JP2003128351A - 昇降機の運行管理システム及びプログラム - Google Patents

昇降機の運行管理システム及びプログラム

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JP2003128351A
JP2003128351A JP2001327852A JP2001327852A JP2003128351A JP 2003128351 A JP2003128351 A JP 2003128351A JP 2001327852 A JP2001327852 A JP 2001327852A JP 2001327852 A JP2001327852 A JP 2001327852A JP 2003128351 A JP2003128351 A JP 2003128351A
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elevator
schedule
operation management
setting screen
elevators
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JP2001327852A
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Inventor
Yusuke Hori
祐介 堀
Yuji Sato
勇治 佐藤
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の手を煩わすことなく昇降機の運行制
御を自動的に変更でき、ひいては昇降機を効率的な利用
することにある。 【解決手段】 各昇降機3,5を個別に制御する制御盤
4,6に無線または有線のネットワーク2を介して運行
管理装置1が接続され、この運行管理装置は、所定のス
ケジュール設定画面を作成し記憶する設定画面記憶手段
11と、この記憶されるスケジュール設定画面に所定の
時刻ごとに複数の昇降機の運行管理スケジュールを設定
するスケジュール設定手段13と、この設定手段により
設定される昇降機の運行管理スケジュールを所定期間ご
とに対応する昇降機制御盤の運行スケジュールテーブル
4a,6aに送信し設定する送信設定手段とを設けた昇
降機の運行管理システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ、エス
カレータなどの昇降機を運行管理する昇降機の運行管理
システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータ、エスカレータなどの
昇降機の運行を管理する技術は既に知られている。
【0003】エレベータの運行制御は、エレベータかご
内部の操作盤に付設されるスイッチ、エレベータの制御
盤内に設けられるタイマー機能、或いは建物内に設置さ
れる昇降機監視装置に設けられるスイッチなどを操作
し、エレベータの運転開始・停止、指定階通過、呼びが
無い場合の自動待機階の変更、専用運転の開始・停止、
各階停止運転、かご内換気装置もしくはエアコンの運転
・停止および呼びの登録などが行われている。
【0004】また、エスカレーターの運行制御は、運転
操作キーまたは建物内に設置される昇降機監視装置に付
設されるスイッチの操作により、起動、停止、運転方向
の反転などが行われている。
【0005】さらに、複数のエレベータの群管理制御に
おいては、エレベータの制御盤にROMなどの記憶装置
が設けられ、この記憶装置に運行スケジュールを設定
し、或いは当該運行スケジュールに基づく過去の運行実
績をもとにある程度の傾向を算出し、これら運行スケジ
ュールまたは算出される運行傾向に基づき、エレベータ
の効率的な運行制御を行っている。なお、予め設定され
た運行スケジュールの変更は、制御盤に対する全面的、
かつ直接的な変更となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
昇降機の運行制御のうち、前者の各種スイッチの操作に
よる運行制御の変更は、ほとんどが人間の手動操作によ
るものであり、しかも変更の都度、人間が所要とする制
御を実行させるために実際に操作作業を行わなければな
らない。また、タイマーによる操作であっても、スケジ
ュール変更を伴う場合には人間がタイマーを操作し変更
しなければならない。その結果、常に熟練を有する者の
