JP2003131657A - 演奏教習装置及び演奏教習処理のプログラム - Google Patents

演奏教習装置及び演奏教習処理のプログラム

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JP2003131657A JP2001322995A JP2001322995A JP2003131657A JP 2003131657 A JP2003131657 A JP 2003131657A JP 2001322995 A JP2001322995 A JP 2001322995A JP 2001322995 A JP2001322995 A JP 2001322995A JP 2003131657 A JP2003131657 A JP 2003131657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押鍵すべき鍵をガイドする際に、現在演奏し
ている鍵を操作している手の位置にかかわらず、演奏者
が次に演奏する鍵を容易に認識できるようにする。 【解決手段】 CPU1は、曲ROM6から読み出した
曲データに応じて鍵盤7のLED群8を発光させて演奏
をガイドする際に、現在押鍵している鍵及びその鍵を操
作している手の指に基づいて手の幅の範囲を算出し、算
出した範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDAが存在する
か否かを判別して、その範囲内にLEDAが存在しない
場合にはそのLEDAを発光させ、その範囲内に次に押
鍵すべき鍵のLEDAが存在する場合には、そのLED
Aの代わりに同一鍵に設けられたLEDBを発光させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏教習装置及び
演奏教習処理のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鍵盤の演奏をガイドする電子鍵盤
楽器等の演奏教習装置として、各鍵ごとに発光手段を設
けて、曲のイベントデータに応じて押鍵すべき鍵の発光
手段を発光させるものが普及している。この場合におい
て、鍵全体を発光させる方法も提案されているが、この
方法を実現するためには、鍵の材料を拡散性及び導光性
を有するものにする必要があり、コスト高になるという
問題がある。このため、各鍵ごとにLED(発光ダイオ
ード)等の発光素子からなる発光手段を鍵の表面から露
出させるか、又は鍵の表面から発光が見えるような構造
で鍵の裏面に埋めこんだ状態で設けて、押鍵すべき鍵の
部分を発光させて演奏をガイドするものが多く普及して
いる。さらに、現在押鍵している鍵の発光手段を発光さ
せるだけでなく、その鍵を演奏した後に、次に押鍵すべ
き鍵の発光手段を発光させて、演奏者がスムーズに次の
演奏に移行できるようにガイドする演奏教習装置も提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、次に押
鍵すべき鍵の発光手段を発光させて演奏をガイドする従
来の演奏教習装置においては、現在演奏している鍵を操
作している手によって、次に押鍵すべき鍵の発光手段が
隠された場合には、演奏者は次に押鍵すべき鍵を認識で
きないという問題が発生していた。
【0004】本発明の課題は、押鍵すべき鍵をガイドす
る際に、現在演奏している鍵を操作している手の位置に
かかわらず、演奏者が次に演奏する鍵を容易に認識でき
るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の演奏教
習装置は、鍵盤と、この鍵盤の各鍵の所定位置に設けら
れた第1の発光手段(実施形態においては、LEDAに
相当する)と、各鍵において所定位置とは異なる位置に
設けられた第2の発光手段(実施形態においては、LE
DBに相当する)と、演奏教習曲のイベントデータの入
力に応じて次に押鍵すべき鍵及びその鍵を操作する手の
指を指定する押鍵指定手段(実施形態においては、図1
のCPU1に相当する)と、現在押鍵している鍵及びそ
の鍵を操作している手の指に基づいて算出した手の幅の
範囲内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在する
か否かを判別する判別手段(実施形態においては、図1
のCPU1に相当する)と、手の幅の範囲内に次に押鍵
すべき鍵の第1の発光手段が存在しないことが判別手段
によって判別されたときは押鍵指定手段の指定に応じて
第1の発光手段を発光させ、手の幅の範囲内に次に押鍵
すべき鍵の第1の発光手段が存在することが判別手段に
よって判別されたときは押鍵指定手段の指定に応じて次
に押鍵すべき鍵の第2の発光手段を発光させる発光制御
手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)
とを有する構成になっている。この場合において、第1
の発光手段は各鍵における演奏側の端部に設けられ第2
の発光手段は各鍵における演奏側とは逆の奥側に設けら
れているように構成にしてもよい。また、判別手段は、
現在押鍵している鍵が黒鍵である場合に算出した手の幅
の範囲内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在す
るか否かを判別するように構成してもよい。また、判別
手段は、現在押鍵している鍵を操作している手の指に親
指が含まれている場合に算出した手の幅の範囲内に次に
押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別
するように構成してもよい。
【0006】請求項5に記載の演奏教習処理のプログラ
ムは、各鍵の所定位置に第1の発光手段(実施形態にお
いては、LEDAに相当する)を有し所定位置とは異な
る位置に第2の発光手段(実施形態においては、LED
Bに相当する)を有する鍵盤の演奏をガイドするために
