JP2003122292A - 画像表示システム及び記録媒体 - Google Patents

画像表示システム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2003122292A
JP2003122292A JP2001321794A JP2001321794A JP2003122292A JP 2003122292 A JP2003122292 A JP 2003122292A JP 2001321794 A JP2001321794 A JP 2001321794A JP 2001321794 A JP2001321794 A JP 2001321794A JP 2003122292 A JP2003122292 A JP 2003122292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
screen
information
color correction
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001321794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800063B2 (ja
Inventor
Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
Atsushi Mizuguchi
淳 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001321794A priority Critical patent/JP3800063B2/ja
Priority to US10/273,239 priority patent/US20030080968A1/en
Publication of JP2003122292A publication Critical patent/JP2003122292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800063B2 publication Critical patent/JP3800063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/001Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes using specific devices not provided for in groups G09G3/02 - G09G3/36, e.g. using an intermediate record carrier such as a film slide; Projection systems; Display of non-alphanumerical information, solely or in combination with alphanumerical information, e.g. digital display on projected diapositive as background
    • G09G3/002Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes using specific devices not provided for in groups G09G3/02 - G09G3/36, e.g. using an intermediate record carrier such as a film slide; Projection systems; Display of non-alphanumerical information, solely or in combination with alphanumerical information, e.g. digital display on projected diapositive as background to project the image of a two-dimensional display, such as an array of light emitting or modulating elements or a CRT
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/06Adjustment of display parameters
    • G09G2320/0606Manual adjustment
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/06Adjustment of display parameters
    • G09G2320/0626Adjustment of display parameters for control of overall brightness
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/06Adjustment of display parameters
    • G09G2320/0666Adjustment of display parameters for control of colour parameters, e.g. colour temperature
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2360/00Aspects of the architecture of display systems
    • G09G2360/14Detecting light within display terminals, e.g. using a single or a plurality of photosensors
    • G09G2360/144Detecting light within display terminals, e.g. using a single or a plurality of photosensors the light being ambient light

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部において、色再現性の高い、適切な画
像表示を行うこと。 【解決手段】 コンピュータのCPU15においてプロ
ファイル変換処理40が行われる。プロファイル変換処
理40は、投影装置20のICCプロファイルPFb
を、スクリーン30のICCプロファイルPFcと角度
情報DAと環境光情報DBとに基づいてプロファイル変
換する。この結果、プロファイル変換されて得られる色
補正情報は、スクリーン30の色再現特性と、スクリー
ン30を視認する際の角度及び環境光による影響とが反
映された情報となり、ガマット調整処理42においてそ
の色補正情報に基づく色補正を行うことにより、色再現
性の高い画像をスクリーン30に投影することが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を表示する
画像表示システムに関するものであって、特に、画像を
表示する際の画像データの補正技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロジェクター等の投影装置
