JP2003135095A - 微生物検査方法及び微生物検査装置 - Google Patents

微生物検査方法及び微生物検査装置

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JP2003135095A
JP2003135095A JP2002242313A JP2002242313A JP2003135095A JP 2003135095 A JP2003135095 A JP 2003135095A JP 2002242313 A JP2002242313 A JP 2002242313A JP 2002242313 A JP2002242313 A JP 2002242313A JP 2003135095 A JP2003135095 A JP 2003135095A
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JP2002242313A
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Motokazu Kikuchi
基和 菊地
Hiroshi Nakanuma
浩 中沼
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特段の発色剤を使用せず、低コストで、簡便
に、微小コロニーを精度良くしかも迅速に判別すること
が可能な微生物検査方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 平板培地の上表面に検体を拡散し所定時
間だけ培養することによって発生した微生物コロニーを
判定するための微生物検査方法であって、前記培養した
平板培地を横断する帯状の検査領域を設定し、前記平板
培地の垂直方向に対して斜めに、かつ該検査領域に対し
て両幅方向からはさむように少なくとも1対の帯状光を
入射し、入射した帯状光の反射光を撮像手段によって受
光しつつ平板培地を検査領域に対して相対的に移動さ
せ、移動させた平板培地の全域にわたる二次元画像を取
得し、取得した二次元画像によって微生物コロニーの有
無又は個数を判定することを特徴とする微生物検査方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寒天等の平板培地
を用いた微生物検査方法において、画像処理を用いて迅
速に実施できる微生物検査方法及びそのための微生物検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品工業、医薬品工業、化粧品工業等の
分野においては、衛生管理の点から、製品や原材料に有
害微生物が混入しているかどうかを調べる微生物検査が
重要視されている。
【0003】一般に、微生物検査は、検体を必要に応じ
て適度に希釈した後、寒天平板培地の上に検体を拡散し
(以下、このように検体を培地上に拡散する態様を塗抹
法と記載する。)、又は検体を液状培地と混釈したのち
に凝固し(以下、このように検体と培地とを混釈する態
様を混釈法と記載する。)、所定温度で所定時間だけ培
養し、増殖した微生物コロニー(以下、コロニーと記載
することがある。)の有無を肉眼で判定するか、又はコ
ロニーの個数を肉眼で計数することによって、検体に混
入した微生物の有無又は検体の微生物汚染の程度を検査
する。
【0004】しかしながら、このような肉眼による検査
方法では、コロニーが視認できる大きさに成長するまで
には相当の培養時間を必要とし、検査結果が判明するま
で長時間を要するという問題があり、より迅速に判定で
きる検査方法が待望されていた。
【0005】従来、微生物検査の分野において、検査を
迅速に行うための技術としては、撮像手段を用いて平板
培地の画像を取得し、取得した画像よりコロニーの有無
又は個数を判定する技術が公知となっており、例えば、
次のa)〜d)の技術がある。 a)培養された検体入り培地に蛍光物質を生ずる非蛍光
物質を拡散し、コロニーを発色させ、その後、平板培地
の表面に光を照射し、撮像手段によって画像を取得して
コロニーの個数を判定する技術(特開平7−14799
7号公報等) b)培地の上表面の一部に検査領域を設定し、この検査
領域を撮像しながら培地又は撮像手段を移動させ、培地
全体の判定を行う技術(特開平9−121836号、特
開平9−121838号公報等) c)培地の下に白色光散乱板を設けて撮像する技術(特
開2000−270840号公報等) d)着色培地の上のコロニーを、フィルムスキャナーを
走査して撮像する技術(特開2000−69994号公
報等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
a)の技術にあっては、培地を撮像する前に、微生物が
有する酵素に反応して蛍光物質を生ずる非蛍光物質を培
地に拡散する必要がある。このように高価な非蛍光物質
を使うことは、食品、医薬品、化粧品工場のように、日
常的に微生物検査を行う必要がある製造現場では、大き
なコストアップ要因につながる。また、微生物の種類に
応じて多数の非蛍光物質を取り揃える必要があるため、
管理の負担、作業の負担が大きくなり、特に、検査の際
に作業員が非蛍光物質の種類を誤認した場合には、判断
を誤り、大きな製品事故に直結する危険がある。
【0007】更に、非蛍光物質は、本来的に微生物の発
育を阻害する傾向にある点も問題である。例えば、平板
培地に対して非蛍光物質を拡散するタイミングが早すぎ
ると、微生物の発育が阻害され、判定に狂いが生じるか
判定が遅れてしまう可能性があり、使用にあたっては慎
重さが要求される。
【0008】一方、前記b)〜d)の技術は、微生物検
査の精度を向上させるための技術であるが、微小なコロ
ニーの判別が難しく、迅速な検査を達成するために充分
な技術とは言い難かった。
【0009】例えば、透過照明や同軸照明によって平板
培地を撮像したとしても、画像の濃淡の差が小さいため
に、コントラストの大きな画像を得ることが難しく、結
局、前記b)〜d)の技術では、コロニーの画像と、異
物やシャーレの傷等の各種ノイズとの判別がつきにく
い。従って、微生物検査に利用したとしても、直径0.
