを中断したりする表現をすることもできる。ま
た、太陽またはペンギンが今回の確定図柄を吐き出すと
きの吐き出す速度を次第に遅くしたり途中で吐き出しを
中断したりする表現をすることもできる。 (6)吸い込む対象の確定図柄の確定表示位置と、抽選
結果として表示する確定図柄の確定表示位置とを異なら
せることもできる。 (7)準備中画像としての太陽または1羽のペンギンが
確定図柄を1つずつ吐き出すことにより、あるいは3羽
のペンギンが1つずつ吐き出すことにより、確定図柄が
2つ確定表示され、その2つの確定図柄が同一である場
合、つまりリーチになった場合は、3つ目の確定図柄を
吐き出すタイミングを遅らせ、先に確定表示されている
確定図柄に近い確定図柄を少し吐き出して再度吸い込ん
だりするなどのリーチの演出を行うこともできる。な
お、このように確定図柄を1つずつ表示する機能を備え
た特別図柄制御装置32が、請求項8に記載の画像表示
手段に対応し、その特別図柄制御装置32を備えたパチ
ンコ機1が請求項8に係る遊技機に対応する。
【0078】<第5実施形態>次に、この発明の第5実
施形態について図27ないし図29を参照して説明す
る。図27(A)は、前回の抽選結果が表示された状態
を示す説明図であり、図27(B)は、前回の抽選結果
が消失する過程を示す説明図であり、図27(C)は、
第1回目の抽選結果を表示する準備をしている状態を示
す説明図であり、図27(D)は、第2回目の抽選が開
始されることを知らせる報知図柄が表示された状態を示
す説明図である。図28(E)は、図27(D)に表示
された報知図柄が消失する過程を示す説明図であり、図
28(F)は、第2回目の抽選結果を表示する準備をし
ている状態を示す説明図であり、図28(G)は、第1
回目の抽選結果が出現する過程を示す説明図であり、図
28(H)は、第1回目の抽選結果が確定表示された状
態を示す説明図である。図29(I)は、第2回目の抽
選結果を表示する準備をしている状態を示す説明図であ
り、図29(J)は、第2回目の抽選結果が出現する過
程を示す説明図であり、図29(K)は、第2回目の抽
選結果が確定表示された状態を示す説明図である。この
実施形態のパチンコ機は、複数の抽選を同時に行うこと
ができ、かつ、抽選結果が表示されるまでの経過時間を
画像の速度で知らせることができることを特徴とする。
なお、特別図柄制御装置32の表示内容以外は、第1実
施形態と同一であるため、その部分の説明を省略する。
また、同一の画像については第1実施形態と同一の符号
を用いる。
【0079】(前回の抽選結果の消失)図24(A)に
示すように、背景画像H1の空には、特別図柄「12
3」からなる前回の確定図柄C26が確定表示されてい
る。また、背景画像H1には、空飛ぶペンギンB20が
表示されており、砂浜には、踊るペンギンR30,R4
0,R50が表示されている。前回の確定図柄C26
は、C27で示すように次第に大きさが小さくなり、斜
め上方に羽根を広げ口を開けたペンギンR41の口に吸
い込まれて行く。この演出画面を見ることにより、遊技
者は、抽選が開始されたことを知ることができる(な
お、コンピュータ処理上は、遊技球が第1種始動口28
を通過したときに抽選結果は出ている)。また、ペンギ
ンR30は、羽根を広げて飛び上がった形態のペンギン
R31に変化し、空飛ぶペンギンR20は、着地態勢に
入ったペンギンR21に変化し、踊るペンギンR50
は、R51で示すように形態を変化させる。なお、図面
の都合上、前回の確定図柄がペンギンの口に吸い込まれ
る様子は、主なタイミングのときの画面しか図示してい
ないが、実際には、テレビのアニメーションのように滑
らかな動きをする。
【0080】(第1回目の抽選結果を表示する準備)や
がて、前回の確定図柄を吸い込んだペンギンR41は、
点滅表示(つまり、静止画像を所定時間間隔で連続して
表示し、画像が点滅して見えるようにした内容の表示)
されたペンギンR42に変化する。図27(C)におい
てペンギンR41の周囲を囲む二重線は、点滅表示が開
始されたことを示す。また、着地態勢に入っていたペン
ギンR21は着地した形態のペンギンR22に変化し、
飛び上がったペンギンR31は、空を飛ぶペンギンR3
2に変化し、踊っていたペンギンR51はそらを飛ぶペ
ンギンR52に変化する。このように、前回の確定図柄
を吸い込んだペンギンが動くため、遊技者は、ペンギン
の中で特別図柄が変動している、つまり今回(第1回
目)の抽選結果を表示する準備をしていると認識するこ
とができる。また、前回の確定図柄を吸い込んだペンギ
ンが点滅表示されるため、第1回目の抽選結果が表示さ
れるまでに要する時間が消化され始めたと推定できる。
このように、抽選結果を表示する準備をしている期間で
は、背景画像H1と、背景画像H1の海と関連のあるペ
ンギンを表現した準備中画像および演出画像とを一体的
に表示し、従来のように、特別図柄そのものを変動表示
しないため、画面全体に違和感のない楽しい演出を行う
