JP2003126482A - 遊技機および遊技機を構成する制御基板 - Google Patents

遊技機および遊技機を構成する制御基板

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JP2003126482A
JP2003126482A JP2001322214A JP2001322214A JP2003126482A JP 2003126482 A JP2003126482 A JP 2003126482A JP 2001322214 A JP2001322214 A JP 2001322214A JP 2001322214 A JP2001322214 A JP 2001322214A JP 2003126482 A JP2003126482 A JP 2003126482A
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rom
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cpu
land
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Susumu Ito
伊藤  晋
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ROMを制御基板から脱着せずにプログラム
を書き換えること。 【解決手段】 制御基板を、電気的に書き換え可能なR
OMと、信号出力をハイ・インピーダンスにするHz入
力端子を備えるCPUと、このHz入力端子に外部から
信号を加えることを可能としる回路手段と、上述のRO
Mに接続されるパターン上に設けた外部から信号を受け
ることを可能とするランドとを備える構成とし、このH
z入力端子にCPUの信号出力がハイ・インピーダンス
となる信号を制御基板の外部から印加し、そして外部か
ら上述したROMの端子に接続されたランドに信号を印
加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、よ
り詳細には、遊技機を構成する制御基板に関し、制御基
板内のCPU用の実行プログラムを保持するIC内部の
データを書替え可能とした制御基板を備えた遊技機、お
よび遊技機を構成する制御基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な制御装置内に実装される
CPUを含む制御基板において、CPUが実行するプロ
グラムは不揮発性メモリに内蔵させることが通常行われ
ていた。プログラムを内蔵する不揮発性メモリとして
は、CPUのIC内部に含まれる場合、あるいはROM
単体とCPU外部に設けられる場合があり、後者の場合
では、制御基板からROMのICを取り外し可能にする
ためにソケットを介して制御基板に取り付けたり、その
ROM内のプログラムの書替えを想定しない場合には直
接基板にハンダ付けされたりしていた。
【0003】また、制御装置内の制御基板そのものを容
易に取り外すことができない遠隔地や場所に設定されて
いる装置の制御基板の場合でプログラムの書替えが想定
されている場合、電気的に書き換え可能な不揮発性メモ
リを使用して、通信回線を使用して書替データをその制
御基板内のCPU宛てに送信し、CPUによって書き換
え処理を実行させることができるような構成とすること
も行われていた。
【0004】遊技機においても、遊技機内の各制御基板
にはCPUが使用されており、通常、たとえば第1種と
して区分される遊技機においては、主制御基板とこの主
制御基板からコマンドを受けて動作するサブ制御基板、
すなわち特別図柄表示制御基板、表示制御基板、効果音
発生制御基板等の制御基板はCPUを含んだ基板となっ
ている。そのような制御基板でCPUのプログラムを不
揮発性の状態で保存するICとしては、通常、コスト・
ダウンのためにマスクROMが使用されていた。また、
遊技機においては、それぞれの機能毎に制御基板が構成
されているので、それぞれの制御基板は、CPUのプロ
グラムを書替えることにより、制御基板そのものは異な
る機種にも利用可能になっている。このためもあり、ま
た遊技店における遊技機の入れ替えの期間が近年短縮さ
れていることもあり、入れ替えられた遊技機を構成する
各制御基板や部品等のリサイクルも可能となっており、
また社会的に遊技機のリサイクルが重要な問題となって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機において、たとえば、プログラムを入れ替えるこ
とで、機能的、性能的あるいは外観的にも再利用可能な
制御基板であっても、再利用するためには、マスクRO
Mをソケットを介して制御基板に実装するようにして、
マスクROMを交換可能な構造としておく必要があっ
た。あるいは、ソケットを使用せずにROMを基板に直
接ハンダ付けする場合は、電気的に書き込み可能な不揮
発性メモリ、たとえばEEPROM、フラッシュメモリ
