JP2003125276A - 画像送信機能付きデジタルカメラ - Google Patents

画像送信機能付きデジタルカメラ

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JP2003125276A
JP2003125276A JP2001314098A JP2001314098A JP2003125276A JP 2003125276 A JP2003125276 A JP 2003125276A JP 2001314098 A JP2001314098 A JP 2001314098A JP 2001314098 A JP2001314098 A JP 2001314098A JP 2003125276 A JP2003125276 A JP 2003125276A
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JP2001314098A
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Takahiro Doi
高広 土井
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送先登録用の画像を効率良く撮影し当該画
像を画像転送先情報と効率良く関連付け、転送先選択時
の効率向上が図られた画像送信機能付きデジタルカメラ
の提供。 【解決手段】 携帯電話と通信可能なデジタルカメラ1
であり、変倍光学系を含む撮影光学系と、これを駆動す
る変倍駆動手段(レンズ駆動部3,ズーム部4)と、被写体
に発光するストロボ発光部13と、該発光部の発光モード
を設定する発光モード設定手段(制御手段の一部)と、被
写体像を撮像する撮像手段2と、撮像された画像データ
を記憶する画像記憶手段9と、該記憶手段に記憶の画像
データを該携帯電話を介し転送する転送先データを記憶
する転送先記憶手段11と、当該転送先データと関連付け
られる転送用画像を撮像するモード設定を行なう撮像モ
ード設定手段(制御手段の一部)と、該撮像モード設定手
段により転送用画像の撮像モードが設定された際、上記
変倍駆動手段又は発光モード設定手段の少なくとも一方
を制御するCPU12とを備えた画像送信機能付きデジタ
ルカメラ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を有線ま
たは無線にて制御する電子カメラにおいて、転送先情報
を画像登録する際の登録用画像の撮影方法および、登録
用画像と転送先情報(電話番号など)を関連付けする方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタルカメラに関する技術に
は、広く他の技術分野との組合せを行なった提案がされ
ており、その一例に、携帯電話との組合せで画像送信が
できるものがある。例えば、特開平11−136612
号公報では、撮影した電子画像情報に画像情報の転送先
である固有の指定先情報(例えば、IDナンバー、電話
番号)を関連付けて、画像情報と共に記憶する技術が教
示され、これは、携帯電話などのもつ転送手段と接続す
ることで、記憶していたその画像情報を順次指定した転
送先に容易に自動転送できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の公報
には、画像を転送する際の転送先情報(電話番号など)
を、それと関連した転送先登録用画像にて表示するとは
記載されていない。また、転送先登録用の画像の撮影方
法や、転送先情報(電話番号)と転送先登録用画像とを関
連付けする方法については何ら記載されていない。それ
故、転送先情報として電話番号を転送先登録用の画像と
共に関連させて登録したり表示させることができず、ユ
ーザはその関連する転送先情報を画像情報として瞬時に
イメージすることができないので、情報の転送作業を簡
単かつ快適に行なえない。
【0004】そこで本発明は上記の問題に鑑みてなされ
たもので、転送先登録用の画像を効率良く撮影し、この
画像を画像転送先情報(電話番号など)と効率良く関連付
けることによって、ユーザが転送先を選択する際の効率
を向上させることのできる画像送信機能付きデジタルカ
メラを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明では次のような手段を講じてい
る。即ち第1の態様によれば、携帯情報端末と無線又は
有線によりデータ通信を行なうことが可能な画像送信機
能付きデジタルカメラにおいて、焦点距離を変化させる
変倍光学系を含む撮影光学系と、上記変倍光学系を駆動
する変倍駆動手段と、被写体に向けて発光を行なうスト
ロボ発光手段と、このストロボ発光手段の発光モードを
設定する発光モード設定手段と、被写体像を撮像する撮
像手段と、この撮像手段から出力される画像データを記
憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された
画像データを上記携帯情報端末を介して転送するための
転送先データを記憶する転送先記憶手段と、上記転送先
データと関連付けられる転送用画像を撮像するモードの
設定を行なう撮像モード設定手段と、この撮像モード設
定手段により転送用画像を撮像するモードが設定された
場合に上記変倍駆動手段又は発光モード設定手段の少な
くとも一方を制御する制御手段とを備えたような画像送
信機能付きデジタルカメラを提案する。
【0006】上記制御手段は、上記撮像モード設定手段
により転送用画像撮像モードが設定された場合に、上記
変倍駆動手段を制御して、上記変倍光学系を所定の焦点
距離に変化させるような、上記載のデジタルカメラを提
案する。また、上記変倍駆動手段は、上記変倍光学系を
ワイド側に変倍駆動するような、上記載のデジタルカメ
ラを提案する。さらに、上記制御手段は、上記撮像モー
ド設定手段により転送用画像撮像モードが設定された場
合に、上記発光モード設定手段を制御して、上記ストロ
ボ発光手段の発光モードを赤目軽減モード又はストロボ
発光オフモードに設定させるような、上記載のデジタル
カメラを提案する。なお、転送先登録用の画像撮影時
は、所定の専用の設定にて撮影を行なう。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態としてここで
は、携帯情報端末のうち携帯電話を例にして、この携帯
電話を制御し画像転送を行なうような画像送信機能付き
デジタルカメラについて具体的に説明する。特に本発明
のデジタルカメラでは、画像転送時に、転送先情報(電
話番号)を画像登録する際の転送先登録用画像の撮影方
法や、この転送先登録用画像とその転送先情報(電話番
号)とを関連付ける方法について特徴をもたせている。
【0008】以下、複数の実施形態を挙げて本発明につ
いて詳しく説明する。 (第1実施形態)図1には、本発明に係わるデジタルカ
メラの使用時の状況を概念図で示す。これは、図示しな
いカメラユーザが、デジタルカメラ1(以下「デジカ
メ」と略称)で撮影した風景の画像に所望のメッセージ
を付加して画像表示されている複数の転送先候補の中か
ら所望する転送先を選び出し、携帯情報端末(携帯電話
20)でその画像を、インターネットなどを経由してホ
ームページ(HP)やデータベース(DB)に転送するよう
なシステムを利用している状況を示している。
【0009】このデジカメ1には、少なくとも携帯電話
など所定の携帯情報端末を制御できる機能を有してい
る。また、デジカメ1から携帯電話20への情報転送方
法は複数あり、例えば、ブルートゥース(blue tooth)な
ど近距離無線制御で行なってもよいし、有線で相互接続
して行なってもよく、相互に合致したインターフェース
を有していればよい。
【0010】図2には、第1実施形態におけるデジカメ
1および携帯電話20の利用形態を更に詳しいシステム
構成で示している。即ちこれは、カメラユーザ側のデジ
カメ1と携帯電話20とが比較的近距離にて無線制御で
接続され、電話回線網30を介して送信先のデータ記憶
手段31へ、そのデジカメ1で撮像した被写体40の画
像を送信するような利用形態で利用できるシステムに構
成されている。
【0011】まず、このようなシステム構成と利用形態
でのデジカメ全体の構成を示すと、デジカメ1は次のよ
うな要素で構成されている。すなわち、被写体40を撮
影する撮像手段2と、被写体40を所定の撮像手段2に
結像させるようにピントレンズを合わせる為のレンズ駆
動部3と、ズームレンズの倍率を変更することが可能な
ズーム部4と、デジカメ1から被写体40までの距離を
測定する測距部5と、被写体40の輝度を測定する測光
部6と、撮像した撮像画像や被写体40を表示出力する
表示手段7と、図示しないカメラユーザが手動操作でき
る操作部8を有している。
【0012】また、所望の文字入力操作やモード変更操
作および、携帯電話20との通信操作などが可能なよう
に各種の操作釦とスイッチ(SW:詳細後述)から成る操
作部8と、撮像画像を記憶する画像記憶手段9と、携帯
