JP2003129675A - 樹脂注入用治具の構造 - Google Patents

樹脂注入用治具の構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部材を素材別の分割ユニットとし、かつ効
率的な機能を付与せしめたコンクリ−トひび割れ補修工
法に供する樹脂注入治具の構造を提供する。 【解決手段】 樹脂注入治具の台座部、連結部、圧力タ
ンク部をプラスチック素材、及び注入プラグ部を金属素
材の各部材を相互に連結嵌装させた分割ユニットの形態
とし、併せて各部材には効率的な補修工法を達成する為
の機能を付与した樹脂注入治具の構造とする。 【効果】 使用済後での廃材の減量化とリサイクル並び
に金属部材とプラスチック廃材の分別処理が可能であ
る。また、各部材には補修工法を効率的に実施するため
の機能を付与し、これらの組み合わせにより作業効率の
向上を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は樹脂注入用治具の構造に関する。
更に詳しくは空気圧を利用したひび割れ補修での注入用
治具であって、各部材を相互に連結嵌装させる分割ユニ
ットの構成とし、各部材には効率的な補修工法を達成す
る為の機能を付与すると共に、廃材の減量化とリサイク
ルを図った注入用治具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント、水、砂および砂利を適当な割
合で練り混ぜて硬化させたコンクリ−トは、必要な強
度、耐久性、水蜜性をもち、しかもこれが経済的にでき
るように配合を決め、施工される安く有益な建設資材で
あるが、ひび割れが発生し易いというアキレス腱をもっ
ている。コンクリ−トにひび割れが生じると水が侵入し
たり、炭酸ガスによる中性化が促進したりして、耐久性
が著しく低下することが知られている。このコンクリ−
トのひび割れ補修には、エポキシ樹脂を高圧ポンプで注
入するのが一般的な工法であるが、ひび割れ巾が小さく
なるにしたがって注入が困難となり、確実性に欠けると
いう問題がある。このようなコンクリ−トの微細なひび
割れの補修に、特に効果的な工法として、自動式低圧樹
脂注入工法が開発された。自動式低圧樹脂注入工法は、
特殊な低圧の圧力容器に樹脂を入れたものを、ひび割れ
の上に20〜30mm間隔にとりつけ、低粘度の樹脂を
長時間かけて注入する工法であり、この工法を用いる
と、特別な熟練を必要とせず、大きなひび割れは勿論の
こと、0.03mm程度のきわめて微細なひび割れにも
万遍なく注入することが可能である。圧力容器として
は、ゴムの復元力、空気圧、バネ圧などで加圧するもの
が開発されている。本工法は、開発されて20余りの歴
史があり、建設大臣官房官庁営繕部監修『建築改修工事
監理指針』,平成10年度版において、「4.3.3樹
脂注入工法」(1)自動式低圧エポキシ樹脂注入法」と
して解説されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状の注入器具は、2
0〜30cmにとりつける必要がある為、現場における
所要数量は、かなりのものであり、効率的な使用が望ま
れている。さらに施工後の注入器具は、その内部に硬化
樹脂が残存しているために、使い捨てとせざるを得ない
のが現状であり、結果として廃材が多く出るため、廃材
の減量化とリサイクルの必要性が強く要請されている。
また、併せて建築改修工事の現場での、現場作業者によ
る補強作業の効率的、かつ能率的な作業を遂行できるた
め、これを充足するため該樹脂注入用治具に種々の多目
的、多角的なニ−ズに対応できる機能性付与が期待され
ているが、未だ開発されていない。
【0004】本発明は、従来の建築改修工事でのコンク
リ−トひび割れ補修の現場で用いられる樹脂注入用治具
における上述のごとき課題に着目し、鋭意検討の結果到
達したものである。本発明は、少なくとも空気圧を利用
した樹脂注入用治具であって、前記治具がプラスチック
