JP2003135391A - 内視鏡の送液装置 - Google Patents

内視鏡の送液装置

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JP2003135391A
JP2003135391A JP2001332926A JP2001332926A JP2003135391A JP 2003135391 A JP2003135391 A JP 2003135391A JP 2001332926 A JP2001332926 A JP 2001332926A JP 2001332926 A JP2001332926 A JP 2001332926A JP 2003135391 A JP2003135391 A JP 2003135391A
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Yoshinori Fujii
喜則 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の体内挿入部が例えば患者の体内に挿入
されたままでシリンジの取付け作業を行なわずに、副送
液の給液を行なうことができる内視鏡の送液装置を得
る。 【解決手段】体内挿入部先端に設けられた対物レンズ窓
に向けて液体を送り出す主送液装置と、上記体内挿入部
先端に設けられた副送液ノズルから液体を送り出す副送
液装置とを有する内視鏡の送液装置において、共通の送
液源(26a)の液体を、上記主送液装置と、副送液装
置に択一して供給する流路切換装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の体内挿入部先端の対物
レンズ窓と副送液ノズルとにそれぞれ給液する内視鏡の
送液装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】例えば医療用の内視鏡は、
体内挿入部の先端部に、観察用の対物レンズ(窓)が設
けられており、この対物レンズで結像された体腔内の観
察対象が観察される。この体内挿入部の対物レンズは体
腔内に挿入されるため、そのレンズ面を適宜洗浄する必
要があり、このため、対物レンズ窓に向けて液体(水)
を送り出す主送液装置が備えられている。また、体内挿
入部の先端部から汚物や血液等を洗い流すための洗浄水
や患部を染色するための染色液を送液するため、上記体
内挿入部先端に、主送液装置とは別に、副送液ノズルを
設け、この副送液ノズルに液体を送り出す副送液装置を
設けることがある。
【0003】従来、副送液装置の副送液ノズルから給液
する場合には、図7に示すように、電子内視鏡10の操
作部50の後端部に液体を注入するために設けられた副
送水注入口40の蓋部40aを開き、この副送水注入口
40に図示しないシリンジを取付け、このシリンジから
体内挿入部先端の副送液ノズルに給液していた。
【0004】しかし、この副送液作業に際しては、内視
鏡の体内挿入部が患者の体内に挿入されたままでシリン
ジを取付ける等の作業が行われるため、検査時間が長
く、患者に負担をかけていた。また、従来の副送液装置
は内視鏡の操作部に付属される部品であるため、内視鏡
の操作の障害にもなっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、内
視鏡の体内挿入部が例えば患者の体内に挿入されたまま
でシリンジの取付け作業を行なわずに、副送液の給液を
行なうことができる内視鏡の送液装置を得ることにあ
る。
【0006】
【発明の概要】前記目的を達成するため、本発明は、主
送液装置を利用して副送液を行うことを基本的思想とし
て内視鏡の送液装置を構成したものである。
【0007】本発明は、体内挿入部先端に設けられた対
物レンズ窓に向けて液体を送り出す主送液装置と、上記
体内挿入部先端に設けられた副送液ノズルから液体を送
り出す副送液装置とを有する内視鏡の送液装置におい
て、共通の送液源の液体を、上記主送液装置と、副送液
装置に択一して供給する流路切換装置を設けたことを特
徴としている。
【0008】この構成によれば、対内挿入部先端の対物
レンズ窓に給液する主送液装置と、副送液ノズルに給液
する副送液装置を流路切換装置で択一して、共通の送液
源から液体を選択的に給液することができる。したがっ
て、従来のように内視鏡の体内挿入部を例えば患者の体
内に挿入したままで内視鏡の操作部に部品としてのシリ
ンジを取付ける作業を行う必要がなく、検査時間を短縮
して患者に与える負担を軽減することができる。また流
路切換装置の操作のみで副送液作業を行うことができる
