JP2003121763A - 可変光減衰器及び装置 - Google Patents

可変光減衰器及び装置

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JP2003121763A
JP2003121763A JP2001315582A JP2001315582A JP2003121763A JP 2003121763 A JP2003121763 A JP 2003121763A JP 2001315582 A JP2001315582 A JP 2001315582A JP 2001315582 A JP2001315582 A JP 2001315582A JP 2003121763 A JP2003121763 A JP 2003121763A
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optical attenuator
variable optical
shield plate
parallel beam
shield
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JP2001315582A
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Masahiro Nakajima
正洋 中嶋
Naoki Kawada
直樹 川和田
Takafumi Suzuki
隆文 鈴木
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て精度を向上すると共に組み立て時間
を短縮し、且つ比較的容易に平行ビームの減衰量を微調
整することができる可変光減衰器及び装置を提供する。 【解決手段】 相対向する一対の光学系の間に形成され
る平行ビーム14領域に設けられて、当該平行ビーム1
4を連続的に減衰させる可変光減衰器において、所定方
向に移動すると共に前記平行ビーム14の減衰量を変化
させる遮蔽板30と、該遮蔽板30を移動する駆動手段
とを具備し、前記遮蔽板30に所定方向への移動量を把
握するためのマーク32を設けると共に該マーク32を
読みとる測定手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の光学系の間
に形成される平行ビームを連続的に減衰する可変光減衰
器及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信においては、伝送品質を確保する
ために、光強度を適宜調整する可変光減衰器が必要であ
る。
【0003】また、近年の通信容量の急激な増加に対応
すべく、光通信分野においては1本の光ファイバに複数
の異なる波長を多重化して伝送を行う波長多重通信や並
列多チャンネル通信が普及しており、この波長多重通信
及び並列多チャンネル通信においては、複数のチャンネ
ル信号の光強度を同じにするために、減衰量の微少な調
整や、広い範囲の減衰量の可変光減衰器が望まれてい
る。
【0004】このような可変光減衰器では、フィルター
を用いて光を減衰させるものと、シャッターの絞りを調
整して光を減衰させるものとが提案されている。
【0005】前者は、光吸収率の異なる板状のフィルタ
ーを用いて、光の吸収量を変化させることにより透過光
を減衰させている。
【0006】しかしながら、このようなフィルターを用
いた可変光減衰器では、光の減衰量を連続的に変化させ
ることが難しく、大型で挿入損失が多いという問題があ
る。
【0007】一方、後者は、特開昭54−54651号
公報に見られるように、シャッターを絞ることにより光
の遮断量を連続的に変化させ、光の強度を適宜調整して
いる。
【0008】ここで、シャッターの絞りによる可変光減
衰器について説明する。
【0009】図7は、従来技術に係る可変光減衰器の平
面図である。
【0010】図示するように、可変光減衰器100は、
一対の光ファイバ11の先端にフェルール12がそれぞ
れ設けられ、このフェルール12の先端側に対向してそ
れぞれ設けられる光学系13の間に形成される平行ビー
ム14の領域に、一対の板状の遮蔽板131、132
と、この遮蔽板131、132を面方向に移動して平行
ビーム14の遮蔽量を調整する調整手段140とが設け
られている。この調整手段140として、一方の遮蔽板
131の幅方向両側に設けられたフランジ部131bと
装置本体110とに連結して一方の遮蔽板131を保持
するねじ部141が設けられている。
【0011】一対の遮蔽板131、132は、その先端
が互いに重なり合うようにけられており、この重なり合
う先端にV字状の切り欠き部131a、132aが互い
に対向するように設けられている。この一対の遮蔽板1
31、132の切り欠き部131a、132aを重ね合
わせることによって菱形の開口部133を形成する。そ
して、調整手段140に設けられたねじ部141を回転
させることによって遮蔽板131が面方向に移動するこ
とで開口部133の大きさを変化させて平行ビーム14
