JP2003130106A - 湿式摩擦材及びその製造方法 - Google Patents

湿式摩擦材及びその製造方法

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JP2003130106A
JP2003130106A JP2001329008A JP2001329008A JP2003130106A JP 2003130106 A JP2003130106 A JP 2003130106A JP 2001329008 A JP2001329008 A JP 2001329008A JP 2001329008 A JP2001329008 A JP 2001329008A JP 2003130106 A JP2003130106 A JP 2003130106A
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wet friction
resin
wet
surface layer
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Hiroki Okamura
広樹 岡村
Masato Suzuki
雅登 鈴木
Yoshito Fujimaki
義人 藤巻
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Aisin Chemical Co Ltd
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B35/62645Thermal treatment of powders or mixtures thereof other than sintering
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦面の極表層部の樹脂、繊維を均一にカー
ボン化することができ、多種の製品サイズにフレキシブ
ルに対応することが可能な効率的かつ経済的な湿式摩擦
材及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 ある厚さのカーボン層を形成した湿式摩
擦材[表面処理]と、従来工法の機械的削り取りを実施
した湿式摩擦材[当り付け品]と、何も処理を施してい
ない湿式摩擦材[当り付け無し]とについて、同一条件
で摩擦試験を行った結果、[当り付け無し]の場合は負
勾配性を示し、[当り付け品]の場合には殆ど変化がな
い。これに対して、[表面処理]の場合には、回転数V
の増加とともにスリップμの値も次第に増加しており、
μ−V正勾配性を示している。このように、湿式摩擦材
の極表面部に存在する樹脂、繊維にレーザ光を照射して
カーボン層を形成することによって、μ−V正勾配性を
示す良好な湿式摩擦材となることが分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートマチックト
ランスミッション等に用いられる湿式摩擦材及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョン等に、湿式摩擦材が用いられている。湿式摩擦材の
基本的構造は、環状の芯金の表面に摩擦係数の高いライ
ニングを貼り付けたものである。湿式摩擦材には相手材
との相対回転数(V)が大きくなるほどスリップ(μ)
も大きくなるμ−V正勾配性が要求されるが、このμ−
V正勾配性向上には、カーボン化(無機化)した表層と
相手材を接触させることの効果が大きい。これまでは、
特殊治具を用いて湿式摩擦材の極表層部の樹脂分を機械
的に削り取り、配合されている無機分を相手材と接触し
やすくする方法等が用いられていた。特開平4−783
31号公報に掲載の技術も、この種の技術に関するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特殊治
具を用いて機械的に削り取る工法においては、製品サイ
ズごとに特殊治具が必要となり、コスト高になってしま
う。また、極表層部を焼く工法も考えられるが、摩擦面
の凹凸に影響するためカーボン化させるためには時間を
要し、また、ムラが生じたりしていた。
【0004】そこで、本発明は、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化することができ、多種の製
品サイズにフレキシブルに対応することが可能な効率
的、かつ、経済的な湿式摩擦材及びその製造方法の提供
を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
湿式摩擦材は、湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、
繊維に対して、レーザ光、焼板、加熱ローラの何れか1
つによって加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化さ
せてなるものである。
【0006】例えば、レーザ光は光強度が安定してお
