JP2003123858A - 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池 - Google Patents

有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池

Info

Publication number
JP2003123858A
JP2003123858A JP2001322314A JP2001322314A JP2003123858A JP 2003123858 A JP2003123858 A JP 2003123858A JP 2001322314 A JP2001322314 A JP 2001322314A JP 2001322314 A JP2001322314 A JP 2001322314A JP 2003123858 A JP2003123858 A JP 2003123858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
metal
semiconductor electrode
electrode according
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001322314A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Kobayashi
太一 小林
Masahito Yoshikawa
雅人 吉川
Itsuo Tanuma
逸夫 田沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2001322314A priority Critical patent/JP2003123858A/ja
Priority to US10/492,162 priority patent/US7118936B2/en
Priority to PCT/JP2002/010602 priority patent/WO2003034533A1/ja
Publication of JP2003123858A publication Critical patent/JP2003123858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/20Light-sensitive devices
    • H01G9/2027Light-sensitive devices comprising an oxide semiconductor electrode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/542Dye sensitized solar cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抵抗で、且つ低温で簡易に形成することが
できる透明電極を含む有機色素増感型金属酸化物半導体
電極、及びこの半導体電極を有する有機色素増感太陽電
池を提供すること。 【解決手段】 表面に透明電極を有する基板、その透明
電極上に形成された金属酸化物半導体膜、及びその半導
体膜表面に吸着した有機色素を含む有機色素増感型金属
酸化物半導体電極において、前記透明電極が、多数の孔
部を有する金属膜を含むことを特徴とする有機色素増感
型金属酸化物半導体電極;及び太陽電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機色素増感型太
陽電池及びこの太陽電池に有利に使用することができる
有機色素増感型金属酸化物半導体電極に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギー、資源の有効利用や
環境汚染の防止等の面から、太陽光を直接電気エネルギ
ーに変換する太陽電池が注目され、開発が進められてい
る。
【0003】太陽電池は、光電変換材料として、結晶性
シリコン、アモルファスシリコンを用いたものが主流で
ある。しかしながら、このような結晶性シリコン等を形
成するには多大なエネルギーを要し、従ってシリコンの
利用は、太陽光を利用する省エネルギー電池である太陽
電池の本来の目的とは相反するものとなっている。また
多大なエネルギーを使用する結果として、光電変換材料
としてシリコンを用いる太陽電池は高価なものと成らざ
るを得ない。
【0004】上記光電変換材料は、電極間の電気化学反
応を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換する
材料である。例えば、光電変換材料に光を照射すると、
一方の電極側で電子が発生し、対電極に移動する。対電
極に移動した電子は、電解質中をイオンとして移動して
一方の電極にもどる。すなわち、光電変換材料は光エネ
ルギーを電気エネルギーとして連続して取り出せる材料
であり、このため太陽電池に利用される。
【0005】光電変換材料として、シリコンを用いず、
有機色素で増感された酸化物半導体を用いた太陽電池が
知られている。Nature, 268 (1976), 402頁に、酸化亜
鉛粉末を圧縮成形し、1300℃で1時間焼結して形成
した焼結体ディスク表面に有機色素としてローズベンガ
ルを吸着させた金属酸化物半導体電極を用いた太陽電池
が提案されている。この太陽電池の電流/電圧曲線は、
0.2Vの起電圧時の電流値は約25μA程度と非常に
低く、その実用化は殆ど不可能と考えられるものであっ
た。しかしながら、前記シリコンを用いる太陽電池とは
異なり、使用される酸化物半導体及び有機色素はいずれ
も大量生産されており、且つ比較的安価なものであるこ
とから、材料の点からみると、この太陽電池は非常に有
利であることは明らかである。
【0006】光電変換材料として、前記のように有機色
素で増感された酸化物半導体を用いた太陽電池として
