JP2003129206A - 溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法 - Google Patents

溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法

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JP2003129206A
JP2003129206A JP2001325822A JP2001325822A JP2003129206A JP 2003129206 A JP2003129206 A JP 2003129206A JP 2001325822 A JP2001325822 A JP 2001325822A JP 2001325822 A JP2001325822 A JP 2001325822A JP 2003129206 A JP2003129206 A JP 2003129206A
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pressure
wiping nozzle
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discharge pressure
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Katsunori Takahashi
勝徳 高橋
Masaaki Nishio
雅昭 西尾
Tomoharu Kanamaru
智春 金丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイピングノズルガス供給源として、回転数
制御機能を有するブロワを用いると、定常時の安定性が
劣り、ワイピングノズルガス圧力昇降時に圧力追従性が
悪いと言う問題を解決する。 【解決手段】 ワイピングノズル圧力制御器3の設定圧
力及びワイピングノズルの開口面積12の変化に対応し
てブロワ吐出圧力制御器7の設定値を変更すると共に、
ワイピングノズル開口面積12及び/又はブロワ吐出圧
力制御器7の出力偏差に対応して、ブロワの吐出圧力制
御器7の比例ゲイン及び/又は積分ゲインを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛メッキ鋼
板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛メッキ鋼板製造設備において、
鋼板のメッキ付着量は、溶融亜鉛浴上方に設置されたワ
イピングノズルにより調整される。メッキ付着量調整の
ための主要な要因は、 ワイピングノズルガス圧力、 ワイピングノズルと鋼板間の距離(ノズル間隔) である。
【0003】近年、溶融亜鉛メッキ鋼板の製造技術にお
いて、ワイピングノズルガス供給源として回転数制御機
能を有するブロワを用いる技術が採用されている。
【0004】従前は、ワイピングノズルガス供給源とし
て回転数が一定のブロワを用い、吐出口ダンパーを制御
して風圧風量の制御を行っていた。そのような技術で
は、ワイピングノズルガス圧力の変動に追従して供給圧
力が変動すると、ワイピングノズルガス圧力制御が困難
となる。このため、ブロワの吐出圧力を一定に維持する
よう定圧力制御し、放風弁を調整することにより、過剰
のガスを系外に放出し、ワイピングノズルヘの供給圧力
を一定に維持する制御方法が取られてきた。このような
従前の技術では、ブロワ軸動力が一定に維持されるた
め、エネルギー原単位が高かった。
【0005】上記問題点を解決するため、特開平1−1
36953号公報に開示されているように、ワイピング
ノズルガス供給源として回転数制御機能を有するブロワ
が採用されている。回転数制御機能を有するブロワを用
いる技術では、サージ防止弁、放風弁によるガス放散を
なくし、風圧、風量を減少させるときには回転数を下げ
て運転するので、エネルギー原単位の著しい改善を図る
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ワイピングノズルガス
供給源として吐出口ダンパー制御型ブロワを使用し、ブ
ロワの吐出圧力を一定に維持するよう定圧力制御し、放
風弁を調整することにより、ワイピングノズルヘの供給
圧力を一定に維持する従来の制御方法と比較して、回転
数制御機能を有するブロワにより直接ブロワ回転数を制
