JP2003131691A - 音声対話システム - Google Patents

音声対話システム

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JP2003131691A JP2001325122A JP2001325122A JP2003131691A JP 2003131691 A JP2003131691 A JP 2003131691A JP 2001325122 A JP2001325122 A JP 2001325122A JP 2001325122 A JP2001325122 A JP 2001325122A JP 2003131691 A JP2003131691 A JP 2003131691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ側から音声対話のきっかけのタイミン
グを作る必要がない、音声対話システムを得る。 【解決手段】 車両電装品の制御を行うための音声対話
システムにおいて、車両の各部の状態を検出するセンサ
からの出力によって音声認識装置を起動すると共に、音
声出力装置からセンサ出力に対応して予め決められた言
葉を出力し、ユーザに対して音声対話のきっかけを与え
る。これにより、ユーザ側から音声認識のためのタイミ
ングを作ることなく、対話を開始することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両電装品、例え
ばエアコン、パワーウインド、さらにはカーナビゲーシ
ョンシステム、オーディオ機器、PDAなどの車載機器
の制御を、ユーザとの対話に基づいて自動的に遂行する
音声対話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】カーナビゲーションシステム、オーディ
オ機器など操作が複雑な機器では、音声対話システムを
利用することによって機器の操作を簡単化している。こ
の音声対話システムでは、予め決められたステップに基
づいて作成される質問をシステムが発話し、それに対す
るユーザの回答を音声認識し、認識結果に基づいて新た
な発話を作成すると言う手順によって、機器の操作に必
要な情報をユーザより得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音声対話システムでは、音声認識装置を起動
させるためにユーザ側で音声認識のタイミングを取る必
要があった。実際、従来の装置では、ユーザが「認識開
始」あるいは「発声中」を示すスイッチあるいはボタン
をあらかじめ押す、もしくは、押しつづけて、音声認識
装置を起動する構成である。このような構成は、操作が
煩雑であるばかりではなく、運転動作以外にもユーザに
負担を与えることとなり、運転ミスを誘発する危険があ
る。
【0004】本発明は、従来装置の上記ような欠点を解
決する目的でなされたもので、ユーザ側から対話システ
ムに認識開始のための働きかけをするのではなく、機器
が対話システムの開始を自動的に認識することが可能な
音声対話システムを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音声対話システ
ムは、上記課題を解決するために、車両の各部の状態を
検出するセンサと、前記センサからの出力信号によって
起動される音声認識装置と、前記センサからの前記出力
信号を受信することによって予め決められた言葉を出力
する音声出力装置、を備えている。
【0006】前記センサは、エンジンがオンとなったこ
とを検出するセンサ、エンジンがオンとなりかつ運転者
が乗車したことを検出するセンサ、燃料が一定量以下と
なったことを検出するセンサ、VICSの渋滞情報を検
出するセンサ、メールの着信を検出するセンサ、パーキ
ングブレーキがオンとなったことを検出するセンサなど
である。
【0007】これらのセンサからの出力信号が本システ
ムに入力されると、音声認識装置が自動的に起動され、
さらに入力された信号に対応して予め決められた言葉が
音声出力装置より出力される。この言葉は、ユーザに対
してシステム側から音声対話のきっかけを与える言葉で
あり、例えば、センサがエンジンのオン状態を検出する
ものである場合、「何をしますか」と言うような言葉で
ある。したがってユーザがこの言葉に対して、例えば
「エアコンをつけたい。」と答えると、音声認識装置が
この発声を認識し、音声出力装置はこの認識に基づいて
所定の対話ルーチンを開始することができる。
【0008】また、センサがエンジンのオン状態を検出
し、さらに運転者が乗車したことを検出すると、音声認
識装置が起動され、さらに音声出力装置は「何処へ行き
ますか」と言うような対話のきっかけとなる言葉を出力
