JP2003125018A - 伝送システム、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法 - Google Patents

伝送システム、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法

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JP2003125018A
JP2003125018A JP2001319293A JP2001319293A JP2003125018A JP 2003125018 A JP2003125018 A JP 2003125018A JP 2001319293 A JP2001319293 A JP 2001319293A JP 2001319293 A JP2001319293 A JP 2001319293A JP 2003125018 A JP2003125018 A JP 2003125018A
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JP2001319293A
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Masaaki Kimijima
匡朗 君島
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーマットバージョンの変化への受信側の
適切な対応を実現する。 【解決手段】 送信するデジタルデータのフォーマット
バージョンをコンテンツリストで管理できるようにす
る。そして同期通信パケットデータとして伝送している
デジタルデータに関するフォーマットバージョンを非同
期通信パケットデータによる通信により受信装置側が認
識できるようにし、受信装置側は、それに応じてデコー
ド処理モードを切り換えることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルデータを伝
送する伝送システム、及びデジタルデータの伝送にかか
るデータ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、
データ受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばオーディオデータやビデオデータ
など時系列的に連続するデジタルストリームデータとし
てのコンテンツを始めとして各種のデータを伝送する機
器やシステムが実用化されている。一般に、オーディオ
データやビデオデータでは、各種のデータフォーマット
が規定され、またバージョンアップも逐次行われてい
る。例えば光ディスクに記録されるオーディオデータ等
についてみれば、CD(Compact Disc)規格、DVD
(Digital Versatile Disc)規格、SACD(SuperAud
io CD)規格などが知られている。これらはの規格は、
それぞれ適宜バージョンアップされている。
【0003】なおSACDとは、通常のCD(Compact
Disc)におけるオーディオデータよりも高品位なデータ
として開発されたものであり、そのデジタルオーディオ
データは、サンプリング周波数を例えばCD方式におけ
る44.1KHzの16倍という非常に高いサンプリン
グ周波数である2.8224MHzとしてΔΣ変調され
た1ビットデータとされる。周波数帯域はDC成分〜1
00KHzの広範囲とされ、ダイナミックレンジはオー
ディオ帯域全体で120(dB)を実現できるデータフ
ォーマットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今、或る送信側の機器
から受信側の機器に対して、多様なフォーマットのオー
ディオデータ等を伝送することを考えた場合、受信側で
適切にデコードするには、伝送されてくるデータがどの
ような規格(データフォーマット)のデータであるかを
知ると共に、フォーマットのバージョンを知ることが必
要である。
【0005】しかしながら、このようなデータ伝送にお
いて、受信側の機器に伝送しているデータのフォーマッ
トバージョンを伝える手法は開発されていない。このた
め、もし異なるフォーマットバージョンのデータの伝送
を考えた場合、受信装置側が受信したデータを解析して
フォーマットバージョンを判別することが必要になる。
このため、各種フォーマットのデータについての伝送シ
ステムでは、受信装置側でフォーマットバージョンを正
確に判別することが困難となり、フォーマットのバージ
ョンに応じた適切なデコード処理ができなかったり、或
いは解析のためにデコード処理が遅れるということがあ
る。また、異なるフォーマットバージョンのデータを連
続的に伝送することも、受信装置側でのデコード処理モ
ード(バージョンに応じた処理モード)の切換が困難と
なる。さらに受信装置側にはフォーマットバージョンの
解析のための回路部若しくはソフトウエアが必要になる
ため、構成上の負担が増大する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑みて、デジタルデータを伝送する場合に、受信側が
伝送データについてのフォーマットバージョンを簡易か
つ正確に認識できるようにし、適切なデコード処理を実
行できるようにすることを目的とする。
【0007】このため本発明では、データ送信装置、デ
ータ受信装置、及びそのデータ送信装置とデータ受信装
置から成る伝送システムを提案する。本発明のデータ送
信装置は、データ受信装置との間で同期通信パケット及
び非同期通信パケットによる通信が可能な送受信手段
と、送信可能なデジタルデータについての、少なくとも
データフォーマットのバージョン情報を含むリスト情報
を生成するリスト生成手段と、デジタルデータを同期通
信パケットデータとして上記送受信手段により送信させ
る同期通信処理手段と、少なくとも上記リスト情報の全
部又は一部を非同期通信パケットデータとして上記送受
信手段により送信させることができる非同期通信処理手
段とを備える。
【0008】また本発明のデータ受信装置は、データ送
信装置との間で同期通信パケット及び非同期通信パケッ
トによる通信が可能な送受信手段と、上記送受信手段に
よって受信された、同期通信パケットデータに対してデ
コード処理を行うデコード手段と、上記同期通信パケッ
トデータとして受信されるデジタルデータについてのデ
ータフォーマットのバージョン情報を含むリスト情報
が、非同期通信パケットデータとして上記データ送信装
置から送信されてくる場合に、上記送受信手段で受信さ
せる非同期通信処理手段と、上記送受信手段によって受
信された非同期通信パケットデータとしての上記リスト
情報に含まれる上記バージョン情報に基づいて、上記デ
コード手段の処理モードを制御するバージョン情報対応
制御手段とを備える。
【0009】また、上記データ送信装置とデータ受信装
置による伝送システムを構築する。
【0010】また上記データ送信装置、或いは伝送シス
テムの場合において、上記リスト生成手段は、送信可能
とされている1又は複数のデジタルデータコンテンツの
全体に対応する情報として、上記バージョン情報を記述
したリスト情報を生成する。或いは上記リスト生成手段
は、送信可能とされている1又は複数の個々のデジタル
データコンテンツに対応する情報として、上記バージョ
ン情報を記述したリスト情報を生成する。
【0011】本発明のデータ送信方法は、同期通信パケ
ット及び非同期通信パケットによる通信が可能に接続さ
れたデータ受信装置に対して、デジタルデータを同期通
信パケットデータとして送信し、上記同期通信パケット
データとして伝送されるデジタルデータのデータフォー
マットのバージョン情報を、非同期通信パケットデータ
として送信する。
【0012】本発明のデータ受信方法は、同期通信パケ
ット及び非同期通信パケットによる通信が可能に接続さ
れたデータ送信装置から、同期通信パケットデータを受
信してデコード処理を行い、デジタルデータを得るとと
もに、上記データ送信装置から、非同期通信パケットデ
ータとして受信した、上記同期通信パケットデータによ
るデジタルデータのフォーマットのバージョン情報に基
づいて、上記デコード処理モードを制御する。
【0013】即ち本発明では、送信側は、例えばディス
ク等から再生し送信するデータについて、フォーマット
