JP2003110646A - 伝送システム、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法 - Google Patents

伝送システム、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法

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JP2003110646A
JP2003110646A JP2001299270A JP2001299270A JP2003110646A JP 2003110646 A JP2003110646 A JP 2003110646A JP 2001299270 A JP2001299270 A JP 2001299270A JP 2001299270 A JP2001299270 A JP 2001299270A JP 2003110646 A JP2003110646 A JP 2003110646A
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JP2001299270A
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Masaaki Kimijima
匡朗 君島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ形式の変化への受信側の適切な対応を
実現する。 【解決手段】 同期通信パケットデータとして伝送して
いるデジタルデータに関するデータ形式の変化を非同期
通信パケットデータによる通信により受信装置側が認識
できるようにし、受信装置側は、常に受信しているデジ
タルデータ自体を解析してデータ形式の変化を監視して
いなくても、データ形式の変化、例えばオーディオデー
タの場合で言えばサンプリング周波数、圧縮方式/量子
化ビット数、チャンネル数、スピーカ配置などの変化を
認識してデコード処理を切り換えることができるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種フォーマットの
デジタルデータを伝送する伝送システム、及びデジタル
データの伝送にかかるデータ送信装置、データ受信装
置、データ送信方法、データ受信方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばオーディオデータやビデオデータ
など時系列的に連続するデジタルストリームデータを始
めとして各種のデータを伝送する機器やシステムが実用
化されている。ここでオーディオデータやビデオデータ
では、各種のデータ形式(データフォーマット)が併存
しているという現状がある。例えばオーディオデータで
いえば、サンプリング周波数、圧縮方式/量子化ビット
数、チャンネル数、スピーカ配置などについて多様なデ
ータ形式が存在する。
【0003】サンプリング周波数としては、44.1K
Hz、32KHz、48KHz、96KHzなど多様で
ある。圧縮方式/量子化ビット数に関しては、リニアP
CM方式、MPEG方式、ATRAC方式、1ビット非
圧縮方式など多様である。チャンネル数についていえ
ば、L、Rの2チャンネルデータとすることが主流であ
るが、近年、3チャンネル、4チャンネル、或いはそれ
以上のチャンネルのオーディオデータについても広く実
施されている。スピーカ配置については、2チャンネル
の場合の「L(左)、R(右)」、3チャンネルの場合
の「L、C(センタ)、R」「L、R、S(サラウン
ド)」「L、R、LFE(スーパーウーハー用低域エン
ハンス:Low Freqency Enhancement)」、4チャンネル
の場合の「L、R、Ls(後方左)、Rs(後方
右)」、5チャンネルの場合の「L、R、LFE、L
s、Rs」「L、R、C、Ls、Rs」など、多様であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら多様なデータフ
ォーマットのオーディオデータが存在することに応じ
て、オーディオデータの伝送フォーマットとしても、各
種チャンネル数や各種データ形式に対応できるようにす
ることが行われている。
【0005】例えば、詳しい伝送データ構成については
後述するが、IEEE1394におけるオーディオデー
タの伝送においては、オーディオデータを含むブロック
と呼ばれる単位を連続させて伝送データストリームを形
成しており、当該ブロックにおいて各チャンネルのオー
ディオデータを配置するようにしている。そして複数の
ブロックを含むパケットのヘッダ、或いはブロック内の
付加的なデータとして、チャンネルフォーマットやデー
タ形式等の情報も含むようにし、受信装置側ではこれら
の情報やブロックのサイズなどからデータフォーマット
を確認することで、送信されてきたデジタルオーディオ
データに対して正しくデコード処理ができるようにして
いる。
【0006】ところが、例えば音楽等のコンテンツデー
タを複数、連続して伝送する場合において、しかも、各
コンテンツデータのデータフォーマット、例えばチャン
ネルフォーマットが異なっていたような場合に不都合が
生じる。
【0007】上記のように受信側ではオーディオデータ
等と同時に受信される付加的な情報やブロックサイズか
らデータフォーマットを認識し、オーディオデータのデ
コードを行うものである。このため、場合によっては楽
曲の曲頭部分のデコード処理が間に合わず、この受信側
での曲の再生(或いは記録媒体への記録)が頭切れを起
こすことがあり得る。
【0008】例えば連続して伝送し、受信側で再生させ
ようとする第1の音楽コンテンツデータと第2の音楽コ
ンテンツデータが、共に5チャンネルのオーディオデー
タであるが、一方は「L、R、LFE、Ls、Rs」で
あり、他方が「L、R、C、Ls、Rs」とされて、ス
ピーカ配置フォーマットが異なるものであったとする。
この場合受信側では、上記IEEE1394伝送路に送
出される伝送フォーマットのブロックについては、共に
5チャンネルであるため同一サイズとなり、第2の音楽
コンテンツデータを受信してみないと、変化したスピー
カ配置フォーマットを特定できない。これによりデコー
ド処理の遅れが生ずる場合がある。
【0009】また、このような事態を回避するために
は、複数の楽曲コンテンツデータの伝送時には、伝送す
るデータストリーム上で、曲と曲の間に相当する部分に
ブランク(無音)データを挿入することが推奨されてい
る。しかしながら、特に音楽コンテンツデータの場合、
曲と曲の間に無音期間が挿入されることは必ずしも適切
ではない。例えば受信側で複数の曲をシームレスに再生
させたい場合でも、無音データの挿入により実現できな
くなる。もちろん単に無音データを挿入するのみでは変
化するデータフォーマットを特定することもできない。
【0010】以上のことをまとめると、例えばデジタル
オーディオデータ等を受信する側の機器は、デジタルオ
ーディオデータを受信した後、受信したオーディオデー
タを解析してチャンネル数等のデータ形式を判断するこ
とが必要とされ、この事は、データ受信装置にとって、
バッファなど受信データを一時的に保存する空間をあら
かじめ確保する事が困難になったり、データを受信しそ
のデータを解析する処理が必要になるなどの不都合があ
るとともに、場合によってはデコード処理の遅れにより
適切な受信/デコード処理が実現できない場合も生ずる
といった問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑みて、各種のデータ形式のデジタルデータを伝送す
る場合に、受信側が伝送データ自体を解析してそのデー
タ形式を常に確認していなくても、伝送されてくるデジ
タルデータのデータ形式の変化を認識し、最適なタイミ
ングでデコード処理を切り換えることができるようにす
ることを目的とする。
【0012】このため本発明では、データ送信装置、デ
ータ受信装置、及びそのデータ送信装置とデータ受信装
置から成る伝送システムを提案する。本発明のデータ送
信装置は、送受信手段と、各種のデータ形式によるデジ
タルデータを同期通信パケットデータとして上記送受信
手段により送信させる同期通信処理手段と、各種の制御
用のデータを非同期通信パケットデータとして上記送受
信手段で送受信させる非同期通信処理手段と、上記同期
通信パケットデータとして伝送されるデジタルデータの
データ形式又はデータ形式の変化を示す情報を、上記非
同期通信パケットデータとして送信させるデータ形式情
報送信制御手段とを備える。
【0013】また本発明のデータ受信装置は、送受信手
段と、上記送受信手段によって受信された、同期通信パ
ケットデータに対してデコード処理を行い、各種のデー
タ形式によるデジタルデータを得るデコード手段と、各
種の制御用のデータを非同期通信パケットデータとして
上記送受信手段で送受信させる非同期通信処理手段と、
上記送受信手段によって受信された非同期通信パケット
データとしての、上記データ形式又はデータ形式の変化
を示す情報に基づいて、上記デコード手段の動作を制御
するデータ形式情報対応制御手段と、を備える。
【0014】また、上記データ送信装置とデータ受信装
置による伝送システムを構築する。
【0015】これらのデータ送信装置、データ受信装
置、或いは伝送システムの場合において、上記データ受
信装置の上記非同期通信処理手段は、非同期通信パケッ
トデータとしてデータ形式要求信号を上記データ送信装
置に送信する処理を行い、上記データ送信装置における
上記データ形式情報送信制御手段は、上記データ受信装
置から送信されてくる上記データ形式要求信号に応じ
て、上記同期通信パケットデータとして送信しているデ
ジタルデータにかかるデータ形式を示す情報を、上記デ
ータ受信装置に送信するように制御する。このとき上記
データ受信装置においては、上記データ形式情報対応制
御手段は、上記データ形式要求信号に応じて上記データ
送信装置から送信されてきたデータ形式を示す情報に基
づいて、同期通信パケットデータとして受信しているデ
ジタルデータのデータ形式の変化の有無を検知し、デー
タ形式の変化を検知した場合に上記デコード手段の動作
を切り換える。
【0016】又、上記のデータ送信装置、データ受信装
置、或いは伝送システムの場合において、上記データ受
信装置の上記非同期通信処理手段は、非同期通信パケッ
トデータとしてデータ形式変化時の通知要求信号を上記
データ送信装置に送信する処理を行い、上記データ送信
装置における上記データ形式情報送信制御手段は、上記
データ受信装置から送信されてくる上記データ形式変化