する。この問いかけにユーザが例えば、「***に行き
たい」と答えると、音声認識装置がこれを認識し、音声
出力装置はこの認識に基づいて所定の対話ルーチンを開
始することができる。
【0009】このように、本発明では、車両に設けた種
々のセンサからの出力信号によって音声認識装置を起動
すると共に、対話システム側から対話のきっかけとなる
言葉を自動的に出力するようにしている。したがって、
ユーザはスタートボタン等を操作して自ら音声認識装置
を起動する必要はない。そのため、音声対話をスムース
に開始する事ができる。
【0010】また、音声出力装置から出力する言葉の先
頭に、「○×さん」、「もしもし」等の特に意味をなさ
ない言葉を付加する事によって、ユーザはシステムから
の質問をより聞き取りやすくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる音声対話システムの構造を示すブロック図である。
図において1は音声認識装置、2は音声出力装置、3は
車両の各部に設けたセンサ、4は本対話システムによっ
て制御すべき車両電装品を示す。音声認識装置1は、ユ
ーザの発声を言葉として認識するための装置であって、
一般に音声認識エンジンと認識辞書で構成されている。
音声出力装置2は音声認識エンジンと、対話用データベ
ースおよび音声合成エンジンを備えており、音声認識装
置1で言葉として認識されたユーザの発声に基づいて予
め決められたプログラムにしたがってユーザへの質問を
作成し、これを合成音声として出力することで、所定の
対話ルーチンを実行する。
【0012】音声認識装置1によって以上のようにして
獲得された情報は、車両電装品4に送られ、該機器をユ
ーザの意向に沿うように操作する。車両電装品4は、例
えば、エアコン、パワーウインドウ、ナビゲーションシ
ステム、オーディオ・ビデオ機器、情報端末機器などで
ある。
【0013】本装置では、車両の各部に設けたセンサ3
から、車両の種々の状態を示す信号が音声認識装置1お
よび音声出力装置2に対して出力される。このセンサ3
は、例えば、エンジンがオンとなったことを検出するセ
ンサ、エンジンがオンとなりかつ運転者が乗車したこと
を検出するセンサ、燃料が一定量以下となったことを検
出するセンサ、VICSの渋滞情報を検出するセンサ、
メールの着信を検出するセンサ、パーキングブレーキが
オンとなったことを検出するセンサなどである。
【0014】センサ3からの出力信号は、同時に音声出
力装置2に入力される。この入力によって音声出力装置
2は、入力信号に対応して予め決められた言葉を合成音
声として出力する。
【0015】図2は、センサ3から出力される情報の種
類と、それに対応して予め決められている音声出力との
関係を示している。図2の(a)では、センサ3からエ
ンジンがオン状態となったことを示す信号が出力される
と、音声出力装置2から「何をしますか?」と言う質問
が出力されることを示している。これに対してユーザ
が、例えば「エアコンをつけたい」と答えると、この発
声を音声認識装置1が認識して、音声出力装置2におい
てエアコンの制御のための対話ルーチンを起動する。
【0016】もし、ユーザが「必要ない」等の言葉を発
声すると音声認識装置1がこれを認識して対話を自動的
に終了する。あるいは、音声認識装置1で一定時間音声
の入力が無いことを検出すると、対話を自動終了するよ
うにしておいても良い。また、音声出力装置2で「必要
ありませんね」、「案内を終了します」等の言葉を発声
して対話を自動終了するようにしておいても良い。
【0017】図2の(b)に示す例では、車載機器とし
てカーナビゲーションシステムが組み込まれており、セ
ンサ3からエンジンがオン状態となったことおよび運転
者が乗車したことを示す情報が出力される例を示してい
る。この場合は、運転者がどこかへ移動する確率が非常
に高いので、音声出力装置2から「どちらまで案内しま
しょうか?」等の問いかけを行う。ユーザがこれに対し
て、「***まで行きたい」などと答えると、音声認識
装置1がこれを認識して、自動的にナビゲーションシス
テムの目的地設定の対話を開始する。
【0018】なお、音声案内の必要が無い場合は、
(a)の事例と同様に、ユーザの音声が一定時間入力さ
れないこと、あるいはユーザの「必要ない」と言うよう
な発声によって、対話を自動的に終了する。
【0019】これによって、ユーザが乗車時にルーチン
ワーク的に目的地を設定できる様になり、ユーザが目的
地設定のコマンドを覚える必要は無くなる。
【0020】図2の(c)に示す例では、図(b)と同
様に車載機器としてカーナビゲーションシステムが組み
込まれており、センサ3でガソリンの残量を検出してい