の減衰量を調整している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遮蔽板の絞りを用いた可変光減衰器では、平行光学
系に使用される光ファイバがシングルモードファイバの
場合、レンズ径によっても多少異なるが、平行ビームの
平行光は、0.4〜1.0mmφである。したがって、
遮蔽板の開口部が1mm前後の大きさであるために、遮
蔽板の開口部を平行ビームの平行光に位置合わせするの
が大変困難であり、位置決め作業に時間がかかってしま
うという問題がある。
【0013】また、遮蔽板の絞りを用いた可変光減衰器
では、開口部の大きさが1.0mm前後しかなく、しか
も絞りを変化させるねじ部にバックラッシュ等のガタが
あるため減衰量のバラツキが大きくなってしまう。ま
た、ねじ部は、ピッチが0.3〜1.0mmで形成され
ているため、減衰量の微調整が難しいという問題があ
る。
【0014】本発明はこのような事情に鑑み、組み立て
精度を向上すると共に組み立て時間を短縮し、且つ比較
的容易に平行ビームの減衰量を微調整することができる
可変光減衰器及び装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、相対向する一対の光学系の間に形成
される平行ビーム領域に設けられて、当該平行ビームを
連続的に減衰させる可変光減衰器において、所定方向に
移動すると共に前記平行ビームの減衰量を変化させる遮
蔽板と、該遮蔽板を移動する駆動手段とを具備し、前記
遮蔽板には所定方向への移動量を把握するためのマーク
が設けられていると共に該マークを読みとる測定手段を
有することを特徴とする可変光減衰器にある。
【0016】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記遮蔽板の外縁部で前記平行ビームを遮蔽するこ
とを特徴とする可変光減衰器にある。
【0017】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記遮蔽板には、開口部が設けられていると共に該
開口部の周縁部によって前記平行ビームを遮蔽すること
を特徴とする可変光減衰器にある。
【0018】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記駆動手段がリニア型アクチュエー
タであることを特徴とする可変光減衰器にある。
【0019】本発明の第5の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記駆動手段が回転型アクチュエータ
であることを特徴とする可変光減衰器にある。
【0020】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記マークの設けられた前記遮蔽板及
び前記測定手段で構成されるエンコーダが刷子式、光電
式及び磁気式からなる群から選択されることを特徴とす
る可変光減衰器にある。
【0021】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記遮蔽板の少なくとも光を遮蔽する
領域には、熱膨張率の小さな低熱膨張層を有することを
特徴とする可変光減衰器にある。
【0022】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記遮蔽板の少なくとも光を遮蔽する
領域には、低偏波依存性処理が施されていることを特徴
とする可変光減衰器にある。
【0023】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様の可変光減衰器を具備することを特徴とする可変
光減衰装置にある。
【0024】かかる本発明では、遮蔽板自体に遮蔽板の
移動量を把握するマークを設けることで、遮蔽板とマー
クとの相対的な位置決めを行う必要がなく、位置決め精
度を向上することで減衰量の調整を高精度に行うことが
できると共に位置決め及び組み立て時間を短縮すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施形態に基づ
いて詳細に説明する。
【0026】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る可変光減衰器を具備する可変光減衰装置の一部
断面図であり、図2は、実施形態1に係る遮蔽板の平面
図である。
【0027】図示するように、本実施形態の可変光減衰
装置10は、一対の光ファイバ11と、一方の光ファイ
バ11の先端から照射した光を平行ビーム14とする一
対の光学系13と、一対の光学系13の間に形成された
平行ビーム14を連続的に減衰させる可変光減衰器20
とを有する。
【0028】一対の光学系13は、本実施形態では、一
対の光ファイバ11の先端側に設けられて、一方の光フ
ァイバ11の先端から照射した光を平行ビーム14と
し、この平行ビーム14を他方の光ファイバ11に収束
させるものであり、例えば、非球面レンズ、GRINレンズ
等によって構成されている。本実施形態では、図中左側
