JP2003123298A - 光学式ヘッド構造 - Google Patents

光学式ヘッド構造

Info

Publication number
JP2003123298A
JP2003123298A JP2001319534A JP2001319534A JP2003123298A JP 2003123298 A JP2003123298 A JP 2003123298A JP 2001319534 A JP2001319534 A JP 2001319534A JP 2001319534 A JP2001319534 A JP 2001319534A JP 2003123298 A JP2003123298 A JP 2003123298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
light guide
head
lid
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001319534A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Futagami
茂 二上
Satoru Sugiyama
悟 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2001319534A priority Critical patent/JP2003123298A/ja
Publication of JP2003123298A publication Critical patent/JP2003123298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶シャッタ上に導光板を積層状態に重ね、
その上を蓋体で覆う構成でも、その積層方向の厚さをで
きるだけ薄くして装置の小型化を図る。 【解決手段】 ヘッド上蓋21に窓部29を形成し、そ
のヘッド上蓋21をフレーム体12に係止したときに断
面異形形状の導光板14の厚さが厚い部分がヘッド上蓋
21の窓部29内に入り込むようにして、その窓部29
内に導光板14の厚さが厚い部分が入り込んだ分だけ走
査型ヘッド2の高さ方向の厚さを薄くして小型化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体に情報
を記録、又はその記録媒体に記録されている情報を読み
取る再生の少なくとも一方を行なう光学式ヘッドの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いる光学式の感光装置とし
て、例えば特開平7−306481号公報に記載されて
いるものがある。この感光装置は、赤,青,緑の各色の
光を発する各発光ダイオードからなる光源系と、その各
発光ダイオードからの光を透過することにより所定幅の
スリット光線とするシリンドリカルレンズと、そのシリ
ンドリカルレンズを透過した光を液晶セルにより選択的
に透過させる液晶光シャッタアレイ(シャッタ部材)
と、その液晶光シャッタアレイを透過した光を感光材料
上に結像させる自己集束性ファイバーアレイとを備えて
いる。また、この特開平7−306481号公報には、
上述した各発光ダイオードから発した光を直進状態で感
光材料まで照射する感光装置の他に、各発光ダイオード
から発した光を光導波路(導光板)を用いて反射させる
ことにより向きを変えて感光材料に照射するようにした
構成の感光装置も記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、光導波路
を用いた感光装置の場合には、発光ダイオードの取付位
置の制約が少なくなるという利点があるが、自己集束性
ファイバーアレイの上に液晶光シャッタアレイを、その
上に光導波路を積層状態に配置する必要があり、さらに
その光導波路の上側は自己集束性ファイバーアレイ等に
埃や塵等が付着しないようにするためにカバーとなる蓋
体を取り付ける必要があるため、感光装置全体が高さ方
向(感光材料に向かう光の照射方向)に厚くなってしま
うという問題点があった。この発明は、上記の問題点に
鑑みてなされたものであり、液晶光シャッタアレイ等の
シャッタ部材上に光導波路等の導光板を積層状態に重
ね、さらにその上を蓋体で覆う構成の装置であっても、
その装置全体の上記積層方向の厚さをできるだけ薄くし
て小型化が図れるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、フレーム体内に光路の開閉を行なうシャ
