JP2003122604A - 動画ファイルのデータ形式のコンバート - Google Patents

動画ファイルのデータ形式のコンバート

Info

Publication number
JP2003122604A
JP2003122604A JP2001318967A JP2001318967A JP2003122604A JP 2003122604 A JP2003122604 A JP 2003122604A JP 2001318967 A JP2001318967 A JP 2001318967A JP 2001318967 A JP2001318967 A JP 2001318967A JP 2003122604 A JP2003122604 A JP 2003122604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
file
storage device
function
auxiliary storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001318967A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Suzuki
芳春 鈴木
Satoru Momose
悟 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001318967A priority Critical patent/JP2003122604A/ja
Publication of JP2003122604A publication Critical patent/JP2003122604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画を複数データ形式へコンバートするに際
し、作業性を高めて、コンバートに要する処理時間を短
縮する。 【解決手段】 コンバート処理対象として複数の動画フ
ァイルFi1,Fi2,…がある場合には、これら動画
ファイルFi1,Fi2,…を読み出してレンダリング
処理を行なうことにより、これら動画ファイルFi1,
Fi2,…が連結された作品映像を作成し、この作品映
像を中間ファイルFmとしてRAM32に格納する。そ
の後、RAM32に格納された中間ファイルFmから、
データ形式が互いに相違する複数の動画ファイルFo
1,Fo2,Fo3が生成されて、それら複数の動画フ
ァイルはHDD42に格納される。RAM32に中間フ
ァイルFmを作成するまでの工程は、1回だけですむこ
とからコンバートの処理時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主記憶装置と補
助記憶装置を備える情報処理装置において動画ファイル
を複数のデータ形式に一括コンバートする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと呼ぶ)の高性能化に伴って、動画を表わす動
画ファイルをパソコンで扱う機会が増えてきた。パソコ
ンでテレビ番組を記録したり、デジタルビデオカメラに
より撮影した動画ファイルをパソコンに取り込んで編集
してオリジナルの「作品」を作ったり、あるいは、友人
にビデオメールを送ったり自分のホームページに掲載し
たりというように、様々な機会で動画ファイルを扱うよ
うになっている。
【0003】動画ファイルは、AVI,WMV,MO
V,MPEG等、圧縮方法によっていろいろなデータ形
式があり、上記のような動画ファイルを扱う機会によっ
てさまざまなデータ形式にコンバートする必要がある。
【0004】従来より、動画ファイルのデータ形式をコ
ンバートしようとする場合には、パソコンにおいては、
コンバート対象の動画ファイルを、ハードディスク装置
等の補助記憶装置から読み出して、一旦RAMに格納し
た上で、その後、そのRAMに格納した動画ファイルを
所望のデータ形式の動画ファイルにコンバートして、そ
のコンバートされた動画ファイルを上記補助記憶装置に
転送する作業を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、複数のデータ形式へのコンバートが必要
となった場合に、作業性が悪く、コンバートに要する処
理時間が長いという問題があった。コンバート対象の動
画ファイルをRAMに送る処理から、コンバートされた
動画ファイルを補助記憶装置に送る処理までの行程を、
データ形式の数の回数だけ繰り返し行なう必要があり、
作業性が悪いためである。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、複数データ形式
へのコンバート時において、作業性を高めて、コンバー
トに要する処理時間を短縮することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】前
述した課題の少なくとも一部を解決するための手段とし
て、以下に示す構成をとった。
【0008】この発明の第1のファイルコンバート方法
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置で
行なわれるファイルコンバート方法であって、(a)動
画を表わす一の動画ファイルを前記補助記憶装置から読
み出して、該動画ファイルを中間ファイルとして前記主
記憶装置に格納する工程と、(b)前記中間ファイルか
ら、データ形式が相違する複数の動画ファイルを生成し
て、各動画ファイルを前記補助記憶装置に格納する工程
とを備えることを要旨としている。
【0009】こうした構成のファイルコンバート方法に
よれば、動画を表わす一の動画ファイルを補助記憶装置
から読み出して、その動画ファイルを中間ファイルとし
て主記憶装置に格納する工程(a)は、1回だけです
む。このために、複数データ形式へのコンバートの処理
時間を短縮することができる。
【0010】上記構成のファイルコンバート方法におい
て、(c)前記補助記憶装置に格納されるデータファイ
ルの中から、前記工程(a)による読み出しの対象とな
る一の動画ファイルを指定する工程と、(d)前記工程
(b)により生成する複数の動画ファイルのデータ形式
を、作業者により操作される入力装置からの入力データ
に基づいて指定する工程とを備える構成とすることがで
きる。
【0011】この構成によれば、前記工程(c),
(d)による指定を受けて、所望の動画ファイルを所望
の複数のデータ形式にファイルコンバートすることがで
きる。
【0012】上記工程(c),(d)を備えたファイル
コンバート方法において、(e)前記工程(c)による
指定と前記工程(d)による指定がなされた後、作業者
により操作される入力装置からの入力データに基づい
て、ファイルコンバートの実行開始を指示する工程を設
けて、前記工程(e)による指示がなされたときに、前
記工程(a)と工程(b)を順に連続的に実行させるよ
う構成することができる。
【0013】この構成によれば、予め工程(c),
(d)による指定がなされた後、工程(e)による指示
がなされると、工程(a)と工程(b)が順に連続的に
実行される。このために、工程(c),(d)による指
定を予め行なっておいて、その後、工程(e)によるフ
ァイルコンバートの実行開始を指示するだけで、動画フ
ァイルのコンバートを完了することができる。したがっ
て、コンバートの作業性に優れている。
【0014】また、上記工程(c),(d)を備えたフ
ァイルコンバート方法において、(f)前記工程(c)
による読み出しの対象となる一の動画ファイルに対し
て、音響、文字、フレーム等の効果を指定する工程を備
え、前記工程(a)は、動画を表わす一の動画ファイル
を前記補助記憶装置から読み出して、該読み出した動画
ファイルに対して前記効果を入れる処理を施し、該処理
後の動画ファイルを中間ファイルとして前記主記憶装置
に格納する構成とすることができる。
【0015】この構成によれば、補助記憶装置から読み
出した動画ファイルに対して、音響、文字、フレーム等
の効果を入れる処理を施すといった作業についても1回
だけですむ。このために、複数データ形式へのコンバー
トの処理時間をより一層短縮することができる。
【0016】この発明の第2のファイルコンバート方法
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置で
行なわれるファイルコンバート方法であって、(a)動
画を表わす複数の動画ファイルを前記補助記憶装置から
読み出して、該複数の動画ファイルを連結し、該連結後
のファイルを中間ファイルとして前記主記憶装置に格納
する工程と、(b)前記中間ファイルから、データ形式
が相違する複数の動画ファイルを生成して、各動画ファ
イルを前記補助記憶装置に格納する工程とを備えること
を要旨としている。
【0017】こうした構成のファイルコンバート方法に
よれば、動画を表わす複数の動画ファイルを補助記憶装
置から読み出して、それら動画ファイルを連結し、その
連結後のファイルを中間ファイルとして主記憶装置に格
納する工程(a)は、1回だけですむ。このために、複
数の動画ファイルを連結した作品映像を複数データ形式
へコンバートするに要する処理時間を短縮することがで
きる。
【0018】上記構成の第2のファイルコンバート方法
