JP2003135250A - 部分染色をしたロープを用いた敷物。 - Google Patents

部分染色をしたロープを用いた敷物。

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JP2003135250A
JP2003135250A JP2001382366A JP2001382366A JP2003135250A JP 2003135250 A JP2003135250 A JP 2003135250A JP 2001382366 A JP2001382366 A JP 2001382366A JP 2001382366 A JP2001382366 A JP 2001382366A JP 2003135250 A JP2003135250 A JP 2003135250A
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rug
mat
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pattern
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Keiichi Yamamoto
敬一 山本
Takeshi Yamanaka
武士 山仲
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Abstract

(57)【要約】 〔課題〕 部分染色を施すことにより、部分的に発生
したぼかし模様のついた一本のロープを連続縫製するだ
けで柄物のロープ敷物となり、従来のロープ敷物の柄物
の様なつなぎ替えの必要がなく、つなぎ替え個所から破
損しやすくなる欠点も無くなり丈夫な敷物となりしかも
縫製能率もよくなり、コストダウンにもなる。 〔解決手段〕 ロープに部分染色を施し、渦巻状又は折
り返し状に縫製した敷物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の属する技術分野〕本発明は、ロー
プに部分染色を施すことが特徴でありこの工程により、
染料の付着した部分〔図4〕(8)から毛管現象による
自然なぼかし(10)が発生し、一本のロープを縫製す
るだけで柄出しが出来、従来の柄物ロープ敷物よりつな
ぎ替え作業(7A)が無い分丈夫で縫製能率の良いロー
プ敷物となっていることに関する。
【0002】〔従来の技術〕従来のロープ敷物は、染色
した糸を側糸にしたロープを縫製した敷物であり異なる
色のロープをつなぎ替え〔図7〕(7A)をすることで
柄を表現していた。ぼかしの表現は出来ない。又従来の
ロープは、油を含んだワタ状の芯で出来ている為、染色
を施しても油がにじみ出したり、乾燥が困難でロープ染
色は不可能である。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕従来のロ
ープ敷物にあっては、〔0002〕でのべた柄出しの手
法しかなかった。ロープをつなぎ替えをすることによる
作業能率の低下やその個所が弱くなり破損の原因ともな
る、又ぼかしの表現等出来ない等の問題点があった。
【0004】本発明は、つなぎ替えすることなく一本の
ロープを敷物が完成する迄縫製することが出来るので、
弱点も生じず、縫製能率も低下しない。しかも部分染色
を施したロープ〔図4〕を用いることで柄も表現出来る
画期的な方法を提供することを目的としている。
【0005】〔課題を解決するための手段〕上記目的を
達成する為に、本発明の部分染色をしたロープを用いた
敷物に於て、染色可能なロープをつくることから始ま
る。
【0006】ロープの芯材に染色に適した素材を用い、
それに染色に適した側糸を絡まし組紐状、及びメリヤス
編に被覆したロープや、三つ編みにしたロープに部分染
色を行う。
【0007】部分染色とは、ロープの一部を染料に浸し
〔図3〕染上げる方法で、このことにより、染料の付着
した部分〔図4〕(8)から毛管現象による美しいぼか
し(10)が発成する。そのピッチや色数を変化させる
ことにより様々に柄が変化する。
【0008】部分染色の手法はすでに細い糸に関して行
われているが、太いロープ状のものに施し、敷物にする
ことは本発明が初である。
【0009】〔発明の実施の形態〕発明の実施の形態を
実施例にもとづき図面を参照して説明する。〔図7〕に
おいて、従来のロープ敷物は〔0002〕〔0003〕
でのべた柄表現しか出来ないのである。
【0010】本発明の基本である染色可能なロープをつ
くる図が〔図2〕である。染色に適した芯材(3)に側
糸(4)を絡ませロープが完成する。
【0011】〔図2〕で完成したロープを円形状に束ね
〔図3〕その一端を染料(7)につけることで部分染色
の完了である。
【0012】〔図4〕は部分染色されたロープである。
染料の付着した部分(8)から未染色の部分(9)へ向
け毛管現象による、ぼけ部分(10)で構成されてい
る。
【0013】〔図5〕はロープを縫製した図である。
(5A)は渦巻状、(5B)は折り返し状にそれぞれ縫
製された図である。
【0014】〔図6〕は、ロープをヨコ糸として織った
図(6A)、ロープをタテ糸として織った図(6B)で
ある。
【0015】〔図1〕は、本発明の部分染色したロープ
を渦巻状に縫製して完成した敷物の平面図である。
【0016】〔発明の効果〕本発明は、以上説明したよ
うに構成されているので、以下に記載されるような効果
をする。
【0017】ロープをつなぎ替えすることなく、一枚の
敷物が完成する迄連続縫製が出来、それで柄も表現出来
るので、弱点の無い丈夫な敷物となる。
【0018】連続縫製が出来るので縫製能率が上り、コ
ストダウンになる。
【0019】部分染色を施すことにより、大きなぼかし
柄〔図4〕が出来る。従来のロープ敷物にない柄の表現
が可能となった。
【0020】部分染色のピッチや色数の変化で、無限に
近い柄の発展性が見込まれ、ロープ敷物の将来に希望が
生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である部分染色をしたロープを用いた敷
物の平面図である。
【図2】ロープの構成図、芯(3)と側糸(4)から成
る。
【図3】ロープを部分染色する状態の斜視図である。
【図4】部分染色完了のロープの平面図である。
【図5】渦巻状(5A)、折り返し状(5B)に縫製し
た図である。
【図6】ロープをヨコ糸(6A)、タテ糸(6B)に用
いた織物図である。
【図7】従来のロープ敷物の柄出しの図である。単色
(13)と別の単色(14)のロープをつなぎ替えの図
(7A)とそれにより表現された2色の柄(7B)の図
である。
【符号の説明】
1 ロープ 2 ミシン糸 3 芯材 4 側糸 5 ロープをささえる棒 6 水漕 7 染料 8 染料に浸けた部分(濃部) 9 淡部 10 ぼかし部 11 タテ糸 12 ヨコ糸 13 単色ロープA 14 単色ロープB 15 従来のロープ敷物の柄物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープ(1)に部分染色〔図3〕を施
    し、渦巻状(5A)又は、折り返し状(5B)に縫製し
    た敷物。
  2. 【請求項2】 部分染色を施したロープ〔図4〕をタテ
    糸として用いた織物(6A)の敷物。
  3. 【請求項3】 部分染色を施したロープ〔図4〕をヨコ
    糸として用いた織物(6B)の敷物。
  4. 【請求項4】 芯の無い二ツ編み、三ツ編みのロープに
    部分染色を施したものを縫製した敷物。
JP2001382366A 2001-10-31 2001-10-31 部分染色をしたロープを用いた敷物。 Pending JP2003135250A (ja)

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