操作が必要であり、しかも必ず人手を必要とするのでコ
スト高となり、また運行制御の変更に時間がかかるなど
の問題がある。
【0007】一方、後者の運行スケジュールの変更は、
運行スケジュールの突発的な変更や複数の希望する運行
スケジュールの変更に対応できず、常に平均的な運行ス
ケジュールを用いるか、或いは運行スケジュールに基づ
く運行状況(運行実績)を後追いする形でスケジュール
変更するしかなく、理想的、かつ、効率的な運行制御を
実現することが難しい状況にある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、人間の手を煩わすことなく運行制御を自動的に変更
し、昇降機を効率的に利用する昇降機の運行管理システ
ム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、各昇降機を個別に制御する制御盤に無線ま
たは有線のネットワークを介して運行管理装置を接続し
てなる本発明に係る昇降機の運行管理システムにおい
て、前記運行管理装置は、所定のスケジュール設定画面
を作成する画面作成手段と、この画面作成手段で作成さ
れるスケジュール設定画面に所定の時刻ごとに複数の昇
降機の運行管理スケジュールを設定するスケジュール設
定手段と、このスケジュール設定手段によって設定され
る昇降機の運行管理スケジュールを所定期間ごとに順次
対応する昇降機制御盤の運行スケジュールテーブルに送
信し設定する送信設定手段とを備えた構成である。
【0010】本発明は以上のような構成とすることによ
り、画面作成手段で作成されるスケジュール設定画面に
1日ないし1ヶ月の複数の昇降機の運行管理スケジュー
ルを設定すると、例えば1日ごとに順次対応する昇降機
の制御盤に運行管理スケジュールを送信し設定するの
で、従来のように各種の操作スイッチを操作する煩雑さ
がなくなり、昇降機の運行制御を実施可能である。
【0011】(2) 各昇降機を運行制御する制御盤に
無線または有線の伝送ラインを介して運行監視装置が接
続され、前記各昇降機を群管理制御する本発明に係る昇
降機の運行管理システムは、運行管理スケジュールが記
憶され、この運行管理スケジュールに従って前記各昇降
機を群管理制御する前記運行監視装置と、前記伝送ライ
ンに接続され、利用者の昇降機の利用状況に基づいて、
前記運行監視装置に昇降機の運行予約を設定し前記運行
管理スケジュールの変更を通知する利用者端末とを備え
た構成である。
【0012】本発明は以上のような構成とすることによ
り、利用者がその日の昇降機の利用状況に応じ、利用者
端末から運行監視装置に運行予約を行うことにより、容
易に運行管理スケジュールを変更可能となり、ひいては
昇降機を理想的、かつ効率的に運行制御することが可能
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1は本発明に係わ
る昇降機の運行管理システムの一実施の形態を示す系統
構成図である。
【0015】この昇降機の運行管理システムは、各種の
昇降機の運行管理制御を行うCPUで構成される運行管
理装置1が設けられている。この運行管理装置1は、昇
降機を設置する建物の管理を行う管理室や昇降機のみを
管理する昇降機専用管理室などに設置されている。
【0016】この運行管理装置1には制御バスラインお
よびデータバスライン等の伝送ライン2が導出され、こ
の伝送ライン2には各エレベータ3ごとに設置されるエ
レベータ制御盤4や各エスカレータ5ごとに設置される
エスカレータ制御盤6が接続されている。各エレベータ
制御盤4は、対応するエレベータ3をそれぞれ運行制御
する役割を有し、各エレベータ3の屋根上部その他適宜
な場所に設置される。各エスカレータ制御盤6は、対応
するエスカレータ5をそれぞれ運行制御する役割を有
し、例えば各エスカレータ5内部に設置されている。つ
まり、運行管理装置1と各エレベータ制御盤4、各エス
カレータ制御盤4はネットワークを介して接続されてい
る。
【0017】前記運行管理装置1は、ハード的には、予
め所定期間,例えば1日単位および1ヶ月単位ごとに複
数の昇降機4,6に関する運行管理スケジュールが設定
可能なスケジュール設定画面を記憶するスケジュール設
定画面記憶装置11と、この記憶装置11に記憶される
スケジュール設定画面を表示する表示装置12と、この
表示装置12に表示されるスケジュール設定画面に1
