JP2003131775A - カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体

Info

Publication number
JP2003131775A
JP2003131775A JP2001330876A JP2001330876A JP2003131775A JP 2003131775 A JP2003131775 A JP 2003131775A JP 2001330876 A JP2001330876 A JP 2001330876A JP 2001330876 A JP2001330876 A JP 2001330876A JP 2003131775 A JP2003131775 A JP 2003131775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
customization
setting system
control unit
automatic setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001330876A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Sakuramata
義文 櫻又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001330876A priority Critical patent/JP2003131775A/ja
Publication of JP2003131775A publication Critical patent/JP2003131775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユーザが一つの装置を共用する場合
に、職場等で携帯しているIDカードからユーザを認識
して、そのユーザごとの使用環境に自動的に設定するカ
スタマイズ情報自動設定システムを提供する。 【解決手段】 このカスタマイズ情報自動設定システム
は、ID情報を記憶したIDカードを非接触的に認識し
て、そのID情報を読み取るID認識制御部と、ID情
報に対応した本体装置の操作情報を記憶するカスタマイ
ズ情報記憶部と、前記カスタマイズ情報記憶部から前記
ID認識制御部で読み取られたID情報に対応したカス
タマイズ情報を読み出して、本体装置の操作情報として
設定する操作制御部とを備え、設定された操作情報に従
って本体装置の操作方法を変更することによって身体障
害のある利用者が目的とする装置を最適な状態で使用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共用目的の装置の
操作性を最適化するためのカスタマイズ情報自動設定シ
ステム、プログラムおよび記録媒体に関し、特に、身体
障害のある利用者が目的とする装置を最適な状態で使用
できるように支援するカスタマイズ情報自動設定システ
ム、そのシステムの機能を実行するためのプログラムお
よびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の利用者が一つの装置を共用する場
合には、各利用者によって使用環境が少しずつ異なって
くるのが通例である。例えば、複写機の場合にも、Aさ
んは「いつも両面コピーを使う」、Bさんは「いつも縮
小コピーを使う」、また、目の不自由なCさんは「音声
ガイダンスによって複写機を使う」というように、利用
者ごとにいつも利用する設定が異なっている。
【0003】このような場合、従来では、いつも使う操
作を予め目的の装置に利用者ごとに登録しておき、その
装置を使用する直前に、登録された利用者の環境を選択
してから使用している。
【0004】また、特開2000−99076号公報の
「音声認識を活用した実行環境設定装置及び方法」で
は、複数の人間が1つのコンピュータに存在する複数の
アプリケーションプログラムを共同で使用する場合、音
声認識技術を用いてアプリケーションの選択や使用者の
特定を行うことにより、アプリケーションの選択や使用
者を特定するためのキーボードやマウス等での入力の煩
わしさを緩和し、各使用者に固有のアプリケーションプ
ログラムの実行環境を自動的に設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−99076号公報の技術では、コンピュータを
使用する際に、使用者が発声を行わなければならず、ま
た、不特定多数の話者による単語識別や話者識別の技術
はまだ確実に利用できるものとはなっていない。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであって、複数のユーザが一つの装置を共用する場
合に、職場等で携帯しているIDカードからユーザを認
識して、そのユーザごとの使用環境に自動的に設定する
カスタマイズ情報自動設定システム、そのシステムの機
能を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のカスタマイズ情報自動設定シス
テムは、ID情報を記憶したIDカードを非接触的に認
識して、そのID情報を読み取るID認識制御部と、I
D情報に対応した本体装置の操作情報を記憶するカスタ
マイズ情報記憶部と、前記カスタマイズ情報記憶部から