ことができる。
【0081】(第2回目の抽選の開始)そして、第1回
目の抽選結果を表示する準備をしている途中で、遊技球
が第1種始動口28に入賞すると、図27(D)に示す
ように、空の上から、第2回目の抽選を開始することを
報知する報知画像(図に示す例では、背景の空と関連の
ある星を表現した星形の画像)V10が降ってくる。こ
れにより、報知画像V10を見た遊技者は、今回、遊技
球が第1種始動口28を通過したことに基づいた第2回
目の抽選が開始されたことを認識することができる。ま
た、前回の確定図柄を吸い込んだペンギンR42は、さ
らに点滅速度の速い(静止画像の表示時間が短い)ペン
ギンR43に変化する(図27(D))。図中、ペンギ
ンR43の周囲を囲む一重線は、点滅速度が図27
(C)に示したときよりも速くなったことを示す。これ
を見た遊技者は、第1回目の抽選結果が表示されるタイ
ミングがより近づいたと推定できる。そして、図28
(E)に示すように、前回の確定図柄を吸い込んだペン
ギンR43は、羽根を広げて飛び上がった形態のペンギ
ンR44に変化し、さらに点滅速度が速くなる。図中、
ペンギンR44の周囲を囲む細かい破線は、点滅速度が
図27(D)に示したときよりも速くなったことを示
す。これを見た遊技者は、第1回目の抽選結果がより近
づいたと推定できる。
【0082】また、着地態勢に入っていたペンギンR3
3は着地してから羽根を斜め上方に広げて口を開けたペ
ンギンR34に変化し、報知画像V10は、ペンギンR
34の口に向かって、その大きさを次第に小さくしなが
ら移動し(V11)、ペンギンR34の口に吸い込まれ
て画面上から消失する。また、左方向に飛んでいたペン
ギンR52は、右方向に飛行するペンギンR53に変化
し、ペンギンR23は踊りながら左に移動してペンギン
R24に変化する。そして、飛び上がったペンギンR4
4は、着地した形態のペンギンR45に変化し、さらに
点滅速度の速いペンギンR45に変化する。図中ペンギ
ンR45の周囲を囲む粗い破線は、点滅速度が図28
(E)に示したときよりもさらに速くなったことを示
す。その動きが速くなったペンギンR45を見た遊技者
は、第1回目の抽選結果がまもなく表示されると推定で
きる。また、報知画像を吸い込んだペンギンR34は、
点滅表示を開始したペンギンR35に変化する。図中ペ
ンギンR35を囲む二重線は、点滅表示が開始されたこ
とを示す。これを見た遊技者は、第2回目の抽選結果が
表示されるまでに要する時間が消化され始めたと推定で
きる。また、飛行していたペンギンR53は右方向に移
動し、踊っていたペンギンR24は、ペンギンR25に
変化する。
【0083】以上のように、前回の確定図柄を吸い込ん
だペンギンが歩いたり、飛び上がって着地したりなど、
画面上を動き回る動作を行うのに対し、その途中で遊技
球が第1種始動口28を通過したときに表示された報知
画像を吸い込んだペンギンは、その場で踊るというよう
に、抽選結果を表示する準備をしていることに対する表
現は、第1回目の抽選と第2回目の抽選とでは、異なる
動きの準備中画像により行われるため、遊技者は、準備
中画像の動きを識別することにより、何回目の抽選の結
果を準備は、どの動きをしている準備中画像により表現
されているかを容易に認識することができる。また、抽
選結果が表示されるタイミングが近くなるにつれてペン
ギンの点滅速度が次第に速くなるため、遊技者は、抽選
結果の表示タイミングを推定することができる。
【0084】(第1回目の抽選結果の出現)図28
(G)に示すように、動きの速度が最も速くなったペン
ギンR45が、羽根を斜め上方に広げ、口を開けて天を
仰ぐ形態のペンギンR46に変化し、そのペンギンR4
6の口の中から第1回目の抽選結果を示す特別図柄G2
7が出現する。特別図柄G27は、ペンギンR46の口
から遠ざかるにつれて大きく成長し、最大に成長する
と、図28(H)に示すように、第1回目の抽選結果を
示す確定図柄G28として画面の上部に横方向に確定表
示される。これにより、確定図柄G28を見た遊技者
は、第1回目の抽選結果を認識することができる。この
とき、第2回目の抽選結果を表示する準備画像であるペ
ンギンR36は、さらに点滅速度の速いペンギンR37
に変化する(図28(H))。図中、ペンギンR37の
周囲を囲む細かい破線は、ペンギンR37の点滅速度
が、図28(G)に示したときよりも速くなっているこ
とを示す。また、第1回目の抽選結果を吐き出したペン
ギンR46は、羽根を下ろして口を閉じたペンギンR4
7に変化し、飛行していたペンギンR26は、着地態勢
に入ったペンギンR27に変化し、ペンギンR53は羽
根を広げた状態のペンギンR54から再度飛行するペン
ギンR55に変化する。なお、図28(H)に示す例で
は、第1回目の抽選結果を示す確定図柄としてハズレ図
柄「676」が確定表示されている。
【0085】(第2回目の抽選結果の出現)図29
(I)に示すように、ペンギンR37の点滅速度はさら
