JP2003126676A - 水和物スラリ生成薬剤の供給方法 - Google Patents

水和物スラリ生成薬剤の供給方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水和物スラリの利用サイトにおいて水和物ス
ラリ生成薬剤の水溶液を簡便に調整するとともに過冷却
解除処置も簡便に実施できる方法を提供する。 【解決手段】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を利
用サイトへ運搬し、利用サイトにおいて水和物スラリ生
成薬剤の濃縮水溶液を濃度18%以下に希釈するととも
に過冷却解除剤として微粒子を混入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用サイトへ水和
物(クラスレート化合物)のスラリを生成する薬剤を供
給する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラn−ブチルアンモニウム塩、テト
ラiso−アミルアンモニウム塩、テトラiso−ブチ
ルホスホニウム塩、トリiso−アミルスルホニウム塩
のようなゲスト化合物(水和物スラリ生成薬剤)を含ん
だ水溶液を冷却すると水和物が生成し、この水和物は微
細な粒子となって水溶液中に浮遊して流動性の高い水和
物スラリとなることが知られている。このような水和物
および水和物スラリは、空調設備などの蓄冷材または冷
熱の搬送媒体として好ましい特性を有しており、その利
用技術の開発に対するニーズが高まっている。
【0003】しかし、水和物スラリを生成する水溶液を
使用した空調設備などは未だ普及していないため、水和
物スラリ生成薬剤の供給者からユーザーである水和物ス
ラリの利用サイトへどのような状態で水和物スラリ生成
薬剤を輸送し、利用サイトにおいてどのような調整を行
うのかについて定まった方法が確立していない。このた
め、設備設計者の設計に応じた特性を有する水和物スラ
リ生成薬剤の水溶液を得ることが困難であった。この点
に関連して、従来例えば蓄熱剤の分野において、蓄熱剤
の供給者が蓄熱剤を封入したカプセルを製造してユーザ
ーの利用サイトまで運搬し、ユーザーの蓄熱槽に充填す
るという販売形態が確立されているのとは異なる。
【0004】また、上記のような水和物スラリ生成薬剤
の水和物には、水和数が小さく生成温度の低い第一水和
物と、水和数が大きく生成温度の高い第二水和物があ
り、第二水和物の方が大きな熱密度を有し搬送動力を小
さくできるため、蓄冷材または冷熱の搬送媒体として用
いるには有利である。ただし、上記のような水和物スラ
リ生成薬剤を含有する水溶液を冷却していくと、過冷却
状態の水溶液から第一水和物が生成する過程や過冷却状
態の第一水和物から第二水和物が生成する過程を経るこ
とが知られている。このため、大きな過冷却が生じた後
に過冷却が解除されると、急激に粘性が増加し、最悪の
場合にはシステム中の熱交換器などの機器が閉塞するこ
ともある。しかし、上述したように、利用サイトにおけ
る水和物スラリ生成薬剤の水溶液の調整方法が確立して
いない状況下では、簡便な過冷却解除処置方法も確立さ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水和
物スラリの利用サイトにおいて設計条件に応じて水和物
スラリ生成薬剤の水溶液を簡便に調整するとともに過冷
却解除処置も簡便に実施できる方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の水和物スラリ生
成薬剤の供給方法は、水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶
液を利用サイトへ供給し、利用サイトにおいて水和物ス
ラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希釈して所定の濃度とする
ことを特徴とする。
【0007】ここで、所定の濃度は利用サイトで必要と
される蓄熱剤あるいは冷熱輸送媒体としての熱密度や輸
送熱量や輸送動力効率に対応するものである。なお、本
発明において水和物スラリ生成薬剤とは、厳密には水和
物生成薬剤であるが、結果として水和物スラリを生成す
る薬剤であれば足りる。また、本発明における濃縮水溶
液とは、溶質が溶媒に対して相対的に高い濃度で存在す
る水溶液を意味し、溶質量を増やすことで、溶媒に対す
る溶質の相対量を増やすことで実現される水溶液、溶媒
量を減らすことで、溶媒に対する溶質の相対量を増やす
ことで実現される水溶液、当初の水溶液に溶質を追加す
ることで実現される水溶液、当初の水溶液から溶媒を除
去することで実現される水溶液の何れをも含む。
【0008】本発明において、利用サイトにおいて水和
物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希釈するとともに過冷