電話20と近距離無線通信を可能にする例えばブルート
ゥースに準拠する近距離無線通信手段10と、その携帯
電話20からダウンロードした電話番号(アドレス)や転
送先を示す画像データと電話番号が結び付いたデータを
記憶する為の転送先記憶手段11を有している。
【0013】更に、所定の手動操作による操作部8を介
した命令指示でデジカメ1を制御するための制御手段と
して所定の制御プログラムを有するカメラCPU12
と、被写体40にストロボ光を照射するストロボ発光部
13と、このストロボ発光部13が発光する為のエネル
ギーを充電する充電部14と、デジカメ1を駆動するエ
ネルギーを供給する電源部15とをこのデジカメ1は有
している。そして、上記ストロボ発光部13は、充電部
14を介して電源部15から供給される電流を消費して
被写体40へ投光できるので、良好な撮像ができるよう
になっている。
【0014】一方、携帯情報端末である携帯電話20
は、電話番号やメールなどの情報を表示する表示手段2
1と、図示しない電話ユーザ(但しカメラユーザと同一
でも可)が手動操作できる携帯電話10の操作部22
と、電話番号を記憶する転送先記憶手段23と、上記デ
ジカメ1との近距離無線通信をする近距離無線手段24
と、上記電話回線網30と通信する遠距離通信手段25
と、この携帯電話20を制御する電話CPU26と、携
帯電話20を稼動させる為のエネルギーを供給する電源
部27を有して構成されている。
【0015】また、電話回線網30は、携帯電話20の
遠距離通信手段25から画像情報を受信し、送信先のデ
ータ記憶手段(例えばデータベース)31に画像情報を
送信するネットワークを構成し、送信先のデータを記憶
できる送信先用のデータ記憶手段31へアクセス可能に
例えば有線で接続されている。このようなシステム構成
によって、既存の電話回線網30を経由し所望する他の
携帯情報端末へ、デジカメ1で撮った画像データを自由
に転送できるようになっている。
【0016】上述の如く構成されたシステム中では、携
帯電話20がデジカメ1によって適宜制御される。そこ
でここからは、制御プログラムを表わす複数のフローチ
ャートを用いて各システム構成要素の制御動作について
順次説明する。まず図3及び図4には、図2で例示のシ
ステム構成におけるデジカメ全体の動作(カメラシーケ
ンス)がフローチャートで表わされている。
【0017】ステップS1において、操作部8中のパワ
ーSWがオン(ON)状態か否かを判断し(S1)、否(オ
フ(OFF))の場合は、後述するステップS20へ移行す
る。パワーSWがオン状態であれば、ステップS2から
はまず、カメラCPU12内のRAMや各種フラグ類の
初期化が行われ(S2)、停止(STOP)状態になる直前の
ステップS21に至る判断の為の4分タイマ(4分間計
時タイマ)の計時動作をスタートさせる(S3)。
【0018】またステップS4からは、このデジカメ1
の撮影レンズを撮影可能なワイド位置にセットするとい
うワイド(WIDE)処理をさせる(S4)。その後、ストロ
ボ発光部13を発光させる為のエネルギーを充電部14
に充電する(S4a)。
【0019】次にステップS5では、操作部8中のパワ
ーSWの状態を再び判断し(S5)、パワーSWがオン
状態の場合は次ステップS6へ進み、オフ状態の場合は
上述同様にステップS20へ移行する。続いて、ステッ
プS6にて、操作部8中の撮影の為のレリーズSW(不
図示)がオン状態に操作されたか否かを判断する(S
6)。否なら次ステップS7へ進み、オン状態なら撮像
動作のため後述するステップS30へ移行する。
【0020】ステップS7においては、ズーム部4を動
かす為のズームSW(不図示)の状態により、ズーミン
グ動作を行なうか否かを判断する(S7)。オフ状態な
ら次ステップS8へ進み、オン状態なら後述のステップ
S40へ移行する。また、ステップS8においては、操
作部4中のモードSW(不図示)により、モード(例え
ば、表示手段7を常に表示状態にする表示モードか、接
写モードや無限モードなど)を変更するか否かを判断す
る(S8)。否の場合は次ステップS9へ進み、モード
SWがオン状態でモード変更のためにステップS41へ
移行する。
【0021】更にステップS9においては、撮影した画
像画像を表示するか否かを、画面表示SW(不図示)の
状態により判断する(S9)。オフ状態なら次ステップ
S10へ進み、オン状態ならステップS42へ移行す
る。また、ステップS10において、撮影した画像コマ
のアップとダウンの選択を判断する(S10)。これ
は、操作部8中の画像アップ/ダウンSW(不図示)に
よって選択される。アップ/ダウンSWがオフ状態では
次ステップS11へ進み、オン状態ではステップS43
へ移行する。
【0022】続く図4中のステップS11においては、
画像表示時間10秒が経過したか否かを、10Sタイマ
(10秒間計時タイマ)に基づいて判断する(S1
1)。まだ10秒経過していないならば次ステップS1
2へ進み、経過すると後述のステップS46へ移行す
る。また、ステップS12においては、携帯電話20を
介して画像を転送するか判断する(S12)。これは、
画像転送モードSW(不図示)がオン状態か否かで判断
する。否なら次ステップS13へ進み、オン状態ならス
テップS48へ移行する。
【0023】ステップS13においては、画像データに
メッセージ入力をするか否かを判断する。ここでは操作
部8のメッセージ入力SW(不図示)により判定する
(S13)。オン状態なら後述のステップS49(画像
選択済み判断)へ移行するが、オフ状態なら次ステップ
S14へ進んで、転送先を画像登録するかを判断する。
ここでは、操作部8の転送先画像登録SW(不図示)の
オン/オフ状態で判断する(S14)。オフ状態なら次
ステップS15へ進み、オン状態なら転送先画像登録す
る為のステップS53へ移行する。
【0024】ステップS15において、カメラの動作を
終了するか否かを判断する(S15)。これは、4分タ
イマで判断する。4分経過ならステップS60へ移行
し、未経過ならステップS1へ戻る。ステップS20か
らはまず、撮影レンズをカメラ本体に収納できるように
ズーム駆動対象部位を沈胴収納状態にする(S20)。
その後、表示手段7の表示回路をオフ状態にし(S2
1)、CPU12の動作を停止状態にする(S22)。
尚ここで「停止状態」になるという事は、不図示の発振
子が停止状態であるという事である。操作部8のパワー
SWやズームSW、モードSWを押すことで先頭ステッ
プS1へ戻る。
【0025】ステップS30からは、撮像手段2の電源
回路をオンにし、撮影可能状態にする(S30)。被写
体40までの距離を、測距部5を用いて測距し、測光部
6により明るさを測光する(S31)。測距結果に基づ
いてフォーカスレンズをレンズ駆動部3にて制御し移動
させて、フォーカスの補正を行なう(S32)。また測
光結果に基づいて、撮像手段2にて撮像時間を決めて撮
像する。そして、信号処理された撮像信号をカメラCP
U12へ転送する(S33)。但し、欠陥画素補正やホ
ワイトバランスの調整も行なう。撮影した画像をカメラ
CPU12にて、JPEG方式でデータ圧縮した後、画
像記憶手段9に書き込む(S34)。ステップS35に
て、撮影したコマ数のカウントアップを行なう(S3
5)。撮像した画像を画像記憶手段5よりカメラCPU
12に読み出し、表示手段3に映し出す(S36)。そ
の後、ステップS7へ移行する。
【0026】ステップS40では、操作部8中の画像ア
ップ/ダウンSW(不図示)によりズーミング駆動する
(S40)。詳しくは、アップSWがオン状態でズーム
アップし、ダウンSWがオン状態でズームダウンする。
ズーム部4で撮影用ズームレンズを駆動し、上記SWに
連動する釦を押し続けた状態にて、アップではテレ(TEL
E:望遠)、ダウンではワイド(WIDE:広角)のそれぞれの
所定位置でそのズームレンズが停止するように設定され
ている。その後、ステップS44へ移行する。
【0027】ステップS41では、デジカメ1に設定さ
れているモードを変更し(S41)、その後はステップ
S44へ移行する。例えばモードには、近い被写体を撮
影する接写モードや、山などを写す際に用いる無限モー
ドなどがある。ステップS42では、撮像手段2で撮影
した画像を表示手段7に表示するという画像表示処理を
行なう(S42)。その後、ステップS44へ移行す
る。ステップS43では、現状表示手段7に表示してい
る画像データの1つ前のもの又は1つ後のものを表示す
る(S43)。つまり、画像アップSWがオンで1つ後
の画像を、画像ダウンSWオンで1つ前の画像を表示手
段7に表示する。
【0028】ステップS44からはまず、ストップ状態
S21に入るまでの4分タイマを再スタートさせ(S4
4)、画像表示用の10Sタイマを再スタートさせる
(S45)。その後、ステップS11へ移行する。ステ
ップS46からは、表示手段7の表示回路をオフ状態に
し(S46)、ここで、画像表示用の10Sタイマの計
時をストップさせる(S47)。その後はステップS1
2へ移行する。
【0029】ステップS48においては、撮像手段2に