において、(c)前記補助記憶装置に格納されるデータ
ファイルの中から、前記工程(a)による読み出しの対
象となる複数の動画ファイルを指定する工程と、(d)
前記工程(b)により生成する複数の動画ファイルのデ
ータ形式を、作業者により操作される入力装置からの入
力データに基づいて指定する工程と、を備える構成とす
ることができる。
【0019】この構成によれば、前記工程(c),
(d)による指定を受けて、所望の複数の動画ファイル
を連結した作品映像を、所望の複数のデータ形式にファ
イルコンバートすることができる。
【0020】上記工程(c),(d)を備えた第2のフ
ァイルコンバート方法において、(e)前記工程(c)
による指定と前記工程(d)による指定がなされた後、
作業者により操作される入力装置からの入力データに基
づいて、ファイルコンバートの実行開始を指示する工程
を設けて、前記工程(e)による指示がなされたとき
に、前記工程(a)と工程(b)を順に連続的に実行さ
せるよう構成することができる。
【0021】この構成によれば、予め工程(c),
(d)による指定がなされた後、工程(e)による指示
がなされると、工程(a)と工程(b)が順に連続的に
実行される。このために、工程(c),(d)による指
定を予め行なっておいて、その後、工程(e)によるフ
ァイルコンバートの実行開始を指示するだけで、複数の
動画ファイルを連結した作品映像のファイルコンバート
を完了することができる。したがって、コンバートの作
業性に優れている。
【0022】また、上記工程(c),(d)を備えたフ
ァイルコンバート方法において、(f)前記工程(c)
による読み出しの対象となる複数の動画ファイルのうち
の少なくとも一つに対して、音響、文字、フレーム等の
効果を指定する工程を備え、前記工程(a)は、動画を
表わす複数の動画ファイルを前記補助記憶装置から読み
出して、該読み出した動画ファイルのうちの少なくとも
一つに対して前記効果を入れるとともに前記複数の動画
ファイルを連結する処理を施し、該処理後のファイルを
中間ファイルとして前記主記憶装置に格納する構成とす
ることができる。
【0023】この構成によれば、補助記憶装置から読み
出した動画ファイルに対して、音響、文字、フレーム等
の効果を入れる処理を施すといった作業についても1回
だけですむ。このために、作品映像の複数データ形式へ
のコンバートの処理時間をより一層短縮することができ
る。
【0024】上記第1または第2のファイルコンバート
方法において、前記工程(a)で読み出しを行なう補助
記憶装置と、前記工程(b)で格納する補助記憶装置と
が別体である構成とすることができる。この構成によれ
ば、コンバート先を様々に切り替えることが可能とな
る。
【0025】また、上記第1または第2のファイルコン
バート方法において、(g)作業者により操作される入
力装置からの入力データに従ってオン状態となるスイッ
チがオン状態にあるか否かを判別する工程と、(h)工
程(b)による処理が完了したか否かを判別する工程
と、(i)前記工程(g)と工程(h)との双方で肯定
判別されたときに、前記情報処理装置の電源をオフする
工程とを備える構成とすることができる。
【0026】コンバートの作業には、通常長い時間がか
かるが、この構成によれば、コンバート処理が終わった
段階で情報処理装置の電源をオフすることができること
から、省電力を図ることができる。
【0027】この発明の第1のファイルコンバート装置
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置に
おけるファイルコンバート装置であって、動画を表わす
一の動画ファイルを前記補助記憶装置から読み出して、
該動画ファイルを中間ファイルとして前記主記憶装置に
格納する動画ファイル読出手段と、前記中間ファイルか
ら、データ形式が相違する複数の動画ファイルを生成し
て、各動画ファイルを前記補助記憶装置に格納するコン
バートファイル生成手段とを備えることを要旨としてい
る。
【0028】この発明の第1のコンピュータプログラム
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置で
ファイルコンバートを行なうためのコンピュータプログ
ラムであって、(a)動画を表わす一の動画ファイルを
前記補助記憶装置から読み出して、該動画ファイルを中
間ファイルとして前記主記憶装置に格納する機能と、
(b)前記中間ファイルから、データ形式が相違する複
数の動画ファイルを生成して、各動画ファイルを前記補
助記憶装置に格納する機能とをコンピュータに実現させ
るためのコンピュータプログラムを要旨としている。
【0029】上記構成のこの発明の第1のファイルコン
バート装置と第1のコンピュータプログラムは、上記第
1のファイルコンバート方法と同様な作用・効果を有し
ており、一の動画ファイルの複数データ形式へのコンバ
ートの処理時間を短縮する効果を奏する。
【0030】この発明の第2のファイルコンバート装置
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置に
おけるファイルコンバート装置であって、動画を表わす
複数の動画ファイルを前記補助記憶装置から読み出し
て、該複数の動画ファイルを連結し、該連結後のファイ
ルを中間ファイルとして前記主記憶装置に格納する動画
ファイル読出手段と、前記中間ファイルから、データ形
式が相違する複数の動画ファイルを生成して、各動画フ
ァイルを前記補助記憶装置に格納するコンバートファイ
ル生成手段とを備えることを要旨としている。
【0031】この発明の第2のコンピュータプログラム
は、主記憶装置と補助記憶装置を備える情報処理装置で
ファイルコンバートを行なうためのコンピュータプログ
ラムであって、(a)動画を表わす複数の動画ファイル
を前記補助記憶装置から読み出して、該複数の動画ファ
イルを連結し、該連結後のファイルを中間ファイルとし
て前記主記憶装置に格納する機能と、(b)前記中間フ
ァイルから、データ形式が相違する複数の動画ファイル
を生成して、各動画ファイルを前記補助記憶装置に格納
する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュ
ータプログラムを要旨としている。
【0032】上記構成のこの発明の第2のファイルコン
バート装置と第2のコンピュータプログラムは、上記第
2のファイルコンバート方法と同様な作用・効果を有し
ており、複数の動画ファイルを連結した作品映像を複数
データ形式へコンバートするに要する処理時間を短縮す
るという効果を奏する。
【0033】この発明の記録媒体は、この発明のコンピ
ュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発
明の各コンピュータプログラムと同様な作用・効果を有
している。
【0034】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。その第1の態様は、この発明の第1また
は第2のコンピュータプログラムを通信経路を介して供
給するプログラム供給装置としての態様である。この第
1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータ
ネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介し
て、必要なプログラムをコンピュータにダウンロード
し、これを実行することで、上記の装置や方法を実現す
ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき説明する。図1は、この発明の第1実施例を適用す
るコンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示
すブロック図である。このコンピュータシステムは、い
わゆるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュー
タと呼ぶ)を中心に備え、その周辺にCRTディスプレ
イ12を備える。コンピュータは、コンピュータ本体1
6とキーボード18とマウス20を備える。なお、この
コンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を
読み取るCDドライブ24が搭載されている。また、コ
ンピュータ本体16には、デジタルビデオカメラ(以
下、DVカメラと呼ぶ)26が接続されている。
【0036】コンピュータ本体16は、中央処理装置と
してのCPU30を中心にバスにより相互に接続された
ROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウス
インタフェース34、キーボードインタフェース35、
CDC36、HDC37、CRTC38、DVインタフ
ェース40およびI/Oポート41を備える。ROM3
1は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み
出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等
を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示