り、光強度の微調整も自在に行えるので、湿式摩擦材の
極表層部に存在する樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一に
カーボン化することが可能である。また、治具を使用し
ないので製品サイズが変わっても用いるカーボン化する
装置は同一で済むため、多種の製品サイズにフレキシブ
ルに対応することが可能であり、効率的かつ経済的であ
る。また、焼板、加熱ローラについても、接触時間及び
接触圧力によって湿式摩擦材の極表層部に存在する樹
脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化することが
可能である。
【0007】ここで、本発明を実施する場合の事例とし
て、樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことについて説明した。しかし、本発明を実施する場合
には、材料によっては、焼入れによって硬化するように
変化させればよい。
【0008】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化を含む加熱変化させること
ができ、多種の製品サイズにフレキシブルに対応するこ
とができる効率的、かつ、経済的な湿式摩擦材となる。
【0009】請求項2の発明にかかる湿式摩擦材は、請
求項1の構成において、表面から厚さ約15〜80μm
の範囲をカーボン化したものである。
【0010】カーボン化した部分が約35μm以上が好
適であり、約35μmより薄いとμ−V正勾配性が低下
し、約15μmより薄いと実用化が難しくなる。また、
約60μmより厚いと摩擦面の極表層部の樹脂、繊維を
カーボン化した層と下地とが分離する可能性があり、8
0μmを超えると極表層部のカーボン化した層が剥離し
てしまう。そこで、極表層部の樹脂、繊維が下地と絡み
合った部分が残るように、そしてμ−V正勾配性が得ら
れるように、表面から厚さ約35〜60μmの範囲内で
カーボン化することが好適である。
【0011】このようにして、摩擦面の極表層部の表面
から厚さ約15〜80μmの範囲内でカーボン化するこ
とによって、樹脂、繊維をカーボン化した層が剥離する
こともなく、良好なμ−V正勾配性が得られる湿式摩擦
材となる。
【0012】請求項3の発明にかかる湿式摩擦材の製造
方法は、湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、繊維に
対して、、レーザ光、焼板、加熱ローラの何れか1つに
よって加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化させる
ものである。
【0013】湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、繊
維にレーザ光を照射することによってカーボン化するも
のでは、レーザ光は光強度が安定しており、光強度の微
調整も自在に行えるので、湿式摩擦材の極表層部に存在
する樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことが可能である。また、治具を使用しないので製品サ
イズが変わっても用いるカーボン化装置は同一で済むた
め、多種の製品サイズにフレキシブルに対応することが
可能であり、効率的かつ経済的な表面処理工法となる。
なお、摩擦材の全面にレーザ光を照射する方法として
は、摩擦材を固定しておいてレーザ光だけを走査しても
良いし、摩擦材を回転テーブルに載せて回転させながら
レーザ光を半径方向に直線的に動かすようにしても良
い。また、焼板、加熱ローラについても、接触時間及び
接触圧力によって湿式摩擦材の極表層部に存在する樹
脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化することが
可能である。
【0014】ここで、本発明を実施する場合の事例とし
て、樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことについて説明した。しかし、本発明を実施する場合
には、材料によっては、焼入れによって硬化するように
変化させればよい。
【0015】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化を含む加熱変化させること
ができ、多種の製品サイズにフレキシブルに対応するこ
とができる効率的かつ経済的な湿式摩擦材の製造方法と
なる。
【0016】請求項4の発明にかかる湿式摩擦材の製造
方法は、請求項3の構成において、湿式摩擦材の極表層
部の表面から厚さ約15〜80μmの範囲内にレーザ光
を照射して前記範囲内をカーボン化するものである。
【0017】カーボン化した部分が約35μm以上が好
適であり、約35μmより薄いとμ−V正勾配性が低下
し、約15μmより薄いと実用化が難しくなる。また、
約60μmより厚いと摩擦面の極表層部の樹脂、繊維を
カーボン化した層と下地とが分離する可能性があり、8
0μmを超えると極表層部のカーボン化した層が剥離し
