JP2003117129A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003117129A
JP2003117129A JP2001315389A JP2001315389A JP2003117129A JP 2003117129 A JP2003117129 A JP 2003117129A JP 2001315389 A JP2001315389 A JP 2001315389A JP 2001315389 A JP2001315389 A JP 2001315389A JP 2003117129 A JP2003117129 A JP 2003117129A
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JP2001315389A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面に表示された抽選用図柄を意外性のある
態様で変化させることによって、演出効果が高く面白味
のある遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機の画面20には、遊技者に抽選結
果を認識させるための複数の抽選用図柄が表示される。
画面20の前面には、抽選用図柄を遮蔽するための遮蔽
フィルムFが配設される。遮蔽フィルムFには遮蔽図柄
Gが描かれており、遮蔽図柄Gには複数のスリットSが
等間隔で形成されている。抽選用図柄が遮蔽図柄Gによ
って遮蔽されると、複数のスリットSから覗かれる部分
によって一の種類の抽選用図柄が構成されたように遊技
者から視認される。遮蔽フィルムFが、複数のスリット
S間の間隔に相当する長さだけ上下方向に移動される
と、元々は各スリットSから覗かれていた各部分は遮蔽
され、反対に、元々は遮蔽されていた各部分は複数のス
リットSから覗かれることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、パチン
コ機(雀球機、アレンジボール機等も含む)やスロット
機のような遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一つであるパチンコ機では、パ
チンコ球(遊技球)が始動口に入球又は入賞した場合
に、図柄表示装置(例えば、液晶表示装置)に抽選用図
柄(例えば特別図柄)が変動表示される。そして、変動
表示後に停止表示させた複数の抽選用図柄の態様によっ
て、その入賞に対して行われた抽選結果が大当りである
か否かを報知している。例えば、抽選結果が大当りであ
る場合には、同じ種類の抽選用図柄が3つ揃った大当り
図柄配列(例えば「7,7,7」等)を表示して、遊技
者に大当りを報知している。大当りが報知されると、遊
技者にはその後に大当り遊技(大入賞口を一定時間開く
等)が付与されて、ほぼ一定数の賞球の払出しが行われ
る。
【0003】このような遊技機では、図柄表示装置に図
柄を変動させてから停止表示させるまでの間において、
図柄の変動表示の態様や、背景となるアニメーションの
動き等を多様に変化させることによって、遊技の演出効
果を高めることが行われる。しかし、係る従来の遊技機
では、図柄を停止させた後の表示態様に変化が少なく、
演出効果を高めるためのバリエーションにも限界があり
問題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みて創案されたものであり、画面等に表示さ
れた抽選用図柄を意外性のある態様で変化させることに
よって、演出効果が高く面白味のある遊技機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために各請求項に記載した発明が構成される。請求項1
に記載の遊技機によれば、所定の開始条件が満たされる
ことを条件に、抽選手段による抽選が行われる。ここで
いう「所定の開始条件」とは、例えばパチンコ機でいえ
ば、パチンコ球が入賞口や役物装置等に入賞又は通過す
ることである。また、例えばスロット機でいえば、遊技
者が始動レバー等を操作することを指している。例えば
パチンコ球が入賞口へ入賞すると、入賞センサによって
パチンコ球の通過信号が抽選手段へ送られる。これをき
っかけとして、抽選手段による抽選が行われる。ここで
いう「抽選手段」とは、例えば、ROM等に記憶された
プログラムを読み込むことにより、予め定められた手順
で各種の演算を行うCPU等により構成されるものであ
り、この抽選手段が例えば乱数(大当り判定用乱数と呼
ばれることがある)を発生させ、この乱数が所定の数で
あるか否かを判別することによって抽選が行なわれる。
例えばパチンコ機において、抽選手段による抽選結果が
「大当り」であった場合には、図柄表示装置によって図
柄が「7,7,7」等の所定の表示態様で停止表示され
る。これを見ることによって、遊技者は「大当り」であ
ることを認識し、遊技者にはその後に大当り遊技が付与
される。
【0006】請求項1に記載の遊技機によれば、抽選用
図柄を遮蔽するための遮蔽部材が備えられる。ここで
「遮蔽」とあるのは、遊技機に向かってパチンコ遊技等
を行う遊技者にとって、抽選用図柄との間に遮蔽部材が
配置されることにより、抽選用図柄の少なくとも一部が
視覚的に「遮られた」状態となることを指している。
「遮蔽部材」には複数のスリットが等間隔で形成され、
抽選用図柄が遮蔽部材によって遮蔽されると、複数のス
リットから覗かれる部分(つまり、抽選用図柄の一部)
によって、あたかも一の種類の抽選用図柄が構成された
ように遊技者からは視認される。
【0007】また、請求項1に記載の遊技機において、
遮蔽部材が、その遮蔽部材に形成された各スリット間の
間隔に相当する長さだけ「所定の方向」に移動される
と、元々は各スリットから覗かれることにより「一の種
類の抽選用図柄」を構成していた抽選用図柄の各部分は
遮蔽されることになり、反対に、元々は遮蔽部材の各ス
リット以外の部分によって遮蔽されていた部分は各スリ
ットから覗かれるようになる。そして、その移動後の各
スリットから覗かれる抽選用図柄の各部分によって、前
記した「一の種類の抽選用図柄」とは異なる「他の種類
の抽選用図柄」が構成されたように遊技者からは視認さ
れることになる。なお、前記した「所定の方向」とは、
遮蔽部材に対して複数のスリットが等間隔でかつ平行に
形成された場合には、その複数のスリットの長手方向に
対して略直交する方向のことを指している。
【0008】つまり、請求項1に記載の遊技機によれ
ば、図柄表示装置によって停止表示される抽選用図柄
が、遮蔽部材が移動されることによって選択的に視認可
能とされる。これにより、遊技者にとっては、一旦停止
表示された抽選用図柄が、あるときは「一の種類の抽選
用図柄」であるように見え、またあるときは、遮蔽部材
の移動動作のみによって前記一の種類の抽選用図柄とは
異なる「他の種類の抽選用図柄」に見えることになる。
これにより、図柄表示による演出が意外性に富んだもの
となり、遊技者に対し一層興趣の高い遊技を提供できる
ようになる。
【0009】請求項2に記載の遊技機によれば、抽選用
図柄を遮蔽するための遮蔽部材が備えられる。「遮蔽部
材」には、複数のスリットが等間隔で形成され、抽選用
図柄が遮蔽部材によって遮蔽されると、複数のスリット
から覗かれる部分(つまり、抽選用図柄の一部)によっ
て、あたかも一の種類の抽選用図柄が構成されたように
遊技者からは視認される。
【0010】そして、請求項2に記載の遊技機によれ
ば、抽選用図柄が、遮蔽部材に形成された各スリット間
の間隔に相当する長さだけ「所定の方向」に移動される
と、元々は各スリットから覗かれることにより「一の種
類の抽選用図柄」を構成していた抽選用図柄の各部分は
遮蔽されることになり、反対に、元々は遮蔽部材の各ス