演奏教習曲のイベントデータの入力に応じて、次に押鍵
すべき鍵及びその鍵を操作する手の指を指定する第1の
ステップと、現在押鍵している鍵及びその鍵を操作して
いる手の指に基づいて算出した手の幅の範囲内に次に押
鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別す
る第2のステップと、手の幅の範囲内に次に押鍵すべき
鍵の第1の発光手段が存在しなことが第2のステップに
よって判別されたときは第1のステップの指定に応じて
第1の発光手段を発光させ、手の幅の範囲内に次に押鍵
すべき鍵の第1の発光手段が存在することが第2のステ
ップによって判別されたときは第1のステップの指定に
応じて次に押鍵すべき鍵の第2の発光手段を発光させる
第3のステップとを実行する構成になっている。上記各
ステップは、実施形態においては図1のCPU1の機能
に相当する。この場合において、第1のステップは、各
鍵における演奏側の端部に第1の発光手段を有し演奏側
とは逆の奥側に第2の発光手段を有する鍵盤の演奏をガ
イドするために演奏すべき鍵を指定するように構成して
もよい。また、第2のステップは、現在押鍵している鍵
が黒鍵である場合に算出した手の幅の範囲内に次に押鍵
すべき鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別する
ように構成してもよい。また、第2のステップは、現在
押鍵している鍵を操作している手の指に親指が含まれて
いる場合に算出した手の幅の範囲内に次に押鍵すべき鍵
の第1の発光手段が存在するか否かを判別するように構
成してもよい。
【0007】請求項1又は請求項5に記載の発明によれ
ば、鍵盤の各鍵の所定位置に設けられた第1の発光手段
と各鍵において所定位置とは異なる位置に設けられた第
2の発光手段とを設けて、現在押鍵している鍵及びその
鍵を操作している手の指に基づいて算出した手の幅の範
囲内に、次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在しな
い場合には、その第1の発光手段を発光させる。一方、
現在押鍵している鍵及びその鍵を操作している手の指に
基づいて算出した手の幅の範囲内に、次に押鍵すべき鍵
の第1の発光手段が存在する場合には、第1の発光手段
に代えてその鍵の第2の発光手段を発光させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による演奏教習装置
の第1実施形態について、電子鍵盤楽器を例に採って、
図1〜図11を参照して説明する。図1は、この実施形
態における電子鍵盤楽器の内部構成を示すブロック図、
図2は演奏教習曲の曲データのデータフォーマットを示
す図、図3〜図8は演奏教習処理の動作を示すフローチ
ャート、図9〜図11は鍵盤と手の位置との関係を示す
図である。図1において、CPU1は、そのシステムバ
ス2を介して、ROM3、RAM4、スイッチ部5、曲
ROM6、鍵盤7、LED群8、音源部9に接続され、
これら各部との間でデータ及びコマンドを授受する。R
OM3には、CPU1によって実行される演奏教習処理
のプログラムや初期データが記憶されている。RAM4
は、CPU1のワークエリアであり、演奏教習処理のプ
ログラムの実行に必要な各種のレジスタ、ポインタ、フ
ラグのエリアを持っている。スイッチ部5は、演奏教習
曲の自動演奏を開始又は停止するスタート/ストップス
イッチ及びその他のスイッチで構成されている。曲RO
M6には、演奏教習曲の曲データが記憶されている。鍵
盤7は、演奏に応じて押鍵された鍵の鍵番号である音
高、押鍵の強弱を示すベロシティ等をCPU1に入力す
る。LED群8は、図9〜図11に示すように、鍵盤7
の各鍵ごとに設けられた2つのLEDで構成されてい
る。2つのLEDのうち、一方のLEDA(図7におい
ては、白鍵のLEDA11及び黒鍵のLEDA13)は
各鍵の演奏側すなわち手前側の端部に設けられ、他方の
LEDB(図9〜図11においては、白鍵のLEDB1
2及び黒鍵のLEDB14)は演奏側とは逆すなわち奥
側の端部に設けられている。各鍵のLEDA及び各LE
DBは、CPU1からの発光コマンドに応じて点灯し、
消光コマンドに応じて消灯する。音源部9には発音回路
10が接続され、CPU1からの発音コマンドに応じて
発音回路10に楽音信号を供給して発音させ、CPU1
からの消音コマンドに応じて発音回路10に供給してい
る楽音信号を停止して消音させる。
【0009】次に、本発明の第1実施形態における演奏
教習の動作について説明する。この場合の演奏教習は、
イベントデータとして押鍵すべき鍵のLEDを点灯し、
その鍵が押鍵されたときに次のイベントデータに移行す
るモード、すなわち正しい演奏に応じて曲が進行するモ
ードに設定されている。曲ROM6に記憶されている演
奏教習曲の曲データは、複数のイベントデータ及び曲の
終了を示すENDデータで構成されている。実際の各イ
ベントデータは、ノートイベントデータ及び制御イベン
トデータ等で構成され、そのノートイベントは音高すな
わち鍵番号、オン又はオフを示すフラグ、ベロシティデ
ータを含み、さらにノートオンデータの場合には演奏す
べき手の位置で構成される。ただし、この実施形態では
演奏教習の動作をより分かりやすくするために、図2に
示すように、各イベントデータは、押鍵すべき鍵の鍵番
号のデータ、及び手の指を指定する指番号のデータで構
成されている。なお、図2の曲データは、右手の各指で
演奏するメロディパートである。このことは、後述する
第2及び第3実施形態においても同様である。したがっ
て、図2において、指番号が「1」である場合には親指
を表し、指番号が「2」である場合には人差し指を表
し、指番号が「3」である場合には中指を表し、指番号
が「4」である場合には薬指を表し、指番号が「5」で
ある場合には小指を表している。
【0010】図3は、CPU1の第1実施形態における
メインフローチャートである。このフローでは、所定の
