JP2003133766A - 電子機器の回路ユニット抜止構造 - Google Patents

電子機器の回路ユニット抜止構造

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JP2003133766A
JP2003133766A JP2001322332A JP2001322332A JP2003133766A JP 2003133766 A JP2003133766 A JP 2003133766A JP 2001322332 A JP2001322332 A JP 2001322332A JP 2001322332 A JP2001322332 A JP 2001322332A JP 2003133766 A JP2003133766 A JP 2003133766A
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retaining
circuit unit
retaining member
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position locking
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Takeshi Yokomizo
猛 横溝
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 収容筐体に対する回路ユニットの挿入/抜去
に伴う作業を容易にする。 【解決手段】 構内交換機1は、相対向するガイドレー
ル11R、12R回路ユニットとを具備し、ガイドレー
ルに挿入された回路ユニットの退出を阻止する抜止位
置、およびガイドレール11R、12Rに挿入されて収
容筐体の所定位置に収容設置された回路ユニットの退出
を許容する退避位置の間を、筐体における支持部材とし
ての上部フレーム10Uおよびガイドフランジ11Fに
対して移動自在に設けられた抜止部材30と、ガイドフ
ランジ11Fと抜止部材30とに設けられて抜止位置に
保持する抜止位置ロック手段と、上部フレーム10Uと
抜止部材30とに設けられて互いに係合/離脱する退避
位置ロック用孔部(凹部)10Uoおよび退避位置ロッ
ク用突起(凹部)30Hmから成り抜止部材30を退避
位置に保持する退避位置ロック手段40Cとを具備して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対向するガイド
レールを備えた収容筐体の内部に、前記ガイドレールを
介して回路ユニットを挿入し、該回路ユニットを収容筐
体の所定位置に収容設置して構成される電子機器を対象
とした、電子機器の回路ユニット抜止め構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11および図12は、電子機器の一つ
である構内交換機(PBX)を示しており、外装ケース
(図示せず)の取り外された構内交換機Aは、収容筐体B
と該収容筐体Bに収容設置された制御ユニット(回路ユ
ニット)Cとを具備している。
【0003】収容筐体Bは、その下部フレームBlおよ
び上部フレームBuに、それぞれ下部ガイドブロックG
lおよび上部ガイドブロックGuが固設されており、こ
れら下部ガイドブロックGlおよび上部ガイドブロック
Guには、相対向するガイドレールRlとガイドレール
Ruとが各々形成されている。
【0004】また、収容筐体Bの内部奥方には、マザー
ボードMが設置されており、このマザーボードMには、
後述する制御ユニットCの接続されるコネクタジャック
Jが設置されている。
【0005】一方、制御ユニットCは、いわゆるプラグ
インユニットであって、基板Eと該基板Eに実装された
各種の搭載品e(図11では省略)とから成り、上記基板
Eにおける奥方側の縁部には、前述したマザーボードM
と接続されるコネクタプラグPが設けられ、一方、基板
Eの前方側の縁部には、制御ユニットCを収容筐体Bか
ら引き抜く際に使用されるプルリングLが取り付けられ
ている。
【0006】前記制御ユニットCは、上述したガイドレ
ールRl,Ruに案内されつつ、前記マザーボードMと
