JP2003130941A - レーダ表示装置 - Google Patents

レーダ表示装置

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JP2003130941A
JP2003130941A JP2001326049A JP2001326049A JP2003130941A JP 2003130941 A JP2003130941 A JP 2003130941A JP 2001326049 A JP2001326049 A JP 2001326049A JP 2001326049 A JP2001326049 A JP 2001326049A JP 2003130941 A JP2003130941 A JP 2003130941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標の2次元位置及び高度を一見して判別す
ることができるレーダ表示装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 レーダ受信信号に基づいて検出された目
標の2次元位置及び高度を求める位置測定手段4と、求
められた高度に基づいてシンボルの形状を決定するシン
ボル形状制御手段50と、求められた2次元位置に基づ
く画面上の位置にシンボル形状制御手段50により決定
された形状のシンボルを表示する表示手段6とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダ表示装置
に係り、さらに詳しくは、レーダ受信信号から検出され
た目標をシンボル化して2次元表示するレーダ表示装置
において、より多くの情報を表示するための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ表示装置は、レーダ信号処
理により得られた目標を表示する方式として、多くの場
合、PPI(Plain Position Indicator)表示を採用し
ている。PPI表示とは、表示の原点をレーダの位置と
し、ここからアンテナの方位の向きに同期させて放射線
状に掃引を行い、受信ビデオをCRT、LCDなどの表
示装置上に表示させる表示方式である。
【0003】受信ビデオをPPI表示する従来のレーダ
表示装置の場合、目標の高度情報を同時に表示させるこ
とができない。このため、この種のレーダ表示装置を用
いた場合、目標の緯度や経度などの2次元情報は一目で
判別することはできるが、目標ごとの高度情報を判別す
ることができなかった。このような問題を解決するた
め、目標の高度情報を数値等により表示するタグを目標
ごとに付するレーダ表示装置が提案されている。例え
ば、特開平4−143685号公報にこのような方法が
開示されている。
【0004】図18は、高度情報を表示することができ
る従来のレーダ表示装置の一構成例を示したブロック図
である。図中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ
装置、2はレーダ信号の送受信処理を行う送受信装置、
3は受信信号の積分やCFAR(Constant False Alarm
Rate)等の目標検出処理を行う目標検出装置、4は検
出された目標の高度を測定する位置測定装置、6は検出
された目標の情報を表示する表示装置である。
【0005】送受信装置2において生成され、変調及び
増幅されたレーダ信号は、アンテナ装置1から電波とし
て送信される。送信された電波が目標で反射されると、
アンテナ装置1において受信される。この受信信号は、
送受信装置2において増幅及び検波などの受信処理が行
われる。この受信信号に基づいて、目標検出装置3にお
いて目標の検出処理が行われ、位置測定装置4において
レーダ角度等に基づき目標の高度が求められる。そし
て、目標検出装置3及び位置測定装置4から得られた目
標の各種情報は表示装置5にて表示される。
【0006】図19は、図18の表示装置6の表示画面
の一例を示した図である。図中の7は目標検出装置3で
検出された目標、8は検出目標に付されたタグである。
タグ8はビデオ表示画面上で目標に関連づけて表示され
た数値又は文字からなる情報であり、ここでは、数値で
表された目標ごとの高度情報が、引き出し線により当該
目標に関連づけて表示されている。
【0007】この場合、緯度及び経度などの2次元情報
情報(水平位置情報)とともに、高度情報も同一画面上
に表示することができる。ところが、緯度及び経度が表
示画面から一目で判別できるのに対し、タグとして文字
情報により表示された高度情報は一目見ただけでは判別
することができないという問題があった。特に、複数の
目標が画面上に表示された場合に、各目標の高度を一目
で判別することは困難であった。
【0008】また、図20は、図18の表示装置6の表
示画面の他の例を示した図である。目標までの水平距離
と目標高度との関係はアンテナ装置1の角度によって異
なるため、距離対高度の関係は図示したようなアンテナ
装置1の角度ごとのグラフとして示される。検出された
各目標をその水平距離及び高度に基づいて表示すれば、
図20に示したように各目標の高度を一目で判別するこ
とができる。
【0009】この場合、目標の2次元位置情報を別途表
示させる必要があるため、通常のPPI表示(2次元表
示)も同時に行われる。つまり、2次元位置情報は受信
ビデオのPPI表示によって、高度情報は別の距離対高
度表示によって、それぞれ一目で判別することができる
が、2次元位置情報と高度情報を同時に判別することが
できないという問題があった。
【0010】ここで、上述したレーダ表示装置は、いず
れもロービデオをPPI表示させるものであるが、ロー
ビデオをデジタル処理して表示するレーダ表示装置もあ
り、この様なデジタル表示装置には、検出目標をプロッ
トと呼ばれるシンボルに置き換えてPPI表示するもの
があった。
【0011】図21の(a)および(b)は、図18の
表示装置6の表示画面の例を示した図であり、(a)は
ロービデオを表示した場合の例、(b)はプロット表示
した場合の例である。ロービデオ表示の場合、レーダの
スキャンと同期して表示を行っているため、大型の目標
などからの反射波が受信された場合、当該目標は特に大
きな円弧して表示される。すなわち、(a)に示される
ようにPPI表示されるロービデオの目標は、三日月の
ような円弧形状で表示され、実際の目標の大きさに従っ
て画面上での目標の表示の大きさも異なることになる。
【0012】これに対し、プロット表示の場合には、
(b)に示される様に、検出された目標が予め定められ
た形状及び色からなるプロットとして当該目標が検出さ
れた2次元位置に表示され、目標の大小にかかわらず一
定のサイズの表示となる。つまり、ロービデオ表示では
大型目標であるのか、小型目標であるのかを判別可能で
あったのに対し、デジタル表示ではシンボル化の過程に
おいて当該情報が欠落するという問題があった。更に検
出された目標についてはシンボル化されるが、目標以外
のクラッタについてはシンボル化されないことから、デ
ジタル表示の場合、クラッタを認識することができない
という問題もあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来の
レーダ目標表示装置では、目標の緯度及び経度の情報は
一目で認識することは可能であったが、同時に、高度情
報をも一目で認識させる表示を行うことができなかっ
た。このため、レーダ表示装置のオペレータが、目標の
2次元位置及び高度を一見して判別することは容易では
なかった。特に、複数の目標が画面上に表示された場
合、これらの情報を一目で認識することは困難であっ
た。また、目標のロービデオ表示をシンボル化してデジ
タル表示とした場合には、従来のロービデオ表示で得ら
れていた情報が表示されなくなるという問題があった。
【0014】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、オペレータが目標の2次元位置及び高度を
ともに一見して判別することができるレーダ表示装置を
提供することを目的とする。また、ロービデオをデジタ
ル処理して表示する際、ロービデオに含まれるより多く
の情報をシンボル化し、ロービデオとして得られた情報
