JP2003135008A - 大豆ジャム - Google Patents

大豆ジャム

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JP2003135008A
JP2003135008A JP2001334290A JP2001334290A JP2003135008A JP 2003135008 A JP2003135008 A JP 2003135008A JP 2001334290 A JP2001334290 A JP 2001334290A JP 2001334290 A JP2001334290 A JP 2001334290A JP 2003135008 A JP2003135008 A JP 2003135008A
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JP
Japan
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soybean
jam
paste
soybeans
sugar
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001334290A
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English (en)
Inventor
Ritsuko Sakai
律子 酒井
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SAKAI KK
Original Assignee
SAKAI KK
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Publication date
Application filed by SAKAI KK filed Critical SAKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健康食品として注目度の高い大豆の摂取機会
を増やし、また大豆の摂取が困難な洋食型の食生活にお
いてもより多くの大豆を摂取できるようにする。 【解決手段】 ペクチン、糖、有機酸を含むジャム構成
材料と、大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状となるまで
練り込んでなる大豆ペーストとを用意し、この大豆ペー
スト中に上記ジャム構成材料を混入し、これを煮詰める
と、その大豆ペースト中に含まれている上記ペクチン、
糖、有機酸の相互作用で、大豆ペースト全体がジャム状
になり、大豆成分を多く含んでいる大豆ジャムが出来上
がるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健康食品として注
目度の高い大豆をジャムという新規な食品形態で提供す
ることにより、大豆の摂取機会を増やし、また大豆の摂
取が困難な洋食型の食生活においてもより多くの大豆を
摂取できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康食品として大豆が注目されて
いる。大豆は食物繊維、オリゴ糖、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、リン、鉄分等を含む優良なタンパク
源として知られているが、ライフスタイルの変化と共に
大豆を摂取する機会は減る傾向にある。従来、大豆製品
として納豆、豆腐、味噌等があるが、これらはいずれも
日本食に適したものであり、洋食に大豆は馴染まず、洋
食型の食生活において大豆を摂取する機会は少ない。ま
た、大豆を従来と異なる新しい食品形態で摂取できれ
ば、日本食型の食生活においても、従来の納豆や豆腐等
という食品形態での大豆の摂取と相俟って、より多くの
大豆を摂取できるようになるはずである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、健康
食品として注目度の高い大豆の摂取機会を増やし、また
大豆の摂取が困難な洋食型の食生活においてもより多く
の大豆を摂取できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状とな
るまで練り込んでなる大豆ペーストを用い、この大豆ペ
ーストとペクチン、糖、有機酸を含むジャム構成材料と
を混合し煮詰めることにより作られるジャムであること
を特徴とするものである。
【0005】本発明において、上記大豆ペーストには、
大豆の実を粒状に破砕した大豆粒片を加えることができ
る。
【0006】本発明は、大豆の実を煮た後すり潰しかつ
糊状となるまで練り込むことにより大豆ペーストを作る
工程と、上記大豆ペーストとペクチン、糖、有機酸を含
むジャム構成材料とを混合し煮詰めることによりジャム
化する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0007】本発明は、大豆の実を煮た後すり潰しかつ
糊状となるまで練り込んだペーストからなることを特徴
とするものである。
【0008】ここで、上記大豆とは、成熟した大豆のほ
か、未熟の大豆である枝豆も含むものとする。したがっ
て、成熟した大豆の実の代わりに、枝豆の実を用いて上
記のような本発明に係る大豆ジャムや大豆ペーストを作
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る大豆ジャムと
その製造方法の一実施形態、並びに本大豆ジャムの構成
材料として用いられる大豆ペーストの一実施形態につい
て図1を基に詳細に説明する。
【0010】大豆ジャムは、大豆ペーストと、ペクチ
ン、糖、有機酸を含むジャム構成材料とを混合し煮詰め
ることにより作ることができる。
【0011】大豆ペーストについては、大豆の実を煮た
後、この煮豆をすり潰しかつ糊状になるまでよく練り込
むことにより作ることができる。なお、煮豆の甘皮はす
り潰す前に取り除くことが好ましい。
【0012】ジャム構成材料については、少なくともペ
クチン、糖、有機酸の3成分が一定の割合で含まれてい
ることが必要である。これはペクチン、糖、有機酸の相
互作用で初めてジャムになるからである。
【0013】したがって、干しブドウ、生ブドウ、イチ
ゴ、オレンジ等の果実のようにペクチン、糖、有機酸の
3成分を含む素材であれば、本大豆ジャムのジャム構成
材料として用いることができる。
【0014】ここで、上記ジャム構成材料において、ジ
ャム化に必要なペクチン、糖、有機酸の標準的割合を示
すと、ジャム構成材料全体の重量に対し、ペクチンは
1.0〜1.5重量%、糖は65〜70重量%、有機酸
は0.4〜0.45重量%であり、この割合でペクチ
ン、糖、有機酸を含んでいる素材は煮詰めるとジャムに
なる。
