JP2003119093A - 多層被覆粒状肥料 - Google Patents
多層被覆粒状肥料Info
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Abstract
比較しより少ない被覆材料量でも長期間にわたって持続
的に溶出可能な粒状被覆肥料を提供し、また、かかる粒
状被覆肥料を工業的にも有利に製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 被覆粒状肥料であって、粒状肥料が、熱
硬化性樹脂からなる層、疎水性化合物からなる層及び熱
硬化性樹脂からなる層により内側からこの順に被覆され
てなる多層被覆粒状肥料および該多層被覆粒状肥料の製
造方法
Description
言うこともある)多層被覆粒状肥料およびその製造方法
に関する。
の減少、兼業農家の増加から、より省力型で植物の成長
にあわせ所定の時期に溶出しえる肥料が要求されてい
る。このような背景から、種々の緩効性肥料が提案され
実用化されている。例えば、ウレタン樹脂被覆粒状肥料
として、ワックス等の疎水性化合物を被覆した粒状肥料
上にポリウレタン層を被覆した被覆粒状肥料や、その外
側にさらに石油樹脂を被覆した被覆粒状肥料が提案され
ている(特公昭54−39298号公報)。しかしなが
ら、かかる被覆粒状肥料を用いてより長期間、例えば1
00〜200日程度、溶出を持続させるためには被覆材
料を多量に使用することが必要になり効率的でない上、
その製造方法も工業的な観点からは必ずしも満足なもの
とは言いがたい。また、油変性アルキッド樹脂とカルバ
ナワックスとジフェニルメタンジイソシアネートを別々
に被覆するか、または、油変性アルキッド樹脂とカルバ
ナワックスの混合物とジフェニルメタンジイソシアネー
トを別々に被覆し、この工程を5回以上繰り返した後、
カルバナワックスの軟化または溶融温度以上の温度で熱
処理する被覆粒状肥料の製造方法が提案されている(特
開2001−163691号公報)。しかしながら、か
かる方法は、被覆終了時にカルバナワックスの軟化、溶
融温度以上の温度まで、昇温させる必要があり、効率的
でない上、その製造方法も工業的な観点からは必ずしも
満足なものとは言いがたい。
の溶出遅延効果が向上し、従来のものに比較しより少な
い被覆材料量でも長期間にわたって持続的に溶出可能な
粒状被覆肥料を提供することに有り、また、かかる粒状
被覆肥料を工業的にも有利に製造する方法を提供するこ
とにある。
料につき鋭意検討した結果、粒状肥料の被覆材料として
熱硬化性樹脂及び疎水性化合物を用い、該熱硬化性樹脂
層および該疎水性化合物層を特定の順序で粒状肥料に被
覆した多層被覆粒状肥料が優れた溶出遅延性を有するこ
とを見出すと共に、該多層被覆粒状肥料は工業的にも有
利に製造できることを見出し、さらに検討を加えて本発
明を完成するに至った。即ち本発明は、粒状肥料が、熱
硬化性樹脂層(第1熱硬化性樹脂層)、疎水性化合物層
及び熱硬化性樹脂層(第2熱硬化性樹脂層)により内側
からこの順に被覆されてなる多層被覆粒状肥料(以下、
本肥料と記す。)およびその製造方法を提供する。
は、肥料成分を含有する粒状物である。肥料成分は、水
稲などの植物栽培において養分を与えるために土壌に施
される窒素、リン、カリウム、珪素、マグネシウム、カ
ルシウム、マンガン、ホウ素、鉄等の種々の元素を含有
する成分であり、具体例としては、尿素、硝酸アンモニ
ウム、硝安石灰、硝酸苦土アンモニウム、塩化アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸ソ
ーダ、硝酸カルシウム、硝酸カリウム、石灰窒素、ホル
ムアルデヒド加工尿素肥料(UF)、アセトアルデヒド
加工尿素肥料(CDU)、イソブチルアルデヒド加工尿
素肥料(IBDU)、グアニール尿素(GU)等の窒素
質肥料;過リン酸石灰、重過リン酸石灰、熔成リン肥、
腐植酸リン肥、焼成リン肥、重焼リン、苦土過リン酸、
ポリリン酸アンモニウム、メタリン酸カリウム、メタリ
ン酸カルシウム、苦土リン酸、硫リン安、リン硝安カリ
ウム、塩リン安等のリン酸質肥料;塩化カリウム、硫酸
カリウム、硫酸カリソーダ、硫酸カリ苦土、重炭酸カリ
ウム、リン酸カリウム等のカリウム質肥料;珪酸カルシ
ウム等の珪酸質肥料;硫酸マグネシウム、塩化マグネシ
ウム等のマグネシウム質肥料;生石灰、消石灰、炭酸カ
ルシウム等のカルシウム質肥料;硫酸マンガン、硫酸苦