画像メモリ33は、CRTディスプレイ12に表示する
画像の画像データを記憶するメモリである。マウスイン
タフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取り
を司るインタフェースである。キーボードインタフェー
ス35は、キーボード18からのキー入力を司るインタ
フェースである。CDC36は、CDドライブ(CD
D)24を制御するCDコントローラである。HDC3
7は、ハードディスクドライブ(HDD)42を制御す
るハードディスクコントローラである。上記ROM31
とRAM32が、特許請求の範囲に記載された主記憶装
置に相当し、上記HDD42が、特許請求の範囲に記載
された補助記憶装置に相当する。上記キーボード18と
マウス20が、特許請求の範囲に記載された入力装置に
相当する。
【0037】CRTC38は、表示画像メモリ33に記
憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ
12における画像の表示を制御するCRTコントローラ
である。DVインタフェース40は、DVカメラ26か
らの動画映像信号の入力を司るインタフェースである。
I/Oポート41は、シリアル出力のポートを備えてお
り、モデム44に接続されており、このモデム44を介
して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュー
タ10は、モデム44を介して、外部のネットワークに
接続されており、特定のサーバ48に接続可能となって
いる。
【0038】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD42に記憶されており、コン
ピュータ本体16に電源を投入すると、HDD42のブ
ートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32
の所定の領域にロードされる。また、DVカメラ26か
ら取り込んだ動画映像を編集するためのアプリケーショ
ンプログラム(コンピュータプログラム)は、CD−R
OM22に予め格納されており、所定のインストールプ
ログラムを起動することで、CDドライブ24からコン
ピュータ本体16にインストールされる。このインスト
ールされたコンピュータプログラムは、HDD42に記
憶されており、所定の起動命令を受けたときに、RAM
32の所定の領域にロードされる。
【0039】この動画映像を編集するためのコンピュー
タプログラムの一部のモジュール(後述する一括コンバ
ートモジュール)をCPU30が実行することによって
本発明の各種構成要件は実現される。このコンピュータ
プログラムは、前述したように、CD−ROM22に格
納されたものであるが、これに替えて、フロッピィディ
スク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録
媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよ
い。また、このコンピュータプログラムは、外部のネッ
トワークに接続される特定のサーバ48から、ネットワ
ークを介して提供されるプログラムデータをダウンロー
ドして、RAM32またはHDD42に転送することに
より得るようにすることもできる。
【0040】以上説明したハードウェア構成を有するコ
ンピュータシステムによる一括コンバート処理の様子に
ついて次に説明する。この一括コンバート処理は、動画
を表わす動画ファイルを一括的に他のデータ形式にコン
バートする処理で、このコンピュータシステムによる動
画映像編集の中で行なわれる。図2は、コンピュータ本
体16によって行なわれる一括コンバート処理の様子を
示すブロック図である。図示するように、コンピュータ
本体16の内部で動作しているコンピュータプログラム
50の一括コンバートモジュール51によれば、動画フ
ァイル読出部51aにより、動画を表わす一の動画ファ
イルFiをHDD42から読み出して、その動画ファイ
ルFiを中間ファイルFmとしてRAM32に格納す
る。そして、コンバートファイル生成部51bにより、
中間ファイルFmから、データ形式が相違する複数の動
画ファイルFo1,Fo2,Fo3,…を生成して、各
動画ファイルFo1,Fo2,Fo3,…を、HDD4
2に格納する。
【0041】なお、この一括コンバートモジュール51
では、動画ファイルFiのサムネイル画像、コンバート
したいデータ形式、コンバートの進捗状況等が、ビデオ
ドライバ52を介してCRTディスプレイ12に表示さ
れる。
【0042】コンピュータ本体16のCPU30で実行
される上記一括コンバートモジュール51に従う一括コ
ンバート処理について、以下詳述するが、ここでは、コ
ンピュータプログラム50に従う動画映像編集の処理全
般について、まず説明する。図3は、この動画映像編集
処理によってCRTディスプレイ12に表示されるアプ
リケーションウィンドウWDを示す説明図である。図示
するように、アプリケーションウィンドウWDには、
[キャプチャ]、[編集]、[効果]、[出力]の4種
類のタブTB1,TB2,TB3,TB4が用意されて
おり、作業者は、これらタブTB1〜TB4を順にマウ
ス20によりクリックしていくことで、CRTディスプ
レイ12の画面上で動画編集の作業を進めていくことが
できる。すなわち、CPU30は、作業者との間で、マ
ウス20やキーボード18によるインターフェースを図
りながら、[キャプチャ]、[編集]、[効果]、[出
力]の各作業を順に実行する。
【0043】[キャプチャ]のタブTB1は、動画編集
に必要な動画をDVカメラ26からキャプチャする作業
を実行するためのものである。[編集]のタブTB2
は、そのキャプチャされた動画を表わす動画ファイルの
順番を変えたり、動画ファイルの動画に開始点と終了点
を指定して必要とする部分をトリミングしたりする編集
作業を実行するためのものである。[効果]のタブTB
3は、キャプチャした全ての動画ファイルあるいは各動
画ファイルに対して、効果音やテロップ等の効果を入れ
る設定を行なうためのものである。[出力]のタブTB
4は、上記タブTB1〜タブTB3の作業により用意さ
れた複数の動画ファイルを連結して一の作品映像として
DVカメラ26に出力したり、HDD42に保存したり
する作業を実行するためのものである。
【0044】図3に示されているアプリケーションウィ
ンドウWDは、[キャプチャ]のタブTB1がマウス2
0によりクリックされたときのものである。図示するよ
うに、アプリケーションウィンドウWDの上部には、
[ファイル]メニューMN1,[編集]メニューMN
2,[表示]メニューMN3等が設けられ、それらの下
方には、小型テレビを模式化したキャプチャ操作用フィ
ールドCFが設けられている。キャプチャ操作用フィー
ルドCFには、モニタ部CF1と、コントローラ部CF
2とが設けられている。キャプチャ操作用フィールドC
Fの右隣には、キャプチャされた動画ファイルFiの先
頭場面をサムネイル表示するためのコマ画像表示用フィ
ールドDFが設けられている。
【0045】作業者は、コンピュータ本体16とDVカ
メラ26とが接続された状態で、コントローラ部CF2
を使ってDVカメラ26を操作することにより、DVカ
メラ26から必要な動画をキャプチャする。詳細には、
作業者は、まず、コントローラ部CF2に設けられた
[再生/一時停止]ボタンBT1をクリックして、キャ
プチャしたい動画をモニタ部CF1に表示する。そし
て、作業者は、モニタ部CF1を見ながら、所望の映像
位置で[キャプチャ]ボタンBT2をクリックすること
で、キャプチャの開始位置を決定する。その後、キャプ
チャを終了したい位置にきたら、再度、[キャプチャ]
ボタンBT2をクリックすることで、キャプチャの終了
位置を決定する。
【0046】作業者による上記の作業によって、コンピ
ュータ本体26には、DVカメラ26で撮影した動画か
ら必要な区間だけをキャプチャすることができる。こう
してキャプチャされた動画のデータは、動画ファイルF
iとしてHDD42に格納される。なお、この動画ファ
イルFiは、AVI形式(詳細には、例えは「AVID
Vテープ用」形式)の画像データである。動画ファイル
Fiは、コマ画像表示用フィールドDFに、その先頭場
面を示すサムネイル画像SFiの形で表示される。
【0047】この[キャプチャ]のタブTB1がクリッ
クされたときの作業として、HDD42に予め保存され
た動画ファイルをコンピュータ本体16に読み出す作業
を実行することもできる。図4は、予め保存された動画
ファイルを読み出すときの作業の様子を示す説明図であ
る。図示するように、アプリケーションウィンドウWD
に設けられた[ファイル]メニューMN1をクリックし
て、[ファイルを開く]のダイアログボックスDBX1
を表示して、その後、ファイルを選択して、[開く]ボ
タンBT13をクリックする。作業者によるこうした作
業によって、HDD42に予め保存された動画ファイル
がコンピュータ本体16に読み出される。こうして読み
出された動画ファイルは、元のファイル名とは別のファ
イル名でHDD42に格納される。この新たに名前の付
けられた動画ファイルFiは、コマ画像表示用フィール
ドDFに、その先頭場面を示すサムネイル画像SFiの