御し、所定のワイピングノズルガス供給圧力を得る制御
方法では、エネルギー原単位の著しい改善を図ることが
できるが、一方 定常時の安定性が劣る、 ワイピングノズルガス圧力上昇時、供給圧が低下し安
定するまでに時間がかかる、又、その間ワイピングノズ
ルガスの圧力追従性が悪い、 ワイピングノズルガス圧力低下時、供給圧力が上昇し
安定するまでに時間がかかる、又、その間ワイピングノ
ズルガスの圧力がハンチング状態となる、 という問題点があった。本発明は、このような問題を解
決したワイピングノズルガス供給圧力制御を行い、メッ
キ付着量を制御する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】回転数制御機能を有する
ブロワにより直接ブロワ回転数を制御し、所定のワイピ
ングノズルガス供給圧力を得る制御方法における上記問
題点を解決し、ワイピングノズルガス圧力を安定させる
ことについて研究を重ねた結果、ブロワ最適吐出圧力は
ワイピングノズル吐出圧力と圧力変動分とを加えたもの
であることに着目し、ブロワ吐出圧力をワイピングノズ
ルガス圧力とガス管路抵抗との合計とすれば、ワイピン
グノズルガス圧力を安定化できることを見出し、本発明
を完成した。ここでガス管路抵抗とは、ガス配管の抵抗
の他に、ワイピングノズルの噴出口の断面積の変化を含
む概念である。
【0008】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、その技術手段は、ワイピングノズルガス供
給源として回転数制御機能を有するブロワを用いてメッ
キ付着量を制御する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法にお
いて、ワイピングノズルガス圧力設定及びガス管路抵抗
に対応してブロワ吐出圧力設定を変更することを特徴と
する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法である。
【0009】また、本発明の他の発明は、ワイピングノ
ズル開口面積及び/又はブロワ吐出圧力制御偏差に対応
して、ブロワ吐出圧力制御比例ゲイン及び/又は積分ゲ
インを変更することを特徴とする溶融亜鉛メッキ鋼板の
製造方法である。
【0010】さらに、本発明の別の発明は、ワイピング
ノズルガス供給源として回転数制御機能を有するブロワ
を用いてメッキ付着量を制御する溶融亜鉛メッキ鋼板の
製造方法において、ワイピングノズルガス圧力設定及び
ガス管路抵抗の変化に対応してブロワ吐出圧力設定を変
更し、さらにワイピングノズル開口面積及び/又はブロ
ワ吐出圧力制御偏差に対応して、ブロワ吐出圧力制御比
例ゲイン及び/又は積分ゲインを変更することを特徴と
する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図3は溶融亜鉛メッキ浴41中に浸漬し
てメッキを施した鋼板42にワイピングノズル1からガ
ス(エア)を吹き付けてメッキ付着量(メッキ厚さ)を
目標値に制御する装置を示したものである。溶融メッキ
付着量制御技術として、通常、メッキ槽から略垂直に引
き上げられたストリップの表裏に対向して夫々配置した
ワイピングノズル1から高圧ガスを吹きつけて、ガスジ
ェットナイフで余剰付着亜鉛を絞り取る方法が採られて
いる。メッキ付着量は、メッキの種類、鋼板の厚さt、
鋼板の搬送速度LS、ワイピングノズル1の形式・大き
さ、噴射位置高さH、噴射距離D等により定められた設
定圧力P等により制御される。図4は従来のワイピング
ノズルガス供給源の例を示すフローシートである。ワイ
ピングノズル1は図3に示した亜鉛メッキ鋼板42のメ
ッキ付着量を調整するために鋼板表面にガス(エア)を
吹き付ける。ワイピングノズル1の吹付エアの背圧を測
定するワイピングノズル圧力発信器2は、ワイピングノ
ズル圧力制御器3に測定圧力を入力する。ワイピング圧
力制御器3は、メッキの種類、鋼板の厚さ、搬送速度、
ワイピングノズルの形式・大きさ、噴射距離等により定
められたワイピングノズルガス圧力設定値と入力信号と
を比較し、その差がゼロとなるように、ワイピングノズ
ル制御弁4の開度を制御する。一方、回転数制御ブロワ
5の吐出圧力を検出するブロワ吐出圧力発信器6は測定
圧力をブロワ吐出圧力制御器7に入力し、ブロワ吐出圧
力制御器7は、設定値と比較し、偏差信号をブロワ駆動
電動機回転数調整器8に送る。ブロワ駆動電動機回転数
調整器8は、この偏差に応じてブロワ電動機9の回転数
を変更し、吐出圧力の調整を行う。以上は従来の技術で