リット以外の部分によって遮蔽されていた部分は各スリ
ットから覗かれるようになる。抽選用図柄が移動された
後の、各スリットから覗かれるその抽選用図柄の各部分
によって、前記した「一の種類の抽選用図柄」とは異な
る「他の種類の抽選用図柄」が構成されたように遊技者
からは視認される。なお、前記した「所定の方向」と
は、遮蔽部材に対して複数のスリットが等間隔でかつ平
行に形成された場合には、その複数のスリットの長手方
向に対して略直交する方向のことを指している。
【0011】つまり、請求項2に記載の遊技機によれ
ば、図柄表示装置によって停止表示される抽選用図柄
が、抽選用図柄が移動されることによって選択的に視認
可能とされる。これにより、遊技者にとっては、一旦停
止表示された抽選用図柄が、あるときは「一の種類の抽
選用図柄」であるように見え、またあるときは、抽選用
図柄の移動動作のみによって前記一の種類の抽選用図柄
とは異なる「他の種類の抽選用図柄」に見えることにな
る。これにより、図柄表示による演出が意外性に富んだ
ものとなり、遊技者に対し一層興趣の高い遊技を提供で
きるようになる。
【0012】請求項3に記載の遊技機によれば、「一の
種類の抽選用図柄」と、「他の種類の抽選用図柄」とが
同一の領域に表示される。ここでいう「一の種類の抽選
用図柄」と「他の種類の抽選用図柄」という用語は、遮
蔽部材によって選択的に視認可能とされる両図柄を区別
するために便宜的に用いた用語であって、図柄が2つだ
けしか存在しないとか、一方の図柄にのみ特定の性質が
存在するなどとして修飾するために用いた用語ではな
い。請求項3に記載の遊技機によれば、同一の領域内に
おいて、あるときは「一の種類の抽選用図柄」が視認さ
れ、またあるときは「他の種類の抽選用図柄」が視認さ
れるというように、選択的に複数の抽選用図柄を遊技者
に視認させることができる。これにより、限られた領域
内において複数の図柄を遊技者に視認させることができ
るので、遊技機の表示演出に用いる図柄のバリエーショ
ンを容易に広げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本発明の第1
の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、
パチンコ機10の外観を示す正面図である。図1に示す
パチンコ機10の遊技盤面12上には、通過するパチン
コ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、
入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有す
る始動口30、ソレノイド54によって開閉される蓋7
4を有する大入賞口34、後述する図柄表示装置22等
を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口
や風車、釘などが適宜に配置されている。遊技盤面12
の下方には、パチンコ機10に対して所要の指示を行う
ための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等
を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯
留する下皿44、遊技者の手が触れているか否かを検出
するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受
皿である上皿38の内部に設けられて音(効果音や音楽
等を含む)を出すスピーカ50などが備えられている。
また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放セ
ンサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適
切な位置に配置されるランプ類16が備えられている。
さらに、上皿38の上方には球貸を指令する球貸スイッ
チ64や、プリペイドカードの返却を指令する返却スイ
ッチ72等が備えられている。
【0014】遊技盤面12に設けられた通過口24に
は、普通図柄を点滅させて表示する普通図柄表示器26
が備えられている。普通図柄表示器26は、一個または
複数個の発光体(例えば緑色や赤色を発するLED等)
により構成され、パチンコ球がゲート32を通過したと
きに所要期間(例えば10秒間)の点滅表示を行う。大
入賞口34には、大入賞口開放期間(例えば20秒間)
内にパチンコ球が入賞すると大当り遊技状態を所要回数
(例えば16回)内で継続できるVゾーン56や、単に
賞球を払い出す普通入賞口などが備えられている。入賞
したパチンコ球を検出するために、Vゾーン56にはV
ゾーンセンサ52が備えられ、普通入賞口には入賞セン
サ70が備えられている。また、大入賞口34の下方に
は、始動口68が設けられ、入賞したパチンコ球を始動
口センサ66により検出できるようになっている。始動
口68は始動口30と同等の機能を備える。これらの始
動口30、68は、いずれも本発明における「所定領
域」に相当している。
【0015】複合装置14は、複数の特別図柄を変動表
示可能な図柄表示装置22を有している。図柄表示装置
22には、例えば液晶表示器が用いられ、文字、記号、
符号、図形、映像などの図柄からなる特別図柄や装飾図
柄等が表示される。図柄表示装置22には液晶表示器に
限らず、CRTやLED表示器、プラズマ表示器などの
ように図柄を表示できる如何なる表示器が用いられても
よい。
【0016】次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技
を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基
板100から送られた表示指令(例えば停止予定図柄や
変動パターン等に関する信号)を受けて図柄表示装置2
2に図柄を表示する表示制御基板200と、同じくメイ
ン制御基板100から送られた音指令(例えば音色、音
の大小、音の高低、音の長短、音の変化パターン等を含
む信号)を受けてスピーカ50から音を出す音制御基板
300とについて、これらの一構成例を示した図2、図
3を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板1
00、表示制御基板200および音制御基板300は、
いずれもパチンコ機10の背面側等に設けられる。
【0017】まず、メイン制御基板100の構成につい
て図2を参照しながら説明する。図2に示すように、メ
イン制御基板100は、CPU(中央演算処理装置)1
10を中心に構成され、遊技制御プログラムや所要のデ
ータ(例えば大当りとなる乱数の値等)を格納するRO
M112、各種の乱数や命令等のデータを一時的に格納
するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を
受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式
に変換する入力処理回路102、CPU110から送ら
れた作動データを受けて各種の出力装置(例えば、作動
モーター25、ソレノイド54等)を作動させる出力処
理回路104、CPU110から送られた表示データを
受けて適宜に発光体の点灯・消灯動作を制御する表示制
御回路106、音制御基板300や表示制御基板200
等に所要の信号を送る通信制御回路116等の複数の構
成要素有している。これらの複数の構成要素は、いずれ
もバス118を介してCPU110に連結されている。
【0018】CPU110は、ROM112に格納され
た遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による