土マンガン、鉱さいマンガン等のマンガン質肥料;ホウ
酸、ホウ酸塩等のホウ素質肥料;鉄鋼スラグ等の含鉄肥
料等の肥料取締法に定められる普通肥料(複合肥料を含
む)等を挙げることができる。中でも窒素(N)、リン
(P)およびカリウム(K)より選ばれる肥料成分の一
種以上、特にこれら三種全ての肥料成分を含有するもの
が好ましい。その具体例としては、NPK成分型(N−
P2O5−K2O)肥料が挙げられ、かかる肥料として
は、例えば、5−5−7(N−P2O5−K2Oの重量
比率を意味する。以下同じ。)、12−12−16等の
1型平上り型、5−5−5、14−14−14等の2型
水平型、6−6−5、8−8−5等の3型平下がり型、
4−7−9、6−8−11等の4型上り型、4−7−
7、10−20−20等の5型上り平型、4−7−4、
6−9−6等の6型山型、6−4−5、14−10−1
3等の7型谷型、6−5−5、18−11−11等の8
型下がり平型、7−6−5、14−12−9等の9型下
がり型、3−20−0、18−35−0等の10型NP
型、16−0−12、18−0−16等の11型NK
型、0−3−14、0−15−15等の12型PK型等
を挙げることができる。粒状肥料の粒径は製造上の観点
から、1〜5mm程度が好ましい。
層(以下、第1熱硬化性樹脂層と記す場合がある。)で
被覆され、さらに第1熱硬化性樹脂層の表面が疎水性化
合物層で被覆され、疎水性化合物層の表面が熱硬化性樹
脂層(以下、第2熱硬化性樹脂層と記す場合がある。)
で被覆された多層被覆粒状肥料である。
び疎水性化合物層により多層被覆されてなるが、各被覆
層は内側から順に被覆されるため、層間の部分的物質交
換、つまり隣接する層からの物質の混入(例えば疎水性
化合物層中に熱硬化性樹脂が混入したり、熱硬化性樹脂
層中に疎水性化合物が混入する状況)が起こる場合があ
るので、本発明において「疎水性化合物層」あるいは
「熱硬化性樹脂層」は、該疎水性化合物あるいは熱硬化
性樹脂のみを含有する層を指すのみならず、各々「疎水
性化合物を主として含有し、熱硬化性樹脂をある程度含
有する層」、「熱硬化性樹脂を主として含有し、疎水性
化合物をある程度含有する層」をも含むものである。
工業的な製造を考慮した場合には、その融点または軟化
点が、通常40〜120℃であり、好ましくは50〜1
00℃、更に好ましくは60〜90℃である。
酸、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、高級アルコール、シリ
コーン等を挙げることができ、これらは2種以上の混合
物であっても良い。
物ロウ;カルバナロウ等の植物ロウ;モンタンワックス
等の鉱物ワックス;マイクロクリスタリンワックス、セ
ミクリスタリンワックス、パラフィンワックス等の石油
ワックス;石油ワックスにエチレン酢酸ビニル共重合体
を加えた配合体ワックス;ポリエチレンワックス等の重
合体ワックス;エチレン、プロピレン、アクリル酸等の
モノマーの少なくとも2種を重合させて得られる共重合
体ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス等の合
成ワックス等が挙げられる。脂肪酸としては、例えば、
ラウリン酸、ステアリン酸等のC12−18脂肪族カル
ボン酸等が挙げられ、脂肪酸塩としては、該脂肪カルボ
ン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が挙げら
れる。脂肪酸エステルとしては、例えば、該脂肪族カル
ボン酸とグリセリンとのエステル等が挙げられる。高級
アルコールとしてはステアリルアルコール等のC16−
20アルコールを挙げることができる。
ルシロキサンなどのシリコーングリース、シリコーンゴ
ム等が挙げられる。中でも、マイクロクリスタリンワッ
クス、セミクリスタリンワックス、パラフィンワックス
等の石油ワックス、石油ワックスにエチレン酢酸ビニル
共重合体を加えた配合体ワックスやポリエチレンワック
ス等の重合体ワックスが特に好ましい。
肥料100重量部に対し、肥料の溶出遅延効率、本肥料
のブロッキング防止の点から通常0.01〜1.2重量
部、好ましくは0.1〜1.1重量部、さらに好ましく
は0.2〜1重量部である。疎水性化合物の量と第2熱
硬化性樹脂層の量の重量比は、通常、0.01:100
〜20:100であり、好ましくは1:100〜15:1
00、さらに好ましくは2:100〜15:100であ
る。
ポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
フェノール樹脂、ウレア樹脂、メラミン樹脂、シリコー
ン樹脂等が挙げられ、特にウレタン樹脂が好ましい。
脂層における熱硬化性樹脂は同一のものであってもよ
く、異なるものであってもよいが、通常は同一のものが
使用される。
ノール類又はアルコール類とエピクロルヒドリンとの反
応、硬化剤の存在下でのカルボン酸類とエピクロルヒド
リンとの反応、硬化剤の存在下でのアミン類、シアヌル
酸又はヒダントインとエピクロルヒドリンとの反応、過
酢酸等の硬化剤の存在下の脂肪族環状エポキシ化合物の
反応等によって生成する。該硬化剤としては、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、メタキシリレ
ンジアミン、イソホロンジアミン、1,3−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン、ジアミノジフェニルメタン、
1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ジアミノジ
フェニルメタン、m−フェニレンジアミン、ジアミノジ
フェニルスルホン、ジシサンジアミド、有機酸ジヒドラ
ジド、ポリアミド変性ポリアミン、ケトン変性ポリアミ
ン、エポキシ変性ポリアミン、チオ尿素変性ポリアミ
ン、マンニッヒ変性ポリアミン、マイケル付加変性ポリ
アミン、ドデセニル無水コハク酸、ポリアゼライン酸無
水物、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ
無水フタル酸、無水メチルナジック酸、無水トリメット
酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸、テトラブロモ無水フタル酸、無水ヘット酸、ノボ
ラック型ポリフェノール、ポリメルカプタン、ポリイソ
シアネート、カルボン酸含有ポリエステル樹脂、ベンジ
ルジメチルアニリン、2,4,6−トリスジメチルアミ
ノメチルフェノール、2−メチルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチル−イミダゾール、2−ヘプタデシルイ
ミダゾール、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウ
ム塩、レゾール型フェノール樹脂、メチロール基含有ウ
レア樹脂、メチロール基含有メラミン樹脂などが挙げら
れる。
ノールA型、ビスフェノールF型、臭素化ビスフェノー
ルA型、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールS
型、ビスフェノールAF型、ビフェニル型、ナフタレン
型、フルオレイン型、フェノールノボラック型、オルソ
クレゾールノボラック型、DPPノボラック型、トリス
ヒドロキシフェニルメタン型、テトラフェニロールエタ
ン型などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、テトラ
グリシジルジアミノジフェニルメタン型、トリグリシジ
ルイソシアヌレート型、ヒダントイン型、アミノフェノ
ール型、アニリン型、トルイジン型などのグリシジルア
ミン型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂、脂環型エポキシ樹脂等が挙げられる。
油または動物脂等の変成剤、金属石鹸、皮張防止剤の存
在下で、多塩基酸と多価アルコールとの反応によって生
成する。該多塩基酸としては、無水フタル酸、無水マレ
イン酸等が挙げられ、該多価アルコールとしては、ペン
タエリストール、グリセリン等が挙げられる。該変成剤
としては、例えば、大豆油、アマニ油、桐油、サフラワ
ー油、ヤシ油、パーム油、脱水ヒマシ油等が挙げられ、
該金属石鹸としては、通常、マンガン、コバルト、ジル
コニウム、ニッケル、鉄、鉛等のナフテン類またはオク
チル酸類、例えば、オクチル酸ジルコニウム、ナフテン
酸マンガン、オクチル酸コバルト等、あるいはそれらの
混合物等が挙げられる。該皮張防止剤としては、通常、
ジペンテン、メトキシフェノール、シクロヘキサノンオ
キシム、メチルエチルケトンオキシム等、あるいはそれ
らの混合物が挙げられる。
酸と二価アルコールとをビニルモノマーの存在下で反応
せしめることによって生成する。該不飽和二塩基酸とし