は、前記のもの以外に、たとえば、特開平1−2203
80号公報に記載の金属酸化物半導体の表面に、遷移金
属錯体などの分光増感色素層を有するもの、また、特表
平5−504023号に記載の、金属イオンでドープし
た酸化チタン半導体層の表面に、遷移金属錯体などの分
光増感色素層を有するものが知られている。
【0007】上記太陽電池は実用性のある電流/電圧曲
線が得られない。電流/電圧曲線が実用性レベルに達し
た分光増感色素層を有する太陽電池として、特開平10
−92477号公報に、酸化物半導体微粒子集合体の焼
成物からなる酸化物半導体膜を用いた太陽電池が開示さ
れている。このような半導体膜は、酸化物半導体微粉末
のスラリーを透明電極上に塗布し、乾燥させ、その後5
00℃、1時間程度で焼成させることにより形成してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−92
477号公報の太陽電池は、いわゆるゾルゲル法により
形成された酸化物半導体微粒子集合体の焼成物の酸化物
半導体膜を有し、この酸化物半導体膜は透明電極上に設
けられている。そして、この透明電極も太陽電池の実用
性に大きく影響を与えるため、通常、透明電極は低抵抗
のITO等が使用されている。
【0009】しかしながら、このようなITOの透明電
極であっても、太陽電池のような大面積を必要とする用
途には、まだ十分に低抵抗とは言えず、満足するもので
はない。従って、このような透明電極としては、さらな
る低抵抗化(望ましくは10Ω/□程度以下)が望まれ
ている。
【0010】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、低抵抗で、且つ簡易に形成することができる透
明電極を含む有機色素増感型金属酸化物半導体電極、及
びこの半導体電極を有する有機色素増感太陽電池を提供
することにある。
【0011】また本発明の目的は、大面積の有機色素増
感太陽電池を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に透明電
極を有する基板、その透明電極上に形成された金属酸化
物半導体膜、及びその半導体膜表面に吸着した有機色素
を含む有機色素増感型金属酸化物半導体電極において、
前記透明電極が、多数の孔部を有する金属膜を含むこと
を特徴とする有機色素増感型金属酸化物半導体電極;及
び上記の有機色素増感型金属酸化物半導体電極と、この
電極に対向して設けられた対電極とからなり、さらに両
電極間にレッドクス電解質が注入されてなる有機色素増
感型太陽電池にある。
【0013】上記有機色素増感型金属酸化物半導体電極
及び太陽電池において、金属膜が、網状または格子状で
あることが好ましい。金属膜の開口率が、一般に50%
以上、さらに70%以上、特に85%以上であることが
好ましい。金属膜の孔部の寸法が、最大直径又は最大対
角線長さで2.00mm以下、特に0.3mm以下、或
いは10メッシュ以下、50メッシュ以下が好ましい。
特に1μm〜2.00mm、さらに1μm〜0.3m
m、とりわけ10μm〜0.3mmが好ましい。金属膜
の膜厚が、5nm〜10μmであることが好ましい。
【0014】また金属膜の孔部が、エッチングにより形
成されていることが好ましい。また孔部を有する金属膜
は気相成膜法により形成されていることも好ましい。
【0015】特にエッチングで孔部を形成する場合、基
板と金属膜(一般に金属箔が使用される)との間に、接
着層が形成されていることが好ましい。
【0016】透明電極の表面抵抗が、10Ω/□以下、
さらに3Ω/□以下、特に2Ω/□以下であることが好
ましい。
【0017】金属膜が、鉄、銅、ニッケル、チタン、ア
ルミ、ステンレス又はブラスの膜であることが好まし
い。
【0018】前記透明電極は、一般に、金属膜とその上
に形成された透明導電層からなり、該透明導電層が、気
相成膜により形成されている。この透明導電層が、酸化
インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、スズドープ酸化イン
ジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化スズ(AT
O)及びアルミニウムドープ酸化亜鉛(ZAO)から選
択される少なくとも1種からなるものであることが好ま
しい。上記気相成膜法が、真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、CVD法またはプラズマ
CVD法であることが好ましい。
【0019】金属酸化物半導体膜が、気相成膜法又はゾ
ルゲル法で形成されており、また酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化スズ又は酸化アンチモン、或いはこれらの金属
酸化物に他の金属若しくは他の金属酸化物をドーピング
したものからなることが好ましい。特に、酸化チタン、
とりわけアナタース型酸化チタンであることが好まし
い。金属酸化物半導体の膜厚が、10nm以上であるこ
とが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
有機色素増感型金属酸化物半導体電極及び太陽電池の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の有機色素増感太陽電池の実
施形態の一例を示す断面図である。
【0022】図1において、基板1、その上に透明電極
2が設けられ、透明電極上に分光増感色素を吸着させた
金属酸化物半導体膜3が形成され、その上方に透明電極
と対向して対電極4が設置されており、側部が封止剤5
により封止され、さらに金属酸化物半導体膜3と対電極
4との間に電解質(溶液)6が封入されている。なお、
本発明の金属酸化物半導体電極は、上記基板1、その上
に透明電極2及び、透明電極上に分光増感色素を吸着さ