垂直を成す方向に沿って、前記収容筐体Bに対して挿入
/抜去され、前記収容筐体Bに対して挿入した状態にお
いて、コネクタプラグPをマザーボードMのコネクタジ
ャックJと接続することで、収容筐体Bの所定位置に収
容設置されることとなる。
【0007】また、上述した従来の構内交換機(電子機
器)Aでは、輸送中や使用中に衝撃が加わった際、コネ
クタプラグPとコネクタジャックJとの接続が外れ、制
御ユニットCが収容筐体Bから抜け出してしまうことの
ないよう、収容筐体Bに抜止が設けられている。
【0008】上記抜止部材Sは上部ガイドブロックGu
の前方域に配設されており、図12および図13に示す
如く、水平方向に延びるL字断面形状の本体部Saを備
えるとともに、該本体部Saの一方端(図中の右方端)に
クランク形状の貫通孔Soを有し、他方端(図中の左方
端)にクランク形状のガイドSgを有している。
【0009】また、上記抜止部材Sは、上記ガイドSg
を収容筐体Bに形成されたガイド孔Bgに貫挿し、かつ
貫通孔Soに挿入したネジQを上部フレームBuの支持
板Baに螺着することにより、収容筐体Bに対して抜止
位置(図13中の実線)と退避位置(図13中の鎖線)との
間を移動自在に支承されている。
【0010】ここで、ネジQを締付けて抜止部材Sを抜
止位置に固定した状態では、本体部Saが上部ガイドブ
ロックGuにおける各ガイドレールRlの前方域を覆う
ことによって、収容筐体Bに収容設置されている制御ユ
ニットCの抜け出しが防止される。
【0011】一方、ネジQを緩めて抜止部材Sを抜止位
置から退避位置へ上方(斜め上方)に移動させた状態で
は、各ガイドレールRlの前方域が解放されることとな
り、収容筐体Bに対して制御ユニットCを自由に挿入/
抜去することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
き構成の構内交換機(電子機器)Aにおいては、保守・点
検時において収容筐体Bから制御ユニットCを取り出す
場合、抜止部材Sを収容筐体Bに固定しているネジQを
工具によって緩める必要があり、また制御ユニットCを
収容筐体Bに装着したのちには、再びネジQを工具によ
って締付ける必要があった。
【0013】さらに、ネジQを緩めて抜止部材Sを退避
位置に移動させた際、手や制御ユニットCとの接触によ
り抜止部材Sが不用意にズレ動いて作業を邪魔すること
を防ぐために、抜止部材Sを退避位置に移動させた状態
においてもネジQを工具によって締付けておく必要があ
った。
【0014】すなわち、上述した構内交換機Aにおいて
は、収容筐体Bに対する制御ユニットCの挿入/抜去に
伴って、工具によりネジQを緩めて抜止部材Sを抜止位
置から退避位置に移動させたのち、抜止部材Sを退避位
置に固定するべく工具によりネジQを締付ける作業と、
工具によりネジQを緩めて抜止部材Sを退避位置から抜
止位置に移動させたのち、抜止部材Sを抜止位置に固定
するべく工具によりネジQを締付ける作業とを必要と
し、オペレータに繁雑な作業を強いることによって作業
性の大幅な低下を招いてしまう不都合があった。
【0015】さらに、収容筐体Bに収容設置された各制
御ユニットC、C…の前方域には、光ファイバコード等
の配線スペースが設けられているため、上部ガイドブロ
ックGuの前方域に配設されている抜止部材Sは、収容
筐体Bの前方開口から奥まって位置することとなり、し
かも上部ガイドブロックGuは上部フレームBuの下面
に設置されているため、構内交換機Aが床面上等の低い
位置に設置されている場合、オペレータが目視によって
ネジQの位置を確認することが難しく、もって制御ユニ
ットCの挿入/抜去に伴うネジQの緩め/締付け作業が
極めて困難なものとなっていた。
【0016】上述した実状に鑑みて、本発明は収容筐体
に対する回路ユニットの挿入/抜去に伴う作業を容易に
実施し得る電子機器の回路ユニット抜止構造を提供する
ことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に関わる
電子機器の回路ユニット抜止構造は、相対向するガイド
レールを備えた収容筐体と、ガイドレールに案内されて
収容筐体に挿抜される回路ユニットとを具備し、収容筐
