JP2003134040A - 無線通信システム、通信プログラム、及び通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

無線通信システム、通信プログラム、及び通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003134040A
JP2003134040A JP2001331227A JP2001331227A JP2003134040A JP 2003134040 A JP2003134040 A JP 2003134040A JP 2001331227 A JP2001331227 A JP 2001331227A JP 2001331227 A JP2001331227 A JP 2001331227A JP 2003134040 A JP2003134040 A JP 2003134040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の機器に何ら変更を加えることなく、Q
oSサポートを行う端末と従来の端末とを共存させる。 【解決手段】 本発明の無線通信システムは、主制御局
と、複数の被主制御局と、上記被主制御局のうちの一つ
であって、新たな機能を提供するための制御局として動
作する従制御局と、複数の被従制御局とを備え、上記の
各制御局は、システムの動作モードに応じたビーコンを
定期的に送信すると共に、上記従制御局が新たな機能を
提供するときに上記主制御局が送信する主ビーコンと上
記従制御局が送信する従ビーコンとを検出し(S2〜S
5)、該検出結果に基づいてシステムの動作モードを判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの制御局とそ
の他複数の被制御局から構成される無線通信システムに
おいて、その無線通信システムが動作している中でも新
たな機能を提供する制御局が動作することを可能とする
無線通信システム、通信プログラム、及び通信プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVDやBSデジタル放送などの
登場により、DVDプレーヤやBSデジタルチューナー
などの映像ソースとテレビやディスプレイ間のデジタル
データ伝送をはじめとして、より高度な家庭内デジタル
ネットワークシステムの登場が期待されている。
【0003】このような家庭内デジタルネットワークシ
ステムを実現する有力候補の一つとして、IEEE80
2.11システムがある。既存のIEEE802.11
システムは、もともとコンピュータ向けの無線通信シス
テムであり、インターネットプロトコルに代表されるベ
ストエフォート型のデータ転送が主目的であったため、
映像等に代表されるようなデータは遅延に厳しいような
リアルタイム型データの伝送を行う場合、十分な性能が
得られない場合がある。
【0004】そのため、このようなリアルタイム型デー
タの伝送にも耐えられるように拡張するべく、QoSサ
ポートへの試みが多方面でなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、QoSサポ
ートを実現するためには、帯域や遅延管理などのリソー
スを管理する主体(ここでは単に制御局とする)が必要
となる。IEEE802.11システムの場合、アクセ
スポイントと呼ばれる制御局に相当する主体の制御下で
実現されるネットワーク(インフラストラクチャネット
ワーク)と制御の主体が存在せず分散的な制御により実
現されるアドホックネットワーク(IBSS)が存在す
る。
【0006】インフラストラクチャネットワークにおい
て、従来のアクセスポイントを機能拡張することを前提
にしてQoSサポートを行うことは容易に行える。しか
しながら、QoSをサポートしない従来のIEEE80
2.11対応アクセスポイントは既に市場に出回ってお
り、QoSサポートを行うためにアクセスポイントの置
き換えが必要というのではユーザに対して大きな負担と
なることは明らかである。
【0007】また、アクセスポイントのような高機能な
装置を用意することなくリアルタイムデータを伝送した
いという要求も多い。そのためアクセスポイントの存在
しないIBSSにおいてもQoSを実現するためには、
新規にQoSサポート制御局を設ける必要がある。
【0008】すなわち、本発明の目的は、既存のアクセ
スポイントやIEEE802.11端末が動作している
ネットワークにおいて、既存の機器に何ら変更を加える
ことなく、QoSサポートを行う端末と従来の端末とが
共存可能とすることにある。より詳細には、本発明は、
以下の課題を解決するためになされたものである。 (1)異なる機能の制御局の混在について 既存システム内でQoSサポートを実現するためには、
QoS制御局は既存システムの制御局に対しては1つの
既存端末として動作しつつ、かつ、QoSをサポートす
るための制御局としても機能しなければならない。この
ため起動時に既存システムの制御局が動作していること
を認識し、かつ、QoS制御局の動作も認識する必要が
ある。
【0009】例えば、IEEE802.11の場合、ア
クセスポイント(インフラストラクチャネットワーク動
作時)もしくは各端末(アドホックネットワーク動作
時)が常にビーコンを送信することにより、ネットワー
クの存在を知らしめているが、複数のタイプの制御局が
存在する場合には対応できないという問題がある。 (2)制御局の停止について 一般的な家電機器においては、ユーザが動作状態に関わ
らず電源オフする可能性が十分考えられるので、制御局
の緊急停止に代替制御局がスムーズに起動開始できるこ
とが望ましい。
【0010】例えば、特開平11−8585号公報で
は、現在、制御局として動作している端末機器が次の制
御局候補の端末機器を選択し、現行制御局としての端末
機器と次の制御局候補の端末機器との間で制御データを
やり取りすることにより、制御局の交代を実施する。し
かしながら、上述の従来技術では、現行の制御局として
の端末機器が緊急停止した場合は制御局の交代に必要な
制御データのやり取りが実施できないという問題点を有
している。
【0011】また、異なる例として、ワイヤレス139
4システム(ARIB STD−T72)などにおいて
は、制御局に相当するハブステーションが緊急停止した
場合の対処方法が規定されている。
【0012】これによれば、自身が停止した場合に備
え、あらかじめネットワークに参加している各端末にそ
れぞれ起動開始順の優先順位を与え、被制御局は、ハブ
ステーションが停止したと判断したときに、与えられた
優先順位に従って、制御局としての起動を試みる。
【0013】ただし、この従来技術では、より確実に同
時起動を防止するためには、ハブ対応ステーションが参
加するたびに、優先順位を与え、制御パケット(ビーコ
ンとは異なるパケット)を送信しなおす必要がある。こ
のように優先順位を付与するための制御データを送信す
るために別途回線が必要となり、回線の使用効率が低下
するという問題点を有している。 (3)混信回避について QoSサポートを行う制御局は、例えば、ビデオカメラ
など容易に移動できるような装置に組み込まれるケース
も十分考えられる。そのため、同じ機能を備えた複数の
QoS制御局が最初は全く異なるエリアで動作していて
も、それらの端末が移動することにより、両者が同一の
エリアで動作し、エリアが重なる可能性が高い。そのよ
うな状況下では、例えば、複数の制御局が相互に無関係
でリソース(ネットワーク内の帯域やコネクションの許
可時間や遅延管理等)を割り当てるため、被制御局が期
