JP2003117751A - ツールホルダおよびそのツールホルダを用いる加工方法 - Google Patents

ツールホルダおよびそのツールホルダを用いる加工方法

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文雄 小幡
Hisaki Okamoto
尚機 岡本
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道夫 森下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐びびり性に優れたツールホルダを提供する
ことである。 【解決手段】 テーパシャンク部1を後端に有し、先端
にツール保持部3が形成されたツールホルダにおいて、
テーパシャンク部1の外周に、そのテーパシャンク部1
より減衰性の高い材料から成る振動吸収層4を形成し
て、剛性Kと減衰比ζの積で表される耐びびり性λの向
上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンドミル等の
各種の切削工具を保持するツールホルダおよびそのツー
ルホルダを用いる加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マシニングセンタの主軸に装着
されるツールホルダは、テーパシャンク部、フランジ部
およびツール保持部を有し、前記テーパシャンク部を主
軸に形成されたテーパ孔から成るシャンク挿入孔に挿入
し、そのテーパシャンク部の後端に設けられたプルスタ
ッドを主軸内に組込まれたドローバによりシャンク挿入
孔内に引き込み、テーパシャンク部の外周がシャンク挿
入孔の内周に密着する一面拘束状態又はテーパシャンク
部の外周がシャンク挿入孔の内周に密着し、かつフラン
ジ部の後端面が主軸の先端面に密着する二面拘束状態で
ツールホルダ部に保持された切削工具に回転を与えて切
削加工を施すようにしている。
【0003】切削加工時、切削抵抗によって切削工具が
びびり振動する場合がある。そのびびり振動を抑制する
ため、ツールホルダをSCM415等のクロムモリブデ
ン鋼で形成して、ツールホルダの剛性を高めるようにし
ているが、切削工具のびびり振動を抑制することはでき
ない。
【0004】特に、マシニングセンタの主軸が高速回転
された場合、あるいはツール保持部の軸方向長さの長い
深掘り加工用のツールホルダの場合、切削工具にびびり
振動が生じ易く、そのびびり振動により、加工精度が低
下し、工具寿命も短縮化されることになる。
【0005】このため、精度の高い加工が要求される場
合には、主軸の回転速度を低下させる必要が生じ、加工
効率が低下することになる。その加工効率の向上を図る
ため、びびり振動の発生を抑制し得るようにしたツール
ホルダの実現が要望されている。
【0006】本件の発明者らは、びびり振動の生じにく
さ(以下「耐びびり性」という)は、切削工具を含むツ
ールホルダの剛性と減衰比の積に依存することに着目し
て各種の試験を行ったところ、テーパシャンクの表面に
減衰性を有する材料、例えば鋳鉄からなる振動吸収層を
設けることにより、剛性は低下するものの減衰能が高め
られ、結果として耐びびり性に優れたツールホルダが得
られることを見いだしたのである。
【0007】
【発明の課題】この発明の課題は、切削工具のびびり振
動を抑制することができる耐びびり性に優れたツールホ
ルダおよびそのツールホルダを用いる加工方法を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明に係るツールホルダにおいては、テーパ
シャンク部を後端に有し、先端部にツール保持部が設け
られたツールホルダにおいて、前記テーパシャンク部の
表面に、そのテーパシャンク部より減衰性の高い材料か
ら成る振動吸収層を設けた構成を採用したのである。
【0009】ここで、ツールホルダがSCM415等の
クロムモリブデン鋼で形成されている場合、それより減
衰性の高い振動吸収層の材料として、鋳鉄、Mn−Cu
合金等を挙げることができる。また、鋳鉄としては、普
通鋳鉄、強靱鋳鉄、可鍛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、アシキュ
ラ鋳鉄等を採用することができる。
【0010】上記振動吸収層の形成には、鋳込み接合
法、固体接合法、プラズマ溶射法、プラズマ肉盛り法、
テーパ状スリーブはめ込み法等を採用することができ
る。
【0011】上記のように、テーパシャンク部の表面に
減衰性の高い材料から成る振動吸収層を設けることによ
り、テーパシャンク部の剛性は低下するものの、減衰性
が高められるため、結果として、耐びびり性に優れたツ
ールホルダを得ることができ、そのツールホルダに支持
された切削工具のびびり振動を効果的に抑制することが
できる。
【0012】また、前記課題を解決するため、第2の発
明に係るツールホルダにおいては、前記第1の発明に係