イニシャライズ処理(ステップA1)の後、スイッチ部
5のスタート/ストップスイッチのオン/オフを検出す
るスタート/ストップスイッチ処理(ステップA2)、
鍵盤7の変化を検索する鍵盤処理(ステップA3)、鍵
盤7の各鍵ごとに設けられたLED群8の発光及び消光
を制御する発光処理(ステップA4)、その他の処理
(ステップA5)を繰り返し実行するループ処理を行
う。
【0011】図4は、メインフローにおけるステップA
2のスタート/ストップスイッチ処理のフローである。
このスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップB
1)、オンされない場合はこのフローを終了する。この
スイッチがオンされたときは、スタートフラグSTFを
反転する(ステップB2)。そして、STFが「0」か
ら「1」に変化したか否かを判別する(ステップB
3)。STFが「1」に変化したときは、自動演奏の開
始が指示された場合であるので、アドレスレジスタAD
にスタートアドレスをストアする(ステップB4)。次
に、ADで指定する曲ROM(AD)のイベントデータ
をレジスタNOTEにストアする(ステップB5)。す
なわち、曲ROMのスタートアドレスのイベントデータ
は押鍵データであるのでその鍵番号をNOTEにストア
する。次に、ADのアドレスをインクリメントして(ス
テップB6)、ADで指定する曲ROM(AD)の指番
号をレジスタFINGERにストアする(ステップB
7)。次に、NOTEにストアした鍵番号の鍵のLED
Aを点灯する(ステップB8)。すなわち、現在押鍵し
ている鍵のLEDAを点灯して演奏をガイドする。ステ
ップB3においてSTFが「1」から「0」に変化した
ときは、自動演奏の停止が指示された場合であるので、
LEDの全てを消灯する(ステップB9)。ステップB
8においてLEDAを点灯した後、又はステップB9に
おいてLED全てを消灯した後は、メインフローに戻
る。
【0012】図5は、メインフローにおけるステップA
3の鍵盤処理のフローである。このフローでは、鍵を走
査して(ステップC1)、鍵変化があるか否かを判別す
る(ステップC2)。鍵変化がない場合にはこのフロー
を終了する。オフからオンへの鍵変化があったとき、す
なわち押鍵がされたときは、押鍵の鍵番号をレジスタK
EYONにストアする(ステップC3)。そして、ノー
トオンイベントを作成する(ステップC4)。ステップ
C2において、オンからオフへの鍵変化があったとき、
すなわち離鍵がされたときは、離鍵の鍵番号をレジスタ
KEYOFFにストアする(ステップC5)。そして、
ノートオフイベントを作成する(ステップC6)。この
後、ステップC4において作成したノートオンイベン
ト、又はステップC6において作成したノートオフイベ
ントを音源部9に送付する(ステップC7)。そして、
メインフローに戻る。
【0013】図6は、メインフローにおけるステップA
4の発光処理のフローである。まず、STFが「1」で
あるか否かを判別し(ステップD1)、STFが「1」
である場合にはNOTEの鍵番号とKEYONの鍵番号
とが一致しているか否かを判別する(ステップD2)。
鍵番号が一致していない場合、又はステップD1におい
てSTFが「0」である場合には、このフローを終了す
る。鍵番号が一致している場合、すなわち押鍵すべき鍵
としてLEDA又はLEDBが点灯している鍵が押鍵さ
れたときは、その点灯しているLEDA又はLEDBを
消灯する(ステップD3)。次に、ADのアドレスをイ
ンクリメントし(ステップD4)、曲ROM(AD)が
ENDデータでないか否かを判別する(ステップD
5)。ENDデータでなくイベントデータである場合に
は、その曲ROM(AD)の鍵番号をレジスタNEXT
NOTEにストアする(ステップD6)。さらに、AD
のアドレスをインクリメントして(ステップD7)、そ
の曲ROM(AD)の指番号をレジスタNEXTFIN
GERにストアする(ステップD8)。ステップD5に
おいて、曲ROM(AD)がENDデータである場合に
は、STFを「0」に戻し(ステップD14)、LED
群の全てを消灯する(ステップD15)。そして、メイ
ンフローに戻る。
【0014】ステップD8においてNEXTFINGE
Rに次に押鍵すべき指の指番号をストアした後は、NO
TEにストアした鍵番号すなわち現在押鍵している鍵、
及びFINGERにストアした指番号すなわち現在押鍵
している鍵を操作した右手の指に基づいて手の幅の範囲
を算出し、その範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDAが
存在するか否かを判別する。図7において、FINGE
Rの指番号が「1」すなわち親指であるか否かを判別し
(ステップD11)、指番号が「1」である場合には、N
OTEの鍵番号からNOTEの鍵番号に「4」を加算し
た鍵番号までの範囲内に、NEXTNOTEの鍵番号が
あるか否かを判別する(ステップD12)。この範囲内に
ある場合には、現在押鍵した右手によって次に押鍵すべ
き鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠されるおそれ
がある。この場合には、図8のステップD20におい
て、そのLEDA(NEXTNOTE)の代わりに同一
鍵に設けられたLEDB(NEXTNOTE)を点灯す
る。
【0015】FINGERの指番号が「1」でない場合
には、FINGERの指番号が「2」すなわち人差し指
であるか否かを判別し(ステップD13)、指番号が
「2」である場合には、NOTEの鍵番号より「1」を
減算した指番号からNOTEの鍵番号に「3」を加算し
た鍵番号までの範囲内に、NEXTNOTEの鍵番号が
あるか否かを判別する(ステップD14)。この範囲内に
ある場合には次に押鍵すべき鍵のLEDA(NEXTN
OTE)が隠されるおそれがあるので、図8のステップ
D20において、そのLEDA(NEXTNOTE)の