素材から選ばれた台座部、連結部、圧力タンク部および
金属素材から選ばれた注入プラグ部の各ユニット部材を
組み合わせ着脱自在とし相互に連結嵌装させた連結部材
形態からなることを特徴とする樹脂注入用治具の構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の難点を解決するた
め、本発明においては、空気圧を利用した樹脂注入用治
具の構造において、該治具がプラスチック素材から選ば
れた台座部、連結部、圧力タンク部および金属部材から
選ばれた注入プラグ部の各ユニット部材を組み合わせた
構成とする。また、前記各ユニット部材を組み合わせ着
脱自在とし、相互に連結嵌装させた連結部材形態とす
る。さらに、現場作業者による補強作業の効率的、能率
的な作業遂行の為の機能性が付与された構成とし、これ
らによって廃材の減量化とリサイクルの達成と共に、建
造物のひび割れ補修作業の効率的、能率的な作業遂行に
寄与することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。 (1)本発明は、空気圧を利用した注入用治具であり、
該治具を分割、ユニット化することにより、廃材の減量
化とリサイクルを図った構成であって、基本的には台座
部、連結部、圧力タンク部並びに注入プラグ部の4つの
部材ユニットよりなる。 (2)各ユニットの端部は、それぞれ他のユニットとの
連結凹凸ソケットの機構を有しており、施工時にはこれ
らを互いに組み合わせて使用する。各ユニットに用いら
れる素材としては、プラスチック材料については、アク
リル樹脂、PE樹脂、PP樹脂の如きポリオレフィン系
樹脂、PET樹脂等の通常の成形用樹脂から選ばれた素
材の使用が可能であるが、樹脂注入状況の管理のしやす
さからも目視にて確認するためには、透明ないし半透明
な樹脂成形物が好ましい。ただしプラスチック素材で
は、近年ダイオキシンの発生が環境問題となっている塩
化ビニル系樹脂の使用は排除することが適当である。 (3)また、注入作業の完了後での硬化樹脂の除去の容
易さを考慮すれば、望ましくは剥離性を有する樹脂、た
とえばアクリル樹脂、PP樹脂、PE樹脂等の使用が好
ましい。さらに、Oリングの構成部材には通常の加硫ゴ
ム成形品を使用することができる。注入プラグ部は、真
鍮、アルミニウムの他、通常の金属、合金類が使用可能
である。これら金属部材から選ばれた構成部材とし、こ
れらの各ユニット部材を組み合わせた構成とする。上記
のように、本発明の樹脂注入用治具では、構成部材を分
割、ユニット化することによって、使用済の廃材を分別
処理することが可能となり、プラスチック素材からなる
台座部のリサイクルが可能で、かつ廃材容量の減少、施
工前の在庫容量についても同様である。このように、金
属部材ならびにプラスチック部材の各廃材の分別ができ
るように働く。
【0007】また、本発明の樹脂注入用治具の構造にお
いて、各部材を相互に連結嵌装させる分割ユニットの構
成とし、廃材の減量化とリサイクルを図るとともに、か
つ樹脂注入用治具の各部材にはには効率的な補修工法を
達成し、作業能率の向上ならびに作業コスト低減を図る
ための諸機能を付与した構成とする。
【0008】本発明の樹脂注入用治具における台座部に
機能を付与させる構成として、該台座部の取付管部の内
接壁面には両端部位に先細り傾斜面を設け、少なくとも
1 /d0 <1の内径差、すなわち取付管部の内接壁面
に円錐状傾斜面を形成し、取付管部の両端内径にテ−パ
−を設けて格差を付与した構成とする。これによって、
補修施工完了後の硬化樹脂を容易に除去できるため、該
台座部の再利用が可能となる。さらに、該取付管部の内
接壁面での両端部位に先細りテ−パ−を形成し両端内径
に格差が存在することにより圧力差を生じ、圧力タンク
部へ注入材が入りやすくなるだけでなく、補修対象の壁
面への樹脂注入がよりスム−ズとなるので、空気圧を利
用した自動式低圧注入用治具の役割を発揮しえるように
働く。
【0009】また、本発明の樹脂注入用治具を用いた作
