JP2003084090A - 水中点検装置および点検方法 - Google Patents

水中点検装置および点検方法

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JP2003084090A
JP2003084090A JP2001281032A JP2001281032A JP2003084090A JP 2003084090 A JP2003084090 A JP 2003084090A JP 2001281032 A JP2001281032 A JP 2001281032A JP 2001281032 A JP2001281032 A JP 2001281032A JP 2003084090 A JP2003084090 A JP 2003084090A
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water
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JP2001281032A
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Mitsuhiro Goto
光宏 後藤
Yoshiyuki Shirochika
義行 城近
Yoshishige Sakurai
善茂 桜井
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】原子力発電所内のプール6水を排出することな
く、かつ遠隔で水面上から遠隔操作によりプールの接液
面の状況、漏洩欠陥や極めて小さい欠陥等を検出する水
中点検装置を提供する。 【解決手段】プール水中を壁に沿って移動可能であって
プール水中でそのプール水に接する壁面6aを点検する
ための点検装置本体10と、点検装置本体の近傍のプー
ル水中のクラッドをプール水の外へ排出して回収するク
ラッド回収装置11と、プール水の外にあって点検装置
本体を制御する制御装置12と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所のサ
プレッションチェンバ内のプール、開放タンクやピット
等の内面の水中点検装置および水中点検方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所には、放射性の堆積物が蓄
積されているサプレッションチェンバ内のプール、開放
タンクや機器貯蔵ピット等がある。これらのサプレッシ
ョンチェンバ内のプール、開放タンク等は炭素鋼に塗装
が施されており、炭素鋼と塗装で漏洩を防止している。
これら炭素鋼と塗装の貯槽内では放射性の堆積物(水垢
すなわちクラッド)やゴミが蓄積されており、使用年数
や経年変化の寿命による腐食等が生じる可能性もある。
さらに塗膜の劣化により腐食が進行し貫通欠陥により漏
洩が発生する可能性もある。
【0003】図25は、沸騰水型原子炉の原子炉格納容
器の一例を示す概略断面図である。原子炉格納容器1は
ドライウェル2とサプレッションチェンバ3とを備え、
ドライウェル2の内部中央には原子炉圧力容器基礎台
(ペデスタル)4に支持されて原子炉圧力容器5が設置
される。また、サプレッションチェンバ3内にはサプレ
ッションプール6が設けられ、このサプレッションプー
ル6には常時水が張られている。
【0004】ドライウェル2とサプレッションチェンバ
3とはベント管7で連通している。このベント管7はサ
プレッションチェンバ3内でダウンカマ8に接続され、
このダウンカマ8は先端部でサプレッションプール6の
プール水中に開口している。
【0005】図26は、図25とは別の型式の沸騰水型
原子炉の原子炉格納容器を示す概略断面図である。この
原子炉格納容器1もドライウェル2とサプレッションチ
ェンバ3とを備え、ドライウェル2の内部中央には原子
炉圧力容器基礎台(ペデスタル)4に支持されて原子炉
圧力容器5が設置される。また、サプレッションチェン
バ3内にはサプレッションプール6が設けられ、このサ
プレッションプール6には常時水が張られている。ドラ
イウェル2とサプレッションチェンバ3とはベント管7
で連通し、このベント管7は先端部でサプレッションチ
ェンバ3内のサプレッションプール6水中に開口してい
る。
【0006】これら、サプレッションチェンバの塗装状
態を点検および補修塗装する場合、従来では、除染し水
を抜いた後に点検および補修塗装を実施していた。つま
り気中で除染作業を行うこととなり、水中に比べ放射線
