JP2003120501A - クロスフロー風車および風力発電装置 - Google Patents

クロスフロー風車および風力発電装置

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JP2003120501A
JP2003120501A JP2001343889A JP2001343889A JP2003120501A JP 2003120501 A JP2003120501 A JP 2003120501A JP 2001343889 A JP2001343889 A JP 2001343889A JP 2001343889 A JP2001343889 A JP 2001343889A JP 2003120501 A JP2003120501 A JP 2003120501A
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JP
Japan
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wind turbine
rotating
cross
blade
flow
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Application number
JP2001343889A
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English (en)
Inventor
Katsuya Shimada
克也 嶋田
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Kudo Kensetsu Corp
Original Assignee
Kudo Kensetsu Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

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  • Wind Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根体の形状を翼状にし、かつ簡潔な構成に
て回転効率を向上させることを可能にしたクロスフロー
風車、およびそのクロスフロー風車を搭載した風力発電
装置を提供する。 【解決手段】 上下一対の円板形状の回転板2間におけ
る外側部に、互いに間隔をもって複数の羽根体3を立設
し、各羽根体3の横断面形状を飛行機の翼と同様の翼形
にして、風力を受けて回転板2の周方向への揚力を発生
する形状にする。そして、羽根体3の内端側である回転
板2の中央部分に、何も設置せずに空気流を妨げること
のない空間部5を形成し、さらに空間部5の上下側をそ
れぞれ回転板2により閉鎖することによって、回転板2
内部および羽根体3における空気流の乱れを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の羽根体が立
設されてなるクロスフロー風車に係り、特に複数の羽根
体の外周部にガイドベーンを設置してなる構成のクロス
フロー風車に関するものであり、さらにそのクロスフロ
ー風車を搭載した風力発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】風車は、近年における環境問題の意識の
高まりから、環境に影響を与える物質を発生させない風
力発電などの動力源として注目を集めており、小型の羽
根構造の風車から大型のプロペラ型の風車まで各種の構
成のものが提案され実施されてきている。そのなかでク
ロスフロー風車は、比較的小型な構造で回転効率が優れ
ている点で注目されており、より回転効率を高めるため
の提案がなされているが、実用性に優れたものは少な
い。
【0003】実開昭61−33980号公報には、所定
の間隔をもって複数の回転羽根が配設された回転体の外
周に、所定の間隔をもって複数のガイドが配設され、各
回転羽根の形状を翼形状として、回転羽根の揚力が回転
体の外方へ起生するようにした構成の風車装置が記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記実開昭61−33
980号公報に記載の風車装置は、回転羽根の形状を翼
形状にするという点では回転効率を向上させることがで
きるが、実際上の空気流に関する考察がなされておら
ず、例えば回転羽根を支持するための部材類が回転羽根
の内側に存在しており、これらが回転体において空気流
に乱れを発生させて、空気流により発生する回転力を減
少させ、このため回転体に回転損失を与えることにな
り、結果として回転羽根の形状を翼形状にしたことによ
る効果と相殺することになってしまう。よって、実開昭
61−33980号公報に記載の風車装置を総合的に考
察すると、更なる改良,改善が必要となる。
【0005】そこで、本発明は、前記従来の課題を解決