待通りにデータを送信できなくなるという問題を招来し
ていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムは、上記の課題を解決するために、主制御局と、上記
主制御局の制御下で動作する複数の被主制御局と、上記
被主制御局のうちの一つであって、新たな機能を提供す
るための制御局として動作する従制御局と、上記従制御
局の制御下で動作する複数の被従制御局とを備え、上記
の各制御局は、システムの動作モードに応じたビーコン
を定期的に送信すると共に、上記従制御局が新たな機能
を提供するときに上記主制御局が送信する主ビーコンと
上記従制御局が送信する従ビーコンとを検出し、この検
出結果に基づいてシステムの動作モードを判定するもの
である。
【0015】上記の発明によれば、上記主制御局の制御
下で複数の被主制御局が動作しており、このうちの一つ
が、新たな機能を提供するための制御局として動作する
従制御局となる。この従制御局の制御下で複数の被従制
御局が動作している。そして、これらの制御局は、シス
テムの動作モードに応じたビーコンを定期的(周期的)
にそれぞれ送信している。
【0016】上記従制御局が新たな機能を提供するとき
(たとえば、QoSサポートを行う端末として機能する
とき)、主制御局が送信する主ビーコンと上記従制御局
が送信する従ビーコンとが上記の各制御局によって検出
される。そして、各制御局は、上記の検出結果に基づい
てシステムの動作モードを判定する。
【0017】以上のように上記発明によれば、主制御局
が送信する主ビーコンと上記従制御局が送信する従ビー
コンとを検出してシステムの動作モードを決定する機能
を上記の各制御局が備えているので、主制御局の機能を
拡張したり、別途新たに専用の制御局を設けたりするこ
となく、主・従2つのタイプの制御局を一つの無線通信
システム内に混在(共存)させて新しい機能を提供する
ことが可能となる。
【0018】上記従制御局が、主制御局と従制御局の双
方の制御局として動作している場合、上記主ビーコンと
上記従ビーコンとを一つのパケットにまとめて送信する
ことが好ましい。この場合、2つのビーコン(主ビーコ
ンと従ビーコン)が一つのパケットで送信されるので、
その分、必要な帯域が削減され、これにより、帯域の有
効活用(回線効率のより有効な利用)が可能となる。
【0019】本発明に係る他の無線通信システムは、上
記課題を解決するために、一つの制御局と複数の被制御
局を備えた無線通信システムであって、上記制御局は、
次制御局候補を選定すると共に自身の動作終了予定時刻
を決定し、これらの情報をビーコンに含めて送信し、且
つ、上記動作終了予定時刻が到来したときにビーコン送
信を停止すると共に、上記の各被制御局は、上記ビーコ
ンに含まれる情報から制御局候補として選定されている
か否かを検出すると共に上記制御局の動作終了予定時刻
を検出し、選定された次制御局候補は上記動作終了予定
時刻が到来したときにビーコンの送信を開始することを
特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、次制御局候補が制御
局によって選定されると共に、自身の動作終了予定時刻
が制御局によって決定される。制御局は、次制御局候補
に係る情報と、自身の動作終了予定時刻に係る情報とを
ビーコンに含めて送信する。上記制御局は、上記動作終
了予定時刻が到来したときに上記ビーコン送信を停止す
る。
【0021】一方、各被制御局は、上記ビーコンを受信
し、次制御局候補に係る上記の情報に基づいて、自身が
制御局候補として選定されているか否かを検出する。ま
た、上記の各被制御局は、制御局の動作終了予定時刻に
係る情報に基づいて動作終了予定時刻を検出する。
【0022】被制御局のうち制御局によって選定された
次制御局候補は、制御局の動作終了予定時刻が到来した
ときにビーコンの送信を開始する。
【0023】以上のように、上記の発明によれば、予め
各制御局に起動開始順の優先順位を付与したり、回線の
使用効率を低下させたりことなく、制御局が選定した次
制御局候補と制御局の動作終了予定時刻とがビーコンを
介してあらかじめ被制御局へ通知されるので、制御局が
緊急停止するまでに制御局の交代に必要な制御データの
やりとりが確実に行える。その結果、制御局が緊急停止
することによる影響を最小限に抑えることが可能とな
る。
【0024】上記制御局は、上記の動作終了予定時刻の
決定後、ネットワークステータス情報を上記の次制御局
候補に通知し、上記の次制御局候補は上記制御局から通
知されたネットワークステータス情報に基づいて制御局
としての動作を開始することが好ましい。
【0025】この場合、ネットワークステータス情報
(たとえば、ネットワークに存在する被制御局(端末)
の情報やコネクションの割り当て状態等に係る情報)が
次制御局候補へ通知される。これにより、制御局の交代
の直後でも、同じネットワークステータス情報に基づい
てデータ伝送が即座に再開できる。
【0026】上記制御局は、上記ネットワークステータ
ス情報を上記の次制御局候補へ通知した後、上記ネット
ワークステータス情報の変更に係る要求を上記の被制御
局から受け付けないことが好ましい。この場合、ネット
ワークステータス情報の次制御局候補へ通知以降は、ネ
ットワークステータス情報が変化しなくなるので、その
分、システムの安定性が向上する。
【0027】本発明に係る更に他の無線通信システム
は、上記課題を解決するために、一つの制御局と複数の
被制御局を備えた無線通信システムであって、上記の各
被制御局は、上記の制御局から送信されるビーコンの受
信結果に基づいて制御局が動作停止したかどうかの判定
を行い、任意に設定したランダム時間の間上記ビーコン
を受信しなかった場合、上記制御局が停止したと判断し
てビーコンの送信を開始することを特徴としている。
【0028】上記の発明によれば、被制御局は、制御局
から送信されるビーコンの受信結果に基づいて制御局が
動作停止したかどうかの判定を行う。この際、ランダム
時間が設定され、この間にビーコンを受信しない場合
は、被制御局は、制御局が停止したと判断する。これに
より、次制御局候補を選定する前に突然制御局が停止し
てしまうような場合にも、制御局の交代を確実に行え
る。また、被制御局ごとにランダム時間が設定されてい
るので、制御局能力を備えた複数の被制御局が同時に制
御局として動作することを抑制できる。
【0029】上記ビーコンの送信を開始した被制御局が
少なくとも第1及び第2被制御局である場合、第1被制
御局は、第2被制御局からのビーコンを受信すると、任
意のランダム時間を設定し、このランダム時間の経過後
に、第2被制御局からのビーコンを受信したときにはビ
ーコンの送信を停止する一方、第2被制御局からのビー
コンを受信しなかったときにはビーコンの送信を継続す
ることが好ましい。
【0030】この場合、たとえ複数の被制御局が制御局
として同時に動作しても、一つの被制御局のみを制御局
とすることが確実に行え(他の被制御局が誤動作する可
能性をより低減することが可能となり)、これにより、
非常に信頼性の高いシステムを実現できる。
【0031】本発明に係る更に他の無線通信システム
は、上記課題を解決するために、一つの制御局と複数の
被制御局を備えたシステムであって、上記の各被制御局
は、複数の制御局からのビーコンを受信した場合、自身
が送信する予定のデータの送信を停止すると共に、デー
タ送信停止後であって上記複数の制御局からのビーコン
が検出されなくなったときに、データの送信を再開する
ことを特徴としている。
【0032】上記の発明によれば、たとえば、他の無線