るツールホルダのツール保持部の表面に、そのツール保
持部より剛性の高い材料から成る高剛性層を設けた構成
を採用している。前記高剛層の形成によってツール保持
部の剛性を高めることができ、ツールホルダの耐びびり
性をさらに高めることができる。高剛性の材料として、
超硬合金を挙げることができ、その高剛性層の形成には
プラズマ溶射法、プラズマ肉盛り法等を採用することが
できる。
【0013】さらに、前記課題を解決するため、第3の
発明に係るツールホルダにおいては、テーパシャンク部
を後端に有し、先端部にツール保持部が設けられたツー
ルホルダにおいて、前記ツール保持部の表面に、そのツ
ール保持部より剛性の高い材料から成る高剛性層を設け
た構成を採用している。
【0014】また、前記課題を解決するため、第4の発
明に係る加工方法においては、前記第1の発明乃至第3
の発明に係るツールホルダのいずれかを工作機械の主軸
に取付け、そのツールホルダに取付けられたツールによ
って加工を施すようにした構成を採用したのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るツールホ
ルダの第1の実施形態を示す。図示のように、ツールホ
ルダAは、工作機械の主軸に形成されたテーパ孔から成
るシャンク挿入孔に挿入されるテーパシャンク部1と、
そのテーパシャンク部1の大径端部に設けられたフラン
ジ部2と、そのフランジ部2の先端面中央に設けられた
ツール保持部3とから成り、全体がSCM415等のク
ロムモリブデン鋼により形成されている。(T)ツール
保持部3に保持された切削工具を示す。
【0016】テーパシャンク部1の外周には振動吸収層
4が形成されている。振動吸収層4は、テーパシャンク
部1より減衰性に優れた材料から成っている。減衰性が
優れた材料として、鋳鉄、Mn−Cu合金等を挙げるこ
とができる。また、鋳鉄として、普通鋳鉄、強靱鋳鉄、
可鍛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、アシキュラ鋳鉄等を採用する
ことができる。
【0017】振動吸収層4の形成に際しては、鋳込み接
合法、固体接合法、プラズマ溶射法、プラズマ肉盛り
法、およびテーパ状スリーブはめ込み法等を採用するこ
とができる。鋳込み接合に際して、テーパシャンク部1
にブラストをかけ、Ni基自溶性合金15E(Ni:7
0.5、Cr:17、B:3.5、Si:4、C:1、
Fe:4mass%)をガスパウダ溶射して、バインダ
層を形成するのが好ましい。
【0018】ここで、鋳込み接合法、固体接合法、プラ
ズマ溶射法、プラズマ肉盛り法等により形成する振動吸
収層4の厚さは、1mm乃至4mmの範囲が好ましい。
【0019】上記のように、テーパシャンク部1に減衰
性に優れた振動吸収層4を形成することにより、ツール
ホルダAの剛性は低下するものの、その減衰比は大きく
増加し、ツールホルダAの耐びびり性の向上を図ること
ができる。
【0020】耐びびり性を評価するため、減衰比と剛性
について試験を行った。試験に際し、図2に示すツール
ホルダモデルM0 を製作した。このツールホルダモデル
0はSCM415から成り、各部の寸法は下記の通り
である。 テーパシャンク部M1 の長さL1 :67.4mm フランジ部M2 の長さL2 :25mm フランジ部M2 の外径D1 :65mm ツール保持部M3 の長さL3 :120mm ツール保持部M3 の外径D2 :40mm
【0021】図2に示すツールホルダモデルM0 を4本
用意し、そのうち、3本のツールホルダモデルM0 のテ
ーパシャンク部M1 に表1から成る化学成分の普通鋳鉄
を鋳込んで図1に示す振動吸収層4を形成した。振動吸
収層4の鋳込み厚さtc は、1mm、2mm、4mmと
した。
【0022】上記、普通鋳鉄を鋳込むにあたり、テーパ
シャンク部M1 にブラストをかけ、Ni基自溶性合金1
5Eを厚さ0.2mmでガスパウダ溶射した。鋳込み温
度は1673K〜1693K、ツールホルダモデルM0
の予熱温度は773K〜873Kとした。
【0023】
【表1】
【0024】減衰比の試験に際し、図3に示す試験装置
を用いた。この試験装置は、マシニングセンタのテーブ
ル10上にクランプ治具11を固定し、そのクランプ治
具11に形成されたテーパ孔12にツールホルダモデル
0 のテーパシャンク部M1を挿入し、このテーパシャ
ンク部M1 をボルト13の締付けによってテーパ孔12
内に引き込むようにしている。このとき、ツールホルダ
モデルM0 に付与される引張り力はロードセル14から
出力される信号をアンプ15に取り込み、その表示によ
り確認を行うようにしている。
【0025】また、クランプ治具11に取付けられるツ
ールホルダモデルM0 のツール保持部M3 の先端部外周
に加速度センサ16を取付け、その取付け位置から18
0°ずれた位置をインパルスハンマ17でインパルスを
与え、加速度センサ16から出力される信号をチャージ
アンプ18で増幅し、インパルスと共にデータロガ19
