JP2003121446A - 試験器具及び測定装置 - Google Patents
試験器具及び測定装置Info
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Abstract
定可能な試験器具及び測定装置を提供する。 【解決手段】 一端が開放され、他端が閉塞された透明
の管状体16と、上記管状体16に収納された、被検査
溶液中の分析対象物を光学的に測定可能な試験片8と、
上記管状体内16を減圧状態に保つよう、上記管状体1
8の開放端を封止する、上記被検査溶液を採取する採取
針を突き刺し可能な弾性材料よりなる蓋体16と、から
なる試験器具15に、採取針を突き刺した状態で被検査
溶液を採取後、そのまま測定装置27にセットし、測定
を行うようにした。
Description
ー試験片等を用いた検査を行うための試験器具及び測定
装置に関するものである。
置の例について説明する。図5は分光光度計を用いた、
従来のクロマトグラフィー測定装置の概略構成図であ
る。図5において、光源(ランプ)1から出射された光
ビームは反射板2を介して回折格子3に入射される。回
折格子3に入射された光ビームは光波長が選択され、さ
らに開口部4により光ビームが絞られた後、ガラス板5
に入射される。ガラス板5を反射した光ビームは参照光
6として第1の光電子増倍管7で受光される。一方、ガ
ラス板5を透過した光ビームはクロマトグラフィ試験片
8の一部に照射し、クロマトグラフィ試験片8からの散
乱光9を第2の光電子増倍管10で受光する。第1の光
電子増倍管7と第2の光電子増倍管10の出力信号はそ
れぞれLog変換器23、24によりLog変換され、
差動増幅器25は、第1の光電子増倍管7のLog変換
値から、第2の光電子増倍管10のLog変換値を減算
し、吸光度信号26として出力する。
に示すように、抗原抗体反応を利用した免疫クロマトグ
ラフィ試験片8は、被検査溶液を添加する部分である被
検査溶液添加部11と、被検査溶液を展開するための展
開層14とからなり、展開層14は、その一部に、被検
査溶液の浸透により移動し、流れてきた液体中に含まれ
る分析対象物に対して特異的に結合する物質を備えた標
識試薬が保持された部分である標識試薬保持部12と、
他の一部に、標識試薬と分析対象物との結合、固定化が
行われる試薬固定化部13とを備えたものである。
フィ試験装置の動作について説明する。まず、シリンジ
(図示せず)等で被検査溶液添加部11に被検査溶液が
添加されると、展開層14に被検査溶液が展開される。
この時、標識試薬保持部12に被検査溶液が達すると、
標識試薬を溶出しながら、被検査溶液中に含まれる分析
対象物と特異的に結合する。続いて、この結合物が試薬
固定化部13において固定化され、また固定化されない
残りの標識試薬は、固定化されずに展開層14の下流側
に流出する。
の濃度を測定するために、図5(a)に示すように、ク
ロマトグラフィ試験片8に対し、光源1からビームを照
射する。光源1から出射されたビームは、反射板2を介
して回折格子3に入射される。ここで、回折格子3によ
り波長が決定され、回折格子3より出射されたビーム
は、開口4により絞られ、ガラス板5に入射される。ガ
ラス板5に入射したビームは、ガラス板5を反射するも
のと透過するものに分けられる。ガラス板5を反射した
ビームは、参照光6として第1の光電子倍増管7で受光
される。一方、ガラス板5を透過したビームは、免疫ク
ロマトグラフィ試験片8にて反射される。そして、免疫
クロマトグラフィ試験片8からの散乱光9は、第2の光
電子増倍管10で受光される。第1,第2の光電子増倍
管7,10からの出力はそれぞれ、Log変換器23,
24にてLog変換され、その後、差動増幅器25によ
りこれらの引き算結果を吸光度信号26として出力され
る。なお、クロマトグラフィ試験片8の展開層14と試
薬固定化部13の吸光度信号の差と、測定する試料濃度
との検量線が予め算出されており、展開層14と試料固
定化部13の吸光度信号の差を検出することにより、試
料濃度の算出が行われる。
クロマトグラフィ測定装置では、注射器または真空採血
管を用いて採取した血液を、血液センサの被検査溶液添
加部に添加しなければならず、この時、検査者が誤って
注射針を検査者の指に刺してしまったり、注射針の先端
の血液が飛散してしまったりして血液感染を生ずる恐れ
があるため、慎重な作業が求められていた。また、血液
を直接扱うため、被検査者の目前で検査をしにくく、検
査後には検査器及び検査器具の汚れを清掃したり、残血
の処理、注射器の洗浄が必要であった。
ためになされたものであり、検査者が被検査溶液に接触
することなく測定可能な試験器具及び測定装置を提供す
ることを目的とする。
に、本発明の請求項1にかかる試験器具は、一端が開放
され、他端が閉塞された透明の管状体と、上記管状体に
