JP2003132281A - 商品レンタル装置、商品レンタルシステム、及び商品レンタル方法 - Google Patents

商品レンタル装置、商品レンタルシステム、及び商品レンタル方法

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JP2003132281A
JP2003132281A JP2002227709A JP2002227709A JP2003132281A JP 2003132281 A JP2003132281 A JP 2003132281A JP 2002227709 A JP2002227709 A JP 2002227709A JP 2002227709 A JP2002227709 A JP 2002227709A JP 2003132281 A JP2003132281 A JP 2003132281A
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Ryozo Kiji
良三 木地
Kimio Fujinawa
公雄 藤縄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理が容易で利便性の高い、商品レンタル装
置等を提供する。 【解決手段】 商品レンタル装置300は、入力部30
2と、収納部310と、返却部320とを備える。入力
部302は、所定の商品を選択し、商品の貸出情報を入
力する。収納部310は、データキャリアを有する商品
の収納カラムを有し、ユーザにより入力された商品番号
により選択される商品の識別番号を、該カラムに配置さ
れたアンテナを介して読み取り、1の商品を特定する。
さらに、特定した商品を収納カラムから商品取出部まで
搬送し、ユーザにより抜き取り可能とする。返却部32
0は、返却口から返却される商品のデータキャリアに記
録されている貸出情報を、返却口近傍に配置されたアン
テナを介して読み取り、当該商品を受け付けて、所定の
搬送機構により収納室(ストッカ)に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理が容易で利便
性の高い、商品レンタル装置、商品レンタルシステム等
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VCT(ビデオカセットテープ、
Video Cassette Tape)、CD(Compact Disk)、DV
D(Digital Versatile Disk)等の映像あるいは音楽情
報を記録した記録媒体の自動レンタル機あるいは自動販
売機が普及している。この自動レンタル機等を設置した
店舗(例えば、無人レンタルビデオ店)では、商品の販
売あるいはレンタルのための業務を行う店員が常駐する
必要がない。したがって、人件費を節約し、営業時間を
任意に定めることが可能となり(24時間営業も可
能)、維持管理上のメリットが大きい。
【0003】しかし、利用者からみると、通常の店舗、
例えばビデオレンタル店と比較すると、利用上の制約が
あり、使い勝手が良くない。例えば、自動レンタル機を
使用する際には、同一のチェーン店であっても、自動レ
ンタル機毎に発行される会員カードを使用するので、複
数の自動レンタル機を使用する場合には、それぞれの自
動レンタル機に対応する会員カードを使用して、借出と
返却とを行う必要があり、手続が煩雑である。
【0004】そこで、特開平10−49734号公報で
は、ICカードを利用者(会員)カードとして使用する
自動レンタル装置等が開示されている。この自動レンタ
ル機であれば、1枚のICカードに商品の貸出及び返却
に関する情報が全て記録されるので、異なる自動レンタ
ル機であっても、1枚のICカードで利用可能となる。
【0005】しかし、この場合であっても、レンタル商
品は、保管されている自動レンタル機のみで管理される
ので、利用者は、レンタルした商品を、借出した自動レ
ンタル機に戻さなければならない。例えば、利用者が外
出先の自動レンタル機でレンタルした商品を、自宅近傍
の自動レンタル機に返却することはできない。
【0006】さらに、自動レンタル機の商品の在庫情報
や貸出情報等は、当該自動レンタル機のみに記憶されて
いる。したがって、例えば、商品等を補充する場合に
は、店員がそれぞれの自動レンタル機の設置場所まで出
向いて、個別の在庫情報等を確認しなければならず、効
率が悪い。また、利用者も、特定の自動レンタル機に所
望の商品の在庫がない場合に、他の自動レンタル機の当
該商品の在庫情報を知ることができないので、別の自動
レンタル機の設置場所まで出向いても、所望の商品がレ
ンタルできないこともあり、使い勝手が良くない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みてなされたもので、管理が容易で利便性の高い、商
品レンタル装置及び商品レンタルシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る商品レンタル装置は、商
品を選択し、選択した商品を貸し出すための貸出情報を
入力する入力部と、商品を識別するための識別情報が予
め記録された記録タグを有する商品を収納し、記録タグ
に所定情報の読込/書込を行った後、前記入力部で選択
された商品を払い出す収納部と、返却される商品を受け
付け、当該商品の記録タグに記録されている貸出情報を
読み取り、返却情報を生成する返却部と、前記入力部に
接続され、前記収納部及び前記返却部を制御する制御部
と、を備え、前記制御部は、前記入力部から送られてく
る貸出情報に基づいて、記録タグに記録されている識別
情報を読み取って、前記収納部から払い出す商品を識別
し、当該商品の記録タグに貸出情報を記録し、前記返却
部に商品が受け付けられると、前記返却部から送られて
くる返却情報を当該商品の記録タグに記録する、ことを
特徴とする。
【0009】この構成によれば、商品の記録タグに貸出
情報を記録して商品を貸し出し、商品の返却を受け付け
るときに、その商品の記録タグに記録されている貸出情
報に基づいて返却情報を生成し、この返却情報を当該商
品の記録タグに記録する。これにより、利用者は、どの
商品レンタル装置を利用しても、確実に商品を返却する
ことができる。
【0010】会員カードに所定情報の読込/書込を行う
カード処理部をさらに備え、制御部は、カード処理部に
接続され、収納部から商品を払い出すときに、会員カー
ドに貸出情報を記録し、返却部に商品が受け付けられる
と、返却部から送られてくる返却情報に基づいて、会員
カードの貸出情報を更新するようにしても良い。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る商品レンタル装置は、所定の商品を選択し、
選択した商品を貸し出すための貸出情報を入力する入力
手段と、商品を識別するための識別情報が予め記録され
た記録タグを有する商品を収納するカラムと、記録タグ
と無線通信可能な第1のリーダ/ライタ部とを有し、前
記入力手段により選択された商品を、記録タグに記録さ
れている識別情報により識別して、前記入力手段から送
られてくる当該商品の貸出情報を記録タグに書き込んだ
後、前記カラムから払い出す収納手段と、返却される商
品を受付ける返却口と、該商品を収容するストッカと、
当該商品の記録タグと無線通信可能な第2のリーダ/ラ
イタ部とを有し、当該商品の記録タグに記録されている
貸出情報を読み取り、返却情報を生成する返却手段と、
前記入力手段と前記返却手段とに接続され、前記入力手
段から送られてくる貸出情報を記録し、前記返却手段か
ら送られてくる返却情報に基づいて、記録した貸出情報
を更新する情報管理手段と、を備える、ことを特徴とす
る。
【0012】この構成によれば、商品を貸し出すとき
に、商品の記録タグに貸出情報を記録する。商品の返却
を受け付けるときに、商品の記録タグの貸出情報に基づ
いて返却情報を生成し、この返却情報に基づいて情報管
理手段の貸出情報を更新する。これにより、利用者は、
どの商品レンタル装置を利用しても、確実に商品を返却
することができる。
【0013】第1のリーダ/ライタ部と第2のリーダ/
ライタ部とは、カラムと返却口近傍とにそれぞれ配置さ
れるアンテナを介して、記録タグに記録した情報を読み
取り、所定の情報を記録タグに記録するための電波を発
するようにしても良い。
【0014】商品ごとの在庫情報を記憶する記憶手段
と、第1のリーダ/ライタ部により、カラムに収納され