ため、内視鏡の操作性を向上させることができる。
【0009】流路切換装置は、具体的には例えばシリン
ダ;このシリンダに、突出位置と押込位置との間の軸線
方向への往復移動と、軸線を中心とする第1の位置と第
2の位置の回動端への往復回動移動とを可能に支持さ
れ、上記突出位置に移動付勢されたピストン部材;上記
シリンダに開口させた、上記送液源に連なる送液源パイ
プ、上記対物レンズ窓用送液パイプ及び上記副送液ノズ
ル用送液パイプ;及び上記ピストン部材が突出位置にあ
るときには、送液源パイプと上記対物レンズ窓用送液パ
イプ及び上記副送液ノズル用送液パイプとの連通を断
ち、上記ピストン部材が上記第1の位置の回動端にあっ
て押込位置に押し込まれたときには、送液源パイプと上
記対物レンズ窓用送液パイプとを連通させ、上記ピスト
ン部材が上記第2の位置の回動端にあって押込位置に押
し込まれたときには、送液源パイプと上記副送液ノズル
用送液パイプとを連通させる、上記ピストン部材に設け
た切換流路;を有して構成することができる。
【0010】この構成によれば、ピストン部材の往復回
動移動操作により主送液装置と副送液装置への給液系統
の切換を行うことができ、ピストン部材の押圧操作によ
り、実際の送液作業を行うことができる。
【0011】内視鏡の送液装置では、対物レンズ窓に対
して、送液だけでなく、その表面の洗浄水、体液などの
水滴を除去するための送気も行うのが普通である。
【0012】このような場合には、シリンダにはさらに
圧縮空気源に連なる圧縮空気源パイプと上記対物レンズ
窓に送気する対物レンズ窓用送気パイプとを開口させ、
上記ピストン部材には、上記突出位置において該圧縮空
気源パイプからの加圧空気を逃がす空気通路と、上記突
出位置にあるピストン部材の上記空気通路出口を塞いだ
ときに、上記圧縮空気源パイプからの加圧空気を上記対
物レンズ窓用送気パイプに送り、該送気パイプからシリ
ンダ側への流体流を許さない逆止弁を備えることが好ま
しい。
【0013】この構成によれば、ピストン部材が突出位
置にあるときには、ピストン部材の空気通路の出口を塞
ぐことにより、送気源パイプからの加圧空気を対物レン
ズ窓用送気パイプに送り、対物レンズの表面に付着した
水滴を確実に除去できる。したがって、対物レンズで観
察対象物を確実に結像することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示す電子内視鏡10は医療
用の内視鏡であり、患者の体内に挿入される細径の体内
挿入部11と、この体内挿入部11の基部に接続される
操作部50を有している。体内挿入部11は、先端側か
ら順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を有し
ている。さらに可撓管部15が連結部16を介して操作
部50に接続している。操作部50からはユニバーサル
チューブ17が延設され、このユニバーサルチューブ1
7の末端に設けたコネクタ部18は、内視鏡本体とは別
体のプロセッサ(図示略)に着脱可能に接続されてい
る。
【0015】体内挿入部2のうち、可撓管部15は柔軟
で可撓性を有している。また、湾曲部14内には、相対
可動可能に連結された複数の節輪(図示略)が、その長
手方向に並べて設けられている。操作部50に設けた湾
曲操作ノブを回動操作することにより、図示略の湾曲操
作ワイヤーが牽引または弛緩されて、上記節輪を相対回
動させると、湾曲部15が湾曲される。湾曲操作ノブは
図1の場合に操作部12の背面側に設けられており、図
には表れていない。
【0016】先端部13は硬性部材から形成され、この
先端部13は、対物レンズ窓12a、処置具挿入チャン
ネル出口19、副送液ノズル20、送気チャンネル及び
送水チャンネル出口である送気送液ノズル21等が形成
されている。先端部13の対物レンズ窓12aには結像
用の対物レンズ12が保持されている。対物レンズ12
で図示しないCCD上に結像された画像は電気信号に変
換され、その電気信号がユニバーサルチューブ17のコ
ネクタ部18まで伝送され、図示しない画像信号ケーブ
ルを介してプロセッサ(図示略)の画像処理装置に送ら
れる。図示しないプロセッサでは、電子画像をモニター
に表示したり、画像記録媒体に記録することができる。
操作部50には、画像処理関連の遠隔操作を行なうため
の複数のリモート操作ボタンスイッチ22が設けられて
いる。23は、鉗子や高周波焼灼処置具などの処置具を
挿入するための処置具挿入口突起である。24は、図示
しない処置具挿通チャンネルを通して体液などの液体を
吸引するための吸引ボタンである(図6参照)。
【0017】本発明の特徴とするところは、体内挿入部
