JP2003123258A - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JP2003123258A
JP2003123258A JP2001318015A JP2001318015A JP2003123258A JP 2003123258 A JP2003123258 A JP 2003123258A JP 2001318015 A JP2001318015 A JP 2001318015A JP 2001318015 A JP2001318015 A JP 2001318015A JP 2003123258 A JP2003123258 A JP 2003123258A
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disc
signal
disk
light
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JP2001318015A
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English (en)
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Akira Tsukihashi
章 月橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク記録動作中において、ディスクに実
記録された記録データそのものを検出しておらず、ま
た、その記録データの読み取り信号のジッタ量を検出し
ていなかったので、ディスクの記録特性に即した記録が
行えず、ディスク記録を失敗する問題があった。 【解決手段】 光学ヘッドの光源から出射される光ビー
ムを回折してデータ信号の書き込みを行うメインビーム
より時間的に後方に位置するサブビームをディスク上に
形成し、ディスクへの記録時において、光学ヘッドの発
光出力が記録レベル及び記録休止レベルの一方の所定レ
ベルになった期間において、前記サブビームによりディ
スクから読み取られるデータ信号をサンプルし、このサ
ンプルしたデータ信号を用いてディスクに記録されるデ
ータ信号のジッタ量を検出し、この検出されたジッタ量
に応じて記録速度を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ヘッドからの
光ビームを用いてディスクにデータ信号を記録する光デ
ィスク記録装置に関し、特に、ディスクへの記録が可能
な記録速度が切り換え可能な光ディスク記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学ヘッドからの光ビームを用いてディ
スクにデジタルのデータ信号を記録する光ディスク記録
装置としては、CD(Compact Disc)ファミリーのCD
−R(Recordable)及びCD−RW(ReWritable)に対
応するCD−R/RWドライブが良く知られており、こ
の光ディスク記録装置においては、記録速度の高速化が
図られている。
【0003】現在、CD−Rの記録速度は最高速が定格
速度の20倍速や24倍速にまで対応され、CD−RW
の記録速度は最高速が定格速度の10倍速にまで対応さ
れており、特に、CD−Rの記録速度の最高速の場合、
定格速度の20倍速や24倍速にまで達しているので、
ディスク回転の加減速の関係からディスクの回転速度が
角速度一定に制御されるCAV(Constant Angular V
elocity)方式、あるいはディスクのゾーン毎に速度の
異なる線速度一定に制御されるZCLV(ZoneConstant
Linear Velocity)方式が一般的に採用される。
【0004】ところで、このような光ディスク記録装置
により記録されるディスクは、メーカーや速度対応グレ
ードにより使用する材質が相違し、それにより感度や周
波数特性等の記録特性が相違したり、あるいはバラツキ
により記録特性が相違したり、ムラにより同一ディスク
内でも部位により記録特性が相違する場合も考えられ
る。
【0005】その為、光ディスク記録装置においては、
設定した記録速度によりディスクに実際に記録されたデ
ータ信号を光学ヘッドにより読み取って得られるHF信
号を用いてディスクの記録状態を検出し、この記録状態
