JP2003125160A - 記録媒体積載蓋付き画像読取記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録体を交換するときに開いた蓋によって、
被記録媒体に傷を付けないようにする。 【解決手段】 ファクシミリ装置１００は、装置本体１
と、圧板５と、記録紙に画像を記録する記録部Ａと、記
録カートリッジ１２が出し入れされる交換口３７と、原
稿を読み取る読取部Ｂと、交換口を開閉可能で交換口を
閉じているとき記録媒体が積載されるトレイ４０と、係
止機構３９とを備えている。トレイ４０は、プリンタカ
バー３１と原稿積載トレイ３３とを備えている。プリン
タカバーは交換口を開閉可能に上カバー３０に回転軸３
６によって設けてある。原稿積載トレイ３３はプリンタ
カバーに回転可能に設けてある。係止機構３９は、プリ
ンタカバーに原稿積載トレイを係脱可能に保持するよう
にプリンタカバーと原稿積載トレイ保持手段との間に設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
記録媒体の画像を画像読取手段によって読み取る画像読
取手段と、画像が形成されていない被記録媒体に画像を
交換可能な記録体によって記録する画像記録手段とを備
えた画像読取記録装置、特に、記録体を交換するとき、
開いた蓋が被記録媒体に接触しないようにして、被記録
媒体に損傷を与えることのない画像読取記録装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、画像読取機能と画像記録機能とを
兼ね備えた画像読取記録装置には、記録媒体の画像を読
み取って送信する送信機能と画像情報を受信して被記録
媒体に画像を記録する画像記録機能とを備えたファクシ
ミリ装置と、記録媒体の画像を読み取る画像読取機能と
読み取った画像を被記録媒体に複写する画像記録機能と
を備えた複写機等がある。そして、被記録媒体に画像を
記録する画像記録手段には、電子写真方式、レーザビー
ムプリンタ方式、インクジェットプリンタ方式等があ
る。

【０００３】図４に、画像読取記録装置の一例であるフ
ァクシミリ装置の全体構造の概略断面図を示す。ファク
シミリ装置２００は、記録カートリッジ２０１を有する
記録部Ａ、原稿を光学的に読み取る読取部Ｂ、積載され
た被記録媒体を分離して記録部Ａに供給する給紙部Ｃ等
を備えている。なお、被記録媒体には、記録紙を例に挙
げて、また、記録媒体には原稿を例に挙げて説明する。
記録紙は、インクを転写できるようになっている。

【０００４】記録紙は、記録紙搬送経路Ｇに沿って、給
紙部Ｃから記録部Ａをへて、記録紙排紙トレイ２５５に
排出されるようになっている。原稿は、原稿搬送経路Ｆ
に沿って、プリンタカバー２４０、原稿積載トレイ２４
２から、原稿挿入口２４３に進入して、読取部Ｂをへ
て、原稿排紙トレイ２３１に排出されるようになってい
る。

【０００５】そして、この種のインクジェットプリンタ
方式のファクシミリ装置における、記録部Ａの記録体で
ある記録カートリッジ２０１は、交換する必要がある。
また、不図示のレーザープリンタ方式のファクシミリ装
置においても、消耗品である記録部のトナーカートリッ
ジを交換する必要がある。これらの、記録カートリッジ
やトナーカートリッジを交換するには、蓋であるプリン
タカバー２４０を開く必要がある。

【０００６】記録カートリッジ２０１を交換するには、
上カバー２１０に回転可能に取り付けたプリンタカバー
２４０を矢印Ｊ方向に開き、記録カートリッジ２０１の
交換を行えるスペースをつくる。そのとき、不図示のカ
バーセンサによってプリンタカバー２４０が開かれたこ
とが検知されて、記録カートリッジ２０１が記録カート
リッジ交換ポジションに移動する。記録カートリッジ２
０１の交換が終了してプリンタカバー２４０を閉める
と、上記カバーセンサによって、プリンタカバー２４０
が閉じられたことが検知されて、記録カートリッジ２０
１がホームポジションに戻る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のファク
シミリ装置は、記録カートリッジを交換するとき、開い
た原稿積載トレイ２４２が記録紙積載トレイ２５０の記
録紙に接触して、記録紙を傷つける恐れがある。

【０００８】本発明は、記録体を交換するときに開いた
蓋によって、被記録媒体に傷を付けることなく、記録体
の交換を行える画像読取記録装置を提供することを目的
とする。

