JP2003126313A - アイアンのゴルフクラブヘッド - Google Patents

アイアンのゴルフクラブヘッド

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JP2003126313A JP2001327539A JP2001327539A JP2003126313A JP 2003126313 A JP2003126313 A JP 2003126313A JP 2001327539 A JP2001327539 A JP 2001327539A JP 2001327539 A JP2001327539 A JP 2001327539A JP 2003126313 A JP2003126313 A JP 2003126313A
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Harunobu Kusumoto
晴信 楠本
Atsushi Iijima
淳 飯嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はアイアンのゴルフクラブヘッドに関
し、フェース部材の反発力を損なうことなく、フェース
部材を強固にヘッド本体に止着したアイアンのゴルフク
ラブヘッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、ヘッド本体のフ
ェース部に、周縁部に受け部を有する開口部を形成し、
当該受け部でフェース部材を支持し乍ら、フェース部材
の周縁部をアーク溶接を除く溶接方法でヘッド本体に溶
接してフェース部材を開口部に止着したヘッドであっ
て、上記開口部のフェース開口面積(S1)に対する受
け部の受け部面積(S2)の割合(S2/S1)が、
0.6%≦S2/S1≦25%であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイアンのゴルフ
クラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールに対する反発力を利用して打球の
飛距離を確保するため、従来、図9及び図10に示すよ
うにヘッド本体1のフェース部3に設けた凹部5内に、
薄肉なフェース部材7を止着したアイアンのゴルフクラ
ブヘッド(以下、「ヘッド」という)9が知られてい
る。
【0003】而して、従来、この種のヘッドに於けるフ
ェース部材の取付構造としては、凹部内にフェース部材
を嵌め込んでその周縁部と凹部とを溶接具と溶接棒を用
いてアーク溶接したり、凹部内にフェース部材を圧入,
嵌着し、或いはヘッド本体やフェース部材をカシメてフ
ェース部材を凹部内に止着したもの等が知られており、
特開平10−155950号公報にはヘッド本体側をカ
シメると共に、ヘッド本体の凹部内に接着剤を介在させ
てフェース部材を止着したヘッドとその製造方法が開示
されている。
【0004】また、昨今では、凹部内にフェース部材を
嵌着して、フェース部材と凹部の周縁部をレーザー溶接
した取付構造も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、アー
ク溶接によるフェース部材の取付構造にあっては、図1
1に示すようにフェース部材7と凹部5の周縁部間に溶
接ビード11用の隙間を確保し、また、溶接ビード11
の強度が低いため、溶接部位に負担が掛からないように
フェース部材7の周縁部を裏面側から広く支持する受け
部13を設けているのが実情であり、この受け部13が
小さいと、強度が低下して打球時の衝撃で溶接部位が破
損してしまう虞がある。
【0006】しかし、斯様に受け部13を大きくしてし
まうと、フェース部材7が撓む部分(図11中、寸法
L)が短くなるため、フェース部材7の反発係数が小さ
くなってボールが飛ばなくなってしまう欠点があり、ま
た、溶接ビード11が受け部13に沿ってフェース部材
7の裏面側に部分的に流入してフェース部材7が若干浮
き上がるため、フェース部材7と受け部13との間に部
分的に隙間が発生して、打球時に不快な鈍い音が発生し
てしまう虞があった。
【0007】一方、フェース部材を凹部に圧入,嵌着し
たり、ヘッド本体やフェース部材をカシメてフェース部
材を凹部に止着した取付構造にあっても、圧力,カシメ