よって撮像した画像記憶手段9に記憶されていた画像デ
ータを、携帯電話20から電話回線網30を経由して、
送信先31のデータ記憶手段31へ転送するというルー
チン「画像転送処理」コールして実行する(S48)
(詳細は図5を参照)。その後は、ステップS13へ移
行する。
【0030】ステップS49においては、撮影した画像
を選択されたか否かを判断する(S49)。選択済みな
らばそのままステップS51へ移行し、まだ未選択なら
ば次ステップS50へ進み、転送する画像を選択処理す
る。即ち、あらかじめ、撮像しておいた画像データを画
像記憶手段9より読み出して表示手段7に表示する。画
像アップ・ダウンSWにより、目的の画像をスクロール
しながら探し出し、表示させる(S50)。
【0031】ステップS51では、ルーチン「メッセー
ジ入力処理」をコールして入力を行なう(S51)。例
えば、画像データを選択し、その画像上にメッセージを
入力する(詳細は図8を参照)。その後は、ステップS
44へ戻る。また、ステップS53においては、撮像し
た画像を転送する際の転送先を表わす画像(例えば、顔
やイメージしやすい絵柄)と関連させて記憶させるルー
チン「転送先画像登録」をコールする(S53)(詳細
は図17を参照)。その後は同様に、ステップS44へ
戻る。
【0032】ステップS60からはまず、ズーム部4を
ワイドの状態にして(S60)、表示手段7の表示回路
をオフすると(S61)、カメラCPU12の動作を停
止状態にする(S62)。前述した如く、停止状態にな
るということは発振子(不図示)が停止状態であるという
事であるが、操作部8のパワーSWやズームSW、モー
ドSWを操作することで、ステップS1へ復帰すること
ができる。
【0033】上述したデジカメ1の制御について図5を
用いてルーチン「画像転送処理」(図4中のステップS
48を参照)を更に詳しく説明する。ステップS100
からはまず、カメラCPU12内のRAMやフラグ類が
画像転送処理用に初期化される(S100)。また、当
該処理を終わらせるか否かを判断する為の携帯電話(通
信装置)20とのコネクション確立用の第1のタイマ
(「タイマ1」と称す)と、処理シーケンスがタイムオ
ーバー(時間超過)しないか否かを判断する為のモニタ
用のタイマ2との計時動作をスタートさせる(S10
1)。その後、このカメラ自身のIPアドレスを表示す
る(S102)。
【0034】ステップS103において、携帯電話20
などの通信装置とのコネクションの確立を試みる(S1
03)。これは、デジタルカメラ1の近距離無線通信手
段10と携帯電話20の近距離通信無線手段24との間
で行われる。ここで、携帯電話20に無線で信号が送ら
れる(T1:携帯電話との通信)。尚、ここでは無線方
式(ブルートゥースやIRDA(シリアル赤外通信))を
例示するが、有線方式でもよい。
【0035】ステップS104においては、携帯電話2
0からコネクションの確立ができたか否かを、受信(T
2:携帯電話との通信)待機する(S104)。ここで
通信コネクションが確立するとステップS114へ移行
するが、コネクション未確立では次ステップS112へ
移行し、タイマ1がカウントアップしたか(即ち、通信
コネクションが失敗したか)否かを判断する(S11
2)。否であれば再びステップS104に戻る。タイマ
1がタイムアップ(時間超過)すると、表示手段7に
「コネクション失敗」を表示し(S113)、後述する
ステップS140へ移行する。
【0036】ステップS114からは、まず携帯電話2
0との通信コネクションが成功したことを表示手段7に
表示し(S114)、通信相手であるその携帯電話20
のIPアドレスを表示する(S115)。
【0037】ステップS120において、携帯電話20
から、電話番号をデジカメ1の転送先記憶手段11に近
距離通信手段10,24を用いてダウンロードする(S
120)。この後は、ダウンロードしたその電話番号
で、新規にダウンロードされたものの転送時選択回数の
初期化をする(S121)。この転送時選択回数は、後
述するステップS131での「転送先選択処理」の新規
の転送先情報を選択画面の始めに表示する設定で使用す
る。
【0038】ステップS122からはまず、デジカメ1
で撮像した画像データから目的の画像を選択する(S1
22)。ここでは、操作部8の画像選択SW(不図示)で
選択判断する。オン時はステップS130へ移行する
が、オフ時は次ステップS123へそのまま進んで、画
像データの転送先を選択する(S123)。ここでは、
操作部8の転送先SW(不図示)により判断する。オン時
はステップS131へ移行し、オフ時には次ステップS
124へ進んで、画像情報の転送実行を決定する(S1
24)。ここでは、操作部8の転送決定SW(不図示)
により選択する。転送選択時は、ステップS133へ移
行し、未選択時は次ステップS125へ移行し、画像転
送モード状態になっているか否かを判断する(S12
5)。画像転送モード状態ならば、ステップS135へ
移行するが、画像転送モードでなくなれば、ステップS
140の終了処理へ移行することになる。
【0039】上記ステップS130においては、転送し
ようとする画像を選択処理する為の画像選択処理を行な
う(S130)。ここでは、デジカメ1であらかじめ撮
像しておいた画像データを表示する。また、図3中のス
テップS51のルーチン「メッセージ入力処理」を実行
すれば所望のメッセージが既に付加された画像データと
なっている。よって、メッセージ付きの画像に加工した
い場合は図4中のステップS51で処理する。そして、
画像アップ/ダウンSWにより、目的の画像をスクロー
ルしながら探し出して表示させる。ステップS131で
は、撮像した画像の転送先を選択する為のルーチン「転
送先選択処理」をコールして実行し(S131)(後述
詳細、図14を参照)、その後、ステップS132に
て、画像転送表示処理を継続させる為のシーケンスがタ
イムオーバーしないかを判断する為のモニタ用の第2の
タイマ(「タイマ2」と称す)を再スタートさせる(S
132)。その後は、ステップS124へ移行する。
【0040】またステップS133からは、デジカメ内
にあり、上記ステップS130で選択された転送する画
像データを上記ステップS131で選択された転送先
へ、携帯電話20を用いて転送処理をする(T4:携帯
電話との通信)(S133)。その後、画像転送表示処
理を継続させる為のシーケンスがタイムオーバーしない
か判断する為のモニタ用のタイマ2を再スタートさせる
(S134)。その後は、ステップS125へ移行す
る。
【0041】ステップS135からはまず、タイマ2が
カウントアップしたか否かを判断する(S135)。否
の場合はステップS120へ戻るが、カウントアップし
たらシーケンスがタイムオーバーしたと判断し、次ステ
ップS140へ移行して、携帯電話20との通信をオフ
状態にしたければ、デジカメ側の通信回路をオフする
(S140)(T3:携帯電話との通信)。更に表示手
段7の表示回路をオフした後(S141)、リターンす
る。
【0042】次に、図6および図11〜図13に基づい
て携帯電話側の「画像転送処理」シーケンスについて説
明する。デジタルカメラ1から携帯電話20へ通信コネ
クション要求があると、以下の図6のフローチャートに
表わすような携帯電話シーケンスがスタートする。
【0043】ステップS200からはまず、電話CPU
26内のRAMや各フラグ類が画像転送処理用に初期化
される(S200)。続いて、デジカメ1との画像転送
表示処理を継続させる為のシーケンスがタイムオーバー
しないか否かを判断するモニタ用のタイマ2をスタート
させる(S201)。そして、携帯電話20の表示手段
21をオン状態にする(S202)。ステップS210
では、デジカメ1と携帯電話20の通信コネクションが
確立済みかを判断する(S210)。未確立ならば次ス
テップS211へ進み、確立済みならばステップS24
0へ移行する。
【0044】ステップS211においては、携帯電話2
0にデジカメ1のIPアドレスが登録されているか電話
CPU26で判断する(S211)。登録していたら次
ステップS212へ移行するが、未登録ならばステップ
S220へ移行する。ステップS212では、デジカメ
1と通信コネクションが確立したことを表示手段25に
表示する(S212)。このとき、図11に例示の様な
ガイド文字か、図12,図13に例示のようなガイド記
号やイラストを表示してもよい。
【0045】ステップS213からは、デジカメ1に通
信コネクションが成功したことを転送する。(T2:デ
ジカメとの通信)(S213)。そして、通信中のデジ
カメ1のIPアドレスを表示する(S214)。その
後、ステップS230へ移行する。ステップS220か
らは、通信コネクションが失敗したことを表示手段21
に表示する(S220)。同時に、通信中のデジカメ1
のIPアドレスを表示する(S221)。
【0046】ステップS222にて、デジカメ1のIP
アドレスを登録し、携帯電話20との通信を可能にする
か否かを判断する(S222)。ここでは操作部22の