2mm以下の微小なコロニーの有無について判定するこ
とは困難であるため、コロニーがある程度大きく成長す
るまで判定を待つしかなく、迅速な判定ができない。
【0010】この傾向は、照明手段としてレーザーを採
用したとしても、また偏光フィルターによって画像を抽
出したとしても同様であり、いずれもコントラストの良
好な画像を得て、確実にしかも迅速な判定を行うことは
困難である。
【0011】総じて、食品、医薬品、化粧品工場のよう
な製造現場では、安価で、簡便に、しかも迅速に微生物
の有無だけを判別したいというニーズが高まっている
が、このようなニーズに答えるためには、前記a)〜
d)の技術は最適とはいえず、製造現場におけるニーズ
に答えるには充分とはいえなかったのである。
【0012】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、低コストで、管理や作業の負担
を軽減し、微小なコロニーを精度良く迅速に判別するこ
とが可能な微生物検査方法及び微生物検査装置を提供す
ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、平板培地に設定され
た帯状の検査領域に対して、該検査領域を両幅方向から
はさむように少なくとも1対の帯状光を入射すること、
及び入射した帯状光の反射を撮像しつつ平板培地を検査
領域に対して相対的に移動させることによって、上記課
題を解決することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0014】すなわち、本発明の第一の発明は、平板培
地の上表面に検体を拡散し所定時間だけ培養することに
よって発生した微生物コロニーを判定するための微生物
検査方法であって、前記培養した平板培地を横断する帯
状の検査領域を設定し、前記平板培地の垂直方向に対し
て斜めに、かつ該検査領域を両幅方向からはさむように
少なくとも1対の帯状光を検査領域に入射し、入射した
帯状光の垂直方向への反射光を撮像手段によって受光し
つつ平板培地を検査領域に対して相対的に移動させ、移
動させた平板培地の全域にわたる二次元画像を取得し、
取得した二次元画像によって微生物コロニーの有無又は
個数を判定することを特徴とする微生物検査方法であ
る。
【0015】本発明の第二の発明は、平板培地を載置す
る載置台と、この載置台の上方に設置され前記平板培地
を横断して設定される帯状の検査領域を撮像する撮像手
段と、前記平板培地の垂直方向に対して斜めに、かつ前
記検査領域に対して両幅方向から挟むように帯状光を入
射する少なくとも1対の帯状光源と、前記載置台と検査
領域とを相対的に移動させる移動手段とを備えたことを
特徴とする微生物検査装置である。
【0016】本発明の装置又は方法において「帯状光」
とは、帯状光源より発せられる光の中で検査領域に到達
するものを示す用語であり、光の形状が帯状に収束され
ていることを意味するわけではない。すなわち、一般
に、帯状光源より発せられる光は、ある角度の範囲で様
々な方向に向かって照射されることになるが、このうち
の一部は、平板培地の検査領域に到達することになる。
検査領域は、形状が帯状であるから、このような検査領
域に到達する光もまた帯状に分布しているものとみなす
ことができる。本発明では、このような光を、便宜上
「帯状光」と表記することにより、帯状光源より発せら
れる他の光とは区別しているのである。
【0017】本発明の装置又は方法において「相対的に
移動」とは、検査領域と平板培地との位置関係を変更し
ながら、いずれか又は双方を移動させるという意味であ
る。すなわち、撮像手段を固定して平板培地を移動させ
ても良いし、逆に、平板培地を固定しておいて撮像手段
を移動させても良い。また両方を移動させても良い。こ
の内、撮像手段を固定して平板培地を移動させる方法が
好ましい。このように相対的に移動させることによっ
て、平板培地の全域にわたって検査領域をスキャニング
して、二次元画像を取得することができる。
【0018】移動の方向は、平行移動させても良いし、
回転させてもよいが、平行移動と180°以上の回転と
を組み合わせて用いることがより好ましい。
【0019】また、前記検査領域に入射される帯状光の
入射角度は4〜15°、また、撮像手段としては、ライ
ンセンサカメラであることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しつつ、本発明の
実施形態を説明する。なお、この実施形態は本発明の要
旨を説明するためのものであり、特に限定のない限り本
発明を限定するものではない。
【0021】図1は本実施形態に係る微生物検査装置の
一例の要部斜視図、図2は正面図である。図1及び図2
に示すように、この微生物検査装置1は、検査対象であ
る平板培地Mが入ったシャーレ6を載置する載置台2
と、この載置台2の上方に設置され帯状の検査領域を撮
像する撮像手段3と、帯状光を入射する少なくとも1対
の帯状光源4,5と、載置台を平行移動させる平行移動
機構7と、載置台を回転させる回転機構8とから概略構
成されている。
【0022】撮像手段3は、平板培地Mの垂直方向への
帯状の反射光を受光することができるように、平板培地
Mの上方から垂直下方に向けられて設置されている。か
かる撮像手段3としては、ラインセンサカメラが最も好
ましい。ラインセンサカメラとは、一列に並んだ画素を
有し、1次元の画像を取得することができるカメラであ
る。例えば、5000画素タイプのものが挙げられる。
撮像手段3には、市販の画像解析装置一式が結線されて
いるが、図1,2においては図示を省略している。この
撮像手段3によって撮像が可能である平板培地上の帯状
の領域が、検査領域Aである。この検査領域Aは、平板
培地の端から端まで横断させて設定されていることが好
ましい。検査領域Aの幅は、10〜30μm、さらに好
ましくは、15〜25μmに設定することが望ましく、
ラインセンサカメラの分解能に揃えて設定することが望
ましい。例えば、検査領域Aの幅を20μmに設定する
とすれば、ラインセンサカメラに対して平板培地が20
μm移動するだけの間に相当する時間、ラインセンサカ
メラのシャッターを開けばよいのである。
【0023】上記のような帯状の検査領域Aに対して、
両幅方向から帯状光L1,L2を入射する1対の帯状光
源4,5が配置されている。この帯状光源4,5は、前
期検査領域Aを両幅方向からはさむように帯状光L1,
L2を入射するように配置されている。なお、前記のよ
うに、帯状光源4,5は、ある角度の範囲で光を発する
光源であるが、その光のうち検査領域Aに到達する光
を、帯状光L1、L2と表現しているのである。このよ
うな帯状光L1,L2と平板培地Mの垂直方向の垂線と
がなす角度、すなわち帯状光L1,L2の入射角θ1と
θ2は、それぞれ異なる角度であっても良いが、同一の
角度であることが望ましい。入射角θ1とθ2は、4〜
15°であることが好ましい。この場合、平面培地上に
帯状光源4,5の正反射映像B1,B2が観察される
が、検査領域Aよりも外側になるように設定されてい
る。
【0024】帯状光源4,5としては、キセノンランプ
かハロゲンランプを用いることができるが、キセノンラ
ンプほどの輝度は必要とはしないため、より安価なハロ
ゲンランプ光源を用いることが好ましい。キセノンラン
プ、ハロゲンランプは、高輝度を得ることができるとい
う点で、蛍光灯、LED照明等よりも好ましいといえ
る。なお、帯状光源4,5は、光源の幅が狭いものを選
択することが好ましく、このように幅が狭い光源を用い
れば、入射角の範囲が狭くなるため、平板培地Mとコロ
ニーCとのコントラストがより強くなり、コロニーCの
縁をよりシャープに把握することが可能となり、好まし
い。また、帯状光源には、帯状ライトガイド(図示せ
ず)を併せて用いることが好ましく、このような帯状ラ
イトガイドを使用することにより、帯状光源の幅をより
狭くすることが可能となり、小さな入射角で1対の帯状
光源を構成することが容易になるという利点が得られ
る。この帯状ライトガイドの発光部の長さは少なくとも
平面培地Mの直径よりも大きいことが好ましい。帯状光
源と帯状ライトガイドの組み合わせとしては、ハロゲン
ランプ光源を用い、光ファイバーを用いた帯状ライトガ
イドと組み合わせて使用することが好ましい。
【0025】本実施形態の微生物検査装置1は、前記平
板培地Mを載置した載置台2と検査領域Aとを相対的に
移動させる移動手段を備えている。この移動手段は、撮
像手段3側に備えても良いが、載置台2側に備えること
