JP2003122393A - 入力装置、プログラム - Google Patents

入力装置、プログラム

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JP2003122393A
JP2003122393A JP2001322137A JP2001322137A JP2003122393A JP 2003122393 A JP2003122393 A JP 2003122393A JP 2001322137 A JP2001322137 A JP 2001322137A JP 2001322137 A JP2001322137 A JP 2001322137A JP 2003122393 A JP2003122393 A JP 2003122393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声認識による操作の容易さを保ちつつ、さら
に容易にユーザの意図に沿った操作指示の入力が可能な
入力装置等を提供する。 【解決手段】ユーザが発話した「しゅくしゃく」という
音声を認識し、認識語彙「しゅくしゃく」に対応する機
能としてスイッチ30aに対して縮尺を広域に変更する
機能、スイッチ30bに対して縮尺を詳細に変更する機
能を割り当てる。そして割り当てた機能について、その
機能の全体内容を示す情報である「縮尺」を(a)の機
能表示52に示すように表示装置26へ表示する。さら
に割り当てた機能と各スイッチ30a、30bの位置関
係に対応させてスイッチ表示54a,54bを表示装置
26に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】機器の操作を音声を用いて行
う入力装置等に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
機器の操作などに音声認識を用いる例が増えてきてい
る。このような機器では音声の認識結果に応じて実行す
る処理を変えるなどして、認識結果に応じた機能を実現
しており、例えば複雑な機器の操作を所定の認識語彙に
割り当てるなどしてユーザが容易に機器を操作できるよ
うにしている。
【0003】しかしながら、音声認識で機器を操作しよ
うとすると、誤認識が発生しやすいといった問題があ
る。例えば、「〜オン」「〜オフ」といった機器の機能
のオンオフを切り替える操作指示を音声で与える場合、
「オン」という語彙と「オフ」という語彙とは末尾の音
のみが相違するだけのため、誤認識する可能性が高い。
【0004】また、各機能毎に操作指示をするための語
彙を割り当てると、機能が複雑化するにつれ、操作に必
要な語彙が増え、ユーザが実現したい機能に対応する語
彙が何であったかを思い出すことができず、所望の機能
を実現できないといった事態が発生する。
【0005】かといって、音声認識によらず各機能を実
現させるためのスイッチ等の入力装置からの入力に応じ
てユーザの希望する機能を実現させようとすると、各機
能に対応する多数のスイッチを設置する必要が生じ、多
くの設置スペースが必要となるとともに、ユーザがどの
スイッチによってどの機能が実現されるのかが分かりに
くくなるといった問題があった。
【0006】そこで本発明は、音声認識による操作の容
易さを保ちつつ、さらに容易にユーザの意図に沿った操
作指示の入力が可能な入力装置等を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
問題点を解決するためになされた請求項1に記載の入力
装置によれば、音声の認識結果に基づいて、入力に対応
して実現すべき機能が割り当てられ、その割り当てられ
た機能が報知される。したがって例えばユーザは、入力
手段から入力を行った際に、所定の機能を実現可能な装
置において実現される機能を知ることができる。したが
って、ユーザは、必要に応じて入力手段から入力を行う
ことにより、その割り当てられた機能を、所定の機能を
実現可能な装置で実現させることができる。
【0008】このように音声認識と入力との組み合わせ
によって、実現させるべき機能を容易に決定することが
できる。よって、従来のように実現可能なすべての機能
に対応する入力手段を設ける必要がなくなり、入力手段
を設置するための多くの設置スペースが不要になる。ま
たユーザが、どの入力手段によってどの機能が実現され
るのかが分からないといった問題を軽減することができ
る。
【0009】また入力手段に対して単に機能を割り当て
るだけでは、どの機能が入力手段に割り当てられたのか
をユーザは知ることができない。そこで例えば機器のマ
ニュアル等に「機能A・機能B・機能Cを入力手段によ
って選択可能にするためには、語彙「X」を発話して下
さい」と記載することで入力手段にどの機能が割り当て
られるのかをユーザに知らせることができる。しかしな
がら、音声認識では、ユーザが語彙「X」を発話した場
合でも、うまく認識できずに他の語彙「Y」として認識
してしまう場合がある。このような場合には、入力手段
には異なる機能が割り当てられてしまう。この場合、語
彙「X」に対応する機能が入力手段に割り当てられてい
ると思ったままユーザが入力手段から入力を行うと、意
図と異なる機能が実現されてしまう。そこで請求項1の
ように、音声の認識結果に基づいて割り当てられた前記
入力手段からの入力に対応して実現すべき機能を報知す
ることで、ユーザは入力によって実現される機能を知る
ことができ、例えばユーザは、正しい機能が割り当てら
れたかを確認してから、指示を入力することができる。
【0010】このように請求項1に記載の入力装置は、
従来の入力装置に比べ、ユーザの意図に沿った操作指示
の入力が可能となる。なお、所定の機能を実現可能な装
置は、例えば電子回路やコンピュータシステムなどとす
ることができる。「割り当てた機能を、前記所定の機能
を実現可能な装置に実現させる」とは、例えば電子回路
であれば所定の信号で実現すべき機能を通知したり、コ
ンピュータシステムであれば機能を実現するためのプロ
グラムに基づく処理を実行させたりすることを含む。
【0011】また、請求項2に示すようにして入力装置
が、割り当てた機能に関する処理を行うようにしてもよ
い。すなわち、入力装置が機能を実現するための処理を
実行する処理装置として機能してもよい。なお、以下の
説明において、入力手段からの入力に対応して実現すべ
き機能を割り当てることを、入力手段に機能を割り当て
るとも称する。
【0012】入力手段は1つの入力部から構成されても
よいが、複数の入力部を備えていてもよい。複数の入力
部を備える場合、請求項3に示すように、割り当てた実
現すべき機能の全体内容を示す情報を報知するとよい。