に速くなる(R38)。図中、ペンギンR38の周囲を
囲む粗い破線は、ペンギンR37の点滅速度が、図28
(H)に示したときよりもさらに速くなっていることを
示す。これを見た遊技者は、第2回目の抽選結果がまも
なく表示されると推定できる。また、ペンギンR47は
空を飛び(R48)、着地態勢に入っていたペンギンR
27は着地してから画面左で踊り(R28)、右向きに
飛行していたペンギンは左向きに方向を変化させる(R
56)。そして、図29(J)に示すように、ペンギン
R38は画面の中央に移動し、羽根を斜め上方に広げ、
口を開けて天を仰ぐペンギンR39に変化する。そし
て、ペンギンR39の口の中から第2回目の抽選結果を
示す特別図柄G29が出現する。特別図柄G29は、ペ
ンギンR39の口から遠ざかるにつれて大きく成長し、
最大に成長すると、図29(K)に示すように、第2回
目の抽選結果を示す確定図柄G30として画面の上部に
横方向に確定表示される。これにより、確定図柄G30
を見た遊技者は、第2回目の抽選結果を認識することが
できる。また、第2回目の抽選結果を吐き出したペンギ
ンR39は、上に挙げた右の羽根にハートを乗せて、そ
のハートを吹いて飛ばすような形態のペンギンR391
に変化し、左向きに飛行していたペンギンR56は、向
きを変えて右向きに飛行し(R57)、画面左で踊って
いたペンギンR28は、飛び上がり(R29,R29
1)、飛行していたペンギンR48は、着地する(R4
9)。なお、図29(K)に示す例では、第2回目の抽
選結果を示す確定図柄として大当り図柄「777」が確
定表示されている。
【0086】[第5実施形態の効果] (1)以上のように、第5実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0087】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、ペンギンを表現した準備中画像R3
0〜R391,R40〜R49と、ペンギンを表現した
演出画像R20〜R291,R50〜R57とは、一般
的に関連のあるものとして認識されたものであるため、
各画像間に一体感を生まれ、画面全体に違和感が生じる
ことがない。 (3)また、準備中画像が動き始める前に、前回の確定
図柄C26を所定時間表示するため、遊技者は、前回の
抽選結果を知ることができる。 (4)さらに、準備中画像であるペンギンが前回の確定
図柄C26を吸収した後に画面上を動くため、その準備
中画像が第1回目の抽選結果に対応する確定図柄を表示
する準備をしている動画であることが分かる。しかも、
第1回目の抽選結果の表示タイミングが近づくにつれて
準備中画像の点滅速度が速くなるため、第1回目の抽選
結果の表示タイミングを推定できる。また、第1回目の
抽選結果の表示を準備している途中で出現した報知画像
をペンギンが吸収し、そのペンギンが画面上を動くた
め、第2回目の抽選が開始され、その結果の表示をペン
ギン(準備中画像)が準備していることが分かる。しか
も、第2回目の抽選結果の表示タイミングが近づくにつ
れて準備中画像の点滅速度が速くなるため、第2回目の
抽選結果の表示タイミングを推定できる。さらに、第1
回目の抽選結果を表示する準備をしていることを表現す
る準備中画像と、第2回目の抽選結果を表示する準備を
していることを表現する準備中画像とは、動きが異なる
ため、種類が同一または近似している画像を使用した場
合であっても、遊技者は、準備中画像の動きの違いによ
り、準備中画像を容易に識別することができる。さら
に、複数の準備中画像を同時に表示することができるた
め、確定図柄の消失から抽選結果の出現までに要する時
間を短縮することができる。
【0088】(変形例) (1)上記実施形態では、準備中画像が動き始めた順序
と同じ順序で抽選結果を表示する場合を説明したが、抽
選結果を表示する順序を逆にすることもできる。また、
3つ以上の準備中画像を表示する場合は、いずれかの抽
選結果の表示を一時的に保留にしたり、いずれかの抽選
結果を表示する順序を入れ替えることもできる。 (2)抽選結果として確定表示された確定図柄を準備中
画像または演出画像が吸い込んで画面上から消失させる
こともできる。これによれば、確定図柄が表示されてい
た表示領域が消失するため、その領域を他の演出などの
表示に活用することができる。ただし、この場合、抽選
結果の表示が確定したことを遊技者に認識させるため
に、準備中画像の最終的な形態を、大当りか否かが明確
に分かる形態に変化させておくことが望ましい。たとえ
ば、大当りの場合は、喜びを表現するペンギンを表示し
(図22(L))、ハズレの場合は悲しみを表現するペ
ンギンを表示する(図23(D))。
【0089】(3)上記実施形態では、報知用画像を出
現させることにより、第2回目の抽選が開始されたこと
を報知する場合を説明したが、報知用画像を出現させな
いで、第2回目の抽選結果の表示を準備していることを