時に大きな荷重を受けるため、凹部内の受け部を大きく
成形しているのが実情である。このため、同様にフェー
ス部材が微視的に撓む部分が短くなるため、打球感が硬
く、フェース部材の反発係数が小さくなってボールが飛
ばなくなってしまい、また、受け部を小さくすると圧力
やカシメができなかったり、取付状態が不安定となって
強度が低下し、破損し易いものとなってしまう。
【0008】また、既述したように昨今、凹部内にフェ
ース部材を嵌着して、フェース部材と凹部の周縁部をレ
ーザー溶接した取付構造が知られているが、この取付構
造にあっても、未だ凹部内の受け部を大きく成形してそ
の面積を広く確保しているのが実情であり、このため、
フェース部材の高反発係数が見込めないのが実情であっ
た。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、フェース部材の反発力を損なうことなく、フェース
部材をヘッド本体に強固に止着したヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ヘッド本体のフェース部
に、内周に受け部を有する開口部を形成し、当該受け部
でフェース部材を支持し乍ら、フェース部材の周縁部を
アーク溶接を除く溶接方法でヘッド本体に溶接してフェ
ース部材を開口部に止着したヘッドであって、上記開口
部のフェース開口面積(S1)に対する受け部の受け部面
積(S2)の割合(S2/S1)が、0.6%≦S2/S1
≦25%であることを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載のヘッドに於て、開口部のフェース開口面積(S1)を
25.0cm2≦S1≦40.0cm2とし、請求項3に
係る発明は、請求項1または請求項2記載のヘッドに於
て、フェース部材の肉厚(t)を1.5mm≦t≦2.8
mmとしたものである。更にまた、請求項4に係る発明
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のヘッ
ドに於て、受け部が開口部の内周に連続的に設けられて
いることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載のヘッドに於て、受
け部が開口部の内周に複数突設された小突起であること
を特徴としている。
【0012】そして、請求項6に係る発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に記載のヘッドに於て、受
け部とフェース部材との間に合成樹脂層を介在させたこ
とを特徴とする。
【0013】(作用)請求項1に係る発明によれば、レ
ーザー溶接によってフェース部材がヘッド本体に強固に
溶着され、そして、打球時に受け部がフェース部材の周
縁部を裏面側から支持し、フェース部材が十分に撓って
その反発力でボールが遠くへ飛んでいく。
【0014】また、請求項6に係る発明によれば、合成
樹脂層が受け部とフェース部材との間の隙間を埋めて、
従来の如き打球時の不快な鈍い音の発生を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0016】図1及び図2は請求項1乃至請求項4及び
請求項6に係るヘッドの一実施形態を示し、図中、15
はホーゼル部17やフェース部19,ソール部21等が
ステンレスで一体に成形された5番アイアンのヘッド本
体で、フェース部19には、その周縁部を残して貫通孔
(開口部)23がバック部25に亘って設けられてい
る。
【0017】そして、貫通孔23の内周にフェース部1
9と平行に薄肉な受け部27が内方へ連続的に突設され
て、ヘッド本体15のフェース部19側に凹部29が形
成されており、凹部29の周壁30はフェース部19に
対し略直角に形成されている。そして、凹部29内に、
高強度ステンレスからなる薄肉なフェース部材31がフ
ェース部19と面一に止着されて本実施形態に係るヘッ
ド33が形成されており、図1に示すようにフェース部
材31は受け部27によってその周縁部が支持されてい
る。
【0018】而して、本実施形態は、 ヘッド本体15とフェース部材31を、夫々、ステン
レス(17−4PH),高強度ステンレス(カーペンタ
ー455)で製造して、フェース部材31の肉厚を2.