体の所定位置に回路ユニットを収容設置して成る電子機
器を対象とするものであって、ガイドレールに挿入され
て収容筐体の所定位置に収容設置された回路ユニットの
退出を阻止する抜止位置、およびガイドレールに挿入さ
れて収容筐体の所定位置に収容設置された回路ユニット
の退出を許容する退避位置の間を、筐体の支持部材に対
して移動自在に設けられた抜止部材と、支持部材と抜止
部材とに設けられて互いに係合/離脱する凸部と凹部と
から成り抜止部材を抜止位置に保持する抜止位置ロック
手段と、支持部材と抜止部材とに設けられて互いに係合
/離脱する凸部と凹部とから成り抜止部材を退避位置に
保持する退避位置ロック手段とを具備している。
【0018】また、請求項2の発明に関わる電子機器の
回路ユニット抜止構造は、請求項1に関わる電子機器の
回路ユニット抜止構造において、抜止部材は水平方向に
延びるスライド部と垂直方向に展開するストッパ部とを
備え、支持部材は抜止部材におけるスライド部の上面に
臨む上方側の支持部材と、抜止部材におけるスライド部
の下面に臨む下方側の支持部材とを備え、抜止位置ロッ
ク手段は、抜止部材におけるスライド部の下面に設けた
凸部と、下方側の支持部材に設けた凹部とから構成さ
れ、退避位置ロック手段は、抜止部材におけるスライド
部の上面に設けた凸部と、上方側の支持部材に設けた凹
部とから構成され、抜止部材を水平移動させて抜止位置
とした際、抜止位置ロック手段を構成する凸部と凹部と
を互いに係合させるとともに、退避位置ロック手段を構
成する凸部を上方側の支持部材と当接させて抜止部材を
下動させることによって、ストッパ部を回路ユニットの
挿通域に占位させる一方、抜止部材を水平移動させて退
避位置とした際、退避位置ロック手段を構成する凸部と
凹部とを互いに係合させるとともに、抜止位置ロック手
段を構成する凸部を下方側の支持部材と当接させて抜止
部材を上動させることによって、ストッパ部を回路ユニ
ットの挿通域から退避させることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1から図3は、電子
機器の一つである構内交換機(PBX)に、本発明を適用
した一実施例を示しており、外装ケース(図示せず)の取
り外された構内交換機1は、収容筐体10と、該収容筐
体10に収容設置された回路ユニットとしての制御ユニ
ット20とを具備している。
【0020】収容筐体10は、前方に向けて開放された
箱形状を呈しており、その上部フレーム10Uおよび下
部フレーム10Lには、それぞれ上部ガイドブロック1
1および下部ガイドブロック12が固設され、これら上
部ガイドブロック11および下部ガイドブロック12に
は、それぞれ相対向するガイドレール11Rとガイドレ
ール12Rとが形成されている。
【0021】また、収容筐体10の内部奥方には、マザ
ーボード13が設置されており、このマザーボード13
には、後述する制御ユニット(回路ユニット)20の接続
されるコネクタジャック14が設置されている。
【0022】ここで、前記ガイドレール11Rとガイド
レール12Rとは、相対向しかつ互いに平行を成す態様
で設置されているとともに、それぞれ前記マザーボード
13に対して垂直を成す方向に沿って設置されている。
【0023】一方、回路ユニットとしての制御ユニット
20は、いわゆるプラグインユニットであって、図示し
ていない各種の電子部品やヒートシンク等の構成部品
が、基板21上の鎖線で示した部品実装範囲に実装され
ている。
【0024】また、基板21における奥方側の縁部に
は、前述したマザーボード13と接続されるコネクタプ
ラグ22が設けられている一方、基板21における前方
側の縁部には、制御ユニット20を収容筐体10から引
出す際に使用されるプルリング(図示せず)が取り付けら
れている。
【0025】上記制御ユニット20は、上述したガイド
レール11R,12Rに案内されつつ、前記マザーボー
ド13と垂直を成す方向に沿って、前記収容筐体10に
対して挿入/抜去され、前記収容筐体10に対して挿入
した状態において、コネクタプラグ22をマザーボード
13のコネクタジャック14と接続することで、収容筐
体10の所定位置に収容設置されることとなる。