のバージョン情報を含むリスト情報を生成する事で送信
するデータのフォーマットバージョンを管理できるよう
にする。そして同期通信パケットデータとして伝送して
いるデジタルデータに関するリスト情報(リスト情報に
含まれるバージョン情報)を非同期通信パケットデータ
による通信により受信装置側が認識できるようにするこ
とで、受信側がフォーマットバージョンに応じて適正な
デコード処理を実行できるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を次の
順に説明する。なお実施の形態ではIEEE1394の
伝送フォーマットでオーディオデータを伝送するデータ
送信装置とデータ受信装置の例を説明する。 1.IEEE1394の伝送フォーマット 2.送信装置及び受信装置 3.バージョン情報を含むコンテンツリスト例(1) 4.バージョン情報を含むコンテンツリスト例(2) 5.バージョン情報を含むコンテンツリスト例(3) 6.バージョン情報を含むコンテンツリスト例(4) 7.コンテンツリストの伝送
【0015】1.IEEE1394の伝送フォーマット まずIEEE1394による伝送フォーマットについて
説明する。IEEE1394方式のバスラインを用いた
ネットワークにより、複数台のオーディオ・ビジュアル
機器を接続して、その機器間でビデオデータ、オーディ
オデータ、その他のデータなどを伝送することが実用化
されている。IEEE1394方式のバスラインの場合
には、ビデオデータやオーディオデータなどの大容量デ
ータを伝送するための、同期通信パケットとしてのアイ
ソクロナス伝送チャンネルと、機器制御のためのコマン
ドなどのデータを伝送するための、非同期通信パケット
としてのアシンクロナス伝送チャンネルとが用意されて
おり、それらのデータを混在させて伝送できるようにし
てある。
【0016】IEEE1394方式でのデータ伝送で
は、例えば図1に示すように、所定の通信サイクル(例
えば125μsec)毎に時分割多重によって行われ
る。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと呼ば
れる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の機
器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイクル
スタートパケットCSPをバス上へ送出することにより
開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成する
ケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE139
4で規定する手順により自動的に決定される。
【0017】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
【0018】IEEE1394方式のバスラインにおい
て、アシンクロナスパケットで伝送される、オーディオ
・ビジュアル機器を制御するコマンドの詳細について
は、[AV/C Digital Interface Command Set General Sp
ecification]に開示されている。[AV/C Digital Interf
ace Command Set General Specification]で定義されて
いるAV/Cコマンド[AV/C Command]では、コントロー
ル[Control]、ステイタス[Status]、ノーティファイ[No
tify]などのコマンドタイプが定義されており、同じコ
マンドを用途により使い分けることが可能となってい
る。
【0019】コントロールコマンドは、或る機器が他の
機器に対してある動作をするよう命令をする時に伝送さ
れるコマンドである。例えば「プレイ」「ストップ」な
どの機器動作を命令するコマンドや、或いは後述するイ
ンフォブロックやディスクリプタの読出を要求するコマ
ンドなどがある。ステータスコマンドは、或る機器が他
の機器に対して動作状態を確認するためのコマンドであ
る。例えば「プレイ状態」「ストップ状態」などの機器
動作状態を確認するコマンドである。ノーティファイコ
マンドは、或る機器が他の機器に対して、何らかの状態
変化があった場合に、それを通知するように要求するコ
マンドである。例えばステイタス変化などを通知させる
ことを要求できる。
【0020】なお、CD(Compact Disc)やDVD(Di
gital Versatile Disc),SACD(Super Audio CD)
などディスクを用いるAV機器を制御するコマンドの詳
細については[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]に開示されている。上記[AV/C Digital Interface C
ommand Set General Specification]や、[AV/C Disc Su
bunit General Specification]は1394 TRADE ASSOCIATI
ONで公開されている。
【0021】また、[AV/C Disc Subunit General Speci
fication]ではステータスディスクリプタの詳細につい
ても定義している。ディスクリプタとは、従来のコマン
ドで扱える以上のデータ量を機器間で読み書きするため
に開発された手法であり、特にステータスディスクリプ
タは、現在の機器の状況を機器間で読み書きするために
用いられる。
【0022】[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]で定義されているコマンドの一つにディスクステー
タスコマンドがある。ディスクステータスコマンドは、
ステータスディスクリプタの任意の部分が変化した時に
通知するよう要求するコマンドである。このコマンドを
用いることによって、機器の状態が変化した事を、ディ
スクステータスコマンドを発行した機器が知ることが出
来る。ただし、ステータスディスクリプタには現在伝送
中のデジタルオーディオデータの詳細については記述さ
れていない。このため例えばデジタルオーディオデータ
受信側の機器がディスクステータスコマンドを発行して
も、現在伝送中のオーディオデータのチャンネル数と次
に伝送するオーディオデータのチャンネル数が異なった
場合などに、その変化(データ形式の変化)を受信側の
機器が認識することはできない。
【0023】[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]では、コンテンツリスト及びオーディオトラックオ
ブジェクトの詳細についても定義されている。コンテン
ツリストは、現在AV機器に挿入されているディスクに
関する情報を、保持するリスト情報であり、オーディオ
トラックオブジェクトはディスク内のそれぞれのオーデ
ィオトラックに関する情報を保持する情報ユニットであ
る。コンテンツリスト及びオーディオトラックオブジェ
クトの構造例については後に図3で述べるが、コンテン
ツリストにはメディアのタイプ、ディスクの残り容量、
作成日時、ディスクのタイトル、アーティスト名、ジャ
ンル等の情報が記述されている。またオーディオトラッ
クオブジェクトには作成日時、サイズ、トラックタイト
ル、アーティスト名、ジャンル等の情報が保持されてい
る。
【0024】なお、従前のコンテンツリストやオーディ
オトラックオブジェクトにはメディアに書き込まれてい
るデータのフォーマットバージョンの情報を記述するス
ペースが無いため、この情報を保持する事が出来ない。
そこで、詳しくは後述するが本実施の形態では、コンテ
ンツリスト又はオーディオトラックオブジェクトにバー
ジョン情報を記述する構造を提案するものである。
【0025】2.送信装置及び受信装置 続いて、実施の形態の伝送方式を実現するためのデータ
送信装置及びデータ受信装置について説明する。図2
は、或る2つの機器が例えばIEEE1394による伝
送路3により接続されている場合に、送信装置1を有す
る機器(又は回路部)から受信装置2を有する機器(又
は回路部)にオーディオデータを伝送するモデルにおい
て本発明の実施の形態を示したものである。
【0026】なお、送信装置1としては、例えばディス
ク、固体メモリによるメモリカード、ハードディスクド