ッタ部材と、高さ方向の厚さが異なる断面異形形状の導
光板とを積層状態に配置し、上記フレーム体に上記導光
板の上部を覆うように係止した蓋体により上記導光板を
押圧することによりその導光板と上記シャッタ部材とを
所定の位置に位置決めするようにした光学式ヘッド構造
において、上記蓋体の上記導光板の高さ方向の厚さが厚
い部分に対応する部分に窓部を形成し、上記蓋体を上記
フレーム体に係止したときに上記導光板の厚さが厚い部
分が上記蓋体の窓部内に位置するようにしたものであ
る。その光学式ヘッド構造において、上記蓋体の上記窓
部以外の部分と上記導光板の高さ方向の厚さが最も厚い
部分から厚さの薄い方向に移動した部分との間に弾性を
有する押圧部材を配置し、上記蓋体を上記フレーム体に
係止することにより上記押圧部材の押圧力によって上記
導光板と上記シャッタ部材とが押圧されて所定の位置に
位置決めされるようにすると効果的である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による光学式ヘ
ッド構造の一実施形態例を説明するためのフォトプリン
タの移動ヘッド部分を示す縦断面図、図2は同じくその
移動ヘッドの構成を示す分解斜視図、図3は同じくその
移動ヘッドが設けられているフォトプリンタを示す縦断
面図である。図3に示すフォトプリンタは、外ケース1
内に光学式ヘッドである走査型ヘッド2と、制御回路を
有する制御基板3とを収納し、その外ケース1の下部に
は図4の矢示A方向に引き出し自在な用紙収納カセット
4を設けている。
【0006】走査型ヘッド2は、移動ヘッド5と、その
移動ヘッド5を図4の矢示A方向に往復移動可能に支持
する2本の丸棒状のガイド部材6,6と、詳しい説明は
後述するが移動ヘッド5を制御基板3上の制御回路に接
続するための多数の配線パターン18(図7,図8参
照)を両面に形成した両面フレキシブル接続部材7とを
備えている。そして、図3に示したように、この移動ヘ
ッド5をガイド部材6,6に沿ってそのガイド部材6,
6に対して両面フレキシブル接続部材7と反対側(図3
で下側)に位置する記録媒体である印画紙8上を移動さ
せてその印画紙8上に情報となる画像(潜像)を記録す
る。
【0007】移動ヘッド5は、図1及び図5に示すよう
にフレーム体12内に複数の発光ダイオード(LED)
9a,9b,9cからなる光源9と、その光源9から発
せられた光の透過量を制御して光路の開閉を行なうシャ
ッタ部材である液晶シャッタ11と、光源9からの光を
液晶シャッタ11の方向に反射により導いて略ライン状
に収束させる導光板14と、その導光板14を上から押
えるクッション19と、そのクッション19及び導光板
14の上部を覆うようにフレーム体12に係止した蓋体
であるヘッド上蓋21と、液晶シャッタ11を通過した
光を用紙収納カセット4内の印画紙8(共に図3を参
照)に結像させる複数のレンズ群からなる屈折率分散型
レンズ13とを設けている。
【0008】導光板14は、図1に示したように、同図
で上下方向となる高さ方向の厚さが、光源9に近い側が
最も高い位置で、光源9から離れるにしたがって、その
厚さが徐々に低くなっていくように形成されており、そ
の厚さが場所によって異なる断面異形形状をしている。
そして、これらの部品は印画紙8に近い側(図1で下
側)から、光学系を構成する屈折率分散型レンズ13、
液晶シャッタ11、光源9及び導光板14、クッション
19、ヘッド上蓋21の順に順次配置している。このよ
うに、この移動ヘッド5は、液晶シャッタ11と導光板
14とを積層状態に配置すると共に、その上側にクッシ
ョン19とヘッド上蓋21を配置し、フレーム体12に
導光板14の上部を覆うように係止したヘッド上蓋21
によりクッション19を介して導光板14を押圧するこ
とにより、その導光板14と液晶シャッタ11とを図1
に示した所定の位置に位置決めするようにした光学式ヘ
ッド構造をしている。
【0009】ヘッド上蓋21は、図2にも示すように導
光板14の高さ方向の厚さが厚い部分に対応する部分に
窓部29を形成している。そして、そのヘッド上蓋21
を図1に示したようにフレーム体12に係止したとき
に、導光板14の厚さが厚い部分がヘッド上蓋21の窓
部29内に位置するようにしている。なお、この窓部2
9は、遮光シート35をヘッド上蓋21の上面に貼り付
けることにより、塞がれるようになっている。クッショ
ン19は押圧部材として機能するものであり、例えばウ
レタン,スポンジ等の弾性を有する部材で形成する。そ
して、このクッション19は、上述したようにヘッド上