日、1ヶ月等の運行管理スケジュールを設定するキーボ
ード,マウスなどの運行管理スケジュール入力手段13
と、運行管理用プログラムを記憶するプログラムメモリ
14と、このプログラムメモリ14に記憶されるプログ
ラムに従って所定の処理を実行し運行管理スケジュール
を各昇降機制御盤4,6に送信し設定するCPUで構成
される運行管理処理部15とによって構成されている。
【0018】図2は1日の運行管理スケジュールが設定
されたスケジュール設定画面の一例を示す図である。
【0019】同図において、21は時刻設定エリアを示
し、例えば1時間ごとに時刻が設定されている。22は
例えば2台のエスカレータ5(ES1)、5(ES2)
に関するエスカレータスケジュール設定画面、23は例
えば3台のエレベータ3(EL1)、3(EL2)、3
(EL3)に関するエレベータスケジュール設定画面で
ある。
【0020】このエスカレータスケジュール設定画面2
2は、各エスカレータ5(ES1)、5(ES2)ごと
に運転状態設定エリア24および運転方向設定エリア2
5により構成されている。運転状態設定エリア24には
運転データまたは停止データが設定され、また運転方向
設定エリア25には上昇方向データUPまたは下降方向
データDNが設定される。
【0021】一方、エレベータスケジュール設定画面2
3は、各エレベータ3(EL1)、3(EL2)、3
(EL3)ごとに運転状態設定エリア26、かご呼びが
無い場合の待機階指定エリア27、運転方式を指定する
運転方式指定エリア28および付加装置動作設定エリア
29によって構成されている。運転方向設定エリア25
には運転データまたは停止データが設定され、待機階指
定エリア27にはかご呼び無し時の待機階が設定され
る。さらに、運転方式指定エリア28には全ての階の呼
びに対して応答する通常運転データまたはかご内の呼び
だけに応答する専用運転データが設定され、付加装置動
作設定エリア29にはかご内の換気装置やエアコン等の
付加装置の動作が設定される。
【0022】図3は1ヶ月の運行管理スケジュールが設
定されたスケジュール設定画面の一例を示す図である。
【0023】同図において、31は日付設定エリアであ
って、1ヶ月にわたって1日〜31日まで設定される。
その他の設定エリアは図2と同様であるので、同一符号
を付してその詳しい説明は図2の説明に譲る。
【0024】従って、運行管理装置1としては、図2に
示す1日のスケジュール設定画面を読み出して表示装置
12に表示し、運行管理スケジュール入力手段13によ
り、1日のスケジュール設定画面の時刻設定エリア21
に例えば1時間ごとに設定し、またエスカレータスケジ
ュール設定画面22およびエレベータスケジュール設定
画面23にそれぞれ異なる所定の運行管理スケジュール
を設定し、この運行管理スケジュールの設定後にスケジ
ュール設定画面記憶装置11に保存する。
【0025】同様に、図3に示す1ヶ月間のスケジュー
ル設定画面を読み出して表示装置12に表示し、運行管
理スケジュール入力手段13により、運行管理スケジュ
ールを設定し、この運行管理スケジュールの設定後にス
ケジュール設定画面記憶装置11に保存する。
【0026】なお、各制御盤4、6にはそれぞれ運行ス
ケジュールテーブル4a、6aが設けられ、運行管理装
置1から例えば1時間ごとの運行管理スケジュールが運
行スケジュールテーブル4a、6aに送信される。各制
御盤4、6は、該当する運行管理スケジュールを受信し
自身のテーブル4a、6aに設定した後、それぞれ運行
管理スケジュールに従ってエスカレータ5(ES1)、
5(ES2)、エレベータ3(EL1)、3(EL
2)、3(EL3)を運行制御する。
【0027】次に、以上のような昇降機の運行管理シス
テムの動作およびプログラムによる一連の処理例につい
て図4を参照して説明する。
【0028】先ず、運行管理スケジュール入力手段13
により、1日および1ヶ月間のスケジュール設定画面に
それぞれ複数の昇降機4,6の運行管理スケジュールが
設定され、スケジュール設定画面記憶装置11に保存さ
れている(図2、図3参照)。
【0029】この状態において、運行管理装置1の動作
が開始すると、プログラムメモリ14の運行管理用プロ
グラムをバッファメモリ(図示せず)などに読み出し、
図4に示す一連の処理を実行する。すなわち、運行管理
装置1の運行管理処理部15は、各メモリの不要データ
を消去するなどの初期化処理を実行した後(S1)、所