を用いて、スクリーン等の大画面の表示部に画像を投影
することによってプレゼンテーションを行うこと等が頻
繁に行われている。また、比較的小さな会議室等では、
液晶ディスプレイ等の表示部に画像を表示させつつ会議
を行っている場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータに表示されるオリジナル画像を、投影装置等を用
いて大画面の表示部に表示させる際に、表示システムの
状態によっては、観察者がオリジナル画像とは異なる色
の画像として観てしまうという問題がある。
【0004】例えば、コンピュータにおいて多数の色を
用いたグラフ画像等を生成して、それを大画面の表示部
に表示させた場合、観察者はコンピュータにおいて視認
されるオリジナル画像とは色調の異なった画像が表示部
に表示されているものと認識し、グラフ画像等に用いら
れた多数の色を視覚的に判別することができなくなるこ
とがある。
【0005】また、スクリーンに画像を投影した場合や
液晶ディスプレイに画像を表示した場合には、その表示
画像を視認する際の視線方向が異なると、画像の見え方
も違ってくるため、グラフ画像等に用いられた多数の色
を視覚的に判別することができなくなることもある。
【0006】さらに、室内照明等の環境光の影響によっ
ても表示部に表示される画像がオリジナル画像とは異な
った印象のものとなる。
【0007】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、表示部において適切な画像表示を行うこと
を可能にする画像表示システムを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、略平面の表示面を有する
表示部に対して画像を表示する画像表示システムであっ
て、前記表示部に表示される画像を視認する際の視線
と、前記表示面とがなす角度に応じた角度情報を入力す
る入力手段と、前記角度情報に応じて前記表示部に表示
すべき画像データを補正する補正手段と、前記補正手段
によって補正された画像データに基づいて、前記表示部
に画像表示を行う表示制御手段と、を備えている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像表示システムにおいて、前記表示部がスクリーン
によって構成されるとともに、前記表示制御手段が前記
スクリーンに画像を投影する投影装置によって構成され
ており、前記補正手段が、前記角度情報に応じて前記ス
クリーンに投影すべき画像データの色補正を行うことを
特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、スクリーンに対
して画像を投影することによって画像の表示を行う画像
表示システムであって、前記スクリーンに照射される環
境光に関する環境光情報を入力する入力手段と、前記環
境光情報に応じて前記スクリーンに投影すべき画像デー
タを補正する補正手段と、前記補正手段によって補正さ
れた画像データに基づいて、前記スクリーンに画像の投
影を行う投影手段と、を備えている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像表示システムにおいて、前記補正手段が、前記環
境光情報に応じて前記スクリーンに投影すべき画像デー
タの色補正を行うことを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、スクリーンに対
して画像を投影することによって画像の表示を行う画像
表示システムであって、前記スクリーンの特性に基づく
第1の色補正情報を記憶する記憶手段と、前記第1の色
補正情報に基づいて、前記スクリーンに投影すべき画像
データの色補正を行う補正手段と、前記補正手段によっ
て色補正の行われた画像データに基づいて、前記スクリ
ーンに画像の投影を行う投影手段と、を備えている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像表示システムにおいて、前記記憶手段が、前記投
影手段の特性に基づく第2の色補正情報をも記憶してお
り、前記補正手段が、前記第1の色補正情報に基づいて
前記第2の色補正情報を変換し、当該変換後の色補正情
報を用いて、前記スクリーンに投影すべき画像データの
色補正を行うことを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像表示システムにおいて、前記投影手段が前記スク
リーンに対して画像を投影する投影軸と、前記スクリー
ンを視認する際の視線との角度情報を入力する入力手段
をさらに備えており、前記補正手段が、さらに前記角度
情報に基づいて前記第2の色補正情報を変換し、当該変
換後の色補正情報を用いて、前記スクリーンに投影すべ
き画像データの色補正を行うことを特徴としている。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項6又は7
に記載の画像表示システムにおいて、前記スクリーンに
照射される環境光に関する環境光情報を入力する入力手
段をさらに備え、前記補正手段が、さらに前記環境光情
報に基づいて前記第2の色補正情報を変換し、当該変換
後の色補正情報を用いて、前記スクリーンに投影すべき
画像データの色補正を行うことを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の発明は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に、投影部からスクリーンに対し
て画像を投影する際の色補正情報であって前記スクリー
ンの特性に基づく色補正情報が記録される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図1はこの発明の一実施形態である画像表
示システム1を示す概念図である。図1に示すように、
画像表示システム1はコンピュータ10と投影装置20
とを備えており、投影装置20に対向して設置されるス
クリーン30に画像を投影することによって画像表示を
行うように構成される。コンピュータ10は投影装置2
0に対して投影すべき画像の画像データを出力するため
の装置であり、投影装置20はコンピュータ10から入
力する画像データに基づいて投影用の画像を生成してス
クリーン30に投影する装置である。
【0019】図2は画像表示システム1のハードウェア
構成を示す図である。図2に示すように、コンピュータ
10は、液晶ディスプレイやCRT等で構成される表示
器11、キーボードやマウス等の操作部12、データや
プログラムを記憶するROM13、CPU15が画像補
正処理等の演算処理を行う際に一時的なデータ等を格納
するRAM14、画像データを投影装置20に対して出
力する際に画像データを補正して出力する画像補正部1
5aとして機能するCPU15、CD−ROM等の可搬
性の記録媒体9に格納されたデータを読み取る記録媒体
読取装置16、画像データや色補正情報等を格納する磁
気ディスク装置17、及び、投影装置20に対して画像
データを出力するための出力インタフェース18を備え
て構成される。なお、磁気ディスク装置17は、大容量
のデータを記憶することが可能なその他の記憶装置と置
換されてもよい。
【0020】また、投影装置20は入力インタフェース
21と画像投影部22とを備えており、コンピュータ1
0から画像データを入力すると、その画像データに基づ