通信システムに属する制御局の移動に伴って両無線通信
システムの複数の制御局が混在する場合、これを被制御
局はビーコンの受信により複数の制御局が動作している
ことを知る。このような場合、当該被制御局が送信する
予定のデータの送信を停止する。その後、上記複数の制
御局からのビーコンが検出されなくなったときに、デー
タの送信が上記被制御局によって再開される。これによ
り、複数の制御局が相互に無関係にリソース(コネクシ
ョン)を割り当てることが回避され、被制御局は期待通
りにデータを送信できる。このように、上記発明によれ
ば、他の端末への影響を確実に低減できる。
【0033】上記の各制御局は、複数の周波数チャネル
のうち空き周波数チャネル上で動作することが好まし
い。
【0034】上記の各制御局は、上記ビーコン中の端末
識別子に基づいて複数の周波数チャネルから選択した周
波数チャネル上で動作し、既知の端末が制御局として動
作している場合にはその周波数チャネル上で被制御局と
して動作することが好ましい。
【0035】上記の各制御局は、上記ビーコン中の上位
層識別子を設け、自身がサポートしているか否かに基づ
いて複数の周波数チャネルから選択した周波数チャネル
上で動作することが好ましい。
【0036】上記制御局は、交代指示に基づいて指定さ
れたものを次制御局候補として選定することが好まし
い。
【0037】上記制御局は、収容端末台数、収容コネク
ション数、サポートレート、及び電波出力に基づいて、
より高機能な性能を有するものを次制御局候補として選
定することが好ましい。
【0038】上記制御局は、そのバッテリー残量が所定
量以下に低下した場合に上記の次制御局候補を選定する
ことが好ましい。
【0039】上記制御局は、上記の各被制御局に係る通
信履歴に基づいて上記の次制御局候補を選定することが
好ましい。
【0040】本発明のプログラムは、コンピュータに上
記の各無線通信システムの機能を実現させるためのもの
であることが好ましい。
【0041】本発明の記録媒体は、コンピュータに上記
の各無線通信システムの機能を実現させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あることが好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明に係る無線通信装置及び無
線通信方法の一実施形態について、図1〜図15を参照
しながら説明すると以下のとおりである。
【0043】まず、端末起動について説明する。本実施
の形態に係る無線通信システムでは、既存の無線通信シ
ステムを制御する一つの制御局(主制御局)と、その制
御局の下で動作する複数の被制御局(被主制御局)から
構成される。
【0044】さらに、その主制御局が制御する既存の無
線通信システム内において新たな機能を提供するため
に、一つの端末が新たな機能を提供するために必要な制
御局(従制御局)として動作し、既存の無線通信システ
ム内における他の端末の全てもしくは一部が従制御局の
制御の下で動作する複数の被制御局(被従制御局)から
構成される(図2参照)。
【0045】ここで、端末起動時の処理について図1を
参照しながら以下に説明する。
【0046】通常の無線通信システムでは、複数の周波
数チャネルが使用できるようになっている。そのため、
まず、既存の複数の周波数チャネルをスキャンし、どの
周波数チャネルを使用するかが選択される(S1)。
【0047】その後、選択された周波数チャネル上の信
号の検出が行われる(S2)。もし、信号が検出されな
ければ、上記選択周波数チャネルが他の端末によって使
用されていない(ネットワークが存在しない)ことを意
味するので、自身の能力に応じた動作を行うこと(例え
ば、自身が制御局として動作をする等)が可能である
(S3)。
【0048】一方、上記S2において、何らかの信号が
検出された場合、S4へ移行し、検出された信号の解析
が行われる。つまり、最初に、主制御局が送信している
ビーコン(以下、主ビーコンと称す。)の検出が行われ
た後、従制御局から送信されているビーコン(以下、従
ビーコンと称す。)の検出が行われる(S5)。
【0049】もし、制御局が既に動作しているのであれ
ば、該制御局からビーコンが送信されているため、ビー
コン送信周期もしくはそれより長い間ビーコンの検出を
行うことにより該制御局の存在が確認できる。なお、ビ
ーコンとは、ネットワーク全体を制御するために必要な
情報(各端末の状態やネットワークの通信速度等)を含
むものである。
【0050】上記S4において主ビーコンが検出され、
上記S5において従ビーコンが検出されなかった場合、
S6へ移行し、自端末が従制御局としての能力を有する
か否かが判定される。S6において、自端末が従制御局
としての能力がなければ、従制御局としての動作を開始
することができず、従制御局によって提供される機能を
使用することができない(S7)。つまり、主制御局の
制御下でのみ動作開始する。一方、自端末が従制御局と
しての能力を有していれば、主制御局の制御下で従制御
局としての動作を開始することが可能となる(S8)。
【0051】主ビーコンも従ビーコンも検出された場
合、S9へ移行し、該端末は主制御局および従制御局の
制御の下で動作を開始する(S9)。
【0052】ところで、もし、いずれのビーコンも検出
されなければ、S10へ移行し、認識不可能なシステム
が動作していると判断し、異なる周波数チャネルを選択
し、上記の処理が行われる。
【0053】QoSをサポートしたIEEE802.1
1システムについて、より具体的に説明すれば、それぞ
れ主制御局はアクセスポイント(IBSSにおいては、
アクセスポイントは存在しないが、ビーコン送信端末を
主制御局として適用できる)として、従制御局はQoS
管理局としてそれぞれ適用可能である。
【0054】図1の上記S3は、端末の能力に応じて、
既存のシステムの動作モード(インフラストラクチャネ
ットワークもしくはIBSS)としても、またQoSサ
ポートのネットワークとしても動作可能である。
【0055】図1の上記S7の場合、QoS管理局が存
在しないため、既存のシステムの動作モードでのみの動
作となる。
【0056】図1の上記S8の場合、既存のアクセスポ
イントが存在するネットワークにおいて、自身がQoS
管理局として動作することになり、QoSサポートが可
能である。
【0057】図1の上記S9の場合、既存の端末として
もQoSサポートも可能である。
【0058】ここで、上記S1において、どのようにし
て上記周波数チャネルが選択されるかについて以下に説
明する。すなわち、全周波数チャネルがスキャンされ、
どの周波数チャネル上でどのようなシステムが動作して
いるかについて確認された後、使用すべき周波数チャネ
ルが選択される。この選択動作においては、以下のよう
な状況が考えられる。
【0059】すなわち、ユーザからの指示がある場合、
空き周波数チャネルを探して制御局としての動作を開始
する。もし、空きチャネルがなければ、エラー通知がな
されるようにしてもよい。
【0060】あるいは、ビーコン中の端末識別子(MA
Cアドレス)に基づいて周波数チャネルを選択してもよ
い。既知の端末が制御局として動作しているのであれ
ば、その周波数チャネルにて被制御局として動作する。
既知の端末が確認できなければ、空き周波数チャネルを
選択し、制御局として動作することにより新たなネット
ワークを構築する。
【0061】あるいは、ビーコン中に上位層識別子を設
け、自身がサポートしているか否かに基づいて周波数チ
ャネルを選択してもよい。例えば、IP端末もしくはA
V専用端末が該当例として挙げられる。