【０００９】本発明は、全体的に大型化することなく、
記録媒体挿入口への塵埃の侵入を防ぐ画像読取記録装置
を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録装置は、本体
と、画像が記録される被記録媒体が積載される被記録媒
体積載手段と、前記被記録媒体に画像を記録する交換可
能な記録体を有する画像記録手段と、前記装置本体に前
記画像記録手段より上方に形成されて前記画像記録手段
の交換時に前記記録体が出し入れされる交換口と、画像
を記録された記録媒体の前記画像を読み取る画像読取手
段と、前記被記録媒体積載手段に対して接近離間方向に
回転して前記交換口を開閉可能で、かつ前記交換口を閉
じているとき前記記録媒体が積載される記録媒体積載蓋
手段と、を備え、前記記録媒体積載蓋手段は、前記被記
録媒体積載手段に対して接近離間方向に回転可能に、か
つ前記交換口を開閉可能に固定部材に設けられて、前記
記録媒体の下流側を支持可能な蓋体と、前記蓋体の中間
部に前記蓋体に対して接近離間方向に回転可能に設けら
れて、前記記録媒体の上流側を支持可能な記録媒体支持
体とを有し、前記蓋体に前記記録媒体支持体を係脱可能
に保持する保持手段を前記蓋体と前記記録媒体支持体と
の間に設けてある。

【００１１】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記被記録媒体積載手段は、前記被記録媒体を前
記画像記録手段に落とし込み可能に傾斜して配設され、
前記交換口は、前記装置本体の上部のほぼ中央に形成さ
れ、前記記録媒体積載蓋手段の蓋体の回転中心は、前記
被記録媒体積載手段と前記画像記録手段との間の上方に
設定され、前記蓋体は、前記交換口を開いた状態で前記
被記録媒体積載手段に沿うように配設されている。

【００１２】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記記録媒体積載蓋手段の記録媒体支持体は、前
記蓋体が前記交換口を閉じているとき、前記画像読取装
置に前記記録媒体が挿入される記録媒体挿入口を開閉可
能である。

【００１３】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記記録媒体積載蓋手段の記録媒体支持体は、前
記蓋体が前記交換口を閉じているとき、前記画像読取装
置に前記記録媒体が挿入される記録媒体挿入口を開閉可
能であり、前記保持手段は、前記蓋体が前記交換口を閉
じているとき、前記記録媒体挿入口を閉じた状態に前記
記録媒体支持体を前記蓋体に保持可能である。

【００１４】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記保持手段は、前記記録媒体積載蓋手段の前記
蓋体が前記交換口を開いた状態において、前記記録媒体
支持体と前記被記録媒体積載手段に積載された前記被記
録媒体との間に隙間が生じるように、前記記録媒体支持
体を前記蓋体に保持するようになっている。

【００１５】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記保持手段は、前記蓋と前記記録媒体支持体と
のいずれか一方に設けられた係合片と、他方に設けられ
て前記係合片が係合する被係合片とを有している。

【００１６】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記記録媒体積載蓋手段の蓋体は、積載された複
数の前記記録媒体の幅を揃える少なくとも一方が移動可
能な１対の幅規制体を有し、前記記録媒体支持体は、前
記１対の幅規制体を覆うことが可能になっている。

【００１７】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置の前記１対の幅規制体に対向する前記記録媒体支持
体の面は、収納可能な凹面に形成されている。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の画像読
取記録装置を図に基づいて説明する。

【００１９】図１に、画像読取記録装置の一例であるフ
ァクシミリ装置の全体構造の概略断面図を示す。ファク
シミリ装置１００は、記録カートリッジ（記録体）１２
を有する記録部（画像記録手段）Ａ、原稿（記録媒体）
Ｄを光学的に読み取る読取部Ｂ、積載された被記録媒体
を分離して記録部Ａに供給する給紙部Ｃ等を備えてい
る。

【００２０】このファクシミリ装置１００は、記録媒体
の画像を読み取って送信したり、画像情報を受信して被
記録媒体に画像を記録したりすることができるようにな
っている。さらに、このファクシミリ装置１００は、記
録媒体の画像を読み取って、その画像を被記録媒体に複
写することもできるようになっている。

【００２１】なお、被記録媒体には、普通紙、普通紙の
代用品であるプラスチック製の薄いもの、ＯＨＰ用紙、
ロール巻きの長尺用紙を繰り出して切断処理したシート
等の記録紙、あるいは封筒等がある。また、記録媒体に
は、原稿、文字や絵等の画像を形成してある用紙等があ
る。以下、被記録媒体には記録紙を例に挙げて、また、
記録媒体には原稿を例に挙げて説明する。本実施形態の
記録紙は、インクを転写できるようになっており、Ｂ４
サイズ、又はＡ４サイズにカットされている。