時の通知要求信号に応じて、上記同期通信パケットデー
タとして送信しているデジタルデータのデータ形式の変
化に対応する時点で、データ形式の変化を示す情報を上
記データ受信装置に送信するように制御する。特にこの
場合、上記データ受信装置の上記非同期通信処理手段
は、上記データ形式変化時の通知要求信号において、通
知タイミングを指定できるとともに、上記データ送信装
置における上記データ形式情報送信制御手段は、上記同
期通信パケットデータとして送信しているデジタルデー
タのデータ形式の変化に対応した上記指定された通知タ
イミングで、データ形式の変化を示す情報を送信するよ
うに制御する。このとき上記データ受信装置において
は、上記データ形式情報対応制御手段は、上記データ形
式変化時の通知要求信号に応じて上記データ送信装置か
ら送信されてきたデータ形式の変化を示す情報に基づい
て、同期通信パケットデータとして受信しているデジタ
ルデータのデータ形式の変化を検知し、上記デコード手
段の動作を切り換える。
【0017】又、上記のデータ送信装置、データ受信装
置、或いは伝送システムの場合において、上記データ送
信装置における上記データ形式情報送信制御手段は、上
記同期通信パケットデータとして送信しているデジタル
データのデータ形式の変化に対応する時点で、データ形
式の変化を示す情報を上記データ受信装置に送信するよ
うに制御する。このとき上記データ受信装置において
は、上記データ形式情報対応制御手段は、上記データ送
信装置から送信されてきたデータ形式の変化を示す情報
に基づいて、同期通信パケットデータとして受信してい
るデジタルデータのデータ形式の変化を検知し、上記デ
コード手段の動作を切り換える。
【0018】本発明のデータ送信方法は、同期通信パケ
ット及び非同期通信パケットによる通信が可能に接続さ
れたデータ受信装置に対して、各種のデータ形式による
デジタルデータを同期通信パケットデータとして送信
し、上記同期通信パケットデータとして伝送されるデジ
タルデータのデータ形式又はデータ形式の変化を示す情
報を、非同期通信パケットデータとして送信する。この
場合、上記データ受信装置から非同期通信パケットデー
タとして送信されてくるデータ形式要求信号に応じて、
上記同期通信パケットデータとして送信しているデジタ
ルデータにかかるデータ形式を示す情報を上記非同期通
信パケットデータとして上記データ受信装置に送信す
る。又は、上記データ受信装置から非同期通信パケット
データとして送信されてくるデータ形式変化時の通知要
求信号に応じて、上記同期通信パケットデータとして送
信しているデジタルデータのデータ形式の変化に対応す
る時点で、データ形式の変化を示す情報を上記非同期通
信パケットデータとして上記データ受信装置に送信す
る。さらに特に、上記同期通信パケットデータとして送
信しているデジタルデータのデータ形式の変化に対応し
た、上記通知要求信号において指定された通知タイミン
グで、データ形式の変化を示す情報を送信する。又は、
上記同期通信パケットデータとして送信しているデジタ
ルデータのデータ形式の変化に対応する時点で、データ
形式の変化を示す情報を上記非同期通信パケットデータ
として上記データ受信装置に送信する。
【0019】本発明のデータ受信方法は、同期通信パケ
ット及び非同期通信パケットによる通信が可能に接続さ
れたデータ送信装置から、同期通信パケットデータを受
信してデコード処理を行い、各種のデータ形式によるデ
ジタルデータを得るとともに、上記データ送信装置か
ら、非同期通信パケットデータとして受信した、上記同
期通信パケットデータに関するデータ形式又はデータ形
式の変化を示す情報に基づいて、上記デコード処理動作
を制御する。この場合において、まず非同期通信パケッ
トデータとしてデータ形式要求信号を上記データ送信装
置に送信する処理を行い、上記データ形式要求信号に応
じて上記データ送信装置から送信されてきたデータ形式
を示す情報に基づいて、同期通信パケットデータとして
受信しているデジタルデータのデータ形式の変化の有無
を検知し、データ形式の変化を検知した場合に上記デコ
ード処理動作を切り換える。又は、まず非同期通信パケ
ットデータとしてデータ形式変化時の通知要求信号を上
記データ送信装置に送信する処理を行い、上記データ形
式変化時の通知要求信号に応じて上記データ送信装置か
ら送信されてきたデータ形式の変化を示す情報に基づい
て、同期通信パケットデータとして受信しているデジタ
ルデータのデータ形式の変化を検知し、上記デコード処
理動作を切り換える。この場合、上記データ形式変化時
の通知要求信号において、通知タイミングを指定できる
ようにする。又は、上記データ送信装置から送信されて
きたデータ形式の変化を示す情報に基づいて、同期通信
パケットデータとして受信しているデジタルデータのデ
ータ形式の変化を検知し、上記デコード処理動作を切り
換える。
【0020】即ち本発明では、同期通信パケットデータ
として伝送しているデジタルデータに関する、サンプリ
ング周波数やチャンネルフォーマット等のデータ形式の
変化を非同期通信パケットデータによる通信により受信
装置側が認識できるようにすることで、受信側がデータ
形式の変化に応じて適正なタイミングでデコード処理の
切換を実行できるようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を次の
順に説明する。なお実施の形態ではIEEE1394の
伝送フォーマットでオーディオデータを伝送するデータ
送信装置とデータ受信装置の例を説明する。 1.IEEE1394の伝送フォーマット 2.送信装置及び受信装置 3.第1の実施の形態の伝送方式 4.第2の実施の形態の伝送方式 5.第3の実施の形態の伝送方式 6.第4の実施の形態の伝送方式
【0022】1.IEEE1394の伝送フォーマット まずIEEE1394による伝送フォーマットについて
説明する。IEEE1394方式のバスラインを用いた
ネットワークにより、複数台のオーディオ・ビジュアル
機器を接続して、その機器間でビデオデータ、オーディ
オデータ、その他のデータなどを伝送することが実用化
されている。IEEE1394方式のバスラインの場合
には、ビデオデータやオーディオデータなどの大容量デ
ータを伝送するための、同期通信パケットとしてのアイ
ソクロナス伝送チャンネルと、機器制御のためのコマン
ドなどのデータを伝送するための、非同期通信パケット
としてのアシンクロナス伝送チャンネルとが用意されて
おり、それらのデータを混在させて伝送できるようにし
てある。
【0023】IEEE1394方式でのデータ伝送で
は、例えば図1に示すように、所定の通信サイクル(例
えば125μsec)毎に時分割多重によって行われ
る。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと呼ば
れる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の機
器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイクル
スタートパケットCSPをバス上へ送出することにより
開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成する
ケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE139
4で規定する手順により自動的に決定される。
【0024】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
【0025】IEEE1394方式のバスラインにおい
て、アシンクロナスパケットで伝送される、オーディオ
・ビジュアル機器を制御するコマンドの詳細について
は、[AV/C Digital Interface Command Set General Sp
ecification]に開示されている。[AV/C Digital Interf
ace Command Set General Specification]で定義されて
いるAV/Cコマンド[AV/C Command]では、コントロー
ル[Control]、ステイタス[Status]、ノーティファイ[No
tify]などのコマンドタイプが定義されており、同じコ
マンドを用途により使い分けることが可能となってい
る。
【0026】コントロールコマンドは、或る機器が他の
機器に対してある動作をするよう命令をする時に伝送さ
れるコマンドである。例えば「プレイ」「ストップ」な
どの機器動作を命令するコマンドや、或いは後述するイ
ンフォブロックやディスクリプタの読出を要求するコマ
ンドなどがある。ステータスコマンドは、或る機器が他
の機器に対して動作状態を確認するためのコマンドであ
る。例えば「プレイ状態」「ストップ状態」などの機器
動作状態を確認するコマンドである。ノーティファイコ
マンドは、或る機器が他の機器に対して、何らかの状態
変化があった場合に、それを通知するように要求するコ
マンドである。例えばステイタス変化などを通知させる
ことを要求できる。
【0027】なお、CD(Compact Disc)やDVD(Di
gital Versatile Disc),SACD(Super Audio CD)
などディスクを用いるAV機器を制御するコマンドの詳
細については[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]に開示されている。上記[AV/C Digital Interface C
ommand Set General Specification]や、[AV/C Disc Su
bunit General Specification]は1394 TRADE ASSOCIATI
ONで公開されている。
【0028】また、[AV/C Disc Subunit General Speci
fication]ではステータスディスクリプタの詳細につい
ても定義している。ディスクリプタとは、従来のコマン
ドで扱える以上のデータ量を機器間で読み書きするため
に開発された手法であり、特にステータスディスクリプ
タは、現在の機器の状況を機器間で読み書きするために
用いられる。
【0029】[AV/C Disc Subunit General Specificati
on]で定義されているコマンドの一つにディスクステー
タスコマンドがある。ディスクステータスコマンドは、
ステータスディスクリプタの任意の部分が変化した時に
通知するよう要求するコマンドである。このコマンドを
用いることによって、機器の状態が変化した事を、ディ