前記ID認識制御部で読み取られたID情報に対応した
カスタマイズ情報を読み出して、本体装置の操作情報と
して設定する操作制御部とを備え、設定された操作情報
に従って本体装置の操作方法を変更することを特徴とす
る。また、本発明の請求項2は、請求項1のカスタマイ
ズ情報自動設定システムにおいて、前記操作制御部は、
前記カスタマイズ情報記憶部に前記ID情報に対応する
カスタマイズ情報が記憶されていない場合、前記本体装
置とネットワーク接続された他の装置から前記ID情報
に対するカスタマイズ情報を取得し、この本体装置の操
作情報として設定することを特徴とする。また、本発明
の請求項3は、請求項1のカスタマイズ情報自動設定シ
ステムにおいて、前記操作制御部は、前記カスタマイズ
情報記憶部に前記ID情報に対応するカスタマイズ情報
が記憶されていない場合、前記本体装置とネットワーク
接続された他の装置で前記ID情報に対応するカスタマ
イズ情報を実行させた結果をこの本体装置に出力させる
ことによって、ユーザがこの本体装置を操作するように
したことを特徴とする。また、本発明の請求項4は、請
求項2または3に記載のカスタマイズ情報自動設定シス
テムにおいて、前記他の装置は、前記本体装置と同種類
の装置であることを特徴とする。また、本発明の請求項
5は、請求項2または3に記載のカスタマイズ情報自動
設定システムにおいて、前記他の装置は、前記IDカー
ドの所有者のコンピュータであることを特徴とする。ま
た、本発明の請求項6は、請求項2または3に記載のカ
スタマイズ情報自動設定システムにおいて、前記他の装
置は、複数のユーザに対するカスタマイズ情報を管理す
るサーバコンピュータであることを特徴とする。また、
本発明の請求項7のプログラムは、コンピュータを、請
求項1乃至6のいずれか1に記載のカスタマイズ情報自
動設定システムとして機能させるためのプログラムであ
る。また、本発明の請求項8の記録媒体は、請求項7に
記載のカスタマイズ情報自動設定プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0008】以上のように構成することによって、ユー
ザを識別できるIDカードを認識することによって、他
のユーザと異なる作業や複雑な処理を伴う作業への初期
動作を簡単に早く提示することができる。また、通常の
操作が難しい身体障害のあるユーザに対しても、その人
に合った操作方法を提供できる。また、同種の装置やサ
ーバなどの一ヶ所に、カスタマイズ情報を登録すること
によって、操作方法等の条件を一括して管理することが
できる。また、そのため使用する装置が変わっても、そ
れぞれの装置に対しての操作方法の最適化を登録する作
業が省けるとともに、いつも同一の操作環境を提供でき
る。また、一ヶ所で管理することによって、操作情報の
修正も容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに本発明のカス
タマイズ情報自動設定システムの実施形態を説明する。
【0010】<実施例1>図1は、本発明の一実施例
(実施例1)を説明するための機能構成図である。図1
において、本発明の実施例1は、装置100とIDカー
ド200とからなり、装置100は少なくともID認識
制御部110、操作制御部120、カスタマイズ情報記
憶部130、機能部140とを含んでいる。
【0011】ID認識制御部110は、非接触型のID
カードを携帯しているユーザがこの装置の付近に一定の
時間留まっているときに利用者と判断する。この装置と
IDカード間では指向性を持って通信される。この判断
をした後、ID認識制御部110は、そのIDカードか
らユーザのID情報と簡単な制御データを受信する。
【0012】操作制御部120は、ID認識制御部11
0でID情報を読み取ったときは、このID情報に対応
した操作情報をカスタマイズ情報記憶部130から読み
出し、その情報を装置の操作情報へ設定する。これによ
り、ユーザがよく使用する機能を優先して提示すること
ができる。ID情報を読み取れなかった場合には、通常
の既定値としての操作情報を設定する。この操作情報を
設定したあと、ユーザはその操作情報に従って本体装置
を操作することによって、機能部140を呼び出す。
【0013】カスタマイズ情報記憶部130は、ユーザ
IDごとにユーザがよく使用する操作情報を記憶する。
この操作情報には、ユーザがよく使う装置の機能(両面
コピー、縮小コピー等)、画面表示を見やすいように配
色や文字の大きさなどの変更、また、音声ガイダンスを
行わせる設定等を含んでいる。これらの操作情報は、そ
の装置に設定された後、ユーザの指示でIDカード20
0へ書き込むことができる。また、ユーザに合わせた操
作情報を管理部門でIDカードに書き込むようにして、
配布してもよい。
【0014】機能部140は、操作制御部120からの
指示で、その装置本来の目的を達成する部分である。例
えば、コピーやプリンタ、FAX機能を実行する。
【0015】IDカード200は、内部にユーザに関す
る情報を記憶するチップを有し、装置100のID認識
制御部110からの無線電波の信号によりID情報を返
すことができる。また、このような機能を持つものであ
れば、カードでなくてもよい、例えば、携帯型端末(携
帯電話、PDA、携帯可能な情報端末等)のように、小
型で常に身につけることが可能な装置であってもよい。