【0062】ここで、制御局の定常動作について説明す
る。図1の処理が終了後、主制御局もしくは従制御局と
して動作を開始する場合、図3のシーケンスAに基づい
て定常的な動作を行う。
【0063】まず、各種イベントの検出を行い(S2
1)、S22でイベントの種別の判定が行われる。種別
判定の結果、ビーコン送信時刻になった旨の判定がなさ
れると(S23)、図4に示すシーケンス(A−1)の
処理が行われる。
【0064】また、上記S22において、ユーザからの
指示や他端末からの要求により、制御局の変更が必要で
ある旨の判定がなされた場合、制御局変更を開始すべく
図5に示すシーケンス(A−2)の処理が行われる。
【0065】さらに、自端末以外の制御局からのビーコ
ンを受信した旨の判定がなされた場合、混信防止動作と
して図6に示すシーケンス(A−3)の処理が行われ
る。
【0066】ここで、上記シーケンス(A−1)につい
て図4を参照しながら説明する。まず、自端末が主制御
局かつ従制御局として動作しているか否かが確認される
(S31)。確認の結果、自端末が主制御局もしくは従
制御局のいずれかの局として動作している場合、該当す
るビーコンが送信される(S33)。このときのメッセ
ージ交換の様子を図11に示す。
【0067】なお、QoSサポートされたIEEE80
2.11システムの場合、既存アクセスポイントが動作
している中で、QoSサポート制御局が動作する状況に
相当する。この場合、アクセスポイントは、QoSサポ
ート制御局から送信されるビーコンの内容を認識できな
いだけで、誤動作につながるようなことはない。
【0068】一方、上記S31において、もし、自端末
が主制御局および従制御局の両方の局として動作してい
る場合、ビーコン(主ビーコンと従ビーコン)が一つの
パケットとして送信される(S32)。これにより帯域
の有効活用が可能となる。このときのメッセージ交換の
様子を図12に示す。
【0069】QoSサポートされたIEEE802.1
1システムの場合、インフラストラクチャネットワーク
におけるアクセスポイント自体がQoSサポートしてい
る端末であるような状況に相当する。
【0070】さらに、QoSサポートされたIBSSに
ついても、QoSサポート制御局がビーコンを送信する
場合、上記のような動作が適用可能である。ただし、そ
のまま適用すると別の問題が発生する。
【0071】既存のIBSSの場合、先に述べたとお
り、どの端末がビーコンを送信するか分からない。これ
は、QoSサポートした端末において、QoSサポート
制御局が存在しているかどうかを判断することが困難に
なることを意味する。したがって、QoSサポートをす
るための制御局は常にビーコンを送信することが望まし
いが、そのためにはランダムなビーコン送信待ち時間を
常に最小値にすることが望ましい。これにより、QoS
サポート制御局は常にビーコンを送信することが可能と
なる。
【0072】ここで、その他の端末の定常動作について
説明する。図1の処理が終了後、主制御局もしくは従制
御局の下で動作を開始する場合、図7に示すシーケンス
Bに基づいて定常的な動作が行われる。
【0073】まず、各種イベントの検出が行われる(S
41)。S42でイベントの種別の判定が行われる。種
別判定の結果、制御局からのビーコンの受信待である旨
の判定がなされる(制御局からビーコン受信が予想され
る)と(S43)、図8に示すシーケンス(B−1)に
基づいてビーコン受信動作が行われる。
【0074】又、ユーザからの指示や、他端末からの要
求により制御局変更が必要である旨の判定がなされた場
合、図9に示すシーケンス(B−2)の処理が行われ
る。
【0075】さらに、複数の制御局からのビーコンの受
信を検出した旨の判定がなされた場合、混信防止動作と
して図10のシーケンス(B−3)の処理が行われる。
【0076】ここで、制御局停止の場合について説明す
る。なお、これ以降に示す例では、主制御局と従制御局
の区別なく実施可能である。
【0077】制御局が停止する場合、主として次の2通
りが考えられる。すなわち、事前に他の端末に対し予告
して停止する場合と、電源オフや端末の移動した結果等
により突然制御局が停止する場合との2通りである。
【0078】ここでは、事前に制御局が他の端末に対し
予告して停止する場合を図5のシーケンス(A−2)と
図9のシーケンス(B−2)とを用いて説明する。
【0079】図5のシーケンス(A−2)は、制御局の
動作を示している。制御局端末は制御局としての動作を
開始した後に、自身の停止に備えて、次の制御局候補端
末およびその動作終了予定時刻を決定し、ビーコンによ
って通知する(S51及びS52)。
【0080】このとき、端末がいつ起動するかわからな
いこと、及び一時的にビーコンが受信できない可能性が
あることを考慮して、決定次第、連続して通知すること
が好ましい。また、より確実に通知するために次の制御
局候補端末を決定した場合、ビーコンにて通知するのと
同時にその端末に対し直接パケットを送信することによ
り確認することが好ましい。
【0081】次に、ネットワークステータス情報、例え
ばネットワークに存在する端末の情報やコネクションの
割り当て状態等を制御局候補端末に通知する(S5
3)。これは制御局を変更する直後でも、現在割り当て
られているコネクションにおけるデータ伝送が即座に再
開できるようにするためである。また終了予定時刻に対
し、あらかじめ定められた時間前になると、例えば該制
御局への端末登録や新規のコネクション割り当てを一時
的に停止し、ネットワークステータス情報に変化を与え
ないようにすることが好ましい。
【0082】ビーコンにて通知済の動作終了予定時刻に
なったことがS54において確認されると、制御局はビ
ーコンの送信を停止することによって制御局としての動
作を停止する(S55)。それから、シーケンスBへ移
行する。
【0083】ここで、どのような場合に制御局の交代が
実施されるかについて説明する。すなわち、以下のよう
な場合に制御局の交代、及び制御局候補端末の選択が行
われる。
【0084】ユーザからの指示に基づいて制御局の交代
が行われる。ユーザから制御局に対して制御局の交代指
示が与えられたとき、いずれかの被制御局端末を制御局
候補として選択する。また、被制御局端末に対し交代指
示が与えられた場合、制御局に対して要求メッセージを
送信する。制御局はその要求に必ず応じることが好まし
い。
【0085】あるいは、制御局におけるバッテリー残量
が所定量以下に低下した場合に、制御局の交代が行われ
る。この場合、いずれかの端末を制御局候補端末として
選択する。この際、端末起動時に、参加要求を送信し、
そのときに自身の機能を制御局に通知しておく。制御局
候補を自動で選択する場合、それらの機能を比較し、よ
り高機能な端末を制御局候補端末として選択すればよ
い。
【0086】より高機能な制御局とは、次のような要素
を備えたものである。つまり、より高機能な端末として
は、収容端末台数が最も多い端末、収容コネクション数
が最も多い端末、サポートレートが最も高い端末、及び
/又は電波出力が最も大きい端末などが挙げられる。
【0087】また、各端末は、自身の通信履歴(受信電
力、再送回数、パケットエラー率等)を保持しておく。
制御局候補の選択時、被制御局が送信する制御局交代応
答の中にそれらの通信状況の通信履歴を含め、制御局は
自身が保持している通信履歴よりも悪い状況であれば、
異なる制御局候補端末を選択すればよい。
【0088】図9のシーケンス(B−2)は、被制御局
の端末の動作を示している。制御局以外の端末は、通
常、ビーコンを受信して制御局の存在を確認し、その