遊技を実現する。ROM112にはEPROMが使用さ
れ、RAM114にはSRAMが使用されるが、他種の
メモリが任意に用いられてもよい。他種のメモリとして
は、EEPROM、DRAM、フラッシュメモリ等があ
る。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置
としては、例えば始動口センサ60、66、ゲートセン
サ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボ
タン48あるいは他のセンサ(枠開放センサ36、タッ
チセンサ42等)などがある。出力処理回路104が信
号を出力する出力装置としては、例えばソレノイド54
等がある。表示制御回路106が表示制御する発光体と
しては、例えばランプ類16、あるいは、普通図柄表示
器26等がある。通信制御回路116は、必要に応じて
さらにパチンコ球(賞球、貸球)の払い出しを行う払出
装置450を制御する払出御基板400や、図示しない
ホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送るこ
とができる。
【0019】次に、表示制御基板200及び音制御基板
300の構成について図3を参照しながら説明する。図
3に示す表示制御基板200は、CPU210を中心に
構成され、表示制御プログラム、所要の表示データ(例
えば表示指令に対応する表示情報、はずれ変動パターン
を含む複数の変動パターン、複数のリーチ判定等)等を
格納するROM212、表示指令、表示情報、入出力信
号等を一時的に格納するRAM214、メイン制御基板
100から送られたデータを受信する通信制御回路21
6、所要の図柄を記憶し指令を受けて生成するキャラク
タジェネレータ202、CPU210から送られた表示
情報を受けて図柄表示装置(表示器)22に加工した図
柄を表示するVDP(Video Display Processor)20
4等の構成要素を有している。これら複数の構成要素
は、いずれもバス218を介してCPU210連結され
ている。
【0020】CPU210は、ROM212に格納され
た表示制御プログラムを実行して図柄表示装置22に図
柄を表示する。ROM212にはEPROMが用いら
れ、RAM214にはSRAMが用いられるが、他種の
メモリが用いられてもよい。通信制御回路216は、必
要に応じてさらに図示しない枠制御基板やホールコンピ
ュータ等に対しても所要のデータを送ることができる。
キャラクタジェネレータ202が生成する図柄データに
は、例えば文字(英数字や漢字等)、図柄(特に、後述
する特別図柄や装飾図柄等を含む)、静止画、動画(ア
ニメーション等)、映像などのデータがある。VRAM
やパレットRAM等を有するVDP204は、表示情報
を受けてキャラクタジェネレータ202が生成した図柄
データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画
像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄デー
タを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を図
柄表示装置22に出力する。このときスプライト処理を
実行して実現されるスプライト機能によって、図柄群の
変動または停止の表示を実現することができる。
【0021】音制御基板300は、CPU310を中心
に構成され、音制御プログラム、所要の音データ(例え
ば音指令に対応する音色、音の大小、音の高低、音の長
短、音の変化パターン等)を格納するROM302、表
示指令、一時データや音データ等を格納するRAM30
4、メイン制御基板100から送られたデータを受信し
てCPU310やRAM304等に送る通信制御回路3
06、出す音の高低や長短等を制御(調整)するシーケ
ンサ312、当該シーケンサ312の制御に基づきスピ
ーカ50から出す音を生成する音源回路314等の複数
の構成要素を有している。これら複数の構成要素は、い
ずれもバス308を介してCPU310に連結されてい
る。
【0022】CPU310は、ROM302に格納され
た音制御プログラムを実行してスピーカ50から所要の
音を出す。ROM302にはEPROMが用いられ、R
AM304にはSRAMが用いられるが、他種のメモリ
が用いられてもよい。シーケンサ312は、音を制御す
るためのシーケンスデータをROM302等に記憶す
る。当該シーケンスデータの内容は固定してもよく、遊
技中等に任意のタイミングで変化させてもよい。音源回
路314としては、ビープ音等を出すためのパルス信号
を発生する単サウンドジェネレータ(SSG;Single Sound
Generator)音源や、2進数字などの符号に変換してパ
ルス信号を発生するPCM(Pulse Code Modulation)
音源、PCM音源をさらに高圧縮したADPCM(Adap
tive Differential PCM)音源、パルス幅を変調しなが
らパルス信号を発生するPWM(Pulse Width Modulati
on)音源、パルス周波数を変調しながらパルス信号を発
生するPFM(Pulse Frequency Modulation)音源、周
波数を変調しながらアナログ信号を発生するFM(Freq
uency Modulation)音源等が用いられる。また、音源回
路314には、パルス信号をアナログ信号に変換するD
/Aコンバータ回路等のように最終的にアナログ信号に
変換するための信号変換回路等も含まれる。さらに、音
源回路314で発生させて出力するのは単音であっても
よく、複数音(例えば和音)であってもよい。そして、
音源回路314にはパルス信号とアナログ信号との相互
間で高速の信号変換が可能なDSP(Degital Signal P
rocessor)が用いられてもよい。こうした様々な回路に
よって音の特性を広げることができる。
【0023】メイン制御基板100から通信制御回路1
16を通じて送られた払出信号を受けて払出装置450
を制御することによりパチンコ球の払い出しを行う払出
制御基板400は、メイン制御基板100等と同様にC
PUを中心に構成される。なお、払出制御基板400を
含めた他の基板等については周知であって、本発明の要
旨とは直接に関連しないために具体的な構成の図示や説
明等を省略する。
【0024】図4(A)は、図柄表示装置22を正面か
ら見た拡大図であり、図4(B)は、図柄表示装置22
の前面に配設される遮蔽フィルムF及びその遮蔽フィル
ムFを作動させる作動モーター25を正面から見た拡大
図である。図4に(A)に示すように、図柄表示装置2
2は液晶表示装置で構成され、画面20において「0」
から「9」までの特別図柄を上から下方向(図中の矢印
15に示す方向)に変動させて表示することができる。
画面20は、縦方向に形成された3つの図柄表示列で構
成され、左図柄表示列C1、中図柄表示列C2、右図柄
表示列C3のそれぞれにおいて「0」から「9」までの
特別図柄を縦方向に変動表示させる。第1種始動口30
にパチンコ球が入賞すると、図柄表示装置22の3つの
図柄表示列C1、C2、C3に表示された図柄は順変動
方向(矢印15に示す方向)にほぼ一斉に変動を開始す
る。そして、各図柄表示列C1、C2、C3の図柄の変
動が所定時間経過後に停止して、それぞれの図柄表示列
に停止表示された3つの図柄の態様によって、遊技者に
抽選結果が報知される。例えば、抽選結果が「大当り」
である場合には、画面20に「7,7,7」等のゾロ目
の図柄配列が停止表示され、このような図柄の表示態様
によって遊技者に「大当り」であることが報知される。
本実施の形態では、左図柄表示列C1、右図柄表示列C
3の順に図柄の変動表示が停止し、そして最後に中図柄
表示列C2の図柄が変動を停止するように構成されてい