ては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テ
トラブロム無水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、
無水ヘット酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸等が挙げられ、該二価アルコールとしては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、トリエチレングリコール、水素化ビスフェノー
ルA、ビスフェノールジヒドロキシプロピルエーテル等
が挙げられる。該ビニルモノマーとしては、スチレン、
ビニルトルエン、クロロスチレン、フタル酸ジアリル、
シアヌル酸トリアリル、メタクリル酸メチル等が挙げら
れる。
ヒドとが、塩酸、しゅう酸、ヘキサメチレンテトラミン
等の触媒の存在下で反応することによって生成する。該
フェノール類としては、フェノール、o−クレゾール、
mークレゾール、pークレゾール、キシレノール、p−
tert−ブチルフェノール、レゾルシノール等が挙げ
られる。この反応で、酸性触媒下ではノボラック型フェ
ノール樹脂が、塩基性触媒下ではレゾール型フェノール
樹脂が得られる。
アとホルマリンとの反応により生成する。
とホルマリンとの反応により生成する。
ーンと多官能性シロキサンとの反応により生成する。
物とポリオ−ル化合物との反応により3次元架橋するこ
とにより生成する。また、ポリイソシアネート化合物を
2種類以上および/またはポリオール化合物を2種類以
上混合して用いても良い。
ばトルエンジイソシアネ−ト(以下、TDIと略称する
ことがある)、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(M
DIと略称することがある)、ナフタレンジイソシアネ
−ト、トリジンイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソ
シアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、キシリレン
ジイソシアネ−ト等を挙げることことができ、必要に応
じてこれらの混合物を用いることができる。なかでも、
MDI、TDIまたはこれらから誘導されるオリゴマ−
体(ポリメリックMDI、ポリメリックTDI等)が好
適に用いられる。
アルコ−ル、アミン等を開始剤として用い、プロピレン
グリコール、トリメチロールプロパン等の脂肪族アルコ
ールとエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドとを
重付加して得られるポリエ−テルポリオ−ル、テトラヒ
ドロフランを重合して得られるポリテトラメチレンエ−
テルグルコ−ルなどのポリエ−テル型ポリオ−ル、イサ
ノ油やひまし油等の水酸基を保有する天然油脂や多価ア
ルコ−ルとポリエ−テルポリオ−ルとカルボン酸化合物
を反応させる等の方法で得られるポリエステル型ポリオ
−ル等が挙げられる。
するNCO基とポリオール化合物に由来するOH基の当
量比、いわゆるNCO/OHは、通常0.9〜1.2の
間で調整される。
未硬化ウレタン樹脂とは、該ポリイソシアネ−ト化合物
と該ポリオ−ル化合物の混合物であり、両者が全く反応
していないもののみならず、3次元化しない程度に予め
一部が反応したものをも意味する。未硬化ウレタン樹脂
の形態としては溶媒を実質的に含まない無溶剤型、溶媒
にポリオール化合物とポリイソシアネート化合物が溶解
した溶液型等何れでも良いが、特に無溶剤型で、かつ加
工温度において液状であるものが好適である。
媒を熱硬化性樹脂原料に添加し、該触媒共存下に硬化を
行うことも有用な技術であり、熱硬化性樹脂に応じた触
媒を適宜使用することができる。
具体的には、トリエチレンジアミン、N−メチルモルフ
ォリン、N,N−ジメチルモルフォリン、ジアザビシク
ロウンデセン、イミダゾール、エチルメチルイミダゾー
ル、ジアザビシクロオクタン、2,4,6,−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノ−ル等のアミン系触
媒;尿素等のアンモニア誘導体;水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等のアルカリ性化合物;ジブチルスズラウ
レート、ジブチルスズマレート等の有機スズ化合物が挙