の光ファイバ11から射出された光が、この一対の光学
系13を介して図中右側の光ファイバ11で受光される
ようになっている。
【0029】このように形成される平行ビーム14のビ
ーム径は、本実施形態では、0.4〜0.8mmφとな
るようにした。
【0030】一方、可変光減衰器20は、一対の光学系
13の間に形成された平行ビーム14を外縁部で遮蔽す
る遮蔽板30と、この遮蔽板30をスライド移動させる
駆動手段40と、遮蔽板30の移動量を読みとる測定手
段50とを具備する。
【0031】遮蔽板30は、一方向の幅が漸大するよう
に、一辺が傾斜した端部である遮蔽部31を有する台形
状の薄板で形成されており、漸大する幅とは直交する方
向に移動するように設けられている。
【0032】このような遮蔽板30は、移動に伴い傾斜
した一辺が平行ビーム14の領域に突出して、突出した
遮蔽部31の外縁部で平行ビーム14を遮蔽するように
なっている。
【0033】本実施形態では、図2に示すように、遮蔽
板30が移動に伴い漸大する幅の一辺である遮蔽部31
が平行ビーム14を遮蔽しない位置から全遮蔽する位置
まで移動する遮蔽板30としたが、これに限定されず、
例えば、平行ビーム14の所定範囲のみを遮蔽する遮蔽
板としてもよい。このように遮蔽板30が所定範囲のみ
を遮蔽することで、減衰量レンジを所望の範囲として減
衰量を微少なステップで変化させることができる。
【0034】また、遮蔽板30の幅を漸大するように傾
斜する一辺に沿う端部である遮蔽部31とは反対側の他
辺側端部には、遮蔽板30の移動量を把握するための複
数のマーク32が設けられている。
【0035】さらに、可変光減衰器20には、遮蔽板3
0のマーク32を読みとって遮蔽板30の移動量を測定
する測定手段50が設けられている。
【0036】このようなマーク32の設けられた遮蔽板
30と測定手段50とは、遮蔽板30の移動量が把握で
きれば、特に限定されず、例えば、刷子式、光電式及び
磁気式等のエンコーダとすることができる。本実施形態
では、例えば、遮蔽板30に設けられたマーク32をス
リットとして、測定手段50をフォトインタラプタとす
ることで、光電式のエンコーダとすることができる。な
お、遮蔽板30と測定手段50とで構成されるエンコー
ダとしては、本実施形態では、480pulse/re
v、すなわち、スリットからなるマーク32を遮蔽板3
0に480個設けるようにした。
【0037】また、測定手段50による遮蔽板30のマ
ーク32の位置検出方法としては、任意のマーク32又
は別途設けたマークを原点として検出パルスをカウント
することにより位置の読みとりを行うインクリメンタル
型や、遮蔽板30のどの位置のマーク32であってもマ
ーク32を読みとるだけで位置検出を行うことができる
アブソリュート型などを挙げることができる。何れの方
法によりマーク32の位置を検出して遮蔽板30の移動
量を把握したとしても、マーク32が遮蔽板30に設け
られているため、遮蔽板30とマーク32の設けられた
エンコーダ板とを別体として設けるのと違い、平行ビー
ム14を遮蔽する役割の遮蔽板30の原点と遮蔽板30
の移動量を把握するエンコーダ板としての役割の遮蔽板
30の原点とを位置合わせする必要がなく、位置決め時
間を短縮して高精度な位置決めを行うことができる。こ
れにより、高精度な減衰を行うことができる。
【0038】なお、遮蔽板30は、平行ビーム14を遮
蔽する際、平行ビーム14が照射されることによって熱
膨張し、この熱膨張による変形で平行ビーム14の遮蔽
量に誤差が発生する虞があるため、遮蔽板30の少なく
とも平行ビーム14を遮蔽する領域、本実施形態では、
照射される平行ビーム14側の面の遮蔽部31に、熱膨
張率の低い低熱膨張層を設けるか、熱膨張率の低い材
料、例えばセラミック等で形成するのが好ましい。
【0039】一方、このような遮蔽板30をスライド移
動させる駆動手段40は、例えば、リニア型アクチュエ
ータを挙げることができる。ここで、リニア型アクチュ
エータとしては、例えば、機械式、電磁式、振動式又は
超音波式等その駆動方法は特に限定されない。
【0040】このような駆動手段40によって、遮蔽板
30をスライド移動することにより、遮蔽板30の一辺
である遮蔽部31が平行ビーム14領域に突出して平行
ビーム14を遮蔽して減衰することができる。
【0041】このとき、平行ビーム14の遮蔽量は、遮
蔽板30の遮蔽部31が平行ビーム14領域に突出した
突出量、すなわち、遮蔽板30の移動量によって決まる
が、遮蔽板30自体に移動量を測定するためのマーク3
2が設けられているため、マーク32と遮蔽板30との
位置合わせを行う必要がなく、位置決め工程を簡略化す
ることができると共に組み立て時間を短縮することがで
きる。
【0042】なお、本実施形態の可変光減衰装置10で
は、図中左側の光ファイバ11から照射された光が、光
学系13によって平行ビーム14とされ、この平行ビー
ム14を図中右側の光ファイバ11で受光するようにし
たが、これに限定されず、どちらの光ファイバ11で照
射及び受光しても、遮蔽板30による平行ビーム14の