量が多いため、多人数の作業者が必要になり、多大な設
備や作業量、期間、コストがかかってしまう。また、放
射線を遮蔽すべき水の層が無いことから、作業者の被ば
く線量が大きくなり易いという課題があった。
【0007】現在、サプレッションプール壁6aの点検
は原子力発電所の定期点検検査での供用期間中検査(以
下ISI)の要求は無いが、ISI規程の変更に伴い、
肉眼点検が要求されることとなる。この場合は、最低1
0年間で、サプレッションプール壁6a接水部の25%
の肉眼点検が要求され、その点検結果を経済産業省に報
告する義務が発生することとなる。
【0008】原子炉建屋の外にある復水タンク(図示せ
ず)も塗装が施されており、塗装の状態を点検するため
に、 一旦復水タンクから水を搬出し、その後、目視試
験(以下VT)、液体浸透探傷試験(以下PT)や超音
波探傷試験(以下UT)を実施する必要があった。この
ため、水中に比べ放射線量が多いため、多人数の作業者
が必要になり、多大な設備や作業量、期間、コストがか
かってしまう。放射線を遮蔽すべき水の層が無いことか
ら、作業者の被ばく線量が大きくなり易いという課題が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】炭素鋼と塗装の貯槽の
点検および補修塗装を実施するには、放射線を遮蔽すべ
き水の層が無いことから、水中に比べ放射線量が多いた
め、多人数の作業者が必要になり、多大な設備や作業
量、期間、コストがかかってしまい、作業者の被ばく線
量が大きくなり易いという課題があった。
【0010】一方、炭素鋼と塗装の貯槽内から水を搬出
せず、除染せずに遊泳式の水中テレビカメラにより目視
点検試験(以下VT)を実施する方法は、水の濁り等か
ら、塗膜の状況判断が極めて困難であった。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決するため
になされたもので、原子力発電所内のプール水を排出す
ることなく、かつ遠隔で水面上から遠隔操作によりプー
ルの接液面の状況、漏洩欠陥や極めて小さい欠陥等を検
出するための水中点検装置および点検方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1の発明は、原子力発電所の
プール水中を壁に沿って移動可能であって前記プール水
中でそのプール水に接する壁面を点検するための点検装
置本体と、前記点検装置本体の近傍の前記プール水中の
クラッドを前記プール水の外へ排出して回収するクラッ
ド回収装置と、前記プール水の外にあって前記点検装置
本体を制御する制御装置と、を有すること、を特徴とす
る。請求項1の発明によれば、原子力発電所のサプレッ
ションプール、タンク、ピット等において、プール水を
抜くことなく除染および点検が可能となる。
【0013】また、請求項2の発明は、原子力発電所の
プール水中を壁に沿って移動可能であって前記プール水
中でそのプール水に接する壁面を点検するための点検装
置本体と、前記プール水の外にあって前記点検装置本体
を制御する制御装置と、を有する水中点検装置であっ
て、前記点検装置本体は、該点検装置本体の前記壁に面
する部分以外のほぼ全体を覆う本体カバーと、この本体
カバーの内側から外側に向かう流れを起こすことによっ
てその本体カバーの内側の圧力を下げて前記点検装置本
体を前記壁に向けて吸引するための押付け翼と、を有す
ること、を特徴とする。
【0014】請求項2の発明によれば、原子力発電所の
プール水を抜くことなく除染および点検が可能となる。
また、壁面が水平面に対して傾いていても点検装置本体
を壁に沿って進めることができる。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の水中点検装置において、前記点検装置本体に
この点検装置本体の移動距離を測定するエンコーダが取
り付けられていて、そのエンコーダで得られた前記点検
装置本体の移動距離に基づいて前記点検装置本体の位置
が計測可能であること、を特徴とする。請求項3の発明
によれば、請求項1または2の発明の作用・効果が得ら
れるほか、水中の点検装置本体の位置を遠隔で知ること
ができる。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の水中点検装置において、前記点検
装置本体に水位計が取り付けられていて、前記点検装置
本体の前記プール水中の水面下深さ位置が計測可能であ
ること、を特徴とする。請求項4の発明によれば、請求