例えば、地図表示装置内の入力装置であれば、入力手段
の機能として、「地図の拡大」を1の入力部に割り当
て、「地図の縮小」を他の1の入力部に割り当てる。こ
のとき、全体内容を示す情報として「縮尺」という機能
を報知するのである。このようにすれば、複数の入力部
にどのような機能が割り当てられたのかをユーザは知る
ことができる。例えば、こうした拡大・縮小や音量の大
・小などであれば、全体内容を示す情報を報知するだけ
で、ユーザは入力手段による操作方法を推定することが
できる。また何度も行っている操作であれば全体内容を
報知するだけで、個々の入力部の機能を報知しなくても
ユーザが分かる場合がある。
【0013】またさらに請求項4のようにして、複数の
機能の入力部の各々に割り当てられた機能を報知すると
よい。例えば前述の地図表示装置であれば、「地図の拡
大」「地図の縮小」といった各入力部に割り当てられた
機能をそれぞれ報知する。このようにすれば、各入力部
に割り当てられた機能をユーザは容易に知ることができ
る。例えば、音声認識の結果に基づいて機能に関する処
理が実行される前に、入力手段によってその機能を実行
すべきか否かを選択入力させたり、入力手段によって機
能の内容を選択させたりすることが容易にできる。
【0014】また、従来は機能を実現するのに、音声に
よって指示を与えなければならなかったが、このように
すれば入力手段によって指示を与えることができる。例
えば、入力手段を複数の入力部で構成すれば、各入力部
に割り当てられた機能を実現するためのそれぞれの認識
語彙を覚える必要がなくなり、ユーザは入力手段に機能
を割り当てるための語彙のみを覚えるだけで操作ができ
るようになる。すなわち、従来のように個々の機能を実
現するための多数の語彙を覚える必要がなく、入力手段
に機能を割り当てる語彙を覚えるだけでよい。よって操
作が容易にできる。また入力装置においても、認識語彙
数を減らすことが可能となり認識率を向上させることが
できる。
【0015】また、音声の認識後にすぐにその音声に対
応する処理を開始する音声認識機器では、誤認識が発生
すると処理を取り消す操作しなければならないといった
問題があった。ところが一旦処理が開始されてしまうと
その処理を取り消すことが困難な場合がある。このよう
な場合、例えば入力手段に処理を開始するか否かの選択
機能を割り当てることで、処理を開始する前に確認する
ことができる。
【0016】なお、音声の認識結果に基づいて割り当て
た機能は、請求項5に示すように音声によって認識可能
な機能とするとよい。すなわち入力手段からの入力に対
応して実現すべき機能は、認識結果によって本来実現可
能な機能であってもよい。このようにすれば音声でも、
操作でも指示を入力することができる。
【0017】そして、これらの報知内容は、請求項6に
示すように、音声認識を行う場合に用いる語彙とすると
よい。このようにすれば、ユーザは全体内容の語彙、例
えば「しゅくしゃく」といった発話することにより「地
図の縮小」「地図の拡大」が入力部に割り当てられる。
しかもこの状態からは、対応する入力部を操作して機能
を実現させることも可能であるし、表示された「地図の
縮小」または「地図の拡大」を発話することによって機
能を実現させることもできる。すなわち、ユーザが詳細
な認識語彙を忘れてしまっていても、全体内容を示す認
識語彙のみを知っていれば音声による操作も可能となる
のである。
【0018】こうして音声認識によって割り当てる機能
は、種々の機能とすることができるが、特に請求項7に
示すように操作量の調整を行う機能である場合には、容
易に操作量を調整することができる。例えば、操作量と
して地図の縮尺を変更する場合には、「しゅくしゃく」
と発話するだけで「地図の縮小」「地図の拡大」が入力
部に割り当てられる。そして、実際の操作量の入力は入
力手段から行うことができる。従来のように、音声認識
のみでは、地図を「ちょっと拡大」「もっと拡大」など
と発話を繰り返し繰り返し行って所望の大きさになるよ
うに指示を与える必要があった。またボタンからの入力
のみでは、この縮尺の変更機能を呼び出すまでに多大な
操作を必要とした。しかし請求項7のようにすれば、操
作量を少ない操作で容易に入力することができる。特に
請求項22に示すように車載用の入力装置である場合に
は、安全性の点からできるだけ複雑な操作をなくすこと
が望ましい。なお、このような操作量は請求項8のよう
に報知するとよい。このようにすれば、現在の状態を容
易に知ることができる。
【0019】機能に関する情報の報知は次のように行う
とよい。例えば請求項9に示すように入力手段の形態ま
たは設置位置またはそれらの双方について報知するとよ
い。このようにすれば、機能が割り当てられた入力手段
を見つけやすくなる。特に請求項10に示すように入力
手段が表示手段と異なる位置に設置されている場合にす
ぐれた効果を発揮する。なお、入力手段の形態としては
例えば、ボタン、ダイヤル、スライダ、ジョイスティッ
ク等の入力手段の形態を用いることができる。また設置
位置は、例えば装置の全体図中の入力手段の位置を図で
表示したり、音声で出力したりすることができる。
【0020】そして、請求項11に示すように、複数の
入力部を備える場合には、その複数の入力部の位置関係
に対応させて各入力部に割り当てた機能の情報を表示す
るとよい。このようにすれば、ユーザはどの入力部にど
の機能が割り当てられているのかを表示手段を見て容易
に確認することができる。例えば、上下にボタンが2つ
並んでいる場合には、その並んだボタンの位置関係に対
応して、上側のボタンが機能A、下側のボタンが機能B
といった図を表示したり、その旨の音声を出力する。
【0021】また、例えば4個のボタンに2個の機能を
割り当てる場合のように、入力部の数より入力部に割り
当てる機能の数が少ない場合には、機能を割り当てない
入力部を設けてもよいが、請求項12に示すように、複
数の入力部に同一の機能を割り当てるとよい。特に請求
項13に示すように、機能の表示位置と対応付けて複数
の入力部に同一の機能を割り当てるとよい。このように
すれば、ユーザは報知された位置関係に基づいて、容易
に操作することができ、誤操作を防止することができ
る。
【0022】また、請求項14に示すように、報知を表
示で行う場合、入力手段からの入力が所定時間検出され
ない場合には、表示した機能に関する情報の少なくとも
一部を消去するとよい。例えば、表示装置に入力手段に
割り当てる機能に関する情報が表示された場合には、例
えば次の音声認識がなされるまで、または、入力手段に
よって操作指示が入力されるまでは表示をそのままにし
ておいてもよい。しかし、請求項14に示すようにする
ことで、一定時間経過した際には、その表示を消すこと