ている商品のそれぞれの記録タグからの応答電波を検出
し、当該商品の識別番号を読み取って、商品の種類に応
じた在庫数をカラムごとに求めて在庫情報を生成し、当
該在庫情報を記憶手段により記憶する在庫管理手段とを
さらに備えるようにしても良い。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る商品レンタルシステムは、商品の貸出を行う
商品レンタル装置と、ネットワークを介して前記商品レ
ンタル装置に接続される管理サーバとを備え、前記商品
レンタル装置は、所定の商品を選択し、選択した商品を
貸し出すための貸出情報を入力する入力手段と、商品を
識別するための識別情報が予め記録されている記録タグ
を有する商品を収納するカラムと、記録タグと無線通信
可能な第1のリーダ部とを有し、前記入力手段により選
択された商品を、当該商品の記録タグに記録されている
識別情報により識別して、前記入力手段から送られてく
る当該商品の貸出情報を記録タグに書き込んだ後、前記
カラムから払い出す収納手段と、返却される商品を受付
ける返却口と、該商品を収容するストッカと、当該商品
の記録タグと無線通信可能な第2のリーダ部とを有し、
当該商品の貸出情報を読み取り、返却情報を生成する返
却手段と、を備え、前記商品レンタル装置は、前記収納
手段により商品を払い出すときに、当該商品の識別情報
と貸出情報とを前記管理サーバに送信し、前記管理サー
バは、前記商品レンタル装置から送られてくる貸出情報
を識別情報に対応させて記憶し、前記商品レンタル装置
は、前記返却手段が商品を受け付けたときに、当該商品
の識別情報に対応する貸出情報を前記管理サーバに要求
し、当該要求に応答して前記管理サーバから送られてく
る貸出情報に基づいて、前記返却手段により返却情報を
生成し、当該返却情報を前記管理サーバに送信し、前記
管理サーバは、前記商品レンタル装置から送られてくる
返却情報に基づいて貸出情報を更新することを特徴とす
る。
【0016】この構成によれば、商品の貸出情報を管理
サーバに記憶し、返却を受け付けるときに、管理サーバ
から当該商品の識別情報に対応する貸出情報を取得し、
この貸出情報に基づいて返却情報を生成する。これによ
り、利用者は、どの商品レンタル装置を利用しても、確
実に商品を返却することができる。また、貸出情報に基
づいて、複数の商品レンタル装置の商品の貸出あるいは
在庫を一括して管理することが可能である。
【0017】管理サーバは、ネットワークを介して端末
と通信可能であり、管理サーバは、端末から、所定の商
品を表す商品名と商品の貸出情報とを受信すると、予約
番号を生成し、当該予約番号に対応させて貸出情報を記
憶して、予約番号を端末に送信する。商品レンタル装置
は、入力手段により予約番号が入力されると、予約番号
に対応する貸出情報を管理サーバに要求し、当該要求に
応答して管理サーバから送られてくる当該貸出情報に基
づいて、収納手段により該当する商品を選択して払い出
すようにしても良い。
【0018】管理サーバは、商品の広告情報を記憶する
広告データベースをさらに備え、商品レンタル装置は、
広告情報を出力する表示手段をさらに備え、所定のタイ
ミングで特定の商品の広告情報を管理サーバに要求す
る。管理サーバは、当該要求に応答して広告情報を広告
データベースから抽出して、商品レンタル装置に送信
し、商品レンタル装置は、管理サーバから送られてくる
広告情報を受信し、表示手段により出力するようにして
も良い。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る商品レンタル方法は、商品を識別するための
識別情報が予め記録されている記録タグを有する所定の
商品の種類を選択し、選択した種類に対応する商品を貸
し出すための貸出情報を入力する入力ステップと、記録
タグに記録されている識別情報を読み取って、前記入力
ステップで選択された商品の種類に対応する商品を選択
して、選択した商品の記録タグに、前記入力ステップに
て入力された当該商品の貸出情報を記録して、払い出す
貸出ステップと、当該商品の識別情報と貸出情報とを記
憶する貸出情報記憶ステップと、返却される商品を受付
け、当該商品の識別情報を読み取る返却ステップと、前
記返却ステップにて読み取った返却された商品の識別情
報に対応する貸出情報を読み出して、当該貸出情報に基
づいて返却情報を生成する返却情報生成ステップと、前
記返却情報に基づいて、前記貸出情報記憶ステップにて
記憶した貸出情報を更新する更新ステップと、を備え
る、ことを特徴とする。
【0020】この方法によれば、商品の記録タグに貸出
情報を記録して商品を貸し出し、商品の返却を受け付け
るときに、その商品の記録タグに記録されている貸出情
報に基づいて返却情報を生成する。これにより、利用者
は、どの商品レンタル装置を利用しても、確実に商品を
返却することができる。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係るプログラムは、コンピュータを、商品を識別
するための識別情報が予め記録されている記録タグを有
する商品の種類と数とを、当該識別情報に基づいて検出
する手段、ユーザにより入力される貸出情報に基づい
て、記録タグに記録されている識別情報を読み取り、貸
出情報に対応する種類の1の商品を選択し、当該商品の
記録タグに貸出情報を記録する手段、会員カードに貸出
情報を記録する手段、返却される商品を受け付け、当該
商品の記録タグに記録した貸出情報を読み取って、当該
貸出情報に基づいて返却情報を生成する手段、返却情報
に基づいて会員カードの貸出情報を更新し、前記受け付
けられた商品の記録タグに返却情報を記録する手段、と
して機能させる、ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる商品
レンタルシステム等について、以下図面を参照して説明
する。
【0023】図1に、本発明の実施の形態に係る商品レ
ンタルシステムの構成図を示す。
【0024】商品レンタルシステム1は、例えば、コン
ビニエンスストア、駅構内、病院内に配置される商品レ
ンタル装置100と、ネットワーク2を介して商品レン
タル装置100に接続される管理サーバ200とから構
成される。このシステムで使用する商品には、それぞれ
の商品を識別して管理するための情報を記録する、記録
タグが付されている。例えば、この記録タグは、バーコ
ードのように読取専用の記録タグあっても良いし、ある
いはICチップまたはIDタグのように無線による情報
の読取と書込とが可能なものであっても良い。この実施
の形態においては、ICチップを使用し、商品名、識別
番号等の商品を識別するための情報が予め記録されてい
る。また、利用者を識別するための会員カードを使用
し、この会員カードは、会員情報、会員ごとの利用履歴
等を記録するためのICチップが付されたICカードで
ある。
【0025】図2は、商品レンタル装置100の概観の
一例を示す正面図である。商品レンタル装置100は、
通信部101、入力部102、制御部103、記憶部1
04、カード読取/書込部105、表示部106、収納
部110、返却部120、カード発行部130、決済部
140とから構成される。
【0026】通信部101は、変調部、復調部、インタ
ーフェース部等を備える。制御部103から送られてく
る会員情報、貸出情報等を変調して、ネットワーク2を
介して、管理サーバ200に送信する。また、通信部1
01は、管理サーバ200から送られてくる貸出情報あ
るいは商品の広告情報等を受信し、復調(復号処理、誤
り訂正処理等を含む)して、制御部103に送信する。
【0027】入力部102は、利用者が処理メニューか
ら所望の処理(例えば、貸出処理)を選択して、所定の
指示あるいはデータを入力するための表示機能を備えた
タッチパネルである。入力部102は、利用者の選択に
応答して、選択された処理を要求する信号を制御部10
3に送信する。これに対応して、制御部103から送ら
れてくる、所定の処理を実行するために必要なデータを
入力する実行画面を表示する。この実行画面からの利用
者の操作に応答して、入力された指示あるいはデータを
表す信号を制御部103に送信する。
【0028】制御部103は、CPU(Central Proces
sing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(R
andom Access Memory)等から構成される。制御部10
3は、ROMに、商品レンタル装置として機能させるた