を一目して認識できるように表示するレーダ表示装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
によるレーダ表示装置は、レーダ受信信号に基づいて目
標を検出し、検出された目標をシンボル化して2次元表
示するレーダ表示装置であって、検出された目標の2次
元位置及び高度を求める位置測定手段と、位置測定手段
により求められた高度に基づいてシンボルの形状を決定
するシンボル形状制御手段と、求められた2次元位置に
基づく画面上の位置にシンボル形状制御手段により決定
された形状のシンボルを表示する表示手段とを備えて構
成される。
【0016】請求項2に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項1に記載のレーダ表示装置であって、上
記シンボル形状制御手段が、求められた目標高度を所定
の高度閾値との比較し、この比較結果に基づいて、シン
ボルを大きさの異なる2以上の所定形状を重ね合わせた
形状に決定するように構成される。
【0017】請求項3に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項1に記載のレーダ表示装置であって、上
記位置測定手段により求められた高度に基づいてシンボ
ルの色を決定するシンボル表示色制御手段を備え、上記
表示手段が、シンボル表示色制御手段により決定された
表示色でシンボルを表示するように構成される。
【0018】請求項4に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項3に記載のレーダ表示装置であって、シ
ンボル表示色制御手段により決定されうる2以上の色を
高度情報に対応づける高度メータを生成する高度メータ
制御手段を備え、上記表示手段が、生成された高度メー
タを表示するように構成される。
【0019】請求項5に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項3に記載のレーダ表示装置であって、上
記シンボル表示色制御手段が、位置測定手段により求め
られた高度に基づいてシンボルの色相を異ならせるよう
に構成される。
【0020】請求項6に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項3に記載のレーダ表示装置であって、上
記シンボル表示色制御手段が、位置測定手段により求め
られた高度に基づいてシンボル色の濃淡又は明暗を異な
らせるように構成される。
【0021】請求項7に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、レーダ受信信号に基づいて目標を検出し、検出
された目標をシンボル化して表示するレーダ表示装置で
あって、検出された目標の2次元位置及び高度を求める
位置測定手段と、位置測定手段により求められた高度に
基づいてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制
御手段と、求められた2次元位置に基づく画面上の位置
にシンボル制御手段により決定された大きさのシンボル
を表示する表示手段とを備えて構成される。
【0022】請求項8に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項7に記載のレーダ表示装置であって、上
記位置測定手段により求められた高度に基づいてシンボ
ルの色を決定するシンボル表示色制御手段を備え、上記
表示手段が、シンボル表示色制御手段により決定された
表示色でシンボルを表示するように構成される。
【0023】請求項9に記載の本発明によるレーダ表示
装置は、請求項8に記載のレーダ表示装置であって、シ
ンボル表示色制御手段により決定されうる2以上の色を
高度情報に対応づける高度メータを生成する高度メータ
制御手段を備え、上記表示手段が、生成された高度メー
タを表示するように構成される。
【0024】請求項10に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項8に記載のレーダ表示装置であって、
上記シンボル表示色制御手段が、位置測定手段により求
められた高度に基づいてシンボルの色相を異ならせるよ
うに構成される。
【0025】請求項11に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項8に記載のレーダ表示装置であって、
上記シンボル表示色制御手段は、位置測定手段により求
められた高度に基づいてシンボル色の濃淡又は明暗を異
ならせるように構成される。
【0026】請求項12に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、レーダ受信信号に基づいて目標を検出し、検
出された目標をシンボル化して表示するレーダ表示装置
であって、検出された目標の2次元位置を求める位置測
定手段と、検出された目標のロービデオの大きさに基づ
いてシンボルサイズを決定するロービデオシンボル制御
手段と、求められた2次元位置に基づく画面上の位置に
ロービデオシンボル制御手段により決定された大きさの
シンボルを表示する表示手段とを備えて構成される。
【0027】請求項13に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項12に記載のレーダ表示装置であっ
て、目標の高度に基づいてシンボルの色を決定するシン
ボル表示色制御手段を備え、上記位置測定手段が、検出
された目標の2次元位置とともに高度を求め、上記表示
手段が、シンボル表示色制御手段により決定された表示
色でシンボルを表示するように構成される。
【0028】請求項14に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項13に記載のレーダ表示装置であっ
て、上記シンボル表示色制御手段が、位置測定手段によ
り求められた高度に基づいてシンボルの色相を異ならせ
るように構成される。
【0029】請求項15に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項13に記載のレーダ表示装置であっ
て、上記シンボル表示色制御手段が、位置測定手段によ
り求められた高度に基づいてシンボル色の濃淡又は明暗
を異ならせるように構成される。
【0030】請求項16に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、レーダ受信信号に基づいて目標を検出し、検
出された目標をシンボル化して2次元表示するレーダ表
示装置であって、CFAR閾値レベルを求め、求められ
たCFAR閾値レベルとレーダ受信信号とを比較して目
標を検出する目標検出手段と、CFAR閾値レベルに基
づいてクラッタを検出するクラッタ状況測定手段と、ク
ラッタが検出された領域をシンボル化するクラッタシン
ボル制御手段と、クラッタシンボルをシンボル化された
目標とともに画面上に表示する表示手段とを備えて構成
される。
【0031】請求項17に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項16に記載のレーダ表示装置であっ
て、上記クラッタ状況測定手段により判別されたクラッ
タ領域における信号強度に基づいて当該クラッタ領域の
表示色を決定するクラッタ表示色制御手段を備え、上記
表示制御手段が、求められたクラッタ領域をクラッタ表
示色制御手段により決定された表示色により表示するよ
うに構成される。
【0032】請求項18に記載の本発明によるレーダ表
示装置は、請求項16に記載のレーダ表示装置であっ
て、上記クラッタ状況測定手段により判別されたクラッ
タ領域におけるドップラ情報に基づいて当該クラッタ領
域の表示色を決定するクラッタ表示色制御手段を備え、
上記表示制御手段が、求められたクラッタ領域をクラッ
タ表示色制御手段により決定された表示色により表示す
るように構成される。
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1で
は、PPI上の1つの目標を1つの円又は大きさの異な
る2以上の円を重ね合わせた形状からなるシンボルによ
り表示することにより高度に応じてシンボルサイズを変
化させ、更に高度に応じて当該シンボルの表示色を変化