代わりに同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNOT
E)を点灯する。
【0016】FINGERの指番号が「1」及び「2」
でない場合には、FINGERの指番号が「3」すなわ
ち中指であるか否かを判別し(ステップD15)、指番号
が「3」である場合には、NOTEの鍵番号より「2」
を減算した鍵番号からNOTEの鍵番号に「2」を加算
した鍵番号までの範囲内に、NEXTNOTEの鍵番号
があるか否かを判別する(ステップD16)。この範囲内
にある場合には次に押鍵すべき鍵のLEDA(NEXT
NOTE)が隠されるおそれがあるので、図8のステッ
プD20において、そのLEDA(NEXTNOTE)
の代わりに同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNO
TE)を点灯する。
【0017】FINGERの指番号が「1」〜「3」の
いずれでもない場合には、図8のフローにおいて、FI
NGERの指番号が「4」すなわち薬指であるか否かを
判別し(ステップD17)、指番号が「4」である場合に
は、NOTEの鍵番号より「3」を減算した鍵番号から
NOTEの鍵番号に「1」を加算した鍵番号までの範囲
内に、NEXTNOTEの鍵番号があるか否かを判別す
る(ステップD18)。この範囲内にある場合には次に押
鍵すべき鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠される
おそれがあるので、ステップD20において、そのLE
DA(NEXTNOTE)の代わりに同一鍵に設けられ
たLEDB(NEXTNOTE)を点灯する。
【0018】FINGERの指番号が「1」〜「4」の
いずれでもない場合には、FINGERの指番号は
「5」すなわち小指であるので、NOTEの鍵番号より
「4」を減算した鍵番号からNOTEの鍵番号までの範
囲内に、NEXTNOTEの鍵番号があるか否かを判別
する(ステップD19)。この範囲内にある場合には次に
押鍵すべき鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠され
るおそれがあるので、ステップD20において、そのL
EDA(NEXTNOTE)の代わりに同一鍵に設けら
れたLEDB(NEXTNOTE)を点灯する。
【0019】例えば、図9に示すように、NOTEの鍵
番号に対応するLEDA15が点灯している場合におい
て、FINGERの指番号が「2」の人差し指16であ
るとする。押鍵後にNEXTNOTEの鍵番号のLED
Aが手で隠される場合には、図10に示すように、その
LEDAの代わりに同一鍵に設けられたLEDB17を
点灯する。さらに、この点灯したLEDB17の鍵を押
鍵する指番号が「4」の薬指18であるとすると、押鍵
後にNEXTNOTEの鍵番号のLEDAが手で隠され
る場合には、図11に示すように、そのLEDAの代わ
りに同一鍵に設けられたLEDB19を点灯する。
【0020】図7のステップD12、ステップD14、
ステップD16、図8のステップD18、又はステップ
D19において、現在押鍵している鍵及びその鍵を操作
した手の指に基づいて算出した手の幅の範囲内に、次に
押鍵すべき鍵のLEDA(NEXTNOTE)が存在し
ない場合、すなわち演奏した手によって次に押鍵すべき
鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠されない場合に
は、図8のステップD21において、そのLEDA(N
EXTNOTE)を点灯する。
【0021】ステップD20においてLEDB(NEX
TNOTE)を点灯した後、又は、ステップD21にお
いてLEDA(NEXTNOTE)を点灯した後は、N
OTEにNEXTNOTEの鍵番号をストアし(ステッ
プD22)、FINGERにNEXTFINGERの指
番号をストアする(ステップD23)。すなわち、次に押
鍵すべき鍵の鍵番号を現在押鍵すべき鍵の鍵番号として
ストアし、次に押鍵すべき指の指番号を現在押鍵すべき
指の指番号としてストアする。そして、メインフローに
戻る。
【0022】このように、上記第1実施形態において
は、現在押鍵している鍵及びその鍵を操作している手の
指に基づいて算出した手の幅の範囲内に、次に押鍵すべ
き鍵のLEDAが存在するか否かを判別して、その範囲
内にLEDAが存在しない場合にはそのLEDAを発光
させ、その範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDAが存在
する場合には、LEDAの代わりに同一鍵に設けられた
LEDBを発光させる。したがって、押鍵すべき鍵をガ
イドする際に、次に押鍵すべき鍵に設けられた2つのL
EDのうち、演奏者が認識できる方のLEDを発光させ
ることにより、現在演奏している鍵を操作している手の
位置にかかわらず、次に押鍵すべき鍵を容易に認識する
ことができる。
【0023】次に、本発明による演奏教習装置の第2実
施形態について図12〜図14を参照して説明する。こ
の第2実施形態において、演奏教習装置の例に採った電
子鍵盤楽器の内部構成は図1に示した第1実施形態の電
子鍵盤楽器の構成と基本的に同じである。ただし、鍵盤
7に設けられたLED群8において、各白鍵に設けられ
たLEDAが第1実施形態よりもさらに奥側の中央部に
近い位置に設けられている。このため、白鍵を普通に演
奏する場合には、白鍵の端部から概ね1/3の位置に指
がタッチするので、演奏する手によってLEDAが隠さ
れるおそれがない。ただし、黒鍵を演奏する場合には、
演奏する手が白鍵演奏の場合よりも奥側になるので、演
奏する手によってLEDAが隠されるおそれがある。
【0024】第2実施形態においては、CPU1が実行
する演奏教習処理の動作のうち、LED群8の発光処理
以外については第1実施形態の動作と同じである。図1
2は、第2実施形態における発光処理の一部のフローで
ある。残りのフローは、第1実施形態の発光処理におけ