IP登録SW(不図示)の状態で判断する。このIPア
ドレスを登録するならばステップS223へ移行し、未
登録ならば後述のステップS240へ移行する。
【0047】ステップS230において、デジカメ1か
ら撮像した画像のデータ記憶手段31への転送要求があ
ったか否かを判断する(S230)(T4:デジカメと
の通信)。否の場合はステップS240へ移行し、通信
要求有りの場合は次ステップS231へ進み、デジカメ
1から画像記憶手段9に格納されているメッセージの付
いた画像データと所定のカメラ情報をカメラCPU12
と近距離無線手段10を経由して、この携帯電話側へ取
り込む(S231)。
【0048】その後、ステップS232にて、携帯電話
20から電話回線網30を経由してデータ記憶手段31
にメッセージを付加した画像を送信する(T5:データ
記憶手段(DB)31との通信)。尚、この通信について
は後で詳説する。さらに、ステップS233にて、デジ
カメ1との画像転送表示処理を継続させる為のシーケン
スがタイムオーバーしないか否かを判断する為のモニタ
用のタイマ2を再スタートさせる(S233)。この
後、次ステップS240へ進む。
【0049】ステップS240においては、デジカメ1
から通信要求があるか否かを判断する(S240)(T
3:デジカメとの通信)。何らの要求も無い場合は、一
連の処理シーケンスを終了する(S250)。要求が有
った場合は、ステップS241にて、タイマ2がカウン
トアップしたか否かを判断し(S241)、まだカウン
トアップしていなければ、前述のステップS210へ移
行するが、カウントアップした場合は、一連の処理シー
ケンスをここで終了する(S250)。
【0050】次に、図7に基づきデータ記憶手段31側
のデータベース(DB)シーケンスについて説明する。携
帯電話20から電話回線網30を経由してデータ記憶手
段31にメッセージの付いた画像が送信されるとステッ
プS300以降から、まずステップS301にて、所定
の初期化を行なう(S301)。ステップS310で
は、携帯電話20のアドレスがデータ記憶手段31に登
録されているか否かを判断する(S310)。未登録時
は次ステップS320へ進むが、登録済みならばステッ
プS330へ移行する。
【0051】ステップS320では、データ記憶手段3
1に送信した携帯電話20のアドレスNo.(電話番号)
で、データベースのディレクトリを作成する(S32
0)。ステップS321にて携帯電話20側のアドレス
No.を登録する(S321)。 ステップS330に
おいて、画像データの登録要求の有無を判断する(S3
30)。登録要求有りの場合は次ステップS331へ進
み、要求無しの場合はステップS333へ移行する。
【0052】ステップS331では、携帯電話20から
のメッセージの付加された画像データや撮影日時のデー
タを保存する(S331)。ステップS332では、携
帯電話20が指定した相手のアドレス(電話番号)に画像
データが転送された事を通知する(S332)。ステッ
プS333にて、データ記憶手段31の処理が終了した
ことを携帯電話20に発信する(S333)。
【0053】このように適宜制御することで、デジカメ
1の使用者が撮影した画像データを送りたい相手にデー
タ記憶手段31を介して転送することが可能となる。
【0054】図8のフローチャートと図9(a),
(b)の画像例に基づいて、「メッセージ入力処理」に
ついての説明する。ステップS401において、まず初
期化を行なうと共に、処理シーケンスがタイムオーバー
しないか否かを判断する為のモニタ用のタイマをスター
トさせる(S401)。
【0055】ステップS402においては、操作部22
の文字入力SW(不図示)のオン/オフ状態を判断する
(S402)。文字入力SWがオフ状態なら次ステップ
S403へ進み、オン状態ならステップS410へ移行
する。ステップS403では、操作部22の文字位置変
更SW(不図示)が入力されたかを判断する(S40
3)。文字位置変更SWがオフ状態なら次ステップS4
04へ進み、オン状態ならステップS420へ移行す
る。
【0056】ステップS404では、メッセージ入力モ
ードが解除されたか否かを判断する(S404)。これ
は、操作部22のメッセージ入力モードSW(不図示)
の状態により判断する。モードオフならばステップS4
06へ移行してリターンする。ステップS405におい
ては、タイマがカウントアップしたか否かを判断する
(S405)。否ならばステップS402に戻るが、カ
ウントアップ済みならばステップS406へ移行してリ
ターンする。
【0057】ステップS410からは、文字入力処理を
行なう。ここでは、あらかじめ画像選択された画像上に
メッセージを入力する処理を行なう(S410)。メッ
セージは図9(a)の如くに文字入力される。但し、こ
の文字はカラーであってもよいし、文字数を減らす為に
絵文字であってもよい。尚、ここで入力されたメッセー
ジデータは、画像加工する為の領域に画像記憶手段9の
画像と関連付けられて保存される。そして、タイマによ
る計時を再スタートさせる(S411)。その後は、ス
テップS403へ移行する。
【0058】ステップS420からは、入力した文字の
位置を変更する処理を行なう。例えば図9(b)の如く
に位置変更されたデータは、その画像加工する為の領域
に画像記憶手段9の画像と関連付けられて保存される
(S420)。そして、タイマを再スタートさせる(S
421)。その後は、ステップS404へ移行する。
【0059】このように適宜制御することにより、図9
(a)のような下位置にあった文字列を、図9(b)の
ように上位置に移動させることが可能となる。また同様
にして、図10(a)のような横方向文字列を、図10
(b)のように縦方向文字列に変更させることも可能と
なる。
【0060】図14(a)〜(d)、図15及び図16
を参照して画像の転送先選択処理(図5中のS131)
について説明する。ここでは特に使用頻度の高い転送先
を表示する一例として5つの転送先(アドレス)が表示
された場合を説明する。フローチャート図14(a)の
ステップS500においてはまず、当処理に関するRA
Mデータの初期化とシーケンスがタイムオーバーしない
かモニタ用のタイマ計時を開始させる(S500)。
【0061】ステップS501においては、携帯電話2
0の転送先記憶手段23より、電話CPU26から近距
離通信手段24を経由して入手していた通信相手のアド
レスについて、デジカメ1が転送先として選択した回数
データを転送先記憶手段11から読み出す(S50
1)。アドレスデータには図14(b)に示す画像のよ
うに、転送回数データが付属されて記憶されている。
【0062】ステップS502においては、アドレスデ
ータを転送回数の多い順番に整列する(S502)。例
えば、画像図14(b)のデータが画像図14(c)の
データの様に、転送回数の多い順番(選択回数の多い順
番)に並び替えられる。ステップS510においては、
画像データを転送する電話番号(アドレス)の候補を表示
手段7に表示する(S510)。例えば、上記ステップ
S502で並び替えたデータの順番に通信相手のアドレ
スを表示する(S502)(参照、画像図14
(d))。
【0063】ステップS520においては、通信相手の
電話番号(アドレス)を選択する(S520)。すなわ
ち、図14(d)中の画面から1の電話番号(アドレス)
を選択した際はステップS521へ移行する。同じく、
同画面中から2の電話番号(アドレス)を選択した際はス
テップS523へ、同画面中から3の電話番号(アドレ
ス)を選択した際はステップS525へ、同画面中から
4の電話番号(アドレス)を選択した際はステップS52
7へ、同画面中から5の電話番号(アドレス)を選択した
際はステップS529へ、それぞれ移行する。また、非
選択時にはステップS540へ移行する。
【0064】尚、選択時の表示は図15のように画面全
体に画像を転送しようとする相手の名前を表示してもよ
い。また、図16のように転送画像データの表示の端部
に、所望の転送先画像を図示の如く表示してもよい。さ
らに、図20(a),(b)でも例示する通り、あらか
じめ登録しておいた相手の顔画像(絵柄)に関連させた
アドレス(転送先アドレス)を付加した形態で表示し
て、図15又は図16のように関連表示してもよい。
【0065】ステップS521からは、アドレス「TA
RO」の選択カウンタを1インクリメントする(S52
1)。その後、転送先アドレスとして「TARO」を設
定する(S522)。この後、ステップS542へ移行
して処理を終了する。ステップS523からは、アドレ
ス「JIRO」の選択カウンタを1インクリメントする
(S523)。その後、転送先アドレスとして「JIR
O」を設定する(S524)。この後は、ステップS5
42へ移行して処理を終了する。ステップS525から
は、アドレス「HANAKO」の選択カウンタを1つイ
ンクリメントする(S525)。その後、転送先アドレ
スとして「HANAKO」を設定する(S526)。こ
の後は、ステップS542へ移行して処理を終了する。