【0016】さらに、IDカードには、ID情報のほか
に装置ごとの操作情報を記憶させておき、その操作情報
を装置100に設定するようにしてもよい。
【0017】次に、本実施例1の動作を説明する。装置
100を複数のユーザが共用して使用する。その際、各
ユーザはそれぞれ異なるID番号を記録したIDカード
を所持しているものとする。装置100の前にユーザが
来て実際の操作が開始されるまでに、多少の時間がかか
るからその間に、ID認識制御部110は、IDカード
200の存在を認識し、ID情報を非接触的に読み取
る。一定時間後にも、同じID情報を持つIDカードが
存在すれば、そのユーザを利用者とみなして、そのID
情報を操作制御部120に送る。ここで、IDカード2
00の認識範囲は、本体装置100の前面方向に短い距
離範囲で行う。例えば、本体装置100の前面1メート
ル以内等に限定できるようにする。
【0018】操作制御部120は、ID情報が送られて
くると、そのID情報をキーとしてカスタマイズ情報記
憶部130を検索し、本体装置の操作情報を読み取り、
それを設定する。例えば、ユーザが両面印刷の原稿を半
分に縮小して2ページ分を片面に印刷することをよく使
用する場合には、この操作情報としてカスタマイズ情報
記憶部130へ記憶しておく。操作制御部120は、こ
の記憶された操作情報を表示画面に配置する。ユーザ
は、その自分用に表示された操作ボタンを押すことによ
って、目的の操作(印刷やファクシミリ送信等)を簡単
に行うことができる。
【0019】また、ユーザが視覚障害を持っている場合
には、上記の例のように操作を画面表示しても、それを
操作するのは難しい。このようなユーザに対しては、操
作情報として音声ガイダンスを利用するとカスタマイズ
情報記憶部130へ記憶させておけば、ユーザが本体装
置100の前にくると、ユーザのID情報を読み取り、
操作制御部120は、音声によるガイダンスが必要と判
断できるので、その指示にしたがって、音声メッセージ
による操作手順の案内をすることができる。
【0020】<実施例2>図2は、本発明の他の実施例
(実施例2)を説明するための機能構成図である。図2
において、本発明の実施例2は、装置100、IDカー
ド200、装置100と同等の機能を有する装置300
またはコンピュータ400とからなり、装置100は少
なくともID認識制御部110、操作制御部120、カ
スタマイズ情報記憶部130、機能部140とを含んで
いる。この装置100は、装置300またはコンピュー
タ400と必要に応じて任意の台数をネットワーク50
0で接続しているものとし、これらは1つのグループを
形成している。
【0021】ID認識制御部110は、非接触型のID
カードを携帯しているユーザがこの装置の付近に一定の
時間留まっているときに利用者と判断する。この装置と
IDカード間では指向性を持って通信される。この判断
をした後、ID認識制御部110は、そのIDカードか
らユーザのID情報と簡単な制御データを受信する。
【0022】操作制御部120は、ID認識制御部11
0でID情報のほかに操作情報の有無を表すフラグがオ
ン(ユーザ特有の操作情報がどこかに存在するはずとい
うことを示している。)であると判断したときは、この
ID情報に対応した操作情報をカスタマイズ情報記憶部
130から読み出し、その情報を装置の操作情報へ設定
する。しかし、カスタマイズ情報記憶部130が存在し
ない場合や、ID情報に対応するカスタマイズ情報が登
録されていない場合には、ネットワーク500を介して
グループ内の装置100と同種類の装置300またはコ
ンピュータ400へ順次、このID情報に対応するカス
タマイズ情報を送るように要求する。いずれかの装置3
00またはコンピュータ400からカスタマイズ情報
(操作情報)が送られてきた場合に、それを装置100
の操作情報として設定する。これにより、ユーザがよく
使用する機能を優先して提示することができる。ID情
報を読み取れなかった場合やカスタマイズ情報がどこに
も存在しなかった場合には、通常の既定値としての操作
情報を設定する。この操作情報を設定したあと、ユーザ
はその操作情報に従って本体装置を操作することによっ
て、機能部140を呼び出す。また、この送信されてき
たカスタマイズ情報をカスタマイズ情報記憶部130へ
登録するようにすれば、次回からは、ネットワーク50
0を介して他の装置やコンピュータから取り寄せなくて
もよいので、操作の設定にかかる時間が節約できる。
【0023】カスタマイズ情報記憶部130は、ユーザ
IDごとにユーザがよく使用する操作情報を記憶する。
この操作情報には、ユーザがよく使う装置の機能(両面
コピー、縮小コピー等)、画面表示を見やすいように配
色や文字の大きさなどの変更、また、音声ガイダンスを
行わせる設定等を含んでいる。
【0024】機能部140は、操作制御部120からの
指示で、その装置本来の目的を達成する部分である。例
えば、コピーやプリンタ、FAX機能を実行する。
【0025】IDカード200は、内部にユーザに関す
る情報を記憶するチップを有し、装置100のID認識
制御部110からの無線電波の信号によりID情報を返
すことができる。ここでID情報には、ユーザのID番
号とカスタマイズの必要性の有無を示すフラグがある。
また、このような機能を持つものであれば、カードでな
くてもよい、例えば、携帯型端末(携帯電話、PDA、