却解除剤として微粒子を混入することが好ましい。
【0009】本発明において、過冷却解除剤として作用
する十分な量の微粒子(例えばカオリン)を含有する水
道水を用いて濃縮水溶液を希釈するのが最も簡便であ
る。なお、過冷却解除剤となる適切な微粒子を別途添加
してもよいことはもちろんである。
【0010】本発明において、屈折率計または電気伝導
度計を用いて水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度を
計測しながら、濃縮水溶液を希釈することが好ましい。
【0011】本発明においては、利用温度域(例えば5
〜12℃)において蓄熱密度の高い第二水和物を生成さ
せるために、水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度が
18%以下となるように濃縮水溶液を希釈することが好
ましい。このことにより第一水和物よりも高い保有熱量
または蓄熱密度をもつ第二水和物を生成させることがで
きる。なお、本発明における%とは、重量%の意味であ
る。
【0012】本発明においては、水和物スラリ生成薬剤
の濃縮水溶液を希釈する際に界面活性剤を混入して、水
溶液の搬送動力を低減できるようにすることが好まし
い。
【0013】本発明においては、水和物スラリ生成薬剤
の濃縮水溶液を希釈する際に防食剤を混入して、システ
ム中の機器の腐食を抑制することが好ましい。
【0014】なお、濃縮水溶液に過冷却解除剤ならびに
必要に応じて界面活性剤および/または防食剤を予め添
加しておいてもよいし、過冷却解除剤ならびに必要に応
じて界面活性剤および/または防食剤を添加した水を用
いて濃縮水溶液を希釈してもよい。これらの方法によ
り、過冷却解除剤、界面活性剤、防食剤の濃度を所望の
値に調整できる場合には、さらに微調整を行う必要はな
い。
【0015】また、濃縮水溶液を水で希釈した後、水の
追加量に見合った量の過冷却解除剤ならびに必要に応じ
て界面活性剤および/または防食剤を添加して、これら
の濃度が所望の値になるように微調整してもよい。
【0016】また、水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液
の濃度はたとえば30%に調整される。水和物スラリ生
成薬剤の濃縮水溶液の濃度は40%に調整してもよい。
水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液の濃度は40%以上
に調整してもよい。
【0017】本発明に係る他の水和物スラリ生成薬剤の
供給方法は、水和物スラリの利用サイトへ水和物スラリ
を生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラリ生成
薬剤の濃縮水溶液から水を蒸発させて作製した水和物ス
ラリ生成薬剤の粉末を利用サイトへ供給し、利用サイト
において水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解して所
定の濃度の水溶液とすることを特徴とする。
【0018】また、所定の濃度の水溶液とするとともに
過冷却解除剤として微粒子を混入することが好ましい。
【0019】この方法でも、過冷却解除剤として作用す
る微粒子を含有する水道水を用いて前記水和物スラリ生
成薬剤の粉末を溶解するのが最も簡便である。
【0020】また、屈折率計または電気伝導度計を用い
て水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度を計測しなが
ら、前記水和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解することが
好ましい。
【0021】また、水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の
濃度が18%以下になるように、前記水和物スラリ生成
薬剤の粉末を溶解することが好ましい。
【0022】また、水和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解
する際に、界面活性剤と防食剤のうち少なくとも一つを
混入することが好ましい。
【0023】また、過冷却解除剤と界面活性剤および防
食剤のうち少なくとも一つを添加した水を用いて、前記
水和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解してもよい。
【0024】本発明に係るさらに他の水和物スラリ生成
薬剤の供給方法は、水和物スラリの利用サイトへ水和物
スラリ生成薬剤を供給するにあたり、水和物の調和融点
を与える濃度の水和物スラリ生成薬剤の水溶液または水
和物の調和融点を与える濃度以上の水和物スラリ生成薬
剤の水溶液を利用サイトへ供給し、利用サイトにおいて
当該水和物スラリ生成薬剤の水溶液を希釈することを特
徴とする。
【0025】本発明に係るさらに他の水和物スラリ生成