表現するペンギンの点滅を開始することにより、第2回
目の抽選が開始されたことを報知することもできる。 (4)上記実施形態では、準備中画像の点滅速度を速く
することにより、抽選結果の表示タイミングを遊技者に
推定させる場合を説明したが、準備中画像自体の動きを
速くすることにより、抽選結果の表示タイミングを遊技
者に推定させることもできる。また、準備中画像の表示
色を変化させることにより、抽選結果の表示タイミング
を遊技者に推定させることもできる。たとえば、青色、
黄色、赤色という順に変化させる。さらに、準備中画像
の点滅速度を速くするとともに、表示色を変化させるこ
ともできる。
【0090】(5)上記実施形態では、準備中画像を2
つ表示する場合を説明したが、特別図柄始動記憶数に対
応して準備中画像を3つ以上表示することもできる。た
とえば、フラミンゴ、熱帯魚、シロクマなどを準備中画
像に設定してもよい。 (6)準備中画像が演出画像に接触することにより、そ
の演出画像が準備中画像に変化するように表現すること
もできる。この場合、最初の準備中画像は演出画像に接
触後、動きを停止した方が、現在どれが準備中画像であ
るか認識し易い。 (7)準備中画像としてのペンギンの表情を変化させる
ことにより、確定図柄の表示を準備していることを表現
することもできる。 (8)準備中画像としてのペンギンが確定図柄の方向に
移動して確定図柄を吸い込む表現をすることもできる。
【0091】(9)ペンギンが確定図柄を吸い込むとき
の吸い込む速度を次第に速くしたり途中で吸い込みを中
断したりする表現をすることもできる。また、ペンギン
が今回の確定図柄を吐き出すときの吐き出す速度を次第
に遅くしたり途中で吐き出しを中断したりする表現をす
ることもできる。 (10)吸い込む対象の確定図柄の確定表示位置と、抽
選結果として表示する確定図柄の確定表示位置とを異な
らせることもできる。 (11)準備中画像としての1羽のペンギンが今回の確
定図柄を1つずつ吐き出すことにより、あるいは、3羽
のペンギンがそれぞれ1つずつ吐き出すことにより、確
定図柄が2つ確定表示され、その2つの確定図柄が同一
である場合、つまりリーチになった場合は、3つ目の確
定図柄を吐き出すタイミングを遅らせ、先に確定表示さ
れている確定図柄に近い確定図柄を少し吐き出して再度
吸い込んだりするなどのリーチの演出を行うこともでき
る。なお、このように確定図柄を1つずつ表示する機能
を備えた特別図柄制御装置32が、請求項8に記載の画
像表示手段に対応し、その特別図柄制御装置32を備え
たパチンコ機1が請求項8に係る遊技機に対応する。
【0092】<第6実施形態>次に、この発明の第6実
施形態について図30ないし図32を参照して説明す
る。図30(A)は、今回の抽選結果の表示を準備して
いる画面が表示される前の状態を示す説明図であり、図
30(B)、(C)は、今回の抽選結果を表示する準備
をしている状態を示す説明図である。図31(D)〜
(F)は、図30(B)、(C)の続きを示す説明図で
ある。図32(G)は、今回の抽選結果を表示するタイ
ミングになった状態を示す説明図であり、図32
(H)、(I)は、今回の抽選結果を表示している状態
を示す説明図である。この実施形態のパチンコ機は、前
回の抽選結果を表示し、それを準備中画像が吸い込んで
消失させる状態を表示しなくても、今回の抽選結果を表
示する準備をしていることを表現できることを特徴とす
る。なお、特別図柄制御装置32の表示内容以外は、第
1実施形態と同一であるため、その部分の説明を省略す
る。また、同一の画像については第1実施形態と同一の
符号を用いる。
【0093】(今回の抽選を行う前の画面)図30
(A)に示すように、背景画像H1の海上には、流氷に
乗ったペンギンT10が表示されており、空には太陽M
10が表示されている。このとき、ペンギンT10およ
び太陽M10は静止した状態であるか、あるいは、ペン
ギンT10は羽根を動かす程度の小さな動きをしている
状態である。
【0094】(今回の抽選結果を表示する準備)遊技球
が第1種始動口28に入賞すると、ペンギンT10が流
氷から飛び上がった形態のペンギンT11に変化する
(図30(B))。このように、遊技球が第1種始動口
28に入賞するまでは、静止した状態、または、小さな
動きをしていたペンギンT10が大きな動きを開始する
ため、遊技者は、今回の抽選結果を表示する準備が開始
されたと認識することができる。そして、流氷から飛び
上がったペンギンT11は、空を飛び(図30(C)、
T12)、やがて着地態勢に入り(図31(D)、T1
3)、砂浜に着地する(図31(E)、T14、図31
(F)、T15)。また、ペンギンが空を飛んでいると
きには、流氷に乗ったシロクマが登場し(図30
(C)、E10)、ペンギンが着地態勢に入ったときに
は、海上をジャンプするイルカが登場する(図31
(D)、D10、図31(E)、D12)。このときシ
ロクマE10は、左回転して海中に消える(図31