げられる。中でもアミン系触媒が好適に用いられる。該
触媒はそのまま、あるいは水溶液または水懸濁液として
使用に供される。固体触媒については粉砕微粉化したも
のを使用するのが好ましい。
シアネート化合物とポリオール化合物の総重量に対し、
通常0.05〜5重量%程度である。
の性能において許容される範囲で、必要に応じて酸化チ
タン、ベンガラ等の着色のための顔料や染料;タルク、
カオリン、シリカ、カ−ボンブラック、樹脂粉末、クレ
ー等の充填剤としての無機/有機粉粒体;界面活性剤等
を含有していてもよい。
(例えば分散、被覆時の未硬化ウレタン樹脂)に前記し
た触媒やその他の成分を含有するものについても、単に
熱硬化性樹脂原料(例えば単に未硬化ウレタン樹脂)と
記す場合がある。
樹脂原料を添加して第1熱硬化性樹脂層を形成させ、疎
水性化合物を添加して第1熱硬化性樹脂層上に疎水性化
合物層を形成させ、次いで熱硬化性樹脂原料を添加して
疎水性化合物層上に第2熱硬化性樹脂層を形成させるこ
とにより製造することができる。
させる方法としては、転動状態にある粒状肥料に、液状
の熱硬化性樹脂原料を添加・混合し、所定時間転動状態
を維持して該熱硬化性樹脂原料で該肥料粒子表面を被
覆、熱硬化させる方法をあげることができる。
し、通常1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%であ
る。
硬化性樹脂原料の添加、被覆及び熱硬化の一連の工程を
1回で行うこともできるが、熱硬化性樹脂原料の添加を
分割し、1回の添加量を膜厚として1〜10μm程度、
好ましくは2〜6μm程度となる量とし、前記添加、被
覆及び熱硬化の一連の工程を複数回に分けて所望の層厚
とする方法が、均一な層形成のためには好ましく、特に
工業的製造においてはこの方法が有利である。
う完全硬化である必要はなく、熱硬化性樹脂原料がゲル
化点を過ぎ、曳糸性がなくなった状態を意味する。その
ような状態になれば、その後は樹脂の粘着性に伴う粒子
同士の凝集、解砕不能等の状態となることはないので、
次の熱硬化性樹脂層あるいは疎水性化合物層の形成を行
っても問題となることはない。
滴下、噴霧等を挙げることができる。第1熱硬化性樹脂
層形成における温度は、熱硬化性樹脂原料のゲルタイム
(JIS K 5909に準じて測定)が通常5分以
内、好ましくは3分以内となる温度である。触媒を添加
することにより硬化温度を低下させることができる。
は、熱硬化性樹脂原料中に触媒が含有されたものを使用
することもできるし、熱硬化性樹脂原料と該触媒とを別
々に添加することもできる。
性化合物層を形成させる方法としては、疎水性化合物を
均一被覆可能な軟化または溶融温度以上まで加熱した第
1熱硬化性樹脂層が形成された粒状肥料に、転動状態で
疎水性化合物を添加し、所定時間転動状態及び温度を維
持して均一分散、被覆状態となるまで被覆する方法、疎
水性化合物の軟化もしくは溶融温度以上に加熱した転動
状態にある第1熱硬化性樹脂層を形成させた粒状肥料
に、溶融した疎水性化合物をスプレー−ノズル等を使用
して噴霧し、所定時間転動状態及び温度を維持して均一
分散、被覆状態となるまで被覆する方法等を挙げること
ができる。
化性樹脂層を形成させる方法としては、疎水性化合物層
が形成された転動状態にある粒状肥料に、液状の熱硬化
性樹脂原料を添加して、所定時間転動状態を維持して該
熱硬化性樹脂原料で該肥料粒子表面を被覆、熱硬化させ
る方法を挙げることができる。
し、通常4〜14重量%である。第2熱硬化性樹脂層の
形成においても、前記第1熱硬化性樹脂層の場合と同様
に、熱硬化性樹脂原料の添加を分割し、1回の添加量を
膜厚として1〜10μm程度、好ましくは2〜6μm程
度となる量とし、前記添加、被覆及び熱硬化の一連の工
程を複数回に分けて所望の層厚とする方法が、均一な層
形成のためには好ましく、特に工業的製造においてはこ
の方法が有利である。
化性樹脂層形成における温度は、第1熱硬化性樹脂層形
成の場合と同様である。
樹脂層を合わせた熱硬化性樹脂の量は粒状肥料に対し、
通常6〜16重量%である。
制限はなく公知、慣用のものを用いることができるが、
例えば、回転パン、回転ドラム等が挙げられる。該転動
装置に加温設備が付設されたものは、被覆加工の高精度
化や加工時間の調整に好適である。
に、第1熱硬化性樹脂層、疎水性化合物層および第2熱
硬化性化合物層がこの順に形成されて本肥料が得られる
が、粒状肥料表面上への各層の形成を連続的に行うこと
