JP2003116992A - 医療用針 - Google Patents

医療用針

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JP2003116992A JP2001321096A JP2001321096A JP2003116992A JP 2003116992 A JP2003116992 A JP 2003116992A JP 2001321096 A JP2001321096 A JP 2001321096A JP 2001321096 A JP2001321096 A JP 2001321096A JP 2003116992 A JP2003116992 A JP 2003116992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄処理等に際し安全性が高いとともに、タン
パープルーフ性に優れた医療用針を提供すること。 【解決手段】本発明の医療用針1は、中空針2と、中空
針2の基端側に設置されたハブ3と、中空針2のハブ3
より先端側に突出した部分を覆うプロテクタ4とを備え
ている。プロテクタ4は、内プロテクタ5と、外プロテ
クタ6との二重構造になっている。内プロテクタ5は、
薄肉部よりなる開封部52を有し、この開封部52は、
使用前には外プロテクタ6の基端側に露出している。開
封部52より基端側部分である固定部53は、ハブ3に
対し固定されている。開封部52を開封して使用した後
には、ハブ3の第1縮径部35を外プロテクタ6の嵌合
部61の内側に嵌合させる。内プロテクタ5は、外プロ
テクタ6に対し先端方向に移動し、これにより、開封部
52は、外プロテクタ6の内側に隠れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば採血、輸
血、輸液等に用いられる医療用針に関する。
【0002】
【従来の技術】先端に鋭利な針先を有する中空針と、こ
の中空針の基端側に設置されたハブと、前記中空針を覆
うプロテクタとを有し、例えば採血、輸血、輸液等に用
いられる医療用針が知られている。
【0003】このような医療用針では、プロテクタの基
端部と、ハブとが固定されている。また、プロテクタの
基端部には、破断して開封し得る開封部が形成されてい
る。この医療用針の使用時には、前記開封部を開封(破
断)して、ハブとプロテクタとを分離し、中空針を露出
する。
【0004】分離したハブとプロテクタとは、嵌合可能
になっており、使用後には、中空針をプロテクタ内に再
び挿入し、ハブとプロテクタとを嵌合する。これによ
り、使用後の中空針は、プロテクタに覆われ、中空針に
よる誤刺や、中空針の表面・内部に付着・残留した血液
による汚染・感染等が防止される。
【0005】このような医療用針には、誤って再使用す
るのを防止するため、タンパープルーフ性(一度、使用
状態になった事実を後で確認できること)が要求され
る。
【0006】しかしながら、従来の医療用針では、タン
パープルーフ性が必ずしも十分ではなく、より優れたタ
ンパープルーフ性を有する医療用針が要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃棄
処理等に際し安全性が高いとともに、タンパープルーフ
性に優れた医療用針を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0009】(1) 先端に鋭利な針先を有する針体
と、前記針体の基端側に設置されたハブと、前記針体の
前記ハブより先端側突出部分を覆うプロテクタとを有す
る医療用針であって、前記プロテクタは、ほぼ筒状の外
プロテクタと、前記外プロテクタの内側に挿入され、ほ
ぼ筒状の内プロテクタとを有し、前記内プロテクタの基
端部は、前記ハブに固定または一体化され、かつ、分離
可能な分離部を有し、前記分離部を分離することによ
り、前記内プロテクタの前記分離部より先端側の部分を
前記ハブから分離し得るようになっており、前記分離部
は、分離前には前記外プロテクタの基端側に露出してお
り、前記分離部の分離後、前記ハブを前記外プロテクタ
に対し相対的に先端方向に移動させることにより、前記
内プロテクタが前記外プロテクタに対し相対的に先端方