形で表示される(図3参照)。なお、このHDD42か
ら読み出した動画ファイルFiについても、「AVI
DVテープ用」形式の画像データであるものとして以下
説明を続ける。
【0048】上述した操作による上記DVカメラ26や
HDD42からの動画ファイルFiの取り込みは、一つ
に限られるものでなく、上記操作を繰り返すことで、複
数の動画ファイルFi1,Fi2…を取り込むことがで
き、コマ画像表示用フィールドDFには、それら動画フ
ァイルFi1,Fi2…に対応したサムネイル画像SF
i1,SFi2,…が表示される(図5参照)。
【0049】図5は、[編集]のタブTB2がクリック
されたときのアプリケーションウィンドウWDを示す説
明図である。図示するように、このアプリケーションウ
ィンドウWDの左側には、編集操作用フィールドEFが
設けられている。この編集操作用フィールドEFは、
「キャプチャ」のタブTB1が選択されたときに表示さ
れた図3に示したキャプチャ操作用フィールドCFとほ
ぼ同じで、大きく相違する点は、コントローラ部EF2
に、「IN」、「OUT」と記されたイン点、アウト点
指定用のボタンスイッチBT3,BT4等が設けられた
点にある。キャプチャ操作用フィールドCFは、DVカ
メラ26を制御するコントローラであるのに対し、この
編集操作用フィールドEFは、動画ファイルを制御(再
生/停止等)するコントローラである。作業者は、この
イン点、アウト点指定用のボタンスイッチBT3,BT
4を操作して、動画ファイルFiで示される動画映像の
うちから編集に必要とする部分のトリミングを行なう。
この[編集]の作業の結果、動画ファイルFiは、トリ
ミングされた動画映像を表わすデータに書き換えられ
る。
【0050】図6は、[効果]のタブTB3がクリック
されたときのアプリケーションウィンドウWDを示す説
明図である。図示するように、このアプリケーションウ
ィンドウWDの左側には、表示操作用フィールドFFa
と効果操作用フィールドFFbが設けられている。この
表示操作用フィールドFFaは、「キャプチャ」のタブ
TB1が選択されたときに表示された図3に示したキャ
プチャ操作用フィールドCFとほぼ同じであり、動画フ
ァイルを制御(再生/停止等)するコントローラであ
る。作業者は、コマ画像表示用フィールドDFに表示さ
れたサブネイル画像SFi1,SFi2,…をマウスク
リックすることで、一の動画ファイルFi1(Fi2)
を選択して、その後、表示操作用フィールドFFAのコ
ントローラ部FFa2を操作することで、その選択され
た動画ファイルFi1(Fi2)の動画映像をモニター
部FFa1に表示する。
【0051】効果操作用フィールドFFbには、[全体
効果]タブTB31と[部分効果]タブTB32とが設
けられている。作業者により、[全体効果]タブTB3
1がクリックされた場合には、コマ画像表示用フィール
ドDFに表示された全ての動画ファイルFi1,Fi
2,…に対して後述する効果をいれる設定がなされる。
一方、[部分効果]タブTB32がクリックされた場合
には、コマ画像表示用フィールドDFに表示された動画
ファイルFi1,Fi2,…のうちでクリックによって
選択された動画ファイルに対して効果を入れる設定がな
される。
【0052】効果操作用フィールドFFbの下方には、
各効果を設定するための複数の設定指示ボタンBT5,
BT6,BT7,BT8,BT9が設けられている。各
設定指示ボタンBT5,BT6,BT7,BT8,BT
9は、音量設定用、効果音設定用、フレーム設定用、ト
ランジション設定用およびテロップ設定用のものであ
る。ここでは、フレーム設定用の設定指示ボタンBT7
について説明する。フレーム設定とは、動画ファイルの
動画に対してフレームの画像を表示する効果を設定する
ためのものである。フレーム設定用の設定指示ボタンB
T7が作業者によってクリックされると、フレーム設定
用のダイアログボックスがCRTディスプレイ12に表
示される。
【0053】図7は、フレーム設定用のダイアログボッ
クスDBX2の一例を示す説明図である。図示するよう
に、[フレームの選択]のフィールドfd1には、複数
のフレーム画像の縮小画像mfr1,mfr2,…が予
め用意されている。作業者は、効果として入れたいフレ
ーム画像の縮小画像mfr1,mfr2,…をクリック
することで、所望のフレーム画像を選択する。なおこの
とき、ダイアログボックスDBX2に設けられた[プレ
ビュー]のフィールドfd2には、選択中の動画ファイ
ルの動画映像とフレーム画像とが重なり合って表示され
る。
【0054】上記のようにして、[キャプチャ]の作業
でキャプチャし、必要に応じて[編集]の作業で編集し
た動画ファイルに対して(全ての動画ファイルを通し
て、あるいは選択された一または複数の動画ファイルに
対して)、フレーム画像を重畳させる効果を入れる設定
を行なうことができる。同様にして、音量、効果音、B
GM、トランジション(ズームやフェードアウト等)、
テロップ(字幕等)の各効果を、各設定指示ボタンBT
5,BT6,BT8,BT9を操作することにより上記
動画ファイルに対して入れる設定を行なうことができ
る。なお、この[編集]の作業の時点では、上記動画フ
ァイルFiに対して効果を入れる設定がなされるだけ
で、実際に動画ファイルFiに対して効果を加えるデー
タ加工がなされるのは、後述する[出力]の作業時であ
る。
【0055】図8は、[出力]のタブTB4がクリック
されたときのアプリケーションウィンドウWDを示す説
明図である。図示するように、このアプリケーションウ
ィンドウWDの左側には、出力操作用フィールドOFが
設けられている。この出力操作用フィールドOFは、
「キャプチャ」のタブTB1が選択されたときに表示さ
れた図3に示したキャプチャ操作用フィールドCFとほ
ぼ同じで、大きく相違する点は、コントローラ部OF2
に、カメラ出力ボタンBT10が設けられている。CP
U30は、作業者によるマウス操作によって、カメラ出
力ボタンBT10がクリックされると、[キャプチャ]
の作業でキャプチャした複数の動画ファイルSFi1,
SFi2,…(コマ画像表示用フィールドDFに現在表
示中の動画ファイル)を連結して、一の作品映像として
DVカメラ26に出力する処理を行なう。なお、この複
数の動画ファイルを連結して一の作品映像を作成する処
理を、レンダリング処理と呼ぶ。このレンダリング処理
においては、[効果]の作業によって設定がなされた効
果を加えるデータ加工も併せて行なわれる。
【0056】なお、このアプリケーションウィンドウW
Dの上部に設けられた[ファイル]メニューMN1によ
れば、現在作成中の作品を保存したりする処理を行なう
ことができる。図示するように、[ファイル]メニュー
MN1は、クリックされると、プルダウン形式でメニュ
ーが開き、そのメニューには、[作品の保存]の選択肢
SB2が設けられている。作業者は、[作品の保存]の
選択肢SB2をクリックして、その後、表示される図示
しないダイアログボックスから出力ファイル名をドライ
ブ名とともに入力することで、現在作成中の作品を種々
の媒体に出力することができる。また、このプルダウン
形式のメニューには、[一括コンバート]の選択肢SB
1が設けられている。作業者は、[一括コンバート]の
選択肢SB1をクリックして、その後、表示されるダイ
アログボックス(図10参照)から、出力するデータ形
式と出力ファイル名を入力することで、上記レンダリン
グ処理後の作品映像をHDD42に、様々なデータ形式
でもって出力することができる。
【0057】上記[一括コンバート]の選択肢SB1が
クリックされたときに実行される一括コンバート処理に
ついて、以下、詳述する。図9は、CPU30により実
行される一括コンバート処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。図示するように、処理が開始されると、C
PU30は、まず、一括コンバート用のダイアログボッ
クスDBX3をCRTディスプレイ12に表示する処理
を行なう(ステップS100)。図10は、一括コンバ
ート用のダイアログボックスDBX3を示す説明図であ
る。図示するように、このダイアログボックスDBX3
は、プレビュー表示用のフィールドfd1と、データ形
式設定用のフィールドfd2と、出力ファイル名設定用
のフィールドfd3を備える。また、このダイアログボ
ックスDBX3には、「選択動画のみをコンバート」の
チェックボックスcb1と、「作成中にプレビュー表
示」のチェックボックスcb2とが設けられている。
【0058】プレビュー表示用のフィールドfd1に
は、コンバート中の動画ファイルの動画がプレビュー表
示される。なお、このプレビュー表示は、「作成中にプ
レビュー表示」のチェックボックスcb2がクリックさ
れてオン状態となったときに限り行なわれる。
【0059】データ形式設定用のフィールドfd2は、
コンバートによる出力のデータ形式を設定するためのフ
ィールドである。データ形式設定用のフィールドfd2
の左欄には、[コンバートメニュー]のフィールドfd
21が設けられ、右欄には、[コンバート]のフィール
ドfd22が設けられている。[コンバートメニュー]
のフィールドfd21には、AVI,WMV,MOV,
MPEG等の現在用意できうる全ての動画データ形式が
予め掲げられている。[コンバート]のフィールドfd
