JP2003135362A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2003135362A
JP2003135362A JP2001339172A JP2001339172A JP2003135362A JP 2003135362 A JP2003135362 A JP 2003135362A JP 2001339172 A JP2001339172 A JP 2001339172A JP 2001339172 A JP2001339172 A JP 2001339172A JP 2003135362 A JP2003135362 A JP 2003135362A
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Japan
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water
washing
detergent
cleaning
drying
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JP2001339172A
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English (en)
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Tadashi Nomura
忠司 野村
Shizunao Hatsutori
静尚 服部
Hiroaki Chikyo
宏明 治京
Toshiya Kanbe
俊哉 神戸
Takaaki Isshiki
孝明 一色
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤を使用することなく確実に食器類を洗浄
する。 【解決手段】 洗浄槽3を有するケーシング2と、給水
手段(給水用電磁弁4)と、水の加熱手段(加熱ヒータ
7)と、排水手段(ポンプ11)と、乾燥手段(乾燥ヒ
ータ19)と、洗い、すすぎおよび乾燥の各処理を実行
する制御手段(マイコン21)とを備えた食器洗い乾燥
機1において、洗い処理で、供給された水を加熱せずに
食器類を1回以上水洗い洗浄した後、供給された水を加
熱して食器類をお湯洗い洗浄する洗剤無しコースを設け
た構成とする。制御手段は、洗剤無しコースの実行時に
おいて、水洗い洗浄する際に供給された水がタンパク質
硬化温度より高い場合に、給水を停止するとともにユー
ザに報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗い乾燥機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の食器洗い乾燥機は、ケーシング
の内部に配設した洗浄槽内にカゴを収容させておき、こ
のカゴに食器類を配置した後に、専用洗剤を洗浄槽内に
入れた後、スタートスイッチを操作することにより、前
記食器類を洗い、すすぎ、乾燥の各処理を実行させるも
のである。
【0003】前記洗い処理では、所定量の水を自動的に
取り入れた後、その水を加熱しながら食器類の洗浄を行
う。すすぎ処理では、給水した水を加熱せずに1回以上
すすぎを行った後、そのすすぎ水を排水した後、再び水
を取り入れ、その給水した水を加熱して温水すすぎを行
う。前記乾燥処理では、洗浄槽内に収容した食器類の量
に応じた時間、または、ユーザが設定した時間、乾燥を
行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記食
器洗い乾燥機は、洗剤による泡の異常発生で循環ポンプ
が故障する問題を防止するために、専用洗剤を使用する
必要がある。そのため、この専用洗剤の使用を好まない
ユーザや、専用洗剤がなくなった時などには、洗剤を使
用することなく食器類の洗浄を行わなければならない。
しかし、このように洗剤を用いずに洗浄ノズルからの噴
射圧でのみ食器類の洗浄を行う場合、洗い処理である程
度の汚れは洗い落とすことはできるが、熱が加わると硬
化してしまうタンパク質成分は逆に付着が強くなり、洗
い落とすことはできない。
【0005】そこで、本発明では、洗剤を使用すること
なく確実に食器類を洗浄可能な食器洗い乾燥機を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の食器洗い乾燥機は、食器類を収容する洗浄
槽を有するケーシングと、前記洗浄槽内に水を供給する
給水手段と、前記洗浄槽内に供給された洗浄水またはす
すぎ水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水お
よびすすぎ水を外部に排水する排水手段と、前記洗浄槽
内を加熱して前記食器類を乾燥させる乾燥手段と、これ