向に移動し、これにより、前記分離部が前記外プロテク
タの内側に隠れるよう構成されていることを特徴とする
医療用針。
【0010】(2) 前記分離部は、破断して開封し得
る開封部である上記(1)に記載の医療用針。
【0011】(3) 前記開封部は、薄肉部で構成され
ている上記(2)に記載の医療用針。
【0012】(4) 前記ハブを前記外プロテクタに対
し相対的に先端方向に移動したとき、前記ハブまたは前
記内プロテクタの前記分離部より基端側の部分が前記外
プロテクタの内側に嵌合する上記(1)ないし(3)の
いずれかに記載の医療用針。
【0013】(5) 前記内プロテクタが前記外プロテ
クタに対し相対的に先端方向に移動したとき、前記外プ
ロテクタの先端からの前記内プロテクタの突出長さが増
大する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療
用針。
【0014】(6) 前記内プロテクタが前記外プロテ
クタに対し相対的に先端方向に移動する前、前記内プロ
テクタと前記外プロテクタとが嵌合している上記(1)
ないし(5)のいずれかに記載の医療用針。
【0015】(7) 前記内プロテクタが前記外プロテ
クタに対し一定の限度を超えて相対的に先端方向に移動
しないように規制する規制手段を有する上記(1)ない
し(6)のいずれかに記載の医療用針。
【0016】(8) 前記規制手段は、前記内プロテク
タの外周面と前記外プロテクタの内周面とにそれぞれ形
成され、互いに係合する係合凸部である上記(7)に記
載の医療用針。
【0017】(9) 前記分離部の分離時に、前記内プ
ロテクタと前記外プロテクタとが相対的に回転するのを
防止する回転防止手段を有する上記(1)ないし(8)
のいずれかに記載の医療用針。
【0018】(10) 前記内プロテクタが前記外プロ
テクタに対し相対的に先端方向に移動する前には露出し
ている位置であって、前記内プロテクタが前記外プロテ
クタに対し相対的に先端方向に移動した後には前記外プ
ロテクタの内側に隠れる位置に、マーカーを有する上記
(1)ないし(9)のいずれかに記載の医療用針。
【0019】(11) 前記内プロテクタが前記外プロ
テクタに対し相対的に先端方向に移動する前には前記外
プロテクタの内側に隠れている位置であって、前記内プ
ロテクタが前記外プロテクタに対し相対的に先端方向に
移動した後には露出する位置に、マーカーを有する上記
(1)ないし(10)のいずれかに記載の医療用針。
【0020】(12) 前記内プロテクタが前記外プロ
テクタに対し相対的に先端方向に移動する前には露出し
ている位置であって、前記内プロテクタが前記外プロテ
クタに対し相対的に先端方向に移動した後には前記外プ
ロテクタの内側に隠れる位置に、第1のマーカーを有
し、前記内プロテクタが前記外プロテクタに対し相対的
に先端方向に移動する前には前記外プロテクタの内側に
隠れている位置であって、前記内プロテクタが前記外プ
ロテクタに対し相対的に先端方向に移動した後には露出
する位置に、第2のマーカーを有し、前記第1のマーカ
ーと前記第2のマーカーとの色が互いに異なる上記
(1)ないし(11)のいずれかに記載の医療用針。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の医療用針を添付図
面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0022】<第1実施形態>図1および図2は、それ
ぞれ、本発明の医療用針の第1実施形態における使用前
の状態を示す縦断面図および側面図、図3は、図2中の
X−X線横断面図、図4は、図1に示す医療用針の使用
時の状態を示す縦断面図、図5は、図1に示す医療用針
の使用後の状態を示す縦断面図である。なお、以下で
は、図1、図2、図4および図5中の右側を「基端」、
左側を「先端」として説明する。
【0023】図1に示すように、医療用針1は、中空針
2と、中空針2の基端側に設置されたハブ3と、中空針
2のハブ3より先端側に突出した部分を覆う(被包す
る)プロテクタ4とを備えている。以下、各部の構成に
ついて説明する。
【0024】中空針(針体)2は、例えばステンレス
鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまた
はチタン合金のような各種金属材料や、ポリフェニレン
サルファイドのような硬質樹脂材料で構成され、その先
端に鋭利な針先21を有している。中空針2の基端側
は、図示しない接着剤(例えば、エポキシ樹脂)により
ハブ3に固着されている。
【0025】ハブ3は、全体形状として、ほぼ筒状(円
筒状)をなしている。ハブ3の基端側には、環状凹部3
1と、その内側に位置する突出部32とがそれぞれ同心
的に形成されており、この環状凹部31および突出部3
2に、例えば可撓性を有する接続用チューブ(図示せ
ず)の端部が嵌入され、接続されるように構成されてい
る。この接続用チューブをハブ3に接続した状態では、
接続用チューブの内腔と、中空針2の内腔とが連通し、
これらの間に液体の流通が可能となる。
【0026】また、ハブ3は、手で把持する把持部33
を有しており、この把持部33を把持して後述する開封
部52の開封操作や中空針2の穿刺操作等を行う。図2
に示すように、この把持部33の外周には、滑り止めの
ために、長手方向(軸方向)に沿って延びる複数の凸条
34が並設されている。これにより、前記操作を容易か
つ確実に行うことができる。
【0027】図1に示すように、把持部33の先端側に
は、外径が縮小した第1縮径部35が段差を介して形成
されている。また、第1縮径部35の先端側には、第1
縮径部35よりもさらに外径が縮小した第2縮径部36
が段差を介して形成されている。
【0028】また、第1縮径部35の先端部には、その
外径がやや拡大したフランジ部351が形成されてい
る。
【0029】プロテクタ4は、ほぼ筒状(円筒状)をな
す外プロテクタ6と、外プロテクタ6の内側に挿入さ
れ、ほぼ筒状(円筒状)をなす内プロテクタ5とで構成
されている。すなわち、プロテクタ4は、内プロテクタ
5と外プロテクタ6との二重構造になっている。
【0030】内プロテクタ5は、その先端が封止部51
により閉塞された筒状の部材である。内プロテクタ5
は、基端部(基端寄りの位置)に形成された開封部(分
離部)52と、開封部52より基端側部分である固定部
53と、開封部52より先端側部分である収納部54と
で構成されている。この内プロテクタ5は、固定部53
がハブ3の第2縮径部36に嵌入されて、ハブ3に対し
固定されている。なお、図示と異なり、固定部53と第
2縮径部36とが一体的に形成されていてもよい。
【0031】図1に示す未使用の状態では、中空針2
は、プロテクタ4(内プロテクタ5)により好ましくは
気密的に収納されている。従って、ハブ3に接続用チュ
ーブ(図示せず)を接続した状態、またはハブ3の基端
面37を剥離可能なフィルム(図示せず)により封止し
た場合には、中空針2の無菌性の維持が可能となる。
【0032】開封部52は、リング状の薄肉部で構成さ
れている。この薄肉部の厚さは、例えば0.1〜0.4
mm程度とされる。ハブ3に対しプロテクタ4を相対的
に回転してねじると、薄肉部よりなる開封部52に応力
が集中して、容易に破断、分離し、開封される。この開
封部52を破断して開封すると、固定部53はハブ3側
に残留し、収納部54が固定部53から分離する。分離
された収納部54および外プロテクタ6を除去すると、
中空針2が露出し、中空針2の生体またはゴム栓等への
穿刺が可能となる(図4参照)。
【0033】この開封部52は、図1に示す未使用の状
態(分離部の分離前)では、外プロテクタ6の基端側に
露出している。これにより、未使用の医療用針1は、開
封部52を目視することにより、未使用であることを容
易に確認することができる。また、開封部52の開封操
作においては、開封部52を目視で確認しながら行うこ
とができることにより、この操作がし易い。
【0034】固定部53と第2縮径部36との接合は、
第2縮径部36の外周に固定部53を嵌合し、好ましく
は高圧蒸気滅菌時の熱により生じるブロッキング(溶剤
や接着剤等の他の手段を介することなく、2つの部材が
高圧蒸気滅菌時の熱等により互いに接着する現象をい
う)によりかしめることでなされる。なお、この接合が
不十分な場合には、接着剤等を付与して接着することも
可能である。接着剤としては、無溶剤型接着剤が好まし
く、特に紫外線硬化型接着剤が好ましい。