を使用する必要があった。
【0006】マスクROMを使用する場合、既に実装さ
れているマスクROMをソケットから取り外し、新たな
プログラムが書き込まれたマスクROMを実装する必要
があった。この際におけるROMの取り外しは容易では
なく、ROMが実装されている基板をしっかりと固定
し、IC引き抜き冶具を使用して引き抜く必要があっ
た。この場合、たとえば44ピン・パッケージの場合は
約10kgの引き抜き力を必要とした。また引き抜く場
合、ROMの再使用しないので端子の曲がり等について
考慮する必要はないが、ICソケットの破壊を防ぐため
に基板に対して垂直に引きぬく必要がある。またはマイ
ナス・ドライバなどをICとソケットとの間に挿入して
徐々にその間を押し広げて外すことが行われるが、この
方法の場合、使用しているソケットを傷付けたり、また
ICソケットの種類にも依るがROM下面の基板上のパ
ターンを傷付ける危険があった。
【0007】また、電気的に書き込み可能な不揮発性メ
モリを使用する場合は、ソケットを介して制御基板に取
り付けるか、あるいは直接ハンダ付けすることが可能で
あるが、後者の場合、再書き込みするために外部からデ
ータを入力するための入力端子、また書き換え時には通
常より高い電圧を必要とするため、周辺に簡単な回路を
組み込んでおくことが行われていた。あるいは再書き込
み用の入力端子からデータを読み出して再書込みするた
めのプログラムを必要とした。この再書き込みするため
のプログラムは制御基板製作時にあらかじめ組み込まれ
たり、あるいはRAMに外部から書き込まれたりする必
要があった。言い換えれば、マスクROMを使用する場
合には必要でない、書き換え用プログラムの保存や外部
からの信号を入力するためのソケット、コネクタ、そし
て周辺回路を必要とする問題があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、プログラムを書き
込んだICを制御基板にソケットを使用せずに、直接固
定取り付けしながらも、容易にそのプログラム等を書き
換え可能とする制御基板、その制御基板を使用した遊技
機を提供することにある。
【0009】また、遊技機の制御基板をリサイクルする
際に、その制御基板内のROMの書き換えを容易にする
制御基板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、主制御
基板と、該主制御基板から制御を受ける複数のサブ制御
基板を備えた遊技機において、前記制御基板の1つは、
電気的に書き換え可能なROMで前記サブ制御基板に固
定取り付けされているROMと、少なくとも前記ROM
と接続するアドレス・ラインとデータ・ラインを含む信
号出力をハイ・インピーダンスに制御する第1の入力端
子を備えるワンチップCPUと、前記サブ制御基板の面
上に設けた、(イ)前記ROMの端子と前記CPUとを
接続するパターン上に構成されて外部から信号を受ける
ことが可能な第1のランドと、(ロ)前記ROMの書き
込み入力端子に接続されるパターン上に構成されて外部
から信号を受けることが可能な第2のランドと、(ハ)
前記第1の入力端子に接続されたパターン上に構成され
て外部から信号を受けることが可能な第3のランドを含
む回路手段とを備え、前記CPUと前記ROMを接続ア
ドレス・ラインとデータ・ラインを含む信号出力をハイ
・インピーダンスに制御する信号を前記第3のランドに
加えている期間に、前記第1と第2のランドに対して、
前記サブ制御基板の外部から信号を加えることにより、
前記ROMの内容を書き換え可能とすることを特徴とす
るものであるの。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の遊技機であって、前記第3のランドに前記CP
Uから出力され前記ROMを駆動するアドレス・ライン
とデータ・ラインを含む信号出力をハイ・インピーダン
スに制御する信号を加えることにより、前記ワンチップ
CPU以外のICに対しても制御信号を出力して、前記
ROMに接続されるデータ・ラインがハイ・インピーダ
ンスとなるように制御されることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2記載の遊技機であって、前記第1〜3のランド
は、外部から加圧されて接触する接触子との間で、電気
的接触をする構成を備えることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
又は2記載の遊技機であって、前記第3のランドを含む
回路手段は、抵抗を含んで構成され、外部から信号を受
けない場合に、前記ワンチップCPUからは、所定のレ
ベルの信号が出力されることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、遊技機を
構成する制御基板であって、電気的に書き換え可能なR
OMで制御基板に固定取り付けされているROMと、前
記制御基板上に配置され、少なくとも前記ROMと接続