る。
【0025】図4(B)に示すように、本実施の形態に
おける図柄表示装置22には、画面20の前面に遮蔽フ
ィルムF(本発明の「遮蔽部材」に対応)が配設され
る。遮蔽フィルムFは、透明あるいは半透明の合成樹脂
製のシートで構成されており、画面20に対応した部分
には遮蔽図柄Gが描かれている。遮蔽フィルムFの上端
部及び下端部は、巻き取りローラー28a、28bによ
ってそれぞれ巻き取られており、作動モーター25が回
転すると、その作動モーター25の駆動軸に連結された
上側の巻き取りローラー28aが上下いずれか一方向に
回転し、遮蔽フィルムFの巻き取り及び巻き戻しを行う
ことによって、遮蔽図柄Gを画面20の前面において上
下方向に移動させることができるようになっている。な
お、下側の巻き取りローラー28bには渦巻きバネ(図
示していない)が内蔵されており、遮蔽フィルムFが下
方に引っ張られて、画面20の前面においてぴんと張ら
れた状態が維持されるようになっている。図4(B)に
示すように、遮蔽フィルムFに描かれる遮蔽図柄Gは、
横方向に描かれた複数本の格子Kによって構成され、そ
れら複数本の格子Kの間には、複数本のスリットS(隙
間)が同時に構成される。本実施の形態では、格子Kの
縦幅DKと、スリットSの縦幅DSが等しくなるように
構成される。つまり、複数本のスリットSの間隔長が、
格子Kの縦幅DKの長さに相当している。スリットSに
相当する部分は透明フィルムで構成されているため、パ
チンコ機10に向かう遊技者からは、スリットSを通し
て画面20の一部を覗き見ることができるようになって
いる。
【0026】図5は、図柄表示装置22の前面に遮蔽フ
ィルムFが配設された状態を示す正面図であり、図6
は、図5に示す図柄表示装置22及び遮蔽フィルムFを
図中の矢印(I)に示す方向から見た側面図である。図
5において、複数のスリットSからは画面20の一部が
見えている。複数のスリットSからは、それぞれ「7」
の図柄の一部が少しずつ見えているのであるが、それら
を統合すると全体として「7,7,7」の図柄配列が表
示されているように見える。遮蔽フィルムFが、図5に
示す状態から、スリットSの配設間隔、すなわち、格子
Kの縦幅DKに相当する長さだけ下方向(図6中の矢印
(II)に示す方向)に移動されると、図7に示すよう
に、元々は各スリットSから覗かれることにより「7,
7,7」を構成していた抽選用図柄の各部分は遊技者か
ら遮蔽されることになり、反対に、複数の格子Kによっ
て遮蔽されていた各部分は複数のスリットSから覗かれ
るようになる。そして、その移動後の各スリットSから
覗かれる抽選用図柄の各部分によって、「7,7,7」
とは異なる図柄配列である「6,6,6」の図柄配列が
表示されたように遊技者からは視認されるようになって
いる。
【0027】図4(A)に示すように、画面20には、
「6,6,6」及び「7,7,7」の両図柄配列がほぼ
同じ位置に同時に表示されて複合した状態となってい
る。すなわち、「6,6,6」及び「7,7,7」の図
柄配列は、複数の格子Kが図5に示した位置にある場合
には、「7,7,7」の図柄配列のみが複数のスリット
Sから視認され、複数の格子Kが図7に示した位置にあ
る場合には、「6,6,6」の図柄配列のみが複数のス
リットSから視認されるように、スリットSの配設間隔
毎(格子Kの縦幅DK毎)に「段違い状」に表示されて
いる。そして、遮蔽フィルムFを上下方向に移動させる
のでなく、この画面20に同時に表示される「6,6,
6」及び「7,7,7」の両図柄配列を、スリットSの
配設間隔分だけ上下いずれかの方向に移動させるように
すれば、両図柄配列が一方の位置に表示される場合には
複数のスリットSからは「6,6,6」の図柄配列のみ
が視認され、両図柄配列が他方の位置に表示される場合
には複数のスリットSからは「7,7,7」の図柄配列
のみが視認されるようにすることもできる。要するに、
複数のスリットSから、「6,6,6」もしくは「7,
7,7」のうち一方の図柄配列のみを視認可能とするた
めには、遮蔽フィルムFを上下方向に移動させてもよい
し、画面20に表示される「6,6,6」及び「7,
7,7」の図柄配列自体を上下方向に移動させる方法を
採ることもできる。このようにして、本実施の形態で
は、画面20に表示される例えば「6,6,6」及び
「7,7,7」の図柄配列を、遮蔽フィルムFもしくは
図柄自体を上下方向に移動させることによって、いずれ
か一方の図柄配列のみを「選択的」に視認可能とするこ
とができる。
【0028】なお、遮蔽フィルムFが上方向もしくは下
方向に向けて所定長さ以上巻き取られると、遮蔽図柄G
が描かれた部分は上側の巻き取りローラー28aもしく
は下側の巻き取りローラ28bに巻き取られ、遮蔽フィ
ルムFの透明あるいは半透明となった部分のみが引き出
されて画面20の前面に配設される。これにより、画面
20に表示される図柄を、遮蔽図柄Gによって遮蔽せず
にそのまま遊技者に視認可能とすることもできるように
なっている。
【0029】上述のように構成されるパチンコ機10に
ついて、画面20及び遮蔽フィルムFによって実現され
る表示演出の具体的な態様について、以下(1)及び
(2)の2つの実施例に分けて、それぞれ図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0030】(1)図8〜図13を参照しながら、第1
の実施例について詳細に説明する。本実施例では、図8
に示すように、左図柄表示列C1、右図柄表示列C3、
中図柄表示列C2の順に図柄の変動表示が停止して、各
図柄表示列のラインL1上に「0」〜「9」の特別図柄
が停止表示される。本実施例におけるパチンコ機10
は、いわゆる1ライン機であり、各図柄表示列のほぼ中
段部の表示位置であるラインL1上に「7,7,7」等
の大当り図柄配列が表示されれば、遊技者に大当りを報
知したことになり、その後に遊技者には大当り遊技(大
入賞口34を一定期間開く等)が付与される。なお、図
8〜図13では、説明を分かり易くするために作動モー
ター25、及び、巻き取りローラー28a、28bが省
略されており、遮蔽フィルムFのみが画面20の前面に
配置された状態で表されている。
【0031】本実施例では、まず、図8に示すように、
3つの図柄表示列C1、C2、C3に「6」の図柄が表
示され、ラインL1上に「6,6,6」の大当り図柄配
列が停止表示される。ラインL1上に「6,6,6」の
大当り図柄配列が表示されて所定時間経過した後、図9
に示すように、画面20の上方からは「7,7,7」の
大当り図柄配列が現れて、下方向(図中の矢印A1に示
す方向)に向けて移動するように表示される。そして、
「6,6,6」の大当り図柄配列と、「7,7,7」の
大当り図柄配列とは互いに重なりあって、それら2つの
大当り図柄配列が複合された状態となってラインL1上
に表示される(図10参照)。
【0032】図10に示すように、ラインL1上に
「6,6,6」と「7,7,7」の両図柄配列が複合し
た状態で表示された後、作動モーター25が回転し、上
側の巻き取りローラー28aに巻き取られていた遮蔽図
柄Gが画面20の前面に現れて下方向に降りてくるよう
に作動される。そして、画面20の前面には遮蔽フィル
ムFに描かれた遮蔽図柄Gが配置した状態となり、複数
のスリットSからは、画面20に表示された図柄の一部
が覗かれることになる。図11に示すように、複数のス
リットSからは、覗かれる部分全体によってあたかも一
方の図柄配列である「6,6,6」の大当り図柄配列の
みが表示されているように、遊技者からは見えるように
なっている。
【0033】遮蔽図柄Gが図11に示す状態で一旦停止
した後、再び作動モーター25が回転し、遮蔽図柄Gが
スリットSの配設間隔分だけ下方向に移動する。そし