が好ましい。移動手段としては、エンコーダー付x−y
−θテーブルを例示できるが、x−θテーブルであって
も十分である。
【0026】本実施形態では、この移動手段を載置台2
側に備えている。すなわち、図2に示すように、載置台
2を平行移動させるための載置台平行移動機構7が備え
られており、その上に載置台2を回転させるための載置
台回転機構8が備えられている。そして、この載置台回
転機構8の上に載置台2が配置されている。本実施形態
では、載置台平行移動機構7により、載置台2を検査領
域Aに対して平行移動させることができ、載置台回転機
構8により、載置台2を検査領域Aに対して180°以
上回転させることが可能となっている。載置台平行移動
機構7及び載置台回転機構8の開始停止、移動方向は、
モーター、変速機等の図示しない制御手段によって制御
されている。
【0027】次に、本実施形態の微生物検査装置1を用
いた微生物検査方法について説明する。まず、予めシャ
ーレ6内の平板培地Mで検体を培養する。平板培地M上
で検体を培養する方法としては、従来公知の方法を採用
すればよい。
【0028】即ち、最初に検体を準備する。検体は、必
要に応じて予め無菌水で希釈して所定の濃度に調整して
おくが、微生物の菌数が少ない場合、例えば大腸菌検査
等では希釈する必要はない。次いで検体を平板培地Mの
上表面に拡散するが、塗抹法を用いることが好ましい。
即ち、予め凝固させた平板培地Mの上表面に検体を拡散
する。この場合、拡散の手法はいかなるものでも良く、
例えば、白金耳によって平板培地Mの表面に塗抹しても
良いが、培地の表面を傷つけずに拡散することが好まし
いため、液状の検体を平板培地Mに注加することが望ま
しい。そして、拡散した後は、微生物の種類に応じた条
件で培養する。
【0029】次に、このように培養して平板培地M上に
発生したコロニーの2次元画像を、微生物検査装置1を
用いて、以下のように取得する。
【0030】二次元画像の取得は、まず、平板培地Mが
入ったシャーレ6を回転台2の上に載置する。平板培地
Mには帯状の検査領域Aが設定されており、この帯状の
検査領域Aに向けて、帯状光源4及び5より光を発し、
検査領域Aに対して帯状光L1及びL2を入射させる。
【0031】検査領域Aに入射された帯状光L1,L2
は、特に平板培地Mの表面が滑らかで鏡面状態に近い場
合には、コロニーCが存在しない場所では、入射角と同
一の反射角をもって光源の反対側に逃げてしまうが、コ
ロニーCが存在する場所では、コロニーCの縁にあたっ
た反射光が垂直上方に向かうので、これをラインセンサ
カメラ3によって受光してコロニーを撮像することがで
きる。帯状の検査領域Aの範囲内にコロニーCが存在す
ると、本実施形態では、検査領域Aの両方向から帯状光
を入射するので、コロニーの縁を両側から捕捉すること
ができる。
【0032】このように帯状の検査領域Aの画像を取得
しながら、まず平行移動機構7を用いて平板培地Mを検
査領域Aの幅方向に平板培地Mの端から端まで平行移動
させ、平板培地Mを全面にわたってスキャニングする。
例えば、シャーレ6の直径が90mmの場合、平板培地
Mの端から端まで、すなわち90mm平行移動させる間
にラインセンサカメラ3で約5000回シャッターを切
り撮像する。次に一旦撮像を中止し、平行移動機構8を
用いて検査領域Aが平板培地Mの中心を通る位置まで、
平板培地Mを移動させる。次に、回転機構7を用いて回
転台2を回転させ、回転方向にスキャニングする。回転
方向のスキャニングは、少なくとも180°以上の角度
実施する。例えば、シャーレ6の直径が90mm、検査
領域Aの幅が20μmである場合、180°の回転の間
に約7000回シャッターを切って撮像する。このよう
な一連の操作によって、平板培地Mの全面の二次元画像
を取得することが可能である。
【0033】一般に、平板培地は、シャーレ等の容器に
入っているが、このような容器の端に近い部分では、培
地が水平になっていないため、正反射光が様々な反射角
で反射してカメラに入光する現象が発生したり、また容
器の器壁が近いため器壁による影ができる現象が発生す
る。平板培地を検査領域に対して平行移動させた場合に
は、特に検査領域がシャーレの端に達した際に、上記現
象によって画像に死角が生じる可能性がある。しかしな