させて表示する場合の例について説明する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態1によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、50は求められた高度に基づ
いてシンボルの形状を決定するシンボル形状制御装置、
51は目標高度に応じてシンボルの表示色を決定するシ
ンボル表示色制御装置、52は高度メータを生成する高
度メータ制御装置、6は検出された目標を表示する表示
装置である。
【0034】送受信装置2において生成され、変調及び
増幅されたレーダ信号は、アンテナ装置1から電波とし
て送信される。送信された電波が目標で反射されると、
アンテナ装置1において受信される。この受信信号は、
送受信装置2において増幅及び検波などの受信処理が行
われる。この受信信号に対し目標検出装置3では積分や
CFARなどが行われてS/N比(Signal to Noise ra
tio:信号対雑音比)が改善された後、受信信号レベル
が所定のスレッショルド(閾値)レベルと比較され、当
該スレッショルドレベルを超える信号が目標として検出
される。
【0035】目標検出装置3で検出された目標は、位置
測定装置4において目標の位置情報、すなわちレーダか
らの距離、方位、高度などが求められる。そして、位置
測定装置4において目標の位置情報が求められると、そ
の結果に基づいて、シンボル形状制御装置50、表示色
制御装置51により当該目標のシンボルが生成され、、
高度メータ制御装置52によって生成された高度メータ
とともに表示装置6の画面上に表示される。
【0036】図2は、図1の表示装置6の表示画面の一
例を示した図である。高度変化の大きな目標(例えばT
BMのようなミサイルなど)が飛翔している場合の表示
イメージである。目標が低高度であるときは、第1の円
により表示し、中高度の時は第1の円に第2の円を付加
して表示し、高高度の時は更に第3の円を付加して表示
する。
【0037】第2の円は第1の円よりも大きな円であ
り、第3の円は第2の円よりも大きな円であるため、目
標高度に応じてこれらの円を重ね合わせて表示すれば、
目標高度が高くなると大きなプロットとして表示され
る。なお、ここでは、第1から第3の円は同心円となる
ように重ね合わせて表示されているが、必ずしも同心円
状に重ね合わせる必要はない。
【0038】それぞれの円は、高度に応じて画面上での
表示色が異なるように表示される。一般に、色は3要素
(色相、彩度、明度)によって決まり、目標高度に応じ
てこれらのいずれかの要素又は2以上の要素を異ならせ
ることができる。ここでは、色相を異ならせる場合につ
いて説明する。例えば、高度が低い目標ほど青に近い色
で表示し、高度が高い目標ほど赤に近い色で表示する。
そして、低高度では第1の円の色が変化し、中高度では
第2の円の色が変化し、高高度では第3の円の色が変化
する。
【0039】つまり、最も低高度の目標は青の第1の円
により表示され、目標高度が高くなるにつれて、赤に近
い色で表示される。赤の第1の円で表示される高度より
も高い高度になれば、赤の第1の円と青の第2の円を同
心円状に重ね合わせたシンボルにより表示され、目標高
度がより高くなるにつれて、第2の円が赤に近い色で表
示される。更に赤の第2の円で表示される高度よりも高
い高度になれば、赤の第1及び第2の円と青の第3の円
を同心円状に重ね合わせたシンボルにより表示される。
以下同様にして、最も高高度の目標は、赤の第1〜第3
の円を重ね合わせたシンボルにより表示される。
【0040】さらに、表示装置6には、上記目標表示と
ともに高度メータが表示される。高度メータは、目標の
2次元表示とは別に表示される表示部ではあるが、画面
上で目標表示の近傍に表示され、第1〜第3の円のぞれ
ぞれについて色と高度の関係を示したものである。例え
ば、目標のシンボルとして表示され得る色を一覧表示
し、各色を数値表示された高度情報と対応づけて表示さ
れる。各目標のおおよその高度は、プロットの大きさ
と、色から判断することができるが、特定の目標につい
て更に詳しく高度を知りたい場合には、当該目標の表示
色を高度メータの色と比較することにより、詳細な高度
を知ることができる。
【0041】図1のシンボル形状制御装置50は、位置
測定装置4において算出された目標高度に基づいて、シ
ンボルの形状を決定する。ここでは、1又は2以上の円
からなるシンボルのいずれかを決定する。低高度又は中
高度を判別するための高度閾値と、中高度又は高高度を
判別するための高度閾値とがあらかじめ与えられ、シン
ボル形状制御装置50は、検出された目標高度をこれら
の高度閾値と比較することにより、当該目標が低高度、
中高度又は高高度のいずれであるのかを判定し、それぞ
れ第1の円からなるシンボル、第1及び第2の円からな
るシンボル、第1から第3の円からなるシンボルを生成
する。
【0042】シンボル表示色制御装置51は、位置測定
装置4において算出された目標高度に基づいて、シンボ
ルの表示色(色相、彩度または明度)を決定する。低高
度、中高度、高高度それぞれの中で更に細分化するため
の高度閾値が予め与えられ、表示色制御装置51は、目
標高度をこれらの高度閾値と比較することにより、シン
ボル(円)の色を決定する。ここでは、シンボル表示色
制御装置51によって一番大きな円の色が決定され、2
以上の円からなる場合の他の円の色は赤とされる。
【0043】高度メータ制御装置52は、シンボルの色
と比較することにより、当該目標の高度を読みとり可能
とする高度メータを生成する。ここでは、低高度、中高
度、高高度ごとに、表示色制御装置51で採用されうる
全ての色(または、その中から抜粋された代表的な色)
を高度順に一覧表示した高度メータが生成され表示され
る。
【0044】本実施の形態によれば、目標をシンボル化
して2次元表示する際、当該目標高度に基づいてシンボ
ル形状を変更している。このため、同一シンボルにより
目標を表示する従来のレーダ表示装置に比べ、目標2次
元位置及び目標高度を一目で判別することができる。本
実施の形態によれば、複数の目標が同時に表示されてい
る場合であっても、各目標の2次元位置とともに、おお
まかな高度を直ちに認識することができる。
【0045】また、本実施の形態によれば、目標をシン
ボル化して2次元表示する際、当該目標高度に基づいて
シンボル形状を変更するとともに、当該目標高度に基づ
いてシンボルの色を変更している。このため、目標2次
元位置及び目標高度を一目で判別することがより一層容
易となる。
【0046】また、本実施の形態によれば、目標をシン
ボル化して2次元表示する際、目標高度に基づいてシン
ボルの色を変更するとともに、シンボルの色から高度を
読みとるための高度メータを表示している。このため、
シンボルの形状及び色により、おおまかな高度を判別で
きるだけでなく、特定の目標についてより正確な高度を
知ることもできる。すなわち、特定の目標について正確
な高度を知りたい場合には、当該目標のシンボルの色と
同じ色又は近い色を高度メータ内で見つければ、その色
に対応づけられた高度から目標高度をより正確に読みと
ることができる。
【0047】なお、本実施の形態では、目標のシンボル
が円(又は2以上の円の重ね合わせ)である場合の例に
ついて説明したが、当該形状は円に限定される必要はな
く、別の形状とすることもできる。また、2以上の円を
同心円状に重ね合わせる場合の例について説明したが、
任意の重ね合わせが可能である。
【0048】更に、本実施の形態では、シンボルサイズ
を3段階に変化させて高度を表示する場合の例について
説明したが、2段階又は4段階以上とすることもでき
る。また、本実施の形態では、目標高度が高くなればシ
ンボルの色を青から赤に変化させる場合の例について説
明したが、青と赤の関係が逆であってもよいし、他の2
色間で変化させてもよいし、色相ではなく彩度を変化さ
せて高度表示を行ってもよい。
【0049】実施の形態2.実施の形態1では、目標高
度に応じて表示色を青から赤に変化させ、直感に近い表
示を行う場合の例について説明したが、本実施の形態で
は、表示色の濃淡や明暗を異ならせることにより目標高
度を表現する場合について説明する。