めのプログラムを記憶し、このプログラムを読み出して
実行する。また、制御部103は、所定の発振子を備
え、この発振子に基づく時計機能を有する。
【0029】制御部103は、カード読取/書込部10
5、収納部110、返却部120、カード発行部130
及び決済部140のそれぞれに所定の処理動作を実行さ
せるための制御信号を送信する。
【0030】制御部103は、入力部102から入力さ
れた貸出情報を受信し、カード読取/書込部105によ
り、会員カードにこの貸出情報を記録する。さらに、制
御部103は、管理サーバ200にこの貸出情報を送信
する。ここで、貸出情報は、例えば、商品の識別番号、
商品名、会員番号、貸出期間(貸出日と返却予定日)等
を含む。
【0031】制御部103は、後述する返却処理におい
て、カード読取/書込部105により、会員カードに貸
出処理で記録した識別番号を読み取り、この識別番号に
対応する貸出情報を管理サーバ200に要求する。この
要求に応答して、管理サーバ200から送られてくる貸
出情報と読み取った貸出情報とが一致するか否かを判別
する。
【0032】制御部103は、カード発行部130によ
り会員カードの発行/更新を行い、受け付けた(会員カ
ードに記録した)会員情報を管理サーバ200に送信し
て登録する。ここで、会員情報は、例えば、会員番号、
パスワード、氏名、生年月日、住所、電話番号等を含
む。
【0033】制御部103は、収納部110に収納され
ている商品のタイトル名とその数(在庫数)を検出し、
在庫管理情報として記憶部104に記憶する。また、在
庫が所定の値よりも少ないと検出した場合には、貸出不
能である旨の警告を収納部110に表示する。さらに、
制御部103は、適宜この在庫管理情報を商品レンタル
装置を識別する装置番号とともに管理サーバ200に送
信する。
【0034】制御部103は、所定のタイミングで、特
定の商品(収納部110で現在収納している商品)の広
告情報を管理サーバ200に要求する。この要求に応答
して、管理サーバ200から送られてくる広告情報を受
信して記憶部104に記憶する。逐次この広告情報を読
み出して、表示部106から出力する。
【0035】記憶部104は、ハードディスクから構成
される記憶装置である。記憶部104は、前述した在庫
管理情報と、商品の広告情報とに加えて、決済情報(例
えば、貸出時の入金情報と返却時の精算情報とを含む)
を記憶する。
【0036】カード読取/書込部105は、会員カード
に記録されているデータを読み取り、さらに所定のデー
タをこの会員カードに記録するためのICリーダ/ライ
タを備える。カード読取/書込部105は、この会員カ
ードに、会員情報、貸出情報、利用履歴情報(利用に応
じた累積ポイント数を含む)を記録し、あるいは記録さ
れているこれらの情報を読み取る。
【0037】表示部106は、LCD(Liquid Crystal
line Display)等を備える表示装置である。表示部10
6は、制御部103から受信する商品の広告情報を出力
する。
【0038】収納部110は、商品レンタル装置100
の正面図である図2に示すように、商品を選択するため
の選択釦117と、この選択釦に対応して配置される、
見本商品を収納する42のポケット118とを備える。
選択釦117は、利用者の操作に応答して、所定の商品
が選択されたことを表す信号を生成し、制御部103
(図1)に送信する。
【0039】図3に収納部110の内部構造を示す。4
2のカラム本体111は、図3に示すように、それぞれ
底板112と組み合わせて使用される。カラム本体11
1は、内部に商品を収納するための区切りを形成するガ
イド113と、この区切りに収納されている商品を受け
台に落下させるためのスロット114とを有する。さら
に、収納されている商品のICチップと通信するための
アンテナ115がその内壁に配置される。このカラム本
体111は、モータにより駆動される可動アーム116
により駆動され、固定フックにより商品レンタル装置1
00の前面パネルに固定される底板112上をスライド
する。
【0040】カラム本体111のスライドにともなっ
て、商品は、スロット114から順次受け台に落下し、
この受け台に接続される図示しない搬送シュートを介し
て、商品取出口151まで移動する。
【0041】収納部110は、さらに、商品見本を収納
するポケット118と、アンテナ115を介して、商品
の記録タグに記録されている情報を読み取るためのリー
ダ119とを有する。
【0042】利用者により、入力部102に表示される
メニューから貸出処理が選択された後、選択釦117が
操作され、所定の貸出情報が入力されると、制御部10
3が、特定のカラム(貸出情報で指定された商品の種類
に該当する商品を収納するカラム)を指定して、このカ
ラムのアンテナ115に質問電波を送る指示(制御信
号)をリーダ119に送信する。リーダ119は、この
制御信号に応答して、指定されたカラム本体111に収
納されている商品に質問電波を送信する。この質問電波
に対応する、それぞれの商品の記録タグからの応答電波
に基づいて、1の商品(図3において、一番右側に位置
する商品)を識別し、その記録タグの識別番号を読み取
る。
【0043】このリーダ119は、所定の時間ごとに、
アンテナ115を介して、商品の記録タグに質問電波を
発し、それぞれの商品の記録タグからの応答電波を受信
する。リーダ119は、この応答電波を復調して制御部
103に送信する。制御部103により、それぞれのカ
ラム本体111に関して、前述した在庫管理情報が取得
される。
【0044】ここで、商品の記録タグは、非接触型であ
り、好ましくは、質問電波から電力を得て動作する受動
型である。
【0045】返却部120は、図2に示すように、透明
樹脂(例えば、アクリル樹脂)製の筐体121と、返却
マガジン(ストッカ)122とから構成される。返却マ
ガジン122は、商品を収容する(例えば、100枚の
記録媒体)区画と、それぞれの区画に対応して、その前
面に商品を挿入するためのスロット(返却口)123と
を具備する。
【0046】筐体121は、返却される商品の記録タグ
と通信するためのアンテナ124と、このアンテナ12
4を介して、商品の記録タグに記録されている情報を読
み取るためのリーダ125とを有する。
【0047】利用者により、入力部102に表示される
メニューから返却処理が選択された後、返却マガジン1
22に商品が返却されると、制御部103がこの入力に
応答して、リーダ125にリード動作を行うことを指示
する制御信号を送信する。リーダ125は、この制御信
号に応答して、返却された商品の記録タグに記録されて
いる識別番号を読み取り、この識別番号を制御部103
に送信する。
【0048】カード発行部130は、図2に示すよう
に、CCD(電荷結合素子、Charge-Coupled Device)
カメラ131と、カード発行口132と、スキャナ13
3とを備える。
【0049】利用者が、CCDカメラ131により正面
静止画像を、スキャナ133により所定の証明書面を取
り込むと、制御部103は、会員情報の入力を要求する
入力画面を入力部102に表示する。利用者の会員情報
の入力に応答して、入力された会員情報とスキャナ13
3で読み取った証明書面に含まれる個人情報とを照合
し、これらの情報が一致するか否かを判別する。一致す
ると判別したときには、制御部103は、利用者(会員
カード)の認証番号としてパスワードを登録するための
入力画面を入力部102に表示する。
【0050】利用者によりパスワードが入力されると、
カード発行部130は、所定の会員情報(会員番号、パ
スワード、氏名、生年月日、住所、有効期限等)を会員
カードのICチップに記録し、会員番号と氏名と有効期
限とを会員カードに刻印あるいは印刷する。この会員カ
ードは、カード発行口132から送出される。
【0051】決済部140は、図2に示すように、商品
レンタル装置100の前面に、紙幣投入口141と、硬
貨投入口142と、釣銭返却口143と、その内部に、
紙幣/硬貨識別部と、紙幣/硬貨収納部とを備える。
【0052】利用者が、入力部102に表示される金額
にしたがって、所定の金額を紙幣投入口141または硬
貨投入口142から投入すると、制御部103は、紙幣
/硬貨識別部により投入された代金を識別して、投入金
額を入力部102に表示する。
【0053】管理サーバ200は、図1に示すように、
通信部201と、制御部202と、レンタルデータベー
ス203と、広告データベース204とから構成され
る。
