JP2003129176A - 伸線前の熱処理が省略可能な伸線加工性に優れた線状または棒状鋼、および軸受部品 - Google Patents
伸線前の熱処理が省略可能な伸線加工性に優れた線状または棒状鋼、および軸受部品Info
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Abstract
も熱間圧延のままで伸線加工性に優れた線状または棒状
鋼、および該線状または棒状鋼を用いて得られる軸受部
品を提供する。 【解決手段】C:0.8〜1.3%(質量%の意味、以
下同じ)を含有し、初析セメンタイトのアスペクト比
(長径/短径の比)は10以下で、且つ、短径は2μm
以下であり、該初析セメンタイトに囲まれた領域の平均
径が20μm以下である線状または棒状鋼である。
Description
(球状化焼鈍)が省略可能であり、熱間圧延のままで優
れた伸線加工性を有する軸受鋼等の線状または棒状鋼
(以下、鋼と略記する場合がある)、及び該鋼を用いて
得られる軸受部品に関するものである。本発明鋼は、引
張強度が約900〜1400MPa,絞り値が20%以
上を満足するものであり、特に軸受用のレースやボール
等に使用される線状または棒状鋼として有用である。
0.8%以上の高炭素鋼を熱間圧延により線材とし、酸
洗や機械的処理により脱スケールした後、熱処理(焼鈍
処理)を施し、伸線加工を行ってから球状化焼鈍し、冷
間ヘッダーなどにより所定の形状に成形する等して製造
されている。即ち、伸線加工する前には、軟化焼鈍等の
熱処理を行うというのが現状の工程であった。
間の長時間を要するという問題を抱えている。そこで、
生産性の向上や省エネルギー対策、ひいてはコストの低
減化を目的として、球状化焼鈍処理等の熱処理の省略が
可能な伸線加工性に優れた線状または棒状鋼の開発が進
められている。
略すると、伸線時に断線や焼付け等の問題が生じる。こ
れは、C:0.8%以上の高炭素鋼(過共析鋼)では、
圧延時の冷却過程で初析セメンタイトが発生し、延性が
著しく劣化して伸線加工性が低下する為である。従っ
て、伸線加工性に悪影響を及ぼす初析フェライトをうま
く制御しつつ、伸線前の熱処理が省略可能な伸線加工性
に優れた線状または棒状鋼の提供が切望されている。
目してなされたものであり、その目的は、球状化焼鈍処
理等の熱処理を省略したとしても熱間圧延のままで伸線
加工性に優れた線状または棒状鋼、および該線状または
棒状鋼を用いて得られる軸受用レースやボールなどの軸
受部品を提供することにある。
発明に係る伸線前の熱処理が省略可能な伸線加工性に優
れた線状または棒状鋼(圧延後の鋼線または鋼棒を意味
する)は、C:0.8〜1.3%(質量%の意味、以下
同じ)を含有し、初析セメンタイトのアスペクト比(長
径/短径の比)は10以下で、且つ、短径は2μm以下
であり、該初析セメンタイトに囲まれた領域の平均径が
20μm以下であるところに要旨を有するものである。
%を含まない),Mn:2.0%以下(0%を含まな
い)を含有するもの;更に、Cr:2.0%以下,及び
/又はMo:0.5%以下を含有するものは、いずれも
好ましい態様である。
て用いられることが好ましく、この様な鋼を伸線し、加
工する等して得られる軸受部品も本発明の範囲内に包含
される。
たは棒状鋼を製造する方法は、熱間圧延における仕上圧
延温度を850℃以下、冷却開始温度を850℃以下に
制御し、且つ、該冷却開始温度から600℃の範囲にお
ける平均冷却速度を0.1〜5℃/sで冷却するところ
に要旨を有するものである。
表される線状または棒状鋼を、伸線前の熱処理を省略し
て熱間圧延のままで伸線加工することは困難であった。
その主な理由は、圧延線材において旧オーステナイト粒
界に沿って初析セメンタイトがネット状に析出し、粒界
強度が極端に低くなって延性が乏しくなる為であり、そ
の結果、熱処理を施すこと無しに伸線加工すると、断線
する等の弊害が生じていた。そこで本発明者らは、熱間
圧延のままで伸線加工性に優れた鋼を提供すべく、特に
伸線過程で延性を劣化させている初析フェライトの形状
を改善するという観点から、鋭意検討してきた。
完成した。
材の延性(絞り値)を、少なくとも20%以上にまで高
めることが必要であること。
せない様に圧延後の冷却過程を制御するのではなく、
「初析セメンタイトは発生するが、伸線時の延性に悪影
響を及ぼさない形状に制御する」べく圧延条件等を制御
することが有用であること。
クト比(長径/短径の比)を10以下、且つ、短径を2
μm以下に制御すると共に、上記初析セメンタイトに囲
まれた領域の平均径を20μm以下に制御することによ