せた金属酸化物半導体膜3から基本的に構成される。
【0023】本発明の透明電極は、前記のように、多数
の孔部(通常貫通孔)を有する金属膜を含む層であり、
一般にこの上に透明導電層(通常の透明電極の材料)が
設けられている。この金属膜は、多数の孔部を有する金
属の薄層膜であり、例えば薄い網状或いは格子状の金属
膜であるため、透過性は保持されており、金属であるこ
とから極めて低い抵抗を有するものである。
【0024】上記孔部を有する金属膜は、例えば図2に
示すような形状を有する。図2は金属膜を上から見た平
面図であり、金属2Mに無数の孔部2Hが形成されてい
る。孔部は、4角形等の多角形、円、楕円等の円状の
形、菱形、並行四辺形等、どのような形でも良い。図2
には、その代表例が示されている。また孔部は同じ形が
形成されていることが一般的であるが、形が相互に異な
ったり、面積が異なっていても良い。さらに、孔部がス
リット状であっても良い。また側端は図のように、網状
に連続していても、不連続であっても良い。
【0025】本発明の透明電極は、例えば基板上に、接
着剤を介して銅箔等の薄い金属箔を貼付し、孔部をエッ
チングして本発明の金属膜を形成し、次いでその上の透
明導電層を形成して得ることができる。エッチングは金
属箔上に感光性レジストを設け、孔部パターン様に露
光、現像し、露出した金属部分をエッチングすることに
より、一般に行われる。
【0026】図3に、本発明の透明電極の形成方法の一
例を説明するための工程図を示す。基板31上に接着剤
層37を介して薄い金属箔(膜)32Mが設けられてお
り、次いで孔部パターン様に酸、アルカリ等を用いてエ
ッチングする。これにより、これらの層に孔部32Pが
設けられ、格子状或いは網状の金属箔32M及び接着剤
層37が形成される。この上に透明導電層32Tがスパ
ッタリング等により設けられ、本発明の透明電極が得ら
れる。エッチングのパターンは、前記のような所望の形
状により選択することができる。透明導電層32Tは設
けなくても良いが、低抵抗化のためには有効である。
【0027】また孔部のパターンは、気相成膜を、基板
付近に網状等のマスクを介して行うことにより得ること
もできる。
【0028】金属膜の材料は特に限定されないが、金属
膜は、鉄、銅、ニッケル、チタン、アルミ等の金属、ス
テンレス、ブラス等の合金から形成される膜であること
が好ましい。孔部形成前の金属膜は、金属箔のもの、樹
脂フィルム上に金属箔が貼付されたもの、樹脂フィルム
上に気相成膜法により金属薄膜を形成したものを用いる
ことができる。金属膜の厚さは特に限定されないが、取
り扱いの点から、10μm〜1mmの範囲が好ましい。
樹脂フィルムに貼付した金属箔から成る金属膜の場合、
金属箔の厚さは0.1〜100μmの範囲が好ましい。
気相成膜法による金属層は、5nm〜10μmの範囲が
好ましい。
【0029】本発明の孔部を有する金属膜の開口率が、
一般に50%以上、さらに70%以上、特に85%以上
であることが好ましい。太陽エネルギーを効率よく利用
するために、開口率は大きい方がよいが、低抵抗との兼
ね合いから上記範囲が適当である。また一般に金属膜が
厚い場合は、開口率を大きくする必要がある。
【0030】金属膜の孔部の寸法は、最大直径又は最大
対角線長さで2.00mm以下、特に0.3mm以下、
或いは10メッシュ以下、50メッシュ以下が好まし
い。特に1μm〜2.00mm、さらに1μm〜0.3
mm、とりわけ10μm〜0.3mmが好ましい。金属
膜の膜厚が、特に5nm〜10μmであることが好まし
い。
【0031】透明電極の表面抵抗が、10Ω/□以下、
さらに3Ω/□以下、特に2Ω/□以下であることが好
ましい。
【0032】前記透明電極は、一般に、金属膜とその上
に形成された透明導電層からなり、該透明導電層が、気
相成膜法により形成されている。この透明導電層が、酸
化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、スズドープ酸化イ
ンジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化スズ(AT
O)及びアルミニウムドープ酸化亜鉛(ZAO)から選
択される少なくとも1種から形成されることが好まし
い。上記気相成膜法が、真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、CVD法またはプラズマ
CVD法であることが好ましい。
【0033】また、酸化物半導体形成時に熱を必要とす
る場合、上記の構造では熱的に不安定となることも考え
られるので、金属化合物膜と金属膜との間に、異なる金
属化合物の層、又は金属層を設けることが好ましい。例
えば、窒化ケイ素、窒化アルミ、ニッケル−クロムメタ
ルの層を挙げることができる。これらは通常1〜2層設
けられる。
【0034】上記基板1としては、通常ガラス板であ
り、通常珪酸塩ガラスである。しかしながら、可視光線
の透過性を確保できる限り、種々のプラスチック基板等
を使用することができる。基板の厚さは、0.1〜10
mmが一般的であり、0.3〜5mmが好ましい。ガラ
ス板は、化学的に、或いは熱的に強化させたものが好ま
しい。
【0035】上記透明電極2は前述の本発明のものが使
用される。
【0036】上記透明電極上には、光電変換材料用半導
体である、分光増感色素を吸着させた金属酸化物半導体
膜が形成される。本発明の金属酸化物半導体としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化タングステン、チタン酸バ
リウム、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウムなど
の公知の半導体の一種または二種以上を用いることがで
きる。特に、安定性、安全性の点から酸化チタンが好ま
