JP2003123992A - キセノン放電ランプ点灯装置 - Google Patents

キセノン放電ランプ点灯装置

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JP2003123992A
JP2003123992A JP2001319144A JP2001319144A JP2003123992A JP 2003123992 A JP2003123992 A JP 2003123992A JP 2001319144 A JP2001319144 A JP 2001319144A JP 2001319144 A JP2001319144 A JP 2001319144A JP 2003123992 A JP2003123992 A JP 2003123992A
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xenon discharge
lamp
lighting device
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竹夫 松島
Yoichiro Higashimoto
陽一郎 東本
Yasunori Fujina
恭典 藤名
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Ushio Inc
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用寿命が末期にあるキセノン放電ランプを
点灯する場合であっても、ランプの始動時に立ち消えが
発生することがなくまたは少なく、しかも、最大投入電
力が小さくて小型のキセノン放電ランプ点灯装置を提供
すること。 【解決手段】 キセノン放電ランプ点灯用イグナイタの
始動時に発生するラッシュ電流の供給期間終了時点から
予め設定された特定の時間Tが経過するまでの間におい
て、当該キセノン放電ランプにおけるランプ電圧が増加
したときに、当該ランプ電圧の増加量に応じて投入電力
が増加するようにし、その後、定電力制御することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キセノン放電ラン
プ点灯装置に関し、更に詳しくは、直接反射型の投射型
デジタルプロジェクター、偏光反射型の投射型デジタル
プロジェクターなどの投射型画像装置の光源として用い
られるキセノン放電ランプを点灯するためのキセノン放
電ランプ点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば映画館において使用される画像投
影装置(映写機)の映像投影用光源としては、従来、大
型のキセノン放電ランプが用いられており、かかるキセ
ノン放電ランプを点灯するための点灯装置としては、主
として、投入電流をその値が一定となるよう制御する定
電流制御型のものが用いられている。このような定電流
制御型の点灯装置においては、ランプ寿命が末期にある
キセノン放電ランプについても安定して始動させるため
には、当該キセノン放電ランプにその定格駆動電流より
も高い電流を供給することが必要である。このような理
由から、キセノン放電ランプ点灯装置としては、最大投
入電力が大きく、高い電流を供給することが可能な大型
のものが用いられている。
【0003】ところで、近年、小型の画像投影装置とし
て、直接反射型あるいは偏光反射型の投射型デジタルプ
ロジェクターが開発され、この投射型デジタルプロジェ
クターにおいては、その光源として、キセノンガスの封
入圧が高いキセノン放電ランプ、例えば点灯時における
キセノンガスの封入圧が大型の画像投射装置に使用され
ているキセノン放電ランプの1.5倍以上であるキセノ
ン放電ランプが使用されている。このような画像投射装
置は、小さいスペースに容易に設置することができるこ
とから、例えばイベント会場などにおいて使用される画
像投影装置として好適である。
【0004】而して、投射型デジタルプロジェクターな
どの小型の画像投影装置を、実際にイベント会場などに
おいて使用する場合には、省スペース化の観点から、画
像投射装置の光源であるキセノン放電ランプを点灯する
ための点灯装置としても小型のものが要求される。ま
た、イベント会場では、各ブースにおいて予め使用可能
な電力が割り当てられることが多い。そのため、最大投
入電力が大きくて大型の電流制御型点灯装置に代わっ
て、投入電流を投入電力の値が一定となるよう制御する
小型の定電力制御型点灯装置が使用されている。
【0005】しかしながら、定電力制御型の点灯装置に
よって、投射型デジタルプロジェクターにおけるキセノ
