JP2003121386A - X線異物検査装置 - Google Patents

X線異物検査装置

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JP2003121386A
JP2003121386A JP2001314743A JP2001314743A JP2003121386A JP 2003121386 A JP2003121386 A JP 2003121386A JP 2001314743 A JP2001314743 A JP 2001314743A JP 2001314743 A JP2001314743 A JP 2001314743A JP 2003121386 A JP2003121386 A JP 2003121386A
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door
hood
ray
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matter inspection
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JP2001314743A
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Futoshi Ueki
太 植木
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】X線異物検査装置におけるフードの開閉扉で、
フード内方の水洗浄が容易で、かつ排水が的確におこな
える構造の扉を有するX線異物検査装置を提供する。 【解決手段】扉6はその下辺部が支軸9a、9bを中心
に手前倒回して開閉するように構成されるとともに、上
方部には、前方に曲折されて把手部を構成する曲折部1
0と、下方部にはこの曲折部10に連接される傾斜面6
Sを有するよう形成されている。したがって扉6が開口
されると傾斜面6Sを介して水が下方へ迅速に流出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、X線を用いて被検
査物中に含まれる異物の検査を行う異物検査装置に係
り、特にX線の漏洩防止のためのフードに形成された扉
の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】各分野においてX線を用いた異物検査が
行われているが、特に精肉、食品加工業においては、P
L法やHACCP方式の製造工程の管理対策として、X
線異物検査装置が重要視されている。X線異物検査装置
はX線源から被検査物にX線を照射し、被検査物を透過
した透過X線から得られる透過画像によって、被検査物
中に含まれる異物や異常の検査を行うものである。これ
によって、精肉や加工食品に異物となる金属、骨、木
材、合成樹脂等が混入している場合は検知され、排除処
理が行なわれ食品製造・加工の安全性、衛生性が保証さ
れる。そして、このような食品加工工場の生産ラインに
組み込まれる装置は、衛生面の配慮から頻繁に清掃等の
メンテナンスがおこなわれ、装置の内部分や、被検査物
の搬送機構は水洗浄などの作業が施されることになる。
したがって、水洗浄に適した扉、および装置の構造が必
要となっている。 【0003】以下、従来のX線異物検査装置を図5、図
6に基づいて説明する。図5はX線異物検査装置1を正
面より見た図であり、図6はX線異物検査装置1を側面
より見た図である。装置全体はX線の装置外への漏洩を
遮断するため、X線遮断材よりなるフード2により覆わ
れている。このフード2の内方の上部にはX線を照射す
るためのX線発生器3が架設され、ベルトコンベア4
a、4bの作動により装置内へ搬入されてくる被検査物
5をX線照射するようになっている。照射され被検査物
5を透過したX線は透過X線検出器7にて検出され、検
出信号が出力される。この信号に基づき所定の画像処理
が行われ、たとえばモニター画面上の画像に異物がマー
クして示されるなどの処理がおこなわれる。ベルトコン
ベア4bは、フード2の横寸法の内寸と同じライン長と
されている。4aは搬入用のベルトコンベア、4cは搬
出用のベルトコンベアである。これらのベルトコンベア
4a、4b、4cやフード2内のメンテナンスは扉6を
開閉しておこなわれる。 【0004】また、上述したとおり、清掃等のメンテナ
ンスもこの扉6がその都度開閉されおこなわれる。扉6
には把手20が取りつけられており、その下辺部が検査
装置の機体に結合されている。結合はフード2の両側の
ボス8a、8bに扉6に付設した支軸9a、9bが軸支
され回転自在に結合されており、上方が前方倒回して開
口されるようになっている。なお、14は鉛を含むゴム
製のれんで、被検査物5の搬入・搬出を外部へのX線の
漏洩を遮断しつつ容易にしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、X線異物検
査のX線漏洩防止フードは、その装置内よりのX線の漏
洩を防ぐため、厚みのあるステンレスなどで構成されて
おり、扉も同質の金属材料で構成されるため、かなりの
重量となっている。したがって、扉部の構造は開閉のた
めの作業上、軽量化することが必要なものの、一定の強
度を要求されるためその多くが箱構造を採用している。 【0006】すなわち、図7は従来のX線異物検査装置
に採用されているX線漏洩用フードに形成されている扉
の概略を説明するための図であり、例として箱状フード
30に対する扉31、扉32、扉33を示し説明する。
図7(A)は扉31の外観図で、同図(A’)は扉31
が、蝶盤34を支軸として180度手前倒回して開口し
た状態を示している。扉31の排水機構は開口時に排水
孔35が下部に位置し、排水できるようになっており扉
内側に溜まった洗浄水は排水孔35より排水される。図
7(B)は箱枠の一部に斜面を有する例の扉32の外観
図で、同(B’)はその開口図であるが、扉32は開口
時に下辺となる面に斜面36を有し、扉32内面に溜ま
った洗浄水を排水できるようになっている。また、図7
(C)図は角錐面37を有する扉33の外観図で、同
(C’)はその開口図を示すが、扉33は(A)、
(B)と同様、排水勾配を角錘面37にて扉の両側面に
形成しているので排水ができる。 【0007】しかしながら、上記3例(A)〜(C)は
それぞれ問題点を有している。すなわち、これらの構造
