JP2003132081A - 電子ファイル管理システム - Google Patents

電子ファイル管理システム

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JP2003132081A
JP2003132081A JP2001324990A JP2001324990A JP2003132081A JP 2003132081 A JP2003132081 A JP 2003132081A JP 2001324990 A JP2001324990 A JP 2001324990A JP 2001324990 A JP2001324990 A JP 2001324990A JP 2003132081 A JP2003132081 A JP 2003132081A
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Japan
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file
electronic file
network
management system
electronic
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JP2001324990A
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Manami Omori
麻奈美 大森
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体に出力されたデータを、ネットワー
クを介してファイルサーバのデータベースから電子ファ
イルとして容易に入手できるようにした電子ファイル管
理システムを提供する。 【解決手段】 ネットワーク内のファイルサーバが、利
用者端末からの電子ファイルを、管理符号と関連付けて
データベースに登録し、この管理符号を利用者端末に送
信し、また利用者の読取手段からの管理符号および送信
先を付した読出指令を受けて、管理符号に対応する電子
ファイルを送信先に送信し、ファイル登録の際、利用者
端末が、電子ファイルをファイルサーバに送信し、ファ
イルサーバからの管理符号と当該電子ファイルから変換
した印刷データとを合成して印刷手段に出力し、ファイ
ル参照の際、上記読取手段が、印刷媒体から管理符号を
読取り、この管理符号と送信先そして読出指令をファイ
ルサーバに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワーク上に存在するファイルサーバのデータベ
ースを印刷媒体により管理するようにした電子ファイル
管理のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等のコン
ピュータシステムを利用して、アプリケーションソフト
等により作成した文書や画像等の電子ファイルを他人に
送付する際、ネットワークあるいはフロッピー(登録商
標)ディスク等の記録媒体を介して、これらの電子ファ
イルを他人に送付する方法に加えて、これらの文書や画
像等を印刷用紙等の印刷媒体に出力した状態で、他人に
配布しあるいはファクシミリ装置等により配信すること
がある。
【0003】このような印刷媒体による配布方法は、配
布先の他人が、コンピュータシステムを所有していなか
ったり、当該電子ファイルに対応したアプリケーション
ソフトがインストールされていない場合、あるいは出先
でコンピュータシステムを利用することができない場合
等においては、即座に内容を視認することができるので
便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷媒体に
より配布された文書や画像等は、配布を受けた他人が、
これらの内容を再利用しようとする場合、手間がかかる
と共に、データとして自由に利用することが困難であっ
た。
【0005】例えば、上記他人は、配布を受けた印刷用
紙をスキャナ装置等を利用して、例えばtiff形式や
jpeg形式の画像として取り込んで、電子ファイルに
変換することが広く行なわれている。そして、このよう
な画像形式の電子ファイルから、例えばOCRソフト等
を利用することにより、テキストデータとして取り出す
ことは可能である。しかしながら、例えば表やグラフ等
のいわゆるグラフィックデータは、OCRソフト等を利
用しても、データとして取り出すことが不可能であっ
た。
【0006】これに対して、例えば特開平08−050
598号や特開平11−003352号には、ファイル
登録者は、クライアント端末にて識別符号のイメージ入
力を行なって、文書登録サーバから文書を入手する方法
が開示されている。しかしながら、この方法において
は、識別符号のイメージ入力を行った人は電子ファイル
を入手することができるが、再配布の対象となる他人
(識別符号のイメージ入力手段のない人)は、識別符号
のイメージ入力を行った人からその電子ファイルを入手
しなければならない。
【0007】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、印刷用紙等の印刷媒体に出力されたデー
タを、ネットワークを介してファイルサーバのデータベ
ースから電子ファイルとして容易に入手できるようにし
た電子ファイル管理システムの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の電子ファイル管理システム
は、ネットワーク内に設けられたデータベースを有する
ファイルサーバと、ネットワークを介して当該ファイル
サーバに接続する利用者端末と、利用者端末に接続され
た印刷手段および読取手段と、から成る電子ファイル管
理システムであって、上記ファイルサーバが、ファイル
登録者の利用者端末からネットワークを介して送られて
くる電子ファイルを、管理符号と関連付けてデータベー
スに登録すると共に、この管理符号を利用者端末にネッ
トワークを介して送信し、またファイル参照者の読取手
段からネットワークを介して管理符号および送信先を付
した電子ファイルの読出指令を受けたとき、当該管理符
号に対応する電子ファイルを、ネットワークを介して当
該送信先に送信する制御部を備えており、電子ファイル
の登録の際には、上記利用者端末が、当該電子ファイル
をネットワークを介してファイルサーバに送信すると共