するアドレス・ラインとデータ・ラインを含む信号出力
をハイ・インピーダンスに制御する第1の入力端子を備
えるワンチップCPUと、前記制御基板の面上に設け
た、(イ)前記ROMの端子と前記CPUとを接続する
パターン上に構成されて外部から信号を受けることが可
能な第1のランドと、(ロ)前記ROMの書き込み入力
端子に接続されるパターン上に構成されて外部から信号
を受けることが可能な第2のランドと、(ハ)前記第1
の入力端子に接続されたパターン上に構成されて外部か
ら信号を受けることが可能な第3のランドを含む回路手
段とを備え、前記CPUの前記ROMと接続するアドレ
ス・ラインとデータ・ラインを含む信号出力をハイ・イ
ンピーダンスに制御する信号を前記第3のランドに加え
ている期間に、前記第1と第2のランドに対して、前記
制御基板の外部から信号を加えることにより、前記RO
Mの内容を書き換え可能とすることを特徴とするもので
ある。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の遊技機を構成する制御基板であって、前記第3
のランドに前記CPUから出力され前記ROMを駆動す
るアドレス・ラインとデータ・ラインを含む信号出力を
ハイ・インピーダンスに制御する信号を加えることによ
り、前記ワンチップCPU以外のICに対しても制御信
号を出力して、前記ROMに接続されるデータ・ライン
がハイ・インピーダンスとなるように制御されることを
特徴とするものである。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、請求項5
又は6に記載の遊技機を構成する制御基板であって、前
記第1〜3のランドは、外部からの接触から加圧されて
接触する接触子との間で、電気的接触をする構成を備え
ることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項8に記載の発明は、請求項5
又は6に記載の遊技機を構成する制御基板であって、前
記第3のランドを含む回路手段は、抵抗を含んで構成さ
れ、外部から信号を受けない場合に、前記ワンチップC
PUからは、所定のレベルの信号が出力されることを特
徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0019】図4は、遊技機におけるCPUを含む制御
基板間の関係の1例を示すブロック・ダイヤグラムであ
る。遊技機の制御系としては、遊技機内の各種のスイッ
チ類が主制御基板に入力されている。主制御基板402
が遊技機の全体を統括し、各サブ制御基板(403〜4
07)は、主制御基板からの制御を受けて、各機能別の
従属的な制御を実行している。現在、主制御基板のCP
U等については規制されているが、サブ制御基板につい
ては規制されてはいない。サブ基板のうち、特別図柄制
御基板内のCPUは、求められる機能やスピードの点で
他のサブ制御基板のCPUよりも高性能なものが使用さ
れている。特別図柄制御基板内を除くサブ制御基板のC
PUとしては機能の点から見れば、8ビットCPUで十
分である。
【0020】図1は、本発明を適用した遊技機内の制御
基板の接続を示す図であり、基板にハンダ付け実装され
たROMに接続される信号線の接続関係、およびこれら
の信号線のインピーダンスを制御する信号端子を主に示
す図である。この図では電源端子、グランド端子は省略
している。図1の符号101はRAMを内蔵したCPU
であり、符号102はCPUの実行プログラムを内蔵し
たROM、符号103はCPU101からの制御出力信
号を出力するデータ・バス・バッファIC1、符号10
4はCPUへ入力する制御入力信号を入力するデータ・
バス・バッファIC2である。CPU101からはアド
レス・バスとデータ・バスが出力され、アドレス・バス
にはROM102が、データ・バスにはROM102、
バッファIC1、IC2が接続されている。図1に示す
ROMとして、電気的に書き換え可能な、たとえばEE
PROMあるいはフラッシュROMを使用している。
【0021】図1において、この構成がサブ制御基板の
場合、バッファIC1は制御出力を行うラインであり、
バッファIC2は、たとえば、特別図柄制御基板の場
合、画像処理部とのインターフェース、あるいは主制御
基板からの制御コマンドを受信するラインに相当する。
【0022】図1に示したCPU、ROM、バッファI
C1、IC2が制御基板上にハンダ付けされた状態で、
言い換えれば図1に示す相互の接続関係が固定された状
態で、ROMの端子に接続される信号線について説明す
る。
【0023】図示した実施形態における制御基板内のC
PUは、8KbyteのRAMを内蔵し、メイン・クロ
ック60MHz、電源電圧3.3Vで動作し、通常にお
いてはプル・ダウンする端子名ICEMDの入力端子を
備えている。端子ICEMDをHighに設定すること
により、CPUのすべての出力端子がハイ・インピーダ
ンスなり、これにより制御基板上のCPUチップを制御
基板上の他のシステムから切り離すことができるように