22は、最初は空であり、[コンバートメニュー]のフ
ィールドfd21から選択された複数のデータ形式を、
[コンバート]のフィールドfd22に追加するように
マウス操作することで、[コンバート]のフィールドf
d22内に、コンバートによる出力のデータ形式を入力
することができる。
【0060】出力ファイル名設定用のフィールドfd3
は、コンバートによって出力したいファイル名を出力先
のドライブ名とともに設定するためのフィールドであ
る。このフィールドfd3には、キーボード18のキー
操作によってファイル名の文字列が入力される。このと
き、ファイル名の拡張子についての入力は不要である。
コンバートによる出力のデータ形式に従って自動的に拡
張子は定まるためである。なお、出力先のドライブとし
ては、HDD42に替えて他の補助記憶装置とすること
もできる。すなわち、コンバート対象である動画ファイ
ルFiが格納されているHDD42とは別の補助記憶装
置に出力先を切り替えることができる。補助記憶装置と
しては、DVカメラ26のビデオテープであってもよい
し、図示しない読み書き可能なコンパクトディスクや光
磁気ディスクやICカード等であってもよい。
【0061】「選択動画のみをコンバート」のチェック
ボックスcbx1は、コンバート対象を、[キャプチ
ャ]の作業でキャプチャした全ての動画ファイルとする
か、それらのうちで選択された動画のみとするかを選択
するものである。詳細には、「選択動画のみをコンバー
ト」のチェックボックスcbx1がオフ状態にある場
合、[キャプチャ]の作業でキャプチャした全ての動画
ファイル、すなわち、コマ画像表示用フィールドDFに
表示された全ての動画ファイルFi1,Fi2,…がコ
ンバート対象となる。一方、「選択動画のみをコンバー
ト」のチェックボックスcbx1がクリックされてオン
状態にある場合には、選択中の動画ファイル、すなわ
ち、コマ画像表示用フィールドDFに表示された動画フ
ァイルFi1,Fi2,…のうちでクリックによって選
択された動画ファイルがコンバート対象となる。
【0062】図9に戻り、CPU30は、ステップS1
00の実行後、上記ダイアログボックスDB3から入力
された入力データ、すなわち、出力のデータ形式と出力
ファイル名とを読み込む(ステップS110)。なお、
このステップS110は、図10で示された一括コンバ
ート用のダイアログボックスDBX3において、[開
始]ボタンBT11がクリックされるのを待って実行さ
れる。
【0063】次いで、CPU30は、コンバート対象と
なる動画ファイルは、一つであるか複数であるかを判別
する(ステップS120)。すなわち、以下の、の
場合に、コンバート対象の動画ファイルは一つであると
判断し、それ以外の場合に、コンバート対象の動画ファ
イルは複数であると判断する。[キャプチャ]の作業
でキャプチャした動画ファイルが1つである場合。
[キャプチャ]の作業でキャプチャした動画ファイルが
複数でありながら、コマ画像表示用フィールドDFで一
の動画ファイルが選択されて、かつ「選択動画のみをコ
ンバート」のチェックボックスcbx1がオン状態とな
っている場合。
【0064】ステップS120で、コンバート対象の動
画ファイルが複数であると判断された場合には、CPU
30は、ステップS130に処理を進めて、コンバート
対象の動画ファイルをHDD42から読み出して、動画
ファイルをレンダリングする処理を行なう。ここでいう
レンダリング処理というのは、動画ファイルから映像作
品を作成する最後の段階に行なわれる仕上げの処理であ
り、前述したように、複数の動画ファイルを連結して一
の動画ファイルを作成し、また、フレーム、効果音、テ
ロップ等の前述した効果を入れる必要がある場合に、動
画ファイルに対してそれら効果を入れる処理を行なう。
なお、このレンダリング処理の結果得られた作品映像を
表わすデータは、中間ファイルFmとしてRAM32に
一旦格納される。
【0065】一方、ステップS120で、コンバート対
象の動画ファイルが1つであると判断された場合には、
CPU30は、ステップS140に処理を進めて、コン
バート対象の動画ファイルに対して、前述した効果を入
れる必要があるか否かを判別する。この判別は、[効
果]のタブTB3から実行される[効果]の作業におい
て、効果を入れる設定がなされたか否かから判断され
る。ここで、効果の設定ありと判別された場合には、C
PU30は、ステップS130に処理を進めて、前述し
たレンダリング処理を行なう。ここでのレンダリング処
理では、処理対象の動画ファイルは1つであることか
ら、複数の動画ファイルの連結のようなことは行なわな
いが、動画ファイルに対してフレーム等の効果を入れる
処理が行なわれる。一方、ステップS140で、効果の
設定がないと判別された場合には、CPU30は、ステ
ップS150に処理を進めて、レンダリング処理を行な
うことなしに、コンバート対象の動画ファイルをそのま
ま中間ファイルFmとしてRAM32に転送する。
【0066】ステップS130またはS150の実行
後、CPU30は、ステップS160に処理を進めて、
ステップS130またはS150でRAM32に格納し
た中間ファイルFm(ここでは、データ形式は前述した
ように「AVI DVテープ用」である)から、データ
形式の相違する複数の動画ファイルを生成する処理を行
なう。これら複数の動画ファイルは、前記一括コンバー
ト用のダイアログボックスDBX3から設定された複数
のデータ形式のものである。すなわち、図10に示した
例では、「AVI 320×240」,「MPEG2
DVD用」,「WMV ISDN用」といった3種類の
データ形式の動画ファイルFo1,Fo2,Fo3が生
成される。次いで、CPU30は、それら複数の動画フ
ァイルをHDD42に出力する(ステップS170)。
その後、「リターン」に抜けて、この処理のルーチンを
一旦終了する。
【0067】図11ないし図14は、上記構成の一括コ
ンバート処理ルーチンに従う処理の様子を示す説明図で
ある。図11に示すように、コンバート処理対象として
複数の動画ファイルFi1,Fi2,…がある場合に
は、これら動画ファイルFi1,Fi2,…を読み出し
てレンダリング処理を行なうことにより、これら動画フ
ァイルFi1,Fi2,…が連結された作品映像を作成
し、この作品映像を中間ファイルFmとしてRAM32
に格納する。ここまでの処理が、前述したステップS1
30で行なわれる。なお、ここまでの処理が、図2にお
いては、動画ファイル読出部51aに相当する。その
後、RAM32に格納された中間ファイルFmから、デ
ータ形式が互いに相違する複数の動画ファイルFo1,
Fo2,Fo3が生成されて、それら複数の動画ファイ
ルはHDD42に格納される。複数の動画ファイルを生
成してHDD42に格納するまでの処理が、前述したス
テップS160およびS170で実行され、図2におい
ては、コンバートファイル生成部51bに相当する。
【0068】一方、図12に示すように、コンバート処
理対象として複数の動画ファイルFi1,Fi2,…が
あり、かつ、フレームFR等の効果の設定がなされてい
る場合には、レンダリング処理により、動画ファイルの
連結とともに効果を入れる処理が行なわれる。その結
果、得られた作品映像を表わす中間ファイルFmを用い
て、その後、図11と同様にしてコンバート後の複数の
動画ファイルFo1,Fo2,Fo3がHDD42に格
納される。
【0069】なお、図13に示すように、コンバート処
理対象の動画ファイルFi1が1つである場合にも、フ
レームFR等の効果の設定がなされている場合には、レ
ンダリング処理がなされる。その結果、得られた作品映
像を表わす中間ファイルFmを用いて、その後、図11
と同様にしてコンバート後の複数の動画ファイルFo
1,Fo2,Fo3がHDD42に格納される。
【0070】他方、図14に示すように、コンバート処
理対象の動画ファイルFi1が1つであり、かつ、効果
の設定がなされていない場合には、レンダリング処理は
なされることなく動画ファイルFi1はそのままRAM
32に中間ファイルFmとして転送される。その後、図
11と同様にしてコンバート後の複数の動画ファイルF
o1,Fo2,Fo3がHDD42に格納される。
【0071】以上のように構成されたこの実施例のコン
ピュータシステムによれば、コンバート処置対象が1つ
の動画ファイルFi1である場合、図14に示すよう
に、その動画ファイルFi1をHDD42から読み出し
て、その動画ファイルFi1を中間ファイルFmとして
RAM32に格納する前半部分の工程は、1回だけです
む。このために、複数データ形式へのコンバートの処理
時間を短縮することができる。
【0072】また、このコンピュータシステムによれ
ば、コンバート処置対象が複数の動画ファイルFi1,
Fi2,…である場合にも、図11に示すように、前半
部分の行程、すなわち、複数の動画ファイルFi1,F
i2,…をHDD42から読み出してレンダリング処理
を行ない、その結果得られた作品画像を表わすデータを
中間ファイルFmとしてRAM32に格納する工程は、
1回だけですむ。このために、複数データ形式へのコン
バートの処理時間を短縮することができる。
【0073】さらに、コンバート処置対象の動画ファイ
ルに対して効果の設定が施されているような場合にも、