る図7及び図8のフローと同じである。したがって、図
7及び図8のフローを援用して第2実施形態における発
光処理の動作について説明する。まず、STFが「1」
であるか否かを判別し(ステップE1)、STFが
「1」である場合にはNOTEの鍵番号とKEYONの
鍵番号とが一致しているか否かを判別する(ステップE
2)。鍵番号が一致していない場合、又はステップE1
においてSTFが「0」である場合には、このフローを
終了する。鍵番号が一致している場合、すなわち現在押
鍵すべき鍵としてLEDA又はLEDBが点灯している
鍵が押鍵されたときは、その点灯しているLEDA又は
LEDBを消灯する(ステップE3)。次に、ADのア
ドレスをインクリメントし(ステップE4)、曲ROM
(AD)がENDデータでないか否かを判別する(ステ
ップE5)。ENDデータでなくイベントデータである
場合には、その曲ROM(AD)の鍵番号をレジスタN
EXTNOTEにストアする(ステップE6)。さら
に、ADのアドレスをインクリメントして(ステップE
7)、その曲ROM(AD)の指番号をレジスタNEX
TFINGERにストアする(ステップE8)。
【0025】次に、NOTEの鍵番号の鍵が黒鍵である
か否かを判別する(ステップE9)。黒鍵でなく白鍵であ
る場合には、その鍵を操作した手によって次に押鍵すべ
き鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠されるおそれ
がないので、LEDA(NEXTNOTE)を点灯する
(ステップE10)。次に、NOTEにNEXTNOTE
の鍵番号をストアし(ステップE11)、FINGERに
NEXTFINGERの指番号をストアする(ステップ
E12)。すなわち、次に押鍵すべき鍵の鍵番号を現在
押鍵すべき鍵の鍵番号としてストアし、次に押鍵すべき
指の指番号を現在押鍵すべき指の指番号としてストアす
る。そして、メインフローに戻る。ステップE5におい
て、曲ROM(AD)がENDデータである場合には、
STFを「0」に戻し(ステップE13)、LED群の
全てを消灯する(ステップE14)。そして、メインフ
ローに戻る。
【0026】ステップE9においてNOTEの鍵番号の
鍵が黒鍵である場合には、第2実施形態の場合と同様
に、図7及び図8のフローにおいて、NOTEにストア
した鍵番号すなわち現在押鍵している鍵、及びFING
ERにストアした指番号すなわち現在押鍵している鍵を
操作している右手の指に基づいて手の幅の範囲を算出
し、その範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDA(NEX
TNOTE)が存在するか否かを判別する。その範囲内
にLEDA(NEXTNOTE)が存在しない場合には
そのLEDA(NEXTNOTE)を点灯し、その範囲
内に次に押鍵すべき鍵のLEDA(NEXTNOTE)
が存在する場合には、そのLEDA(NEXTNOT
E)の代わりに、同一鍵に設けられたLEDB(NEX
TNOTE)を点灯する。
【0027】例えば、図13に示すように、薬指21に
よって白鍵22を押鍵した場合には、次に押鍵すべき鍵
のLEDA23は手によって隠されないので、そのLE
DA23を点灯する。ところが、図14に示すように、
薬指21によって黒鍵24を押鍵した場合には、次に押
鍵すべき鍵のLEDAは手によって隠されるので、その
LEDAの代わりに同一鍵のLEDB25を点灯する。
【0028】このように、上記第2実施形態において
は、現在押鍵している鍵が白鍵である場合には、次に押
鍵すべき鍵のLEDAを無条件に点灯する。一方、現在
押鍵している鍵が黒鍵である場合には、その黒鍵及びそ
の黒鍵を操作している手の指に基づいて手の幅の範囲を
算出する。そして、その算出した手の幅の範囲内に次に
押鍵すべき鍵のLEDAが存在するか否かを判別して、
その範囲内にLEDAが存在しない場合にはそのLED
Aを点灯し、その範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDA
が存在する場合には、LEDAの代わりに同一鍵に設け
られたLEDBを点灯する。したがって、押鍵すべき鍵
をガイドする際に、次に押鍵すべき鍵に設けられた2つ
のLEDのうち、演奏者が認識できる方のLEDを発光
させることにより、現在演奏すべき鍵を演奏する手の位
置にかかわらず、次に押鍵すべき鍵を容易に認識するこ
とができる。
【0029】次に、本発明による演奏教習装置の第3実
施形態について図15及び図16を参照して説明する。
この第3実施形態においても、演奏教習装置の例に採っ
た電子鍵盤楽器の内部構成は図1に示した第1実施形態
の電子鍵盤楽器の構成と基本的に同じである。ただし、
第2実施形態の場合と同様に、鍵盤7に設けられたLE
D群8において、各白鍵に設けられたLEDAが第1実
施形態よりもさらに奥側の中央部に近い位置に設けられ
ている。このため、白鍵を普通に演奏する場合には、白
鍵の端部から概ね1/3の位置に指がタッチするので、
演奏する手によってLEDAが隠されるおそれがない。
ただし、親指で押鍵する場合には、演奏する手の位置が
他の指で演奏する場合よりも奥側になるので、演奏する
手によってLEDAが隠されるおそれがある。
【0030】第3実施形態においても、CPU1が実行
する演奏教習処理の動作のうち、LED群8の発光処理
以外については第1実施形態の動作と同じである。図1
5は、第3実施形態における発光処理のフローである。
まず、STFが「1」であるか否かを判別し(ステップ
F1)、STFが「1」である場合にはNOTEの鍵番
号とKEYONの鍵番号とが一致しているか否かを判別
する(ステップF2)。鍵番号が一致していない場合、
又はステップF1においてSTFが「0」である場合に
は、このフローを終了する。鍵番号が一致している場
合、すなわち押鍵すべき鍵としてLEDA又はLEDB
が点灯している鍵が押鍵されたときは、その点灯してい