収納された、被検査溶液中の分析対象物を光学的に測定
可能な試験片と、上記管状体内を減圧状態に保つよう、
上記管状体の開放端を封止する、上記被検査溶液を採取
する採取針を突き刺し可能な弾性材料よりなる蓋体と、
を備えたことを特徴とするものである。
求項1に記載の試験器具において、上記管状体は、硬質
材料で形成されてなることを特徴とするものである。
求項1に記載の試験器具において、上記管状体内の開放
端に取り付けられた蓋体により封止されている開口部側
に、上記採取針から供給される被検査溶液を一時的に蓄
えるための第1の空間を形成する隔壁を備え、上記管状
体の上記第1の空間以外の部分の、少なくとも一部もし
くは全ては、外力により変形可能な軟質材料で形成され
てなり、上記第1の空間内のみを減圧状態に保ったま
ま、該第1の空間内に上記採取針を用いて上記被検査溶
液を供給して一時的に蓄え、その後、上記管状体の外力
による上記第1の空間の変形により上記隔壁が破壊さ
れ、上記被検査溶液が上記試験片に供給されることを特
徴とするものである。
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の試験器具
において、上記管状体内に、上記試験片を中空で支持す
る支持部材を備えたことを特徴とするものである。
求項4に記載の試験器具において、上記支持部材は、上
記管状体内の空間を、被検査溶液が試験片に供給される
第2の空間と、上記試験片上で呈色反応を示す第3の空
間とに隔てるものであることを特徴するものである。
いし請求項5のいずれか1項に記載の試験器具におい
て、上記試験片は、薄板状であり、上記管状体の上記試
験片における反応を呈する部分に対応する部位は、上記
試験片と平行な平面となるよう形成されたものであるこ
とを特徴とするものである。
求項1ないし請求項6のいずか1項に記載の試験器具に
おいて、上記管状体の上記試験片における反応を呈する
部分に対応する部位は、光学的に光ビームの形状を変形
させるレンズ状であることを特徴とするものである。
求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の試験器具
において、上記試験片を、イムノクロマトセンサで構成
したことを特徴とするものである。
求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の試験器具
において、上記試験器具は、試験毎に使い捨てるように
した、ことを特徴とするものである。
請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の試験器
具を装着し、該装着された試験器具の試験片における反
応を光学的に読み取る、ことを特徴とするものである。
請求項4に記載の試験器具を装着し、該装着された試験
器具の管状体の、被検査溶液が試験片に供給される第1
の空間を形成する部位に外力を与え、該管状体内の、一
時的に上記被検査溶液を蓄えるための第3の空間を形成
する隔壁を破壊し、該装着された試験器具の試験片にお
ける反応を光学的に読み取る、ことを特徴とするもので
ある。
請求項5に記載の試験器具を装着し、該装着された試験
器具の管状体の、被検査溶液が試験片に供給される第1
の空間を形成する部位に外力を与え、該管状体内の、一
時的に上記被検査溶液を蓄えるための第2の空間を形成
する隔壁を破壊し、該装着された試験器具の試験片にお
ける反応を光学的に読み取る、ことを特徴とするもので
ある。
請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載の測
定装置において、上記管状体の閉塞端側から挿入するた
めの、該管状体の外形形状に沿った挿入口を備えた、こ
とを特徴とするものである。
請求項10ないし請求項13のいずれか1項に記載の測
定装置において、レーザにより上記管状体内の試験片に
おける反応を光学的に読み取るようにしたことを特徴と
するものである。
いて図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実
施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施
の形態に限定されるものではない。
態1による試験器具及び測定装置について図1及び図2
を用いて説明する。
測定装置の概略構成図であり、図1(a)は試料展開方
向に対し垂直方向からみた試験器具及び測定装置の断面
図であり、図1(b)は試験器具を試料展開方向からみ
た断面図である。図において、図5と同一または相当す
る構成要素については同じ符号を用い、その説明を省略
する。
状体30の中に試験片8とその試験片8を支持する支持
体31を内蔵し、減圧状態に保ったままで弾性材料から
なる蓋体16で封止されている。支持体31は、管状体
30の空間を被検査溶液の供給される空間と試験片8が