【0035】収納部54の外周面には、周方向に沿って
リング状に突出する係合凸部542が形成されている。
【0036】収納部54の先端部541は、外プロテク
タ6の先端から突出(露出)している。この先端部54
1は、その外径が先端方向に向かって漸減するテーパ状
をなしている。
【0037】また、収納部54の基端付近には、外径が
やや拡大された拡径部543が形成されている。
【0038】外プロテクタ6の基端部には、嵌合部61
が形成されている。嵌合部61は、他の部位より外径が
拡大されており、よって、厚肉になっている。図1に示
す未使用の状態では、この嵌合部61の内側には、内プ
ロテクタ5の拡径部543が嵌合しており、これによ
り、内プロテクタ5(収納部54)と外プロテクタ6と
は、固定されている。
【0039】また、医療用針1の使用後、プロテクタ4
を中空針2にリキャップした状態では、嵌合部61の内
側には、第1縮径部35が嵌合する(図5参照)。な
お、本発明では、図示の構成と異なり、プロテクタ4を
中空針2にリキャップした状態で、例えば固定部53が
嵌合部61(外プロテクタ6)の内側に嵌合するような
構成であってもよい。
【0040】図示の構成では、嵌合部61の内周面に
は、凸条611が周方向に沿ってリング状に突出形成さ
れている。この凸条611は、前記嵌合時、拡径部54
3または第1縮径部35の外周面に食い込む(めり込
む)ような状態となり、これにより、嵌合部61と、拡
径部543または第1縮径部35との嵌合が強化される
(より強固になる)。
【0041】なお、プロテクタ4のリキャップ状態で、
ハブ3とプロテクタ4(外プロテクタ6)とを再度接続
(固定)するための構成としては、図示のような嵌合に
よるものに限らず、例えば、互いに螺合する雄ネジと雌
ネジや、ハブ3とプロテクタ4とを相対的に回転するこ
とによりロックされるロック機構等によるものであって
もよい。
【0042】外プロテクタ6は、手で把持する把持部6
2を有しており、この把持部62を把持して開封部52
の開封操作や、後述するリキャップ操作等を行う。図2
に示すように、この把持部62の外周には、滑り止めの
ために、長手方向(軸方向)に沿って延びる複数の凸条
63が並設されている。これにより、前記操作を容易か
つ確実に行うことができる。
【0043】図3に示すように、本実施形態では、開封
部52の開封時に、内プロテクタ5(収納部54)と外
プロテクタ6とが相対的に回転するのを防止する回転防
止手段として、嵌合部61の内周面に形成された凸部
(突起)64と、拡径部543の外周面に形成され、凸
部64が挿入する凹部55とが設けられている。この凸
部64と凹部55との係合により、把持部62を把持し
てハブ3に対しプロテクタ4を相対的に回転してねじっ
た際、外プロテクタ6が収納部54に対して空回りする
ことをより確実に防止することができる。
【0044】また、外プロテクタ6の内周面には、周方
向に沿ってリング状に突出する係合凸部65が形成され
ている。医療用針1の使用後、プロテクタ4を中空針2
にリキャップして、内プロテクタ5が外プロテクタ6に
対し相対的に先端方向に移動したとき、係合凸部65の
基端側に係合凸部542が係合(当接)する(図5参
照)。これにより、内プロテクタ5が外プロテクタ6か
ら先端側に抜けて離脱することを防止することができ
る。すなわち、係合凸部542と係合凸部65とは、内
プロテクタ5が外プロテクタ6に対し一定の限度を超え
て相対的に先端方向に移動するのを規制する規制手段と
して機能するものである。
【0045】ハブ3の構成材料としては、各種樹脂材料
が挙げられ、そのなかでも、特に、熱収縮性の小さいも
のが好ましい。このような材料としては、例えば、ポリ
カーボネート、ポリ塩化ビニル、MSB樹脂、ポリアセ
タール、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ABS樹脂等が挙げられ、内プロテク
タ5とのブロッキングに優れることから、特に、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネートを用いることが好ましい。
【0046】また、内プロテクタ5の構成材料として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリアミド等が挙げられ、開封部52の