際、ビーコン内の情報に基づいて詳細動作を決定すると
共に、次の制御局候補端末や動作終了予定時刻に基づい
て、制御局の交代が行われることを知ることができる。
【0089】特に、S61において次の制御局候補端末
として選定されている端末は、制御局から通知されるネ
ットワークステータス情報を受信し(S62)、他の端
末に影響を与えないように、交代後に制御局として動作
を再開するための準備を行う。その後、動作終了予定時
刻になるまで待ち、動作終了予定時刻後にビーコン送信
を再開し制御局としての動作を再開する。なお、上記S
61において次の制御局候補端末として選定されていな
い端末は、上記シーケンスBへ移行する。
【0090】上記のシーケンスに基づいて動作した場合
の制御局と制御局候補との間でやりとりされるメッセー
ジの流れの一例を図13に示す。
【0091】ここで、制御局交代の他の例について説明
する。つまり、異なるシチュエーションとして、上記の
ように予告することができずに突然制御局が停止する場
合がある。このような状況が発生した場合の動作を図8
に示すシーケンス(B−1)を用いて説明する。
【0092】制御局以外の端末は、制御局が送信するビ
ーコンの受信を期待する。S71においてビーコンの受
信に成功したら、図7のシーケンスBの処理が行われ
る。一方、ビーコンが所定期間の間受信できなければ
(S72)、制御局が緊急停止したと判断してS73へ
移行する。なお、上記S72においてビーコンが所定期
間内に受信されたら、上記シーケンスBへ移行する。
【0093】まず、自端末が制御局として動作する能力
を持つかどうかについて確認される(S73)。制御局
として動作する能力がなければ、図1に示されるように
初期動作から開始される。
【0094】もし、自端末が制御局として動作する能力
を持っておれば、ランダム時間(TR2)が任意に決定
され(S74)、その期間、他の制御局からのビーコン
を検出しなければ(S75)、ビーコンの送信を開始す
る(S76)ことによって制御局として動作する。一
方、上記S75において、上記ランダム時間の間に制御
局からのビーコンを検出した場合、上記シーケンスBへ
移行する。
【0095】上記のようにランダム時間を設定すること
により、各端末が同時に起動する確率を確実に下げ、一
つのネットワークに複数の制御局が動作することを防ぐ
ことが可能となる。
【0096】上記シーケンス(B−1)に基づいて動作
した場合の制御局と制御局候補との間でやりとりされる
メッセージの流れの一例を図14に示す。この例では、
制御局と2台の制御局の能力を持つ端末1及び2から構
成されるネットワークにおいて、従制御局が緊急停止し
た後、端末1(図示しない)が制御局として動作を開始
した様子を示している。
【0097】なお、上記ランダム時間を設定するときの
他の例として、上述の端末の高機能な性能(収容端末台
数が最も多い端末、収容コネクション数が最も多い端
末、サポートレートが最も高い端末、及び/又は電波出
力が最も大きい端末)や上述の通信履歴に重み付けを
し、そのスコアに応じて上記ランダム時間を設定しても
よい。
【0098】ここで、複数の制御局が相互に動作してい
ることを検出した場合について説明する。つまり、複数
の制御局が同時に動作していることを検出した場合の動
作について、図6に示すシーケンス(A−3)と、図1
0に示すシーケンス(B−3)とを用いて以下に説明す
る。
【0099】このような状況は、例えばユーザが動作中
に端末を移動させてしまった場合やアパート等の集合住
宅において隣室の無線通信システムの電波を受信してし
まった場合等に生じる可能性がある。
【0100】また、制御局が突然動作を停止した場合、
上述のとおり、ランダム時間だけ制御局動作の開始を遅
らせることにより制御局の乱立を防いでいるが、これで
は完全に複数の制御局の起動を防ぐことはできず、複数
の制御局が同時に動作してしまう場合も考えられる。そ
のような理由で複数の制御局が同時に動作した場合以下
のように処理すればよい。
【0101】図6に示すシーケンス(A−3)は、制御
局が直接他の制御局から送信されたビーコンを検出した
場合の動作を示している。
【0102】制御局が他の制御局から送信されたビーコ
ンを受信した場合、ランダム時間TR1を任意に設定し
(S81)、ランダム時間TR1経過するまで待つ(S
82)。もし、上記ランダム時間TR1の間、他の制御
局からのビーコンが停止されたことを確認できれば(S
83)、そのままビーコン送信を継続し、上記シーケン
スAへ移行する。一方、他の制御局からのビーコンがな
お検出されていれば、自身はビーコンの送信を停止する
(S84)。
【0103】上記のように、送信停止まで任意時間待つ
のは、制御局の移動したことにより生じた場合等瞬間的
に発生する可能性があることや、急激なネットワークス
テータスの変化により他の端末への影響を軽減させるた
めである。
【0104】なお、上記の処理が正常に機能すれば、こ
の時点で最もランダム時間TR1が長く設定された端末
が制御局としての動作を継続することになる。ただし、
同じランダム時間を使用した場合等、同時にビーコン停
止する可能性もあるため、なお所定の時間ビーコンの送
信状況を観察する。その間に、他の制御局から全くビー
コンを検出できなくなった場合(S85)、上記所定時
間経過後、ビーコンの送信を再開する(S86)ことに
より制御局の動作を再開する。なお、上記所定時間は制
御局が停止したと判断する期間より短くすることが好ま
しい。これにより、これらの制御局以外の端末が新規に
制御局としての動作を開始することを確実に防止するこ
とが可能となる。
【0105】また、上記S85において、他の制御局か
らのビーコンが検出された場合、S87へ移行し、ビー
コンの送信を停止してから所定時間経過したか否かが判
断される。所定時間経過していた場合、上記シーケンス
Bへ移行する一方、所定時間経過していなければ、上記
S85へ戻る。
【0106】上記のような処理が実施されたときのメッ
セージ交換の様子に係る一例を図15に示す。図15の
場合は、3台の制御局1〜3(何れも図示しない)が同
時に検出された場合を想定しており、最も長い送信停止
待ち時間を設定した制御局1が最終的に制御局としての
動作を継続している様子を示している。
【0107】なお、図15の再開待ち時間は、図14の
停止検出時間よりも短いことが好ましい。これは、制御
局が存在しなくなったと他の被制御局が誤解し、該被制
御局自身が制御局になることを回避するためである。し
たがって、この場合、他の端末が制御局となることを確
実に回避できる。
【0108】ここで、被制御局が複数の制御局を検出し
た場合、つまり、被制御局が複数の制御局を検出した場
合の動作を図10に示すシーケンス(B−3)を用いて
説明する。
【0109】複数の制御局が動作しているような状況
(このような状況としては、複数の制御局がそれぞれ別
々のネットワークに属する場合等が考えられる。)で
は、データ送受信の効率が低下することはもちろん、複
数の制御局間でコネクション割り当てやそのスケジュー
リングに矛盾が生じる可能性が高くなる。さらには、デ
ータ伝送そのものも失敗する可能性が高くなる。このた
め、本発明では基本的にデータ伝送をストップすること
によって、他の端末への影響を軽減させることとしてい
る。
【0110】複数の制御局からのビーコンが検出された
場合、データ送信を即座に停止し(S91)、複数の制
御局からのビーコンが検出されている間その状態を維持
する(S92)。もし、一つのみの制御局からのビーコ
ンが検出されるようになった場合、所定の手続きを経て
データ送信が再開される(S93)。