薬剤の供給方法は、水和物スラリの利用サイトへ水和物
スラリ生成薬剤を供給するにあたり、水和物の調和融点
を与える濃度の水和物スラリ生成薬剤の水溶液または水
和物の調和融点を与える濃度以上の水和物スラリ生成薬
剤の水溶液に対して濃度調整を施し所望の濃度の水和物
スラリ生成薬剤の水溶液を作製し、これを利用サイトへ
供給し、利用サイトにおいて当該水和物スラリ生成薬剤
の水溶液を希釈することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明においては、上述したよう
に、水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を利用サイトへ
運搬し、利用サイトにおいて水和物スラリ生成薬剤の濃
縮水溶液を希釈するとともに過冷却解除剤として微粒子
を混入する。
【0027】水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を作製
する方法について説明する。工業的に製造された水和物
スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解しただけで濃縮水溶液
を作製したり、工業的に製造された高濃縮水溶液に水を
加えて濃度調製して濃縮水溶液を作製して水和物スラリ
生成薬剤を供給すると、水和物スラリ生成薬剤の粉末や
高濃縮水溶液の製造過程などで水和物スラリ生成薬剤以
外の不純物が含まれることがあり、濃縮水溶液を希釈し
て空調設備の蓄冷剤や冷熱搬送媒体として使用した際に
変色や臭いなどが発生するなどの問題が生じる懸念があ
る。また水和物スラリ生成薬剤の純度が低い粉末を用い
る場合にも同様の問題が生じる。そのため水和物スラリ
生成薬剤の粉末に含まれる水和物スラリ生成薬剤以外の
不純物を除去する処理を行うことが好ましい。
【0028】水和物スラリ生成薬剤の濃度が30%、4
0%および40%以上のうちいずれかの濃度の濃縮水溶
液を作製する方法を水和物スラリ生成薬剤(ゲスト化合
物)としてテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド
(TBAB)を用いる場合について説明する。
【0029】(1)濃度30%の濃縮水溶液を作製する
方法 水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解した濃度が18
%または18%以下の原水溶液を冷却装置および加熱装
置を有する濃縮用容器に装入し、その原水溶液を冷却し
て水和物の結晶を生成する。この濃度のとき、第二水和
物が生成する。濃縮用容器から低濃度の残水溶液を排出
し、固形物として残った水和物を加熱して水和物を融解
し、濃縮された濃縮水溶液を得る。水和物スラリ生成薬
剤の粉末に含まれる不純物は残水溶液に残るので濃縮水
溶液から除去される。
【0030】この濃縮水溶液の濃度は第二水和物を構成
する水和剤と水分子の比率から計算すると、約33%で
あるが、実際には約30%の濃度となる。これは、水和
物の結晶の塊の周りに水が少量付着して残っているため
と考えられる。また第二水和物を選択的に生成する温度
または冷却速度で冷却することが好ましい。
【0031】また上記の操作にかわって水和物スラリ生
成薬剤の粉末を水に溶解した原水溶液を容器に入れ、容
器内に冷却管を入れ8℃以下の温度で冷却し、冷却管外
面に水和物が付着したら、水和物の付着した冷却管を別
の空の容器に入れ、冷却管内に温水を流し、付着した水
和物を溶かして、不純物を含まない濃縮水溶液を作製す
る操作を行ってもよい。この操作によっても第二水和物
が生成し濃度30%の濃縮水溶液を作製することができ
る。
【0032】(2)濃度40%の濃縮水溶液を作製する
方法 水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解した濃度が18
%以上の原水溶液または工業的に製造された水和物スラ
リ生成薬剤の高濃縮水溶液を冷却装置および加熱装置を
有する濃縮用容器に装入し、その原水溶液または高濃縮
水溶液を冷却して水和物の結晶を生成する。この濃度の
とき、第一水和物が生成する。濃縮用容器から低濃度の
残水溶液を排出し、固形物として残った水和物を加熱し
て水和物を融解し、濃縮水溶液を得る。水和物スラリ生
成薬剤の粉末に含まれる不純物は残水溶液に残るので濃
縮水溶液から除去される。
【0033】この濃縮水溶液の濃度は第一水和物を構成
する水和剤と水分子の比率から計算すると、約41%で
あるが、実際には約40%の濃度となる。これは、水和
物の結晶の塊の周りに水が少量付着して残っているため
と考えられる。また第一水和物を選択的に生成する温度
である8℃以上または冷却速度で冷却することが好まし
い。また(1)の方法で作製した濃度30%の濃縮水溶
液を用いて上記の操作により濃度40%の濃縮水溶液を
作製してもよい。
【0034】また上記の操作にかわって水和物スラリ生