ができる。このようにすることで、機能に関する表示が
される前に表示されていた内容や、別の内容を表示装置
に表示させることができる。例えば前述の地図表示装置
であれば、音声認識結果に基づいて入力手段に割り当て
られた機能に関する情報が地図上に表示されるのである
が、この表示は一定時間経過後に消去されるので、再び
地図全体を見ることができるのである。
【0023】また、請求項15に示すようにして、前述
の請求項3及び請求項4に記載の双方の報知を表示で行
い、双方の表示を消去する時間に差を設けてもよい。例
えば、前述の地図表示装置であれば「地図の拡大」「地
図の縮小」といった各入力部の機能の表示は先に消去
し、後から「縮尺」といった全体内容を示す表示を消去
する。このようにすれば、地図の表示と、機能の表示と
のバランスよい表示を行うことができる。
【0024】そして、請求項16に示すように、認識し
た機能を実現してから、報知するようにしてもよい。例
えば「しゅくしょう」という音声が入力された場合に、
地図を縮小する機能を実現した上で、入力手段に機能を
割り当て、「地図の縮小」「地図の拡大」のボタン等を
表示する。このようにすることで、所望の機能を実現し
た後、入力手段を操作することにより、連続してその機
能を実現させたり、その機能と逆の操作を行って機能の
実行を実質的に取り消すことが容易にできる。音声認識
では、誤認識が発生する可能性があるが、このようにす
れば容易に取り消すことができる。
【0025】こうした音声認識による認識結果と機能内
容とその機能内容に含まれる各入力部への機能の割り当
ては、請求項17のように記憶しておき、その記憶され
た対応関係に基づいて報知するとよい。そして、さらに
請求項18に示すようにこうした対応関係は、ユーザが
登録可能に構成するとよい。このようにすれば、さらに
ユーザの意図に沿った入力を容易に行うことができる。
【0026】また、請求項19に示すようにして、入力
手段側からも入力可能な旨を報知してやるとよい。この
ようにすれば、入力手段を直接見ることによって入力可
能か否かが分かる。さらに各入力部に対してそれぞれ割
り当てられた機能を表示するようにしてもよい。
【0027】さらに、請求項20に示すように、こうし
た複数の機能を割り当て可能な汎用的な入力手段とは別
の、入力に伴い特定の機能が実現される入力手段を認識
可能なように報知してもよい。例えば、「温度」と音声
で入力された場合には、表示装置上に温度のスイッチを
表示させてもよいし、エアコンの温度の上げ下げのボタ
ンなどを点灯させてもよい。もちろんその双方を行って
もよい。
【0028】また、請求項21に示すように入力手段が
多段階の入力が可能なものであれば、その操作段階に応
じて表示状態を変化させるようにしてもよい。例えば、
入力手段が、触った場合と押した場合とを検出可能なス
イッチであれば、触ったことが検出された場合に各入力
部に割り当てられた機能に関する表示を行うようにし
て、押したことが検出された場合に、機能に関する処理
を実行する。
【0029】上述した入力装置は、種々の機器に搭載す
ることができ、種々の場所で用いることができる。特に
請求項22に示すように車両に搭載されている場合に
は、操作を容易かつ簡便にすることができるため、機器
の安全な操作を実現することができる。
【0030】なお、請求項23に示すように、請求項1
〜22のいずれかに記載の入力装置における各手段とし
ての機能をコンピュータシステムにて実現する場合、例
えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムと
して備えることができる。このようなプログラムの場
合、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応
じてコンピュータシステムにロードして起動することに
より用いることができ、また、ネットワークを介してロ
ードして起動することにより用いることもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうること
は言うまでもない。
【0032】図1は実施例のナビゲーション装置1の構
成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、
車両の現在位置を検出する位置検出器21と、ユーザー
からの各種指示を入力するための操作スイッチ群22
と、操作スイッチ群22と同様に各種指示を入力可能な
リモートコントロール端末(以下、リモコンと称す。)
23aと、リモコン23aからの信号を入力するリモコ
ンセンサ23bと、外部情報入出力装置24と、地図デ
ータや各種の情報を記録した外部記憶媒体から地図デー
タ等を入力する地図データ入力器25と、地図表示画面
やTV画面等の各種表示を行うための表示装置26と、
各種のガイド音声等を出力するための音声出力装置27
と、各種のデータを記憶するための外部メモリ28と、
ステアリングホイールの近傍に取り付けられた複数のボ
タンから構成された汎用スイッチ群30と、音声認識の
ための音声を入力するマイクを備えた音声入力装置31
と、上述した位置検出器21,操作スイッチ群22,リ
モコン23a,外部情報入出力装置24,地図データ入
力器25,外部メモリ28、汎用スイッチ群30、音声
入力装置31からの入力に応じて各種処理を実行し、位
置検出器21,操作スイッチ群22,リモコンセンサ2
3b,外部情報入出力装置24,地図データ入力器2
5,表示装置26,音声出力装置27,外部メモリ2
8、汎用スイッチ群30、音声入力装置31を制御する
制御回路29とを備えている。
【0033】また、制御回路29は、車内LAN40へ
データを送信する機能及び車内LAN40からデータを
受信する機能を備える。そしてこの車内LAN40に
は、エアコン41、オーディオ42、ボデー制御装置
(ボデーECU)43等の各種の車載機器が接続されて
おり、これら車内LAN40に接続された機器は、車内
LAN40に他の機器から送信されたコマンドを受信
し、そのコマンドに従った制御を行う。また、制御回路
29は、これらの機器の状態を車内LAN40を介して
得ることができる。
【0034】位置検出器21は、GPS(Global Positi
oning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSア
ンテナを介して受信し、車両の位置,方位,速度等を検
出するGPS受信機21aと、車両に加えられる回転運
動の大きさを検出するジャイロスコープ21bと、車両
の前後方向の加速度等から走行した距離を検出するため
の距離センサ21cと、地磁気から進行方位を検出する