【0111】本発明は、上記無線通信システムに加え
て、コンピュータ(図示しない)に上記記載の無線通信
システムの機能を実現させるためのプログラムと、コン
ピュータに上記記載の無線通信システムの機能を実現さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体(図示しない)も含むものである。
【0112】以上のように、本発明によれば、上記制御
局は、次制御局候補を選定する機能、動作終了予定時刻
を決定する機能、それらの情報をビーコン内に含める機
能、ネットワークステータス情報を次制御局候補に通知
する機能、及び動作終了予定時刻となったときにビーコ
ン送信を停止する機能を有している。
【0113】また、被制御局は、ビーコンに含まれてい
る情報から次制御局候補として選定されていることを検
出する機能、ネットワークステータス情報を制御局から
受信し、反映する機能、及びビーコンで示されている動
作終了予定時刻となったときにビーコン送信を開始する
機能を有している。これにより、スムーズな制御局交代
が可能となる。
【0114】また、上記被制御局は、ビーコン受信結果
に基づき制御局が動作停止したかどうかの判定する機
能、及び任意に設定したランダム時間他の制御局からの
ビーコンを検出しなかったときに、ビーコンの送信を開
始する機能を有している。これにより、制御局が緊急停
止した場合でも複数の制御局が同時に起動する可能性を
低減することが可能となる。
【0115】また、本発明によれば、制御局として動作
している場合、他の制御局からのビーコンを受信したと
きに、任意に設定したランダム時間経過後も他の制御局
からのビーコンを受信しているかどうかを判定する機
能、上記判定結果に基づき、ビーコンの送信を停止する
機能、ビーコン送信停止してから所定期間の間他の制御
局からのビーコンを検出されているかどうかの判定する
機能、及び上記判定結果に基づきビーコンの送信を再開
する機能を有している。これにより、制御局が他の制御
局を検出した場合でも混信の影響を低減できる。
【0116】また、本発明によれば、被制御局として動
作している場合、複数の制御局からのビーコンを受信し
たときにデータの送信を停止する機能、及びデータ送信
停止後、複数の制御局からのビーコンが検出されなくな
ったときに、データ送信を再開する機能を有している。
これにより、複数の制御局を検出した場合でも他の端末
への影響を低減できる。
【0117】以上説明したように、本発明によれば既存
ビーコンのほかに新制御局用ビーコンを設け、各端末が
それぞれのビーコンを検出することによりネットワーク
種別を判定し、ネットワークの(システムの)動作モー
ドを決定する機能を設けることにより、既存制御局の機
能に変更を加えることなく新制御局が動作することが可
能となる。さらにその際、両記ビーコンを一つのビーコ
ンパケットとして送信することにより、回線効率をより
有効利用することが可能となる。
【0118】また、本発明によれば、あらかじめ、制御
局候補端末と終了予定時刻をビーコンにて通知すること
により、停止するまでにネットワークステータス情報の
通知等の準備を可能とし、制御局が交代することによる
影響を最小限にすることができる。
【0119】また本発明によれば、制御局が何らかの理
由により緊急停止した場合でもランダムな時間経過を待
って他の制御局能力を持つ端末のビーコン送信開始によ
って、制御局動作を開始することにより、より効率的に
複数の制御局能力を持つ端末の同時起動を防ぐことがで
きる。
【0120】また本発明によれば、複数の制御局が相互
に動作していることを検出した場合、それぞれの制御局
がランダム時間経過後ビーコン送信を停止し、その後所
定の期間他の制御局が動作をつづけているかどうかを確
認することにより、他の端末が誤動作する可能性をより
低減させることができる。
【0121】また本発明によれば、被制御局が複数の制
御局が動作していることを検出した場合、データ伝送を
停止することにより、他の端末への影響を低減させるこ
とができる。
【0122】
【発明の効果】本発明の無線通信システムは、以上のよ
うに、主制御局と、上記主制御局の制御下で動作する複
数の被主制御局と、上記被主制御局のうちの一つであっ
て、新たな機能を提供するための制御局として動作する
従制御局と、上記従制御局の制御下で動作する複数の被
従制御局とを備え、上記の各制御局は、システムの動作
モードに応じたビーコンを定期的に送信すると共に、上
記従制御局が新たな機能を提供するときに上記主制御局
が送信する主ビーコンと上記従制御局が送信する従ビー
コンとを検出し、この検出結果に基づいてシステムの動
作モードを判定するものである。
【0123】上記の発明によれば、上記主制御局の制御
下で複数の被主制御局が動作しており、このうちの一つ
が、新たな機能を提供するための制御局として動作する
従制御局となる。この従制御局の制御下で複数の被従制
御局が動作している。そして、これらの制御局は、シス
テムの動作モードに応じたビーコンを定期的(周期的)
にそれぞれ送信している。
【0124】上記従制御局が新たな機能を提供すると
き、主制御局が送信する主ビーコンと上記従制御局が送
信する従ビーコンとが上記の各制御局によって検出され
る。そして、各制御局は、上記の検出結果に基づいてシ
ステムの動作モードを判定する。
【0125】それゆえ、上記発明によれば、主制御局が
送信する主ビーコンと上記従制御局が送信する従ビーコ
ンとを検出してシステムの動作モードを決定する機能を
上記の各制御局が備えているので、主制御局の機能を拡
張したり、別途新たに専用の制御局を設けたりすること
なく、主・従2つのタイプの制御局を一つの無線通信シ
ステム内に混在(共存)させて新しい機能を提供するこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0126】上記従制御局が、主制御局と従制御局の双
方の制御局として動作している場合、上記主ビーコンと
上記従ビーコンとを一つのパケットにまとめて送信する
ことが好ましい。この場合、2つのビーコン(主ビーコ
ンと従ビーコン)が一つのパケットで送信されるので、
その分、必要な帯域が削減され、これにより、帯域の有
効活用(回線効率のより有効な利用)が可能となるとい
う効果を併せて奏する。
【0127】本発明に係る他の無線通信システムは、以
上のように、一つの制御局と複数の被制御局を備えた無
線通信システムであって、上記制御局は、次制御局候補
を選定すると共に自身の動作終了予定時刻を決定し、こ
れらの情報をビーコンに含めて送信し、且つ、上記動作
終了予定時刻が到来したときにビーコン送信を停止する
と共に、上記の各被制御局は、上記ビーコンに含まれる
情報から制御局候補として選定されているか否かを検出
すると共に上記制御局の動作終了予定時刻を検出し、選
定された次制御局候補は上記動作終了予定時刻が到来し
たときにビーコンの送信を開始することを特徴としてい
る。
【0128】上記の発明によれば、次制御局候補が制御
局によって選定されると共に、自身の動作終了予定時刻
が制御局によって決定される。制御局は、次制御局候補
に係る情報と、自身の動作終了予定時刻に係る情報とを
ビーコンに含めて送信する。上記制御局は、上記動作終
了予定時刻が到来したときに上記ビーコン送信を停止す
る。
【0129】一方、各被制御局は、上記ビーコンを受信
し、次制御局候補に係る上記の情報に基づいて、自身が
制御局候補として選定されているか否かを検出する。ま
た、上記の各被制御局は、制御局の動作終了予定時刻に
係る情報に基づいて動作終了予定時刻を検出する。