いて画像投影部22が投影用画像を生成し、その投影用
画像をスクリーン30に向けて投影するように構成され
る。
【0021】上記のような構成の画像表示システム1に
おいては、予め画像データが生成又は入力され、磁気デ
ィスク装置17に格納される。このとき、画像データに
はその画像の色再現を最適に行うために用いられるカラ
ーマネジメント用のICC(International Color Cons
ortium)プロファイルが関連づけられる。ICCプロフ
ァイルは色補正を行うためのデータ(色補正情報)であ
り、このICCプロファイルに基づいて、画像データの
色補正を行うことにより、色再現性を向上させることが
可能になる。
【0022】また、投影装置20において投影用画像を
生成する際には、投影装置20の特性によって色の再現
性が異なる。例えば画像を投影するための光源色が異な
れば、画像の再現性が異なってくる。そのため、投影装
置において投影用画像を生成する際に再現性の高い画像
データを生成するためには、投影装置20の特性に応じ
た画像データの色補正が行われることが望まれる。
【0023】このため、例えば投影装置20の販売時に
は投影装置20の特性に応じた色補正を行うためのIC
CプロファイルがCD−ROM等の記録媒体に格納さ
れ、コンピュータ10がその記録媒体から投影装置20
に固有のICCプロファイルを読み取って磁気ディスク
装置17等に格納しておき、投影装置20に対して画像
データを出力する際に、投影装置20に固有のICCプ
ロファイルに基づいた画像データの補正処理を行うよう
に構成される。これにより、投影装置20において生成
される画像の色再現性を向上させることが可能になる。
なお、投影装置20とコンピュータ10とが双方向にデ
ータ通信を行うことが可能なように構成されている場合
は、記録媒体を介さず、直接的なデータ通信によって投
影装置20からコンピュータ10にICCプロファイル
を送信するようにしてもよい。
【0024】また、スクリーン30は略平面の表示面を
有しており、投影装置20によって投影される画像をそ
の表示面に映し出す。スクリーン30を観察する観察者
が表示画像を視認することができるのは、スクリーン3
0に投影された画像が表示面において反射し、その反射
される像が観察者の視覚によって捉えられるからであ
る。このため、スクリーン30の各色成分ごとの反射率
はスクリーン30に固有の特性値であり、この反射率が
異なると、観察者は色調の異なる画像を視認することに
なる。すなわち、スクリーン30の特性が異なる場合に
は、投影装置20から同一の画像を投影した場合でも色
再現性が異なった状態で画像表示が行われることになる
のである。この現象を抑制し、スクリーン30において
再現性の高い画像を表示するためには、スクリーン30
の特性に応じた画像データの色補正が行われることが望
まれる。
【0025】このため、例えばスクリーン30の販売時
には、スクリーン30の特性に応じた色補正を行うため
のICCプロファイルが格納されたCD−ROM等の記
録媒体が同梱され、コンピュータ10がその記録媒体か
らスクリーン30に固有のICCプロファイルを読み取
って磁気ディスク装置17等に格納しておき、投影装置
20に対して画像データを出力する際に、上記の投影装
置20に固有のICCプロファイルに基づいた画像デー
タの補正処理に加えて、スクリーン30に固有のICC
プロファイルに基づいた画像データの補正処理を行うよ
うに構成される。この結果、投影装置20において生成
される画像は、スクリーン30に画像を投影した際に、
オリジナル画像の色調を高い再現性で再現した画像とな
る。
【0026】また、画像表示システム1においては、図
1に示すように、投影装置20からの投影軸N1と、ス
クリーン30を視認する観察者の視線N2と、の角度θ
に応じた画像データの補正処理が行われるとともに、室
内照明等の環境光の状態に応じて画像データの補正処理
が行われるように構成される。
【0027】このようにコンピュータ10が磁気ディス
ク装置17に格納される画像データを投影装置20に出
力する際には、CPU15がROM13又は磁気ディス
ク装置17に格納されている所定のプログラムを読み出
して実行することによって画像補正部15aとしての機
能を実現し、画像がスクリーン30に投影された際に画
像の再現性を向上させるような補正処理が行われる。
【0028】図3は、画像表示システム1における画像
補正処理の概念を示す図である。図3に示すように、C
PU15は磁気ディスク装置17に格納される画像デー
タDt、及び画像データのICCプロファイルPFaを
読み込む。そしてCPU15で起動された画像表示アプ
リケーション41において、ICCプロファイルPFa
の色補正情報を反映する色補正が画像データDtに施さ
れる。
【0029】このとき、一般的なカラーマネジメントシ
ステムの原理を適用し、入力する画像データDtが例え
ばRGB表色系で表現された画像データで合った場合、
表示器11等の装置の特性に依存しない色空間(PC
S:Profile Connection Space)の表色系で表現された
画像データに変換する。なお、この実施の形態では、一
例として、画像データDtのRGB表色系をXYZ表色
系で表現された画像データに変換することとする。
【0030】一方、CPU15においては投影装置20
に固有のICCプロファイルPFbに基づく色補正も行
われるが、ユーザによってスクリーン30に固有のIC
CプロファイルPFcに基づいた色補正も行うことが指
定された場合には、プロファイル変換処理40によって
スクリーン30のICCプロファイルPFcを用いて投
影装置20のICCプロファイルPFbを変換する。そ
して、その変換後のICCプロファイルを適用してガマ
ット調整処理42が色補正を行うように構成される。
【0031】また、CPU15には、観察者がスクリー
ン30を視認する際の角度情報(投影軸N1と視線N2
との角度θに関する情報)DA、及び、室内照明等に関
する環境光情報DBとが操作部12より入力され、プロ
ファイル変換処理40の際には、角度情報DA及び環境
光情報DBを反映したプロファイル変換を行うように構
成される。環境光情報DBには、環境光の明るさに関す
る情報である輝度情報DB1と、光源の種類を特定する
ための光源情報DB2とが含まれる。
【0032】図4及び図5は角度情報DA及び環境光情
報DBの入力操作を行う際に表示器11に表示される表
示画面を示す図である。CPU15が画像補正部15a
として機能すると、まず図4に示す表示画面G1が表示
器11に表示される。この表示画面G1において、ユー
ザが操作部12を操作し、スクリーン30のICCプロ
ファイルを使用した画像補正を行う否かを指定するため
のチェックボックスB1内にチェックマークを付ける。
【0033】そして、OKボタンB3又は適用ボタンB
5を押下する操作を行うと、スクリーン30のICCプ
ロファイルを使用した画像補正を行うための設定がシス
テムに反映される。また、キャンセルボタンB4を押下
する操作を行うと、スクリーン30のICCプロファイ
ルを使用した画像補正を行う設定がシステムに反映され
ずに、表示画面G1の表示が終了する。
【0034】また、設定ボタンB2を押下する操作を行
うと、表示器11の表示状態は図5に示すように変化す
る。すなわち、表示画面G1に重畳した状態で新たな表
示画面G2が表示されるのである。この表示画面G2に