蓋21と導光板14との間に配設されるが、それは図1
に示したようにヘッド上蓋21の窓部29以外の部分と
導光板14の高さ方向の厚さが最も厚い部分から厚さの
薄い方向に移動した部分との間に配置する。それによ
り、ヘッド上蓋21をフレーム体12に後述するバネ体
26(図11及び図12参照)で係止することによりク
ッション19の押圧力によって導光板14と液晶シャッ
タ11とが押圧されて図1に示した所定の位置に位置決
め固定される。
【0010】この移動ヘッド5に設けている光源9は、
図5に示したように赤,緑,青の3色の各発光ダイオー
ド9a,9b,9cからなり、それによりフルカラーの
画像を印画紙8上に書き込むことができるようになって
いる。この移動ヘッド5の液晶シャッタ11と光源9に
は、両面フレキシブル接続部材7の一方の側の面に設け
たヘッド側電極31(図7に明示)を電気的に接続して
いる。そして、その両面フレキシブル接続部材7を、移
動ヘッド5の側面5aからその移動ヘッド5の印画紙8
側の面(下面5e)に引き回して、図7及び図8で後述
するスルーホール形成領域Asを複数層(この例では2
層)に折り返して印画紙8側の下面5eにバネ体26で
固定し、再度移動ヘッド5の側面5a側に引き回して他
方側の面に設けている接続側電極32(図8に明示)を
移動ヘッド5の印画紙8側の面と反対側の面となる上面
側に導出し、その導出された先端部の接続側電極32
(図8)の取り付け端を図3に示した制御基板3上の制
御回路に電気的に接続している。なお、この移動ヘッド
5は、この発明では直接関係しないため図示を省略して
いるが、そこにはプーリ間に回動可能に張装されて移動
ヘッド5の移動方向(図3で左右方向)に延びる走査ワ
イヤの一部が固定されており、そのプーリは図示しない
走査モータによって回転されるようになっている。した
がって、その走査モータを正逆両方向に適宜回転させる
ことにより、走査ワイヤが所望の方向に回動して移動ヘ
ッド5が図3で左右方向に往復移動する。
【0011】液晶シャッタ11は、移動ヘッド5の図4
に示した矢示Aの移動方向に直交する矢示B方向に一直
線状に配列された複数のエレメントを有する光シャッタ
であり、これら複数のエレメントを電圧の印加により駆
動(逆に電圧の印加停止により駆動するようにしてもよ
い)して、選択的に光を透過させるものである。2本の
ガイド部材6,6は、図4に示したように例えば丸棒状
に形成されていて、それらは図9に示すように液晶シャ
ッタ11の光照射領域17(便宜上ハッチングを施して
図示している)よりも移動ヘッド5の移動方向に対する
幅方向でそれぞれ外側に配置されていて、その両端が図
4に示した外ケース1にそれぞれ固定されて、互いに平
行した状態で矢示A方向に延設されている。
【0012】そして、両面フレキシブル接続部材7と移
動ヘッド5との接続位置は、上記幅方向で両側のガイド
部材6,6より内側に位置している。なお、ガイド部材
6,6は、図4に示したように移動ヘッド5の移動方向
(矢示A方向)に対する側方部分に形成している支持部
5c,5dをそれぞれ移動可能に支持している。また、
その対をなすガイド部材6,6は、図4,図9には同一
の太さで図示しているが、例えば図1に示した左方側の
ガイド部材6′のように、右方側のガイド部材6よりも
小径に形成して、そのガイド部材6′を移動可能に嵌入
させる支持部5dの嵌入孔5fを図示のように幅方向に
長くした小判形の孔形状にすれば、対のガイド部材6,
6′のピッチずれ(間隔のずれ)に対してそれを許容で
きるようになるので、部品精度や組付け精度に余裕を持
たせることができる。
【0013】ところで、図3に示した制御基板3には、
前述した走査モータを所定のタイミングで駆動したり、
光源9の赤,緑,青の3色の各発光ダイオード9a,9
b,9c(図5参照)を選択的に所定のタイミングで点
灯させたり、液晶シャッタ11の複数のエレメントを選
択的に駆動させたりするための制御回路が設けられてい
る。また、その制御基板3に一端が接続される両面フレ
キシブル接続部材7は、ベースフィルム部分が例えばポ
リイミドからなる薄板状の湾曲状に容易に変形が可能な
樹脂材で形成されていて、図7及び図8に示したよう
に、その両面の所定の位置には導電性材料からなる配線
パターン18を多数形成している。そして、その両面に
それぞれ設けた配線パターン18を各スルーホール(貫
通孔)22を介して接続し、その一方の側(図5で下面
側)の面に設けたヘッド側電極31で図5に示した移動
ヘッド5との電気的な接続を行なうと共に、他方の側の