【0050】図3は、本発明の実施の形態2によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、50は測定された高度に基づ
いてシンボルの形状を決定するシンボル形状制御装置、
53は目標高度に応じてシンボルの表示色の濃淡又は明
暗を決定するシンボル濃淡制御装置、52は高度メータ
を生成する高度メータ制御装置、6は検出された目標を
表示する表示装置である。
【0051】シンボル濃淡制御装置53は、目標の高度
に応じて、予め定められた表示色(単色)の濃淡又は明
暗を異ならせて、シンボルの表示色を決定する。例え
ば、目標高度に基づいて色相を変化させることなく明度
や彩度を変化させ、表示装置6上で高度に応じた輝度等
でシンボルを表示させる。
【0052】本実施の形態によれば、目標をシンボル化
して2次元表示する際、当該目標高度に基づいてシンボ
ルサイズを変更するとともに、当該目標高度に基づいて
シンボルの濃度又は明暗を変化させてている。このた
め、多数の表示色(色相)を用いなくても、目標2次元
位置及び目標高度を一目で判別することができる。単色
を用いてシンボルを表示することができれば、他のカラ
ー表示された表示部分との区別が付きやすく、画面上で
色が煩雑にならず、オペレータが検出結果を容易に読み
とることができる。
【0053】実施の形態3.実施の形態1及び2では、
1又は2以上の形状(円)を重ね合わせたシンボルを用
いて目標高度を表示する場合の例について説明したが、
本実施の形態では、大きさの異なる同一形状のシンボル
を用いることにより目標高度を表示する場合について説
明する。
【0054】図4は、本発明の実施の形態3によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、54は求められた高度に基づ
いてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御装
置、51は目標高度に応じてシンボルの色を決定するシ
ンボル表示色制御装置、52は高度メータを生成する高
度メータ制御装置、6は検出された目標を表示する表示
装置である。
【0055】図5は、図4の表示装置6の表示画面の一
例を示した図であり、目標が左上から右下に高度の変化
を伴って移動している場合が示されている。目標が低高
度であるときは、第1の円により目標を表示し、中高度
の時は第2の円により表示し、高高度の時は第3の円に
より表示する。第2の円は第1の円よりも大きな円であ
り、第3の円は第2の円よりも大きな円であるため、目
標高度が高くなるとより大きなシンボルにより表示され
る。つまり、実施の形態1の場合のように重ね合わせる
のではなく、大きさが異なる同一形状(円形)のシンボ
ルが用いられている。
【0056】シンボルサイズ制御装置54は、位置測定
装置4において算出された目標高度に基づいてシンボル
の大きさを決定する。つまり、予め定められた3種類の
シンボルサイズのいずれかを決定する。低高度、中高
度、高高度を判別するための2つの高度閾値があらかじ
め与えられ、シンボル形状制御装置50は、検出目標の
高度をこれらの高度閾値と比較することにより、低高
度、中高度又は高高度を判定し、それぞれに対応するシ
ンボルサイズを決定する。
【0057】また、シンボル表示色制御装置51は、位
置測定装置4において算出された目標高度に基づいてシ
ンボルの色を決定する。目標高度は、シンボルサイズと
はかかわりなく低高度から高高度にわたって細分化さ
れ、表示色制御装置51は、細分化するための高度閾値
が予め与えられ、目標高度をこれらの高度閾値と比較す
ることにより、目標高度に応じたシンボルの表示色を決
定する。例えば、最も低高度の目標を青色、最も高高度
の目標を赤色で表示し、高度が低い目標ほど青に近い色
で表示し、高度が高い目標ほど赤に近い色で表示する。
【0058】高度メータ制御装置52は、シンボルの色
と比較することにより、当該目標の高度を読みとり可能
とする高度メータを生成する。高度メータは、表示色制
御装置51で採用されうる全ての色(または、その中か
ら抜粋された代表的な色)を高度順に一覧表示したもの
であり、実施の形態1の場合のようなシンボルサイズご
との高度メータではなく、低高度から高高度までに対応
する一つの高度メータが表示される。
【0059】実施の形態4.実施の形態3では、目標高
度に応じて表示色を青から赤に変化させ、直感に近い表
示を行う場合の例について説明したが、本実施の形態で
は、シンボル表示色の濃淡や明暗を異ならせることによ
り、当該目標の高度を表現する場合について説明する。
【0060】図6は、本発明の実施の形態4によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、54は測定された高度に基づ
いてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御装
置、53は目標高度に応じてシンボルの濃淡又は明暗を
決定するシンボル濃淡制御装置、52は高度メータを生
成する高度メータ制御装置、6は検出された目標を表示
する表示装置である。
【0061】シンボル濃淡制御装置53は、目標の高度
に応じて、予め定められた表示色(単色)の濃淡又は明
暗を異ならせて、シンボルの表示色を決定する。例え
ば、目標高度に基づいて色相を変化させることなく明度
や彩度を変化させ、表示装置6上で高度に応じた輝度等
によりシンボルを表示させる。
【0062】本実施の形態によれば、目標をシンボル化
して2次元表示する際、当該目標高度に基づいてシンボ
ルサイズを変更するとともに、当該目標高度に基づいて
シンボルの濃淡又は明暗を変化させている。このため、
多数の表示色を用いなくても、目標2次元位置及び目標
高度を一目で判別することができる。濃淡や明暗を高度
に対応させて、単一の色相によりシンボルを表示するこ
とができれば、他のカラー表示された表示部分との区別
が付きやすく、画面上で色が煩雑にならず、オペレータ
が検出結果を容易に読みとることができる。
【0063】実施の形態5.上記実施の形態3では、目
標高度に応じてシンボルの表示色(色相や濃淡など)を
異ならせることにより目標の高度情報を表示する場合の
例について説明したが、本実施の形態では、表示色を変
更せずに目標のシンボルサイズのみを変更することによ
り高度情報を表示する場合について説明する。
【0064】図7は、本発明の実施の形態5によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、54は測定された高度に基づ
いてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御装
置、6は検出された目標を表示する表示装置である。
【0065】このレーダ表示装置を図6に示された装置
(実施の形態4)と比較すると、シンボル濃淡制御装置
53及び高度メータ制御装置52を備えていない点で異
なる。つまり、位置情報検出装置4で求められた目標の
高度に基づいて、シンボルサイズ制御装置54によりシ
ンボルサイズが決定されるが、シンボルの表示色は変化
させず、高度メータも生成されない。
【0066】図8は、図7の表示装置6の表示画面の一
例を示した図であり、画面の左上から右下に高度の変化
を伴って移動している目標が示されている。目標が低高
度であるときは、第1の円により目標を表示し、中高度
の時は第2の円により表示し、高高度の時は第3の円に
より表示する。第2の円は第1の円よりも大きな円であ
り、第3の円は第2の円よりも大きな円であるため、目
標高度が高くなるとより大きなシンボルにより表示され
る。
【0067】本実施の形態では、目標高度をシンボルの
表示色(色相、彩度、明度)により表示せず、シンボル
の大きさのみで表示しているため、高度について詳細な
判断を行うことはできないが、おおまかな高度情報を2
次元位置情報とともに一目で判別することができる。従
って、例えば、所定の高度以上、あるいは、所定の高度
以下となった目標を注視する必要がある場合であれば一
見すれば当該目標を判別することができる。
【0068】なお、高度情報をシンボルの近傍に数値表
示しておき、詳細な高度が必要となった目標について当
該数値から詳細な高度情報を読みとるようにしてもよ
い。また、本実施の形態では、実施の形態3のレーダ表