業の実施確実性並びに作業効率アップのため圧力タンク
部に機能を付与させる構成として、前記圧力タンク部の
少なくとも外周壁面の前後両面のいずれか一方に樹脂注
入容量目盛りを他方に樹脂注入圧目盛りの各指標をそれ
ぞれ組み合わせて施し、注入容量と注入圧の目視管理を
可能とした構成とする。これによって、ひび割れ補修工
事作業において、樹脂注入用治具の外周壁面の前後両面
のいずれかに組み合わせて施された注入容量目盛り及び
注入圧目盛りの双方の目視監理が可能となるように働
く。
【0010】さらに、前記タンク部の少なくとも外周壁
面の前後に設けた樹脂注入容量目盛り及び/又は樹脂注
入圧目盛りの各指標を垂直軸線に直角状に延設付与した
鉤型の指標目盛線とした構成とする。これによって、通
常の垂直面におけるひび割れ補修施工のほか、水平面に
おける施工時での樹脂注入容量目盛り及び/又は樹脂注
入圧目盛りの各指標の目視管理の遂行に寄与するように
働く。
【0011】本発明の樹脂注入用治具において、台座部
は、独立ユニット化しているため、現場での必要に応じ
て、台座部に直接高圧用注入プラグ部を接続して手動式
にて樹脂注入(高圧注入工法)することもできる。さら
に、注入作業中で高圧用から低圧用プラグに容易に変更
することができるので、施工の仕上がりがよくなると共
に、作業の効率化が図られ、さらには高圧用と低圧用治
具が統一化されるので、備品在庫の減少を図ることがで
きる。すなわち台座部が独立ユニット形態よりなり、該
台座部の取付管部に嵌装する低圧用と高圧用の注入治具
とを交換取付け可能とした構成とすることにより、ひび
割れ補修工事の現場での必要に応じて、装着した低圧用
注入治具に換え、台座部に直接高圧用注入プラグを接続
して、直接に高圧注入工法に切替えが可能であり、高圧
用及び低圧用治具の統一化が可能であり、備品在庫の減
少につながるように働く。
【0012】以下図面を参照して本発明の実施の形態を
説明する。
【0013】図1は各部材を相互に組み合わせ連結嵌装
させた本発明に係る樹脂注入用治具の全体斜視図、図2
は台座部の斜視説明図、図3は連結部の斜視説明図、図
4は圧力タンク部の左右側面説明図、図5は注入プラグ
部の斜視説明図、図6は台座部の断面説明図である。
【0014】本発明に係る樹脂注入用治具本体1は、台
座部2に連結部3を嵌装状態に取り付け、該連結部3の
略中央部近傍に圧力タンク部4が連結嵌装され、さらに
該連結部3の端部には注入プラグ部5が装着され、各ユ
ニット部材が組み合わされ着脱自在とし、相互に連結嵌
装させた連結部材形態の概略構成である。上記樹脂注入
用治具本体1の構成において、6はユニット連結用嵌合
溝、7はユニット連結用突起、8はOリングである。
【0015】該連結部3の略中央部近傍に圧力タンク部
4が連結嵌装された形態において、連結部3のユニット
連結用嵌合溝6は、圧力タンク部4の下端をインサ−ト
せしめた後、該連結用嵌合溝6に沿って連結嵌込み可能
であると共に、強固確実な連結と連結強度の補強ができ
る構成となっている。
【0016】本発明の樹脂注入用治具における台座部2
に機能を付与させる構成として、該台座部2の取付管部
の内接壁面9には、両端部位に先細り傾斜面を設け、少
くともd1 /d0 <1の内径差、すなわち取付管部の内
接壁面9にテ−パ−を形成し、両端内径に格差を付与し
た構成とする。これによって、補修施工完了後の硬化樹
脂を容易に除去できるため、該台座部2の再利用が可能
となる。さらに、該取付管部の内接壁面9での両端部位
に先細りテ−パ−を形成し両端内径に格差が存在するこ
とにより圧力差を生じ、圧力タンク部4へ注入材が入り
やすくなるだけでなく、補修対象の壁面への樹脂注入が
よりスム−ズとなるので、空気圧を利用した自動式低圧
注入用治具の役割を発揮しえるように働く。
【0017】図1の樹脂注入用治具の全体斜視図に示す
ごとく、台座部2に嵌装状態に取り付けられた連結部3
には圧力タンク部5が装着されており、また図4に示す