て、元々格子Kによって遮蔽されていた部分は複数のス
リットSを通して遊技者から視認されるようになり、反
対に、複数のスリットSから覗かれていた部分は複数の
格子Kによって遮蔽された状態になる。これにより、図
12に示すように、遮蔽図柄Gの複数のスリットSから
は、画面20に表示された図柄の一部が視認され、全体
として「7,7,7」の大当り図柄配列が表示されてい
るように、遊技者からは見えるようになる。
【0034】その後、再び作動モーター25が回転し、
遮蔽フィルムFに描かれた遮蔽図柄Gは上側の巻き取り
ローラ28aもしくは下側の巻き取りローラー28bに
巻き取られる。これにより、遮蔽フィルムFの透明部分
を通して遊技者からは画面20の全体が見えるようにな
るが、図13に示すように、画面20には「7,7,
7」の大当り図柄配列のみが表示された状態となる。こ
の「7,7,7」の大当り図柄配列に基いて、遊技者に
はその後に大当り遊技が付与されることになる。
【0035】以上に説明した遮蔽図柄Gを移動させるこ
とによる表示演出は、一旦画面20に大当り図柄配列を
表示した後、その大当り図柄の再抽選演出を行う際に用
いられると効果的である。すなわち、例えば「7,7,
7」の大当り図柄配列を構成する「7」の図柄が確率変
動図柄であり、「6,6,6」の大当り図柄配列を構成
する「6」の図柄が確率変動図柄ではない場合には、遮
蔽図柄Gを動かすことによって「6,6,6」及び
「7,7,7」の大当り図柄配列を選択的に視認可能と
することによって、遊技者に対してより一層のスリルや
期待感を感じさせることができる。ここでいう「確率変
動図柄」とは、この図柄による大当り図柄配列が表示さ
れることによって「大当り」が確定した場合には、その
大当り遊技が終了した後に、再び「大当り」となる確率
が通常の遊技状態よりも上昇するという「確率変動遊
技」の状態への移行が行なわれる図柄のことを指してい
る。つまり、一旦「6,6,6、」の大当り図柄配列が
表示されて「通常の」大当りとなった場合であっても、
遮蔽図柄Gが画面20の前面に登場し、再抽選によって
「7,7,7」等の大当り図柄配列に変更表示される可
能性が生じることになる。これにより、遊技者にとって
は、一旦通常の「大当り」になっても、確率変動遊技状
態へと移行する可能性が生じることになるので、「大当
り」への期待感がより一層高められることになる。
【0036】なお、上記の実施例では、遮蔽フィルムF
に描かれた遮蔽図柄Gが、画面20の前面で移動するこ
とによって、「6,6,6」と「7,7,7」の2通り
の大当り図柄配列が選択的に視認可能とされる例を説明
したが、これとは反対に、遮蔽図柄Gを固定して、画面
20に表示される「6,6,6」及び「7,7,7」が
複合した図柄配列(図10参照)の方を移動させること
によって、これらの大当り図柄配列を選択的に視認させ
るようにしてもよい。すなわち、複数のスリットSか
ら、「6,6,6」及び「7,7,7」のうち一方の図
柄配列のみが遊技者から見えるようにするためには、遮
蔽図柄Gを移動させるようにしてもよいし、画面20に
表示される図柄の方を移動させるようにしてもよい。
【0037】(2)次に、図14〜図19を参照しなが
ら、第2の実施例について具体的に説明する。本実施例
では、図14に示すように、左図柄表示列C1、中図柄
表示列C2の順に図柄の変動表示が停止して、最後に右
図柄表示列C3の図柄の変動表示が停止する。本実施例
におけるパチンコ機10はいわゆる3ライン機であり、
画面20の横方向に形成されたラインL1、もしくは、
画面20の斜め方向に形成されたラインL2及びライン
L3のいずれかのライン上に「7,7,7」等の大当り
図柄配列が表示されれば、遊技者に大当りを報知したこ
とになり、その後に大当り遊技処理が行われることにな
る。本実施例では、図14に示すように、画面20の左
図柄表示列C1には上段部から順に「7」、「5」、
「7」の図柄がそれぞれ停止表示されており、中図柄表
示列C2の中段部の表示位置であるラインL1上には
「6」の図柄が停止表示されている。また、右図柄表示
列C3では、上から下方向に(図中の矢印B1に示す方
向に)、視認できない程度の速度で図柄が変動表示され
ている。そして、例えば演出音やキャラクターの図柄の
出現等をきっかけとして、中図柄表示列C2において、
「7」の図柄が画面20の上方から下方に向けて(図中
の矢印A2に示す方向に向けて)降りてくるように表示
される。なお、図14〜図19では、説明を分かり易く
するために作動モーター25及び巻き取りローラー28
a、28bを省略して表している。
【0038】図15に示すように、中図柄表示列C2に
おいて、「7」の図柄は下方に降りてきて、ラインL1
上の「6」の図柄に重なり合うように表示される。そし
て、「6」及び「7」の図柄は複合し、複数のスリット
Sからいずれか一方のみの図柄が視認されるような「段
違い状」の図柄に変形するように表示される。
【0039】図16に示すように、中図柄表示列C2の
ラインL1上に、「6」及び「7」が「段違い状」に複
合した図柄が表示された後、作動モーター25が回転
し、上側の巻きとりローラー28aに巻き取られていた
遮蔽図柄Gが画面20の前面に現れて下方向に降りてく
るように作動される。この場合における遮蔽図柄Gは、
中図柄表示列C2のラインL1上に表示された図柄のみ
を遮蔽できるように小さく描かれたものであり、複数の
スリットSからは、中図柄表示列C2のラインL1上に
表示された図柄の一部が覗かれることになる。図16に
示すように、遮蔽図柄Gの複数のスリットSからは、複
合した「6」及び「7」の図柄のうちの一方の図柄であ
る「6」の図柄のみが表示されているように、遊技者か
らは見えるようになる。
【0040】遮蔽図柄Gが図16に示す状態で一旦停止
した後、再び作動モーター25が回転し、遮蔽図柄Gが
スリットSの配設間隔分だけ下方向に移動する。そし
て、元々格子Kによって遮蔽されていた部分は複数のス
リットSを通して遊技者から視認されるようになり、反
対に、複数のスリットSから覗かれていた部分は複数の
格子Kによって遮蔽された状態になる。これにより、図
17に示すように、遮蔽図柄Gの複数のスリットSから
は、複合した「6」及び「7」の図柄のうちの他方の図
柄である「7」の図柄のみが表示されているように、遊
技者からは見えるようになる。
【0041】その後、再び作動モーター25が回転し、
遮蔽フィルムFに描かれた遮蔽図柄Gは上側の巻き取り
ローラ28aもしくは下側の巻き取りローラー28bに
巻き取られる。これにより、遮蔽フィルムFの透明部分
を通して遊技者からは画面20の全体が見えるようにな
り、図18に示すように、中図柄表示列C2のラインL
1には「7」の図柄のみが表示された状態となる。これ
により、画面20において、斜め方向のラインL2には
「7,7,↓」(「↓」は変動表示中を示す)のリーチ
図柄配列が表示され、ラインL3上にも「7,7,↓」
のリーチ図柄配列が表示された状態となる。この状態は
2つのリーチラインが形成されたいわゆる「ダブルリー
チ」の状態であり、右図柄表示列C3のラインL2上も
しくはラインL3上に「7」の図柄が停止表示されれ
ば、「7,7,7」の大当り図柄配列が形成されて、遊
技者に「大当り」を報知したことになる。
【0042】上記で説明したように、本実施例によれ
ば、遮蔽図柄Gを上下方向に動かすことによって、画面
20に表示された一部の図柄を、あるときは一方の種類
の図柄として視認させ、またあるときは、他方の種類の
図柄として視認させることができる(選択的に視認させ
ることができる)。このような遮蔽図柄Gを移動させる
ことによる表示演出は、例えば本実施例のように、2番
目に停止表示される図柄の種類如何によってリーチ状態
あるいはダブルリーチ状態へと移行するような場面にお
いて使用されると効果的である。