携帯可能な情報端末等)のように、小型で常に身につけ
ることが可能な装置であってもよい。
【0026】装置300またはコンピュータ400に
は、それぞれカスタマイズ情報記憶部(330、43
0)を備えており、ネットワーク500を介して装置1
00の操作制御部120からの要求により、ID情報に
対応するカスタマイズ情報を検索し、その結果を送信す
る。コンピュータ400は、複数人のカスタマイズ情報
を記憶させたサーバのようなものであってもよいし、ま
たは、ユーザ自身のコンピュータであってもよい。コン
ピュータ400のカスタマイズ情報記憶部430は、操
作対象の装置(100、300)の種別ごとに、複数人
のユーザのID情報に対してカスタマイズ情報を記憶し
ている。
【0027】<実施例3>図3は、本発明のさらに他の
実施例(実施例3)を説明するための機能構成図であ
る。図3において、本発明の実施例3は、装置600、
IDカード200、装置700とからなり、装置600
は少なくともID認識制御部610、操作制御部62
0、機能部640とを含んでいる。また、装置700
は、少なくとも操作制御部720とカスタマイズ情報記
憶部730とを含んでおり、例えば、音声ガイドの発生
や画面表示の変更作業等をする。装置700がコンピュ
ータであれば、カスタマイズ情報記憶部730は操作対
象の装置の種別ごとに、複数人のユーザのID情報に対
してカスタマイズ情報を記憶している。この装置600
は、必要に応じて任意の台数の装置700とネットワー
ク500で接続しているものとし、これらは1つのグル
ープを形成している。
【0028】ID認識制御部610は、非接触型のID
カードを携帯しているユーザがこの装置の付近に一定の
時間留まっているときに利用者と判断する。この装置と
IDカード間では指向性を持って通信される。この判断
をした後、ID認識制御部610は、そのIDカードか
らユーザのID情報と簡単な制御データを受信する。
【0029】操作制御部620は、ネットワーク500
を介してグループ内の装置600と同種類の装置700
へ順次、このID情報に対応するカスタマイズ情報があ
るかどうかを問い合わせる。いずれかの装置700から
カスタマイズ情報(操作情報)があると通知された場合
に、操作制御部620は、機能部640とユーザの情報
のやり取りを装置700の操作制御部720を通して行
う。操作制御部720は、先に送られたユーザのID情
報に対応する操作情報をカスタマイズ情報記憶部730
から検索し、その内容にしたがって、機能部640から
の情報をユーザが使いやすい形態で提供する。また、ユ
ーザからの入力情報も、機能部640が使用する形態に
変換して、操作制御部620を通して機能部640へ送
る。操作制御部620は、ID情報を読み取らなかった
場合やカスタマイズ情報がどこにも存在しなかった場合
には、ユーザは通常の操作で本体装置を操作することに
よって、機能部640を呼び出す。
【0030】機能部640は、操作制御部620からの
指示で、その装置本来の目的を達成する部分である。例
えば、コピーやプリンタ、FAX機能を実行する。
【0031】カスタマイズ情報記憶部130は、ユーザ
IDごとにユーザがよく使用する操作情報を記憶する。
この操作情報には、ユーザがよく使う装置の機能(両面
コピー、縮小コピー等)、画面表示を見やすいように配
色や文字の大きさなどの変更、また、音声ガイダンスを
行わせる設定等を含んでいる。
【0032】IDカード200は、内部にユーザに関す
る情報を記憶するチップを有し、装置100のID認識
制御部110からの無線電波の信号によりID情報を返
すことができる。また、このような機能を持つものであ
れば、カードでなくてもよい、例えば、携帯型端末(携
帯電話、PDA、携帯可能な情報端末等)のように、小
型で常に身につけることが可能な装置であってもよい。
【0033】このように構成すると、同様の機能をもつ
装置が複数台ある場合に、一ヶ所でカスタマイズ情報を
管理できるので、修正や変更が容易になるとともに、い
つでも同じ操作環境が使える。例えば、ユーザは通常、
身近にある装置(例えば、印刷装置)を使用している
が、その装置がメンテナンスのために使用できない場合
には、別の装置(同種の印刷装置)を使用することにな
る。この時、別の装置であっても今までと同じカスタマ
イズ情報を参照するので、同じ操作環境を利用すること
ができる。
【0034】また、上記の装置700をコンピュータと
した場合、カスタマイズ情報が音声ガイダンスの発生で
あれば、例えば、音声合成をコンピュータ側で行い、そ
の結果の音声メッセージを装置600のスピーカから出
力するようにできる。
【0035】<実施例4>図4は、本発明のさらに他の
実施例(実施例4)を説明するための機能構成図であ
る。図4において、本実施例4は、IDカード200、
装置100または装置600とサーバ800とから構成
される。装置100は上述した実施例2の装置100ま
たは実施例3の装置700と同じ構成を持ち、装置60
0は実施例3の装置600と同じ構成を持っている。サ
ーバ800は、装置(100、600)の種別ごとに、
複数人のユーザのID情報に対してカスタマイズ情報を
記憶したカスタマイズ情報記憶部830を備えている。
この装置100または装置600は必要に応じて任意の
台数をサーバ800とネットワーク500で接続してい