反応を呈する空間とに隔てるように構成されており、被
検査溶液が多く供給されても試験片8の反応を呈する部
分まで飛び散らないようになっている。試験片8は、被
検査溶液を添加する被検査溶液添加部11と、被検査溶
液を展開するための展開層14と、展開層14の一部に
試薬を固定化することにより形成された試薬固定化部1
3と、展開層14の他の一部に、被検査溶液の展開によ
り溶出可能な標識試薬を保持することにより形成され
た、標識試薬保持部12とから構成されている。管状体
30は、試験片8における反応を呈する部分に対応する
測定窓32が、試験片8と平行となるように形成されて
いる。なお、本実施の形態1では、管状体30は硬質材
料で形成されてなるものである。
ーザ17と、半導体レーザ17から出射された光ビーム
を平行ビームに変換するコリメートレンズ18と、コリ
メートレンズ18を通過した光ビームを絞る開口4と、
開口4を通過した光ビームを偏光するビームスプリッタ
19と、ビームスプリッタ19にて反射された光ビーム
を参照光6としてモニタする第1のフォトダイオード2
0と、ビームスプリッタ19を通過した光ビームを測定
装置にセットされた試験器具15に導くシリンドリカル
レンズ21と、試験器具15の内部の試験片8を反射し
た散乱光9を受光する第2のフォトダイオード22と、
第1のフォトダイオード20にて受光された光ビームを
Log変換するLog変換器23と、第2のフォトダイ
オード22にて受光された光ビームをLog変換するL
og変換器24と、Log変換器23の出力データとL
og変換器24との出力データを引き算し、その結果を
吸光度信号26として出力する差動増幅器25とを備え
たものである。
て図2に示した。図2において、測定装置27の前面に
は測定結果等を表示する表示器28と、試験器具15を
挿入するための挿入口29が設けられている。この挿入
口29は試験器具15の管状体30の外形形状に合わせ
た形状となっており、一方向からのみ挿入可能で、誤挿
入防止ができる。
装置を用いた測定方法について図1及び図2を用いて説
明する。矢印33の方向から採取針(図示せず)で被検
査溶液添加部11に被検査溶液が添加されると、展開層
14に被検査溶液が展開される。この時、被検査溶液が
標識試薬保持部12に達すると、標識試薬は溶出しなが
ら、被検査溶液中に含まれる分析対象物と特異的に結合
する。この結合物が試薬固定化部13において固定化さ
れ、また残りの標識試薬は、固定化されずに展開層14
の下流側に流される。そして、被検査溶液を添加と同時
に採取針を外し測定装置27にセットする。
に対し、光ビームを照射する。まず、半導体レーザ17
から出射された光ビームは、コリメートレンズ18を通
過することによって平行ビームに変換される。この平行
ビームは、開口4を通過してビームスプリッタ19に入
射される。ここで、ビームスプリッタ19で反射された
一部の光ビームは、参照光6として第1のフォトダイオ
ード20で受光される。一方、ビームスプリッタ19を
透過した残りの光ビームは、シリンドリカルレンズ21
によって試験片8の試薬固定化部13に集光され、照射
される。さらに、この試験片8の試薬固定化部13の表
面からは散乱光9が発生し、第2のフォトダイオード2
2で受光される。
イオード20と散乱光9を受光した第2のフォトダイオ
ード22の出力はそれぞれLog変換器23、24を通
してLog変換され、差動増幅器25に入力され、吸光
度信号26として出力される。
を突き刺した試験器具15を、被検査溶液を採取するた
めの場所、例えば、被検査者の皮膚に取り付けると同時
に、被検査溶液を管状体30内に自動的に採取して試験
片8に供給し、試験器具15をそのまま測定装置27に
セットし測定を行うようにしたので、検査者が被検査溶
液に接触することなく測定が可能となる。
態2による測定装置及び試験器具について図3を用いて
説明する。
験器具の概略構成図あり、図3(a)は試料展開方向に
対し垂直方向からみた測定装置及び試験器具の断面図で
あり、図3(b)は試料展開方向からみら試験器具の断
面図である。図において、図2と同一または相当する構
成要素については、同じ符号を用いその説明を省略す
る。
体30の試験片8における反応を呈する部分に対応する
部分で、レンズ状となっている。
装置を用いた測定方法について説明する。矢印33の方
向から採取針(図示せず)で被検査溶液添加部11に被
検査溶液が添加されると、展開層14に被検査溶液が展
開される。この時、被検査溶液が標識試薬保持部12に
達すると、標識試薬は溶出しながら、被検査溶液中に含
まれる分析対象物と特異的に結合する。この結合物が試
薬固定化部13において固定化され、また残りの標識試
薬は、固定化されずに展開層14の下流側に流される。
そして、被検査溶液を添加と同時に採取針を外し測定装
置27にセットする。