11の先端に設けられた対物レンズ窓12aに向けて液
体を送り出す主送液装置と、体内挿入部11の先端に設
けられた副送液ノズル20から液体を送り出す副送液装
置に択一して、共通の送液源からの液体を供給する点に
ある。コネクタ部18には、図1に示すように、パイプ
18aを介して、主送液装置と副送液装置に対して共通
に液体を供給する共通の送液源26aと、加圧された空
気を給送する圧縮空気源26bと、送液源26aと圧縮
空気源26bを駆動制御するスイッチ27とが備えられ
ている。
【0018】操作部50には主送液装置と副送液装置を
択一して送液源26aに接続する流路切換装置が備えら
れている。図2〜図6はその実施形態である。
【0019】操作部50には、該操作部50に一端部を
開放してシリンダ28が固定されている。このシリンダ
28には、図3及び図5に示すように、図1の送液源2
6aにユニバーサルチューブ17を介して連なる送液源
パイプ31と、圧縮空気源26bに連なる圧縮空気源パ
イプ32が軸線方向に位置を異ならせて開口している。
【0020】また、シリンダ28には、同一の軸線方向
位置に周方向位置を異ならせて対物レンズ窓用送液パイ
プ33と副送液ノズル用送液パイプ34が開口し、シリ
ンダ28の下端部には対物レンズ窓用送気パイプ28b
が開口している。
【0021】シリンダ28には、これらのパイプ(流
路)の切換流路を有するピストン部材29が嵌められて
いる。このピストン部材29のシリンダ28からの突出
部を開閉押圧操作部25とする。このピストン部材29
は、突出位置(図2参照)と押込位置(図4参照)との
間の軸線方向への往復移動と、軸線を中心とする第1の
位置(主送液位置、図5参照)と第2の位置(副送液位
置、図3参照)の回動端への往復回動移動とが可能であ
る。すなわち、このピストン部材29の上端部には、軸
線方向に向く周方向長の長い直線溝29dが形成され、
一方、シリンダ28の上端部のフランジには、この直線
溝29d内におけるピストン部材29の一定角度の往復
回動を許すキー28aが内方に突出して形成されてい
る。シリンダ28とピストン部材29の間には、ピスト
ン部材29を突出方向に移動付勢する圧縮コイルばね3
0が介装されている。ピストン部材29の突出端は、キ
ー28aが直線溝29dの下端に当接して規制される。
また図6に示すように、開閉押圧操作部25の外周面に
は、ピストン部材29の回動端位置を示すドット25b
が設けられ、操作部50の表面には、ピストン部材29
の第1の位置(主送液位置)を示す指標(W)50a
と、第2の位置(副送液位置)を示す指標(J)50b
とが付されている。したがって、開閉押圧操作部25の
ドット25bをW指標50aの位置に回動させると、ピ
ストン部材29が第1の位置に回動し、J指標50bの
位置に回動させると、ピストン部材29が第2の位置に
回動することとなる。
【0022】ピストン部材29には、該ピストン部材2
9が突出位置にあるときには、送液源パイプ31と対物
レンズ窓用送液パイプ33及び副送液ノズル用送液パイ
プ34との連通を断ち、ピストン部材29が第1の位置
の回動端にあって押込位置に押し込まれたときには、送
液源パイプ31と対物レンズ窓用送液パイプ33とを連
通させ、ピストン部材29が第2の位置の回動端にあっ
て押込位置に押し込まれたときには、送液源パイプ31
と副送液ノズル用送液パイプ34とを連通させる切換流
路が形成されている。以下、この切換流路の具体的な構
成について説明する。
【0023】図2に示すように、ピストン部材29内に
は、軸線方向への空気通路35が形成され、この空気通
路35の上端は、開閉押圧操作部25の操作面に設けた
開口25aに連通し、この開口25aを通して大気に開
放されている。一方、ピストン部材29の下端側部には
開口29eが形成され、この開口29eが逆止弁36に
より閉塞されている。この逆止弁36は、空気通路35
の下端開口を常時閉塞する作用もする。そして、ピスト
ン部材29には、突出位置にあるときに空気通路35と
圧縮空気源パイプ32を連通する連通口37が形成され
ている。さらに、ピストン部材29の外周面には、軸線
方向に位置を異ならせて、シリンダ28の内周面に密着
する4つのOリング38a、38b、38c、38dが
嵌着されている。下段側の2つのOリング38c、38
dは、ピストン部材28が突出位置にあるときに連通口
37と圧縮空気源パイプ32の間の接続部分を気密にシ
ールする。中段側の2つのOリング38b、Oリング3
8cは、ピストン部材28が突出位置にあるときに送液
源パイプ31とピストン部材29の外周面の摺接部分を