に基づいて光学ヘッドから出射される発光出力を制御す
ることで記録速度に対応してディスクの記録特性を補償
して良好な記録が行えるようにしている。
【0006】この光学ヘッドの発光出力の設定は、主
に、ディスクから読み取られるHF信号のピーク値及び
ボトム値を用いてβ値(記録の深さ)を検出して行われ
るが、前記HF信号に含まれるジッタ量を検出し、この
ジッタ量が判断要素として用いられることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に光学ヘッドの発光出力を記録速度に応じてディスクの
記録に最適な最適記録レベルに設定しても、設定した記
録速度に対応していないディスクや品質不良のディスク
の場合、記録が行えてもディスクに記録したデータ信号
が読み取れずにディスク記録を失敗する事態が発生す
る。
【0008】ここで、ディスクに記録したデータ信号が
読み取れない主な原因は、ディスクから読み取られたH
F信号のジッタ量が多いことによる。
【0009】したがって、前記HF信号のジッタ量を減
らすことによりディスクに記録したデータ信号が読み取
れないことで生じるディスク記録の失敗を大幅に削減す
ることが可能となる。
【0010】しかしながら、光学ヘッドの発光出力を制
御するだけでは、HF信号のジッタ量を減らすことが出
来ないので、何らかの方策が望まれていた。
【0011】また、ディスクの記録動作中においては、
光学ヘッドの発光出力の制御、いわゆるランニングOP
C(Optimum Power Control)を行う場合があるが、
このランニングOPCはディスクの記録動作中に同時に
記録したデータ信号の記録状態を検出する必要があり、
従来、記録を行っている光ビームの記録レベル時の反射
レベルにより記録状態を検出していた。
【0012】その為、ディスクに記録されたデータ信号
を実際に読み取って記録状態を検出したのではなく、ま
た、読み取ったHF信号のジッタ成分を抽出することが
できず、これらのより光学ヘッドの発光出力を実際の最
適記録レベルに合わせられず、ディスクの記録特性に即
した記録が行えずにディスク記録を失敗する問題があっ
た。
【0013】また、光ディスク記録装置においては記録
速度の高速化のために、CAV方式やZCLV方式を採
用した場合、これらの方式はディスク径によって記録ス
ピードが変化し、記録スピードに応じて光学ヘッドの発
光出力を設定するデータを変化させる必要があるため、
ランニングOPCのデータが取得できない問題があっ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学ヘッドの
光源から出射される光ビームを回折してデータ信号の書
き込みを行うメインビームより時間的に後方に位置する
サブビームをディスク上に形成し、ディスクへの記録時
において、光学ヘッドの発光出力が記録レベル及び記録
休止レベルの一方の所定レベルになった期間において、
前記サブビームによりディスクから読み取られるデータ
信号をサンプルし、このサンプルしたデータ信号を用い
てディスクに記録されるデータ信号のジッタ量を検出
し、この検出されたジッタ量に応じて記録速度を切り換
える。すなわち、メインビームより後方に位置するサブ
ビームを用いてメインビームにより書き込まれた実際の
データ信号を読み取るようにする。この場合、メインビ
ームの回折光のサブビームはディスク記録のためにメイ
ンビームの発光出力を変化させるとその変化に伴って発
光出力が変化するので、光学ヘッドの発光出力が記録レ
ベル及び記録休止レベルの一方の所定レベルとなってい
る期間にディスクから正しくデータ信号を読み取り、そ
のデータ信号を用いてジッタ量を検出し、そのジッタ量
に基づいた記録速度の切り換えによりジッタ量が許容範
囲内に収まる記録速度とする。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録装置の一
例を示すCD−R/RWドライブの回路ブロック図であ
る。
【0016】図1において、1はディスクの信号トラッ
クをトレースするレーザービームを出射し、ディスクに
対してデータ信号の書き込み及び読み取りを行う光学ヘ
ッドである。
【0017】前記光学ヘッド1は、回折格子(図示せ
ず)によりレーザー光源(図示せず)から出射されるレ
ーザービームを回折してデータ信号の書き込みを行うメ
インビームとなる回折光の0次ビームの他に、サブビー