なっている。
【0024】CPUのアドレスは、通常、メモリ・アド
レス(MEMORY)とI/Oアドレス(I/O)で内
部的に2つの種類に区分され、データ・バスは、CPU
への読み込む(RD)/CPUからの書き込み(WR)
で、そのデータの方向性が制御される。以下に、この関
係を示す。
【0025】
【表1】
【0026】また、通常、CPUから出力されるアドレ
スの上位ビットを使用(デコード)して、チップ・セレ
クト信号が生成される。このチップ・セレクト信号は、
それぞれのメモリ空間で、対象とするチップ、たとえば
図1のROM、バッファIC1、バッファIC2、のベ
ース・アドレスを決定する。たとえば、ROMのアドレ
ス0がCPUから見た場合、たとえば、00000hと
して特定する。通常においては、このアドレスは、メモ
リ・アドレスかあるいはI/Oアドレスかが区別され
る。
【0027】図1において、CPUの#RD(端子名の
#は信号がLowアクティブであることを示す。)から
出力されてROMの#OEに入力される信号は、アドレ
スがメモリ・アドレスで、CPUに読み込む際にLow
が出力される。ROMの#OEにLow信号が入力され
ると、ROMの出力がイネーブルされてデータ・バスに
アドレス・バスで指定されたアドレスのデータが出力さ
れる。
【0028】CPU101から出力される信号#CE1
は、アドレス・バスの指定がROM102のアドレスを
指定している場合のみLowとなる信号である。この信
号は、ROM102の#CS(チップ・セレクト信号入
力)に接続され、ROMに与えられる他の信号にしたが
ってROMが動作する。
【0029】また、CPU101から出力される信号#
CE2は、アドレスがバッファIC1に設定されたI/
Oアドレスを指している場合にLowになる信号であ
り、この信号はバッファIC1のゲート入力に接続さ
れ、バッファIC1をアクティブとする。同様に、信号
#CE3は、アドレスがバッファIC2に設定されたI
/Oアドレスを指している場合にLowになる信号であ
り、の00020hに割り当てられている場合、アドレ
スがI/Oアドレスの000020hを指している場合
で、CPUへの読み込み時(RD時)にのみ、Lowと
なる。
【0030】なお、バッファIC1を介して出力する場
合、I/O_WR信号を使用するが、その信号線はRO
Mに接続されていないので、またその信号線の信号レベ
ルがROMに接続されている信号ラインに影響を及ぼさ
ないので図では省略している。また、バッファIC2を
使用してデータを入力する場合、I/O_RD信号を使
用する場合もあるが、同様な理由で省略している。
【0031】図1に示す実施形態においては、ROMに
は、CPUからのアドレス・バスとデータ・バス、そし
てROMのチップ・セレクト入力端子#CSとROMの
アウトプット・イネーブル入力端子#OEへの信号ライ
ンが接続されている。そして、そのデータ・バスは、バ
ッファIC2にも接続されている。
【0032】ここで、図1に示すROMに接続されてい
る信号ラインを全てハイ・インピーダンスとすることを
考える。ここで、図のCPUのブロックから出力されて
いる、#RD、#CE1〜#CE3の信号ラインは、C
PUのICEMDのラインがHighになったときに、
ハイ・インピーダンスになるように構成されているもの
と仮定する。この場合、CPUのICEMDの端子をH
ighとすることで、CPUと外部の間を上述したよう
に切り離すことができる。さらに、データ・バスは、バ
ッファIC2にも接続されているので、バッファIC2
のゲート入力#GもHighとして、バッファIC2か
ら出力されるデータ・バスも確実にハイ・インピーダン
スとする。したがって、図1に示す構成の制御基板で
は、CPUの入力ICEMDと、I/Oの入力バッファ
のゲート入力をHighに設定することにより、ROM
の入力端子を確実にハイ・インピーダンスとすることが
できる。
【0033】本発明の実施形態では、この状態で、RO
Mに接続されるパターン上に、およびROM102の書
き込み信号端子#WEにも、レジストされていないラン
ド(パッド)もしくは周囲がレジストされていないスル
ー・ホールを、基板外部から信号入力する入力ポイント
として、符号120の黒丸で示すように設けている。同
様に、CPUの入力端子ICEMD、I/Oの入力バッ
ファのゲート入力#Gについても、基板外部から信号入
力する入力ポイントとして、レジストされていないラン
ド(パッド)もしくは周囲がレジストされていないスル
ー・ホールを、符号121、符号122で示すように設
ける。ROMを、たとえば、24ピンのICとすると、
合計で24+2=26の入力ポイントを設けることで、
供給する電源の+と−、そしてROMに再書込みするた
めに必要な信号を外部から基板に供給することができ
る。
【0034】ここで、従来方法においてはGND(信号
グランド)に接続されていたCPUのICEMDは、本
発明を適用するために、Lowを維持できる適当な値の