より、ユーザは角度情報DA及び環境光情報DBの入力
操作を行う。
【0035】表示画面G2の上部にはスクリーン30の
名称表示P1が行われ、その下方には室内照明の状態を
設定するための表示が行われる。室内照明を設定するた
めの表示には、室内照明の明るさを設定するためのスク
ロールバー表示P2と、光源の種類を蛍光灯又は白熱灯
のうちから択一的に選択するための選択ボタン表示P3
とがある。ユーザは室内照明の明るさに応じてスクロー
ルバーB6を左右に移動させる操作を行うことで環境光
情報DBのうちの輝度情報DB1を入力することができ
る。また、ユーザは選択ボタン表示P3における蛍光灯
及び白熱灯のそれぞれに対応して設けられたラジオボタ
ンB7,B8の一方を選択する操作を行うことで環境光
情報DBのうちの光源情報DB2を入力することができ
る。
【0036】また、表示画面G2において選択ボタン表
示P3の下方には、スクリーン30を視認する観察者の
視線角度を設定するための案内表示P4,P5が行われ
る。案内表示P4は、投影装置20からの投影軸N1と
視線N2との角度θを設定するためにユーザが視線N2
のライン表示を移動させることによって角度θを入力す
る表示である。案内表示P5は、ユーザが投影装置20
からの投影軸N1と視線N2との角度θを直接数値入力
するための表示である。
【0037】そしてユーザは入力した環境光情報DB及
び角度情報DAをシステムに反映させる場合にはOKボ
タンB9の押下操作をし、反映させない場合にはキャン
セルボタンB10の押下操作を行って図4の表示画面G
1の表示状態に戻る。
【0038】図3に戻り、上記のようにして入力された
角度情報DA及び環境光情報DBはプロファイル変換処
理40に与えられ、プロファイル変換が行われる。
【0039】一般に、投影装置20のICCプロファイ
ルPFbには、投影装置20の特性に基づく表色系(R
GB表色系)から投影装置20に依存しない表色系(X
YZ表色系)への変換を行うための変換情報が含まれて
いる。そして、ガマット調整処理42において投影装置
20に適合するようなガマット(Gamut)調整が行われ
るとともに、上記の変換情報に基づいて投影装置20に
依存しない色空間(PCS)の表色系(XYZ表色系)
で表現された画像データを、投影装置20の特性を反映
した表色系(RGB表色系)の画像データに変換する処
理が行われる。
【0040】ところが、一般的なコンピュータにおいて
はガマット調整処理42の際に、画像を出力する出力装
置(この実施の形態では投影装置20)についてのIC
Cプロファイルを反映した色補正処理を行うことは可能
であるが、出力装置が画像を出力する媒体(この実施の
形態ではスクリーン30)についてのICCプロファイ
ルを反映した色補正処理を行うことは困難な場合もあ
る。
【0041】そのため、この実施の形態ではプロファイ
ル変換処理40において、スクリーン30のICCプロ
ファイルPFc、角度情報DA及び環境光情報DBに基
づいて投影装置20のICCプロファイルPFbをプロ
ファイル変換した後に、ガマット調整処理42におい
て、プロファイル変換処理40において変換された投影
装置20のプロファイルを用いてガマット調整及び表色
系変換を行うように構成される。このような構成とする
ことにより、例えば、ガマット調整処理42が角度情報
DA及び環境光情報DBに基づく色補正処理をサポート
していない場合でも、スクリーン30のICCプロファ
イルを反映した色補正処理を行うことが可能になる。
【0042】ここで、プロファイル変換の一例について
説明する。投影装置20によって再現される画像のR
(赤),G(緑),B(青)の各色成分の値をDr,D
g,Dbとすると、Dr,Dg,DbをXYZ表色系に
変換するための、投影装置20のICCプロファイルP
Fbに基づく変換式は、一般に、
【0043】
【数1】
【0044】のように示される。ただし、数1の式にお
いて、Cは、3×3の行列であって、RGB表色系から
XYZ表色系に変換を行う際にRGBの各色成分が相互
に影響を与える部分の演算を行うためのパラメータであ
る。また、p_TRCr、p_TRCg、p_TRCb
はRGBの各色成分についてのトーンリプロダクション
カーブであって、投影装置20に固有の各色成分ごとの
非線形特性を補正して、投影装置20の特性を反映した
RGBの各色成分の値に変換するためのパラメータであ
る。したがって、投影装置20において再現される各色
成分の値をDr,Dg,Dbを入力として、トーンリプ
ロダクションカーブp_TRCr,p_TRCg,p_
TRCbのそれぞれに基づく変換処理を行えば、投影装
置20の特性を反映したRGBの各色成分の値が得られ
ることになる。
【0045】この実施の形態におけるプロファイル変換
では、投影装置20のトーンリプロダクションカーブp
_TRCr,p_TRCg,p_TRCbを、スクリー
ン30のICCプロファイルPFc、角度情報DA及び
環境光情報DBに基づいて補正する。
【0046】図6はスクリーン30のトーンリプロダク
ションカーブs_TRCを示す図である。スクリーン3
0のICCプロファイルPFcには、図6に示すような
トーンリプロダクションカーブが含まれている。すなわ
ち、RGBの各色成分の入力信号は、それぞれのトーン
リプロダクションカーブs_TRCr,s_TRCg,
s_TRCbに基づく変換を受けて出力信号へと変換さ
れる。この変換により、スクリーン30に再現されるR
GBの各色成分の値を、スクリーン30の特性を反映し
たRGBの各色成分の値に変換することができる。
【0047】したがって、投影装置20のトーンリプロ
ダクションカーブp_TRCと、スクリーン30のトー
ンリプロダクションカーブs_TRCとに基づく画像変
換を行えば、投影装置20の特性及びスクリーン30の
特性を反映したRGBの各色成分の値が得られることに
なる。
【0048】次に、図7は角度情報DAによる基づく変
換特性A(θ)を示す図である。投影軸N1と視線N2
との角度θに応じて変換特性A(θ)は変化する。例え
ば、図7に示すように、角度θが0°の場合にはA(0
°)の変換特性となって入力値と出力値とは等しくなる
のに対し、角度θが30°の場合にはA(30°)の変
換特性となる。また、角度θが0°<θ<30°の場合
には、角度θに応じて変換特性A(0°)とA(30
°)との中間値をとる。すなわち、角度θに応じて適用
すべき複数の変換特性A(θ)が予めコンピュータ10
に登録されており、角度情報DAに応じた変換特性A
(θ)が選択されることになる。なお、図7に示す角度
情報に基づく変換特性A(θ)は各色成分について同一
の変換特性となる。
【0049】そして、投影装置20のトーンリプロダク
ションカーブp_TRCと、角度情報DAに基づく変換
特性A(θ)とに基づいて、画像変換を行えば、観察者
がスクリーン30を視認する際の視線角度θを反映した
RGBの各色成分の値が得られることになる。この結
果、角度θからスクリーン30を視認する観察者は、オ
リジナル画像にほぼ一致した画像を視認することができ
る。
【0050】次に、図8は環境光の明るさ、すなわち輝
度情報DB1に基づく変換特性Yを示す図である。環境
光が明るい場合には輝度情報DB1は大きくなり、図8
に示す変換特性Y1が選択される。一方、環境光が暗い
場合には輝度情報DB1は小さくなり、図8に示す変換
特性Y2が選択される。また、環境光の明るさが中間値
をとるときには変換特性Yも変換特性Y1とY2との中