【0043】ラインL2及びラインL3上に「7,7,
↓」のリーチ図柄配列が表示されてダブルリーチ状態と
なった後(図18参照)、図19に示すように、右図柄
表示列C3には上段部から順に「9」、「8」、「7」
の図柄がそれぞれ停止表示される。これにより、ライン
L3上には「7,7,7」の大当り図柄配列が停止表示
され、遊技者にはその後に大当り遊技が付与されること
になる。この場合においても、例えば右図柄表示列C3
に表示される3つの図柄を遮蔽図柄Gによって遮蔽し
て、「7」及び他の種類の図柄を選択的に視認させる表
示演出を行うことにより、遊技者対してより一層の期待
感やスリルを与えることも可能である。
【0044】なお、上記の実施例では、遮蔽フィルムF
に描かれた遮蔽図柄Gが、画面20の前面で移動するこ
とによって、「6」及び「7」の2通りの図柄が選択的
に視認可能とされる例を説明したが、これとは反対に、
遮蔽図柄Gを固定して、画面20に表示される「6」及
び「7」が複合した図柄(図15参照)の方を移動させ
ることによって、これらの図柄を選択的に視認させるよ
うにしてもよい。すなわち、複数のスリットSから、
「6」及び「7」のうち一方の図柄のみが遊技者から見
えるようにするためには、遮蔽図柄Gを移動させるよう
にしてもよいし、画面20に表示される図柄の方を移動
させるようにしてもよい。上記実施例における「6」及
び「7」の図柄が、本発明にいう「一の種類の抽選用図
柄」及び「他の種類の抽選用図柄」に対応する。
【0045】上記(1)及び(2)の2つの実施例で
は、遮蔽フィルムFに描かれた遮蔽図柄Gを上下方向に
移動させることによって、画面20に表示される複数の
図柄を選択的に視認させる例を示したが、例えば、黒色
のプラスチック板に複数のスリットが形成された遮蔽板
を用意し、その遮蔽板を画面20の前面に配設して上下
方向に移動させるようにすれば、上記の実施例と同様の
作用効果を達成させることが可能である。
【0046】その他にも、例えば画面20の前面にレン
チキュラレンズを配設し、そのレンチキュラレンズを上
下方向に移動させることによって、画面20に表示され
る図柄を選択的に視認させることも可能である。すなわ
ち、画面20の前面にレンチキュラレンズが配設される
と、ある角度からは画面20に例えば「6」の図柄が表
示されているように見え、またある角度からは画面20
に例えば「7」の図柄が表示されているように見える。
この原理を応用し、レンチキュラレンズ、もしくは、画
面20に表示される図柄自体を上下方向に移動させ、そ
のレンチキュラレンズを通して画面20に表示される図
柄の種類を異ならせるようにすれば、上記(1)及び
(2)の実施例と同様の作用効果を達成させることが可
能である。
【0047】また、上記(1)及び(2)の2つの実施
例では、複数のスリットSが横方向に形成されている例
を示したが、例えばスリットSを縦方向に形成し、遮蔽
図柄Gもしくは画面20に表示される図柄を左右方向に
移動させることによって、複数の図柄を選択的に視認さ
せることも可能である。
【0048】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2の
実施の形態について、図20〜図22を参照しながら説
明する。本実施の形態は、3つのリールの外周面上に描
かれた複数種類の図柄を、そのリールの回転によって上
から下方向に変動表示させるスロット機80に本発明を
適用したものである。
【0049】図20に示すスロット機80は、左から順
に、第1の外リール81a、第2の外リール82a、第
3の外リール83aを備えている。スロット機80に
は、コイン投入口84から所定枚数のコインが投入さ
れ、始動レバー85が下方に操作されることで、3つの
外リール81a、82a、83aの順方向への回転が開
始されるようになっている。3つの外リール81a、8
2a、83aの外周面上には、「7」、「BAR」、
「ベル」、「チェリー」等の複数種類の図柄がそれぞれ
描かれており、遊技者によるストップボタン86の操作
等を契機として、これら3つの外リール81a、82
a、83aの回転は停止されるようになっている。スロ
ット機80の前面に設けられた表示窓87には、停止さ
れた3つの外リール81a、82a、83aの正面側
(スロット機80の正面側)に描かれた図柄が1つずつ
表示されるようになっており、表示窓87に停止表示さ
れたこれら3つの図柄の態様によって、遊技者に払出し
されるコインの枚数や、ボーナスゲーム開始の可否等が
決定されるようになっている。
【0050】図21は、スロット機80の内部に配設さ
れている第1の外リール81a、及び、その第1の外リ
ール81aの内側に配設される第1の内リール81bの
斜視図である。図21に示すように、第1の外リール8
1aと、第1の内リール81bとはそれぞれ異なる大き
さの直径を有しており、それら2つのリールが同軸上に
設置されることによって、第1の内リール81bの外周
面から所定距離を隔てて第1の外リール81aが円周方
向に沿って配置されるようになっている。
【0051】第1の外リール81aは無色透明のプラス
チックによって形成されており、その外周面上には、
「7」、「BAR」、「ベル」等の複数種類の図柄が描
かれている。それら複数種類の図柄にはそれぞれに着色
がなされており、例えば、「7」の図柄部分には赤の着
色がなされている。これにより、例えばスロット機80
の前面側に立つ遊技者からは、表示窓87を通して、
「7」の図柄の部分は赤色であるために裏面側を透かし
見ることができず、「7」の図柄以外の部分は透明であ
るために裏面側を透かし見ることができるようになって
いる。なお、本実施の形態では、「7」の図柄は赤に着
色され、「BAR」の図柄は黒に着色され、「ベル」の
図柄は黄色に着色され、「チェリー」の図柄は青色に着
色されている。
【0052】また、図21に示すように、第1の内リー
ル81bはプラスチックで形成されており、その外周面
は、「白」、「赤」、「黒」、「黄」、「青」等の着色
がされて、円周方向に沿って所定領域毎に色分けされて
いる。通常の遊技時では、第1の内リール81bの白色
に着色された部分が前面側に配置されるようになってお
り、表示窓87からはその白色の部分が見えるようにな
っている。
【0053】例えば、第1の外リール81aの外周面に
描かれた「7」の図柄が前面側に配置され、その「7」
の図柄が表示窓87に表示された場合には、図22
(A)に示すように、「7」の図柄部分は赤色であり、
その「7」の図柄以外の背景部分88は白色であるよう
に見えることになる。これは、第1の外リール81aの
「7」の図柄以外の部分が透明であり、その裏面側に配
設された第1の内リール81bの白色の外周面が透かし
見えることによるものである。これにより、遊技者にと
っては、白色の背景部分88を背にして赤色の「7」の
図柄がくっきりと見えることになる。
【0054】これに対し、例えば、第1の内リール81
bの赤色に着色された外周面が前面側に配置され、表示
窓87からはその赤色の部分が見えるように第1の内リ
ール81bが操作された場合には、図22(B)に示す
ように、第1の外リール81aに描かれた「7」の図柄
は赤色であり、その「7」の図柄以外の背景部分88も
赤色であるように見えることになる。これは、第1の外
リール81aの「7」の図柄以外の部分が透明であり、
その裏面側に配設された第1の内リール81bの赤色の
外周面が透かし見えることによるものである。これによ
り、赤色の「7」の図柄は、赤色の背景部分88を背に
して表示されることになるので、遊技者からは、この
「7」の図柄が極めて見えにくい状態となる。
【0055】つまり、本実施の形態におけるスロット機
80によれば、第1の内リール81bを回転操作するこ
とによって、表示窓87に表示される図柄の背景色を様