抵抗110でグランドに接続しておく。また、入力バッ
ファIC2のゲート入力には、CPUの出力がハイ・イ
ンピーダンスになった際に、Highを維持でき、かつ
CPUの#CE3出力が駆動可能な値の抵抗111でプ
ル・アップして置く。このようにすることで、入力バッ
ファIC2のゲート入力は、CPUの出力を全てハイ・
インピーダンスとすることにより、自動的にHighと
なり、図2に示す冶具によって外部からHighの信号
レベルを加える必要がなくなる。この場合、符号122
で示す、外部からの信号を入力するランド(パッド)も
しくは周囲がレジストされていないスルー・ホールは不
用になる。また、CPUのICEMDには、外部から、
たとえば抵抗110に所定の電流を流すようにして、適
当なHighのレベルに設定することができる。なお、
抵抗110、111を上述したように設けることは、従
来方法による限り、必要ではない。
【0035】図2は、上述したように構成した制御基板
を、一実施形態のROM書き換え用治具にセットした図
であり、一部簡略化した図としている。符号201は基
台であり、図示していないが、制御基板205の基台へ
の位置合わせのためのボスが突出しており、制御基板2
05の位置合わせ用の穴明部をそのボスに対して勘合さ
せて、制御基板205を基台201に固定するように構
成されている。この位置合わせ用の穴明部は、基板を遊
技機に固定取り付けするための穴明部を利用することも
可能である。この基台には、基台の対角線の位置に2本
の支柱203が固定されており、上方の台202には、
この支柱と同径の円柱状の穴が開いており、上下方向に
摺動可能に組み立てられている。上方の台202の内側
には制御基板205に対応させて製作された接触子20
4を有するインターフェース用の基板202’が台20
2に固定取り付けられている。この基板202’には、
制御基板205上に形成された上述したランド(パッ
ド)、あるいはスルー・ホールに対応させた位置に接触
子204が図示するように取り付けられている。基板2
02’に固定された接触子204それぞれの端部(基板
202’の上面に突出している部分)から図示したよう
なケーブル207が引き出され、図示しないROMライ
タに接続される。また図示していないが、基板202’
の上部にROM書き込み様のインターフェース回路基板
を設けることも可能である。また、基板202’上にコ
ネクタを設けて、図示しないROMライタとの間はコネ
クタ接続するように構成することも可能である。この場
合、そのコネクタと接触子との間は、パターン接続され
る。
【0036】図2に示した冶具を使用して、図1に示し
た対策(抵抗110、111およびランド120、12
1)をした制御基板上のROMを書きかえる場合、制御
基板に対して図示していない電源供給用コネクタから制
御基板に電源を供給するも可能であり、また図2に示し
た接触子から供給することも可能である。実施例では、
図2に示した接触子から電源を供給している。また、図
示していないが、接触子が制御基板に完全に接触したこ
とを人間が目視確認した後に、外部から制御基板に出力
する信号ラインをスイッチ操作でアクティブにするよう
に構成している。
【0037】以上に説明したように構成した制御基板に
対して、図2に示した冶具を使用してROMを書き換え
る場合と、従来の構成によるROMを書き換える場合を
比較する。表2は、その比較の1例を示している。
【0038】
【表2】
【0039】なお、制御基板上のROMの周囲は、たと
えば、図3に示す28ピンのEEPROM301のよう
に、ROMの端子に接続されているパターンの途中に、
図2に示すような接触子が互いに配置可能な間隙を有し
て、適当な大きさのランド(パッド)、あるいはスルー
・ホールを設けることが望ましいが、必ずしも必要では
ない。接触子を互いに接触しないように配置可能で、確
実に電気的接触を行うことができれば、幅の広い、レジ
ストされていないパターン部分を設けてもよい。また、
一部をROMや他のICの端子部、端子部のハンダ付け
部分とすることも可能である。またパターン接続する際
に必然的に設けられるスルー・ホールを利用することも
可能である。
【0040】上述した方法で、ROMの書き換えを可能
とする対策を整理すると、(1)電気的に書き換え可能
なROMを選択する。(2)アドレス・バスとデータ・
バスをハイ・インピーダンスとする機能を有するCPU
を選択する。(3)制御基板の外部からのデータを入力
するバッファで、そのバッファの出力がROMのデータ
・バスと接続されているバッファの出力をハイ・インピ
ーダンスとする対策が可能であること。(4)ROMの
書き込み信号入力端子を含み、ROMのNC(非接続)
を除く全ての端子に対して外部から、具体的には基板の
1つの面側で冶具の接触子から、信号を負荷することが
できる対策が施された制御基板の基板構成、が必要とな
る。
【0041】上述した構成を有する制御基板を、図2に
示したような冶具を使用して、所定の形式でROMに信
号を加えることで、外部から印加信号は規定の信号波形