【0130】被制御局のうち制御局によって選定された
次制御局候補は、制御局の動作終了予定時刻が到来した
ときにビーコンの送信を開始する。
【0131】それゆえ、上記の発明によれば、予め各制
御局に起動開始順の優先順位を付与したり、回線の使用
効率を低下させたりことなく、制御局が選定した次制御
局候補と制御局の動作終了予定時刻とがビーコンを介し
てあらかじめ被制御局へ通知されるので、制御局が緊急
停止するまでに制御局の交代に必要な制御データのやり
とりが確実に行える。その結果、制御局が緊急停止する
ことによる影響を最小限に抑えることが可能となるとい
う効果を併せて奏する。
【0132】上記制御局は、上記の動作終了予定時刻の
決定後、ネットワークステータス情報を上記の次制御局
候補に通知し、上記の次制御局候補は上記制御局から通
知されたネットワークステータス情報に基づいて制御局
としての動作を開始することが好ましい。
【0133】この場合、ネットワークステータス情報
(たとえば、ネットワークに存在する被制御局(端末)
の情報やコネクションの割り当て状態等に係る情報)が
次制御局候補へ通知される。これにより、制御局の交代
の直後でも、同じネットワークステータス情報に基づい
てデータ伝送が即座に再開できるという効果を併せて奏
する。
【0134】上記制御局は、上記ネットワークステータ
ス情報を上記の次制御局候補へ通知した後、上記ネット
ワークステータス情報の変更に係る要求を上記の被制御
局から受け付けないことが好ましい。この場合、ネット
ワークステータス情報の次制御局候補へ通知以降は、ネ
ットワークステータス情報が変化しなくなるので、その
分、システムの安定性が向上するという効果を併せて奏
する。
【0135】本発明に係る更に他の無線通信システム
は、上記課題を解決するために、一つの制御局と複数の
被制御局を備えた無線通信システムであって、上記の各
被制御局は、上記の制御局から送信されるビーコンの受
信結果に基づいて制御局が動作停止したかどうかの判定
を行い、任意に設定したランダム時間の間上記ビーコン
を受信しなかった場合、上記制御局が停止したと判断し
てビーコンの送信を開始することを特徴としている。
【0136】上記の発明によれば、被制御局は、制御局
から送信されるビーコンの受信結果に基づいて制御局が
動作停止したかどうかの判定を行う。この際、ランダム
時間が設定され、この間にビーコンを受信しない場合
は、被制御局は、制御局が停止したと判断する。これに
より、次制御局候補を選定する前に突然制御局が停止し
てしまうような場合にも、制御局の交代を確実に行え
る。また、被制御局ごとにランダム時間が設定されてい
るので、制御局能力を備えた複数の被制御局が同時に制
御局として動作することを抑制できるという効果を併せ
て奏する。
【0137】上記ビーコンの送信を開始した被制御局が
少なくとも第1及び第2被制御局である場合、第1被制
御局は、第2被制御局からのビーコンを受信すると、任
意のランダム時間を設定し、このランダム時間の経過後
に、第2被制御局からのビーコンを受信したときにはビ
ーコンの送信を停止する一方、第2被制御局からのビー
コンを受信しなかったときにはビーコンの送信を継続す
ることが好ましい。
【0138】この場合、たとえ複数の被制御局が制御局
として同時に動作しても、一つの被制御局のみを制御局
とすることが確実に行え(他の被制御局が誤動作する可
能性をより低減することが可能となり)、これにより、
非常に信頼性の高いシステムを実現できるという効果を
併せて奏する。
【0139】本発明に係る更に他の無線通信システム
は、以上のように、一つの制御局と複数の被制御局を備
えたシステムであって、上記の各被制御局は、複数の制
御局からのビーコンを受信した場合、自身が送信する予
定のデータの送信を停止すると共に、データ送信停止後
であって上記複数の制御局からのビーコンが検出されな
くなったときに、データの送信を再開することを特徴と
している。
【0140】上記の発明によれば、他の無線通信システ
ムに属する制御局の移動に伴って、両無線通信システム
の複数の制御局が混在する場合、これを被制御局はビー
コンの受信により複数の制御局が動作していることを知
る。このような場合、当該被制御局が送信する予定のデ
ータの送信を停止する。その後、上記複数の制御局から
のビーコンが検出されなくなったときに、データの送信
が上記被制御局によって再開される。これにより、複数
の制御局が相互に無関係にリソース(コネクション)を
割り当てることが回避され、被制御局は期待通りにデー
タを送信できる。このように、上記発明によれば、他の
端末への影響を確実に低減できるという効果を併せて奏
する。
【0141】上記の各制御局は、複数の周波数チャネル
のうち空き周波数チャネル上で動作することが好まし
い。
【0142】上記の各制御局は、上記ビーコン中の端末
識別子に基づいて複数の周波数チャネルから選択した周
波数チャネル上で動作し、既知の端末が制御局として動
作している場合にはその周波数チャネル上で被制御局と
して動作することが好ましい。
【0143】上記の各制御局は、上記ビーコン中の上位
層識別子を設け、自身がサポートしているか否かに基づ
いて複数の周波数チャネルから選択した周波数チャネル
上で動作することが好ましい。
【0144】上記制御局は、交代指示に基づいて指定さ
れたものを次制御局候補として選定することが好まし
い。
【0145】上記制御局は、収容端末台数、収容コネク
ション数、サポートレート、及び電波出力に基づいて、
より高機能な性能を有するものを次制御局候補として選
定することが好ましい。
【0146】上記制御局は、そのバッテリー残量が所定
量以下に低下した場合に上記の次制御局候補を選定する
ことが好ましい。
【0147】上記制御局は、上記の各被制御局に係る通
信履歴に基づいて上記の次制御局候補を選定することが
好ましい。
【0148】本発明のプログラムは、コンピュータに上
記の各無線通信システムの機能を実現させるためのもの
であることが好ましい。
【0149】本発明の記録媒体は、コンピュータに上記
の各無線通信システムの機能を実現させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における端末の起動手順の例を示すシー
ケンス図である。
【図2】本発明に係る無線通信システムの端末の構成例
を示した説明図である。
【図3】本発明における制御局の動作手順の例を示した
シーケンス図である。
【図4】本発明における制御局のビーコン送信手順の例
を示したシーケンス図である。
【図5】本発明における制御局の停止手順の例を示した
シーケンス図である。
【図6】本発明における制御局の混信回避手順の例を示
したシーケンス図である。
【図7】本発明における被制御局が他の制御局からのビ
ーコンを検出したときの手順の例を示したシーケンス図
である。
【図8】本発明における被制御局のビーコン受信手順の
例を示したシーケンス図である。
【図9】本発明における次制御局候補端末として選定さ
れた被制御局の制御局動作開始手順の例を示したシーケ
ンス図である。
【図10】本発明における被制御局が複数の制御局から
のビーコンを検出したのときの手順の例を示したシーケ
ンス図である。
【図11】本発明の無線通信システムにおいて制御局が
ビーコンを送信する様子の一例を示した説明図である。
【図12】本発明の無線通信システムにおいて制御局が
ビーコンを送信する様子のほかの例を示す説明図であ
る。
【図13】本発明の無線通信システムにおいて制御局が
交代するときの、制御局と一つの被制御局の間でメッセ
ージ交換の様子の一例を示す説明図である。