で収録するようにしている。
【0026】一方、剛性試験に際し、図4の試験装置を
用いた。この試験装置は、マシニングセンタのテーブル
10上に取付けられたクランプ治具11によってツール
ホルダモデルM0 を支持し、マシニングセンタの主軸2
0の先端にツールホルダモデルM0 の先端に荷重がかか
るようにロードセル21を取付け、テーブル10を移動
させることにより、ツールホルダモデルM0 の中心線に
垂直な半径方向の荷重を与え、ツールホルダモデルM0
のツール保持部M3 の先端の変位と、クランプ治具11
の移動量を電気マイクロメータ22、23で測定するよ
うにしている。
【0027】振動吸収層4の鋳込み厚さtc が0mm、
1mm、2mm、4mmの4種類のツールホルダモデル
の減衰比の試験に際し、図3に示すクランプ治具11の
テーパ孔12内に各モデルのテーパシャンク部M1 を挿
入し、ボルト13の締付けにより引張り力P(5kN、
10kN)を与えた。各ツールホルダモデルM0 の先端
にインパルスハンマ17にて中心線に垂直なインパルス
を与え、その衝撃を与えた位置から180°位置がずれ
る加速度センサ16により加速度を測定し、減衰比ζに
およぼす鋳込み厚さtc の影響を調べた。このときのサ
ンプリング周波数は40kHzとした。
【0028】一方、各ツールホルダモデルの剛性試験に
際し、図4に示すクランプ治具11のテーパ孔12内に
各モデルのテーパシャンク部M1 を挿入し、ボルト13
の締付けにより引張り力P(5kN、10kN)を与え
たのち、テーブル10を半径方向に移動させて主軸20
の先端部に取付けたロードセル21に各ツールホルダモ
デルM0 のツール保持部M3 の先端を押し付けて、その
先端に荷重W(0.1kN〜0.7kN)を与え、各ツ
ールホルダモデルのツール保持部M3 の先端の変位と、
クランプ治具11の移動量を電気マイクロメータ22、
23で測定し、変位δと半径方向の荷重Wより剛性Kを
求め、その剛性におよぼす鋳込み厚さt c の影響を調べ
た。
【0029】
【数1】 上式において、αは加速度、αmax は最大加速度であ
る。
【0030】図5および図6から明らかにSCM415
製のモデルより普通鋳鉄をテーパシャンクに鋳込んだモ
デルのほうが振動の減衰は良いことがわかる。そこで、
得られたこれらの減衰振動波形から以下の方法で減衰比
ζを算出した。
【0031】減衰振動波形の第n番目の山の高さを
n 、第(n+N)番目の山の高さをx n+N とすれば
【数2】
【0032】これをζについて解くと
【数3】 となり減衰比ζは計算できる。
【0033】図7はツールホルダモデルの減衰比ζにお
よぼす鋳込み厚さtc の影響を示したものである。図7
の下図において縦軸は減衰比ζを示している。まず、図
7よりP=5kN,10kNのどちらにおいても鋳込み
厚さtc が増加するほど減衰比ζが増加していることが
わかる。P=5kNのときtc =0mm〜2mmの間で
減衰比ζが大きく増大している。また、普通鋳鉄を鋳込
まない、すなわちtc=0mmのときには、引張り力P
が増加しても減衰比ζはほとんど変わらないが、普通鋳
鉄を鋳込んだ場合にはP=5kNの方が減衰比は同じ鋳
込み厚さtc でも明らかに大きくなっている。
【0034】
【数4】
【0035】図8はツールホルダモデルの固有振動数f
n におよぼす鋳込み厚さtc の影響を示したものであ
る。図中において縦軸は固有振動数fn を示している。
図8よりP=5kN,10kNのどちらにおいても普通
鋳鉄を鋳込んだ際には固有振動数は低下していることが
明らかである。また、普通鋳鉄を鋳込むことによりP=
5kNでの固有振動数の方がP=10kNのときに比べ
低くなっていることが明らかである。
【0036】図9はツールホルダモデル先端の変位δに
及ぼす半径方向の荷重Wと、鋳込み厚さtc の影響を示
す剛性試験の結果を示したものである。図9(a)はP
=5kN、(b)はP=10kNのときの結果を示して
いる。図9中の縦軸は変位δを横軸は半径方向の荷重W
を示している。この図より、図9(a)、(b)のどち
らにおいても全てのtc に対して変位δと半径方向の荷
重Wの関係は比例していることが明らかである。鋳込み
厚さtc に注目してみると、tc が増すにつれてδは増
大していることも明らかである。またP=5kN,P=
10kNについて比較をしてみると、P=10kNの方
がわずかではあるがδは小さいことがわかる。
【0037】図10はツールホルダの剛性Kにおよぼす
鋳込み厚さtc の影響を示したもので、この図中の剛性
Kは図9中のツールホルダモデル先端の変位δと半径方
向の荷重Wとの関係が比例していることより式により
算出した。 K=W/δ ・・・
【0038】図10の下図において縦軸は剛性Kを示し
ている。まず、図10よりP=5kN,10kNのどち
らにおいても鋳込み厚さtc が増加するほど剛性Kは減
少していることがわかる。特にtc =1mm〜2mmの
間でKは大きく減少している。また、P=5kN,10