項1ないし3のいずれかの発明の作用・効果が得られる
ほか、点検装置本体の水面からの深さを知ることができ
る。
【0017】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の水中点検装置において、前記点検
装置本体はキャタピラ駆動機構を有すること、を特徴と
する。請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のい
ずれかの発明の作用・効果が得られるほか、壁面に凹凸
があっても点検装置本体を壁に沿って進めることができ
る。
【0018】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の水中点検装置において、前記点検
装置本体は、前記壁に付着した汚れを除去する手段を有
すること、を特徴とする。
【0019】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
5のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、壁面
に汚れが付着していても、壁面の点検作業を確実に進め
ることができる。
【0020】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の水中点検装置において、前記汚れを除去する手段は回
転ブラシであること、を特徴とする。請求項7の発明に
よれば、請求項6の発明の作用・効果が得られるほか、
壁面の汚れを確実の除去することができる。
【0021】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
7のいずれかに記載の水中点検装置において、前記点検
装置本体は、その進行方向に垂直な方向に移動可能なセ
ンサが取り付けられていること、を特徴とする。請求項
8の発明によれば、請求項1ないし7のいずれかの発明
の作用・効果が得られるほか、壁面の点検作業を精確に
行うことができる。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項1ないし
8のいずれかに記載の水中点検装置において、前記壁を
研磨する研磨装置を有すること、を特徴とする。請求項
9の発明によれば、請求項1ないし8のいずれかの発明
の作用・効果が得られるほか、壁面の塗膜を除去し、し
かもプール水の懸濁を防止または抑制することができ
る。
【0023】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載の水中点検装置において、前記点
検装置本体は、前記壁に塗料を塗るための塗布装置と、
該塗布装置で塗料を塗るときに飛散した塗料を周辺の水
とともに前記プール水の外に排出する装置と、を有する
こと、を特徴とする。
【0024】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し9のいずれかの発明の作用・効果が得られるほか、壁
面への塗料塗布が可能であり、しかもプール水の懸濁を
防止または抑制することができる。
【0025】また、請求項11の発明は、請求項1ない
し10のいずれかに記載の水中点検装置を用いて原子力
発電所の水中で点検する点検方法である。請求項11の
発明によれば、請求項1ないし10のいずれかの発明の
作用・効果が得られる方法が提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1の水中部には点検装置本体1
0、気中部には点検装置を駆動しかつカメラからの画像
を映すテレビモニタを有する点検装置制御盤12とサプ
レッションプール等の濁りをとるためのクラッド回収装
置11から構成される。
【0027】図2、3の点検装置本体10の上面には複
数個の押付け翼13を有し、この旋回力によって、点検
装置本体カバー44内の水はカバーの外に排出される。
このことによりカバー内、外に差圧が発生し、この差圧
によって点検装置は点検する面に吸着されるため、曲面
や壁面でも状態を保持したまま走行できる。
【0028】カバー44と点検する面との間には、カバ
ー内のシール性を向上させるための水切りカバー28
(図4参照)が取り付けられ、点検する面に凹凸があっ
てもシール可能である。水切りカバー28の材料は柔軟
性のある材料を使用し溶接部や他の構造物を傷めること
はない。
【0029】点検装置本体10の車輪17はキャタピラ
式に連結されており、スプリング機構26aが取り付い
ているため凹凸に一部の車輪が乗っても車輪の上のスプ