々に変化させることができる。例えば、図柄の色と、そ
の図柄の背景色とが異なるように第1の内リール81b
を操作すれば、その図柄を遊技者に「見えやすく」表示
することができる。反対に、図柄の色と、その図柄の背
景色とが同じになるように第1の内リール81bを操作
すれば、その図柄を遊技者に「見えにくく」表示するこ
とができる。例えば、背景色が赤色となるよう第1の内
リール81bを操作すれば、赤色の「7」の図柄を遊技
者に「見えにくく」表示できる。また、背景色が黄色と
なるように第1の内リール81bを操作すれば、黄色の
「ベル」の図柄を遊技者に「見えにくく」表示すること
ができる。
【0056】本実施の形態によるスロット機80によれ
ば、特定の図柄をあるときは遊技者に「見えやすく」、
またあるときは遊技者に「見えにくく」なるようにし
て、「選択的」に視認させることができる。このような
表示技術は、例えば、遊技者に対する「目押し」の支援
手段として用いられると効果的である。すなわち、スロ
ット機80を用いた遊技中に例えばボーナスゲームに突
入した場合には、遊技者にストップボタン86を所定の
図柄で「目押し」させることにより、表示窓87に予め
定められた小役を表示させて、コインの払出し枚数を意
図的に増加させる処理が行われることがある。このスト
ップボタン86を「目押し」させるタイミングを遊技者
に分かり易く教えるために、上記実施例の表示技術を用
いることができる。例えば、表示窓87に「7」の図柄
が表示されるタイミングを教えるために、第1の内リー
ル81bを操作して、その表示窓87の背景色が赤色と
なるようにする。すると、表示窓87に表示される図柄
が「見えにくく」なる瞬間が「7」の図柄が通過するタ
イミングとなるので、遊技者にそのタイミングで「目押
し」させることにより、「7,7,7」等の小役を獲得
し易い状況を作り出すことができる。つまり、遊技者に
ある図柄を「目押し」させたい場合には、その図柄の色
と、その図柄の背景色とが同色となるように、第1の内
リール81bを操作すればよい。
【0057】なお、上記第2の実施の形態では、左側に
配設される第1の外リール81aとそれに対応して設け
られる第1の内リール81bを例にとって説明したが、
中央に配設される第2の外リール82aとそれに対応し
て設けられる内リール、もしくは、右側に配設される第
3の外リール83aとそれに対応して設けられる内リー
ルを用いたとしても、同様な作用効果が達成されること
は勿論である。
【0058】〔他の実施の形態〕なお、上述したパチン
コ機(遊技機)10やスロット機80において、他の部
分の構造、形状、材質、個数、配置及び動作条件等につ
いては、上記実施の形態に限定されるものでなく、必要
に応じて種々変更可能である。例えば、上記実施の形態
を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0059】(A)第1の実施の形態では、遮蔽フィル
ムFを動かして異なった種類の図柄を選択的に視認させ
る技術がパチンコ機10に適用される例を示したが、こ
のような表示技術はスロット機80にも適用可能であ
る。例えば、スロット機80の第1の外リール81aを
透明プラスチック等で形成し、その外周面に遮蔽図柄G
を描く。そして、この第1の外リール81aに描かれた
遮蔽図柄Gによって、第1の内リール81bの外周面に
描かれた「7」や「BAR」等の複数種類の図柄を遮蔽
させる。第1の外リール81aを操作して、遮蔽図柄G
を上下方向に移動させると、あるときには複数のスリッ
トSから「7」の図柄が視認され、またあるときには複
数のスリットSから「BAR」や「ベル」の図柄が視認
されるようにすることができる。例えば、1つの内リー
ルの外周面に複数種類の図柄を描き、それぞれの図柄を
2通りの図柄として視認させるようにすれば、あたかも
2倍の数の図柄が前記内リールの外周面に描かれている
かのように使用することができる。これにより、スロッ
ト機80の表示演出に用いる図柄のバリエーションを容
易に広げることができる。なお、このとき、遮蔽図柄G
の位置は、スロット機80からの指令によって切り替え
てもよいし、遊技者からの選択指令によって切り替えて
もよい。遊技者からの選択指令によって遮蔽図柄Gの位
置を切り替える場合には、その選択した遮蔽図柄Gの位
置をスロット機80の内部制御装置等に認識・記憶させ
ておくのが好ましい。なお、上述のように、スロット機
80の第1の外リール81aに遮蔽図柄Gが描かれる場
合には、遮蔽図柄Gは縦方向の格子及びスリット(つま
り横縞ではなく縦縞の遮蔽図柄G)で構成されるのが好
ましい。そして、遮蔽図柄Gが縦方向の格子及びスリッ
トで構成される場合には、第1の外リール81aの外周
面のうち円周方向に沿って約1/3の領域(中心角12
0°の扇形の弧に相当する部分の領域)には縦縞の遮蔽
図柄Gを描き、別の1/3の領域には前記遮蔽図柄Gと
は格子の横幅分の長さだけ横方向にずらされた縦縞の遮
蔽図柄Gを描き、残り1/3の領域には遮蔽図柄Gを描
かずに透明あるいは無地としておくのが好ましい。これ
により、第1の外リール81aを回転操作して、図柄の
前面に配置する遮蔽図柄Gの種類を切替えるだけで、表
示窓87からある時は一方の図柄のみを視認させ、また
あるときは他方の図柄を視認させるといった使い方が可
能となる。第1の外リール81aを操作して、図柄の前
面に無地の領域を配置した場合には、第1の内リール8
1bの外周面に描かれた図柄を全部視認可能としたり、
あるいは、全部視認不能とすることもできる。
【0060】(B)第2の実施の形態では、第1の外リ
ール81aの外周面に所定間隔で1つずつの図柄が描か
れている例を示したが(例えば、「7」、「ベル」、
「BAR」のように)、第1の外リール81aの外周面
に所定間隔で複数ずつ、例えば、2つずつの図柄が描か
れるようにしてもよい(例えば、「7、ベル」、「7、
BAR」、「ベル、BAR」のように)。言い換える
と、第1の外リール81aの外周面において、本来1つ
の図柄が描かれる領域には、2つ以上の図柄が描かれる
ようにしてもよい。例えば、1つの図柄が描かれる領域
に「7、ベル」のように2つの図柄が描かれれば、第1
の内リール81bが操作されることにより、表示窓87
の背景色が白色である場合には「7」及び「ベル」の両
方の図柄が視認され、表示窓87の背景色が黄色である
場合には赤色の「7」の図柄のみが視認され、表示窓8
7の背景色が赤色である場合には黄色の「ベル」の図柄
のみが視認されるという状況を作り出すことができる。
これにより、第1の外リール81aの外周面に、2倍の
数の図柄が描かれているかのように使用でき、スロット
機80の表示演出に用いる図柄のバリエーションを容易
に広げることができる。
【0061】(C)第1の実施の形態における遮蔽フィ
ルムFのかわりに、例えば、画面20を格子状に遮蔽す
ることのできる液晶シャッター等を用いることもでき
る。また、遮蔽フィルムFを画面20の前面に配設する
のではなく、画面20において遮蔽図柄Gを表示し、あ
くまで液晶画面内における表示のみによって、第1の実
施の形態における表示技術と同様の作用効果を達成させ
ることもできる。
【0062】(D)第1の実施の形態では、「7」の図
柄がライン上に3つ揃った場合を大当り図柄配列とした
が、大当り図柄配列はこれに限定されず、異なる複数の
図柄が同じライン上に表示された場合を大当り図柄配列
としてもよい。例えば、図柄「1」、「2」、「3」が
ライン上に揃って表示された場合を、大当り図柄配列と
することもできる。
【0063】(E)第1の実施の形態では、左図柄表示
列C1→右図柄表示列C3→中図柄表示列C2の順、も
しくは、左図柄表示列C1→中図柄表示列C2→右図柄
表示列C3の順に図柄の変動が停止するように構成した