ある。
【0012】図1は本発明による、ワイピングノズルガ
ス供給源(ブロワ)の制御系の一実施例を示したフロー
シートである。本発明では、ワイピングノズル圧力制御
器3の設定圧力に対応してブロワ吐出圧力制御器7の設
定圧力を変更するようにした。また、ワイピングノズル
開口面積を変更したとき等、ガス管路抵抗が変化したと
き、この情報をブロワ吐出圧力制御器7に入力する。ワ
イピングノズル圧力制御器3の設定値の信号10、11
及びワイピングノズル開口面積のデータ12をブロワ吐
出圧力制御器7に入力し、ブロワ吐出圧力制御器7の設
定値を修正する。上述のように、ワイピングノズル圧力
制御器3はメッキ付着量調整のため、各種条件に応じ
て、ワイピングノズルガス圧力を調整する。この調整に
応じて、ブロワ吐出圧力制御器7の設定圧力を最適に修
正するので、きめ細かい制御を実現することができる。
【0013】また、ワイピングノズル開口面積、ブロワ
吐出圧力制御偏差の一方又は両方に対応して、ブロワ吐
出圧力制御器7の比例ゲイン及び/又は積分ゲインを変
更する。例を挙げて説明すると、通常、溶融亜鉛メッキ
鋼板の幅方向エッジ部オーバーコートを防止するため、
エッジ部のノズルスリットギャップを広げたテーパノズ
ルを使用する。しかし、外観品質厳格材に対しては、こ
のスリットのギャップの変化の比を小さくした平行ノズ
ルが有利であることが知られている。このため生産材の
種類(一般材、外観品質厳格材)に対応してワイピング
ノズル自体を組換え、ノズル開口面積が異なるワイピン
グノズルを使用することがある。この時、ガス管路抵抗
が変化するため、ワイピングノズル開口面積に対応して
ブロワ吐出圧力制御比例ゲイン及び/又は積分ゲインを
変更し、ガス管路抵抗変化による外乱を抑制するように
した。
【0014】さらに、ブロワ吐出圧力制御偏差に対応し
てブロワ吐出圧力制御比例ゲイン、及び/又は積分ゲイ
ンを変更し、設定値に対する制御の追従性を増加するよ
うにした。このことによって、回転数制御機能を有する
ブロワを用いてワイピングノズルガス供給圧力を得る制
御方法において、ワイピングノズル圧力上昇下降時、供
給圧が速やかに安定し、安定性の向上、圧力追従性の改
善、ハンチングの防止を達成することができる。
【0015】図2は本発明のブロワ吐出圧力制御器、機
能ブロックの一実施例を示す制御系統図である。メッキ
付着量調整のためワイピングノズルガス圧力を調整す
る。図2に示すように、ワイピングノズル圧力制御器3
(図1)のワイピングノズル圧力設定に従って、吐出圧
力設定ベース値演算器21によりブロワ吐出圧力設定値
ベース分を演算し、信号31を送出する。一方、ワイピ
ングノズル圧力制御弁開度を含むガス管路抵抗に対応し
た補正値をブロワ吐出圧力設定補正値演算器22により
演算し信号32として出力する。これらの信号31、3
2は加算され信号33として吐出圧力設定値上下限リミ
ッタ23に入力され、ここで上下限値を修正して信号3
4として送出される。
【0016】この信号34とブロワ圧力発信器6(図
1)が測定した吐出圧力実績値24の出力35と比較
し、その偏差36は、ブロワ吐出圧力制御器7(図1)
の吐出圧力PI制御器26に入力される。また、使用ワ
イピングノズル種類(ワイピングノズル開口面積)、及
び、ブロワ吐出圧力制御偏差36に対応してブロワ吐出
圧力制御PIゲイン演算・設定器25によりブロワ吐出
圧力制御比例ゲイン及び/又は積分ゲインを変更し、ガ
ス管路抵抗変化による外乱を抑制すると共に、設定値の
追従性、整定性を増加するようにした。この場合に、P
I制御器には、PIゲイン変更時の制御出力の急激な変
化を避けるため速度型制御器が使用されていることは言
うまでもない。
【0017】ワイピングノズル開口面積12の変更に伴
う信号37と、上記偏差信号36とを吐出圧力PI制御
ゲイン演算設定器25に入力し、その設定変更値出力3
8を吐出圧力PI制御器26に入力する。これらの入力
により、吐出圧力PI制御器26は吐出圧力PI制御出
力27を信号39としてブロワ駆動電動機回転数調整器
8に出力する。
【0018】吐出圧力設定補正値設定器22の内部論理
図を図5に示した。補正値曲線51、52はそれぞれ平
行ノズルとテーパノズルの特性を示すものである。平行
ノズルとテーパノズルの開口スリットギャップのプロフ
ィールの例を図6に示した。例えば、図6(a)に示す
平行ノズルでは、中央部のギャップが1.45mmで両
端部のギヤップが1.80mmとなっているのに対し、