面に設けた接続側電極32を図3に示した制御基板3上
の制御回路に接続する電極としている。その両面フレキ
シブル接続部材7に多数形成している各スルーホール2
2の部分には、図6にその断面を拡大して示すように、
例えば無電解銅メッキにより導電体部23をそのスルー
ホール22の両端面に至るまで形成し、その導電体部2
3により両面フレキシブル接続部材7の両面の各配線パ
ターン18,18を電気的にそれぞれ接続している。こ
の両面フレキシブル接続部材7は、その両面の各配線パ
ターン18,18と、それらを互いに接続している各導
電体部23のスルーホール22から露出した部分の全面
を覆うように、両面には厚さが極めて薄い絶縁性を有す
るカバーフィルム25,25をそれぞれ接着により密着
状態に固定している。
【0014】この両面フレキシブル接続部材7は、図7
及び図8に示すように、スルーホール形成領域Asの領
域内にスルーホール22を形成していないスルーホール
無領域24を一部直線状に形成しており、そのスルーホ
ール無領域24の部分で、図5に示したように2層に重
なり合うように折り返して、その折り返し部分を移動ヘ
ッド5のフレーム体12に係止したU字状のバネ体26
のバネ力によって、フレーム体12の印画紙8側の面と
なる下面5eに固定している。そのバネ体26は、図1
1に示すように全体が横から見て略U字状をした例えば
薄い金属製のバネ材からなり、移動ヘッド5のフレーム
体12の下面に接する下部26aの幅Lを、フレーム
体12の同方向の幅と略一致する長さにしている。そし
て、そのバネ体26の曲げ部から立ち上がる中間部26
bは、フレーム体12の中央付近のみに位置するように
幅Lの小幅に形成している。そして、その中間部26
bの図11で奥側には、取り出し開口部27を形成し、
その取り出し開口部27から一端が光源9と液晶シャッ
タ11とに接続されている両面フレキシブル接続部材7
(図5参照)を移動ヘッド5の外側に引き出せるように
している。
【0015】さらに、そのバネ体26の中間部26bに
続く上部26cは、中間部26bと同一幅に形成されて
いる。そして、この走査型ヘッド2では、図12に示す
ようにU字状のバネ体26によってフレーム体12に係
止されるヘッド上蓋21を設けているが、そのフレーム
体12上に被せたヘッド上蓋21がバネ体26の上部2
6cに加わるバネ力によりフレーム体12に押し付けら
れて係止されることにより、光源9及び導光板14と液
晶シャッタ11がフレーム体12の同図に示す所定の位
置に押圧固定されるようになっている。また、このバネ
体26は、そのバネ力によりヘッド上蓋21をフレーム
体12に抑え付けると同時に、下部26aに働くバネ力
により両面フレキシブル接続部材7の2層に重なり合う
ように折り返した部分をフレーム体12の下面5eに抑
え付けて固定している。このように、両面フレキシブル
接続部材7のスルーホール形成領域Asは、移動ヘッド
5のフレーム体12の下面5eにU字状のバネ体26の
バネ力のみ(ネジ止め固定をプラスするようにしても、
勿論構わない)により固定されている。
【0016】このようにして、両面フレキシブル接続部
材7の一端を移動ヘッド5に、他端を図3に示した制御
基板3に接続することにより、その両面フレキシブル接
続部材7の同図で右方で、且つガイド部材6に対して印
画紙8と反対側(ガイド部材6の上側)に、移動ヘッド
5の往復移動を許容する湾曲した自由変形部7aが形成
される。また、この両面フレキシブル接続部材7は、図
4に示すように移動ヘッド5の移動方向に対して直交す
る面となる側面5aから引き出されて一方のガイド部材
6に対応する位置に配設されている。すなわち、両面フ
レキシブル接続部材7は、移動ヘッド5の移動方向に対
して直交する面となる側面5aから引き出され、且つ図
4で右側に位置する一方のガイド部材6に対応する位置
まで曲がった図8に示すような変形形状に形成すること
により、図3及び図4に示したように下面側7bがガイ
ド部材6に当接するようにしている。印画紙8は、そこ
に光が照射されるとその光が照射された部分が感光して
そこに潜像が形成される感光体であり、上述した移動ヘ
ッド5はその感光体としての印画紙8に光を当ててそれ
を感光させて画像を形成する光学的記録ヘッドとして機
能する。そして、この移動ヘッド5を内部に収納した外
ケース1は、上蓋15により上部が塞がれる。
【0017】このフォトプリンタは、それを使用すると
きにはプリントする情報を出力する装置、例えばパーソ
ナルコンピュータに接続する。そして、スイッチを入れ
