JP2003119711A - 道路縁石 - Google Patents

道路縁石

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JP2003119711A
JP2003119711A JP2001322012A JP2001322012A JP2003119711A JP 2003119711 A JP2003119711 A JP 2003119711A JP 2001322012 A JP2001322012 A JP 2001322012A JP 2001322012 A JP2001322012 A JP 2001322012A JP 2003119711 A JP2003119711 A JP 2003119711A
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Japan
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curb
road
resin
glass cullet
concrete
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Masayuki Nishimoto
正行 西本
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Daido Tech Kk
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Daido Tech Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスカレットの使用量が比較的多くて光の
反射性が高く、また、通常のセメントコンクリート製の
ものに比して十分な軽量化を達成することができるレジ
ン製の道路縁石を提供する。 【解決手段】 道路A,Cの境界部に設けられる道路縁
石10であって、骨材としてガラスカレットを含有した
レジン材料で形成されていることを特徴とし、また、内
部に空洞部12が設けられていることを特徴とし、更
に、この空洞部は縁石の長手方向における両端部に開口
し、パイプ16及び電気配線18が収納されることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば歩道と車
道の境界部や多車線道路の中央分離帯の境界部など、道
路の境界部に設けられる道路縁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば歩道と車道の境界部や多車
線道路の中央分離帯の境界部など、道路の境界部に設け
られる道路縁石は、セメントに適量の砂や砂利あるいは
小石などを骨材として混入させこれに水を加え混練して
得られる通常の所謂セメントコンクリートを材料として
製作されている。このような道路縁石は、周知のよう
に、道路の境界部分に定尺(約60cm程度)の縁石を
多数繋ぎ合わせながら配設し、その少なくとも底部を含
む一部を道路境界部分に埋め込ませて施工されるが、従
来のセメントコンクリート製縁石の場合、個々の縁石が
かなり重くなる(断面サイズが比較的小さいものでも、
1本当たりの重量が少なくとも約50kg程度になる)
ので、1人の作業者では上げ下ろしや持ち運びができ
ず、また、敷設作業時の安全性にも十分な注意を払う必
要があるなど、施工時の作業効率や安全性の向上を図る
ことが難しいという問題がある。
【0003】この問題に関して、例えば特開2001−
40606号公報には、強化プラスチック等の合成樹脂
で縁石を製作し、かかる縁石の内部に排水溝を設けた構
成が開示されている。しかしながら、この先行技術の場
合には、セメントコンクリートに代えて合成樹脂を材料
に用い、しかも、内部に排水溝を設けることにより、確
かに一定の軽量化効果を達成することはできるものの、
強化プラスチックを材料に用いる関係上、一般的な道路
に用いる縁石としては非常に高価なものとなり、実用性
に欠けるという難点がある。
【0004】尚、道路縁石についてのものではないが、
コンクリート製のブロック構造体に空洞部を設けこれを
利用したものとして、例えば特開平8−182140号
公報には、歩道に敷き詰める歩道用舗装ブロックに関
し、歩道の縁石の近傍の地中に各種電線等の幹線及び支
線を内包した地中埋設物を敷設し、上記支線を建築物に
分配するとき、地中埋設物と建築物との間の歩道に歩道