がら、本実施形態では平板培地Mの中心を通る位置で回
転させるので、このような死角の発生は予防される。
【0034】一方、平板培地を検査領域に対して相対的
に回転させるのみで平行移動を行わない場合は、回転の
中心部分に微妙なずれが生じ、撮像して得られる画像が
中心に近づくほど変形してしまうことがある。回転中心
を精密に設定しなければ、中心部に死角が生じることも
ある。また、回転により得られた画像を平面画像に変換
処理するにはソフト開発上手間がかかることがある。
【0035】従って、本実施形態のように平行移動と回
転を組み合わせることにより、平行移動することによっ
て、中心付近を正確に撮像することができると共に、回
転することによって、シャーレの器壁付近も死角となら
ずに撮像することができる。
【0036】二次元画像を取得した後は、常法によって
微生物コロニーの有無を判定すれば良く、またコロニー
の個数を計数しても良い。微生物コロニーの有無を判定
する場合は、平板培地の画像を、CRT等の表示装置に
表示させて、人間が肉眼で判定しても良いが、これを公
知のプログラムによって自動化しても良い。
【0037】尚、取得した画像は、ハードディスク等の
記録媒体に保管しておけば、製造記録の一貫として活用
することができる。
【0038】なお、仮に環状の形態の光源を採用し、環
状の光を照射してコロニー反射光を検知しようとする
と、視野の中に必ず環状光源の正反射映像が発現し、こ
の正反射映像の外側部分のコロニーは検知できない。従
って撮像手段のコロニー検知可能領域は直径10mm程
度の円内のみなので、平板培地全体を検査するためには
撮影位置を変えながら数十回のスキャニングを繰り返す
ことが必要となる。本発明では、帯状光を採用したこと
によって、光源正反射映像は平行線となる。この平行線
状の光源正反射映像内側の領域をラインセンサカメラで
撮影すると、1回のスキャニングで平板培地のほぼ全体
を検査できるので効率的である。
【0039】また、本発明の方法においては、特に、帯
状の検査領域に対して両幅方向から帯状光を入射すると
いう点に、大きな特徴がある。即ち、この点で、前記
a)の従来技術(特開平7−147997号公報等)の
ように、検査領域の片側からのみ光を照射するという技
術とは根本的に相違しているのである。
【0040】図3は、本発明の方法と従来技術との差異
を説明するための模式図である。図3(A)は、平板培
地の上表面に発生したコロニーCを上方から見た状態を
示している。ここに、図3(A)のような形状のコロニ
ーCに対し、光を入射して画像を取得したとする。
【0041】前記従来技術a)のように、検査領域Aの
片側からのみ光を照射した場合には、図3(B)に示す
ような画像を取得することができる。図3(B)におい
て、検査領域Aの中の白抜き線が、図3(A)のコロニ
ーCの画像である。図3(B)から明らかなように、検
査領域Aの片側からのみ光を照射した場合には、コロニ
ーCを不完全な形態でしか捕捉することができない。こ
の理由を説明すれば、図4に示すとおりである。図4
は、コロニーの断面を説明するための模式図である。図
4において、平板培地Mの上表面M1にコロニーCが形
成されていたとすれば、このコロニーCは、上表面M1
の上に山盛りになった形状となっており、稜線C1と稜
線C2を有している。
【0042】ここに、前記従来技術a)のように検査領
域Aの片側からのみ光L1を照射した場合、コロニーC
の稜線C1の面については、垂直方向への反射光Dの光
量が多いが、その他の部分は、垂直方向への反射光の光
量は少ないのである。このために、検査領域Aの片側の
みから光を照射した場合には、図3(B)のようにコロ
ニーCを不完全な形態でしか捕捉することができない。
【0043】本発明の方法においては、帯状の検査領域
に対して両幅方向から、少なくとも1対の帯状光を入射
する。このため、帯状の検査領域においては、図3
(C)のようにコロニーCの画像をほぼ完全な形態で捕
捉することができるのである。
【0044】また、図4において、通常コロニーCは縁
の部分に4〜15°の傾斜を持っている。従って、効果
的にコロニーの縁からの反射光を撮像するためには、帯
状光を入射角4〜15°の角度をもって入射することが