【0054】通信部201は、変調部、復調部、インタ
ーフェース部等を備える。商品レンタル装置100の制
御部103から送られてくる会員情報、貸出情報、在庫
管理情報等のデータを受信し、これらを復調して制御部
202に送信する。
【0055】また、通信部201は、制御部202か
ら、商品レンタル装置100からの要求に応答して、広
告データベース204から検索した商品の広告情報を含
むデータを受信し、これを変調して、商品レンタル装置
100に送信する。
【0056】制御部202は、CPU(Central Proces
sing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(R
andom Access Memory)等から構成される。
【0057】制御部202は、商品レンタル装置100
から送られてくる会員情報と貸出情報と在庫管理情報と
を、レンタルデータベース203に記憶する。また、制
御部202は、商品レンタル装置100からの要求に応
答して、特定の商品の広告情報を広告データベース20
4から抽出し、商品レンタル装置100に送信する。
【0058】レンタルデータベース203は、図4に示
すようなフォーマットで、商品ごとにその貸出情報を記
憶する。
【0059】広告データベース204は、商品ごとにプ
ロモーション映像等の広告情報を記憶する。
【0060】次に、この商品レンタルシステムを使用し
て商品をレンタルする手順を、このシステムの各構成要
素の動作と合わせて説明する。
【0061】図5は、商品レンタル手順のステップを示
すフローチャートである。利用者は、入力部102に表
示される初期画面(図6)から貸出処理を選択する(ス
テップS101)。次いで、会員カードをカード読取/
書込部105に挿入する(ステップS102)。カード
読取/書込部105は、会員カードの会員情報を読み取
って、この会員情報を制御部103に送信する(ステッ
プS103)。
【0062】利用者は、入力画面に表示される指示に従
って、パスワードを入力する(ステップS104)。制
御部103は、入力されたパスワードと会員情報に含ま
れるパスワードとが一致するか否かを判別する(ステッ
プS105)。これらの2のパスワードが一致する場合
には、制御部103は、貸出処理の次のステップを指示
するメッセージを表示する。
【0063】利用者は、次いで、収納部110のポケッ
ト118の商品見本を参考にして、レンタルする商品を
決定し、対応する選択釦117を操作する(ステップS
106)。制御部103は、この操作に応答して、指定
された商品が収納されているカラム本体111に配置さ
れているアンテナ115を使用して、リーダ119によ
り、払い出し可能な位置(図3では、右端)にあるひと
つの商品を特定し、この商品の識別番号を読み取る(ス
テップS107)。
【0064】制御部103は、貸出情報を入力するため
の貸出情報入力画面(図7)を入力部102に表示す
る。この入力画面には、ステップS103で読み取った
会員情報と、ステップS107で読み取った商品の識別
番号とが表示される。利用者は、この入力画面に、返却
予定日を入力する(ステップS108)と、制御部10
3は、レンタル期間に応じたレンタル料金を求め、入力
画面上に追加して表示する(ステップS109)。
【0065】利用者が、表示された内容を確認の上、図
7の画面下に表示される「OK」ボタンにタッチする
と、制御部103は、カード読取/書込部105によ
り、会員カードに貸出情報を書き込む(ステップS11
0)。
【0066】制御部103は、この貸出情報を管理サー
バ200に送信する。管理サーバ200は、この貸出情
報をレンタルデータベース203に記憶し、貸出フラグ
を1に設定する(ステップS111)。
【0067】利用者が所定の金額を紙幣投入口141ま
たは硬貨投入口142から投入すると、決済部140
は、ステップS106で表示されたレンタル料金に基づ
いて精算処理を行う。制御部103は、決済部140に
所定の金額が投入されたことを検出して、収納部110
に商品を払い出すための制御信号を送信する(ステップ
S112)。また、制御部103は、精算金額と精算時
刻とを含む決済情報を記憶部104に記憶する。
【0068】収納部110は、制御部103からの制御
信号に従って、可動アーム116を駆動し、カラム本体
111をスライドさせて、スロット114から商品を払
い出す(ステップS113)。払い出された商品は、受
け台から搬送シュートを通過して商品取出口151に至
り、利用者により取り出される。
【0069】ステップS105において、制御部103
が2つのパスワードが一致しないと判別した場合には、
パスワードが一致しないので、再入力を促す旨のメッセ
ージを貸出情報入力画面に表示する(ステップS11
4)。その後ステップS104に戻って、利用者は、再
度パスワードを入力する。
【0070】次に、レンタルした商品を商品レンタル装
置に返却するステップについて、図8を参照して説明す
る。まず、利用者は、入力部102に表示される図6の
初期画面から返却処理を選択する(ステップS20
1)。次いで、会員カードをカード読取/書込部105
に挿入する(ステップS202)。カード読取/書込部
105は、会員カードの貸出情報を読み取って、制御部
103に送信する(ステップS203)。
【0071】利用者は、返却部120の返却マガジン1
22の空いている区画に、スロット123を介して商品
を挿入する(ステップS204)。制御部103は、こ
の操作に応答して、返却マガジン122に配置されてい
るアンテナ124を使用して、リーダ119により、挿
入された商品の識別番号を読み取る(ステップS20
5)。
【0072】制御部103は、ステップS205で読み
取った識別番号に対応する貸出情報を要求する要求信号
を管理サーバ200に送信する(ステップS206)。
管理サーバ200は、この要求に応答して、レンタルデ
ータベース203を検索して、該当する貸出情報を抽出
して商品レンタル装置100に送信する(ステップS2
07)。
【0073】制御部103は、ステップS207で管理
サーバ200から送られてくる貸出情報を受信し、この
貸出情報と、ステップ203で会員カードから読み取っ
た貸出情報とが一致するか否かを判別する(ステップS
208)。これらの2つの貸出情報が一致する場合に
は、制御部103は、返却確認画面(図9)を入力部1
02に表示する(ステップS209)。このとき、返却
確認画面には、制御部103の時計機能により求めた実
際の返却日が表示される。
【0074】一方、2つの貸出情報が一致しない場合に
は、その旨のメッセージを入力部102に表示し、返却
処理を終了する。
【0075】次いで、制御部103は、実際の返却日と
返却予定日とが一致するか否かを判別する(ステップS
210)。これらが一致する場合(実際の返却日が返却
予定日よりも早い場合を含む)には、制御部103は、
返却処理を正常に終了する旨のメッセージを入力部10
2に表示して、会員カードの貸出情報を消去する(ステ
ップS211)。
【0076】一方、実際の返却日が返却予定日よりも遅
い場合には、制御部103は、延滞期間(実際の返却日
と返却予定日との日数分)に応じた延滞料金を求め、入
力部102にレンタル期間が超過している旨のメッセー
ジと延滞料金とを表示する(ステップS212)。制御
部103は、決済部140に所定の金額が投入されたこ
とを検出して、会員カードの貸出情報を消去する(ステ
ップS213)。また、制御部103は、精算金額と精
算時刻とを含む決済情報を記憶部104に記憶する。な
お、入金がされない場合には、会員カードに延滞料金を
未収金として記録する。
【0077】次いで、制御部103は、管理サーバ20
0に実際の返却日を送信する(ステップS214)。管
理サーバ200は、商品レンタル装置から送られてくる
返却日を識別番号に対応させて記憶し、これに対応する
貸出フラグを0に設定する(ステップS215)。
【0078】本実施の形態によれば、管理サーバ200
が商品レンタル装置100とネットワーク2を介して接
続され、商品レンタル装置100から送られてくる貸出
情報を逐次記憶しているので、利用者は、レンタルした
商品を返却するとき、どの商品レンタル装置100を使
用しても良い。
【0079】(変形例1)上記実施の形態では、商品レ
ンタルシステム1は、会員カードにより利用者の認証を
行って商品の貸出を行うと説明した。ここで、会員カー
ドの代わりに、例えば、管理サーバ200と通信可能な