るものとし、これらは1つのグループを形成している。
【0036】ユーザがIDカード200を携帯して装置
100または装置600に近づくと、それぞれのID認
識制御部(110または610)がID情報とを読み込
んだ後、それらの装置と同種の装置に関し、そのID情
報に対応するカスタマイズ情報があるかどうかサーバ8
00へ問い合わせる。カスタマイズ情報が存在するとき
には、装置100に対してはそのカスタマイズ情報を送
信してもらい、その装置100へ操作情報として設定し
て、実際の操作が行われる。また、装置600に対して
は、サーバ800がそのカスタマイズ情報の内容にした
がって、装置600が使用する形態に変換して送られ
て、実際の操作が行われる。
【0037】カスタマイズ情報がなければ、予め決まっ
ている処理方法に沿って、ユーザとそれらの装置とやり
とりされる。
【0038】実施例4では、操作情報を一括してサーバ
800で管理することによって、いつも同じ操作環境を
利用することができる。また、一箇所を修正すればよい
から、操作情報の修正も容易になる。
【0039】さらに、本発明は上述した実施の形態のみ
に限定されたものではない。上述した実施の形態を構成
する各機能をそれぞれプログラム化し、あらかじめCD
−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、このCD−R
OMをCD−ROMドライブのような媒体駆動装置を搭
載したコンピュータに装着して、これらのプログラムを
コンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それ
を実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。この場合、記録媒体から読出さ
れたプログラム自体が上述した実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムおよびそのプログラム
を記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
【0040】なお、記録媒体としては半導体媒体(例え
ば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例え
ば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(例
えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)のいずれ
であってもよい。
【0041】また、ロードしたプログラムを実行するこ
とにより上述した実施の形態の機能が実現されるだけで
なく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティン
グシステム等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0042】また、上述した実施の形態の機能を実現す
るプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるメモリにロードされ、そのプログラムの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって、上述した実施例の機能が実現される場合
も含まれる。
【0043】さらに、上述したプログラムをサーバコン
ピュータの磁気ディスク等の記憶装置に格納しておき、
通信網で接続されたユーザのコンピュータからダウンロ
ード等の形式で頒布する場合、このサーバコンピュータ
の記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザを識別できるIDカードを認識することによっ
て、他のユーザと異なる作業や複雑な処理を伴う作業へ
の初期動作を簡単に早く提示することができる。また、
通常の操作が難しい身体障害のあるユーザに対しても、
その人に合った操作方法を提供できる。
【0045】また、同種の装置やサーバ等の一ヶ所に、
カスタマイズ情報を登録することによって、操作方法等
の条件を一括して管理することができる。また、そのた
め使用する装置が変わっても、それぞれの装置に対して
の操作方法の最適化を登録する作業が省けるとともに、
いつでも同一の操作環境を提供できる。また、一ヶ所で
管理することによって、操作情報の修正も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1を説明するための機能構成図であ
る。
【図2】 実施例2を説明するための機能構成図であ
る。
【図3】 実施例3を説明するための機能構成図であ
る。
【図4】 実施例4を説明するための機能構成図であ
る。
【符号の説明】
100…装置、110…ID認識制御部、120…操作
制御部、130…カスタマイズ情報記憶部、140…機
能部、200…IDカード、300…装置、330…カ
スタマイズ情報記憶部、400…コンピュータ、430
…カスタマイズ情報記憶部、500…ネットワーク、6
00…装置、610…ID認識制御部、620…操作制
御部、640…機能部、700…装置、720…操作制
御部、730…カスタマイズ情報記憶部、800…サー