【0026】ここで、本実施例の構内交換機(電子機器)
1には、輸送中や使用中に衝撃が加わった際、コネクタ
プラグ22とコネクタジャック14との接続が外れ、制
御ユニット20が収容筐体10から抜け出してしまうこ
とのないよう、上部ガイドブロック11の前方域に抜止
部材30が設置されている。
【0027】上記抜止部材30は、鉄等の金属板を屈曲
して製造された部材であって、図4〜図8に示す如く、
水平方向に延びる帯状のスライド部30Hと、該スライ
ド部30Hの後縁部から下方に向けて垂直に展開する4
箇所のストッパ部30Vと、端部のストッパ部30Vか
ら前方に展開する摘み部30Gとを有している。
【0028】また、上記抜止部材30は、上部ガイドブ
ロック11における各ガイドレール11R、11R…の
前方直上に形成されたガイドフランジ(下方側の支持部
材)11Fと、上部ガイドブロック11を固定している
上部フレーム10Uおける面板(上方側の支持部材)1
1Uaとに支持されて、収容筐体10の所定位置に収容
設置された回路ユニット20の退出を阻止する抜止位置
(図9参照)と、収容筐体10からの回路ユニット20の
退出および収容筐体10への回路ユニット20の挿入を
許容する退避位置(図10参照)との間を移動自在に設け
られている。
【0029】上部ガイドブロック11におけるガイドフ
ランジ11Fには、長孔11Flと4つのスリット11
Fs、11Fs…とが形成されており、各ストッパ部3
0Vを各スリット11Fsに遊嵌させるとともに、長孔
11Flに遊嵌したネジ31を水平部30Hのネジ孔3
0s(図4参照)に螺着させることによって、上記抜止部
材30はガイドフランジ11Fに対して水平方向にスラ
イド自在に支承されている。
【0030】また、上記抜止部材30におけるスライド
部30Hには、その上面の2箇所に退避位置ロック用突
起(凸部)30Hmが突出形成されているとともに、その
下面の2箇所に抜止位置ロック用突起(凸部)30Hcが
突出形成されている。
【0031】一方、上部ガイドブロック11のガイドフ
ランジ11Fには、抜止部材30が抜止位置に占位した
状態において、スライド部30Hに形成された2箇の抜
止位置ロック用突起30Hc、30Hcと各々嵌合す
る、2箇の抜止位置ロック用凹部(凹部)11Fo、11
Foが形成されている。
【0032】上記抜止位置ロック用突起30Hcと、抜
止位置ロック用凹部11Foとの組合せにより、上記抜
止部材30を抜止位置に保持するための抜止位置ロック
手段40Sが構成されている。
【0033】また、上部フレーム10Uの面板10Ua
には、抜止部材30が退避位置に占位した状態におい
て、スライド部30Hに形成された2箇の退避位置ロッ
ク用突起30Hm、30Hmと各々嵌合する、2箇の退
避位置ロック用孔部(凹部)10Uo、10Uoが形成さ
れている。
【0034】上記退避位置ロック用突起30Hmと、退
避位置ロック用孔部10Uoとの組合せにより、上記抜
止部材30を退避位置に保持するための退避位置ロック
手段40Cが構成されている。
【0035】図9に示す如く、抜止部材30が抜止位置
に占位している状態において、抜止部材30の抜止位置
ロック用突起30Hcが、ガイドフランジ11Fの抜止
位置ロック用凹部11Foに嵌合している一方、抜止部
材30の退避位置ロック用突起30Hmは、退避位置ロ
ック用孔部10Uoから抜け出して面板10Uaと当接
しており、上記抜止部材30は抜止位置ロック手段40
Sの働きによって抜止位置に保持(ロック)されている。
【0036】抜止部材30が抜止位置に保持されている
状態では、抜止部材30における各ストッパ部30V
が、上部ガイドブロック11における各ガイドレール1
1Rの前方域、言い換えれば各ガイドレール11Rに対
する回路ブロック20の挿通域に占位するため、収容筐
体10の所定位置に収容設置された回路ユニット20の
退出が阻止される。
【0037】また、上記抜止部材30が抜止位置に保持
されている状態では、抜止位置ロック用突起30Hcが
抜止位置ロック用凹部11Foに没入し、かつ退避位置
ロック用突起30Hmが退避位置ロック用孔部10Uo
から抜け出して面板10Uaと当接することで、上記抜