り、圧延線材の延性が著しく高められ(絞り値で20%
以上)、伸線加工性が向上すること。
を制御することが必要であり、特に熱間圧延での仕上圧
延温度及び冷却開始温度を低く制御すると共に、該冷却
開始温度から600℃の範囲における平均冷却速度を適
切に制御することが有用であることを見出し、本発明を
完成した。
明する。
短径の比):10以下、且つ、短径:2μm以下 本発明では、伸線前の延性向上の方法として、初析セメ
ンタイトを、従来の如く「旧オーステナイト粒界に沿っ
てネット状に粗大に析出した」形態とするのではなく、
「微細に分断された」形態に制御することとした。その
具体的指標として、初析セメンタイトのアスペクト比を
10以下、且つ、短径を2μm以下に定めた。初析セメ
ンタイトのアスペクト比を10以下に規定したのは、こ
れよりもアスペクト比が長くなると、初析セメンタイト
の界面で亀裂が発生する等の問題があるからである。ま
た、初析セメンタイトの短径を2μm以下に規定したの
は、短径が大きくなり過ぎると、後の球状化焼鈍工程で
粗大化して残留し、性能が劣化する為である。好ましく
は初析セメンタイトのアスペクト比は5以下であり、短
径は1μm以下である。これら初析セメンタイトのアス
ペクト比及び短径は小さければ小さい程、好ましい。
形状は、微細で球状化しているものが好ましく、これに
より、たとえ、旧オーステナイト粒界に沿って初析セメ
ンタイトが析出したとしても、当該初析セメンタイトは
分断されているので、亀裂の進展速度が遅くなり、延性
が向上するものと考えられる。
た線材等を走査電子顕微鏡(倍率5000倍、視野面積
0.02mm2)で観察し、撮影した写真から、個々の
初析セメンタイトの長径(最も長い径)及び短径(最も
短い径)を測定して求め、平均値を算出したものであ
る。
径:20μm以下 更に本発明では、上記初析セメンタイトの形状制御に加
え、初析セメンタイトに囲まれた領域の平均径20μm
以下に抑制することが必要である。上記領域の平均径が
20μmを超えると、旧オーステナイト粒界の面積が減
少し、当該粒界へ働く応力が集中する為、延性が低下す
る等の問題がある。従って、本発明では、これら両方を
制御することによって始めて、伸線前の圧延材の絞り
(延性の指標)を、安定して、20%以上にまで著しく
高めることができたのである。好ましくは上記領域の平
均径は15μm以下、より好ましくは10μm以下であ
る。
領域の平均径は、以下の様にして測定する。まず、圧延
した線材等を光学顕微鏡(倍率400倍)で観察し、撮
影した写真から、初析セメンタイトに囲まれた領域を特
定する。この領域の最大長径及び最小短径を測定し、平
均値を算出する。同様にして、任意に選定した10個の
領域について平均値を夫々算出する。本発明では、これ
ら10個の領域の平均値を平均したものを、「初析セメ
ンタイトに囲まれた領域の平均径」と定めた。
目し、球状化焼鈍処理を省略したとしても伸線加工性に
優れた鋼を製造する方法は、これまでにも提案されてい
るが、従来の方法は、いずれも「延性向上に有害な初析
セメンタイトを析出させずに制御しよう」という観点か
らのみ、アプローチされているものであり、本発明の如
く、「微細な初析セメンタイトをできるだけ多く析出さ
せ、且つ、上記初析セメンタイトに囲まれた領域の平均
径を抑制しよう」という独自の技術的思想は開示も示唆
もされていない。
発明と同様、熱処理を施すことなく熱間圧延のままで伸
線加工性に優れた軸受鋼等の高炭素鋼線材の製造方法が
開示されている。これによれば、所定の成分組成をする
鋼を熱間圧延した後、550〜700℃までの範囲まで
冷却速度8〜20℃/秒で急冷した後、400℃までの
温度範囲を平均冷却速度0.5〜2℃/秒で冷却するこ
とにより、初析セメンタイトの面積率を3%以下、大き
さを3μm以下に制御することができ、その結果、初析
セメンタイトの析出粗大が防止され、マルテンサイトの
発生を完全に抑制できる旨記載されている。
ろ、上記の如く、冷却開始温度から550〜750℃ま
での範囲まで急冷すると、初析セメンタイトは微細にな
り、当該初析セメンタイトの生成も減少するが、過冷組
織が生成する為、所望の延性レベルを確保できないのみ
ならず、その後の伸線過程で断線する恐れもあることが
分かった。
ーライト組織中の初析セメンタイトの面積率が3%以
下、大きさが3μm以下に制御されたB含有高炭素クロ
ム軸受鋼線材が開示されている。これは、鋼中にBを添
加することにより変態を促進させ、熱間圧延の際に圧延
後の冷却過程において発生する伸線加工性に有害な初析
セメンタイトの生成を減少させ、熱間圧延のままで極め
て優れた伸線加工性を有する線材を提供しようというも