ための地磁気センサ21dとを備えている。そして、こ
れら各センサ等21a〜21dは、各々が性質の異なる
誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するよ
うに構成されている。なお、精度によっては、上述した
うちの一部のセンサで構成してもよく、またステアリン
グの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよ
い。
【0035】操作スイッチ群22としては、表示装置2
6と一体に構成され、表示画面上に設置されるタッチパ
ネル及び表示装置26の周囲に設けられたメカニカルな
キースイッチ等が用いられる。なおタッチパネルと表示
装置26とは積層一体化されており、タッチパネルに
は、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいは
これらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、そ
のいずれを用いてもよい。
【0036】外部情報入出力装置24は、図示しないラ
ジオアンテナを介してFM放送信号を受信したり、道路
近傍に配置されたVICS(Vehicle Information and
Communication System:道路交通情報システム)サービ
ス用の固定局から、電波ビーコン信号及び光ビーコン信
号を受信する。この受信した情報は制御回路29へ送ら
れて処理される。また、図示しない携帯電話と接続さ
れ、情報センターから情報を取得したり、インターネッ
トに接続しインターネット上のサーバから情報を取得す
る機能を備える。
【0037】地図データ入力器25は、位置特定の精度
向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図
データ、マークデータを含む各種データを入力するため
の装置である。これらのデータの記録媒体としては、そ
のデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般
的であるが、ハードディスクなどの磁気記憶装置やメモ
リカード等の他の媒体を用いても良い。
【0038】地図データ中の道路データ(道路情報に相
当する)は、交差点等の複数のノード間をリンクにより
接続して地図を構成したものであって、それぞれのリン
クに対し、リンクを特定する固有番号(リンクID)、
リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端と終端との
x,y座標、リンクの道路幅、および道路種別(有料道
路等の道路情報を示すもの)、道路を特定するための道
路ID(例えば国道○号線のような道路を特定する情
報)のデータからなるリンク情報を備える。また地図デ
ータ中には、地名情報、交通情報、施設情報がその座標
(x,y座標)とともに記憶されている。
【0039】表示装置26は、カラー表示装置であり、
液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,CRTなど
があるが、そのいずれを用いてもよい。表示装置26の
表示画面には、位置検出器21にて検出した車両の現在
位置と地図データ入力器25より入力された地図データ
とから特定した現在地を示すマーク、目的地までの誘導
経路、名称、目印、各種施設のマーク等の付加データと
を重ねて表示することができる。また、施設のガイド等
も表示できる。そして、音声出力装置27は、地図デー
タ入力器25より入力した施設のガイドや各種案内の音
声や、外部情報入出力装置24を介して取得した情報の
読み上げ音声を出力することができる。
【0040】制御回路29は、CPU,ROM,RA
M,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなど
からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され
ており、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基
づいて、位置検出器21からの各検出信号に基づき座標
及び進行方向の組として車両の現在位置を算出し、地図
データ入力器25を介して読み込んだ現在位置付近の地
図等を表示装置26に表示する地図表示処理や、地図デ
ータ入力器25に格納された地点データに基づき、操作
スイッチ群22やリモコン23a等の操作に従って目的
地となる施設を選択し、現在位置から目的地までの最適
な経路を自動的に求める経路計算を行って経路案内を行
う経路案内処理を行う。このように自動的に最適な経路
を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られて
いる。
【0041】また制御回路29は音声入力装置31から
入力された音声信号をA/D変換し、音声データを得
て、この音声データの特徴量が予め設定された認識語彙
に一致するか否かを判定し、一致する場合には、認識語
彙に対応する処理を実行する。制御回路29は、こうし
た音声の認識結果に基づいて汎用スイッチ群30に機能
を割り当て、割り当てた機能を表示装置26に表示す
る。そして、汎用スイッチ群30からの入力を待ち、入
力が検出された場合にはその内容に基づいてその機能に
関する処理を実行する。この入力処理の流れを図2のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0042】図2のS110では、音声入力装置31か
ら音声の入力を行う。S120では、入力した音声の認
識を行い、認識結果が、例えば「縮尺」「画面設定」の
ように汎用スイッチ群30に機能を割り当てるべき語彙
であるか否かを判断する。そして汎用スイッチ群30に
機能を割り当てるべき語彙である場合には、S130で
汎用スイッチ群30に割り当てる機能を、認識語彙に対
応する機能に変更する。
【0043】そして、S140では、S130で汎用ス
イッチ群30に対して割り当てた機能を、その汎用スイ
ッチ群30の各スイッチの位置関係に対応付けて表示す
る。汎用スイッチ群30からの入力を検出した場合には
(S150:YES)、入力の検出されたスイッチに割
り当てた機能を実行する(S160)。このようにし
て、音声認識とスイッチ操作の組み合わせによって容易
に操作することができる。
【0044】例えば、ユーザが地図表示状態で「しゅく
しゃく」と発話した場合に、S110でこの音声を入力
し、S120で認識する。そしてS130で、認識語彙
「しゅくしゃく」に対応する機能として縮尺を拡大する
機能と縮尺を縮小する機能とを、それぞれ汎用スイッチ
