JP2003124840A - 携帯電話機及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

携帯電話機及びその制御方法並びにプログラム

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JP2003124840A
JP2003124840A JP2001314761A JP2001314761A JP2003124840A JP 2003124840 A JP2003124840 A JP 2003124840A JP 2001314761 A JP2001314761 A JP 2001314761A JP 2001314761 A JP2001314761 A JP 2001314761A JP 2003124840 A JP2003124840 A JP 2003124840A
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antenna
reception
mobile phone
signal
duplexer
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Mitsuhide Sunaga
光秀 須永
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け状態の携帯電話機がおかれている環
境による受信感度の劣化を抑えることができる携帯電話
機を得る。 【解決手段】 デュープレクサ2は送信波が受信回路3
に回り込まないようにするために挿入されているので、
送信動作が不要なときにはデュープレクサ2は必要では
ない。そこで、携帯電話機が送信動作を不要とする待ち
受け状態にあるとき、CPU7がフロントエンド切替ス
イッチ5を制御することにより、送受信共用アンテナか
らの受信信号の経路からデュープレクサ2を除くように
する。これにより、待ち受け時の携帯電話機の受信部の
感度特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機及びその
制御方法並びにプログラムに関し、特に携帯電話機のフ
ロントエンド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】連続送受信を行う各種の通信方式(TD
MA(Time Division Multiple Access) 方式、CDMA
(Code Division Multiple Access) 方式やアナログ方式
等)を採用した通信システムにおける従来の携帯電話機
のフロントエンド回路の構成が図4に示されている。図
4は従来の携帯電話機のフロントエンド回路の構成を示
すブロック図である。図4において、従来の携帯電話機
は、送受信共用アンテナ1と、デュープレクサ2と、受
信回路3と、送信回路4とを有している。送受信共用ア
ンテナ1は、図示せぬ基地局との間で電波の送受信を行
うものであり、送受信共用アンテナ1には整合回路が含
まれているものとする。デュープレクサ2は、送信帯域
と受信帯域とを分離せしめることにより、送受信共用ア
ンテナ1へは送信周波数のみ通過させ、受信回路3へは
受信周波数のみ通過させるものである。受信回路3は、
入力される受信信号に対して所定の処理を施して、図示
せぬ復調回路へ出力するものである。送信回路4は、送
受信共用アンテナ1を介して基地局へ無線信号を送信す
るためのものである。
【0003】デュープレクサ2には送受信共用アンテナ
1を介して受信信号が入力され、また、送信回路4から
出力された送信信号が入力され、デュープレクサ2は入
力された受信信号を受信回路3へ出力し、入力された送
信信号を送受信共用アンテナ1へ出力する。なお、デュ
ープレクサ2に入力された送信信号が受信回路3側へ回
り込むことはないものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機(図4に示
した携帯電話機等)が待ち受け状態にあるとき、通常の
通話が行われているときよりも受信感度が劣化すること
が多々ある。例えば、携帯電話機がユーザのポケットに
入れられているときや、携帯電話機がユーザの鞄の中に
入れられてるとき、あるいは携帯電話機が金属板上に置
かれているとき等に、受信感度が劣化してしまう。
【0005】本発明の目的は、待ち受け状態の携帯電話
機がおかれている環境による受信感度の劣化を抑えるこ
とができる携帯電話機及びその制御方法並びにプログラ
ムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯電話機
は、送受信共用アンテナと、前記アンテナからの受信信
号と前記アンテナへ供給すべき送信信号とが入力されこ
れ等入力信号を分離して出力するデュープレクサと、携
帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要とされ
るとき、前記受信信号の経路から前記デュープレクサを
除くべく前記経路の切替制御をなす切替制御手段とを含
むことを特徴とする。
【0007】本発明による別の携帯電話機は、第1及び
第2のアンテナと、前記第1のアンテナからの第1の受
信信号と前記第1のアンテナへ供給すべき送信信号とが
入力されこれ等入力信号を分離して出力するデュープレ
クサと、前記デュープレクサから出力される前記第1の
受信信号又は前記第2のアンテナからの第2の受信信号
が入力される受信回路と、携帯電話機の送受信動作のう