利用者の携帯端末により、認証と予約とを行うようにし
ても良い。
【0080】即ち、利用者は、携帯端末から管理サーバ
200の提供するウェブページにアクセスして、携帯端
末の識別番号(電話番号あるいは端末番号等)と氏名及
び生年月日とを入力し、管理サーバ200に送信する。
管理サーバ200は、利用者の入力に応答して、会員番
号を生成し、この会員番号と、携帯端末から送られてき
た識別番号と氏名及び生年月日とを新たな会員情報とし
てレンタルデータベース203に記憶する。
【0081】次いで、管理サーバ200は、図10に示
す貸出申込画面を携帯端末に送信する。利用者は、管理
サーバ200から送られてくる貸出申込画面を携帯端末
に表示し、商品タイトル、貸出希望日、返却予定日等の
必要項目を入力し、管理サーバ200に送信する。管理
サーバ200は、携帯端末から送られてくる情報に基づ
いて貸出情報と予約番号を生成する。
【0082】管理サーバ200は、レンタルデータベー
ス203の在庫管理情報を参照して、利用者が入力した
商品タイトルを貸出可能な商品レンタル装置のリスト
(装置番号と所在地とを含む)を作成する。管理サーバ
200は、これらの情報を図11に示す貸出確認画面と
して携帯端末に出力する。利用者は、携帯端末に出力さ
れた貸出情報等を確認して、「OK」ボタンをクリック
する。このとき、利用者は、貸出確認画面から利用可能
な商品レンタル装置を確認しておく。管理サーバ200
は、利用者の操作に応答して、予約番号と貸出情報とを
レンタルデータベース203に記憶する。
【0083】利用者は、希望する商品の在庫があること
を確認しておいた商品レンタル装置100を利用して、
図6の初期画面から予約番号入力画面(図示せず)を表
示させ、事前に取得していた予約番号を入力部102か
ら入力する。
【0084】商品レンタル装置100は、予約番号の入
力に応答して、この予約番号に対応する貸出情報を管理
サーバ200に要求する。管理サーバ200は、この要
求に応答して、レンタルデータベース203から該当す
る貸出情報を検索して、商品レンタル装置100に送信
する。
【0085】商品レンタル装置100は、管理サーバ2
00から送られてきた貸出情報に基づいてレンタル料金
を算出し、図7に示す貸出情報入力画面に、貸出情報と
レンタル料金とを表示する。
【0086】利用者が所定の金額を紙幣投入口141ま
たは硬貨投入口142から投入すると、決済部140
は、表示されたレンタル料金に基づいて精算処理を行
う。制御部103は、決済部140に所定の金額が投入
されたことを検出して、収納部110に商品を払い出す
ための制御信号を送信する。また、制御部103は、精
算金額と精算時刻とを含む決済情報を記憶部104に記
憶する。
【0087】収納部110は、制御部103からの制御
信号に従って、可動アーム116を駆動し、カラム本体
111をスライドさせて、スロット114から商品を払
い出す。払い出された商品は、受け台から搬送シュート
を通過して商品取出口151に至り、利用者により取り
出される。
【0088】このようにして、会員カードを使用しなく
ても、管理サーバ200と通信可能な利用者の携帯端末
を利用して、利用者の認証を行うことができる。また、
利用者は、携帯端末からレンタルを希望する商品の予約
ができるので便利である。また、管理サーバ200と通
信可能であり、端末の識別が可能であれば、使用する端
末は、携帯端末に限定されず、PC等であっても良い。
この場合には、利用者が加入しているプロバイダの加入
者番号等を識別番号として使用することが可能である。
【0089】上記変形例では、利用者は、携帯端末から
商品の予約を行うと説明したが、予約した商品のレンタ
ル料金の決済を行うことも可能である。例えば、利用者
は、現金決済(商品レンタル装置での現金払い)または
信用決済(クレジットカード等による決済あるいは携帯
端末で契約している銀行口座からの引き落とし等)を選
択できるようにしても良い。
【0090】(変形例2)図2に示す商品レンタル装置
100の代わりに、図12に示す商品レンタル装置30
0を使用することができる。商品レンタル装置300
は、カード発行部とカード処理部とを具備しない以外
は、装置100と同様の構成を有する。従って、会員カ
ードを使用しないで商品レンタル装置300を利用する
以外は、本発明の実施の形態で説明した商品レンタルシ
ステムを使用する手順及び商品レンタル装置の各構成部
の動作共にほぼ同様である。
【0091】しかし、図12に示す商品レンタル装置3
00の概観は、図2に示す装置100とは若干異なり、
その構造も装置100とは異なる構成部がある。そこ
で、装置100と比較して、異なる構造を有する商品レ
ンタル装置300の構成部及びその動作について以下に
説明する。
【0092】収納部310は、この変形例においては、
30の商品収納ユニットから構成される。図12に示す
ように、各商品収納ユニットは、装置前面に、商品広告
パネル311、商品取出部312、LED表示部313
を有する。商品広告パネル311は、各収納カラムに収
納されている商品の広告情報を表示する。商品取出部3
12は、ユーザにより選択された商品を制御部の指令に
応じて排出する。また、収納カラムに収納されている商
品の有無を後述するリーダにより検知して、商品の在庫
がないときに、LED表示部313が点灯する。
【0093】図13は、収納部310の1つの商品収納
ユニットの内部構造を示す図である。各収納ユニット
は、その内部に、収納カラム314、シャッタ315、
搬送ベルト316、フィードローラ317、アンテナ3
18、リーダ319を有する。
【0094】ユーザにより、入力部302に表示される
メニューから貸出処理が選択され、商品の選択を含めた
所定の貸出情報が入力されると、制御部からの命令に応
じて、ユーザにより選択された商品に対応する商品収納
ユニットの収納カラム314は、図示しない載置機構に
より商品を搬送ベルト316上に載置する。搬送ベルト
316は、搬送ローラにより駆動され、載置された商品
をフィードローラ317まで搬送する。ここで、図示し
ない検知センサにより商品を検知して、シャッタ315
を開く。次いで、フィードローラ317は、商品を商品
取出部312の所定位置まで搬送する。これで、ユーザ
は、商品を商品取出部312から抜き取ることができ
る。このとき、シャッタ315が所定時間以上開いてい
る場合には、所定のセンサにより検知して、商品の取り
忘れ防止用のアラームが作動し、ユーザに注意を促す。
【0095】アンテナ318は、商品の記録タグと通信
するためのものであり、収納カラム314の内壁に配置
される。リーダ319は、各商品収納ユニットの収納カ
ラム314に対向する装置内側に配置される。このリー
ダ319は、所定時間ごとに、アンテナ318を介し
て、収納カラム314内にある商品の記録タグに質問電
波を発し、該記録タグからの応答電波を受信する。リー
ダ319は、この応答電波を復調して制御部に送信す
る。制御部により、各商品収納ユニットごとに、本発明
の実施の形態で説明した在庫管理情報が取得される。ま
た、制御部の指令に応じて、商品の在庫がない場合に
は、前述したように、装置前面のLED表示部313が
点灯する。
【0096】接客ユニットは、返却部320、入力部3
02、人感センサ部305及び決済部340から構成さ
れる。ユーザが接客ユニットに接近すると、人感センサ
305がユーザを検知し、入力部302が活性化され、
初期メニューを表示する。この接客ユニットの装置正面
図及び返却部320の内部構造を表す装置側面図を図1
4(a)及び(b)にそれぞれ示す。
【0097】返却部320は、シャッタ321、挿入検
知センサ322、フィードローラ323、アンテナ32
4、収納室シャッタ325、収納室(ストッカ)32
6、収納リフト327、収納リフト用タイミングベルト
328、収納検知センサ329を備える。
【0098】ユーザにより入力部302に表示されるメ
ニューから返却処理が選択されると、商品の返却を受け
付けるために、シャッタ321が開く。次いで、商品が
所定位置まで挿入されると、挿入検知センサ322が商
品を検知して、フィードローラ323が所定位置まで商
品を搬送する。このとき、制御部により、アンテナ32
4を介して、返却された商品の記録タグに記録されてい
る情報を読み取り、返却情報と一致すれば、収納室シャ
ッタ325が開き、収納検知センサ329が検知するま
で商品をフィードローラ323により搬送する。なお、
読み取った情報に含まれる識別番号はアンテナ324を