間値を示すこととなる。すなわち、輝度情報DB1に応
じて適用すべき複数の変換特性Yが予めコンピュータ1
0に登録されており、輝度情報DB1に応じた変換特性
Yが選択されることになる。なお、図8に示す輝度情報
DB1に基づく変換特性Yも各色成分について同一の変
換特性となる。
【0051】そして、投影装置20のトーンリプロダク
ションカーブp_TRCと、輝度情報DB1に基づく変
換特性Yとに基づいて、画像変換を行えば、画像表示を
行う室内環境等の明るさを反映したRGBの各色成分の
値が得られることになる。この結果、スクリーン30に
表示される画像を視認する観察者は、オリジナル画像に
できるだけ忠実な画像を視認することができる。
【0052】次に、図9及び図10は蛍光灯下及び白熱
灯下における変換特性Lを示す図である。ユーザによる
光源の種類の選択(すなわち、光源情報DB2)が蛍光
灯であった場合には、図9に示す変換特性Lr,Lb,
Lgが適用される。一方、ユーザによる光源の種類の選
択が白熱灯であった場合には、図10に示す変換特性L
b,Lg,Lrが適用される。変換特性Lr,Lb,L
gはそれぞれR成分、B成分、G成分についての変換特
性である。このような変換特性Lr,Lb,Lgによ
り、光源の種類によってスクリーン30に投影される画
像の色調が変化することを解消することができる。
【0053】そして、投影装置20のトーンリプロダク
ションカーブp_TRCと、光源情報DB2に基づく変
換特性Lr,Lb,Lgとに基づいて、画像変換を行え
ば、画像表示を行う室内環境等の光源色を考慮したRG
Bの各色成分の値が得られることになる。この結果、ス
クリーン30に表示される画像を視認する観察者は、オ
リジナル画像にできるだけ忠実な画像を視認することが
できる。
【0054】なお、上記に示したトーンリプロダクショ
ンカーブを含む各変換特性は一例であり、他の変換特性
を採用してもよいことは勿論である。
【0055】このように、この実施の形態のプロファイ
ル変換処理40では、スクリーン30のICCプロファ
イルPFc、角度情報DA及び環境光情報DBに基づい
て、投影装置20のICCプロファイルPFbにおける
トーンリプロダクションカーブp_TRCが変換され
る。
【0056】すなわち、R成分については、
【0057】
【数2】
【0058】に示す変換式によって投影装置20のR成
分についてのトーンリプロダクションカーブp_TRC
rが変換される。ただし、数2の式において、Hrは変
換後のR成分に関するトーンリプロダクションカーブで
あり、s_TRCrはスクリーン30のトーンリプロダ
クションカーブであり、A(θ)は角度情報DAに基づ
く変換特性であり、Yは輝度情報DB1に基づく変換特
性であり、Lrは光源情報DB2に基づく変換特性であ
る。
【0059】また、G成分については、
【0060】
【数3】
【0061】に示す変換式によって投影装置20のG成
分についてのトーンリプロダクションカーブp_TRC
gが変換され、B成分については、
【0062】
【数4】
【0063】に示す変換式によって投影装置20のB成
分についてのトーンリプロダクションカーブp_TRC
bが変換される。ただし、数3及び数4の各式におい
て、Hg及びHbは変換後のR成分及びB成分に関する
トーンリプロダクションカーブであり、s_TRCg,
s_TRCbはそれぞれスクリーン30のG成分及びB
成分に関するトーンリプロダクションカーブであり、A
(θ)は角度情報DAに基づく変換特性であり、Yは輝
度情報DB1に基づく変換特性であり、Lg,Lbはそ
れぞれ光源情報DB2に基づくG成分及びB成分の変換
特性である。
【0064】その結果、数1乃至数4より、
【0065】
【数5】
【0066】に示す演算を適用することにより、スクリ
ーン30に投影される画像を各装置及び媒体に依存しな
いXYZ表色系における画像データに変換することがで
きる。このことは、すなわち数5の式の逆変換の式が、
XYZ表色系で表現された画像データを、投影装置20
によって再現される画像のR(赤),G(緑),B
(青)の各色成分の値Dr,Dg,Dbで表現した画像
データに変換するための演算式ということになる。
【0067】そしてガマット調整処理42では、上記数
5の式の逆変換の演算式に基づいてXYZ表色系で表現
された画像データDtの画像変換を行い、RGB表色系
で表現された画像データを生成する。このとき、ガマッ
ト調整処理42は、投影装置20及びスクリーン30に
適合したガマット調整処理も同時に行う。
【0068】その結果、ガマット調整処理42において
生成される画像データは、その画像データに基づいてス
クリーン30に投影された画像を観察者が視認した際
に、オリジナル画像に適合した画像となるような、適切
な画像補正の施された画像データとなる。すなわち、ガ
マット調整処理42によって、スクリーン30のICC
プロファイルPFc、角度情報DA、及び環境光情報D
Bを反映する画像処理が行われ、スクリーン30に適切
な色再現性を有する投影画像が表示されることとなる。
【0069】そして表示制御43によって画像補正の施
された画像データが投影装置20に与えられる。そして
投影装置20において、投影用画像を生成する際に、投
影装置20の画像再現特性、スクリーン30の画像再現
特性、観察者の視線とスクリーン30との角度による画
像再現特性、及び、環境光の影響による画像再現特性の
全てを考慮した投影用画像を生成してスクリーン30に
投影することができる。したがって、観察者がスクリー
ン30に投影される表示画像を視認した場合にオリジナ
ル画像と同様の状態で再現された画像を視認することが
でき、例えば多数の色を用いて作成されたグラフ等の画
像であっても、観察者はすべての色をオリジナル画像と
同様に判別することが可能になる。
【0070】このようにプロファイル変換処理40は、
投影装置20のICCプロファイルPFbを、スクリー
ン30のICCプロファイルPFcと角度情報DAと環
境光情報DBとに基づいてプロファイル変換する。この
結果、プロファイル変換されて得られる色補正情報は、
スクリーン30の色再現特性と、スクリーン30を視認
する際の角度及び環境光による影響とが反映された情報
となり、ガマット調整処理42においてその色補正情報
に基づく色補正を行うことにより、色再現性の高い画像
をスクリーン30に投影することが可能になるのであ
る。
【0071】以上のように、この実施の形態において
は、投影装置20からスクリーン30に対して画像を投
影する際の色補正情報であって、そのスクリーン30の
特性に基づくICCプロファイルPFcがコンピュータ
読み取り可能な記録媒体9に記録されるので、コンピュ
ータ10においてスクリーン30の特性に基づいた画像
補正、特に、スクリーン30のICCプロファイルPF
cに基づいた色補正を行うことが可能である。
【0072】他方、画像表示システム1に着目すれば、
記録媒体9からスクリーン30の特性に基づくICCプ
ロファイルPFcを読み取って記憶しておき、そのIC
CプロファイルPFcに基づいてスクリーン30に投影
すべき画像データの色補正を行い、その色補正の行われ
た画像データに基づいて、スクリーン30に画像の投影
を行うように構成されているため、スクリーン30の色
特性に基づいた色補正を行うことが可能であるとも言え
る。
【0073】また、画像表示システム1は、スクリーン
30に表示される画像を視認する際の視線と、スクリー
ン30の表示面とがなす角度に応じた角度情報DAを入