群30へ割り当てる。すなわち汎用スイッチ群30が図
3(a)右側に示すように上下に設置された2つのスイ
ッチ30a,30bからなる場合には、例えばスイッチ
30aに対して縮尺を広域に変更する機能、スイッチ3
0bに対して縮尺を詳細に変更する機能を割り当てる。
そしてS140では、S130で割り当てた割り当てた
機能について、その機能の全体内容を示す情報である
「縮尺」を図3(a)の機能表示52に示すように地図
60(地図の内容は図示していない)に重ねて表示装置
26へ表示する。さらにS140では、S130で割り
当てた機能とスイッチの位置関係に対応させて、図3
(a)に示すように汎用スイッチ群30の形状を模した
スイッチ群表示54を地図60に重ねて表示装置26に
表示し、各スイッチ30a、30bの位置関係に対応さ
せてスイッチ表示54a,54bを地図60に重ねて表
示装置26に表示する。なお、図3(a)では各スイッ
チ30a、30bの機能を上下の矢印で模式的に表示し
ているが、例えばスイッチ表示54aには「広域」、ス
イッチ表示54bには「詳細」といった文字を表示して
もよい。また、表示した内容は音声出力装置27から音
声として出力してもよい。
【0045】このようにして、ユーザは縮尺を変更する
メニューを表示させるコマンドである「しゅくしゃく」
を発話した後、表示された機能表示52や、スイッチの
位置関係に対応づけて表示されたスイッチ表示54a,
54bを見ることで、音声の認識が正しく行われたかを
確認することができる。
【0046】さらに、図3(a)の状態で、スイッチ3
0aが押下されたことを検出した場合には(図2のS1
50:YES)、地図60の縮尺を広域に変更する処理
を実行する(S160)。また、スイッチ30bが押下
されたことを検出した場合には(S150:YES)、
地図60の縮尺を詳細に変更する処理を実行する(S1
60)。
【0047】このようにして、音声の発話と汎用スイッ
チの押下によって地図の縮尺を容易に変更することがで
きる。従来のナビゲーション装置では、地図の縮尺を変
更する場合には、例えば「しょうさい、しょうさい、し
ょうさい」と所望の縮尺になるまでコマンドを連続して
発話する必要があり、こうした操作量を音声で入力する
のは非常に手間がかかっていた。また従来から例えば
「いちまんぶんのいちすけーる」といったように、絶対
値に設定するコマンドで指定することは可能であった
が、このスケールがどの程度の縮尺なのか、また、この
コマンドが何であったかを覚えておくことが困難であ
り、結局利用されないといった問題があった。
【0048】上述したように、音声認識によって縮尺が
設定可能な状態に容易に遷移させることができ、かつ、
さらにそこから汎用スイッチ群30の操作で操作量を調
整可能とすることで、従来と比べ、容易かつ安全に操作
量の調整を行うことができる。
【0049】なお、このような操作量としては種々のも
のがあり、例えば表示装置26の明るさ、音声出力装置
27・オーディオ42等の音量、エアコン41の風量や
温度、ボデーECU43に接続されたパワーウィンドウ
の開閉量などを制御できる。そして、図3(a)のスイ
ッチ表示54aには「広域」、スイッチ表示54bには
「詳細」といった文字を表示することとし、音声認識の
コマンドもこの表示に合わせて「こういき」「しょうさ
い」を割り当てるとよい。このようにスイッチ表示54
a,54bと音声認識のコマンドとを同一の内容とすれ
ば、ユーザは詳細なコマンドを覚える必要がなく「しゅ
くしゃく」と発話するだけで、次に発話すべきコマンド
を知ることができる。したがって、音声でコマンドを入
力することも容易にできるようになる。
【0050】また図2のS130で汎用スイッチ群30
に割り当てる機能としては、操作量を変更する機能だけ
でなく種々の機能を割り当てることができる。また、汎
用スイッチ群30は、任意の構成とすることができる。
例えば汎用スイッチ群30を図3(b)右側に示すよう
に、スイッチ30a〜30dで構成した場合であって、
ユーザからの「がめんせってい」という語彙が認識され
た場合には、図3(b)左側に示すように、機能全体を
示す「画面設定」という機能表示52を表示し、図3
(b)のように各スイッチ30a〜30dの位置関係に
対応付けてその機能を示すスイッチ表示54a〜54d
を表示する。そして、スイッチ30aの押下を検出した
場合には3D表示に地図60の表示を変更する処理を実
行し、スイッチ30bの押下を検出した場合には2D表
示に地図60の表示を変更する処理を実行し、スイッチ
30cの押下を検出した場合にはノースアップ表示に地
図60の表示をする処理を実行し、スイッチ30dの押
下を検出した場合にはヘディングアップ表示に地図60
の表示を変更する処理を実行する。
【0051】また、図3(c)に示すように、汎用スイ
ッチ群30が4個のスイッチ30a〜30dで構成され
る一方、割り当てるべき機能が前述した縮尺の場合のよ
うに、スイッチ表示54aの「広域」とスイッチ表示5
4bの「詳細」の2つだけの場合、例えばスイッチ30
aに対して縮尺を広域に変更する機能、スイッチ30b
に対して縮尺を詳細に変更する機能を割り当ててもよい
し、スイッチ30a及びスイッチ30cに対して縮尺を
広域に変更する機能、スイッチ30b及びスイッチ30
dに対して縮尺を詳細に変更する機能を割り当ててもよ
い。このように複数の入力部に同一の機能をその位置関
係に対応させて割り当てることで誤操作を防止すること
ができる。
【0052】また、例えば認識語彙「じたくへかえる」
を認識した場合には、図4(a)に示すように、「自宅
を目的地にします」という機能表示52を表示し、「決
定」と「キャンセル」の機能を汎用スイッチ群30に割
り当て、その割り当てに対応付けてスイッチ表示54
a,54bを行う。従来は、「じたくへかえる」という
語彙が認識された場合には、予め設定された自宅地点に
対する経路案内をすぐに実行していたが、このように認
識結果を表示装置に表示して、汎用スイッチ群30から
「決定」「キャンセル」の指示を入力するようにするこ
とで、指示の取り消しが容易にできる。
【0053】また、例えば認識語彙「おーでぃお」を認
識した場合には、図4(b)に示すように、「オーディ
オの電源」という機能表示52を表示し、「ON」と
「OFF」の機能を汎用スイッチ群30に割り当て、そ
の割り当てに対応付けてスイッチ表示54a,54bを
行う。従来は、「オーディオオン」「オーディオオフ」
という語彙を認識し、対応する処理を実行していたが、
「オン」と「オフ」は語尾の特徴量が異なるだけであ
り、認識が難しいにもかかわらず、オンとオフは逆の意
味を持ち、一旦処理を開始すると取り消しが困難にな
る。しかし、このように認識結果を表示装置26に表示