介して制御部に送信される。
【0099】収納検知センサ329が返却された商品を
検知すると、図示しない駆動部により、収納リフト用タ
イミングベルト328を駆動して、収納リフト327が
所定高さ(位置)まで上昇する。次いで、図示しない載
置機構により、商品を収納リフト327上に載置する。
商品が収納リフト上327に載置されると、再度、収納
リフト用タイミングベルト328を駆動して、商品の載
置数に応じて収納リフト327を所定高さ(位置)まで
下降させる。この変形例においては、収納室326は、
145の商品を収納できるスペースを有し、収納リフト
327も、145の商品を積載できる耐荷重能力を有す
る。
【0100】アンテナ324を介して読み取った、返却
された商品の記録タグに記録されている情報が、返却情
報と一致しない場合には、フィードローラ323が逆回
転して、商品を返却口まで逆方向に搬送する。
【0101】再度図12を参照して、決済部340は、
装置前面に、プリント用紙発行部341、硬貨投入口3
42、硬貨返却口343及び返却レバー344を備え
る。ユーザは、貸出処理及び返却処理時に、入力部30
2(タッチパネル)の画面に表示される情報のうち必要
な画面情報をこのプリント用紙発行部341から適宜印
刷することができる。
【0102】この変形例においては、予め会員にID番
号を付与し、このID番号とパスワードと対応させて所
定の会員情報と共に管理サーバで記憶しているものとす
る。図5の商品レンタル手順を示すフローチャートにお
いて、ステップS102にて、利用者は、会員カードを
カード読取/書込部に挿入する代わりに、自己のID番
号を入力部302から入力する。これに応答して、商品
レンタル装置300の制御部は、入力されたID番号に
対応するパスワードを管理サーバ200に照会し、管理
サーバ200から該パスワードの通知を受けて記憶部に
記憶する(ステップS103)。続いて、利用者は、ス
テップS104にて、入力画面に表示される指示に従っ
て、パスワードを入力する。制御部は、入力されたパス
ワードと記憶部に記憶したパスワードとが一致するか否
かを判別する(ステップS105)。これらの2のパス
ワードが一致する場合には、制御部は、貸出処理の次の
ステップを指示するメッセージを表示する。以下、ステ
ップS109まで図5に示されたステップを実行する。
ステップS110において、会員カードに貸出情報を記
録する代わりに、商品の記録タグに貸出情報を記録す
る。
【0103】なお、ユーザは、入力部302のタッチパ
ネルから所望の商品番号を入力することにより商品を選
択するものとする。従って、この変形例においては、上
記実施の形態で説明した図5におけるステップS106
では、「商品の選択釦の操作」を行う代わりに、「入力
部から所望の商品番号の入力」を実行する。
【0104】また、商品返却ステップにおいても同様
に、会員カードを使用しない場合には、一部の手順が異
なる。図8の商品返却手順を示すフローチャートにおい
て、異なるステップのみ説明する。まず、ステップS2
02にて、利用者は、会員カードをカード読取/書込部
に挿入する代わりに、自己のID番号とパスワードとを
入力部302から入力する。これに応答して、商品レン
タル装置300の制御部は、入力されたID番号に対応
するパスワードを管理サーバ200に照会し、管理サー
バ200から該パスワードの通知を受ける。制御部は、
入力されたパスワードと通知されたパスワードとが一致
するか否かを判別する(ステップS203)。これらの
2つのパスワードが一致する場合には、制御部は、返却
処理の次のステップを指示するメッセージを表示する。
次いで、制御部は、ステップS204にて返却部320
に返却された商品の貸出情報と識別番号とを読み取る。
続いて、ステップS208にて、制御部は、管理サーバ
200から送られてくる貸出情報と、ステップS204
で商品の記録タグから読み取った貸出情報とが一致する
か否かを判別する。さらに、ステップS211におい
て、会員カードの貸出情報を消去する代わりに、商品の
記録タグに返却情報を記録する。
【0105】なお、カード発行部とカード読取/書込部
とは、商品レンタル装置100の構成に限定されるもの
ではなく、商品レンタル装置300に追加しても良い。
変形例2においては、会員カードを使用しない商品レン
タル装置、及び商品レンタルシステムの動作を説明する
ために、商品レンタル装置300を例示的に使用するこ
とのみを意図したものである。
【0106】本発明は、上記実施の形態及び変形例に限
定されず、その応用及び変形は任意である。例えば、商
品レンタル装置100及び300は、商品のレンタルに
限定されず、商品の販売のために使用することも可能で
ある。また、商品レンタル装置100及び300におい
て、収納部は1つとして説明したが、複数の収納部を組
合せて使用することもできる。さらに、商品レンタル装
置100においては、42の商品収納ユニットを、商品
レンタル装置300においては、30の商品収納ユニッ
トを有すると説明した。しかし、収納部が具備する商品
収納ユニットの数はこれらに限定されず、任意である。
【0107】上記実施の形態では、商品レンタル装置1
00が管理サーバ200に接続した商品レンタルシステ
ム1について説明した。しかし、商品レンタル装置10
0をスタンドアロンで使用することも可能である。この
場合、商品レンタル装置100の収納部110のリーダ
119と返却部120のリーダ125とを、リーダ/ラ
イタにそれぞれ置き換える。さらに、貸出情報を商品の
記録タグ(ICチップ)に記録するようにすれば良い。
これにより、利用者は、どの商品レンタル装置100を
使用しても、レンタルした商品を返却することができ
る。
【0108】上記実施の形態では、1つの商品をレンタ
ルする場合について説明したが、レンタル可能な商品の
数は任意であり、限定されない。例えば、ステップS1
06において、利用者は、レンタルする商品に対応する
複数の選択釦を操作する。商品レンタル装置100は、
この操作に応答して、選択された商品の数に対応するよ
うに、ステップS107からステップS108までを所
定回数だけ繰り返すようにすれば良い。ただし、レンタ
ル可能な商品の数の上限(例えば、利用者ごとの貸出残
高5本以内)を設けて、上限を超える商品のレンタルは
できないようにすることもできる。
【0109】上記実施の形態では、制御部103は、ス
テップS10で入力された返却予定日に基づいてレン
タル期間を算出すると説明した。ここで、図7に示す貸
出情報入力画面において、貸出日と、ステップS108
で入力された返却予定日が同一である場合には、さらに
返却予定時刻を入力して、制御部103が、貸出時刻と
返却予定時刻とから貸出時間を算出し、ステップS10
9にて、この貸出時間に基づいてレンタル料金を算出し
て表示する「時間レンタル」を行うようにしても良い。
【0110】上記実施の形態では、商品レンタル装置1
00は、利用者の投入した金額に応じて、精算処理を行
うと説明した。しかし、この精算処理には、未収金勘定
と預かり金勘定とを含めるようにしても良い。例えば、
利用者の投入金額が延滞金よりも少ない場合には、商品
の返却は通常通り実行し、その差額を会員カードに未収
金勘定として記録し、次回利用時に、合わせて精算する
ようにしても良い。また、利用者の投入金額がレンタル
料金よりも多い場合に、例えば、利用者の選択により、
商品レンタル装置100は、その場で精算処理を行うの
ではなく、会員カードにその差額を預かり金勘定として
記録し、利用者は、次回利用時に、この預かり金勘定
を、レンタル料金の支払いに充当するようにしても良
い。
【0111】上記実施の形態では、利用者は、現金でレ
ンタル料金を支払い、これに対応する決済部140を商
品レンタル装置100が備えると説明した。しかし、決
済方法は、現金以外であっても良く、例えば、プリペイ
ド機能を有する会員カードを利用する方法であっても良
い。利用者が、会員カード発行時に、所定の金額を決済
部140に投入すると、制御部103が、会員カードに
投入金額に応じたデポジット額を記録する。利用時に
は、このデポジット額からレンタル料金を控除するよう
にすれば良い。利用者は、デポジット額がなくなると、
カード更新処理により、新たにデポジット額を設定する
ことができる。
【0112】上記実施の形態で説明した収納部110に
おける商品の収納状態は任意であるが、商品の落下によ
り加わる衝撃等に起因する破損を防ぐために、必要に応
じて、衝撃吸収用あるいは破損防止用カバー等を使用し
