JP2000353883A - 電子装置及びその保守方法 - Google Patents

電子装置及びその保守方法

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JP2000353883A
JP2000353883A JP11165839A JP16583999A JP2000353883A JP 2000353883 A JP2000353883 A JP 2000353883A JP 11165839 A JP11165839 A JP 11165839A JP 16583999 A JP16583999 A JP 16583999A JP 2000353883 A JP2000353883 A JP 2000353883A
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JP
Japan
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mounting frame
unit mounting
slide rail
housing
unit
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JP11165839A
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English (en)
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Atsushi Matsushita
敦 松下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の収容効率の向上と、保守作業の
容易化を図った電子装置を得る。 【解決手段】 スライドレール21を筐体3の奥行方向
に向けて水平に取り付け、電子機器が取り付けられたユ
ニット1を搭載したユニット搭載枠2をスライドレール
21の可動側23に係止具で係止してスライドレール2
1に案内されて進退するようにし、ユニット搭載枠2を
スライドレール21の可動側23に軸支し、係止部の係
止を解除した状態でユニット搭載枠2を回動可能とし、
ユニット搭載枠2に固着したストッパ34をスライドレ
ール21に当接させて所定の範囲で回動させることによ
り、ユニット1の裏面側を露呈させて筐体3の前面から
保守できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体内に電子機
器を収納した電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の電子装置の例を示す。
電子回路を構成する電子機器が所定単位ごとに取り付け
られたユニット1は、ユニット搭載枠2に搭載されて筐
体3内に収納されている。また、ユニット1は外部装置
とケーブル4によって接続されている。この筐体3は、
通常図11に符号3aで示すとおり、壁11に近接して
床10に設置されており、保守時にキャスタ9を転動さ
せて符号3で示す位置まで移動させ、筐体3の背面と壁
11との間に保守員12のための作業空間を確保して、
筐体3の背後から保守をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、筐体3を
移動して背面から保守をする形式では、筐体3を設置す
るのに必要な床面積は、筐体3の底面積よりも大きく確
保しなければならず、電子機器の収容効率を向上させる
ことができない、という問題があった。また、筐体3に
は外部装置との接続のために多数のケーブル4が引き込
まれており、このケーブル4を接続したまま筐体3を移
動すると、ケーブル4は、符号4aで示す位置から移動
することとなる。この移動自体容易ではないことに加え
て、ケーブル4を破損する虞も生ずる。このため、保守
作業は容易ではない、という問題もあった。
【0004】また、特開平8−88911号公報には、
箱体に引出機構を装着して内部の機器を箱体外に引き出
すようにしたものが開示されている。しかし、このもの
にあっても単に箱体の前面側へ機器を引き出すのみであ
り、前面から機器の背面側を保守するためには箱体の前
方には十分な作業空間を必要とした。このため、箱体を
設置するのに必要とされる床面積は、箱体の底面積より
も大きく確保しなければならず、機器の収容効率の向上
が十分図れない、という問題があった。
【0005】更に、実開平2−79108号公報には、
閉鎖箱にガイドレールを設けた引出ユニットを装着し、
この引出ユニットを介して機器を出し入れ自在に収納す
ると共に、ガイドレールに楕円穴を形成し、この楕円穴