・レベルを維持し、ROMの書き換えが実行される。
【0042】なお、上述した実施形態において、制御基
板上に外部から信号を加えるために、コネクタを使用し
ない方法を取ったが、コネクタを使用することも可能で
ある。コネクタを使用する場合は、追加されるコネクタ
へのパターン設計と追加コネクタの分、コストが上昇す
ることになる。
【0043】本発明の場合は、従来の制御基板設計と比
べて、外部からの信号を受けるためのランドを別途、必
要に応じて設けることが必要になるが、これは、基板設
計費用すなわち初期費用の上昇を招く、しかし制御基板
そのものを製造する上でのコスト上昇を招くことはな
い。
【0044】なお、上述した説明で使用したICEMD
の信号入力を有するCPUは、セイコーエプソン(株)
の型名S1C33S01 C−MOSシングル・チップ
・マイクロ・コンピュータであり、液晶ディスプレイへ
特別図柄を表示する特別図柄表示装置用の制御基板に使
用している。このCPUは、図1に示した#CE1〜#
CE3として使用可能な出力端子を備えている。したが
って、このような構成の制御基板は本発明を適用可能な
制御基板といえる。また、この特別図柄表示装置用の制
御基板は、遊技機の各制御基板あるいは各種の装置の中
でリサイクルが検討されている基板でもある。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
制御基板と、該主制御基板から制御を受ける複数のサブ
制御基板を備えた遊技機において、前記制御基板の1つ
は、電気的に書き換え可能なROMと、信号出力をハイ
・インピーダンスにするHz入力端子を備えるCPU
と、このHz入力端子に外部から信号を加えることを可
能としる回路手段と、上述のROMに接続されるパター
ン上に設けた外部から信号を受けることを可能とするラ
ンドとを備える構成としたので、このHz入力端子にC
PUの信号出力がハイ・インピーダンスとなる信号を制
御基板の外部から印加し、そして外部から上述したラン
ドに信号を印加することにより、制御基板上からROM
を取り外すことをせずに、制御基板上のROMの書き換
えをすることができる。このことは、たとえば遊技機
を、あるいは遊技機の制御基板をリサイクルする場合に
有効に機能することになる。すなわち、新たにROMを
用意することなく、また制御基板上のROMを取り外
し、新たなROMを取りつけることなく、基板上に固定
取付されたROMの内容を更新することができる。
【0046】また、ROMを、ソケットを使用して取り
つけるのではなく、固定取り付け、すなわちハンダ付け
することができるので、ROMとソケットとの間の電気
的接触が環境条件によって劣化することを防止すること
もできる。
【0047】また、書き換える際に専用の冶具が必要に
なるが、この冶具も基板検査用、あるいは動作確認用の
冶具と兼用可能であり、コスト・アップを最小限に押さ
えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した遊技機内の制御基板の接続を
示す図であり、基板にハンダ付け実装されたROMに接
続される信号線の接続関係、およびこれらの信号線のイ
ンピーダンスを制御する信号端子を主に示す図である。
【図2】本発明を適用した制御基板を、ROM書き換え
用治具にセットした図である。
【図3】ROMが28ピンEEPROMの場合におけ
る、ランドの実施例を示す図である。
【図4】遊技機におけるCPUを含む制御基板間の関係
の1例を示すブロック・ダイヤグラムである。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 バッファIC1(出力用) 104 バッファIC2(入力用) 110 プル・ダウン抵抗 111 プル・アップ抵抗 120 基板外部から信号入力する入力ポイント 121 基板外部から信号入力する入力ポイント 122 基板外部から信号入力する入力ポイント 201 冶具の基台 202 基板取り付け台 202’ 接触子を有するインターフェース用基板 203 支柱 204 接触子 205 制御基板 206 ROM 207 ROMライタとの接続ケーブル 301 28ピンEEPROM 302 ランド 402 主制御基板 403〜407 サブ制御基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御基板と、該主制御基板から制御を
    受ける複数のサブ制御基板を備えた遊技機において、前
    記制御基板の1つは、 電気的に書き換え可能なROMで前記サブ制御基板に固
    定取り付けされているROMと、 少なくとも前記ROMと接続するアドレス・ラインとデ
    ータ・ラインを含む信号出力をハイ・インピーダンスに
    制御する第1の入力端子を備えるワンチップCPUと、 前記サブ制御基板の面上に設けた、(イ)前記ROMの
    端子と前記CPUとを接続するパターン上に構成されて
    外部から信号を受けることが可能な第1のランドと、