【0066】ステップS527からは、アドレス「JU
N」の選択カウンタを1つインクリメントする(S52
7)。その後、転送先アドレスとして「JUN」を設定
する(S528)。この後は、ステップS542へ移行
して処理を終了する。ステップS529からは、アドレ
ス「ICHIRO」の選択カウンタを1つインクリメン
トする(S529)。その後、転送先アドレスとして
「ICHIRO」を設定する(S530)。この後は、
ステップS542へ移行して処理を終了する。
【0067】ステップS540においては、転送選択モ
ードであるか判断する(S540)。操作部8の転送選
択モードSW(不図示)がオフされたら、ステップS5
42へ移行する。オン状態中ならば、ステップS541
へ移行する。ステップS541においては、タイマがカ
ウントアップしたか否かを判断する(S541)。カウ
ントアップ時はステップS542で終了する。未カウン
トアップ時は、ステップS510へ移行して処理を続行
する。
【0068】ここまで例示した実施形態では、画面中に
1〜5までの5つの選択肢が表示されたときの選択例を
例示したが、これ以上の選択肢がある場合は、スクロー
ルSWでアドレスをスクロールさせてもよい。
【0069】ここで、第1実施形態の一特徴として、図
4中のステップS53でコールされるルーチン「転送先
画像登録処理」(即ち、転送先の例えば顔などを画像デ
ータとして撮影し、転送先のアドレスデータと関連付け
登録する処理)について、図17のフローチャートに沿
って説明する。
【0070】本発明では、転送先登録用の画像撮影時
は、専用の設定形態にて撮影を行なう。ここでは、一特
徴として、アドレス設定後に画像撮影する場合に、撮影
モードを特に「自動設定」する例について示す。まずス
テップS601にて、所定の初期化処理と共に、関連す
るRAMが初期化される。また、処理シーケンスがタイ
ムオーバーしないかをモニタする為のタイマをスタート
させる(S601)。
【0071】ステップS602においては、携帯電話2
0からアドレスデータをダウンロードするか否かを判断
する。ここでは操作部8のアドレスダウンロード選択S
W(不図示)の状態により判断する(S602)。ダウ
ンロードしない場合は次ステップS603へ進み、ダウ
ンロードする場合はステップS640へ移行する。ステ
ップS603にて、操作者がアドレスを手入力するか否
かを判断する。ここでは操作部8のアドレス手入力選択
SW(不図示)の状態により判断する(S603)。手
入力されるとステップS642へ移行する。手入力され
なければ、次ステップS604にて、デジカメ1の転送
先記憶手段11に記憶されているアドレスデータを使用
できる設定を行なう(S604)。
【0072】ステップS605においては、アドレスデ
ータ一覧を、表示手段7に図18の如くに表示する(S
605)。その後、転送先画像登録モードか否かを判断
する。操作部8の転送先画像登録モードSW(不図示)
によりこのモードが選択される(S606)。オンのま
まならステップS607へ進み、オフならステップS6
61へ移行する。またステップS607では、タイマが
カウントアップしたか否か(即ちシーケンスがタイムオ
ーバーしたか)判断し(S607)、オーバーしたらス
テップS661へ移行する。
【0073】次ステップS608にて、現在表示されて
いるアドレスを転送先画像登録のアドレスとして決定す
るか否か判断する。これは操作部8のアドレス決定SW
(不図示)により選択する(S608)。アドレス決定
ならば、アドレスデータをカメラCPU12のRAM中
にそのアドレスを記憶して、ステップS610へ進む。
この時の表示形態は図19(a)のようになる。決定さ
れなければ前述のステップS602へ戻る。
【0074】ここでステップS610において、モニタ
用のタイマを再スタートさせる(S610)。その後
は、ズーム部4をワイド位置に設定し(S611)、撮
像時にストロボ発光部13を用いて赤目防止の為、例え
ば24Hzの連続プリ発光処理を行なう設定にする(S
612)。
【0075】ステップS620においては、転送先画像
登録用の撮影が済んでいるか否かを判断する(S62
0)。撮影済みの場合は次ステップS621へ進み、未
撮影時はステップS622へ移行する。ステップS62
1にて、撮影済みの転送先画像を表示し、更にアドレス
を一緒に表示する(S621)(図20(b)を参
照)。
【0076】ステップS622においては、転送先画像
を撮影するか否かを判断する。ここでは操作部8のレリ
ーズSW(不図示)のオン/オフ状態で判断する(S6
22)。オフで次ステップS623へ、オンならばステ
ップS644へ移行する。
【0077】ステップS623においては、転送先画像
登録モードか判断する。これは操作部8の転送先画像登
録モードSW(不図示)により選択される(S62
3)。オンのままなら次ステップS624へ、オフなら
ばステップS661へ移行する。また、タイマがカウン
トアップしたか否か(即ちシーケンスがタイムオーバー
したか)判断し(S624)、オーバーしたらステップ
S660へ移行する。ステップS625では、現在表示
されている画像データを転送先画像登録の対象として決
定するか否かを判断する。これは操作部8の転送先画像
登録決定SW(不図示)により選択される(S62
5)。決定ならばステップS660へ移行するが、決定
でなければステップS620へ戻る。
【0078】ステップS640からは、携帯電話20と
の通信コネクションを行ない(S640)、携帯電話2
0の転送先記憶手段23から転送先アドレスをダウンロ
ードする(S641)。その後、ステップS643へ移
行する。ステップS642では、転送先アドレスを、デ
ジカメ1を操作している操作者が手入力処理をする。転
送相手の名前とアドレスを手入力すると、表示手段7に
は図19(b)のような表示形態で表示される(S64
2)。ステップS643において、モニタ用のタイマを
再スタートさせ(S643)、ステップS605へ移行
する。
【0079】ステップS644からは、測距・測光制御
を行なった後、ピント合わせをし、また測光結果に基づ
き、撮像手段2にて撮像時間を決め撮像する。そして信
号処理された撮像信号をCPU12へ転送する(S64
4)。尚、必要に応じて欠陥画素補正やホワイトバラン
スも行なう。ここでまた、モニタ用のタイマを再スター
トさせる(S645)。その後はステップS623へ移
行する。
【0080】ステップS660からは、上記ステップS
608で決定したアドレスデータと、上記ステップS6
25で決定した画像データを関連付けて、転送先記憶手
段11に記憶する(S660)。この時の表示手段7へ
の表示は、図20(a)の表示状態から図20(b)の
表示状態のように変化し、画像の下段に転送先の名前と
アドレスが表示出力された状態となる。その後は、表示
手段7をオフして、画像表示を消し(S661)、リタ
ーンする。
【0081】このように第1実施形態によれば、例え
ば、転送先の画像登録をする際の画像の撮影時には自動
的にズームがワイド位置になり、ストロボを赤目防止モ
ードに設定して撮影することになる。人物を転送先画像
として登録する場合は、構図変更の必要がなく、赤目に
ならない画像を撮影することを簡単に手早く行なうこと
ができるようになる。
【0082】上述の第1実施形態は次のように変形実施
してもよい。第1実施形態では、表示手段7への表示
を、図20(b)のように転送先の名前とアドレスと画
像が表示されたものとなっているが、見やすいように例
えば、図20(a)の如くに画像表示だけでもよい。
【0083】このように変形実施することで、画像を中
心に表示する故に、ユーザは画像での認識がしやすくな
る。尚、上述の第1実施形態は、転送先の画像登録をす
る際の撮影時には自動的にズーミング機構をワイド位置
に設定し、ストロボを赤目防止モードに設定したが、い
ずれか一方の設定としてもよい。
【0084】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について説明する。但しここからは、前述の第1実
施形態と異なる処について主に述べる。この第2実施形
態の特徴は、アドレス設定後に画像撮影する。また、そ
の為の撮影モードを「手動設定」する事にある。
【0085】図21に、第2実施形態のデジカメにおけ
る「転送先画像登録処理」手順をフローチャートで表わ
す。図4中のステップS53を実行すると、ステップS
701にてまず、所定の初期化処理と共に、関連するR
AMが初期化される。また、処理シーケンスがタイムオ
ーバーすることを判断する為のモニタ用のタイマをスタ
ートさせる(S701)。
【0086】ステップS702においては、携帯電話2
0からアドレスデータをダウンロードするか判断する
(S702)。ここでは操作部8のアドレスダウンロー
ド選択SW(不図示)の状態により判断する。ダウンロ
ードする場合はステップS740へ移行する。しない場
合は次ステップS703へ進み、操作者がアドレスを手
入力するか否かを判断する。ここでは操作部8のアドレ