スクステータスコマンドを発行した機器が知ることが出
来る。ただし、ステータスディスクリプタには現在伝送
中のデジタルオーディオデータの詳細については記述さ
れていない。このため例えばデジタルオーディオデータ
受信側の機器がディスクステータスコマンドを発行して
も、現在伝送中のオーディオデータのチャンネル数と次
に伝送するオーディオデータのチャンネル数が異なった
場合などに、その変化(データ形式の変化)を受信側の
機器が認識することはできない。
【0030】2.送信装置及び受信装置 続いて、実施の形態の伝送方式を実現するためのデータ
送信装置及びデータ受信装置について説明する。図2
は、或る2つの機器が例えばIEEE1394による伝
送路3により接続されている場合に、送信装置1を有す
る機器(又は回路部)から受信装置2を有する機器(又
は回路部)にオーディオデータを伝送するモデルにおい
て本発明の実施の形態を示したものである。
【0031】なお、送信装置1としては、例えばディス
ク、固体メモリによるメモリカード、ハードディスクド
ライブ(HDD)などの記録媒体から、オーディオデー
タ、ビデオデータ等のコンテンツを再生して出力できる
機器や、所定の伝送路により配信されたコンテンツデー
タを出力できる機器などが想定される。また受信装置2
としては、伝送されてきたオーディオデータを再生出力
する再生装置や、所定の記録媒体(ディスク、固体メモ
リ、テープなど)に記録する記録装置などが想定され
る。オーディオデータ等のコンテンツデータは、上述し
たアイソクロナスパケットにより伝送されるものとし、
また送信装置1と受信装置2の間は、アシンクロナスパ
ケットにより各種制御用のデータの相互通信が可能とさ
れるものとする。
【0032】図示するように送信装置1は、データソー
ス11、伝送データ生成部12、送受信部13、制御部
14、メモリ部15、制御情報処理部16が設けられ
る。
【0033】データソース11は、オーディオデータ、
ビデオデータ等のコンテンツデータとして、各種のデー
タ形式のデジタルデータを出力する。なお、以下では、
オーディオデータの伝送を例にして述べていく。データ
ソース11の具体的な構成は多様な例が考えられ、例え
ばディスクメディアや固体メモリメディア等の記録媒体
に対する再生装置部、ネットワーク通信その他の受信装
置部、ハードディスクドライブ等によるサーバ装置部、
などが考えられる。どのような装置部であれ、ここでは
各種のデータ形式のオーディオデータを出力できるもの
とされる。
【0034】伝送データ生成部12は、データソース1
1から供給されるオーディオデータストリームについて
所定のブロック化処理を行い、アイソクロナスパケット
を形成していく処理を行う。送受信部13は伝送データ
生成部12の出力(アイソクロナスパケット)をIEE
E1394バスによる伝送路3に送出する動作を行う。
【0035】制御情報処理部16は、アシンクロナスパ
ケットにより送受信されるコマンド等の情報のインター
フェース部として所定の処理を行う。例えば受信装置2
から送信されてきたアシンクロナスパケットデータをデ
コードし、制御部14に受け渡す。また制御部14が受
信装置2側に制御用のコマンド/レスポンスデータ等を
送信する場合は、制御部14から指示された送信情報に
ついてパケット化処理を行い、アシンクロナスパケット
を生成して、送受信部13から伝送路3に送出させる。
メモリ部15は、RAM、ROM、フラッシュメモリな
どとしての各種記憶領域を包括的に示しているが、この
メモリ部15は制御部14の制御プログラムの格納領
域、制御部14の処理のワーク領域、各種設定値の格納
領域、ディスクリプタ等の格納領域などに用いられる。
【0036】制御部14は、伝送データ生成部12のブ
ロック化処理/アイソクロナスパケット送信処理や、デ
ータソース11の動作を制御する。また、アシンクロナ
スパケットにより通信されるコマンド等の制御用のデー
タの受信・送信に関する処理を行う。また、データソー
ス11から出力されるコンテンツデータ、つまり受信装
置2側に伝送しようとするコンテンツデータについての
管理情報(例えばCD方式のディスクにおけるTOCな
どの管理情報)を参照し、各コンテンツデータのデータ
フォーマット(チャンネルフォーマット)等を確認し
て、ステータスディスクリプタやコンテンツリストを生
成し、メモリ部15に格納する。
【0037】送信装置1がアイソクロナスパケットによ
り送信するデジタルオーディオデータに関する情報とし
て、メモリ部15に格納されるステータスディスクリプ
タやコンテンツリストは、図3に示すような構造のデー
タである。なお、ディスクスクリプタの一種としてのス
テータスディスクリプタは、現在の機器の状況を示す各
種情報をメモリ部15に格納したデータ群であり、例え
ば他の機器からの要求に応じて所要の情報を送信できる
ものである。また「リスト」「オブジェクト」はディス
クリプタの階層構造を実現するための構造とされてい
る。
【0038】ステータスディスクリプタは、図3(a)
のように、ステータスディスクリプタとしてのIDやデ
ータサイズなどの基本情報を含むヘッダを有したうえ
で、それぞれが実際の各種ステータスを示す情報として
の所要数の情報ブロック(インフォメーションブロック
(インフォブロック))から構成される。どのような内
容のインフォブロックが設けられるかは機器やメディア
の種別や送信データ種別などに応じて決められる。
【0039】コンテンツリストは、図3(b)のよう
に、コンテンツリストとしてのIDやデータサイズなど
の基本情報を含むヘッダを有したうえで、それぞれが実
際の各種ステータスを示す情報としての所要数の情報ブ
ロック(インフォメーションブロック(インフォブロッ
ク))や、所要数のオーディオトラックオブジェクトと
から構成される。この場合も、どのような内容のインフ
ォブロックが設けられるかはコンテンツデータ/メディ
アの種別などに応じて決められる。またオーディオトラ
ックオブジェクトは、例えばデータソース11から送信
できる各コンテンツデータのそれぞれに対応して形成さ
れる。例えばデータソース11がCD再生部の場合は、
装填されるCDに収録されている楽曲(トラック)毎に
対応して形成される。つまりCDのTOCなどの管理情
報に基づいて判別される、楽曲等のコンテンツ単位での
各種属性その他の情報を配するデータ群である。このオ
ーディオトラックオブジェクトは、1又は複数のインフ
ォブロックで構成される。
【0040】図2において、受信装置2は、送受信部3
1、伝送パケットデコード部32、データデコード部3
3、制御部34、制御情報処理部35を備える。
【0041】受信装置2において、送受信部31は、伝
送路3から供給されるアイソクロナスパケットデータを
受信して取り込む動作を行う。またアシンクロナスパケ
ットによるコマンド等のデータの送受信を行う。
【0042】伝送パケットデコード部32は、受信され
たアイソクロナスパケットのデータについてパケットデ
コード処理を行い、各ブロック内に配されている各チャ
ンネルのオーディオデータを抽出する処理や、抽出した
データのバッファリングを行う。データデコード部33
は、伝送パケットデコード部32で抽出された、或るデ
ータ形式のオーディオデータについて復号処理を行い、
所要のデータ形態で出力する。
【0043】制御情報処理部35は、アシンクロナスパ
ケットにより送受信されるコマンド等の情報のインター
フェース部として所定の処理を行う。例えば送信装置1
から送信されてきたアシンクロナスパケットデータをデ
コードし、制御部34に受け渡す。また制御部34が送
信装置1側に制御用のコマンド/レスポンスデータ等を
送信する場合は、制御部34から指示された送信情報に
ついてパケット化処理を行い、アシンクロナスパケット
を生成して、送受信部31から伝送路3に送出させる。
【0044】制御部34は、伝送パケットデコード部3
2のデコード処理や、データデコード部33のデコード
処理動作を制御する。特に、伝送パケットデコード部3
2及びデータデコード部33に対しては、受信されるオ
ーディオデータのデータ形式に応じて、それに適合した
デコード処理が行われるように処理方式を切換制御す
る。例えば制御部34は、受信されたオーディオデータ
のサンプリング周波数、圧縮方式/量子化ビット数、チ
ャンネル数、スピーカ配置などのデータ形式を判別し、
それに応じて伝送パケットデコード部32やデータデコ
ード部33を制御し、データのフォーマット等に応じた
デコード処理やチャンネル分配を制御する。また制御部
34は、アシンクロナスパケットにより通信されるコマ
ンド等の制御用のデータの受信・送信に関する処理を行
う。また、伝送パケットデコード部32及び/又はデー
タデコード部33に対するデコード処理方式の切換のた
めには、送信されてくるオーディオデータのデータ形式
を判別する必要があるが、この判別は、後述するように
アシンクロナスパケットにより通信されるコマンド/レ
スポンス等に基づいて行う。例えば送信装置からアシン
クロナスパケットで送信されてくるコマンド或いはレス
ポンスによって、現在伝送されているオーディオデータ
のデータ形式を判別し、或いは伝送されているオーディ
オデータのデータ形式の変化を判別する。データ形式の
変化を検知した場合、制御部34は伝送パケットデコー
ド部32及び/又はデータデコード部33のデコード処
理方式の切換制御を行うことになる。
【0045】なお、データデコード部33がどのような
データにまでデコードを行うかは、受信装置2としての
機器の種別や出力先の機器又は回路部の種別による。例
えば受信装置2がディスク等のメディアへの記録装置と
される場合は、記録処理系が扱うことができるデータフ
ォーマットまでデコードを行う。また例えば後段の回路
部においてアナログ信号に変換され、増幅されてスピー
カシステムから出力される場合は、リニアPCMオーデ
ィオデータにまで復号すればよい。
【0046】3.第1の実施の形態の伝送方式 以上のようなIEEE1394による伝送路で伝送を行
う送信装置1と受信装置2の間での伝送方式の例を、以
下、第1〜第4の実施の形態として説明していく。な
お、各実施の形態は、送信装置1から受信装置2に対し
てデジタルオーディオデータをアイソクロナスパケット
により伝送する際の、送信装置1と受信装置2の間での
アシンクロナスパケットによる制御用のコマンド等の情
報の通信方式の例である。
【0047】まず、第1の実施の形態の伝送方式を図4
〜図8により説明する。この例は、オーディオデータを
伝送する機器のステータスディスクリプタ内に現在伝送
中のオーディオデータに関する詳細な情報を記述する手