ライブ(HDD)などの記録媒体から、オーディオデー
タ、ビデオデータ等のコンテンツを再生して出力できる
機器や、所定の伝送路により配信されたコンテンツデー
タを出力できる機器などが想定される。また受信装置2
としては、伝送されてきたオーディオデータを再生出力
する再生装置や、所定の記録媒体(ディスク、固体メモ
リ、テープなど)に記録する記録装置などが想定され
る。オーディオデータ等のコンテンツデータは、上述し
たアイソクロナスパケットにより伝送されるものとし、
また送信装置1と受信装置2の間は、アシンクロナスパ
ケットにより各種制御用のデータの相互通信が可能とさ
れるものとする。
【0027】図示するように送信装置1は、データソー
ス11、伝送データ生成部12、送受信部13、制御部
14、メモリ部15、制御情報処理部16が設けられ
る。
【0028】データソース11は、オーディオデータ、
ビデオデータ等のコンテンツデータとして、各種のデー
タ形式のデジタルデータを出力する。なお、以下では、
オーディオデータの伝送を例にして述べていく。データ
ソース11の具体的な構成は多様な例が考えられ、例え
ばディスクメディアや固体メモリメディア等の記録媒体
に対する再生装置部、ネットワーク通信その他の受信装
置部、ハードディスクドライブ等によるサーバ装置部、
などが考えられる。どのような装置部であれ、ここでは
各種のデータ形式のオーディオデータを出力できるもの
とされる。
【0029】伝送データ生成部12は、データソース1
1から供給されるオーディオデータストリームについて
所定のブロック化処理を行い、アイソクロナスパケット
を形成していく処理を行う。送受信部13は伝送データ
生成部12の出力(アイソクロナスパケット)をIEE
E1394バスによる伝送路3に送出する動作を行う。
【0030】制御情報処理部16は、アシンクロナスパ
ケットにより送受信されるコマンド等の情報のインター
フェース部として所定の処理を行う。例えば受信装置2
から送信されてきたアシンクロナスパケットデータをデ
コードし、制御部14に受け渡す。また制御部14が受
信装置2側に制御用のコマンド/レスポンスデータ等を
送信する場合は、制御部14から指示された送信情報に
ついてパケット化処理を行い、アシンクロナスパケット
を生成して、送受信部13から伝送路3に送出させる。
メモリ部15は、RAM、ROM、フラッシュメモリな
どとしての各種記憶領域を包括的に示しているが、この
メモリ部15は制御部14の制御プログラムの格納領
域、制御部14の処理のワーク領域、各種設定値の格納
領域、ディスクリプタ等の格納領域などに用いられる。
【0031】制御部14は、伝送データ生成部12のブ
ロック化処理/アイソクロナスパケット送信処理や、デ
ータソース11の動作を制御する。また、アシンクロナ
スパケットにより通信されるコマンド等の制御用のデー
タの受信・送信に関する処理を行う。また、データソー
ス11から出力されるコンテンツデータ、つまり受信装
置2側に伝送しようとするコンテンツデータについての
管理情報(例えばCD方式のディスクにおけるTOCな
どの管理情報)を参照し、各コンテンツデータのデータ
フォーマット(チャンネルフォーマット)等を確認し
て、ステータスディスクリプタやコンテンツリストを生
成し、メモリ部15に格納する。
【0032】送信装置1がアイソクロナスパケットによ
り送信するデジタルオーディオデータに関する情報とし
て、メモリ部15に格納されるステータスディスクリプ
タやコンテンツリストは、図3に示すような構造のデー
タである。なお、ディスクスクリプタの一種としてのス
テータスディスクリプタは、現在の機器の状況を示す各
種情報をメモリ部15に格納したデータ群であり、例え
ば他の機器からの要求に応じて所要の情報を送信できる
ものである。また「リスト」「オブジェクト」はディス
クリプタの階層構造を実現するための構造とされてい
る。
【0033】ステータスディスクリプタは、図3(a)
のように、ステータスディスクリプタとしてのIDやデ
ータサイズなどの基本情報を含むヘッダを有したうえ
で、それぞれが実際の各種ステータスを示す情報として
の所要数の情報ブロック(インフォメーションブロック
(インフォブロック))から構成される。どのような内
容のインフォブロックが設けられるかは機器やメディア
の種別や送信データ種別などに応じて決められる。
【0034】コンテンツリストは、図3(b)のよう
に、コンテンツリストとしてのIDやデータサイズなど
の基本情報を含むヘッダを有したうえで、それぞれが実
際の各種ステータスを示す情報としての所要数の情報ブ
ロック(インフォメーションブロック(インフォブロッ
ク))や、所要数のオーディオトラックオブジェクトと
から構成される。この場合も、どのような内容のインフ
ォブロックが設けられるかはコンテンツデータ/メディ
アの種別などに応じて決められる。またオーディオトラ
ックオブジェクトは、例えばデータソース11から送信
できる各コンテンツデータのそれぞれに対応して形成さ
れる。例えばデータソース11がディスク再生部の場合
は、装填されるCD、SACD、DVDに収録されてい
る楽曲(トラック)毎に対応して形成される。つまりC
DのTOCなどの管理情報に基づいて判別される、楽曲
等のコンテンツ単位での各種属性その他の情報を配する
データ群である。このオーディオトラックオブジェクト
は、1又は複数のインフォブロックで構成される。
【0035】図2において、受信装置2は、送受信部3
1、伝送パケットデコード部32、データデコード部3
3、制御部34、制御情報処理部35を備える。
【0036】受信装置2において、送受信部31は、伝
送路3から供給されるアイソクロナスパケットデータを
受信して取り込む動作を行う。またアシンクロナスパケ
ットによるコマンド等のデータの送受信を行う。
【0037】伝送パケットデコード部32は、受信され
たアイソクロナスパケットのデータについてパケットデ
コード処理を行い、各ブロック内に配されている各チャ
ンネルのオーディオデータを抽出する処理や、抽出した
データのバッファリングを行う。データデコード部33
は、伝送パケットデコード部32で抽出された、或るデ
ータフォーマット及びバージョンのオーディオデータに
ついて復号処理を行い、所要のデータ形態で出力する。
【0038】制御情報処理部35は、アシンクロナスパ
ケットにより送受信されるコマンド等の情報のインター
フェース部として所定の処理を行う。例えば送信装置1
から送信されてきたアシンクロナスパケットデータをデ
コードし、制御部34に受け渡す。また制御部34が送
信装置1側に制御用のコマンド/レスポンスデータ等を
送信する場合は、制御部34から指示された送信情報に
ついてパケット化処理を行い、アシンクロナスパケット
を生成して、送受信部31から伝送路3に送出させる。
【0039】制御部34は、伝送パケットデコード部3
2のデコード処理や、データデコード部33のデコード
処理動作を制御する。特に、伝送パケットデコード部3
2及びデータデコード部33に対しては、受信されるオ
ーディオデータのデータ属性や、さらにはデータフォー
マット及びそのバージョンに応じて、それに適合したデ
コード処理が行われるように処理方式(フォーマットバ
ージョンに応じた処理モード)を切換制御する。例えば
制御部34は、受信されたオーディオデータのサンプリ
ング周波数、圧縮方式/量子化ビット数、チャンネル
数、スピーカ配置などのデータ属性を判別し、またフォ
ーマットバージョンを判別し、それに応じて伝送パケッ
トデコード部32やデータデコード部33を制御し、デ
ータの属性やフォーマットバージョン等に応じたデコー
ド処理やチャンネル分配を制御する。また制御部34
は、アシンクロナスパケットにより通信されるコマンド
等の制御用のデータの受信・送信に関する処理を行う。
【0040】また、伝送パケットデコード部32及び/
又はデータデコード部33に対するデコード処理モード
の切換のためには、送信されてくるオーディオデータの
フォーマットバージョンを判別する必要があるが、この
判別は、後述するようにアシンクロナスパケットにより
通信されるコマンド/レスポンス等に基づいて行う。例
えば送信装置からアシンクロナスパケットで送信されて
くるコマンド或いはレスポンスによって、現在伝送され
ているオーディオデータについてのフォーマットバージ
ョン(コンテンツリストの内容として記録されているバ