るLEDA又はLEDBを消灯する(ステップF3)。
次に、ADのアドレスをインクリメントし(ステップF
4)、曲ROM(AD)がENDデータでないか否かを
判別する(ステップF5)。ENDデータでなくイベン
トデータである場合には、その曲ROM(AD)の鍵番
号をレジスタNEXTNOTEにストアする(ステップ
F6)。さらに、ADのアドレスをインクリメントして
(ステップF7)、その曲ROM(AD)の指鍵番号を
レジスタNEXTFINGERにストアする(ステップ
F8)。
【0031】次に、FINGERの指番号が「1」であ
るか否かを判別する(ステップF9)。すなわち、現在押
鍵している指が親指であるか否かを判別する。親指でな
い場合には、LEDA(NEXTNOTE)を点灯する
(ステップF10)。次に、NOTEにNEXTNOTE
の鍵番号をストアし(ステップF11)、FINGERに
NEXTFINGERの指番号をストアする(ステップ
F12)。すなわち、次に押鍵すべき鍵の鍵番号を現在
押鍵すべき鍵の鍵番号としてストアし、次に押鍵すべき
指の指番号を現在押鍵すべき指の指番号としてストアす
る。そして、メインフローに戻る。
【0032】ステップF9において、FINGERの指
番号が「1」である場合には、NOTEの鍵番号からN
OTEの鍵番号に「4」を加算した鍵番号までの範囲内
に、NEXTNOTEの鍵番号があるか否かを判別する
(ステップF13)。この範囲内にNEXTNOTEの鍵
番号がある場合には、操作している手によって次に押鍵
すべき鍵のLEDA(NEXTNOTE)が隠されるお
それがあるので、そのLEDA(NEXTNOTE)の
代わりに、同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNO
TE)を点灯する(ステップF14)。
【0033】ステップF13において、この範囲内にN
EXTNOTEの鍵番号がない場合には、操作している
手によって次に押鍵すべき鍵のLEDA(NEXTNO
TE)が隠されるおそれがないので、そのLEDA(N
EXTNOTE)を点灯する(ステップF10)。次に、
NOTEにNEXTNOTEの鍵番号をストアし(ステ
ップF11)、FINGERにNEXTFINGERの
指番号をストアする(ステップF12)。そして、メイン
フローに戻る。ステップF5において、曲ROM(A
D)がENDデータである場合には、STFを「0」に
戻し(ステップF15)、LED群の全てを消灯する
(ステップF16)。そして、メインフローに戻る。
【0034】このように、上記第3実施形態において
は、現在押鍵している指が親指以外の指である場合に
は、次に押鍵すべき鍵のLEDAを無条件に点灯する。
一方、現在押鍵している指が親指である場合には、押鍵
している鍵及びその鍵を操作している手の親指に基づい
て手の幅の範囲を算出する。そして、その算出した手の
幅の範囲内に次に押鍵すべき鍵のLEDAが存在するか
否かを判別して、その範囲内にLEDAが存在しない場
合にはそのLEDAを点灯し、その範囲内に次に押鍵す
べき鍵のLEDAが存在する場合には、LEDAの代わ
りに同一鍵に設けられたLEDBを点灯する。したがっ
て、押鍵すべき鍵をガイドする際に、次に押鍵すべき鍵
に設けられた2つのLEDのうち、演奏者が認識できる
方のLEDを発光させることにより、現在演奏すべき鍵
を演奏する手の位置にかかわらず、次に押鍵すべき鍵を
容易に認識することができる。
【0035】なお、上記各実施形態においては、各鍵に
1個のLEDA及び1個のLEDBを設ける構成にした
が、鍵の異なる位置に2個以上のLEDBを設ける構成
にしてもよい。そして、現在押鍵している鍵を操作して
いる手によってLEDAが隠されるおそれがある場合に
は、その手の幅の範囲を細かく判別することにより、L
EDAに代えて最も見やすい1個のLEDBを点灯させ
る。
【0036】また、上記各実施形態においては、メロデ
ィパートの曲データを右手の各指で演奏する場合につい
て説明したが、左手でコードパートを演奏する場合にも
本発明を適用することができる。通常、コードパートを
演奏する場合には、複数の指で複数の鍵を押鍵する。こ
のため、曲データにおけるコードパートは、複数の鍵番
号及び各鍵番号に対応する指番号で構成される。したが
って、現在押鍵している複数の鍵を操作している手の幅
の範囲を算出する場合には、これらの鍵の鍵番号及び各
鍵を押鍵している指の指番号に応じた演算を行う。ある
いは、コード種及びコードの基音に基づいて手の幅の範
囲を算出する。この演算によって手の幅を算出した後
は、上記各実施形態の場合と同様に、その手によってL
EDA(NEXTNOTE)が隠されるおそれがある場
合には、そのLEDA(NEXTNOTE)の代わりに
同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNOTE)を点
灯する。ただし、左手でコードパートを演奏する場合に
は、次に押鍵すべき鍵も複数であることが多いので、現
在押鍵している手によって隠されるLEDA(NEXT
NOTE)と隠されないLEDA(NEXTNOTE)
とが混在する場合もあり得る。この場合には、隠されな
いLEDA(NEXTNOTE)についてはそのまま点
灯し、隠されるLEDA(NEXTNOTE)の代わり
に同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNOTE)を
点灯する。この場合には、NEXTNOTEの複数の鍵
番号ごとに、LEDA(NEXTNOTE)が隠される
か否かを判別して発光処理を実行する。
【0037】また、上記第2実施形態及び第3実施形態
においては、白鍵に設けられたLEDAの位置が中央部
に近い位置に設けられている。このため、白鍵を普通に
演奏する場合には、白鍵の端部から概ね1/3の位置に
指がタッチするので、演奏する手によってLEDAが隠
されるおそれがない。ただし、音の切れ目を感じさせな