【図14】本発明の無線通信システムにおいて制御局が
緊急停止新たな制御局が動作を開始する様子を示す説明
図である。
【図15】本発明の無線通信システムにおいて複数の制
御局が相互にビーコンを検出したときの様子を示す説明
図である。
【符号の説明】
TR1 ランダム時間 TR2 ランダム時間 A シーケンス B シーケンス A−1 シーケンス A−2 シーケンス A−3 シーケンス B−1 シーケンス B−2 シーケンス B−3 シーケンス

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主制御局と、 上記主制御局の制御下で動作する複数の被主制御局と、 上記被主制御局のうちの一つであって、新たな機能を提
    供するための制御局として動作する従制御局と、 上記従制御局の制御下で動作する複数の被従制御局とを
    備え、 上記の各制御局は、システムの動作モードに応じたビー
    コンを定期的に送信すると共に、上記従制御局が新たな
    機能を提供するときに上記主制御局が送信する主ビーコ
    ンと上記従制御局が送信する従ビーコンとを検出し、該
    検出結果に基づいてシステムの動作モードを判定する無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】上記従制御局が、主制御局と従制御局の双
    方の制御局として動作している場合、上記主ビーコンと
    上記従ビーコンとを一つのパケットにまとめて送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】一つの制御局と複数の被制御局を備えた無
    線通信システムであって、 上記制御局は、次制御局候補を選定すると共に自身の動
    作終了予定時刻を決定し、これらの情報をビーコンに含
    めて送信し、且つ、上記動作終了予定時刻が到来したと
    きにビーコン送信を停止すると共に、 上記の各被制御局は、上記ビーコンに含まれる情報から
    制御局候補として選定されているか否かを検出すると共
    に上記制御局の動作終了予定時刻を検出し、選定された
    次制御局候補は上記動作終了予定時刻が到来したときに
    ビーコンの送信を開始することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】上記制御局は、上記の動作終了予定時刻の
    決定後、ネットワークステータス情報を上記の次制御局
    候補に通知し、上記の次制御局候補は上記制御局から通
    知されたネットワークステータス情報に基づいて制御局
    としての動作を開始することを特徴とする請求項3に記
    載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】上記制御局は、上記ネットワークステータ
    ス情報を上記の次制御局候補へ通知した後、上記ネット
    ワークステータス情報の変更に係る要求を上記の被制御
    局から受け付けないことを特徴とする請求項4に記載の
    無線通信システム。
  6. 【請求項6】一つの制御局と複数の被制御局を備えた無
    線通信システムであって、 上記の各被制御局は、上記の制御局から送信されるビー
    コンの受信結果に基づいて制御局が動作停止したかどう
    かの判定を行い、任意に設定したランダム時間の間上記
    ビーコンを受信しなかった場合、上記制御局が停止した
    と判断してビーコンの送信を開始することを特徴とする
    無線通信システム。
  7. 【請求項7】上記ビーコンの送信を開始した被制御局が
    少なくとも第1及び第2被制御局である場合、第1被制
    御局は、第2被制御局からのビーコンを受信すると、任
    意のランダム時間を設定し、このランダム時間の経過後
    に、第2被制御局からのビーコンを受信したときにはビ
    ーコンの送信を停止する一方、第2被制御局からのビー
    コンを受信しなかったときにはビーコンの送信を継続す
    ることを特徴とする請求項6に記載の無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】一つの制御局と複数の被制御局を備えたシ
    ステムであって、 上記の各被制御局は、複数の制御局からのビーコンを受
    信した場合、自身が送信する予定のデータの送信を停止
    すると共に、データ送信停止後であって上記複数の制御
    局からのビーコンが検出されなくなったときに、データ
    の送信を再開することを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】上記の各制御局は、複数の周波数チャネル
    のうち空き周波数チャネル上で動作することを特徴とす
    る請求項1から8のいずれか1項に記載の無線通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】上記の各制御局は、上記ビーコン中の端
    末識別子に基づいて複数の周波数チャネルから選択した
    周波数チャネル上で動作し、既知の端末が制御局として
    動作している場合にはその周波数チャネル上で被制御局
    として動作することを特徴とする請求項1から8のいず
    れか1項に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】上記の各制御局は、上記ビーコン中の上
    位層識別子を設け、自身がサポートしているか否かに基
    づいて複数の周波数チャネルから選択した周波数チャネ
    ル上で動作することを特徴とする請求項1から8のいず
    れか1項に記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】上記制御局は、交代指示に基づいて指定
    されたものを次制御局候補として選定することを特徴と
    する請求項3、4、又は5に記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】上記制御局は、収容端末台数、収容コネ
    クション数、サポートレート、及び電波出力に基づい
    て、より高機能な性能を有するものを次制御局候補とし
    て選定することを特徴とする請求項3、4、又は5に記
    載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】上記制御局は、そのバッテリー残量が所
    定量以下に低下した場合に上記の次制御局候補を選定す
    ることを特徴とする請求項3、4、又は5に記載の無線
    通信システム。
  15. 【請求項15】上記制御局は、上記の各被制御局に係る
    通信履歴に基づいて上記の次制御局候補を選定すること
    を特徴とする請求項3、4、又は5に記載の無線通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】コンピュータに請求項1から15のいず
    れか1項に記載の無線通信システムの機能を実現させる
    ための通信プログラム。
  17. 【請求項17】コンピュータに請求項1から15のいず
    れか1項に記載の無線通信システムの機能を実現させる
    ための通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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