ス手入力選択SWの状態により判断する(S703)。
入力時はステップS742へ移行する。操作者がアドレ
スを手入力しない場合には、デジカメ1の転送先記憶手
段11に記憶されているアドレスデータを使用する設定
を行なう(S704)。
【0087】ステップS705においては、アドレスデ
ータ一覧を表示手段7に図18の如くに表示する(S7
05)。次に、転送先画像登録モードか否かを判断す
る。ここでは操作部8の転送先画像登録モードSW(不
図示)の状態により判断される(S706)。オンのま
まなら次ステップS707へ進み、オフならばステップ
S761へ移行する。
【0088】ステップS707にて、タイマがカウント
アップしたか(即ちシーケンスがタイムオーバーした
か)を判断する(S707)。オーバーした時はステッ
プS761へ移行する。オーバーしてなければ、ここ
で、現在表示されているアドレスを転送先画像登録のア
ドレスとして決定するか否かを判断する。これは操作部
8のアドレス決定SW(不図示)により選択する(S7
08)。当該アドレスで決定できなければ上記ステップ
S702へ戻る。当該アドレスに決定するならば、その
アドレスデータをカメラCPU12のRAMに記憶し
て、次ステップS710へ進み、その後、モニタ用のタ
イマを再スタートさせる(S710)。この時の表示形
態は図19(a)のようになる。
【0089】ステップS711においては、操作部8の
ズームダウンSW(不図示)の状態により、ズーム部4
をダウン駆動するか否かを判断する(S711)。ズー
ムダウンSWがオンなら、次ステップS712へ進み、
オフならばステップS713へ移行する。ステップS7
12では、ズームをダウン駆動する(S712)。ズー
ムダウンSWをオン状態にし続けるとズームワイド位置
で停止する。その後、ステップS717へ移行する。一
方、このズームダウンSWはオフならば、ステップS7
13にて、操作部8のズームアップSW(不図示)の状
態により、ズーム部4をアップ駆動するか否かを判断す
る(S713)。ズームアップSWがオンなら次ステッ
プS714へ進み、オフならステップS715へ移行す
る。
【0090】ステップS714にて、ズームアップ駆動
する(S714)。ズームアップSWをオンし続けると
ズームテレ位置で停止する。その後、ステップS717
へ移行して、モニタ用のタイマを再スタートさせ(S7
17)、ステップS720へ移行する。
【0091】ステップS715では、操作部8のモード
変更SW(不図示)の状態により、モード変更するか否
かを判断する(S715)。モード変更SWがオンな
ら、次ステップS716へ進み、オフならばステップS
720へ移行する。ステップS716では、撮影に関す
るモードの変更処理を行なう。例えば、ストロボ発光部
13を赤目防止用に24Hzの連動プリ発光の設定や、
自然光を生かす為にストロボ発光させないストロボオフ
モードの設定や、被写体の輝度を測光部6の中心で行な
うスポットモード設定、或いは無限距離に有る被写体を
撮影する無限モード設定などが行なえる(S716)。
【0092】ステップS720においては、転送先画像
登録用の撮影が済んでいるか否かを判断する(S72
0)。撮影済みでは次ステップS721へ進み、未撮影
時はステップS722へ移行する。ステップS721に
て、撮影済みの転送先画像を、表示手段7にアドレスと
一緒に表示する(S721)(図20(a)を参照)。
【0093】ステップS722では、転送先画像を撮影
するか否かを判断する。ここでは操作部8のレリーズS
W(不図示)のオン/オフ状態で判断する(S72
2)。オフで次ステップS723へ進み、オンならばス
テップS744へ移行する。ステップS723において
は、転送先画像登録モードか否かを判断する。これは操
作部8の転送先画像登録モードSW(不図示)により選
択する(S723)。オンのままなら次ステップS72
4へ進み、オフならばステップS761へ移行する。
【0094】ステップS724にて、タイマがカウント
アップしたか否か(即ちシーケンスがタイムオーバーし
たか)判断する(S724)。オーバーしたらステップ
S761へ移行する。オーバーしていなければ、現在表
示されている画像データを転送先画像登録として決定す
るか否かを判断する。これは操作部8の転送先画像登録
決定SW(不図示)により選択する(S725)。もし
当該画像データを登録決定するならば、ステップS76
0へ移行するが、決定できなければステップS711へ
戻る。
【0095】ステップS740からは、携帯電話20と
の通信コネクションを行ない(S740)、携帯電話2
0の転送先記憶手段23から転送先アドレスをダウンロ
ードする(S741)。その後、ステップS743へ移
行する。ステップS742では、転送先アドレスを、デ
ジカメ1の操作者が手入力処理をする(S742)。例
えば、転送相手の名前とアドレスを手入力すると、表示
手段7には図19(b)のように表示される。ステップ
S743にて、モニタ用のタイマを再スタートさせ(S
743)、その後、ステップS705へ移行する。
【0096】ステップS744からは、測距・測光制御
をした後、ピント合わせをし、測光結果に基づいて、撮
像手段2で撮像時間を決めて撮像する(S744)。そ
して、信号処理された撮像信号をカメラCPU12へ転
送する。また、必要に応じて欠陥画素補正やホワイトバ
ランスも行なう。その後、モニタ用のタイマを再スター
トさせ(S745)、ステップS723へ移行する。
【0097】ステップS760においては、上記ステッ
プS708で決定したアドレスデータと上記ステップS
725で決定した画像データを関連付けして、転送先記
憶手段11に記憶する(S760)。この時の表示手段
7の表示形態は、図20(b)のように、転送先の名前
とアドレスと画像が表示される。ステップS761に
て、表示手段7をオフして画像表示を消し(S76
1)、リターンする。
【0098】このように第2実施形態は、転送先の画像
登録をする際の画像の撮影時には、手動にてズーム位置
と撮影モードを調節することで、撮影者の意図するズー
ム位置と撮影モードを簡単かつ詳細に設定することがで
きる。
【0099】(第3実施形態)つづいて本発明の第3実
施形態について説明する。同様にここからは、前述の第
1、第2実施形態とは異なる処について主に述べる。こ
の第3実施形態の特徴は、画像撮影後にアドレス設定
(登録)する事、およびモードを手動設定する事にある。
【0100】図22から図23へ続くフローチャートを
参照して「転送先画像登録処理」について説明すると、
まず図22には第3実施形態のデジカメにおける「転送
先画像登録処理」の前半の手順を、図23には同じくそ
の後半の手順を連続するフローチャートでそれぞれ表わ
している。図4中のステップS53を実行すると、図2
2中のステップS801にてまず、所定の初期化処理が
行なわれ、関連するRAMが初期化される。また、処理
シーケンスがタイムオーバーしないかの判断の為のモニ
タ用のタイマをスタートさせる(S801)。
【0101】ステップS802では、操作部8のズーム
ダウンSW(不図示)の状態により、ズーム部4をダウ
ン駆動するか否かを判断する(S802)。ズームダウ
ンSWがオンなら次ステップS803へ進むが、オフな
らばステップS841へ移行する。ステップS803に
て、ズームをダウン駆動する(S803)。ダウンSW
をオンし続けるとズームワイド位置で停止する。その
後、ステップS841へ移行する。
【0102】ステップS804においては、操作部8の
ズームアップSW(不図示)の状態により、ズーム部4
をアップ駆動するか否かを判断する(S804)。ズー
ムアップSWがオンなら次ステップS805へ進むが、
オフならばステップS806へ移行する。ステップS8
05にて、ズームをアップ駆動する(S805)。ズー
ムアップSWをオンし続けると、ズームテレ位置で停止
する。その後、ステップS841へ移行する。
【0103】ステップS806において、操作部8のモ
ード変更SW(不図示)の状態により、モード変更する
か否かを判断する(S806)。モード変更SWがオン
なら、ステップS840へ移行する。オフならステップ
S841へ移行する。ステップS807にて、転送先画
像登録用の撮影が済んでいるか否かを判断する(S80
7)。撮影済みであれば次ステップS808へ進み、未
撮影時はステップS809へ移行する。ステップS80
8にて、撮影済みの転送先画像を表示手段7に表示する
(S808)(図24(a)を参照)。
【0104】ステップS809において、転送先画像を
撮影するか判断する。操作部8のレリーズSW(不図示)
のオン/オフ状態で判断する(S809)。オフで次ス
テップS810へ進み、オンならばステップS850へ
移行する。ステップS810においては、転送先画像登
録モードか判断される。これは操作部8の転送先画像登
録モードSW(不図示)により選択される(S81
0)。オンのままなら次ステップS811へ進むが、オ
フならばステップS861へ移行する。ステップS81
1にて、タイマがカウントアップしたか否か(即ちシー