リング機構が押し上げられ、他の車輪に関系なく1個の
み持ち上がり全体は面に接触しているのでスムーズに走
行ができる。このスプリング機構26aは位置調整具4
6aや調整ナット47a、シム45aにより調整できる
(図3、5)。
【0030】図2に示すように、本体には水位センサ3
0が取り付けられ、この水位センサにより水面からの深
さを測定する。本体の前面には首振り可能な水中カメラ
15aを有し、点検する近傍の状況を監視し、その映像
は点検装置制御盤12のテレビモニタに映し出される。
テレビカメラ15aは首振り機構75(図6)により、
点検する面に対して上下方向、左右方向に移動できる。
【0031】次に、図6、7を参照して、点検する面に
対し、上下方向の動き(首振り)について説明する。カ
メラサポート74および水中カメラ15aは、モータ・
減速機室78内のモータ37a(図7)を駆動源とし
て、減速機40a、ギヤ25、首振り用原動ギヤ73
b、ベルト76、首振りギヤ73aを介し、首振りギヤ
73aを中心に旋回する。
【0032】首振り機構75の配置例として、これを本
体カバー44内に配置した例を図6、7に示し、本体カ
バー44上部に配置した例を図8に示し、本体カバー4
4前面に配置した例を図9に示す。これらは、点検する
対象物の形状、干渉物との距離等によって使い分けるこ
とが可能である。
【0033】モータ・減速機室78およびエンコーダ室
77は、図10に示すような防水構造となっている。O
リング31によりシールしかつエアチャージ配管42に
よりモータ・減速機室78およびエンコーダ室77内に
エアを供給し、水の侵入を防止する構造となっている。
【0034】次に点検する面に対し、左右方向の動き
(揺動)について、図11、12を参照して説明する。
図示のように、水中カメラ15aは、モータ37cを駆
動源として、減速機40c、ギヤ25、チェーン33c
を介し、水中カメラ15aが取り付く軸32を中心に旋
回する。さらにリミットスイッチ83にてその旋回角度
を制限できる構成となっている。この機構部をカメラサ
ポート74の前面に配置した例を図13、14に、カメ
ラサポート74の内部に配置した例を図11、12に示
す。
【0035】以上の構成から、エンコーダ18および水
位センサ30、水中カメラ15aによって、点検装置の
現在位置や周りの状況を監視することができ、塗膜の状
況を点検できる。
【0036】本体上部にはセンサ23aをY方向(点検
装置前進、後退方向と直交する方向)に移動するための
機構が設けられている(図2、3、15、16)。本体
上部には水密構造となっているセンサ駆動機構モータ室
29があり、この中に、モータ37a、エンコーダ34
および減速機40aが取り付き、ギヤ32またはチェー
ン33を介してボールネジ状になった軸32を回転せし
め、センサ23を移動させる。
【0037】センサ位置を精度良く制御できるギヤによ
る伝達方法と機械的摩擦等でギヤが破損するのを防ぐた
めのチェーン式伝達方式があり、それぞれ、図15
(a)、(b)に示す。
【0038】図2に示すように、点検装置本体10のX
方向の移動すなわち、前進、後退に関しても図示しない
本体駆動用モータ室が点検装置本体10の左右両方に設
けられており、この中に Y方向同様、モータおよび減
速機が取り付き、ギヤまたはチェーンを介して車輪17
を回転せしめ、点検装置本体10を移動させる。本体駆
動用モータ室は左右両方に取り付いており、点検装置制
御盤12から遠隔操作し、左右のモータの回転数を変え
ることにより点検装置本体10を旋回せしめる。
【0039】また、位置検出用の車輪19が走行用の車
輪17とは独立し設けられており、位置検出用のエンコ
ーダ18が取り付いている。これら位置検出用車輪19
と位置検出用のエンコーダ18は左右両方に取り付いて
おり、点検装置本体10が旋回した場合でも、移動距離
が計測できる。
【0040】これらにより任意の位置へ点検装置本体1
0およびセンサ23を位置決めでき、エンコーダ18お
よび34により移動距離の計測も可能となる。センサ2
3にはスプリング機構26bが取り付いており、凹凸の
ある面に対しても吸収可能であり、点検面に常時押し付
けているのでセンサ移動時にがたつくことは無い。
【0041】図17はセンサ機構の詳細を示したもの
で、特に外観検査では、水中での照明の具合によりブリ
スタや欠陥かまたは照明による影なのか分かり難い場合
があり、照明の具合により検出性が大きく影響を受ける
ことになる。そこで水中カメラの周囲の照明ランプ(L