開封性が優れるという点で、ポリ塩化ビニルを用いるこ
とが好ましい。
【0047】また、外プロテクタ6の構成材料として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアセター
ル、ポリスチレン、ポリエステル等が挙げられ、耐熱性
に優れるとともに、高圧蒸気滅菌時に内プロテクタ5と
のブロッキングを生じないという点で、ポリプロピレン
を用いることが好ましい。
【0048】以上述べたような医療用針1は、種々の採
血用容器、輸血用容器、輸液用容器、薬液投与用のシリ
ンジ等の医療用具に対し接続用チューブを介して接続
し、使用することができる。
【0049】次に、前記医療用針1の使用方法(作用)
について説明する。医療用針1が未使用の状態(図1お
よび図2に示す状態)で、ハブ3の把持部33とプロテ
クタ4の把持部62とをそれぞれ手指で把持し、互いに
反対方向にねじり力を加えると、薄肉の開封部52が破
断して、開封され、プロテクタ4(収納部54および外
プロテクタ6)がハブ3から離脱する(図4参照)。こ
のとき、固定部53は、ハブ3側に残留する。
【0050】前述したように、このような開封部52の
開封操作は、開封部52を目視で確認しながら行うこと
ができることにより、操作がし易い。また、把持部33
および62には、前述したような滑り止め防止の工夫が
なされているため、開封部52の開封は、容易かつ確実
に行うことができる。
【0051】分離したプロテクタ4(収納部54および
外プロテクタ6)から中空針2を基端方向に引き抜く
と、図4に示すように、中空針2が露出する。
【0052】露出した中空針2の針先21を例えば供血
者の血管に刺通し、常法に従って採血を行う。採血され
た血液は、中空針2およびその基端に接続された接続チ
ューブ(図示せず)を順次経て、血液バッグ(図示せ
ず)等に導入され、貯留される。
【0053】使用後、不要となった医療用針1は、廃棄
処分に供される。このとき、中空針2が露出したままの
状態では、危険であるため、プロテクタ4をリキャップ
する。すなわち、分離されたプロテクタ4の収納部54
内に中空針2を収納し、中空針2を覆う(被包する)と
ともに、図5に示すように、ハブ3を外プロテクタ6に
相対的に先端方向に移動させる。この操作は、把持部3
3と、把持部62とをそれぞれ手指で把持し、互いに近
づけるようにして行う。
【0054】ハブ3を外プロテクタ6に相対的に先端方
向に移動させると、これにともなって、固定部53の先
端部が収納部54の基端部を押圧することにより、内プ
ロテクタ5も外プロテクタ6に対し相対的に先端方向に
移動する。
【0055】内プロテクタ5は、係合凸部65の基端側
に係合凸部542が係合(当接)することにより、それ
以上、外プロテクタ6に対して相対的に先端方向に移動
しないため、外プロテクタ6から先端側に抜けて離脱す
ることが防止される。
【0056】第1縮径部35が嵌合部61の内側に嵌合
するまで、ハブ3を外プロテクタ6に相対的に先端方向
に移動させると、プロテクタ4のリキャップの操作が完
了する(図5参照)。
【0057】第1縮径部35と嵌合部61とが嵌合した
状態では、フランジ部351が凸条611を越えて先端
側に位置するため、第1縮径部35と嵌合部61との嵌
合が維持または強化され、よって、第1縮径部35が嵌
合部61から離脱することが防止される。これにより、
安全な状態が維持される。
【0058】このようにプロテクタ4をリキャップした
状態では、開封部52(収納部54の基端部および固定
部53の先端部)は、外プロテクタ6内に挿入され、よ
って、外プロテクタ6の内側に隠れる。すなわち、医療
用針1では、図1に示す未使用の状態では、開封部52
が露出しており、図5に示す使用後の状態では、開封部
52が外プロテクタ6の内側に隠れる。これにより、使
用済みの医療用針1は、開封部52が見えなくなること
により、使用済みであることを容易に目視で確認するこ
とができる。よって、医療用針1は、優れたタンパープ
ルーフ性(一度、使用状態になった事実を後で確認でき
ること)を有しており、誤って再度使用することを確実
に防止することができる。
