JP2003133269A - 化学機械研磨装置 - Google Patents

化学機械研磨装置

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JP2003133269A
JP2003133269A JP2001330025A JP2001330025A JP2003133269A JP 2003133269 A JP2003133269 A JP 2003133269A JP 2001330025 A JP2001330025 A JP 2001330025A JP 2001330025 A JP2001330025 A JP 2001330025A JP 2003133269 A JP2003133269 A JP 2003133269A
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abrasive
chemical mechanical
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Satoko Onodera
野 寺 聡 子 小
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Applied Materials Inc
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化学機械研磨装置での研磨剤供給アームの位置
決めを容易にする。 【解決手段】キャリアヘッド31に保持されたウェーハ
を押し付けて研磨するプラテン61と、プラテン61を
支持するベース10と、プラテン61上の所望の位置に
研磨剤を供給するべくベース10に対して揺動自在に支
持された研磨剤供給アーム80とを備え、研磨剤供給ア
ーム80(供給口83a)をプラテン61上の所望の位
置に位置決めするための位置決め手段90(目印91及
び指標92)を設けた。これにより、研磨剤はプラテン
61上の所望の位置に供給され、研磨特性、研磨速度の
バラツキが抑えられ、再現性の良い研磨処理が行なわれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体としての
半導体基板等を化学的及び機械的研磨(CMP)により
平坦化する化学機械研磨装置に関し、特に、研磨パッド
を有する回転基盤上に研磨剤を供給する研磨剤供給アー
ムを備えた化学機械研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の積層処理が施された被処理体とし
ての半導体基板(以下、単にウェーハと称す)の表面を
平坦化する装置として、化学機械研磨装置(CMP装
置)が知られている。この装置は、図6に示すように、
キャリアヘッド1でウェーハWを保持し、ベース2上に
回転可能に支持されたプラテン(回転基盤)3上の研磨
パッド3aにウェーハWを押し付け、キャリアヘッド1
及びプラテン3を回転させながら、研磨剤供給アーム4
の先端に設けられた供給ノズル4aから研磨剤(スラリ
ー)を供給し、ウェーハの表面を化学的かつ機械的に研
磨するものである。
【0003】ところで、研磨剤供給アーム4は、ベース
2上に形成された円筒状の支持部2aに対して揺動自在
(回動自在)に嵌合されており、研磨剤供給アーム4の
角度位置を何処に設定するか、すなわち、研磨剤を研磨
パッド3a上の何処に供給するかによって、研磨速度、
研磨特性等が影響される。特に、研磨剤の種類、あるい
は、研磨パッド3aの種類によって、研磨剤を供給する
のに最適な位置が選定される。例えば、研磨剤供給アー
ム4は、研磨剤Aの場合には実線で示すA位置、研磨剤
Bの場合には二点鎖線で示すB位置、研磨剤Cの場合に
は二点鎖線で示すC位置等の如くである。
【0004】一方、洗浄あるいは研磨パッド3aの交換
等のために、装置を定期的にメインテナンスする必要が
ある。この場合、オペレータは、研磨剤供給アーム4
を、図6に示すように、プラテン3(研磨パッド3a)
上から待避位置(二点鎖線で示すH位置)まで一旦移動
させ、研磨パッド3aの交換あるいは洗浄等を行なった
後に、再び研磨剤供給アーム4を所定の位置(例えばA
位置)に戻すという作業を、手作業により行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研磨剤
供給アーム4の角度調整は、オペレータの目分量による
手作業に依存するため、所定の角度位置に確実に合わせ
るには、かなりの熟練を要し、一方、オペレータが異な
ると、各々の個人差により、合わせる角度位置にバラツ
キを生じる場合がある。
【0006】このように、研磨剤供給アーム4をセット
する角度位置のバラツキは、研磨特性、研磨速度等に変
化をもたらし、再現性の良い安定した研磨処理あるいは
均一な研磨処理を行なうのが困難になり、生産性の低下