る。この場合、ガソリン残量が一定値以下となると、音
声出力装置2から「ガソリンが少なくなっています。近
くのガソリンスタンドまで案内しましょうか」と言うよ
うな問いかけを行うことで、ナビゲーションシステムの
ための対話を開始する。これにより、ユーザは、燃料の
残量を気にしながら運転する必要が無くなる。
【0021】図2の(d)に示す例は、(c)の変形で
あって、センサ3でガソリン残量を検出すると共に、目
的地までの距離と燃費を考慮して目的地までの距離+数
十km以内になった時に、「現在の燃料では目的地にた
どり着けません。次のスタンドで必ず給油して下さ
い。」等の警告を発し、さらに「スタンドまで案内しま
しょうか?」と言うような問いかけを行うことで、ナビ
ゲーションのための対話を開始する。
【0022】これにより、ユーザは長距離ドライブであ
っても燃料および燃料の補給先を気にしながら運転する
必要がなくなる。
【0023】図2の(e)に示す例では、VICS(道
路交通情報通信システム)の情報を入手可能なナビゲー
ションシステムを搭載している車両において、VICS
からの渋滞情報を対話のきっかけとする。即ち、VIC
Sから渋滞情報が入力されると、渋滞が発生している道
に差し掛かる前にシステム側で「この先渋滞が発生して
います。迂回しますか?」と言うような問いかけを行っ
て、ナビゲーションのための対話を開始する。
【0024】これにより、ユーザは一々渋滞の状況を確
認しながら運転する必要がなくなるので、運転に専念す
ることができる。
【0025】図2の(f)に示す例では、例えばメール
の受信を検出する機能を有する情報端末を搭載している
車両において、メールを受信するとシステム側から「メ
ールが到着しています。読み上げますか?」と言うよう
な問いかけを行うことで、メールの読み上げのための対
話システムを開始する。
【0026】図3は、電子メールの着信を対話のきっか
けとし、対話を進める場合のフローを示す図面である。
まず、センサがメールの着信情報を受信すると、対話シ
ステム側から「メールが△件届いています。読み上げま
すか?」と言うような問いかけを行い、メール読み上げ
の対話の開始タイミングを形成する(ステップS1
0)。
【0027】この場合、例えばユーザの反応「はい」、
「あとで」、「題名は」、「誰から?」に応じて図示す
るようなメールの読み上げ機能が実行される。例えば、
ユーザが「はい」と返事すれば、メール処理のための対
話ルーチンに入り、合成された音声によってメールの内
容を読み上げる(ステップS11)。ユーザが「あと
で」と返事をすれば、システム側では音声対話を一旦終
了する(ステップS12)。ユーザが「題名は?」と返
事をすれば、合成された音声によってメールの題名を読
み上げる(ステップS13)。ユーザが「誰から?」と
返事をすれば、合成された音声によって差出人の名前を
読み上げる(ステップS14)。なお、メールの差出人
に対し、予めニックネーム等が登録できるようにされて
いることが好ましい。
【0028】ステップS13において、システムがメー
ルの題名を読み上げた場合、ユーザがさらに「読んで」
と答えれば、システムは合成された音声によりメールの
内容を読み上げる(ステップS15)。ステップS13
に対するユーザの応答が、「次のは?」である場合、ス
テップS16で次の題名を合成された音声によって読み
上げる。ステップS13に対するユーザの応答が、「あ
とでいいや」であると、ステップS17において一旦、
対話システムを終了する。
【0029】ステップS14においてメールの差出人が
読み上げられ、ユーザがそれに対して「読んで」と応答
すると、ステップS18でシステムはそのメールの内容
を合成された音声にて読み上げる。ユーザの応答が、
「次は?」である場合は、ステップS19において、シ
ステムは次の差出人の名前を合成された音声にて読み上
げる。ユーザの応答が、「あとでいいや」である場合に
は、ステップS20においてシステムは音声対話を一旦
終了する。
【0030】以上によって、ユーザはメールの着信を自
動的に知ることが出来るだけではなく、題名や送信者な
どで読み上げるべきメールを選択できるので、非常に便
利である。
【0031】図4は、本発明のさらに他の実施形態を示
す図であって、駐車場の課金情報の登録が可能な機能と
ナビゲーション機能を備えた車両のための音声対話のフ
ローを示す。課金情報を登録する機能としては、予め課
金情報を登録しておくことも出来るが、図示する実施形
態では、車両が入庫しパーキングブレーキが設定された
ことを検出すると、課金情報の登録を促す問いかけをシ
ステム側から発する構成を有している。
【0032】まず、ステップS30で車両が駐車場に入
庫したことをナビゲーションシステムが認識すると、そ