示装置においてシンボルの色表示を行わない場合の例に
ついて説明したが、実施の形態1のレーダ装置の場合に
も同様にして適用することができる。
【0069】実施の形態6.実施の形態3では、目標高
度に応じてシンボルのサイズ及び表示色を変更するとと
もに、シンボルの表示色等を高度情報に対応づける高度
メータを設けた場合の例について説明したが、本実施の
形態では、高度メータを表示しない場合の例について説
明する。
【0070】図9は、本発明の実施の形態6によるレー
ダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図中
の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2はレ
ーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、3
は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う目
標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高度
を測定する位置測定装置、54は測定された高度に基づ
いてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御装
置、51は目標高度に応じてシンボルの色を決定するシ
ンボル表示色制御装置、6は検出された目標を表示する
表示装置である。
【0071】このレーダ表示装置を図4に示された装置
(実施の形態3)と比較すると、高度メータ制御装置5
2を備えていない点で異なる。つまり、位置情報検出装
置4で求められた目標の高度に基づいて、シンボルサイ
ズ制御装置54によりシンボルの大きさが決定されると
ともに、シンボル表示色制御装置51によりシンボルの
色が決定されるが、高度メータは表示されない。
【0072】図10は、図9の表示装置6の表示画面の
一例を示した図であり、画面の左上から右下に高度の変
化を伴って移動している目標が示されている。目標高度
は、シンボルサイズ及び表示色として画面上に表示され
ることから、高度メータを設けなくても一見すればおお
まかな高度情報を読みとることができ、この程度の読み
取り精度で十分な運用環境下で使用することができる。
【0073】なお、本実施の形態では、実施の形態3の
レーダ表示装置において高度メータを表示しない場合の
例について説明したが、実施の形態1のレーダ装置の場
合にも同様にして適用することができる。
【0074】実施の形態7.実施の形態4では、目標高
度に応じてシンボルのサイズ及び表示色の濃淡や明暗を
異ならせるとともに、シンボルの表示色を高度情報に対
応づける高度メータを設けた場合の例について説明した
が、本実施の形態では、高度メータを表示しない場合の
例について説明する。
【0075】図11は、本発明の実施の形態7によるレ
ーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図
中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2は
レーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、
3は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う
目標検出装置、4は検出された目標の経度、緯度及び高
度を測定する位置測定装置、54は測定された高度に基
づいてシンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御
装置、53は目標高度に応じてシンボルの濃度又は明暗
を決定するシンボル濃淡制御装置、6は検出された目標
を表示する表示装置である。
【0076】このレーダ表示装置を図6に示された装置
(実施の形態4)と比較すると、高度メータ制御装置5
2を備えていない点で異なる。つまり、位置情報検出装
置4で求められた目標の高度に基づいて、シンボルサイ
ズ制御装置54によりシンボルの大きさが決定されると
ともに、シンボル濃淡制御装置53によりシンボル表示
色の濃淡又は明暗が決定されるが、高度メータは表示さ
れない。
【0077】目標高度は、シンボルサイズ及び表示色の
濃淡等として画面上に表示されることから、実施の形態
6と同様、高度メータを設けなくても一見すればおおま
かな高度情報を読みとることができ、この程度の読み取
り精度で十分な運用環境下で使用することができる。さ
らに、表示色の濃淡又は明暗を高度に対応させて単色
(同一の色相)を用いてシンボルを表示することができ
るので、他のカラー表示された表示部分との区別が付き
やすく、画面上で色が煩雑にならず、オペレータが検出
結果を容易に読みとることができる。
【0078】なお、本実施の形態では、実施の形態4の
レーダ表示装置において高度メータを表示しない場合の
例について説明したが、実施の形態2のレーダ装置の場
合にも同様にして適用することができる。
【0079】実施の形態8.実施の形態1から7では、
シンボルとして予め定められた形状を用いるとともに高
度情報を当該シンボルの大きさとして表示する場合の例
について説明したが、本実施の形態では、目標のロービ
デオに基づいてシンボルを決定する場合について説明す
る。
【0080】図12は、本発明の実施の形態8によるレ
ーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図
中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2は
レーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、
3は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う
目標検出装置、4は検出された目標の2次元位置を測定
する位置測定装置、55はロービデオに基づいて目標表
示のためのシンボルを決定するロービデオシンボル制御
装置、6は検出された目標を表示する表示装置である。
【0081】目標検出装置3は、検出された目標の信号
を位置測定装置4に出力するともに、ロービデオ信号を
ロービデオシンボル制御装置55に出力する。ロービデ
オシンボル制御装置55は、形状の異なる2以上のシン
ボル(例えば大きさの異なる三日月状のシンボル)をデ
ジタルデータとして予め保持し、目標検出装置3から入
力される目標のロービデオ、特にその大きさに基づい
て、予め保持しているシンボルのいずれかを選択する。
すなわち、目標のロービデオに基づいて、ロービデオの
形状情報を反映させた疑似ロービデオシンボルが生成さ
れる。
【0082】図13の(a)〜(c)は、図12の表示
装置6の表示画面の一例をロービデオの表示画面と対比
して示した図である。図中の(a)はロービデオを表示
した従来の表示画面、(b)及び(c)は本実施の形態
による表示画面であり、(b)はシンボルとして三日月
形状を用いたの疑似ロービデオ表示の場合、(c)はシ
ンボルとして円形状を用いた疑似ロービデオ円表示の場
合である。
【0083】(b)及び(c)では、ロービデオ中の目
標の大きさに基づいて、ロービデオシンボル制御装置5
5において予め与えられた大きさの異なる複数のシンボ
ルのいずれかが選択される。このため、従来のロービデ
オと同様の情報を表示することができる。つまり、ロー
ビデオで大きく表示されている目標は、電波の反射が大
きいため大きな目標である場合が多いが、ロービデオ中
の目標の大きさの情報をシンボル化して表示する場合に
も欠落させることなく、表示装置6の画面上に表示させ
ることができる。
【0084】特に、(b)では、三日月型のシンボルを
用いているため、シンボル化して表示するデジタル表示
の場合であっても、従来のロービデオを表示した画面
(a)とほぼ同じ画面表示を行うことができる。従っ
て、従来のロービデオの表示に慣れている操作員にとっ
て一目で目標の大きさが判断可能となる。
【0085】なお、(c)では、円形のシンボルを用い
ているため、表示画面自体は、ロービデオを表示した画
面(a)とは異なるが、ロービデオをシンボル化する
際、ロービデオにおける目標の大きさの情報をシンボル
の大きさとすることにより、デジタル表示された画面上