のであり、B添加以外、前記の公報と同じ思想を有す
るものである。
上に有害な初析セメンタイトを微細化し、当該初析フェ
ライトの面積率を少なくする」為に、鋼中成分や熱処理
条件を制御するものであり、「微細な初析セメンタイト
をできるだけ多く析出させる」(換言すれば、「上記初
析セメンタイトの面積率をできるだけ多くする」)本発
明とは、延性向上のアプローチが全く異なる技術であ
る。しかも、上記公報には、この様な初析フェライトに
よって囲まれた領域の平均径を抑制しようという思想は
ない。実際のところ、上記及びの熱処理条件を精査
しても、本発明の如く、仕上圧延温度や冷却開始温度を
低めに制御するという記載は一切なく、また、冷却開始
温度から約500℃までの範囲を8〜20℃/sで急冷
している為、本発明で意図する組織を得ることはできな
いこと;更に得られた線材の特性についても、延性は高
められるものの、硬さ(TS)も高くなり、その結果、
割れが発生する場合があること等を、実験により確認し
ている。
中成分について説明する。
る。特に軸受鋼線材では、疲労寿命向上の目的で炭化物
量を増加させることが必要であり、その為に、0.8%
以上添加する。一方、1.3%を超えると、熱間圧延後
の冷却過程において、初析セメンタイトを所望の形状に
制御することが困難である。
っても初析セメンタイトの析出を抑制する効果がある。
更にSiは、パーライト中のフェライト強度を増加させ
る作用がある他、温度上昇による強度の低下を防ぐ作用
もある等、極めて有用な元素である。この様な作用を有
効に発揮させる為には、0.05%以上(より好ましく
は0.1%以上)添加することが推奨される。但し、過
剰に添加すると、伸線加工性に有害なSiO2系介在物
が発生し易くなる為、その上限を1.0%に定めた。よ
り好ましくは0.8%以下である。
れ性を向上させ、強度を高めるのに有用な元素である。
この様な作用を有効に発揮させるには、0.1%以上
(より好ましくは0.2%以上)添加することが好まし
い。但し、過剰に添加しても上記効果が飽和してしま
い、経済的に無駄である他、熱延圧延後の冷却過程で、
伸線加工性に有害なマルテンサイトが発生し易くなる
為、その上限を2.0%に定めた。より好ましくは1.
0%以下である。
質的に鉄であるが、本発明の作用を一層高める目的で、
更にCr及び/又はMoを添加することが推奨される。
0.5%以下 Cr及びMoはいずれも、パーライトのセメンタイト間
隔を微細化し、強度を高めると共に、伸線加工硬化率の
向上に寄与する元素である。また、軸受鋼の場合には、
熱処理時の焼入性を増加させると共に、炭化物量及び炭
化物硬度を高めるのに有効な元素である。この様な作用
を有効に発揮させる為には、Cr:0.1%以上添加す
ることが推奨される。但し、過剰に添加すると、マルテ
ンサイトが発生し易くなる為、その上限をCr:2.0
%,Mo:0.5%に、夫々定めた。尚、これらの元素
は単独で添加しても良いし、併用しても構わない。
なわない範囲で、許容し得る他の許容成分を添加しても
良いし、不純物も含まれる。
する方法について説明する。
は、上記成分を満足する鋼片を「加熱」→所定の線径ま
で「圧延」→「冷却」するという一連の工程において、
熱間圧延における仕上圧延温度を850℃以下、冷却開
始温度を850℃以下に制御し、且つ、該冷却開始温度
から600℃の範囲における平均冷却速度を0.1〜5
℃/sで冷却することが必要である。以下、各要件につ
いて説明する。
下に制御する為に設定されたものであり、「圧延温度」
とは、放射温度計によって測定されたものであり、厳密
には、「鋼片の表面温度」を意味する。従来の仕上圧延
温度は概ね、900℃以上であったが、本発明では上記
の如く低温域に制御することにより、仕上圧延の前に初
析セメンタイトを析出させることができ、当該析出した
初析セメンタイトは、その後の仕上圧延過程で破壊さ
れ、所定のアスペクト比となるのである。好ましくは8
25℃以下、より好ましくは800℃以下である。尚、
その下限は、700℃以上に制御することが推奨され
る。
出するのを抑制すると共に、上記圧延過程で分断された
初析セメンタイトが再固溶するのを抑制する為に設定さ
れたものである。更に上記温度に制御することにより、
上記初析セメンタイトに囲まれた領域の平均径を20μ
m以下に制御することができ、延性が高められる。好ま
しくは825℃以下、より好ましくは800℃以下であ
る。但し、600℃未満では過冷組織が生成する等の問
題がある。より好ましくは700℃以上である。
平均冷却速度:0.1〜5℃/s これは、上記冷却開始温度に達してから、600℃まで