止部材30は後述する退避位置に比べて下方に位置する
こととなり、抜止部材30における各ストッパ部30V
が、各々のガイドレール11Rに対する回路ブロック2
0の挿通域を広く覆うため、回路ユニット20の退出が
より確実に阻止されることとなる。
【0038】一方、構内交換機1の保守・点検時におい
て、収容筐体10に収容設置されている制御ユニット2
0を取り出す場合には、図9に示す如く抜止位置に保持
されている抜止部材30の摘み部30Gを持って、上記
抜止部材30を抜止位置から退避位置(図10)へ向けて
右方に移動させる。
【0039】このとき、抜止位置ロック用凹部11Fo
から抜止位置ロック用突起30Hcが抜け出すことによ
って、抜止位置ロック手段40Sによる抜止部材30の
保持(ロック)が解除され、こののち抜止部材30が退避
位置に到達すると、図10に示す如く退避位置ロック用
突起30Hmが退避位置ロック用孔部10Uoに嵌合す
ることとなる。
【0040】図10に示す如く、抜止部材30が退避位
置に占位している状態において、抜止部材30の退避位
置ロック用突起30Hmが、面板10Uaの退避位置ロ
ック用孔部10Uoに嵌合している一方、抜止部材30
の抜止位置ロック用突起30Hcは、ガイドフランジ1
1Fの抜止位置ロック用孔部11Foから抜け出して上
記ガイドフランジ11Fの上面と当接しており、上記抜
止部材30は退避位置ロック手段40Cの働きによって
退避位置に保持(ロック)されている。
【0041】抜止部材30が退避位置に保持されている
状態では、抜止部材30における各ストッパ部30V
が、上部ガイドブロック11における各ガイドレール1
1Rの前方域、すなわち各ガイドレール11Rに対する
回路ブロック20の挿通域から退避しているため、収容
筐体10の所定位置に収容設置された回路ユニット20
の退出、および収容筐体10に対する回路ユニット20
の挿入を自由に実施することができる。
【0042】また、上記抜止部材30が退避位置に保持
されている状態では、退避位置ロック用突起30Hmが
退避位置ロック用孔部10Uoに没入し、かつ抜止位置
ロック用突起30Hcが抜止位置ロック用孔部11Fo
から抜け出してガイドフランジ11Fの上面と当接する
ことで、上記抜止部材30は上述した抜止位置に比べて
上方に位置することとなり、抜止部材30における各ス
トッパ部30Vが、各ガイドレール11Rに対する回路
ブロック20の挿通域、詳しくは回路ブロック20にお
ける部品実装範囲が通過する領域よりも上方に位置する
ため、収容筐体10に対する回路ユニット20の退出/
挿入が確実に許容されることとなる。
【0043】構内交換機1の保守・点検が終了した後に
は、図10に示す如く退避位置に保持されている抜止部
材30の摘み部30Gを持って、上記抜止部材30を退
避位置から抜止位置(図9)へ向けて左方に移動させる。
【0044】このとき、退避位置ロック用孔部10Uo
から退避位置ロック用突起30Hmが抜け出すことによ
って、退避位置ロック手段40Cによる抜止部材30の
保持(ロック)が解除され、こののち抜止部材30が抜止
位置に到達すると、図9に示す如く抜止位置ロック用突
起30Hcが抜止位置ロック用凹部11Foに嵌合する
ことにより、上記抜止部材30が抜止位置ロック手段4
0Sによって抜止位置に保持(ロック)され、収容筐体1
0に収容設置された回路ユニット20の退出が阻止され
ることとなる。
【0045】上述した如く、実施例に示した構内交換機
1においては、抜止位置ロック用突起30Hcと抜止位
置ロック用凹部11Foとの組合せから成る抜止位置ロ
ック手段40S、および退避位置ロック用突起30Hm
と退避位置ロック用孔部10Uoとの組合せから成る退
避位置ロック手段40Cによって、ドライバー等の工具
を用いたネジの緩め/締付け作業を必要とすることな
く、抜止部材30を抜止位置および退避位置において解
放/固定することができ、もって収容筐体10に対する
回路ユニット20の挿入/抜去に伴う作業を極めて容易
に実施することが可能となる。
【0046】なお、上述した実施例においては、構内交
換機に本発明を適用した例を示しているが、収容筐体に