用コンクリートブロックを地中埋設物に対して直角、又
は、平行及び直角に敷設し、且つ、上記支線類を歩道用
コンクリートブロックの下部に設けた凹溝内に挿通し
て、各種支線類を各建築物に分配できるようにした、電
線類分配機能を有する歩道用コンクリートブロックの敷
設法が開示されている。
【0005】ところで、近年、通常のセメントコンクリ
ートに比して飛躍的に高強度で耐久性に優れた、所謂レ
ジンコンクリートが開発され、例えば港湾等に設けられ
る転落防止用車止めなど、一部においては既に実用化さ
れている。このレジンコンクリートは、従来のセメント
に代えて不飽和ポリエステル樹脂等の樹脂(レジン)材
料をマトリックスとし、これに砂や砂利あるいは小石な
どを骨材として混入させて得られるもので、通常のセメ
ント系のコンクリートに比し、圧縮強度,曲げ強度,引
張強度などについて、一般に約2〜3倍あるいはそれ以
上の高い強度特性を有している。従って、比重(若しく
は密度)が同等であっても、非常に軽量化された構造で
同等の強度を得ることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レジンコンクリートでは、マトリックス樹脂に混入させ
る骨材として砂や砂利が用いられ、これらの材料は吸水
性を有する関係上、その製造工程において脱水処理を施
す必要があり、かかる処理に時間と費用が掛かるため、
かなりコスト高となる。従って、この従来のレジンコン
クリートについても、道路に用いる縁石の材料として
は、やはり高価で実用性に欠けるという難点がある。
【0007】このようなレジンコンクリートに適用した
ものではないが、例えば特開平6−340458号公報
には、通常のコンクリート(つまり、セメント,砂,砂
利,水を混練した通常のセメントコンクリート)にリサ
イクルのガラスビーズ(所謂ガラスカレット)を全体比
の3〜5%混入せしめるようにしたガラスビーズ入りコ
ンクリートが開示されている。この先行技術によれば、
産業廃棄物としてのガラスの最終処分に資することがで
き、しかも、ガラスビーズ無添加の従来の生コンクリー
トに比して圧縮強度を20〜25%高めることができ、
また、光の反射性を向上させて夜間の認識性を高めるこ
とができるとされている。
【0008】しかしながら、この先行技術では、ガラス
カレットの混入率は僅か3〜5%程度であり、コンクリ
ートの骨材としては、あくまでも砂や砂利が用いられて
いる。従って、ガラスカレットの使用量は非常に少な
く、産業廃棄物としてのガラスの最終処分に資すること
によりガラスのリサイクル性を向上させるにしても、そ
の貢献度は十分なものではない。また、コンクリートの
強度を高めるにしても、圧縮強度が20〜25%程度の
向上では、これに基づいて十分な軽量化を図ることも難
しい。更に、光の反射性を向上させて夜間の認識性を高
めるにしても、3〜5%程度のガラスカレットの混入率
では、実際には反射性向上の十分な効果を達成すること
は困難である。
【0009】本発明は、以上のような諸問題に鑑みてな
されたもので、ガラスカレットの使用量が比較的多くて
光の反射性が高く、また、通常のセメントコンクリート
製のものに比して十分な軽量化を達成することができる
レジン製の道路縁石を提供することを、基本的な目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願出願人は、特願20
01−58326号において、廃棄物としての例えば空
きビンなどのガラス製品を回収して破砕しガラスカレッ
トを製造するリサイクル技術を提案した。そして、これ
により得られたガラスカレットの有効利用について鋭意
研究を重ねる中で、ガラスの吸水性が砂や砂利に比して
著しく低いことに着目し、ガラスカレットを骨材として
用いることにより、従来のレジンコンクリートが有して
いる技術的な重要課題を解消し得ることを見出した。
【0011】そこで、本願の請求項1に係る発明(以
下、第1の発明という)は、道路の境界部に設けられる
道路縁石であって、骨材としてガラスカレットを含有し
たレジン材料で形成されていることを特徴としたもので
ある。
【0012】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、10
重量%以上のガラスカレットを含有していることを特徴
としたものである。
【0013】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1又は第2の発明におい