成薬剤の粉末を水に溶解した原水溶液を容器に入れ、容
器内に冷却管を入れ8℃以上の温度で冷却し、冷却管外
面に水和物が付着したら、水和物の付着した冷却管を別
の空の容器に入れ、冷却管内に温水を流し、付着した水
和物を溶かして、不純物を含まない濃縮水溶液を作製す
る操作を行ってもよい。この操作によっても第一水和物
が生成し濃度40%の濃縮水溶液を作製することができ
る。
【0035】なお水和物スラリ生成薬剤としてTBAB
を用いた場合の濃度40%の濃縮水溶液を作製する方法
において引用した“約41%”というTBABの物性値
は、より正確には40.6重量%である。水和物スラリ
生成薬剤について広く定義すると、この濃度は「水和物
スラリ生成薬剤を水に溶かしたとき調和融点を与える濃
度」(調和融点濃度という)の意味である。調和融点濃
度では水和物中の水和物生成薬剤の濃度と水溶液中の水
和物生成薬剤の濃度が等しくなっている。TBABの濃
度40%の濃縮水溶液を作製するために具体的に記載し
た工程は、TBABに固有な内容を、それに対応する各
水和物スラリ生成薬剤に固有な内容に読み替えれば、水
和物スラリ生成薬剤を水に溶かしたとき調和融点を与え
る濃度の水溶液を作製するために広く適用できる。TB
ABの濃度40%の濃縮水溶液を作製するために具体的
に記載した工程では、調和融点濃度の理論値通りの約4
1%(約40.6%)を正確に実現できるとは限らない
が、本発明では、水和物スラリ生成薬剤の調和融点濃度
の理論値に近接した濃度、または、その理論的な調和融
点濃度の値を目指すものの、結果として、不可避的にそ
の理論的な調和融点濃度の値から外れてしまうことによ
り実現される、理論的な調和融点濃度の値からはずれた
濃度も「水和物スラリ生成薬剤を水に溶かしたとき調和
融点を与える濃度」(調和融点濃度)と呼ぶことにして
いる。
【0036】上記のように製造される、水和物スラリ生
成薬剤を水に溶かしたとき調和融点を与える濃度の水溶
液は、まさに、その水和物スラリ生成薬剤に固有の調和
融点を与える濃度であるので、例えばTBABの場合な
らば約40%という具合に、一定の濃度値となる。この
ことは、その水溶液を濃縮水溶液としてそのまま利用サ
イトに搬出又は供給し、その利用サイトで希釈する際、
目標濃度値に設定する作業が容易になることを意味して
いる。濃縮水溶液を取り出せば、その濃度は既に既知だ
からである。また、濃縮水溶液を利用サイトに搬出又は
供給する前に、予め濃縮水溶液の濃度を調整しておく必
要がある場合も、濃縮水溶液の一定量に対して、所望の
量の水和物スラリ生成薬剤を追加したり、所望の量の水
を追加したりすることにより、目標濃度値に設定する作
業が容易になることを意味している。濃縮水溶液を取り
出せば、その濃度は既に既知だからである。それ故、水
和物スラリ生成薬剤を水に溶かしたとき調和融点を与え
る濃度の水溶液を濃縮水溶液として、又はその濃縮水溶
液を基準に更に濃度調整を行い、所望の濃度値に設定し
たものを、利用サイトに搬出又は供給し、利用に供する
ことは、水和物スラリ生成薬剤の供給方法として、格別
の技術的特徴と長所があるといえる。
【0037】(3)濃度40%以上の濃縮水溶液を作製
する方法 (1)の方法で作製した濃度30%の濃縮水溶液または
(2)の方法で作製した濃度40%の濃縮水溶液を加熱
装置を有する濃縮用容器に装入し、その濃縮水溶液を加
熱して水溶液中の水分を蒸発させ濃縮し、濃度40%以
上の濃縮水溶液を得る。水和物スラリ生成薬剤の粉末に
含まれる不純物は(1)または(2)の操作により除去
されている。
【0038】また、(1)(2)(3)の方法のように
水和物を一度生成した水溶液を濃縮水溶液として利用サ
イトでの調製用に使用することにより水和物が生成しや
すくなる効果ももたらす。
【0039】水和物スラリ生成薬剤の濃度が30%、4
0%および40%以上のうちいずれかの濃度の濃縮水溶
液が供給者からユーザーの利用サイトへ供給され、ユー
ザーは利用サイトにおいて設計条件に応じて例えば18
%以下の最適な濃度になるように濃縮水溶液を希釈する
ことにより所望の特性を有する水溶液を簡便に調整する
ことができる。
【0040】また、本発明において用いられる過冷却解
除剤は、水和物粒子の生成核となり過冷却を解除(防
止)する作用を有する微粒子であり、水溶液中に分散し
て浮遊するように粒径が10μm以下であることが好ま
しい。水溶液中における粒径が10μm以下である微粒
子の濃度は0.1mg/L以上であれば、水和物を効率
よく生成することができ過冷却防止に有効である。
【0041】ここで、水道上水または工業用水の基準の
1つとして濁度が用いられ、濁度1度はカオリン濃度で
1mg/Lと定義される。カオリンは水道上水または工
業用水中において微粒子の形態で浮遊しており、過冷却
解除剤として作用する。濁度は一般的な水道上水では約
1度(カオリン1mg/L)、工業用水では約20度
(カオリン20mg/L)である。したがって、ゲスト