ージョン情報)を判別する。或いは伝送されているオー
ディオデータのフォーマットバージョンの変化を判別す
る。フォーマットバージョンの変化を検知した場合、制
御部34は伝送パケットデコード部32及び/又はデー
タデコード部33のデコード処理モードの切換制御を行
うことになる。
【0041】なお、データデコード部33がどのような
データにまでデコードを行うかは、受信装置2としての
機器の種別や出力先の機器又は回路部の種別による。例
えば受信装置2がディスク等のメディアへの記録装置と
される場合は、記録処理系が扱うことができるデータフ
ォーマットまでデコードを行う。また例えば後段の回路
部においてアナログ信号に変換され、増幅されてスピー
カシステムから出力される場合は、リニアPCMオーデ
ィオデータにまで復号すればよい。
【0042】3.バージョン情報を含むコンテンツリス
ト例(1) 本実施の形態においては、送信装置1側は伝送するデー
タ、つまりデータソース11から出力可能なコンテンツ
データについてのコンテンツリストに、フォーマットバ
ージョンの情報(バージョン情報)を付加するようにす
るものである。コンテンツリストにバージョン情報が記
録されることで、アシンクロナス通信によってコンテン
ツリストの情報を受信装置側に提供すれば、受信装置側
がアイソクロナスパケットとして送信されてくるデータ
のフォーマットバージョンを認識できるものとなる。
【0043】以下では、コンテンツリストにバージョン
情報を記述する4とおりの例を述べる。なお、フォーマ
ットバージョンの情報は、例えばCD,SACD,DV
D等のディスクについては、そのディスクの管理情報に
おいて記録されている。従って、以下の各例では、TO
C等の管理情報から読み出したフォーマットバージョン
の情報を、コンテンツリストにおけるバージョン情報と
して記述するものとなる。
【0044】また、以下説明していくバージョン情報を
含むコンテンツリスト(又はコンテンツリストに含まれ
るインフォブロックやオーディオトラックオブジェク
ト)については、データソース11から送出可能とされ
る全てのコンテンツ(楽曲等のトラック)について、予
め制御部14が生成して記憶させても良いし、或るコン
テンツの送信の際に、そのコンテンツについて制御部1
4が生成して、メモリ部15でインフォブロックやオー
ディオトラックオブジェクトの書換又は追加を行うよう
にしても良い。例えばデータソースがSACD等のメデ
ィアに対する再生装置部である場合は、メディアが装填
された時点で、制御部14がメディアの管理情報に基づ
いて、収録されている各コンテンツに対応してコンテン
ツリストを生成することが考えられる。
【0045】まずコンテンツリスト例(1)として、図
3(b)に示したコンテンツリスト内のインフォブロッ
クにバージョン情報を記述する手法を述べる。即ち、図
3(b)のようにコンテンツリストを構成する1つのイ
ンフォブロック(オーディオトラックオブジェクトとは
別のインフォブロック)として、図4のようなデータフ
ォーマットバージョンインフォブロック[data_format_v
ersion_info_block]を定義する。なお、以後の説明にお
いて「h」を付した数値は16進表記のものである。
【0046】このデータフォーマットバージョンインフ
ォブロックは、例えば8バイトの構成とされ、先頭2バ
イトがコンパウンドレングス[compound_length]とされ
る。このコンパウンドレングスは、当該インフォブロッ
クにおける残りのバイト数を示すことで、当該インフォ
ブロックの範囲を指定する。このデータフォーマットバ
ージョンインフォブロックの場合、コンパウンドレング
ス=6バイトとなる。また続く2バイトでインフォブロ
ックタイプ[info_block_type]が示される。この場合、
インフォブロックタイプのコード値により、このインフ
ォブロックがデータフォーマットバージョンインフォブ
ロックである事が示される。続く2バイトはプライマリ
フィールドレングス[primary_fields_length]とされ
る。プライマリフィールドレングスは、当該インフォブ
ロックにおける残りのバイト数、つまり、インフォブロ
ックにおいて提示したい実データを配したフィールドの
バイト数が示される。このデータフォーマットバージョ
ンインフォブロックの場合、プライマリフィールドレン
グス=2バイトとなる。
【0047】なお、以上の6バイト、つまりコンパウン
ドレングス、インフォブロックタイプ、プライマリフィ
ールドレングスは、各種インフォブロックにおいて共通
の構造とされ、従って今回定義するデータフォーマット
バージョンインフォブロックにおいても採用される構造
となっている。
【0048】続く、データフォーマットメジャーバージ
ョン[data_format_major_version]においてはフォーマ
ット上位バージョンを示す値が記述され、データフォー
マットマイナーバージョン[data_format_minor_versio
n]ではフォーマット下位バージョンを示す値が記述され
る。
【0049】このようなデータフォーマットバージョン
インフォブロックを定義し、コンテンツリストの1つの
インフォブロックとすることで、コンテンツリストにバ
ージョン情報を記述できるようになる。
【0050】4.バージョン情報を含むコンテンツリス
ト例(2) コンテンツリスト例(2)は、図3(b)に示すオーデ
ィオトラックオブジェクト内にバージョン情報を記述す
る例である。
【0051】図3(b)で説明したように、オーディオ
トラックオブジェクトは、複数のインフォブロックの集
合体として構成される。従って、そのオーディオトラッ
クオブジェクト内の1つのインフォブロックとして、バ
ージョン情報を記述するインフォブロックを含めればよ
い。即ち上記図4で説明した構造のデータフォーマット
バージョンインフォブロックを、オーディオトラックオ
ブジェクト内のインフォブロックとして記述すればよい
ものである。
【0052】オーディオトラックオブジェクトは、デー
タソース11から出力可能な各コンテンツに対応して設
けられる。即ち1つのオーディオトラックオブジェクト
は1つのコンテンツ(楽曲等)に対応している。そして
オーディオトラックオブジェクト内のインフォブロック
としてデータフォーマットバージョンインフォブロック
を記述するようにすれば、コンテンツリストには、各コ
ンテンツに対応した情報としてバージョン情報を記述で
きるものとなる。従って、データソース11に異なるフ
ォーマットバージョンのコンテンツが混在しているよう
な場合は、このようにオーディオトラックオブジェクト
内にバージョン情報を記述できるようにすることが好適
となる。例えば複数種類のフォーマットバージョンのコ
ンテンツが混在するように収録されたSACD等のディ
スクをデータソース11で再生する場合などにも、コン
テンツ毎にバージョン情報が記述されることが好適とな
る。
【0053】5.バージョン情報を含むコンテンツリス
ト例(3) コンテンツリスト例(3)も、図3(b)に示すオーデ
ィオトラックオブジェクト内にバージョン情報を記述す
る例である。この例は、オーディオトラックオブジェク
ト内のインフォブロックとして、メディアスペシフィッ
クインフォブロック[media_specific_info_block]にバ
ージョン情報を記述する手法である。
【0054】オーディオトラックオブジェクトに含まれ
るインフォブロックとして、メディアスペシフィックイ
ンフォブロックを拡張し、データフォーマットバージョ
ンを記述する。メディアスペシフィックインフォブロッ
クに記述する例として、SACDスペシフィックインフ
ォブロックを用いる。[AV/C Disc Media Type Specific
ation _ SACD 1.0]に記述されているSACDスペシフ
ィックインフォブロックの構造を拡張して図5のように
する。なお、[AV/C Disc Media Type Specification _
SACD 1.0]は1394 TRADE ASSOCIATIONで公開されてい
る。
【0055】SACDスペシフィックインフォブロック
も、先頭から2バイトづつでコンパウンドレングス[com
pound_length]、インフォブロックタイプ[info_block_t
ype]、プライマリフィールドレングス[primary_fields_