ごとく、該圧力タンク部5の外周壁面の前後両面のいず
れか一方に樹脂注入容量目盛り11を、他方に樹脂注入
圧目盛り12の各指標をそれぞれ組み合わせて施し注入
容量と注入圧の目視管理を可能とした構成となってい
る。また、前記外周壁面の前後に設けた樹脂注入容量目
盛り及び/又は樹脂注入圧目盛りの各指標を垂直軸線に
直角状に延設付与した鉤型指標目盛線13を表示した構
成であり、これらの諸機能の組み合わせによって、樹脂
注入用治具によるひび割れ補修工法での作業能率の向上
を図り、施工コストの低減をはじめ工業的有利な施工に
寄与するように働く。
【0018】本発明に係る樹脂注入用治具本体1の作用
について以下説明する。 (1)ひび割れ補修工法において、樹脂注入用治具本体
1の台座部2をひび割れ中心部に仮止めシ−ル材等で2
0cm〜25cmピッチに取り付け、台座部2と台座部
2のひび割れにおいても、注入樹脂が出てこないように
仮止めシ−ルを行ない、仮止めシ−ル材の養生を行う。 (2)次に、ひび割れの大きさに応じて台座部2に自動
低圧注入または手動式注入器具の取り付けを行う。たと
えば、ひび割れれ幅1.0mm未満の自動式高圧注入の
場合は、台座2に連結部3と圧力タンク部4と注入プラ
グ部5を連結させた連結嵌装形態とする。また、ひび割
れ幅1.0mmの手動式低圧注入の場合、台座部2に注
入プラグ部5を取り付けた連結嵌装形態とする。 (3)次に、注入終了し硬化を確認後、仮止めシ−ル材
と注入治具を取り除く。 (4)台座部2においては、連結部3か、若しくは注入
プラグ部5と連結部3を加熱した後、連結部3を取り外
す。この場合、該台座部2では取付管部の内接壁面9の
両端部位に少なくとも筒部両端内径にテ−パ−傾斜面が
形成され格差が存在することにより圧力差を生じ、圧力
タンク部4へ注入材が入り易いのみならず、内接壁面9
に残存もしくは付着の硬化樹脂を取り除き易くなり、再
利用を図れるように働く。 (5)仮止めシ−ル材と、連結部3或いは圧力タンク部
4、注入プラグ部5をそれぞれ分けて不燃物と燃える廃
材とに分別処分を行うことができるように働く。 (6)台座部2は、独立ユニット化している為、現場で
の必要に応じて、台座部2に直接高圧用注入プラグを接
続して、手動式にて樹脂注入(高圧注入工法)すること
ができる。さらに注入作業途中で高圧用から低圧用プラ
グに容易に変更することができるので施工の仕上がりが
よくなると共に、作業の効率化が図れ、加えて高圧用低
圧用治具が統一化される為、備品在庫の減少を図ること
ができる。このように、本願に係る樹脂注入用治具で
は、他の用法として、注入プラグ部5の先端部10にグ
リスポンプ等の樹脂注入用器具をあてがって、樹脂注入
を行うことができる。これによって、空気圧を利用した
自動式注入用治具の役割を担った複合的な補修対象の壁
面への樹脂注入手法の採択の幅を拡げることができるよ
うに働く。
【0019】
【実施例】以下に実施例について説明する。
【0020】(a)自動式低圧注入の場合(ひび割れ幅
1.0mm未満) (1)台座部2を、ひび割れ中心部に、仮止めシ−ル材
等を用いて、20〜25cmピッチに取り付ける。 (2)台座部2の取り付け部ならびにひび割れ部の周囲
に、注入樹脂を漏らさないため仮止めシ−ル材を用い
て、シ−ルを施す。 (3)仮止めシ−ル材の養生を行う(半日〜1日)。 (4)台座部2に、連結部3と圧力タンク部4及び注入
プラグ部5を連結させ、自動式低圧注入を行う。 (5)注入樹脂が完全に硬化したことを確認した後に、
仮止めシ−ル材と注入治具を取り除く。 (6)台座部2と連結部3との接続部を温めて、両者を
分離する。台座部2の筒部の内接壁面9に内径差がある
ため、中に残った樹脂硬化物は、容易に取り除くことが
できる。取り除いた後の台座部2は、再度使用すること
ができる。 (7)使用済みの仮止めシ−ル材、連結部3、圧力タン
ク部4、注入プラグ部5等を、不燃物と燃える物とに分
別処理を行った後に、廃棄物として処理する。
【0021】(b)手動式注入の場合(ひび割れ幅1.