しい。酸化チタンとしてはアナタース型酸化チタン、ル
チル型酸化チタン、無定形酸化チタン、メタチタン酸、
オルソチタン酸などの各種の酸化チタンあるいは水酸化
チタン、含水酸化チタンが含まれる。本発明ではアナタ
ース型酸化チタンが好ましい。また金属酸化物半導体膜
は微細な結晶構造を有することが好ましい。また多孔質
膜であることも好ましい。金属酸化物半導体の膜厚が、
10nm以上であることが一般的であり、100〜10
00nm好ましい。
【0037】本発明では、金属酸化物半導体膜は、気相
成膜法(真空成膜法)、例えば物理蒸着法、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、マグ
ネトロンスパッタリング法、CVD法またはプラズマC
VD法、或いは2極スパッタリング、プラズマ重合法、
プラズマCVD、高周波スパッタリングにより形成され
ている。特に、スパッタリング法、マグネトロンスパッ
タリング法、対向ターゲット方式スパッタリング、電子
ビーム加熱型真空蒸着が好適である。気相成膜の際、タ
ーゲットに金属、金属酸化物が使用されるが、高純度の
金属酸化物の使用が好ましい。
【0038】前記のようにして得られた基板上の酸化物
半導体膜表面に、有機色素(分光増感色素)を単分子膜
として吸着させる。
【0039】分光増感色素は、可視光領域および/また
は赤外光領域に吸収を持つものであり、本発明では、種
々の金属錯体や有機色素の一種または二種以上を用いる
ことができる。分光増感色素の分子中にカルボキシル
基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシル基、スルホン
基、カルボキシアルキル基の官能基を有するものが半導
体への吸着が早いため、本発明では好ましい。また、分
光増感の効果や耐久性に優れているため、金属錯体が好
ましい。金属錯体としては、銅フタロシアニン、チタニ
ルフタロシアニンなどの金属フタロシアニン、クロロフ
ィル、ヘミン、特開平1−220380号公報、特許出
願公表平5−504023号公報に記載のルテニウム、
オスミウム、鉄、亜鉛の錯体を用いることができる。有
機色素としては、メタルフリーフタロシアニン、シアニ
ン系色素、メロシアニン系色素、キサンテン系色素、ト
リフェニルメタン色素を用いることができる。シアニン
系色素としては、具体的には、NK1194、NK34
22(いずれも日本感光色素研究所(株)製)が挙げら
れる。メロシアニン系色素としては、具体的には、NK
2426、NK2501(いずれも日本感光色素研究所
(株)製)が挙げられる。キサンテン系色素としては、
具体的には、ウラニン、エオシン、ローズベンガル、ロ
ーダミンB、ジブロムフルオレセインが挙げられる。ト
リフェニルメタン色素としては、具体的には、マラカイ
トグリーン、クリスタルバイオレットが挙げられる。
【0040】有機色素(分光増感色素)を導電体膜に吸
着させるこのためには、有機色素を有機溶媒に溶解させ
て形成した有機色素溶液中に、常温又は加熱下に酸化物
半導体膜を基板ととも浸漬すればよい。前記の溶液の溶
媒としては、使用する分光増感色素を溶解するものであ
ればよく、具体的には、水、アルコール、トルエン、ジ
メチルホルムアミドを用いることができる。
【0041】このようにして、本発明の有機色素増感型
金属酸化物半導体電極(光電変換材料用半導体)を得
る。
【0042】このようにして得られた基板上に、透明電
極及び有機色素吸着金属酸化物半導体が形成された有機
色素増感型金属酸化物半導体電極を用いて、太陽電池を
作製する。すなわち、透明電極(透明性導電膜)をコー
トしたガラス板などの基板上に光電変換材料用半導体膜
を形成して電極とし、次に、対電極として別の透明性導
電膜をコートしたガラス板などの基板を封止剤により接
合させ、これらの電極間に電解質を封入して太陽電池と
することができる。
【0043】本発明の半導体膜に吸着した分光増感色素
に太陽光を照射すると、分光増感色素は可視領域の光を
吸収して励起する。この励起によって発生する電子は半
導体に移動し、次いで、透明導電性ガラス電極を通って
対電極に移動する。対電極に移動した電子は、電解質中
の酸化還元系を還元する。一方、半導体に電子を移動さ
せた分光増感色素は、酸化体の状態になっているが、こ
の酸化体は電解質中の酸化還元系によって還元され、元
の状態に戻る。このようにして、電子が流れ、本発明の
光電変換材料用半導体を用いた太陽電池を構成すること
ができる。
【0044】上記電解質(レドックス電解質)として
は、I/I 系や、Br/Br 系、キノン/
ハイドロキノン系等が挙げられる。このようなレドック
ス電解質は、従来公知の方法によって得ることができ、
例えば、I/I 系の電解質は、ヨウ素のアンモニ
ウム塩とヨウ素を混合することによって得ることができ
る。電解質は、液体電解質又はこれを高分子物質中に含
有させた固体高分子電解質であることができる。液体電
解質において、その溶媒としては、電気化学的に不活性
なものが用いられ、例えば、アセトニトリル、炭酸プロ
ピレン、エチレンカーボネート等が用いられる。対極と
しては、導電性を有するものであればよく、任意の導電
性材料が用いられるが、I イオン等の酸化型のレド
ックスイオンの還元反応を充分な速さで行わせる触媒能
を持ったものの使用が好ましい。このようなものとして
は、白金電極、導電材料表面に白金めっきや白金蒸着を
施したもの、ロジウム金属、ルテニウム金属、酸化ルテ
ニウム、カーボン等が挙げられる。
【0045】本発明の太陽電池は、前記酸化物半導体電
極、電解質及び対極をケース内に収納して封止するが、
それら全体を樹脂封止しても良い。この場合、その酸化
物半導体電極には光があたる構造とする。このような構
造の電池は、その酸化物半導体電極に太陽光又は太陽光
と同等な可視光をあてると、酸化物半導体電極とその対
極との間に電位差が生じ、両極間に電流が流れるように