てプリント可能な状態にする。また、用紙収納カセット
4内に印画紙8があることを確認し、なければ補充す
る。この状態でプリント指令を出すと、その指令に応じ
て光源9が発光し、その光が図1に示した導光板14に
より導かれて略一直線の平行光となって液晶シャッタ1
1に入射する。ここで、その液晶シャッタ11は、パー
ソナルコンピュータ等から出力される情報に応じて制御
基板3(図3)上の制御回路が出力する液晶シャッタ駆
動信号により、一直線状に配列された多数のシャッタエ
レメントを選択的に動作させて光の光路を開く。それに
より、液晶シャッタ11を透過した光のみが屈折率分散
型レンズ13に入射する。
【0018】そして、その光が図3に示した印画紙8上
に屈折率分散型レンズ13によって焦点が結ばれること
により、そこに潜像が形成される。このようにして1行
目の1ラインの画像の書き込みが行なわれると、制御基
板3上の制御回路から移動ヘッド5を駆動する走査モー
タに対してそれを駆動する信号が出力される。それによ
り、前述したプーリを介して走査ワイヤが回動されるこ
とにより、移動ヘッド5が次の2行目の書き込みが可能
な位置まで移動して、同様に1ラインの書き込みが行な
われ、以下図10に示すように最終行、あるいは指令さ
れる行まで繰返し書き込みを行なっていく。そして、そ
の全ての書き込みが行なわれた印画紙8は、例えば図示
しない排出ローラにより用紙収納カセット4内から排出
される。
【0019】ところで、このように液晶シャッタ等のシ
ャッタ部材上に導光板を積層状態に重ね、さらにその上
側にカバーとなるヘッド上蓋を取り付ける構成の走査型
ヘッド(光学式ヘッド)の場合には、どうしても全体が
高さ方向に厚くなってしまうという欠点があった。しか
しながら、この実施の形態による上述した光学式ヘッド
構造によれば、図1に示したように、ヘッド上蓋21に
導光板14の高さ方向の厚さが厚い部分に対応させて窓
部29を形成し、ヘッド上蓋21を同図に示したように
フレーム体12に係止したときに導光板14の厚さが厚
い部分(図1で左方側の部分)がヘッド上蓋21の窓部
29内に入り込むようにしたので、そのヘッド上蓋21
の窓部29内に導光板14の厚さが厚い部分が入り込む
分だけ走査型ヘッド2の高さ方向(液晶シャッタ11と
導光板14との積層方向)の厚さを薄くして小型化を図
ることができる。また、この走査型ヘッド2は、ヘッド
上蓋21と導光板14との間で、ヘッド上蓋21の窓部
29以外の部分と導光板14の高さ方向の厚さが最も厚
い部分から厚さの薄い方向に移動した図1に示した部分
に弾性を有するクッション19を配設しているので、図
12に示したようにヘッド上蓋21をフレーム体12に
バネ体26で係止することにより固定すれば、その際に
クッション19の押圧力によって導光板14と液晶シャ
ッタ11とが押圧されて図示の所定の位置にそれぞれ位
置決めされる。したがって、組付けを極めて容易に行な
うことができる。
【0020】なお、この実施の形態では、両面フレキシ
ブル接続部材7をスルーホール形成領域Asで2層に折
り返した場合の例について説明したが、そのスルーホー
ル形成領域Asの折り返しは2層に限るものではなく、
3層以上の複数層に重なり合うように折り返すようにし
てもよい。以上、この発明による光学式ヘッド構造を取
り入れた走査型ヘッド2を、印画紙8を露光してそこに
潜像を形成するフォトプリンタに適用した場合の例につ
いて説明したが、その印画紙8を自己現像処理液付きの
印画紙として、その露光後の印画紙を図示しない排出ロ
ーラにより装置の外部に排出するようにすれば、その印
画紙上には現像された画像を形成することができる。ま
た、この発明による光学式ヘッド構造は、上述したフォ
トプリンタ以外にビデオプリンタにも同様に適用するこ
とができる。あるいは、記録媒体を光ディスクとする光
ディスク装置等にも適用することができる。さらに、こ
の発明による光学式ヘッド構造は、情報を記録媒体に記
録するだけでなく、逆に既に情報が記録されている記録
媒体から情報を読み取る再生を行なう装置、あるいはそ
の情報の記録と再生の両方を行なう装置にも同様に適用
することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による光
学式ヘッド構造によれば、蓋体の導光板の高さ方向の厚
さが厚い部分に対応する部分に窓部を形成し、その蓋体
をフレーム体に係止したときに導光板の厚さが厚い部分
が蓋体の窓部内に位置するようにしたので、その蓋体の
窓部内に導光板の厚さが厚い部分が入り込む分だけ装置