    (ロ)前記ROMの書き込み入力端子に接続されるパタ
    ーン上に構成されて外部から信号を受けることが可能な
    第2のランドと、(ハ)前記第1の入力端子に接続され
    たパターン上に構成されて外部から信号を受けることが
    可能な第3のランドを含む回路手段とを備え、 前記CPUと前記ROMを接続アドレス・ラインとデー
    タ・ラインを含む信号出力をハイ・インピーダンスに制
    御する信号を前記第3のランドに加えている期間に、前
    記第1と第2のランドに対して、前記サブ制御基板の外
    部から信号を加えることにより、前記ROMの内容を書
    き換え可能とすることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第3のランドに前記CPUから出力
    され前記ROMを駆動するアドレス・ラインとデータ・
    ラインを含む信号出力をハイ・インピーダンスに制御す
    る信号を加えることにより、前記ワンチップCPU以外
    のICに対しても制御信号を出力して、前記ROMに接
    続されるデータ・ラインがハイ・インピーダンスとなる
    ように制御されることを特徴とする請求項1に記載の遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記第1〜3のランドは、外部から加圧
    されて接触する接触子との間で、電気的接触をする構成
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記第3のランドを含む回路手段は、抵
    抗を含んで構成され、外部から信号を受けない場合に、
    前記ワンチップCPUからは、所定のレベルの信号が出
    力されることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 遊技機を構成する制御基板であって、 電気的に書き換え可能なROMで制御基板に固定取り付
    けされているROMと、 前記制御基板上に配置され、少なくとも前記ROMと接
    続するアドレス・ラインとデータ・ラインを含む信号出
    力をハイ・インピーダンスに制御する第1の入力端子を
    備えるワンチップCPUと、 前記制御基板の面上に設けた、(イ)前記ROMの端子
    と前記CPUとを接続するパターン上に構成されて外部
    から信号を受けることが可能な第1のランドと、(ロ)
    前記ROMの書き込み入力端子に接続されるパターン上
    に構成されて外部から信号を受けることが可能な第2の
    ランドと、(ハ)前記第1の入力端子に接続されたパタ
    ーン上に構成されて外部から信号を受けることが可能な
    第3のランドを含む回路手段とを備え、 前記CPUの前記ROMと接続するアドレス・ラインと
    データ・ラインを含む信号出力をハイ・インピーダンス
    に制御する信号を前記第3のランドに加えている期間
    に、前記第1と第2のランドに対して、前記制御基板の
    外部から信号を加えることにより、前記ROMの内容を
    書き換え可能とすることを特徴とする遊技機を構成する
    制御基板。
  6. 【請求項6】 前記第3のランドに前記CPUから出力
    され前記ROMを駆動するアドレス・ラインとデータ・
    ラインを含む信号出力をハイ・インピーダンスに制御す
    る信号を加えることにより、前記ワンチップCPU以外
    のICに対しても制御信号を出力して、前記ROMに接
    続されるデータ・ラインがハイ・インピーダンスとなる
    ように制御されることを特徴とする請求項5に記載の遊
    技機を構成する制御基板。
  7. 【請求項7】 前記第1〜3のランドは、外部からの接
    触から加圧されて接触する接触子との間で、電気的接触
    をする構成を備えることを特徴とする請求項5又は6に
    記載の遊技機を構成する制御基板。
  8. 【請求項8】 前記第3のランドを含む回路手段は、抵
    抗を含んで構成され、外部から信号を受けない場合に、
    前記ワンチップCPUからは、所定のレベルの信号が出
    力されることを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技
    機を構成する制御基板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181279A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Takamasa Kaneshiro 遊技装置
JP2008302036A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機用メモリモジュール

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