ン放電ランプを点灯させる場合には、ランプの始動時に
立ち消えが発生しやすく、特に、使用寿命が末期にある
キセノン放電ランプにおいては、始動時におけるランプ
の立ち消えの発生が顕著である。このようなランプの立
ち消えが発生するのは、以下のような理由によるものと
考えられる。
【0006】図4は、従来の定電力制御型点灯装置によ
ってキセノン放電ランプを始動させて立ち消えが発生し
た場合において、ランプの始動直後の投入電力、投入電
流およびランプ電圧の変化を示す図である。この図4に
おいて、左側の縦方向の実線t1は、キセノン放電ラン
プの始動前における或る時点を示しており、この実線t
1で示す時点においては、ランプ投入電力、ランプ電流
は共に0である。また、ランプ電圧については、例えば
定格駆動時におけるランプ電圧が25V程度のキセノン
放電ランプである場合には、無負荷電圧として130V
程度が印加されている。また、左側の縦方向の破線t2
は、点灯用イグナイタの始動時を示している。この点灯
用イグナイタの始動に伴って、キセノン放電ランプにお
ける電極間に絶縁破壊が起こり、次いで、ラッシュ電流
が発生する。このラッシュ電流の供給期間T0 は少なく
とも400μ秒以上であり、当該供給期間T0 内におい
ては、電気的に特別な制御を行うことはできない。ま
た、右側の縦方向の破線t3は、ラッシュ電流の供給期
間の終了時点であると共に、キセノン放電ランプの点灯
に対し電気的な制御を開始する時点であり、従来、この
破線t3で示す時点から定電力制御が開始されている。
この図4に基づいて説明すると、ランプの始動直後にお
いては、電極からの熱電子の放出が不十分であるため、
電極間に形成されるアークは不安定な状態にあり、更
に、高い封入圧で封入されたキセノンガスが対流するこ
となどによってアークに揺らぎが生じ、これにより、ア
ークが一層不安定な状態となると共に放電距離が長くな
るため、符号(イ)に示すように、ランプ電圧が増加す
る。そして、定電力制御型の点灯装置においては、ラン
プ電圧が増加したときには、符号(ロ)に示すように、
投入電流が低下するよう制御されるため、アークが更に
一層不安定な状態となる。その結果、符号(ハ)に示す
ように、ランプ電圧が更に増加するため、符号(ニ)に
示すように、投入電流が更に低下するよう制御される。
そして、このような悪循環が繰り返される結果、安定な
状態のアークが形成される前に、キセノン放電ランプが
消灯する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
投射型画像装置に用いられるキセノン放電ランプを点灯
するための点灯装置において、使用寿命が末期にあるキ
セノン放電ランプを点灯する場合であっても、ランプの
始動時に立ち消えが発生することがなくまたは少なく、
しかも、最大投入電力が小さくて小型のキセノン放電ラ
ンプ点灯装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のキセノン放電ラ
ンプ点灯装置は、投射型画像装置に用いられるキセノン
放電ランプを点灯するための点灯装置において、キセノ
ン放電ランプ点灯用イグナイタの始動時に発生するラッ
シュ電流の供給期間終了時点から予め設定された特定の
時間Tが経過するまでの間において、当該キセノン放電
ランプにおけるランプ電圧が増加したときに、当該ラン
プ電圧の増加量に応じて投入電力が増加するようにし、
その後、定電力制御することを特徴とする。
【0009】本発明のキセノン放電ランプ点灯装置にお
いては、キセノン放電ランプ点灯用イグナイタの始動時
に発生するラッシュ電流の供給期間終了時点から予め設
定された特定の時間Tが経過するまでの間において、投
入電流を定格駆動時における投入電流の80〜150%
となるよう制御することが好ましい。
【0010】また、本発明のキセノン放電ランプ点灯装
置においては、予め設定された特定の時間Tが50ミリ
秒間以上であることが好ましい。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、キセノン放電ランプを始
動した後ラッシュ電流の供給期間が終了した直後におい
ては、当該キセノン放電ランプにおけるランプ電圧の増
加量に応じて投入電力が増加するようにするため、アー
クが不安定な状態となることによってランプ電圧が増加
しても、それに応じて投入電流が低下することがなく、
これにより、アークを確実に安定化することができるの
で、使用寿命が末期にあるキセノン放電ランプを点灯す
る場合であっても、ランプの始動時に立ち消えが発生す
ることが防止または抑制される。しかも、キセノン放電