ムとなる回折光の±1次ビームをディスクに照射し、図
2に示す如く、メインビームが照射されて光スポットS
1が形成され、各サブビームが照射されて各光スポット
S2及びS3が形成される。
【0018】これらの各光スポットS2及びS3は、光
スポットS1がディスクの信号トラックn上に正しく配
置される状態において、ディスクの外周側の光スポット
S2が内周側の半分を信号トラックnに、外側側の半分
を信号トラックnと外周側の隣接信号トラック(n+
1)との間にそれぞれ投影されるように配置され、ディ
スクの内周側の光スポットS3が外周側の半分を信号ト
ラックnに、内周側の半分を信号トラックnと内周側の
隣接信号トラック(n−1)との間にそれぞれ投影され
るように配置される。
【0019】光学ヘッド1は前記メインビーム及び前記
各サブビームがディスクにより反射される各反射光を受
光する光検出器を備え、この光検出器は、図2に示す如
く、前記メインビーム及び前記各サブビームの各反射光
をそれぞれ受光するメイン受光領域A及び一対のサブ受
光領域B,Cを備えている。
【0020】前記メイン受光領域A及び一対のサブ受光
領域B,Cは、ディスクの信号トラックの方向に対応する
方向の分割線により少なくともそれぞれ2分割されてお
り、その分割された前記メイン受光領域A及び一対のサ
ブ受光領域B,Cの各分割領域はそれぞれ受光量に対応し
た受光出力を発生する。
【0021】2は前記光学ヘッド1の光検出器の所定の
受光領域から発生される受光出力を用いてディスクに記
録されたデータ信号のHF信号(高周波信号)を生成
し、増幅して2値化すると共に、光学ヘッド1からのメ
インビームとディスクの信号面とのフォーカスエラー信
号、及び光学ヘッド1からのメインビームとディスクの
信号トラックとのトラッキングエラー信号を生成するヘ
ッドアンプ、3は前記フォーカスエラー信号に応じてメ
インビームをディスクの信号面に合焦させるフォーカス
制御、及び前記トラッキングエラー信号に応じてメイン
ビームをディスクの信号トラックに追従させるトラッキ
ング制御を行うと共に、光学ヘッド1自体をディスクの
径方向に送るスレッド送り制御を行うヘッドサーボ回路
である。
【0022】4はヘッドアンプ2から出力されるHF信
号の2値化データをビットクロックに同期して復調処理
を行うデコーダである。該デコーダ4は、入力されるH
F信号の2値化データからCD規格上の変調コードであ
るEFM(Eight to Fourteen Modulation)に応じてE
FM復調すると共に、データ構造に応じて各種データを
復調する。
【0023】5は接続端子6を介して接続されるパソコ
ン等の上位機器とのデータの受け渡しを制御するインタ
フェース、7は該インタフェース5を介して入力される
入力データをディスクに記録するデータ構造にエンコー
ド処理すると共に、CD規格の変調コードに対応するE
FM信号に変調するエンコーダである。
【0024】8はインタフェース5により入力される入
力データをキャッシュし、エンコーダ7によってディス
クに記録する記録データに変調処理する際に使用される
と共に、ディスクから読み取ったデータをキャッシュ
し、デコーダ4によってそのデータを復調処理する際に
使用されるバッファRAMである。
【0025】9は前記エンコーダ7から出力されるEF
Mデータに基づいて光学ヘッド1から発生させるレーザ
ービームを制御する制御出力を発生するヘッド出力制御
回路、10は該ヘッド出力制御回路9からの制御出力に
応じてディスクへの記録を行うべく光学ヘッド1のレー
ザー光源を駆動するレーザー駆動回路である。
【0026】11は後方のサブビームにより得られるH
F信号(詳細は後述する)をサンプルしホールドするサ
ンプルホールド回路であり、このサンプルホールド回路
11は、ヘッド出力制御回路9から出力されるEFM記
録信号に応じてサンプル期間及びホールド期間が設定さ
れる。
【0027】12は該サンプルホールド回路11を介し
て得られるサンプルホールドされたHF信号とメインビ
ームにより得られるHF信号とを選択的に後段に供給す
る選択回路、13は該選択回路12により選択されたH
F信号のピーク値とボトム値とを検出し、それらの値か
らβ値を検出するβ値検出回路である。該β値検出回路
13は、検出されるβ値に基づいてヘッド出力制御回路
9を制御して記録時における光学ヘッド1による発光出