望ましいのである。この時、帯状光の入射角が小さいほ
ど、縁の部分の傾きが小さいコロニー、すなわち微小な
コロニーを検出することができる。一方、入射角が4°
よりも小さくなると、培地上の微小な凹凸、微小異物等
による反射光がカメラに入光したり、光源がカメラ視野
に近づきすぎるため視野内で光源の正反射が起こったり
することがある。従って、入射角4〜5°の角度をもっ
て入射することが最も好ましい。
【0045】さらに、本発明の検査方法においては、図
4に示すように、帯状光を入射することによりコロニー
の稜線C1、C2からの反射光を撮像するため、得られ
る2次元画像は実際のコロニーCよりも大きく、C’、
C’を含めたものとなる。すなわち、実際のコロニーの
大きさよりも撮像して得られる2次元画像の方が大きな
ものとして認識される。このような本発明の検査方法に
よると、コロニーの検出限界は直径150μmとなる。
これにより、従来技術b)〜d)の技術では判別が困難
であった微小なコロニーを検出することが可能となっ
た。
【0046】上記のように、本発明の検査方法において
は、微小なコロニーを検出することが可能になったた
め、検体の培養時間を短縮することが可能である。従来
のように、目視によりコロニーを計数する場合、12時
間以上培養を行い、検出限界は700μmであった。従
来技術a)のように非蛍光物質(発色剤)を使用する場
合は、培養8時間程度では蛍光物質が拡散せず、12時
間程度の培養が必要である。また、従来技術b)〜d)
の方法では、直径200μm以下の微小なコロニーの判
定が困難なため、コロニーがある程度大きく成長するま
で判定を待たなければならなかった。しかし、本発明の
検査方法によれば、検体を8時間程度培養した後検査が
可能となった。
【0047】上記のような特徴によって、本発明は、前
記従来技術a)のように、微生物の種類に応じた非蛍光
物質を使用しなくても、明瞭にしかも迅速にコロニーの
画像を捕捉することができる。また、本発明の方法は、
このように非蛍光物質を使用する必要がないため、低コ
ストであり、特段の作業負担、管理負担を必要とせず
に、微小なコロニーを精度良く判別することが可能であ
る。
【0048】次に、このような検査方法を用いた、微生
物の判定手順の一例を図5を用いて説明する。
【0049】図5において、最初に平板培地の入ったシ
ャーレ6を回転台2にセットして前記の手順で二次元画
像を取得するまでは、前記説明したとおりである。
【0050】取得した画像は、通常の画像処理の操作
(二値化、閾値との比較、判別等)を行って、コロニー
の有無を判定する。コロニーなしと判定された場合に
は、検体に微生物は存在しなかったものとみなし、陰性
の結果とする。
【0051】コロニーありと判定された場合には、作業
員に警報をもって知らせ、コロニーありと判定された根
拠となった箇所が、画面上で拡大して表示される。作業
員は、この画像を肉眼で確認し、コロニーであるか否か
を判定する。
【0052】その結果、コロニーではなく他のノイズ等
であった場合には、検体に微生物は存在しなかったとみ
なして、陰性との結果とするが、コロニーが存在した場
合には、検体に微生物が存在していたとみなし、陽性の
結果とする。
【0053】本発明では、図3(C)に示すように、コ
ロニーの稜線C1、C2(図4参照)が一定の幅でコロ
ニーのほぼ全周にわたって確実に表示されるため、肉眼
で判定する際も確認しやすく、単なるノイズをコロニー
と誤認する危険性が少ない。
【0054】このように、本発明における判定は、最初
に、取得した画像を常法どおり処理してコロニーの有無
を判定した後、コロニーありと判定した場合に限って、
当該コロニーの存在が疑われる箇所を拡大して表示装置
に表示する、という方法が好ましく、特に、食品工場、
医薬品工場、化粧品工場等の製造現場には好適に採用で
きる。
【0055】以上のように、本発明の微生物検査装置1
は、特段に発色剤を使用しなくても、微小なコロニー、
特に直径200μm以下のコロニーを捕捉して、迅速に
微生物の有無を判定することが可能である。また、仮
に、コロニーの数を計数する場合であっても計数の精度
が良好である。
【0056】
【発明の効果】本発明の微生物検査方法又は微生物検査
装置によれば、特段の非蛍光物質(発色剤)を使用する