は斜面を有するもののこの斜面は開口時、箱の底辺を形
成する形となり排水が完全におこなわれ難く、あるいは
排水に時間を有し、汚れが付着しやすい構造である。ま
た把手20を個別に付設しなければならないという問題
も有す。 【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、食品の被検査物に対応する衛生面に配
慮した構造の扉、すなわち、清掃時の排水を容易かつ完
全におこなえる扉を備えたX線異物検査装置を提供する
ことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明が提供するX線異
物検査装置は、上記課題を解決するために、フード内を
開閉し、被検査物の搬送機構の保守をおこなう扉は、下
辺部の支軸を中心に手前倒回されフード内を開口するよ
うに構成されるとともに、上方部に前方に曲折されて把
手部をなす曲折部と、前記曲折部に連接された斜面部と
を有するよう形成される。したがって、扉が手前倒回さ
れて開口されたとき扉の下方に底面はなく内面の水は斜
面を経て流下される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1、
図2、図3、図4に基づいて説明する。図1、図2はX
線異物検査装置1をともに側面よりを示す図であるが、
図1は本発明の要部である扉6が閉塞された状態を示
し、図2は扉6が前方倒回した状態を示している。図3
はX線異物検査装置1から扉6のみを取り出して示す図
で、図1の状態の扉6を側方より見た図である。この図
3から明らかなように、この扉6はその主体をなすフー
ド2を開閉する部分は箱状をなし、上方部は板状体のみ
で構成されている。そして特に上方はコ字形に曲折され
て把手を構成すべく形成されている。他方箱状の部分は
端辺板6Bが直角状に設けられ、箱状の底辺は陵線部6
Tから傾斜面6Sに曲折され、前記把手である曲折部1
0に連接されている。図4(A)はこの扉6を斜視的に
示す図で、曲折部10は把持しやすく前方にコ字形に曲
折された形で上辺部に構成されている。下方の両側には
ボス8a、8bに軸支される支軸9a、9bが突設され
ている。また、図4(B)は扉6が手前倒回して全開し
た状態を斜視的に示す図で、扉6の箱状の底面6Mは下
方位で傾斜面6Sに連接し、曲折部10の裏面にいたっ
ており、したがって扉6の裏面は水が容易に流下するよ
うに形成されている。さらに、図4(C)はこの水の流
下の状態を示している。すなわち、曲折部10の背面が
勾配を形成しているため水洗浄時の水滴は矢印13のよ
うに排出される。水滴の流下のみならず、塵や埃を箒で
掃き出す際にもそれが容易である。なお、扉6を閉塞す
るときは曲折部10を引き上げると、扉6はボス8a、
8bに挿通している支軸9a、9bを中心に回動し閉じ
る。 【0011】本発明が提供するX線異物検査装置は以上
説明したとおりであるが、上記ならびに図示例に限定さ
れるものではなく、種々の変形例を挙げることができ
る。まず、本実施例では曲折部10と傾斜面6Sが陵線
部6Tを介して連接されているが、これを曲面で連接さ
せるようにすることもできる。また傾斜面を長く、ある
いは曲面状の傾斜面とすることもできる。すなわち、断
面が縦長のS字状の扉とすることもできる。 【0012】 【発明の効果】本発明のX線異物検査装は、以上に説明
したような構成であるから、その扉はX線検査機能を保
証すべく機能するとともに、検査装置の内部を洗浄する
ことによる扉内面へ水が付着する現象も、その流下は迅
速に行われ、装置の水洗いなどの清掃作業は、その作業
が頻繁であっても衛生的であり、また、労力が少なく全
体的には検査作業の効率を向上させることができる。し
かも扉の形状は簡略にして機械的強度は大きく、扉の開
閉作業が容易である。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のX線異物検査装置の一実施例を示す
図で、特に扉を閉塞した状態を示す図である。 【図2】 本発明のX線異物検査装置の一実施例を示す
図で、特に扉を開口した状態を示す図である。 【図3】 本発明による扉の形状を示す縦断面図であ
る。 【図4】 本発明の扉を斜視的に示す図である。 【図5】 従来のX線異物検査装置を示す正面図であ
る。 【図6】 従来のX線異物検査装置を示す側面図であ
る。 【図7】 従来のX線異物検査装置における扉の形状を
示す図である。 【符号の説明】 1…X線異物検査装置 2…フード 3…X線発生器 4a、4b、4c…ベルトコンベア 5…被検査物 6…扉 6S…傾斜面 7…透過X線検出器 8a、8b…ボス 9a、9b…支軸 10…曲折部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】X線を遮断するフードと、このフード内に
    配設されX線を照射して被検査物の異物検査を行うX線
    検査機構と、被検査物をX線照射領域へ搬入・搬出する
    搬送機構と、前記フード内を開閉し搬送機構の保守をお
    こなうための扉を備えたX線異物検査装置において、前
    記扉は、下辺部の支軸を中心に手前倒回されフード内を
    開口するように構成されるとともに、上方部に前方に曲
    折されて把手部を構成する曲折部と、前記曲折部に連接
    された斜面部とを有するよう形成され、扉が開口された
    とき扉の内面の水が前記斜面を経て流下されることを特
    徴としたX線異物検査装置。
JP2001314743A 2001-10-12 2001-10-12 X線異物検査装置 Pending JP2003121386A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183201A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Ishida Co Ltd X線検査装置
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JP2009222662A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Anritsu Sanki System Co Ltd X線異物検出装置

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