力を設定する。
【0028】14は選択回路12により選択されたHF
信号からジッタ成分を抽出し、そのジッタ成分の時間幅
を検出してジッタ量を検出するジッタ量検出回路であ
る。このジッタ量検出回路14はPLL回路によりHF
信号から再生されるクロックと基準クロックとの位相差
出力によりジッタ成分を抽出し、その位相差出力のパル
ス幅によりジッタ量を検出する。
【0029】15は記録開始時にディスクのキャリブレ
ーションエリアに試し書きされたテスト信号を再生する
再生モードと、ディスクのプログラムエリアへの実記録
を行っている記録モードとの設定に応じて選択回路12
を切り換える切り換え制御回路である。
【0030】16はプッシュプル法によりヘッドアンプ
2により生成されるプッシュプル信号からディスクのプ
リグルーブ(Pre-groove)に含まれる22.05kHzのウォブ
ル(wobble)信号を復調すると共に、ウォブル信号から
時間情報アドレスのATIP(Absolute Time In Pre-g
roove)アドレスを復調するウォブルデコーダである。
【0031】17はディスクを回転駆動するスピンドル
モータ、18は該スピンドルモータ17を駆動するモー
タ駆動回路、19は該モータ駆動回路18を制御するモ
ータ制御回路である。該モータ制御回路19は、ディス
クに記録されたデータ信号から抽出される同期信号及び
再生クロックを用いて、あるいはウォブルデコーダ16
により復調されるウォブル信号を用いて線速度一定方式
で回転制御することが出来ると共に、スピンドルモータ
17の回転に応じてパルス信号を発生する周波数発生器
(FG)20からのパルス信号を用いて角速度一定方式
で回転制御可能となっている。
【0032】21は接続端子6に接続される上位機器に
より要求される記録速度及び再生速度に基づいてモータ
制御回路19を制御してディスクの回転速度を設定する
速度設定回路である。この速度設定回路21によりディ
スクの回転速度が設定されると、再生処理及び記録処理
を行う各回路の動作クロックがディスクの回転速度に基
づいて変化すると共に、ヘッドサーボ及びヘッド出力も
ディスクの回転速度に応じて制御され、設定されるディ
スクの回転速度に応じた再生処理及び記録処理が行われ
るようになる。
【0033】記録時において該速度設定回路21により
ディスクの回転速度が設定されると、エンコーダ7及び
ヘッド出力制御回路9の動作がその回転速度に応じて切
り換えられる。
【0034】まず始めに、本発明に要旨に関係するトラ
ッキングエラー信号及びHF信号の生成について、図2
を用いて詳細に説明する。尚、フォーカス制御に非点収
差法を使用する場合においては、少なくとも光検出器の
メイン受光領域Aを十字状に4分割するが、フォーカス
エラー信号の生成に関しては説明を省略するので、説明
を簡単にするため、図2の如く示す。
【0035】光検出器のメイン受光領域Aの各分割領域
はそれぞれ受光出力a1及びa2を発生し、サブ受光領
域Bの各分割領域はそれぞれ受光出力b1及びb2を発
生し、サブ受光領域C の各分割領域はそれぞれ受光出力
c1及びc2を発生する。
【0036】メイン受光領域Aの各分割領域から発生さ
れるそれぞれの受光出力a1及びa2は差動アンプ22
によりその受光出力a1及びa2の差分出力が得られ、
サブ受光領域Bの各分割領域から発生されるそれぞれの
受光出力b1及びb2は差動アンプ23によりその受光
出力b1及びb2の差分出力が得られ、サブ受光領域C
の各分割領域から発生されるそれぞれの受光出力c1及
びc2は差動アンプ24によりその受光出力c1及びc
2の差分出力が得られる。
【0037】差動アンプ23による受光出力b1及びb
2の差分出力と差動アンプ24による受光出力c1及び
c2の差分出力とは、互いの出力レベルを合わせるべく
一方の差動アンプ24の出力レベルをアンプ25により
調整し、その後、加算される。この受光出力b1及びb
2の差分出力及び受光出力c1及びc2の差分出力を加
算した加算出力は、アンプ26により出力レベルが調整
されて差動アンプ22から得られる受光出力a1及びa
2の差分出力とのレベル調整が行われた後、差動アンプ
27に入力される。
【0038】その為、この差動アンプ27は前記アンプ
26によりレベル調整された受光出力b1及びb2の差
分出力及び受光出力c1及びc2の差分出力を加算した