を貫通したピンを、ガイドレールを転動する車の軸に固
定しておいて、機器を引き出した後、更にピンを支点と
して下方へ90度回転させるようにしたものが、開示さ
れている。しかし、機器を90度回転させるには、機器
を完全に引き出した後でなければならない。従って、引
出し途中では機器を安定的に保持できない。このため、
軽微な保守であっても機器を完全に引き出して行わなけ
ればならず面倒である、という問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、機器の収容効率の向上と、保守作
業の容易化を図った電子装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の電
子装置は、電子回路を構成する電子機器が所定単位ごと
に取り付けられたユニットをユニット搭載枠に搭載して
筐体内に収納した電子装置において、一段式又は多段式
のスライドレールを筐体の奥行方向に向けて水平に取り
付け、ユニット搭載枠をスライドレールの可動側に直接
又は付属部材を介して係止具で係止してスライドレール
に案内されて進退するようにし、ユニット搭載枠をスラ
イドレールの可動側に直接又は付属部材を介して軸支
し、係止部の係止を解除した状態でユニット搭載枠を回
動可能とし、ユニット搭載枠に固着したストッパをスラ
イドレールに当接させて回動を所定の範囲に制限するよ
うにしたものである。
【0008】この発明に係る第2の電子装置は、第1の
電子装置において、係止具を、ユニット搭載枠の前部側
部に固着されて水平方向に突出し、スライドレールに上
側から直接又は上記スライドレールに固着された付属部
材の上側から奥行方向へ所定の長さに亙って当接してユ
ニット搭載枠を水平に保持する当接具と、この当接具に
よってユニット搭載枠を水平に保持した状態でスライド
レールに直接又は付属部材に螺着してユニット搭載枠と
スライドレールとを緊締するねじとからなるものとし、
軸を、係止具よりも後方でユニット搭載枠及びスライド
レールのうち、いずれか一方の側に植設されて、他方の
側には奥行方向へ水平方向に形成されて少なくとも当接
具が当接する上記所定の長さの有効長を有する長穴に遊
挿され、ねじによる緊締を解いてユニット搭載枠をスラ
イドレールに対して長穴の有効長相当分引き出すことに
より当接具による当接が外れてユニット搭載枠の回動を
可能とするピンとし、ストッパを、当接具よりも上位で
ユニット搭載枠の側部に固着されて水平方向に突出し、
当接具による当接を外してユニット搭載枠を回動させる
ことによりスライドレールの上面に直接又は付属部材の
上面に当接して回動を所定の範囲に制限するようにした
ものである。
【0009】この発明に係る第3の電子装置は、第2の
電子装置において、ピンを、水平方向に形成された水平
長穴と上下方向に形成された上端開口の上下長穴とが連
通した長穴に遊挿され、水平長穴に遊挿されてユニット
搭載枠の回動を可能とし、開口から抜け出してユニット
搭載枠とスライドレールとの係合を解くようにしたもの
である。
【0010】この発明に係る第4の電子装置は、第2の
電子装置において、ストッパを、ユニット搭載枠の側部
に多段的に複数箇所突設され、ユニット搭載枠の引出し
量に対応して選択されてスライドレールの上面に直接又
はスライドレールに固着された付属部材の上面に当接し
てユニット搭載枠の回動範囲を多段的に制限するように
したものである。
【0011】この発明に係る電子装置の保守方法は、係
止具によってスライドレールに係止されたユニット搭載
枠をスライドレールに案内されて筐体内から引き出す引
出工程と、この引き出されたユニット搭載枠とスライド
レールとの係止を解く解除工程と、係止を解かれたユニ
ット搭載枠をストッパによって制止されるまで回動させ
てユニットのうち筐体の裏面側に近接する部分を上向か
せて保守を可能とする回動工程とからなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態1
では、多段式のスライドレールを使用し、かつ、ストッ
パをユニット搭載枠の両側に一対突設したものである。
図1から図7は、この発明の実施の形態1を示す。図に
おいて、1は電子回路を構成する電子機器が所定単位ご
とに取り付けられたユニット、2はこのユニット1が搭
載されたユニット搭載枠、3はユニット搭載枠2が収納
された筐体、4は各ユニット1相互間又は各ユニット1
と外部機器とを接続するケーブルで、ユニット搭載枠2
の引出し及び回動に伴う繰出し相当分だけ見込んで筐体
3内で一部が湾曲している。5はケーブル4をユニット
1に接続するコネクタ、11は筐体3の背面に立設され