ら給水手段、加熱手段、排水手段および乾燥手段を制御
して洗い、すすぎおよび乾燥の各処理を実行する制御手
段とを備えた食器洗い乾燥機において、前記洗い処理
で、供給された水を加熱せずに食器類を1回以上水洗い
洗浄した後、供給された水を加熱して食器類をお湯洗い
洗浄する洗剤無しコースを設けた構成としている。
【0007】前記食器洗い乾燥機によれば、給水された
水を加熱せずに洗い処理を行う洗剤無しコースが設けら
れているため、専用洗剤の使用を好まないユーザや、専
用洗剤がなくなった時などでも、熱により硬化するタン
パク質成分を強固に付着させることなく、食器類を清浄
に洗浄できる。
【0008】前記食器洗い乾燥機では、前記制御手段
は、洗剤無しコースの実行時において、前記水洗い洗浄
する際に供給された水がタンパク質硬化温度より高い場
合に、給水を停止するとともにユーザに報知することが
好ましい。このようにすれば、確実にタンパク質成分の
固着を防止できるとともに、給湯器に接続した場合での
ユーザの誤使用を確実に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1から図3は、本発明の実施形態
である食器洗い乾燥機1を示す。この食器洗い乾燥機1
は、蓋体2aを備えたケーシング2内に洗浄槽3を備え
ている。この洗浄槽3内には図示しないカゴが収容さ
れ、このカゴに洗浄する食器類を配置するようになって
いる。
【0010】前記洗浄槽3には、給水用電磁弁4が介設
された給水管5の一端が開口しており、この給水管5の
他端側は図示しない水道の蛇口や給湯器に接続されてい
る。また、前記洗浄槽3には、最下部に位置するように
残滓フィルタ6を取り付けた水溜凹部3aが設けられて
いる。この水溜凹部3aには、洗浄水およびすすぎ水の
加熱手段である加熱ヒータ7と、湯温の検出手段である
サーミスタ8が配設されている。さらに、洗浄槽3の底
には、噴射する水圧により回動する2つのノズル9A,
9Bが配設されている。
【0011】前記水溜凹部3aとノズル9A,9Bは、
それぞれ接続パイプ10A,10Bを介して循環供給手
段及び排水手段であるポンプ11に接続されている。ま
た、ポンプ11には排水パイプ12が接続されている。
このポンプ11は、正転時には洗浄槽3内の水が水溜凹
部3aから接続パイプ10A、ポンプ11、接続パイプ
10Bを経て、ノズル9A,9Bより食器類に噴射さ
れ、水溜凹部3aに回収されるようになっている。ま
た、ポンプ11の逆転時には、洗浄槽3内の水が水溜凹
部3aから排水パイプ12及び排水ホース13を経て図
示しない流しに排水されるようなっている。なお、図中
14は、洗浄槽3内の水を完全に抜くためのドレン栓で
ある。
【0012】前記排水パイプ12は、連通パイプ15に
より洗浄槽3に分岐接続され、この部分に水位センサ1
6が設けられている。この水位センサ16は、磁石を内
蔵したフロート16aと、洗浄槽3に所定量の水が給水
されたことを示す位置まで上昇したフロート16aを検
出する磁気センサ16bとにより構成されている。
【0013】また、前記ケーシング2と洗浄槽3の底と
の間に形成された空間には、乾燥手段である送風ファン
17、通風路18および乾燥ヒータ19が配設されてい
る。具体的には、送風ファン17から洗浄槽3内に延び
るように通風路18が設けられ、この通風路18内に乾
燥ヒータ19が配設されている。
【0014】さらに、前記ケーシング2と洗浄槽3の前
側との間に形成された空間には、制御基板20が配設さ
れており、この制御基板20に制御手段であるマイコン
21を含む電子部品が実装されている。
【0015】さらにまた、この制御基板20と対向する
ケーシング2の正面側には、図4に示す操作パネル22
が配設されている。この操作パネル22には、電源入/
切スイッチ23、スタート/一時停止スイッチ24、洗
浄コースを選択するコーススイッチ25、乾燥時間を設
定する乾燥時間スイッチ26、80℃の高温水ですすぎ
を行う80℃すすぎスイッチ27、洗浄する食器類が少
ない際に設定操作する食器少なめスイッチ28が設けら
れている。
【0016】また、前記操作パネル22には、洗浄コー
スである標準洗浄のLED29a、快速洗浄のLED2
9b、洗剤無し洗浄のLED29c、乾燥のみのLED
29dが設けられている。また、前記乾燥時間スイッチ
26を操作することによって乾燥処理の実行時間を設定
する3つのLED30a,30b,30cが設けられて
いる。また、現在実行中の処理が何であるかを示す3つ
のLED31a,31b,31cが設けられるととも
に、その処理が終了するのに要する残り時間を表示する
時間表示部32が設けられている。また、前記80℃す
すぎスイッチ27および食器少なめスイッチ28の側部
には、それらを選択していることを示すLED33a,
33bが設けられている。
【0017】前記制御基板20に配設されたマイコン2