液密にシールする。
【0024】上段側のOリング38aと中段側のOリン
グ38bで挟まれるピストン部材29の外周面には、閉
塞部29aを有する不完全環状流路29bが形成されて
いる。この不完全環状流路29bは、ピストン部材29
が押込位置に押し込まれたとき送液源パイプ31に連通
する高さ位置に形成され、ピストン部材29が第1の位
置(主送液位置)に回動操作されると、不完全環状流路
29bが送液源パイプ31を対物レンズ窓用送液パイプ
33に連通させる(図3)。一方、ピストン部材29が
第2の位置(副送液位置)に回動させると、不完全環状
流路29bが送液源パイプ31を副送液ノズル用送液パ
イプ34に連通させる(図5)。シリンダ28の内周面
には、ピストン部材29の閉塞部29aの端部に当接し
てピストン部材29の回動端を上記第1の位置と第2の
位置に規制するストップ28b、28cが形成されてい
る。
【0025】上記構成の本装置は、次のように作動す
る。図2に示すように開閉押圧操作部25を押圧しない
とき(ピストン部材29の突出位置)には、ピストン部
材29の上端部がシリンダ28のキー28aに係合し
て、ピストン部材29が突出位置に保たれる。シリンダ
28には、図示しない送水チューブと送気チューブを介
してプロセッサの制御の下に共通の送液源26aと圧縮
空気源26bから送液と送気がそれぞれ行なわれるが、
開閉押圧操作部25を押圧しない図2の状態では、圧縮
空気源パイプ32は連通口37に連通しているが、その
連通口37の上下部分とシリンダ28の内周面との間が
Oリング38c、38dで気密にシールされているた
め、圧縮空気源パイプ32からの加圧空気はシリンダ2
8内に流入せず、ピストン部材29の空気通路35から
開閉押圧操作部25側に流れ、この開閉押圧操作部25
の開口25aから大気中に放出される。一方、送液源パ
イプ31は、ピストン部材29の不完全環状通路29b
以外の外周面に対面し、その対面する外周面の上下部分
とシリンダ29の内周面との間がOリング38b、38
cで液密にシールされているため、送液源パイプ31か
ら送液された液体はシリンダ28内に送り込まれない。
また、逆止弁36は、対物レンズ窓用送気パイプ28b
からシリンダ28内への流体流の流れを阻止する。
【0026】図2に示すピストン部材29の突出位置に
おいて、操作者が開閉押圧操作部25の開口25aを例
えば指で塞いで空気通路35を閉じると、圧縮空気源2
6bからの加圧空気は、空気通路35の下端側端の開口
29eから逆止弁36に作用し、その空気圧で逆止弁3
6を開き、シリンダ28内に流れ込む。加圧された空気
が流れ込んだシリンダ28内の底部には対物レンズ窓用
送気パイプ28bが開口しているため、シリンダ28内
に流れ込んだ加圧空気は、対物レンズ窓用送気パイプ2
8b及び送気送液ノズル21の対物レンズ窓用送気チャ
ンネル21aを通して対物レンズ窓12aに送気され
る。
【0027】これに対し、ピストン部材29が第1の位
置(主送液位置)の回動端にあるとき、図4に示すよう
に、圧縮コイルばね30に抗して開閉押圧操作部25を
シリンダ28内に押し込む(押込位置)と、空気通路3
5に接続する連通口37が圧縮空気源パイプ32との対
向位置から下方に退避し、この圧縮空気源パイプ32は
Oリング38c、38dでシリンダ28内との間が遮断
されることとなる。したがって、この圧縮空気源パイプ
32からシリンダ28内に加圧空気が送気されない。一
方、押圧によるピストン部材29の移動に応じて、送液
源パイプ31と対物レンズ窓用送液パイプ33がピスト
ン部材29の不完全環状流路29bを介して接続され
る。すると、共通の送液源26aから液体が不完全環状
流路29b及び対物レンズ窓用送液パイプ33に流れ込
み、この液体が主送液装置の送気送液ノズル21から対
物レンズ窓12aに送液されて、対物レンズ12の洗浄
等が行なわれる。図5に示す状態では、ピストン部材2
9の閉塞部29aは、送液源パイプ31と副送液ノズル
用送液パイプ34との連通を断っている。
【0028】主送液装置から副送液装置に切換えて副送
液ノズル20に送水を行なうには、、開閉押圧操作部2
5を操作してピストン部材29を第1の位置(図3)か
ら反時計方向に回動させて、第2の位置(副送液位置、
図5)まで回動させ、その状態で、ピストン部材29を
押し込む。すると、ピストン部材29の閉塞部29aと
不完全環状流路29bにより、送液源パイプ31と対物
レンズ窓用送液パイプ33との連通が断たれ、送液源パ
イプ31と副送液ノズル用送液パイプ34とが連通す
る。これにより、送液源26aからの液体が副送液装置
の副送液ノズル20に送液される。