length]が示される。そして当該インフォブロックの実
データが、7バイト目以降に所要数記述される。即ち1
バイトのSACDスペシフィックタイプ[SACD_specific
_type]と、所定バイト数のSACDスペシフィックタイ
プインフォメーション[SACD_specific_type_informatio
n]の組が1つの実情報のブロックIBとされ、1又は複
数のブロックIBが設けられる事で必要な各種情報が記
述される。
【0056】SACDスペシフィックタイプの定義は図
6に示される。SACDスペシフィックタイプの1バイ
ト値が「00h」であれば、その意味はラウドスピーカ
コンフィグ[Loudspeaker_config]とされる。即ち続くS
ACDスペシフィックタイプインフォメーションにおい
てスピーカ設定情報(配置情報)が示されるものとな
る。SACDスペシフィックタイプの1バイト値が「0
1h」であれば、その意味はトラックモード、トラック
フラグ[Track Mode,Track Flag]とされる。即ち続くS
ACDスペシフィックタイプインフォメーションにおい
てトラックモード/フラグ情報が示されるものとなる。
【0057】SACDスペシフィックタイプの1バイト
値が「02h」であれば、その意味はSACDフォーマ
ットバージョン[SACD Format Version]とされる。即ち
続くSACDスペシフィックタイプインフォメーション
においてバージョン情報が示されるものとなる。この場
合、SACDスペシフィックタイプインフォメーション
としては2バイト用いられ、図7のようにバージョン情
報が記述される。即ち、メジャーバージョン[major_ver
sion]においてはフォーマット上位バージョンを示す値
が記述され、マイナーバージョン[minor_version]では
フォーマット下位バージョンを示す値が記述される。
【0058】このようにSACDスペシフィックインフ
ォブロックを用いることによっても、オーディオトラッ
クオブジェクト内にバージョン情報を記述することが可
能となる。またオーディオトラックオブジェクト内であ
ることから、この例の場合も、コンテンツリストにおい
て、データソース11から出力できる各コンテンツに対
応した情報としてバージョン情報を記述できるものとな
る。なお、SACDスペシフィックインフォブロック
は、SACDフォーマットに限定的に対応するインフォ
ブロックとして規定されている。従って、SACDスペ
シフィックインフォブロックを用いる例は、例えばデー
タソース11から出力可能なコンテンツがSACDフォ
ーマットのデータである場合に限定される。
【0059】6.バージョン情報を含むコンテンツリス
ト例(4) コンテンツリスト例(4)も、図3(b)に示すオーデ
ィオトラックオブジェクト内にバージョン情報を記述す
る例である。この例は、オーディオトラックオブジェク
ト内のインフォブロックとしてオーディオレコーディン
グパラメーターズインフォブロック[audio_recording_p
arameters_info_block]にバージョン情報を記述する手
法である。
【0060】[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]に記述されているオーディオレコーディングパラメ
ーターズインフォブロックを図8のように拡張し、デー
タフォーマットバージョンを記述する。オーディオレコ
ーディングパラメーターズインフォブロックも、先頭か
ら2バイトづつでコンパウンドレングス[compound_leng
th]、インフォブロックタイプ[info_block_type]、プラ
イマリフィールドレングス[primary_fields_length]が
示される。
【0061】続く1バイトにはオーディオレコーディン
グサンプルレート[audio_recording_sample_rate]とし
てオーディオデータのサンプリング周波数を示す値が記
述される。続く1バイトにはオーディオレコーディング
サンプルサイズ[audio_recording_sample_size]として
サンプリングに使うビット数を示す値が記述される。続
く1バイトにはオーディオコンプレッションモード[aud
io_compression_mode]としてオーディオデータの圧縮方
式を示す値が記述される。続く1バイトにはオーディオ
レコーディングチャンネルモード[audio_recording_cha
nnel_mode]として、チャンネル数を示す値が記述され
る。
【0062】これらに続いて2バイトが追加され、バー
ジョン情報が記述される。即ち、データフォーマットメ
ジャーバージョン[data_format_major_version]におい
てはフォーマット上位バージョンを示す値が記述され、
データフォーマットマイナーバージョン[data_format_m
inor_version]ではフォーマット下位バージョンを示す
値が記述される。
【0063】このようにオーディオレコーディングパラ
メーターズインフォブロックを用いることによっても、
オーディオトラックオブジェクト内にバージョン情報を
記述することが可能となる。またオーディオトラックオ
ブジェクト内であることから、この例の場合も、コンテ
ンツリストにおいて、データソース11から出力できる
各コンテンツに対応した情報としてバージョン情報を記
述できるものとなる。
【0064】7.コンテンツリストの伝送 以上の各手法のように、送信装置1ではコンテンツリス
トにバージョン情報を記述することで、伝送するデジタ
ルデータ(コンテンツ)についてのフォーマットバージ
ョンを管理できるものとなる。そして当該コンテンツリ
ストの情報を受信装置2に送信すれば、受信装置側で伝
送データについてのフォーマットバージョンを認識でき
るものとなる。このコンテンツリストの情報の伝送は、
アシンクロナスパケット伝送によるコマンド/レスポン
スによって行われる。IEEE1394による伝送路3
で行なわれる送信装置1と受信装置2の間でのコンテン
ツリストの情報の伝送方式としては各種の例が考えられ
る。以下、送信装置1から受信装置2に対してデジタル
オーディオデータをアイソクロナスパケットにより伝送
する際の、送信装置1と受信装置2の間でのアシンクロ
ナスパケットによる制御用のコマンド等の情報の通信方
式の例を述べていく。
【0065】図9に、アシンクロナスパケットによる通
信動作例を示す。この図9の通信動作は、アイソクロナ
スパケットにより送信装置1から受信装置2に対してオ
ーディオデータの伝送が行われている期間に行われる。
メモリ部15に格納されているコンテンツリストについ
ては、受信装置2がリード要求を示すコントロールコマ
ンドCL−CMDを送信装置1に対して発行すること
で、受け取ることができる。この場合のコントロールコ
マンドCL−CMDは、ディスクリプタとしてのコンテ
ンツリスト全体のリード要求としての「リードディスク
リプタコントロールコマンド」か、又はコンテンツリス
ト内の特定のインフォブロックを指定して要求する「リ
ードインフォブロックコントロールコマンド」として発
行される。
【0066】即ち受信装置2の制御部34は、「リード
ディスクリプタコントロールコマンド」又は「リードイ
ンフォブロックコントロールコマンド」を発行して、制
御情報処理部35,送受信部31を介して、アシンクロ
ナスパケットにより送信装置1に送信する。送信装置1
では、送受信部13,制御情報処理部16を介して制御
部14が「リードディスクリプタコントロールコマン
ド」又は「リードインフォブロックコントロールコマン
ド」を受け取ると、指定された情報、即ちコンテンツリ
スト全体、もしくはコンテンツリスト内の指定された特
定のインフォブロック(この場合上記例で述べたよう
に、バージョン情報を記述したインフォブロック)の情
報をメモリ部15から読み出し、コントロールコマンド
CL−CMDに対するレスポンスRESを発行する。即
ち、現在伝送中のコンテンツにかかるバージョン情報を
含むスポンスRESを発行して、制御情報処理部16、
送受信部13を介して、アシンクロナスパケットにより
受信装置2に送信する。受信装置2では、送受信部3
1,制御情報処理部35を介して制御部34が、当該レ
スポンスRESを受け取ることで、現在アイソクロナス
パケットで受信しているデジタルオーディオデータにつ
いてのフォーマットバージョンを確認できる。