加算出力と差動アンプ22から得られる受光出力a1及
びa2の差分出力との差分出力を発生する。この差動ア
ンプ27からの出力信号は、光学ヘッド1からのメイン
ビームとディスクの信号トラックとのズレ量及びズレ方
向に応じてそれぞれ出力レベル及び極性が変化するトラ
ッキング誤差に対応したトラッキングエラー信号(TE
信号)となる。
【0039】また、加算アンプ28によりメイン受光領
域Aの各分割領域の各受光出力a1及びa2の加算出力
が得られ、この加算アンプ28からはメインビームによ
り読み取られるディスクのHF信号が得られる。このH
F信号はHFアンプ29により増幅されて後段のデコー
ダ4に供給される。
【0040】一方、光スポットS3におけるディスクの
外周側の半分がメインビームの光スポットS1より照射
される信号トラックnに照射され、光スポットS3は光
スポットS1より照射位置が時間的に後方であるので、
サブ受光領域Cの一方の分割領域から発生される受光出
力c2はメインビームの光スポットS1により書き込ま
れたデータ信号を読み取ったHF信号であり、このHF
信号はHFアンプ30により増幅される。
【0041】ところで、先に述べた如く、メインビーム
の光スポットS1がディスクの信号トラックn上に正し
く配置されるオントラック状態において、時間的に後方
のサブビームの光スポットS3は外周側の半分が信号ト
ラックnに、内周側の半分が信号トラックnと内周側の
隣接信号トラック(n−1)との間にそれぞれ投影され
るように配置されるべく設定されている。この設定を行
う場合、サブ受光領域Cの一方の分割領域における受光
出力c2の振幅、すなわち後方のサブビームにより読み
取られるディスクのHF信号の振幅が監視され、そのH
F信号の振幅が最大となるように設定される。
【0042】このような図2に示す各光スポットの配置
にすると、トラッキングエラー信号が光スポットS2,
S3をそれぞれ信号トラック間の中央に配置した場合に
得られるトラッキングエラー信号の最大感度の半分程度
となるが、後方のサブビームにより読み取られるHF信
号の振幅を最大とすることが出来る。
【0043】尚、各サブビームの角度を変えて光スポッ
トS1がオントラック状態において光スポットS3を、
その光スポットS3の内周側の半分が内周側に隣接する
信号トラック(n−1)に配置されるようにし、サブ受
光領域Cにおける分割領域からの受光出力c1によって
内周側に隣接する信号トラック(n−1)のHF信号を
読み取るようにすることも可能である。
【0044】次に、図1のように構成される光ディスク
記録装置の記録動作について説明する。
【0045】接続端子6に接続される上位機器によりデ
ィスクへの記録が要求されると、その要求に応じて記録
動作が行われるべく各回路が制御される。この場合、モ
ータ制御回路19は速度設定回路21により要求される
記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動するべく
モータ駆動回路18を制御する。
【0046】ディスクへの記録が開始される前に、設定
された記録速度において、光学ヘッド1の発光出力は再
生した際の誤り率が最少となる記録データが記録される
べくディスクに最適な記録が行える最適記録レベルに設
定される。この最適記録レベルの設定は、ディスクの最
内周に設けられるキャリブレーションエリアに発光出力
を段階的に変化させて試し書きすることにより行われ
る。
【0047】接続端子6に接続される上位機器から記録
を要求するデータが送信されると、そのデータはインタ
フェース5により受信され、バッファRAM8に書き込
まれる。
【0048】バッファRAM8に書き込まれたデータの
備蓄量がエンコーダ7によりエンコード処理を開始する
データ容量に達すると、バッファRAM8からデータが
読み出され、エンコーダ7によりEFMフレーム単位で
ディスクに記録するべき形態のEFM信号に変調され
る。
【0049】ヘッド出力制御回路9はエンコーダ7から
出力されるEFM信号をβ値検出回路13により検出さ
れるβ値に応じて最適な記録レベルでディスク記録が行
えるように変換したEFM記録信号を発生する。このE
FM記録信号はディスクに記録マークを形成する記録レ
ベルの「H」信号と記録マークを形成しない記録休止レ
ベル、この実施例では再生レベルの「L」信号とにより