法である。上述したように、[AV/C Disc Subunit Gener
al Specification]ではステータスディスクリプタにつ
いて定義されている。しかしながら、ステータスディス
クリプタには現在伝送中のオーディオデータの位置情報
が記述されているのみで、例えばチャンネル数、スピー
カーの設定、サンプリング周波数、オーディオデータの
種類、などの情報は記述されていない。そこで本例で
は、これらのデータ形式を示す情報をステータスディス
クリプタに記述するようにし、受信装置2側では送信装
置1に対してステータスディスクリプタの情報を要求す
ることで、受信装置2が受信しているオーディオデータ
のデータ形式を認識できるようにするものである。
【0048】ステータスディスクリプタは図3(a)の
ように1又は複数のインフォブロックの集合体としての
構成を有するものであるが、本例の場合、ステータスデ
ィスクリプタにおけるインフォブロックとして、図5の
ようなトラックステータスインフォブロック[track_sta
tus_info_block]を定義する。なお、以後の説明におい
て「h」を付した数値は16進表記のものである。
【0049】このトラックステータスインフォブロック
は、例えば10バイトの構成とされ、先頭2バイトがコ
ンパウンドレングス[compound_length]とされる。この
コンパウンドレングスは、当該インフォブロックにおけ
る残りのバイト数を示すことで、当該インフォブロック
の範囲を指定する。このトラックステータスインフォブ
ロックの場合、コンパウンドレングス=8バイトとな
る。また続く2バイトでインフォブロックタイプ[info_
block_type]が示される。この場合、インフォブロック
タイプのコード値により、このインフォブロックがトラ
ックステータスインフォブロックである事が示される。
続く2バイトはプライマリフィールドレングス[primary
_fields_length]とされる。プライマリフィールドレン
グスは、当該インフォブロックにおける残りのバイト
数、つまり、インフォブロックにおいて提示したい実デ
ータを配したフィールドのバイト数が示される。このト
ラックステータスインフォブロックの場合、プライマリ
フィールドレングス=4バイトとなる。
【0050】なお、以上の6バイト、つまりコンパウン
ドレングス、インフォブロックタイプ、プライマリフィ
ールドレングスは、各種インフォブロックにおいて共通
の構造とされ、従って今回定義するトラックステータス
インフォブロックにおいても採用される構造となってい
る。
【0051】図5のトラックステータスインフォブロッ
クでは、残りの4バイトで、アイソクロナスパケットに
より伝送しているオーディオデータのデータ形式が示さ
れる。即ち、サンプリングレート[sampling_rate]とし
てデジタルオーディオデータのサンプリング周波数が示
され、ストリームタイプ[stream_type]でデジタルオー
ディオデータの種類(量子化ビット数や圧縮方式などが
異なるデータタイプ)が示され、スピーカコンフィグ[s
peaker_config]でスピーカーの設定が示され、プレイン
グチャンネル[playing_channel]でチャンネル数が示さ
れる。
【0052】サンプリングレートのフィールドで用いら
れる値は図6のように定義される。例えば「00h」は
32KHz、「01h」は44.1KHz、「02h」
は48KHz、「04h」は96KHz、「11h」は
2822.4KHzと定義される。ストリームタイプの
フィールドで用いられる値は図7のように定義される。
即ち「00h」のノーコンプレッション(=リニアPC
Mオーディオデータ)・・・・・「90h」のATRA
Cオーディオのように、図示するとおり、各種デジタル
オーディオデータのフォーマット種別が定義される。な
お「10h」で示されるDSDとは、いわゆるSACD
に採用される1ビットデジタルオーディオデータであ
る。これは、通常のCD(Compact Disc)におけるオー
ディオデータよりも高品位なデータとして開発されたも
のである。そしてこの1ビットデジタルオーディオデー
タは、サンプリング周波数を例えばCD方式における4
4.1KHzの16倍という非常に高いサンプリング周
波数である2.8224MHzとしてΔΣ変調された1
ビットデータのことであり、周波数帯域はDC成分〜1
00KHzの広範囲とされ、ダイナミックレンジはオー
ディオ帯域全体で120(dB)を実現できるデータフ
ォーマットである。また「11h」で示されるDSTと
は、同じくSACD用のフォーマットで、ロスレスレコ
ーディングに基づくデータフォーマットである。
【0053】スピーカコンフィグのフィールドで用いら
れる値は図8のように定義される。例えば「00h」が
2チャンネルステレオのセットアップ、「03h」がIT
U-R BS .775による5チャンネルセットアップなど、各
種のスピーカ配置としてのセットアップ種別が定義され
る。プレイングチャンネルのフィールドでは、チャンネ
ル数自体を16進数で表した値が記述される。
【0054】このようなトラックステータスインフォブ
ロックを、図3(a)のようなステータスディスクリプ
タのインフォブロックとして追加する。追加の際のデー
タ構造は多様に考えられるが、例えばトラックステータ
スインフォブロックにおける[source_plug_status_area
_info_block]の中の[plug_status_info_block]の内部に
追加することが考えられる。そしてこのようなトラック
ステータスインフォブロックを含むステータスディスク
リプタが、送信装置1のメモリ部15に記憶される。
【0055】なお、このトラックステータスインフォブ
ロックは、データソース11から送出される全てのコン
テンツ(楽曲等のトラック)について、予め制御部14
が生成して記憶させても良いし、或るコンテンツの送信
の際に、そのコンテンツについて制御部14が生成し
て、メモリ部15でトラックステータスインフォブロッ
クの書換又は追加を行うようにしても良い。例えばデー
タソースがCD等のメディアに対する再生装置部である
場合は、メディアが装填された時点で、制御部14がメ
ディアの管理情報に基づいて、収録されている各コンテ
ンツについてのトラックステータスインフォブロックを
生成することが考えられる。
【0056】このようなトラックステータスインフォブ
ロックを設けることで、受信装置2は、トラックステー
タスインフォブロックの情報を受け取れば、受信してい
るオーディオデータについてのデータ形式を判別できる
ものとなる。
【0057】図4に、アシンクロナスパケットによる通
信動作を示す。この図4の通信動作は、アイソクロナス
パケットにより送信装置1から受信装置2に対してオー
ディオデータの伝送が行われている期間に行われる。メ
モリ部15に格納されているディスクリプタについて
は、受信装置2がリード要求を示すコントロールコマン
ドCL−CMDを送信装置1に対して発行することで、
受け取ることができる。この場合のコントロールコマン
ドCL−CMDは、ディスクリプタ全体のリード要求と
しての「リードディスクリプタコントロールコマンド」
か、又はディスクリプタ内の特定のインフォブロックを
指定して要求する「リードインフォブロックコントロー
ルコマンド」として発行される。
【0058】即ち受信装置2の制御部34は、「リード
ディスクリプタコントロールコマンド」又は「リードイ
ンフォブロックコントロールコマンド」を発行して、制
御情報処理部35,送受信部31を介して、アシンクロ
ナスパケットにより送信装置1に送信する。送信装置1
では、送受信部13,制御情報処理部16を介して制御
部14が「リードディスクリプタコントロールコマン
ド」又は「リードインフォブロックコントロールコマン
ド」を受け取ると、指定された情報、即ちディスクリプ
タ全体、もしくはディスクリプタ内の指定された特定の
インフォブロック(この場合トラックステータスインフ
ォブロック)の情報をメモリ部15から読み出し、コン
トロールコマンドCL−CMDに対するレスポンスRE
Sを発行する。即ち、現在伝送中のコンテンツにかかる
トラックステータスインフォブロックの情報を含むスポ
ンスRESを発行して、制御情報処理部16、送受信部
13を介して、アシンクロナスパケットにより受信装置
2に送信する。受信装置2では、送受信部31,制御情
報処理部35を介して制御部34が、当該レスポンスR
ESを受け取ることで、現在アイソクロナスパケットで
受信しているデジタルオーディオデータについての、サ
ンプリング周波数、データ種別、スピーカ配置情報、チ
ャンネル数を確認できる。
【0059】従って、オーディオデータ伝送中において
は、図4に示すように、定期的に受信装置2がトラック
ステータスインフォブロックに対するリード要求として
のコントロールコマンドCL−CMDを発行し、レスポ
ンスを受け取ることで、常に、受信しているデジタルオ
ーディオデータのデータ形式を把握できるものとなる。
そして制御部34では、逐次このようにして受信するデ
ジタルオーディオデータのデータ形式を確認しており、
その変化があった場合は、伝送パケットデコード部32
及び/又はデータデコード部33の処理方式を、判別し
たデータ形式に応じた処理方式に切り換える。
【0060】このように、受信装置2では、定期的(或
いは不定期でも良いがなるべく頻繁に)にトラックステ
ータスインフォブロックの情報を取り込むことで、受信
しているデジタルオーディオデータについてデータ形式
を判別できるため、実際に受信したオーディオデータの
フォーマットを確認せずにデータのチャンネル数、スピ
ーカーの設定、サンプリング周波数、オーディオデータ
種類の変化を知ることができる。従って、受信装置2は
受信したデータを解析する必要が無くなり、その処理に
必要な回路又はソフトウエアが不要になる。
【0061】4.第2の実施の形態の伝送方式 第2の実施の形態の伝送方式を図9,図10,図11で
説明する。この例は、新たにトラックステータス[Track
Status]コマンドを作成し、ノーティファイコマンドと
して使用する手法である。上述したようにノーティファ
イコマンドは機器の状態が変化した時に通知するよう命
令する時に用いられるコマンドである。
【0062】まず新規なノーティファイコマンドとし
て、図10のようなトラックステータスノーティファイ
コマンドを定義する。このコマンド構造では、オペコー
ド[opcode]に記述されるコードにより、このコマンドが
トラックステータスコマンドである事が示される。オペ
ランド[0]のリザルト[Result]はコマンドに対する応答