(E)、E11、図31(F)、E13)。このよう
に、抽選結果を表示する準備をしている期間では、背景
画像H1と、背景画像H1の海と関連のあるペンギンを
表現した準備中画像T10〜T15と、海と関連のある
シロクマを表現した演出画像E10〜E13と、海と関
連のあるイルカを表現した演出画像D10,D12と、
空と関連のある太陽を表現した演出画像M10,M11
とを一体的に表示し、従来のように、特別図柄そのもの
を変動表示しないため、画面全体に違和感のない楽しい
演出を行うことができる。
【0095】(抽選結果の出現)砂浜に着地したペンギ
ンT15は、図32(G)に示すように、羽根を斜め上
方に広げ、口を開けて天を仰ぐ形態のペンギンT16に
変化し、さらに図32(H)に示すように、上に挙げた
右の羽根にハートを乗せて、そのハートを吹いて飛ばす
ような形態のペンギンT17に変化する。そして、その
ペンギンT17の口の中から今回の抽選結果を示す特別
図柄G31が出現する。特別図柄G31は、ペンギンT
17の口から遠ざかるにつれて大きく成長し、最大に成
長すると、図32(I)に示すように、今回の抽選結果
を示す確定図柄G32として画面の上部に横方向に確定
表示される。これにより、確定図柄G32を見た遊技者
は、今回の抽選結果を認識することができる。また、図
32(I)に示す例では、今回の抽選結果を示す確定図
柄として大当り図柄「777」が確定表示されているた
め、ペンギンは大当りを祝って踊る(T18)。なお、
ペンギンT16が表示されたときには、流氷に乗ったア
ザラシF10が横向きで登場し、そのアザラシF10
は、流氷上で起立した姿勢のアザラシF11に変化す
る。そのアザラシF11が表示されているときには、海
上から頭を出したイルカD14が登場する。また、太陽
M10は特別図柄G31が出現したときに笑顔の太陽M
11に変化する。なお、いる。
【0096】[第6実施形態の効果] (1)以上のように、第6実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、今回の抽選結果の表示に用いるいずれの特別
図柄をも表示しないで、抽選結果に対応する特別図柄を
表示する準備をしていることを表現する準備中画像を表
示し、その後で今回の抽選結果に対応する特別図柄を表
示することができるため、抽選結果の表示に用いる複数
の特別図柄を変動表示した後に、抽選結果を示す特別図
柄を確定表示する手法を長年にわたって採用してきたパ
チンコ機にはない斬新な画像の演出を行うことができ
る。したがって、従来のパチンコ機の演出内容に飽きて
いる遊技者も、新鮮味のある面白い遊技を行うことがで
きるため、遊技離れに歯止めをかけることができる。
【0097】(2)しかも、空、海および砂浜を表現し
た背景画像H1と、ペンギンを表現した準備中画像T1
0〜T18と、イルカを表現した演出画像D10,D1
2と、シロクマを表現した演出画像E10〜E13と、
太陽を表現した演出画像M10,M11とは、一般的に
関連のあるものとして認識されたものであるため、各画
像間に一体感を生まれ、画面全体に違和感が生じること
がない。 (3)また、静止していた画像が、遊技球が第1種始動
口28に入賞したときに大きく動き出すため、遊技者
は、今回の抽選結果を表示する準備が開始されたと認識
することができる。したがって、前記各実施形態のよう
に、前回の抽選結果を表示し、それを準備中画像が吸い
込んで消失させる演出を行う必要がない。
【0098】(変形例) (1)上記実施形態では、1羽のペンギンが準備中画像
として機能する場合を説明したが、3羽のペンギンを表
示し、各ペンギンが1つの特別図柄の表示を準備してい
る準備中画像として機能し、各ペンギンが抽選結果を示
す特別図柄を1つずつ口から吐き出すように表現するこ
ともできる。この場合、たとえば最初に登場している1
羽のペンギンに続いて、新たに2羽のペンギンが画面に
登場し、それら3羽のペンギンが次々に飛び立つ表示を
行い、順次着地した各ペンギンの口から1つの特別図柄
が吐き出される表示を行うこともできる。 (2)準備中画像が演出画像に接触することにより、そ
の演出画像が準備中画像に変化するように表現すること
もできる。この場合、最初の準備中画像は演出画像に接
触後、動きを停止した方が、現在どれが準備中画像であ
るか認識し易い。 (3)準備中画像としてのペンギンの表情を変化させる
ことにより、確定図柄の表示を準備していることを表現
することもできる。
【0099】(4)ペンギンが今回の確定図柄を吐き出
すときの吐き出す速度を次第に遅くしたり途中で吐き出
しを中断したりする表現をすることもできる。 (5)準備中画像としての1羽のペンギンが今回の確定
図柄を1つずつ吐き出すことにより、あるいは、3羽の
ペンギンがそれぞれ1つずつ吐き出すことにより、確定
図柄が2つ確定表示され、その2つの確定図柄が同一で
ある場合、つまりリーチになった場合は、3つ目の確定
図柄を吐き出すタイミングを遅らせ、先に確定表示され