【００２２】（給紙部Ｃ）記録紙（被記録媒体）Ｐは、
複数枚重ねて給紙フレーム３の圧板（被記録媒体積載手
段）５に、不図示の記録紙高さ規制板によって制限され
た高さまでの枚数が積載されている。給紙フレーム３の
スライダ４は、記録紙Ｐのサイズに合わせて記録紙Ｐの
幅を揃えて、案内するようになっている。また、圧板５
は、不図示の回転軸を中心に回動可能に給紙フレーム３
に支持されて、圧板ばね５ａによって記録紙Ｐを分離ロ
ーラ６へと接触させるようになっている。

【００２３】なお、記録紙Ｐの幅とは、記録紙Ｐが圧板
５に載置された状態において、記録紙Ｐの搬送方向に対
して交差する方向の長さのことを言う。

【００２４】不図示の駆動系によって、圧板５が分離ロ
ーラ６へ接近離間制御され、かつ分離ローラ６が図示す
る矢印方向に１回転制御されると、記録紙Ｐは１枚ずつ
記録部Ａに送り込まれる。このとき、記録紙Ｐは、圧板
５の付勢力によって、分離ローラ６のゴム部６ａに接触
して、分離ローラ６および不図示の分離爪によって１枚
だけ分離されて、記録部Ａまで搬送される。

【００２５】（記録部Ａ）記録部Ａは、インクジェット
方式を採用しており、パソコン等の上位機器から伝送さ
れた画信号、文字データ等の画信号、あるいは読取部Ｂ
で読み取った画像信号に基づいて給紙部Ｃによって供給
された記録紙Ｐに画像を記録するようになっている。

【００２６】記録紙押さえ１０は、ＬＦローラ１１側に
押圧されており、給紙部Ｃによって供給された記録紙Ｐ
の上ガイドを兼ねながら、ピンチローラ１０ａをＬＦロ
ーラ１１に圧接している。記録紙Ｐは、ピンチローラ１
０ａとＬＦローラ１１とによって、記録カートリッジ
（記録体）１２とプラテン板１３との間を搬送されて、
記録カートリッジ１２により画像を記録される。記録カ
ートリッジ１２は、図示しないモータ、及び駆動系によ
りキャリッジ１２ａに着脱可能に搭載されて、キャリッ
ジシャフト１２ｂを案内にして記録紙Ｐの幅方向に移動
しながら、記録紙Ｐに画像をシリアル印字をするように
なっている。記録紙Ｐの幅方向とは、記録紙Ｐの搬送方
向に対して交差する方向のことである。

【００２７】画像を記録された記録紙Ｐは、記録カート
リッジ１２の下流に配設した排紙ローラ１４ａと、排紙
ロ−ラ１４ａに圧接して、記録紙Ｐの印字面に接触して
もインクが転写されることのない材質で形成した拍車ロ
ーラ１４ｂとによって、印字面を汚されることなく、記
録紙搬送経路Ｇを搬送される。最後に記録紙Ｐは、装置
本体１外に排出されて、装置本体１の下部に設けた記録
紙排紙トレイ１５に積載される。

【００２８】（原稿Ｄの流れ）原稿Ｄは、原稿搬送経路
Ｆに沿って、原稿積載トレイ３３、プリンタカバー３１
から、原稿挿入口（記録媒体挿入口）３４に進入して、
読取部Ｂをへて、原稿排紙トレイ２９に排出されるよう
になっている。

【００２９】すなわち、原稿スライダ（幅規制体）３２
を有するプリンタカバー３１と、原稿積載トレイ３３と
に積載された原稿Ｄは、原稿挿入口３４に１枚または複
数枚セットされると、原稿Ｄの有無を検知する不図示の
原稿有無センサによってその存在を検知される。次に、
使用者によって、送信時、コピー時ともにそれぞれ不図
示のスタートボタンが押されると、原稿Ｄは、駆動源で
ある不図示のステッピングモータにより回転する分離ロ
−ラ２１と予備搬送押圧アーム２２とに挟持されて先端
を捌かれる。