た建物の壁、21は詳細を図3に示したとおり、長手方
向を筐体3の奥行方向に向けて水平に固定された多段式
のスライドレール、22はスライドレール21の一側を
構成して筐体3に固定された外側レールで、ボールが長
手方向に向けて上下に2列配置されている。23は同様
にスライドレール21の他側を構成する外側レールで、
ユニット搭載枠2に係止される。24は上下にそれぞれ
2列のボール転動溝が形成された中子レールで、上記ボ
ール転動溝に外側レール22と外側レール23のボール
をそれぞれ係合させて両外側レール22及び23を相対
移動可能とする。25は外側レール22を筐体3に取り
付けるレール取付具である。
【0013】26は外側レール23に固着された搭載枠
支持具、27は搭載枠支持具26の側壁に固着されたコ
字状のピン支持具で、長手を奥行方向に向けて背面に所
定の有効長を有する長穴29が形成されている。28は
長穴29に遊挿されてユニット搭載枠2の後部側部に植
設された段付のピン、31はユニット搭載枠2の前部側
部に固着されて水平方向に突出して搭載枠支持具26の
上面に奥行方向に向けて上記長穴29の有効長よりも短
い所定の長さに亙って当接してユニット搭載枠2を水平
に保持する当接具、32はこの当接具31によってユニ
ット搭載枠2が水平に保持された状態で当接具31と搭
載枠支持具26とを緊締するねじである。なお、上記当
接具31と上記ねじ32は、ユニット搭載枠2と搭載枠
支持具26を係止する係止具を構成する。34は当接具
31よりも上位でユニット搭載枠2の側部に固着されて
水平方向に突設されたストッパで、当接具31による当
接を外してユニット搭載枠2を下方へ回動させることに
より搭載枠支持具26の上面に当接して回動を所定の範
囲に制限する。
【0014】次に、ユニット1を保守するために、ユニ
ット搭載枠2を引き出し、かつ、回動させる方法を説明
する。 1)まず、通常状態は、図1において符号の末尾に
「a」を付して示す。即ち、ユニット搭載枠2は符号2
aで示すとおり、筐体3内に収納されている。ケーブル
4はユニット搭載枠2aの引出し及び回動に伴う繰出し
相当分だけ見込んで筐体3内で一部が湾曲してコネクタ
5aに接続されている。 2)保守のために、ユニット搭載枠2aを手前へ引く
と、図1及び図2に実線で示したとおり、スライドレー
ル21に案内されて引き出される。更に、ねじ32を外
してユニット搭載枠2と搭載枠支持具26を相対移動可
能な状態にする。ユニット搭載枠2を更に手前へ引くと
長穴29の有効長相当分だけ引き出される。即ち、図1
及び図4から図7に符号の末尾に「b」を付して示すと
おり各構成は移動し、ピン28は符号28bで示すとお
り移動し、当接具31は符号31bで示すとおり移動し
て搭載枠支持具26との当接が外れる。 3)当接具31と搭載枠支持具26との当接が外れたな
らば、ピン28bを軸としてユニット搭載枠2bの前部
を下げて回動させる。この回動によって図1、図5及び
図7に符号の末尾に「c」を付して示したとおり各構成
は回動し、ストッパ34は符号34cで示すとおり搭載
枠支持具26の上面に当接して回動を所定の範囲内に制
限する。回動し終えたならば保守作業が開始される。 4)保守作業を終了してユニット搭載枠2cを筐体3内
に収納するには、逆回動させた後、長穴29の有効長分
だけ押し込んで当接具31を搭載枠支持具26に当接さ
せてねじ32で緊締する。更にユニット搭載枠2を筐体
3内に押し込んで収納する。
【0015】上記実施の形態1によれば、ユニット搭載
枠2の前部を下げて回動させることにより、図1に示し
たとおりユニット1の背面部分が筐体3の前部に現れる
ので、筐体3の前部から保守作業が可能となる。また、
ケーブル4はユニット搭載枠2の引出し及び回動に伴っ
て繰り出されるが、予め繰出し相当分は見込んで筐体3
内に収納されているので、この収納分が繰り出されるに
過ぎない。また、筐体3内に引き込まれるケーブル4全
体が移動するのではなく、引き出されたユニット1に接
続されたケーブルのみが繰り出されるに過ぎない。この
ため、ケーブル4の処理が容易で損傷させることはな
い。
【0016】実施の形態2.この実施の形態2は、図8
に示したとおり、実施の形態1におけるねじ31の替わ
って搭載枠支持具41の手前側先端部に穴を穿設し、こ
の穴に係合する爪44を当接具43に垂設すると共に、
搭載枠支持具41の奥行方向端部に水平方向に形成され
た水平長穴42aと、更に上下方向に形成されて上端開
口の上下長穴42bとを連通させてL字状に欠切された
長穴42を形成し、この長穴42にピン28を遊挿した
ものである。
【0017】即ち、実施の形態1と同様に、まずユニッ
ト搭載枠2を引き出した後、ユニット搭載枠2の前部を