1は、ユーザが設定した洗浄コースや設定した乾燥時間
に応じ、記憶されたプログラムに従って前記各負荷部品
を動作させて洗い、すすぎ、乾燥の各処理を実行するも
のである。
【0018】本実施形態では、専用洗剤の使用を好まな
いユーザや、専用洗剤がなくなった時などに選択可能な
洗剤無し洗浄コースが設けられている。この洗剤無し洗
浄コースは、洗い処理において、タンパク質硬化温度
(約45℃)より低い温度の水を給水し、その供給され
た水を加熱せずに食器類を3回水洗い洗浄した後、供給
された水を加熱して食器類をお湯洗い洗浄するものであ
る。
【0019】次に、前記マイコン21による制御につい
て説明する。ユーザが食器洗い乾燥機1の電源コードを
商用電源に差し込んで接続すると、マイコン21は、図
5に示すように、ステップS1で、電源入/切スイッチ
23の操作により電源がオンされるまで待機する。
【0020】なお、この状態で、または、商用電源に電
源コードを差し込む前の状態で、ユーザは、洗浄槽3の
内部に食器類を配置するためのカゴを配置し、このカゴ
に対して各食器を収容し、専用洗剤を用いて洗浄を行う
場合には所定量の専用洗剤を入れて蓋体2aを閉じる。
そして、操作パネル22の各スイッチ24〜28を操作
して希望の洗浄コースや乾燥時間を設定する。
【0021】電源入/切スイッチ23の操作により電源
がオンされると、マイコン21は、ステップS2で、い
ずれかのスイッチ24〜28が操作されるまで待機す
る。そして、いずれかのスイッチ24〜28が操作され
ると、ステップS3で、操作されたスイッチがスタート
/一時停止スイッチ24であるか否かを検出する。そし
て、スタート/一時停止スイッチ24でない場合にはス
テップS4に進み、操作されたスイッチ25〜28に応
じた入力処理を実行してステップS2に戻る。一方、ス
タート/一時停止スイッチ24である場合にはステップ
S5に進む。
【0022】ステップS5では、ユーザが設定した洗浄
コースが「標準」であるか否かを検出する。そして、標
準洗浄コースである場合にはステップS6に進み、標準
洗浄処理を実行する。また、標準洗浄コースでない場合
にはステップS7に進む。
【0023】ステップS7では、ユーザが設定した洗浄
コースが「快速」であるか否かを検出する。そして、快
速洗浄コースである場合にはステップS8に進み、快速
洗浄処理を実行する。また、快速洗浄コースでない場合
にはステップS9に進む。
【0024】ステップS9では、ユーザが設定した洗浄
コースが「洗剤無し」であるか否かを検出する。そし
て、洗剤無し洗浄コースである場合にはステップS10
に進み、洗剤無し洗浄処理を実行する。また、洗剤無し
洗浄コースでない場合にはステップS11に進み、乾燥
処理を実行する。
【0025】前記いずれかの処理を実行すると、ステッ
プS12で、その処理が終了したか否かを検出する。そ
して、処理が終了していない場合にはステップS2に戻
り、処理が終了している場合にはステップS13に進
み、電源をオフにしてステップS1に戻る。
【0026】なお、ステップS12を経てステップS2
に戻った場合、ユーザによって操作されたスイッチ24
〜28が、スタート/一時停止スイッチ24である場合
には一時停止処理を行い、その他のスイッチ25〜28
である場合には操作を受け付けずにそのまま各処理を継
続する。
【0027】ステップS6の標準洗浄処理では、マイコ
ン21は、図6に示すように、ステップS20で、加熱
洗い処理を実行した後、ステップS21で、冷水すすぎ
処理を実行する。その後、ステップS22で、温水すす
ぎ処理を実行した後、ステップS23で、乾燥処理を実
行してリターンする。
【0028】なお、前記加熱洗い処理は、後で詳細に説
明する。また、冷水すすぎ処理は、供給された水を加熱
することなくすすぎを行うもので、所定時間経過すると
すすぎ水を排水して新たなに給水を行い、約4回行われ
る。前記加熱すすぎ処理は、供給された水を所定温度ま
で加熱しながらすすぎを行うもので、所定温度に達した
後に所定時間経過すると終了する。乾燥処理は、「60
分」、「20分」および「なし」のうち、ユーザが乾燥
時間を設定した時間だけ送風ファン17および乾燥ヒー
タ19を動作させるものである。
【0029】ステップS8の快速洗浄処理は、乾燥処理
を除き、前記標準洗浄処理における各処理での実行時間
を短くしたものである。
【0030】ステップS10の洗剤無し洗浄処理は、標
準洗浄処理における洗い処理のみが相違する。具体的に
は、図7に示すように、この洗剤無し洗浄処理では、マ
イコン21は、ステップS20’で、非加熱洗い処理を
実行した後、ステップS21で、冷水すすぎ処理を実行
する。その後、ステップS22で、温水すすぎ処理を実
行した後、ステップS23で、乾燥処理を実行してリタ
ーンする。なお、前記非加熱洗い処理は、後で詳細に説
明する。