化合物を含む水溶液を希釈する水として水道上水または
工業用水を用いるだけで、過冷却解除剤を添加したこと
になる。なお、水溶液中における粒径が10μm以下の
微粒子からなる過冷却解除剤の濃度の上限は約100m
g/Lである。上限濃度以上に多量に微粒子が分散浮遊
していると、システム中の熱交換器の伝熱性能が低下す
るなどの悪影響が生じる。
【0042】以下、図面を参照して本発明をより詳細に
説明する。図1は本発明に係る水和物スラリ生成薬剤の
供給方法の一例を説明するフローチャートである。この
例では、水和物スラリ生成薬剤(ゲスト化合物)として
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド(TBA
B)を用いる場合について説明する。
【0043】供給者はTBAB濃度が30%、40%、
40%以上のうちいずれかの濃度の濃縮水溶液をタンク
ローリーまたは容器に入れてユーザーの利用サイトまで
運搬し(S1)、ユーザーは利用サイトにおける濃縮水
溶液の処置を開始する(S2)。
【0044】濃縮水溶液には予め過冷却解除剤が添加さ
れている場合と添加されていない場合があるので、それ
に応じて処理を変更する(S3)。濃縮水溶液に過冷却
解除剤が添加されていない場合には、微粒子を混入して
過冷却を解除できるようにする(S4)。濃縮水溶液に
予め過冷却解除剤が添加されている場合には、そのまま
濃縮水溶液を水道水で希釈して、TBAB濃度18%以
下の水溶液を得る。この間、例えば屈折率計を用いて水
溶液中のTBAB濃度をモニターする。TBAB濃度1
8%以下の水溶液を用いれば、水和物スラリを生成する
際に高い熱密度の第二水和物が得られ、搬送動力を小さ
くできる(S5)。なお、水道水中に過冷却を解除する
のに十分な量の微粒子(カオリンなど)が含まれている
場合には微粒子を混入する処置(S4)を別途に行う必
要はない。
【0045】次に、必要に応じて水溶液に界面活性剤を
混入する。界面活性剤が混入されていると、温水溶液と
して用いる場合に搬送動力を低減することができる(S
6)。さらに、必要に応じて水溶液に防食剤を混入す
る。防食剤が混入されていると、システムを構成する熱
交換器などの機器の腐食を低減することができる(S
7)。こうしてTBAB水溶液の調製を完了する(S
8)。
【0046】なお、微粒子混入(S4)、水溶液濃度調
整(S5)、界面活性剤(S6)、防食剤添加(S7)
の各工程の順序は特に限定されない。また、濃縮水溶液
には、過冷却解除剤、界面活性剤および防食剤のうち少
なくともいずれか1種を予め添加しておいてもよい。こ
の場合、予め添加された過冷却解除剤、界面活性剤、防
食剤の量と、利用サイトにおける追加の水量に応じて、
これらの添加量を微調整するようにしてもよい。
【0047】また、TBAB濃度50%以上、例えば5
2〜53%の濃縮水溶液を希釈するようにしてもよい。
【0048】以上のような方法を用いることにより、利
用サイトにおいて設備設計者の設計に応じた水溶液を得
ることができ、濃縮水溶液を購入するだけでシステムを
容易に稼動できるようになる。
【0049】また、水和物スラリの利用サイトへ水和物
スラリを生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラ
リ生成薬剤の濃縮水溶液から水を蒸発させて作製した水
和物スラリ生成薬剤の粉末を利用サイトへ供給し、利用
サイトにおいて水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解
するとともに過冷却解除剤として微粒子を混入するよう
にしてもよい。さらに濃縮水溶液と同様の処置を行って
もよい。
【0050】さらに水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液
から水を蒸発させて作製した水和物スラリ生成薬剤の粉
末を利用サイトへ供給し、濃縮水溶液を調製した後、濃
縮水溶液を作製する際に行ったように冷却して水和物を
作製し加熱して融解させる操作を行うと、水溶液から水
和物を生成しやすくなる。
【0051】上記した水和物スラリ生成薬剤の濃度が3
0%、40%および40%以上のうちいずれかの濃度の
濃縮水溶液から水を蒸発させて作製した水和物スラリ生
成薬剤の粉末は水和物スラリ生成薬剤以外の不純物を含
まないので、空調設備の蓄冷剤や冷熱搬送媒体として使
用した際に変色や臭いなどが発生するなどの問題が生じ
ることがなく、貯蔵中に変色や変質することがなく安定
して貯蔵することができる。また利用サイトに運搬する
ことも簡便であり、運搬費用を低減することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、水
和物スラリの利用サイトにおいて水和物スラリ生成薬剤
の水溶液を簡便に調整するとともに過冷却解除処置も簡
便に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る水和物スラリ生成薬