ケンスがタイムオーバーしたか)判断する(S81
1)。オーバーした時は図23中のステップS861に
移行する。その後、現在表示されている画像データを転
送先画像登録として決定するか判断する。これは操作部
8の転送先画像登録決定SW(不図示)により選択する
(S812)。登録決定ならばステップS820へ進む
が、決定でなければ上記ステップS802へ戻る。ステ
ップS820にて、モニタ用のタイマを再スタートさせ
る(S820)。
【0105】そして図23に続き、ステップS821に
おいて、携帯電話20からアドレスデータをダウンロー
ドするか否かを判断する。ここでは操作部8のアドレス
ダウンロード選択SW(不図示)により判断する(S8
21)。ダウンロードしない場合は次ステップS822
へ進み、ダウンロードする場合はステップS852へ移
行する。
【0106】ステップS822では、操作者がアドレス
を手入力するか否かを判断する。ここでは操作部8のア
ドレス手入力選択SW(不図示)の状態により判断する
(S822)。入力時、ステップS854へ移行する。
ステップS823にて、デジカメ1の転送先記憶手段1
1に記憶されているアドレスデータを使用する設定を行
なう(S823)。
【0107】ステップS830においては、アドレスデ
ータ一覧を表示手段7に図18のように表示する(S8
30)。ここで、転送先画像登録モードか否かを判断す
る。これは操作部8の転送先画像登録モードSW(不図
示)により選択される(S831)。オンのままなら次
ステップS832へ進み、オフならばステップS861
へ移行する。
【0108】ステップS832にて、タイマがカウント
アップしたか否か(即ちシーケンスがタイムオーバーし
たか)判断する(S832)。オーバーした場合はステ
ップS861へ移行する。またステップS833では、
現在表示されているアドレスを転送先画像登録のアドレ
スとして決定するか判断する。これは操作部8のアドレ
ス決定SW(不図示)により選択する(S833)。こ
のアドレスを登録決定ならば、当該アドレスデータをカ
メラCPU12のRAM中に記憶し、ステップS860
へ移行する。この時の表示形態は図24(b)のように
なる。一方、登録決定しなければ上記ステップS802
へ戻る。
【0109】ステップS840においては、撮影に関す
るモードの変更処理を行なう(S840)。例えば、ス
トロボ発光部13を赤目防止の用に24Hzの連動プリ
発光設定や、自然光を生かす為にストロボを発光させな
いストロボオフモードの設定や、被写体の輝度を測光部
6の中心で行なうストロボモード設定、或いは無限距離
に在る被写体を撮影する無限モード設定などがここでで
きる。その後、モニタ用のタイマを再スタートさせ(S
841)、上記ステップS807へ移行する。
【0110】ステップS850からは、測距・測光制御
をし、ピント合わせをして、測光結果に基づいて、撮像
手段2で撮像時間を決めて撮像する。信号処理された撮
像信号をCPU12へ転送する(S850)。また必要
に応じて、欠陥画素補正、ホワイトバランスも行なう。
そしてステップS851にて、シーケンスがタイムオー
バーしないかモニタ用のタイマを再スタートさせ(S8
51)、その後、ステップS810へ移行する。
【0111】ステップS852からは、携帯電話20と
通信コネクションを行ない(S852)、携帯電話20
の転送先記憶手段23から転送先アドレスをダウンロー
ドする(S853)。その後、ステップS855へ移行
する。ステップS854では、転送先アドレスを、デジ
カメ1を操作している操作者が手入力処理をする(S8
54)。転送相手の名前とアドレスを手入力すると、表
示手段7には図19(b)のようになる。ステップS8
55では、シーケンスがタイムオーバーしないかモニタ
用のタイマを再スタートさせる(S855)。その後、
ステップS830へ移行する。
【0112】ステップS860においては、ステップS
833で決定したアドレスデータとステップS812で
決定して画像データを関連付けし、転送先記憶手段11
に記憶する(S860)。この時の表示手段7への表示
は、図24(b)のように転送先の名前とアドレスと画
像が表示されたものとなる。ステップS861におい
て、表示手段7をオフし、画像表示を消し(S86
1)、リターンする。
【0113】このように第3実施形態では、転送先登録
用の画像データを撮影した後、アドレスを登録すること
で、転送先の画像を見ながら相手をイメージし、転送先
名を入力することが可能となる。
【0114】さらに次のように変形実施してもよく、第
3実施形態と同等な効果が期待できる。例えば、図26
には転送先画像だけの表示例を、図27には複数枚の画
像を撮影し表示してもよい。ここで、ステップS860
で、転送先の画像とアドレスを関連付けさせるが、この
ときの表示は図25のように画像と転送先名だけであっ
てもよい。また、図26のように画像だけでもよい。
【0115】更に、図28には、撮影した複数枚の画像
を動画として表示する例を示す。即ち、ステップS85
0で、画像を複数枚撮影すること(ここでは3枚撮影。
図27の、、)により、図5のステップS131
の「転送先選択処理」において、転送先を図28のよう
に→→→と、動きのある画像として表示手段7
に表示することができる。
【0116】このように、転送先の表示を画像を中心に
シンプルに表示したり、転送先画像を動画として表示す
ることによって、更に相手を認識しやすくなり、転送先
の選択を瞬時に簡単に行なうことが可能になる。
【0117】(その他の変形例)このデジタルカメラ
は、例えば転送先として画面上に表示できる所謂「アイ
コン(即ち視覚的標識画像)」となり得る画像を撮影し
加工する機能と共に、そのアイコンを転送先情報(電話
番号、アドレスなど)と関連させて記憶登録し、分かり
やすく選択可能に表示できる機能を有するカメラではあ
るとも言える。よって、この機能は、デジタルカメラの
基本機能を備えこれと協働するような装置部分を有する
ものであれば、上述したと同様に適用でき変形実施でき
るものである。このほかにも、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形実施が可能である。
【0118】以上、実施形態に基づき説明したが、本明
細書中には次の発明が含まれる。 (1) 携帯電話を無線または有線にて制御し、画像転
送ができるデジタルカメラにおいて、対象物を撮影し撮
影信号を出力する撮像手段と、撮像した画像を記憶する
画像記憶手段と、携帯電話から得た転送先データを記憶
する転送先記憶手段と、撮像信号に基づいた画像を表示
する表示手段と、撮像手段、画像記憶手段、転送先記憶
手段、表示手段を制御する制御手段とから構成され、転
送先の画像登録用に専用の設定を設けることを特徴とす
るデジタルカメラを提供できる。即ち、デジタルカメラ
が携帯電話を制御して、撮影した画像を転送先へ転送す
るシステム構成となる。また、転送先を画像として登録
する際の撮影方法に専用設定がある。
【0119】(2) 上記(1)において、専用の設定
とは、ズーム位置が所定位置に設定されることを特徴と
する。即ち、専用設定では、ズームを所定の位置に設定
することで撮影時の条件を揃えることができる。 (3) 上記(1)において、専用の設定とは、ストロ
ボオフモードに設定するか、又はストロボ発光の赤め防
止機能を有効にすることを特徴とする。即ち、専用設定
では、ストロボオフモード又は赤目防止モードで撮影す
る。
【0120】(4) 携帯電話を無線または有線にて制
御し、画像転送ができるデジタルカメラにおいて、対象
物を撮影し撮影信号を出力する撮像手段と、撮像した画
像を記憶する画像記憶手段と、携帯電話から得た転送先
データを記憶する転送先記憶手段と、撮像信号に基づい
た画像を表示する表示手段と、撮像手段、画像記憶手
段、転送先記憶手段、表示手段を制御する制御手段とか
ら構成され、転送先を画像として登録する際に、画像を
連続的に複数枚撮影し、転送先選択の際に撮影した画像
を連続的な画像として表示することを特徴とするデジタ
ルカメラを提供できる。即ち、デジタルカメラが携帯電
話を制御して、撮影した画像を転送先へ転送する構成に
なっている。複数回撮影した画像を転送先画像として、
パラパラと動画表示を可能にする。
【0121】(5) 携帯電話を無線または有線にて制
御し、画像転送ができるデジタルカメラにおいて、対象
物を撮影し撮影信号を出力する撮像手段と、撮像した画
像を記憶する画像記憶手段と、携帯電話から得た転送先
データを記憶する転送先記憶手段と、撮像信号に基づい
た画像を表示する表示手段と、上記の撮像手段、画像記
憶手段、転送先記憶手段および表示手段を制御する制御
手段と、から構成され、転送先を画像として登録する際
に、画像撮影後にアドレス設定後を行ない、これらを関
連付けして登録設定することを特徴とするデジタルカメ
ラを提供できる。 即ち、転送先を画像として登録する
際は、画像を撮影後、アドレス設定を行ない関連づけ処
理を行なう。
【0122】(6) 携帯電話を無線または有線にて制