に対し、光ビームを照射する。まず、半導体レーザ17
から出射された光ビームは、コリメートレンズ18を通
過することによって平行ビームに変換される。この平行
ビームは、開口4を通過してビームスプリッタ19に入
射される。ここで、ビームスプリッタ19で反射された
一部の光ビームは、参照光6として第1のフォトダイオ
ード20で受光される。一方、ビームスプリッタ19を
透過した残りの光ビームは、測定窓35によって試験片
8の試薬固定化部13に集光され、照射される。さらに
この試験片8の試薬固定化部13の表面からは散乱光9
が発生し、第2のフォトダイオード22で受光される。
イオード20と散乱光9を受光した第2のフォトダイオ
ード22の出力はそれぞれLog変換器23、24を通
してLog変換され、差動増幅器25に入力され、吸光
度信号26として出力される。
を突き刺した試験器具15を、被検査溶液を採取するた
めの場所、例えば、被検査者の皮膚に取り付けると同時
に、被検査溶液を管状体30内に自動的に採取して試験
片8に供給し、試験器具15をそのまま測定装置27に
セットし測定を行うようにしたので、検査者が被検査溶
液に接触することなく測定が可能となる。
としたことで、実施の形態1の測定装置27で必要であ
ったシリンドリカルレンズ21を省略することができ、
コストを削減できる。
態3による測定装置及び試験器具について図4を用いて
説明する。なお、本実施の形態1の構成と違う点は、試
験器具15において隔壁34によって管状体30の空間
が試験片8のある空間と減圧された被検査溶液を一時蓄
えておく空間に分離されていることである。
構成を示す図である。図4において、34は隔壁であ
り、管状体30内の開放端に取り付けられた蓋体16に
より封止されている開口部側に、採取針から供給される
被検査溶液を一時的に蓄えるための空間を形成する。な
お、本実施の形態3において、管状体30内の、上記隔
壁34により形成される空間以外の部分の、少なくとも
一部もしくは全ては、外力により変形可能な軟質材料で
形成されてなる。
測定方法について説明する。まず、採取針(図示せず)
によって被検査溶液を、管状体30内の隔壁34内に供
給し、一旦、隔壁34内に蓄え、測定装置27にセット
する。なお、隔壁34により形成される空間は減圧状態
に保ったままである。
セットされたと同時に、管状体30の上から外力を加
え、隔壁34を破壊する。隔壁34が破壊されると、被
検査溶液が被検査溶液添加部11に供給され、展開層1
4に被検査溶液が展開される。この時、被検査溶液が標
識試薬保持部12に達すると、標識試薬は溶出しなが
ら、被検査溶液中に含まれる分析対象物と特異的に結合
する。この結合物が試薬固定化部13において固定化さ
れ、また残りの標識試薬は、固定化されずに展開層14
の下流側に流される。そして、被検査溶液の展開が終了
すると、光学的手段により、該被検査溶液中の分析対象
物の測定を行う。
を突き刺した試験器具15を、被検査溶液を採取するた
めの場所、例えば、被検査者の皮膚に取り付けると同時
に、被検査溶液を管状体30内に自動的に採取するよう
にしたので、検査者が被検査溶液に接触することなく測
定が可能となる。
変形可能な軟質材料よりなる管状体30内の、隔壁34
と蓋体16との間に形成された空間に一時的に被検査溶
液を蓄えた後、該管状体30を測定装置27にセットす
ると同時に、外力により隔壁34を破壊して一時的に蓄
えられている被検査溶液を試験片8に供給し、測定を行
うようにしたので、検査者が被検査溶液に接触すること
なく測定が可能となり、また、測定装置27では被検査
溶液が添加された時間が明確となり、測定の精度が向上
される。
の試験器具によれば、一端が開放され、他端が閉塞され
た透明の管状体と、上記管状体に収納された、被検査溶
液中の分析対象物を光学的に測定可能な試験片と、上記
管状体内を減圧状態に保つよう、上記管状体の開放端を
封止する、上記被検査溶液を採取する採取針を突き刺し
可能な弾性材料よりなる蓋体と、を備えたことより、採
取針を採取したい場所に取り付けると同時に、被検査溶
液を管状体内に自動的に供給することができ、その結
果、検査者が被検査溶液に接触することなく測定するこ
とができる。
ば、請求項1に記載の試験器具において、上記管状体
は、硬質材料で形成されてなることより、検査者が取り
扱いしやすい試験器具を実現可能である。
ば、請求項1に記載の試験器具において、上記管状体内
の開放端に取り付けられた蓋体により封止されている開
口部側に、上記採取針から供給される被検査溶液を一時
的に蓄えるための第1の空間を形成する隔壁を備え、上
記管状体の上記第1の空間以外の部分の、少なくとも一
部もしくは全ては、外力により変形可能な軟質材料で形
成されてなり、上記第1の空間内のみを減圧状態に保っ
たまま、該第1の空間内に上記採取針を用いて上記被検
査溶液を供給して一時的に蓄え、その後、上記管状体の