ている確定図柄に近い確定図柄を少し吐き出して再度吸
い込んだりするなどのリーチの演出を行うこともでき
る。なお、このように確定図柄を1つずつ表示する機能
を備えた特別図柄制御装置32が、請求項8に記載の画
像表示手段に対応し、その特別図柄制御装置32を備え
たパチンコ機1が請求項8に係る遊技機に対応する。
【0100】<他の実施形態> (1)確定表示された確定図柄が大当り図柄であった場
合に、その大当りの遊技が終了した次の遊技状態が確変
に変化することが約束される大当り、つまり確変大当り
であるか否かの抽選を行うこともできる。この場合、た
とえば、一旦確定表示された確定図柄(たとえば、「2
22」などの偶数の確定図柄)をペンギンや太陽などの
準備中画像が吸い込んで画面上から消失させ、再度、準
備中画像(この場合、確変大当りであるか否かの抽選結
果を表示する準備をしていることを表現する動画)を表
示し、所定時間経過後に、その準備中画像から確定図柄
を出現させるという演出を行うことができる。この場
合、準備中画像から出現した確定図柄が、たとえば「4
44」などの偶数である場合は、ハズレで確変が成立せ
ず、「777」などの奇数である場合は、当りで確変が
成立するという設定にすることができる。
【0101】(2)準備中画像、演出画像および背景画
像は、前記各実施形態に記載したものに限定されるもの
ではなく、様々な画像を使用することができる。 (3)前回の確定図柄をフェードアウトさせて画面上か
ら消失させることもできる。また、準備中画像、演出画
像および背景画像の少なくとも1つに対してフェードア
ウトを使用して画像を消失させたり、あるいは、フェー
ドインを使用して画像を出現させたりすることもでき
る。ここで、フェードアウトとは、表示されている画像
が次第にぼんやりと消えていくように表示することを意
味し、フェードインとは、ぼんやり表示されている画像
をその姿が次第にはっきりしてくるように表示すること
を意味する。 (4)前記実施形態では、前回の確定図柄を太陽やペン
ギンが吸い込んで画面上から消失させる場合を説明した
が、前回の確定図柄自身が、太陽やペンギンなどの準備
中画像に変身する表現をすることもできる。 (5)前記実施形態では、3羽のペンギンの口から特別
図柄を吐き出すことにより、確定図柄を確定表示する場
合を説明したが、各ペンギン自身が、それぞれ特別図柄
に変身し、確定図柄を確定表示する表現をすることもで
きる。 (6)前記各実施形態では、この発明に係る遊技機とし
て、第1種のパチンコ機を例に挙げて説明したが、第1
種および第2種の両機能を備えたパチンコ機、あるいは
第1種および第3種の両機能を備えたパチンコ機などに
もこの発明を適用することができる。また、この発明を
画像表示装置を備えたスロットマシン(パチスロ)に適
用することもできる。
【0102】[各請求項と実施形態との対応関係]メイ
ンCPU112が請求項1に記載の抽選手段として機能
し、特別図柄制御装置32が画像表示手段に対応する。
また、大当り発生下における遊技状態、あるいは、確変
になっているときの遊技状態が、遊技者に有利な遊技状
態に対応する。さらに、確定図柄が抽選結果に対応する
画像に対応し、準備中画像が動画に対応する。前回の確
定図柄が、請求項3に記載の前回の抽選結果に対応する
画像に対応する。そして、メインCPU112が実行す
る大当り判定処理(図13)が、請求項1に記載の抽選
手段として機能し、サブCPU32eが実行する画像表
示(図14)が画像表示手段として機能する。また、サ
ブCPU32eが請求項9に記載のコンピュータに対応
し、サブCPU32eが実行する画像表示(図14)が
表示処理を含む処理に対応する。また、サブCPU32
eが図14に示す画像表示を実行するためのコンピュー
タプログラムが請求項9に係るコンピュータプログラム
に対応し、そのコンピュータプログラムが記録されたR
OM32fが請求項10に係る記録媒体に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5
の主要構成を示す説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ機1の電気的構成をブロッ
クで示す説明図である。
【図4】特別図柄制御装置32の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図5】図4に示すキャラクタROM32iに記録され
ている主なキャラクタを示す説明図である。
【図6】図6(1)〜(15)は、特別図柄の消失から
出現までの過程を示す説明図である。
【図7】図7(A)〜(D)は、前回の抽選結果が消失
する過程を示す説明図である。
【図8】図8(E)〜(H)は、今回の抽選結果を表示
する準備をしている状態を示す説明図である。
【図9】図9(I)〜(L)は、今回の抽選結果が出現
する過程を示す説明図である。
【図10】図10は、演出画像、前回の確定図柄、準備