必要がなく、低コストであり、作業負担、管理負担が軽
く、また、微小なコロニーと異物やシャーレの傷等の各
種ノイズとの判別が容易であって両者を誤認する可能性
が少なく、従って微小なコロニーを精度良く迅速に判別
することが可能である。特に食品、医薬品、化粧品工場
のように日常的に微生物検査を行う必要がある製造現場
において、好適に採用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の微生物検査装置の一例の要
部斜視図である。
【図2】 図2は、本発明の微生物検査装置の一例の正
面図である。
【図3】 図3は、本発明の方法と従来技術との差異を
説明するための模式図である。
【図4】 図4は、コロニーの断面を説明するための模
式図である。
【図5】 図5は、本発明の微生物検査における判定の
手順の一例を説明するための流れ図である。
【符号の説明】 A 検査領域 B1 正反射領域 B2 正反射領域 C コロニー D 反射光 L1 帯状光 L2 帯状光 M 平板培地 1 微生物検査装置 2 載置台(回転台) 3 撮像手段(ラインセンサカメラ) 4 帯状光源 5 帯状光源 6 シャーレ 7 平行移動機構 8 回転機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B029 AA07 BB01 CC02 CC07 FA01 FA09 4B063 QA01 QQ05 QS24 QS39 QX01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板培地の上表面に検体を拡散し所定時
    間だけ培養することによって発生した微生物コロニーを
    判定するための微生物検査方法であって、前記培養した
    平板培地を横断する帯状の検査領域を設定し、前記平板
    培地の垂直方向に対して斜めに、かつ該検査領域を両幅
    方向からはさむように少なくとも1対の帯状光を検査領
    域に入射し、入射した帯状光の垂直方向への反射光を撮
    像手段によって受光しつつ平板培地を検査領域に対して
    相対的に移動させ、移動させた平板培地の全域にわたる
    二次元画像を取得し、取得した二次元画像によって微生
    物コロニーの有無又は個数を判定することを特徴とする
    微生物検査方法。
  2. 【請求項2】 平板培地の検査領域に対する移動が、平
    行移動と180°以上の回転を含む請求項1に記載の微
    生物検査方法。
  3. 【請求項3】 1対の帯状光の入射が、入射角4〜15
    °の角度をもって行われる請求項1又は請求項2に記載
    の微生物検査方法。
  4. 【請求項4】 撮像手段が、ラインセンサカメラである
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の微生物検査方
    法。
  5. 【請求項5】 平板培地を載置する載置台と、この載置
    台の上方に設置され前記平板培地を横断して設定される
    帯状の検査領域を撮像する撮像手段と、前記平板培地の
    垂直方向に対して斜めに、かつ前記検査領域に対して両
    幅方向から挟むように帯状光を入射する少なくとも1対
    の帯状光源と、前記載置台と検査領域とを相対的に移動
    させる移動手段とを備えたことを特徴とする微生物検査
    装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手段が、載置台に配設されて当
    該載置台を平行移動させる平行移動機構と180°以上
    回転させる回転機構とからなる請求項5に記載の微生物
    検査装置。
  7. 【請求項7】 前記帯状光源が、入射角4〜15°の角
    度をもって前記検査領域に帯状光を入射する請求項5又
    は請求項6に記載の微生物検査装置。
  8. 【請求項8】 撮像手段が、ラインセンサカメラである
    請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の微生物検査方
    法。
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