に、ファイルサーバから送信されてくる管理符号を取得
し、当該電子ファイルから変換した印刷データにこの管
理符号を合成して、印刷手段に出力し、電子ファイルの
参照の際には、上記読取手段が、参照すべき電子ファイ
ルの内容を印刷した印刷媒体から管理符号を読み込ん
で、この管理符号と送信先そして読出指令を、ネットワ
ークを介してファイルサーバに送信する構成としてあ
る。
【0009】電子ファイル管理システムをこのような構
成とすると、ファイル登録者としての利用者端末が、電
子ファイルをネットワークを介してファイルサーバのデ
ータベースに登録する際に、当該電子ファイルに関連付
けられる管理符号を取得して、この管理符号と電子ファ
イルから変換された印刷データを合成して、印刷手段に
出力する。これにより、印刷手段は、印刷データおよび
管理符号を印刷媒体に印刷し、配布先に配布する。
【0010】これに対して、上記印刷媒体の配布を受け
た他人であるファイル参照者は、この印刷媒体を読取手
段にセットする。これにより、読取手段は、印刷媒体に
印刷された管理符号を読み取って、この管理符号と送付
先を付した読出指令を、ネットワークを介してファイル
サーバに送信する。これを受けて、ファイルサーバは、
この管理符号により、データベースから当該管理符号に
関連付けられた電子ファイルを読み出して、送付先に送
信する。このようにして、ファイル参照者は、配布を受
けた印刷媒体を読取手段にセットすることにより、複雑
な作業を行なうことなく、容易にファイルサーバから当
該電子ファイルを取得することができ、電子ファイルの
内容を簡単に再利用することができる。
【0011】請求項2記載の電子ファイル管理システム
は、上記利用者端末が、電子ファイルの登録の際に、印
刷手段のドライバソフトによって、出力指令に基づいて
電子ファイルをファイルサーバに送信すると共に、ファ
イルサーバからの管理符号と印刷データとを合成して、
印刷手段に出力する構成としてある。電子ファイル管理
システムをこのような構成とすると、ファイル登録者で
ある利用者は、その端末装置から、印刷手段にて当該電
子ファイルの印刷を行なう場合と同様に操作を行なうこ
とによって、電子ファイルをファイルサーバのデータベ
ースに登録することができると共に、ファイルサーバか
らの管理符号と、当該電子ファイルから変換した印刷デ
ータとを合成して、印刷手段により印刷を行なうことが
できる。
【0012】請求項3記載の電子ファイル管理システム
は、上記印刷手段および読取手段が、一体に構成された
複合機である構成としてある。電子ファイル管理システ
ムをこのような構成とすると、利用者は、ファイル登録
の際にもファイル参照の際にも、この複合機を使用し
て、電子ファイルの印刷媒体への印刷と、印刷媒体の管
理符号の読取を行なうことができる。
【0013】請求項4記載の電子ファイル管理システム
は、上記送信先が、上記複合機であって、上記複合機
が、ネットワークに接続されており、ファイルサーバか
ら当該電子ファイルを受信したとき、当該電子ファイル
を印刷手段により印刷媒体に出力する構成としてある。
電子ファイル管理システムをこのような構成とすると、
ファイル参照者は、自分の端末装置に電子ファイルを参
照するためのアプリケーションソフトがインストールさ
れていない場合であっても、当該電子ファイルの内容を
コピーによる劣化のないオリジナルの印刷媒体として入
手することができる。
【0014】請求項5記載の電子ファイル管理システム
は、上記送信先が、メールアドレスであって、上記ファ
イルサーバが、当該電子ファイルをメールとして配信す
る構成としてある。電子ファイル管理システムをこのよ
うな構成とすると、ファイル参照者は、送信先としてメ
ールアドレスを指定することにより、当該電子ファイル
をメールとして受信することができると共に、当該電子
ファイルのファイルサーバからの受信時に端末装置が動
作していなくても、任意の時間に端末装置を起動させる
ことにより、確実に当該電子ファイルを受信することが
できる。
【0015】請求項6記載の電子ファイル管理システム
は、上記読取手段が、利用者端末を介してネットワーク
に接続されている構成としてある。電子ファイル管理シ
ステムをこのような構成とすると、上記読取手段は、ネ
ットワークに接続されている利用者端末を介して、ファ
イルサーバにアクセスすることができる。
【0016】請求項7記載の電子ファイル管理システム
は、上記読取手段が、直接にネットワークに接続されて
いる構成としてある。電子ファイル管理システムをこの
ような構成とすると、ファイル参照者としての利用者
は、ファイル参照の際に、端末装置が動作中でなくて
も、読取装置単独により、印刷媒体の管理符号を読み取
って、この管理符号と送信先を付した読出指令を、ネッ
トワークを介してファイルサーバに送信することができ
る。
【0017】請求項8記載の電子ファイル管理システム
は、上記管理符号が、印刷データと合成されて印刷手段
により印刷されるとき、可視可能に印刷される構成とし
てある。電子ファイル管理システムをこのような構成と
すると、管理符号が印刷媒体上にて、例えばバーコード
や暗号化された可視部として印刷されるので、読取手段
は、従来のスキャナ装置またはスキャナ機能を有するプ
リンタ,複合機を使用することができる。
【0018】請求項9記載の電子ファイル管理システム
は、上記管理符号が、印刷データと合成されて印刷手段
により印刷されるとき、可視不能に印刷される構成とし
てある。電子ファイル管理システムをこのような構成と
すると、管理符号が印刷媒体上にて、例えば特殊インク
等によるいわゆる透かし技術を利用した不可視部として
印刷されるので、第三者が印刷媒体を見ただけでは、管
理符号を読み取ることができず、これらの不可視部に対
応した読取手段を使用したときのみ、不可視部の管理符
号を読み取ることができるので、ある程度の秘匿性を保
持することができる。
【0019】請求項10記載の電子ファイル管理システ
ムは、上記電子ファイルが、ファイルサーバのデータベ
ースに登録されるとき、パスワード付きで登録される構
成としてある。電子ファイル管理システムをこのような
構成とすると、ファイル参照者は、電子ファイルの読出
の際に、ファイル登録者から受け取ったパスワードを使
用して、電子ファイルを読み出すことになるので、第三
者が不正に当該電子ファイルを読み出すことを防止する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明の電子ファイル管