4mmとすると共に、 図3に示す凹部29のフェース開口面積(S1)を32
cm2 ,受け部27の受け部面積(S2)を8.0cm2
として、フェース開口面積(S1)に対する受け部面積
(S2)の割合(S2/S1)を25%に設定し、上記フェ
ース部材31の周縁部をヘッド本体15にレーザー溶接
してこれを凹部29に止着した後、図4の如く受け部2
7とフェース部材31との間にアクリル系の接着剤を注
入,充填して、当該部位に合成樹脂層35を設けたもの
である。
【0019】尚、図3に示すように凹部29のフェース
開口面積(S1)とはフェース部19に開口する凹部29
の開口面積をいい、受け部27の受け部面積(S2)とは
フェース部材31を支持する受け部27の支持面全体の
面積をいい、実質開口面積(S3)はフェース開口面積
(S1)から受け部面積(S2)を引いた値で、フェース部
19に開口する貫通孔23の開口面積に相当する。
【0020】本実施形態に係るヘッド33はこのように
構成されており、当該ヘッド33は以下の如く製造され
る。先ず、従来と同様の方法でヘッド本体15を鋳造
し、そして、フェース部材31を圧延板から切り出して
製造した後、図5の如くフェース部19の凹部29内に
フェース部材31を圧入する。この圧入によって、フェ
ース部材31の周縁部が受け部27によって支持され
る。
【0021】また、図5に示すようにヘッド本体15の
鋳造に当たり、フェース部19には凹部29の周縁部に
沿って予め肉盛部37が形成されており、レーザー溶接
によって凹部29とフェース部材31の周縁部を互いに
溶融してフェース部材31を溶着する際に、フェース部
19に窪みが生ずることがないようになっている。そし
て、この後、図6に示すようにレーザー加工機39によ
って凹部29とフェース部材31の周縁部にレーザービ
ーム41を照射して、受け部27に至る深度で凹部29
の周壁30とフェース部材31の周縁部を溶融,固化す
ることで、フェース部材31が凹部29に溶着される。
そして、溶着後に、受け部27とフェース部材31との
間にアクリル系の接着剤を注入,充填して、図4の如く
当該部位に合成樹脂層35を設け、次いでフェース部1
9を研磨することで、フェース部材31がフェース部1
9と面一に止着されたヘッド33が製造される。
【0022】尚、アクリル系の合成樹脂層35に代えて
これをウレタン系で成形してもよく、その材質は適宜選
択可能であり、また、ヘッド本体やフェース部材の材料
も本実施形態のものに限定されるものではない。本実施
形態に係るヘッド33はこのように構成されているか
ら、当該ヘッド33を装着したアイアンクラブでボール
を打球すると、受け部27がフェース部材31の周縁部
を裏面側から支持し、そして、フェース部材31が撓っ
てその反発力でボールが飛び、また、合成樹脂層35が
受け部27とフェース部材31との間の隙間を埋めて、
従来の如き打球時の不快な鈍い音の発生を防止する。
【0023】そして、表1は、上記ヘッド33(表1の
実施形態1)と、フェース開口面積(S1)に対する受け
部の受け部面積(S2)の割合(S2/S1)やフェース部
材の取付方法を異にした比較例1〜5との反発性,耐久
強度の試験結果を示している。尚、比較例6は図7及び
図8の実施形態に対するもので、比較例6については後
述する。
【表1】 表1に於て、フェース開口面積(S1)と受け部面積(S
2)の単位はcm2 で、TIG溶接(従来法)はアーク溶
接をいう。そして、反発性は反発係数で評価し、 0.800以上 : ◎ 0.780以上0.800未満 : ○ 0.780未満 : × を表し、耐久強度は、クラブ長さ38インチ,ヘッドス
ピード45m/sの条件下でロボット耐久試験を行った
結果で、 5000発 破損せず : ○ 5000発未満で破損 : × を表している。
【0024】而して、この表1から明らかなように、本
実施形態のヘッド33に比し受け部を大きく形成して受
け部面積(S2)の広い比較例1〜3では、受け部によっ
て耐久強度は良好であるものの、図9の従来例で説明し
たようにフェース部材が微視的に撓み難くなるため、打
球感が硬くフェース部材の反発係数が小さくなり、この
結果、ボールの飛距離が本実施形態に比し劣っている。
【0025】また、本実施形態とフェース開口面積(S
1)に対する受け部面積(S2)の割合(S2/S1)を同
じくした比較例4,5にあっては、夫々、アーク溶接や
カシメ方法によってフェース部材をヘッド本体に止着し
た構造上、レーザー溶接による本実施形態に比し耐久強
度が弱いことが明らかとなった。
【0026】これに対し、本実施形態は、比較例1〜3
に比し受け部面積(S2)を小さくして、フェース開口面
積(S1)に対する受け部面積(S2)の割合(S2/S1)
を低下させた結果、フェース部材31が微視的に撓み易
く打球感もソフトになり、また、レーザー溶接を用いた
ことで比較例4,5に比し耐久強度が向上することとな
った。
【0027】而も、本実施形態は、フェース開口面積
(S1)を32cm2 としたことでフェース部材31が撓
み易くなるが、フェース開口面積(S1)が25cm2
下では十分なフェース部材の撓みが得られなくなって反
発性が低下し、一方、フェース開口面積(S1)を40c
2 以上に設定するとヘッド全体が大きくなり過ぎて、
一般的な形状ではヘッドの高さ方向が大きくなり、この
結果、スイートスポットが高くなり過ぎてしまうことが
試験結果で得られた。
【0028】また、本実施形態はフェース部材31の肉
厚を2.4mmとしたが、肉厚が2.8mmを越えてし
まうと、撓み効果の割合が小さくなって高反発が得られ
難くなることが同じく試験結果で得られた。従って、本
実施形態によれば、フェース部材31の反発力を損なう
ことなくフェース部材31をヘッド本体15に強固に止
着することが可能となり、この結果、フェース部材31
の反発性が向上してボールの飛距離が増大すると共に、
十分な耐久強度が得られることとなった。
【0029】また、本実施形態は、受け部27とフェー
ス部材31との間の隙間に合成樹脂層35を設けたた
め、従来の如く打球時に不快な鈍い音が発生することも
ない。ところで、表1で示した実施形態2〜6は、図1
の実施形態に於ける受け部27の突出量を順次減らして
受け部面積(S2)を少なくすることで、フェース開口面
積(S1)に対する受け部面積(S2)の割合(S2/S1)
を減少させたもので、その他の構成は図1の実施形態と
同様であるため、それらの構造説明は省略する。
【0030】而して、これらの実施形態2〜6によって
も、図1の実施形態と同様の耐久強度が得られると共
に、更にフェース部材31が撓み易くなって更に良好な
反発性が得られることとなった。そして、斯かる作用効
果は、試打試験の結果からフェース開口面積(S1)に対
する受け部の受け部面積(S2)の割合(S2/S1)が
0.6%≦S2/S1≦25%であれば、フェース開口
面積(S1)が25.0cm2≦S1≦40.0cm2の範
囲であるとき、また、斯かる条件下でフェース部材の肉
厚が1.5mm≦t≦2.8mmであれば達成すること
が可能である。
【0031】図7及び図8は請求項1乃至請求項3及び
請求項5の一実施形態に係るヘッドを示し、本実施形態
は表1の実施形態7である。以下、本実施形態を図面に
基づいて説明すると、図中、15-1は図1のヘッド本体
15と同様、ホーゼル部17やフェース部19,ソール
部21等がステンレスで一体に成形された5番アイアン
のヘッド本体で、フェース部19には、その周縁部を残
して貫通孔23がバック部に亘って設けられている。
【0032】そして、貫通孔23のトップ,ソール側及
びトゥ,ヒール側の内周に、夫々、1個の小突起形状の
受け部43が突設されており、当該受け部43を介して
フェース部材31がフェース部19と面一に止着されて
本実施形態に係るヘッド45が形成されている。そし
て、図8に示すようにフェース部材31を支持する各受
け部43の支持面47は、フェース部材31に沿った平
面形状とされているが、本実施形態は、 ヘッド本体15-1をヘッド本体15と同一材料で製造
すると共に、 ヘッド本体15-1のフェース開口面積(S1)を32c
2 ,各受け部43の支持面47の面積の総和、即ち、
受け部面積(S2)を0.2cm2 として、フェース開口
面積(S1)に対する受け部面積(S2)の割合(S2/S
1)を0.6%に設定し、 図1の実施形態と同様、フェース部材31の周縁部をヘ
ッド本体15-1にレーザー溶接してこれを止着したもの
である。
【0033】本実施形態に係るヘッド45はこのように
構成されているから、当該ヘッド45を装着したアイア
ンクラブでボールを打球すると、受け部43がフェース
部材31の周縁部を裏面側から4カ所で支持し、そし
て、フェース部材31が微視的に撓ってその反発力でボ
ールが飛ぶこととなるが、本実施形態は、貫通孔23の
内周に突設した4個の小突起からなる受け部43でフェ
ース部材31を支持して、フェース開口面積(S1)に対
する受け部面積(S2)の割合(S2/S1)を0.6%と
したので、図1の実施形態(表1の実施形態1)と同
様、打球時にフェース部材31が微視的に撓って高い反
発性を確保し、より打球感をソフトにすることができる
と共に、レーザー溶接による取付方法で十分な耐久強度
が得られることとなった。
【0034】そして、表1の比較例6は、図7の受け部
43を更に小さく突設することで受け部面積(S2)をを
0.1cm2 として、フェース開口面積(S1)に対する
受け部面積(S2)の割合(S2/S1)を0.3%とした
ものである。而して、この構造によれば、打球時にフェ
ース部材31が微視的に撓って高い反発性を確保するこ