等を招くことになる。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、研磨剤
供給アームの角度調整を簡単にかつ高精度に行なうこと
ができ、研磨速度、研磨特性等のバラツキを抑えて、安
定した研磨処理を実現できる化学機械研磨装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の化学機械研磨装
置は、キャリアヘッドに保持された被処理体を押し付け
て研磨する回転基盤と、回転基盤を支持するベースと、
回転基盤上の所望の位置に研磨剤を供給するべくベース
に対して揺動自在に支持されて先端領域に供給口を有す
る研磨剤供給アームとを備えた化学機械研磨装置であっ
て、上記供給口を回転基盤上の所望の位置に位置決めす
るべく、上記研磨剤供給アームの角度位置を位置決めす
る位置決め手段を設けた、ことを特徴としている。この
構成によれば、例えば、研磨剤供給アームを回転基盤上
から待避させて再び回転基盤上の所望の位置にセットす
る場合、位置決め手段により、研磨剤供給アームは所望
の角度位置に高精度に位置決めされる。これにより、研
磨剤は回転基盤上の所望の位置に供給されることにな
り、研磨特性、研磨速度のバラツキが抑えられて、再現
性の良い研磨処理が安定して行なわれる。
【0009】上記構成において、ベースは、研磨剤供給
アームの揺動軸部の近傍において外輪郭を画定する外壁
部を有し、位置決め手段は、研磨剤供給アームの上面で
かつ揺動軸部の軸心周りに形成された指標と、外壁部の
上面に形成されて指標と対向し得る目印と、を有する構
成を採用できる。この構成によれば、研磨剤供給アーム
を位置決めする際に、揺動軸部の上面に形成された指標
を、外壁部の上面に形成された目印に合わせるようにし
て、研磨剤供給アームを回転させつつ位置決めを行なう
ことができる。また、位置決め手段を簡単な構造にて提
供できる。
【0010】また、上記構成において、研磨剤供給アー
ムは、ベースに固定された支持部に揺動自在に支持さ
れ、支持部は、揺動軸部の外壁に隣接して形成された隣
接壁部を有し、位置決め手段は、研磨剤供給アームの上
面でかつ揺動軸部の軸心周りに形成された指標と、隣接
壁部の上面に形成されて指標と対向し得る目印と、を有
する構成を採用できる。この構成によれば、研磨剤供給
アームを位置決めする際に、揺動軸部の上面に形成され
た指標を、隣接壁部の上面に形成された目印に合わせる
ようにして、研磨剤供給アームを回転させつつ位置決め
を行なうことができる。このとき、指標と目印が隣接し
ているため、目視による両者の位置合わせを、容易にか
つ高精度に行なうことができる。また、位置決め手段を
簡単な構造にて提供できる。
【0011】上記構成において、研磨剤供給アームに対
して締結自在に形成された指標板を有し、この指標板に
は指標が形成されている、構成を採用できる。この構成
によれば、指標板の取り付け角度を調整することによ
り、指標と研磨剤供給アームとの相対的な位置関係を変
更することができる。したがって、研磨剤供給アームを
セットする角度位置が変更になる場合に、指標板の角度
位置を適宜変更して再度締めなおすことにより、容易に
対応することができる。
【0012】上記構成において、指標は、研磨剤又は研
磨パッドの種類に応じた複数の指標を含む、構成を採用
できる。この構成によれば、研磨剤又は研磨パッドの種
類に対応させた複数の指標を含むため、所定の研磨剤又
は研磨パッドに応じた指標を目印に合わせることで、研
磨剤供給アームを、各々の研磨剤又は研磨パッドに対応
した角度位置に、容易に位置決めすることができる。
【0013】上記構成において、位置決め手段は、研磨
剤供給アームを所定の角度位置にて位置決めすると共に
ロックする位置決めロック機構を含む、構成を採用でき
る。この構成によれば、研磨剤供給アームを一旦位置決
めすると、位置決めロック機構が作用してその位置に研
磨剤供給アームを保持する。それ故に、経時変化あるい
は外力等により、研磨剤供給アームが所定の位置から容
易にずれるのを防止できる。
【0014】上記構成において、ベース上には回転基盤
が複数配置され、研磨剤供給アームは複数の回転基盤の
それぞれに対応して複数配置され、位置決め手段は、複
数の研磨剤供給アームのそれぞれに対応して設けられて
いる、構成を採用できる。この構成によれば、複数の回
転基盤及び研磨剤供給アームに対応して位置決め手段が
設けられているため、各々の研磨剤供給アームを、対応
する回転基盤に応じて、それぞれの最適な角度位置に位
置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1及び図2は、
本発明に係る化学機械研磨装置の一実施形態を示すもの
であり、図1は全体の構成を示す概略平面図、図2は研
磨剤供給アームの領域を示す平面図及び側面図である。
【0016】この装置は、図1に示すように、ベース1
0、ベース10の上方において回転軸20により回動自