を示す。つまりコマンド送信側は、このリザルトを例え
ば「FFh」としておき、コマンドを受信してレスポン
スを返す側は、そのレスポンスにおいて、リザルトの値
によりコマンド対応の可否等の返答を行うものとなる。
オペランド[1]のサブファンクション1[Subfunction
1]として用意されるノーティファイオブジェクト数[nu
mber_of_notify_object]では、ノーティファイ、つまり
変化時の通知を要求する項目の数が記述される。
【0063】そしてオペランド[3]以降に、1又は複数
の実際のノーティファイオブジェクト(通知要求の項
目)及びそのノーティファイタイム(通知タイミングの
指定)が各4ビットで記述される。ノーティファイオブ
ジェクトについては、図11のように定義される。「0
h」はサンプリングレート、「1h」はストリームタイ
プ、「2h」はスピーカコンフィグ、「3h」はプレイ
ングチャンネルとされる。またノーティファイタイム
は、100msec単位の数値として変化タイミングに
先立つ時間が記述される。従って記述される値が「1
h」の場合は100msec、「2h」の場合は200
msec、「3h」の場合は300msec、「0h」
の場合は0msecが、それぞれノーティファイタイム
として指定されるものとなる。
【0064】例えば或るオペランドにおいて、ノーティ
ファイオブジェクト「0h」、ノーティファイタイム
「3h」とされている場合は、このトラックステータス
ノーティファイコマンドは、サンプリング周波数の変化
がある場合に、その変化の300msec前に通知する
よう、要求するコマンドとなる。
【0065】ノーティファイオブジェクトとしていくつ
の項目を指定するかはコマンド発行側の任意である。例
えばサンプリングレート、ストリームタイプ、スピーカ
コンフィグ、プレイングチャンネルの全てについて、変
化の際の通知を要求する場合は、4つのオペランドを用
いて、それぞれがノーティファイオブジェクトとして記
述され、またそれぞれについてノーティファイタイムが
指定できる。その場合、サブファンクション1のノーテ
ィファイオブジェクト数は「4h」が記述される。
【0066】このようなトラックステータスノーティフ
ァイコマンドを設け、受信装置2が送信装置1に対して
発行することで、受信装置2は受信しているデジタルオ
ーディオデータについてのデータ形式の変化の通知を受
けることができる。
【0067】図9に、アシンクロナスパケットによる通
信動作を示す。この図9の通信動作は、アイソクロナス
パケットにより送信装置1から受信装置2に対してオー
ディオデータの伝送が行われる期間の開始時点から行わ
れる。即ち受信装置2は、送信装置1からのデジタルオ
ーディオデータの伝送が開始される際(或いはその直前
など)に、送信装置1に対してノーティファイコマンド
NF−CMDを発行する。例えば上記したサンプリング
レート、ストリームタイプ、スピーカコンフィグ、プレ
イングチャンネルをノーティファイオブジェクトとして
指定したトラックステータスノーティファイコマンドで
ある。
【0068】つまり受信装置2の制御部34が図10の
ような構造の情報として発行するトラックステータスノ
ーティファイコマンドは、制御情報処理部35,送受信
部31を介して、アシンクロナスパケットにより送信装
置1に送信される。そして送信装置1では、送受信部1
3,制御情報処理部16を介して制御部14がトラック
ステータスノーティファイコマンドを受け取ると、当該
コマンドに対するレスポンスRESを返すことになる。
つまり同じく図10の構造のレスポンスとして、リザル
トの値により、コマンド対応可能か否かを受信装置2に
通知する。
【0069】その後、送信装置1の制御部14は、アイ
ソクロナスパケットで伝送しているデジタルオーディオ
データについて、指定されたノーティファイオブジェク
トにかかるデータ形式の変化を監視する。制御部14は
データソース11からどのようなコンテンツを送出させ
ているか把握しているため、連続して送出される2つの
コンテンツが異なるデータ形式のものである場合は、そ
のコンテンツの変化タイミングにより、送信しているデ
ジタルオーディオデータのデータ形式の変化タイミング
を把握できる。そして、或るノーティファイオブジェク
トについて変化が発生する場合は、指定されたノーティ
ファイタイムに応じたタイミング(変化のXmsec
前)に、変化通知NFを送信する。
【0070】例えばノーティファイオブジェクトがプレ
イングチャンネル(チャンネル数)、ノーティファイタ
イムが300msecとされている場合において、チャ
ンネル数の変化がある場合には、その変化の300ms
ec前に、チャンネル数の変化通知NFを発行する。こ
の変化通知NFは、制御情報処理部16、送受信部13
を介して、アシンクロナスパケットにより受信装置2に
送信される。ただし、ユーザーの指示(例えばCD再生
装置等のデータソースに対する頭出しアクセスなど)に
拠り、伝送しているデジタルオーディオデータについて
突然データ形式の変化が発生した場合、その変化した時
点で通知を行う事とする。
【0071】受信装置2では、送受信部31,制御情報
処理部35を介して制御部34が、当該変化通知NFを
受け取ることで、現在アイソクロナスパケットで受信し
ているデジタルオーディオデータについて、例えば30
0msec後にチャンネル数が変化することを確認でき
る。
【0072】そして制御部34では、このようにして変
化通知NFによりXmsec後の変化を確認したら、X
msecの期間に伝送パケットデコード部32、データ
デコード部33の処理方式の切換を準備し、受信してい
るデジタルオーディオデータについての実際のデータ形
式の変化があった際に、デコード処理方式を切り替えさ
せる。
【0073】なお、上記変化通知NFは、トラックステ
ータスノーティファイコマンドによって指定されたノー
ティファイオブジェクトについての変化を通知するもの
であり、変化後のデータ形式自体を通知するものではな
い。従って、受信装置2では、次にどのようなデータ形
式に変化するかを判別しなければならない。この実際の
データ形式の判別に関しては、例えば次ののよう
な手法が考えられる。
【0074】 受信装置2が受信データ自体を解析し
てデータ形式を判別する。受信装置2が受信されたデジ
タルオーディオデータを解析してデータ形式を判別する
ことは、従来の手法と同様であり、当然ながらそのため
の回路又はソフトウエアが必要になる。但し、本例の場
合は、変化通知NFにより、例えば300msec後な
どというように、実際にデータ形式が変化するタイミン
グを認識できる。このため、データ形式の変化までの期
間に、データ形式判別の為の処理の準備ができ、しかも
データ形式の変化があった際に、直ぐに判別処理を行う
ことができる。例えば準備としては、判別処理に必要な
初期設定処理、バッファ空間の確保などを実行できる。
従って、判別処理自体は従来と同様であっても、実質的
には従来より迅速に判別を完了でき、これによって迅速
にデコード処理方式の切換が可能となる。
【0075】 送信装置1に対してデータ形式の情報
を要求する。上記のように変化通知NFにより、例えば
300msec後などというように、実際にデータ形式
が変化するタイミングを認識できる。このため、データ
形式の変化までの期間として、送信装置1に対してデー
タ形式の情報を要求することができる。データ形式の情
報の要求は、上記第1の実施の形態で説明した方式で実
行すればよい。つまりリードディスクリプタコントロー
ルコマンドや、リードインフォブロックコントロールコ
マンドにより、データ形式の情報を有するトラックステ
ータスインフォブロックの情報を要求すればよい。これ
によって、データ形式の変化の直前に、次のデータ形式
を判別でき、受信されるデジタルオーディオデータのデ
ータ形式が変化した時点で適切にデコード処理方式を切
り換えることが可能となる。
【0076】 変化通知NFとしてデータ形式の情報
も含むデータ構造を設定する。上記変化通知NFにおい
て、単にデータ形式の変化の通知だけでなく、変化後の
データ形式の情報も含むようにすれば、受信装置2では
データ形式の変化の直前に、次のデータ形式を判別で
き、受信されるデジタルオーディオデータのデータ形式
が変化した時点で適切にデコード処理方式を切り換える
ことが可能となる。
【0077】以上のように本例では、受信装置2では、
トラックステータスノーティファイコマンドを発行する
ことで、変化通知NFにより受信しているデジタルオー
ディオデータについてデータ形式の変化を認識できる。
特にノーティファイタイムを指定することで、所定時間
前に変化を認識できる。これによって受信装置2では、
バッファなど受信データを一時的に保存する空間をあら
かじめ確保する事や、データの変化に伴う処理形態の切
り替えを適正タイミングで行うことができ、デジタルオ
ーディオデータを受信してからデコード処理するまでの
時間差を最小限にする事が可能となる。
【0078】5.第3の実施の形態の伝送方式 第3の実施の形態の伝送方式を図12,図13で説明す
る。この例は、新たにトラックステータス[Track Statu
s]コマンドを作成し、コントロールコマンドとして使用
する手法である。
【0079】新規なコントロールコマンドとして、図1
3のようなトラックステータコントロールコマンドを定
義する。このコマンド構造では、オペコード[opcode]に
記述されるコードにより、このコマンドがトラックステ
ータスコマンドである事が示される。オペランド[0]は
リザルト[Result]とされる。そしてオペランド[3]に4
ビットでノーティファイオブジェクト[notify_object]
が記述される。ノーティファイオブジェクトについて
は、上記図11で説明したように定義されればよい。即
ち「0h」はサンプリングレート、「1h」はストリー
ムタイプ、「2h」はスピーカコンフィグ、「3h」は
プレイングチャンネルとされる。
【0080】このトラックステータスコントロールコマ
ンドは、送信装置1が受信装置2に対して発行するコン
トロールコマンドとなる。図12に、アシンクロナスパ
ケットによる通信動作を示す。この図12の通信動作
は、アイソクロナスパケットにより送信装置1から受信
装置2に対してオーディオデータの伝送が行われる期間
内に行われる。
【0081】この場合送信装置1の制御部14は、アイ
ソクロナスパケットで伝送しているデジタルオーディオ
データについて、チャンネル数、スピーカーの設定、サ
ンプリング周波数、オーディオデータの種類などのデー
タ形式の変化を監視している。制御部14はデータソー