理システムの一実施形態について、図1〜図12を参照
して説明する。図1は、本実施形態による電子ファイル
管理システムの構成を示すブロック図である。
【0021】図1に示すように、電子ファイル管理シス
テム10は、ファイル登録者としての第一の利用者10
0と、ファイル参照者としての第二の利用者200と、
ファイルサーバ300と、ネットワーク400と、を設
けてある。なお、図1においては、第一の利用者100
および第二の利用者200は、それぞれ一つだけ図示さ
れているが、一つに限定されるものではない。また、フ
ァイルサーバ300は、一つだけ図示されているが、実
際にはデータベースの容量に応じて、複数個が設けられ
ていてもよい。
【0022】また、ネットワーク400は、インターネ
ット,一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネットワ
ークであって、インターネット接続サービスを提供する
ものである。
【0023】第一の利用者100は、ファイルサーバ3
00により電子ファイルの管理を行なおうとするもので
あって、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用
回線網等のネットワーク400を介してファイルサーバ
300にアクセスし、ファイルサーバにログインするこ
とができる。ここで、第一の利用者100は、図2に示
すように、ファイルサーバ300にアクセスすると共
に、電子ファイルを作成するための端末装置(利用者端
末)110として、パーソナルコンピュータや、携帯電
話,PHSを含む各種情報端末装置や専用端末装置を使
用することができるようになっている。
【0024】なお、この端末装置110には、電子ファ
イルを印刷媒体に出力するための印刷手段としての複合
機120がLANを介して(または直接に)接続されて
いる。さらに、上記複合機120は、ネットワーク40
0に接続されていてもよい。
【0025】さらに、第一の利用者100は、ファイル
サーバ300にアクセスするために、前もって利用者情
報(氏名,住所,メールアドレス等)を登録して、当該
第一の利用者100を一意に特定できるログイン名およ
びパスワードを有している。これにより、第一の利用者
100が、ファイルサーバ300に接続する際、ネット
ワーク400を介してログイン名およびパスワードを送
信することによって、ファイルサーバ300が、データ
ベースへのアクセスを許可する。
【0026】第二の利用者200は、ファイルサーバ3
00により電子ファイルの参照を行なおうとするもので
あって、インターネットや一般公衆回線網あるいは専用
回線網等のネットワーク400を介してファイルサーバ
300にアクセスし、ファイルサーバにログインするこ
とができる。ここで、第二の利用者200は、図3に示
すように、第一の利用者100と同様に、端末装置21
0および印刷媒体から管理符号としての管理ナンバーを
読み出す読取手段としての複合機220を備えており、
これらは第一の利用者100の端末装置110および複
合機120と同様の構成であるので、説明を省略する。
この場合、複合機120は、ネットワーク400に接続
されているが、端末装置210に対してLANを介して
または直接に接続されていてもよい。
【0027】ここで、電子ファイル管理システム10の
利用者は、電子ファイルをファイルサーバ300に登録
する場合、第一の利用者100となり、また、電子ファ
イルをファイルサーバ300から参照する場合には第二
の利用者200となる。したがって、上述した端末装置
110,210そして複合機120,220は、同一の
構成であるので、以下に端末装置110および複合機1
20について説明する。
【0028】上記端末装置110には、電子ファイル1
30を作成するためのアプリケーションソフト(図示せ
ず)がインストールされており、さらに複合機120の
印刷機能を実現するためのソフトウェア(プリンタドラ
イバ)500がインストールされている。このプリンタ
ドライバ500は、図4に示すように、複合機120の
印刷機能における印刷の各種指定、および、電子ファイ
ル130をファイルサーバ400のデータベースに登録
するために必要な情報を入力するためのユーザインタフ
ェース510を備えている。
【0029】すなわち、図4において、第一の利用者1
00の端末装置110の画面に表示されるプリンタドラ
イバ500のユーザインタフェース510は、サーバア
ドレス欄511,ログイン名欄512,パスワード欄5
13,管理符号としての管理ナンバー欄514,管理ナ
ンバーチェックボックス515,特殊インク指定欄51
6,バーコード指定欄517,暗号化ナンバー指定欄5
18,ユーザ制限チェックボックス519,アクセスパ
スワード欄520の各入力欄と、管理ナンバー取得ボタ
ン521,OKボタン522およびキャンセルボタン5
23と、さらに電子ファイル表示欄524と、を備えて
いる。
【0030】これにより、第一の利用者100は、サー
バアドレス欄511に、ネットワーク400上に存在す
るファイルサーバ300のネットワークアドレスを入力
し、ログイン名欄512およびパスワード欄513に、
それぞれ前もって付与されているファイルサーバ300
の認証用のログイン名およびパスワードを入力すること
により、ファイルサーバ300にアクセスし、ログイン
することができる。また、第一の利用者100は、電子
ファイル130の複合機120による印刷出力の際に、
管理ナンバーチェックボックス515をチェックし、さ
らに特殊インク指定欄516,バーコード指定欄51
7,暗号化ナンバー指定欄518のいずれかの管理ナン
バーの合成印刷を指定する。
【0031】さらに、第一の利用者100は、電子ファ
イル130をファイルサーバ300に登録する際、ユー
ザ制限チェックボックス519をチェックし、アクセス
パスワード欄520に、電子ファイル130を読み出す
ためのアクセスパスワードを入力する。ここで、電子フ
ァイル表示欄524には、指定された電子ファイル13
0の縮小画像が表示されている。
【0032】そして、第一の利用者100がOKボタン
522をクリックすると、プリンタドライバ500は、
指定された電子ファイル130をネットワーク400を
介してファイルサーバ300に送信すると共に、第一の