もでき、その工業的な方法として例えば下記の方法を挙
げることができる。
〜10μmになる量の熱硬化性樹脂原料を添加する工程 (2)転動状態を維持し、粒状肥料表面を該熱硬化性樹
脂原料で被覆し、これを硬化させて被覆物1(熱硬化性
樹脂で被覆された粒状肥料)を得る工程 (3)粒状肥料に代えて被覆物1を用いて(1)及び
(2)の工程をこの順に少なくとも1回繰り返し、被覆
物2(熱硬化性樹脂で被覆された粒状肥料)を得る工程 (4)疎水性化合物を均一被覆可能な軟化または溶融温
度以上の温度条件下、転動状態の(3)の工程で得られ
る被覆物2に疎水性化合物を添加する工程 (5)均一分散、被覆状態となるまで、所定時間転動状
態及び温度を維持し、被覆物2表面を該疎水性化合物で
被覆して被覆物3(熱硬化性樹脂/疎水性化合物で被覆
された粒状肥料)を得る工程 (6)転動状態の(5)により得られる被覆物3に層厚
が1〜10μmになる量の熱硬化性樹脂原料を添加する
工程 (7)転動状態を維持し、被覆物3表面を該熱硬化性樹
脂原料で被覆し、これを硬化させて被覆物4(熱硬化性
樹脂/疎水性化合物/熱硬化性樹脂で被覆された粒状肥
料)を得る工程及び (8)被覆物3に代えて被覆物4を用いて(6)及び
(7)の工程をこの順に少なくとも1回繰り返す工程に
より本肥料を効率的に製造することができる。
て樹脂の完全硬化のために、転動状態及び温度を維持す
る工程を含んでいてもよい。
上防止のために、本肥料表面にタルク、クレー、ケイソ
ウ土、界面活性剤等の微粉を添加することも有用な技術
である。本発明の方法によれば、被覆層の厚さを容易に
調整することが可能であり、また、得られる本肥料にお
ける各被覆層は実質的に被覆欠陥を有さず、被覆性が高
い。また、たとえば貯蔵、保管時において、疎水性化合
物のブリードによるブロッキングの発生が少ない粒状被
覆肥料が得られる。また、本発明の方法は、該方法の各
工程における温度を変更することなく、例えば疎水性化
合物の融点または軟化点以上の適当な一定の温度で行う
ことができるので、工程ごとに温度を上下させる等の煩
雑さがなく、また時間的、エネルギー的にも効率的な方
法である。
は勿論のこと、比較的高温な地域や東南アジア等の熱帯
植物の育成に使用することもできる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
mlを加えた後、25℃で保存して、所定時間経過後、
導電率計で導電率を測定し、水中の化成肥料溶出濃度や
硝安石灰濃度を追跡して被覆肥料外部への肥料の溶出量
を測定して溶出挙動を確認する。
−16、平均粒径2.8mm)5kgを、熱風発生機を
付設した温度制御可能な転動型のコート装置に仕込み、
20〜30RPMで回転させ粒状肥料を転動状態にし
た。該装置を加熱して仕込んだ粒状肥料を70℃で転動
状態を維持し、次いで被覆樹脂として、ポリメリックM
DI[NCO基:31% 住化バイエルウレタン(株)
製、商品名:スミジュ−ル44V10]を 11.8
g、分岐ポリエ−テル型ポリオ−ル[水酸基価 372
mgKOH/g 住化バイエルウレタン(株)製、商品
名:スミフェンTM]を13.1g、及びアミン触媒と
して2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノ−ルを0.3gを攪拌混合して得た未硬化ウレタン樹
脂組成物(該未硬化ウレタン樹脂組成物は室温において
液状)を、速やかに転動状態にある粒状肥料に添加し
た。なお、投入した樹脂量は、粒状肥料に対して0.5
重量%であり、該粒径の肥料を被覆した場合、コ−ト樹
脂の膜厚は約2.9μm(計算値)となる。目視観察で
は、最初に投入した樹脂は約30秒でほぼ均一に粒状肥
料表面をコ−トすることが確認された。樹脂投入後3分
後に試料の一部を取り出したところ、樹脂は殆ど粘着性
を失った状態であった。その後、ウレタン樹脂被覆を同
様にして3回繰り返した(第1熱硬化性樹脂層として、
肥料に対して2重量%の被覆量)。
リンワックス Hi−Mic−1045[日本精鑞
(株)製、融点70℃]30gを速やかに添加し、10
分間同温度で転動状態を維持し、分散、溶解、被覆させ
た(疎水性化合物層として粒状肥料に対し0.6重量%
の被覆量)。
てウレタン樹脂被覆の繰り返しを合計16回行った(第
2熱硬化性樹脂層として、肥料に対して8重量%の被覆
量)。最終的に該樹脂被覆した粒状肥料をさらに75℃
で3分維持して樹脂を完全硬化し、目的の被覆粒状肥料