し、羽根体の形状を翼状にし、かつ簡潔な構成にて回転
効率を向上させることを可能にしたクロスフロー風車、
およびそのクロスフロー風車を搭載した風力発電装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のクロスフロー風車は、互いに間隔をもって
複数の羽根体が立設された回転板と、前記羽根体方向へ
空気流れを導く複数のガイドベーンが互いに間隔をもっ
て前記羽根体の外側に対向するように立設され、かつ前
記回転板を支持する固定板とを備え、前記複数の羽根体
を、各羽根体の横断面形状を翼形として各羽根体の揚力
が回転板の回転力に加わるように前記回転板に立設して
なる構成のクロスフロー風車において、上下一対の前記
回転板間における外側部分にて前記羽根体の上下端部を
固定することによって、前記羽根体の内端側である前記
回転板の中央部分に空気流を妨げない空間部を形成し、
かつ前記空間部の上下側を前記両回転板により閉鎖して
なるものであって、回転板間の空間部には空気流を遮
り、かつ流れを乱すものがなく、かつ空間部の上下側が
両回転板により閉鎖されているため、空気の流れ(クロ
スフロー)が安定し、翼形状をした羽根体において揚力
を効率的に発生させることができる。このため、発生し
た揚力が風力による回転板の回転力に加算されて回転板
全体の回転トルクを増加させることができるので、特に
初期起動性に優れたものになる。
【0007】また本発明の風力発電装置は、前記構成の
フロスフロー風車を、発電機におけるロータを駆動する
ための駆動源として用いたものであって、駆動源におけ
る回転が安定し、初期機動性に優れているため、従来の
この種の風車を用いたものに比べて発電量が増加し、ま
た低風力時などの各種状況下にあっても安定した発電が
行われることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の実施形態であるクロスフロ
ー風車の斜視図、図2は図1のクロスフロー風車におけ
る回転部の外観斜視図、図3は図1のクロスフロー風車
における固定部の外観斜視図、図4は図1のクロスフロ
ー風車の平面図である。
【0010】回転部1は、上下一対の円板形状の回転板
2と、両回転板2間の外側部に、互いに間隔をもって立
設された複数の羽根体3と、両回転板2を連結するため
に中央部に立設された支軸4とから構成され、さらに、
前記各羽根体3は、図4に示すように、横断面形状を飛
行機の翼と同様な翼形にして、風力を受けて回転板2に
おける周方向に作用する揚力を発生する形状になってお
り、かつ各羽根体3の上下端部が上下一対の回転板2に
おける外側部にてそれぞれ固定(例えばボルト締め)さ
れている。このことにより、羽根体3の内側である回転
板2の中央部分に、何も設置せずに空気流を妨げること
のない空間部5を形成している。さらに空間部5の上下
側は両回転板2により閉鎖しており、上下側において開
口あるいは隙間が存在しないようにしている。
【0011】固定部6は、回転部1を内部において回転
可能に支持する固定板7と、羽根体3の外側に対向する
ように、かつ互いに間隔をもって固定板7に立設され
て、羽根体3方向へ空気流れを導く複数のガイドベーン
8とからなるものである。
【0012】前記構成のクロスフロー風車においては、
図5に示すように、矢印A方向から風が流れている場
合、その風がガイドベーン8によって回転体1へ導びか
れ、回転部1部分では、羽根体3に風が当接して風力に
て羽根体3を回転させる。このとき、羽根体3の形状が
翼形をしているため、羽根体3の両側部分に流れる空気
流によって揚力が発生し、これが羽根体3の回転力に加
わることで実質的に回転トルクが増加することになる。
【0013】ここで、回転部1において、空間部5には
空気の流れを阻害するものを設置していないため、さら
には回転板2により空間部5の上下側を閉鎖する構造に
してあるため、矢印で示す空気流に対して乱れを起こす
要因がなく、よって、空間部5におけるクロスフローの
発生、および羽根体3における揚力の発生が効果的に行
われることになる。
【0014】なお、本実施形態においては、両回転板2
を連結するために空間部5における中央部に支軸4を立
設しているが、この支軸4の1本程度では空気流を大き
く乱すことにならない。勿論、支軸4を用いなくとも両
回転板2は複数の羽根体3により連結支持される。
【0015】このように本実施形態では、回転板2間の
空間部5には空気流を遮り、かつ流れを乱すものがな
く、かつ空間部5の上下側が回転板2によりそれぞれ閉
鎖されているため、空気の流れ(クロスフロー)が安定
し、翼形状をした羽根体3において揚力を効率的に発生
させることができる。このため、発生した揚力が風力に
よる回転板の回転力に加算されて回転板全体の回転トル
クを増加させることができるので、特に初期起動性に優
れたものになる。
【0016】図6は前記実施形態のクロスフロー風車を
搭載した本発明の風力発電機の実施形態を説明するため