力することによって、その角度情報DAに応じてスクリ
ーン30に表示すべき画像データを補正して、画像投影
を行うように構成されているため、観察者が適切な表示
画像を視認することが可能である。
【0074】さらに、画像表示システム1は、スクリー
ン30に照射される環境光に関する環境光情報DBを入
力することによって、その環境光情報DBに応じてスク
リーン30に投影すべき画像データを補正して、画像投
影を行うように構成されているため、投影画像に対する
環境光の影響を加味した上で投影用画像を生成すること
ができ、その結果、環境光がスクリーン30に照射され
ている場合であっても適切な画像表示を行うことが可能
である。
【0075】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この発明は上記説明した内容のものに限定され
るものではない。
【0076】例えば、上記説明においては、コンピュー
タ10においてプロファイル変換処理40やガマット調
整処理42が行われる場合について例示したが、これら
の処理は、投影装置20の内部において行われてもよ
い。その場合、スクリーン30のICCプロファイルP
Fc、角度情報DA、及び環境光情報DBは投影装置2
0に入力することになる。
【0077】また、上記説明においては、プロファイル
変換処理40を行う際に、スクリーン30のICCプロ
ファイルPFcと角度情報DAと環境光情報DBとに基
づいたプロファイル変換を行う場合について例示した
が、スクリーン30のICCプロファイルPFc、角度
情報DA、及び環境光情報DBのいずれか一つを反映し
たプロファイル変換を行うように構成してもよい。
【0078】また、上記説明においては、画像を表示す
る表示部がスクリーン30である場合を例示したが、液
晶ディスプレイに対して画像を表示する際にも、液晶デ
ィスプレイを視認する角度に応じて画像の表示状態を変
化させるようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、視線と表示面とがなす角度に応じた角度
情報を入力し、その角度情報に応じて表示部に表示すべ
き画像データを補正して、画像表示を行うように構成さ
れるため、観察者の視線方向に合わせて画像の表示状態
を変化させることができ、観察者に対して適切な画像表
示を行うことが可能になる。そしてその結果、観察者が
表示部に表示される画像を観察した場合に、オリジナル
画像に忠実な画像であって、観察者の視線方向が反映さ
れた再現性の高い画像を視認することが可能になる。
【0080】請求項2に記載の発明によれば、角度情報
に応じてスクリーンに投影すべき画像データの色補正を
行うように構成されるため、観察者に対して適切な色再
現性を示す画像の投影を行うことが可能になる。
【0081】請求項3に記載の発明によれば、スクリー
ンに照射される環境光に関する環境光情報を入力し、そ
の環境光情報に応じてスクリーンに投影すべき画像デー
タを補正して、画像の投影を行うように構成されるた
め、環境光の状態に合わせて画像の表示状態を変化させ
ることができ、適切な画像表示を行うことが可能にな
る。そしてその結果、観察者は、オリジナル画像に忠実
な画像であって、環境光の影響が考慮された再現性の高
い画像を視認することが可能になる。
【0082】請求項4に記載の発明によれば、環境光情
報に応じてスクリーンに投影すべき画像データの色補正
を行うように構成されるため、適切な色再現性を示す画
像の投影を行うことが可能になる。
【0083】請求項5に記載の発明によれば、スクリー
ンの特性に基づく第1の色補正情報を記憶しておき、そ
の第1の色補正情報に基づいて、スクリーンに投影すべ
き画像データの色補正を行い、画像の投影を行うように
構成されるため、スクリーンの特性に応じて投影する画
像の色補正を行うことができ、スクリーンに対して適切
な色再現性を有する画像の投影を行うことが可能にな
る。そしてその結果、観察者は、オリジナル画像に忠実
な画像であって、スクリーンの特性が反映された再現性
の高い画像を視認することが可能になる。
【0084】請求項6に記載の発明によれば、投影手段
の特性に基づく第2の色補正情報を記憶しており、第1
の色補正情報に基づいて第2の色補正情報を変換し、当
該変換後の色補正情報を用いて、スクリーンに投影すべ
き画像データの色補正を行うように構成されるため、例
えば、第1の色補正情報だけを用いて色補正を行うこと
ができない場合でも、適切に色補正を行うことができ、
スクリーンに対して適切な色再現性を有する画像の投影
を行うことが可能になる。また、色補正を行う処理を1
回行えば、第1及び第2の色補正情報を反映した色補正
を行うことが可能である。
【0085】請求項7に記載の発明によれば、投影軸と
視線との角度情報を入力し、さらに、その角度情報に基
づいて第2の色補正情報を変換し、当該変換後の色補正
情報を用いて、スクリーンに投影すべき画像データの色
補正を行うように構成されるため、観察者に対して適切
な色再現性を示す画像の投影を行うことが可能になる。
【0086】請求項8に記載の発明によれば、スクリー
ンに照射される環境光に関する環境光情報を入力し、さ
らに、環境光情報に基づいて第2の色補正情報を変換
し、当該変換後の色補正情報を用いて、スクリーンに投
影すべき画像データの色補正を行うように構成されるた
め、環境光の状態に応じた適切な色再現性を示す画像の
投影を行うことが可能になる。
【0087】請求項9に記載の発明によれば、コンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に、投影部からスクリーン
に対して画像を投影する際の色補正情報であって、スク
リーンの特性に基づく色補正情報が記録されるため、コ
ンピュータにおいてスクリーンの特性に基づいた色補正
を行うことができ、スクリーンに対して適切な色再現性
を示す画像の投影を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像表示システム
を示す概念図である。
【図2】画像表示システムのハードウェア構成を示す図
である。
【図3】画像表示システムにおける画像補正処理の概念
を示す図である。
【図4】表示器に表示される表示画面を示す図である。
【図5】表示器に表示される表示画面を示す図である。
【図6】スクリーンのトーンリプロダクションカーブを
示す図である。
【図7】角度情報による基づく変換特性を示す図であ
る。
【図8】環境光の明るさに基づく変換特性を示す図であ
る。
【図9】蛍光灯下における変換特性を示す図である。
【図10】白熱灯下における変換特性を示す図である。
【符号の説明】
1 画像表示システム 9 記録媒体 10 コンピュータ 11 表示器 12 操作部 15 CPU 15a 画像補正部(補正手段) 17 磁気ディスク装置 20 投影装置(投影手段,投影部) 30 スクリーン(表示部) 40 プロファイル変換処理 41 画像表示アプリケーション 42 ガマット調整処理 PFa 画像データのICCプロファイル PFb 投影装置のICCプロファイル(第2の色補正
情報) PFc スクリーンのICCプロファイル(第1の色補