ス11からどのようなコンテンツを送出させているか把
握しているため、連続して送出される2つのコンテンツ
が異なるデータ形式のものである場合は、そのコンテン
ツの変化タイミングにより、送信しているデジタルオー
ディオデータのデータ形式の変化タイミングを把握でき
る。
【0082】そして、データ形式が変化する場合は、そ
の変化のタイミングで、上記構造のトラックステータス
コントロールコマンドCL−CMDを発行する。このと
き、変化するデータ形式の内容がノーティファイオブジ
ェクトとして提示される。そしてこのトラックステータ
スコントロールコマンドCL−CMDは、制御情報処理
部16、送受信部13を介して、アシンクロナスパケッ
トにより受信装置2に送信される。またこのとき、制御
部14は、アイソクロナスパケットによるデジタルオー
ディオデータの伝送を一時的に中断させる。
【0083】受信装置2では、トラックステータスコン
トロールコマンドによってデジタルオーディオデータに
ついてのデータ形式の変化を認識できる。しかも、デジ
タルオーディオデータの伝送が一時的に中断されるた
め、その期間に、変化するデータ形式に対応するデコー
ド処理方式の切換を実行できる。そして受信装置2で
は、新たなデータ形式のデータを受け入れ可能となった
時点で送信装置1に対しレスポンスRESを発行する。
送信装置1の制御部14は、レスポンスRESを受信し
たことに応じて、デジタルオーディオデータの伝送を再
開させる。
【0084】このようなトラックステータスコントロー
ルコマンドによって受信装置2は受信しているデジタル
オーディオデータについてのデータ形式の変化を認識で
き、これに応じて、変化したデータ形式に対応するデコ
ード処理方式の切換を実行できる。
【0085】ところで本例のトラックステータスコント
ロールコマンドは、ノーティファイオブジェクトで示す
データ形式の変化を通知するものであり、変化後のデー
タ形式自体を通知するものではない。従って、受信装置
2では、ノーティファイオブジェクトとされているデー
タ形式が、次にどのようなデータ形式に変化するかを判
別しなければならない。この実際のデータ形式の判別に
関しては、例えば上記第2の実施の形態において
として説明した手法とほぼ同様に、次の’’’の
ような手法が考えられる。
【0086】’ 受信装置2が受信データ自体を解析
してデータ形式を判別する。上記と同様に受信装置2
が受信されたデジタルオーディオデータを解析してデー
タ形式を判別する。本例の場合は、トラックステータス
コントロールコマンド発行時点でデジタルオーディオデ
ータの伝送が中断される。このため、この中断期間にデ
ータ形式判別の為の処理の準備(判別処理に必要な初期
設定処理、バッファ空間の確保など)ができ、デジタル
オーディオデータの伝送再開後、直ぐに判別処理を行う
ことができる。これによって迅速にデコード処理方式の
切換が可能となる。
【0087】’ 送信装置1に対してデータ形式の情
報を要求する。デジタルオーディオデータの伝送中断期
間に、送信装置1に対してデータ形式の情報を要求する
ことができる。即ちリードディスクリプタコントロール
コマンドや、リードインフォブロックコントロールコマ
ンドにより、データ形式の情報を有するトラックステー
タスインフォブロックの情報を要求すればよい。これに
よって、データ形式の変化の前に、次のデータ形式を判
別でき、デコード処理方式の切換も実行できる。従って
デジタルオーディオデータの伝送再開後は、既にデータ
形式の変化に対応した状態となっているため、全く処理
の遅れはない。
【0088】’ トラックステータスコントロールコ
マンドとしてデータ形式の情報も含むデータ構造を設定
する。上記トラックステータスコントロールコマンドの
構造を拡張し、単にデータ形式の変化の通知だけでな
く、変化後のデータ形式の情報も含むようにすれば、受
信装置2では伝送中断期間中に、次のデータ形式を判別
でき、デコード処理方式の切り換えも完了できる。従っ
てデジタルオーディオデータの伝送再開後は、既にデー
タ形式の変化に対応した状態となっているため、全く処
理の遅れはない。
【0089】以上のように本例では、送信装置1がトラ
ックステータスコントロールコマンドを受信装置2に対
して発行することで受信装置2がデジタルオーディオデ
ータについてデータ形式の変化を認識できる。これによ
って受信装置2では、バッファなど受信データを一時的
に保存する空間をあらかじめ確保する事や、データの変
化に伴うデコード処理の切り替えを予め実行するなどし
て、デジタルオーディオデータを受信してからデコード
処理するまでの時間差を最小限にする事が可能となる。
特にトラックステータスコントロールコマンド発行と共
にデジタルオーディオデータの伝送が中断され、受信装
置2からの受け入れ可能である事を示すレスポンスに応
じて再開することで、受信装置2では完全にデータ形式
の変化に対する用意をととの得ることができる。
【0090】なお、送信装置1は、データ形式の変化よ
り所定時間前(例えば300msec前)などに、トラ
ックステータスコントロールコマンドを送信しても良
い。但しその場合は、受信装置2がそのことを予め認識
していることが必要である。或いは図13の構造におい
て、例えばノーティファイオブジェクトに続く4ビット
で、変化までの時間を通知することとしても良い。例え
ば図13でリザーブとされている4ビットにおいて、
「300msec後」などを示す情報を加えるように
し、その場合は300msec前に当該トラックステー
タスコントロールコマンドを送信する。すると、受信装
置2では300msec後にデータ形式の変化があると
認識できる。そしてこれらの手法により、データ形式の
変化より前の時点で変化を通知できるのであれば、上記
したデジタルオーディオデータの伝送の中断、再開は必
要ではない。
【0091】6.第4の実施の形態の伝送方式 図14、図15で第4の実施の形態の伝送方式を説明す
る。この例は、プレイコントロールコマンドを拡張して
ノーティファイオブジェクトを指定する手法である。プ
レイコントロールコマンドは、既に[AV/C Disc Subunit
General Specification]において定義されているコン
トロールコマンドである。但しそのプレイコントロール
コマンドは、図15におけるオペコード、オペランド
[0][1][3][4]が定義されているものである。これに
対してオペランド[2]及び[5]以降を拡張定義し、ノー
ティファイコマンドとしての機能を加えるものである。
【0092】拡張プレイコントロールコマンドとして、
図15の構造を定義する。このコマンド構造では、オペ
コード[opcode]に記述されるコードにより、このコマン
ドがプレイコントロールコマンドである事が示される。
オペランド[0]のリザルト[Result]はコマンドに対する
応答を示す。オペランド[1]でサブファンクション1
[Subfunction 1]が示される。オペランド[2]のサブ
ファンクション2[Subfunction 2]として用意される
ノーティファイオブジェクト数[number_of_notify_obje
ct]では、ノーティファイ、つまり変化時の通知を要求
する項目の数が記述される。オペランド[3][4]のソー
スプラグ/プラググループIDでは再生指示の対象とな
るソースが示される。
【0093】そしてオペランド[5]以降に、1又は複数
の実際のノーティファイオブジェクト(通知要求の項
目)及びそのノーティファイタイム(通知タイミングの
指定)が各4ビットで記述される。ノーティファイオブ
ジェクト及びノーティファイタイムについては、その値
の定義や内容は第2の実施の形態で述べたトラックステ
ータスノーティファイコマンドの場合と同様である。ま
た、ノーティファイオブジェクトとしていくつの項目を
指定するかはコマンド発行側の任意である。例えばサン
プリングレート、ストリームタイプ、スピーカコンフィ
グ、プレイングチャンネルの全てについて、変化の際の
通知を要求する場合は、4つのオペランドを用いて、そ
れぞれがノーティファイオブジェクトとして記述され、
またそれぞれについてノーティファイタイムが指定でき
る。その場合、サブファンクション2のノーティファイ
オブジェクト数は「4h」が記述される。
【0094】このようにプレイコントロールコマンドを
拡張定義し、受信装置2が送信装置1に対して発行する
ことで、受信装置2は受信しているデジタルオーディオ
データについてのデータ形式の変化の通知を受けること
ができる。
【0095】図14に、アシンクロナスパケットによる
通信動作を示す。この図14の通信動作の最初のプレイ
コントロールコマンドの発行は、アイソクロナスパケッ
トによる送信装置1から受信装置2に対してオーディオ
データの伝送の開始指示として行われる。即ち受信装置
2は、まず送信装置1に対してプレイコントロールコマ
ンドCL−CMDを発行する。このとき、プレイコント
ロールコマンドにおいて、例えばサンプリングレート、
ストリームタイプ、スピーカコンフィグ、プレイングチ
ャンネルをノーティファイオブジェクトとして指定し、
またノーティファイタイムを指定する。
【0096】つまり受信装置2の制御部34が図15の
ような構造の情報として発行するプレイコントロールコ
マンドは、制御情報処理部35,送受信部31を介し
て、アシンクロナスパケットにより送信装置1に送信さ
れる。そして送信装置1では、送受信部13,制御情報
処理部16を介して制御部14がプレイコントロールコ
マンドを受け取ると、当該コマンドに対するレスポンス
RESを返すとともに、プレイを開始する。つまりデー
タソース11からのデータ送出及びそのデジタルオーデ
ィオデータのアイソクロナスパケット伝送を開始させ
る。
【0097】その後、送信装置1の制御部14は、アイ
ソクロナスパケットで伝送しているデジタルオーディオ
データについて、指定されたノーティファイオブジェク
トにかかるデータ形式の変化を監視する。制御部14は
データソース11からどのようなコンテンツを送出させ
ているか把握しているため、連続して送出される2つの
コンテンツが異なるデータ形式のものである場合は、そ
のコンテンツの変化タイミングにより、送信しているデ
ジタルオーディオデータのデータ形式の変化タイミング
を把握できる。そして、或るノーティファイオブジェク
トについて変化が発生する場合は、指定されたノーティ
ファイタイムに応じたタイミング(変化のXmsec
前)に、変化通知NFを送信する。
【0098】例えばノーティファイオブジェクトがプレ
イングチャンネル(チャンネル数)、ノーティファイタ
イムが300msecとされている場合において、チャ