ち受信動作のみが必要とされるとき、前記受信回路に入
力される信号を前記第2の受信信号とすべく使用アンテ
ナの切替制御をなす切替制御手段とを含むことを特徴と
する。
【0008】本発明による制御方法は、送受信共用アン
テナと、前記アンテナからの受信信号と前記アンテナへ
供給すべき送信信号とが入力されこれ等入力信号を分離
して出力するデュープレクサとを含む携帯電話機の制御
方法であって、前記携帯電話機の送受信動作のうち受信
動作のみが必要とされるとき、前記受信信号の経路から
前記デュープレクサを除くべく前記経路の切替制御をな
す切替制御ステップを含むことを特徴とする。
【0009】本発明による別の制御方法は、第1及び第
2のアンテナと、前記第1のアンテナからの第1の受信
信号と前記第1のアンテナへ供給すべき送信信号とが入
力されこれ等入力信号を分離して出力するデュープレク
サと、前記デュープレクサから出力される前記第1の受
信信号又は前記第2のアンテナからの第2の受信信号が
入力される受信回路とを含む携帯電話機の制御方法であ
って、前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみ
が必要とされるとき、前記受信回路に入力される信号を
前記第2の受信信号とすべく使用アンテナの切替制御を
なす切替制御ステップを含むことを特徴とする。
【0010】本発明によるプログラムは、送受信共用ア
ンテナと、前記アンテナからの受信信号と前記アンテナ
へ供給すべき送信信号とが入力されこれ等入力信号を分
離して出力するデュープレクサとを含む携帯電話機の制
御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムで
あって、前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作の
みが必要とされるとき、前記受信信号の経路から前記デ
ュープレクサを除くべく前記経路の切替制御をなす切替
制御ステップを含むことを特徴とする。
【0011】本発明による別のプログラムは、第1及び
第2のアンテナと、前記第1のアンテナからの第1の受
信信号と前記第1のアンテナへ供給すべき送信信号とが
入力されこれ等入力信号を分離して出力するデュープレ
クサと、前記デュープレクサから出力される前記第1の
受信信号又は前記第2のアンテナからの第2の受信信号
が入力される受信回路とを含む携帯電話機の制御方法を
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要
とされるとき、前記受信回路に入力される信号を前記第
2の受信信号とすべく使用アンテナの切替制御をなす切
替制御ステップを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の作用は次の通りである。送信動作
が不要なとき、すなわち、デュープレクサが不要なと
き、切替制御手段が受信信号の経路からデュープレクサ
を除くよう制御する。これにより、受信感度が劣化する
ことが多々ある待ち受け時に、デュープレクサの挿入損
失の分だけ受信感度を向上させることができるので、待
ち受け時における受信感度の劣化を抑えることができる
ようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】上述したように、図4に示した従
来の携帯電話機では、送受信回路(受信回路3及び送信
回路4)と送受信共用アンテナ1との間にデュープレク
サ2が挿入されているが、このデュープレクサ2の挿入
損失分が受信感度の劣化につながってしまう。デュープ
レクサ2が挿入される理由は送信波が受信回路3に回り
込まないようにするためであり、よって、携帯電話機が
待ち受け状態にある場合等の送受信動作のうち受信動作
のみが携帯電話機に要求されているときには、デュープ
レクサ2は必要ではない。したがって、携帯電話機が送
信動作を不要とする待ち受け状態にあるときにデュープ
レクサ2の使用を回避するようにすれば、携帯電話機の
受信部の感度特性を向上させることができる。本発明
は、以上述べた点に着目して考案されたものである。
【0014】以下に、本発明の実施例について図面を用
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例による携帯
電話機の構成(特にフロントエンド回路の構成)を示す
ブロック図であり、図4と同等部分は同一符号にて示し
ている。図1において、本発明の第1の実施例による携
帯電話機は、送受信共用アンテナ1と、デュープレクサ
2と、受信回路3と、送信回路4と、フロントエンド切
替スイッチ5と、復調回路6と、制御部であるCPU
(中央演算装置:Central Processing Unit )7とを有
している。
【0015】図1に示した携帯電話機は、フロントエン
ド切替スイッチ5が設けられている点で図4に示した携
帯電話機と相違する。フロントエンド切替スイッチ5
は、CPU7の制御により受信信号の経路を切替えるス
イッチである。フロントエンド切替スイッチ5におい
て、端子Aが選択された場合は送受信共用アンテナ1と
受信回路3とがデュープレクサ2を介することなく接続
され、端子Bが選択された場合はデュープレクサ2と受
信回路3とが接続される。なお、フロントエンド切替ス
イッチ5の通過特性はデュープレクサ2の通過特性と比
較して充分小さいとする。
【0016】復調回路6は、受信回路3からの受信信号
を復調してこの復調信号をCPU7へ出力する。また、
復調回路6は図示せぬ受信電力計算部を有しており、受