全体の高さ方向の厚さを薄くして小型化を図ることがで
きる。また、上記蓋体の窓部以外の部分と導光板の高さ
方向の厚さが最も厚い部分から厚さの薄い方向に移動し
た部分との間に弾性を有する押圧部材を配置し、蓋体を
フレーム体に係止することにより上記押圧部材の押圧力
によって導光板とシャッタ部材とが押圧されて所定の位
置に位置決めされるようにすれば、蓋体をフレーム体に
固定すると、その際に押圧部材の押圧力によって導光板
と液晶シャッタとが押圧されてそれらが所定の位置にそ
れぞれ位置決めされるので、組付けを極めて容易に行な
うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光学式ヘッド構造の一実施形態
例を説明するためのフォトプリンタの移動ヘッド部分を
示す縦断面図である。
【図2】同じくその移動ヘッドの構成を示す分解斜視図
である。
【図3】同じくその移動ヘッドが設けられているフォト
プリンタを示す縦断面図である。
【図4】同じくそのフォトプリンタの外観を上蓋を取り
除いて示す斜視図である。
【図5】図1の移動ヘッドをそこに取り付けた両面フレ
キシブル接続部材と共に示す縦断面図である。
【図6】同じくその両面フレキシブル接続部材のスルー
ホール部分を断面にして示す拡大断面図である。
【図7】図5の両面フレキシブル接続部材のヘッド側電
極部分を示す平面図である。
【図8】同じくその両面フレキシブル接続部材の接続側
電極部分を示す平面図である。
【図9】図3の走査型ヘッドに設けられている両面フレ
キシブル接続部材が一方のガイド部材に対応する位置ま
で曲がった変形形状をしていることを説明するための平
面図である。
【図10】同じくその走査型ヘッドの移動ヘッドが最終
行まで移動した状態を示す図3と同様な縦断面図であ
る。
【図11】両面フレキシブル接続部材のスルーホール形
成領域を移動ヘッドに固定するU字状のバネ体を示す斜
視図である。
【図12】同じくそのバネ体によって移動ヘッドのフレ
ーム体にヘッド上蓋がバネ力のみにより固定されている
様子を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2:走査型ヘッド 11:液晶シャッタ(シャッタ部材) 12:フレーム体 14:導光板 19:クッション(押圧部材) 21:ヘッド上蓋(蓋体) 29:窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/135 B41J 3/21 V 5D789 Fターム(参考) 2C162 AE21 AE28 FA05 FA06 FA17 FA53 FA55 FA57 FA63 FA66 FA70 2H088 EA40 MA20 2H089 HA40 QA11 UA03 2H091 FA23Z FA29X FA45Z FD13 FD18 LA11 MA06 5D119 AA02 BA01 JA34 JA59 MA30 5D789 AA02 BA01 JA34 JA59 MA30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム体内に光路の開閉を行なうシャ
    ッタ部材と、高さ方向の厚さが異なる断面異形形状の導
    光板とを積層状態に配置し、前記フレーム体に前記導光
    板の上部を覆うように係止した蓋体により前記導光板を
    押圧することにより該導光板と前記シャッタ部材とを所
    定の位置に位置決めするようにした光学式ヘッド構造に
    おいて、 前記蓋体の前記導光板の高さ方向の厚さが厚い部分に対
    応する部分に窓部を形成し、前記蓋体を前記フレーム体
    に係止したときに前記導光板の厚さが厚い部分が前記蓋
    体の窓部内に位置するようにしたことを特徴とする光学
    式ヘッド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学式ヘッド構造におい
    て、前記蓋体の前記窓部以外の部分と前記導光板の高さ
    方向の厚さが最も厚い部分から厚さの薄い方向に移動し
    た部分との間に弾性を有する押圧部材を配置し、前記蓋
    体を前記フレーム体に係止することにより前記押圧部材
    の押圧力によって前記導光板と前記シャッタ部材とが押
    圧されて所定の位置に位置決めされるようにしたことを
    特徴とする光学式ヘッド構造。