CD)53を配し、影が生じないようにする。さらに照
明ランプ(LCD)53が水に浸からないようにOリン
グ31などでシールする。これによりテレビカメラ15
bにより塗膜の状態やブリスタの有無等詳細な目視点検
が可能である。
【0042】このセンサ機構には、電子スキャン(フェ
ーズドアレー)(図18)や渦流探傷(ECT)(図1
9)、三次元VT(図20)等を取り付けることがで
き、欠陥があった場合、これらの検査プローブにより欠
陥寸法(ブリスタの直径や欠陥長さ、深さ、幅)の測定
が可能となる。電子スキャン(フェーズドアレー)(図
18)や渦流探傷(ECT)(図19)、三次元VT
(図20)は、試験体66すなわち点検する面とセンサ
との距離を一定に保つためのガイド64およびガイド高
さ調整シム65が設置されており、任意の距離に調整す
ることができる。
【0043】フェーズドアレーは数百に及ぶUTセンサ
を電気的にスキャンすることで斜角探傷も行え、センサ
の数が多ければセンサを移動すること無しに広範囲の検
査が行えるので効率的であり、機械的誤差がほとんどな
いため、位置精度が極めて良い。また、三次元VT(図
20)はセンサ面と点検する面の平行度により三次元処
理の難易が変わるため、センサ面と点検する面の平行度
を一定に保つ必要がある。モータ37bおよび減速機4
0bにより、偏芯カム72を介し三次元カメラの画像
(点検装置制御盤12のテレビモニタにて監視)を見な
がら、平行度を微調整できる。
【0044】一方、センサ機構と一体に洗浄機構49
(図21、22)を有し、こびりついたクラッド等をブ
ラシ56により剥離させることができる。ブラシ56は
洗浄用減速モータ54を駆動源とし、チェーンおよびギ
ヤを介し回転する。洗浄機構49内部には吸引ホース5
0が設置されており、ポンプ51により水と同時に吸引
される。ブラシ56は、洗浄の難易により、ナイロンブ
ラシやステンレスブラシ等を使用する。
【0045】この洗浄機構49も、センサ機構23と同
様にスプリング機構26dおよび位置調整具46b、調
整ナット47b、シム45bにより、洗浄する面の凹凸
を吸収可能な構造となっている。洗浄機構49は、吸引
ホース50を介して、図23に示すクラッド回収装置1
1の吸引ポンプ51bおよびサイクロンセパレータ86
に接続されている。
【0046】図23に示すように、サイクロンセパレー
タ86下部には、固形成分(番線やボルト、ナット等)
を捕集する捕集槽87が設けられており、サイクロンセ
パレータ86下流側には、フィルタ90が設けられてい
る。サイクロンセパレータ86は洗浄機構49内から吸
引した水に旋回流を与え、この中に含まれている比較的
粗大な固形物を分離し、捕集槽87内に捕集するように
構成されている。また、フィルタ90はサイクロンセパ
レータ87で捕集し切れなかった微細な固形成分(水垢
=クラッド等)をろ過捕集するように構成されている。
【0047】これらサイクロンセパレータ86およびフ
ィルタ90は放射線の遮蔽容器88内に収容され、これ
ら遮蔽容器88は固体廃棄物処理用のドラムカン(図示
せず)内部に捕集槽87およびフィルタ90を密封し、
廃棄物処理設備まで運搬できるように構成されている。
遮蔽容器88外側には放射線測定器89がそれぞれ取り
付けられており、放射線量が廃棄物処理設備まで運搬で
きる許容線量に達するとアラームが鳴るように構成され
ている。
【0048】吸引ポンプ51bはサイクロンセパレータ
86とフィルタ90との間に設けられており、吸引され
た水はその中に含まれている粗大な固形成分がサイクロ
ンセパレータ86で捕集除去されてから、吸引ポンプ5
1bに吸引されるように構成されている。
【0049】図22に示すように、ブラシ56により剥
離された固形成分はサプレッションプール6等内に拡散
することなく洗浄機構49内の水中に浮遊する。洗浄機
構49内に浮遊した固形成分は水とともに、吸引口57
から吸引される。この吸引された水は、まずサイクロン
セパレータ86に流入し、比較的粗大で比重の大きな固
形成分が捕集、除去され、次いでフィルタ90に送られ
て微細で比重の小さな固形成分が捕集、除去される。固
形成分がすべて除去された水は、排水ホース91を介し
てサプレッションプール6等内に排出される。
【0050】この堆積物の剥離はブラシ56によってな
されるので、付着力の強い堆積物も確実に剥離、除去す
ることができ、良好な除染がなされる。また、上流側に
サイクロンセパレータ86、下流側にフィルタ90を設
けており、粗大な固形成分はまずこのサイクロンセパレ