ンネル数の変化がある場合には、その変化の300ms
ec前に、チャンネル数の変化通知NFを発行する。こ
の変化通知NFは、制御情報処理部16、送受信部13
を介して、アシンクロナスパケットにより受信装置2に
送信される。ただし、ユーザーの指示(例えばCD再生
装置等のデータソースに対する頭出しアクセスなど)に
拠り、伝送しているデジタルオーディオデータについて
突然データ形式の変化が発生した場合、その変化した時
点で通知を行う事とする。
【0099】受信装置2では、送受信部31,制御情報
処理部35を介して制御部34が、当該変化通知NFを
受け取ることで、現在アイソクロナスパケットで受信し
ているデジタルオーディオデータについて、例えば30
0msec後にチャンネル数が変化することを確認でき
る。
【0100】そして制御部34では、このようにして変
化通知NFによりXmsec後の変化を確認したら、X
msecの期間にデータデコード部33の処理方式の切
換を準備し、受信しているデジタルオーディオデータに
ついての実際のデータ形式の変化があった際に、デコー
ド処理方式を切り替えさせる。
【0101】なお、この場合も上記変化通知NFは、ト
ラックステータスノーティファイコマンドによって指定
されたノーティファイオブジェクトについての変化を通
知するものであり、変化後のデータ形式自体を通知する
ものではない。従って、受信装置2では、次にどのよう
なデータ形式に変化するかを判別しなければならない
が、この実際のデータ形式の判別に関しては、例えば第
2の実施の形態において説明したのような手法が
採られればよい。
【0102】以上のように本例では、受信装置2では、
プレイコントロールコマンドを発行することで、変化通
知NFにより受信しているデジタルオーディオデータに
ついてデータ形式の変化を認識できる。特にノーティフ
ァイタイムを指定することで、所定時間前に変化を認識
できる。これによって受信装置2では、バッファなど受
信データを一時的に保存する空間をあらかじめ確保する
事や、データの変化に伴う処理形態の切り替えを適正タ
イミングで行うことができ、デジタルオーディオデータ
を受信してからデコード処理するまでの時間差を最小限
にする事が可能となる。
【0103】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明はさらに多様な構成例が考えられ、多様な機器に導入
できるものである。また、上記例では送信側と受信側は
有線としてのIEEE1394方式の伝送路3による伝
送システムとしたが、同期通信パケットと非同期通信パ
ケットを混在伝送できる他の伝送規格によるものでもよ
い。また衛星通信、無線電話通信、赤外線伝送などの無
線伝送システムに本発明を適用できることはもちろんで
ある。また同期通信パケットで伝送するデジタルデータ
は、オーディオデータに限らず、ビデオデータなどの他
の種のデータの伝送にも応用できる。
【0104】また、データ形式の変化として、チャンネ
ル数、スピーカ配置、サンプリング周波数、量子化ビッ
ト/圧縮方式などのデータフォーマットの変化を例に挙
げたが、他のデータ形式の変化の通知のも応用できる。
さらには、例えばオーディオデータ、ビデオデータを連
続して送信する場合に、オーディオデータからビデオデ
ータに切り替わることを通知することなども考えられ
る。
【0105】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、同期通信パケットデータとして伝送しているデジタ
ルデータに関するデータ形式の変化を非同期通信パケッ
トデータによる通信により受信装置側が認識できるよう
にしているため、受信装置側は、常に受信しているデジ
タルデータ自体を解析してデータ形式の変化を監視して
いなくても、データ形式の変化、例えばオーディオデー
タの場合で言えばサンプリング周波数、圧縮方式/量子
化ビット数、チャンネル数、スピーカ配置などの変化を
認識できる。従って、受信装置側では、同期通信パケッ
トで受信したデジタルデータを解析する回路又はソフト
ウエアが不要になるとともに、データ形式に応じて適切
なタイミングでデコード処理を切り換え、適正なデコー
ド処理を行うことができる。
【0106】またこのような動作は、データ受信装置側
がデータ形式要求信号をデータ送信装置に送信し、デー
タ送信装置がそれに応じてデータ形式を示す情報をデー
タ受信装置に送信することで、容易に実現できる。或い
は、データ受信装置がデータ形式変化時の通知要求信号
をデータ送信装置に送信しておき、データ送信装置はこ
れに応じて、送信しているデジタルデータのデータ形式
の変化に対応する時点で、データ形式の変化を示す情報
をデータ受信装置に送信するようにしてもよい。特にこ
の場合、データ受信装置はデータ形式変化時の通知要求
信号において、通知タイミングを指定し、データ送信装
置は、送信しているデジタルデータのデータ形式の変化
に対応して指定された通知タイミングで、データ形式の
変化を示す情報を送信することで、受信装置側に都合の
良いタイミングでデータ形式の変化を通知できる。例え
ばデータ形式が変化する時点から所定時間前の時点でデ
ータ形式の変化が通知されるようにすれば、データ受信
装置側では、バッファなど受信データを一時的に保存す
る空間をあらかじめ確保する事や、デジタルデータの変
化に伴う処理形態の切り替えなどをあらかじめ行う事が
出来、デジタルデータを受信してからデコード処理する
までの時間差を最小限にする事が可能となる。また、特
にデータ受信装置からの要求が無くとも、データ送信装
置は送信しているデジタルデータのデータ形式の変化に
対応する時点で、データ形式の変化を示す情報をデータ
受信装置に送信する処理方式でも、データ受信装置側へ
の適正な通知が実現できる。
【0107】そしてこれらのことにより、データ伝送の
信頼性の向上を容易に実現できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394による伝送フォーマットの説
明図である。
【図2】実施の形態の送信装置及び受信装置のブロック
図である。
【図3】実施の形態のステータスディスクリプタ及びコ
ンテンツリストの説明図である。
【図4】第1の実施の形態のアシンクロナスパケット通
信の説明図である。
【図5】第1の実施の形態のトラックステータスインフ
ォブロックの説明図である。
【図6】第1の実施の形態のサンプリングレート値の定
義の説明図である。
【図7】第1の実施の形態のストリームタイプ値の定義
の説明図である。
【図8】第1の実施の形態のスピーカコンフィグ値の定
義の説明図である。
【図9】第2の実施の形態のアシンクロナスパケット通
信の説明図である。
【図10】第2の実施の形態のトラックステータスノー
ティファイコマンドの説明図である。
【図11】第2の実施の形態のノーティファイオブジェ
クト値の定義の説明図である。
【図12】第3の実施の形態のアシンクロナスパケット
通信の説明図である。
【図13】第3の実施の形態のトラックステータスコン
トロールコマンドの説明図である。
【図14】第4の実施の形態のアシンクロナスパケット
通信の説明図である。
【図15】第4の実施の形態の拡張したプレイコントロ
ールコマンドの説明図である。
【符号の説明】
1 送信装置、2 受信装置、3 伝送路、11 デー
タソース、12 伝送データ生成部、13 送信部、1
4 制御部、15 メモリ部、16 制御情報処理部、
31 受信部、32 伝送パケットデコード部、33
データデコード部、34 制御部、35 制御情報処理

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置とデータ受信装置から成
    る伝送システムにおいて、 上記データ送信装置は、 送受信手段と、 各種のデータ形式によるデジタルデータを同期通信パケ
    ットデータとして上記送受信手段により送信させる同期
    通信処理手段と、 各種の制御用のデータを非同期通信パケットデータとし
    て上記送受信手段で送受信させる非同期通信処理手段
    と、 上記同期通信パケットデータとして伝送されるデジタル
    データのデータ形式又はデータ形式の変化を示す情報
    を、上記非同期通信パケットデータとして送信させるデ
    ータ形式情報送信制御手段と、 を備え、 上記データ受信装置は、 送受信手段と、 上記送受信手段によって受信された、同期通信パケット
    データに対してデコード処理を行い、各種のデータ形式
    によるデジタルデータを得るデコード手段と、各種の制
    御用のデータを非同期通信パケットデータとして上記送
    受信手段で送受信させる非同期通信処理手段と、 上記送受信手段によって受信された非同期通信パケット
    データとしての、上記データ形式又はデータ形式の変化
    を示す情報に基づいて、上記デコード手段の動作を制御
    するデータ形式情報対応制御手段と、 を備えたことを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 上記データ受信装置の上記非同期通信処
    理手段は、非同期通信パケットデータとしてデータ形式
    要求信号を上記データ送信装置に送信する処理を行い、 上記データ送信装置における上記データ形式情報送信制
    御手段は、上記データ受信装置から送信されてくる上記
    データ形式要求信号に応じて、上記同期通信パケットデ
    ータとして送信しているデジタルデータにかかるデータ
    形式を示す情報を、上記データ受信装置に送信するよう
    に制御することを特徴とする請求項1に記載の伝送シス
    テム。
  3. 【請求項3】 上記データ受信装置の上記非同期通信処
    理手段は、非同期通信パケットデータとしてデータ形式
    変化時の通知要求信号を上記データ送信装置に送信する
    処理を行い、 上記データ送信装置における上記データ形式情報送信制
    御手段は、上記データ受信装置から送信されてくる上記
    データ形式変化時の通知要求信号に応じて、上記同期通
    信パケットデータとして送信しているデジタルデータの
    データ形式の変化に対応する時点で、データ形式の変化
    を示す情報を上記データ受信装置に送信するように制御
    することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  4. 【請求項4】 上記データ受信装置の上記非同期通信処
    理手段は、上記データ形式変化時の通知要求信号におい