【0015】ジャム構成材料として果実を用いる場合、
果実には一般にジャム化に必要な上記3成分(ペクチ
ン、糖、有機酸)がすべて含まれているので、基本的に
は果実と大豆ペーストだけでも大豆ジャムを作ることが
できるが、上記のようなジャム化に不可欠なペクチン、
糖、有機酸の標準割合との関係から、糖分が不足してい
る果実の場合は、黒砂糖、蜂蜜または水アメ等で糖分を
補充することができ、有機酸成分が不足している果実の
場合は、レモン汁等のように酸味の多い果汁で有機酸成
分を補充することができる。なお、レモン汁は大豆ジャ
ムの香り付けにもなる。また、大豆ジャムの香り付けと
しては他に洋酒を用いることもできる。
【0016】次に、大豆ジャムの製造方法について図1
を基に説明する。
【0017】大豆ジャムを作るには、まず大豆の実を煮
る(ステップ100)。次に、その煮豆の甘皮を取り除
く(ステップ101)。その後、この甘皮のない煮豆を
すり鉢とすりこぎ棒等ですり潰しかつ糊状になるまでよ
く練り込む。これにより、大豆の実はペースト状にな
り、大豆ジャムの製造に必要な大豆ペーストが得られる
(ステップ102)。
【0018】上記のようなステップ100〜102の手
順で大豆ペーストを得た後、この大豆ペースト中に糖分
として黒砂糖、蜂蜜等を混入する。ここで、大豆ペース
トと黒砂糖等の比率は、大豆ペースト:黒砂糖等=1:
約1/5とする。なお、このとき、香り付けとして洋酒
やレモン汁等を大豆ペースト中に加えてもよい(ステッ
プ103)。
【0019】次に、上記のような黒砂糖等入りの大豆ペ
ースト中にさらに水飴や果実を混入し、そして、この大
豆ペーストを煮詰めると、大豆ペーストに含まれている
果実のペクチン成分と有機酸成分および同果実中の糖分
と上記黒砂糖、蜂蜜、水飴中の糖分の相互作用で、大豆
ペースト全体がジャム状になり、大豆ジャムが完成する
(ステップ104)。
【0020】上記ステップ104において、大豆ペース
トに混入する果実としては、たとえば、干しブドウまた
は生のブドウを細かく粒状に破砕したものを採用するこ
とができる。
【0021】また、上記ステップ102では、大豆の煮
豆をすべてペースト状にするものとしたが、その煮豆の
一部を粒状に破砕し、これを大豆ペースト中に混入して
もよい。
【0022】上記のようにして製造された大豆ジャム
は、そのまま摂取してもよいが、通常はイチゴジャムと
同様に、食パンに塗布して摂取することができる。ま
た、この大豆ジャムを作るときに用いた上記大豆ペース
トについては、各種料理のベース素材として用いること
もでき、大豆ジャムの製造という用途に限定されること
はない。
【0023】上記実施形態では、成熟した大豆の実を用
いて大豆ペーストや大豆ジャムを製造する例について説
明したが、その成熟した大豆に代えて、未成熟の大豆で
ある枝豆の実を用いて上記製造方法で大豆ペーストや大
豆ジャムを製造することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明にあっては、大豆の成分を多く含
んでいるジャムが得られ、健康食品としてよく知られて
いる大豆を“ジャム”という従来にない新規な食品形態
で摂取可能とするから、一般食生活において、大豆の摂
取機会が増え、大豆がより一層身近な健康食品となる。
また、ジャムは食パンとの相性がよく、食パンと一緒に
摂取されるから、大豆の摂取が困難な洋食型の食生活に
おいても、より多くの大豆の摂取を可能とする等の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大豆ジャムの製造方法の一実施形
態を示した説明図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月8日(2002.4.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状とな
るまで練り込んでなる大豆ペーストを用い、この大豆ペ
ーストとペクチン、糖、有機酸を含むジャム構成材料と
洋酒、レモン汁等の香り付け素材とを混合し煮詰めるこ
とにより作られるジャムであることを特徴とするもので
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、大豆の実を煮た後すり潰しかつ
糊状となるまで練り込むことにより大豆ペーストを作る
工程と、上記大豆ペーストとペクチン、糖、有機酸を含
むジャム構成材料と洋酒、レモン汁等の香り付け素材と
を混合し煮詰めることによりジャム化する工程とを含む
ことを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状とな
    るまで練り込んでなる大豆ペーストを用い、この大豆ペ
    ーストとペクチン、糖、有機酸を含むジャム構成材料と
    を混合し煮詰めることにより作られるジャムであること
    を特徴とする大豆ジャム。
  2. 【請求項2】 大豆ペーストに、大豆の実を粒状に破砕
    した大豆粒片を加えてなることを特徴とする請求項1に
    記載の大豆ジャム。
  3. 【請求項3】 大豆とは、未熟の大豆である枝豆を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の大豆ジャ
    ム。
  4. 【請求項4】 大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状とな
    るまで練り込むことにより大豆ペーストを作る工程と、 上記大豆ペーストとペクチン、糖、有機酸を含むジャム
    構成材料とを混合し煮詰めることによりジャム化する工
    程とを含むことを特徴とする大豆ジャムの製造方法。
  5. 【請求項5】 大豆とは、未熟の大豆である枝豆を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の大豆ジャムの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 大豆の実を煮た後すり潰しかつ糊状とな
    るまで練り込んだペーストからなることを特徴とする大
    豆ペースト。
  7. 【請求項7】 大豆とは、未熟の大豆である枝豆を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の大豆ペースト。
JP2001334290A 2001-10-31 2001-10-31 大豆ジャム Pending JP2003135008A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050007703A (ko) * 2003-07-11 2005-01-21 정화자 청국장 잼 및 이의 제조방법

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030818