のときの時間、即ち入庫時間がシステムにおいて保存さ
れる。次にステップS31でパーキングブレーキがオン
とされると、システム側から「駐車場の料金システムを
登録しますか?」と言うような問いかけを行って、課金
情報登録案内のための対話をユーザに促す。
【0033】音声対話システムの案内に従って駐車場の
料金システムを登録し、エンジンをオフし(ステップS
32)、その後エンジンを再びオンとする(ステップS
33)と、システムはこの状態を出庫であると判断し、
その時間を基に計算された駐車時間と料金案内を出力す
る。この出力は、例えば、「駐車時間は***分ですの
で、○○○円になります。」等の合成音声による案内で
ある。
【0034】これによってユーザは、駐車料金を出庫前
に予め知ることが出来るので、非常に便利である。
【0035】図5は、本発明のさらに他の実施形態を示
す図であって、有料道路の料金情報を備えるナビゲーシ
ョンシステム、あるいは有料道路の料金情報を登録可能
なナビゲーションシステムに本発明の音声対話システム
を適用した場合の実施形態を示す。
【0036】本システムでは、走行中の車両が有料道路
の入り口を通過した場合、ステップS40に示す様にそ
の入り口情報を保存しておき、ステップS41に示す様
に料金所が近づいてくるとシステム側から「***円に
なります。」等の案内の言葉を出力し、これを音声認識
開始のタイミングとする。これによってユーザは、音声
認識開始のボタンを押すことなく「次の料金所は?」、
「次はいくら?」と言うような質問をシステムに対して
行う事ができる。
【0037】車両の走行スピードが0となった時点でシ
ステムは料金が支払われたことを認識し(ステップS4
2)、音声認識を停止する。車両が走行を再開すると、
システムは料金支払いが終了したことを認識し(ステッ
プS43)、音声認識を開始する。
【0038】これによって、ユーザは、有料道路の料金
所手前で予め通行料金を知ることが出来るので、支払い
の準備がスムースに行え、料金所を通過する時間が短縮
できる。
【0039】以上、図1から図5を参照して本発明の種
々の実施形態を説明したが、上記各実施形態は種々の変
更が可能である。例えば、上記全ての機能を備えている
音声対話システムにおいて、複数の条件が重なった場合
の優先度や、要、不要を任意に設定できるようにしても
良い。例えば、メールの着信と料金案内が同時に発生す
る場合には、料金案内を優先し、一連の対話が終了した
時点で、メールの案内を行うように設定したり、料金案
内は行わずにメールだけを読ませるように設定したりす
ることも可能である。
【0040】さらに、上記全ての機能を備えている音声
対話システムおいて、案内や問いかけを行う機能を選択
できるようにすることもできる。例えば料金案内の要否
や、燃料警告の要否などを選択できるようにする。
【0041】また、音声対話システムの欠点として、ユ
ーザがシステム側からの案内のはじめの部分を聞き逃す
確率が高いことがある。そこで、対話のきっかけとし
て、「○○さん」、「もしもし」、「ちょっと失礼しま
す」等の、対話の中身とは無意味な言葉を文頭に発する
ようにしても良い。発する無意味語は、毎回同じ言葉で
も良いし、複数のバリエーションを設けておいても良
い。
【0042】さらに、案内する情報に応じて、対話のき
っかけとなる言葉を変化させることも可能である。例え
ば、VICS渋滞情報などで渋滞状況が変化したとき
に、「速報です」等の言葉を文頭につけることも可能で
ある。
【0043】さらに、情報の緊急度に応じて、対話のき
っかけとなる文章を変化させても良い。例えば、有料道
路の料金案内において、ゆっくり走っている時には、走
行区間や料金の案内を詳細に行い、高速で走っている場
合には、料金の案内のみで済ますこともできる。一例と
して、渋滞や低速走行時には、システム側から「まもな
く料金所です。○○インターチェンジから××インター
チェンジまでの料金は△△円です」と発話し、高速走行
時には「料金所です。料金は△△円です」と発話する。
【0044】さらに、上記無意味な呼びかけの直後に、
ユーザが「ちょっと待って」、「待って」などと応答す
ると、これをシステム側で認識し、認識状態を維持した
ままシステムを待機状態へ移行させ、対話を保留するこ
とも可能である。この場合、ユーザの次の発声、「は
い」、「何?」を認識して対話を継続する。あるいは、
対話を保留した状態で一定時間経過した後、例えば「案
内してよろしいでしょうか」、「まだでしょうか」など
の言葉を再度問いかけることも有効である。また、一定
時間経過後に、例えば「案内を終了します。○○情報で
した」などと、何の情報を提供しようとしたかを示すこ
とも有効である。またさらに、対話の保留中に情報が不