を得た。
℃の水中での肥料の溶出挙動を調べた。結果を表3に示
す。
た以外は、実施例1(1)〜(3)と同様な操作を行い、被覆
粒状肥料得た。得られた被覆粒状肥料を用いて実施例1
(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表3に
示す。
−16、平均粒径2.8mm)5kgを、熱風発生機を
付設した温度制御可能な転動型のコート装置に仕込み、
20〜30RPMで回転させ粒状肥料を転動状態にし
た。該装置を加熱して仕込んだ粒状肥料を70℃で転動
状態を維持し、そこにマイクロクリスタリンワックス
Hi−Mic−1045[日本精鑞(株)製、融点70
℃]30gを速やかに添加し、10分間同温度で転動状
態を維持し、分散、溶解、含浸させた(疎水性化合物層
として粒状肥料に対し0.6重量%の被覆量)。
クMDI[スミジュ−ル44V10]を11.8g、分
岐ポリエ−テル型ポリオ−ル[スミフェンTM]を1
3.1g、及びアミン触媒として2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノ−ルを0.3gを攪拌
混合して得た未硬化ウレタン樹脂組成物を、速やかに7
0℃の転動状態にある(1)で得られた粒状肥料に添加し
た。3分毎にウレタン樹脂被覆を同様にしてさらに19
回繰り返した(熱硬化性樹脂層として、肥料に対して1
0重量%の被覆量)。該樹脂被覆した粒状肥料をさらに
75℃で3分維持して樹脂を完全硬化し、被覆粒状肥料
を得た。
例1(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表
3に示す。
た以外は、比較例1(1)〜(2)と同様な操作を行い、被覆
粒状肥料を得た。得られた被覆粒状肥料を用いて実施例
1(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表3
に示す。
2または3と同様な操作を行い、被覆粒状肥料を得た。
得られた被覆粒状肥料を用いて実施例1(4)と同様にし
て肥料溶出挙動を調べた。結果を表3に示す。
2.8mm)5kgを、熱風発生機を付設した温度制御
可能な転動型のコート装置に仕込み、20〜30RPM
で回転させ粒状肥料を転動状態にした。該装置を加熱し
て仕込んだ粒状肥料を68℃で転動状態を維持し、次い
で被覆樹脂として、ポリメリックMDI[NCO基:3
1% 住化バイエルウレタン(株)製、商品名:スミジ
ュ−ル44V10]を 11.8g、分岐ポリエ−テル
型ポリオ−ル[水酸基価 372mgKOH/g 住化
バイエルウレタン(株)製、商品名:スミフェンTM]
を13.1g、及び触媒として50%尿素水0.20g
を攪拌混合して得た未硬化ウレタン樹脂組成物(該未硬
化ウレタン樹脂組成物は室温において液状)を、速やか
に68℃の転動状態にある粒状肥料に添加し、3分かけ
て被覆硬化させた。その後、ウレタン樹脂被覆を同様に
して3回繰り返した(第1熱硬化性樹脂層として、肥料
に対して2重量%の被覆量)。
ル共重合体配合パラフィンワックスPALVAX143
0[日本精鑞(株)製、融点63℃]30gを速やかに
添加し、10分間同温度で転動状態を維持し、分散、溶
解、被覆させた(疎水性化合物層として粒状肥料に対し
0.6重量%の被覆量)。
しを合計16回とする以外は(1)と同様の操作を行った
(第2熱硬化性樹脂層として、肥料に対して8重量%の
被覆量)。最終的に該樹脂被覆した粒状肥料をさらに7
3℃で3分維持して樹脂を完全硬化し、目的の被覆粒状
肥料を得た。
(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表4に
示す。
た以外は、実施例4(1)〜(3)と同様な操作を行い、被覆
粒状肥料得た。得られた被覆粒状肥料を用いて実施例1
(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表4に
示す。
2.8mm)5kgを、熱風発生機を付設した温度制御
可能な転動型のコート装置に仕込み、20〜30RPM
で回転させ粒状肥料を転動状態にした。該装置を加熱し
て仕込んだ粒状肥料を68℃で転動状態を維持し、そこ
にエチレン酢酸ビニル共重合体配合パラフィンワックス
[PALVAX 1430] 30gを速やかに添加
し、10分間同温度で転動状態を維持し、分散、溶解、
含浸させた(疎水性化合物層として粒状肥料に対し0.