JP2001319534A 2001-10-17 2001-10-17 光学式ヘッド構造 Pending JP2003123298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001319534A JP2003123298A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 光学式ヘッド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001319534A JP2003123298A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 光学式ヘッド構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003123298A true JP2003123298A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19137068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001319534A Pending JP2003123298A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 光学式ヘッド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003123298A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015226992A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 株式会社沖データ 露光装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015226992A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 株式会社沖データ 露光装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028940A (en) Camera apparatus for magnetically recording on film
JPH04501022A (ja) フィルム上に磁気記録するためのカメラ装置
US6947168B2 (en) Wall-mounting image processing apparatus having image-reading and image-printing functions
EP1093290B1 (en) Image read/write integral head, and image processor equipped with the same
JPS62173272A (ja) 画像形成装置
JP2003123298A (ja) 光学式ヘッド構造
JP4275878B2 (ja) 走査型ヘッド
EP0437494A1 (en) CAMERA MECHANISM FOR MAGNETICALLY RECORDING ON A FILM.
WO1998035834A1 (fr) Imprimante optique
JP3863468B2 (ja) プリントヘッドおよび画像形成装置
US6356717B2 (en) Flexible circuit board
JP2003118197A (ja) 走査型ヘッド
CA1324524C (en) Camera apparatus for magnetically recording on film
JP3853318B2 (ja) 光プリンタヘッド
JP3939881B2 (ja) 画像読み書き一体ヘッドおよびこれを備えた画像処理装置
US7173644B2 (en) Optical printhead and image forming apparatus
KR100629888B1 (ko) 화상형성장치
JP3734970B2 (ja) 画像読み書き一体ヘッド、およびこれを備えた画像処理装置
EP0587096B1 (en) Camera equipped with data imprinting device
JP2002111962A (ja) 画像処理装置
JP2001136325A (ja) 画像読取装置
JPH0659327A (ja) カメラ
JP2005014564A (ja) プリンタ
JP2001264872A (ja) カメラの圧板構造
JP2003118198A5 (ja)