要となったと判断した場合に、対話の保留状態を解除す
ることも可能である。例えば、駐車料金案内を保留した
まま駐車場を出てしまった場合などでは、料金案内は不
要であるため、「保留された料金案内を解除します」な
どの通知を行ってその場の案内を中止するようにしても
良い。
【0045】
【発明の効果】以上、種々の実施形態を示して説明した
ように、本発明の音声対話システムでは、車両の各部に
設けたセンサからの出力信号に応じて、音声出力装置に
よって対話のきっかけの言葉を出力することが出来る。
したがって、ユーザは音声対話システムに対して対話の
きっかけを自身から作る必要がないため、運転に専念す
ることができる。また、必要な音声案内のタイミングを
逃すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる音声対話システム
を示すブロック図。
【図2】図1に示すシステムの動作説明に供する図。
【図3】本発明の一実施形態のシステムによってメール
読み上げの機能を実行する場合のフローを示す図。
【図4】本発明の一実施形態のシステムによって駐車場
の料金案内の機能を実行する場合のフローを示す図。
【図5】本発明の一実施形態のシステムによって有料道
路の料金案内を実行する場合のフローを示す図。
【符号の説明】
1…音声対話システム 2…車載機器 11…音声認識装置 12…音声出力装置 13…車両各部のセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 3/00 R 571K 551J (72)発明者 荒井 一義 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 武田 佳子 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5D015 KK01 KK04 LL06 LL10 LL11 5D045 AB17 AB30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両電装品の制御を行うための音声対話
    システムにおいて、 車両の各部の状態を検出するセンサと、 前記センサからの出力信号によって起動される音声認識
    装置と、 前記センサからの前記出力信号を受信することによって
    予め決められた言葉を出力する音声出力装置、を備える
    音声対話システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記音声出力装置は、前記音声認識装置によって
    認識されたユーザ発声に対応して所定の対話ルーチンを
    起動するものである、音声対話システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記音声出力装置は前記センサから出力信号を受
    信すると、ユーザが何をしたいかを質問する言葉を出力
    するものである、音声対話システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記音声出力装置は前記センサから出力信号を受
    信すると、ユーザがどこへ行きたいかを質問する言葉を
    出力するものである、音声対話システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記センサは、燃料が一定量以下となった事を検
    出するセンサである、音声対話システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記センサは渋滞情報を検出するセンサである、
    音声対話システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記センサはメールの着信を検出するセンサであ
    る、音声対話システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の音声対話システムにお
    いて、前記センサは、パーキングブレーキがオンとなっ
    たことを検出するセンサである、音声対話システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか1項に記載の音
    声対話システムにおいて、前記音声出力装置は、前記セ
    ンサからの出力信号を受信すると、意味を持たない呼び
    かけの言葉を出力しその後受信信号に対応して予め決め
    られた言葉を出力するものである、音声対話システム。
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