てしまう。そこで、極表層部の樹脂、繊維が下地と絡み
合った部分が残るように、そしてμ−V正勾配性が得ら
れるように、表面から厚さ約35〜60μmの範囲内で
カーボン化することが好適である。
【0018】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化することができ、多種の製
品サイズにフレキシブルに対応することができて効率的
かつ経済的であるとともに、摩擦面の極表層部の樹脂、
繊維をカーボン化した層が剥離することもなく、良好な
μ−V正勾配性が得られる湿式摩擦材の製造方法とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0020】実施の形態1 まず、本発明の実施の形態1について、図1乃至図4を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1にかか
る湿式摩擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。図
2は本発明の実施の形態1にかかる湿式摩擦材のレーザ
光照射テーブル回転数と形成されたカーボン層の厚みの
関係を示す図である。図3は本発明の実施の形態1にか
かる湿式摩擦材の摩擦試験の結果を従来品の試験結果と
合わせて示す図である。図4は本発明の実施の形態1に
かかる湿式摩擦材のカーボン層の厚みとΔμの関係を示
す図である。
【0021】図1に示されるように、本実施の形態1の
湿式摩擦材1は、オートマチックトランスミッションの
内部のピストンに固定されるリング状の部材で、相手材
はフロントカバーである。この湿式摩擦材1を摩擦面を
上にして図示しない回転テーブルの中心に固定し、波長
10.6μmのCO2 (炭酸ガス)レーザのレーザ光L
をコリメートレンズ、集光レンズ、反射鏡等の光学系を
組み合わせて回転テーブルの上に導く。そして、回転テ
ーブルを所定の回転数で回転させながら、レーザ光Lを
湿式摩擦材1の上面の最外周に照射し、回転テーブルの
回転に合わせて次第に半径方向に内側に移動させてい
き、最内周に到達したらレーザ光の照射を止める。この
ようにして、湿式摩擦材1の摩擦面の全面に均一な強度
でレーザ光を照射することができ、湿式摩擦材1の極表
層部に存在する樹脂、繊維を均一な厚さ(深さ)でカー
ボン化することができる。
【0022】また、このような工法であればどのような
サイズの湿式摩擦材にも対応することができ、従来の工
法のように湿式摩擦材の極表層部を機械的に削り取るた
めの特殊治具をサイズごとに用意する必要がないため、
極めて経済的に湿式摩擦材の極表層部をカーボン化する
ことができる。
【0023】次に、回転テーブルの回転数及びレーザ光
Lの照射パワーと形成されるカーボン層の厚みとの関係
について、図2を参照して説明する。CO2 レーザの照
射パワーを90%から20%まで10%おきに変化させ
て、さらにそれぞれの照射パワーについてテーブル回転
数を10rpmから160rpmまで10rpmおきに
変化させて試験を行った。予測されるように、CO2
ーザの照射パワーが高いほど、またテーブル回転数が小
さいほど、形成されるカーボン層は厚くなる。テーブル
回転数が10rpmの場合には照射パワーが20%でも
約50μmのカーボン層が形成され、照射パワーを90
%にすると約85μmのカーボン層が形成される。テー
ブル回転数が20rpmの場合には、照射パワーに応じ
て約30μm〜約65μmのカーボン層が形成される。
テーブル回転数が80rpmになるとカーボン層の厚さ
は0〜約18μmと薄くなり、テーブル回転数が160
rpmの場合には、照射パワーを90%にしてもカーボ
ン層は形成されなかった。このように、レーザ光Lの照
射条件によって様々な厚さのカーボン層を形成すること
ができる。
【0024】次に、カーボン層の厚さとΔμとμ−V正
勾配性との関係について、図3及び図4を参照して説明
する。図3は、ある厚さのカーボン層を形成した湿式摩
擦材[表面処理]と、従来工法の機械的削り取りを実施
した湿式摩擦材[当り付け品]と、何も処理を施してい
ない湿式摩擦材[当り付け無し]とについて、同一条件
で摩擦試験を行った結果を示すものである。
【0025】図3に示されるように、[当り付け無し]
の場合は回転数Vが増すにしたがってスリップμの値が
次第に下がっている。即ち、負勾配性を示している。ま
た、[当り付け品]の場合には、回転数Vの増加に対し
てスリップμの値は殆ど変化がない。これに対して、
[表面処理]の場合には、回転数Vの増加とともにスリ
ップμの値も次第に増加しており、μ−V正勾配性を示
している。このように、湿式摩擦材の極表面部に存在す
る樹脂、繊維にレーザ光を照射してカーボン層を形成す
ることによって、μ−V正勾配性を示す良好な湿式摩擦
材となることが分かる。このように摩擦試験を行った結
果として、図3に示されるように波形が表れる。この波
形からμ−V正勾配性と密接な関係を有するΔμの値が
算出される。
【0026】次に、このΔμの値と先程図2で測定した
カーボン層の厚さの関係について、図4を参照して考察