正情報) DA 角度情報 DB 環境光情報 DB1 輝度情報 DB2 光源情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C066 AA03 CA17 EA13 EC05 EE04 GA01 KE09 KF05 KM13 5C080 AA10 BB05 DD01 EE17 JJ02 JJ05 KK02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平面の表示面を有する表示部に対して
    画像を表示する画像表示システムであって、 前記表示部に表示される画像を視認する際の視線と、前
    記表示面とがなす角度に応じた角度情報を入力する入力
    手段と、 前記角度情報に応じて前記表示部に表示すべき画像デー
    タを補正する補正手段と、 前記補正手段によって補正された画像データに基づい
    て、前記表示部に画像表示を行う表示制御手段と、を備
    える画像表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記表示部はスクリーンによって構成されるとともに、
    前記表示制御手段は前記スクリーンに画像を投影する投
    影装置によって構成されており、 前記補正手段は、前記角度情報に応じて前記スクリーン
    に投影すべき画像データの色補正を行うことを特徴とす
    る画像表示システム。
  3. 【請求項3】 スクリーンに対して画像を投影すること
    によって画像の表示を行う画像表示システムであって、 前記スクリーンに照射される環境光に関する環境光情報
    を入力する入力手段と、 前記環境光情報に応じて前記スクリーンに投影すべき画
    像データを補正する補正手段と、 前記補正手段によって補正された画像データに基づい
    て、前記スクリーンに画像の投影を行う投影手段と、を
    備える画像表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記補正手段は、前記環境光情報に応じて前記スクリー
    ンに投影すべき画像データの色補正を行うことを特徴と
    する画像表示システム。
  5. 【請求項5】 スクリーンに対して画像を投影すること
    によって画像の表示を行う画像表示システムであって、 前記スクリーンの特性に基づく第1の色補正情報を記憶
    する記憶手段と、 前記第1の色補正情報に基づいて、前記スクリーンに投
    影すべき画像データの色補正を行う補正手段と、 前記補正手段によって色補正の行われた画像データに基
    づいて、前記スクリーンに画像の投影を行う投影手段
    と、を備える画像表示システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記記憶手段は、前記投影手段の特性に基づく第2の色
    補正情報をも記憶しており、 前記補正手段は、前記第1の色補正情報に基づいて前記
    第2の色補正情報を変換し、当該変換後の色補正情報を
    用いて、前記スクリーンに投影すべき画像データの色補
    正を行うことを特徴とする画像表示システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記投影手段が前記スクリーンに対して画像を投影する
    投影軸と、前記スクリーンを視認する際の視線との角度
    情報を入力する入力手段をさらに備え、 前記補正手段は、さらに前記角度情報に基づいて前記第
    2の色補正情報を変換し、当該変換後の色補正情報を用
    いて、前記スクリーンに投影すべき画像データの色補正
    を行うことを特徴とする画像表示システム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の画像表示システ
    ムにおいて、 前記スクリーンに照射される環境光に関する環境光情報
    を入力する入力手段をさらに備え、 前記補正手段は、さらに前記環境光情報に基づいて前記
    第2の色補正情報を変換し、当該変換後の色補正情報を
    用いて、前記スクリーンに投影すべき画像データの色補
    正を行うことを特徴とする画像表示システム。
  9. 【請求項9】 投影部からスクリーンに対して画像を投
    影する際の色補正情報であって前記スクリーンの特性に
    基づく色補正情報が記録された、コンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
JP2001321794A 2001-10-19 2001-10-19 画像表示システム Expired - Fee Related JP3800063B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321794A JP3800063B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 画像表示システム
US10/273,239 US20030080968A1 (en) 2001-10-19 2002-10-17 Image display system and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321794A JP3800063B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 画像表示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003122292A true JP2003122292A (ja) 2003-04-25
JP3800063B2 JP3800063B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=19138951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001321794A Expired - Fee Related JP3800063B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 画像表示システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030080968A1 (ja)
JP (1) JP3800063B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140234A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Sharp Corp 画像表示装置、液晶表示装置、及び視聴環境制御システム
JP2011013443A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Canon Inc 画像表示装置及びその制御方法とそのプログラム
JP2011150129A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sharp Corp 映像表示装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5087830B2 (ja) * 2005-09-09 2012-12-05 セイコーエプソン株式会社 プロジェクションシステム
US20070091277A1 (en) * 2005-10-26 2007-04-26 Niranjan Damera-Venkata Luminance based multiple projector system