在に支持されたカラセル30、ベース10に隣接して配
置され被処理体としてのウェーハWを収容するカセット
を搬送する搬送機構40等を備えている。
【0017】カラセル30は、4つのキャリアヘッド3
1を担持している。キャリアヘッド31は、それぞれ駆
動モータ(不図示)により回転させられると共に、ウェ
ーハWを吸着するための吸着機構、吸着したウェーハW
をプラテン61上の研磨パッド61aに押し付ける押圧
機構等を備えている。また、カラセル30には、駆動機
構31aが設けられている。駆動機構31aは、キャリ
アヘッド31を、プラテン61の上面と平行な方向にお
いて回転軸20に近づく向きに及び遠ざかる向きに移動
させ、又、プラテン61の上面に垂直な上下方向におい
て昇降させる。
【0018】ベース10上には、図1に示すように、ウ
ェーハWの着脱を行なうための一つの着脱ステーション
50と、三つの研磨ステーション60、四つの洗浄ステ
ーション70等を備えている。3つの研磨ステーション
60は、それぞれ、研磨パッド61aを上面に有する回
転基盤としてのプラテン61と、パッドコンディショナ
62と、プラテン61(研磨パッド61a)上に研磨剤
(スラリー)を供給する研磨剤供給アーム80等を備え
ている。
【0019】ここで、プラテン61は、それぞれの駆動
モータ(不図示)により、約30rpm〜200rpm
の回転速度で回転駆動される。パッドコンディショナ6
2は、それぞれ調整ヘッドを有し、研磨パッド61aに
押し付けられたウェーハWを効率良く研磨するように、
研磨パッド61aを最適な状態に維持する。
【0020】ベース10には、図1及び図2に示すよう
に、上方に向けて突出し外輪郭を画定する略矩形の外壁
部11が一体的に形成されており、外壁部11には、上
方から蓋体(不図示)が取り付けられるようになってい
る。また、ベース10の上面には、図2に示すように、
プラテン31の外側領域でかつ外壁部11の近傍におい
て、研磨剤供給アーム80を揺動自在(回動自在)に支
持する円筒状の支持部12が形成されている。
【0021】研磨剤供給アーム80は、図1及び図2に
示すように、支持部12に嵌合されて、プラテン61の
上面(研磨パッド61a)と平行な面を所定の角度範囲
に亘って角度調整が行なえるようになっている。すなわ
ち、研磨剤供給アーム80は、支持部12の嵌合部12
aに揺動自在に嵌合される下側アーム81、上方から下
側アーム81に嵌め込まれる上側アーム82、下側アー
ム81と上側アーム82とにより画定される内部空間を
通り先端領域から下向きに突出して供給口83aをプラ
テン61上に対向させる複数の供給パイプ(ノズル)8
3等により構成されている。尚、複数の供給パイプ83
は、研磨剤(スラリー)の他に、洗浄水、リンス等も供
給するものである。
【0022】図1及び図2に示すように、研磨剤供給ア
ーム80の揺動軸部80aの領域及び外壁部11には、
それぞれの研磨剤供給アーム80の角度位置を位置決め
する三つの位置決め手段90が設けられている。位置決
め手段90は、揺動軸部80aの近傍に位置する外壁部
11の上面11aに形成された目印91と、揺動軸部8
0aの軸心RC周りに円弧状に所定の角度間隔で配列し
て形成された複数の指標92と、により構成されてい
る。すなわち、複数の指標92の一つを目印91と対向
する位置に合わせることにより、研磨剤供給アーム80
が所定の角度位置に位置決めされ、先端領域にある供給
口83aがプラテン61(研磨パッド61a)上の所望
の位置に位置決めされることになる。
【0023】目印91は、外壁部11の上面11aに刻
印あるいはマーキング等により施されている。指標92
は、分度器の目盛りのような形態に形成されており、こ
れも同様に、上側アーム82の上面82aに刻印あるい
はマーキング等により施されている。したがって、既存
の装置に対して、目印91及び指標92を設ける場合
も、単に刻印あるいはマーキング等の追加工を施すだけ
で、容易に位置決め手段90を設けることができる。
【0024】また、上記複数の指標92は、研磨剤又は
研磨パッド61aの種類に応じて研磨剤供給アーム80
を位置決めする角度位置が異なる場合に、それぞれの指
標92は、異なる研磨剤又は研磨パッド61aごとに対
応させて設定される。これにより、目印91と位置合わ
せする指標92を適宜選択するだけで、研磨剤供給アー
ム80を位置決めする際の角度位置を容易に変更するこ
とができる。
【0025】尚、この実施形態においては、図2に示す
ように、目印91を設ける外壁部11の上面11aと指
標92を設ける上側アーム82の上面82aとは略同一
の高さとして示したが、これに限定されるものではな
く、位置合わせが行なえる限りにおいて、外壁部11の
上面11aが上側アーム82の上面82aよりも高くて
もあるいは低くてもよい。
【0026】図3は、本発明に係る装置の他の実施形態
を示すものであり、図3(a),(b)は位置決め手段