【0031】ステップS11の乾燥処理は、前記標準洗
浄処理におけるステップS23の乾燥処理と同様に、
「60分」、「20分」および「なし」のうち、ユーザ
が乾燥時間を設定した時間だけ送風ファン17および乾
燥ヒータ19を動作させるものである。
【0032】次に、標準洗浄処理における加熱洗い処理
について説明する。この加熱洗い処理では、マイコン2
1は、図8に示すように、まず、ステップS20−1
で、洗浄槽3内に水が残っているか否かを検出する。そ
して、残留水が有る場合にはステップS20−2に進
み、排水処理を行ってステップS20−3に進み、残留
水が無い場合にはそのままステップS20−3に進む。
【0033】ステップS20−3では、後述する給水処
理を実行した後、ステップS20−4で、ポンプ11を
正転(洗浄時の回転方向)動作させてステップS20−
5に進む。
【0034】ステップS20−5では、加熱ヒータ7を
オンした後、ステップS20−6で、洗浄槽内の洗浄水
が所定温度まで昇温するまで待機する。
【0035】洗浄水が所定温度まで昇温すると、ステッ
プS20−7で、洗浄タイマをスタートした後、ステッ
プS20−8で、洗浄タイマがカウントアップするまで
待機する。即ち、洗浄タイマがカウントアップするまで
ポンプ11を動作させることによる洗い動作を継続す
る。
【0036】洗浄タイマがカウントアップすると、ステ
ップS20−9で、ポンプ11の動作を停止し、ステッ
プS20−10で、加熱ヒータ7をオフした後、ステッ
プS20−11で、ポンプ11を逆転動作させることに
より排水処理を実行する。
【0037】次に、洗剤無し洗浄処理における非加熱洗
い処理について説明する。この非加熱洗い処理では、マ
イコン21は、図9に示すように、まず、ステップS2
0’−1で、洗浄槽3内に水が残っているか否かを検出
する。そして、残留水が有る場合にはステップS20’
−2に進み、排水処理を行ってステップS20’−3に
進み、残留水が無い場合にはそのままステップS20’
−3に進む。
【0038】ステップS20’−3では、後述する給水
処理を実行した後、ステップS20’−4で、ポンプ1
1を正転動作させてステップS20’−5に進む。
【0039】ステップS20’−5では、洗浄タイマを
スタートした後、ステップS20’−6で、洗浄タイマ
がカウントアップするまで待機する。
【0040】洗浄タイマがカウントアップすると、ステ
ップS20’−7で、ポンプ11の動作を停止し、ステ
ップS20’−8で、ポンプ11を逆転動作させること
により排水処理を実行する。
【0041】ついで、ステップS20’−9で、洗い回
数の総計Nを計算するための現状洗い回数nに1を加算
した後、ステップS20’−10で、洗い回数総計Nが
3になったか否かを検出する。そして、Nが3である場
合にはステップS20’−11に進み、Nが3でない場
合にはステップS20’−3に戻る。
【0042】ステップS20’−11では、現状洗い回
数nを0としてリセットした後、ステップS20’−1
2で、図8と同様の加熱洗浄処理を実行してリターンす
る。
【0043】次に、ステップS20−3,S20−3で
の給水処理について説明する。この給水処理では、マイ
コン21は、図10に示すように、まず、ステップS3
0で、給水用電磁弁4を開状態とする。
【0044】ついで、ステップS31で、ユーザが設定
した洗浄コースが「洗剤無し」であるか否かを検出す
る。そして、洗剤無し洗浄コースである場合にはステッ
プS32に進み、洗剤無し洗浄コースでない場合には後
述するステップS32,S33をスキップしてステップ
S34に進む。
【0045】洗剤無し洗浄コースである場合にはステッ
プS32で、供給された水の給水温度を検出した後、ス
テップS33で、その給水温度がタンパク質が硬化する
温度以下であるか否かを検出する。そして、硬化温度以
下である場合にはステップS34に進み、硬化温度より
高い場合にはステップS36に進む。
【0046】ステップS34では、洗浄槽3内に規定量
の水が供給されるまで待機し、規定水量になると、ステ
ップS35で、給水用電磁弁4を閉状態としてリターン
する。
【0047】一方、洗剤無し洗浄コースが選択された状
態でタンパク質の硬化温度より高い水が給水された場合
には、ステップS36で、電磁弁を閉状態とし、ステッ
プS37で、圧電ブザーによってその状況をユーザに報
知した後、ステップS38で、一時停止処理を実行して
リターンする。
【0048】このように、本発明の食器洗い乾燥機1で
は、給水された水を加熱せずに洗い処理を行う洗剤無し
コースが設けられているため、専用洗剤の使用を好まな
いユーザや、専用洗剤がなくなった時などでも、熱によ
り硬化するタンパク質成分を強固に付着させることな
く、食器類を清浄に洗浄できる。しかも、この洗剤無し
コースを選択した場合には、タンパク質硬化温度より高