待ち上げる。これによって、図8に符号の末尾に「d」
を付して示したとおり、爪44は符号44dで示したと
おり搭載枠支持具41との係合が外れる。ユニット搭載
枠2を更に手前側へ引くことにより図8に符号の末尾に
「e」を付して示したとおり、ピン28は水平長穴42
aに沿って符号28eで示す位置に移動する。この状態
からユニット搭載枠2eの前部を下げることにより回動
して符号2fで示す状態となり、保守が容易になる。ま
た、符号の末尾に「e」を付して示した状態からユニッ
ト搭載枠2e全体を持ち上げることによりピン28eは
上下長穴42bを経由して搭載枠支持具41から抜け
る。この状態を符号の末尾に「g」を付して示した。コ
ネクタ5を抜脱してケーブル4と切り放すことにより、
ユニット搭載枠2gを筐体3から切り放すことができ
る。
【0018】上記実施の形態2によっても筐体3の前部
から保守作業が可能となると共に、ユニット搭載枠2を
筐体3から切り放すことができるので、ユニット搭載枠
2の撤去及び新設が容易である。
【0019】実施の形態3.上記実施の形態1では、ス
トッパ34はユニット搭載枠2の両側に一対取り付けら
れるものとしたが、この実施の形態3は、図9に示した
とおり、ユニット搭載枠2の両側にストッパを多段的に
突設したものである。即ち、図9(a)はユニット搭載
枠2が筐体3から引き出された状態を示す。ユニット搭
載枠2を回動させるには、ねじ32を外し、同図(b)
に示したとおり長穴52に形成された凹所52aにピン
28を落とし込む。この位置でユニット搭載枠2を回動
させることにより、ストッパ53が搭載枠支持具51と
当接して第1段階の回動をする。更にユニット搭載枠2
を手前側へ引き出すことによりストッパ54と搭載枠支
持具51との当接が外れ、同図(c)に示したとおり、
ストッパ54が当接して第2段階の回動をする。
【0020】上記実施の形態3によっても筐体3の前部
から保守作業が可能となると共に、ユニット搭載枠2を
多段階に回動させることができるので、保守作業に見合
った角度を選択することができる。
【0021】実施の形態4.上記実施の形態1では、ス
ライドレール21は多段式のものを使用したが、この実
施の形態4では一段式のスライドレール61を使用した
ものである。即ち、図10において、一の外側レール6
2は断面がC形をし、背面が筐体3に固着され、他の外
側レール63は外側レール62内に内包されて摺動移動
し、搭載枠支持具26を介してユニット搭載枠2に取り
付けられる。このものにあっても、同様に筐体3の前部
から保守作業が可能となる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上述べたとおり構成され
ているので以下の効果を奏する。この発明に係る第1の
電子装置は、電子回路を構成する電子機器が所定単位ご
とに取り付けられたユニットをユニット搭載枠に搭載し
て筐体内に収納した電子装置において、一段式又は多段
式のスライドレールを筐体の奥行方向に向けて水平に取
り付け、ユニット搭載枠をスライドレールの可動側に直
接又は付属部材を介して係止具で係止してスライドレー
ルに案内されて進退するようにし、ユニット搭載枠をス
ライドレールの可動側に直接又は付属部材を介して軸支
し、係止部の係止を解除した状態でユニット搭載枠を回
動させて、ユニット搭載枠に固着されたストッパを、ス
ライドレールに直接又は付属部材を介して当接させて回
動を所定の範囲に制限するようにしたものである。この
ため、ユニット搭載枠の回動により、ユニットの背面部
分が筐体の前部に現れるので、筐体の前部から保守作業
が可能となり、保守作業が容易化する、という効果を奏
する。また、回動によりユニット搭載枠の引出し量も少
なくて済むので、筐体を設置するのに必要な床面積を減
少させることができ、機器の収容効率の向上を図ること
ができる、という効果も併せて有する。
【0023】この発明に係る第2の電子装置は、第1の
電子装置において、係止具を、ユニット搭載枠の前部側
部に固着されて水平方向に突出し、スライドレールに上
側から直接又は上記スライドレールに固着された付属部
材の上側から奥行方向へ所定の長さに亙って当接してユ
ニット搭載枠を水平に保持する当接具と、この当接具に
よってユニット搭載枠を水平に保持した状態でスライド
レールに直接又は付属部材に螺着してユニット搭載枠と
スライドレールとを緊締するねじとからなるものとし、
軸を、係止具よりも後方でユニット搭載枠及びスライド
レールのうち、いずれか一方の側に植設されて、他方の
側には奥行方向へ水平方向に形成されて少なくとも当接
具が当接する上記所定の長さの有効長を有する長穴に遊
挿され、ねじによる緊締を解いてユニット搭載枠をスラ