なる。
【0046】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明についてさらに
詳述する。
【0047】[実施例1] (1)透明電極の作製 ポリエステルフィルム(PET;厚さ188μm)上
に、銅箔(厚さ13μm)をウレタン系接着剤により貼
り合わせた積層体の上に、エッチングにより、線径10
ミクロン、メッシュ数100(メッシュ数/インチ)を
有する格子状の銅箔(金属膜)を形成した。この金属膜
上に、マグネトロンスパッタリング装置内において、1
00mm×400mmのITO(インジウム−スズ酸化
物)セラミックターゲットを用い、アルゴンガスを50
cc/分、酸素ガスを3cc/分で供給した後、装置内
の圧力を5ミリトール(mTorr)に設定し、供給電力20
00Wの条件で、5分間スパッタリングを行い、300
0Åの膜厚のITO膜を形成した。表面抵抗は0.08
Ω/□であった。
【0048】これにより格子状の金属膜(図2、3参
照)を有する透明電極フィルムを得た。
【0049】得られた透明電極フィルムを、5cm×5
cmの大きさに裁断した。
【0050】(2)金属酸化物半導体膜の作製 対向ターゲット方式真空蒸着装置を用いて、上記の積層
型透明電極ガラス上に、100mm×400mmの金属
チタンターゲットを2枚配置し、酸素ガスを5cc/
分、アルゴンガスを5cc/分で供給した後、装置内の
圧力を5ミリトール(mTorr)に設定し、供給電力10k
W、60分間の条件でスパッタリングを行い、厚さ30
00Åの酸化チタン膜を形成した。
【0051】(3)分光増感色素の吸着 シス−ジ(チオシアナト)−N,N−ビス(2,2’−
ビピリジル−4−カルボキシレート−4’−テトラブチ
ルアンモニウムカルボキシレート)ルテニウム(II)で
表される分光増感色素をエタノールに溶解した。この分
光増感色素の濃度は3×10−4モル/lであった。次
に、このエタノールの液体に、膜状の酸化チタンを形成
した前記の基板を入れ、室温で18時間浸漬して、本発
明の金属酸化物半導体電極を得た。この試料の分光増感
色素の吸着量は、酸化チタン膜の比表面積1cmあた
り10μgであった。
【0052】(4)太陽電池の作製 前記の金属酸化物半導体電極を一方の電極として備え、
対電極として、フッ素をドープした酸化スズをコート
し、さらにその上に白金を担持した透明導電性ガラス板
を用いた。2つの電極の間に電解質を入れ、この側面を
樹脂で封入した後、リード線を取付けて、本発明の太陽
電池を作製した。なお、前記の電解質は、アセトニトリ
ルの溶媒に、ヨウ化リチウム、1,2−ジメチル−3−
プロピルイミダゾリウムアイオダイド、ヨウ素及びt−
ブチルピリジンを、それぞれの濃度が0.1モル/l、
0.3モル/l、0.05モル/l、0.5モル/lと
なるように溶解したものを用いた。
【0053】得られた太陽電池に、ソーラーシュミレー
ターで100W/m の強度の光を照射したところ、
Voc(開回路状態の電圧)は0.58Vであり、Jo
c(回路を短絡したとき流れる電流の密度)は1.46
mA/cm であり、FF(曲線因子)は0.61で
あり、η(変換効率)は5.20%であった。これは太
陽電池として有用であることがわかった。
【0054】[実施例2]透明電極フィルムとして、3
0cm×30cmの大きさのものを使用した以外、実施
例1と同様にして太陽電池を作製した。
【0055】得られた太陽電池に、ソーラーシュミレー
ターで100W/m の強度の光を照射したところ、
Voc(開回路状態の電圧)は0.59であり、Joc
(回路を短絡したとき流れる電流の密度)は1.51m
A/cm であり、FF(曲線因子)は0.59であ
り、η(変換効率)は5.24%であった。これは太陽
電池として有用であることがわかった。
【0056】[比較例1]透明電極の作製を下記のよう
に行った(金属膜を持たない透明電極を作製)以外、実
施例1と同様にして太陽電池を作製した。
【0057】(2)透明電極の作製 マグネトロンスパッタリング装置を用いて、透明電極膜
を作製した。
【0058】ポリエステルフィルム(PET;厚さ18
8μm)の上に、100mm×400mmのITO(イ
ンジウム−スズ酸化物)セラミックターゲットを用い、
アルゴンガスを50cc/分、酸素ガスを3cc/分で
供給した後、装置内の圧力を5ミリトール(mTorr)に設
定し、供給電力2000Wの条件で、3000Åの膜厚
のITO膜を形成した。表面抵抗は10Ω/□であっ
た。得られた透明電極フィルムを、5cm×5cmの大
きさに裁断した。
【0059】得られた太陽電池に、ソーラーシュミレー
ターで100W/m の強度の光を照射したところ、
Voc(開回路状態の電圧)は0.60Vであり、Jo
c(回路を短絡したとき流れる電流の密度)は1.20
mA/cm であり、FF(曲線因子)は0.67で
あり、η(変換効率)は4.80%であった。これは前
記実施例の太陽電池に比較して、太陽電池として有用で
あるとは言えない。
【0060】[比較例2]透明電極フィルムとして、3
0cm×30cmの大きさのものを使用した以外、比較
例1と同様にして太陽電池を作製した。
【0061】得られた太陽電池に、ソーラーシュミレー
ターで100W/m の強度の光を照射したところ、
Voc(開回路状態の電圧)は0.76Vであり、Jo
c(回路を短絡したとき流れる電流の密度)は0.95
mA/cm であり、FF(曲線因子)は0.60で
あり、η(変換効率)は4.30%であった。これは前
記実施例の太陽電池に比較して、太陽電池として有用で
あるとは言えない。
【0062】前記の実施例及び比較例から明らかなよう
に、実施例1では、透明電極が本発明の金座おくと誘電
体との積層膜を使用しているため、抵抗値が低く、実施
例2に示すように面積が大きくなっても光電変換効率が
ほとんど低下しなかった。一方、透明電極としてITO