て、内部に空洞部が設けられていることを特徴としたも
のである。
【0014】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記空洞部は縁石の長手方向における両端部に開口
していることを特徴としたものである。
【0015】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第4の発明におい
て、上記空洞部には配管パイプ及び電気配線の少なくと
も何れか一方が収納されることを特徴としたものであ
る。
【0016】また、更に、本願の請求項6に係る発明
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
何れか一において、少なくとも所要の外表面に洗い出し
処理が施されていることを特徴としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施
の形態に係る縁石の斜視図である。この縁石10は、従
来のようにセメントコンクリート製ではなく、レジン
(樹脂)材料を主成分とし、これに骨材としてガラスカ
レットを所定量含有させた材料で形成されている。ま
た、上記縁石10には、その内部に外形形状に略沿った
周縁形状の空洞部12が形成されており、この空洞部1
2は、縁石10の長手方向における両端部に開口してい
る。尚、縁石10の標準長さLbは60cmとした。
【0018】従って、縁石10は、その空洞部12の容
積に相当する分だけ軽量化されていることになる。ま
た、この縁石10をその長手方向に多数並べて敷設した
際には、その内部の空洞部12が長手方向へ1本に繋が
ったスペースとなるので(後述する図2参照)、このス
ペースを種々有効に利用することができる。
【0019】本実施の形態では、縁石10のレジン材料
として、不飽和ポリエステル樹脂を用いた。この不飽和
ポリエステル樹脂に砂利および砂を骨材として混入させ
てなるレジンコンクリートの一例について、その物性お
よび強度特性を通常のセメントコンクリートと比較した
場合、その比重(密度)を同程度に設定しても、圧縮強
度が少なくとも1.8倍以上、曲げ強度が少なくとも
2.5倍以上、引張強度が少なくとも2.3倍以上とな
り、その強度が飛躍的に高くなっている。
【0020】従って、内部に空洞部12を設けることに
より縁石10を軽量化しても、十分な強度を確保するこ
とが可能である。この場合、縁石10の壁厚は、必要と
される強度特性に応じて設定され、これにより、空洞部
12の容積が定まり、縁石10の重量が決まることにな
る。
【0021】また、このような軽量化に加えて、レジン
コンクリートの場合、通常のセメントコンクリートに比
して、透水性に優れ、遥かに低い温度に耐えることがで
きる。すなわち、通常のセメントコンクリートの場合で
あれば、約−4℃程度で凍結劣化が生じるのに対して、
レジンコンクリートの場合には、約−30℃〜−40℃
程度までは凍結劣化を生じることはなく、極めて耐候性
が優れている。従って。寒冷地においても十分な耐久性
が得られる。更に、レジン材料は補修用の接着剤により
簡単に補修できるので、縁石10が破損した場合でも、
その補修作業は非常に容易である。
【0022】しかしながら、マトリックス樹脂に混入さ
せる骨材として砂や砂利を用いた場合には、これらの材
料が比較的高い吸水性を有している関係上、その製造工
程において脱水処理を施す必要があり、かかる処理に時
間と費用が掛かるため、かなりコスト高となる。従っ
て、この従来のレジンコンクリートについても、道路に
用いる縁石の材料としては、やはり高価で実用性に欠け
ることになる。
【0023】そこで、本実施の形態では、上記レジン材
料に混入させる骨材として、吸水性が殆ど無いガラスカ
レットを適用した。従って、脱水処理は不要であり、大
幅に製造コストを低減することができた。また、かかる
ガラスカレットとして、空きビン等の廃棄物を回収して
粉砕処理を行った上で角部を円滑に落とし、一定範囲の
粒度に選別されたリサイクル・ガラスカレットを用い
た。
【0024】このガラスカレットの比重,吸水率および
すりへり量等の物性値は、以下の通りであった。 ・比重:2.45〜2.55 ・吸水率:0〜0.3% ・すりへり量:40〜50% ・安定性:0.2% ・粒度:0.1〜8.0mm
【0025】以上のようなガラスカレットを骨材として
ポリエステル樹脂に対して重量比で30〜35%混入さ
せ、実質的にガラスカレットのみを骨材とするレジンコ