イドレールに対して長穴の有効長相当分引き出すことに
より当接具による当接が外れてユニット搭載枠の回動を
可能とするピンとし、ストッパを、当接具よりも上位で
ユニット搭載枠の側部に固着されて水平方向に突出し、
当接具による当接を外してユニット搭載枠を回動させる
ことによりスライドレールの上面に直接又は付属部材の
上面に当接して回動を所定の範囲に制限するようにした
ものである。このものにあっても、上記と同様の効果を
奏すると共に、ストッパはスライドレールに直接又はそ
の付属部材に当接してユニット搭載枠の回動を制限し、
また、係止具の係止もねじを外すことにより随時解除す
ることができるので、ユニット搭載枠の回動は引出し位
置に関係なく行うことができ、多様な保守作業に対応で
きる、という効果を奏する。
【0024】この発明に係る第3の電子装置は、第2の
電子装置において、ピンを、水平方向に形成された水平
長穴と上下方向に形成された上端開口の上下長穴とが連
通した長穴に遊挿され、水平長穴に遊挿されてユニット
搭載枠の回動を可能とし、開口から抜け出してユニット
搭載枠とスライドレールとの係合を解くようにしたもの
である。このため、筐体の前部から保守作業が可能とな
ることに加えて、ユニット搭載枠の撤去及び新設が容易
となる、という効果も奏する。
【0025】この発明に係る第4の電子装置は、第2の
電子装置において、ストッパを、ユニット搭載枠の側部
に多段的に複数箇所突設され、ユニット搭載枠の引出し
量に対応して選択されてスライドレールの上面に直接又
はスライドレールに固着された付属部材の上面に当接し
てユニット搭載枠の回動範囲を多段的に制限するように
したものである。このため、筐体の前部から保守作業が
可能となると共に、ユニット搭載枠の回動角度を保守作
業に合わせて選択することができ、保守作業の多様化に
対応できる、という効果を奏する。
【0026】この発明に係る電子装置の保守方法は、係
止具によってスライドレールに係止されたユニット搭載
枠をスライドレールに案内されて筐体内から引き出す引
出工程と、この引き出されたユニット搭載枠とスライド
レールとの係止を解く解除工程と、係止を解かれたユニ
ット搭載枠をストッパによって制止されるまで回動させ
てユニットのうち筐体の裏面側に近接する部分を上向か
せて保守を可能とする回動工程とからなるものである。
このため、筐体の前部から保守作業が可能となる、とい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電子装置の
側面図。
【図2】 この発明の実施の形態1における電子装置の
横断面図。
【図3】 この発明の実施の形態1における電子装置の
部分正面図。
【図4】 この発明の実施の形態1におけるユニット搭
載枠の後部平面図。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるユニット搭
載枠の後部側面図。
【図6】 この発明の実施の形態1におけるユニット搭
載枠の前部平面図。
【図7】 この発明の実施の形態1におけるユニット搭
載枠の前部側面図。
【図8】 この発明の実施の形態2におけるユニット搭
載枠の側面図。
【図9】 この発明の実施の形態3におけるユニット搭
載枠の側面図。
【図10】 この発明の実施の形態4における電子装置
の部分正面図。
【図11】 従来の電子装置の全体を示す側面図。
【符号の説明】
1 ユニット、 2 ユニット搭載枠、 3 筐体、
4 ケーブル、 5コネクタ、 11 壁、 21 ス
ライドレール、 22 外側レール、 23外側レー
ル、 24 中子レール、 25 レール取付具、 2
6 搭載枠支持具、 27 ピン支持具、 28 ピ
ン、 29 長穴、 31 当接具、32 ねじ、 3
4 ストッパ、 41 搭載枠支持具、 42 長穴、
42a 水平長穴、 42b 上下長穴、 43 当
接具、 44 爪、 51 搭載枠支持具、 52 長
穴、 52a 凹所、 53 ストッパ、 54 スト
ッパ、 61 スライドレール、 62 外側レール、
63 外側レール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路を構成する電子機器が所定単位
    ごとに取り付けられたユニットをユニット搭載枠に搭載
    して筐体内に収納した電子装置において、相対移動可能
    に係合した一対の長尺部材からなる外側レールの長手方
    向を上記筐体の奥行方向に向けて一の上記外側レールが
    上記筐体内に水平に固定された一段式又は多段式のスラ
    イドレールと、上記ユニット搭載枠を他の上記外側レー
    ルに直接又は付属部材を介して係止して上記スライドレ