ランプを始動した後ラッシュ電流の供給期間が終了して
から特定の時間Tが経過した後においては、定電力制御
されるため、過大な投入電力が不要となり、これによ
り、最大投入電力を小さくすることができると共に、装
置の小型化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキセノン放電ラン
プ点灯装置の実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明に係るキセノン放電ランプ点灯装置の一例に
おける要部の構成を示す回路図であり、このキセノン放
電ランプ点灯装置は、投射型画像装置に用いられるキセ
ノン放電ランプを点灯するためのものである。この図に
おいて、10は、交流電源(図示省略)から供給される
交流電流を直流電流に変換し、当該直流電流をキセノン
放電ランプに投入する直流電源回路であって、トランス
Tと、複数の整流器Dよりなる整流回路11と、チョー
クコイルLおよびコンデンサCよりなる平滑回路12を
有する。この直流電源回路10の出力端子には、キセノ
ン放電ランプ1が電気的に接続されている。
【0013】20は、キセノン放電ランプ1に投入され
る電流を制御するための電流制御部であって、キセノン
放電ランプ1のランプ電圧を検出し、検出されたランプ
電圧に基づいて当該キセノン放電ランプ1に投入される
電力を制御する第1制御回路21と、キセノン放電ラン
プ1に投入される電力の値が一定となるよう定電力制御
する第2制御回路22と、第1制御回路による制御動作
および第2制御回路による制御動作を切り替えるための
切替器23と、を有する。30は、電流制御部20から
の電流制御信号を増幅し、直流電源回路10を制御して
当該直流電源回路10から出力される電流を調整する電
流調整信号回路であって、増幅器31と、パルス幅変調
器32と、電界効果トランジスタ33とを有する。
【0014】このような点灯装置においては、100V
若しくは200Vの単相の交流電源または三相の交流電
源から直流電源回路10に交流電流が投入され、当該直
流電源回路10において交流電流が直流電流に変換され
た後、当該直流電流がキセノン放電ランプ1に投入され
ることにより、当該キセノン放電ランプ1が始動して点
灯する。このとき、電流制御部20によって、キセノン
放電ランプ1のランプ電圧が検出される。
【0015】而して、キセノン放電ランプ1を始動した
後ラッシュ電流の供給期間が終了してから予め設定され
た特定の時間Tが経過するまでの間においては、電流制
御部20における第1制御回路21による制御動作によ
って、検出されたキセノン放電ランプ1のランプ電圧に
基づいて、当該キセノン放電ランプ1への投入電流が制
御される。以下、図2を参照して具体的に説明する。図
2において、左側の縦方向の実線t1は、キセノン放電
ランプ1の始動前における或る時点を示しており、この
実線t1で示す時点においては、ランプ投入電力、ラン
プ電流は共に0である。また、ランプ電圧については、
例えば定格駆動時におけるランプ電圧が25V程度のキ
セノン放電ランプである場合には、無負荷電圧として1
30V程度が印加されている。また、左側から 1番目の
縦方向の破線t2は、点灯用イグナイタの始動時を示し
ている。この点灯用イグナイタの始動に伴って、キセノ
ン放電ランプ1における電極間に絶縁破壊が起こり、次
いで、ラッシュ電流が発生する。このラッシュ電流の供
給期間T0 は少なくとも400μ秒以上であり、当該供
給期間T0 内においては、電気的に特別な制御を行うこ
とはできない。また、左側から2番目の縦方向の破線t
3は、ラッシュ電流の供給期間の終了時点であると共
に、キセノン放電ランプ1の点灯に対し電気的な制御を
開始する時点である。本発明においては、この破線t3
で示す時点から特定の時間Tが経過するまでの間におい
て、ランプ電圧が定格駆動時の電圧である基準電圧より
増加した場合に、その増加量に応じてキセノン放電ラン
プへの入力電力が増加するよう制御される。また、左側
から3番目の破線t4は前記特定の時間Tが経過した時
点を示しており、本発明においては、この破線t4で示
す時点から定電力制御される。そして、キセノン放電ラ
ンプ1を始動し更にラッシュ電流の供給期間が終了した
後においては、キセノン放電ランプ1に形成されたアー
クが不安定な状態となって、図2の符号(イ)に示すよ
うに、ランプ電圧が増加したときには、図2の符号
(ロ)に示すように、当該ランプ電圧の増加量に応じて
投入電力が増加するよう制御される。一方、キセノン放
電ランプ1に形成されたアークが安定化するに連れて、
図2の符号(ハ)に示すように、ランプ電圧が減少した
