JP2003119112A - アイライナーカバーコート剤 - Google Patents

アイライナーカバーコート剤

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JP2003119112A
JP2003119112A JP2001346746A JP2001346746A JP2003119112A JP 2003119112 A JP2003119112 A JP 2003119112A JP 2001346746 A JP2001346746 A JP 2001346746A JP 2001346746 A JP2001346746 A JP 2001346746A JP 2003119112 A JP2003119112 A JP 2003119112A
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JP
Japan
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eyeliner
coating agent
cover coating
film
bleeding
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JP2001346746A
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Akiko Sugimoto
明子 杉本
Hiroyuki Ida
廣行 井田
Isao Hiramatsu
功 平松
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ARIE KK
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ARIE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】市販のアイライナーを使用した場合の色のにじ
みや流れによって生じる眼の周囲の黒化を防止する方法
の開発。 【解決の手段】上記の目的のために、各種のアイライナ
ーに対応でき、耐水性、接着性等の性能に優れたアイラ
イナーカバーコート剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メイクアップ料ア
イライナーを塗布後に、汗や涙によってアイライナー中
の色素成分が溶け出し、にじみ又は流れを生じる時、こ
れらを未然に防止するためのカバーコート剤に関する。
本アイライナーカバーコート剤は、透明液体又は半透明
液体で、細筆によりアイライナー塗布部位に塗布すると
き、耐水性、耐温性の皮膜を形成するものである。 【0002】 【従来の技術及びその課題】メイクアップ化粧料の一つ
であるアイライナーには、現在、多くのタイプが市販さ
れており、概ね、以下の5種類に分類されている。 これらは、いずれも黒色系の色素成分を5〜20%含有
し、塗布後、使用条件によっては、眼の周辺に、にじみ
や流れを生じるのが多い。近年、各種のエマルションポ
リマーや樹脂が開発され、これらを配合したアイライナ
ーでは、塗布膜の耐水性、耐温性に関して化粧もちが改
善され、従来よりも、にじみや流れが少なくなってき
た。しかし、プール、海水浴、サウナなどの厳しい使用
条件では、温水又は汗によって色素が流出しやすい。
又、結婚式場や葬儀場などでも、涙によって、にじみや
流れを生じる場合が多い。これらのケースでは、奥二重
の瞼に於けるにじみが多く、又、一重の瞼でも人により
にじみや流れを生じやすく、人によってにじみの度合い
が異なる。この様な場合、式場などで化粧の修正時間が
ない時には、外見上見苦しくなるため、これに関するク
レームも多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の理由から、一般
の消費者だけではなく、特に、フォーマルな化粧作業に
携わっている美容師等からも、この様な欠点改良への要
望が多く出されているのが現状である。この様な問題解
決のために、アイライナー基剤の皮膜性能に関する改良
研究が種々行われてきたが現状では、特殊なタイプは除
き、消費者が多用しているペンシルタイプやリキッドタ
イプの中では、上記のような使用条件での問題を完全に
解消できたものは無い。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために、既存のメイクアップ料であるアイ
ライナーとは別に、アイライナー塗布後に、その上に塗
布することの出来る皮膜形成能を有するカバーコート剤
について、鋭意検討してきた。その結果、主成分とし
て、アイライナーの塗膜に対して、適当な接着能と皮膜
形成能を有するポリビニールアルコール(以下「ポリビ
ニール」と略す)及びアクリル酸重合体樹脂(以下「ア
クリル樹脂」と略す)をある範囲の比率で混合し製造し
たものは、アイライナー塗膜上に塗布するとき、上記の
要望を満足することが解った。詳しくは、鹸化度が8
6.0〜89.0で分子量2万〜12万の「ポリビニー
ル」と分子量350万〜450万の「アクリル樹脂」の
比率を3:2〜6:1の割合で混合し、加熱溶解、冷却
して得られる透明又は半透明液体は、市販の各種アイラ
イナー塗膜上に塗布するとき、耐水性、耐温性に優れた
皮膜を形成し、アイライナー塗膜の性能を損なうことな
く、結果として、前記のようなにじみや流れによる眼の
周囲の黒化現象をほぼ完全に防ぐことが出来た。但し、