回路ユニット(プラグインユニット)を収容設置して成る
様々な電子機器においても、本発明に関わる電子機器の
回路ユニット抜止構造を有効に適用し得ることは言うま
でもない。
【0047】
【発明の効果】以上、詳述した如く、請求項1の発明に
関わる電子機器の回路ユニット抜止構造は、相対向する
ガイドレールを備えた収容筐体と、ガイドレールに案内
されて収容筐体に挿抜される回路ユニットとを具備し、
収容筐体の所定位置に回路ユニットを収容設置して成る
電子機器を対象とするものであって、ガイドレールに挿
入されて収容筐体の所定位置に収容設置された回路ユニ
ットの退出を阻止する抜止位置、およびガイドレールに
挿入されて収容筐体の所定位置に収容設置された回路ユ
ニットの退出を許容する退避位置の間を、筐体の支持部
材に対して移動自在に設けられた抜止部材と、支持部材
と抜止部材とに設けられて互いに係合/離脱する凸部と
凹部とから成り抜止部材を抜止位置に保持する抜止位置
ロック手段と、支持部材と抜止部材とに設けられて互い
に係合/離脱する凸部と凹部とから成り抜止部材を退避
位置に保持する退避位置ロック手段とを具備している。
【0048】上記構成によれば、凸部と凹部とから成る
抜止位置ロック手段、および凸部と凹部とから成る退避
位置ロック手段によって、工具を用いたネジの緩め/締
付け作業を必要とすることなく、抜止部材を抜止位置お
よび退避位置において解放/固定することができ、もっ
て請求項1の発明に関わる電子機器の回路ユニット抜止
構造によれば、収容筐体に対する回路ユニットの挿入/
抜去に伴う作業を容易に実施することが可能となる。
【0049】また、請求項2の発明に関わる電子機器の
回路ユニット抜止構造は、請求項1に関わる電子機器の
回路ユニット抜止構造において、抜止部材は水平方向に
延びるスライド部と垂直方向に展開するストッパ部とを
備え、支持部材は抜止部材におけるスライド部の上面に
臨む上方側の支持部材と、抜止部材におけるスライド部
の下面に臨む下方側の支持部材とを備え、抜止位置ロッ
ク手段は、抜止部材におけるスライド部の下面に設けた
凸部と、下方側の支持部材に設けた凹部とから構成さ
れ、退避位置ロック手段は、抜止部材におけるスライド
部の上面に設けた凸部と、上方側の支持部材に設けた凹
部とから構成され、抜止部材を水平移動させて抜止位置
とした際、抜止位置ロック手段を構成する凸部と凹部と
を互いに係合させるとともに、退避位置ロック手段を構
成する凸部を上方側の支持部材と当接させて抜止部材を
下動させることによって、ストッパ部を回路ユニットの
挿通域に占位させる一方、抜止部材を水平移動させて退
避位置とした際、退避位置ロック手段を構成する凸部と
凹部とを互いに係合させるとともに、抜止位置ロック手
段を構成する凸部を下方側の支持部材と当接させて抜止
部材を上動させることによって、ストッパ部を回路ユニ
ットの挿通域から退避させることを特徴としている。
【0050】上記構成によれば、抜止部材が抜止位置と
退避位置との間における移動に伴って上下動するため、
抜止位置において回路ユニットの退出を確実に阻止し得
るとともに、退避位置において回路ユニットの退出を確
実に許容することができ、しかも抜止位置ロック手段お
よび退避位置ロック手段を構成する凸部と凹部との相対
移動を利用して、特別な機構を設けることなく抜止部材
の上下動を達成しており、もって請求項2の発明に関わ
る電子機器の回路ユニット抜止構造によれば、収容筐体
に対する回路ユニットの挿入/抜去に伴う作業を容易に
実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる回路ユニット抜止構造を採用し
た電子機器の一実施例を示す正面図。
【図2】図1に示した電子機器の側面断面図。
【図3】図1に示した電子機器の要部斜視図。
【図4】(a)、(b)、(c)は、図1の電子機器における
抜止部材を示す三面図。
【図5】図2中の V−V 線断面図。
【図6】図5中の VI−VI 線断面図。
【図7】図5中の VII−VII 線断面図。
【図8】図5中の VIII−VIII 線断面図。
【図9】図1の電子機器における抜止部材が抜止位置に
ロックされている状態を示す要部正面図。
【図10】図1の電子機器における抜止部材が退避位置