GB2470783A (en) * 2009-06-05 2010-12-08 Data Systems T Portable image projector and projection method
US20130229430A1 (en) * 2012-03-01 2013-09-05 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co. Ltd. Method and device for simulation of image at oblique view angle
US20130229428A1 (en) * 2012-03-01 2013-09-05 Shenzhen China Star Optoelectronics Techology Co., Ltd. Method and device for simulation of image at oblique view angle
KR101305249B1 (ko) 2012-07-12 2013-09-06 씨제이씨지브이 주식회사 다면 상영 시스템
CN114403650B (zh) * 2022-01-21 2022-11-01 南京投石智能系统有限公司 一种用于全息展示柜的控制系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6449004B1 (en) * 1996-04-23 2002-09-10 Minolta Co., Ltd. Electronic camera with oblique view correction
JP3707350B2 (ja) * 2000-05-08 2005-10-19 セイコーエプソン株式会社 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
US6847374B2 (en) * 2000-07-31 2005-01-25 Seiko Epson Corporation Environment-compliant image display system and program
JP4605987B2 (ja) * 2000-08-28 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
JP2002262304A (ja) * 2001-03-06 2002-09-13 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像処理方法およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140234A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Sharp Corp 画像表示装置、液晶表示装置、及び視聴環境制御システム
JP2011013443A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Canon Inc 画像表示装置及びその制御方法とそのプログラム
JP2011150129A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sharp Corp 映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20030080968A1 (en) 2003-05-01
JP3800063B2 (ja) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4110408B2 (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
JP3692989B2 (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法、プログラムおよび情報記憶媒体
US10176781B2 (en) Ambient display adaptation for privacy screens
US6894697B2 (en) Environment-compliant image display system and program
JP3719411B2 (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US8704859B2 (en) Dynamic display adjustment based on ambient conditions
JP4605987B2 (ja) プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
TWI231715B (en) Image display device, image processing method, program, and storage medium
JP4445693B2 (ja) プロジェクタの投射面色補正方法、プロジェクタの投射面色補正システムおよびプロジェクタの投射面色補正用プログラム
US8870393B2 (en) Image projection apparatus and method of controlling the same including determining a correction table for correcting RGB values of image data
JP2001320725A (ja) 環境適応型の画像表示システム、プレゼンテーションシステム、画像処理方法および情報記憶媒体
Itoh et al. Semi-parametric color reproduction method for optical see-through head-mounted displays
JP2002344761A (ja) 環境適応型の画像表示システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP2002262304A (ja) 画像表示装置、画像処理方法およびプログラム
JP3800063B2 (ja) 画像表示システム
JP2008271096A (ja) 画像データのグレーバランス補正方法、画像データのグレーバランス補正装置および記憶媒体
US20090207188A1 (en) Image display device, highlighting method
JP4150876B2 (ja) 画像表示システム、画像処理方法、プログラムおよび情報記憶媒体
JP6704722B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4164659B2 (ja) 画像表示システムおよび画像表示方法
JP2010258703A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2003187246A (ja) 画像表示システム、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050401

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050401

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees