JP2003125897A - 椅子、及び、劇場 - Google Patents

椅子、及び、劇場

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JP2003125897A
JP2003125897A JP2001324322A JP2001324322A JP2003125897A JP 2003125897 A JP2003125897 A JP 2003125897A JP 2001324322 A JP2001324322 A JP 2001324322A JP 2001324322 A JP2001324322 A JP 2001324322A JP 2003125897 A JP2003125897 A JP 2003125897A
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seat
seat surface
seating surface
chair
person
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Koji Ichikawa
功治 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダブルチェアの快適さの保証。 【解決手段】構造本体座面形成部分3と、構造本体座面
形成部分3の後方側で立ち上がる背もたれ部分2とから
構成されている。構造本体座面形成部分3の座面は、第
1座面5と、第1座面5より前方に位置する第2座面7
を有している。第1座面5の横幅は第2座面7の横幅よ
り広いので、第1座面に座る第1者は、第2座面に座る
第2者の身体の両側に両脚を位置づけることができ、第
1者は長時間的に第2者の後方で座り続けることがで
き、ダブルチェアの快適さが保証される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子、及び、音楽
ホール、映画館のような劇場に関し、特に、複数人が同
時的に共有的に用いることができる椅子、及び、劇場に
関する。
【0002】
【従来の技術】二人が空間を共有することができるダブ
ルチェアが知られている。公知のダブルチェアは、若い
カップルが横方向に隣り合って座ることができる椅子で
あり、映画館の内部のような空間で用いられている。
【0003】一人のために与えられる空間領域が狭く限
定される航空機の中では、幼児とその母親が重なるよう
に空間領域を部分的に共有することができれば、狭い空
間をより有効に利用することができる。そのような場
合、快適さが重用視され、特に、快適さが長時間に持続
することが求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、狭い
領域を共有することができる椅子、及び、劇場を提供す
ることにある。本発明の他の課題は、狭い領域を共有す
ることができ、且つ、快適さが長時間に持続することが
できる椅子、及び、劇場を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0006】本発明による椅子は、構造本体座面形成部
分(3)と、構造本体座面形成部分(3)の後方側で立
ち上がる背もたれ部分(2)とから構成されている。構
造本体座面形成部分(3)の座面は、第1座面(5)
と、第1座面(5)より前方に位置する第2座面(7)
を有している。第1座面(5)の横幅は第2座面(7)
の横幅より広いので、第2座面に座る第1者は、第1座
面に座る第2者の身体の両側に両脚を位置づけることが
でき、第1者は長時間的に第2者の後方で座り続けるこ
とができる。全体的な平面形状は、T字形状、扇形状、
台形状のように多様に変形可能である。
【0007】第1座面(5)は、第2座面(7)の両端
線より横方向に延びていて、第1者は両脚の両方を第2
者の身体の一方側の片側又は他方側の片側に位置づける
ことができ、脚の疲れに従って両脚の位置を第2者の身
体に対して変えることができる。
【0008】第2座面(7)のもっとも低い部位は、第
1座面(5)のもっとも高い部位よりも低いことが好ま
しい。このような高低の調整により、第2者の重心位置
は第1者の重心位置よりも低くなり、縦型ダブルチェア
の快適さが保証され、第2者が第1者の視線を遮ること
がなく、後述される劇場用として好適に用いられる。
【0009】第1座面(5)のうちで第2座面(7)よ
り横側にある部分は、より横方向に進むに従って後方に
曲がっている。このような曲がりは、第1者の両脚の開
脚角度をより任意にすることができ、更には、両脚を揃
えて第2者の側方に位置づけることが容易になり、長時
間使用の際に、両脚の疲れを軽減することができる。こ
のような曲がりが与えられる第1座面は、半円形状であ
ることが好ましい。
【0010】第1座面(5)と第2座面(7)の境界領
域には、補助背もたれ(9)が配置されることが好まし
い。補助背もたれ(9)は、第1者の上半身の質量のう
ち第1者にかかる重力に影響する質量を軽減することが
できる。
【0011】構造本体座面形成部分(3)は、後方部分
(3A)と、前方部分(3B)とを備え、後方部分(3
A)は、前方部分(3B)に対して分割され、背もたれ
(2)は後方部分(3A)に一体的であり、第2座面
(7)は前方部分(3B)に属し、第1座面(5)は後
方部分(3A)に属する。このような分割は、1つの椅
子を二人用と一人用に使用することを可能にする。
【0012】本発明による劇場は、第1ゾーンと、第2
ゾーンを含み、第1ゾーンには一人用席が配置され、第
2ゾーンには二人用席が配置される。二人用席として、
既述の本発明による椅子が用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による椅子
の実施の形態は、座面が1つの椅子に2段的に設けられ
ている。その椅子1は、構造本体背もたれ部分2と、構
造本体座面形成部分3とから構成されている。構造本体
座面形成部分3は、構造本体背もたれ部分2に一体的に
形成され得る。構造本体背もたれ部分2の前面には、背
もたれ柔軟構造部分4が形成されている。構造本体座面
形成部分3の後方部分の上面である第1座面5には、第
1座面形成柔軟部分6が一体的に又は着脱自在に形成さ
れている。構造本体座面形成部分3の前方部分の上面で
ある第2座面7には、第2座面形成柔軟部分8が一体的
に又は着脱自在に形成されている。
【0014】第1座面5の横幅は、第2座面の横幅より
広い。第1座面5の両側は、第2座面7の両端より横方
向に延びている。第2座面7のもっとも低い部位は、第
1座面5のもっとも高い部位よりも低いことが好まし
い。第1座面5のうちで第2座面7より横側にある部分
は、より横方向に進むに従って後方に曲がって、曲線又
は曲面10を形成している。第1座面5の横幅が第2座
面7の横幅より広いことは、第1座面5と第2座面7の
前後方向の境界領域で、第1座面5の前方領域の横幅が
第2座面7の後方領域の横幅より広いことを含む。
【0015】第1座面形成柔軟部分6は、弾力性と変形
性に富んでいる。第2座面形成柔軟部分8の弾力性と変
形性は、第1座面形成柔軟部分6の弾力性と変形性より
もそれぞれにより優れている。第1上面5の横幅は、図
2に示されるように、第2上面7の横幅よりも広いこと
が好ましい。第1座面形成柔軟部分6には、第1者(例
示、男性又は母親)の腰部・脚部領域とそれより上方に
ある身体部分の第1重力G1が圧力として作用する。第
2上面7には、第2者(例示、女性又は幼児)の腰部・
脚部領域とそれより上方にある身体部分の第2重力G2
が圧力として作用する。第2座面形成柔軟部分8は、第
2重力を受けて第2者の腰部・脚部の曲面に対応して弾
性的に変形する。その変形により、第2座面形成柔軟部
分8の上面は、断面が横向きのS字形に変形する。
【0016】第2者の上体は、より傾斜して第1者の胸
部領域まで傾倒することは可能である。構造本体背もた
れ部分2はより傾斜するように周知のリクライニング機
構が採用され、その傾倒角度は自由に設定されることが
好ましい。第1者の開脚姿勢により両脚に疲れが生じた
場合には、第1者の閉じた両脚の側方に第2者の胸部側
方が位置づけられ得る。
【0017】図1に示されるように、第2者用の補助背
もたれ9が、固定的に又は着脱自在に配置されることは
好ましい。補助背もたれ9は、それの下端部位の両側端
部が簡素な軸受11に支持されている。補助背もたれ9
は、軸受11の軸心線の周りのある程度の角度範囲で回
転が許容されることが好ましい。補助背もたれ9は、軸
受11に対して渦巻きばねによりその回転が弾力的であ
ることが好ましい。補助背もたれ9と軸受11とは、第
1座面5と第2座面7の境界領域に配置されている。