【００３０】その後、原稿Ｄが複数枚の場合、原稿Ｄ
は、分離ローラ２１と摩擦片ユニット２３によって構成
される分離部で１枚ずつに分離される。そして、原稿Ｄ
は、上記ステッピングモータによって回転する給紙ロー
ラ２４とこの給紙ローラ２４に対向配置した給紙ころ２
５とによって挟持搬送されて、原稿Ｄの先後端を検知す
る不図示の原稿先後端センサによって先端を検知され
る。

【００３１】その後、原稿Ｄは、原稿読取デバイスであ
るコンタクトセンサ２６によって画像データを読み取ら
れて、上記原稿先後端センサにより後端を検出される。
上記ステッピングモータにより回転される排紙ローラ２
７を上記原稿先後端センサからの出力によって所定量回
転されると、原稿Ｄは互いに圧接した排紙ローラ２７と
この排紙ローラ２７に対向配置される排紙ころ２８とに
よって挟持搬送されて、原稿排紙トレイ２９上に積載さ
れる。

【００３２】（プリンタカバー３１の構成）プリンタカ
バー（蓋体）３１は、上カバー（固定部材）３０に設け
た回転軸（蓋体の回転中心）３６に、圧板５に対して接
近離間する方向に回転可能に支持してある。また、プリ
ンタカバー３１には、１対の原稿スライダ（片方は、図
示省略、幅規制体）３２、不図示のラック、及びピニオ
ン等を設けてある。１対の原稿スライダ３２は、ラック
とピニオンによって原稿Ｄの幅方向に互いに接近離間し
て、原稿束の幅を揃えて、原稿Ｄを案内するようになっ
ている。なお、１対の原稿スライダ３２は、一方が固定
され、他方が移動するようになっていてもよい。

【００３３】なお、原稿Ｄの幅とは、原稿Ｄがプリンタ
カバー３１に載置された状態において、原稿Ｄの搬送方
向に対して交差する方向の長さのことを言う。

【００３４】プリンタカバー３１の中間部には、回転軸
３８によって、プリンタカバー３１に対して接近離間方
向に原稿積載トレイ（記録媒体支持体）３３を回転自在
に設けてある。

【００３５】図１に示すように、プリンタカバー３１
が、装置本体１に形成した記録カートリッジ１２の交換
用の交換口３７を閉じた閉位置にあるとき、原稿積載ト
レイ３３を開位置にすると、プリンタカバー３１と原稿
積載トレイ３３は、原稿Ｄを支えるトレイ（記録媒体積
載蓋手段）４０になる。この状態において、プリンタカ
バー３１は、原稿Ｄの下流側を支持して、原稿挿入口３
４に原稿Ｄを挿入案内できるようになっている。また、
原稿積載トレイ３３は、原稿Ｄの上流側を支持してい
る。

【００３６】また、図２に示すように、プリンタカバー
３１が閉位置にあるとき、原稿積載トレイ３３を閉位置
にすると、原稿積載トレイ３３は、１対の原稿スライダ
３２を覆って原稿挿入口３４を閉じるようになってい
る。原稿積載トレイ３３は、１対の原稿スライダ３２を
覆うため、１対の原稿スライダ３２に対向する内面３３
ｂが凹面状に形成されている。

【００３７】これにより、原稿積載トレイ３３は、原稿
挿入口３４への塵埃や、異物の侵入を防ぐことができ
る。また、原稿積載トレイ３３を閉位置にすることがで
きることによって、原稿Ｄが積載されるとき以外におい
て、原稿積載トレイ３３が不必要に上方に突出すること
がなくなり、ファクシミリ装置１００を不必要に大きく
することがなくなる。さらに、原稿積載トレイ３３を閉
位置にすることができることによって、記録紙Ｐを圧板
５にセットするとき、原稿積載トレイ３３が邪魔になる
ようなことがなくなる。

【００３８】ところで、原稿積載トレイ３３には係止爪
（係合片）３３ａを突設してあり、プリンタカバー３１
には係止爪３３ａを受けてロックする爪受け部（被係合
片）３１ａを設けてある。係止爪３３ａと爪受け部３１
ａは、係止機構（保持手段）３９を構成している。この
係止機構３９により図３に示すように原稿積載トレイ３
３をプリンタカバー３１に係止した状態でプリンタカバ
ー３１を開状態にした時、原稿積載トレイ３３はプリン
タカバー３１から離れて開かないようにすることができ
る。このとき、原稿積載トレイ３３と圧板５上の記録紙
Ｐとの間には、隙間Ｓが生じるようになっている。これ
によって、原稿積載トレイ３３が記録紙Ｐに接触するこ
とがなく、記録紙Ｐに傷を付けるようなことがない。