構成され、レーザー駆動回路10はこのEFM記録信号
に応じて光学ヘッド1のレーザー光源を駆動し、これに
よりEFM記録信号に応じて記録マークが形成されてデ
ィスクへの記録が行われる。
【0050】ところで、光学ヘッド1から出射される発
光出力はヘッド出力制御回路9によりディスクの記録に
最適な最適記録レベルに設定され、その設定はβ値検出
回路13により検出されるβ値に基づいて行われる。
【0051】前記β値検出回路13はメインビームから
読み取られるHF信号及び後方のサブビームから読み取
られるHF信号のうち、選択回路12により選択された
HF信号を用いてβ値を検出する。
【0052】ディスク記録開始時におけるディスクのキ
ャリブレーションエリアへの試し書きにより記録された
テスト信号が再生されるとき、選択回路12はメインビ
ームから読み取られるHF信号を選択するように切り換
えられ、β値検出回路13はそのHF信号を用いてβ値
を検出する。
【0053】一方、ディスクのプログラムエリアへの実
記録時において、選択回路12は後方のサブビームから
読み取られるHF信号を選択するように切り換えられ、
β値検出回路13はそのHF信号を用いてβ値を検出す
る。
【0054】ところで、実記録時においては、ディスク
に記録するEFM記録信号に応じて光学ヘッド1の発光
出力を変化させるために後方のサブビームのレーザー光
量もそのEFM記録信号に応じて変化する。その為、単
に後方のサブビームの反射光量をそのサブビームに対応
する受光領域から取り出すだけではディスク内周側の隣
接トラックから正しくHF信号を得ることが出来ない。
【0055】このような状態で、後方のサブビームでデ
ィスク内周側の隣接トラックから正しくHF信号を得る
ために、本発明においてはディスク記録時における光学
ヘッド1の発光出力が記録レベル及び再生レベルの一方
の所定レベルになった期間に前記サブビームにより読み
取られたHF信号をサンプルするようにしている。
【0056】このHF信号のサンプルのために、図1に
おいてはサンプルホールド回路11が設けられている。
このサンプルホールド回路11はヘッド出力制御回路9
から発生されるEFM記録信号に応じてサンプル期間及
びホールド期間が設定され、EFM記録信号の記録レベ
ル時にHF信号をサンプルすると共に、再生レベル時に
HF信号をホールドするように作動する。
【0057】すなわち、図3に示す如く、光スポットS
3におけるディスクの外周側の半分に対応するサブ受光
領域Cの分割領域からの受光出力c2、すなわち後方の
サブビームから読み取られるHF信号が図3の(イ)に
示す波形であり、ヘッド出力制御回路9から発生される
EFM記録信号が図3の(ロ)に示すパルス波形である
場合、前記HF信号はサンプルホールド回路11により
図3の(ハ)に示す波形に変換される。この変換された
HF信号はホールド期間の波形情報が欠落されたもので
あるが、サンプル期間に抽出されるHF信号によりその
HF信号のピークレベルVmax及びボトムレベルVminを
検出することができ、β値検出回路13により実際にデ
ィスクに記録されたEFM記録信号が反映されたHF信
号を用いてβ値の検出が行われることになる。
【0058】したがって、ディスクのプログラムエリア
における記録時に、1トラック前に実際に記録されたE
FM記録信号から読み取られるHF信号に基づいたβ値
に応じてヘッド出力制御回路9により光学ヘッド1から
出射される発光出力が設定され、その設定がディスクの
記録に最適な最適記録レベルとなる。
【0059】この場合、サブビームの光量はメインビー
ムの光量の例えば1/10程度であるが、HF信号をサ
ンプルする期間をEFM記録信号の記録レベル時にして
いるので、サンプルされるHF信号を読み取る期間にお
ける後方のサブビームの光量をディスクからの信号読み
取りに有利な大きなレベルにより行え、読み取ったHF
信号のS/Nが良好となる。
【0060】ところで、選択回路12により選択された
HF信号はジッタ量検出回路14にも供給され、このジ
ッタ量検出回路14はディスクのプログラムエリアへの
実記録時に後方のサブビームから読み取られるHF信号
のジッタ量を検出する。
【0061】このHF信号はサンプルホールド回路11
により変換されているが、サンプル期間に抽出されるH
F信号には実際にディスクに記録されたEFM記録信号
が反映されており、そのサンプル期間でEFM記録信号