ータ86にて分離、捕集槽87内に捕集され、次いでフ
ィルタ90で微細な固形成分が除去されるので、フィル
タ90の目詰まり等が防止され効率的な固形成分の捕集
がなされる。また、捕集槽87およびフィルタ90は、
遮蔽容器88内に収容されているため、捕集された固形
成分から放射される放射線が遮蔽され、作業者の被ばく
線量が一層低減する。
【0051】捕集された固形成分が増大して、放射線量
が許容線量に達すると、遮蔽容器88外側に取り付いた
放射線測定器89のアラームが鳴る。この状態で、遮蔽
容器88に蓋をして捕集槽87およびフィルタ90を密
封収容し、遮蔽容器88ごと固体放射性廃棄物処理設備
(図示せず)まで運搬し、この捕集槽87およびフィル
タ90を固体放射性廃棄物として処理する。
【0052】また、ブラシ56のかわりにディスクサン
ダ56またはグラインダ56を用い、補修塗装位置を研
磨することで、下地処理を行う。また、同様にブラシ5
6のかわりにハケ56、ローラ56を用い、下地処理後
に、補修面を塗装する。
【0053】図24は点検装置を用いたメンテナンス工
法のフローチャートを示す。原子力発電所のサプレッシ
ョンチェンバ3内のサプレッションプール6外方に設置
した点検装置制御盤12から点検装置本体10を遠隔操
作にする(ステップa)。サプレッションプール6内の水
中に浮遊する異物を周辺水とともに回収してプール水を
洗浄させ、透明度を改善する(ステップb)。
【0054】次に、サプレッションプール壁6aに堆積
した異物の回収および水中除染を行う(ステップc)。次
に塗装の点検を行う(ステップd)。さらに、塗膜に不適
合部分が発見された塗装面に補修塗装を行う(ステップ
e)。ステップbおよびcで回収した異物と周辺水につ
いて水処理を行う(ステップf、g) 。
【0055】以上説明した本発明の実施の形態によれ
ば、原子力発電所のサプレッションプール、タンク、ピ
ット等において、これらの内面を水を抜くことなくブラ
シ除染および点検が可能となり、除染や検査の作業員の
被ばく線量を大幅に低減できる。
【0056】従来はクラッドにより、水が濁り、テレビ
カメラ等での点検は困難であったが、固形成分を捕集す
るサイクロンセパレータと、捕集槽およびこのサイクロ
ンセパレータの下流側に設けられたフィルタと排水ホー
スを具備してることから、これらにより、クラッドやゴ
ミの無い状態で点検が実施でき、点検の精度が極めて向
上する。また、ゴミ(番線やボルト、ナット等の固形
物)の回収も可能となる。水中カメラは首振り、揺動に
より広範囲で点検できることから、点検作業の期間が大
幅に短縮可能となる。
【0057】従来は、ブリスタや欠陥があった場合の欠
陥寸法測定は困難であったが、本発明の点検装置は、水
中カメラ、フェーズドアレーや渦流探傷(ECT)、三
次元VTを具備していることから、これらにより、ブリ
スタの直径が計測でき、漏洩が生じる欠陥か否かの判別
や極めて小さい欠陥を探し出すことができ、欠陥部(内
部欠陥含む)の形状、大きさ、深さが特定できる。
【0058】
【発明の効果】原子力発電所のサプレッションプール、
タンク、ピット等において、水を抜くことなく除染およ
び点検が可能となり、気中作業に比べ、多人数の作業者
が不要になり、多大な設備や作業量、期間、コストが削
減できる。また、放射線を遮蔽すべき水の層があること
から、作業者の被ばく線量を大幅に低減できる。また、
クラッドやゴミの無い状態で点検が実施でき、点検の精
度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中点検装置を原子力発電所のサ
プレッションプールに適用する場合の一実施の形態を示
す模式的部分立断面図。
【図2】図1の水中点検装置の点検装置本体の一実施の
形態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は立面
図。
【図3】図2のIII−III線矢視立断面図。
【図4】図2(b)に示す点検装置本体の水切りカバー
部を示す部分拡大断面図であって、(a)、(b)、
(c)はそれぞれ異なる例を示す。
【図5】図3のスプリング機構部および車輪付近の詳細
立断面図。
【図6】図2の点検装置本体の首振り機構の一例を示す
図であって、首振り機構を本体カバー内に配置した例を
示し、(a)は部分平面図、(b)は立面図。
【図7】図6(b)の要部を拡大して模式的に示す部分
切欠図。
【図8】図2の点検装置本体の首振り機構の他の一例を
示す図であって、首振り機構を本体カバーの上外側に配