    ールに案内されて進退させる係止具と、上記ユニット搭
    載枠を他の上記外側レールに直接又は付属部材を介して
    軸支して、上記係止具による係止を解除した状態で上記
    ユニット搭載枠を回動可能とする軸と、上記ユニット搭
    載枠に固着されて共に回動して、他の上記外側レールに
    直接又は付属部材を介して当接して上記回動を所定の範
    囲に制限するストッパとを備えた電子装置。
  2. 【請求項2】 係止具を、ユニット搭載枠の前部側部に
    固着されて水平方向に突出し、スライドレールの上面に
    直接又は上記スライドレールに固着された付属部材の上
    面に奥行方向へ所定の長さに亙って当接して上記ユニッ
    ト搭載枠を水平に保持する当接具と、この当接具によっ
    て上記ユニット搭載枠を水平に保持した状態で上記スラ
    イドレールに直接又は上記付属部材に螺着して上記ユニ
    ット搭載枠と上記スライドレールとを緊締するねじとか
    らなるものとし、軸を、上記係止具よりも後方で上記ユ
    ニット搭載枠及び上記スライドレールのうち、いずれか
    一方の側に植設されて、他方の側に奥行方向へ水平に形
    成された少なくとも上記当接具が当接する上記所定の長
    さの有効長を有する長穴に遊挿され、上記ねじによる緊
    締を解いて上記ユニット搭載枠を上記スライドレールに
    対して上記長穴相当分引き出し、上記当接具による上記
    当接を外した状態で上記ユニット搭載枠の回動を可能と
    するピンとし、ストッパを、上記当接具よりも上位で上
    記ユニット搭載枠の側部に固着されて水平方向に突出
    し、上記ユニット搭載枠を回動させることにより上記ス
    ライドレールの上面に直接又は上記付属部材の上面に当
    接して上記回動を所定の範囲に制限するものとした請求
    項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 ピンを、水平方向に形成された水平長穴
    と上下方向に形成された上端開口の上下長穴とが連通し
    た長穴に遊挿され、上記水平長穴に遊挿されてユニット
    搭載枠の回動を可能とし、上記開口から抜け出して上記
    ユニット搭載枠とスライドレールとの係合を解くものと
    した請求項2に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 ストッパを、ユニット搭載枠の側部に多
    段的に複数箇所突設され、上記ユニット搭載枠の引出し
    量に対応して選択されてスライドレールの上面に直接又
    は上記スライドレールに固着された付属部材の上面に当
    接して上記ユニット搭載枠の回動範囲を多段的に制限す
    るものとした請求項2に記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 電子回路を構成する電子機器が所定単位
    ごとに取り付けられたユニットをユニット搭載枠に搭載
    して収納された筐体内に、一対の長尺部材からなる外側
    レールが相対移動可能に係合した一段式又は多段式のス
    ライドレールを、長手方向を上記筐体の奥行方向に向け
    て一の上記外側レールを上記筐体内に水平に固定し、他
    の上記外側レールを係止具によって上記ユニット搭載枠
    に直接又は付属部材を介して係止して上記ユニット搭載
    枠を上記スライドレールに案内されて進退するように
    し、上記ユニット搭載枠を他の上記外側レールに直接又
    は付属部材を介して軸支して、上記係止具による係止を
    解除した状態で上記ユニット搭載枠を回動可能とし、上
    記ユニット搭載枠に固着されて共に回動するストッパ
    を、他の上記外側レールに直接又は付属部材を介して当
    接させて回動範囲を制限するようにした電子装置の保守
    方法において、上記係止具によって上記スライドレール
    に係止された上記ユニット搭載枠を上記スライドレール
    に案内されて引き出す引出工程と、この引き出された上
    記ユニット搭載枠と上記スライドレールとの係止を解く
    解除工程と、係止を解かれた上記ユニット搭載枠を回動
    させて上記ストッパを上記外側レールに当接させ、上記
    ユニットのうち上記筐体の裏面側に近接する部分を露呈
    させて上記筐体の前面から保守を可能とする回動工程と
    からなる電子装置の保守方法。
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