にロックされている状態を示す要部正面図。
【図11】従来の回路ユニット抜止構造を採用した電子
機器を示す外観斜視図。
【図12】図11に示した電子機器の正面図。
【図13】図11に示した電子機器における抜止構造の
外観斜視図。
【符号の説明】
1…構内交換機(電子機器)、 10…収容筐体、 10U…上部フレーム、 10Ua…面板(支持部)、 10Uo…退避位置ロック用孔部(凹部)、 11…上部ガイドブロック、 11R…ガイドレール、 11F…ガイドフランジ(支持部) 11Fo…抜止位置ロック用凹部(凹部)、 12…下部ガイドブロック、 12R…ガイドレール、 20…回路ユニット、 21…基板、 30…抜止部材、 30H…スライド部、 30V…ストッパ部、 30G…摘み部、 30Hc…抜止位置ロック用突起(凸部)、 30Hm…退避位置ロック用突起(凸部)、 40S…抜止位置ロック手段、 40C…退避位置ロック手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横溝 猛 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5E348 AA03 AA12 AA32 DE15 EE13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向するガイドレールを備えた収容
    筐体と、前記ガイドレールに案内されて前記収容筐体に
    挿抜される回路ユニットとを具備し、前記収容筐体の所
    定位置に前記回路ユニットを収容設置して成る電子機器
    を対象とした、電子機器の回路ユニット抜止め構造であ
    って、 前記ガイドレールに挿入されて前記収容筐体の所定位置
    に収容設置された前記回路ユニットの退出を阻止する抜
    止位置と、前記ガイドレールに挿入されて前記収容筐体
    の所定位置に収容設置された前記回路ユニットの退出を
    許容する退避位置との間を、前記筐体の支持部材に対し
    て移動自在に設けられた抜止部材と、 前記支持部材と前記抜止部材とに設けられて互いに係合
    /離脱する凸部と凹部とから成り、前記抜止部材を前記
    抜止位置に保持する抜止位置ロック手段と、 前記支持部材と前記抜止部材とに設けられて互いに係合
    /離脱する凸部と凹部とから成り、前記抜止部材を前記
    退避位置に保持する退避位置ロック手段と、 を具備して成ることを特徴とする電子機器の回路ユニッ
    ト抜止構造。
  2. 【請求項2】 前記抜止部材は、水平方向に延びるス
    ライド部と垂直方向に展開するストッパ部とを備え、 前記支持部材は、前記抜止部材における前記スライド部
    の上面に臨む上方側の支持部材と、前記抜止部材におけ
    る前記スライド部の下面に臨む下方側の支持部材とを備
    え、 前記抜止位置ロック手段は、前記抜止部材における前記
    スライド部の下面に設けた凸部と、前記下方側の支持部
    材に設けた凹部とから構成され、 前記退避位置ロック手段は、前記抜止部材における前記
    スライド部の上面に設けた凸部と、前記上方側の支持部
    材に設けた凹部とから構成され、 前記抜止部材を水平移動させて抜止位置とした際、前記
    抜止位置ロック手段を構成する凸部と凹部とを互いに係
    合させるとともに、前記退避位置ロック手段を構成する
    凸部を前記上方側の支持部材と当接させ、前記抜止部材
    を下動させることによって、前記ストッパ部を前記回路
    ユニットの挿通域に占位させ、 前記抜止部材を水平移動させて退避位置とした際、前記
    退避位置ロック手段を構成する凸部と凹部とを互いに係
    合させるとともに、前記抜止位置ロック手段を構成する
    凸部を前記下方側の支持部材と当接させ、前記抜止部材
    を上動させることによって、前記ストッパ部を前記回路
    ユニットの挿通域から退避させることを特徴とする請求
    項1記載の電子機器の回路ユニット抜止め構造。
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