剤の供給方法を示すフローチャート図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28D 20/02 F28D 20/00 C (72)発明者 生越 英雅 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3L054 BG04 BH01 4G035 AA16 AA19 AE13 4G037 BA01 BC03 BD10 EA10 4G068 AA02 AB15 AC16 AD47 AD49 AE10 AF36

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水和物スラリの利用サイトへ水和物スラ
    リを生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラリ生
    成薬剤の濃縮水溶液を利用サイトへ供給し、利用サイト
    において水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希釈して
    所定の濃度とすることを特徴とする水和物スラリ生成薬
    剤の供給方法。
  2. 【請求項2】 水和物スラリの利用サイトへ水和物スラ
    リを生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラリ生
    成薬剤の濃縮水溶液を利用サイトへ供給し、利用サイト
    において水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希釈する
    とともに過冷却解除剤として微粒子を混入することを特
    徴とする水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  3. 【請求項3】 過冷却解除剤として作用する微粒子を含
    有する水道水を用いて前記濃縮水溶液を希釈することを
    特徴とする請求項2記載の水和物スラリ生成薬剤の供給
    方法。
  4. 【請求項4】 屈折率計または電気伝導度計を用いて水
    溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度を計測しながら、
    前記濃縮水溶液を希釈することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給
    方法。
  5. 【請求項5】 水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度
    が18%以下になるように、前記濃縮水溶液を希釈する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  6. 【請求項6】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希
    釈する際に、界面活性剤を混入することを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬
    剤の供給方法。
  7. 【請求項7】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液を希
    釈する際に、防食剤を混入することを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の
    供給方法。
  8. 【請求項8】 前記濃縮水溶液に、過冷却解除剤と界面
    活性剤および防食剤のうち少なくとも一つを予め添加し
    ておくことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  9. 【請求項9】 過冷却解除剤と界面活性剤および防食剤
    のうち少なくとも一つを添加した水を用いて、前記濃縮
    水溶液を希釈することを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  10. 【請求項10】 前記濃縮水溶液を水で希釈した後、水
    の追加量に見合った量の過冷却解除剤と界面活性剤およ
    び防食剤のうち少なくとも一つを添加することを特徴と
    する請求項8に記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方
    法。
  11. 【請求項11】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液の
    濃度が30%であることを特徴とする請求項1ないし1
    0のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方
    法。