定の時間,例えば午前零時に達したか、あるいは午前零
時5分前に達したか否かを判断し(S2:時間判断機
能)、所定時間に達したと判断された場合、エスカレー
タEB1に関するデータ送信が必要であるか否かを判断
し(S3)、データ送信必要有りの場合にはエスカレー
タEB1に関する図2に示す1日分の運行管理スケジュ
ールデータをエスカレータEB1の制御盤6に送信する
(S4)。引き続き、各エスカレータEB2、エレベー
タEL1〜EL3について順次データ送信が必要かを判
断し、必要ありと判断された場合には1日分の運行管理
スケジュールデータを該当するエレベータ及びエスカレ
ータの制御盤6,4に送信する(S5〜S12)。ステ
ップS3〜S12はスケジュール送信設定機能に相当す
る。
【0030】従って、各制御盤6,4は、自身の1日分
の運行管理スケジュールを受信すると、スケジュールテ
ーブル6a,4aに格納するとともに、午前零時から1
日分の運行管理スケジュールに従ってエレベータ及びエ
スカレータを運行制御する。
【0031】以上のようにして所要とする昇降機全部の
制御盤6,4に運行管理スケジュールを設定した後、ス
テップS2に戻り、ここで所定の周期ごとに午前零時に
達したか否かを判断し、達していないと判断された場合
には運行管理スケジュール変更有りかを判断し(S1
3:スケジュール変更判断機能)、変更有りと判断され
た場合にはステップS3〜S12に従って変更された運
行管理スケジュールを該当する制御盤6,4に送信し、
スケジュールテーブル6a,4aに設定する。
【0032】因みに、0:00から15:00まで停
止、16:00から上昇運転を開始するような運行管理
スケジュールを制御盤6に設定すると、設定された1
6:00になるとエスカレータES1が上昇方向に運転
を開始する。また、0:00から8:00まで停止、
8:00から基準階1階、12:00から基準階5階と
設定された運行管理スケジュールを制御盤4に設定する
と、設定された8:00になると運転を開始し、呼びが
無くなった時点で1階にて待機する。更に、設定された
12:00になると運転は続行のまま、呼びが無くなる
と5階に待機する。
【0033】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、予め1日および1ヶ月のスケジュール設定画面に各
昇降機の運行管理スケジュールを設定しておくと、所定
時間ごとに自動的に各昇降機の運行管理スケジュールを
読み出し、対応する昇降機の制御盤4,6に送信し設定
するので、各制御盤4,6は、テーブル上の運行管理ス
ケジュールに従って該当する昇降機を自動的に運行制御
するので、従来のように人手により運転・停止等に関す
る操作スイッチを操作する必要が無くなり、各昇降機を
円滑に運行制御できる。
【0034】また、人手によりスケジュール設定画面上
で運行管理スケジュールを変更するだけで、自動的に変
更状態を判断し、変更された運行管理スケジュールを制
御盤4,6に送信し設定するので、人間自身が操作スイ
ッチやタイマーを操作するといった煩雑さがなくなり、
多数の昇降機を適切に運行管理することができる。
【0035】さらに、スケジュール設定画面上で運行管
理スケジュールを設定するので、操作の忘れや間違い等
のミスがなくなり、ひいては人件費の低減化を図ること
ができる。さらに、運行を変更するための操作スイッチ
の設置が必要なくなり、設置費用の削減および利用者の
利便性を向上できる。
【0036】なお、前記実施の形態は、複数の昇降機と
して、複数台のエレベータ3および複数台のエスカレー
タ5を例に上げて説明したが、例えば複数台のエレベー
タのみ、あるいは複数台のエスカレータのみの場合でも
同様に適用できることは言うまでもない。
【0037】(第2の実施の形態)図5は本発明に係る
昇降機の運行管理システムの第2の実施の形態を示す系
統構成図である。
【0038】同図において、21a,21b,21cは
それぞれエレベータ22a,22b,22cの群管理制
御が行われるエレベータ制御盤であって、このエレベー
タ制御盤21a,21b,21cにはインターフェース
機能を有する通信ポート23a,23b,23cが設け
られている。
【0039】このエレベータ制御盤21a,21b,2
1cの通信ポート23a,23b,23cからはLA
N、専用線、無線LAN、インターネット等の伝送ライ
ン24が導出され、この伝送ライン24には各エレベー