信電力計算部は復調信号の電力を計算してCPU7に通
知する。CPU7は、復調回路6からの復調信号を基
に、フロントエンド切替スイッチ5に対してスイッチ切
替制御を行う。
【0017】図1に示した携帯電話機が待ち受け状態に
あるとき以外で送信動作が必要とされるときには、CP
U7からの制御信号に応答してフロントエンド切替スイ
ッチ5は端子Bを選択する。このとき、送受信共用アン
テナ1により受信された受信信号は、デュープレクサ2
及びフロントエンド切替スイッチ5を介して受信回路3
に入力されるので、通過特性及び受信特性は図4に示し
た従来の回路と変わらない。
【0018】一方、図1に示した携帯電話機が待ち受け
状態にあるときには、CPU7からの制御信号に応答し
てフロントエンド切替スイッチ5は端子Aを選択する。
このとき、送受信共用アンテナ1により受信された受信
信号は、デュープレクサ2に入力されることなく、フロ
ントエンド切替スイッチ5のみを介して受信回路3に入
力されるので、デュープレクサ2による通過損失がなく
なる。したがって、デュープレクサ7とフロントエンド
切替スイッチ5との差分だけ受信感度が向上する。
【0019】次に、本発明の第1の実施例による携帯電
話機の動作について図面を用いて説明する。図2は図1
に示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであ
る。図1及び2において、まず、携帯電話機の電源がオ
ンされると(ステップS1)、位置登録処理を行う必要
があるので送信動作が必要となる。そのため、電源オン
を検出したCPU7の制御により、フロントエンド切替
スイッチ5は端子Bを選択する(ステップS2)。
【0020】そして、携帯電話機は位置登録処理を開始
する(ステップS3)。位置登録処理が完了したならば
(ステップS4,Yes)、携帯電話機は待ち受け状態
に移行するので、位置登録処理の完了を検出したCPU
7の制御によりフロントエンド切替スイッチ5は端子A
を選択する(ステップS5)。なお、CPU7は、基地
局より送信された位置登録処理の完了を示す信号を復調
回路6を介して受信することにより、位置登録処理の完
了を認識することができる。
【0021】ステップS5におけるスイッチ5の切替え
により受信信号の経路からデュープレクサ2が除かれた
後、携帯電話機は待ち受け状態となる(ステップS
6)。待ち受け状態に入った携帯電話機は、発呼または
着呼ができる状態になる。携帯電話機が発呼を行う場合
または携帯電話機に対して着信がある場合(ステップS
7,Yes)、通話が行われるので送信動作が必要とな
る。そのため、発呼または着呼を検出したCPU7の制
御により、フロントエンド切替スイッチ5は端子Bを選
択する(ステップS8)。なお、CPU7は、ユーザが
発呼のために図示せぬ入力操作部を操作することにより
CPU7に入力される信号によって発呼を認識すること
ができる。また、CPU7は、基地局より送信された呼
出し信号を復調回路6を介して受信することにより、着
呼を認識することができる。
【0022】ステップS8におけるスイッチ5の切替え
により受信信号の経路にデュープレクサ2が挿入された
後、通話が行われることになる(ステップS9)。通話
が終了したならば(ステップS10,Yes)、携帯電
話機は送信動作が不要な待ち受け状態に移行するので、
ステップS5に戻り、通話の終了を検出したCPU7の
制御によりフロントエンド切替スイッチ5は端子Aを選
択する。なお、CPU7は、ユーザが通話を終了させる
ためにした入力操作部の操作に応答してCPU7に入力
される信号によって通話の終了を認識することができ
る。また、CPU7は、基地局より送信された終話信号
を復調回路6を介して受信することによっても、通話の
終了を認識することができる。
【0023】ステップ4において位置登録ができなかっ
た場合(ステップS4,No)、携帯電話機は圏外待ち
受け状態に移行するので、位置登録の失敗を検出したC
PU7の制御によりフロントエンド切替スイッチ5は端
子Aを選択する(ステップS11)。なお、CPU7
は、位置登録処理の完了を示す信号を位置登録処理の開
始から所定時間内に受信できなかった場合に、位置登録
ができなかったと認識する。
【0024】ステップS11におけるスイッチ5の切替
えにより受信信号の経路からデュープレクサ2が除かれ
た後、携帯電話機は圏外待ち受け状態となる(ステップ
S12)。圏外待ち受け状態にある携帯電話機は、所望
の受信電力を有する希望波をサーチする。希望波が検出
されたならば(ステップS13,Yes)、再度位置登
録処理を行うために、ステップS2に戻り、希望波を検
出したCPU7の制御によりフロントエンド切替スイッ
チ5は端子Bを選択する。なお、CPU7は、復調回路
6内の受信電力計算部により通知される各受信信号の受
信電力を基に、希望波を認識することができる。
【0025】このように、本発明の第1の実施例では、
送信動作が不要な待ち受け状態に携帯電話機が移行する
際に、送受信共用アンテナ1を介して入力された受信信
号の経路からデュープレクサ2を除くようにしているの
で、待ち受け時の受信感度がデュープレクサ2とフロン
トエンド切替スイッチ5との挿入損失の差分だけ改善さ
れ、待ち受け時の受信可能エリアが広くなる。したがっ
て、待ち受け状態にあるときの携帯電話機がおかれてい
る環境に起因する受信感度の劣化を抑えることができ、
よって、待ち受け時において上記環境に左右されること
がなく、あらゆる環境においてアンテナ特性を向上させ