して、汎用スイッチ群30から「オン」「オフ」の指示
を入力するようにすることで、指示を確実かつ容易に入
力できる。このように取り消しが困難な処理としては、
他に例えば設定の変更などがある。
【0054】また、例えば住所を音声で入力する場合、
「あいちけんかりやししょうわちょう」というユーザの
発話に対する認識結果を、「愛知県刈谷市昭栄町」と誤
認識した場合、表示装置26の表示は図4(c)に示す
ようになる。このとき「次の候補」と「決定」の機能を
汎用スイッチ群30に割り当て、その割り当てに対応付
けてスイッチ表示54a,54bを行う。そして例えば
スイッチ30aの押下を検出した場合、次の候補である
「愛知県刈谷市昭和町」を表示する。従来は、このよう
な誤認識が発生した場合、ユーザは、自己が発話した住
所が表示されるまで「つぎのこうほ」と発話して候補を
表示させる必要があったが、このようにすることで汎用
スイッチ群30から容易に正しい住所を入力できる。
【0055】また、例えば電話番号を音声認識で入力す
る場合、ユーザの発話に対する認識結果を、図4(d)
に示すように「0561751234」と表示装置26
へ表示し、「消去」と「確定」の機能を汎用スイッチ群
30に割り当て、その割り当てに対応付けてスイッチ表
示54a,54bを行う。例えばスイッチ30aの押下
を検出した場合、一番右の数字を消去し、スイッチ30
cの押下を検出した場合、入力内容を確定する。このよ
うな数字や文字の入力は、従来はユーザが発話した内容
と認識結果が異なる場合「いちもじさくじょ」のような
語彙を認識した場合に文字の消去を行っていた。また数
字や文字の認識はそもそも認識精度を高めるのが難しく
誤認識しやすい。そのため、認識された内容を訂正する
必要が生じる可能性が高い。このように汎用スイッチ群
30に機能を割り当てその内容を表示することで、容易
に数字や文字の入力ができる。
【0056】また、表示装置26に地図60が2画面で
表示されている場合に、縮尺を変更しようとする場合、
従来は「みぎがめんしょうさい」のようにどちらの画面
に対する指示かを修飾語を付けて指定していた。しか
し、例えば2画面表示の状態で「しゅくしゃく」という
音声が認識された場合に、図5(a)に示すようにスイ
ッチ30aに対して左画面の縮尺を広域に変更する機
能、スイッチ30bに対して左画面の縮尺を詳細に変更
する機能を割り当て、スイッチ30cに対して右画面の
縮尺を広域に変更する機能、スイッチ30dに対して右
画面の縮尺を詳細に変更する機能を割り当て、各々のス
イッチに対応させてスイッチ表示54a〜54dを表示
させる。このようにすれば、汎用スイッチ群30から容
易に所望の画面の縮尺を変更できる。このように、機能
が複雑になるにつれて音声認識の認識語彙が増え、認識
率が低下したり、ユーザの操作が困難になるといった問
題を軽減することができる。なお汎用スイッチ群30は
例えば図5(b)のように縦横3×3個のスイッチによ
って構成し、図5(b)に示すように機能を割り当てて
もよい。
【0057】また、図2のフローチャートに示して説明
した処理を、図6に示すように変更してもよい。すなわ
ち図2のS150に代えて、S153、S155の処理
を行う。すなわち、例えばS140で汎用スイッチ群3
0に割り当てた機能について、その機能の全体内容を示
す情報である「縮尺」を図7(a)の機能表示52に示
すように表示し、S130で割り当てた機能とスイッチ
の位置関係に対応させて、図7(a)に示すように各ス
イッチ30a、30bの位置関係に対応させてスイッチ
群表示54とスイッチ表示54a,54bを表示した
後、図6のS153で、汎用スイッチ群30からの操作
入力を待つ。そして、入力があった場合には図3のフロ
ーと同様にその入力されたスイッチに割り当てた機能を
実行する。一方、S153で操作入力が所定時間T秒以
上(例えば5秒以上)入力がない場合には、S155へ
移行して、図7(c)に示すように汎用スイッチ群30
に割り当てた機能の表示である機能表示52とスイッチ
群表示54とスイッチ表示54a,54bを消去する。
このようにすることで所定時間T秒以上入力がない場合
に元の地図60を画面全体に表示することができる。な
お、例えば、機能表示52と、スイッチ群表示54・ス
イッチ表示54a,54bとの消去時間に差を設け、T
1秒経過した際に図7(b)に示すようにスイッチ群表
示54・スイッチ表示54a,54bを消去し、さらに
その時点からT2秒経過した際に図7(c)に示すよう
に機能表示52を消去するようにしてもよい。
【0058】また、図8に示すように図6のフローにさ
らにS135の処理を加えてもよい。すなわち、S13
0で汎用スイッチ群に機能を割り当てた後、S120で
の認識結果に基づいて機能を実行してから、S140で
汎用スイッチ群30に割り当てた機能を表示する。例え
ば、「こういき」という音声が認識された場合、地図6
0を一段階広域にする機能を実行してから、汎用スイッ
チ群30に割り当てた機能を表示する。このようにする
ことで、すぐにユーザの希望する機能を実行することが
できる。また、連続して地図の表示を広域にする機能を
実行させることができ、また逆に地図の表示を詳細にす
る機能を実行させることが容易にできる。つまり音声認
識による機能の実行を実質的に取り消すことが極めて簡
単にできる。音声認識では、誤認識が発生する可能性が
あるが、このようにすれば実行した内容も容易に取り消
すことができる。
【0059】こうした音声認識による認識結果と機能内
容とその機能内容に含まれる各入力部への機能の割り当
ては、制御回路29や外部メモリ28に記憶されてお
り、この記憶された対応関係に基づいて、図2のS13
0で汎用スイッチ群30に機能を割り当て、S140で
対応する表示を行う。そして、こうした対応関係は、ユ
ーザがリモコン23a等から予め登録可能に構成されて
いる。したがって、例えば図3(b)の各スイッチへの
機能の割り当てを任意にユーザが設定することができ
る。このようにすることでさらにユーザの意図に沿った
入力が可能となる。
【0060】また、汎用スイッチ群30の各々のスイッ
チにランプや液晶パネル等を取り付け、各スイッチから
その機能の割り当てがあった旨をランプの点灯や点滅で
報知したり、液晶パネルに機能の内容を文字や記号で表
示して報知してもよい。こうすることでユーザは汎用ス
イッチ群30を直接見ることによって入力可能か否かや
各スイッチに割り当てられた機能を知ることができる。
【0061】さらに、こうした複数の機能を割り当て可
能な汎用スイッチ群30とは別の、例えば、エアコン4
1の温度調節ボタンのように入力に伴い特定の機能(温
度調節)が実現される入力装置を認識可能なように報知