    て、通知タイミングを指定できるとともに、 上記データ送信装置における上記データ形式情報送信制
    御手段は、上記同期通信パケットデータとして送信して
    いるデジタルデータのデータ形式の変化に対応した上記
    指定された通知タイミングで、データ形式の変化を示す
    情報を送信するように制御することを特徴とする請求項
    3に記載の伝送システム。
  5. 【請求項5】 上記データ送信装置における上記データ
    形式情報送信制御手段は、 上記同期通信パケットデータとして送信しているデジタ
    ルデータのデータ形式の変化に対応する時点で、データ
    形式の変化を示す情報を上記データ受信装置に送信する
    ように制御することを特徴とする請求項1に記載の伝送
    システム。
  6. 【請求項6】 外部のデータ受信装置との間で同期通信
    パケット及び非同期通信パケットによる通信が可能な送
    受信手段と、 各種のデータ形式によるデジタルデータを同期通信パケ
    ットデータとして上記送受信手段により送信させる同期
    通信処理手段と、 各種の制御用のデータを非同期通信パケットデータとし
    て上記送受信手段で送受信させる非同期通信処理手段
    と、 上記同期通信パケットデータとして伝送されるデジタル
    データのデータ形式又はデータ形式の変化を示す情報
    を、上記非同期通信パケットデータとして送信させるデ
    ータ形式情報送信制御手段と、 を備えたことを特徴とするデータ送信装置。
  7. 【請求項7】 上記データ形式情報送信制御手段は、 上記データ受信装置から非同期通信パケットデータとし
    て送信されてくるデータ形式要求信号に応じて、上記同
    期通信パケットデータとして送信しているデジタルデー
    タにかかるデータ形式を示す情報を上記データ受信装置
    に送信するように制御することを特徴とする請求項6に
    記載のデータ送信装置。
  8. 【請求項8】 上記データ形式情報送信制御手段は、 上記データ受信装置から非同期通信パケットデータとし
    て送信されてくるデータ形式変化時の通知要求信号に応
    じて、上記同期通信パケットデータとして送信している
    デジタルデータのデータ形式の変化に対応する時点で、
    データ形式の変化を示す情報を上記データ受信装置に送
    信するように制御することを特徴とする請求項6に記載
    のデータ送信装置。
  9. 【請求項9】 上記データ形式情報送信制御手段は、上
    記同期通信パケットデータとして送信しているデジタル
    データのデータ形式の変化に対応した、上記通知要求信
    号において指定された通知タイミングで、データ形式の
    変化を示す情報を送信するように制御することを特徴と
    する請求項8に記載のデータ送信装置。
  10. 【請求項10】 上記データ形式情報送信制御手段は、 上記同期通信パケットデータとして送信しているデジタ
    ルデータのデータ形式の変化に対応する時点で、データ
    形式の変化を示す情報を上記データ受信装置に送信する
    ように制御することを特徴とする請求項6に記載のデー
    タ送信装置。
  11. 【請求項11】 外部のデータ送信装置との間で同期通
    信パケット及び非同期通信パケットによる通信が可能な
    送受信手段と、 上記送受信手段によって受信された、同期通信パケット
    データに対してデコード処理を行い、各種のデータ形式
    によるデジタルデータを得るデコード手段と、 各種の制御用のデータを非同期通信パケットデータとし
    て上記送受信手段で送受信させる非同期通信処理手段
    と、 上記送受信手段によって受信された非同期通信パケット
    データとしての、同期通信パケットデータに関するデー
    タ形式又はデータ形式の変化を示す情報に基づいて、上
    記デコード手段の動作を制御するデータ形式情報対応制
    御手段と、を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  12. 【請求項12】 上記非同期通信処理手段は、非同期通
    信パケットデータとしてのデータ形式要求信号を上記デ
    ータ送信装置に送信する処理を行い、 上記データ形式情報対応制御手段は、上記データ形式要
    求信号に応じて上記データ送信装置から送信されてきた
    データ形式を示す情報に基づいて、同期通信パケットデ
    ータとして受信しているデジタルデータのデータ形式の
    変化の有無を検知し、データ形式の変化を検知した場合
    に上記デコード手段の動作を切り換えることを特徴とす
    る請求項11に記載のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 上記非同期通信処理手段は、非同期通
    信パケットデータとしてのデータ形式変化時の通知要求
    信号を上記データ送信装置に送信する処理を行い、 上記データ形式情報対応制御手段は、上記データ形式変
    化時の通知要求信号に応じて上記データ送信装置から送
    信されてきたデータ形式の変化を示す情報に基づいて、
    同期通信パケットデータとして受信しているデジタルデ
    ータのデータ形式の変化を検知し、上記デコード手段の
    動作を切り換えることを特徴とする請求項11に記載の
    データ受信装置。
  14. 【請求項14】 上記非同期通信処理手段は、上記デー
    タ形式変化時の通知要求信号において、通知タイミング
    を指定できることを特徴とする請求項13に記載のデー
    タ受信装置。
  15. 【請求項15】 上記データ形式情報対応制御手段は、
    上記データ送信装置から送信されてきたデータ形式の変
    化を示す情報に基づいて、同期通信パケットデータとし
    て受信しているデジタルデータのデータ形式の変化を検
    知し、上記デコード手段の動作を切り換えることを特徴
    とする請求項11に記載のデータ受信装置。
  16. 【請求項16】 同期通信パケット及び非同期通信パケ
    ットによる通信が可能に接続されたデータ受信装置に対
    して、 各種のデータ形式によるデジタルデータを同期通信パケ
    ットデータとして送信し、 上記同期通信パケットデータとして伝送されるデジタル
    データのデータ形式又はデータ形式の変化を示す情報
    を、非同期通信パケットデータとして送信することを特
    徴とするデータ送信方法。
  17. 【請求項17】 上記データ受信装置から非同期通信パ
    ケットデータとして送信されてくるデータ形式要求信号
    に応じて、上記同期通信パケットデータとして送信して
    いるデジタルデータにかかるデータ形式を示す情報を上
    記非同期通信パケットデータとして上記データ受信装置
    に送信することを特徴とする請求項16に記載のデータ
    送信方法。
  18. 【請求項18】 上記データ受信装置から非同期通信パ
    ケットデータとして送信されてくるデータ形式変化時の
    通知要求信号に応じて、上記同期通信パケットデータと
    して送信しているデジタルデータのデータ形式の変化に
    対応する時点で、データ形式の変化を示す情報を上記非
    同期通信パケットデータとして上記データ受信装置に送
    信することを特徴とする請求項16に記載のデータ送信
    方法。
  19. 【請求項19】 上記同期通信パケットデータとして送
    信しているデジタルデータのデータ形式の変化に対応し
    た、上記通知要求信号において指定された通知タイミン
    グで、データ形式の変化を示す情報を送信することを特
    徴とする請求項18に記載のデータ送信方法。
  20. 【請求項20】 上記同期通信パケットデータとして送
    信しているデジタルデータのデータ形式の変化に対応す
    る時点で、データ形式の変化を示す情報を上記非同期通
    信パケットデータとして上記データ受信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項16に記載のデータ送信方法。
  21. 【請求項21】 同期通信パケット及び非同期通信パケ
    ットによる通信が可能に接続されたデータ送信装置か
    ら、同期通信パケットデータを受信してデコード処理を
    行い、各種のデータ形式によるデジタルデータを得ると
    ともに、 上記データ送信装置から、非同期通信パケットデータと
    して受信した、上記同期通信パケットデータに関するデ
    ータ形式又はデータ形式の変化を示す情報に基づいて、
    上記デコード処理動作を制御することを特徴とするデー
    タ受信方法。
  22. 【請求項22】 非同期通信パケットデータとしてデー
    タ形式要求信号を上記データ送信装置に送信する処理を
    行い、 上記データ形式要求信号に応じて上記データ送信装置か
    ら送信されてきたデータ形式を示す情報に基づいて、同
    期通信パケットデータとして受信しているデジタルデー
    タのデータ形式の変化の有無を検知し、データ形式の変
    化を検知した場合に上記デコード処理動作を切り換える
    ことを特徴とする請求項21に記載のデータ受信方法。
  23. 【請求項23】 非同期通信パケットデータとしてデー
    タ形式変化時の通知要求信号を上記データ送信装置に送
    信する処理を行い、 上記データ形式変化時の通知要求信号に応じて上記デー
    タ送信装置から送信されてきたデータ形式の変化を示す
    情報に基づいて、同期通信パケットデータとして受信し
    ているデジタルデータのデータ形式の変化を検知し、上
    記デコード処理動作を切り換えることを特徴とする請求
    項21に記載のデータ受信方法。
  24. 【請求項24】 上記データ形式変化時の通知要求信号
    において、通知タイミングを指定できることを特徴とす
    る請求項23に記載のデータ受信方法。
  25. 【請求項25】 上記データ送信装置から送信されてき
    たデータ形式の変化を示す情報に基づいて、同期通信パ
    ケットデータとして受信しているデジタルデータのデー
    タ形式の変化を検知し、上記デコード処理動作を切り換
    えることを特徴とする請求項21に記載のデータ受信方
    法。
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