ンクリートを製造し、その比重および強度特性を調べ
た。その調査結果は、以下の通りであった。尚、ポリエ
ステル樹脂の比重は、1.10〜1.46であった。 ・成形物の比重:1.5〜1.8 ・圧縮強度:105〜160kg/cm ・引張強度:210〜240kg/cm ・耐寒性:約−30℃
【0026】図2は、このようなガラスカレット入りの
レジンコンクリートで形成された縁石10を、例えば歩
道と車道の境界部に設けられる縁石10として敷設した
例を示すものである。この図に示すように、上記縁石1
0は、歩道用のコンクリートブロック又はレンガ等6で
表面部が覆われた歩道Aと、アスファルト8で表面部が
覆われた車道Cとの境界部において、長手方向に多数並
べて接着剤で固着させて連結され、一連の縁石Bが形成
される。この一連の縁石Bの内部には、各縁石10の空
洞部12が長手方向へ1本に繋がったスペースが形成さ
れている。本実施の形態では、このスペース内に電線類
収納用の配線パイプ16を挿通させ、その内部に、例え
ば、光ファイバケーブル等の通信線や電線類18を収納
させている。
【0027】尚、上記縁石10の空洞部12による内部
スペースを有効利用としては、他の種々の用途が考えら
れ、例えば、配線パイプ16の代わりに、他の用途の配
管類を挿通させるようにしても良く、或いは、パイプ類
を挿通させることなく、そのまま排水用途などに用いる
よにしても良い。
【0028】図4〜図6は、上記縁石10の変形例を示
している。図4の変形例に係る縁石20の場合には、周
縁形状が略円形の空洞部22が縁石20の下部に設けら
れている。この場合には、空洞部22が地面よりも下方
に位置しているので、その内部に収納した電線類の保護
性を高めることができる。また、この図4において破線
で示したように、更にその上方に他の空洞部24を設け
て、より一層の軽量化を図るようにすることもできる。
【0029】また、図5の変形例に係る縁石30の場合
には、下端部に下方に開口する開口部34が設けられ、
その上方に周縁形状が略円形の空洞部32が形成されて
いる。更に、図6の変形例に係る縁石40では、下方に
開口する比較的大きな開口部42が形成され、その途中
までが地面に埋まっている。
【0030】図3は、上記縁石10の一部の表面部の断
面構造を拡大して模式的に示したものである。このよう
に、縁石10の表面10fには、ポリエステル樹脂Rを
マトリックスとして、これに骨材として混入されたガラ
スカレットGが散在しており、これに光が入射すると
(図3における1点鎖線参照)、その入射角度に応じた
反射光(図3における2点鎖線参照)が反射される。
【0031】これにより、特に夜間においては、走行す
る車両のヘッドライトによる入射光が縁石10の表面1
0fに露出したガラスカレットGで反射され、縁石10
の視認性が高められ、ドライバは車道の路肩を容易に確
認でき、より安全な走行が可能になる。特に、ガラスカ
レットGの含有量を10重量%程度以上として、縁石1
0の表面10fに露出するガラスカレットGの数を一定
以上に確保することで、縁石10の視認性をより確実に
高め夜間の認識性をより確実に向上させることが可能で
ある。
【0032】この縁石10の表面に所謂洗い出し処理を
施すことにより、図3において破線で示すように、内部
に含有されたガラスカレットGの表面を縁石10の外表
面10fにより多く露出させることが可能となり、ガラ
スカレット含有が同一の場合でも、光の反射性をより高
めることができる。
【0033】尚、上記のような洗い出し処理の代わり
に、粒状のショット粒を表面に噴射衝突させて表面特性
の向上を図る、所謂、ブラスト処理を適用しても良い。
この場合には、樹脂製のショット粒を用いる所謂グリッ
ドブラスト処理が好適である。このように、本発明は、
以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において、種々の変更あるいは改良等を
加えることができるものであることは、言うまでもな
い。
【0034】
【発明の効果】本願の第1の発明に係る道路縁石によれ
ば、ガラスカレットを含有したレジン材料で形成されて
いるので、通常のセメントコンクリートで形成する場合
に比べて、材料の強度が高く、それだけ軽量化を図るこ
とができる。これにより、縁石敷設作業時の作業効率の
向上および安全性の向上を達成することが可能になる。
しかも、通常のセメントコンクリートに比して、透水性
に優れ、遥かに低い温度に耐えることができるので、寒