してもよい。例えば、「温度」と音声で入力された場合
には、表示装置26上にエアコン31の温度調整のスイ
ッチを模した図を表示させてもよいし、エアコン41の
温度調節ボタンを点灯させてもよい。もちろんその双方
を行ってもよい。
【0062】また、汎用スイッチ群30が多段階の入力
が可能なものであれば、その操作段階に応じて表示状態
を変化させるようにしてもよい。例えば、汎用スイッチ
群30が、触った場合と押した場合とを検出可能なスイ
ッチであれば、触ったことが検出された場合に各スイッ
チに割り当てられた機能に関するを表示して、押したこ
とが検出された場合に、機能に関する処理を実行するよ
うにする。
【0063】また、例えば操作量を調整する機能を汎用
スイッチ群30へ割り当てた場合、図9に示すように現
在の操作量を表示するようにしてもよい。このようにす
れば現在の操作量の設定を参照しながら汎用スイッチ群
30を用いて容易に操作量を調整することができる。例
えば図9のように表示すれば温度の現在値を知ることが
でき、調整が容易にできる。
【0064】また、スイッチを単にオンかオフかの判断
ができるだけのスイッチとし、オンオフ情報を赤外線な
どで、制御回路29へ送ることにより、スイッチを小さ
くし、ステアリングなどへの搭載性を良くすることがで
きる。なお本実施例では、入力装置としてナビゲーショ
ン装置1を例として説明したが、例えば、その他の車載
機器、家電製品、その他種々の機器として実現すること
ができる。
【0065】また、本発明の入力装置をリモコンとして
実現し、例えば送信コードを規格化すれば、本入力装置
に実行機能を有しなくても他社等のさまざまな機器を操
作することができる。例えば、ステアリングなどへこう
した入力装置を取り付けて各種の車載機器を操作するこ
ともできるし、汎用のリモコンとして構成して種々の機
器を操作することもできる。
【0066】なお本実施例において、音声入力装置27
及び制御回路29が認識手段に相当し、汎用スイッチ群
30が入力手段に相当し、スイッチ30a〜30dが入
力部に相当する。また、制御回路29が制御手段に相当
し、表示装置26・音声出力装置27が報知手段に相当
する。汎用スイッチ群30に設けたランプや液晶パネル
が入力手段側報知手段に相当し、エアコン41の温度調
節ボタンが特定の機能を実現するための入力手段に相当
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の入力装置としてのナビゲーション装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】入力処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】汎用スイッチ群の構成と汎用スイッチ群に割り
当てた機能の表示例を示す説明図である。
【図4】汎用スイッチ群の構成と汎用スイッチ群に割り
当てた機能の表示例を示す説明図である。
【図5】汎用スイッチ群の構成と汎用スイッチ群に割り
当てた機能の表示例を示す説明図である。
【図6】汎用スイッチ群に割り当てた機能の表示を所定
時間後に消去する場合のフローチャートである。
【図7】汎用スイッチ群に割り当てた機能の表示を消去
する場合の表示例を示す説明図である。
【図8】音声認識の結果に基づいて機能を実行した後に
汎用スイッチ群に割り当てた機能の表示を行う場合のフ
ローチャートである。
【図9】汎用スイッチ群に割り当てた機能とともに現在
の操作量を表示した表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置 21…位置検出器 21a…GPS受信機 21b…ジャイロスコープ 21c…距離センサ 21d…地磁気センサ 22…操作スイッチ群 23a…リモコン 23b…リモコンセンサ 24…外部情報入出力装置 25…地図データ入力器 26…表示装置 27…音声出力装置 28…外部メモリ 29…制御回路 30…汎用スイッチ群 30a,30b,30c,30d…スイッチ 31…音声入力装置 41…エアコン 42…オーディオ 52…機能表示 54…スイッチ群表示 54a,54b,54c,54d…スイッチ表示 60…地図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB12 AB13 AC02 AC13 AC18 5D015 KK01 LL08 5H180 AA01 BB05 BB13 CC12 FF04 FF05 FF13 FF22 FF25 FF33

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の機能を実現可能な装置に対して実現
    すべき機能を決定して実現させるための入力装置であっ
    て、 音声を認識する認識手段と、 入力手段と、 前記入力手段からの入力に対応して実現すべき機能を前
    記認識手段の認識結果に基づいて割り当てる制御手段
    と、 前記制御手段によって割り当てられた前記入力手段から
    の入力に対応して実現すべき機能に関する情報を報知す
    る報知手段とを備え、 前記制御手段は、前記入力手段からの入力があった場合
    に、前記割り当てた機能を、前記所定の機能を実現可能
    な装置に実現させることを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】音声を認識する認識手段と、 入力手段と、 前記入力手段からの入力に対応して実現すべき機能を前
    記認識手段の認識結果に基づいて割り当てる制御手段
    と、 前記制御手段によって割り当てられた前記入力手段から
    の入力に対応して実現すべき機能に関する情報を報知す
    る報知手段とを備え、 前記制御手段は、前記入力手段からの入力があった場合
    に、前記割り当てた機能に関する処理を実行することを
    特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の入力装置におい
    て、 前記入力手段は、複数の入力部を備え、 前記制御手段は、各入力部からの入力に対応して実現す
    べき機能を前記認識手段の認識結果に基づいて割り当
    て、 前記報知手段は、前記機能に関する情報として、前記割
    り当てた実現すべき機能の全体内容を示す情報を報知す
    ることを特徴とする入力装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の入力装置
    において、 前記入力手段は、複数の入力部を備え、 前記制御手段は、各入力部からの入力に対応して実現す
    べき機能を前記認識手段の認識結果に基づいて割り当