  12. 【請求項12】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液の
    濃度が40%であることを特徴とする請求項1ないし1
    0のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方
    法。
  13. 【請求項13】 水和物スラリ生成薬剤の濃縮水溶液の
    濃度が40%以上であることを特徴とする請求項1ない
    し10のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給
    方法。
  14. 【請求項14】 水和物スラリの利用サイトへ水和物ス
    ラリを生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラリ
    生成薬剤の濃縮水溶液から水を蒸発させて作製した水和
    物スラリ生成薬剤の粉末を利用サイトへ供給し、利用サ
    イトにおいて水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解し
    て所定の濃度の水溶液とすることを特徴とする水和物ス
    ラリ生成薬剤の供給方法。
  15. 【請求項15】 水和物スラリの利用サイトへ水和物ス
    ラリを生成する薬剤を供給するにあたり、水和物スラリ
    生成薬剤の濃縮水溶液から水を蒸発させて作製した水和
    物スラリ生成薬剤の粉末を利用サイトへ供給し、利用サ
    イトにおいて水和物スラリ生成薬剤の粉末を水に溶解す
    るとともに過冷却解除剤として微粒子を混入することを
    特徴とする水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  16. 【請求項16】 過冷却解除剤として作用する微粒子を
    含有する水道水を用いて前記水和物スラリ生成薬剤の粉
    末を溶解することを特徴とする請求項15記載の水和物
    スラリ生成薬剤の供給方法。
  17. 【請求項17】 屈折率計または電気伝導度計を用いて
    水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃度を計測しなが
    ら、前記水和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解することを
    特徴とする請求項14ないし16のいずれかに記載の水
    和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  18. 【請求項18】 水溶液中の水和物スラリ生成薬剤の濃
    度が18%以下になるように、前記水和物スラリ生成薬
    剤の粉末を溶解することを特徴とする請求項14ないし
    17のいずれかに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方
    法。
  19. 【請求項19】 水和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解す
    る際に、界面活性剤と防食剤のうち少なくとも一つを混
    入することを特徴とする請求項14ないし18のいずれ
    かに記載の水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  20. 【請求項20】 過冷却解除剤と界面活性剤および防食
    剤のうち少なくとも一つを添加した水を用いて、前記水
    和物スラリ生成薬剤の粉末を溶解することを特徴とする
    請求項14ないし18のいずれかに記載の水和物スラリ
    生成薬剤の供給方法。
  21. 【請求項21】 水和物スラリの利用サイトへ水和物ス
    ラリ生成薬剤を供給するにあたり、水和物の調和融点を
    与える濃度の水和物スラリ生成薬剤の水溶液または水和
    物の調和融点を与える濃度以上の水和物スラリ生成薬剤
    の水溶液を利用サイトへ供給し、利用サイトにおいて当
    該水和物スラリ生成薬剤の水溶液を希釈することを特徴
    とする水和物スラリ生成薬剤の供給方法。
  22. 【請求項22】 水和物スラリの利用サイトへ水和物ス
    ラリ生成薬剤を供給するにあたり、水和物の調和融点を
    与える濃度の水和物スラリ生成薬剤の水溶液または水和
    物の調和融点を与える濃度以上の水和物スラリ生成薬剤
    の水溶液に対して濃度調整を施し所望の濃度の水和物ス
    ラリ生成薬剤の水溶液を作製し、これを利用サイトへ供
    給し、利用サイトにおいて当該水和物スラリ生成薬剤の
    水溶液を希釈することを特徴とする水和物スラリ生成薬
    剤の供給方法。
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