において、大きさの情報が欠落することはない。
【0086】実施の形態9.実施の形態8では、従来の
ロービデオをデジタル処理して、目標の大きさを反映し
たシンボルに置き換えて疑似ロービデオ表示する場合の
例について説明したが、本実施の形態では、疑似ロービ
デオ表示において目標の高度情報をシンボルの色として
表示する場合について説明する。
【0087】図14は、本発明の実施の形態9によるレ
ーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。図
中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2は
レーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装置、
3は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を行う
目標検出装置、4は検出された目標の2次元位置を測定
する位置測定装置、51は目標高度に応じてシンボルの
色を決定するシンボル表示色制御装置、55はロービデ
オに基づいて目標表示のためのシンボルを決定するロー
ビデオシンボル制御装置、6は検出された目標を表示す
る表示装置である。
【0088】シンボル表示色制御装置51は、実施の形
態6の場合と同様、位置測定装置4において算出された
目標高度に基づいてシンボルの色を決定する。例えば、
高度が低いほど青に近い色で表示し、高度が高いほど赤
に近い色で表示する。このため、表示装置6の画面上に
表示されたシンボルの色によって、目標の高度を判別す
ることができる。
【0089】本実施の形態によれば、疑似ロービデオを
表示することにより、シンボルサイズでロービデオ中の
目標の大きさの情報を表示するとともに、当該シンボル
の色によって目標の高度を表示している。このため、一
見するだけで目標の大きさと高度を同時に判別すること
ができる。なお、実施の形態3と同様、高度メータ制御
装置52を設けて、表示装置の画面上に高度メータを表
示してもよい。
【0090】実施の形態10.実施の形態9では、疑似
ロービデオ表示する際に目標の高度情報をシンボルの色
相で表示する場合の例について説明したが、本実施の形
態では、疑似ロービデオ表示において目標の高度情報を
シンボルの濃淡や明暗として表示する場合について説明
する。
【0091】図15は、本発明の実施の形態10による
レーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。
図中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2
はレーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装
置、3は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を
行う目標検出装置、4は検出された目標の2次元位置を
測定する位置測定装置、53は目標高度に応じてシンボ
ルの濃淡又は明暗を決定するシンボル濃度制御装置、5
5はロービデオに基づいて目標表示のためのシンボルを
決定するロービデオシンボル制御装置、6は検出された
目標を表示する表示装置である。
【0092】シンボル濃淡制御装置53は、実施の形態
4、7の場合と同様、目標の高度に応じて、予め定めら
れた表示色(単色)の濃淡又は明暗を異ならせて、シン
ボルの表示色を決定する。例えば、目標高度に基づいて
色相を変化させることなく明度や彩度を変化させ、表示
装置6上で高度に応じた輝度等によりシンボルを表示さ
せる。
【0093】本実施の形態によれば、疑似ロービデオを
表示することにより、シンボルサイズで目標のロービデ
オにおける大きさの情報を表示するとともに、当該シン
ボルの濃淡又は明暗によって目標の高度を表示すること
により、一目するだけで目標の大きさと高度を判別する
ことができる。また、表示色の濃淡等を高度に対応させ
て単色(同一の色相)を用いてシンボルを表示すること
ができるので、他のカラー表示された表示部分との区別
が付きやすく、画面上で色が煩雑にならず、オペレータ
が検出結果を容易に読みとることができる。なお、実施
の形態3と同様、高度メータ制御装置52を設けて、表
示装置の画面上に高度メータを表示してもよい。
【0094】実施の形態11.実施の形態8から10で
は、目標に対するロービデオをシンボル化して表示する
場合の例について説明したが、本実施の形態では、目標
以外のクラッタと呼ばれる反射物(例えば雲)をシンボ
ル化して表示させる場合の例について説明する。
【0095】ロービデオ表示では、目標だけでなく、ク
ラッタと呼ばれる目標以外の不要な反射物も表示させる
こともできる。ロービデオは目標の確認のみに用いられ
ていたわけではなく、雲などのクラッタからの反射を認
識することに用いられる場合もあった。このため、本実
施の形態では、目標をシンボル化して表示するデジタル
表示の際、従来のロービデオ表示において表示されてい
たクラッタの状況も同時に表示させるとともに、その色
を信号強度やドップラ情報に応じて変化させてオペレー
タが一見して判別可能に表示する。
【0096】図16は、本発明の実施の形態11による
レーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。
図中の1はレーダ信号の送受信を行うアンテナ装置、2
はレーダ信号の送信処理及び受信処理を行う送受信装
置、3は受信信号の積分やCFAR等の目標検出処理を
行う目標検出装置、56は単位エリアごとにクラッタを
検出するクラッタ状況測定装置、57はクラッタが検出
された1又は2以上の単位エリアからなるクラッタ領域
を決定してシンボル化するクラッタシンボル制御装置、
58はクラッタの表示色を決定するクラッタ表示色制御
装置、6は検出されたクラッタを表示する表示装置であ
る。
【0097】目標検出装置3では目標検出の際にCFA
R処理が行われている。このCFAR処理は、目標信号
とノイズとを識別するためのCFAR閾値レベルを決定
し、このCFAR閾値レベルを超える信号を目標として
検出する。目標検出処理は、測定精度、処理精度等によ
って予め定められたレーダ表示装置における処理単位で
ある単位エリア(2次元位置の広がり)ごとに行われて
おり、CFAR閾値レベルも単位エリアごとに決定され
る。通常、ある単位エリアについてのCFAR閾値レベ
ルは、その周辺の単位エリアにおける信号レベルに基づ
いて与えられる。例えば、両隣りの単位エリアにおける
信号レベルの平均値として与えられる。
【0098】クラッタ状況測定装置56は、目標検出装
置3におけるCFAR閾値レベルに基づきクラッタ領域
の判定を行う。例えば、CFAR閾値レベルを所定の判
定閾値レベルと比較し、当該判定閾値レベルを超える単
位エリアをクラッタと判断する。クラッタシンボル制御
装置57は、クラッタ状況測定装置56からのクラッタ
情報に基づいて、クラッタが検出された1又は2以上の
単位エリアからなるクラッタ領域を判別してシンボル化
する。
【0099】クラッタ表示色制御装置58は、クラッタ
領域に含まれる単位エリアごとに表示色(色相、彩度又
は明度)を決定する。すなわち、シンボル内でも表示色
が変化しうる。この表示色の決定は、受信信号の強度に
基づいて行われ、例えば、信号強度が弱いほど青くな
り、信号強度が強いほど赤くなるように表示装置6の表
示画面上でクラッタシンボルが表示される。
【0100】図17は、図16の表示装置6上の表示画
面におけるクラッタシンボル表示の一例を示した図であ
る。この図では、クラッタとして雲が表示されている。
雲の形状(領域)は、クラッタシンボル制御装置57に
より決定され、雲の色はクラッタ色相制御装置により決
定される。雲の場合、その厚さに従って信号強度が大き
くなることから、厚い中心は薄い周辺部よりも信号強度
が強く、周辺部は青く表示されるとともに中心部に向か
って赤く変化するように表示される。この図では、青に
近い部分を濃いハッチングにより、赤に近い部分を薄い
ハッチングにより示している。
【0101】また、クラッタ表示色制御装置58では、
クラッタ領域内の各単位アリアにおけるドップラ情報に
基づいてクラッタシンボル表示の色相を決定するように