置した例を示し、(a)は部分平面図、(b)は立面
図。
【図9】図2の点検装置本体の首振り機構のさらに他の
一例を示す図であって、首振り機構を本体カバーの前外
側に配置した例を示し、(a)は部分平面図、(b)は
立面図、(c)は(b)のC−C線矢視図。
【図10】図2の点検装置本体のモータ室およびエンコ
ーダ室の防水構造を示す断面図。
【図11】図2の点検装置本体の水中カメラ揺動機構の
一例であって、モータをカメラサポート内側に取り付け
た例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は部分的
側面図。
【図12】(a)は図11(a)のA部拡大図、(b)
は(a)の側面図、(c)は(b)のC部拡大図。
【図13】図2の点検装置本体の水中カメラ揺動機構の
他の一例であって、モータをカメラサポート外側に取り
付けた例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は部
分的側面図。
【図14】(a)は図13(a)のA部拡大図、(b)
は(a)のB部拡大図。
【図15】図2のXV部拡大図であって、かつ図16のXV
−XV線矢視図であり、(a)は伝達がギヤ機構の例、
(b)は伝達がチェーン機構の例。
【図16】図2のXVI−XVI線矢視拡大平面図。
【図17】図2の点検装置本体のセンサ機構の詳細を示
す拡大図であって、(a)は立断面図、(b)は(a)
のB−B線矢視図、(c)は(a)のC部拡大図。
【図18】図17のセンサ機構の一例としてフェーズド
アレーを示す図であって、(a)は部分立断面図、
(b)は(a)のB−B線矢視図。
【図19】図17のセンサ機構の他の一例として渦流探
傷センサを示す図であって、(a)は部分立断面図、
(b)は(a)のB部拡大図。
【図20】図17のセンサ機構のさらに他の一例として
三次元VTを示す図であって、(a)は部分立断面図、
(b)は(a)のB部拡大図。
【図21】図2の点検装置本体のセンサ機構の洗浄機後
部を模式的に示す部分切欠立面図。
【図22】図21のセンサ機構の洗浄機後部の要部拡大
図であって、(a)は立断面図、(b)は(a)のB−
B線矢視図。
【図23】図1のクラッド回収装置の詳細を示す模式的
拡大立断面図。
【図24】図1の水中点検装置を用いた点検方法のフロ
ーチャート。
【図25】従来の沸騰水型原子力発電所の原子炉格納容
器の一例を示す概略立断面図。
【図26】従来の沸騰水型原子力発電所の原子炉格納容
器の他の一例を示す概略立断面図。
【符号の説明】
1…原子炉格納容器、2…ドライウェル、3…サプレッ
ションチェンバ、4…原子炉圧力容器基礎台(ペデスタ
ル)、5…原子炉格納容器、6…サプレッションプー
ル、6a…サプレッションプール壁、7…ベント管、8
…ダウンカマ、10…点検装置本体、11…クラッド回
収装置、12…点検装置制御盤、13…押付け翼、14
…モニタカメラ、15…水中カメラ、16…モニタカメ
ラ、17…車輪(前後(X方向同左)および旋回用)、
18…位置検出用エンコーダ、19…位置検出車輪、2
0…気密室、21…駆動回転軸(Y方向同左)、22…
案内軸、23…センサ機構、24…軸受け、25…ギ
ヤ、26a…点検装置スプリング機構、26b…センサ
スプリング機構、27…首振り、28…水切りカバー、
29…センサ機構駆動モータ室、30…水位センサ、3
1…Oリング、32…軸、33…チェーン、34…エン
コーダ、35…エンコーダ固定具、36…エンコーダケ
ーブル、37…モータ、38…モータ固定具、39…モ
ータケーブル、40…減速機、41…配管シール、42
…エアチャージ配管、43…ケーブルシール、44…カ
バー、45…シム、46…位置調整具、47…調整ナッ
ト、48…床面、49…洗浄機構、50…吸入ホース、
51…ポンプ、51b…吸引ポンプ、52…案内軸、5
3…水中照明、54…洗浄用減速モータ、55…回転ブ
ラシギア、56…ブラシ(または、ディスクサンダ、グ
ラインダ、ハケ、ローラ)、57…吸入口、58…セン
サケーブル、59…センササポート、60…水中照明用
ケーブル、61…透明板、62…防水コネクタ、63…
フェーズドアレーUTプローブ、64…ガイド、65…
ガイド高さ調整シム、66…試験体、67…センサ押
え、68…センサ下サポート、69…渦流探傷センサ、
70…三次元カメラ、71…微調整ガイド、72…偏芯
カム、73…首振りギヤ、74…カメラサポート、75
…首振り機構、76…ベルト、77…エンコーダ室、7
8…モータ・減速機室、79…チェーンサポート、80