バ、830…カスタマイズ情報記憶部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ID情報を記憶したIDカードを非接触
    的に認識して、そのID情報を読み取るID認識制御部
    と、ID情報に対応した本体装置の操作情報を記憶する
    カスタマイズ情報記憶部と、前記カスタマイズ情報記憶
    部から前記ID認識制御部で読み取られたID情報に対
    応したカスタマイズ情報を読み出して、本体装置の操作
    情報として設定する操作制御部とを備え、設定された操
    作情報に従って本体装置の操作方法を変更することを特
    徴とするカスタマイズ情報自動設定システム。
  2. 【請求項2】 請求項1のカスタマイズ情報自動設定シ
    ステムにおいて、前記操作制御部は、前記カスタマイズ
    情報記憶部に前記ID情報に対応するカスタマイズ情報
    が記憶されていない場合、前記本体装置とネットワーク
    接続された他の装置から前記ID情報に対するカスタマ
    イズ情報を取得し、この本体装置の操作情報として設定
    することを特徴とするカスタマイズ情報自動設定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1のカスタマイズ情報自動設定シ
    ステムにおいて、前記操作制御部は、前記カスタマイズ
    情報記憶部に前記ID情報に対応するカスタマイズ情報
    が記憶されていない場合、前記本体装置とネットワーク
    接続された他の装置で前記ID情報に対応するカスタマ
    イズ情報を実行させた結果をこの本体装置に出力させる
    ことによって、ユーザがこの本体装置を操作するように
    したことを特徴とするカスタマイズ情報自動設定システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のカスタマイズ
    情報自動設定システムにおいて、前記他の装置は、前記
    本体装置と同種類の装置であることを特徴とするカスタ
    マイズ情報自動設定システム。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載のカスタマイズ
    情報自動設定システムにおいて、前記他の装置は、前記
    IDカードの所有者のコンピュータであることを特徴と
    するカスタマイズ情報自動設定システム。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載のカスタマイズ
    情報自動設定システムにおいて、前記他の装置は、複数
    のユーザに対するカスタマイズ情報を管理するサーバコ
    ンピュータであることを特徴とするカスタマイズ情報自
    動設定システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、請求項1乃至6のいず
    れか1に記載のカスタマイズ情報自動設定システムとし
    て機能させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のカスタマイズ情報自動
    設定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
JP2001330876A 2001-10-29 2001-10-29 カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体 Pending JP2003131775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001330876A JP2003131775A (ja) 2001-10-29 2001-10-29 カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001330876A JP2003131775A (ja) 2001-10-29 2001-10-29 カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003131775A true JP2003131775A (ja) 2003-05-09

Family

ID=19146535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001330876A Pending JP2003131775A (ja) 2001-10-29 2001-10-29 カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003131775A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193403A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Canon Sales Co Inc 画像形成装置及びその制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2005217539A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd バーチャルコンパニオンシステム