する。図4に示されるように、カーボン層の厚さが約3
5μm以上の場合には、Δμが負の値をとっており、良
好なμ−V正勾配性を示す。これに対して、カーボン層
の厚さが約25μm以下の場合には、Δμは正の値をと
っており、μ−V負勾配性を示す。また、●のデータは
湿式摩擦材が振動するジャダー現象が起きなかったもの
であり、×のデータはジャダー現象が発生したものであ
る。カーボン層の厚さが約35μm以上の場合にはジャ
ダー現象は発生していないのに対して、カーボン層の厚
さが約25μm以下の場合にはジャダー現象が発生して
いる。
【0027】さらに、これらの摩擦試験の結果を最小自
乗法で関連付けてみると、カーボン層の厚さが約35μ
m以上の場合には直線近くに集中しており、カーボン層
の厚さが厚くなるほどΔμの負の値が大きくなってい
て、より良好なμ−V正勾配性を示すことがわかる。こ
れに対して、カーボン層の厚さが約25μm以下の場合
には直線と無関係に分布しており、最小自乗法による関
連がみられない。したがって、より良好なμ−V正勾配
性を得るためには、レーザ光によって湿式摩擦材の摩擦
面に形成されるカーボン層の厚さを厚く(約35μm以
上)することが必要となる。ただし、カーボン層の厚さ
が約60μm以上になると摩擦面の極表層部の樹脂、繊
維をカーボン化した層と下地とが分離してしまって、カ
ーボン層が剥離してしまう。そこで、極表層部の樹脂、
繊維が下地と絡み合った部分が残るように、そしてμ−
V正勾配性が得られるように、表面から厚さ約35〜6
0μmの範囲内でカーボン化することが適切である。
【0028】具体的には、図2のデータから読み取れる
ように、レーザ照射パワー30%〜90%、テーブル回
転数20〜40rpmの範囲内でレーザ光を照射すれ
ば、目的とする厚さのカーボン層が得られることにな
る。
【0029】本実施の形態1においては、湿式摩擦材の
摩擦面をカーボン化するためのレーザ光源としてCO2
レーザを用いた例を示したが、摩擦面をカーボン化する
ための加熱が可能なレーザ光源であれば、どのようなも
のを用いても構わない。
【0030】ところで、発明者等の実験によれば、極表
層部の樹脂、繊維が下地と絡み合った部分が残るよう
に、そしてμ−V正勾配性が得られるように、表面から
厚さ約35〜60μmの範囲内でカーボン化することが
好適であるが、使用限界について検討すると、約35μ
mより薄いとμ−V正勾配性が低下し、約15μmより
薄いと実用化が難しくなる。また、約60μmより厚い
と摩擦面の極表層部の樹脂、繊維をカーボン化した層と
下地とが分離する可能性があり、80μmを超えると極
表層部のカーボン化した層が剥離してしまう。結果、樹
脂、繊維をカーボン化した層は、表面から厚さ約15〜
80μmの範囲内でカーボン化したものは使用可能であ
ることが確認された。
【0031】実施の形態2 次に、本発明の実施の形態2について、図5を参照して
説明する。図5は本発明の実施の形態2にかかる湿式摩
擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。
【0032】図において、加熱ローラ11は、内部に収
容したヒータによって外表面が800〜1000℃に加
熱されている。また、従動ローラ12は、内部にヒータ
等を具備しないで回転のみを行うローラである。加熱ロ
ーラ11と従動ローラ12は、湿式摩擦材1を挟んで同
一回転速度または加熱ローラ11が所定の速度で回転
し、従動ローラ12がそれに従って回転する。湿式摩擦
材1の極表層部に存在する樹脂、繊維に対して、加熱ロ
ーラ11によって加熱し、前記極表層部を短時間でカー
ボン化させるものである。接触時間及び接触圧力によっ
て湿式摩擦材1の極表層部に存在する樹脂、繊維を任意
の厚さだけ均一にカーボン化することが可能である。
【0033】ここで、本発明を実施する場合の事例とし
て、樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことについて説明した。しかし、本発明を実施する場合
には、材料によっては、焼入れによって硬化するように
変化させればよい。
【0034】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化を含む加熱変化させること
ができ、多種の製品サイズにフレキシブルに対応するこ
とができる効率的、かつ、経済的な湿式摩擦材1とな
る。
【0035】実施の形態3 次に、本発明の実施の形態3について、図6を参照して
説明する。図6は本発明の実施の形態3にかかる湿式摩
擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。
【0036】図において、円盤状の熱板21は、内部に
収容したヒータによって外表面が800〜1000℃に
加熱されている。また、固定基部22は、内部に湿式摩
擦材1を収容するものである。熱板21は固定基部22
に収容した湿式摩擦材1に対して、所定の押圧力で、所
定の時間だけ湿式摩擦材1を挾持する。湿式摩擦材1の