【0059】また、本発明では、プロテクタ4をリキャ
ップした状態で開封部52が外プロテクタ6の内側に隠
れることにより、中空針2に付着、残存した血液、薬液
等の漏れ出しを防止することもできる。すなわち、破断
した開封部52(収納部54の基端部と固定部53の先
端部との隙間)から中空針2に付着、残存した血液、薬
液等が外プロテクタ5内に漏れ出した場合であっても、
この血液等は、基端側においては嵌合部61と第1縮径
部35との嵌合箇所により遮断され、先端側においては
係合凸部65と係合凸部542との係合箇所(密着箇
所)により遮断され、よって、外プロテクタ5外に漏れ
出すことが防止される。これにより、医療用針1では、
中空針2に付着、残存した血液、薬液等の漏れ出し・飛
散による汚染、感染等をより確実に防止することができ
る。
【0060】また、図5に示す使用後の状態(プロテク
タ4をリキャップした状態)では、内プロテクタ5が外
プロテクタ6に対し相対的に先端方向に移動した状態に
なっていることにより、図1に示す未使用の状態と比
べ、外プロテクタ6の先端からの内プロテクタ5の突出
長さが増大する。すなわち、外プロテクタ6の先端から
の内プロテクタ5の突出長さは、図1中のLから図5
中のLに増大する。これにより、医療用針1は、外プ
ロテクタ6の先端からの内プロテクタ5の突出長さが増
大していることによっても、使用済みであることを容易
に目視で確認することができ、優れたタンパープルーフ
性を発揮する。
【0061】なお、内プロテクタ5の外プロテクタ6に
対する先端方向への移動ストローク(L−L)は、
特に限定されないが、5〜15mm程度であるのが好ま
しい。この移動ストロークが長すぎると、リキャップの
操作がしにくくなったり、医療用針1全体が大型化した
りする場合がある。また、この移動ストロークが短すぎ
ると、使用済みの状態における外プロテクタ6の先端か
らの内プロテクタ5の突出長さが短くなって、十分に確
認できない(目立ちにくい)場合がある。
【0062】また、本発明では、外プロテクタ6は、実
質的に透明なものであってもよいが、少なくとも、図5
に示す状態で開封部52を隠す(覆う)部分は、開封部
52が十分に見えなくなる程度の不透明性(光遮断性)
を有しているのが好ましい。
【0063】<第2実施形態>図6は、本発明の医療用
針の第2実施形態における使用前の状態を示す側面図、
図7は、図6に示す医療用針の使用後の状態を示す側面
図である。
【0064】以下、これらの図を参照して本発明の医療
用針の第2実施形態について説明するが、前述した実施
形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明
を省略する。
【0065】本実施形態の医療用針1’は、未使用であ
ることを示す青色マーカーBと、使用済みであることを
示す赤色マーカーRとを有すること以外は前記第1実施
形態と同様である。
【0066】図6に示すように、未使用状態で外プロテ
クタ6の基端側に露出している部分の収納部54には、
図中斜線で示す青色マーカー(第1のマーカー)Bが付
されている。
【0067】図7に示すように、医療用針1’の使用
後、プロテクタ4をリキャップした状態では、この青色
マーカーBは、外プロテクタ6の内側に隠れる。すなわ
ち、青色マーカーBは、医療用針1’の未使用状態では
見えており、使用済みの状態では見えなくなる。よっ
て、本実施形態では、青色マーカーBによっても未使用
状態と使用済みの状態とを区別することができ、より優
れたタンパープルーフ性を発揮する。
【0068】なお、青色マーカーBは、図示の位置に限
らず、内プロテクタ5が外プロテクタ6に対し相対的に
先端方向に移動する前には露出している位置であって、
内プロテクタ5が外プロテクタ6に対し相対的に先端方
向に移動した後には外プロテクタ6の内側に隠れる位置
(例えば、固定部53)であれば、どの位置に付されて
いてもよい。
【0069】図7に示すように、プロテクタ4をリキャ
ップした状態で、外プロテクタ6の先端側に露出(突
出)する部分の収納部54には、図中斜線で示す赤色マ
ーカー(第2のマーカー)Rが付されている。
【0070】図6に示す未使用の状態では、この赤色マ
ーカーRは、外プロテクタ6の内側に隠れている。すな