このカバーコート剤の性能は、使用するアイライナーの
種類によって若干、相違を生じるため、上記の「ポリビ
ニール」と「アクリル樹脂」の比率を変動させることに
より、使用するアイライナーに最も適したカバーコート
を作成することが出来る。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明において、配合する成分
は、上記の皮膜形成成分の他に、にじみ性能を調整する
ために、グリセリン、1,3ブチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、プロピレングリコール等の多価ア
ルコールを配合できる。更に、本発明によるアイライナ
ーカバーコート剤の性能を損なわない限り、保湿成分と
して、ヒアルロン酸、コラーゲン、酵母エキス等を配合
でき、又、抗炎症成分として、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、グリチルレチン酸等、防腐成分として、メチルパ
ラベン、フェノキシエタノール等を配合できる。 【0006】 【実施例1】 (製造方法)Aを80〜100℃で分散溶解する。B,
Cを各々、70〜80℃で溶解し、混合する。これにA
をホモジナイザーで攪拌しながら加え、完全に溶解す
る。更に、Dを攪拌しながら加え、冷却しゲル化させた
後、予め滅菌した容器に滅菌室に於いて充填する。 【0007】 【実施例2】 (製造方法)Aを80〜100℃で分散溶解する。B,
Cを各々、70〜80℃で溶解し、混合する。これにA
をホモジナイザーで攪拌しながら加え、完全に溶解す
る。更に、Dを攪拌しながら加え、冷却しゲル化させた
後、予め滅菌した容器に滅菌室に於いて充填する。 【0008】 【使用試験実施例】 【0009】 【1.ガラス板による代替評価試験】(試験方法)磨り
ガラス(20×70mm)の片面(磨り面)に、市販の
アイライナーを直径約1cm大の円状に塗布し、室温で
乾燥させる。その上に、ガラス板全面に、実施例1又は
実施例2のアイライナーカバーコート剤を塗布し乾燥す
る。これらの各試験片を40℃の温水を入れたビーカー
に浸漬し、各々のビーカーを40℃の恒温水槽に1時間
浸漬する。各々のビーカーから試験片を取り出し、塗布
面のにじみ具合を以下の基準により観察評価する。 (評価基準)アイライナーの色がアイライナーカバーコ
ート膜内へにじみ出た面積(円の大きさ)を測定し(3
回平均値)相対的なにじみの度合いを下記の基準により
求める。 (結果)試験結果をまとめ、 【表−1】に示す。 【表−1】 【0010】 【2.実使用試験】(試験方法及び被験者)専門パネル
女性;20名(20〜56才)を対象に、常用のアイラ
イナーを塗布、乾燥後、実施例1又は実施例2のアイラ
イナーカバーコート剤を2週間使用したときのアイライ
ナーの色のにじみ及び流れ具合について下記の基準で評
価した。 (評価基準)本品の使用によって、アイライナー単独使
用の時と比べ、にじみ又は流れが防止され、より良好に
なったと回答した人数について、下記の4段階で評価し
た。 (結 果)試験結果をまとめ、 【表−2】に示す。 【表−2】 【0011】 【発明の効果】上記の二つの試験結果から、本発明によ
るアイライナーカバーコート剤は、アイライナー塗布後
の上面に塗布することによって、アイライナーに含まれ
る色素のにじみ及び流れをほぼ完全に防止することが判
明した。これにより、本発明者等は、従来から、アイラ
イナー使用者の間でトラブルの一つとなっていた問題を
解決するに至った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AC122 AC172 AC482 AD091 AD092 AD111 AD112 AD332 AD432 AD532 CC14 DD23 DD27 EE03 EE07

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】メイクアップ化粧料の一つであるアイライ
    ナーを使用したときのにじみや流れを防ぐためのアイラ
    イナーカバーコート剤に関する。本品は、皮膜形成成分
    として、鹸化度が86.0〜89.0モル%で分子量2
    万〜12万のポリビニールアルコール0.3〜3.0重
    量%及び分子量350万〜450万のアクリル酸重合体
    樹脂;0.2〜0.5重量%を各々3:2から6:1の
    比率で含有することを特徴とする速乾性の透明液体又は
    半透明液体で、その塗膜は、耐水性、耐温性に優れたア
    イライナーカバーコート剤に関する。
JP2001346746A 2001-10-10 2001-10-10 アイライナーカバーコート剤 Pending JP2003119112A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007011018A1 (ja) * 2005-07-22 2009-02-05 田辺三菱製薬株式会社 口腔内速崩壊性錠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2007011018A1 (ja) * 2005-07-22 2009-02-05 田辺三菱製薬株式会社 口腔内速崩壊性錠
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Effective date: 20040120