外力による上記第1の空間の変形により上記隔壁が破壊
され、上記被検査溶液が上記試験片に供給されるように
したので、被検査溶液の量が多い場合に試験片の反応を
呈する部分まで飛び散ってしまうのを防止するととも
に、簡単に被検査溶液を試験片に添加することができ、
検査者の操作性が向上する。
ば、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の試
験器具において、上記管状体内に、上記試験片を中空で
支持する支持部材を備えたことより、試験片の管状体へ
の接触を防ぐことができる。
ば、請求項4に記載の試験器具において、上記支持部材
は、上記管状体内の空間を、被検査溶液が試験片に供給
される第2の空間と、上記試験片上で呈色反応を示す第
3の空間とに隔てるようにしたので、試験片上の被検査
溶液添加部以外の部位、特に、試験片の反応を呈する部
位に、検査者が誤って被検査溶液を添加したり、被検査
溶液の量が多い場合に試験片の反応を呈する部分まで飛
び散るのを防止できる。
ば、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の試
験器具において、上記試験片は、薄板状であり、上記管
状体の上記試験片における反応を呈する部分に対応する
部位は、上記試験片と平行な平面となるよう形成された
ものであることより、測定精度を向上させることができ
る。
ば、請求項1ないし請求項6のいずか1項に記載の試験
器具において、上記管状体の上記試験片における反応を
呈する部分に対応する部位は、光学的に光ビームの形状
を変形させるレンズ状であることより、測定装置に必要
であったレンズを省略することができ、その結果、コス
トを削減できる。
ば、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の試
験器具において、上記試験片を、イムノクロマトセンサ
で構成したので、血液検査等の免疫検査を行うことがで
きる。
ば、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の試
験器具において、上記試験器具は、試験毎に使い捨てる
ようにしたので、測定終了後の試験器具の洗浄、残血の
処理等の検査者の手間を省略し、操作性が向上する。
れば、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の
試験器具を装着し、該装着された試験器具の試験片にお
ける反応を光学的に読み取るようにしたので、検査者が
被検査溶液に接触することなく、測定を行うことができ
る。
れば、請求項4に記載の試験器具を装着し、該装着され
た試験器具の管状体の、被検査溶液が試験片に供給され
る第1の空間を形成する部位に外力を与え、該管状体内
の、一時的に上記被検査溶液を蓄えるための第3の空間
を形成する隔壁を破壊し、該装着された試験器具の試験
片における反応を光学的に読み取るようにしたので、試
験器具を測定装置にセットすると同時に、簡単に被検査
溶液を試験片に添加可能であり、また、被検査溶液の添
加時間が明確となり、測定精度が向上する。
れば、請求項5に記載の試験器具を装着し、該装着され
た試験器具の管状体の、被検査溶液が試験片に供給され
る第1の空間を形成する部位に外力を与え、該管状体内
の、一時的に上記被検査溶液を蓄えるための第2の空間
を形成する隔壁を破壊し、該装着された試験器具の試験
片における反応を光学的に読み取るようにしたので、試
験器具を測定装置にセットすると同時に、簡単に被検査
溶液を試験片に添加可能であり、また、被検査溶液の添
加時間が明確となり、測定精度が向上する。
れば、請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記
載の測定装置において、上記管状体の閉塞端側から挿入
するための、該管状体の外形形状に沿った挿入口を備え
たことより、一方方向からのみ挿入可能で、誤挿入を防
止することができる。
れば、請求項10ないし請求項13のいずれか1項に記
載の測定装置において、レーザにより上記管状体内の試
験片における反応を光学的に読み取るようにしたので、
レーザを用いて測定を行うことができる。
装置の概略構成図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 一端が開放され、他端が閉塞された透明
の管状体と、 上記管状体に収納された、被検査溶液中の分析対象物を
光学的に測定可能な試験片と、 上記管状体内を減圧状態に保つよう、上記管状体の開放
端を封止する、上記被検査溶液を採取する採取針を突き
刺し可能な弾性材料よりなる蓋体と、を備えた、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の試験器具において、 上記管状体は、硬質材料で形成されてなる、 ことを特徴とする試験器具。