いように演奏するレガートの場合には、人差し指、中
指、薬指等で白鍵を押鍵する場合でも、白鍵の中央部に
近い位置に指がタッチするので、演奏する手によってL
EDAが隠されるおそれがある。あるいは、レガート以
外でも親指以外の指で白鍵の中央部に近い位置に指がタ
ッチするような特殊な演奏の場合には、演奏する手によ
ってLEDAが隠されるおそれがある。
【0038】したがって、第2実施形態の変形例とし
て、図12の発光処理のステップE9においてNOTE
が白鍵である場合に、白鍵の中央部に近い位置に指がタ
ッチする特殊な演奏であるか否かを判別する。そのよう
な特殊な演奏の場合には手の幅の範囲を算出し、その算
出した範囲内にNEXTNOTEが存在するか否かによ
って、隠されないLEDA(NEXTNOTE)につい
てはそのまま点灯し、隠される場合には、そのLEDA
(NEXTNOTE)の代わりに同一鍵に設けられたL
EDB(NEXTNOTE)を点灯する。また、上記第
3実施形態の変形例として、図15の発光処理のステッ
プF9においてFINGERの指番号が「1」でない場
合、すなわち現在押鍵している指が親指でない場合に、
白鍵の中央部に近い位置に指がタッチする特殊な演奏で
あるか否かを判別する。そのような特殊な演奏の場合に
は手の幅の範囲を算出し、その算出した範囲内にNEX
TNOTEが存在するか否かによって、隠されないLE
DA(NEXTNOTE)についてはそのまま点灯し、
隠される場合には、そのLEDA(NEXTNOTE)
の代わりに同一鍵に設けられたLEDB(NEXTNO
TE)を点灯する。
【0039】また、上記各実施形態においては、本発明
による演奏教習装置について電子鍵盤楽器を例に採って
説明したが、CD、MD、フロッピー(登録商標)ディ
スク等の記憶媒体に、各実施形態のフローチャートに示
したような演奏教習処理を実行するプログラムを記憶さ
せて、パソコン等の汎用の情報処理装置にその記憶媒体
を装着させ、その演奏教習処理のプログラムをインスト
ールさせることもできる。この場合には、プログラムの
発明を構成する。その演奏教習処理のプログラムは、各
鍵の所定位置に第1の発光手段を有し所定位置とは異な
る位置に第2の発光手段を有する鍵盤の演奏をガイドす
るために、演奏教習曲のイベントデータの入力に応じ
て、次に押鍵すべき鍵及びその鍵を操作する手の指を指
定する第1のステップと、現在押鍵している鍵及びその
鍵を操作している手の指に基づいて算出した手の幅の範
囲内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在するか
否かを判別する第2のステップと、手の幅の範囲内に次
に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在しなことが第2
のステップによって判別されたときは第1のステップの
指定に応じて第1の発光手段を発光させ、手の幅の範囲
内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在すること
が第2のステップによって判別されたときは第1のステ
ップの指定に応じて次に押鍵すべき鍵の第2の発光手段
を発光させる第3のステップとを実行する。この場合に
おいて、第1のステップは、各鍵における演奏側の端部
に第1の発光手段を有し演奏側とは逆の奥側に第2の発
光手段を有する鍵盤の演奏をガイドするために演奏すべ
き鍵を指定する。また、この場合において、第2のステ
ップは、現在押鍵している鍵が黒鍵である場合に算出し
た手の幅の範囲内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段
が存在するか否かを判別する。また、この場合におい
て、第2のステップは、現在押鍵している鍵を操作して
いる手の指に親指が含まれている場合に算出した手の幅
の範囲内に次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在す
るか否かを判別する。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、押鍵すべき鍵をガイド
する際に、次に押鍵すべき鍵に設けられた第1の発光手
段及び第2の発光手段からなる2つの発光手段のうち、
演奏者が認識できる方の発光手段を発光させることによ
り、現在演奏している鍵を操作している手の位置にかか
わらず、次に押鍵すべき鍵を容易に認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の演奏教習装置の第1実施形態における
電子鍵盤楽器の内部構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態における演奏教習曲の曲データを
示す図。
【図3】第1実施形態におけるCPUのメインフローチ
ャート。
【図4】図3におけるスタート/ストップスイッチ処理
のフローチャート。
【図5】図3における押鍵処理のフローチャート。
【図6】図3における発光処理のフローチャート。
【図7】図6に続く発光処理のフローチャート。
【図8】図7に続く発光処理のフローチャート。
【図9】第1実施形態における鍵盤を押鍵する手の状態
を示す図。
【図10】第1実施形態における鍵盤を押鍵する手の状
態を示す他の図。
【図11】第1実施形態における鍵盤を押鍵する手の状
態を示す他の図。
【図12】第2実施形態における発光処理の一部のフロ
ーチャート。
【図13】第2実施形態における鍵盤を押鍵する指の状
態を示す図。
【図14】第2実施形態における鍵盤を押鍵する指の状
態を示す他の図。
【図15】第3実施形態における発光処理のフローチャ
ート。
【図16】第3実施形態における鍵盤を押鍵する指の状
態を示す図。
【符号の説明】