90を示す平面図及び側面図である。この装置において
は、図3に示すように、ベース10上に設けられた外径
の大きい支持部12の上面に対して一体的に隣接壁部1
2bが形成されている。
【0027】隣接壁部12bは、図3に示すように、研
磨剤供給アーム80の揺動軸部80aの外壁80a´に
隣接するように、略半円弧状に湾曲して形成されてい
る。そして、隣接壁部12bの上面12b´には、目印
91が刻印あるいはマーキングにより設けられている。
一方、研磨剤供給アーム80の軸心RC周りには、円弧
状に所定の角度間隔で配列して形成された複数の指標9
2が刻印あるいはマーキングにより設けられている。上
記隣接壁部12bに形成された目印91及び研磨剤供給
アーム80に形成された指標92により、位置決め手段
90が形成されている。
【0028】この位置決め手段90においては、隣接壁
部12bが揺動軸部80aの外壁80a´と隣接(密
接)しているため、前述の実施形態に比べて、目印91
と指標92との間隔が狭くなる。したがって、オペレー
タが目測にて、両者を対向するように位置合わせする際
に、より高精度に位置合わせを行なうことができ、結果
的に、研磨剤供給アーム80を所望の角度位置に高精度
に位置決めすることができる。
【0029】尚、隣接壁部12bは、支持部12に対し
て初めから一体的に成形されてもよく、別個に形成され
たものを、支持部12に対して後付けにより固定しても
よい。後付けとすれば、既存の装置に対しても、この実
施形態に係る位置決め手段90を容易に設けることがで
きる。
【0030】図4は、本発明に係る装置の他の実施形態
を示すものであり、図4(a),(b)は位置決め手段
90を示す平面図及び側面図である。この装置において
は、図4に示すように、研磨剤供給アーム80に対して
円板状の指標板100が固着されている。
【0031】指標板100は、研磨剤供給アーム80の
揺動軸部80aの外径とほぼ同一の外径をもつ円板状に
形成されており、その中央部に形成された貫通孔101
にネジ110が通されて、上側アーム82に締結されて
いる。そして、指標板100の上面100aには、前述
同様の複数の指標92が形成されている。この指標92
も、刻印あるいはマーキングにより形成されている。
尚、指標92は、指標板100を樹脂モールド(射出成
形)により形成し、このモールドの際に一体的に成形し
てもよい。一方、外壁部11の上面11aには、目印9
1が刻印あるいはマーキングにより設けられている。そ
して、上記外壁部11に形成された目印91及び研磨剤
供給アーム80の上面80aに固着された指標板100
に形成された指標92により、位置決め手段90が形成
されている。
【0032】この実施形態においては、指標板100が
研磨剤供給アーム80に対してネジ110により締結自
在となっているため、ネジ110を緩めれば、指標板1
00の取り付け角度を変えることができる。すなわち、
ネジ110を緩めて指標板100を所定量だけ(例えば
一つの指標92から隣の指標92までの角度の範囲内
で)回転させて再度ネジ110を締め付けることによ
り、指標92と研磨剤供給アーム80との相対的な位置
関係を変更することができる。したがって、新たな研磨
剤に対応して、研磨剤供給アーム80を位置決めするた
めの角度位置を新たに設定する必要が生じた場合には、
指標板100の角度位置を適宜変更して再度締めなおす
ことにより、容易に対応することができる。
【0033】尚、この実施形態においては、図4に示す
ように、目印91を設ける外壁部11の上面11aと指
標92を設ける指標板100の上面100aとは略同一
の高さとして示したが、これに限定されるものではな
く、位置合わせが行なえる限りにおいて、外壁部11の
上面11aが指標板100の上面100aよりも高くて
もあるいは低くてもよい。
【0034】図5は、本発明に係る装置の他の実施形態
を示すものであり、図5(a),(b)は位置決め手段
90を示す平面図及び側面図である。この装置において
は、図5に示すように、研磨剤供給アーム80に対して
円板状の指標板200が固着され、又、外壁部11と指
標板200との間に位置決めロック機構300が設けら
れている。
【0035】指標板200は、研磨剤供給アーム80の
揺動軸部80aの外径よりも大きい外径をもつ円板状に
形成されており、その中央部に形成された貫通孔201
にネジ110が通されて、上側アーム82に締結されて
いる。そして、指標板200の上面200aには、前述
同様の複数の指標92が形成されている。この指標92
も、刻印あるいはマーキングにより形成されている。
尚、指標92は、指標板200を樹脂モールド(射出成
形)により形成し、このモールドの際に一体的に成形し
てもよい。さらに、指標板200の外周面には、それぞ
れの指標92に対応する位置において半円状の凹部21
0が複数設けられている。
【0036】一方、外壁部11の上面11aには、目印
91が刻印あるいはマーキングにより設けられている。