【0067】従って、オーディオデータ伝送中において
は、図9に示すように、定期的に受信装置2がコンテン
ツリストもしくはコンテンツリスト内のインフォブロッ
クに対するリード要求としてのコントロールコマンドC
L−CMDを発行し、レスポンスを受け取ることで、常
に、受信しているデジタルオーディオデータのフォーマ
ットバージョンを把握できるものとなる。そして制御部
34では、逐次このようにして受信するデジタルオーデ
ィオデータのフォーマットバージョンを確認しており、
その変化があった場合は、伝送パケットデコード部32
及び/又はデータデコード部33の処理モードを、判別
したフォーマットバージョンに応じた処理モードに切り
換える。
【0068】このように、受信装置2では、定期的(或
いは不定期でも良いがなるべく頻繁に)にコンテンツリ
ストの全部又は一部の情報を取り込むことで、受信して
いるデジタルオーディオデータについてフォーマットバ
ージョンを判別できるため、実際に受信したオーディオ
データのフォーマットバージョンを確認せずにバージョ
ンの変化を知ることができる。従って、受信装置2は受
信したデータを解析する必要が無くなり、その処理に必
要な回路又はソフトウエアが不要になる。
【0069】続いて他の通信方式として、図10にノー
ティファイコマンドを使用する例を示す。上述したよう
にノーティファイコマンドは機器の状態が変化した時に
通知するよう命令する時に用いられるコマンドである。
【0070】この図10の通信動作は、アイソクロナス
パケットにより送信装置1から受信装置2に対してオー
ディオデータの伝送が行われる期間の開始時点から行わ
れる。即ち受信装置2は、送信装置1からのデジタルオ
ーディオデータの伝送が開始される際(或いはその直前
など)に、送信装置1に対してノーティファイコマンド
NF−CMDを発行する。これは、伝送しているオーデ
ィオデータについてフォーマットバージョンの変化があ
った際に通知を要求するコマンドとなる。なお、ノーテ
ィファイコマンドでは、変化の際の通知タイミング(ノ
ーティファイタイム;例えば変化前のXmsecなど)
も指定できるものとする。
【0071】受信装置2の制御部34はフォーマットバ
ージョンに関するノーティファイコマンドを発行し、制
御情報処理部35,送受信部31を介して、アシンクロ
ナスパケットにより送信装置1に送信させる。そして送
信装置1では、送受信部13,制御情報処理部16を介
して制御部14がノーティファイコマンドを受け取る
と、当該コマンドに対するレスポンスRESを返すこと
になる。これはコマンド対応可能か否かを受信装置2に
通知するレスポンスである。
【0072】その後、送信装置1の制御部14は、アイ
ソクロナスパケットで伝送しているデジタルオーディオ
データについて、フォーマットバージョンの変化を監視
する。送出するコンテンツのフォーマットバージョンは
コンテンツリストから確認できる。そして制御部14は
データソース11からどのようなコンテンツを送出させ
ているか把握しているため、連続して送出される2つの
コンテンツが異なるフォーマットバージョンのものであ
る場合は、そのコンテンツの変化タイミングにより、送
信しているデジタルオーディオデータのフォーマットバ
ージョンの変化タイミングを把握できる。そして、フォ
ーマットバージョンについて変化が発生する場合は、ノ
ーティファイコマンドで指定されたノーティファイタイ
ムに応じたタイミング(変化のXmsec前)に、変化
通知NFを送信する。
【0073】例えばノーティファイタイムが300ms
ecとされている場合において、フォーマットバージョ
ンの変化がある場合には、その変化の300msec前
に、フォーマットバージョンの変化通知NFを発行す
る。この変化通知NFは、制御情報処理部16、送受信
部13を介して、アシンクロナスパケットにより受信装
置2に送信される。ただし、ユーザーの指示(例えばC
D再生装置等のデータソースに対する頭出しアクセスな
ど)により、伝送しているデジタルオーディオデータに
ついて突然フォーマットバージョンの変化が発生した場
合、その変化した時点で通知を行う事とする。
【0074】受信装置2では、送受信部31,制御情報
処理部35を介して制御部34が、当該変化通知NFを
受け取ることで、現在アイソクロナスパケットで受信し
ているデジタルオーディオデータについて、例えば30
0msec後にフォーマットバージョンが変化すること
を確認できる。
【0075】そして制御部34では、このようにして変
化通知NFによりXmsec後の変化を確認したら、X
msecの期間に伝送パケットデコード部32、データ
デコード部33の処理モードの切換を準備し、受信して
いるデジタルオーディオデータについての実際のフォー
マットバージョンの変化があった際に、デコード処理モ
ードを切り替えさせる。
【0076】なお、上記変化通知NFは、ノーティファ
イコマンドによって指定されたノーティファイオブジェ
クトとしてのフォーマットバージョンについての変化を
通知するものであり、変化後のフォーマットバージョン
自体を通知するものではない。従って、受信装置2で
は、次にどのようなフォーマットバージョンに変化する
かを判別しなければならない。この実際のフォーマット
バージョンの判別に関しては、例えば次ののよう
な手法が考えられる。
【0077】 受信装置2が受信データ自体を解析し
てフォーマットバージョンを判別する。受信装置2が受
信されたデジタルオーディオデータを解析してフォーマ
ットバージョンを判別することは、従来の手法と同様で
あり、当然ながらそのための回路又はソフトウエアが必
要になる。但し、本例の場合は、変化通知NFにより、
例えば300msec後などというように、実際にフォ
ーマットバージョンが変化するタイミングを認識でき
る。このため、フォーマットバージョンの変化までの期
間に、フォーマットバージョン判別の為の処理の準備が
でき、しかもフォーマットバージョンの変化があった際
に、直ぐに判別処理を行うことができる。例えば準備と
しては、判別処理に必要な初期設定処理、バッファ空間
の確保などを実行できる。従って、判別処理自体は従来
と同様であっても、実質的には従来より迅速に判別を完
了でき、これによって迅速にデコード処理モードの切換
が可能となる。
【0078】 送信装置1に対してフォーマットバー
ジョンの情報を要求する。上記のように変化通知NFに
より、例えば300msec後などというように、実際
にフォーマットバージョンが変化するタイミングを認識
できる。このため、フォーマットバージョンの変化まで
の期間として、送信装置1に対してフォーマットバージ
ョンの情報を要求することができる。フォーマットバー
ジョンの情報の要求は、上述したようにリードディスク
リプタコントロールコマンドや、リードインフォブロッ
クコントロールコマンドにより、バージョン情報を有す
るコンテンツリスト又はコンテンツリスト内の特定のイ
ンフォブロックの情報を要求すればよい。これによっ
て、フォーマットバージョンの変化の直前に、次のフォ
ーマットバージョンを判別でき、受信されるデジタルオ
ーディオデータのフォーマットバージョンが変化した時
点で適切にデコード処理モードを切り換えることが可能
となる。
【0079】 変化通知NFとしてフォーマットバー
ジョンの情報も含むデータ構造を設定する。上記変化通
知NFにおいて、単にフォーマットバージョンの変化の
通知だけでなく、変化後のフォーマットバージョンの情
報も含むようにすれば、受信装置2ではフォーマットバ
ージョンの変化の直前に、次のフォーマットバージョン
を判別でき、受信されるデジタルオーディオデータのフ
ォーマットバージョンが変化した時点で適切にデコード
処理モードを切り換えることが可能となる。
【0080】このように受信装置2では、ノーティファ
イコマンドを発行することで、変化通知NFにより受信
しているデジタルオーディオデータについてフォーマッ
トバージョンの変化を認識できる。特にノーティファイ
タイムを指定することで、所定時間前に変化を認識でき
る。これによって受信装置2では、バッファなど受信デ
ータを一時的に保存する空間をあらかじめ確保する事
や、フォーマットバージョンの変化に伴う処理形態の切
り替えを適正タイミングで行うことができ、デジタルオ
ーディオデータを受信してからデコード処理するまでの
時間差を最小限にする事が可能となる。
【0081】次に更に他の通信方式として、図11によ