図6(b)に示すテーパノズルでは、中央部のギャップ
が1.50mmで両端部のギヤップが3.10mmとな
っている。ノズル形式が変更したとき、平行ノズルとテ
ーパノズルの特性値の差を設定器22で選択設定する。
図7は、吐出圧力PI制御ゲイン演算設定器25の内部
論理図である。平行ノズルとテーパノズルの変更に応
じ、吐出圧力偏差に応じて、PI制御ゲインのパターン
53、54を切換え変更する。
【0019】
【実施例】流量120m3(標準状態)/min、吐出
圧力60kPa、入力動力160kWの容量を有するブ
ロワ5を使用し、板厚0.25〜2.95mm、亜鉛付
着量110〜290g/m2、鋼板の搬送速度25〜1
70m/min、ノズル間隔20〜45mm、ノズル高
さ120〜360mm、ノズル圧力45〜15kPaの
範囲で回転数制御によるメッキ付着量制御を行った。テ
ーパノズルを使用し、目標メッキ付着量が190g/m
2(板厚0.27mm、鋼板搬送速度170m/mi
n、ノズル間隔25mm、ノズル高さ340mm、ノズ
ル圧力42kPa)から270g/m2(板厚0.35
mm、鋼板搬送速度170m/min、ノズル間隔25
mm、ノズル高さ340mm、ノズル圧力30kPa)
に変化し再び190g/m2に変化した場合を比較し
た。
【0020】図9は図4による従来の回転数制御による
メッキ付着量変化に対応するブロワ供給圧力の実績変化
及びノズル圧力の実績変化を示すチャートである。目標
メッキ付着量の変化に対応してノズル圧力を変化させ
た。この時、ブロワ吐出圧力をノズル圧力と所定の圧力
変動分(固定値)との和としたが、ノズル圧力変化に伴
いノズル制御弁開度が変化するため管路抵抗が変化し、
ブロワはノズルに対して過剰又は過少なエアを供給する
ことになった。このため、ノズル圧力、ノズル制御弁開
度、ブロワ吐出圧力が平衡状態となり安定するまでに時
間がかかった。また、ブロワはノズルに対して過剰又は
過少なエアを供給するため完全な平衡状態とならず定常
時の安定性が悪かった。
【0021】さらに、ブロワ吐出圧力PI制御器PIゲ
インには固定値を用いたが、追従性を向上させるためP
ゲインを大きくすると定常時の安定性が悪化し、また、
定常時の安定性を向上させるためIゲインを大きくする
と追従性が悪化するため、PIゲインの調整が困難であ
った。
【0022】これに対し、図8は本発明の実施例のチャ
ートである。目標メッキ付着量の変化に対応してノズル
圧力を変化させた時、ブロワ吐出圧力をノズル圧力及び
管路抵抗(配管抵抗とノズル制御弁開度変化に伴い変化
する抵抗との和)の和とし、常時、ノズル圧力、ノズル
制御弁開度、ブロワ吐出圧力を平衡状態に制御した。
【0023】さらに、ブロワ吐出圧力偏差が大きいと
き、例えば5kPa以上のときは、ブロワ吐出圧力P1
制御器Pゲインを大きく、Iゲインを小さくし、追従性
を向上させる。また、ブロワ吐出圧力偏差が小さいと
き、例えば5kPa以内のときは、ブロワ吐出圧力PI
制御器Pゲインを小さく、Iゲインを大きくしたので、
安定性が向上した。このため、メッキ付着量変化に対し
て応答性が極めてよく、また圧力が一定し、その変動も
極めて少なく非常に安定した結果を得ることができた。
【0024】上記実施例はテーパノズルを使用した場合
のチャートであるが、平行ノズルを使用した場合、ノズ
ル制御弁開度変化に対応した管路抵抗変化がテーパノズ
ルを使用した場合と異なる。このため、本発明では図5
のごとくノズル制御弁開度変化に伴い変化する抵抗値を
テーパノズルを使用した場合と平行ノズルを使用した場
合とで切換えた。さらに、図7に示すごとく、ブロワ吐
出圧力PI制御器PIゲイン(ゲイン切換タイミング、
ゲイン値)も、テーパノズルを使用した場合と平行ノズ
ルを使用した場合とで切換えた。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ワイピングノズルガス
圧力設定及びガス管路抵抗に対応してブロワ吐出圧力設
定を変更することにより、ワイピングノズル圧力変動に
影響されることなくワイピングノズル供給圧力を一定に
維持することができるようになった。また、ワイピング
ノズル開口面積に対応してブロワ吐出圧力設定制御比例
ゲイン及び/又は積分ゲインを変更することにより、管
路抵抗の変化に影響されることなくワイピングノズル供
給圧力を一定に維持することができるようになった。さ
らに、ブロワ吐出圧力制御偏差に対応してブロワ吐出圧
力設定制御比例ゲイン及び/又は積分ゲインを変更する