冷地においても十分な耐久性を付与することができる。
更に、レジン材料は、補修用の接着剤により簡単に補修
できるので、縁石の破損時の補修作業を非常に容易に行
える。また、レジン材料に骨材としてのガラスカレット
が含有されているので、従来のレジンコンクリートのよ
うに、砂や砂利あるいは小石などの吸水性が有る骨材を
用いる必要がなく、従って、脱水処理が不要となり、製
造コストを大幅に低減することができる。更に、ガラス
カレットが含有されているので、光の反射性をより向上
させて夜間の認識性をより高め、道路を走行する車両の
運行上の安全に寄与することができる。また、産業廃棄
物としてのガラスの最終処分により貢献でき、ガラスの
リサイクル性の向上にも寄与することができる。
【0035】また、本願の第2の発明によれば、上記第
1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、1
0重量%以上のガラスカレットを含有しているので、光
の反射性をより確実に向上させて夜間の認識性をより確
実に高めることができ、また、産業廃棄物としてのガラ
スの最終処分により一層大きく貢献することができる。
【0036】更に、本願の第3の発明によれば、上記第
1又は第2の発明と同様の効果を奏することができる。
特に、縁石内部に空洞部が設けられているので、この空
洞部の大きさに応じて縁石の軽量化を実現することがで
きる。
【0037】また更に、本願の第4の発明によれば、上
記第3の発明と同様の効果を奏することができる。特
に、上記空洞部は縁石の長手方向における両端部に開口
しているので、多数の縁石をその長手方向に並べて敷設
した際には、その内部の空洞部が長手方向へ1本に繋が
ったスペースとなり、その利用性を高めることが可能に
なる。
【0038】また更に、本願の第5の発明によれば、上
記第4の発明と同様の効果を奏することができる。特
に、上記空洞部を、配管パイプ及び電気配線の少なくと
も何れか一方を収納する収納スペースとして有効利用す
ることができる。
【0039】また更に、本願の第6の発明によれば、上
記第1〜第5の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、少なくとも所要の外表面に洗い出し処理が施
されているので、内部に含有されたガラスカレットの表
面を縁石の外表面により多く露出させることが可能とな
り、ガラスカレット含有が同一の場合でも、光の反射性
をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る縁石の斜視
図である。
【図2】 上記縁石の歩道と車道の境界部への敷設状態
を示す斜視図である。
【図3】 上記縁石の表面近傍の断面構造を模式的に示
す拡大断面図である。
【図4】 本発明の変形例に係る縁石を示す部分断面説
明図である。
【図5】 本発明の他の変形例に係る縁石を示す部分断
面説明図である。
【図6】 本発明の更に他の変形例に係る縁石を示す部
分断面説明図である。
【符号の説明】
10,20,30,40…縁石 10f…縁石の一部 12,22,24,32,34,42…空洞部 16…配線パイプ 18…電線類 A…歩道 B…一連の縁石 C…車道

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の境界部に設けられる道路縁石であ
    って、骨材としてガラスカレットを含有したレジン材料
    で形成されていることを特徴とする道路縁石。
  2. 【請求項2】 10重量%以上のガラスカレットを含有
    していることを特徴とする請求項1記載の道路縁石。
  3. 【請求項3】 内部に空洞部が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の道路縁石。
  4. 【請求項4】 上記空洞部は縁石の長手方向における両
    端部に開口していることを特徴とする請求項3記載の道
    路縁石。
  5. 【請求項5】 上記空洞部には、配管パイプ及び電気配
    線の少なくとも何れか一方が収納されることを特徴とす
    る請求項4記載の道路縁石。
  6. 【請求項6】 少なくとも所要の外表面に洗い出し処理
    が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれか一に記載の道路縁石。
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