減衰を行うことができるため、取り付け方向に制限がな
く取り付け作業を簡略化することができる。
【0043】ここで、このような可変光減衰装置10に
よる減衰状態について詳細に説明する。なお、図3は、
遮蔽板による平行ビームの遮蔽状態を示す平面図であ
る。
【0044】まず、図3(a)に示すように、遮蔽板3
0が移動しない状態では、平行ビーム14の全てが遮蔽
板30の横を通過して平行ビーム14を減衰しない状態
となる。すなわち、一方の光ファイバ11に入射された
光は減衰されずに他方の光ファイバ11から出力され
る。
【0045】次に、図3(b)に示すように、駆動手段
40によって遮蔽板30を所定量スライド移動させる
と、遮蔽板30の平行ビーム14に相対向する外縁部で
平行ビーム14の一部の領域を遮蔽して所定量減衰す
る。これにより、一方の光ファイバ11に入射された光
は、所定量減衰されて他方の光ファイバ11から出力さ
れる。
【0046】そして、図3(c)に示すように、駆動手
段40によってさらに遮蔽板30をスライド移動させる
ことにより、遮蔽板30の平行ビーム14に相対向する
外縁部で平行ビーム14を完全に遮蔽する。これによ
り、一方の光ファイバ11に入射された光は、完全に遮
蔽される。
【0047】このように本実施形態の可変光減衰装置1
0では、駆動手段40が駆動する遮蔽板30の移動位置
によって平行ビーム14の減衰量を連続して制御するこ
とができる。
【0048】(実施形態2)図4は、実施形態2に係る
遮蔽板の平面図である。なお、上述した実施形態と同様
の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。
【0049】図示するように、実施形態2の遮蔽板30
Aには、移動方向に向かって幅が漸小する貫通した開口
である遮蔽部31Aが設けられており、この遮蔽部31
Aの開口周縁部で平行ビーム14を遮蔽するようにし
た。
【0050】すなわち、駆動手段40による遮蔽板30
Aの移動は、本実施形態では、遮蔽板30Aが平行ビー
ム14の軸方向とは直交する方向に移動して遮蔽部31
Aの開口周縁部で平行ビーム14を遮蔽するようになっ
ている。
【0051】このとき、遮蔽板30Aの移動に伴い遮蔽
部31Aである開口は幅が漸小するため、平行ビーム1
4を遮蔽する量が可変する。
【0052】また、遮蔽板30Aをスライド移動させる
駆動手段40は、上述した実施形態1と同様にリニア型
アクチュエータを用いることができる。
【0053】このような遮蔽板30Aを有する可変光減
衰器としても、上述した実施形態1と同様の効果を得る
ことができる。
【0054】(実施形態3)図5は、実施形態3に係る
可変光減衰器を具備する可変光減衰装置の一部断面図で
あり、図6は、実施形態3に係る遮蔽板の平面図であ
る。なお、上述した実施形態と同様の部材には同一の符
号を付して重複する説明は省略する。
【0055】図示するように、実施形態3の可変光減衰
器20Bは、円盤形状を有する遮蔽板30Bと、遮蔽板
30Bを回転方向に移動する駆動手段40Bと、遮蔽板
40Bの回転位置を把握する測定手段50とを具備す
る。
【0056】遮蔽板30Bは、円盤形状を有し、その周
縁部にマーク32Bが設けられている。
【0057】また、遮蔽板30Bの平行ビーム14領域
に相対向する領域には、回転方向の移動に伴い開口が漸
小又は漸大する開口部である遮蔽部31Bが設けられて
おり、この遮蔽部31Bの開口周縁部によって平行ビー
ム14を遮蔽して減衰するようになっている。
【0058】このような遮蔽板30Bを回転方向に移動
させる駆動手段40Bは、例えば、超音波モータ等の回
転型アクチュエータからなる。
【0059】このように、遮蔽板30Bを開口部からな
る遮蔽部31Bを有する円盤形状として、駆動手段40
Bを回転型アクチュエータとしても上述した実施形態1
及び2と同様の効果を得ることができる。
【0060】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
1〜3を説明したが、可変光減衰器及び装置の基本的構
成はこれに限定されるものではない。
【0061】例えば、上述した実施形態1〜3では、遮
蔽板30〜30Bでは、平行ビームの全ての領域を遮蔽
するようにしたが、これに限定されず、例えば、所望の
減衰量レンジを可変減衰するようにしてもよい。このよ
うな場合、遮蔽板に設けられたマーク数が上述した実施
形態1〜3と同じでも減衰量ステップを細かくすること
ができる。なお、マーク数を増やして減衰量ステップを
細かくするようにしてもよい。
【0062】また、上述した実施形態3では、駆動手段
40Bとして回転型アクチュエータを挙げたが、例え
ば、回転型アクチュエータの回転軸に遮蔽板30Bを直
接接続してもよく、また、減速ギア等を介して遮蔽板3
0Bを駆動するようにしてもよい。なお、減速ギア等を
設ける場合は、ギアによるバックラッシ等のガタの発生
を防止して高精度に回転位置を位置決めして減衰量を決
定する必要がある。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変光減