利用者100が管理ナンバー取得ボタン521をクリッ
クすると、ファイルサーバ300からの管理ナンバー
が、管理ナンバー欄514に表示される。
【0033】さらに、第一の利用者100がOKボタン
522をクリックすると、プリンタドライバ500は、
指定された電子ファイル130を印刷データに変換する
と共に、管理ナンバーと合成して、複合機120に対し
て合成した印刷データを出力する。なお、第一の利用者
100がキャンセルボタン523をクリックすると、プ
リンタドライバ500は、電子ファイル130のファイ
ルサーバ300への送信および印刷出力を停止し、動作
を終了する。
【0034】上記複合機120は、ファクシミリ機能,
プリンタ機能およびネットワーク機能を有しており、図
5に示すように構成されている。すなわち、図5におい
て、複合機120は、表示操作部121,RAM12
2,モデム123aを備えたファクシミリ制御部12
3,ネットワーク制御部124,印刷手段としてのプリ
ンタ部125,読取手段としてのスキャナ部126,デ
ータ解析部127,データ変換部128、そしてこれら
各部を制御する主制御部129と、から構成されてい
る。
【0035】上記表示操作部121は、ユーザインタフ
ェースを提供するものである。上記RAM122は、表
示操作部121で入力された電話番号,ファクシミリ番
号,電子メールアドレス等の情報を記憶する。上記ファ
クシミリ制御部123は、モデム123aを制御するこ
とにより、電話回線等の公衆回線を介して外部と通信を
行なうものである。上記ネットワーク制御部124は、
LAN回線を介してまたは直接にネットワーク400と
通信を行なうものである。
【0036】上記プリンタ部125は、ファクシミリ制
御部123で受信したファクシミリデータの印刷や、端
末装置110からの印刷データの印刷を行なうものであ
る。上記スキャナ部126は、印刷媒体の読み込みを行
なうものである。上記データ解析部127は、スキャナ
部126で読み込んだイメージから管理ナンバーを取り
出すものである。上記データ変換部128は、ファクシ
ミリ制御部123におけるファクシミリデータのコーデ
ィングおよびデコーディングと、さらに電子ファイルと
管理ナンバーの合成、そして印刷データへの変換を行な
うものである。
【0037】なお、管理ナンバーの印刷は、可視可能あ
るいは不能に行なうことができるようにしてある。可視
可能とするときは、管理ナンバーが印刷媒体上にて、例
えばバーコードや暗号化された可視部として印刷される
ので、読取手段は、従来のスキャナ装置またはスキャナ
機能を有するプリンタ,複合機を使用することができ
る。また、可視不能とするときは、管理ナンバーが印刷
媒体上にて、例えば特殊インク等によるいわゆる透かし
技術を利用した不可視部として印刷されるので、第三者
が印刷媒体を見ただけでは、管理ナンバーを読み取るこ
とができず、これらの不可視部に対応した読取手段を使
用したときのみ、不可視部の管理ナンバーを読み取るこ
とができるので、ある程度の秘匿性を保持することがで
きる。
【0038】ファイルサーバ300は、電子ファイル管
理システムの運営者により運営され、適宜の箇所に設け
られたワークステーション,サーバ等の情報管理装置か
ら構成されている。ファイルサーバ300は、図1に示
すように、制御部310と、記憶部320と、を有して
いる。
【0039】上記制御部310は、ネットワーク400
に接続されており、第一の利用者100の端末装置11
0からネットワーク400を介して送信されてくる電子
ファイル130を受信して、この電子ファイル130に
対応して管理符号を採番し、電子ファイル130をこの
管理符号と関連付けて、記憶部320に登録されたデー
タベースに登録する。また、制御部310は、第二の利
用者200の読取手段220からネットワーク400を
介して送信されてくる管理符号および送信先を付した読
出指令を受信し、この管理符号に基づいて、記憶部32
0のデータベースから該当する電子ファイル130を読
み出して、ネットワーク400を介して上記送信先に送
信するようになっている。
【0040】次に、本実施形態の電子ファイル管理シス
テム10の動作について、図6〜図12のフローチャー
トを参照して説明する。電子ファイル管理システム10
は、ファイル登録の際の図6に示す正常時の基本動作,
図7〜図9に示す異常時の動作、そしてファイル参照の
際の図10に示す正常時の基本動作,図11〜図12に
示す異常時の動作の各ステップで利用される。
【0041】まず、ファイル登録の際の正常時の基本動
作について、図6を参照して説明する。図6において、
まず、ファイル登録者である第一の利用者100は、ス
テップA1にて、電子ファイル130を作成するための
アプリケーションソフト(例えばワードプロセッサ,テ
キストエディタあるいはグラフィックソフト等)を起動
し、電子ファイル130を作成する。その後、第一の利
用者100は、ステップA2にて、プリンタドライバ5
00を起動する。
【0042】そして、第一の利用者100は、ステップ
A3にて、端末装置110の画面に表示されるプリンタ
ドライバ500のユーザインタフェース510を見なが
ら、サーバアドレス欄511,ログイン名欄512およ
びパスワード欄513の各入力欄に、それぞれサーバア
ドレス,ログイン名およびパスワードを入力して、ステ
ップA4にて、管理ナンバー取得ボタン521をクリッ
クする。なお、上記サーバアドレス,ログイン名および
パスワードは、端末装置110を使用する第一の利用者
100における固有のものであるから、前もって設定し
ておくことにより、デフォルト値として、自動入力され
るようにしてもよい。これにより、端末装置110は、
プリンタドライバ500によりネットワーク400を介
して、サーバアドレスにより指定されるファイルサーバ
300に接続し、ログイン名およびパスワードを送信す
る。
【0043】これを受けて、ファイルサーバ300の制
御部310は、ステップA5にて、上記ログイン名およ
びパスワードにより、当該第一の利用者100のログイ
ンを許可し、ステップA6にて、記憶部320のデータ
ベースから、未登録の管理ナンバー330を採番し、ス
テップA7にて、この管理ナンバー330をネットワー
ク400を介して第一の利用者100の端末装置110
に送信する。
【0044】これにより、端末装置110は、ステップ
A8にて、プリンタドライバ500により、受信した管