してもよい。この場合、クラッタ領域の移動速度がクラ
ッタ表示の色として表示され、一目でクラッタの移動速
度、クラッタ内の各部分の移動速度を判別することがで
きる。
【0102】表示装置6は、クラッタ状況測定装置56
で検出されたクラッタ領域を、クラッタ表示制御装置5
7で決定された色相により表示する。表示装置6は、ク
ラッタだけを表示させることもできるが、通常は、シン
ボル化された目標も同時に表示される。このため、目標
情報だけでなく、クラッタ情報も一目で判別することが
できる。特に、信号強度等により色相を変化させて表示
すれば、一目でクラッタ領域の信号強度等を判別するこ
とができる。
【0103】なお、クラッタ領域の色からより詳しい強
度情報を読みとるための強度メータ、あるいは、クラッ
タ領域の色からより詳しい移動速度情報を読みとるため
の速度メータを実施の形態3(図5)の高度メータと同
様にして表示させることもできる。
【0104】上記の各実施の形態は、目標やクラッタに
関する情報を、目標シンボル又はクラッタシンボル(の
各単位エリア)の表示色を異ならせて表示させる場合の
一例について説明したものである。すなわち、表示色を
異ならせる場合、色相、明度、彩度のいずれを異ならせ
ることもでき、これらの2以上を組み合わせて異ならせ
ることもでき、それぞれの場合に、上記各実施の形態と
同様、一目で必要な情報を判別させることができる。な
お、高度メータを表示する場合には、シンボルの表示色
変化に対応した高度メータとすべきことはもちろんであ
る。
【0105】
【発明の効果】本発明によるレーダ表示装置は、検出さ
れた目標の2次元位置及び高度を求める位置測定手段
と、位置測定手段により求められた高度に基づいてシン
ボルの形状を決定するシンボル形状制御手段と、求めら
れた2次元位置に基づく画面上の位置にシンボル形状制
御手段により決定された形状のシンボルを表示する表示
手段とを備えて構成される。このため、同一シンボルに
より目標を表示する従来のレーダ表示装置に比べ、目標
2次元位置及び目標高度を一目で判別するように表示す
ることができる。
【0106】また、本発明によるレーダ表示装置は、検
出された目標の2次元位置及び高度を求める位置測定手
段と、位置測定手段により求められた高度に基づいてシ
ンボルの大きさを決定するシンボルサイズ制御手段と、
求められた2次元位置に基づく画面上の位置にシンボル
制御手段により決定された大きさのシンボルを表示する
表示手段とを備えて構成される。このため、同一シンボ
ルにより目標を表示する従来のレーダ表示装置に比べ、
目標2次元位置及び目標高度を一目で判別するように表
示することができる。
【0107】また、本発明によるレーダ表示装置は、位
置測定手段により求められた高度に基づいてシンボルの
色を決定するシンボル表示色制御手段を備えて構成され
る。このため、目標高度に基づいてシンボル形状又はシ
ンボルサイズのみならず、シンボルの表示色も異ならせ
ているため、従来のレーダ表示装置に比べて、目標高度
を一目で判別できるように表示することができる。
【0108】また、本発明によるレーダ表示装置は、シ
ンボル表示色制御手段により決定されうる2以上の色を
高度情報に対応づける高度メータを生成する高度メータ
制御手段を備えて構成される。このため、当該目標シン
ボルの表示色を高度メータの色と比較すれば、詳細な高
度を知ることができる。
【0109】また、本発明によるレーダ表示装置は、検
出された目標の2次元位置を求める位置測定手段と、検
出された目標のロービデオの大きさに基づいてシンボル
サイズを決定するロービデオシンボル制御手段と、求め
られた2次元位置に基づく画面上の位置にロービデオシ
ンボル制御手段により決定された大きさのシンボルを表
示する表示手段とを備えて構成される。このため、ロー
ビデオにおける目標の大きさに関する情報を欠落させる
ことなくロービデオをシンボル化し、表示することがで
きる。
【0110】また、本発明によるレーダ表示装置は、位
置測定手段により求められた高度に基づいてシンボルの
色を決定するシンボル表示色制御手段を備えて構成され
る。このため、ロービデオにおける目標の大きさと、目
標高度を一目で判別できるよう表示することができる。
【0111】また、本発明によるレーダ表示装置は、C
FAR閾値レベルを求め、求められたCFAR閾値レベ
ルとレーダ受信信号とを比較して目標を検出する目標検
出手段と、CFAR閾値レベルに基づいてクラッタを検
出するクラッタ状況測定手段と、クラッタが検出された
領域をシンボル化するクラッタシンボル制御手段と、ク
ラッタシンボルをシンボル化された目標とともに画面上
に表示する表示手段とを備えて構成される。このため、
デジタル表示を行う場合であってもクラッタを表示させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、複数のシンボル
形状、複数シンボル表示色及び高度メータにより目標高
度を表示する例である。
【図2】 図1の表示装置6の表示画面の一例を示した
図である。
【図3】 本発明の実施の形態2によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、複数のシンボル
形状、シンボル表示色の濃淡及び高度メータにより目標
高度を表示する例である。
【図4】 本発明の実施の形態3によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、シンボルサイ
ズ、シンボル表示色の色相及び高度メータにより目標高
度を表示する例である。
【図5】 図4の表示装置6の表示画面の一例を示した
図である。
【図6】 本発明の実施の形態4によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、シンボルサイ
ズ、シンボル表示色の濃淡及び高度メータにより目標高
度を表示する例である。
【図7】 本発明の実施の形態5によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、シンボルサイズ
により目標高度を表示する例である。
【図8】 図7の表示装置6の表示画面の一例を示した
図である。
【図9】 本発明の実施の形態6によるレーダ表示装置
の一構成例を示したブロック図であり、シンボルサイズ
及び表示色の色相により目標高度を表示する例である。
【図10】 図9の表示装置6の表示画面の一例を示し
た図である。
【図11】 本発明の実施の形態7によるレーダ表示装
置の一構成例を示したブロック図であり、シンボルサイ
ズ及び表示色の濃淡により目標高度を表示する例であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態8によるレーダ表示装
置の一構成例を示したブロック図であり、従来のロービ
デオ表示された目標と同等の疑似ロービデオシンボルを
表示する例である。
【図13】 図12の表示装置6の表示画面の一例をロ
ービデオの表示画面と対比して示した図である。
【図14】 本発明の実施の形態9によるレーダ表示装
置の一構成例を示したブロック図であり、疑似ロービデ
オシンボル及びその表示色の色相によりロービデオ表示
された目標と同等の目標シンボルを高度表示とともに表
示する例である。
【図15】 本発明の実施の形態10によるレーダ表示
装置の一構成例を示したブロック図であり、疑似ロービ
デオシンボル及びその表示色の濃淡によりロービデオ表
示された目標と同等の目標シンボルを高度表示とともに
表示する例である。
【図16】 本発明の実施の形態11によるレーダ表示
装置の一構成例を示したブロック図であり、クラッタ表
示及びその表示色の色相により、ロービデオ表示と同等
のクラッタのシンボル表示を行うとともに、表示色によ
り信号強度情報、ドップラ情報等を表示する例である。
【図17】 図16の表示装置6上の表示画面における
クラッタ表示の一例を示した図である。
【図18】 高度情報を表示することができる従来のレ
ーダ表示装置の一構成例を示したブロック図である。
【図19】 図18の表示装置6の表示画面の一例を示
した図である。
【図20】 図18の表示装置6の表示画面の他の例を
示した図である。
【図21】 (a)および(b)は、図18の表示装置