中画像および今回の確定図柄の動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図11】図11は、ROM32fに格納されている大
当りカウンタおよびテーブルを示す説明図である。図1
1(A)は抽選に用いる大当りカウンタの説明図であ
り、図11(B)は大当り図柄の決定に用いる大当り図
柄テーブルの説明図であり、図11(C)はハズレ図柄
の決定に用いるハズレ図柄テーブルの説明図であり、図
11(D)は大当りの場合に画像制御内容の決定に用い
る画像制御内容テーブルの説明図であり、図11(E)
はハズレの場合に画像制御内容の決定に用いる画像制御
内容テーブルの説明図である。
【図12】メインCPU112が実行する特別図柄処理
の流れを示すフローチャートである。
【図13】メインCPU112が図12のS16におい
て実行する大当り判定処理の流れを示すフローチャート
である。
【図14】サブCPU32eが実行する画像表示の流れ
を示すフローチャートである。
【図15】図15(A)〜(C)は第1実施形態の変形
例を示す説明図である。
【図16】図16(1)〜(9)は、第2実施形態にお
いて特別図柄の消失から出現までの過程を示す説明図で
ある。
【図17】図17(A)〜(D)は、前回の抽選結果が
消失する過程を示す説明図である。
【図18】図18(E)〜(G)は、今回の抽選結果を
表示する準備をしている状態を示す説明図である。
【図19】図19(H)〜(K)は、今回の抽選結果が
出現する過程を示す説明図である。
【図20】図20(A)〜(D)は、第3実施形態にお
いて前回の抽選結果が消失する過程を示す説明図であ
る。
【図21】図21(E)〜(H)は、今回の抽選結果を
表示する準備をしている状態を示す説明図である。
【図22】図22(I)〜(L)は、大当りの今回の抽
選結果が出現する過程を示す説明図である。
【図23】図23(A)〜(D)は、ハズレの今回の抽
選結果が出現する過程を示す説明図である。
【図24】図24(A)は、第4実施形態において前回
の抽選結果が表示された状態を示す説明図であり、図2
4(B)は、前回の抽選結果が消失する過程を示す説明
図であり、図24(C)は、第1回目の抽選結果を表示
する準備をしている状態を示す説明図であり、図24
(D)は、第2回目の抽選が開始されることを知らせる
停止図柄が表示された状態を示す説明図である。
【図25】図25(E)は、図24(D)に表示された
停止図柄が消失する過程を示す説明図であり、図25
(F)は、第2回目の抽選結果を表示する準備をしてい
る状態を示す説明図であり、図25(G)は、第1回目
の抽選結果が出現する過程を示す説明図であり、図25
(H)は、第1回目の抽選結果が確定表示された状態を
示す説明図である。
【図26】図26(I)は、第2回目の抽選結果を表示
する準備をしている状態を示す説明図であり、図26
(J)は、第2回目の抽選結果が出現する過程を示す説
明図であり、図26(K)は、第2回目の抽選結果が確
定表示された状態を示す説明図である。
【図27】図27(A)は、第5実施形態において前回
の抽選結果が表示された状態を示す説明図であり、図2
7(B)は、前回の抽選結果が消失する過程を示す説明
図であり、図27(C)は、第1回目の抽選結果を表示
する準備をしている状態を示す説明図であり、図27
(D)は、第2回目の抽選が開始されることを知らせる
報知図柄が表示された状態を示す説明図である。
【図28】図28(E)は、図27(D)に表示された
報知図柄が消失する過程を示す説明図であり、図28
(F)は、第2回目の抽選結果を表示する準備をしてい
る状態を示す説明図であり、図28(G)は、第1回目
の抽選結果が出現する過程を示す説明図であり、図28
(H)は、第1回目の抽選結果が確定表示された状態を
示す説明図である。
【図29】図29(I)は、第2回目の抽選結果を表示
する準備をしている状態を示す説明図であり、図29
(J)は、第2回目の抽選結果が出現する過程を示す説
明図であり、図29(K)は、第2回目の抽選結果が確
定表示された状態を示す説明図である。
【図30】図30(A)は、第6実施形態において今回
の抽選結果の表示を準備している画面が表示される前の
状態を示す説明図であり、図30(B)、(C)は、今
回の抽選結果を表示する準備をしている状態を示す説明
図である。
【図31】図31(D)〜(F)は、図30(B)、
(C)の続きを示す説明図である。
【図32】図32(G)は、今回の抽選結果を表示する
タイミングになった状態を示す説明図であり、図32
(H)、(I)は、今回の抽選結果を表示している状態
を示す説明図である。
【図33】図33は、従来のパチンコ機の正面説明図で
ある。
【図34】図33に示すパチンコ機に備えられた図柄表
示装置により表示される画面の説明図である。図34
(A)は、前回の抽選結果が表示された状態を示す説明
図であり、図34(B)は、特別図柄が高速で変動して