理ナンバー330をユーザインタフェース510の管理
ナンバー欄514に表示する。ここで、第一の利用者1
00は、ステップA9にて、上記ユーザインタフェース
510の管理ナンバーチェックボックス515をチェッ
クし、特殊インク指定欄516,バーコード指定欄51
7,暗号化ナンバー指定欄518のいずれかを選択し
て、ONにする。なお、これらの指定は、第一の利用者
100が前もって設定しておくことにより、デフォルト
値として自動入力されるようにしてもよい。
【0045】続いて、第一の利用者100は、ステップ
A10にて、パスワードによる電子ファイルの参照に制
限を設けたい場合には、上記ユーザインタフェース51
0のユーザ制限チェックボックス519をチェックし
て、アクセスパスワード欄520に、任意の文字列から
成るアクセスパスワードを入力する。なお、パスワード
による制限を設けない場合には、第一の利用者100
は、ユーザ制限チェックボックス519をチェックせ
ず、アクセスパスワード欄520を空欄にしておけばよ
い。
【0046】次に、第一の利用者100が、ステップA
11にて、上記ユーザインタフェース510のOKボタ
ン522をクリックすると、ステップA13にて、プリ
ンタドライバ500により、ネットワーク400を介し
てファイルサーバ300に対して、当該電子ファイル1
30およびアクセスパスワードを送信する。これを受け
て、ファイルサーバ300の制御部310は、ステップ
A12にて、ネットワーク400を介して送られてくる
電子ファイル130およびアクセスパスワードを受信
し、ステップA13にて、これらの電子ファイル130
およびアクセスパスワードを、前述した管理ナンバー3
30と関連付けて記憶部320のデータベースに登録
し、登録完了の旨の通知を、ネットワーク400を介し
て第一の利用者100の端末装置110に送信する。
【0047】これにより、第一の利用者100の端末装
置110は、登録完了の旨の通知をファイルサーバ30
0から受け取ると、ステップA15にて、プリンタドラ
イバ500により登録完了のメッセージを画面上に表示
すると共に、プリンタドライバ500により管理ナンバ
ー330および電子ファイル130を変換した印刷デー
タを、複合機120に送信する。これを受けて、複合機
120は、ステップA16にて、これらの管理ナンバー
330および印刷データをネットワーク制御部124に
より受信して、データ変換部128により、選択された
特殊インク,バーコードまたは暗号化データにより合成
印刷データを生成し、プリンタ部125にて印刷媒体に
印刷して、紙データ140として出力する。このように
して、ファイル登録の際の正常時の基本動作が完了す
る。
【0048】なお、第一の利用者100は、ログイン
名,パスワードおよび管理ナンバーを使用して、ファイ
ルサーバ300にログインして、記憶部320のデータ
ベースに登録されている電子ファイル130を削除する
こともできる。また、ステップA9のチェックおよびA
10のアクセスパスワードの入力を、ステップA3と同
時に行なうことも可能である。この場合、端末装置11
0は、管理ナンバー取得ボタン521のクリックによ
り、ログイン名およびパスワードと共に、電子ファイル
130をファイルサーバ300に対して送信し、これに
対してファイルサーバ300は、ステップA5およびA
6と、ステップA12およびA13を実行し、電子ファ
イルおよび管理ナンバーのデータベースへの登録が成功
すると、ステップA7を実行して、端末装置110に管
理ナンバー330を送信することになる。これを受け
て、端末装置110は、ステップA8およびA14以降
を実施する。
【0049】次に、ファイル登録の際の第一の異常時の
動作について、図7を参照して説明する。図7におい
て、ステップB1〜B5までは、図6のステップA1〜
A5と同じであるので、その説明を省略する。ステップ
B5にて、ログイン名およびパスワードによる認証がで
きなかった場合、ファイルサーバ300の制御部310
は、ステップB6にて、当該第一の利用者100の端末
装置110のログインを拒否し、ログインエラー発生と
して、エラーメッセージを、ネットワーク400を介し
て第一の利用者100の端末装置110に送信する。こ
れにより、第一の利用者100の端末装置110は、ス
テップB7にて、その画面上にログインのエラー発生を
表示する。以上で、ファイル登録の際の第一の異常時の
動作が完了する。
【0050】次に、ファイル登録の際の第二の異常時の
動作について、図8を参照して説明する。図8におい
て、ステップC1〜C8までは、図6のステップA1〜
A8と同じであるので、その説明を省略する。ステップ
C8にて、管理ナンバー330が表示された後、ステッ
プC9にて、なんらかの原因により端末装置110とフ
ァイルサーバ300との接続が切断して、通信エラーが
発生した場合、ファイルサーバ300は、ステップC1
0にて、当該管理ナンバー330を開放して、処理を終
了する。以上で、ファイル登録の際の第二の異常時の動
作が完了する。
【0051】次に、ファイル登録の際の第三の異常時の
動作について、図9を参照して説明する。図9におい
て、ステップD1〜D8までは、図6のステップA1〜
A8と同じであるので、その説明を省略する。ステップ
D8にて、管理ナンバー330が表示された後、ステッ
プD9にて、第一の利用者100が、上記ユーザインタ
フェース510のキャンセルボタン523をクリックす
ると、端末装置110は、ネットワーク400を介して
ファイルサーバ300にキャンセル通知を送信する。こ
れを受けて、ファイルサーバ300の制御部310は、
ステップD10にて、端末装置110からのキャンセル
通知を受信して、ステップD11にて、当該管理ナンバ
ー330を開放し、ネットワーク400を介して端末装
置110に対して、キャンセル完了通知を送信する。こ
れにより、端末装置110は、ステップD12にて、キ
ャンセル完了通知に基づいて、画面上にキャンセル完了
のメッセージを表示し、処理を完了する。以上で、ファ
イル登録の際の第三の異常時の動作が完了する。
【0052】次に、ファイル参照の際の正常時の基本動
作について、図10を参照して説明する。図10におい
て、ファイル参照者である第二の利用者200は、ステ
ップE1にて、ファイル登録者である第一の利用者10
0から任意の方法、例えば郵便やファクシミリ送信等の
適宜の手段により入手した紙データ140を複合機22