図13に示すように、前半部分の行程、すなわち、動画
ファイルFi1をHDD42から読み出して、効果を入
れるためのレンダリング処理を行ない、その結果得られ
た作品画像を表わすデータを中間ファイルFmとしてR
AM32に格納する工程は、1回だけですむ。このため
に、動画ファイルに効果を入れる処理を必要とするコン
バートにおいても、処理時間を短縮することができる。
【0074】このコンピュータシステムによれば、[キ
ャプチャ]の作業により、コンバート処理の対象となる
動画ファイルを指定することができ、また、一括コンバ
ート用のダイアログボックスDBX3から、コンバート
したい出力のデータ形式を指定することができる。した
がって、作業性に優れている。特に、この実施例では、
一括コンバート用のダイアログボックスDBX3におい
て、[開始]ボタンBT11がクリックされると、図1
1ないし図14に示した一連のコンバート処理が、作業
者による操作命令を必要とせずに、連続的に実行され
る。このために、より一層、コンバートの作業性に優れ
ている。
【0075】本発明の第2実施例について次に説明す
る。この第2実施例のコンピュータシステムは、第1実
施例のコンピュータシステムと同一の構成を備え、さら
に次のようなスリープ機能を備えるものである。
【0076】図15は、この第2実施例における一括コ
ンバート用のダイアログボックスDBX13を示す説明
図である。図示するように、このダイアログボックスD
BX13は、第1実施例のダイアログボックスDBX3
と同一の構成を備えた上で、さらに、チェックボックス
cb2の下方に、「コンバート終了後に電源オフ」のチ
ェックボックスcb3を備える。このチェックボックス
cb3が作業者によりクリックされた場合には、この一
括コンバートの処理が完了した段階で、コンピュータ本
体16の電源が自動的にオフされる。
【0077】図16は、この第2実施例における一括コ
ンバート処理ルーチンを示すフローチャートである。図
示するように、処理が開始されると、CPU30は、第
1実施例と同じステップS100ないしS170を実行
する(ステップS100では、ダイアログボックスDB
3に替えてこの第2実施例のダイアログボックスDB1
3を表示)。その後、CPU30は、チェックボックス
cb3がクリックされてオン状態となっているか否かを
判別する(ステップS180)。ここで、オン状態でな
いと判別された場合には、CPU30は、処理を「リタ
ーン」に進めて、このルーチンを一旦終了する。
【0078】一方、ステップS180でオン状態である
と判別された場合には、CPU30は、ステップS19
0に処理を進めて、この一括コンバートによって出力さ
れる全ての動画ファイルについてのHDD42への書き
込みは完了したか否かを判別する。ここで、未だ完了し
ていないと判断された場合には、ステップS190の判
別を繰り返し行なことで、全ての書き込みが完了するの
を待つ。
【0079】ステップS190で、全ての動画ファイル
の書き込みが完了したと判別された場合には、CPU3
0は、ステップS200に処理を進めて、コンピュータ
の電源をオフする。この電源をオフする機能は、いわゆ
るスリープ機能と呼ばれるもので周知の構成であること
からここでは詳述しないが、要は、コンピュータ本体1
6、CRTディスプレイ12およびHDD42の電源を
オフするものである。その後、CPU30は、処理を
「リターン」に進めて、このルーチンを一旦終了する。
【0080】レンダリングを伴うコンバートの作業に
は、通常、長い時間がかかるが、上記のように構成され
たこの第2実施例のコンピュータシステムによれば、コ
ンバート処理が終わった段階で情報処理装置の電源をオ
フすることができることから、省電力を図ることができ
る。
【0081】なお、上記第2実施例では、ステップS2
00で電源をオフするものとして、コンピュータ本体1
6、CRTディスプレイ12およびHDD42を挙げた
が、これに替えて、コンピュータ本体16はそのまま
で、CRTディスプレイ12とHDD42の電源をオフ
する構成とすることもできる。すなわち、コンピュータ
全体ではなく、一部の装置だけを自動的に電源オフする
構成とすることができる。
【0082】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、例えば、コンバート対象である動画ファイルを
格納する補助記憶装置をHDD42に替えて、読み書き
可能なコンパクトディスクや光磁気ディスクやICカー
ド等の他の補助記憶装置とした構成等、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施すること
ができるのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を適用するコンピュータ
システムのハードウェアの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】コンピュータ本体16によって行なわれる一括
コンバート処理の様子を示すブロック図である。
【図3】CRTディスプレイ12に表示されるアプリケ
ーションウィンドウWDを示す説明図である。
【図4】予め保存された動画ファイルを読み出すときの
作業の様子を示す説明図である。
【図5】[編集]のタブTB2がクリックされたときの
アプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。
【図6】[効果]のタブTB3がクリックされたときの
アプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。
【図7】フレーム設定用のダイアログボックスDBX2
の一例を示す説明図である。
【図8】[出力]のタブTB4がクリックされたときの
アプリケーションウィンドウWDを示す説明図である。
【図9】CPU30により実行される一括コンバート処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】一括コンバート用のダイアログボックスDB
X3を示す説明図である。
【図11】一括コンバート処理ルーチンに従う処理の様
子の第1例を示す説明図である。
【図12】一括コンバート処理ルーチンに従う処理の様
子の第2例を示す説明図である。
【図13】一括コンバート処理ルーチンに従う処理の様
子の第3例を示す説明図である。
【図14】一括コンバート処理ルーチンに従う処理の様
子の第4例を示す説明図である。
【図15】第2実施例における一括コンバート用のダイ
アログボックスDBX13を示す説明図である。
【図16】この第2実施例における一括コンバート処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 26…コンピュータ本体 31…ROM 32…ROM 33…表示画像メモリ 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 42…ハードディスクドライブ 44…モデム 46…公衆電話回線 48…サーバ 50…コンピュータプログラム 51…一括コンバートモジュール 51a…動画ファイル読出部 51b…コンバートファイル生成部 52…ビデオドライバ Fi…動画ファイル Fm…中間ファイル Fo1,Fo2,Fo3…出力動画ファイル DBX3,DBX13…一括コンバート用のダイアログ
ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B082 AA13 GA02 5C053 FA06 FA14 FA23 GA11 GB21 GB37 HB02 JA01 KA24 LA01 LA06 LA11 LA15

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情報
    処理装置で行なわれるファイルコンバート方法であっ
    て、(a)動画を表わす一の動画ファイルを前記補助記
    憶装置から読み出して、該動画ファイルを中間ファイル
    として前記主記憶装置に格納する工程と、(b)前記中
    間ファイルから、データ形式が相違する複数の動画ファ
    イルを生成して、各動画ファイルを前記補助記憶装置に
    格納する工程とを備えるファイルコンバート方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファイルコンバート方
    法であって、(c)前記補助記憶装置に格納されるデー
    タファイルの中から、前記工程(a)による読み出しの
    対象となる一の動画ファイルを指定する工程と、(d)
    前記工程(b)により生成する複数の動画ファイルのデ
    ータ形式を、作業者により操作される入力装置からの入
    力データに基づいて指定する工程とを備えるファイルコ
    ンバート方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファイルコンバート方
    法であって、(e)前記工程(c)による指定と前記工
    程(d)による指定がなされた後、作業者により操作さ
    れる入力装置からの入力データに基づいて、ファイルコ
    ンバートの実行開始を指示する工程を設けて、 前記工程(e)による指示がなされたときに、前記工程