ことによって、定常時の安定性、フロワ吐出圧力変更時
の追従性を改善することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を摸式的に示した図である。
【図2】本発明のブロワ吐出圧力制御器、機能ブロック
の一実施例を示す制御系統図である。
【図3】メッキ厚制御装置の側面図である。
【図4】従来の装置の制御系統図である。
【図5】ワイピングノズル圧力設定補正値設定器の論理
図である。
【図6】ワイピングノズルの開口スリットギャップのプ
ロフィール図である。
【図7】ブロワ吐出圧力PI制御ゲイン演算設定の論理
図である。
【図8】実施例の圧力変化のタイムチャートである。
【図9】従来の圧力変化のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ワイピングノズル 2 ワイピングノズル圧力発信器 3 ワイピングノズル圧力制御器 4 ワイピングノズル圧力制御弁 5 ブロワ 6 ブロワ吐出圧力発信器 7 ブロワ吐出圧力制御器 8 ブロワ駆動電動機回転数調整機 9 ブロワ駆動電動機 10 ワイピングノズル圧力設定 11 ワイピングノズル圧力設定 12 ワイピングノズル開口面積 21 ワイピングノズル圧力設定ベース値演算器 22 ワイピングノズル圧力設定補正値設定器 23 ワイピングノズル圧力設定値上下限リミッタ 24 ブロワ吐出圧力設定 25 ブロワ吐出圧力PI制御ゲイン演算設定器 26 ブロワ吐出圧力PI制御器 27 ブロワ吐出圧力PI制御器出力 31、32、33、34、37、39 信号 35 ブロワ吐出圧力実績値 36 ブロワ吐出圧力制御偏差 38 設定変更値出力 41 メッキ浴 42 鋼板 51 平行ノズル補正値曲線 52 テーパノズル補正値曲線 53、54 PI制御ゲイン補正値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 49/08 331 F04B 49/08 331 (72)発明者 金丸 智春 千葉県千葉市中央区宮崎1−1−1 ビバ ーチェ宮崎B−222 Fターム(参考) 3H045 AA09 AA12 AA26 AA31 BA12 BA19 BA20 BA28 BA31 CA03 DA05 DA15 DA41 DA45 EA13 EA34 4K027 AA02 AA22 AB42 AC52 AD21 AE24 AE35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイピングノズルガス供給源として回転
    数制御機能を有するブロワを用いてメッキ付着量を制御
    する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法において、ワイピン
    グノズルガス圧力設定及びガス管路抵抗に対応してブロ
    ワ吐出圧力設定を変更することを特徴とする溶融亜鉛メ
    ッキ鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 ワイピングノズルガス供給源として回転
    数制御機能を有するブロワを用いてメッキ付着量を制御
    する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法において、ワイピン
    グノズル開口面積及び/又はブロワ吐出圧力制御偏差に
    対応して、ブロワ吐出圧力制御比例ゲイン及び/又は積
    分ゲインを変更することを特徴とする溶融亜鉛メッキ鋼
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】 ワイピングノズルガス供給源として回転
    数制御機能を有するブロワを用いてメッキ付着量を制御
    する溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法において、ワイピン
    グノズルガス圧力設定及びガス管路抵抗に対応してブロ
    ワ吐出圧力設定を変更し、さらにワイピングノズル開口
    面積及び/又はブロワ吐出圧力制御偏差に対応して、ブ
    ロワ吐出圧力制御比例ゲイン及び/又は積分ゲインを変
    更することを特徴とする溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方
    法。
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