0mm以上) (1)台座部2を、ひび割れ中心部に、仮止めシ−ル材
等を用いて、20〜25cmピッチに取り付ける。 (2)台座部2の取り付け部ならびにひび割れ部の周囲
に、注入樹脂を漏らさないため、仮止めシ−ル材を用い
て、シ−ルを施す。 (3)仮止めシ−ル材の養生を行う(半日〜1日)。 (4)台座部2に、注入プラグ部5を直接連結させ、グ
リ−スガン等を用いた手動式注入で樹脂の注入を行う。
途中、必要に応じて、注入プラグ部5より、連結部3、
圧力タンク部4、注入プラグ部5を連結した治具に変更
して、自動式低圧注入で樹脂の注入を行うことも可能で
ある。 (5)注入樹脂が完全に硬化したことを確認した後に、
仮止めシ−ル材と注入治具本体1を取り除く。 (6)台座部2と、注入プラグ部5あるいは連結部3と
の接続部を温めて、両者を分離する。台座部2の筒部の
内接壁面9に内径差があるため、中に残った樹脂硬化物
は、容易に取り除くことができる。取り除いた後の台座
部2は、再度使用することができる。 (7)使用済みの仮止めシ−ル材、注入プラグ部5等
を、不燃物と燃える物とに分別処理を行った後に、廃棄
物として処理する。
【0022】
【発明の効果】本発明の樹脂注入用治具は、各部材を相
互に連結嵌装させる分割ユニットを組み合わせ連結嵌装
した構成とし、使用済後での廃材の減量化とリサイクル
並びに金属部材とプラスチック廃材の分別処理が可能で
ある。また、各部材には効率的な補修工法を達成するた
めの諸機能を付与し、これらの組み合わせにより作業効
率の向上、コスト低減を図った注入用治具としてすぐれ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂注入用治具の全体斜視図であ
る。
【図2】台座部の斜視説明図である。
【図3】連結部の斜視説明図である。
【図4】圧力タンク部の左右側面説明図である。
【図5】注入プラグ部の斜視説明図である。
【図6】台座部の断面説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂注入用治具本体 2 台座部 3 連結部 4 圧力タンク部 5 注入プラグ部5 6 ユニット連結用嵌合溝 7 ユニット連結用突起 8 Oリング 9 内接壁面 10 先端部 11 樹脂注入容量目盛り 12 樹脂注入圧目盛り 13 鉤型指標目盛線 14 円錐状傾斜面 d0 広幅外径 d1 狭幅内径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも空気圧を利用した樹脂注入用
    治具であって、前記治具がプラスチック素材から選ばれ
    た台座部、連結部、圧力タンク部および金属素材から選
    ばれた注入プラグ部の各ユニット部材を組み合わせ着脱
    自在とし相互に連結嵌装させた連結部材形態からなるこ
    とを特徴とする樹脂注入用治具の構造。
  2. 【請求項2】 前記台座部における取付管部の内接壁面
    の両端部位に少なくともd1 /d0 <1の内径差を設け
    てなる請求項1記載の樹脂注入用治具の構造。
  3. 【請求項3】 前記台座部が独立ユニット形態よりな
    り、該台座部の取付管部に嵌装する低圧用注入治具と高
    圧用注入治具とを交換取付け可能としてなる請求項1ま
    たは2記載の樹脂注入用治具の構造。
  4. 【請求項4】 前記圧力タンク部の少なくとも外周壁面
    の前後両面のいずれか一方に樹脂注入容量目盛りを他方
    に樹脂注入圧目盛りの各指標をそれぞれ組み合わせて施
    し注入容量と注入圧の目視管理を可能としてなる請求項
    1〜3記載の樹脂注入用治具の構造。
  5. 【請求項5】 前記圧力タンク部の少なくとも外周壁面
    の前後に設けた樹脂注入容量目盛り及び/又は樹脂注入
    圧目盛りの各指標を垂直軸線に直角状に延設付与した鉤
    型の指標目盛線としてなる請求項1〜4のいずれかに記
    載の樹脂注入用治具の構造。
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