膜を使用した場合、比較例2のように面積を大きくした
場合、極端な光電変換効率の低下が見られた。
【0063】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の有機
色素増感型金属酸化物半導体電極型太陽電池は、低温で
簡易に得られる、低抵抗の特定の透明電極を有する有機
色素増感太陽電池であり、大面積用太陽電池としての十
分な性能を備えている。即ち、本発明の太陽電池は、特
に大面積でも光電変換効率に優れた有機色素増感太陽電
池である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の実施形態の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明の孔部を有する金属膜の構造の例を示す
平面図を示す。
【図3】本発明の透明電極の製造工程の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1、31 基板 2 透明電極 3 分光増感色素を吸着させた金属酸化物半導体膜 4 対電極 5 封止剤 6 電解質 2M、32M 金属膜 2P、32P 孔部 37 接着剤層
フロントページの続き Fターム(参考) 5F051 AA14 5H032 AA06 BB05 EE07 EE16 EE17 HH04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に透明電極を有する基板、その透明
    電極上に形成された金属酸化物半導体膜、及びその半導
    体膜表面に吸着した有機色素を含む有機色素増感型金属
    酸化物半導体電極において、前記透明電極が、多数の孔
    部を有する金属膜を含むことを特徴とする有機色素増感
    型金属酸化物半導体電極。
  2. 【請求項2】 金属膜が、網状である請求項1に記載の
    半導体電極。
  3. 【請求項3】 金属膜が、格子状である請求項1又は2
    に記載の半導体電極。
  4. 【請求項4】 金属膜の開口率が、70%以上である請
    求項1〜3のいずれかに記載の半導体電極。
  5. 【請求項5】 金属膜の開口率が、85%以上である請
    求項1〜4のいずれかに記載の半導体電極。
  6. 【請求項6】 金属膜の孔部の寸法が、10〜500メ
    ッシュに相当する請求項1〜5のいずれかに記載の半導
    体電極。
  7. 【請求項7】 金属膜の膜厚が、5nm〜10μmであ
    る請求項1〜6のいずれかに記載の半導体電極。
  8. 【請求項8】 金属膜の孔部が、エッチングにより形成
    されている請求項1〜7のいずれかに記載の半導体電
    極。
  9. 【請求項9】 金属膜が、気相成膜法により形成されて
    いる請求項1〜8のいずれかに記載の半導体電極。
  10. 【請求項10】 金属膜が金属箔からなり、且つ基板と
    金属膜との間に接着剤層が形成されている請求項1〜9
    のいずれかに記載の半導体電極。
  11. 【請求項11】 透明電極の表面抵抗が、3Ω/□以下
    である請求項1〜10のいずれかに記載の半導体電極。
  12. 【請求項12】 金属膜が、鉄、銅、ニッケル、チタ
    ン、アルミ、ステンレス又は真鍮の膜である請求項1〜
    11のいずれかに記載の半導体電極。
  13. 【請求項13】 透明電極が、多数の孔部を有する金属
    膜とその上に形成された透明導電層からなり、該透明導
    電層が、気相成膜法又はゾルゲル法により形成されてい
    る請求項1〜12のいずれかに記載の半導体電極。
  14. 【請求項14】 透明導電層が、酸化インジウム、酸化
    スズ、酸化亜鉛、スズドープ酸化インジウム(IT
    O)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)及びアルミ
    ニウムドープ酸化亜鉛(ZAO)から選択される少なく
    とも1種からなるものである請求項13に記載の半導体
    電極。
  15. 【請求項15】 気相成膜法が、真空蒸着法、スパッタ
    リング法、イオンプレーティング法、CVD法またはプ
    ラズマCVD法である請求項13に記載の半導体電極。
  16. 【請求項16】 金属酸化物半導体膜が、酸化チタン、
    酸化亜鉛、酸化スズ又は酸化アンチモン、或いはこれら
    の金属酸化物に他の金属若しくは他の金属酸化物をドー
    ピングしたものからなる請求項1〜15のいずれかに記
    載の半導体電極。
  17. 【請求項17】 金属酸化物半導体膜、が気相成膜法又
    はゾルゲル法により形成されている請求項1〜16のい
    ずれかに記載の半導体電極。
  18. 【請求項18】 金属酸化物半導体膜が、酸化チタンで
    ある請求項16に記載の半導体電極。
  19. 【請求項19】 金属酸化物半導体膜が、アナタース型
    酸化チタンである請求項18に記載の半導体電極。
  20. 【請求項20】 金属酸化物半導体の膜厚が、10nm
    以上である請求項1〜18のいずれかに記載の半導体電
    極。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20に記載の有機色素増感
    型金属酸化物半導体電極と、この電極に対向して設けら
    れた対電極とからなり、さらに両電極間にレッドクス電
    解質が注入されてなる有機色素増感型太陽電池。
JP2001322314A 2001-10-11 2001-10-19 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池 Pending JP2003123858A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322314A JP2003123858A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池