わち、赤色マーカーRは、医療用針1’の未使用状態で
は見えず、使用済みの状態になると現れる(見えるよう
になる)。よって、本実施形態では、赤色マーカーRに
よっても未使用状態と使用済みの状態とを区別すること
ができ、より優れたタンパープルーフ性を発揮する。
【0071】このような青色マーカーBや赤色マーカー
Rを設けた場合には、プロテクタ4のリキャップ時にお
ける内プロテクタ5の外プロテクタ6の先端からの突出
長さが比較的小さく、目立ちにくい場合であっても、優
れたタンパープルーフ性を発揮することができる。すな
わち、前記移動ストローク(L−L)は、青色マー
カーBや赤色マーカーRが隠れたり出現したりする程度
の比較的小さい長さがあれば十分であるので、この移動
ストロークが小さいような場合にも有利である。
【0072】また、本実施形態では、青色マーカーB
と、赤色マーカーRとの色が互いに異なっていることに
より、青色が見えれば未使用であり、赤色が見えれば使
用済みであることとなるため、未使用であるか使用済み
であるかを一目で確認することができ、特に優れたタン
パープルーフ性を発揮する。
【0073】なお、赤色マーカーRは、図示の位置に限
らず、内プロテクタ5が外プロテクタ6に対し相対的に
先端方向に移動する前には外プロテクタ6の内側に隠れ
ている位置であって、内プロテクタ5が外プロテクタ6
に対し相対的に先端方向に移動した後には露出する位置
であれば、どの位置に付されていてもよい。
【0074】また、医療用針1’は、青色マーカーBと
赤色マーカーRとのいずれか一方のみが付されているよ
うなものであってもよい。
【0075】また、青色マーカーBと、赤色マーカーR
とは、それぞれ、青、赤以外の色のものでもよい。ま
た、色に限らず、例えば文字によって未使用または使用
済みであることを表示するものであってもよい。
【0076】なお、本実施形態では、少なくとも青色マ
ーカーBや赤色マーカーRを隠す(覆う)部分の外プロ
テクタ6は、これらのマーカーが十分に隠れる程度の不
透明性(光遮断性)を有しているのが好ましい。
【0077】以上、本発明の医療用針を図示の実施形態
について説明したが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、医療用針を構成する各部は、同様の機能を発
揮し得る任意の構成のものと置換することができる。
【0078】例えば、前記開封部52のような分離部
は、破断して開封することにより分離可能であるような
ものに限らず、例えば、ネジの螺合によって分離可能で
あるようなものであってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、優
れたタンパープルーフ性が得られ、使用済みのものを誤
って再度使用することを確実に防止することができる。
【0080】また、プロテクタを分離後、確実にリキャ
ップすることができるので、使用後の安全性、特に廃棄
処理の際の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用針の第1実施形態における使用
前の状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の医療用針の第1実施形態における使用
前の状態を示す側面図である。
【図3】図2中のX−X線横断面図である。
【図4】図1に示す医療用針の使用時の状態を示す縦断
面図である。
【図5】図1に示す医療用針の使用後の状態を示す縦断
面図である。
【図6】本発明の医療用針の第2実施形態における使用
前の状態を示す側面図である。
【図7】図6に示す医療用針の使用後の状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1、1’ 医療用針 2 中空針 21 針先 3 ハブ 31 環状凹部 32 突出部 33 把持部 34 凸条 35 第1縮径部 351 フランジ部 36 第2縮径部 37 基端面 4 プロテクタ 5 内プロテクタ 51 封止部 52 開封部 53 固定部 54 収納部 541 先端部 542 係合凸部 543 拡径部 55 凹部 6 外プロテクタ 61 嵌合部 611 凸条 62 把持部 63 凸条 64 凸部 65 係合凸部 B 青色マーカー R 赤色マーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C066 AA07 BB01 CC01 FF03 FF05 KK01 KK05 KK08 NN02 NN03 NN07 NN12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に鋭利な針先を有する針体と、前記