ることが可能となる。
【0026】なお、上記図2に示したフローチャートに
従った処理動作は、予めROM等の記憶媒体に格納され
たプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータ
に読み取らせて実行せしめることにより、実現できるこ
とは勿論である。
【0027】次に、本発明の第2の実施例による携帯電
話機について図面を用いて説明する。図3は本発明の第
2の実施例による携帯電話機の構成(特にフロントエン
ド回路の構成)を示すブロック図であり、図1及び4と
同等部分は同一符号にて示している。図3において、本
発明の第2の実施例による携帯電話機は、送受信共用ア
ンテナ1と、デュープレクサ2と、受信回路3と、送信
回路4と、フロントエンド切替スイッチ5と、復調回路
6と、CPU7と、受信用アンテナ8とを有している。
【0028】図3に示した携帯電話機は、受信用アンテ
ナ8が設けられている点で図1に示した携帯電話機と相
違する。受信用アンテナ8は、基地局から放射された電
波を受信するものであり、フロントエンド切替スイッチ
5の端子Aに接続されている。
【0029】図3に示した携帯電話機は図1に示した携
帯電話機と同一の動作をなす。すなわち、送信動作が不
要な待ち受け状態に携帯電話機が移行する際に、CPU
7の制御によりフロントエンド切替スイッチ5は端子A
を選択する。したがって、待ち受け時の使用アンテナ
が、送受信共用アンテナ1から受信用アンテナ8に切替
えられることになる。これにより、携帯電話機が待ち受
け状態にあるときの受信信号の経路からデュープレクサ
2が除かれることになるので、本発明の第2の実施例に
おいても第1の実施例と同様の効果が得られるのであ
る。
【0030】さらに、本発明の第2の実施例による携帯
電話機では、スイッチ5の端子Aに切替えられた状態の
ままでも、通話が可能である。したがって、送受信共用
アンテナ1よりも受信用アンテナ8の方が、発呼または
着呼直前(通話開始直前)の受信レベルが高い場合、通
話開始時にあえて端子Aから端子Bにスイッチ5を切替
える必要はない。
【0031】すなわち、携帯電話機が待ち受け状態にあ
るときに、CPU7の制御により例えば定期的にスイッ
チ5の切替えによるダイバーシティ受信を実行するよう
にすれば、発呼または着呼直前の受信レベルが高い方の
アンテナを通話時に選択することができるので、より良
好な通話をユーザに提供することができる。
【0032】また、待ち受け時に、ダイバーシティ受信
によって測定された受信レベルが高い方のアンテナを選
択するようにすれば、選択されたアンテナと残りのアン
テナとのアンテナ利得の差分だけ待ち受け時の受信感度
が改善され、待ち受け時の受信可能エリアが広くなる。
【0033】以上述べたように、本発明の第1及び第2
の実施例による携帯電話機はいずれもデュープレクサ2
を有しており、デュープレクサ2が必要でない待ち受け
時に、受信信号の経路からデュープレクサ2を除くこと
により、待ち受け時における受信感度の劣化を抑制して
いる。したがって、デュープレクサを有する携帯電話機
である限り、様々な種類の通信方式を採用した通信シス
テムにおける携帯電話機に本発明を適用することができ
るのである。上記通信方式としては、例えば、PDC(P
ersonal Digital Cellular) 等のディジタル携帯電話シ
ステムに用いられるTDMA方式、次世代移動通信シス
テムに用いられるCDMA(W−CDMA( Wideband-C
DMA)等)方式やアナログ方式等がある。
【0034】
【発明の効果】本発明による効果は、待ち受け状態の携
帯電話機がおかれている環境による受信感度の劣化を抑
えることができることである。その理由は、送信動作が
不要なとき、すなわち、デュープレクサが不要なとき、
切替制御手段が受信信号の経路からデュープレクサを除
くよう制御するようにしているので、受信感度が劣化す
ることが多々ある待ち受け時に、デュープレクサの挿入
損失の分だけ受信感度を向上させることができるためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話機の動作を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施例による携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図4】従来の携帯電話機のフロントエンド回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,8 アンテナ 2 デュープレクサ 3 受信回路 4 送信回路 5 フロントエンド切替スイッチ 6 復調回路 7 CPU

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信共用アンテナと、 前記アンテナからの受信信号と前記アンテナへ供給すべ
    き送信信号とが入力されこれ等入力信号を分離して出力
    するデュープレクサと、 携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要とさ
    れるとき、前記受信信号の経路から前記デュープレクサ
    を除くべく前記経路の切替制御をなす切替制御手段とを
    含むことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記切替制御手段は、携帯電話機が待ち
    受け状態にある場合、前記経路を切替えて前記経路から