とができる反面、耐久強度は「△」の試験結果となっ
た。
【0035】これは、「5000発で破損しないが、フ
ェース部材を安定的に止着することが難しく製造に手間
がかかる」ことを意味し、因って、本発明の特許請求の
範囲の範囲の対象外である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至請求項
5に係る発明によれば、フェース部材の反発力を損なう
ことなくフェース部材をヘッド本体に強固に止着するこ
とが可能となり、この結果、フェース部材の反発性が向
上してボールの飛距離が増大すると共に、十分な耐久強
度が得られることとなった。
【0037】そして、請求項6に係る発明によれば、受
け部とフェース部材との間の隙間に合成樹脂層を設ける
ことで、打球時に従来の如き不快な鈍い音が発生するこ
とがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項4及び請求項6の一実施形
態に係るヘッドの正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ヘッド本体のフェース開口面積(S1),受け部
面積(S2),実質開口面積(S3)の説明図である。
【図4】図1に示すヘッドの要部拡大断面図である。
【図5】図1に示すヘッドの製造工程図である。
【図6】図1に示すヘッドの製造工程図である。
【図7】請求項1乃至請求項3及び請求項5の一実施形
態に係るヘッドの正面図である。
【図8】図7に示すヘッドの要部拡大断面図である。
【図9】従来のヘッドの正面図である。
【図10】図9に示すヘッドの断面図である。
【図11】ヘッド本体とフェース部材の従来の取付構造
の説明図である。
【符号の説明】
15,15-1 ヘッド本体 19 フェース部 23 貫通孔 27,43 受け部 29 凹部 31 フェース部材 33,45 ヘッド 35 合成樹脂層 39 レーザー加工機 47 支持面 S1 フェース開口面積 S2 受け部面積 S3 実質開口面積

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド本体のフェース部に、内周に受け
    部を有する開口部を形成し、当該受け部でフェース部材
    を支持し乍ら、フェース部材の周縁部をアーク溶接を除
    く溶接方法でヘッド本体に溶接してフェース部材を開口
    部に止着したアイアンのゴルフクラブヘッドであって、 上記開口部のフェース開口面積(S1)に対する受け部の
    受け部面積(S2)の割合(S2/S1)が、 0.6%≦S2/S1≦25% であることを特徴とするアイアンのゴルフクラブヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 開口部のフェース開口面積(S1)が、 25.0cm2≦S1≦40.0cm2 であることを特徴とする請求項1記載のアイアンのゴル
    フクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 フェース部材の肉厚(t)が、 1.5mm≦t≦2.8mm であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    アイアンのゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 受け部は、開口部の内周に連続的に設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載のアイアンのゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】 受け部は、開口部の内周に複数突設され
    た小突起であることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載のアイアンのゴルフクラブヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 受け部とフェース部材との間に、合成樹
    脂層を介在させたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載のアイアンのゴルフクラブヘッ
    ド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100364627C (zh) * 2005-01-24 2008-01-30 楠盛股份有限公司 焊接结合的高尔夫球杆头
US7578754B2 (en) 2006-04-26 2009-08-25 Sri Sports Limited Iron-type gold club head
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