    針体の基端側に設置されたハブと、前記針体の前記ハブ
    より先端側突出部分を覆うプロテクタとを有する医療用
    針であって、 前記プロテクタは、ほぼ筒状の外プロテクタと、前記外
    プロテクタの内側に挿入され、ほぼ筒状の内プロテクタ
    とを有し、 前記内プロテクタの基端部は、前記ハブに固定または一
    体化され、かつ、分離可能な分離部を有し、 前記分離部を分離することにより、前記内プロテクタの
    前記分離部より先端側の部分を前記ハブから分離し得る
    ようになっており、 前記分離部は、分離前には前記外プロテクタの基端側に
    露出しており、 前記分離部の分離後、前記ハブを前記外プロテクタに対
    し相対的に先端方向に移動させることにより、前記内プ
    ロテクタが前記外プロテクタに対し相対的に先端方向に
    移動し、これにより、前記分離部が前記外プロテクタの
    内側に隠れるよう構成されていることを特徴とする医療
    用針。
  2. 【請求項2】 前記分離部は、破断して開封し得る開封
    部である請求項1に記載の医療用針。
  3. 【請求項3】 前記開封部は、薄肉部で構成されている
    請求項2に記載の医療用針。
  4. 【請求項4】 前記ハブを前記外プロテクタに対し相対
    的に先端方向に移動したとき、前記ハブまたは前記内プ
    ロテクタの前記分離部より基端側の部分が前記外プロテ
    クタの内側に嵌合する請求項1ないし3のいずれかに記
    載の医療用針。
  5. 【請求項5】 前記内プロテクタが前記外プロテクタに
    対し相対的に先端方向に移動したとき、前記外プロテク
    タの先端からの前記内プロテクタの突出長さが増大する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用針。
  6. 【請求項6】 前記内プロテクタが前記外プロテクタに
    対し相対的に先端方向に移動する前、前記内プロテクタ
    と前記外プロテクタとが嵌合している請求項1ないし5
    のいずれかに記載の医療用針。
  7. 【請求項7】 前記内プロテクタが前記外プロテクタに
    対し一定の限度を超えて相対的に先端方向に移動しない
    ように規制する規制手段を有する請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の医療用針。
  8. 【請求項8】 前記規制手段は、前記内プロテクタの外
    周面と前記外プロテクタの内周面とにそれぞれ形成さ
    れ、互いに係合する係合凸部である請求項7に記載の医
    療用針。
  9. 【請求項9】 前記分離部の分離時に、前記内プロテク
    タと前記外プロテクタとが相対的に回転するのを防止す
    る回転防止手段を有する請求項1ないし8のいずれかに
    記載の医療用針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526002A (ja) * 2003-06-06 2007-09-13 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 皮内ニードルおよび皮内薬物移送装置
JP2012130372A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Mitsubishi Pencil Co Ltd 採血器具の針先封止装置
WO2013047042A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 テルモ株式会社 シリンジ

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