タ制御盤21a,21b,21cにはCPUで構成され
る運行監視装置25および各エレベータ22a,22
b,22cへの運行予約が許可される利用者端末26
a,26b、26cが接続されている。
【0040】この運行監視装置15は、エレベータ22
a,22b,22cを設置する建物内の監視室に設置さ
れ、予め例えば図2、図3その他時系列的に複数のエレ
ベータ22a,22b,22cをランダムに運行制御す
る運行管理スケジュールが設定され、この運行管理スケ
ジュールに従って複数のエレベータ22a,22b,2
2cの群管理制御を実施し、かつ各エレベータ22a,
22b,22cの運行状況を監視する機能をもってい
る。
【0041】また、運行監視装置15には、例えば図6
に示すような運行予約を記述するための運行予約設定画
面がデータ記憶手段27に記憶され、各利用者端末26
a,26b、26cの要求に応じて運行予約設定画面を
提供し、利用者が運行予約画面に運行予約内容を書込み
可能な構成となっている。28は運行予約処理用プログ
ラムを記憶するプログラムメモリである。
【0042】一方、利用者端末16a,16b、16c
は、建物内外に居住する例えば企業、団体その他の利用
者がそれぞれ所持され、各利用者が例えば1日のエレベ
ータ利用状況を考慮し所定の識別データのもとに運行監
視装置15に運行予約設定画面の提供を要求し、この提
供された運行予約設定画面に運行予約内容を記述し、返
送する機能をもっている。ここで、利用者とは、例えば
建物の各階に事務所を構える企業、団体その他エレベー
タの利用頻度の高い建物外の特定の顧客などを意味す
る。また、運行予約設定画面への運行予約内容として
は、例えば利用時間帯、号機、待機階、行先階その他備
考欄には人数等である。
【0043】次に、以上のようなシステムの動作および
プログラムメモリ28に記憶されるプログラムの一連の
処理例について図7および図8を参照して説明する。
【0044】先ず、複数のエレベータ22a〜22cの
群管理制御を行うための運行管理スケジュールおよび運
行予約設定画面を作成し、運行監視装置25のデータ記
憶手段27に格納する。
【0045】この状態において、利用者が例えば1日の
エレベータ利用状況に応じて、利用者端末26aから運
行予約設定画面の提供を要求する。ここで、運行監視装
置25は、プログラムメモリ28の運行予約処理用プロ
グラムに基づき、運行予約設定画面の要求有りかを判断
し(S21)、画面要求有りと判断された場合には運行
予約設定画面を要求元利用者端末26aに送信する(S
22)。
【0046】利用者端末26aは、運行予約設定画面を
受信した後に表示部に表示し、運行予約設定画面に運行
予約事項を順次書き込んだ後、運行監視装置25に返送
する。
【0047】運行監視装置25は、運行予約事項を記述
した運行予約設定画面を受信すると(S23)、データ
記憶手段27に保存する(S24)。
【0048】また、運行監視装置25は、群管理用プロ
グラムに従って所定の時間Δtを設定した後(S3
1)、運行管理スケジュールのもとに複数のエレベータ
22a〜22cの群管理制御を実行する(S32)。そ
して、群管理制御の実行後、所定時間Δt経過か否かを
判断し(S33)、未だ未経過の場合にはステップS3
2に戻り、一方、所定時間Δt経過と判断された場合に
はデータ記憶手段27に保存されている運行予約設定画
面に記述される運行予約事項と運行管理スケジュールと
を比較し、運行管理スケジュールに変更有りと判断した
とき(S34)、運行予約事項に従って自動的に運行管
理スケジュールを変更し、新しい運行管理スケジュール
を表示する(S35)。
【0049】また、運行監視装置25の監視員は、ステ
ップ34にて運行管理スケジュールに変更有りと判断さ
れたとき、運行管理スケジュール設定画面を表示し、運
行予約事項に従って運行管理スケジュールの変更を行っ
てもよい。
【0050】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、エレベータの群管理計画を見直す際にエレベータ制
御盤21a〜21cに直接運行管理スケジュールを設定
する必要が無くなるだけでなく、特定の利用者端末26
a〜26cから予め運行予約をすることが可能であるの
で、特定の利用者に対する来客対応や外出時の予約な
ど、フレキシブルにエレベータの運行管理スケジュール