5の表示画面の例を示した図であり、(a)はロービデ
オを表示した場合の例、(b)はシンボル(プロット)
表示した場合の例である。
【符号の説明】
1 アンテナ装置、2 送受信装置、3 目標検出装
置、4 位置測定装置、50 シンボル形状制御装置、
51 シンボル色相制御装置、52 高度メータ制御装
置、 53シンボル明度制御装置、54 シンボルサイ
ズ制御装置、55 ロービデオシンボル制御装置、56
クラッタ状況測定装置、57 クラッタシンボル制御
装置、6 表示装置、7 目標、8 タグ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ受信信号に基づいて目標を検出
    し、検出された目標をシンボル化して2次元表示するレ
    ーダ表示装置において、検出された目標の2次元位置及
    び高度を求める位置測定手段と、位置測定手段により求
    められた高度に基づいてシンボルの形状を決定するシン
    ボル形状制御手段と、求められた2次元位置に基づく画
    面上の位置にシンボル形状制御手段により決定された形
    状のシンボルを表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とするレーダ表示装置。
  2. 【請求項2】 上記シンボル形状制御手段は、求められ
    た目標高度を所定の高度閾値との比較し、この比較結果
    に基づいて、シンボルを大きさの異なる2以上の所定形
    状を重ね合わせた形状に決定することを特徴とする請求
    項1に記載のレーダ表示装置。
  3. 【請求項3】 上記位置測定手段により求められた高度
    に基づいてシンボルの色を決定するシンボル表示色制御
    手段を備え、上記表示手段が、シンボル表示色制御手段
    により決定された表示色でシンボルを表示することを特
    徴とする請求項1に記載のレーダ表示装置。
  4. 【請求項4】 シンボル表示色制御手段により決定され
    うる2以上の色を高度情報に対応づける高度メータを生
    成する高度メータ制御手段を備え、上記表示手段が、生
    成された高度メータを表示することを特徴とする請求項
    3に記載のレーダ表示装置。
  5. 【請求項5】 上記シンボル表示色制御手段は、位置測
    定手段により求められた高度に基づいてシンボルの色相
    を異ならせることを特徴とする請求項3に記載のレーダ
    表示装置。
  6. 【請求項6】 上記シンボル表示色制御手段は、位置測
    定手段により求められた高度に基づいてシンボル色の濃
    淡又は明暗を異ならせることを特徴とする請求項3に記
    載のレーダ表示装置。
  7. 【請求項7】 レーダ受信信号に基づいて目標を検出
    し、検出された目標をシンボル化して表示するレーダ表
    示装置において、検出された目標の2次元位置及び高度
    を求める位置測定手段と、位置測定手段により求められ
    た高度に基づいてシンボルの大きさを決定するシンボル
    サイズ制御手段と、求められた2次元位置に基づく画面
    上の位置にシンボル制御手段により決定された大きさの
    シンボルを表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
    るレーダ表示装置。
  8. 【請求項8】 上記位置測定手段により求められた高度
    に基づいてシンボルの色を決定するシンボル表示色制御
    手段を備え、上記表示手段が、シンボル表示色制御手段
    により決定された表示色でシンボルを表示することを特
    徴とする請求項7に記載のレーダ表示装置。
  9. 【請求項9】 シンボル表示色制御手段により決定され
    うる2以上の色を高度情報に対応づける高度メータを生
    成する高度メータ制御手段を備え、上記表示手段が、生
    成された高度メータを表示することを特徴とする請求項
    8に記載のレーダ表示装置。
  10. 【請求項10】 上記シンボル表示色制御手段は、位置
    測定手段により求められた高度に基づいてシンボルの色
    相を異ならせることを特徴とする請求項8に記載のレー
    ダ表示装置。
  11. 【請求項11】 上記シンボル表示色制御手段は、位置
    測定手段により求められた高度に基づいてシンボル色の
    濃淡又は明暗を異ならせることを特徴とする請求項8に
    記載のレーダ表示装置。
  12. 【請求項12】 レーダ受信信号に基づいて目標を検出
    し、検出された目標をシンボル化して表示するレーダ表
    示装置において、検出された目標の2次元位置を求める
    位置測定手段と、検出された目標のロービデオの大きさ
    に基づいてシンボルサイズを決定するロービデオシンボ
    ル制御手段と、求められた2次元位置に基づく画面上の
    位置にロービデオシンボル制御手段により決定された大
    きさのシンボルを表示する表示手段とを備えたことを特
    徴とするレーダ表示装置。
  13. 【請求項13】 目標の高度に基づいてシンボルの色を
    決定するシンボル表示色制御手段を備え、上記位置測定
    手段が、検出された目標の2次元位置とともに高度を求
    め、上記表示手段が、シンボル表示色制御手段により決
    定された表示色でシンボルを表示することを特徴とする
    請求項12に記載のレーダ表示装置。
  14. 【請求項14】 上記シンボル表示色制御手段は、位置
    測定手段により求められた高度に基づいてシンボルの色
    相を異ならせることを特徴とする請求項13に記載のレ
    ーダ表示装置。
  15. 【請求項15】 上記シンボル表示色制御手段は、位置
    測定手段により求められた高度に基づいてシンボル色の
    濃淡又は明暗を異ならせることを特徴とする請求項13
    に記載のレーダ表示装置。
  16. 【請求項16】 レーダ受信信号に基づいて目標を検出
    し、検出された目標をシンボル化して2次元表示するレ
    ーダ表示装置において、CFAR閾値レベルを求め、求
    められたCFAR閾値レベルとレーダ受信信号とを比較
    して目標を検出する目標検出手段と、CFAR閾値レベ
    ルに基づいてクラッタを検出するクラッタ状況測定手段
    と、クラッタが検出された領域をシンボル化するクラッ
    タシンボル制御手段と、クラッタシンボルをシンボル化
    された目標とともに画面上に表示する表示手段とを備え
    たことを特徴とするレーダ表示装置。
  17. 【請求項17】 上記クラッタ状況測定手段により判別
    されたクラッタ領域における信号強度に基づいて当該ク
    ラッタ領域の表示色を決定するクラッタ表示色制御手段
    を備え、上記表示制御手段が、求められたクラッタ領域
    をクラッタ表示色制御手段により決定された表示色によ
    り表示することを特徴とする請求項16に記載のレーダ
    表示装置。
  18. 【請求項18】 上記クラッタ状況測定手段により判別
    されたクラッタ領域におけるドップラ情報に基づいて当
    該クラッタ領域の表示色を決定するクラッタ表示色制御
    手段を備え、上記表示制御手段が、求められたクラッタ
    領域をクラッタ表示色制御手段により決定された表示色
    により表示することを特徴とする請求項16に記載のレ
    ーダ表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009103515A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Toshiba Corp レーダ装置
JP2014209125A (ja) * 2014-06-25 2014-11-06 古野電気株式会社 信号処理装置、レーダ装置及び信号処理方法
JP2020126230A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 シチズン時計株式会社 表示システム、プログラム、携帯機器、及び、ウェアラブル機器
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