ても良い。
【0113】上記実施の形態では、管理サーバ200
は、それぞれの商品レンタル装置100から送られてく
る在庫管理情報をレンタルデータベース203に記憶す
ると説明した。管理サーバ200は、この在庫管理情報
に基づいて、各商品レンタル装置100の適正在庫量を
管理するようにしても良い。例えば、管理サーバ200
は、所定領域内にある複数の商品レンタル装置の在庫管
理情報をグループ化する。管理サーバ200は、グルー
プ化された在庫管理情報に基づいて、所定期間内の在庫
変動を算出し、算出した在庫変動を補うために必要なグ
ループ外からの商品の調達量(あるいはグループ外への
商品の供給量)を決定する。また、管理サーバ200
は、グループ内の商品レンタル装置ごとの適正在庫量を
算出し、この適正在庫量を実現するように、商品レンタ
ル装置間での商品の移動(供給)量を決定するようにし
ても良い。
【0114】上記実施の形態では、商品レンタル装置の
収納部110は、図3に示すように、モータに接続され
た可動アーム116により駆動されるカラム本体111
と底板112とから構成されると説明した。しかし、収
納部110の構造は、図3の構造に限定されない。所定
形状の商品を収納し、1枚ずつ商品の払い出しが可能な
構造であれば任意である。
【0115】例えば、図15(a)に示すように、底板
と、カラムと、押出板と、プーリとから構成される。底
板は、押出板と前端を結合され、押出板の移動に伴っ
て、カラムの底部をスライドする。カラムは、所定枚数
の商品を積載した状態で収納する。押出板は、その一端
を底板と回動自在に結合され、その他端を一対のプーリ
の周縁部に固定される。プーリは支軸の回りに回転自在
に取り付けられ、図示しないモータにより駆動される。
【0116】プーリが回転するに伴って、プーリに他端
が固定された押出板が回動しながら、左右(図15
(a)において)に移動し、それに伴って、底板が左右
に移動する。底板が左方に移動したとき、カラムに形成
されている切り込み部から、積載された商品の最下部の
商品を順次、落下スロープに払い出す。
【0117】ここで、カラムに収納する商品のサイズ
は、一定ではないので、収納する商品のサイズに応じた
アジャスタ部材がカラム内部に取り付けられる。また、
押出板及びプーリは、図15(b)に示すように、底板
の後端に配置されても良い。
【0118】上記実施の形態では、ステップS203に
て読み取った会員カードの貸出情報と、ステップS20
7にて管理サーバ200から送信される返却された商品
の識別番号に対応する貸出情報とが一致するか否かを、
ステップS208で判別して、これら2つの貸出情報が
一致しない場合には、返却処理を終了すると説明した。
しかし、例えば、会員である利用者が、誤って他店のレ
ンタル商品を返却した場合には、返却した商品は、返却
部120に収納されたままになるので、不便である。例
えば、リジェクト機構とこのリジェクト機構を起動させ
る操作ボタンとを返却部120に配置しておく。利用者
が誤って他店のレンタル商品を返却部120に挿入した
場合には、利用者は操作ボタンによりリジェクト機構を
起動して、挿入した商品を取り出すようにしても良い。
【0119】あるいは、商品レンタル装置100の制御
部103は、ステップS205で、返却部120に挿入
された商品の識別番号を読み取るときに、識別番号を読
み取ることができない場合には、リジェクト機構を作動
させて、挿入された商品を利用者に返却するようにして
も良い。
【0120】上記実施の形態では、無線を利用する非接
触型のICチップを記録タグとして使用すると説明し
た。しかし、無線通信可能で情報記録可能な素子であれ
ば良く、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)等の近
距離無線通信方式に対応した素子を使用しても良い。ま
た、記録タグの形状は任意であり、商品に応じて選択で
きる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、管理が容易で利便性の
高い、商品レンタル装置及び商品レンタルシステムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る商品レンタル装置の
正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る商品レンタル装置の
収納部の概略構造を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る管理サーバが記憶す
る貸出情報の例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムを使用した商品レンタル手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムの商品レンタル装置の初期画面の例を示す。
【図7】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムの貸出情報入力画面の例を示す。
【図8】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムを使用した商品の返却手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態に係る商品レンタルシステ
ムの返却確認画面の例を示す。
【図10】本発明の変形例に係る商品レンタルシステム
の貸出申込画面の例を示す。
【図11】本発明の変形例に係る商品レンタルシステム
の貸出確認画面の例を示す。
【図12】本発明の変形例に係る商品レンタル装置の正
面図である。
【図13】本発明の変形例に係る商品レンタル装置の商
品収納ユニットの内部構造を示す模式図である。
【図14】本発明の変形例に係る商品レンタル装置の返
却部の概観及び内部構造を示す模式図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る商品レンタル装置
の収納部の別の構造例を示す。
【符号の説明】
1 商品レンタルシステム 2 ネットワーク 100 商品レンタル装置 101 通信部 102 入力部 103 制御部 104 記憶部 105 カード読取/書込部 106 表示部 110 収納部 111 カラム本体 112 底板 113 ガイド 114 スロット 115 アンテナ 116 可動アーム 117 選択釦 118 ポケット 119 リーダ 120 返却部 121 筐体 122 返却マガジン 123 スロット 124 アンテナ 125 リーダ 130 カード発行部 131 CCDカメラ 132 カード発行口 133 スキャナ 140 決済部 141 紙幣投入口 142 硬貨投入口 143 釣銭返却口 151 商品取出口 200 管理サーバ 201 通信部 202 制御部 203 レンタルデータベース 204 広告データベース 300 商品レンタル装置 302 入力部 305 人感センサ 306 表示部 310 収納部 311 商品広告パネル 312 商品取出部 313 LED表示部 314 収納カラム 315 シャッタ 316 搬送ベルト 317 フィードローラ 318 アンテナ 319 リーダ 320 返却部 321 シャッタ 322 挿入検知センサ 323 フィードローラ 324 アンテナ 325 収納室シャッタ 326 収納室 327 収納リフト 328 収納リフト用タイミングベルト 329 収納検知センサ 340 決済部 341 プリント用紙発行部 342 硬貨投入口 343 硬貨返却口 344 返却レバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品を選択し、選択した商品を貸し出すた
    めの貸出情報を入力する入力部と、 商品を識別するための識別情報が予め記録された記録タ
    グを有する商品を収納し、記録タグに所定情報の読込/
    書込を行った後、前記入力部で選択された商品を払い出
    す収納部と、 返却される商品を受け付け、当該商品の記録タグに記録
    されている貸出情報を読み取り、返却情報を生成する返
    却部と、 前記入力部に接続され、前記収納部及び前記返却部を制
    御する制御部と、を備え、 前記制御部は、前記入力部から送られてくる貸出情報に
    基づいて、記録タグに記録されている識別情報を読み取
    って、前記収納部から払い出す商品を識別し、当該商品
    の記録タグに貸出情報を記録し、前記返却部に商品が受