US9992362B2 (en) 2016-07-21 2018-06-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium for displaying simplified operation screen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005193403A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Canon Sales Co Inc 画像形成装置及びその制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2005217539A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Matsushita Electric Works Ltd バーチャルコンパニオンシステム
US9992362B2 (en) 2016-07-21 2018-06-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium for displaying simplified operation screen
US10659631B2 (en) 2016-07-21 2020-05-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium for displaying simplified operation screen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6567176B1 (en) Information processing apparatus and control method therefor
US6947156B1 (en) Remote control apparatus and system in which identification or control information is obtained from a device to be controlled
CN100454228C (zh) 打印系统及控制其用户界面的方法
JP7173761B2 (ja) 印刷システム、制御方法、サーバシステム
JPH10240658A (ja) 情報処理装置及びその方法
BRPI0614229A2 (pt) manipulação de dados sensìvel ao contexto
US7672848B2 (en) Electronic mail processing apparatus and electronic mail processing method, and program and storage medium
CN101197898B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
US20050049006A1 (en) Mobile terminal for displaying a variable auxiliary display area and method thereof
JP4532810B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3780991B2 (ja) ネットワークシステム、電子機器、プログラム、記録媒体
JP2003131775A (ja) カスタマイズ情報自動設定システム、プログラムおよび記録媒体
JP4166734B2 (ja) ドライバプログラム、ドライバプログラムを記録した記録媒体、ドライバ制御方法及びドライバ制御装置
US20060143321A1 (en) Apparatus and method for managing peripheral device using auto-generated metadata
KR20020024235A (ko) 컴퓨터를 이용한 이기종 이동 통신 단말기간의 사용자데이터 변환, 전송에 대한 장치 및 방법
JP2000322367A (ja) 代替装置によるユーザインタフェース変更方法及びその情報処理装置
JP4562547B2 (ja) 画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
CN101211332B (zh) 安装位置管理系统
KR20200027423A (ko) 대화형 에이전트 기능이 설치된 화상 형성 시스템, 그 제어 방법 및 저장 매체
JP4687686B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2021012431A (ja) 周辺装置管理システム、印刷装置制御システム、制御方法、印刷制御装置及びプログラム
JP7375427B2 (ja) 音声設定システム、音声設定支援プログラムおよび音声設定支援装置
JP7497652B2 (ja) 音声設定システム、音声設定支援装置および音声設定支援プログラム
JP6830141B1 (ja) デジタル名札表示切替システム、デジタル名札表示切替装置およびデジタル名札表示切替プログラム
JP4551910B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体