【００３９】次に、記録カートリッジ１２の交換につい
て説明する。

【００４０】記録カートリッジ１２の交換時には、上カ
バー３０に回転可能に取り付けたプリンタカバー３１を
図３に示す矢印Ｊ方向に開き、記録カートリッジ１２の
交換を行えるスペースをつくる。そのとき、不図示のカ
バーセンサによってプリンタカバー３１が開かれたこと
が検知されて、記録カートリッジ１２が記録カートリッ
ジ交換ポジションに移動する。

【００４１】使用済みの記録カートリッジ１２は、図３
に示す矢印Ｈ方向に取り出されて、矢印Ｅ方向に新たな
記録カートリッジを挿入することによって、新たな記録
カートリッジと交換される。記録カートリッジ１２の交
換が終了してプリンタカバー３１を閉めると、上記カバ
ーセンサによって、プリンタカバー３１が閉じられたこ
とが検知されて、記録カートリッジ１２がホームポジシ
ョンに戻る。

【００４２】以上、本発明の実施形態の画像読取記録装
置であるファクシミリ装置１００について説明をした
が、本発明の画像読取記録装置は、本実施形態の画像読
取記録装置に限定されるもではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において、さらに種々の形態を採用することが
できるのはもちろんである。

【００４３】例えば、本実施形態にインクジェットプリ
ンタ方式のファクシミリ装置を取りあげたが、本発明
は、レーザー記録方式ファクシミリ装置にも適用するこ
とができる。さらに、本発明は、ファクシミリ機能を有
しないで、読み取った画像を複写するプリンタ等にも適
用することができる。

【００４４】

【発明の効果】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記
録装置は、蓋体に記録媒体支持体を係脱可能に保持する
保持手段を蓋体と記録媒体支持体との間に設けたので、
記録体の交換時に交換口を開いた記録媒体積載蓋手段
が、被記録媒体積載手段に積載されている被記録媒体に
傷を付けるようなことがなく、品質のよい画像を記録紙
に記録することができる。

【００４５】本発明の記録媒体積載蓋付き画像読取記録
装置は、蓋体が前記交換口を閉じているとき、記録媒体
支持体が記録媒体挿入口を閉じることができるので、記
録媒体挿入口への塵埃、異物の侵入を阻止することがで
きる。また、全体としての画像読取記録装置を不必要に
大きくする必要がなくなる。さらに、被記録媒体を記録
媒体積載手段に積載するとき、記録媒体積載蓋手段が邪
魔になるようなことがなく、被記録媒体を被記録媒体積
載手段に容易に積載することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態の画像読取記録装置であるフ
ァクシミリ装置を記録媒体である原稿と被記録媒体であ
る記録紙との搬送方向に沿った断面図である。

【図２】図１のファクシミリ装置において、記録媒体支
持体である原稿積載トレイで原稿挿入口を閉じた状態の
図である。

【図３】図１のファクシミリ装置において、記録媒体積
載蓋手段であるトレイで交換口を開いた状態の図であ
る。

【図４】従来のファクシミリ装置を原稿と記録紙との搬
送方向に沿った断面図である。

【符号の説明】

Ａ 記録部（画像記録手段） Ｂ 読取部（画像読取手段） Ｃ 給紙部 Ｄ 原稿（記録媒体） Ｆ 原稿搬送経路 Ｇ 記録紙搬送経路 Ｐ 記録紙（被記録媒体） Ｓ 原稿積載トレイ（記録媒体支持体）と記録紙
（被記録媒体）の間の隙間 １ ファクシミリ装置（画像形成装置）の装置本体 ５ 圧板（被記録媒体積載手段） １２ 記録カートリッジ（記録体） ３０ 上カバー（固定部材） ３１ プリンタカバー（蓋体） ３１ａ 爪受け部（被係合片） ３２ 原稿スライダ（幅規制体） ３３ 原稿積載トレイ（記録媒体支持体） ３３ａ 係止爪（係合片） ３３ｂ 内面（１対の幅規制体に対向する記録媒体支
持体の面） ３４ 原稿挿入口（記録媒体挿入口） ３６ 回転軸（蓋体の回転中心） ３７ 交換口 ３８ 回転軸 ３９ 係止機構（保持手段） ４０ トレイ（記録媒体積載蓋手段） １００ ファクシミリ装置（画像読取記録装置）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C056 EA18 EA23 HA58 HA60 2H071 AA06 AA34 AA37 AA38 BA04 BA13 DA01 DA15 DA18 EA04 2H076 BA17 BA24 BA34 BA35 BA47 BA49 5C062 AA02 AA05 AB02 AB08 AB30 AC10 AD02 AD06