すなわち、上記外壁部11に形成された目印91及び研
磨剤供給アーム80の上面80aに固着された指標板2
00に形成された指標92により、位置決め手段90が
形成されている。
【0037】また、外壁部11の内側側面には、位置決
めロック機構300が設けられている。位置決めロック
機構300は、先端に半円状の凸部310aをもつ片持
ち梁状の板バネ310と、板バネ310の他端部を外壁
部11の内側側面に固着するネジ320とにより形成さ
れている。板バネ310は、その凸部310aを指標板
200の外周面に向けて、所定のばね力により常時付勢
している。
【0038】すなわち、研磨剤供給アーム80が回転さ
せられると、それぞれの指標92に対応するところで、
板バネ310の凸部310aが指標板200の凹部21
0に嵌合して、研磨剤供給アーム80を位置決めすると
共にその位置にロックする。尚、位置決めする角度位置
を変えたい場合は、このロック状態に打ち勝つ力を研磨
剤供給アーム80に及ぼして、所望の指標92の位置に
対応する凹部210が板バネ310の凸部310aに嵌
合するまで回転させることにより、適宜角度位置を選定
して、位置決め及びロックを行なうことができる。
【0039】この実施形態においては、指標板200が
研磨剤供給アーム80に対してネジ110により締結自
在となっているため、ネジ110を緩めれば、指標板2
00の取り付け角度を変えることができる。したがっ
て、前述同様に、新たな研磨剤に対応して、研磨剤供給
アーム80を位置決めするための角度位置を新たに設定
する必要が生じた場合には、指標板200の角度位置を
適宜変更して再度締めなおすことにより、容易に対応す
ることができる。また、位置決めロック機構300を設
けたことにより、支持部12と下側アーム81との嵌合
部分の緩み等の経時変化あるいは外力等により、研磨剤
供給アーム80が位置決めされた所定の角度位置から容
易にずれるのを防止できる。
【0040】ここで、指標板200に設ける凹部210
の角度間隔は、種々の研磨剤及び研磨パッド61aの組
み合わせにおいても、十分対応できる(位置決めでき
る)ような最少角度に設定することが好ましい。
【0041】また、指標92においては、1,2,3,
4,5…等の番号を付して、例えば、研磨剤A及び研磨
パッドAの場合は指標4の角度に合わせ、研磨剤B及び
研磨パッドBの場合は指標3の角度に合わせ、研磨剤C
及び研磨パッドCの場合は指標5の角度に合わせる等の
対応表を予め設定し、この対応表に基づいて研磨剤供給
アーム80の位置決めを行なうようにする。
【0042】尚、この実施形態においては、図5に示す
ように、目印91を設ける外壁部11の上面11aと指
標92を設ける指標板200の上面200aとは略同一
の高さとして示したが、これに限定されるものではな
く、位置合わせが行なえる限りにおいて、外壁部11の
上面11aが指標板200の上面200aよりも高くて
もあるいは低くてもよい。
【0043】上記実施形態においては、位置決め手段9
0として、ベース10(外壁部11)に目印91を設
け、研磨剤供給アーム80に指標92を設ける構成を示
したが、これに限定されるものではなく、ベース10
(外壁部11)に指標92を設け、研磨剤供給アーム8
0に目印91を設ける構成を採用してもよく、この構成
は当然に本発明の範疇に含まれるものである。例えば、
図3に示す実施形態において、隣接壁部12bの上面1
2b´に複数の指標92を設け、研磨剤供給アーム80
の揺動軸部80aの上面に一つの目印91を設ける構成
を採用してもよい。尚、指標92として複数の指標を採
用したが、研磨剤供給アーム80を位置決めする角度位
置がプラテン61に対して一箇所の場合は、一つの指標
92を設けるだけでよい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の化学機械研
磨装置によれば、回転基盤上の所望の位置に研磨剤を供
給するべくベースに対して揺動自在に支持された研磨剤
供給アーム(供給口)を、回転基盤上の所望の位置に位
置決めするための位置決め手段を設けたことにより、研
磨剤供給アームはバラツキなく所望の角度位置に位置決
めされる。これにより、研磨特性、研磨速度のバラツキ
が抑えられて、再現性の良い研磨処理を安定して行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化学機械研磨装置の概略構成を示
す平面図である。
【図2】位置決め手段が設けられた研磨剤供給アームの
近傍を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面
図である。
【図3】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】位置決め手段の他の実施形態を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】研磨剤供給アームとプラテン(回転基盤)との