【0029】以上の実施形態では、主送液装置が対物レ
ンズ窓12aに向けた送気と送液の2つの機能を有する
が、送気を行なわずに送液のみを行なう1つの機能を有
している主送液装置にも同様に適用できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、内視鏡の体内挿入部が
例えば患者の体内に挿入されたままでシリンジの取付け
作業を行なわずに、副送液の給液を行なうことができる
内視鏡の送液装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施形態に係る内視鏡
の全体を示す構成図、図1(b)は、図1(a)に示す
内視鏡の体内挿入部の先端端面を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る内視鏡に設けた流路切
換装置を示す断面図で、ピストン部材をシリンダ内に押
込まない状態での縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る内視鏡に設けた流路切
換装置を示す横断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る内視鏡に設けた流路切
換装置を示す断面図で、ピストン部材をシリンダ内に押
込し込んだ状態での縦断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る内視鏡に設けた流路切
換装置を示す横断面図である。
【図6】開閉押圧操作部と吸引ボタンを示す斜視図であ
る。
【図7】従来例の内視鏡を示す図である。
【符号の説明】
10 電子内視鏡 11 体内挿入部 12 対物レンズ 12a 対物レンズ窓 20 副送液ノズル 26a 送液源 26b 圧縮空気源 29 ピストン部材 31 送液源パイプ 32 圧縮空気源パイプ 33 対物レンズ窓用送液パイプ 34 副送液ノズル用送液パイプ 35 空気通路 36 逆止弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内挿入部先端に設けられた対物レンズ
    窓に向けて液体を送り出す主送液装置と、上記体内挿入
    部先端に設けられた副送液ノズルから液体を送り出す副
    送液装置とを有する内視鏡の送液装置において、 共通の送液源の液体を、上記主送液装置と、副送液装置
    に択一して供給する流路切換装置を設けたことを特徴と
    する内視鏡の送液装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡の送液装置におい
    て、上記流路切換装置は、 シリンダ;このシリンダに、突出位置と押込位置との間
    の軸線方向への往復移動と、軸線を中心とする第1の位
    置と第2の位置の回動端への往復回動移動とを可能に支
    持され、上記突出位置に移動付勢されたピストン部材;
    上記シリンダに開口させた、上記送液源に連なる送液源
    パイプ、上記対物レンズ窓用送液パイプ及び上記副送液
    ノズル用送液パイプ;及び上記ピストン部材が突出位置
    にあるときには、送液源パイプと上記対物レンズ窓用送
    液パイプ及び上記副送液ノズル用送液パイプとの連通を
    断ち、上記ピストン部材が上記第1の位置の回動端にあ
    って押込位置に押し込まれたときには、送液源パイプと
    上記対物レンズ窓用送液パイプとを連通させ、上記ピス
    トン部材が上記第2の位置の回動端にあって押込位置に
    押し込まれたときには、送液源パイプと上記副送液ノズ
    ル用送液パイプとを連通させる、上記ピストン部材に設
    けた切換流路;を有する内視鏡の送液装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の内視鏡の送液装置におい
    て、シリンダにはさらに圧縮空気源に連なる圧縮空気源
    パイプと上記対物レンズ窓に送気する対物レンズ窓用送
    気パイプとが開口しており、上記ピストン部材には、上
    記突出位置において該圧縮空気源パイプからの加圧空気
    を逃がす空気通路と、上記突出位置にあるピストン部材
    の上記空気通路出口を塞いだときに、上記圧縮空気源パ
    イプからの加圧空気を上記対物レンズ窓用送気パイプに
    送り、該送気パイプからシリンダ側への流体流を許さな
    い逆止弁が備えられている内視鏡の送液装置。
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