り、送信装置1からのコントロールコマンドを発行する
ことでバージョン情報を受信装置2に通知する例を説明
する。図11にアシンクロナスパケットによる通信動作
を示す。この図11の通信動作は、アイソクロナスパケ
ットにより送信装置1から受信装置2に対してオーディ
オデータの伝送が行われる期間内に行われる。
【0082】この場合、送信装置1の制御部14は、ア
イソクロナスパケットで伝送しているデジタルオーディ
オデータについて、フォーマットバージョンの変化を監
視している。制御部14はデータソース11からどのよ
うなコンテンツを送出させているか把握しているため、
連続して送出される2つのコンテンツが異なるフォーマ
ットバージョンのものである場合は、そのコンテンツの
変化タイミングにより、送信しているデジタルオーディ
オデータのフォーマットバージョンの変化タイミングを
把握できる。
【0083】そして、フォーマットバージョンが変化す
る場合は、その変化のタイミングで、所定のコントロー
ルコマンドCL−CMDを発行する。このコントロール
コマンドは、例えばフォーマットバージョンの変化を通
知するコマンドとする。そしてこのコントロールコマン
ドCL−CMDは、制御情報処理部16、送受信部13
を介して、アシンクロナスパケットにより受信装置2に
送信される。またこのとき、制御部14は、アイソクロ
ナスパケットによるデジタルオーディオデータの伝送を
一時的に中断させる。
【0084】受信装置2では、当該コントロールコマン
ドCL−CMDによってデジタルオーディオデータにつ
いてのフォーマットバージョンの変化を認識できる。し
かも、デジタルオーディオデータの伝送が一時的に中断
されるため、その期間に、変化するフォーマットバージ
ョンに対応するデコード処理方式の切換を実行できる。
そして受信装置2では、新たなフォーマットバージョン
のデータを受け入れ可能となった時点で送信装置1に対
しレスポンスRESを発行する。送信装置1の制御部1
4は、レスポンスRESを受信したことに応じて、デジ
タルオーディオデータの伝送を再開させる。
【0085】このようなコントロールコマンドCL−C
MDによって受信装置2は受信しているデジタルオーデ
ィオデータについてのフォーマットバージョンの変化を
認識でき、これに応じて、変化したフォーマットバージ
ョンに対応するデコード処理モードの切換を実行でき
る。
【0086】ところで、この場合のコントロールコマン
ドは、少なくともフォーマットバージョンの変化を通知
するものとすると、それだけでは受信装置2側が変化後
のフォーマットバージョンを認識することはできない。
従って受信装置2では、次にどのようなフォーマットバ
ージョンに変化するかを判別しなければならない。この
実際のデータ形式の判別に関しては、例えば上記
として説明した手法とほぼ同様に、次の’’’の
ような手法が考えられる。
【0087】’ 受信装置2が受信データ自体を解析
してフォーマットバージョンを判別する。上記と同様
に受信装置2が受信されたデジタルオーディオデータを
解析してフォーマットバージョンを判別する。但しこの
例の場合は、コントロールコマンド発行時点でデジタル
オーディオデータの伝送が中断される。このため、この
中断期間にフォーマットバージョン判別の為の処理の準
備(判別処理に必要な初期設定処理、バッファ空間の確
保など)ができ、デジタルオーディオデータの伝送再開
後、直ぐに判別処理を行うことができる。これによって
迅速にデコード処理モードの切換が可能となる。
【0088】’ 送信装置1に対してフォーマットバ
ージョンの情報を要求する。デジタルオーディオデータ
の伝送中断期間に、送信装置1に対してフォーマットバ
ージョンの情報を要求することができる。即ちリードデ
ィスクリプタコントロールコマンドや、リードインフォ
ブロックコントロールコマンドにより、バージョン情報
を有するコンテンツリストもしくは特定のインフォブロ
ックの情報を要求すればよい。これによって、フォーマ
ットバージョンの変化の前に、次のフォーマットバージ
ョンを判別でき、デコード処理モードの切換も実行でき
る。従ってデジタルオーディオデータの伝送再開後は、
既にフォーマットバージョンの変化に対応した状態とな
っているため、全く処理の遅れはない。
【0089】’ コントロールコマンドとしてフォー
マットバージョンの情報も含むデータ構造を設定する。
上記コントロールコマンドの構造として、単にフォーマ
ットバージョンの変化の通知だけでなく、変化後のフォ
ーマットバージョンを示すバージョン情報も含むように
すれば、受信装置2では伝送中断期間中に、次のフォー
マットバージョンを判別でき、デコード処理モードの切
り換えも完了できる。従ってデジタルオーディオデータ
の伝送再開後は、既にフォーマットバージョンの変化に
対応した状態となっているため、全く処理の遅れはな
い。
【0090】このように、送信装置1からのコントロー
ルコマンドを受信装置2に対して発行することで受信装
置2がデジタルオーディオデータについてフォーマット
バージョンの変化及びフォーマットバージョンを認識で
きる。これによって受信装置2では、バッファなど受信
データを一時的に保存する空間をあらかじめ確保する事
や、変化に伴うデコード処理の切り替えを予め実行する
などして、デジタルオーディオデータを受信してからデ
コード処理するまでの時間差を最小限にする事が可能と
なる。特にコントロールコマンド発行と共にデジタルオ
ーディオデータの伝送が中断され、受信装置2からの受
け入れ可能である事を示すレスポンスに応じて再開する
ことで、受信装置2では完全にデータ形式の変化に対す
る用意をととのえることができる。
【0091】なお、送信装置1は、フォーマットバージ
ョンの変化より所定時間前(例えば300msec前)
などに、コントロールコマンドを送信しても良い。但し
その場合は、受信装置2がそのことを予め認識している
ことが必要である。そしてこのように、フォーマットバ
ージョンの変化より前の時点で変化を通知できるのであ
れば、上記したデジタルオーディオデータの伝送の中
断、再開は必要ではない。
【0092】例えば以上のような各種の通信方式で、受
信装置2は、伝送されてくるデジタルオーディオデータ
についてのフォーマットバージョンの変化に対応できる
ものとなる。なお、以上の例は、アシンクロナスパケッ
トによるデジタルオーディオデータの伝送中に、バージ
ョン情報を通信するものとしたが、デジタルオーディオ
データの伝送前などに、予めコンテンツリストの情報を
受信装置2側に送信するような手法も考えられる。
【0093】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明はさらに多様な構成例が考えられ、多様な機器に導入
できるものである。また、上記例では送信側と受信側は
有線としてのIEEE1394方式の伝送路3による伝
送システムとしたが、同期通信パケットと非同期通信パ
ケットを混在伝送できる他の伝送規格によるものでもよ
い。また衛星通信、無線電話通信、赤外線伝送などの無
線伝送システムに本発明を適用できることはもちろんで
ある。また同期通信パケットで伝送するデジタルデータ
は、オーディオデータに限らず、ビデオデータなどの他
の種のデータの伝送にも応用できる。
【0094】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、送信装置側は、例えばディスク等から再生し送信す
るデータについて、フォーマットのバージョン情報を含
むリスト情報を生成するようにする。このため、送信装
置側は送信するデータについてのフォーマットバージョ
ンを管理できるものとなる。また同期通信パケットデー
タとして伝送しているデジタルデータに関するリスト情
報(リスト情報に含まれるバージョン情報)を非同期通
信パケットデータによる通信により受信装置側が認識で
きるようにしている。このため受信装置側は、常に受信
しているデジタルデータ自体を解析してデータのフォー
マットバージョンを監視していなくてもよく、従って、
受信装置側では、同期通信パケットで受信したデジタル
データを解析する回路又はソフトウエアが不要になると
ともに、データのフォーマットバージョンに応じて適切
なデコード処理を行うことができる。もちろん解析処理
によるデコードの遅れも解消できる。
【0095】また、送信装置側が、例えばディスク等の