0にセットし、そのスキャナ部126により画像読み込
みを行なって、画像データを生成する。これにより、複
合機220のデータ解析部127は、ステップE2に
て、読み込んだ画像データから管理ナンバー330を解
析して、取り出す。
【0053】その後、第二の利用者200は、ステップ
E3にて、複合機220の表示操作部121から、送付
先としての電子メールアドレスを入力する。この場合、
電子メールアドレスの入力を簡便にするために、複合機
220の短縮ダイヤルやワンタッチダイヤル等のいわゆ
る電話帳機能を利用することができる。これにより、複
合機220のネットワーク制御部124が、ステップE
4にて、上記管理ナンバー330および電子メールアド
レスを、ネットワーク400を介してファイルサーバ3
00に送信する。
【0054】これを受けて、ファイルサーバ300の制
御部310は、ステップE5にて、受信した管理ナンバ
ー330に対応する電子ファイルを、記憶部320のデ
ータベースから検索して、読み出す。そして、ファイル
サーバ300の制御部310は、管理ナンバー330に
関連付けてアクセスパスワードが登録されている場合に
は、ステップE6にて、ネットワーク400を介して端
末装置220に対してアクセスパスワードを要求する。
【0055】これを受けて、第二の利用者200は、ス
テップE7にて、複合機220の表示操作部121にて
アクセスパスワードを入力する。これにより、複合機2
20は、ステップE8にて、このアクセスパスワードを
ネットワーク400を介してファイルサーバ300に送
信する。そして、ファイルサーバ300の制御部310
は、ステップE9にて、受信したアクセスパスワードを
確認して、ステップE10にて、送信先である電子メー
ルアドレス宛に、読み出した電子ファイル130を電子
メールとして送信する。
【0056】そして、第二の利用者200は、ステップ
E11にて、端末装置210によりメールサーバにアク
セスして、上記電子メールを受信して、電子ファイル1
30を入手する。その後、ファイルサーバ300の制御
部310は、電子メール受信を確認した後、ステップE
12にて、複合機220に対して送信完了の旨を通知
し、複合機220の表示操作部121に、送信完了のメ
ッセージが表示される。このようにして、ファイル参照
の際の正常時の基本動作が完了する。
【0057】なお、第二の利用者200は、ステップE
3にて、送付先のメールアドレスを入力する代わりに、
ファイル削除の指定を行なうこともできる。この場合、
複合機220のネットワーク制御部124が、上記管理
ナンバー330およびファイル削除の指令を、ネットワ
ーク400を介してファイルサーバ300に送信する。
これを受けて、ファイルサーバ300の制御部310
は、受信した管理ナンバー330に対応する電子ファイ
ルを、記憶部320のデータベースから検索して、削除
する。
【0058】次に、ファイル参照の際の第一の異常時の
動作について、図11を参照して説明する。図11にお
いて、ステップF1〜F8までは、図10のステップE
1〜E8と同じであるので、その説明を省略する。ステ
ップF9にて、アクセスパスワードの確認により、受信
したアクセスパスワードとデータベースから読み出した
管理ナンバーに関連付けられたアクセスパスワードが一
致しない場合、ファイルサーバ300の制御部310
は、第二の利用者200の複合機220の接続を拒否
し、アクセスパスワードエラー発生として、エラーメッ
セージを、ネットワーク400を介して第二の利用者2
00の複合機220に送信する。これにより、第二の利
用者200の複合機220は、ステップF10にて、表
示操作部121に、エラーメッセージを表示する。以上
で、ファイル参照の際の第一の異常時の動作が完了す
る。
【0059】次に、ファイル参照の際の第二の異常時の
動作について、図12を参照して説明する。図12にお
いて、ステップG1〜G10までは、図10のステップ
E1〜E10と同じであるので、その説明を省略する。
ステップG10にて、ファイルサーバ300が電子メー
ルを送信した後、ステップG11にて、第二の利用者2
00の端末装置210が当該電子メールを受信しようと
して、何らかの原因で電子メールが不達となった場合、
ファイルサーバ300の制御部310は、ステップG1
2にて、エラー発生をネットワーク400を介して第二
の利用者200の複合機220に送信する。これによ
り、第二の利用者200の複合機220は、ステップG
13にて、その表示操作部121に、エラーメッセージ
を表示する。以上で、ファイル参照の際の第二の異常時
の動作が完了する。
【0060】このようにして、本発明実施形態の電子フ
ァイル管理システム10によれば、第二の利用者200
は、第一の利用者100から配布を受けた紙データ14
0を、複合機220により管理ナンバー330を取得し
て、ネットワーク400を介してファイルサーバ300
に送信することにより、簡単な操作によって、容易に紙
データ140の元となる電子ファイル130を入手する
ことができる。
【0061】上述した実施形態においては、第一の利用
者100は、印刷手段として複合機120を有している
が、これに限らず、紙データ140等の印刷媒体への出
力ができれば、プリンタあるいはファクシミリ装置の印
刷装置を使用することも可能である。また、上述した実
施形態においては、第二の利用者200は、読取手段と
して複合機220を有しているが、これに限らず、紙デ
ータ140等の印刷媒体から管理ナンバー330を読み
取ることができれば、スキャナ装置やスキャナ機能を備
えたプリンタあるいはバーコードリーダ等を使用するこ
とも可能である。さらに、第二の利用者200の複合機
220は、直接にネットワーク400に接続されている
が、これに限らず、第一の利用者100の複合機120
と同様に、端末装置210を介してネットワーク400
に接続されていてもよい。
【0062】また、上述した実施形態においては、管理
符号として、管理ナンバー330が使用されているが、
これに限らず、数字,文字および記号を含む任意の桁数
の文字列が使用されてもよい。さらに、上述した実施形
態においては、管理ナンバー330と電子ファイルを合
成する際に、特殊インク,バーコードまたは暗号化ナン
バーにより合成するようにしているが、これに限らず、
例えばマークシートや二次元バーコード等の印刷媒体に
対して印刷および読取可能な形態が利用可能である。