ときには、図2の符号(ニ)に示すように、当該ランプ
電圧の減少量に応じて投入電力が減少するよう制御され
る。このようにして、キセノン放電ランプ1には、安定
なアークが形成される。そして、キセノン放電ランプ1
を始動した後ラッシュ電流の供給期間が終了してから特
定の時間Tが経過した後においては、切替器23からの
切替信号によって、第1制御回路21による制御動作か
ら第2制御回路22による制御動作に切り替えられ、こ
れにより、キセノン放電ランプ1への投入電力が一定の
値となるよう定電力制御される。
【0016】以上において、特定の時間T、すなわちラ
ンプ電圧の増加量に応じてキセノン放電ランプへの入力
電力が増加するよう制御される時間は、50ミリ秒間以
上であることが好ましく、より好ましくは300〜20
00ミリ秒間である。特定の時間Tが50ミリ秒間未満
である場合には、キセノン放電ランプ1において安定な
状態のアークが形成される前に、定電力制御に切り替え
られることがあるため、ランプの立ち消えが発生する確
率が高くなりやすくなる。
【0017】また、キセノン放電ランプ1を始動した後
ラッシュ電流の供給期間が終了してから特定の時間Tが
経過するまでの間における投入電流(以下、「始動時電
流」ともいう。)は、その値が定格駆動時における投入
電流の値の80〜150%となるよう制御されることが
好ましい。この始動時電流の値が過小である場合には、
キセノン放電ランプ1における放電が維持され難くなる
ため、ランプの立ち消えが発生する確率が高くなりやす
い。一方、この始動時電流の値が過大である場合には、
キセノン放電ランプ1における電極に与えるダメージが
大きくなるため、電極自体が早期に損耗したり、電極か
らの飛散物によって早期にバルブに黒化現象が生じたり
することがあり、その結果、キセノン放電ランプ1の使
用寿命が短くなるおそれがある。
【0018】上記のキセノン放電ランプ点灯装置によれ
ば、キセノン放電ランプ1を始動した後ラッシュ電流の
供給期間が終了してから特定の時間Tが経過するまでの
間においては、電流制御部20における第1制御回路2
1によって、キセノン放電ランプ1におけるランプ電圧
の増加量に応じて投入電力が増加するよう制御される。
そのため、キセノン放電ランプ1のアークが不安定な状
態となることによってランプ電圧が増加しても、それに
応じて投入電流が低下することがなく、これにより、ア
ークを確実に安定化することができるので、使用寿命が
末期にあるキセノン放電ランプ1を点灯する場合であっ
ても、ランプの始動時に立ち消えが発生することを防止
または抑制することができる。しかも、キセノン放電ラ
ンプ1を始動した後ラッシュ電流の供給期間が終了して
から特定の時間Tが経過した後においては、電流制御部
20における第2制御回路22によって定電力制御され
るため、過大な投入電力が不要となり、これにより、最
大投入電力を小さくすることができると共に、装置の小
型化を図ることができる。
【0019】本発明のキセノン放電ランプ点灯装置は、
上記の実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更
を加えることが可能である。例えば直流電源回路は、種
々の回路構成のものを用いることができる。また、電流
制御部における第1制御回路は、キセノン放電ランプに
おけるランプ電圧の増加量を検出し、このランプ電圧の
増加量に基づいて投入電力が増加するよう投入電流を制
御するものであれば、種々の制御回路を採用することが
できる。
【0020】〔実験例〕図1に示す回路構成に従って本
発明に係るキセノン放電ランプ点灯装置を作製すると共
に(以下、この点灯装置を「点灯装置A」とする。)、
下記の試験用キセノン放電ランプを用意した。 試験用キセノン放電ランプ:陽極の胴径が15mmで長
さが25mm、陰極の胴径が6mmで長さが15mm、
電極間距離が3mm、キセノンの封入圧が2MPa、定
格ランプ電圧が25V、定格ランプ電流が65Aのキセ
ノン放電ランプであって、点灯時間が1000時間経過
したもの。
【0021】実験例1:点灯装置Aに上記の試験用キセ
ノン放電ランプを接続した。そして、点灯装置Aによっ
て、特定の時間Tを1秒間、始動時電流を65〜75A
(定格駆動時の100〜115%)に設定し、定電力制
御時における電力値が1600Wとなる条件で、試験用
キセノン放電ランプを合計で1000回点灯させ、始動
時にランプの立ち消えが発生した回数(以下、「立ち消
え回数」という。)および立ち消えが発生する確率(以
下、「立ち消え発生率」という。)を測定した。その結
果、立ち消え回数は1回であり、立ち消え発生率は0.