メディアから再生するコンテンツを伝送する場合などに
おいて、送信する可能性のある(例えばディスクに収録
された)全てのコンテンツが同じフォーマットバージョ
ンであれば、リスト生成手段は、送信可能とされている
1又は複数のデジタルデータコンテンツの全体に対応す
る情報として、上記バージョン情報を記述したリスト情
報を生成することが好適である。特にこのようなリスト
情報を受信装置側に提供することで、受信装置側は伝送
されてくるデータのフォーマットバージョンを予め、或
いは随時確認できる。さらにリスト生成手段が、送信す
る可能性のある各々のコンテンツについてのフォーマッ
トバージョン情報を含むリスト情報を生成するようにす
れば、多様なフォーマットバージョンのコンテンツを連
続的に送信する場合に好適である。また、例えばディス
ク等のメディアに、多様なフォーマットバージョンのコ
ンテンツを収録してデータ伝送に供することにも好適と
なる。さらには送信装置側でネットワーク等からダウン
ロードしてHDD(ハードディスクドライブ)など格納
しているような場合などであって、伝送可能なコンテン
ツとして多様なフォーマットバージョンのコンテンツが
混在しているような場合にも好適となる。
【0096】そしてこれらのことにより、データ伝送の
信頼性の向上を容易に実現できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394による伝送フォーマットの説
明図である。
【図2】実施の形態の送信装置及び受信装置のブロック
図である。
【図3】実施の形態のステータスディスクリプタ及びコ
ンテンツリストの説明図である。
【図4】実施の形態のデータフォーマットバージョンイ
ンフォブロックの説明図である。
【図5】実施の形態のSACDスペシフィックインフォ
ブロックの説明図である。
【図6】実施の形態のSACDスペシフィックタイプ値
の定義の説明図である。
【図7】実施の形態のSACDスペシフィックタイプイ
ンフォメーションの説明図である。
【図8】実施の形態のオーディオレコーディングパラメ
ーターズインフォブロックの説明図である。
【図9】実施の形態のアシンクロナスパケット通信例の
説明図である。
【図10】実施の形態のアシンクロナスパケット通信例
の説明図である。
【図11】実施の形態のアシンクロナスパケット通信例
の説明図である。
【符号の説明】
1 送信装置、2 受信装置、3 伝送路、11 デー
タソース、12 伝送データ生成部、13 送信部、1
4 制御部、15 メモリ部、16 制御情報処理部、
31 受信部、32 伝送パケットデコード部、33
データデコード部、34 制御部、35 制御情報処理

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置とデータ受信装置から成
    る伝送システムにおいて、 上記データ送信装置は、 送受信手段と、 送信可能なデジタルデータについての、少なくともデー
    タフォーマットのバージョン情報を含むリスト情報を生
    成するリスト生成手段と、 デジタルデータを同期通信パケットデータとして上記送
    受信手段により送信させる同期通信処理手段と、 少なくとも上記リスト情報の全部又は一部を非同期通信
    パケットデータとして上記送受信手段により送信させる
    ことができる非同期通信処理手段と、 を備え、 上記データ受信装置は、 送受信手段と、 上記送受信手段によって受信された、同期通信パケット
    データに対してデコード処理を行うデコード手段と、 少なくとも、非同期通信パケットデータとして送信され
    てくる上記リスト情報の全部又は一部を上記送受信手段
    で受信させる非同期通信処理手段と、 上記送受信手段によって受信された非同期通信パケット
    データとしての上記リスト情報に含まれる上記バージョ
    ン情報に基づいて、上記デコード手段の処理モードを制
    御するバージョン情報対応制御手段と、 を備えたことを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 上記リスト生成手段は、送信可能とされ
    ている1又は複数のデジタルデータコンテンツの全体に
    対応する情報として、上記バージョン情報を記述したリ
    スト情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    伝送システム。
  3. 【請求項3】 上記リスト生成手段は、送信可能とされ
    ている1又は複数の個々のデジタルデータコンテンツに
    対応する情報として、上記バージョン情報を記述したリ
    スト情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    伝送システム。
  4. 【請求項4】 外部のデータ受信装置との間で同期通信
    パケット及び非同期通信パケットによる通信が可能な送
    受信手段と、 送信可能なデジタルデータについての、少なくともデー
    タフォーマットのバージョン情報を含むリスト情報を生
    成するリスト生成手段と、 デジタルデータを同期通信パケットデータとして上記送
    受信手段により送信させる同期通信処理手段と、 少なくとも上記リスト情報の全部又は一部を非同期通信
    パケットデータとして上記送受信手段により送信させる
    ことができる非同期通信処理手段と、 を備えたことを特徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 上記リスト生成手段は、送信可能とされ
    ている1又は複数のデジタルデータコンテンツの全体に
    対応する情報として、上記バージョン情報を記述したリ
    スト情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の
    データ送信装置。
  6. 【請求項6】 上記リスト生成手段は、送信可能とされ
    ている1又は複数の個々のデジタルデータコンテンツに
    対応する情報として、上記バージョン情報を記述したリ
    スト情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の
    データ送信装置。
  7. 【請求項7】 外部のデータ送信装置との間で同期通信
    パケット及び非同期通信パケットによる通信が可能な送
    受信手段と、 上記送受信手段によって受信された、同期通信パケット
    データに対してデコード処理を行うデコード手段と、 上記同期通信パケットデータとして受信されるデジタル
    データについてのデータフォーマットのバージョン情報
    を含むリスト情報が、非同期通信パケットデータとして
    上記データ送信装置から送信されてくる場合に、上記送
    受信手段で受信させる非同期通信処理手段と、 上記送受信手段によって受信された非同期通信パケット
    データとしての上記リスト情報に含まれる上記バージョ
    ン情報に基づいて、上記デコード手段の処理モードを制
    御するバージョン情報対応制御手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 同期通信パケット及び非同期通信パケッ
    トによる通信が可能に接続されたデータ受信装置に対し
    て、 デジタルデータを同期通信パケットデータとして送信
    し、 上記同期通信パケットデータとして伝送されるデジタル
    データのデータフォーマットのバージョン情報を、非同
    期通信パケットデータとして送信することを特徴とする
    データ送信方法。
  9. 【請求項9】 同期通信パケット及び非同期通信パケッ
    トによる通信が可能に接続されたデータ送信装置から、
    同期通信パケットデータを受信してデコード処理を行
    い、デジタルデータを得るとともに、 上記データ送信装置から、非同期通信パケットデータと
    して受信した、上記同期通信パケットデータによるデジ
    タルデータのフォーマットのバージョン情報に基づい
    て、上記デコード処理モードを制御することを特徴とす
    るデータ受信方法。
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