    (a)と工程(b)を順に連続的に実行させるよう構成
    したファイルコンバート方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のファイルコン
    バート方法であって、(f)前記工程(c)による読み
    出しの対象となる一の動画ファイルに対して、音響、文
    字、フレーム等の効果を指定する工程を備え、 前記工程(a)は、 動画を表わす一の動画ファイルを前記補助記憶装置から
    読み出して、該読み出した動画ファイルに対して前記効
    果を入れる処理を施し、該処理後の動画ファイルを中間
    ファイルとして前記主記憶装置に格納する構成であるフ
    ァイルコンバート方法。
  5. 【請求項5】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情報
    処理装置で行なわれるファイルコンバート方法であっ
    て、(a)動画を表わす複数の動画ファイルを前記補助
    記憶装置から読み出して、該複数の動画ファイルを連結
    し、該連結後のファイルを中間ファイルとして前記主記
    憶装置に格納する工程と、(b)前記中間ファイルか
    ら、データ形式が相違する複数の動画ファイルを生成し
    て、各動画ファイルを前記補助記憶装置に格納する工程
    とを備えるファイルコンバート方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のファイルコンバート方
    法であって、(c)前記補助記憶装置に格納されるデー
    タファイルの中から、前記工程(a)による読み出しの
    対象となる複数の動画ファイルを指定する工程と、
    (d)前記工程(b)により生成する複数の動画ファイ
    ルのデータ形式を、作業者により操作される入力装置か
    らの入力データに基づいて指定する工程とを備えるファ
    イルコンバート方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のファイルコンバート方
    法であって、(e)前記工程(c)による指定と前記工
    程(d)による指定がなされた後、作業者により操作さ
    れる入力装置からの入力データに基づいて、ファイルコ
    ンバートの実行開始を指示する工程を設けて、 前記工程(e)による指示がなされたときに、前記工程
    (a)と工程(b)を順に連続的に実行させるよう構成
    したファイルコンバート方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のファイルコン
    バート方法であって、(f)前記工程(c)による読み
    出しの対象となる複数の動画ファイルのうちの少なくと
    も一つに対して、音響、文字、フレーム等の効果を指定
    する工程を備え、 前記工程(a)は、 動画を表わす複数の動画ファイルを前記補助記憶装置か
    ら読み出して、該読み出した動画ファイルのうちの少な
    くとも一つに対して前記効果を入れるとともに前記複数
    の動画ファイルを連結する処理を施し、該処理後のファ
    イルを中間ファイルとして前記主記憶装置に格納する構
    成であるファイルコンバート方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(a)で読み出しを行なう補助
    記憶装置と、前記工程(b)で格納する補助記憶装置と
    が別体である請求項1ないし8のいずれかに記載のファ
    イルコンバート方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    ファイルコンバート方法であって、(g)作業者により
    操作される入力装置からの入力データに従ってオン状態
    となるスイッチがオン状態にあるか否かを判別する工程
    と、(h)工程(b)による処理が完了したか否かを判
    別する工程と、(i)前記工程(g)と工程(h)との
    双方で肯定判別されたときに、前記情報処理装置の電源
    をオフする工程とを備えるファイルコンバート方法。
  11. 【請求項11】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情
    報処理装置におけるファイルコンバート装置であって、 動画を表わす一の動画ファイルを前記補助記憶装置から
    読み出して、該動画ファイルを中間ファイルとして前記
    主記憶装置に格納する動画ファイル読出手段と、 前記中間ファイルから、データ形式が相違する複数の動
    画ファイルを生成して、各動画ファイルを前記補助記憶
    装置に格納するコンバートファイル生成手段とを備える
    ファイルコンバート装置。
  12. 【請求項12】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情
    報処理装置におけるファイルコンバート装置であって、 動画を表わす複数の動画ファイルを前記補助記憶装置か
    ら読み出して、該複数の動画ファイルを連結し、該連結
    後のファイルを中間ファイルとして前記主記憶装置に格
    納する動画ファイル読出手段と、 前記中間ファイルから、データ形式が相違する複数の動
    画ファイルを生成して、各動画ファイルを前記補助記憶
    装置に格納するコンバートファイル生成手段とを備える
    ファイルコンバート装置。
  13. 【請求項13】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情
    報処理装置でファイルコンバートを行なうためのコンピ
    ュータプログラムであって、 (a)動画を表わす一の動画ファイルを前記補助記憶装
    置から読み出して、該動画ファイルを中間ファイルとし
    て前記主記憶装置に格納する機能と、 (b)前記中間ファイルから、データ形式が相違する複
    数の動画ファイルを生成して、各動画ファイルを前記補
    助記憶装置に格納する機能とをコンピュータに実現させ
    るためのコンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のコンピュータプロ
    グラムであって、 (c)前記補助記憶装置に格納されるデータファイルの
    中から、前記機能(a)による読み出しの対象となる一
    の動画ファイルを指定する機能と、 (d)前記機能(b)により生成する複数の動画ファイ
    ルのデータ形式を、作業者により操作される入力装置か
    らの入力データに基づいて指定する機能とをコンピュー
    タに実現させるためのコンピュータプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のコンピュータプロ
    グラムであって、 (e)前記機能(c)による指定と前記機能(d)によ
    る指定がなされた後、作業者により操作される入力装置
    からの入力データに基づいて、ファイルコンバートの実
    行開始を指示する機能をコンピュータに実現させて、 前記機能(e)による指示がなされたときに、前記機能
    (a)と機能(b)を順に連続的にコンピュータに実現
    させるよう構成したコンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載のコンピ
    ュータプログラムであって、(f)前記機能(c)によ
    る読み出しの対象となる一の動画ファイルに対して、音
    響、文字、フレーム等の効果を指定する機能をコンピュ
    ータに実現させて、 前記機能(a)は、 動画を表わす一の動画ファイルを前記補助記憶装置から
    読み出して、該読み出した動画ファイルに対して前記効
    果を入れる処理を施し、該処理後の動画ファイルを中間
    ファイルとして前記主記憶装置に格納する構成であるコ
    ンピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 主記憶装置と補助記憶装置を備える情
    報処理装置でファイルコンバートを行なうためのコンピ
    ュータプログラムであって、(a)動画を表わす複数の
    動画ファイルを前記補助記憶装置から読み出して、該複
    数の動画ファイルを連結し、該連結後のファイルを中間
    ファイルとして前記主記憶装置に格納する機能と、
    (b)前記中間ファイルから、データ形式が相違する複
    数の動画ファイルを生成して、各動画ファイルを前記補
    助記憶装置に格納する機能とをコンピュータに実現させ
    るためのコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のコンピュータプロ
    グラムであって、(c)前記補助記憶装置に格納される
    データファイルの中から、前記機能(a)による読み出
    しの対象となる複数の動画ファイルを指定する機能と、
    (d)前記機能(b)により生成する複数の動画ファイ
    ルのデータ形式を、作業者により操作される入力装置か