のエッジ部分が正しく抽出できるので、ジッタ量検出回
路14により実際にディスクに記録されたEFM記録信
号に対応するHF信号のジッタ量が検出出来る。
【0062】ここで、ジッタ量検出回路14により検出
されたジッタ量が許容範囲に収まらない状態が発生する
と、記録したEFM記録信号がディスクから正しく読み
取れずに記録の失敗に結びつくとの判断の基に記録速度
を下げるべく速度設定回路21によりディスクの回転速
度を下げる。このディスク回転の低下はリニアに変化す
る連続的でも良いし、用意された回転速度内で一段階ず
つ下げる段階的でも良い。
【0063】このようにして記録速度が下げられると、
ディスクの回転速度の低下に伴って記録マークに対する
ジッタ成分の割合が減り、やがて、ジッタ量検出回路1
4により検出されるジッタ量が許容範囲に収まる記録速
度となり、この記録速度により記録が継続して行われ
る。
【0064】ところで、本実施例において、記録速度は
最高速が角速度一定のディスク回転方式を採用し、最高
速より低速が線速度一定のディスク回転方式を採用して
いる。
【0065】そして、CD方式に規定のディスク回転方
式は線速度一定であり、その線速度一定のディスク回転
方式により記録を行うことが回路的に無理なく処理でき
る。これは角速度一定の代わりにゾーン線速度一定のデ
ィスク回転方式を採用した場合も同様である。
【0066】その為、角速度一定のディスク回転方式に
より記録を行っている際に、検出されるジッタ量があら
かじめ設定した許容範囲外であることが検出されたとき
線速度一定のディスク回転方式に切り換って記録が行わ
れ、これにより記録動作の条件が変化することと記録速
度が遅くなることとが相俟ってディスクに記録されるデ
ータ信号のジッタ量が減少される。
【0067】また、線速度一定のディスク回転方式によ
り記録を行っている際に、検出されるジッタ量があらか
じめ設定した許容範囲外であることが検出されたときデ
ィスク回転方式の切り換えではなく、線速度一定でより
遅い記録速度に移行して記録が行われ、これによりディ
スクに記録されるデータ信号のジッタ量が減少される。
【0068】尚、前述の実施例においては、HF信号を
読み取るサブビームとして回折光の±1次ビームとして
いるが、ビーム光量は減るが回折光の±2次以降のビー
ムとしても良く、この場合、±1次ビームをトラッキン
グ制御を優先した配置とすることが出来、良質なトラッ
キングエラー信号を得ることが出来る。
【0069】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、ディスクのプ
ログラムエリアにおける記録時に、直前に実際に記録さ
れたデータ信号のジッタ量を検出し、この検出されたジ
ッタ量に基づいて記録速度を切り換えるようにしている
ので、ジッタ量が多すぎて再生不可の品質でしか記録が
出来ない高速回転の記録が設定された場合において、ジ
ッタ量が許容範囲内になる記録速度に自動的に切り換え
られて記録を続行することが出来る。
【0070】特に、記録速度を落とす際にディスク回転
方式を切り換えて記録動作の条件を変えているので、記
録動作の条件が変化することと記録速度が遅くなること
とが相俟ってディスクに記録されるデータ信号のジッタ
量が大幅に減少されることが期待できる。
【0071】また、ディスクのデータ信号のジッタ量を
検出するのにメインビームより時間的に後方に位置する
サブビームを用いて実際にディスクに記録されたデータ
信号を検出しているので、そのジッタ量の検出を確実に
行うことが出来る。
【0072】また、ディスクからデータ信号を読み取る
期間を光学ヘッドの発光出力が記録レベルになった期間
としているので、ディスクから読み取ったデータ信号の
S/Nを良好とすることが出来る。
【0073】また、差動プッシュプル法に対応した光学
ヘッドの光検出器においては、回折光の±1次ビームに
対応するサブ受光領域が信号トラック方向に2分割され
ているが、メインビームに対応する光スポットがオント
ラック状態において後方のサブビームに対応する光スポ
ットの半分が隣接する信号トラックに配置されるように
することによりサブ受光領域の一方の分割領域から良質
なデータ信号を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録装置の光学ヘッド