御し、画像転送ができるデジタルカメラにおいて、対象
物を撮影し撮影信号を出力する撮像手段と、撮像した画
像を記憶する画像記憶手段と、携帯電話から得た転送先
データを記憶する転送先記憶手段と、撮像信号に基づい
た画像を表示する表示手段と、上記の撮像手段、画像記
憶手段、転送先記憶手段および表示手段を制御する制御
手段と、から構成され、転送先を画像として登録する際
に、アドレス設定後に画像撮影を行ない、これらを関連
付けして登録設定することを特徴とするデジタルカメラ
を提供できる。即ち、転送先を画像として登録する際
は、画像を撮影後、アドレス設定を行ない関連付け処理
を行なう。
【0123】(7) 転送先登録用の画像の撮影は、専
用の設定を設け撮影を行ない、上記の専用の設定では、
ズーミング機構をワイド位置にして撮影するか、赤目モ
ードにて撮影することであり、転送先情報の設定時に、
当該転送先登録用の画像の撮影を行なうことを特徴とす
るデジタルカメラを提供できる。
【0124】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、転送
先の情報(電話番号など)に関連した転送先登録用画像を
効率良く撮影でき、その転送先情報とその転送先登録用
画像との関連付け作業が効率良くなる。また、転送先の
情報を分かりやすく画像情報として表示させることがで
きるようになり、ユーザの転送先選択作業の効率を向上
できる。よって、このような効果を有するデジタルカメ
ラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタルカメラの使用形態を示す概
念図。
【図2】 本発明の第1実施形態を始めとするデジカメ
および、携帯電話を含むシステム構成の全体図。
【図3】 図2のシステム構成を用いた場合のデジカメ
全体の動作シーケンスの前半を表わすフローチャート。
【図4】 図3に続く動作シーケンスの後半を表わすフ
ローチャート。
【図5】 デジカメ側の「画像転送処理」を表わすフロ
ーチャート。
【図6】 携帯電話側の動作シーケンスを表わすフロー
チャート。
【図7】 データベース側の処理シーケンスを表わすフ
ローチャート。
【図8】 「メッセージ入力処理」を表わすフローチャ
ート。
【図9】 図9(a),(b)はメッセージ付き画像を
示し、メッセージの上下位置の変更を説明する説明図。
【図10】 図10(a),(b)はメッセージ付き画
像を示し、メッセージの縦横の変更を説明する説明図。
【図11】 デジカメと携帯電話の通信コネクションの
確立を文字で知らせる表示例。
【図12】 コネクション確立の表示例として記号で表
わす一例の説明図。
【図13】 同じく、もう1つの表示例として記号で表
わす例の説明図。
【図14】 図14(a)〜(d)は画像転送処理につ
いて示し、(a)は使用頻度の高い転送先を表示すると
きの手順を表わすフローチャート、(b)〜(d)は、
使用頻度に基づく表示順序の実例を示す表示例。
【図15】 画像転送の為の選択画面として画面全体に
複数の画像転送先情報を表示する表示例。
【図16】 転送画像データ表示の端に所定の画像転送
先を表示する表示例。
【図17】 第1実施形態のデジカメにおける「転送先
画像登録処理」の手順を表わすフローチャート。
【図18】 所定の順序のアドレス表示画面を示す表示
例。
【図19】 図19(a),(b)は手入力処理のため
の表示画面を示し、転送先名とアドレスの手入力時の表
示例。
【図20】 図20(a),(b)は転送先の表示形態
を示し、(a)は、画像表示だけの表示例、(b)は、
転送先の名前およびアドレスと画像の表示例。
【図21】 第2実施形態のデジカメにおける「転送先
画像登録処理」手順を表わすフローチャート。
【図22】 第3実施形態のデジカメにおける「転送先
画像登録処理」の前半の手順を表わすフローチャート。
【図23】 同じくこの「転送先画像登録処理」の後半
の手順を表わすフローチャート。
【図24】 図24(a),(b)は、撮影済みの転送
先画像を表示する形態を示す表示例。
【図25】 転送先画像とアドレス画像(転送先名)だけ
を関連付けた表示例。
【図26】 転送先画像だけの表示例。
【図27】 複数枚の画像を撮影して表示する表示例。
【図28】 撮影した複数枚の画像を動画として表示す
る表示例。
【符号の説明】
1…デジタルカメラ(デジカメ)、 2…撮像手段、 3…レンズ駆動部(変倍駆動手段)、 4…ズーム部(変倍駆動手段)、 5…測距部、 6…測光部、 7…表示手段、 8…操作部、 9…画像記憶手段、 10…近距離無線手段、 11…転送先記憶手段、 12…カメラCPU(制御手段)、 13…ストロボ発光部(ストロボ発光手段)、 14…充電部、 15…電源(カメラ側)、 20…携帯電話(携帯通信端末:通信手段)、 21…表示手段、 22…操作部、 23…転送先記憶手段、 24…近距離無線手段、 25…遠距離通信手段、 26…電話CPU、 27…電源(電話側)、 30…電話回線網、 31…データ記憶手段(データベース)。 S1〜S62…「カメラシーケンス」手順、 S100〜S141…「画像転送処理」手順、 S200〜S250…「携帯電話シーケンス」手順、 S300〜S333…「データベース側の処理」手順、 S400〜S421…「メッセージ入力処理」手順、 S500〜S542…「転送先選択処理」手順、 S601〜S661…第1実施形態の「転送先画像登録
処理」手順、 S701〜S761…第2実施形態の「転送先画像登録
処理」手順、 S801〜S820…第3実施形態の「転送先画像登録
処理」手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04N 5/225 F H04N 5/225 H04B 7/26 M Fターム(参考) 2H053 CA41 DA03 DA09 5C022 AA13 AB15 AB23 AB66 AC54 AC69 5K027 AA11 BB02 CC08 EE11 HH29 KK02 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE12 EE32 FF02 FF23 5K101 KK03 LL12 MM06 NN06 NN18 TT06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯情報端末と無線又は有線によりデー
    タ通信を行なうことが可能な画像送信機能付きデジタル
    カメラにおいて、 焦点距離を変化させる変倍光学系を含む撮影光学系と、 上記変倍光学系を駆動する変倍駆動手段と、 被写体に向けて発光を行なうストロボ発光手段と、 上記ストロボ発光手段の発光モードを設定する発光モー
    ド設定手段と、 被写体像を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段から出力される画像データを記憶する画像
    記憶手段と、 上記画像記憶手段に記憶された画像データを、上記携帯
    情報端末を介して転送するための転送先データを記憶す
    る転送先記憶手段と、 上記転送先データと関連付けられる転送用画像を撮像す
    るモードの設定を行なう撮像モード設定手段と、 上記撮像モード設定手段により転送用画像を撮像するモ
    ードが設定された場合に、上記変倍駆動手段又は上記発
    光モード設定手段の少なくとも一方を制御する制御手段
    と、 を具備することを特徴とする画像送信機能付きデジタル
    カメラ。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記撮像モード設定手
    段により転送用画像撮像モードが設定された場合に、上
    記変倍駆動手段を制御して、上記変倍光学系を所定の焦
    点距離に変化させることを特徴とする、請求項1に記載
    の画像送信機能付きデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 上記変倍駆動手段は、上記変倍光学系を
    ワイド側に変倍駆動することを特徴とする、請求項1に
    記載の画像送信機能付きデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記撮像モード設定手
    段により転送用画像撮像モードが設定された場合に、上
    記発光モード設定手段を制御して、上記ストロボ発光手
    段の発光モードを赤目軽減モード又はストロボ発光オフ
    モードに設定させることを特徴とする、請求項1に記載
    の画像送信機能付きデジタルカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507914A (ja) * 2008-10-31 2012-03-29 エスケーテレコム株式会社 コンテンツ配信システム、方法、サービスサーバー、移動通信端末および記憶媒体

Cited By (2)

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