kNとを比較してみるとP=10kNの時のほうが剛性
Kは高いことが図より明らかである。
【0039】
【数5】
【0040】図11はツールホルダの耐びびり性λにお
よぼす鋳込み厚さtc の影響を示している。図中の縦軸
は耐びびり性λを示している。耐びびり性λは一般に
式に示す剛性×減衰比で表され、この値が大きいほど耐
びびり性がよいといえる。 λ=K×ζ ・・・
【0041】
【数6】
【0042】図12は、この発明に係るツールホルダの
第2の実施形態を示す。この第2の実施形態で示すツー
ルホルダと先に述べた第1の実施形態のツールホルダと
は、ツール保持部3の表面に、そのツール保持部3より
剛性の高い材料から成る高剛性層5を形成している点で
のみ相違している。このため、第1の実施形態のツール
ホルダと同一部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0043】ツール保持部3の表面に形成する高剛性層
5の材料として超硬合金を挙げることができる。その高
剛性層5の形成にはプラズマ溶射法を採用することがで
きる。
【0044】上記のように、ツール保持部3の表面に高
剛性層5を形成することにより、ツール保持部3の剛性
を高めることができるため、ツールホルダの耐びびり性
をさらに高めることができる。
【0045】第1の実施形態で示すツールホルダおよび
第2の実施形態で示すツールホルダのいずれのツールホ
ルダも優れた耐びびり性を有するため、これらのツール
ホルダをマシニングセンタ等の工作機械の主軸に装着し
て、各ツールホルダに保持されたツールによってワーク
に加工を施すことにより、精度の高い加工を施すことが
できる。
【0046】ここで、ツール保持部3の表面に高剛性層
5を設けることにより、ツール保持部3の剛性を高める
ことができるので、テーパシャンク部1の表面に振動吸
収層4が設けられていないツールホルダのツール保持部
3の表面に高剛性層5を設けるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、テ
ーパシャンク部の表面に、そのテーパシャンク部より減
衰性に優れた材料から成る振動吸収層を形成したことに
より、耐びびり性に優れたツールホルダを得ることがで
きる。
【0048】また、ツール保持部の表面に、そのツール
保持部より剛性の高い材料から成る高剛性層を形成する
ことにより、ツール保持部の剛性を高めることができる
ため、耐びびり性がより優れたツールホルダを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るツールホルダの第1の実施形態
を示す断面図
【図2】ツールホルダモデルを示す正面図
【図3】図2に示すツールホルダモデルの減衰比試験に
使用する試験装置の一部切欠正面図
【図4】図2に示すツールホルダモデルの剛性試験に使
用する試験装置の一部切欠正面図
【図5】ツールホルダモデルの減衰比試験の結果を示す
グラフ
【図6】ツールホルダモデルの減衰比試験の結果を示す
グラフ
【図7】ツールホルダモデルの減衰比におよぼす鋳込み
厚さtc の影響を示すグラフ
【図8】ツールホルダモデルの固有振動数fn におよぼ
す鋳込み厚さtc の影響を示すグラフ
【図9】(a)、(b)はツールホルダモデルの剛性試
験の結果を示すグラフ
【図10】ツールホルダモデルの剛性Kと鋳込み厚さt
c の影響を示すグラフ
【図11】ツールホルダモデルの耐びびり性λと鋳込み
厚さtc の影響を示すグラフ
【図12】この発明に係るツールホルダの第2の実施形
態を示す縦断正面図
【符号の説明】
1 テーパシャンク部 2 フランジ部 3 ツール保持部 4 振動吸収層 5 高剛性層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパシャンク部を後端に有し、先端部
    にツール保持部が設けられたツールホルダにおいて、前
    記テーパシャンク部の表面に、そのテーパシャンク部よ
    り減衰性の高い材料から成る振動吸収層を設けたことを
    特徴とするツールホルダ。
  2. 【請求項2】 前記ツール保持部の表面に、そのツール
    保持部より剛性の高い材料から成る高剛性層を設けた請
    求項1に記載のツールホルダ。
  3. 【請求項3】 テーパシャンク部を後端に有し、先端部
    にツール保持部が設けられたツールホルダにおいて、前
    記ツール保持部の表面に、そのツール保持部より剛性の
    高い材料から成る高剛性層を設けたことを特徴とするツ
    ールホルダ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のツールホルダを工作機械の主軸に取付けて、そのツー
    ルホルダのツール保持部に保持されたツールにより加工
    を施すようにしたツールホルダを用いる加工方法。
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