発光出力制御方法を実現したCD−R/RWドライブの
一実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】光学ヘッド1の各ビームから各種信号を取り出
す部分の詳細を示す回路図である。
【図3】サンプルホールド回路11により得られる波形
を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 光学ヘッド 2 ヘッドアンプ 4 デコーダ 7 エンコーダ 9 ヘッド出力制御回路 11 サンプルホールド回路 12 選択回路 13 β値検出回路 14 ジッタ量検出回路 19 モータ制御回路 21 速度設定回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドからの光ビームを用いてディ
    スクにデータ信号を記録すると共に、ディスクへの記録
    が可能な記録速度が切り換え可能な光ディスク記録装置
    であって、光学ヘッドの光源から出射される光ビームを
    回折してデータ信号の書き込みを行うメインビームより
    時間的に後方に位置するサブビームをディスク上に形成
    し、ディスクへの記録時において、光学ヘッドの発光出
    力が記録レベル及び記録休止レベルの一方の所定レベル
    になった期間に前記サブビームによりディスクから読み
    取られるデータ信号をサンプルし、このサンプルしたデ
    ータ信号を用いてディスクに記録されるデータ信号のジ
    ッタ量を検出し、この検出されたジッタ量に基づいて記
    録速度を切り換えることを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記サブビームによりディスクから読み
    取られるデータ信号をサンプルする期間を光学ヘッドの
    発光出力が記録レベルになった期間としたことを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 ディスクへの記録が可能な記録速度が線
    速度一定及び角速度一定、あるいはゾーン線速度一定の
    ディスク回転方式で行える光ディスク記録装置におい
    て、記録速度の最高速に対応するディスク回転方式によ
    り記録を行っている際に、検出されるジッタ量があらか
    じめ設定した許容範囲外であることが検出されたとき記
    録速度の最高速に対応するのとは相違するディスク回転
    方式に切り換えて記録を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 記録速度の最高速に対応するのとは相違
    するディスク回転方式により記録を行っている際に、検
    出されるジッタ量があらかじめ設定した所定量以上であ
    ることが検出されると、その都度記録速度を徐徐に落と
    して記録を行うことを特徴とする請求項3記載の光ディ
    スク記録装置。
  5. 【請求項5】 前記メインビームを回折光の0次ビーム
    とし、この0次ビームと回折光の±1次ビームを使用し
    てトラッキング制御に差動プッシュプル法を採用し、前
    記±1次ビームをそれぞれ受光する各サブ受光領域が2
    分割された光検出器を有する光学ヘッドを備えた光ディ
    スク記録装置において、前記サブ受光領域のうち、時間
    的に後方に位置するサブビームから得られる反射光を受
    光するサブ受光領域の2分割された一方の分割領域から
    出力される受光出力を用いてサンプルするデータ信号を
    ディスクから読み取ることを特徴とする請求項1記載の
    光ディスク記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1332379C (zh) * 2003-11-26 2007-08-15 株式会社东芝 写控制参数优化设备与方法以及记录设备与方法
JP2009252325A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Toshiba Alpine Automotive Technology Corp ディスク再生装置及びディスク再生方法

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