    前記デュープレクサを除くことを特徴とする請求項1記
    載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記デュープレクサから出力される前記
    受信信号が入力される受信回路をさらに含み、 前記切替制御手段は、前記切替制御により前記受信信号
    を前記デュープレクサに入力させることなく前記受信回
    路に入力させるべく前記経路を切替える切替手段を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のアンテナと、 前記第1のアンテナからの第1の受信信号と前記第1の
    アンテナへ供給すべき送信信号とが入力されこれ等入力
    信号を分離して出力するデュープレクサと、 前記デュープレクサから出力される前記第1の受信信号
    又は前記第2のアンテナからの第2の受信信号が入力さ
    れる受信回路と、 携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要とさ
    れるとき、前記受信回路に入力される信号を前記第2の
    受信信号とすべく使用アンテナの切替制御をなす切替制
    御手段とを含むことを特徴とする携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記切替制御手段は、携帯電話機が待ち
    受け状態にある場合、前記使用アンテナを前記第2のア
    ンテナに切替えて前記第2の受信信号を前記受信回路に
    入力せしめることを特徴とする請求項4記載の携帯電話
    機。
  6. 【請求項6】 前記切替制御手段は、前記切替制御によ
    り前記受信回路に入力される信号を前記第1の受信信号
    から前記第2の受信信号に切替える切替手段を有するこ
    とを特徴とする請求項4又は5記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 アナログ方式、TDMA(Time Division
    Multiple Access)方式又はCDMA(Code Division Mu
    ltiple Access) 方式の通信システムにおける移動局で
    あることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の携帯
    電話機。
  8. 【請求項8】 送受信共用アンテナと、前記アンテナか
    らの受信信号と前記アンテナへ供給すべき送信信号とが
    入力されこれ等入力信号を分離して出力するデュープレ
    クサとを含む携帯電話機の制御方法であって、 前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要
    とされるとき、前記受信信号の経路から前記デュープレ
    クサを除くべく前記経路の切替制御をなす切替制御ステ
    ップを含むことを特徴とする制御方法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2のアンテナと、前記第1の
    アンテナからの第1の受信信号と前記第1のアンテナへ
    供給すべき送信信号とが入力されこれ等入力信号を分離
    して出力するデュープレクサと、前記デュープレクサか
    ら出力される前記第1の受信信号又は前記第2のアンテ
    ナからの第2の受信信号が入力される受信回路とを含む
    携帯電話機の制御方法であって、 前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要
    とされるとき、前記受信回路に入力される信号を前記第
    2の受信信号とすべく使用アンテナの切替制御をなす切
    替制御ステップを含むことを特徴とする制御方法。
  10. 【請求項10】 送受信共用アンテナと、前記アンテナ
    からの受信信号と前記アンテナへ供給すべき送信信号と
    が入力されこれ等入力信号を分離して出力するデュープ
    レクサとを含む携帯電話機の制御方法をコンピュータに
    実行させるためのプログラムであって、 前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要
    とされるとき、前記受信信号の経路から前記デュープレ
    クサを除くべく前記経路の切替制御をなす切替制御ステ
    ップを含むことを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 第1及び第2のアンテナと、前記第1
    のアンテナからの第1の受信信号と前記第1のアンテナ
    へ供給すべき送信信号とが入力されこれ等入力信号を分
    離して出力するデュープレクサと、前記デュープレクサ
    から出力される前記第1の受信信号又は前記第2のアン
    テナからの第2の受信信号が入力される受信回路とを含
    む携帯電話機の制御方法をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムであって、 前記携帯電話機の送受信動作のうち受信動作のみが必要
    とされるとき、前記受信回路に入力される信号を前記第
    2の受信信号とすべく使用アンテナの切替制御をなす切
    替制御ステップを含むことを特徴とするプログラム。
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