    け付けられると、前記返却部から送られてくる返却情報
    を当該商品の記録タグに記録する、 ことを特徴とする商品レンタル装置。
  2. 【請求項2】会員カードに所定情報の読込/書込を行う
    カード処理部をさらに備え、 前記制御部は、前記カード処理部に接続され、前記収納
    部から商品を払い出すときに、会員カードに貸出情報を
    記録し、前記返却部に商品が受け付けられると、前記返
    却部から送られてくる返却情報に基づいて、会員カード
    の貸出情報を更新する、 ことを特徴とする請求項1に記載の商品レンタル装置。
  3. 【請求項3】所定の商品を選択し、選択した商品を貸し
    出すための貸出情報を入力する入力手段と、 商品を識別するための識別情報が予め記録された記録タ
    グを有する商品を収納するカラムと、記録タグと無線通
    信可能な第1のリーダ/ライタ部とを有し、前記入力手
    段により選択された商品を、記録タグに記録されている
    識別情報により識別して、前記入力手段から送られてく
    る当該商品の貸出情報を記録タグに書き込んだ後、前記
    カラムから払い出す収納手段と、 返却される商品を受け付ける返却口と、該商品を収容す
    るストッカと、当該商品の記録タグと無線通信可能な第
    2のリーダ/ライタ部とを有し、当該商品の記録タグに
    記録されている貸出情報を読み取り、返却情報を生成す
    る返却手段と、 前記入力手段と前記返却手段とに接続され、前記入力手
    段から送られてくる貸出情報を記録し、前記返却手段か
    ら送られてくる返却情報に基づいて、記録した貸出情報
    を更新する情報管理手段と、 を備えることを特徴とする商品レンタル装置。
  4. 【請求項4】前記第1のリーダ/ライタ部と前記第2の
    リーダ/ライタ部とは、前記カラムと前記返却口近傍と
    にそれぞれ配置されるアンテナを介して、記録タグに記
    録した情報を読み取り、所定の情報を記録タグに記録す
    るための電波を発する、 ことを特徴とする請求項3に記載の商品レンタル装置。
  5. 【請求項5】商品ごとの在庫情報を記憶する記憶手段
    と、 前記第1のリーダ/ライタ部により、前記カラムに収納
    されている商品のそれぞれの記録タグからの応答電波を
    検出し、当該商品の識別情報を読み取って、商品の種類
    に応じた在庫数を前記カラムごとに求めて在庫情報を生
    成し、当該在庫情報を前記記憶手段により記憶する在庫
    管理手段と、をさらに備える、 ことを特徴とする請求項4に記載の商品レンタル装置。
  6. 【請求項6】商品の貸出を行う商品レンタル装置と、 ネットワークを介して前記商品レンタル装置に接続され
    る管理サーバとを備え、 前記商品レンタル装置は、 所定の商品を選択し、選択した商品を貸し出すための貸
    出情報を入力する入力手段と、 商品を識別するための識別情報が予め記録されている記
    録タグを有する商品を収納するカラムと、記録タグと無
    線通信可能な第1のリーダ部とを有し、前記入力手段に
    より選択された商品を、当該商品の記録タグに記録され
    ている識別情報により識別して、前記入力手段から送ら
    れてくる当該商品の貸出情報を記録タグに書き込んだ
    後、前記カラムから払い出す収納手段と、 返却される商品を受付ける返却口と、該商品を収容する
    ストッカと、当該商品の記録タグと無線通信可能な第2
    のリーダ部とを有し、当該商品の貸出情報を読み取り、
    返却情報を生成する返却手段と、を備え、 前記商品レンタル装置は、前記収納手段により商品を払
    い出すときに、当該商品の識別情報と貸出情報とを前記
    管理サーバに送信し、 前記管理サーバは、前記商品レンタル装置から送られて
    くる貸出情報を識別情報に対応させて記憶し、 前記商品レンタル装置は、前記返却手段が商品を受け付
    けたときに、当該商品の識別情報に対応する貸出情報を
    前記管理サーバに要求し、当該要求に応答して前記管理
    サーバから送られてくる貸出情報に基づいて、前記返却
    手段により返却情報を生成し、当該返却情報を前記管理
    サーバに送信し、 前記管理サーバは、前記商品レンタル装置から送られて
    くる返却情報に基づいて貸出情報を更新する、 ことを特徴とする商品レンタルシステム。
  7. 【請求項7】前記管理サーバは、ネットワークを介して
    端末と通信可能であり、 前記管理サーバは、前記端末から、所定の商品を表す商
    品名と商品の貸出情報とを受信すると、予約番号を生成
    し、当該予約番号に対応させて貸出情報を記憶して、前
    記予約番号を前記端末に送信し、 前記商品レンタル装置は、前記入力手段により予約番号
    が入力されると、前記予約番号に対応する貸出情報を前
    記管理サーバに要求し、当該要求に応答して前記管理サ
    ーバから送られてくる貸出情報に基づいて、前記収納手
    段により該当する商品を選択して払い出す、 ことを特徴とする請求項6に記載の商品レンタルシステ
    ム。
  8. 【請求項8】前記管理サーバは、商品の広告情報を記憶
    する広告データベースをさらに備え、 前記商品レンタ
    ル装置は、広告情報を出力する表示手段をさらに備え、
    所定のタイミングで商品の広告情報を前記管理サーバに
    要求し、 前記管理サーバは、当該要求に応答して所定の商品の広
    告情報を前記広告データベースから抽出して、前記商品
    レンタル装置に送信し、 前記商品レンタル装置は、前記管理サーバから送られて
    くる広告情報を受信し、前記表示手段により出力する、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の商品レンタル
    システム。
  9. 【請求項9】商品を識別するための識別情報が予め記録
    されている記録タグを有する所定の商品の種類を選択
    し、選択した種類に対応する商品を貸し出すための貸出
    情報を入力する入力ステップと、 記録タグに記録されている識別情報を読み取って、前記
    入力ステップで選択された商品の種類に対応する商品を
    選択して、選択した商品の記録タグに、前記入力ステッ
    プにて入力された当該商品の貸出情報を記録して、払い
    出す貸出ステップと、 当該商品の識別情報と貸出情報とを記憶する貸出情報記
    憶ステップと、 返却される商品を受付け、当該商品の識別情報を読み取
    る返却ステップと、 前記返却ステップにて読み取った返却された商品の識別
    情報に対応する貸出情報を読み出して、当該貸出情報に
    基づいて返却情報を生成する返却情報生成ステップと、 前記返却情報に基づいて、前記貸出情報記憶ステップに
    て記憶した貸出情報を更新する更新ステップと、 を備えることを特徴とする商品レンタル方法。
  10. 【請求項10】コンピュータを、 商品を識別するための識別情報が予め記録されている記
    録タグを有する商品の種類と数とを、当該識別情報に基
    づいて検出する手段、 ユーザにより入力される貸出情報に基づいて、記録タグ
    に記録されている識別情報を読み取り、貸出情報に対応
    する種類の1の商品を選択し、当該商品の記録タグに貸
    出情報を記録する手段、 会員カードに貸出情報を記録する手段、 返却される商品を受け付け、当該商品の記録タグに記録
    した貸出情報を読み取って、当該貸出情報に基づいて返
    却情報を生成する手段、 返却情報に基づいて会員カードの貸出情報を更新し、前
    記受け付けられた商品の記録タグに返却情報を記録する
    手段、 として機能させるプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275618A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Olympus Corp 医療器材管理装置及び医療器材管理方法
JP2007219597A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toshiba Tec Corp レンタルシステム

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