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置本体と、 画像が記録される被記録媒体が積載される被記録媒体積
   載手段と、 前記被記録媒体に画像を記録する交換可能な記録体を有
   する画像記録手段と、 前記装置本体に前記画像記録手段より上方に形成されて
   前記画像記録手段の交換時に前記記録体が出し入れされ
   る交換口と、 画像を記録された記録媒体の前記画像を読み取る画像読
   取手段と前記被記録媒体積載手段に対して接近離間方向
   に回転して前記交換口を開閉可能で、かつ前記交換口を
   閉じているとき前記記録媒体が積載される記録媒体積載
   蓋手段と、を備え、 前記記録媒体積載蓋手段は、前記被記録媒体積載手段に
   対して接近離間方向に回転可能に、かつ前記交換口を開
   閉可能に固定部材に設けられて、前記記録媒体の下流側
   を支持可能な蓋体と、前記蓋体の中間部に前記蓋体に対
   して接近離間方向に回転可能に設けられて、前記記録媒
   体の上流側を支持可能な記録媒体支持体とを有し、 前記蓋体に前記記録媒体支持体を係脱可能に保持する保
   持手段を前記蓋体と前記記録媒体支持体との間に設けた
   ことを特徴とする記録媒体積載蓋付き画像読取記録装
   置。
2. 【請求項２】 前記被記録媒体積載手段は、前記被記録
   媒体を前記画像記録手段に落とし込み可能に傾斜して配
   設され、 前記交換口は、前記装置本体の上部のほぼ中央に形成さ
   れ、 前記記録媒体積載蓋手段の蓋体の回転中心は、前記被記
   録媒体積載手段と前記画像記録手段との間の上方に設定
   され、 前記蓋体は、前記交換口を開いた状態で前記被記録媒体
   積載手段に沿うように配設されていることを特徴とする
   請求項１に記載の記録媒体積載蓋付き画像読取記録装
   置。
3. 【請求項３】 前記記録媒体積載蓋手段の記録媒体支持
   体は、前記蓋体が前記交換口を閉じているとき、前記画
   像読取装置に前記記録媒体が挿入される記録媒体挿入口
   を開閉可能であることを特徴とする請求項１又は２に記
   載の記録媒体積載蓋付き画像読取記録装置。
4. 【請求項４】 前記記録媒体積載蓋手段の記録媒体支持
   体は、前記蓋体が前記交換口を閉じているとき、前記画
   像読取装置に前記記録媒体が挿入される記録媒体挿入口
   を開閉可能であり、前記保持手段は、前記蓋体が前記交
   換口を閉じているとき、前記記録媒体挿入口を閉じた状
   態に前記記録媒体支持体を前記蓋体に保持可能であるこ
   とを特徴とする請求項１又は２に記載の記録媒体積載蓋
   付き画像読取記録装置。
5. 【請求項５】 前記保持手段は、前記記録媒体積載蓋手
   段の前記蓋体が前記交換口を開いた状態において、前記
   記録媒体支持体と前記被記録媒体積載手段に積載された
   前記被記録媒体との間に隙間が生じるように、前記記録
   媒体支持体を前記蓋体に保持することを特徴とする請求
   項１又は４に記載の記録媒体積載蓋付き画像読取記録装
   置。
6. 【請求項６】 前記保持手段は、前記蓋と前記記録媒体
   支持体とのいずれか一方に設けられた係合片と、他方に
   設けられて前記係合片が係合する被係合片とを有してい
   ることを特徴とする請求項１，４，５のいずれか１項に
   記載の記録媒体積載蓋付き画像読取記録装置。
7. 【請求項７】 前記記録媒体積載蓋手段の蓋体は、積載
   された複数の前記記録媒体の幅を揃える少なくとも一方
   が移動可能な１対の幅規制体を有し、前記記録媒体支持
   体は、前記１対の幅規制体を覆うことが可能であること
   を特徴とする請求項１乃至６のいずれか１項に記載の記
   録媒体積載蓋付き画像読取記録装置。
8. 【請求項８】 前記１対の幅規制体に対向する前記記録
   媒体支持体の面は、収納可能な凹面に形成されているこ
   とを特徴とする請求項７に記載の記録媒体積載蓋付き画
   像読取記録装置。