を設定できる。このことは、例えばエレベータでの突発
的な来客対応が必要となった場合でも、利用者端末26
a〜26cから来客の時間、待機階、行先階等を迅速に
予約でき、複数のエレベータを効率的に運行させること
ができる。
【0051】また、特定の利用者である個人のスケジュ
ールにそって運行予約を設定しておけば、当該個人、団
体の外出等のスケジュールに合せてエレベータを運行管
理スケジュールを変更し、複数のエレベータの群管理制
御を行うことができる。
【0052】なお、上記実施の形態では、エレベータ2
2a〜22cを群管理制御する運行監視装置25と利用
者端末26a〜26cとがネットワークを介して直接接
続し、運行管理スケジュールを変更するようにしたが、
例えばエレベータ等の保守管理会社が管理するWeb画
面上に運行管理スケジュール設定画面を作成し、特定の
利用者からアクセスがあったとき、当該運行管理スケジ
ュール設定画面を提供し、運行管理スケジュールを変更
要請する構成であってもよい。この場合、保守管理会社
が運行管理スケジュールの変更要請を受けて、運行管理
スケジュールを変更すれば、セキュリティの向上、一括
管理、エレベータシステム自体への機能追加を必要とせ
ずに利用者の要請に応じてエレベータの群管理制御に生
かすことができる。
【0053】その他、本願発明は、上記実施の形態に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り
組み合わせて実施することが可能であり、その場合には
組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施
の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれてお
り、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点
を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場
合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部
分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、人
間の手を煩わすことなく昇降機の運行制御を自動的に変
更でき、昇降機を効率的な利用可能な昇降機の運行管理
システムおよびプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る昇降機の運行管理システムの第
1の実施の形態を示す系統構成図。
【図2】 1日の運行管理スケジュールを設定した運行
管理スケジュール設定画面図。
【図3】 1ヶ月の運行管理スケジュールを設定した運
行管理スケジュール設定画面図。
【図4】 本発明システムにおける運行管理装置の動作
及びプログラムによる一連の動作を説明するフローチャ
ート。
【図5】 本発明に係る昇降機の運行管理システムの第
2の実施の形態を示す系統構成図。
【図6】 運行予約設定画面を示す図。
【図7】 利用者端末から運行予約の要請を受けたとき
の運行監視装置の動作を説明するフローチャート。
【図8】 運行管理スケジュールに従ってエレベータの
群管理制御を行う場合の動作を説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…運行管理装置 3…エレベータ 4…エレベータ制御盤 5…エスカレータ 6…エスカレータ制御盤 11…設定画面記憶装置 12…表示装置 13…運行管理スケジュール入力手段 14…プログラムメモリ 15…運行管理処理部 21a〜21c…制御盤 22a〜22c…エレベータ 25…運行監視装置 26a〜26c…利用者端末 27…データ記憶手段 28…プログラムメモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B66B 25/00 B66B 25/00 B 27/00 27/00 C G06F 17/60 112 G06F 17/60 112G Fターム(参考) 3F002 AA06 AA10 CA08 FA08 GA02 GA05 GA06 GB01 3F303 CA07 DB11 FA12 FA14 3F304 EB00 EB24 ED05 ED11 ED16 3F321 DB03 DB05 DC03 FA00 FB03 FB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各昇降機を個別に制御する制御盤に無線