- 【請求項3】 請求項1に記載の試験器具において、 上記管状体内の開放端に取り付けられた蓋体により封止
されている開口部側に、上記採取針から供給される被検
査溶液を一時的に蓄えるための第1の空間を形成する隔
壁を備え、 上記管状体の上記第1の空間以外の部分の、少なくとも
一部もしくは全ては、外力により変形可能な軟質材料で
形成されてなり、 上記第1の空間内のみを減圧状態に保ったまま、該第1
の空間内に上記採取針を用いて上記被検査溶液を供給し
て一時的に蓄え、その後、上記管状体の外力による上記
第1の空間の変形により上記隔壁が破壊され、上記被検
査溶液が上記試験片に供給される、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
に記載の試験器具において、 上記管状体内に、上記試験片を中空で支持する支持部材
を備えた、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項5】 請求項4に記載の試験器具において、 上記支持部材は、上記管状体内の空間を、被検査溶液が
試験片に供給される第2の空間と、上記試験片上で呈色
反応を示す第3の空間とに隔てるものである、 ことを特徴する試験器具。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
に記載の試験器具において、 上記試験片は、薄板状であり、 上記管状体の上記試験片における反応を呈する部分に対
応する部位は、上記試験片と平行な平面となるよう形成
されたものである、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずか1項に
記載の試験器具において、 上記管状体の上記試験片における反応を呈する部分に対
応する部位は、光学的に光ビームの形状を変形させるレ
ンズ状である、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
に記載の試験器具において、 上記試験片を、イムノクロマトセンサで構成した、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
に記載の試験器具において、 上記試験器具は、試験毎に使い捨てるようにした、 ことを特徴とする試験器具。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
項に記載の試験器具を装着し、該装着された試験器具の
試験片における反応を光学的に読み取る、 ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項11】 請求項4に記載の試験器具を装着し、
該装着された試験器具の管状体の、被検査溶液が試験片
に供給される第1の空間を形成する部位に外力を与え、
該管状体内の、一時的に上記被検査溶液を蓄えるための
第3の空間を形成する隔壁を破壊し、該装着された試験
器具の試験片における反応を光学的に読み取る、 ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項12】 請求項5に記載の試験器具を装着し、
該装着された試験器具の管状体の、被検査溶液が試験片
に供給される第1の空間を形成する部位に外力を与え、
該管状体内の、一時的に上記被検査溶液を蓄えるための
第2の空間を形成する隔壁を破壊し、該装着された試験
器具の試験片における反応を光学的に読み取る、 ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項13】 請求項10ないし請求項12のいずれ
か1項に記載の測定装置において、 上記管状体の閉塞端側から挿入するための、該管状体の
外形形状に沿った挿入口を備えた、 ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項14】 請求項10ないし請求項13のいずれ
か1項に記載の測定装置において、 レーザにより上記管状体内の試験片における反応を光学
的に読み取るようにした、 ことを特徴とする測定装置。
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CN113092374A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-09 | 青岛科技大学 | 小型真空光电测试系统 |
CN117871762A (zh) * | 2022-11-24 | 2024-04-12 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种用于连续轻烃录井差分分析的装置系统及方法 |
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