【0063】なお、上述した実施形態においては、管理
ナンバー330と電子ファイルの合成は、複合機120
のデータ変換部128により行なわれるようになってい
るが、これに限らず、プリンタドライバ500または端
末装置110にインストールされた任意のアプリケーシ
ョンソフトにより、管理ナンバー330と電子ファイル
の合成を行なうようにしてもよい。この場合、印刷装置
としては、通常のプリンタ装置を使用することができ
る。
【0064】例えば、端末装置110が、管理ナンバー
330をバーコード化し、グラフィック用ソフトウェア
により、電子ファイルの印刷面と管理ナンバーのバーコ
ードを合成することにより、家庭用のプリンタ等によっ
て印刷を行なうことができる。このとき、管理ナンバー
330の取得は、プリンタドライバ500と同等のユー
ザインタフェース510を提供し、ネットワーク400
に接続可能であって、ファイルサーバ300から管理ナ
ンバー330を取得できるソフトウェアにより行なわれ
得る。
【0065】また、上述した実施形態においては、ファ
イルサーバ300の記憶部320のデータベースに登録
する電子ファイル130は、文書や画像等の印刷可能な
電子ファイルであるが、これに限らず、例えばアプリケ
ーションソフトや動画,音声等の印刷不可能な電子ファ
イルであってもよく、これらの電子ファイルに関連付け
られたマニュアルや広告等の印刷可能な内容を、管理ナ
ンバー330と合成して、紙データ140として印刷す
るようにしてもよい。これにより、第二の利用者200
は、配布を受けた紙データ140を見て、印刷不可能な
電子ファイル130を入手したい場合には、この紙デー
タ140から複合機220により管理ナンバー330を
取り出して、ネットワーク400を介してファイルサー
バ300から当該電子ファイル140を入手することが
できる。
【0066】また、上述した実施形態においては、ファ
イル参照者である第二の利用者200は、ファイルサー
バ300から送信されてくる電子ファイル130を端末
装置210により受信するようになっているが、当該端
末装置210に、当該電子ファイル130を表示するた
めのアプリケーションソフトがインストールされていな
い場合には、当該電子ファイル130を参照することが
できない。このような場合には、端末装置210に対し
て印刷可能な複合機220やプリンタが接続されている
場合、複合機220により紙データ140を読み込む際
に、プリント出力を指定しておく。これにより、ファイ
ルサーバ300の制御部310は、記憶部320のデー
タベースから電子ファイル130を読み出した後、印刷
データに変換して、この印刷データをネットワーク40
0を介して、さらに端末装置210を介して、これらの
複合機220またはプリンタに出力し、印刷媒体に印刷
することにより、紙データとして出力する。したがっ
て、第二の利用者200が紙データ140として入手し
た文書を再配布するような場合、オリジナルの電子ファ
イル130またはコピーによる劣化のない紙データ14
0を入手することができる。なお、上記の実施形態にお
けるファイルサーバでの処理は、プログラムに制御され
たコンピュータにより実行される。記録媒体としては、
例えば磁気ディスク,半導体メモリ,その他の任意のコ
ンピュータで読み取り可能なものを使用することができ
る。また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒
体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読
み込ませてもよく、またネットワークを介してコンピュ
ータに読み込ませてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ファイ
ル登録者としての利用者端末が、電子ファイルをネット
ワークを介してファイルサーバのデータベースに登録す
る際に、当該電子ファイルに関連付けられる管理符号を
取得して、この管理符号と電子ファイルから変換された
印刷データを合成して、印刷手段に出力する。これによ
り、印刷手段は、印刷データおよび管理符号を印刷媒体
に印刷し、配布先に配布する。
【0068】これに対して、上記印刷媒体の配布を受け
た他人であるファイル参照者は、この印刷媒体を読取手
段にセットする。これにより、読取手段は、印刷媒体に
印刷された管理符号を読み取って、この管理符号と送付
先を付した読出指令を、ネットワークを介してファイル
サーバに送信する。これを受けて、ファイルサーバは、
この管理符号により、データベースから当該管理符号に
関連付けられた電子ファイルを読み出して、送付先に送
信する。
【0069】このようにして、ファイル参照者は、配布
を受けた印刷媒体を読取手段にセットすることにより、
複雑な作業を行なうことなく、容易にファイルサーバか
ら当該電子ファイルを取得することができ、電子ファイ
ルの内容を簡単に再利用することができる。
【0070】したがって、本発明によれば、印刷用紙等
の印刷媒体に出力されたデータを、ネットワークを介し
てファイルサーバのデータベースから電子ファイルとし
て容易に入手できるようにした電子ファイル管理システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子ファイル管理システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル登録者としての第一の利用者を主体とした構成を示
す概略図である。
【図3】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル参照者としての第二の利用者を主体とした構成を示
す概略図である。
【図4】図1の電子ファイル管理システムにおける第一
の利用者の端末装置で使用されるプリンタドライバのユ
ーザインタフェースの画面表示を示す図である。
【図5】図1の電子ファイル管理システムにおける第一
の利用者および第二の利用者の複合機の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル登録の際の正常時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル登録の際の第一の異常時の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル登録の際の第二の異常時の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】図1の電子ファイル管理システムにおけるファ