衰器及び装置では、遮蔽板自体に遮蔽板の移動量を把握
するマークを設けることで、遮蔽板とマークとの相対的
な位置決めを行う必要がなく、位置決め精度を向上する
ことで減衰量の調整を高精度に行うことができると共に
位置決め及び組み立て時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る可変光減衰装置の一
部断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る遮蔽板の平面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1に係る遮蔽板による平行ビ
ームの遮蔽状態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る遮蔽板の平面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態3に係る可変光減衰装置の一
部断面図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る遮蔽板の平面図であ
る。
【図7】本発明の従来技術に係る可変光減衰器の平面図
である。
【符号の説明】
10、10B 可変光減衰装置 11 光ファイバ 12 フェルール 13 光学系 14 平行ビーム 20、20B 可変光減衰器 30、30A、30B 遮蔽板 31、31A、31B 遮蔽部 32、32B マーク 40、40B 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 2H038 BA32 2H041 AA02 AB02 AC01 AZ01 AZ05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する一対の光学系の間に形成され
    る平行ビーム領域に設けられて、当該平行ビームを連続
    的に減衰させる可変光減衰器において、 所定方向に移動すると共に前記平行ビームの減衰量を変
    化させる遮蔽板と、該遮蔽板を移動する駆動手段とを具
    備し、前記遮蔽板には所定方向への移動量を把握するた
    めのマークが設けられていると共に該マークを読みとる
    測定手段を有することを特徴とする可変光減衰器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変光減衰器において、
    前記遮蔽板の外縁部で前記平行ビームを遮蔽することを
    特徴とする可変光減衰器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の可変光減衰器において、
    前記遮蔽板には、開口部が設けられていると共に該開口
    部の周縁部によって前記平行ビームを遮蔽することを特
    徴とする可変光減衰器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか記載の可変光減衰
    器において、前記駆動手段がリニア型アクチュエータで
    あることを特徴とする可変光減衰器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか記載の可変光減衰
    器において、前記駆動手段が回転型アクチュエータであ
    ることを特徴とする可変光減衰器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか記載の可変光減衰
    器において、前記マークの設けられた前記遮蔽板及び前
    記測定手段で構成されるエンコーダが刷子式、光電式及
    び磁気式からなる群から選択されることを特徴とする可
    変光減衰器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか記載の可変光減衰
    器において、前記遮蔽板の少なくとも光を遮蔽する領域
    には、熱膨張率の小さな低熱膨張層を有することを特徴
    とする可変光減衰器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか記載の可変光減衰
    器において、前記遮蔽板の少なくとも光を遮蔽する領域
    には、低偏波依存性処理が施されていることを特徴とす
    る可変光減衰器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか記載の可変光減衰
    器を具備することを特徴とする可変光減衰装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090625A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 ホロニクス・インターナショナル株式会社 樹脂硬化用光源装置

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