極表層部に存在する樹脂、繊維に対して、熱板21によ
って加熱し、前記極表層部を短時間でカーボン化させる
ものである。接触時間及び接触圧力によって湿式摩擦材
1の極表層部に存在する樹脂、繊維を任意の厚さだけ均
一にカーボン化することが可能である。
【0037】ここで、本発明を実施する場合の事例とし
て、樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことについて説明した。しかし、本発明を実施する場合
には、材料によっては、焼入れによって硬化するように
変化させればよい。
【0038】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化を含む加熱変化させること
ができ、多種の製品サイズにフレキシブルに対応するこ
とができる効率的、かつ、経済的な湿式摩擦材1とな
る。
【0039】また、上記各実施の形態では、オートマチ
ックトランスミッション用の湿式摩擦材を例にとって説
明したが、本発明の湿式摩擦材及びその製造方法は、そ
の他にも湿式クラッチ、ブレーキ摩擦材、ロックアップ
摩擦材、乾式クラッチ摩擦材、ブレーキバンド摩擦材
等、様々な湿式摩擦材に応用することが可能である。
【0040】上記各実施例の湿式摩擦材1は、湿式摩擦
材1の極表層部に存在する樹脂、繊維に対して、レーザ
光L、焼板21、加熱ローラ11の何れか1つによって
加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化させてなるも
のである。
【0041】例えば、レーザ光Lは光強度が安定してお
り、光強度の微調整も自在に行えるので、湿式摩擦材1
の極表層部に存在する樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一
にカーボン化することが可能である。また、治具を使用
しないので製品サイズが変わっても用いるカーボン化す
る装置は同一で済むため、多種の製品サイズにフレキシ
ブルに対応することが可能であり、効率的かつ経済的で
ある。
【0042】また、焼板21、加熱ローラ11について
も、接触時間及び接触圧力によって湿式摩擦材1の極表
層部に存在する樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカー
ボン化することが可能である。
【0043】ここで、本発明を実施する場合の事例とし
て、樹脂、繊維を任意の厚さだけ均一にカーボン化する
ことについて説明した。しかし、本発明を実施する場合
には、材料によっては、焼入れによって硬化するように
変化させればよい。
【0044】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化を含む加熱変化させること
ができ、多種の製品サイズにフレキシブルに対応するこ
とができる効率的、かつ、経済的な湿式摩擦材となる。
【0045】更に、湿式摩擦材1は、表面から厚さ約1
5〜80μmの範囲をカーボン化したものである。カー
ボン化した部分が約15μm以上が使用領域であり、約
35μmより薄いとμ−V正勾配性が低下し、約15μ
mより薄いと実用化が難しくなる。また、約60μmよ
り厚いと摩擦面の極表層部の樹脂、繊維をカーボン化し
た層と下地とが分離する可能性があり、80μmを超え
ると極表層部のカーボン化した層が剥離してしまう。そ
こで、極表層部の樹脂、繊維が下地と絡み合った部分が
残るように、そしてμ−V正勾配性が得られるように、
表面から厚さ約35〜60μmの範囲内でカーボン化す
ることが好適である。しかし、摩擦面の極表層部の表面
から厚さ約15〜80μmの範囲内でカーボン化するこ
とによって、樹脂、繊維をカーボン化した層が剥離する
こともなく、μ−V正勾配性が得られる湿式摩擦材1と
なる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる湿式摩擦材は、湿式摩擦材の極表層部に存在する
樹脂、繊維に対して、レーザ光、焼板、加熱ローラの何
れか1つによって加熱し、前記極表層部を短時間で加熱
変化させてなるものである。
【0047】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一に熱変化することができ、多種の製品サ
イズにフレキシブルに対応することができる効率的かつ
経済的な湿式摩擦材となる。
【0048】請求項2の発明にかかる湿式摩擦材は、請
求項1の構成において、表面から厚さ約15〜80μm
の部分をカーボン化したものである。
【0049】カーボン化した部分が約15μmより薄い
と、十分なμ−V正勾配性が得られなくなり、また、約
80μmより厚いと摩擦面の極表層部の樹脂、繊維をカ
ーボン化した層と下地とが分離してしまって、極表層部
のカーボン化した層が剥離する可能性がある。そこで、
請求項1に記載の効果に加えて、極表層部の樹脂、繊維
が下地と絡み合った部分が残るように、そしてμ−V正
勾配性が得られるように、表面から厚さ約15〜80μ
mの範囲内でカーボン化することが適切である。
【0050】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維をカーボン化した層が剥離することもなく、良
好なμ−V正勾配性が得られる湿式摩擦材となる。
【0051】請求項3の発明にかかる湿式摩擦材の製造
方法は、湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、繊維に
対して、レーザ光、焼板、加熱ローラの何れか1つによ
って加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化させるも
のである。
【0052】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一に加熱変化することができ、多種の製品
サイズにフレキシブルに対応することができる効率的か
つ経済的な湿式摩擦材の製造方法となる。
【0053】請求項4の発明にかかる湿式摩擦材の製造
方法は、請求項3の構成において、湿式摩擦材の極表層
部の表面から厚さ約15〜80μmの範囲内にレーザ光
を照射して前記範囲内をカーボン化するものである。
【0054】カーボン化した部分が約15μmより薄い
と、μ−V正勾配性が得られなくなる可能性がでてく
る。また、約80μmより厚いと摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維をカーボン化した層と下地とが分離してしまっ
て、極表層部のカーボン化した層が剥離してしまう。そ
こで、請求項3に記載の効果に加えて、極表層部の樹
脂、繊維が下地と絡み合った部分が残るように、そして
μ−V正勾配性が得られるように、表面から厚さ約15
〜80μmの範囲内でカーボン化することが適切であ
る。
【0055】このようにして、摩擦面の極表層部の樹
脂、繊維を均一にカーボン化することができ、多種の製
品サイズにフレキシブルに対応することができて効率的
かつ経済的であるとともに、摩擦面の極表層部の樹脂、
繊維をカーボン化した層が剥離することもなく、良好な
μ−V正勾配性が得られる湿式摩擦材の製造方法とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1にかかる湿式摩
擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1にかかる湿式摩
擦材のレーザ光照射テーブル回転数と形成されたカーボ
ン層の厚みの関係を示す図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態1にかかる湿式摩
擦材の摩擦試験の結果を従来品の試験結果と合わせて示
す図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態1にかかる湿式摩
擦材のカーボン層の厚みとΔμの関係を示す図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態2にかかる湿式摩
擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態3にかかる湿式摩
擦材の製造方法の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 湿式摩擦材 L レーザ光 11 加熱ローラ 21 熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤巻 義人 愛知県西加茂郡藤岡町大字飯野字大川ヶ原 1141番地1 アイシン化工株式会社内 Fターム(参考) 3J056 AA57 BA02 BE09 CA04 EA03 EA16 EA26 EA30 FA08 FA09 GA05 GA12 3J058 FA01 FA29 GA02 GA95

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、
    繊維に対して、レーザ光、焼板、加熱ローラの何れか1
    つによって加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化さ
    せてなることを特徴とする湿式摩擦材。
  2. 【請求項2】 上記加熱変化は、表面から厚さ約15〜
    80μmの範囲までをカーボン化したことを特徴とする
    請求項1に記載の湿式摩擦材。
  3. 【請求項3】 湿式摩擦材の極表層部に存在する樹脂、
    繊維に対して、、レーザ光、焼板、加熱ローラの何れか
    1つによって加熱し、前記極表層部を短時間で加熱変化
    させることを特徴とする湿式摩擦材の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記加熱変化は、湿式摩擦材の極表層部
    の表面から厚さ約15〜80μmの範囲までをカーボン
    化することを特徴とする請求項3に記載の湿式摩擦材の
    製造方法。
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