6重量%の被覆量)。
クMDI[スミジュ−ル44V10]を11.8g、分
岐ポリエ−テル型ポリオ−ル[スミフェンTM]を1
3.1g、及び50%尿素水を触媒として0.20gを攪
拌混合して得た未硬化ウレタン樹脂組成物を、速やかに
68℃の転動状態にある(1)で得られた粒状肥料に添加
した。3分毎にウレタン樹脂被覆を同様にしてさらに1
9回繰り返した(熱硬化性樹脂層として、肥料に対して
10重量%の被覆量)。該樹脂被覆した粒状肥料をさら
に74℃で3分維持して樹脂を完全硬化し、被覆粒状肥
料を得た。
例1(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表
4に示す。
た以外は、比較例7(1)〜(2)と同様な操作を行い、被覆
粒状肥料を得た。得られた被覆粒状肥料を用いて実施例
1(4)と同様にして肥料溶出挙動を調べた。結果を表4
に示す。
8または9と同様な操作を行い、被覆粒状肥料を得た。
得られた被覆粒状肥料を用いて実施例1(4)と同様にし
て肥料溶出挙動を調べた。結果を表4に示す。
す。
す。
向上し、従来のものに比較してより少ない被覆材料量で
も長期間にわたって持続的に溶出可能な粒状被覆肥料を
提供でき、また、かかる粒状被覆肥料を工業的にも有利
に製造する方法を提供できる。
Claims (6)
- 【請求項1】粒状肥料が、熱硬化性樹脂層、疎水性化合
物層及び熱硬化性樹脂層により内側からこの順に被覆さ
れてなる多層被覆粒状肥料。 - 【請求項2】粒状肥料に、熱硬化性樹脂原料を添加して
該粒状肥料表面に熱硬化性樹脂層(第1熱硬化性樹脂
層)を形成させ、疎水性化合物を添加して第1熱硬化性
樹脂層上に疎水性化合物層を形成させ、次いで熱硬化性
樹脂原料を添加して疎水性化合物層上に熱硬化性樹脂層
(第2熱硬化性樹脂層)を形成させることにより得られ
る請求項1に記載の多層被覆粒状肥料。 - 【請求項3】第1熱硬化性樹脂層及び第2熱硬化性樹脂
層の少なくとも一方がウレタン樹脂層である請求項1ま
たは2に記載の多層被覆粒状肥料。 - 【請求項4】疎水性化合物層における疎水性化合物がワ
ックス、脂肪酸、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、高級アル
コールおよびシリコーンから選ばれる少なくとも1種で
ある請求項1〜3のいずれかに記載の多層被覆粒状肥
料。 - 【請求項5】転動状態の粒状肥料に熱硬化性樹脂原料を
添加して粒状肥料表面に熱硬化性樹脂層(第1熱硬化性
樹脂層)を形成させ、疎水性化合物を添加して第1熱硬
化性樹脂層上に疎水性化合物層を形成させ、次いで熱硬
化性樹脂原料を添加して疎水性化合物層上に熱硬化性樹
脂層(第2熱硬化性樹脂層)を形成させることを特徴と
する多層被覆粒状肥料の製造方法。 - 【請求項6】(1)転動状態にある粒状肥料に層厚が1
〜10μmになる量の熱硬化性樹脂原料を添加する工程 (2)転動状態を維持し、粒状肥料表面を該熱硬化性樹
脂原料で被覆し、これを硬化させて被覆物1(熱硬化性
樹脂で被覆された粒状肥料)を得る工程 (3)粒状肥料に代えて被覆物1を用いて(1)及び
(2)の工程をこの順に少なくとも1回繰り返し、被覆
物2(熱硬化性樹脂で被覆された粒状肥料)を得る工程 (4)疎水性化合物を均一被覆可能な軟化または溶融温
度以上の温度条件下、転動状態の(3)の工程で得られ
る被覆物2に疎水性化合物を添加する工程 (5)均一分散、被覆状態となるまで転動状態及び温度
を維持し、被覆物2表面を該疎水性化合物で被覆して被
覆物3(熱硬化性樹脂層/疎水性樹脂層で被覆された粒
状肥料)を得る工程 (6)転動状態の(5)により得られる被覆物3に層厚
が1〜10μmになる量の熱硬化性樹脂原料を添加する
工程 (7)転動状態を維持し、被覆物3表面を該熱硬化性樹
脂原料で被覆し、これを硬化させて被覆物4(熱硬化性
樹脂層/疎水性化合物層/熱硬化性樹脂層で被覆された
粒状肥料)を得る工程及び (8)被覆物3に代えて被覆物4を用いて(6)及び
(7)の工程をこの順に少なくとも1回繰り返す工程か
らなることを特徴とする多層被覆粒状肥料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229606A JP2003119093A (ja) | 2001-08-09 | 2002-08-07 | 多層被覆粒状肥料 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-241896 | 2001-08-09 | ||
JP2001241896 | 2001-08-09 | ||
JP2002229606A JP2003119093A (ja) | 2001-08-09 | 2002-08-07 | 多層被覆粒状肥料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003119093A true JP2003119093A (ja) | 2003-04-23 |
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ID=26620263
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002229606A Pending JP2003119093A (ja) | 2001-08-09 | 2002-08-07 | 多層被覆粒状肥料 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003119093A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114456011A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-05-10 | 中国科学院南京土壤研究所 | 表面生物蜡修饰的水基聚合物包膜控释肥料及其制备方法 |
-
2002
- 2002-08-07 JP JP2002229606A patent/JP2003119093A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114456011A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-05-10 | 中国科学院南京土壤研究所 | 表面生物蜡修饰的水基聚合物包膜控释肥料及其制备方法 |
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