の概略構成図であり、11は図1〜図5にて説明したク
ロスフロー風車、12はクロスフロー風車11の前記回
転部1に連結した回転伝達軸体、13は発電機、14は
発電機13のロータであって、前記回転伝達軸体12に
よって回転駆動されるものである。
【0017】このように、前記構成のクロスフロー風車
を用いることによって、従来のこの種の風車を用いた風
力発電機に比べて発電量が増加することになり、また初
期起動に優れることから、低風力時などの各種状況下に
あっても、比較的安定した回転トルクが得られるため、
常に安定した発電が行われることになり、実用面での効
果が大である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回転板
間の空間部には、空気流を遮りかつ流れを乱すものをな
くし、しかも空間部の上下側を両回転板により閉鎖した
ため、空気の流れ(クロスフロー)を安定化させること
ができ、翼形をした羽根体において揚力を効率的に発生
させることができる。このため、発生した揚力が風力に
よる回転板の回転力に加算されて回転板全体の回転トル
クを増加させることができ、特に初期起動性に優れたク
ロスフロー風車が実現する。
【0019】また本発明の風力発電装置によれば、駆動
源において回転が安定し、初期機動性に優れているた
め、従来のこの種のクロスフロー風車を用いたものに比
べて発電量が増加し、また低風力時などの各種状況下に
あっても安定した発電が行われるなど、実用的な効果が
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるクロスフロー風車の斜
視図である。
【図2】図1のクロスフロー風車における回転部の外観
斜視図である。
【図3】図1のクロスフロー風車における固定部の外観
斜視図である。
【図4】図1のクロスフロー風車の平面図である。
【図5】本実施形態のクロスフロー風車における空気の
流れの説明図である。
【図6】クロスフロー風車を搭載した本発明の風力発電
機の実施形態を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
1 回転部 2 回転板 3 羽根体 4 支軸 5 空間部 6 固定部 7 固定板 8 ガイドベーン 12 回転伝達軸体 13 発電機 14 ロータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をもって複数の羽根体が立設
    された回転板と、前記羽根体方向へ空気流れを導く複数
    のガイドベーンが互いに間隔をもって前記羽根体の外側
    に対向するように立設され、かつ前記回転板を支持する
    固定板とを備え、前記複数の羽根体を、各羽根体の横断
    面形状を翼形として各羽根体の揚力が回転板の回転力に
    加わるように前記回転板に立設してなる構成のクロスフ
    ロー風車であって、 上下一対の前記回転板間における外側部分にて前記羽根
    体の上下端部を固定することによって、前記羽根体の内
    端側である前記回転板の中央部分に空気流を妨げない空
    間部を形成し、かつ前記空間部の上下側を前記両回転板
    により閉鎖してなることを特徴とするクロスフロー風
    車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクロスフロー風車を、発
    電機におけるロータを駆動するための駆動源として用い
    たことを特徴とする風力発電装置。
JP2001343889A 2001-10-04 2001-10-04 クロスフロー風車および風力発電装置 Pending JP2003120501A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101943127A (zh) * 2010-09-02 2011-01-12 李树广 集风立式风力发电系统
RU2489598C2 (ru) * 2011-07-05 2013-08-10 Юрий Михайлович Шмаков Роторный ветродвигатель
RU2494284C2 (ru) * 2009-08-17 2013-09-27 Государственное научное учреждение Костромской научно-исследовательский институт сельского хозяйства Российской академии сельскохозяйственных наук Роторный ветродвигатель

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101943127A (zh) * 2010-09-02 2011-01-12 李树广 集风立式风力发电系统
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