    または有線のネットワークを介して運行管理装置が接続
    されてなる昇降機の運行管理システムにおいて、 前記運行管理装置は、 所定のスケジュール設定画面を作成し記憶する設定画面
    記憶手段と、 この設定画面記憶手段に記憶されるスケジュール設定画
    面に所定の時刻ごとに複数の昇降機の運行管理スケジュ
    ールを設定するスケジュール設定手段と、 このスケジュール設定手段によって設定される昇降機の
    運行管理スケジュールを所定期間ごとに順次対応する昇
    降機制御盤の運行スケジュールテーブルに送信し設定す
    る送信設定手段とを備えたことを特徴とする昇降機の運
    行管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の昇降機の運行管理シス
    テムにおいて、 前記昇降機の運行管理スケジュールは、昇降機の運転開
    始・停止、エレベータによる指定階通過、エレベータの
    呼び無し時の待機階、各階停止の通常運転・専用運転、
    かご内の換気装置や空調機の運転・停止、エスカレータ
    の運転方向、かご呼びの登録であることを特徴とする昇
    降機の運行管理システム。
  3. 【請求項3】 予め所定の時刻ごとに複数の昇降機の運
    行管理スケジュールが設定され、これら運行管理スケジ
    ュールを対応する昇降機制御盤に設定するコンピュータ
    に、 所定の時間に達したか否かを判断する時間判断機能と、
    この判断機能により所定の時間に達したとき、前記昇降
    機の運行管理スケジュールを順次対応する昇降機制御盤
    に送信し設定する機能と、この機能によって運行管理ス
    ケジュールを設定した後、前記運行管理スケジュールの
    変有無更を判断する判断機能と、この判断手段により変
    更有りと判断された場合、この変更された運行管理スケ
    ジュールを対応する昇降機制御盤に送信し設定する機能
    とを実現させるコンピュータ読取り可能なプログラム。
  4. 【請求項4】 各昇降機を運行制御する制御盤に無線ま
    たは有線の伝送ラインを介して運行監視装置が接続さ
    れ、前記各昇降機を群管理制御する昇降機の運行管理シ
    ステムにおいて、 運行管理スケジュールが記憶され、この運行管理スケジ
    ュールに従って前記各昇降機を群管理制御する前記運行
    監視装置と、 前記伝送ラインに接続され、利用者の昇降機の利用状況
    に基づいて、前記運行監視装置に昇降機の運行予約を設
    定し前記運行管理スケジュールの変更を通知する利用者
    端末とを備えたことを特徴とする昇降機の運行管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の昇降機の運行管理シス
    テムにおいて、 前記運行監視装置は、運行予約画面が設定され、利用者
    端末から要求が受けた場合、当該運行予約画面を要求元
    利用者端末に提供し、この運行予約画面に所定の運行予
    約事項を記述することを促すことを特徴とする昇降機の
    運行管理システム。
  6. 【請求項6】 運行管理スケジュールおよび運行予約を
    行う設定画面が記憶され、外部の利用者側端末からの運
    行予約の受け付け処理を行うコンピュータに、 前記外部の利用者端末から運行予約の設定画面の要求を
    受けると、当該設定画面を要求元利用者端末に提供する
    設定画面提供機能と、この提供機能によって提供された
    前記要求元利用者端末から設定画面を受信し、この設定
    画面に記述された運行予約内容を記憶する運行予約記憶
    機能と、 前記運行管理スケジュールに従って複数の昇降機を群管
    理制御する機能と、所定の周期ごとに前記運行予約記憶
    機能で記憶された運行予約内容に基づいて前記運行管理
    スケジュールに変更が有るか否かを判断し、変更有りの
    場合には当該運行管理スケジュールを変更する機能を実
    現させることを特徴とする前記コンピュータ読取り可能
    なプログラム。
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