    て、 前記報知手段は、前記機能に関する情報として、前記割
    り当てた実現すべき機能を示す情報を報知することを特
    徴とする入力装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載の入力装置
    において、 前記制御手段は、前記割り当てた前記入力手段からの入
    力に対応して実現すべき機能を前記認識手段の認識結果
    によって実現可能であることを特徴とする入力装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の入力装置
    において、 前記報知手段は、前記機能に関する情報として、前記認
    識手段における音声認識に用いる語彙を報知することを
    特徴とする入力装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の入力装置
    において、 前記機能のうちの少なくとも1つは、操作量の調整を行
    う機能であることを特徴とする入力装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の入力装置において、 前記報知手段は、前記操作量の現在の状態を報知するこ
    と を特徴とする入力装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の入力装置
    において、 前記報知手段は、前記入力手段の形態または設置位置の
    少なくともいずれか一方を報知することを特徴とする入
    力装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の入力装
    置において、 前記入力手段は、前記報知手段と異なる位置に設置する
    ことを特徴とする入力装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記報知手段は、表示によって報知を行い、 前記入力手段は、複数の入力部を備え、 前記制御手段は、各入力部からの入力に対応して実現す
    べき機能を前記認識手段の認識結果に基づいて割り当
    て、 前記報知手段は、前記複数の入力部の位置関係に対応さ
    せて、前記割り当てた実現すべき機能の情報を表示する
    ことを特徴とする入力装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記入力手段は、複数の入力部を備え、 前記制御手段は、各入力部からの入力に対応して実現す
    べき機能を前記認識手段の認識結果に基づいて割り当
    て、 前記入力部の数より前記入力部に対応して割り当てる機
    能の数が少ない場合には、複数の入力部に同一の機能を
    対応して割り当てることを特徴とする入力装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の入力装置において、 前記報知手段は、表示によって報知を行い、 前記制御手段は、各入力部からの入力に対応して実現す
    べき機能を前記認識手段の認識結果に基づいて割り当
    て、 前記複数の入力部に対応して同一の機能を割り当てる場
    合には、表示した位置に対応づけて割り当てることを特
    徴とする入力装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記報知手段は、表示によって報知を行い、 前記入力手段からの入力が所定時間以上検出されない場
    合に、前記報知手段は、表示した前記機能に関する情報
    の少なくとも1部を消去することを特徴とする入力装
    置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の入力装置において、 前記機能の表示として、入力手段の機能の全体内容を示
    す表示と、各入力部の機能を示す表示とを含み、前記各
    入力部の表示を消去する時間と、前記全体内容を示す表
    示を消去する時間とに差を持たせることを特徴とする入
    力装置。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記制御手段は、前記認識手段による認識結果に基づく
    機能を前記所定の機能を実現可能な装置に実現させた
    後、または前記認識手段による認識結果に基づく機能に
    関する処理を実行した後、前記入力手段からの入力に対
    応して実現すべき機能を割り当てることを特徴とする入
    力装置。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記制御手段は、前記認識結果と認識結果に対応する機
    能内容とその機能内容に含まれる各入力部に対応させた
    機能の割り当て内容の関係を記憶しており、当該関係に
    基づいて、前記割り当てを行うことを特徴とする入力装
    置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の入力装置において、 前記関係は、ユーザによって登録可能に構成されている
    ことを特徴とする入力装置。
  19. 【請求項19】請求項1〜18のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記入力手段と一体化された入力手段側報知手段を備
    え、 前記入力手段によって入力が可能な旨を対応する前記入
    力手段側報知手段より報知することを特徴とする入力装
    置。
  20. 【請求項20】請求項1〜19のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記入力手段とは別の、特定の機能を実現するための入
    力手段を、認識可能なように報知することを特徴とする
    入力装置。
  21. 【請求項21】請求項1〜20のいずれかに記載の入力
    装置において、 前記入力手段は、多段階の入力が可能なものであり、 前記表示手段は、前記段階に応じて表示を変化させるこ
    とを特徴とする入力装置。
  22. 【請求項22】請求項1〜21のいずれかに記載の入力
    装置において、 車両に搭載されていることを特徴とする入力装置。
  23. 【請求項23】請求項1〜22のいずれかに記載の入力
    装置としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
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