【0018】一人使用の場合には、補助背もたれ9は除
去されるか、又は、図3に示されるように、第2座面形
成柔軟部分8の上面まで倒されることが好ましい。補助
背もたれ9の前面には、図1に示されるように、補助柔
軟部分12が形成されている。一人使用の場合には、そ
の一人は、図3に示される使用形態ではなく、図4に示
されるように前方側のみを使用する使用形態に変更する
ことができる。構造本体背もたれ部分2を倒すことによ
り、椅子1はシングルベッドに変更され得る。このよう
な縦型ダブルチェアは、特に、家庭内で使用される。
【0019】図5は、本発明による椅子の実施の他の形
態を示している。構造本体座面形成部分3は、構造本体
座面形成後方部分3Aと構造本体座面形成前方部分3B
とに分割されている。構造本体背もたれ部分2と第1座
面形成柔軟部分6とは、構造本体座面形成後方部分3A
に一体に形成されている。第2座面形成柔軟部分8と補
助背もたれ9とは、構造本体座面形成前方部分3Bに一
体に形成されている。構造本体座面形成後方部分3Aの
前方面には、凹面13Aが形成されている。構造本体座
面形成前方部分3Bの後方面には、凹面13Aに密着的
に接合する凸面13Bが形成されている。一人使用の際
には、構造本体座面形成後方部分3Aは、構造本体座面
形成前方部分3Bから離脱し、椅子1は2つの椅子とし
て使用される。
【0020】図6は、本発明による椅子の実施の他の形
態を示している。劇場、映画館のような会館には、A席
ゾーン、B席ゾーンの他に、D席ゾーン(ダブル席ゾー
ン)14が配置されている。D席ゾーン14には、本発
明による椅子の複数が配置される。
【0021】
【発明の効果】本発明による椅子、及び、劇場は、ダブ
ルチェアの快適さを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による椅子の実施の形態を示す
正面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、図1の椅子の他の使用形態示す正面図
である。
【図4】図4は、図1の椅子の更に他の使用形態示す正
面図である。
【図5】図5は、本発明による椅子の実施の他の形態を
示す正面図である。
【図6】図6は、本発明による椅子の実施の別な形態を
示す平面図である。
【符号の説明】
2…背もたれ部分 3…構造本体座面形成部分 5…第1座面 7…第2座面 9…補助背もたれ 3A…後方部分 3B…前方部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造本体座面形成部分と、 前記構造本体座面形成部分の後方側で立ち上がる背もた
    れ部分とを含み、 前記構造本体座面形成部分の座面は、 第1座面と、 前記第1座面より前方に位置する第2座面を有し、 前記第1座面の横幅は前記第2座面の横幅より広い椅
    子。
  2. 【請求項2】前記第1座面は、前記第2座面の両端線よ
    り横方向に延びている請求項1の椅子。
  3. 【請求項3】前記第2座面のもっとも低い部位は、前記
    第1座面のもっとも高い部位よりも低い請求項1又は2
    の椅子。
  4. 【請求項4】前記第1座面のうちで前記第2座面より横
    側にある部分は、より横方向に進むに従って後方に曲が
    っている請求項1〜3から選択される1請求項の椅子。
  5. 【請求項5】前記第1座面と前記第2座面の境界領域に
    は、補助背もたれが配置されている請求項4の椅子。
  6. 【請求項6】前記構造本体座面形成部分は、 後方部分と、 前方部分とを備え、 前記前方部分は、前記後方部分に対して分割され、 前記背もたれは前記後方部分に一体的であり、 前記第2座面は前記前方部分に属し、前記第1座面は前
    記後方部分に属する請求項1の椅子。
  7. 【請求項7】第1ゾーンと、 第2ゾーンを含み、 前記第1ゾーンには一人用席が配置され、 前記第2ゾーンには二人用席が配置され、 前記二人用席は、 構造本体座面形成部分と、 前記構造本体座面形成部分の後方側で立ち上がる背もた
    れ部分とを備え、 前記構造本体座面形成部分の座面は、 第1座面と、 前記第1座面より前方に位置する第2座面を有し、 前記第1座面の横幅は前記第2座面の横幅より広い劇
    場。
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