US10/492,162 US7118936B2 (en) 2001-10-11 2002-10-11 Organic dye-sensitized metal oxide semiconductor electrode and its manufacturing method, and organic dye-sensitized solar cell
PCT/JP2002/010602 WO2003034533A1 (fr) 2001-10-11 2002-10-11 Electrode semi-conductrice a oxyde metallique sensible a un colorant organique et son procede de fabrication, et photopile sensible a un colorant organique

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322314A JP2003123858A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003123858A true JP2003123858A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19139383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001322314A Pending JP2003123858A (ja) 2001-10-11 2001-10-19 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003123858A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005056627A (ja) * 2003-07-31 2005-03-03 Toin Gakuen フィルム型色素増感光電池
JP2005285480A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Shin Etsu Polymer Co Ltd 太陽電池の電極部品
JP2005332705A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Fujimori Kogyo Co Ltd 透明電極基板とその製造方法及びこの基板を用いた色素増感型太陽電池
WO2010050575A1 (ja) 2008-10-29 2010-05-06 富士フイルム株式会社 色素、これを用いた光電変換素子、光電気化学電池、および色素の製造方法
EP2302650A2 (en) 2009-09-28 2011-03-30 Fujifilm Corporation Method of producing photoelectric conversion element, photoelectric conversion element, and photoelectrochemical cell
EP2306479A2 (en) 2009-09-28 2011-04-06 Fujifilm Corporation Method of producing photoelectric conversion element, photoelectric conversion element, and photoelectrochemical cell
JP2011513899A (ja) * 2008-02-26 2011-04-28 ダイソル・リミテッド 光電気化学装置の製造に用いる部分組立品及び部分組立品の製造方法
JP2011108463A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nisshin Steel Co Ltd 色素増感型太陽電池の光電極およびその製造方法並びに電池
JP2012064451A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Dainippon Printing Co Ltd メッシュ電極基板の製造方法、および色素増感型太陽電池の製造方法
WO2014129575A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 富士フイルム株式会社 光電変換素子、光電変換素子の製造方法および色素増感太陽電池

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005056627A (ja) * 2003-07-31 2005-03-03 Toin Gakuen フィルム型色素増感光電池
JP4576544B2 (ja) * 2003-07-31 2010-11-10 学校法人桐蔭学園 フィルム型色素増感光電池
JP2005285480A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Shin Etsu Polymer Co Ltd 太陽電池の電極部品
JP4522122B2 (ja) * 2004-03-29 2010-08-11 信越ポリマー株式会社 太陽電池の電極部品
JP4615250B2 (ja) * 2004-05-20 2011-01-19 藤森工業株式会社 透明電極基板とその製造方法及びこの基板を用いた色素増感型太陽電池
JP2005332705A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Fujimori Kogyo Co Ltd 透明電極基板とその製造方法及びこの基板を用いた色素増感型太陽電池