いる状態を模式的に示す説明図であり、図34(C)
は、左停止図柄が表示された状態を示す説明図である。
【図35】図34の続きを示す説明図である。図35
(D)は、リーチの状態を示す説明図であり、図35
(E)は、大当り図柄が表示された状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 32 特別図柄制御装置(画像表示手段) 32e サブCPU(コンピュータ) 32f ROM(記録媒体) 112 メインCPU112(抽選手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変
    化するか否かを抽選する抽選手段と、 この抽選手段による抽選結果に対応する画像を複数の画
    像から選択して表示する画像表示手段とを備えており、 前記画像表示手段は、前記複数の画像のいずれかを用い
    た表示をしていない状態において、前記画像を表示する
    準備をしていることを表現する動画を表示した後に前記
    抽選結果に対応する画像を表示することを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記画像表示手段は、前記動画と関連の
    ある背景画像を前記動画の背景に表示することを特徴と
    する請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記画像表示手段は、前記動画を表示す
    る際に前回の抽選結果に対応する画像を所定時間表示す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記画像表示手段は、前記前回の抽選結
    果に対応する画像が前記動画の中に吸収されて消失する
    態様を表示した後に、前記動画により、前記画像を表示
    する準備をしていることを表現することを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記画像表示手段は、複数の抽選結果に
    それぞれ対応する複数の画像の表示をする準備をしてい
    ることを表現する複数の動画を表示することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記動画は、前記抽選結果を示唆する動
    きをすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか1つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記画像表示手段は、前記抽選結果に対
    応して異なる動画を表示することを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれか1つに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記画像表示手段は、前記画像を複数表
    示する場合は、その画像を1つずつ表示することを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の
    遊技機。
  9. 【請求項9】 遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変
    化するか否かを抽選する抽選手段と、この抽選手段によ
    る抽選結果に対応する画像を複数の画像から選択して表
    示する画像表示手段とを備えた遊技機をコンピュータに
    より機能させるためのコンピュータプログラムであっ
    て、 前記画像表示手段を機能させるためのコンピュータが、
    前記複数の画像のいずれかを用いた表示をしていない状
    態において、前記画像を表示する準備をしていることを
    表現する動画を表示した後に前記抽選結果に対応する画
    像を表示する表示処理を含む処理を実行するためのコン
    ピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に
    変化するか否かを抽選する抽選手段と、この抽選手段に
    よる抽選結果に対応する画像を複数の画像から選択して
    表示する画像表示手段とを備えた遊技機をコンピュータ
    により機能させるためのコンピュータプログラムが記録
    された記録媒体であって、 前記画像表示手段を機能させるためのコンピュータが、
    前記複数の画像のいずれかを用いた表示をしていない状
    態において、前記画像を表示する準備をしていることを
    表現する動画を表示した後に前記抽選結果に対応する画
    像を表示する表示処理を含む処理を実行するためのコン
    ピュータプログラムが記録された記録媒体。
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