いお湯が給水された場合には、その給水処理を停止する
とともにユーザに報知するため、この食器洗い乾燥機1
を給湯器に接続している場合など、確実にタンパク質成
分の固着を防止できるとともに、ユーザの誤使用を確実
に防止できる。
【0049】なお、本発明の食器洗い乾燥機1は、前記
実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前
記実施形態では、ユーザが洗剤無しコースを選択した場
合には、給水された水を加熱しないように構成したが、
タンパク質硬化温度以下の所定温度まで加熱して洗い処
理を行うようにしてもよい。
【0050】また、前記実施形態では、非加熱洗浄処理
を3回繰り返すようにしたが、その回数は希望に応じて
変更可能であり、少なくとも1回行えばよい。
【0051】さらに、前記水溜凹部3aに残滓フィルタ
6を通過しないバイパス排水路を設け、洗い処理での排
水時にはこのバイパス排水路を介して残滓とともに排水
するようにしてもよい。このようにすれば、すすぎ処理
での微細な残滓の再付着や、加熱ヒータによる加熱時に
残滓の焦げ付きを防止できる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の食器洗い乾燥機は、給水された水を加熱せずに洗い処
理を行う洗剤無しコースが設けられているため、専用洗
剤の使用を好まないユーザや、専用洗剤がなくなった時
などでも、熱により硬化するタンパク質成分を強固に付
着させることなく、食器類を清浄に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る食器洗い乾燥機を示
す断面図である。
【図2】 図1の食器洗い乾燥機の他の位置の断面図で
ある。
【図3】 図1の洗浄槽内の状態を示す平面図である。
【図4】 操作パネルを示す正面図である。
【図5】 食器洗い乾燥機による制御を示すフローチャ
ートである。
【図6】 図5の「標準」洗浄処理を示すフローチャー
トである。
【図7】 図5の「洗剤無し」洗浄処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 図6の加熱洗い処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 図7の非加熱洗い処理を示すフローチャート
である。
【図10】 図8および図9の給水処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…食器洗い乾燥機、2…ケーシング、3…洗浄槽、3
a…水溜凹部、4…給水用電磁弁(給水手段)、6…残
滓フィルタ、7…加熱ヒータ、8…サーミスタ、9A,
9B…ノズル、11…ポンプ、16…水位センサ、19
…乾燥ヒータ、20…制御基板、21…マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 治京 宏明 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (72)発明者 神戸 俊哉 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (72)発明者 一色 孝明 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 DA02 DB01 DC01 DC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収容する洗浄槽を有するケーシ
    ングと、前記洗浄槽内に水を供給する給水手段と、前記
    洗浄槽内に供給された洗浄水またはすすぎ水を加熱する
    加熱手段と、前記洗浄槽内の洗浄水およびすすぎ水を外
    部に排水する排水手段と、前記洗浄槽内を加熱して前記
    食器類を乾燥させる乾燥手段と、これら給水手段、加熱
    手段、排水手段および乾燥手段を制御して洗い、すすぎ
    および乾燥の各処理を実行する制御手段とを備えた食器
    洗い乾燥機において、前記洗い処理で、供給された水を
    加熱せずに食器類を1回以上水洗い洗浄した後、供給さ
    れた水を加熱して食器類をお湯洗い洗浄する洗剤無しコ
    ースを設けたことを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、洗剤無しコースの実行
    時において、前記水洗い洗浄する際に供給された水がタ
    ンパク質硬化温度より高い場合に、給水を停止するとと
    もにユーザに報知するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の食器洗い乾燥機。
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