JP2011513899A (ja) * 2008-02-26 2011-04-28 ダイソル・リミテッド 光電気化学装置の製造に用いる部分組立品及び部分組立品の製造方法
WO2010050575A1 (ja) 2008-10-29 2010-05-06 富士フイルム株式会社 色素、これを用いた光電変換素子、光電気化学電池、および色素の製造方法
EP2845882A2 (en) 2008-10-29 2015-03-11 Fujifilm Corporation Dye, Photoelectric Conversion Element and Photoelectrochemical Cell
EP2302650A2 (en) 2009-09-28 2011-03-30 Fujifilm Corporation Method of producing photoelectric conversion element, photoelectric conversion element, and photoelectrochemical cell
EP2306479A2 (en) 2009-09-28 2011-04-06 Fujifilm Corporation Method of producing photoelectric conversion element, photoelectric conversion element, and photoelectrochemical cell
JP2011108463A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nisshin Steel Co Ltd 色素増感型太陽電池の光電極およびその製造方法並びに電池
JP2012064451A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Dainippon Printing Co Ltd メッシュ電極基板の製造方法、および色素増感型太陽電池の製造方法
WO2014129575A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 富士フイルム株式会社 光電変換素子、光電変換素子の製造方法および色素増感太陽電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7118936B2 (en) Organic dye-sensitized metal oxide semiconductor electrode and its manufacturing method, and organic dye-sensitized solar cell
JP5140588B2 (ja) 色素増感型太陽電池モジュールおよびその製造方法
EP1562206B1 (en) Dye-sensitized solar cell having enlarged wavelength range for light absorption and method of fabricating same
EP1562205B1 (en) Method of manufacturing a dye-sensitized solar cell
JP4263911B2 (ja) 太陽電池
JP3717506B2 (ja) 色素増感型太陽電池モジュール
JP2003123859A (ja) 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池
JPH11273753A (ja) 色素増感型光電池
US20070119499A1 (en) Solar cell
JP4881600B2 (ja) 色素増感太陽電池およびその製造方法ならびに色素増感太陽電池モジュール
JP4448478B2 (ja) 色素増感型太陽電池モジュール
JP2006337635A (ja) フォトエレクトロクロミック素子、並びに調光ガラス、透過率調整ガラス、熱線カットガラス及び画像表示デバイス
JP4384389B2 (ja) 金属酸化物半導体膜の形成方法、有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池
JP4596305B2 (ja) 半導体電極およびその製造方法、ならびにそれを用いた色素増感型太陽電池
JP2003123858A (ja) 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池
JP4601285B2 (ja) 色素増感型太陽電池用電極基板及びその製造方法並びに色素増感型太陽電池
JP2002050413A (ja) 光電極及びこれを用いた太陽電池
JP2004342319A (ja) 高分子フィルム表面に半導体微粒子分散液を焼結する方法、及び光電池
JP4892186B2 (ja) 色素増感太陽電池および色素増感太陽電池モジュール
JP2003187883A (ja) 光電変換素子
JP2002151168A (ja) 色素増感型太陽電池
JP2003123853A (ja) 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びその製造方法、並びにこの半導体電極を有する太陽電池
JP2003123862A (ja) 染料感応型太陽電池
JP2003142169A (ja) 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びこの半導体電極を有する太陽電池
JP2003123852A (ja) 有機色素増感型金属酸化物半導体電極及びその製造方法、並びにこの半導体電極を有する太陽電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081007