…車輪、91…押え、82…シール、83…リミットス
イッチ、84…モータ室、85…モータ固定具、86…
サイクロンセパレータ、87…捕集槽、88…遮蔽容
器、89…放射線測定器、90…フィルタ、91…排水
ホース、92…本体駆動用モータ室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城近 義行 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 桜井 善茂 神奈川県川崎市川崎区浮島町4丁目1番地 アイテル技術サービス株式会社内 Fターム(参考) 2G075 AA03 BA17 CA10 DA15 FA13 FC14 GA16 GA21 GA37

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電所のプール水中を壁に沿って
    移動可能であって前記プール水中でそのプール水に接す
    る壁面を点検するための点検装置本体と、 前記点検装置本体の近傍の前記プール水中のクラッドを
    前記プール水の外へ排出して回収するクラッド回収装置
    と、 前記プール水の外にあって前記点検装置本体を制御する
    制御装置と、 を有すること、を特徴とする水中点検装置。
  2. 【請求項2】 原子力発電所のプール水中を壁に沿って
    移動可能であって前記プール水中でそのプール水に接す
    る壁面を点検するための点検装置本体と、前記プール水
    の外にあって前記点検装置本体を制御する制御装置と、
    を有する水中点検装置であって、 前記点検装置本体は、該点検装置本体の前記壁に面する
    部分以外のほぼ全体を覆う本体カバーと、この本体カバ
    ーの内側から外側に向かう流れを起こすことによってそ
    の本体カバーの内側の圧力を下げて前記点検装置本体を
    前記壁に向けて吸引するための押付け翼と、を有するこ
    と、 を特徴とする水中点検装置。
  3. 【請求項3】 前記点検装置本体にこの点検装置本体の
    移動距離を測定するエンコーダが取り付けられていて、
    そのエンコーダで得られた前記点検装置本体の移動距離
    に基づいて前記点検装置本体の位置が計測可能であるこ
    と、を特徴とする請求項1または2に記載の水中点検装
    置。
  4. 【請求項4】 前記点検装置本体に水位計が取り付けら
    れていて、前記点検装置本体の前記プール水中の水面下
    深さ位置が計測可能であること、を特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の水中点検装置。
  5. 【請求項5】 前記点検装置本体はキャタピラ駆動機構
    を有すること、を特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の水中点検装置。
  6. 【請求項6】 前記点検装置本体は、前記壁に付着した
    汚れを除去する手段を有すること、を特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の水中点検装置。
  7. 【請求項7】 前記汚れを除去する手段は回転ブラシで
    あること、を特徴とする請求項6に記載の水中点検装
    置。
  8. 【請求項8】 前記点検装置本体は、その進行方向に垂
    直な方向に移動可能なセンサが取り付けられているこ
    と、を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の
    水中点検装置。
  9. 【請求項9】 前記点検装置本体は、前記壁を研磨する
    研磨装置を有すること、を特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載の水中点検装置。
  10. 【請求項10】 前記点検装置本体は、前記壁に塗料を
    塗るための塗布装置と、該塗布装置で塗料を塗るときに
    飛散した塗料を周辺の水とともに前記プール水の外に排
    出する装置と、を有すること、を特徴とする請求項1な
    いし9のいずれかに記載の水中点検装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の水中点検装置を用いて原子力発電所の水中で点検する
    点検方法。
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