冷却する際における平均冷却速度を特定したものであ
る。上記平均冷却速度が0.1℃/sを下回ると、粗大
な若しくは板状の初析セメンタイトが発生してしまう。
好ましくは0.5℃/s以上、より好ましくは1.0℃
/s以上である。但し、5℃/sを超えると、過冷組織
が発生してしまう。好ましくは3℃/s以下である。
に当たり、特に上記工程に留意するものであって、その
他の工程(加熱工程等)については特に限定されず、所
望の組織が得られる様、通常用いられる方法を適宜採用
することができる。
棒鋼でも優れた伸線加工性が得られるが、この線材また
は棒鋼に、更に酸(塩酸、硫酸等)を添加したり機械的
に歪みを付与する等してスケールを除去した後、燐酸亜
鉛皮膜、燐酸カルシウム皮膜、石灰、金属石鹸などを潤
滑剤として用いて伸線,冷間圧延などを施した鋼線にお
いても、同様の優れた伸線加工性が得られる。
焼鈍などの熱処理を省略したとしても、熱間圧延まま
で、引張強度900〜1400MPa;絞り値20%以
上の、伸線加工性に優れたものである。
ただし、下記実施例は本発明を制限するものではなく、
前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは
全て本発明の技術範囲に包含される。
Sに規格されているSUJ2相当の軸受鋼:表中の単位
は質量%)を用い、同表に示す如く熱間圧延条件を種々
変化させることにより、φ5.5mmの線材を得た。
した方法で観察し、初析セメンタイトのアスペクト比及
び短径;並びに当該初析セメンタイトによって囲まれた
領域の平均径を測定した。また、上記線材を引張試験に
供し、引張強度及び絞りを測定した。また、伸線性に関
しては、焼鈍を省略した上記線材を、単減面率25%に
て総減面率75%まで伸線を施し、断線の有無を観察す
ることにより評価した。
に、初析セメンタイトによって囲まれた領域の平均径と
絞りとの関係をグラフ化して示す。
るNo.3、及び本発明の要件を満足しないNo.5の
光学顕微鏡写真(倍率400倍)を夫々、図2及び図3
に示す。
できる。
本発明法により所望の組織に制御した本発明例であり、
優れた引張特性(引張強度及び絞り)を有しており、且
つ、伸線時の断線も見られなかった。
析セメンタイトのアスペクト比が大きく、且つ、初析フ
ェライトによって囲まれた領域の平均径も大きいNo.
4〜5;及び初析セメンタイトの短径が大きく、且つ、
初析フェライトによって囲まれた領域の平均径も大きい
No.8はいずれも、目標レベルである20%以上の絞
りを得ることはできず、伸線時の断線が見られたことか
ら、これらは、熱間圧延まま伸線加工することはできな
いことが分かる。
で、球状化焼鈍処理を省略したとしても熱間圧延のまま
で、伸線加工性等の伸線加工性に優れた線状または棒状
鋼を効率よく提供することができた。
との関係を示すグラフである。
ある。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】C:0.8〜1.3%(質量%の意味、以
下同じ)を含有し、 初析セメンタイトのアスペクト比(長径/短径の比)は
10以下で、且つ、短径は2μm以下であり、 該初析セメンタイトに囲まれた領域の平均径が20μm
以下であることを特徴とする伸線前の熱処理が省略可能
な伸線加工性に優れた線状または棒状鋼。 - 【請求項2】 前記鋼は、 Si:1.0%以下(0%を含まない),Mn:2.0
%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項
1に記載の線状または棒状鋼。 - 【請求項3】 更に、 Cr:2.0%以下,及び/又はMo:0.5%以下を
含有するものである請求項2に記載の線状または棒状
鋼。 - 【請求項4】 軸受用素材として用いられるものである
請求項1〜3のいずれかに記載の線状または棒状鋼。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の線状ま
たは棒状鋼を用いて得られる軸受部品。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の線状ま
たは棒状鋼を製造する方法であって、 熱間圧延における仕上圧延温度を850℃以下、冷却開
始温度を850℃以下に制御し、且つ、該冷却開始温度
から600℃の範囲における平均冷却速度を0.1〜5
℃/sで冷却することを特徴とする伸線前の熱処理が省
略可能な伸線加工性に優れた線状または棒状鋼の製造方
法。
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