位置関係を説明する平面図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 外壁部 11a 外壁部の上面 12 支持部 12a 嵌合部 12b 隣接壁部 12b´ 隣接壁部の上面 31 キャリアヘッド 60 研磨ステーション 61 プラテン(回転基盤) 61a 研磨パッド 80 研磨剤供給アーム 80a 揺動軸部 80a´ 外壁 RC 軸心 81 下側アーム 82 上側アーム 82a 上面 83 供給パイプ 83a 供給口 90 位置決め手段 91 目印 92 指標 100 指標板 100a 上面 101 貫通孔 110 ネジ 200 指標板 200a 上面 201 貫通孔 210 凹部 300 位置決めロック機構 310 板バネ 310a 凸部 320 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 野 寺 聡 子 千葉県成田市新泉14−3 野毛平工業団地 内 アプライドマテリアルズジャパン株式 会社内 Fターム(参考) 3C047 FF08 GG04 GG20 3C058 AA07 AA13 CB04 DA17 DB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアヘッドに保持された被処理体を
    押し付けて研磨する回転基盤と、前記回転基盤を支持す
    るベースと、前記回転基盤上の所望の位置に研磨剤を供
    給するべく前記ベースに対して揺動自在に支持されて先
    端領域に供給口を有する研磨剤供給アームと、を備えた
    化学機械研磨装置であって、 前記供給口を前記回転基盤上の所望の位置に位置決めす
    るべく、前記研磨剤供給アームの角度位置を位置決めす
    る位置決め手段を設けた、ことを特徴とする化学機械研
    磨装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースは、前記研磨剤供給アームの
    揺動軸部の近傍において外輪郭を画定する外壁部を有
    し、 前記位置決め手段は、前記研磨剤供給アームの上面でか
    つ前記揺動軸部の軸心周りに形成された指標と、前記外
    壁部の上面に形成されて前記指標と対向し得る目印と、
    を有する、ことを特徴とする請求項1記載の化学機械研
    磨装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨剤供給アームは、前記ベースに
    固定された支持部に揺動自在に支持され、 前記支持部は、前記揺動軸部の外壁に隣接して形成され
    た隣接壁部を有し、 前記位置決め手段は、前記研磨剤供給アームの上面でか
    つ前記揺動軸部の軸心周りに形成された指標と、前記隣
    接壁部の上面に形成されて前記指標と対向し得る目印
    と、を有する、ことを特徴とする請求項1記載の化学機
    械研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記研磨剤供給アームに対して締結自在
    に形成された指標板を有し、 前記指標板には、前記指標が形成されている、ことを特
    徴とする請求項2又は3に記載の化学機械研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記指標は、研磨剤又は研磨パッドの種
    類に応じた複数の指標を含む、ことを特徴とする請求項
    1ないし4いずれかに記載の化学機械研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は、前記研磨剤供給ア
    ームを所定の角度位置にて位置決めすると共にロックす
    る位置決めロック機構を含む、ことを特徴とする請求項
    1ないし5いずれかに記載の化学機械研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記ベース上には、前記回転基盤が複数
    配置され、 前記研磨剤供給アームは、前記回転基盤のそれぞれに対
    応して複数配置され、 前記位置決め手段は、前記複数の研磨剤供給アームのそ
    れぞれに対応して設けられている、ことを特徴とする請
    求項1ないし6いずれかに記載の化学機械研磨装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110281155A (zh) * 2019-08-01 2019-09-27 西安奕斯伟硅片技术有限公司 一种校准工具
WO2022259833A1 (ja) * 2021-06-11 2022-12-15 株式会社荏原製作所 研磨装置

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