1%であり、点灯装置Aによれば、ランプの始動時に立
ち消えが発生することが極めて少ないことが確認され
た。また、点灯装置Aの代わりに従来の定電力制御型点
灯装置を用い、定電力制御時における電力値が1600
Wとなる条件で、試験用キセノン放電ランプを合計で1
000回点灯させ、立ち消え回数および立ち消え発生率
を測定した。立ち消え回数は136回であり、立ち消え
発生率は13.6%であり、始動時におけるランプの立
ち消えが頻繁に発生した。
【0022】実験例2:点灯装置Aを用い、特定の時間
Tを1秒間、始動時電流を下記表1に従って設定し、定
電力制御時における電力値が1600Wとなる条件で、
試験用キセノン放電ランプを合計で1000回点灯さ
せ、試験用キセノン放電ランプを合計で1000回点灯
させ、立ち消え回数および立ち消え発生率を測定した。
結果を表1に示す。また、定格駆動時における電流に対
する始動時電流の比と、立ち消え発生率との関係を図3
に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1および図3から明らかなように、始動
時電流の値を高く設定するに連れて立ち消え発生率が低
下し、始動時電流の値を定格駆動時における投入電流の
80%以上に設定することにより、立ち消え発生率が極
めて少なくなることが確認された。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキセノン
放電ランプ点灯装置によれば、キセノン放電ランプを始
動した後ラッシュ電流の供給期間が終了してから特定の
時間Tが経過するまでの間においては、当該キセノン放
電ランプにおけるランプ電圧の増加量に応じて投入電力
が増加するよう制御されるため、アークが不安定な状態
となることによってランプ電圧が増加しても、それに応
じて投入電流が低下することがなく、これにより、アー
クを確実に安定化することができるので、使用寿命が末
期にあるキセノン放電ランプを点灯する場合であって
も、ランプの始動時に立ち消えが発生することを防止ま
たは抑制することができる。しかも、キセノン放電ラン
プを始動した後ラッシュ電流の供給期間が終了してから
特定の時間Tが経過した後においては、定電力制御され
るため、過大な投入電力が不要となり、これにより、最
大投入電力を小さくすることができると共に、装置の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキセノン放電ランプ点灯装置の一
例における要部の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す構成の点灯装置によってキセノン放
電ランプを点灯させた場合における投入電力、投入電流
およびランプ電圧の変化を示す図である。
【図3】実験例において測定した、定格駆動時における
電流に対する始動時電流の比と、立ち消え発生率との関
係を示す図である。
【図4】従来の定電力制御型点灯装置によってキセノン
放電ランプを始動させて立ち消えが発生した場合におい
て、ランプの始動直後の投入電力、投入電流およびラン
プ電圧の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 キセノン放電ランプ 10 直流電源回路 11 整流回路 12 平滑回路 20 電流制御部 21 第1制御回路 22 第2制御回路 23 切替回路 30 電流調整信号回路 31 増幅器 32 パルス幅変調器 33 電界効果トランジスタ T トランス C コンデンサ L チョークコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤名 恭典 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3K082 AA01 AA04 AA22 AA55 BA12 BA33 BC23 BD03 BD04 BD15 BD26 BD32 BE04 BE10 CA32 FA08 3K083 AA04 AA06 AA66 AA76 AA79 AA91 BA02 BA12 BA33 BC01 BD03 BD16 CA35 EA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射型画像装置に用いられるキセノン放
    電ランプを点灯するための点灯装置において、 キセノン放電ランプ点灯用イグナイタの始動時に発生す
    るラッシュ電流の供給期間終了時点から予め設定された
    特定の時間Tが経過するまでの間において、当該キセノ
    ン放電ランプにおけるランプ電圧が増加したときに、当
    該ランプ電圧の増加量に応じて投入電力が増加するよう
    にし、 その後、定電力制御することを特徴とするキセノン放電
    ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 キセノン放電ランプ点灯用イグナイタの
    始動時に発生するラッシュ電流の供給期間終了時点から
    予め設定された特定の時間Tが経過するまでの間におい
    て、投入電流を定格駆動時における投入電流の80〜1
    50%となるよう制御することを特徴とする請求項1に
    記載のキセノン放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された特定の時間Tが50ミリ
    秒間以上であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のキセノン放電ランプ点灯装置。
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