    らの入力データに基づいて指定する機能とをコンピュー
    タに実現させるためのコンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のコンピュータプロ
    グラムであって、(e)前記機能(c)による指定と前
    記機能(d)による指定がなされた後、作業者により操
    作される入力装置からの入力データに基づいて、ファイ
    ルコンバートの実行開始を指示する機能を設けて、 前記機能(e)による指示がなされたときに、前記機能
    (a)と機能(b)を順に連続的にコンピュータに実現
    させるよう構成したコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載のコンピ
    ュータプログラムであって、(f)前記機能(c)によ
    る読み出しの対象となる複数の動画ファイルのうちの少
    なくとも一つに対して、音響、文字、フレーム等の効果
    を指定する機能をコンピュータに実現させて、 前記機能(a)は、 動画を表わす複数の動画ファイルを前記補助記憶装置か
    ら読み出して、該読み出した動画ファイルのうちの少な
    くとも一つに対して前記効果を入れるとともに前記複数
    の動画ファイルを連結する処理を施し、該処理後のファ
    イルを中間ファイルとして前記主記憶装置に格納する構
    成であるコンピュータプログラム。
  21. 【請求項21】 前記機能(a)で読み出しを行なう補
    助記憶装置と、前記機能(b)で格納する補助記憶装置
    とが別体である請求項13ないし20のいずれかに記載
    のコンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項13ないし21のいずれかに記
    載のコンピュータプログラムであって、(g)作業者に
    より操作される入力装置からの入力データに従ってオン
    状態となるスイッチがオン状態にあるか否かを判別する
    機能と、(h)工程(b)による処理が完了したか否か
    を判別する機能と、(i)前記工程(g)と工程(h)
    との双方で肯定判別されたときに、前記情報処理装置の
    電源をオフする機能とをコンピュータに実現させるため
    のコンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項13ないし22のいずれかに記
    載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
JP2001318967A 2001-10-17 2001-10-17 動画ファイルのデータ形式のコンバート Pending JP2003122604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318967A JP2003122604A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 動画ファイルのデータ形式のコンバート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318967A JP2003122604A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 動画ファイルのデータ形式のコンバート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003122604A true JP2003122604A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19136584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318967A Pending JP2003122604A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 動画ファイルのデータ形式のコンバート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003122604A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005022392A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 情報記録制御プログラム
JP2005134985A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータコンポーネントのクイック起動システムおよびクイック起動方法
US9619915B2 (en) 2011-01-19 2017-04-11 Adobe Systems Incorporated Method and apparatus for converting an animated sequence of images into a document page
JP2019512144A (ja) * 2016-02-10 2019-05-09 ガラク、ジャスティンGARAK, Justin 限定対話機能を用いたリアルタイムのコンテンツ編集

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005022392A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 情報記録制御プログラム
JP2005134985A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータコンポーネントのクイック起動システムおよびクイック起動方法
US9619915B2 (en) 2011-01-19 2017-04-11 Adobe Systems Incorporated Method and apparatus for converting an animated sequence of images into a document page
JP2019512144A (ja) * 2016-02-10 2019-05-09 ガラク、ジャスティンGARAK, Justin 限定対話機能を用いたリアルタイムのコンテンツ編集

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246402B1 (en) Reproduction control data generating apparatus and method of same
US7200836B2 (en) Menu authoring for automatically performing low-level DVD configuration functions
KR100704631B1 (ko) 음성 주석 생성 장치 및 방법
JPH11112870A (ja) 動画エディットシステム,動画再生システム,動画エディット再生システムおよびそれらのシステム用プログラムを記録した媒体
JP2003122604A (ja) 動画ファイルのデータ形式のコンバート
JP3687942B2 (ja) 画像編集方法及び画像編集装置
JPH10276388A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、画像再生装置および画像再生方法、並びに記録媒体
JP2005278212A (ja) 画像編集方法及び画像編集装置
JP3917329B2 (ja) 動画編集装置
JP2002077797A (ja) 映像編集装置
JP2002262240A (ja) 録画シーン検索方法および記録再生装置
JP2003186885A (ja) Dvd作成システム
JP3263443B2 (ja) アニメーション編集装置
JP2002218385A (ja) データ処理装置、データ処理方法及び記憶媒体
US20080069541A1 (en) Data recording apparatus, data recording method, and data recording program
JP2001197415A (ja) Dvdシステム制御方法及びdvdシステム制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005056524A (ja) 編集再生装置
JP2007095292A (ja) データ生成装置およびデータ生成方法
JP2008085632A (ja) カメラ装置およびカメラ装置におけるタイトル編集方法
JPH1139849A (ja) 編集装置
JPH10145723A (ja) 再生制御データ生成装置およびその方法
JP2000132950A (ja) 情報編集方法
JPH09114632A (ja) 情報編集装置および情報再生装置
JP2003084974A (ja) プログラム作成装置及びプログラム作成方法
JPH10145713A (ja) 映像データ生成装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304