イル登録の際の第三の異常時の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】図1の電子ファイル管理システムにおけるフ
ァイル参照の際の正常時の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】図1の電子ファイル管理システムにおけるフ
ァイル参照の際の第一の異常時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】図1の電子ファイル管理システムにおけるフ
ァイル参照の際の第二の異常時の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 電子ファイル管理システム 100 第一の利用者(ファイル登録者) 110 端末装置 120 複合機(印刷手段) 130 電子ファイル 140 紙データ 200 第二の利用者(ファイル参照者) 210 端末装置 220 複合機(読取手段) 300 ファイルサーバ 310 制御部 320 記憶部(データベース) 400 ネットワーク 500 プリンタドライバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク内に設けられたデータベー
    スを有するファイルサーバと、ネットワークを介して当
    該ファイルサーバに接続する利用者端末と、利用者端末
    に接続された印刷手段および読取手段と、から成る電子
    ファイル管理システムであって、 上記ファイルサーバが、ファイル登録者の利用者端末か
    らネットワークを介して送られてくる電子ファイルを、
    管理符号と関連付けてデータベースに登録すると共に、
    この管理符号を利用者端末にネットワークを介して送信
    し、またファイル参照者の読取手段からネットワークを
    介して管理符号および送信先を付した電子ファイルの読
    出指令を受けたとき、当該管理符号に対応する電子ファ
    イルを、ネットワークを介して当該送信先に送信する制
    御部を備えており、 電子ファイルの登録の際には、上記利用者端末が、当該
    電子ファイルをネットワークを介してファイルサーバに
    送信すると共に、ファイルサーバから送信されてくる管
    理符号を取得し、当該電子ファイルから変換した印刷デ
    ータにこの管理符号を合成して、印刷手段に出力し、 電子ファイルの参照の際には、上記読取手段が、参照す
    べき電子ファイルの内容を印刷した印刷媒体から管理符
    号を読み込んで、この管理符号と送信先そして読出指令
    を、ネットワークを介してファイルサーバに送信するこ
    とを特徴とする、電子ファイル管理システム。
  2. 【請求項2】 上記利用者端末が、電子ファイルの登録
    の際に、印刷手段のドライバソフトによって、出力指令
    に基づいて電子ファイルをファイルサーバに送信すると
    共に、ファイルサーバからの管理符号と印刷データとを
    合成して、印刷手段に出力することを特徴とする請求項
    1に記載の電子ファイル管理システム。
  3. 【請求項3】 上記印刷手段および読取手段が、一体に
    構成された複合機であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電子ファイル管理システム。
  4. 【請求項4】 上記送信先が、上記複合機であって、 上記複合機が、ネットワークに接続されており、ファイ
    ルサーバから当該電子ファイルを受信したとき、当該電
    子ファイルを印刷手段により印刷媒体に出力することを
    特徴とする請求項3に記載の電子ファイル管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記送信先が、メールアドレスであっ
    て、 上記ファイルサーバが、当該電子ファイルをメールとし
    て配信することを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の電子ファイル管理システム。
  6. 【請求項6】 上記読取手段が、利用者端末を介してネ
    ットワークに接続されていることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の電子ファイル管理システム。
  7. 【請求項7】 上記読取手段が、直接にネットワークに
    接続されていることを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載の電子ファイル管理システム。
  8. 【請求項8】 上記管理符号が、印刷データと合成され
    て印刷手段により印刷されるとき、可視可能に印刷され
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    電子ファイル管理システム。
  9. 【請求項9】 上記管理符号が、印刷データと合成され
    て印刷手段により印刷されるとき、可視不能に印刷され
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    電子ファイル管理システム。
  10. 【請求項10】 上記電子ファイルが、ファイルサーバ
    のデータベースに登録されるとき、パスワード付きで登
    録されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに
    記載の電子ファイル管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006024191A (ja) * 2004-06-09 2006-01-26 Fuji Photo Film Co Ltd サーバ、携帯端末及びサービス方法
JP2015111365A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理装置、その制御方法、及びプログラム

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