1 CPU 3 ROM 4 RAM 5 スイッチ部 6 曲ROM 7 鍵盤 8 LED群 9 音源部 10 発音回路 11,13,15,23 LEDA 12,14,17,19,25,27 LEDB 16 人差し指 18,21 薬指 22 白鍵 24 黒鍵 26 親指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D082 AA09 AA27 AA28 5D378 MM58 MM72 MM93 NN03 NN12 NN23 TT22 TT35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤と、 この鍵盤の各鍵の所定位置に設けられた第1の発光手段
    と、 各鍵において前記所定位置とは異なる位置に設けられた
    第2の発光手段と、 演奏教習曲のイベントデータの入力に応じて次に押鍵す
    べき鍵及びその鍵を操作する手の指を指定する押鍵指定
    手段と、 現在押鍵している鍵及びその鍵を操作している手の指に
    基づいて算出した手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき
    鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別する判別手
    段と、 前記手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき鍵の第1の発
    光手段が存在しないことが前記判別手段によって判別さ
    れたときは前記押鍵指定手段の指定に応じて前記第1の
    発光手段を発光させ、前記手の幅の範囲内に前記次に押
    鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在することが前記判別
    手段によって判別されたときは前記押鍵指定手段の指定
    に応じて前記次に押鍵すべき鍵の第2の発光手段を発光
    させる発光制御手段と、 を有することを特徴とする演奏教習装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の発光手段は各鍵における演奏
    側に設けられ前記第2の発光手段は各鍵における演奏側
    とは逆の奥側に設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の演奏教習装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記現在押鍵している
    鍵が黒鍵である場合に前記算出した手の幅の範囲内に前
    記押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判
    別することを特徴とする請求項1又は2に記載の演奏教
    習装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記現在押鍵している
    鍵を操作している手の指に親指が含まれている場合に前
    記算出した手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき鍵の第
    1の発光手段が存在するか否かを判別することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の演奏教習装置。
  5. 【請求項5】 各鍵の所定位置に第1の発光手段を有し
    前記所定位置とは異なる位置に第2の発光手段を有する
    鍵盤の演奏をガイドするために、演奏教習曲のイベント
    データの入力に応じて、次に押鍵すべき鍵及びその鍵を
    操作する手の指を指定する第1のステップと、 現在押鍵している鍵及びその鍵を操作している手の指に
    基づいて算出した手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき
    鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別する第2の
    ステップと、 前記手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき鍵の第1の発
    光手段が存在しなことが前記第2のステップによって判
    別されたときは前記第1のステップの指定に応じて前記
    第1の発光手段を発光させ、前記手の幅の範囲内に前記
    次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在することが前
    記第2のステップによって判別されたときは前記第1の
    ステップの指定に応じて前記次に押鍵すべき鍵の第2の
    発光手段を発光させる第3のステップと、 を実行することを特徴とする演奏教習処理のプログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第1のステップは、各鍵における演
    奏側に前記第1の発光手段を有し前記演奏側とは逆の奥
    側に前記第2の発光手段を有する鍵盤の演奏をガイドす
    るために、演奏すべき鍵を指定することを特徴とする請
    求項5に記載の演奏教習処理のプログラム。
  7. 【請求項7】 前記第2のステップは、前記現在押鍵し
    ている鍵が黒鍵である場合に前記算出した手の幅の範囲
    内に前記次に押鍵すべき鍵の第1の発光手段が存在する
    か否かを判別することを特徴とする請求項5又は6に記
    載の演奏教習処理のプログラム。
  8. 【請求項8】 前記第2のステップは、前記現在押鍵し
    ている鍵を操作している手の指に親指が含まれている場
    合に前記算出した手の幅の範囲内に前記次に押鍵すべき
    鍵の第1の発光手段が存在するか否かを判別することを
    特徴とする請求項5又は6に記載の演奏教習処理のプロ
    グラム。
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