が、変動を停止する順は必要に応じて種々変更可能であ
る。例えば、パチンコ機10を、中図柄表示列C2→左
図柄表示列C1→右図柄表示列C3の順で図柄の変動が
停止するように構成した場合であっても、本発明を適用
できる。
【0064】(F)第1及び第2の実施の形態では、図
柄表示列が縦方向に構成された縦スクロールタイプのパ
チンコ機やスロット機について本発明を適用した例を示
したが、このような態様に限定するものではない。例え
ば、図柄表示列が横方向に構成されて、特別図柄が横方
向に変動する横スクロールタイプのパチンコ機やスロッ
ト機であっても本発明を適用できる。
【0065】(G)第1の実施の形態では、画面20が
左、中、右の3つの図柄表示列で構成されている例を示
したが、このような態様に限定するものではなく、例え
ば1つあるいは5つの図柄表示列で構成された遊技機で
あっても本発明を適用できる。
【0066】(H)第2の実施の形態では、3つの外リ
ール81a、82a、83aを備えたスロット機80に
ついて本発明を適用したが、このような態様に限定する
ものではなく、例えば、1つあるいは5つの外リールを
備えたスロット機であっても本発明を適用できる。
【0067】(I)第1の実施の形態では、1ライン機
もしくは3ライン機であるパチンコ機10の画面20に
表示される図柄の態様について説明したが、他のタイプ
のパチンコ機における図柄の表示態様であってもよい。
例えば5ライン機や8ライン機に本発明を適用すること
もできる。
【0068】(J)第1及び第2の実施の形態では、パ
チンコ機10あるいはスロット機80に本発明を適用し
たが、それ以外の遊技機(例えば第3種パチンコ機、ア
レンジボール機、テレビゲーム機等)についても同様に
本発明を適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遊技機の画面等に表示される図柄を選択的に視認させる
ようにすることで、演出効果が高く面白味のある遊技機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】メイン制御基板の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】表示制御基板及び音制御基板の概略構成を示す
ブロック図である。
【図4】図柄表示装置及び遮蔽フィルム及び作動モータ
ーを正面から見た拡大図である。
【図5】図柄表示装置の前面に遮蔽フィルムが配設され
た状態を示す正面図である。
【図6】図5に示す図柄表示装置及び遮蔽フィルムを、
図5中の矢印(I)に示す方向から見た側面図である。
【図7】図柄表示装置の前面に遮蔽フィルムが配設され
た状態を示す正面図である。
【図8】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図柄
による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図9】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図柄
による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図10】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図11】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図12】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図13】第1の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図14】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図15】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図16】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図17】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図18】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図19】第2の実施例における図柄表示装置と遮蔽図
柄による表示演出の内容の一例を示す図である。
【図20】スロット機の外観を示す斜視図である。
【図21】スロット機の内部に配設される第1の外リー
ル、及び、その第1の外リールの内側に配設される第1
の内リールの斜視図である。
【図22】表示窓に「7」の図柄が表示された状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機(遊技機) 20…画面 22…図柄表示装置 25…作動モーター 28a、28b…巻き取りローラー C1…左図柄表示列 C2…中図柄表示列 C3…右図柄表示列 F…遮蔽フィルム G…遮蔽図柄 K…格子 S…スリット 80…スロット機 81a…第1の内リール 81b…第1の外リール 87…表示窓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の開始条件が満たされると抽選を行
    う抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果を複数の抽
    選用図柄の停止表示態様によって遊技者に認識させる図
    柄表示装置と、を備えた遊技機であって、 抽選用図柄を遮蔽する遮蔽部材を備え、前記遮蔽部材に
    は複数のスリットが形成されており、 前記抽選用図柄が遮蔽部材によって遮蔽されると、前記
    遮蔽部材の複数のスリットから覗かれる部分によって一
    の種類の抽選用図柄が遊技者から視認されるようになっ
    ており、 前記遮蔽部材が前記複数のスリット間の間隔に相当する
    長さだけ所定の方向に移動され、その移動された遮蔽部
    材によって前記抽選用図柄が遮蔽されると、前記遮蔽部
    材の複数のスリットから覗かれる部分によって前記一の
    種類の抽選用図柄とは異なる他の種類の抽選用図柄が遊
    技者から視認されるようになっている遊技機。
  2. 【請求項2】 所定の開始条件が満たされると抽選を行
    う抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果を複数の抽
    選用図柄の停止表示態様によって遊技者に認識させる図
    柄表示装置と、を備えた遊技機であって、 抽選用図柄を遮蔽する遮蔽部材を備え、前記遮蔽部材に
    は複数のスリットが形成されており、 前記抽選用図柄が遮蔽部材によって遮蔽されると、前記
    遮蔽部材の複数のスリットから覗かれる部分によって一
    の種類の抽選用図柄が遊技者から視認されるようになっ
    ており、 前記抽選用図柄が前記複数のスリット間の間隔に相当す
    る長さだけ所定の方向に移動され、その移動された抽選
    用図柄が前記遮蔽部材によって遮蔽されると、前記遮蔽
    部材の複数のスリットから覗かれる部分によって前記一
    の種類の抽選用図柄とは異なる他の種類の抽選用図柄が
    遊技者から視認されるようになっている遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    であって、 一の種類の抽選用図柄と、他の種類の抽選用図柄とが同
    一の領域に表示されることを特徴とする遊技機。
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